JP2016066917A - コンテンツ共有システム及びコンテンツ共有方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーバにアクセスが集中してしまうことを防止し、サーバ負荷を軽減する。【解決手段】コンテンツ共有システムSは、放送番組に関連するHTMLコンテンツの種別に対応付けて、当該HTMLコンテンツを取得済みのテレビ受信機2の属性情報を記憶する管理テーブル311と、HTMLコンテンツを取得していない未取得のテレビ受信機2からの要求を受けると、既取得のテレビ受信機2の属性情報に基づいて、未取得のテレビ受信機2と通信を行う既取得のテレビ受信機2を特定する特定部331と、特定した既取得のテレビ受信機2を未取得のテレビ受信機2に対して通知する通知部332と、を備える管理サーバ3と、通知された既取得のテレビ受信機2からHTMLコンテンツを取得するコンテンツ取得部242を備えるテレビ受信機2を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、番組コンテンツに関連するHTMLコンテンツを受信機間で共有可能にするコンテンツ共有システム及びコンテンツ共有方法に関する。
デジタル放送の普及に伴い放送と通信との融合が実現され、近年では、ハイブリッドキャスト(登録商標)と呼ばれるサービスが提供されている。ハイブリッドキャストでは、放送の特徴である同報性と、通信の特徴である個別対応性との双方を満たしたサービスを提供することができる。
具体的には、ハイブリッドキャストでは、放送信号に基づくテレビ番組と、このテレビ番組に関連するハイブリッドキャスト用のHTMLコンテンツとを合成してテレビ等の受信機に表示することで、例えば、TV番組だけでは足りない個別の情報をHTMLコンテンツで補完等する。
ところで、HTMLコンテンツを取得するためには、受信機は、インターネット等を介してサーバにアクセスする必要がある。通常、テレビ番組は放送スケジュールが決まっているため、ハイブリッドキャストでは、テレビ番組に関連するHTMLコンテンツを取得する際に、サーバへのアクセスが集中してしまうことが懸念されている。
この点、ハイブリッドキャストの仕様を定める非特許文献1の7.7.2節では、確率的適用遅延記述子を用いてアクセス制御することで、アクセスタイミングを分散させることが記載されている。
また、特許文献1には、放送信号にユーザグループ毎のサーバアクセス日時等を含めることで、サーバへのアクセスタイミングをユーザグループ毎に分散させる手法が開示されている。
IPTVFJ STD−0010 1.0版"IPTV規定 放送通信連携システム仕様"
特開2013−077885号公報
非特許文献1及び特許文献1における手法は、サーバへのアクセスタイミングを分散させることに着目したものであるが、ハイブリッドキャストのように広範囲で行われるサービスではユーザ数も膨大になるため、効果が限定的であることが想定される。特に、商用運用を考慮すると、少数(1台)のサーバで運用することが当然に想定されるため、アクセスタイミングを分散しただけでは、サーバにアクセスが集中してしまい、サーバ負荷を軽減することはできない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、サーバにアクセスが集中してしまうことを防止し、サーバ負荷を軽減するコンテンツ共有システム及びコンテンツ共有方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、番組コンテンツに関連するコンテンツを複数の受信機において共有するコンテンツ共有システムであって、前記コンテンツの種別に対応付けて、当該コンテンツを取得済みの既取得受信機の属性情報を記憶する管理テーブルと、前記コンテンツを取得していない未取得受信機からの要求を受けると、前記既取得受信機の属性情報に基づいて、前記未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定する特定部と、前記特定部が特定した前記既取得受信機を前記未取得受信機に対して通知する通知部と、を備え、前記受信機は、通知された前記既取得受信機から前記コンテンツを取得するコンテンツ取得部を備えるコンテンツ共有システムを提供する。
また、前記属性情報は、前記既取得受信機の受信機性能であり、前記特定部は、前記既取得受信機の受信機性能に基づき、未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定することとしてもよい。
また、前記属性情報は、前記既取得受信機のネットワーク品質であり、前記特定部は、前記既取得受信機のネットワーク品質に基づき、未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定することとしてもよい。
また、前記既取得受信機が属する通信ネットワークの負荷状況に応じて、前記ネットワーク品質を算出する算出部を更に備えることとしてもよい。
また、前記属性情報は、前記既取得受信機の位置情報であり、前記特定部は、前記既取得受信機の位置情報と前記未取得受信機の位置情報とに基づき、当該未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定することとしてもよい。
また、前記位置情報は、前記受信機の論理的な位置情報又は物理的な位置情報であってもよい。
また、前記特定部は、前記未取得受信機と通信ネットワーク上のルータが共通の前記既取得受信機を、当該未取得受信機と通信を行う既取得受信機として特定することとしてもよい。
また、前記通信ネットワークの複数のルータ間の関係性を記憶する記憶部、を更に有し、前記特定部は、前記未取得受信機と前記ルータが共通の前記既取得受信機が存在しない場合、当該ルータに関連付けられた他のルータ配下にある前記既取得受信機を、当該未取得受信機と通信を行う既取得受信機として特定することとしてもよい。
また、前記特定部が特定した前記未取得受信機と前記既取得受信機との関係性を記憶する関係性テーブルを更に備え、前記特定部は、前記関係性テーブルにおいて前記未取得受信機と関係づけられた受信機を、当該未取得受信機と通信を行う受信機として特定することとしてもよい。
また、前記特定部は、前記未取得受信機からの前記要求を受けると、前記関係性テーブルにおいて前記未取得受信機と関係づけられ、かつ、前記コンテンツを取得済みの受信機を、当該未取得受信機と通信を行う既取得受信機として特定することとしてもよい。
また、前記受信機から当該受信機の前記属性情報を任意のタイミングで取得する属性情報取得部と、取得した前記属性情報に基づいて、前記管理テーブルを更新する更新部と、を更に備えることとしてもよい。
また、前記受信機の前記コンテンツ取得部は、通知された前記既取得受信機との間のネットワーク品質に応じた通信プロトコルを使用して当該既取得受信機から前記コンテンツを取得することとしてもよい。
本発明の第2の態様においては、番組コンテンツに関連するコンテンツを複数の受信機において共有するコンテンツ共有方法を提供する。このコンテンツ共有方法は、前記コンテンツの種別に対応付けて当該コンテンツを取得済みの既取得受信機の属性情報を記憶する管理テーブルを備える管理サーバが実行する方法であって、前記コンテンツを取得していない未取得受信機からの要求を受けると、前記既取得受信機の属性情報に基づいて、前記未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定するステップと、特定した前記既取得受信機を前記未取得受信機に対して通知するステップと、前記受信機が実行する、通知された前記既取得受信機から前記コンテンツを取得するステップと、を含む。
本発明によれば、サーバにアクセスが集中してしまうことを防止し、サーバ負荷を軽減することができる。
