JP2016067223A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】姿勢変更が行われる機体に搭載された穀粒タンクの重量を計測するロードセルのゼロ点調整を効率よく行うことができるコンバインを提供する。
【解決手段】走行機体1の姿勢を変更する姿勢変更機構200と、穀粒タンク9の底部から穀粒タンク9に貯留された穀粒を外部に排出するアンローダ装置8と、穀粒タンク9の重量を測定するロードセル20と、ロードセル20の測定結果に基づいて穀粒タンクに貯留された穀粒の収量を計測する収量計測部53と、収量計測部53のゼロ点調整処理を行うゼロ点調整部55と、ゼロ点調整部55によるゼロ点調整処理の開始時に姿勢変更機構200を制御して走行機体1を水平姿勢にする水平姿勢制御部52とが備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、穀粒を貯留するために走行機体に搭載されている穀粒タンクと、その穀粒タンクの重量を測定するロードセルとを備え、穀粒タンク内の穀物重量を算定することができるコンバインに関する。
上述したタイプのコンバインが、特許文献1に開示されている。特許文献1によるコンバインは、穀粒タンクの重量を検出するロードセルと、走行機体の傾斜を検出する傾斜センサと、ロードセルから入力される重量検出信号に基づいて穀物重量を演算する収量計測手段とを備えている。その際、傾斜センサによる機体傾斜が許容範囲内であると、収量計測手段に対する穀物重量演算の指令が出力され、傾斜センサによる機体傾斜が許容範囲外であると、穀物重量演算の指令は出力されない。傾斜している走行機体は、姿勢修正手段から姿勢制御装置に制御指令が出力されることで水平姿勢に戻される。演算された収量の出力時に機体傾斜が許容範囲内であるかどうかチェックされ、機体傾斜が許容範囲外であれば、姿勢制御装置に水平戻し指令を出力する制御が、特許文献1に開示されている。
収容物の重量をその収容容器とともに測定するロードセルでは、収容容器の経年変化やロードセルの取付部の経年変形などによって、収容物重量の測定結果に誤差が生じてくる場合がある。このような誤差を解消するためには、特許文献2で開示されているようなゼロ点調整が有効である。この特許文献2におけるロードセルは、乾燥設備における乾燥装置の重量を測定するものであり、建屋の床面に固定された板金製のフレーム部材の上側に設けられている。このため、このロードセルは、特許文献1に開示されている姿勢変更可能なコンバインに設けられたロードセルとは異なり、常時水平姿勢は維持されており、ゼロ点調整では、姿勢の傾きなどを考慮する必要がない。
特開2014−68543号公報 特開2009−264703号公報
本発明の目的は、姿勢変更が行われる機体に搭載された穀粒タンクの重量を計測するロードセルのゼロ点調整を効率よく行うことができるコンバインを提供することである。
本発明によるコンバインは、走行機体と、前記走行機体の姿勢を変更する姿勢変更機構と、前記走行機体に搭載されるとともに脱穀装置から搬送されてきた穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記穀粒タンクの底部から前記穀粒タンクに貯留された穀粒を外部に排出するアンローダ装置と、前記穀粒タンクの重量を測定するロードセルと、前記ロードセルの測定結果に基づいて前記穀粒タンクに貯留された穀粒の収量を計測する収量計測部と、前記収量計測部のゼロ点調整処理を行うゼロ点調整部と、前記ゼロ点調整部によるゼロ点調整処理の開始時に前記姿勢変更機構を制御して前記走行機体を水平姿勢にする水平姿勢制御部とを備えている。
この構成によれば、ロードセルを用いた収量計測部に対してゼロ点調整が行われる場合には、ゼロ点調整処理の開始にあたって最初に姿勢変更機構を用いた水平制御が行われ、走行機体が水平姿勢となる。これにより、走行機体が傾斜姿勢のまま、誤差を含むゼロ点調整処理が行われ、以後の収量計測がこの誤差を含むゼロ点調整をベースとして行われるという不都合が回避される。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記アンローダ装置は、前記穀粒タンクの底部に設けられた底部スクリューと、前記底部スクリューによって搬出された穀粒を上方に搬送する縦送りスクリューコンベヤと、前記縦送りスクリューコンベヤに対して上下方向揺動可能な横送りスクリューコンベヤとからなり、前記横送りスクリューコンベヤをホームポジションで固定する保持装置が備えられ、かつ前記ゼロ点調整部によるゼロ点調整処理の開始時に、前記横送りスクリューコンベヤを前記ホームポジションで前記保持装置によって固定するように構成されている。穀粒タンクに貯留された穀粒を外部に排出するため、上述したようなアンローダ装置がコンバインに搭載されている場合、横送りスクリューコンベヤが、最も安定した位置となるホームポジションで保持装置によって固定されていないと、走行車体が不安定になる可能性がある。そのような状態でのゼロ点調整は不正確となる可能性も高まる。この問題は、ゼロ点調整処理の開始にあたって、横送りスクリューコンベヤのホームポジションでの固定も自動的に行うように構成することで、解決可能である。
