JP2016068489A - 反転式印判 - Google Patents
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Abstract
【課題】外枠体の内面やインキカートリッジ取出用開口部に引掛かることなく、外枠体内に対する内枠体の上下移動が円滑に行われる反転式印判を提供する。【解決手段】内枠体を外枠体2に対し下方へ付勢する弾性部材6を有する反転式印判1であって、外枠体2の内面とインキカートリッジ5の外面のうち、一方に傾斜部5b、他方に案内部2eを設け、外枠体2内に対する内枠体の上下移動によって傾斜部5bと案内部2eが摺接し、インキカートリッジ5を内枠体の所定位置に復帰させる。【選択図】図6
Description
本発明は、反転式印判であって、常時は、本体内で印字体を有する印判部材が上向きにされてインキパッドに押圧され、前記印字体にインキ塗布が行なわれている状態が保持されており、一方、捺印時は、捺印操作によって前記印判部材が反転して下向きになって下降し、下向きの印字体が反転式印判の本体から露呈されて捺印可能になる反転式印判に関するものである。
従来から知られているこの種の反転式印判は、内枠体にスリットと反転ガイドを形成し、固定軸を前記スリットに嵌合させた印判部材を、スライド自在に前記内枠体内に装着するとともに、前記内枠体のスライドにより前記反転ガイドに印判部材の反転軸を係合させて印判部材を反転させるものがある(特許文献1参照)。
また、この種の反転式印判は、印判部材を反転させた時にロック状態にすることにより、印字体やインキカートリッジを交換したり、インキを補充したりするといった作業を容易にすることができる。
また、この種の反転式印判は、印判部材を反転させた時にロック状態にすることにより、印字体やインキカートリッジを交換したり、インキを補充したりするといった作業を容易にすることができる。
しかし、急速且つ激しい捺印操作や落下等の衝撃によって、インキカートリッジが内枠体の所定位置から外れて、外枠体の内面やインキカートリッジ取出用開口部に引掛かり、外枠体内に対する内枠体の上下移動に不具合を起こすという問題が生じていた。
本発明は、インキカートリッジが内枠体の所定位置から外れたとしても、前記インキカートリッジを前記内枠体の所定位置に復帰させることによって、外枠体の内面やインキカートリッジ取出用開口部に引掛かることなく、外枠体内に対する内枠体の上下移動が円滑に行われる反転式印判の提供を目的とする。
本発明の反転式印判は、
外枠体と、
該外枠体の上下に延びたガイド部材によってガイドされて弾性部材の付勢下に上下移動自在であって、上方部に、インキパッドを収納したインキカートリッジを下向きに着脱自在に有し、下方部に、印判部材を捺印可能に露呈させる印判開口を有する内枠体と、
前記外枠体の下方部に枢着されて、前記外枠体内に対する前記内枠体の上下移動によって転動する前記印判部材と、
前記外枠体の上方部と前記内枠体の上方部の間に配置され、前記内枠体を前記外枠体に対し下方へ付勢する前記弾性部材と、
を有する反転式印判において、
前記外枠体の内面と前記インキカートリッジの外面のうち、一方に傾斜部、他方に案内部を設け、前記外枠体内に対する前記内枠体の上下移動によって前記傾斜部と前記案内部が摺接し、前記インキカートリッジを前記内枠体の所定位置に復帰させることを特徴とする。
外枠体と、
該外枠体の上下に延びたガイド部材によってガイドされて弾性部材の付勢下に上下移動自在であって、上方部に、インキパッドを収納したインキカートリッジを下向きに着脱自在に有し、下方部に、印判部材を捺印可能に露呈させる印判開口を有する内枠体と、
前記外枠体の下方部に枢着されて、前記外枠体内に対する前記内枠体の上下移動によって転動する前記印判部材と、
前記外枠体の上方部と前記内枠体の上方部の間に配置され、前記内枠体を前記外枠体に対し下方へ付勢する前記弾性部材と、
を有する反転式印判において、