コンテンツ共有システムのシステム構成を示す図である。 コンテンツ共有システムを実現するシステム態様の一例を示す図である。 第1実施形態のテレビ受信機及び管理サーバの機能構成を示すブロック図である。 管理テーブル及びグループテーブルの一例を示す図である。 コンテンツ共有システムの処理の流れを示すフローチャートである。 コンテンツ共有システムの動作例を示す図である。 ルート通知処理の詳細を示すフローチャートである。 ルート通知処理の詳細を示すフローチャートである。 ルート通知処理の詳細を示すフローチャートである。 第2実施形態のテレビ受信機及び管理サーバの機能構成を示すブロック図である。 第3実施形態の管理サーバの機能構成を示すブロック図及び当該管理サーバに記憶される関係性テーブルの一例を示す図である。
[コンテンツ共有システムSの概要]
初めに、図1を参照して、本発明のコンテンツ共有システムSの概要について説明する。図1は、コンテンツ共有システムSのシステム構成を示す図である。
図1に示すように、コンテンツ共有システムSは、放送局1と、テレビ受信機2と、管理サーバ3と、コンテンツサーバ4と、を含んで構成される。
放送局1は、放送設備1Aを用いて、番組コンテンツを含む放送信号を任意の方法で伝送する。放送設備1Aは、デジタル放送又はケーブルテレビ放送用の放送設備であり、放送信号を放送波に重畳し放送用アンテナ又は光ケーブル等を介して伝送する。なお、放送局1は、放送設備1Aに加え、VOD(Video On Demand)配信用の通信設備を備えることとしてもよい。
ここで、放送信号には、番組コンテンツに加え、番組コンテンツを補完等する各種デジタルデータやハイブリッドキャストを起動するための情報等が含まれる。番組コンテンツは、放送番組の内容を示すコンテンツであり、映像や音声を含んで構成される。
また、ハイブリッドキャストを起動するための情報とは、例えば、AIT(Application Information Table)である。AITには、番組コンテンツと連携して実行する1又は複数のアプリケーション(以下、「HTMLコンテンツ」と呼ぶ)のリストが記述される。このリストには、HTMLコンテンツID、HTMLコンテンツ名称、HTMLコンテンツを提供するコンテンツサーバ4の所在を示すロケーション情報等の各種情報が記述される。
テレビ受信機2は、セットトップボックスと表示装置とを含んで構成され、放送局1から伝送される放送信号を解析し、映像及び音声等の信号に変換して番組コンテンツとして表示する。テレビ受信機2は、インターネットNを介して外部機器と通信可能に接続される。本実施形態では、テレビ受信機2は、管理サーバ3及びコンテンツサーバ4に加え、他のテレビ受信機2と通信可能に接続される。
管理サーバ3は、複数のテレビ受信機2におけるHTMLコンテンツの取得状況を管理する。より具体的には、管理サーバ3は、HTMLコンテンツを取得済みのテレビ受信機2が存在する場合に、そのテレビ受信機2の所在を示すロケーション情報等を管理する。
コンテンツサーバ4は、ハイブリッドキャスト用のHTMLコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバであり、インターネットNを介して複数のテレビ受信機2と通信可能に接続される。コンテンツサーバ4は、HTMLコンテンツを管理し、テレビ受信機2からの要求に応じてHTMLコンテンツを配信する。
以上のような構成のコンテンツ共有システムSにおいて、テレビ受信機2のユーザは、番組コンテンツを視聴中に当該番組コンテンツに関連するHTMLコンテンツの閲覧を望むことがある。このような場合、通常、テレビ受信機2は、AITに含まれるHTMLコンテンツのロケーション情報に基づいてコンテンツサーバ4にアクセスし、HTMLコンテンツを取得する。
これに対して、本実施形態のコンテンツ共有システムSでは、テレビ受信機2は、AITのロケーション情報に関わらず、管理サーバ3に対してアクセスし、取得予定のHTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2が存在するか否かを確認する。そして、HTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2が存在する場合、テレビ受信機2は、コンテンツサーバ4にアクセスすることなく、この他のテレビ受信機2から所謂P2P(peer to peer)方式によりHTMLコンテンツを取得する。
これにより、テレビ受信機2は、コンテンツサーバ4にアクセスすることがないため、コンテンツサーバ4へのアクセスが集中することなく、コンテンツサーバ4の負荷を軽減することができる。
[コンテンツ共有システムSのシステム態様例]
以上のようなコンテンツ共有システムSの好適なシステム態様例を図2に示す。図2は、コンテンツ共有システムSのシステム態様の一例を示す図である。図2に示すように、本発明のコンテンツ共有システムSは、例えば、ケーブルテレビシステムにおいて好適に利用することができる。
ケーブルテレビシステムでは、ケーブルテレビ局と各ユーザ宅とを光ケーブルや同軸ケーブル等で接続し、ケーブルテレビ局が放送局1から伝送される放送波を受信し、各ユーザ宅に配信することで、ユーザは番組コンテンツを視聴する。なお、本実施形態では、ケーブルテレビ局と各ユーザ宅とを接続する光ケーブルにより形成されるネットワーク網をケーブル網と呼ぶ。
ケーブルテレビシステムでは、通常、テレビ放送の他にインターネット接続や電話等も含む複合的なサービスが提供されている。ケーブルテレビシステムにおけるインターネット接続は、ケーブル網から出てインターネットNにアクセスすることで行われる。
本発明のコンテンツ共有システムSをこのようなケーブルテレビシステムに適用する場合、コンテンツサーバ4は、インターネット上のサーバであるため、ケーブル網の外側に設置される。
一方、管理サーバ3は、任意の場所に設置することができ、例えば、図2に示すように、ケーブル網の内側に設けることとしてもよく、また、コンテンツサーバ4のようにインターネット上に設けることとしてもよい。ケーブル網の内側に設けた場合、管理サーバ3とテレビ受信機2との間の制御をケーブル網内で完結することができ、好適である。
ケーブルテレビシステムにおいて、ケーブル網はケーブルテレビ局毎、より詳細には、ケーブルテレビ局に設けられたケーブルモデムの終端装置(CMTS:Cable Modem Termination System)毎に形成される。図2に示す例では、AケーブルTVに設けられたCMTSによりケーブル網Aが形成され、BケーブルTVに設けられたCMTSによりケーブル網Bが形成される。
ユーザ宅に設けられるテレビ受信機2の夫々は、契約しているケーブルテレビ局(CMTS)により形成されるケーブル網に属することになる。図2に示す例では、ユーザ宅A及びユーザ宅Bのテレビ受信機2は、AケーブルTVに設けられたCMTSにより形成されるケーブル網Aに属し、ユーザ宅Cのテレビ受信機2は、BケーブルTVに設けられたCMTSにより形成されるケーブル網Bに属している。
以上、コンテンツ共有システムSのシステム態様の一例を図2に示した。なお、図2に示す態様例は一例に過ぎず、本発明のコンテンツ共有システムSは、ケーブルテレビシステム以外のテレビシステム、即ち、電波を利用して放送番組を提供する通常のテレビ放送や、インターネットNを介して放送番組を提供するIP放送等のテレビシステムに対しても適用することができる。
[第1実施形態]
続いて、図3から図6を参照して、本発明のコンテンツ共有システムSの第1実施形態について説明する。
[テレビ受信機2及び管理サーバ3の機能構成]
初めに、図3を参照して、テレビ受信機2及び管理サーバ3の機能構成について説明する。図3(A)は、テレビ受信機2の機能構成を示すブロック図であり、図3(B)は、管理サーバ3の機能構成を示すブロック図である。