横送りスクリューコンベヤがホームポジションで固定されていない場合、穀粒タンクに正確な測定の妨げとなる偏荷重が掛かることがある。また、横送りスクリューコンベヤは上下揺動可能に構成されており、走行機体から離れた位置に穀粒の排出ポイントを持ってくる必要があるので、長尺体でかつ重量物となっている。したがって、保持装置による横送りスクリューコンベヤの固定は、その重みによる重力を利用すると好都合である。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記横送りスクリューコンベヤの上下方向揺動は油圧で行われ、前記保持装置による固定は、油圧開放下での重力嵌入式で行われる。この構成では最終的な固定に横送りスクリューコンベヤの自重を用いるので保持装置の構造が簡単となる利点がある。この油圧開放下での重力嵌入式の具体的な構造の一つは、横送りスクリューコンベヤと保持装置とに、好ましくは錘状の凸部と当該凸部に対応する凹部とを形成し、一旦、油圧によって横送りスクリューコンベヤを持ち上げた後に、油圧開放で縦送りスクリューコンベヤの自重によって凸部と凸部とを係合させる構造である。このことから、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記ゼロ点調整部によるゼロ点調整処理の開始時に前記横送りスクリューコンベヤが前記ホームポジションに位置する場合、一旦前記横送りスクリューコンベヤを油圧で上方向に揺動させたのちに油圧開放下での重力嵌入式によって前記保持装置に固定する。これにより、実際的なゼロ点調整が実行される前には、横送りスクリューコンベヤは確実に安定姿勢となる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記水平姿勢制御部は、前記ゼロ点調整処理の終了後に前記姿勢変更機構を制御することで、前記走行機体を最も対地高さが低くなる下限姿勢にする。ゼロ点調整処理が終了して、刈取り脱穀作業走行に移行すると、姿勢変更機構によって、圃場面と走行機体が水平となるような制御が行われる。その際に基準出発姿勢として走行機体の対地高さが最も低くなる下限姿勢が適している。また、ゼロ点調整処理が終了後に必ず走行機体が下限姿勢になることで、運転者はゼロ点調整処理の完了を実感することができる。
上述したゼロ点調整は、工場出荷時には調整に最適な測定環境下で実施される。集荷後に行われるゼロ点調整の測定環境は、工場出荷時のゼロ点調整時の測定環境よりは劣る場合が少なくない。このため、集荷後に行われるゼロ点調整がうまくいかないことがある。このことを考慮して、2つの測定環境下でのゼロ点調整は区別して取り扱うことが好ましい。本発明の好適な実施形態の1つでは、前記ゼロ点調整処理には、工場出荷時に行われる基本ゼロ点調整処理と、工場出荷後に行われる臨時ゼロ点調整処理とが含まれ、前記臨時ゼロ点調整処理によって算定された臨時ゼロ点調整パラメータに代えて、前記基本ゼロ点調整処理によって算定された基本ゼロ点調整パラメータが設定される。その際、基本ゼロ点調整パラメータは臨時ゼロ点調整パラメータに比べて重要であるので、基本ゼロ点調整パラメータに代えて臨時ゼロ点調整パラメータが一時的に設定されても、また基本ゼロ点調整パラメータに再設定されることが好ましい。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記基本ゼロ点調整パラメータは、前記臨時ゼロ点調整パラメータによって置き換えられる前にメモリに記録され、前記臨時ゼロ点調整パラメータがリセットされた場合前記基本ゼロ点調整パラメータが再設定される。
本発明におけるロードセルを用いた収量計測部に対して行われるゼロ点調整の基本的な制御の流れを説明する模式図である。 本発明の具体的な実施形態の1つであるコンバインの側面図である。 本発明の具体的な実施形態の1つであるコンバインの平面図である。 姿勢変更機構の構成を模式的に示す側面図である。 姿勢変更機構のローリング作動状態を示す側面図である。 姿勢変更機構のピッチング作動状態を示す側面図である。 穀粒タンクを測定するロードセルの周辺構造を示す斜視図である。 穀粒タンクを測定するロードセルの周辺構造を示す断面図である。 穀粒タンクの縦軸芯周りの水平揺動過程における荷重の受け方を説明するための説明図である。 後ステイとロックピンの関係を示す模式図である。 計測制御系の機能部を示す機能ブロック図である。