前記外枠体の内面と前記インキカートリッジの外面のうち、一方に傾斜部、他方に案内部を設け、前記外枠体内に対する前記内枠体の上下移動によって前記傾斜部と前記案内部が摺接し、前記インキカートリッジを前記内枠体の所定位置に復帰させることを特徴とする。
なお、本明細書における「上下方向」は、内枠体が水平面上で固定されている状態において、捺印のために外枠体を押す方向を下方向とし、所定の捺印を終えて外枠体が前記付勢部材によって戻される方向を上方向とする。
本発明の反転式印判によれば、インキカートリッジが内枠体の所定位置から外れたとしても、前記インキカートリッジを前記内枠体の所定位置に復帰させることによって、外枠体の内面やインキカートリッジ取出用開口部に引掛かることなく、外枠体内に対する内枠体の上下移動が円滑に行われる反転式印判を構成することができる。
次に、本発明を実施形態の反転式印判を図に基づいて説明する。
反転式印判1は、図1及び図2に示すように、外枠体2と、外枠体2内を上下にスライド動自在にガイドされる内枠体3と、外枠体2の先端に枢着される反転自在な印判部材4と、内枠体3の上端に取付けられてインキパッド5aを収納するインキカートリッジ5と、外枠体2に対し内枠体3を下方向に付勢するスプリングコイル等の弾性部材6と、内枠体3の下端に施蓋保持される内枠体キャップ7(図4,図5,図7)と、外枠体2の上面に施蓋される天面カバー8とからなる。
反転式印判1は、図1及び図2に示すように、外枠体2と、外枠体2内を上下にスライド動自在にガイドされる内枠体3と、外枠体2の先端に枢着される反転自在な印判部材4と、内枠体3の上端に取付けられてインキパッド5aを収納するインキカートリッジ5と、外枠体2に対し内枠体3を下方向に付勢するスプリングコイル等の弾性部材6と、内枠体3の下端に施蓋保持される内枠体キャップ7(図4,図5,図7)と、外枠体2の上面に施蓋される天面カバー8とからなる。
外枠体2は、その左右壁に、内枠体3を係止ロックする外枠体係止爪2aと、該外枠体係止爪2aの内枠体3とのロックを解除するための解除レバー2bとを有する。外枠体係止爪2aは、弾性部分を介して外枠体2と一体化している。外枠体2の前後側壁には、印判部材4の水平回転軸4aを枢着する軸孔2c(図2)を有する。
内枠体3の前後側壁には、図1に示すように、印判部材4の水平回転軸4aをガイドする縦溝3bが形成されている。内枠体3の左右側壁の中間高さ位置の外面には、外枠体係止爪2aと係合する内枠体係止爪3aが設けられている。該内枠体係止爪3aは、弾性部分を介して内枠体3に一体化している。
内枠体3の下端には、印判部材4を露呈させる印判開口3cが形成されている。内枠体3の左右側壁の下方部の外面には、内枠体キャップ7を内枠体3に弱い力で固着するための内枠体凹凸部11aが形成されている。
内枠体3の前後側壁の下方部の内面には、捺印状態の印判部材4の方向を被捺印面に高精度に平行にして保持しかつ内枠体3に対する印判部材4の所定の水平方向位置を確保するための上下方向へ延びた内枠印面規制凹凸部12aを有する。
内枠体3の下端には、印判部材4を露呈させる印判開口3cが形成されている。内枠体3の左右側壁の下方部の外面には、内枠体キャップ7を内枠体3に弱い力で固着するための内枠体凹凸部11aが形成されている。
内枠体3の前後側壁の下方部の内面には、捺印状態の印判部材4の方向を被捺印面に高精度に平行にして保持しかつ内枠体3に対する印判部材4の所定の水平方向位置を確保するための上下方向へ延びた内枠印面規制凹凸部12aを有する。
外枠体2内における内枠体3の下降に伴って印判部材4を反転させる回転機構9は、図3に示されるように、縦溝3bの中間高さ位置の側方に形成された第1板カム9aと、印判部材4に形成される第2板カム9bとからなる。
第1板カム9aは、図3に示すように、第1凹弧カム部9aaと、該第1凹弧部9aaの両側に滑らかに接続する左右第1凸弧カム部9al、9arとを有する。
