JP2016066873A - 情報処理装置、方法、プログラム、及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】管理する通信キーの数を抑えつつ、アプリケーション毎にユニークな通信を行う。【解決手段】アプリケーションインストール部23が、予め定めた特定のエリアにスマートデバイス40が入場した際に、エリアにスマートデバイス40が存在している場合に有効となり、かつスマートデバイス40間のコミュニケーションに利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当てたユニークアプリケーションを、エリアに入場したスマートデバイス40に送信する。コミュニケーション結果受信部24が、アプリケーションに含まれる機能を利用したスマートデバイス40間のコミュニケーション結果を取得する。通信キー管理部25が、コミュニケーション結果に基づいて、複数の異なる通信キーのうち、不使用の通信キーを判定する。【選択図】図1
Description
開示の技術は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システムに関する。
従来、ネットワークを介して、サーバと複数のクライアント端末の各々との間で、通信データの混信、漏洩、盗聴等を防止してセキュリティを確保した通信を行う場合、インターネットVPN(Virtual Private Network)が多く利用されている。インターネットVPNは、IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)を用いて暗号化を実現し、安価にセキュリティを確保することができる。しかし、この方式では、あらゆるアプリケーションとの通信を特定方式で暗号化するため、あるアプリケーションの通信において暗号化が破られると、他の全てのアプリケーションとの通信も漏洩、盗聴等されてしまう危険性がある。
そこで、クライアント端末にアプリケーションをインストールする際に、アプリケーション毎にユニークな通信を確立するための通信キーを割り当て、アプリケーションそのものをユニークにすることが考えられる。この場合、あるアプリケーションの通信において暗号化が破られたとしても、その影響が他のアプリケーションに及ばないため、他のアプリケーションの通信のセキュリティを確保することができる。
アプリケーション毎にユニークな通信を行う技術に関連して、以下のような技術が提案されている。例えば、近距離通信によりアクセス許可情報要求を送信可能な移動機の所有者が特定エリアへ入場してアクセス許可情報要求を送信した際に、入場時刻情報やアクセスID、URLなどのアクセス許可情報を送信するサービス提供方法が提案されている。この方法では、入場時刻情報を用いてそのアクセスIDが配布されてからの時間を求め、アクセスIDの有効時間と比較して、有効期間外のときは接続不可とし、有効期間内のときは接続を許可してサービス情報を提供する。
また、ノードベースのシグナリング処理とセッションベースのシグナリング処理とに基づいてアプリケーション鍵の同期を制御する方法が提案されている。この方法では、ノードベースのシグナリング処理では、相手ノードとのアプリケーション鍵の交換を開始または終了する。セッションベースのシグナリング処理では、相手ノードと共有するセッションへのアプリケーション鍵の割り当てのルールを相手ノードと同期する。また、アプリケーション通信部が、セッションを持つアプリケーションによる利用のために、ルールに従ってアプリケーション鍵を提供する。さらに、対象ノードとの間でアプリケーション鍵の交換を再開するためのノードベースのシグナリング処理を行う際に、以前に交換していたアプリケーション鍵を再利用する。
しかしながら、アプリケーション毎にユニークな通信キーを割り当てる場合、1台のクライアント端末に複数のアプリケーションがインストールされること、さらにクライアント端末が不特定多数であることを考えると、必要な通信キーの数は膨大になる。サーバ側では、この膨大な通信キーを準備し、かつ管理しなければならないという問題が発生する。
管理する通信キーが膨大になることを回避するために、アクセスIDに有効期間を設ける従来技術のように、通信キーに有効期間を設け、有効期間が切れた通信キーを再利用することも考えられる。しかし、例えば、特定のエリアにクライアント端末が存在している間はアプリケーションを有効にしておきたい場合などもある。このような場合に、有効期間が切れた時点で通信キーを無効にしてしまうと、まだクライアント端末が特定のエリア内に存在しているにもかかわらず、アプリケーションとの通信が行えなくなってしまう場合がある。
また、以前に交換していたアプリケーション鍵を再利用する従来技術を適用しようとすると、どのアプリケーションがどの通信キーを利用したかを管理する必要があり、煩雑である。
開示の技術は、一つの側面として、管理する通信キーの数を抑えつつ、アプリケーション毎にユニークな通信を行うことを目的とする。