本発明によるコンバインの実施形態を説明する前に、図1を用いて、このコンバインに搭載されている、ロードセル20を用いた収量計測部53に対するゼロ点調整処理での情報の流れを説明する。このコンバインは、走行機体1と、この走行機体の対地姿勢(走行装置11に対する傾斜姿勢)を変更する姿勢変更機構200と、走行機体1に搭載されるとともに脱穀装置から搬送されてきた穀粒を貯留する穀粒タンク9と、穀粒タンク9の底部から穀粒タンク9に貯留された穀粒を外部に排出するアンローダ装置8とを備えている。さらに、穀粒タンク9の重量を測定するロードセル20と、ロードセル20の測定結果に基づいて穀粒タンク9に貯留された穀粒の収量を計測する収量計測部53が備えられている。ロードセル20を含む収量計測部53のゼロ点調整処理を行うゼロ点調整部55も備えられている。ゼロ点調整の信頼性を高めるために、ゼロ点調整部55によるゼロ点調整処理の開始時に、正確には実質的なゼロ点調整処理の実行に先立って、走行機体1は姿勢変更機構200を制御する水平姿勢制御部52の機能により地上面に対して水平姿勢にされる。
ゼロ点調整を行うためには、一般には、運転席の近傍に配置されている人為操作デバイス30が操作される。人為操作デバイス30は、スイッチ、ボタン、レバーなどで構成可能であるが、液晶パネルなどの表示機器が備えられている場合、その表示画面に表示されるソフトウエアボタンであってもよい。ソフトウエアボタンに対する操作はタッチパネルと通じて入力される。その際、ゼロ点調整を行うためのボタンは、頻繁に使うものではないので、ボタン階層において下位レベルに位置させるとよい。運転者が人為操作デバイス30を通じてゼロ点調整を選択すると、ゼロ点調整要求が出力され、ゼロ点調整部55に与えられる(#01)。なお、本発明では、工場出荷前に行われるゼロ点調整と、工場出荷後にユーザはサービス員によって行われるゼロ点調整とは区別されており、前者は基本ゼロ点調整、後者は臨時ゼロ点調整と称する。しかしながら、両者のゼロ点調整処理自体は実質的に同じなので、特に区別する必要のないときは、単にゼロ点調整と称する。
ゼロ点調整部55は、ゼロ点調整処理における外乱を避けるため、図1で例示された制御では、水平姿勢制御部52によって姿勢変更機構200を操作して、走行機体を水平姿勢にするという前処理が実行される。この前処理では、ゼロ点調整要求に応答してゼロ点調整部55が水平姿勢指令を水平姿勢制御部52に与える(#02)。この水平姿勢指令に応答して水平姿勢制御部52が、走行機体が水平姿勢になるように姿勢変更機構200を制御することにより走行機体1の水平姿勢が実現する(#03)。
さらに、ゼロ点調整要求を受けたゼロ点調整部55は、付加的な機能として、アンローダ装置8の横送りスクリューコンベヤをホームポジションで保持装置を用いて確実に固定する前処理を実行させる機能を有する。一般的な横送りスクリューコンベヤは、穀粒排出の最終コンベヤであり、上下方向に揺動可能であり、不要時にはほぼ水平姿勢となるホームポジションで保持装置によって固定される。この保持装置による固定は、油圧開放下での重力嵌入式が好適である。重力嵌入式を採用する場合、例えば、横送りスクリューコンベヤと保持装置に、錘状の凸部と当該凸部に対応する凹部を形成され、一旦、外部駆動力によって横送りスクリューコンベヤを持ち上げたうえ、その外部駆動力を開放して、縦送りスクリューコンベヤの自重によって凸状形態部と凹状形態部とを係合させる。この一連の処理の実行のために、ゼロ点調整部55が基本状態指令をアンローダ制御部51に出力し(#04)、この基本状態指令を受けたアンローダ制御部51が、アンローダ装置8に基本状態制御信号を与える(#05)。ゼロ点調整を行う前に、横送りスクリューコンベヤが適切に保持装置に固定されていない場合であっても、この処理を実行することにより、横送りスクリューコンベヤは保持装置に確実に固定されることになる。
ゼロ点調整部55のさらなる付加的な機能として、ゼロ点調整処理の終了後に姿勢変更機構200を制御して、走行機体1を最も対地高さが低くなる下限姿勢にする後処理を行う機能も有する。この後処理は、ゼロ点調整処理の完了を受けて、ゼロ点調整部55が下限姿勢指令を水平姿勢制御部52に与え(#21)、水平姿勢制御部52が姿勢変更機構200に下限制御信号を出力することで(#22)、走行機体1の下限姿勢が実現する。
前処理の終了後、実質的なゼロ点調整処理が実行される。ゼロ点調整処理自体はよく知られており、例えば特許文献2の開示内容を参照することができる。簡単に説明すれば、穀粒が貯留されていない空の状態の穀粒タンク9の重量が測定され(#11)、この測定値に基づいてゼロ点が算定される(#12)。ここでは、このゼロ点を示すパラメータをゼロ点調整パラメータと称している。算定されたゼロ点調整パラメータは収量計測部53におけるパラメータ設定部531に取り込まれ、収量測定におけるゼロ点として用いられる(#13)。なお、工場出荷前に行われるゼロ点調整によって算定されたゼロ点調整パラメータと、工場出荷後にユーザはサービス員によって行われるゼロ点調整によって算定されたゼロ点調整パラメータとは区別されており、前者は基本ゼロ点調整パラメータ、後者は臨時ゼロ点調整パラメータと称する。しかしながら、特に区別する必要がない場合には、単にゼロ点調整パラメータと称する。なお、基本ゼロ点調整パラメータは、臨時ゼロ点調整パラメータによって置き換えられる前にパラメータメモリ532に記録され、臨時ゼロ点調整パラメータがリセットされた場合基本ゼロ点調整パラメータが再設定される(#14)。