図3(A)に示すように、テレビ受信機2は、記憶部21と、表示部22と、通信部23と、制御部24と、を含んで構成される。
記憶部21は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部21は、テレビ受信機2を機能させるための各種プログラムや各種データを記憶する。また、記憶部21は、後述の管理テーブル311のロケーション情報(本実施形態では、管理サーバ3のロケーション情報)や、コンテンツサーバ4等から取得したHTMLコンテンツを記憶する。
表示部22は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、制御部24の制御に基づいて、番組コンテンツやHTMLコンテンツを表示する。
通信部23は、所定の通信回線を介して外部機器と接続され、外部機器との間で所定の通信を行う。一例として、通信部23は、放送網やケーブル網を介して放送局1(ケーブルテレビ局)から伝送される放送信号を受信する。また、通信部23は、インターネットNを介してコンテンツサーバ4と通信可能に接続され、コンテンツサーバ4からHTMLコンテンツを受信する。
また、通信部23は、ケーブル網やインターネットNを介して他のテレビ受信機2及び管理サーバ3と通信可能に接続される。テレビ受信機2は、管理サーバ3からHTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2のロケーション情報を受信するとともに、HTMLコンテンツの取得有無に関する情報を管理サーバ3に対して送信する。また、テレビ受信機2は、他のテレビ受信機2との間でHTMLコンテンツの送受信を行う。
制御部24は、例えば、CPUにより構成される。制御部24は、記憶部21に記憶されている各種プログラムを実行することにより、テレビ受信機2に係る機能を統括的に制御し、接続先取得部241及びコンテンツ取得部242として機能する。
本実施形態のようにハイブリッドキャストに対応するテレビ受信機2では、制御部24は、通信部23を介して受信した放送信号を解析し、放送信号を映像データ及び音声データに加え、AITや字幕データ等の各種データに分離する。また、制御部24は、これら各種データに対して適宜デコード処理等を行い、番組コンテンツとして表示部22から出力する。なお、本実施形態の映像データ及び音声データは、本発明の番組コンテンツに対応するデータに相当する。
接続先取得部241は、放送信号を受信すると(より詳細には、ユーザがハイブリッドキャストの開始を選択すると、又は、テレビ受信機2において自動でハイブリッドキャストを開始する設定となっている場合には放送信号を受信すると自動で)、管理テーブル311にアクセスし、放送信号に含まれるAITにより指定されたHTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2に関する情報を管理テーブル311から取得する。本実施形態では、図3(B)に示すように、管理テーブル311を管理サーバ3に設けることとしているため、接続先取得部241は、管理サーバ3の管理テーブル311にアクセスし、指定されたHTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2に関する情報を取得する。
なお、HTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2は、本発明の既取得受信機に相当し、HTMLコンテンツを取得していないテレビ受信機2は、本発明の未取得受信機に相当する。
通常、ハイブリッドキャストにおいてHTMLコンテンツを取得する場合、テレビ受信機2は、AITに記述されたロケーション情報に従いコンテンツサーバ4にアクセスする。この点、本実施形態では、テレビ受信機2(接続先取得部241)は、AITの記述に関わらず、コンテンツサーバ4へのアクセスの前に先ず管理テーブル311にアクセスし、コンテンツサーバ4の負荷を軽減する。なお、管理テーブル311のロケーション情報は、記憶部21に予め記憶しておくものとする。
接続先取得部241は、管理テーブル311にアクセスすると、取得対象のHTMLコンテンツ名称やHTMLコンテンツID等の各種情報に基づいて、当該HTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2の種別やロケーション情報等を、管理テーブル311から取得する。
コンテンツ取得部242は、放送信号に含まれるAITにより指定されたHTMLコンテンツを取得する。具体的には、取得対象のHTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2が存在する場合には、コンテンツ取得部242は、接続先取得部241が特定した他のテレビ受信機2から当該HTMLコンテンツを取得する。他方、取得対象のHTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2が存在しない場合には、コンテンツ取得部242は、AITにより指定されたロケーション情報に従いコンテンツサーバ4にアクセスして、コンテンツサーバ4からHTMLコンテンツを取得する。
続いて、管理サーバ3の構成について説明する。図3(B)に示すように、管理サーバ3は、記憶部31と、通信部32と、制御部33と、を含んで構成される。
記憶部31は、例えば、ROM及びRAM等により構成される。記憶部31は、管理サーバ3を機能させるための各種プログラムや各種データを記憶する。また、記憶部31は、管理テーブル311及びグループテーブル312を記憶する。
ここで、図4を参照して、管理テーブル311及びグループテーブル312について説明する。図4(A)は、管理テーブル311の一例を示す図であり、図4(B)は、グループテーブル312の一例を示す図である。
図4(A)に示すように、管理テーブル311は、HTMLコンテンツの種別に対応付けて、当該HTMLコンテンツの保存有効期限、当該HTMLコンテンツを取得済みのテレビ受信機2、当該テレビ受信機2のロケーション情報、及び当該テレビ受信機2の受信機性能を記憶する。
なお、テレビ受信機2のロケーション情報としては、論理的な位置情報(IPアドレス)であってもよく、また、物理的な位置情報(ZIPコード)であってもよい。また、テレビ受信機2の受信機性能は、任意の情報であり、例えば、テレビ受信機2のCPU処理能力やメモリサイズ等のテレビ受信機2が備えるスペックに関する情報である。なお、管理テーブル311は、HTMLコンテンツを取得済みのテレビ受信機2に対応付けて、ロケーション情報及び受信機性能に加え、テレビ受信機2のCPUやメモリの使用率といった、テレビ受信機2が有するリソースの使用率を示す負荷状況を記憶することとしてもよい。
管理テーブル311が、HTMLコンテンツを取得済みのテレビ受信機2からロケーション情報、受信機性能及び負荷状況を取得し記憶する方法は、任意であるが、以下にその一例を示す。
ロケーション情報及び受信機性能については、テレビ受信機2において当該情報を示すメタデータを予め所持しておき、所定のタイミング(例えば、管理サーバ3との最初の通信時等)でこのメタデータを管理サーバ3に送信することで、管理テーブル311に記憶することができる。また、負荷状況については、定期的にテレビ受信機2の負荷状況を測定し管理サーバ3に送信するAPIをテレビ受信機2に実装しておき、このAPIを介して管理テーブル311に記憶することができる。なお、ロケーション情報及び受信機性能についても、このAPIを介して管理テーブル311に記憶することとしてもよい。