開示の技術は、一つの態様として、予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、アプリケーションに通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信する送信部を備える。前記アプリケーションは、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含む。前記通信キーは、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーである。また、開示の技術は、前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得する取得部を備える。また、開示の技術は、前記取得部により取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する判定部を備える。
開示の技術は、一つの側面として、管理する通信キーの数を抑えつつ、アプリケーション毎にユニークな通信を行うことができる、という効果を有する。
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム10は、情報処理装置20とスマートデバイス40とを含む。情報処理装置20は、無線LAN(Local Area Network)−AP(Access Point)12を介して、無線LAN−AP12圏内に存在するスマートデバイス40と接続される。スマートデバイス40は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等のユーザに携帯される情報処理端末である。なお、スマートデバイス40は、開示の技術の携帯端末の一例である。無線LAN−AP12は、無線LAN−AP12に接続したスマートデバイス40の識別情報であるデバイスID(例えばIPアドレス)を取得する。
情報処理装置20と無線LAN−AP12とは、LANやインターネットなどのネットワークで接続される。情報処理装置20は、無線LAN−AP12の圏内で示されるエリアを、特定のエリアとして管理する。管理するエリアは、建物単位としたり、所定区域単位としたり、ショッピングセンターの各テナント店舗単位としたり、適宜設定可能である。
また、情報処理装置20は、図1に示すように、エリア入場認識部21と、ユニークアプリケーション生成部22と、アプリケーションインストール部23と、コミュニケーション結果受信部24と、通信キー管理部25とを含む。エリア入場認識部21、ユニークアプリケーション生成部22、及びアプリケーションインストール部23は、開示の技術の送信部の一例である。また、コミュニケーション結果受信部24は、開示の技術の取得部の一例である。また、通信キー管理部25は、開示の技術の判定部の一例である。
エリア入場認識部21は、スマートデバイス40が無線LAN−AP12に接続した場合に、管理対象のエリアに、スマートデバイス40(を携帯したユーザ)が入場したと認識する。具体的には、エリア入場認識部21は、スマートデバイス40が無線LAN−AP12に接続した際に、無線LAN−AP12から、その無線LAN−AP12を識別するAP−IDを取得する。また、エリア入場認識部21は、無線LAN−AP12から、接続したスマートデバイス40のデバイスIDを取得する。エリア入場認識部21は、取得したAP−IDをユニークアプリケーション生成部22に通知し、デバイスIDをアプリケーションインストール部23に通知する。
ユニークアプリケーション生成部22は、エリア入場認識部21から通知されたAP−IDに基づいて、スマートデバイス40が入場したエリアを特定し、特定したエリアに応じたアプリケーションを選択する。例えば、エリアAに対してはアプリケーションA、エリアBに対してはアプリケーションB、のように、エリアとアプリケーションとを予め対応付けておき、スマートデバイス40が入場したエリアに対応付けられたアプリケーションを選択すればよい。
なお、エリアとアプリケーションとは、1対1で対応付ける場合に限定されない。例えば、エリアへの入場時刻や、エリア内に存在するスマートデバイス40の数で表されるエリア内の混雑具合などに応じて異なるアプリケーションを提供できるように、1つのエリアに複数のアプリケーションを対応付けておいてもよい。本実施形態では、説明を簡単にするため、1つのエリアに1つのアプリケーションが対応付けられている場合を例に説明する。
エリアに応じて提供するアプリケーションは、そのエリア内でのみ有用なアプリケーションとする。例えば、エリアが店舗の場合には、その店舗の商品情報を提示するアプリケーションや、その店舗の店員を呼び出すためのアプリケーション等とすることができる。また、アプリケーションには、コミュニケーション関連機能が含まれる。コミュニケーション関連機能とは、詳細は後述するが、アプリケーションがインストールされたスマートデバイス40同士でコミュニケーションをとり、そのコミュニケーション結果を収集及び通知する処理を実行させるための機能である。
ユニークアプリケーション生成部22は、エリアに応じて選択したアプリケーションを実行するためのアプリケーションプログラム31を、複数のアプリケーションプログラム31が記憶された所定の記憶領域から取得する。