次に、図面を用いて、本発明によるコンバインの具体的な実施形態の1つを説明する。図2は、コンバインの側面図であり、図3は平面図である。このコンバインは、自脱型コンバインであり、走行機体1を構成する機体フレーム10が、左右一対のクローラ走行装置11によって対地支持されている。収穫対象の植立穀稈を刈り取るとともにその刈取穀稈を機体後方に向けて搬送する刈取部12が機体前部に配置され、その後方に、フロント操作台13A及びサイド操作台13Bを備えた操縦部14、さらには、刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀装置15、脱穀装置15にて選別回収された穀粒を貯留する穀粒タンク(収穫物タンクの一種)9、穀粒タンク9から穀粒を排出するアンローダ装置8、排ワラを処理する排ワラ処理装置16等が配置されている。フロント操作台13Aには、図3に示すように、操縦レバーや変速レバーとともに、各種情報を表示するための表示デバイスとしての液晶パネル70が装備されている。ゼロ点調整を行うための人為操作デバイス30が配置されている。
脱穀装置15は、刈取部12から搬送された刈取穀稈の穂先側を脱穀処理し、脱穀装置15の内部に備えられた選別機構(図示せず)による選別作用により、単粒化した穀粒とワラ屑等の塵埃とに選別し、単粒化した穀粒を収穫物として穀粒タンク9に搬送する。脱穀処理されたあとの排ワラは排ワラ処理装置16にて細断処理される。
図2と図3とから理解できるように、脱穀装置15から穀粒タンク9に穀粒を送り込むための穀粒搬送機構が配置されている。この穀粒搬送装置は、脱穀装置15の底部に設けられた一番物回収スクリュー17aと、スクリューコンベア式の揚穀装置17bとからなる。一番物回収スクリュー17aにて横送りされた穀粒は、揚穀装置17bにて上方に搬送されて、穀粒タンク9の上部に形成された投入口を通して穀粒タンク9内に送り込まれる。なお、図示は省略されているが、揚穀装置17bの上端領域には、穀粒を穀粒タンク9内に向けて跳ね飛ばす回転羽根が設けられ、穀粒が穀粒タンク9内に極力均一な水平分布状態で貯留させるように工夫されている。
図4、図5、図6で模式的に示されているが、機体フレーム10とクローラ走行装置11のトラックフレーム11aとの間に、左右のトラックフレーム11aのいずれかを上下させて機体の左右傾斜に対して機体フレーム10を水平にさせるローリング機能と、トラックフレーム11aの前後いずれかを上下させて機体の前後傾斜に対して機体フレーム10を水平にさせるピッチング機能とを有する姿勢変更機構200が設けられている。
機体フレーム10の前側下方に支持メタル201を設け、支持メタル201に機体左右方向の軸部202を回転自在に設ける。軸部202の内側の端部に前方操作アーム203の基部を固定し、前方操作アーム203の基部とは反対側の端部は機体後方側に位置させる。軸部202の外側の端部には前方昇降アーム204の基部を固定し、前方昇降アーム204の他端は軸205を介してトラックフレーム11aに固着する。
機体フレーム10の後側下方に支持メタル206を設け、支持メタル206に機体左右方向の軸部207を回転自在に設ける。軸部207の内側の端部に後方操作アーム208の基部を固定し、後方操作アーム208の基部とは反対側の端部は機体後方側に位置させる。軸部207の外側の端部に後方昇降第1アーム209の一端を固定し、後方昇降第1アーム209の他端は軸210に取付けられている。軸210には後方昇降第2アーム211の基部が揺動自在に取り付けられており、後方昇降第2アーム211の他端は軸212を介してトラックフレーム11aに固着する。
前方操作アーム203の端部にローリング用の単動型の油圧シリンダ213のピストンロッド214を軸着する。前方操作アーム203と機体フレーム10に亘り油圧シリンダ213が鉛直方向に配置してある。また、後方操作アーム208の端部にローリング兼ピッチング用の単動型の油圧シリンダ216のピストンロッド217を軸着する。後方操作アーム208と機体フレーム10に亘り油圧シリンダ216が鉛直方向に配置してある。
左右のトラックフレーム11aに対して夫々前後に、油圧シリンダ213,216が夫々2つ配置してある。各油圧シリンダ213,216を独立して作動させ、作動量を制御することによって、機体をピッチング作動及びローリング作動するよう構成してある。ローリング用の油圧シリンダ213とローリング兼ピッチング用の油圧シリンダ216の断面積を同一構成とし、機体をローリング作動させるときは右又は左の油圧シリンダ213,216を同量伸縮させ、機体をピッチング作動させるときは左右の油圧シリンダ216のみを伸縮させる。