図4(B)に示すように、グループテーブル312は、通信ネットワークの複数のルータ間の関係性を記憶する。本実施形態のようにケーブルテレビシステムに適用する場合、ルータ間の関係性は、CMTS間の関係性、即ちケーブル網間の関係性を意味することになる。そこで、図4(B)に示すように、グループテーブル312は、異なるケーブル網間での優先順位を、ルータ間の関係性として記憶する。図4(B)に示す例では、ケーブル網Aには、優先順位1としてケーブル網Bが規定され、ケーブル網Bには、優先順位2としてケーブル網Cが規定されている。
後述するように、コンテンツ共有システムSでは、同一のルータの下に属する既取得の他のテレビ受信機2から優先して、未取得のテレビ受信機2に対して通知する。このとき、未取得のテレビ受信機2と同一のルータの下に既取得の他のテレビ受信機2が存在しない場合、コンテンツ共有システムSでは、グループテーブル312に規定された優先順位に従い、優先順位上位の他のルータの下に属する既取得の他のテレビ受信機2を、未取得のテレビ受信機2に対して通知する。
なお、コンテンツ共有システムSを、ケーブルテレビシステム以外のテレビシステムに適用する場合、グループテーブル312は、ルータ機能を備える任意の装置(例えば、ルータやデフォルトゲートウェイ)間の関係性を記憶することになる。
図3(B)に戻り、通信部32は、所定の通信回線を介して外部機器と接続され、外部機器との間で所定の通信を行う。一例として、通信部32は、ケーブル網やインターネットNを介してテレビ受信機2と通信可能に接続される。管理サーバ3は、テレビ受信機2に対してHTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2を通知するとともに、テレビ受信機2においてHTMLコンテンツに対するイベントが起きると、テレビ受信機2からその旨の通知を受ける。
なお、HTMLコンテンツに対するイベントとは、HTMLコンテンツの保存状態の変更があったことであり、HTMLコンテンツを取得したこと、HTMLコンテンツを削除したこと等である。テレビ受信機2がHTMLコンテンツを取得すると、テレビ受信機2は、例えば、取得したHTMLコンテンツの種別やHTMLコンテンツの保存有効期限を含む各種情報を管理サーバ3に通知する。管理サーバ3では、これら情報に基づいて管理テーブル311を更新する。なお、HTMLコンテンツの保存有効期限は、任意の方法で取得することができる。一例として、テレビ受信機2は、AITに記述された有効期限日から保存有効期限を取得することとしてもよく、取得したHTMLコンテンツに設定された有効期限日から保存有効期限を取得することとしてもよい。
制御部33は、例えば、CPUにより構成される。制御部33は、記憶部31に記憶されている各種プログラムを実行することにより、管理サーバ3に係る機能を統括的に制御し、特定部331、通知部332及び更新部333として機能する。
特定部331は、HTMLコンテンツを取得していないテレビ受信機2からの要求を受けると、HTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2の属性情報に基づいて、未取得のテレビ受信機2と通信を行う既取得のテレビ受信機2を特定する。具体的には、特定部331は、既取得のテレビ受信機2の受信機性能、ネットワーク品質、位置情報及びHTMLコンテンツの過去の配信実績のうちの少なくとも1つに基づいて、未取得のテレビ受信機2と通信を行う既取得のテレビ受信機2を特定する。
<受信機性能に基づく特定>
コンテンツ共有システムSでは、未取得のテレビ受信機2は、P2P方式を用いて他の既取得のテレビ受信機2からHTMLコンテンツを取得することで、コンテンツサーバ4の負荷を軽減することとしている。この点、他のテレビ受信機2から多くの未取得のテレビ受信機2がHTMLコンテンツを取得したのでは、他のテレビ受信機2の負荷が増大してしまう。そこで、コンテンツ共有システムSでは、HTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2の受信機性能に応じて、未取得のテレビ受信機2の通信先を特定する。
これにより、受信機性能を超える台数の未取得のテレビ受信機2と通信を行う必要がないため、他のテレビ受信機2の負荷を抑えることができる。また、未取得のテレビ受信機2にとっても、負荷が増大した他のテレビ受信機2と通信する必要がないため、HTMLコンテンツを早期に取得することができ、好適である。
<NW品質に基づく特定>
また、既取得の他のテレビ受信機2のネットワーク品質が悪い場合、未取得のテレビ受信機2が当該他のテレビ受信機2と通信したとしても、通信速度が遅く、未取得のテレビ受信機2は、当該他のテレビ受信機2からHTMLコンテンツを早期に取得することができない。そこで、コンテンツ共有システムSでは、HTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2のネットワーク品質に応じて、未取得のテレビ受信機2の通信先を特定する。
これにより、未取得のテレビ受信機2は、HTMLコンテンツを早期に取得することができ、好適である。
なお、ネットワーク品質としては、上り/下りの通信速度(スループット)、往復遅延時間(RTT:Round Trip Time)等の経路上のボトルネック箇所を特定可能な情報に加え、パケット消失率(PER:Packet Error Rate)等の情報を用いることができる。
また、他のテレビ受信機2が属するCMTSやルータにおける負荷状況に基づいてネットワーク品質を判断することとしてもよい。具体的には、CMTSやルータの単一ネットワークインターフェースにおける端末の収容数や同時接続数等を用いて、ネットワーク品質を判断することとしてもよい。即ち、それら収容数や同時接続数が多い場合にネットワーク品質が悪く、それら収容数や同時接続数が少ない場合にネットワーク品質が良いと判断することとしてもよい。
<位置情報に基づく特定>
また、通信速度は、テレビ受信機2間の距離に応じて異なるため、未取得のテレビ受信機2と既取得の他のテレビ受信機2との距離が近いほど、未取得のテレビ受信機2は、早期にHTMLコンテンツを取得することができる。そこで、コンテンツ共有システムSでは、未取得のテレビ受信機2の位置情報と既取得の他のテレビ受信機2の位置情報とに基づいて、未取得のテレビ受信機2の通信先を特定する。
なお、位置情報としては、住所等の物理的な位置情報を用いることとしてもよいが、通信速度の観点からは、IPアドレス等の論理的な位置情報を用いる方が好ましい。
論理的な位置情報を用いる場合、特定部331は、未取得のテレビ受信機2とルータ機能を備える装置(以下、「ルータ装置」)が共通の既取得の他のテレビ受信機2を優先して、未取得のテレビ受信機2の通信先として特定する。他方、ルータ装置が共通の既取得の他のテレビ受信機2が存在しない場合、特定部331は、グループテーブル312を参照して、未取得のテレビ受信機2のルータ装置に関連付けられた他のルータ装置配下にある既取得の他のテレビ受信機2を、未取得のテレビ受信機2の通信先として特定する。即ち、特定部331は、未取得のテレビ受信機2のルータ装置に対してより高い優先順位のルータ装置配下にある既取得の他のテレビ受信機2を、未取得のテレビ受信機2の通信先として特定する。
<過去の配信実績に基づく特定>
以上説明した受信機性能、ネットワーク品質及び位置情報に基づく特定では、未取得のテレビ受信機2がHTMLコンテンツを早期に取得することを目的の1つとしている。この点、HTMLコンテンツの早期取得は、既取得のテレビ受信機2における過去の配信実績を用いても実現することができる。
即ち、ある未取得のテレビ受信機2に対してHTMLコンテンツを配信した既取得のテレビ受信機2として、第1テレビ受信機2と第2テレビ受信機2とが存在し、当該未取得のテレビ受信機2に対するHTMLコンテンツの配信にかかった時間が、第1テレビ受信機2では第1時間、第2テレビ受信機では第2時間(第1時間よりも長時間)である場合を考える。このような場合、当該未取得のテレビ受信機2は、第1テレビ受信機2からHTMLコンテンツを取得した方が、早期にHTMLコンテンツを取得できることになる。