第2板カム9bは、印判部材4の外縁上部に形成され、第1板カム9aの凹弧カム部9aaと嵌り合う第2凸弧カム部9bbと、左右第1凸弧カム部9al、9arと嵌り合う左右第2凹弧カム部9bl、9brとを有する。
第1板カム9aは、図3に示すように、第1凹弧カム部9aaと、該第1凹弧部9aaの両側に滑らかに接続する左右第1凸弧カム部9al、9arとを有する。
第2板カム9bは、印判部材4の外縁上部に形成され、第1板カム9aの凹弧カム部9aaと嵌り合う第2凸弧カム部9bbと、左右第1凸弧カム部9al、9arと嵌り合う左右第2凹弧カム部9bl、9brとを有する。
印判部材4の第2板カム9bの両側には、捺印状態の印判部材4の方向を被捺印面に高精度に平行にして保持しかつ内枠体3に対する印判部材4の所定の水平方向位置を確保するために、内枠印面規制凹凸部12aと係合する、上下方向に延びた印判印面規制凹凸部12bを有する。
インキカートリッジ5は、インキパッド5aを収納する。インキパッド5aはスポンジ、フェルトなどの多孔体にインキを含浸させたものである。
前記インキカートリッジ5は、外枠体2の前後側壁の一方に設けた挿脱開口2dから、天面カバー8を外した状態で内枠体内に挿脱可能に収容する。前記インキカートリッジ5は、インキカートリッジ自体を交換する場合や、前記インキパッド5aにインキ補充する場合に前記挿脱開口2dから取り外し、カートリッジ交換またはインキ補充作業を行った後、再度挿脱開口2dから差し込んで所定位置まで戻すことができる。
前記インキカートリッジ5は、外枠体2の前後側壁の一方に設けた挿脱開口2dから、天面カバー8を外した状態で内枠体内に挿脱可能に収容する。前記インキカートリッジ5は、インキカートリッジ自体を交換する場合や、前記インキパッド5aにインキ補充する場合に前記挿脱開口2dから取り外し、カートリッジ交換またはインキ補充作業を行った後、再度挿脱開口2dから差し込んで所定位置まで戻すことができる。
前記外枠体2の内面と前記インキカートリッジ5の外面のうち一方に傾斜部、他方に案内部を設ける。図2では、インキカートリッジ5に傾斜部5bを外枠体2の内面に案内部2eを設けた構成を示す。
ここで傾斜部とは、上方又は下方に向かって高さが徐々に低くなる構成をいい、案内部とは、必ずしも傾斜面である必要はなく、傾斜部に対して摺接する形状であれば、凸形状等であってもよいものである。
傾斜部5bは、インキカートリッジ5の外面のうち、前記挿脱開口2dと対向する側面に設ける。前記傾斜部5bは、インキカートリッジ5の側面略中央を頂部にして上下方向に向かって高さが徐々に低くなる形状とする。この場合、外枠体内に対する内枠体の上下両方向の移動に対して傾斜部5bを形成し、上方向を上傾斜部5bu、下方向を下傾斜部5bdとする。
ただし、前記傾斜部5bは、インキカートリッジ5の下方向又は上方向のどちらか一方に向かって設けてもよい。この場合、傾斜部5bを有しない方向は外枠体の内面に設けた傾斜部に対して摺接する案内部となる。
ここで傾斜部とは、上方又は下方に向かって高さが徐々に低くなる構成をいい、案内部とは、必ずしも傾斜面である必要はなく、傾斜部に対して摺接する形状であれば、凸形状等であってもよいものである。
傾斜部5bは、インキカートリッジ5の外面のうち、前記挿脱開口2dと対向する側面に設ける。前記傾斜部5bは、インキカートリッジ5の側面略中央を頂部にして上下方向に向かって高さが徐々に低くなる形状とする。この場合、外枠体内に対する内枠体の上下両方向の移動に対して傾斜部5bを形成し、上方向を上傾斜部5bu、下方向を下傾斜部5bdとする。
ただし、前記傾斜部5bは、インキカートリッジ5の下方向又は上方向のどちらか一方に向かって設けてもよい。この場合、傾斜部5bを有しない方向は外枠体の内面に設けた傾斜部に対して摺接する案内部となる。