図4に示すように、前方操作アーム203と前方昇降アーム204とは、いずれも軸部202に対し機体の後方に向けて延設されており、前方操作アーム203の軸部202から機体後方向の長さは、前方昇降アーム204の軸部202から機体後方向の長さと同じ又はその長さより短くなるように設定されている。こうした前方操作アーム203の端部に下方に出退するピストンロッド214を有する油圧シリンダ213が鉛直方向に配置されている。
また、後方操作アーム208と後方昇降第1アーム209及び後方昇降第2アーム211とは軸部207に対して、いずれも機体の後方に向けて延設されており、後方操作アーム208の軸部207から機体後方向の長さは、後方昇降第1アーム209及び後方昇降第2アーム211の軸部207から機体後方向の長さと同じ又はその長さより短くなるように設定されている。こうした後方操作アーム208の端部に下方に出退するピストンロッド217を有する油圧シリンダ216が鉛直方向に配置されている。
上述した姿勢変更機構200における油圧シリンダ213,216を制御することで、地表面の状態にかかわらず、走行機体1の水平姿勢を作り出すことができ、さらにもっとも地上高さが低くなる水平姿勢である下限姿勢を作り出すことができる。
図2、図3に示すように、アンローダ装置8は、穀粒タンク9の底部に設けられた底部スクリュー81と、穀粒タンク9の機体後部側に設けられた縦送りスクリューコンベア82と、脱穀装置15の上方を延びている横送りスクリューコンベア83とを備えている。穀粒タンク9内に貯留される穀粒は、底部スクリュー81から縦送りスクリューコンベア82を経て横送りスクリューコンベア83に送られ、横送りスクリューコンベア83の先端に設けられた排出口84から外部に排出される。縦送りスクリューコンベア82は、電動モータ85の作動により縦軸芯P2周りで回動操作可能に構成され、横送りスクリューコンベア83は油圧シリンダ86により基端部の水平軸芯P1周りで上下揺動操作可能に構成されている。これにより、穀粒を機外の運搬用トラック等に排出することができる位置に、横送りスクリューコンベア83の排出口84を位置決めすることができる。横送りスクリューコンベア83がほぼ水平で、横送りスクリューコンベア83の全体が平面視で収穫機の外形内に収まる位置姿勢が、横送りスクリューコンベア83のホームポジション(アンローダ装置8のホームポジション)であり、このホームポジションで、横送りスクリューコンベア83は保持装置87によって下からしっかりと保持固定される。
保持装置87は、上方に開口したアーチ状の受け面87a(図3参照)を形成している。この受け面87aの形状は、横送りスクリューコンベア83の対応する位置の下面形状に相応しており、横送りスクリューコンベア83が略水平姿勢となるホームポジションで、横送りスクリューコンベア83の下面を受け止めて、固定することができる。その際、何らかの要因(例えば油圧シリンダ86に油圧が残っていた場合など)で、横送りスクリューコンベア83が受け面87aから少し浮き上がったフローティング状態になることがある。そのようなフローティング状態においては、油圧シリンダ86を作動して、横送りスクリューコンベア83をわずかに上昇させた後、油圧シリンダ86の油圧を抜いて、横送りスクリューコンベア83を自重で受け面87aに係入させることで、確実な固定が可能となる。
穀粒タンク9の底部は、左底壁と右底壁とが、下方に向かった楔形状を作り出すように互いに傾斜しており、その尖端領域に底部スクリュー81が配置されている。左底壁と右底壁のそれぞれの上端と接続している左側壁と右側壁はほぼ直立している。このような穀粒タンク9の構造により、穀粒タンク9に投入された穀粒は底部スクリュー81に向けて流下する。
図2に示されているが、穀粒タンク9の後端部には筒状の揺動支軸部90が設けられている。この揺動支軸部90の揺動軸芯は、縦軸芯P2に一致しており、穀粒タンク9は、図3において点線で示すように、縦軸芯P2周りで外方の水平揺動可能である。つまり、穀粒タンク9は、揚穀装置17bから穀粒を受け取ることができる作業位置と、横側外方に張り出して前部側が脱穀装置15から離間して操縦部14の後方及び脱穀装置15の右側方を開放するメンテナンス位置とにわたって位置変更可能である。
図2と図7と図8とに示されているように、このコンバインには、穀粒タンク9に貯留される穀粒の重量を測定結果として出力するロードセル20が備えられている。図7は、穀粒タンク9がメンテナンス位置から作業位置への移行途中での、ロードセル20付近の斜視図である。図8は、穀粒タンク9が作業位置に戻った際のロードセル20付近の断面図である。この位置において、ロードセル20は穀粒タンク9の重量を受け止め、その重量を測定結果として出力する。ロードセル20は、機体フレーム10上に取り付けられており、穀粒タンク9の下部をロードセル20の重量検知部20aに向けて案内する受け止め案内片21が、ロードセル20を覆うように配置されている。受け止め案内片21は、穀粒タンク9がメンテナンス位置から作業位置に向けて回動するに伴って、穀粒タンク9の下端を受け止め支持しながら、穀粒タンク9をロードセル20の重量検知部20aの上方まで案内し、そこで、ロードセル20による穀粒タンク9の重量計測が行われる。受け止め案内片21には、穀粒タンク9がメンテナンス位置から作業位置に回動するに伴って、穀粒タンク9を持ち上げながら案内するように、傾斜面が形成されている。この傾斜面からさらに平坦面が延び、その先に位置する先端部は、下方に傾斜した傾斜面となっている。