そこで、コンテンツ共有システムSでは、HTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2の過去の配信実績に応じて、未取得のテレビ受信機2の通信先を特定する。具体的には、例えば、管理サーバ3の記憶部31に、テレビ受信機2間におけるHTMLコンテンツの配信実績の履歴を記憶しておき、要求を行った未取得のテレビ受信機2に対してHTMLコンテンツを短い時間で配信した実績を持つ既取得のテレビ受信機2を優先的に特定することで、実現することができる。
通知部332は、特定部331が特定した既取得の他のテレビ受信機2のロケーション情報を、要求を行ったテレビ受信機2(未取得受信機)に対して通知する。
更新部333は、テレビ受信機2からイベント発生の通知を受けると、この通知の内容に応じて管理テーブル311を更新する。一例として、テレビ受信機2からHTMLコンテンツを取得したことの通知を受け付けると、更新部333は、当該テレビ受信機2がHTMLコンテンツを取得済みのテレビ受信機2であることを示すレコードを管理テーブル311に追加する。また、テレビ受信機2からHTMLコンテンツを削除したことの通知を受け付けると、更新部333は、当該テレビ受信機2がHTMLコンテンツ取得済みのテレビ受信機2であることを示すレコードを管理テーブル311から削除する。
また、更新部333は、HTMLコンテンツの保存有効期限が過ぎた場合、当該レコードを管理テーブル311から削除する。
[コンテンツ共有システムSの動作]
以上、本発明のコンテンツ共有システムSの構成について説明した。続いて、コンテンツ共有システムSの動作について説明する。図5は、コンテンツ共有システムSにおける処理の流れを示すフローチャートであり、図6は、コンテンツ共有システムSの動作例を示す図である。
図5に示すように、初めに、テレビ受信機2A及びテレビ受信機2Bは、管理サーバ3にアクセスして、事前機器認証を行う(ステップS1)。その後、ハイブリッドキャスト放送が開始する。図6(A)に示すように、テレビ受信機2では、ハイブリッドキャスト放送の放送信号を解析して、AITを抽出する。このAITには、「HTMLコンテンツA」とその所在(URL)を示す「ロケーション情報B」、また、当該コンテンツが保存可のコンテンツかどうかを示すための「キャッシュ情報記述子」が記述されているものとする。
テレビ受信機2Aのユーザがハイブリッドキャスト放送の視聴を望み(ハイブリッドキャスト放送受信に必要となるユーザアクションを取り)、受信したAIT内に「キャッシュ情報記述子」が含まれている場合、ステップS2において、テレビ受信機2Aは、管理サーバ3の管理テーブル311にアクセスし、「HTMLコンテンツA」が他のテレビ受信機2において取得済みであるか否か問い合わせる。図6(A)に示すように、ステップS2の時点では、「HTMLコンテンツA」を取得済みの他のテレビ受信機2が存在しないため、ステップS3において、管理サーバ3は、その旨をテレビ受信機2Aに対して通知する。なお、AIT内に「キャッシュ情報記述子」が含まれていない場合、当該ハイブリッドキャストコンテンツは保存不可となるため、テレビ受信機2Aは、管理サーバ3にアクセスすることなくコンテンツサーバ4へコンテンツ取得要求を行う。
ステップS3における管理サーバ3からの通知を受けると、ステップS4において、テレビ受信機2Aは、AITから得られた「ロケーション情報B」を参照してコンテンツサーバ4にアクセスし、「HTMLコンテンツA」を要求する。この要求を受けると、コンテンツサーバ4は、テレビ受信機2Aに対して「HTMLコンテンツA」を配信する。
コンテンツサーバ4から「HTMLコンテンツA」を受信すると、ステップS5において、テレビ受信機2Aは、取得した「HTMLコンテンツA」を保存する。続いて、HTMLコンテンツの取得有無についてのイベントが発生したため、ステップS6において、テレビ受信機2Aは、管理サーバ3に対してその旨を通知する。
一例として、テレビ受信機2Aは、テレビ受信機2Aの名称(ID)、属性(性能、位置、等)、取得したHTMLコンテンツの名称(ID)、及びHTMLコンテンツの保存有効期限を管理サーバ3に対して通知する。また、テレビ受信機2Aは、テレビ受信機2AとP2P方式により通信するために必要な情報(IPアドレス、ポート番号、NATタイプ等)を管理サーバ3に対して通知する。
テレビ受信機2Aから通知を受けると、ステップS7において、管理サーバ3は、管理テーブル311を更新する。これにより、テレビ受信機2Aが「HTMLコンテンツA」を取得済みであることが、管理サーバ3において管理される。
その後、テレビ受信機2Bのユーザがハイブリッドキャスト放送の視聴を望み(ハイブリッドキャスト放送受信に必要となるユーザアクションを取り)、受信したAIT内に「キャッシュ情報記述子」が含まれている場合、ステップS8において、テレビ受信機2Bは、管理サーバ3の管理テーブル311にアクセスし、「HTMLコンテンツA」が他のテレビ受信機2において取得済みであるか否か問い合わせる。
図6(B)に示すように、ステップS8の時点においてテレビ受信機2Aが「HTMLコンテンツA」を取得しているため、ステップS9において、管理サーバ3は、テレビ受信機2Bと通信を行う既取得のテレビ受信機2を特定し、テレビ受信機2Bに対して通知する。即ち、管理サーバ3は、テレビ受信機2Aまでのルートを設定するべく、テレビ受信機2A,2Bにルーティング情報(双方のIPアドレス、ポート番号、NATタイプ等)を通知する。
なお、この処理では、上述のように管理サーバ3は、既取得のテレビ受信機2の受信機性能、ネットワーク品質及び位置情報に基づいて、テレビ受信機2Bと通信を行う既取得のテレビ受信機2を特定するが、詳細については、図7から図9において後述する。
管理サーバ3から通知されたルーティング情報に基づいてテレビ受信機2A,2B間のルートが設定されると、ステップS10において、テレビ受信機2Bは、テレビ受信機2Aに対して「HTMLコンテンツA」を要求する。この要求を受けると、ステップS11において、テレビ受信機2Aは、テレビ受信機2Bに対して「HTMLコンテンツA」を配信する。これにより、テレビ受信機2Bは、コンテンツサーバ4にアクセスすることなく「HTMLコンテンツA」を取得することができる。
テレビ受信機2Aから「HTMLコンテンツA」を受信すると、テレビ受信機2Bは、取得した「HTMLコンテンツA」を保存し、その旨を管理サーバ3に対して通知する(ステップS12)。管理サーバ3では、この通知を受けて管理テーブル311を更新する(ステップS13)。
<ルート通知処理の詳細>
続いて、図7から図9を参照して、図5のステップS9におけるルート通知処理の詳細について説明する。図7は、既取得の他のテレビ受信機2の受信機性能に基づいて、ルートを通知するルート通知処理Aを示すフローチャートであり、図8は、既取得の他のテレビ受信機2のネットワーク品質に基づいて、ルートを通知するルート通知処理Bを示すフローチャートであり、図9は、既取得の他のテレビ受信機2の位置情報に基づいて、ルートを通知するルート通知処理Cを示すフローチャートである。
<ルート通知処理A>
図7に示すように、初めに、管理サーバ3の特定部331は、管理テーブル311を参照して、HTMLコンテンツを取得済みのテレビ受信機2の受信機性能を取得する(ステップS901)。続いて、ステップS902において、特定部331は、受信機性能に応じて接続先を特定する。一例として、特定部331は、受信機性能の高い既取得のテレビ受信機2から順に接続先として特定する。続いて、ステップS903において、通知部332は、ステップS902において特定したテレビ受信機2までのルーティング情報を、未取得のテレビ受信機2に対して通知する。