一方、前記外枠体2の前後側壁内面の一方に、前記傾斜部5bと摺接する案内部2eを設ける。前記案内部2eは、前記傾斜部5bに摺接し、前記インキカートリッジ5を前記内枠体3の所定位置まで復帰させる。前記案内部2eは、前記上傾斜部5buと摺接する下案内部2edと、前記下傾斜部5bdと摺接する上案内部2euとからなる。前記インキカートリッジ5を復帰させることができれば、前記案内部2eは、必ずしも傾斜面である必要がなく、凸形状等、如何なる形状であってもよい。
また先に述べたように、インキカートリッジ5に案内部を設けた場合は、外枠体2の前後側壁内面に傾斜部を設けることになる。この場合、傾斜部を設ける位置は、上方向、下方向、両方向の何れの位置にも設けることができ、インキカートリッジ5の対応する位置に案内部を設ければよい。
内枠体キャップ7は、図4、図5、図7に示すように、左右キャップ側壁面の内面にキャップ凹凸部11bを有し、底面及び左右キャップ側壁面にキャップ底突起11cを有する。キャップ凹凸部11b及びキャップ底突起11cの間には、内枠体凹凸部11aが係合する。
反転式印判1の作動は、以下の通りである。
(捺印作動)
捺印準備状態において、反転式印判1は、図1及び図2に示すように、弾性部材6の伸張付勢力によって内枠体3が外枠体2から押し出されている。外枠体2によって下向き状態で支持されたインキパッド5aは、上向きの印判部材4に当接して、印判部材4にインキパッド5aからインキが塗布されるとともに、内枠体3と外枠体2の上下方向の位置関係が決定されて保持されている。
捺印するために、弾性部材6の伸張付勢力に抗して外枠体2すなわち天面カバー8を押圧する。この操作により、内枠体3が外枠体2内へ押し込まれ、回転機構9の作用によって、印判部材4が反転して下向きになる。
内枠体3が外枠体2にさらに押し込まれると、下向きになった印判部材4は、内枠印面規制凹凸部12aと印判印面規制凹凸部12bの係合によって、印判部材4の方向を被捺印面に高精度に平行にして保持しかつ内枠体3に対する印判部材4の所定の水平方向位置を確保する。
(捺印作動)
捺印準備状態において、反転式印判1は、図1及び図2に示すように、弾性部材6の伸張付勢力によって内枠体3が外枠体2から押し出されている。外枠体2によって下向き状態で支持されたインキパッド5aは、上向きの印判部材4に当接して、印判部材4にインキパッド5aからインキが塗布されるとともに、内枠体3と外枠体2の上下方向の位置関係が決定されて保持されている。
捺印するために、弾性部材6の伸張付勢力に抗して外枠体2すなわち天面カバー8を押圧する。この操作により、内枠体3が外枠体2内へ押し込まれ、回転機構9の作用によって、印判部材4が反転して下向きになる。
内枠体3が外枠体2にさらに押し込まれると、下向きになった印判部材4は、内枠印面規制凹凸部12aと印判印面規制凹凸部12bの係合によって、印判部材4の方向を被捺印面に高精度に平行にして保持しかつ内枠体3に対する印判部材4の所定の水平方向位置を確保する。
上述した回転機構9が印判部材4を反転させる作動は、図3に示すように、内枠体3が外枠体2内へ一点鎖線で示す位置付近まで押し込まれると、第2板カム9bの右第2凹弧カム部9brと第1板カム9aの右第1凸弧カム部9arが嵌り合い、印判部材4が図3の反時計方向に回動する。
内枠体3が外枠体2内へさらに押し込まれると、第2板カム9bの第2凸弧カム部9bbと第1板カム9aの第1凹弧カム部9aaが嵌り合い、印判部材4が図3の反時計方向にさらに回動する。
内枠体3が外枠体2内へさらに押し込まれると、第2板カム9bの左第2凹弧カム部9blと第1板カム9aの左第1凸弧カム部9alが嵌り合い、印判部材4がさらに回動して下向きになる。
内枠体3が外枠体2内へさらに押し込まれると、下向きの内枠体3が下降して外枠体2内へさらに押し込まれると、印判部材4が印判開口3cから露呈され、捺印がなされる。
内枠体3が外枠体2内へさらに押し込まれると、第2板カム9bの第2凸弧カム部9bbと第1板カム9aの第1凹弧カム部9aaが嵌り合い、印判部材4が図3の反時計方向にさらに回動する。