受け止め案内片21は、スカート部を有し、機体フレーム10に固定されたブラケット110aに対して機体前後方向に沿う機体前後軸芯P4周りで揺動可能に枢支ピンによって枢支されている。この枢支ピンを挿通させるためにブラケット110aに形成された貫通孔は、その上下方向のサイズが枢支ピンのサイズより大きい。その結果、枢支ピンと貫通孔との間に融通が作り出される。この融通により、機体前後軸芯P4に対して、受け止め案内片21は所定範囲内で上下位置変位可能である。つまり、受け止め案内片21は、ロードセル20の重量検知部20aに対して上方から覆う状態に位置する荷重受け止め状態と、ロードセル20の上方を開放するように上方外方に退避する退避状態とに切り換え自在である。さらに、この構造により、ロードセル20の上方を開放すると、受け止め案内片21の脱着作業を要さずにロードセル20の脱着を行うことも可能となる。ロードセル20の重量検知部20aには、下向き円筒状に形成されたキャップ部材20Aが上方から被せられている。したがって、穀粒タンク9の作業位置において、キャップ部材20Aの上面は受け止め案内片21の下面と接当し、キャップ部材20Aの下面は重量検知部20aの受圧面に上方から接当する。つまり、穀粒タンク9の前側の荷重が、受け止め案内片21とキャップ部材20Aとを介してロードセル20によって受け止められる。
次に、作業位置において受け止め案内片21に穀粒タンク9の前部の荷重がかかるための構造を説明する。穀粒タンク9の下部には、アングル状の支持台23が取り付けられており、この支持台23の垂直壁23aに横向き支持軸22aを介してローラ22が回動自在に支持されている。ローラ22が受け止め案内片21に接当案内されるように、ローラ22の下端は支持台23の水平壁23bの下面より下方に位置している。このため、ローラ22が受け止め案内片21に案内されている状態では支持台23の水平壁23bが受け止め案内片21に対して接触せず、ローラ22が受け止め案内片21の先端部から離脱することで初めて、支持台23の水平壁23bが受け止め案内片21の平坦面に面接触する。この面接触を確実にするため、支持台23は、アジャスト機構を介して高さ調整可能に穀粒タンク9に取り付けられている。アジャスト機構は、図8に示すように、例えば、長孔を用いて支持台23を穀粒タンク9に固定する固定ボルトと、穀粒タンク9の下面に対して上端を押し当てるアジャストボルトとの組み合わせによって簡単に構成することができる。
さらに、穀粒タンク9の下部には、支持台23に隣接して、補助案内体190が設けられている。補助案内体190は、支持部材97の前面に取り付けられたそり状部材であり、補助ローラ191を備えている。穀粒タンク9がメンテナンス位置から作業位置に移動する際、補助ローラ191は機体フレーム10に設けられた傾斜台111の傾斜面に沿って転動する。補助案内体190と傾斜台111とは、ローラ22が受け止め案内片21を通り抜けた時に、補助ローラ191も傾斜台111を離れる相互位置関係を有するように設計されている。つまり、穀粒タンク9の作業位置において、ローラ22と補助ローラ191との何れもが宙に浮いた状態となり、支持台23の水平壁23bの下面と受け止め案内片21の平坦面とが面接触している安定した状態で、穀粒タンク9の重量がロードセル20によって測定される。
図9には、穀粒タンク9の縦軸芯P2周りで外方の水平揺動過程における荷重の受け方が模式的に示されている。上述した作業位置(ロードセル20の計測位置)である第1揺動点Q1では、穀粒タンク9の荷重はロードセル20によって受け止められる。第1揺動点Q1から第2揺動点Q2までの揺動範囲では、穀粒タンク9の荷重はローラ22及び補助ローラ191によって受け止められる。第2揺動点Q2から第3揺動点Q3までの揺動範囲では、穀粒タンク9の荷重は補助ローラ191によって受け止められる。