<ルート通知処理B>
図8に示すように、初めに、管理サーバ3の特定部331は、HTMLコンテンツを取得済みのテレビ受信機2のネットワーク品質を算出する(ステップS911)。この処理では、例えば、特定部331は、既取得のテレビ受信機2が属する通信ネットワークの負荷状況に応じて、ネットワーク品質を算出する。具体的には、特定部331は、既取得のテレビ受信機2が属するCMTSやルータの単一ネットワークインターフェースにおける端末の収容数や同時接続数に基づいて、ネットワーク品質を算出する。もちろん、既取得のテレビ受信機2のスループットや往復遅延時間等その他の情報を用いてネットワーク品質を算出することとしてもよい。
続いて、ステップS912において、特定部331は、算出したネットワーク品質に応じて接続先を特定する。一例として、特定部331は、ネットワーク品質が良い既取得のテレビ受信機2から順に接続先として特定する。続いて、ステップS913において、通知部332は、ステップS912において特定したテレビ受信機2までのルーティング情報を、未取得のテレビ受信機2に対して通知する。
<ルート通知処理C>
図9に示すように、初めに、管理サーバ3の特定部331は、未取得のテレビ受信機2の位置情報を取得する(ステップS921)。この処理では、特定部331は、取得した未取得のテレビ受信機2の位置情報から当該テレビ受信機2が属するルータ装置(CMTS)を特定する。続いて、ステップS922において、特定部331は、管理テーブル311を参照して、未取得のテレビ受信機2と同一のルータ装置配下に既取得の他のテレビ受信機2が存在するか否かを判定する。この判定がYESのとき、ステップS923において、特定部331は、当該他のテレビ受信機2を、通信先の他のテレビ受信機2として特定し、通知部332は、この他のテレビ受信機2までのルーティング情報を、未取得のテレビ受信機2に対して通知する。
他方、ステップS922の判定がNOのとき、特定部331は、グループテーブル312を参照して、未取得のテレビ受信機2が属するルータ装置に設定された優先順位に応じて他のルータ装置を特定する(ステップS924)。続いて、ステップS925において、特定した他のルータ装置配下に既取得の他のテレビ受信機2が存在するか否かを判定する。この判定がYESのとき、ステップS923において、通知部332は、この他のテレビ受信機2までのルーティング情報を、未取得のテレビ受信機2に対して通知する。
他方、ステップS925の判定がNOのとき、特定部331は、優先順位を更新可能であるか否かを判定する(ステップS926)。この判定がYESのとき、特定部331は、次の優先順位のルータ装置を特定し、ステップS925の処理を行う。他方、この判定がNOのとき、ステップS927において、特定部331は、コンテンツサーバ4にアクセスするように未取得のテレビ受信機2に対して通知する。
[第1実施形態のコンテンツ共有システムSの効果]
以上説明した本実施形態のコンテンツ共有システムSでは、放送信号に含まれるAITによりHTMLコンテンツが指定された場合に、未取得のテレビ受信機2では、当該HTMLコンテンツを管理するコンテンツサーバ4にアクセスすることなく、既取得の他のテレビ受信機2にアクセスし、P2P方式を利用してHTMLコンテンツを取得する。
これにより、コンテンツサーバ4にアクセスが集中してしまうことを防止でき、コンテンツサーバ4のサーバ負荷を軽減することができる。
具体的には、コンテンツ共有システムSでは、既取得のテレビ受信機2を記憶する管理テーブル311を備え、AITの記述に関わらず、未取得のテレビ受信機2は、先ず管理テーブル311にアクセスする。これにより、テレビ受信機2がコンテンツサーバ4にアクセスすることを適切に防止することができる。
特に、テレビ放送のように広範囲で運用されるサービスでは、HTMLコンテンツを取得済みのテレビ受信機2は、時間に応じて増えていくため、コンテンツサーバ4へのアクセス集中をより適切に防止することができる。
このとき、コンテンツ共有システムSでは、既取得のテレビ受信機2の属性情報に基づいて、未取得のテレビ受信機2がアクセスするテレビ受信機2を特定する。具体的には、コンテンツ共有システムSでは、既取得のテレビ受信機2の受信機性能、ネットワーク品質及び位置情報に基づいて、未取得のテレビ受信機2がアクセスするテレビ受信機2を特定する。
これにより、既取得のテレビ受信機2の負荷を軽減できるとともに、未取得のテレビ受信機2と既取得のテレビ受信機2との通信速度が向上するため、未取得のテレビ受信機2は、HTMLコンテンツを遅延なく取得することができる。
また、コンテンツ共有システムSでは、テレビ受信機2においてHTMLコンテンツの取得有無についてのイベントが発生すると、管理テーブル311を更新する。これにより、既取得のテレビ受信機2が増えると、接続先を分散させることができ、好適である。また、未取得のテレビ受信機2にHTMLコンテンツを要求することがないため、不要な通信を抑えることができる。
[第2実施形態]
続いて、本発明のコンテンツ共有システムSの第2実施形態について説明する。第1実施形態のコンテンツ共有システムSでは、管理テーブル311を管理サーバ3に設けておき、テレビ受信機2は、管理サーバ3にアクセスすることで管理テーブル311を参照することとしている。
この点、第2実施形態のコンテンツ共有システムSでは、管理テーブル311をテレビ受信機2の夫々が備えることとし、コンテンツサーバ4へのアクセス集中だけでなく、管理サーバ3へのアクセス集中も防止する。
[テレビ受信機2及び管理サーバ3の機能構成]
図10は、第2実施形態のコンテンツ共有システムSのテレビ受信機2及び管理サーバ3の機能構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図10(A)に示すように、第2実施形態のテレビ受信機2は、第1実施形態の構成に加え、管理テーブル211を更に備える。また、図10(B)に示すように、第2実施形態の管理サーバ3は、通知部332に代えて配信部334を備える。
管理サーバ3の配信部334は、複数のテレビ受信機2の夫々に対して管理テーブル311を配信する。管理テーブル311を配信するタイミングは任意であり、例えば、所定時間毎であってもよく、また、管理テーブル311が更新される度に配信することとしてもよく、また、番組コンテンツが開始してから一定時間経過した後に配信することとしてもよく、また、既取得のテレビ受信機2が所定台数に到達したタイミングで配信することとしてもよい。また、配信部334は、管理テーブル311の全てのレコードをテレビ受信機2に対して配信することとしてもよく、また、管理テーブル311のうちの更新されたレコードのみをテレビ受信機2に対して配信することとしてもよい。
なお、テレビ受信機2間の接続は、近傍のテレビ受信機2同士を接続することが好ましい。そこで、位置情報に基づいて複数のテレビ受信機2をグループ化しておき、配信部334は、同じグループ内のテレビ受信機2についてのレコードのみを同グループ内のテレビ受信機2に対して配信することとしてもよい。
テレビ受信機2では、HTMLコンテンツを取得する際に、自身の記憶部21に記憶された管理テーブル211にアクセスし、接続先を取得する。より詳細には、テレビ受信機2は、HTMLコンテンツを取得する際に、管理テーブル211を参照して取得対象のHTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2が存在するか否かを把握し、存在しない場合には、AITで指定されたコンテンツサーバ4を接続先とする。
他方、取得対象のHTMLコンテンツを取得済みの他のテレビ受信機2が存在する場合には、接続先取得部241は、既取得の他のテレビ受信機2の属性情報に基づいて、自身と通信を行う既取得のテレビ受信機2を特定する。即ち、第2実施形態の接続先取得部241は、第1実施形態の特定部331と同様の機能を有する。