また、ユニークアプリケーション生成部22は、管理する複数の異なる通信キーのうち、不使用の通信キーを取得する。通信キーは、スマートデバイス40にインストールされたアプリケーションと情報処理装置20との間でユニークな通信を確立するためにアプリケーションに付加されるユニークな情報である。通信キーは、例えば、図2に示すような通信キーリスト32により管理される。図2の例では、1、2、・・・、Nの通信キー毎に、その通信キーが現在、使用中か否かを示す使用中フラグが管理されている。通信キーがスマートデバイス40にインストールされたアプリケーションに割り当てられている場合には、使用中フラグを立て(図2の例では、「ON」)、割り当てられていない場合には、使用中フラグを解除する(図2の例では、「OFF」)。すなわち、使用中フラグが「ON」の通信キーは使用中であることを表し、使用中フラグが「OFF」の通信キーは使用中でなはない(不使用)であることを表す。
なお、通信キーの「1」、「2」等の例は、通信キーがユニークな情報であることを示す一例であり、この例に限定されず、通信データを暗号化するための暗号キーを通信キーとしてもよい。この場合、情報処理装置20とアプリケーションとの間の通信を、より堅牢なものとすることができる。
ここで、本実施形態では、管理する通信キーの数が膨大になることを抑制するために、予め定めた数の通信キーを管理する。管理する通信キーの数は、情報処理装置20が管理するエリア内に同時に入場することができるスマートデバイス40の台数を考慮した数とすることができる。例えば、管理対象のエリアが1つの店舗であれば、店舗の広さ、営業内容、店舗の人気等に応じて、店舗毎に適切な数(例えば、30個)を設定する。1台の情報処理装置20が、ショッピングセンター内の複数のテナント店舗の各々を各エリアとして管理する場合には、例えば、30×管理するテナント店舗数分の通信キーを管理すればよい。
ユニークアプリケーション生成部22は、通信キーリスト32において使用中フラグが立っている通信キー、すなわち使用中の通信キーを一覧にしたコミュニケーションリスト34を作成する。コミュニケーションリスト34の一例を図3に示す。
ユニークアプリケーション生成部22は、作成したコミュニケーションリスト34を、取得したアプリケーションプログラム31に含まれるコミュニケーション関連機能に添付する。また、ユニークアプリケーション生成部22は、アプリケーションプログラム31を、取得した通信キーを用いてユニーク化したユニークアプリケーションプログラム33を生成する。ユニークアプリケーションプログラム33により実行されるユニークアプリケーションは、エリアに応じて選択したアプリケーションと内容は同一であるが、通信キーが付加されたことにより、情報処理装置20との間でユニークな通信が確立されるものとなる。また、ユニークアプリケーション生成部22は、生成したユニークアプリケーションプログラム33を、アプリケーションインストール部23へ受け渡す。
アプリケーションインストール部23は、ユニークアプリケーション生成部22から受け渡されたユニークアプリケーションプログラム33を、エリア入場認識部21から通知されたデバイスIDで識別されるスマートデバイス40に送信する。
上述のように、ユニークアプリケーションは、エリアに応じたアプリケーションをユニーク化したものである。従って、例えば、図4に示すように、エリアAに入場したスマートデバイス40の各々に対しては、アプリケーションA(図4中では「アプリA」と表記)を、各々ユニークな通信キーでユニーク化したユニークアプリケーションがインストールされる。また、エリアBに入場したスマートデバイス40の各々に対しては、アプリケーションB(図4中では「アプリB」と表記)を、各々ユニークな通信キーでユニーク化したユニークアプリケーションがインストールされる。
これにより、スマートデバイス40では、インストールされたユニークアプリケーションプログラム33が起動し、必要に応じて情報処理装置20との間でクライアント−サーバ通信を行って、エリアに応じたアプリケーションによるサービスが提供される。また、ユニークアプリケーションへは、通信キーを指定したアクセスのみを許可することで、アプリケーション毎にユニークな通信を確立することができる。
図5に示すように、あるスマートデバイス40AがエリアAに入場し、アプリケーションAを通信キー1でユニーク化したユニークアプリケーションがスマートデバイス40Aにインストールされたとする。アプリケーションAはエリアAにスマートデバイス40が存在する場合にのみ有効とするため、スマートデバイス40AがエリアAから退場した場合には、スマートデバイス40Aにインストールされたユニークアプリケーションを無効化する。この場合、アプリケーションAのユニーク化に使用した通信キー1は、他のスマートデバイス40にインストールするアプリケーションに割り当て可能な状態、すなわち、再利用可能な状態となる。
ここで、無線LAN−AP12圏内を管理対象のエリアとする場合、スマートデバイス40A側は、無線LAN−AP12の無線電波が途切れたことにより、スマートデバイス40がエリアを退場したことをリアルタイムに認識できる。しかし、情報処理装置20側では、スマートデバイス40にデータを送り、送信失敗を認識しなければ、スマートデバイス40がエリアを退場したことを認識することができない。すなわち、情報処理装置20側で、エリア内に存在するスマートデバイス40を認識し、再利用可能な通信キーを判定するには、情報処理装置20からスマートデバイス40に対して定期的にデータを送信する必要があり、無駄な通信が頻繁に発生することになる。