内枠体3が外枠体2内へさらに押し込まれると、第2板カム9bの左第2凹弧カム部9blと第1板カム9aの左第1凸弧カム部9alが嵌り合い、印判部材4がさらに回動して下向きになる。
内枠体3が外枠体2内へさらに押し込まれると、下向きの内枠体3が下降して外枠体2内へさらに押し込まれると、印判部材4が印判開口3cから露呈され、捺印がなされる。
捺印が終了して、外枠体2すなわち天面カバー8を押圧から開放すると、弾性部材6の伸張付勢力によって内枠体3が外枠体2から押し出されて、捺印準備状態に戻る。この戻り作動において、回転機構9は上述した作動と逆な作動をして、印判部材4が上向きになる。
(ロック作動)
捺印準備状態において、内枠体3の下端に内枠体キャップ7を係合させる。キャップ凹凸部11b及びキャップ底突起11cと内枠体凹凸部11aの係合により、内枠体キャップ7は、指で容易に取り外せる程度の弱い力によって内枠体3に装着される。
この状態で、弾性部材6の伸張付勢力に抗して外枠体2すなわち天面カバー8を押圧すると、内枠体3が外枠体2内へ押し込まれ、図4に示すように、外枠体係止爪2aと内枠体係止爪3aが係合する。この外枠体係止爪2aと内枠体係止爪3aの係合が、内枠体3と外枠体2の位置関係を維持すなわちロックする。ロック状態では、印判部材4が印判開口3cから数mm突出し、内枠体3の下端から内枠体キャップ7を外せば、捺印も可能である。
捺印準備状態において、内枠体3の下端に内枠体キャップ7を係合させる。キャップ凹凸部11b及びキャップ底突起11cと内枠体凹凸部11aの係合により、内枠体キャップ7は、指で容易に取り外せる程度の弱い力によって内枠体3に装着される。
この状態で、弾性部材6の伸張付勢力に抗して外枠体2すなわち天面カバー8を押圧すると、内枠体3が外枠体2内へ押し込まれ、図4に示すように、外枠体係止爪2aと内枠体係止爪3aが係合する。この外枠体係止爪2aと内枠体係止爪3aの係合が、内枠体3と外枠体2の位置関係を維持すなわちロックする。ロック状態では、印判部材4が印判開口3cから数mm突出し、内枠体3の下端から内枠体キャップ7を外せば、捺印も可能である。
ロック解除は、外枠体2の左右壁にある解除レバー2bを押し込むことによって、外枠体係止爪2aと内枠体係止爪3aの係合を解くことによって行う。ロック解除がなされると、反転式印判1は、捺印準備状態になる。
(インキカートリッジの復帰)
前記ロック状態において、落下等の衝撃が生じると、図7に示すように、インキカートリッジ5が内枠体3の所定位置から外れ、前記挿脱開口2dまで飛び出すことがある。しかし、この状態においてロック解除がなされると、前記上案内部2euが前記下傾斜部5bdに摺接して前記インキカートリッジ5を押戻し、図2に示す、前記内枠体3の所定位置まで前記インキカートリッジ5を復帰させる。
また、前記捺印準備状態において、落下等の衝撃が生じると、図6に示すように、インキカートリッジ5が内枠体3の所定位置から外れ、前記外枠体内面まで飛び出すことがある。しかし、この状態において弾性部材6の伸張付勢力に抗して外枠体2すなわち天面カバー8を押圧すると、内枠体3が外枠体2内へ押し込まれ、前記下案内部2edが前記上傾斜部5buに摺接して前記インキカートリッジ5を押戻し、図5に示す、前記内枠体3の所定位置まで前記インキカートリッジ5を復帰させる。
前記ロック状態において、落下等の衝撃が生じると、図7に示すように、インキカートリッジ5が内枠体3の所定位置から外れ、前記挿脱開口2dまで飛び出すことがある。しかし、この状態においてロック解除がなされると、前記上案内部2euが前記下傾斜部5bdに摺接して前記インキカートリッジ5を押戻し、図2に示す、前記内枠体3の所定位置まで前記インキカートリッジ5を復帰させる。