その後、他のテレビ受信機2又はコンテンツサーバ4からHTMLコンテンツを取得すると、テレビ受信機2は、その旨を管理サーバ3に通知する。管理サーバ3では、この通知を受けると管理テーブル311を更新し、複数のテレビ受信機2の夫々に対して更新した管理テーブル311を配信する。
なお、管理サーバ3の配信部334は、管理テーブル311だけでなく、グループテーブル312も複数のテレビ受信機2の夫々に対して配信することとしてもよい。
以上説明した第2実施形態のコンテンツ共有システムSでは、テレビ受信機2は、接続先を取得する際に、自身が備える管理テーブル211にアクセスすればよく、管理サーバ3にアクセスする必要がない。そのため、コンテンツサーバ4へのアクセス集中だけでなく、管理サーバ3にアクセスが集中してしまうことも防止できる。また、テレビ受信機2は、最初からダイレクトに他のテレビ受信機2にアクセスすることができるため、HTMLコンテンツの早期取得が期待でき、結果、ユーザエクスペリエンスの向上も期待できる。
[第3実施形態]
続いて、本発明のコンテンツ共有システムSの第3実施形態について説明する。第1実施形態及び第2実施形態のコンテンツ共有システムSでは、既取得の他のテレビ受信機2の属性情報に基づいて、未取得のテレビ受信機2と通信する他のテレビ受信機2を特定することとしている。このような特定方法によれば、ある未取得のテレビ受信機2に対して通信先として一度でも決定された他のテレビ受信機2は、当該未取得のテレビ受信機2の通信先として好適なテレビ受信機2であるいえる。
そこで、第3実施形態のコンテンツ共有システムSでは、過去の通信履歴を参照して、未取得のテレビ受信機2と通信する他のテレビ受信機2を特定することとしている。
[管理サーバ3の機能構成]
図11は、第3実施形態のコンテンツ共有システムSの管理サーバ3の機能構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図11(A)に示すように、第3実施形態の管理サーバ3は、第1実施形態の構成に加え、関係性テーブル313を更に備える。関係性テーブル313は、特定部331が特定した未取得のテレビ受信機2と既取得の他のテレビ受信機2との関係性を記憶する。
具体的には、図11(B)に示すように、関係性テーブル313は、過去にP2P方式により通信を行ったテレビ受信機2の関係性を記憶する。図11(B)に示す例では、日時Aにおいて、受信機Aと受信機Bとが通信を行ったことが記憶されている。そのため、受信機Bは受信機Aの通信先として好適であることが分かる。
特定部331は、未取得のテレビ受信機2からの要求を受けると、関係性テーブル313において当該未取得のテレビ受信機2と関係づけられた一の他のテレビ受信機2を、当該未取得のテレビ受信機2と通信を行うテレビ受信機2として特定する。例えば、受信機Aからの要求を受け付けた場合、特定部331は、受信機Aと通信を行うテレビ受信機2として受信機Bを特定する。
特定したテレビ受信機2についての通知を受けると、未取得のテレビ受信機2は、通知された他のテレビ受信機2にアクセスし、HTMLコンテンツを取得しているか確認する。その結果、当該他のテレビ受信機2がHTMLコンテンツを取得している場合には、未取得のテレビ受信機2は、当該他のテレビ受信機2からHTMLコンテンツを取得する。
なお、過去の通信履歴から通信先を特定した場合、特定した他のテレビ受信機2がHTMLコンテンツを取得していない場合がある。このような場合には、未取得のテレビ受信機2は、再び管理サーバ3にアクセスして他のテレビ受信機2を取得するか、又はコンテンツサーバ4にアクセスして当該コンテンツサーバ4からHTMLコンテンツを取得する。
また、未取得のテレビ受信機2に対して複数の他のテレビ受信機2が関連づけられている場合も想定される。このような場合、特定部331は、所定の優先順位に基づいて複数の他のテレビ受信機2の中から一のテレビ受信機2を特定することとしてもよい。
所定の優先順位としては、過去の通信時にHTMLコンテンツを取得するのに要した時間に基づく優先順位(短い方が優先順位が高い)であってもよく、また、過去の通信時にHTMLコンテンツを所有していた確率に基づく優先順位(確率が高い方が優先順位が高い)であってもよく、また、他のテレビ受信機2の通信負荷状況に基づく優先順位(負荷が低い方が優先順位が高い)、また、未取得のテレビ受信機2と他のテレビ受信機2との位置関係に基づく優先順位(近い方が優先順位が高い)であってもよい。
このように、過去に通信先として特定した他のテレビ受信機2を、未取得のテレビ受信機2の通信先として再度特定することで、当該未取得のテレビ受信機2に対して好適な通信相手を容易に特定することができる。また、管理サーバ3においてP2P方式における経路構築処理の負担が軽減されるため、HTMLコンテンツの早期取得に繋がり、ユーザエクスペリエンスの向上が期待できる。
なお、第3実施形態では、過去に通信先として特定した他のテレビ受信機2が、HTMLコンテンツを取得済みであるか否かに関係なく、未取得のテレビ受信機2の通信先として特定することとしている。この点、特定部331は、未取得のテレビ受信機2からの要求を受けると、関係性テーブル313において当該未取得のテレビ受信機2と関係づけられ、かつ、管理テーブル311において対象のHTMLコンテンツを取得済みであることが記憶された既取得の他のテレビ受信機2を、当該未取得のテレビ受信機2と通信を行うテレビ受信機2として特定することとしてもよい。
また、関係性テーブル313は、管理サーバ3だけでなく、第2実施形態のようにテレビ受信機2の夫々に設けることとしてもよい。
[第4実施形態]
続いて、本発明のコンテンツ共有システムSの第4実施形態について説明する。第3実施形態のコンテンツ共有システムSでは、未取得のテレビ受信機2からの要求を受けると、当該未取得のテレビ受信機2の通信先として過去に特定されたテレビ受信機2を、再度、通信先として特定することとしている。第4実施形態のコンテンツ共有システムSは、過去の通信先として特定されたテレビ受信機2を、再度、通信先として特定する点では、第3実施形態と共通するが、通信先の特定を、未取得のテレビ受信機2から要求を受けたタイミングに限られない点で、第3実施形態と異なる。
なお、第4実施形態のコンテンツ共有システムSの構成は、第3実施形態と基本的に同一である。
第4実施形態において、管理サーバ3の特定部331は、任意のタイミングになると関係性テーブルを参照して、P2P方式により通信を行ったテレビ受信機2の夫々を特定する。そして、通知部332は、特定部331が特定したテレビ受信機2の夫々に対して、通信相手となるテレビ受信機2のロケーション情報を通知する。テレビ受信機2の夫々では、この通知を受けると、テレビ受信機2間で通信を行うためのコネクションを確立する。
なお、任意のタイミングとしては、例えば、毎週火曜の午前2時のような定期的なタイミングであってもよく、また、関係性テーブル313が更新されたタイミングであってもよい。
このように、第4実施形態のコンテンツ共有システムSでは、HTMLコンテンツの要求の有無に関係なく、P2P方式を用いる場合のコネクションを予め確立しておく。その後、何れかのテレビ受信機2においてHTMLコンテンツの取得が要求された場合、当該テレビ受信機2は、相手方のテレビ受信機2にアクセスし、対象のHTMLコンテンツを要求する。このとき、相手方のテレビ受信機2が対象のHTMLコンテンツを取得済みである場合には、確立されたコネクションを用いてP2P方式によりHTMLコンテンツを取得する。他方、相手方のテレビ受信機2が対象のHTMLコンテンツを取得していない場合には、コンテンツサーバ4から直接、又は管理サーバ3を介して他のテレビ受信機2からHTMLコンテンツを取得する。