また、図10で模式的に示されているが、穀粒タンク9の底部の縦軸芯P2の近傍箇所に、機体フレーム10に設けられた滑り台座140の上面を、穀粒タンク9の水平揺動時に滑り移動する後ステイ141が設けられている。さらに、滑り台座140にはロック孔142が形成され、穀粒タンク9の底部には、ロックバネ144によって下方に付勢されている上下摺動可能なロックピン143が配置されている。後ステイ141とロック孔142とロックピン143との間の位置関係を、図9と図10とを用いて説明する。穀粒タンク9の縦軸芯P2周りで外方の水平揺動過程における第3揺動点Q3と第4揺動点Q4までは、図10の(a)で示すように、後ステイ141及びロックピン143が滑り台座140の上面を摺動しており、穀粒タンク9の後部(縦軸芯P2付近)が後ステイ141によって支えられる。穀粒タンク9が第5揺動点Q5に到達すると、図10の(b)で示すように、ロックピン143がロック孔142に入り込む。これにより、穀粒タンク9の縦軸芯P2周りの水平揺動がロックされる。穀粒タンク9をするためには、ロックピン143をロックバネ144の付勢力に抗してロック孔142から引き上げるとともに、穀粒タンク9をロックピン143とロック孔142との位相がずれる位置まで揺動させる必要がある。なお、ロックピン143をロック孔142から引き上げることで、穀粒タンク9はさらに、第4揺動点Q4と第5揺動点Q5までわずかな距離であるが、後ステイ141によって支えられる。第5揺動点Q5から揺動限界である第6揺動点Q6とまでは、穀粒タンク9は縦軸芯P2を構成する軸受部だけで支えられることになる。
図11は、制御系における、収量計測及びゼロ点調整に関係する機能要素を示す機能ブロック図である。この制御系には、計測制御ユニット5と、計測制御ユニット5のデータ入力部として機能する入力信号処理部61と、コンバインの種々の動作機器を制御する機器制御部62とが示されている。計測制御ユニット5と入力信号処理部61と機器制御部62とは車載LANやその他のデータ伝送ラインで相互接続されている。計測制御ユニット5では、図1で説明したゼロ点調整処理の基本原理に基づいて動作する。
入力信号処理部61には、ロードセル20の測定値、センサ・スイッチ群300からの検出信号が入力される。人為操作デバイス30には、収量計測スイッチ31及びゼロ点調整スイッチ32が含まれている。収量計測スイッチ31を操作することで収量計測要求信号が入力信号処理部61に入力され、ゼロ点調整スイッチ32を操作することでゼロ点調整要求信号が入力信号処理部61に入力される。これらの入力信号は、必要な前処理を受けて、計測制御ユニット5に転送される。
センサ・スイッチ群300には、コンバインを構成する機器の状態を検出するセンサやスイッチなど状態検出器群が含まれている。状態検出器群には、例えば、コンバインの停車を検出する速度検出器、コンバインに装備されている車体の水平制御機構のホームポジションである水平姿勢への移行を検出する検出器、刈取部12や脱穀装置15への動力伝達を制御するクラッチの状態を検出する検出器、横送りスクリューコンベア83の保持装置87によって保持固定された状態であるアンローダ装置8のホームポジション(アンローダ装置8の収納位置)を検出する検出器、などが含まれている。
計測制御ユニット5には、アンローダ制御部51、水平姿勢制御部52、収量計測部53、収量記録部54、ゼロ点調整部55が含まれている。アンローダ制御部51及び水平姿勢制御部52の主要な機能は、図1を用いて既に説明した通りである。なお、このコンバインの制御系には、収量計測やゼロ点調整とは関係なくアンローダ装置8を操作するアンローダ制御ユニットが構築されており、実際には、アンローダ制御部51は、単にアンローダ制御ユニットに所望の指令を与えるだけである。しかしながら、説明を簡単にするため、ここではアンローダ制御ユニットの存在を省略している。同様に、姿勢変更機構200に対する制御を行う姿勢変更制御ユニットも構築されており、実際には、水平姿勢制御部52は姿勢変更制御ユニットに水平姿勢及び下限姿勢のための指令を与えるだけである。しかしながら、説明を簡単にするため、姿勢変更制御ユニットの存在は省略している。
収量計測部53は、ロードセル20の測定結果である測定値から、設定されている測定値/収量変換テーブル530を用いて収量を算定する。この測定値/収量変換テーブル530は、米や麦などの収穫物やコンバインの仕様などによって異なっており、この実施形態では、収穫作業対象の圃場に到着した際に遠隔の管理センタとの間のデータ通信回線を介しての当該圃場の確認処理を通じて行われるデータ交換時に管理センタから送られてくるデータに基づいて設定される。
収量記録部54は、収量計測部53で算定された収量をメモリ540に記録する。その際、圃場名、収穫物種別なども収量の属性値として記録される。
ゼロ点調整部55の主要な機能も、図1を用いて既に説明した通りである。ゼロ点調整スイッチ32の操作を通じて出力されるゼロ点調整要求信号に応答して、アンローダ制御部51、水平姿勢制御部52、収量計測部53と連係して、ゼロ点調整処理が実行され、得られたゼロ点調整パラメータが収量計測部53のパラメータ設定部531によって設定される。この実施形態においても、工場出荷前に行われるゼロ点調整によって算定されたゼロ点調整パラメータ(基本ゼロ点調整パラメータ)と、工場出荷後にユーザはサービス員によって行われるゼロ点調整によって算定されたゼロ点調整パラメータ(臨時ゼロ点調整パラメータ)とは区別されている。基本ゼロ点調整パラメータは、臨時ゼロ点調整パラメータによって置き換えられる前にパラメータメモリ532に記録され、臨時ゼロ点調整パラメータがリセットされた場合基本ゼロ点調整パラメータが再設定される.