また、前記捺印準備状態において、落下等の衝撃が生じると、図6に示すように、インキカートリッジ5が内枠体3の所定位置から外れ、前記外枠体内面まで飛び出すことがある。しかし、この状態において弾性部材6の伸張付勢力に抗して外枠体2すなわち天面カバー8を押圧すると、内枠体3が外枠体2内へ押し込まれ、前記下案内部2edが前記上傾斜部5buに摺接して前記インキカートリッジ5を押戻し、図5に示す、前記内枠体3の所定位置まで前記インキカートリッジ5を復帰させる。
以上、本発明を前記実施形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
1 反転式印判
2 外枠体
2a 外枠体係止爪
2b 解除レバー
2c 軸孔
2d 挿脱開口
2e 案内部
2eu 上案内部
2ed 下案内部
3 内枠体
3a 内枠体係止爪
3b 縦溝
3c 印判開口
4 印判部材
4a 水平回転軸
5 インキカートリッジ
5a インキパッド
5b 傾斜部
5bu 上傾斜部
5bd 下傾斜部
6 弾性部材
7 印面キャップ
8 天面カバー
9 カム機構
9a 第1カム
9b 第2カム
10 ロック機構
11a 内枠体凹凸部
11b キャップ凹凸部
11c キャップ底突起
12a 内枠印面規制凹凸部
12b 印判印面規制凹凸部
2 外枠体
2a 外枠体係止爪
2b 解除レバー
2c 軸孔
2d 挿脱開口
2e 案内部
2eu 上案内部
2ed 下案内部
3 内枠体
3a 内枠体係止爪
3b 縦溝
3c 印判開口
4 印判部材
4a 水平回転軸
5 インキカートリッジ
5a インキパッド
5b 傾斜部
5bu 上傾斜部
5bd 下傾斜部
6 弾性部材
7 印面キャップ
8 天面カバー
9 カム機構
9a 第1カム
9b 第2カム
10 ロック機構
11a 内枠体凹凸部
11b キャップ凹凸部
11c キャップ底突起
12a 内枠印面規制凹凸部
12b 印判印面規制凹凸部
Claims (1)
- 外枠体と、
該外枠体の上下に延びたガイド部材によってガイドされて弾性部材の付勢下に上下移動自在であって、上方部に、インキパッドを下向きに収納したインキカートリッジを挿脱自在に有し、下方部に、印判部材を捺印可能に露呈させる印判開口を有する内枠体と、
前記外枠体の下方部に枢着されて、前記外枠体内に対する前記内枠体の上下移動によって転動する前記印判部材と、
前記外枠体の上方部と前記内枠体の上方部の間に配置され、前記内枠体を前記外枠体に対し下方へ付勢する前記弾性部材と、
を有する反転式印判において、
前記外枠体の内面と前記インキカートリッジの外面のうち、一方に傾斜部、他方に案内部を設け、前記外枠体内に対する前記内枠体の上下移動によって前記傾斜部と前記案内部が摺接し、前記インキカートリッジを前記内枠体の所定位置に復帰させることを特徴とする反転式印判。
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JP2014202418A JP2016068489A (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 反転式印判 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018103465A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | シヤチハタ株式会社 | 反転式印判 |
KR20200057575A (ko) * | 2018-11-15 | 2020-05-26 | 선 세임 엔터프라이즈 컴퍼니 리미티드 | 덮개 기구를 가진 스탬프 |
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2014
- 2014-09-30 JP JP2014202418A patent/JP2016068489A/ja active Pending
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