テレビ受信機2にとってみれば、過去に受信機性能やネットワーク品質等に基づいて、通信先として特定した他のテレビ受信機2が通信先となるため、良好な通信環境が期待できる。また、管理サーバ3にとってみれば、テレビ受信機2からのアクセスが減るため、負荷軽減が期待できる。
[第5実施形態]
続いて、本発明のコンテンツ共有システムSの第5実施形態について説明する。第5実施形態のコンテンツ共有システムSでは、未取得のテレビ受信機2が他のテレビ受信機2とP2P方式により通信を行う際に用いる通信プロトコルを、未取得のテレビ受信機2と既取得のテレビ受信機2との間のネットワーク品質に応じて異ならせる点で、他の実施形態と異なる。
P2P方式の通信では、TCP(Transmission Control Protocol)及びUDP(User Datagram Protocol)といった通信プロトコルを採用することが考えられる。ここで、TCPは、再送機能が付いているため信頼性が高いものの、通信速度が低速になりやすい。他方、UDPは、信頼性よりもレイテンシ低減を重視しているため、信頼性は低いものの、通信速度は比較的速い。
そこで、未取得のテレビ受信機2は、既取得のテレビ受信機2との間のネットワーク品質が良好な場合に、UDPを使用して既取得のテレビ受信機2からHTMLコンテンツを取得し、既取得のテレビ受信機2との間のネットワーク品質が良好でない場合に、TCPを使用して既取得のテレビ受信機2からHTMLコンテンツを取得する。
具体的には、ベースの通信プロトコルをUDPとしておき、未取得のテレビ受信機2は、既取得のテレビ受信機2との間のネットワーク品質(例えば、PERやスループットの値)が一定の閾値を下回った場合に、通信プロトコルをTCPに変更する。
これにより、テレビ受信機2間の通信環境の信頼性及び通信速度を担保することができるため、未取得のテレビ受信機2は、HTMLコンテンツを早期に取得することができ、ユーザエクスペリエンスの向上を期待できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
上記実施形態では、本発明の受信機の一例としてテレビ受信機2を採用しているが、本発明は、放送信号を受信可能なチューナー機能を有していれば足り、例えば、チューナー機能を有するPC、携帯電話、タブレットPC、カーナビゲーション装置等の任意の装置に適用することができる。
1・・・放送局、2・・・テレビ受信機、21・・・記憶部、22・・・表示部、23・・・通信部、24・・・制御部、241・・・接続先取得部、242・・・コンテンツ取得部、3・・・管理サーバ、31・・・記憶部、311・・・管理テーブル、312・・・グループテーブル、32・・・通信部、33・・・制御部、331・・・特定部、332・・・通知部、333・・・更新部、4・・・コンテンツサーバ、S・・・コンテンツ共有システム

Claims (13)

  1. 番組コンテンツに関連するコンテンツを複数の受信機において共有するコンテンツ共有システムであって、
    前記コンテンツの種別に対応付けて、当該コンテンツを取得済みの既取得受信機の属性情報を記憶する管理テーブルと、
    前記コンテンツを取得していない未取得受信機からの要求を受けると、前記既取得受信機の属性情報に基づいて、前記未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した前記既取得受信機を前記未取得受信機に対して通知する通知部と、
    を備え、
    前記受信機は、通知された前記既取得受信機から前記コンテンツを取得するコンテンツ取得部、
    を備えるコンテンツ共有システム。
  2. 前記属性情報は、前記既取得受信機の受信機性能であり、
    前記特定部は、前記既取得受信機の受信機性能に基づき、未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定する、
    請求項1に記載のコンテンツ共有システム。
  3. 前記属性情報は、前記既取得受信機のネットワーク品質であり、
    前記特定部は、前記既取得受信機のネットワーク品質に基づき、未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定する、
    請求項1又は2に記載のコンテンツ共有システム。
  4. 前記既取得受信機が属する通信ネットワークの負荷状況に応じて、前記ネットワーク品質を算出する算出部、
    を更に備える請求項3に記載のコンテンツ共有システム。
  5. 前記属性情報は、前記既取得受信機の位置情報であり、
    前記特定部は、前記既取得受信機の位置情報と前記未取得受信機の位置情報とに基づき、当該未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定する、
    請求項1から4のいずれかに記載のコンテンツ共有システム。
  6. 前記位置情報は、前記受信機の論理的な位置情報又は物理的な位置情報である、
    請求項5に記載のコンテンツ共有システム。
  7. 前記特定部は、前記未取得受信機と通信ネットワーク上のルータが共通の前記既取得受信機を、当該未取得受信機と通信を行う既取得受信機として特定する、
    請求項5又は6に記載のコンテンツ共有システム。
  8. 前記通信ネットワークの複数のルータ間の関係性を記憶する記憶部、を更に有し、
    前記特定部は、前記未取得受信機と前記ルータが共通の前記既取得受信機が存在しない場合、当該ルータに関連付けられた他のルータ配下にある前記既取得受信機を、当該未取得受信機と通信を行う既取得受信機として特定する、
    を更に備える請求項7に記載のコンテンツ共有システム。
  9. 前記特定部が特定した前記未取得受信機と前記既取得受信機との関係性を記憶する関係性テーブルを更に備え、
    前記特定部は、前記関係性テーブルにおいて前記未取得受信機と関係づけられた受信機を、当該未取得受信機と通信を行う受信機として特定する、
    請求項1から8のいずれかに記載のコンテンツ共有システム。
  10. 前記特定部は、前記未取得受信機からの前記要求を受けると、前記関係性テーブルにおいて前記未取得受信機と関係づけられ、かつ、前記コンテンツを取得済みの受信機を、当該未取得受信機と通信を行う既取得受信機として特定する、
    請求項9に記載のコンテンツ共有システム。
  11. 前記受信機から当該受信機の前記属性情報を任意のタイミングで取得する属性情報取得部と、
    取得した前記属性情報に基づいて、前記管理テーブルを更新する更新部と、
    を更に備える請求項1から10のいずれかに記載のコンテンツ共有システム。
  12. 前記受信機の前記コンテンツ取得部は、
    通知された前記既取得受信機との間のネットワーク品質に応じた通信プロトコルを使用して当該既取得受信機から前記コンテンツを取得する、
    を更に備える請求項1から11のいずれかに記載のコンテンツ共有システム。
  13. 番組コンテンツに関連するコンテンツを複数の受信機において共有するコンテンツ共有方法であって、
    前記コンテンツの種別に対応付けて、当該コンテンツを取得済みの既取得受信機の属性情報を記憶する管理テーブルを備える管理サーバが実行する、
    前記コンテンツを取得していない未取得受信機からの要求を受けると、前記既取得受信機の属性情報に基づいて、前記未取得受信機と通信を行う既取得受信機を特定するステップと、
    特定した前記既取得受信機を前記未取得受信機に対して通知するステップと、
    前記受信機が実行する、通知された前記既取得受信機から前記コンテンツを取得するステップと、
    を含むコンテンツ共有方法。
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