〔別実施の形態〕
(1)上述した実施形態では、穀粒タンク9の重量測定は、一端側を揺動支点として他端側を浮き構造として、その浮き構造の下端部と機体フレーム10との間にロードセル20を配置する構成を採用したが、これに代えて、穀粒タンク9を機体フレーム10に対して複数の支持点で支え、その支持点にロードセル20を配置するような構成を採用してもよい。
(2)図1や図11で示された機能部の区分けは一例であり、それぞれの機能部の統合や、各機能部の分割は任意である。本発明の制御機能が実現するものであればどのような構成でもよいし、またそれらの機能は、ハードウエアまたはソフトウエアあるいはその両方で実現することができる。
本発明は、上述したコンバイン以外、トウモロコシ収穫機やその他の農作物収穫機に適用可能である。
1 :走行機体
10 :機体フレーム
11 :クローラ走行装置
15 :脱穀装置
20 :ロードセル
30 :人為操作デバイス
31 :測定値/収量計測スイッチ
32 :ゼロ点調整スイッチ
5 :計測制御ユニット
51 :アンローダ制御部
52 :水平姿勢制御部
53 :収量計測部
54 :収量記録部
55 :ゼロ点調整部
530 :収量変換テーブル
531 :パラメータ設定部
532 :パラメータメモリ
540 :メモリ
61 :入力信号処理部
62 :機器制御部
8 :アンローダ装置
9 :穀粒タンク
90 :揺動支軸部
97 :支持部材
200 :姿勢変更機構

Claims (7)

  1. 走行機体と、
    前記走行機体の姿勢を変更する姿勢変更機構と、
    前記走行機体に搭載されるとともに脱穀装置から搬送されてきた穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記穀粒タンクの底部から前記穀粒タンクに貯留された穀粒を外部に排出するアンローダ装置と、
    前記穀粒タンクの重量を測定するロードセルと、
    前記ロードセルの測定結果に基づいて前記穀粒タンクに貯留された穀粒の収量を計測する収量計測部と、
    前記収量計測部のゼロ点調整処理を行うゼロ点調整部と、
    前記ゼロ点調整部によるゼロ点調整処理の開始時に前記姿勢変更機構を制御して前記走行機体を水平姿勢にする水平姿勢制御部と、
    を備えているコンバイン。
  2. 前記アンローダ装置は、前記穀粒タンクの底部に設けられた底部スクリューと、前記底部スクリューによって搬出された穀粒を上方に搬送する縦送りスクリューコンベヤと、前記縦送りスクリューコンベヤに対して上下方向揺動可能な横送りスクリューコンベヤとからなり、前記横送りスクリューコンベヤをホームポジションで固定する保持装置が備えられ、かつ
    前記ゼロ点調整部によるゼロ点調整処理の開始時に、前記横送りスクリューコンベヤを前記ホームポジションで前記保持装置によって固定する請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記縦送りスクリューコンベヤの上下方向揺動は油圧で行われ、前記保持装置による固定は、油圧開放下での重力嵌入式で行われる請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記ゼロ点調整部によるゼロ点調整処理の開始時に前記横送りスクリューコンベヤが前記ホームポジションに位置する場合、一旦前記横送りスクリューコンベヤを油圧で上方向に揺動させたのちに油圧開放下での重力嵌入式によって前記保持装置に固定する請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記水平姿勢制御部は、前記ゼロ点調整処理の終了後に前記姿勢変更機構を制御することで、前記走行機体を最も対地高さが低くなる下限姿勢にする請求項1から4のいずれか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記ゼロ点調整処理には、工場出荷時に行われる基本ゼロ点調整処理と、工場出荷後に行われる臨時ゼロ点調整処理とが含まれ、前記臨時ゼロ点調整処理によって算定された臨時ゼロ点調整パラメータに代えて、前記基本ゼロ点調整処理によって算定された基本ゼロ点調整パラメータが設定される請求項1から5のいずれか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記基本ゼロ点調整パラメータは、前記臨時ゼロ点調整パラメータによって置き換えられる前にメモリに記録され、前記臨時ゼロ点調整パラメータがリセットされた場合前記基本ゼロ点調整パラメータが再設定される請求項6に記載のコンバイン。
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