そこで、本実施形態では、エリアを退場したスマートデバイス40にインストールされたアプリケーションを無効とし、アプリケーションが有効なスマートデバイス40、すなわちエリア内に存在するスマートデバイス40同士でコミュニケーションをとる。このスマートデバイス40同士のコミュニケーション結果を、情報処理装置20で取得する。なお、詳細は後述するが、コミュニケーション結果には、各通信キーの使用状況を判定するための情報が含まれる。
コミュニケーション結果受信部24は、上述のコミュニケーション結果を受信し、通信キー管理部25に受け渡す。
通信キー管理部25は、コミュニケーション結果に基づいて、通信キーリスト32において使用中フラグが立っている、すなわち使用中の通信キーが、再利用可能な状態となっているか否かを判定する。通信キー管理部25は、再利用可能と判定した通信キーについて、通信キーリスト32における使用中フラグを解除する。
スマートデバイス40は、図1に示すように、アプリケーション受信部41と、エリア退場認識部42と、アプリケーション削除部43と、コミュニケーション部44と、コミュニケーション結果通知部45とを含む。アプリケーション受信部41は、開示の技術の受信部の一例である。また、エリア退場認識部42、及びアプリケーション削除部43は、開示の技術の無効化部の一例である。また、コミュニケーション部44、及びコミュニケーション結果通知部45は、開示の技術の通知部の一例である。
アプリケーション受信部41は、情報処理装置20のアプリケーションインストール部23から送信されたユニークアプリケーションプログラム33を受信し、所定の記憶領域に記憶する。ユニークアプリケーションプログラム33は、図示しないアプリケーション実行部により実行され、エリアに応じたアプリケーションによるサービスがユーザに提供される。
エリア退場認識部42は、無線LAN−AP12の無線電波を監視し、無線電波が途切れたことを検出すると、自端末がエリアから退場したと認識する。エリア退場認識部42は、エリアからの退場を認識すると、その旨をアプリケーション削除部43に通知する。
アプリケーション削除部43は、エリア退場認識部42から、エリアから退場した旨の通知を受け付けると、所定領域に記憶されたユニークアプリケーションプログラム33を削除する。
コミュニケーション部44は、インストールされたユニークアプリケーションに含まれるコミュニケーション関連機能により、スマートデバイス40間でコミュニケーションをとる。本実施形態では、スマートデバイス40間のコミュニケーションとして、Bluetooth(登録商標)を用いた相互通信を利用する。Bluetooth(登録商標)を用いた相互通信ではPIN入力によるペアリング処理が必要であるため、このペアリング処理を自動的に実行する機能を、コミュニケーション関連機能として持たせておく。また、他のスマートデバイス40からBluetooth(登録商標)を用いた通信を受信した場合に、自端末にインストールされたアプリケーションに割り当てられている通信キーを、通信元のスマートデバイス40に通知する機能も、コミュニケーション関連機能として持たせておく。
なお、Bluetooth(登録商標)は、電波強度を規定したクラスがClass1であれば100m四方の通信距離を有し、Class2では10m四方の通信距離を有する。例えば、エリアを1店舗とする場合には、Class1のBluetooth(登録商標)を搭載したスマートデバイス40によれば、店舗全体に存在する他のスマートデバイス40との通信をカバーできると想定される。一方、Class2のBluetooth(登録商標)を搭載したスマートデバイス40では、店舗全体をカバーするのは難しいが、ピコネットとピコネットとを繋げることにより、店舗全体をカバーした通信も可能になる。この場合、ピコネットとピコネットとを繋げる機能も、コミュニケーション関連機能として持たせておけばよい。
また、Class1のBluetooth(登録商標)を搭載したスマートデバイス40により、通信距離としてはエリア全体をカバーできたとしても、1ピコネットの台数制限により、エリア内の全スマートデバイス40と通信できない場合もある。具体的には、Bluetooth(登録商標)の1ピコネットにおけるマスタとスレーブとの関係は1:7までである。この場合の対処として、通信可能であることが確認できたスレーブとの通信はすぐに切断し、切断されたスレーブは数秒間接続不可とする。そして、マスタはスレーブとなるスマートデバイス40を変えながら通信を行うことにより、エリア内の全てのスマートデバイス40と通信することができる。この場合も、スレーブとなるスマートデバイス40を切り替える機能等をコミュニケーション関連機能として持たせておけばよい。
より具体的な例を用いて、コミュニケーション部44について説明する。例えば、図6に示すように、スマートデバイス40AはエリアAから退場して、アプリケーションAを通信キー1でユニーク化したユニークアプリケーションが削除されているとする。なお、情報処理装置20では、スマートデバイス40AがエリアAを退場したことを認識していないものとする。また、スマートデバイス40BはエリアAに存在しており、アプリケーションAを通信キー2でユニーク化したユニークアプリケーションが有効な状態である。
この状態で、スマートデバイス40CがエリアAに入場すると、例えばアプリケーションAを通信キー3でユニーク化したユニークアプリケーションがスマートデバイス40Cにインストールされる。スマートデバイス40Cでは、インストールされたユニークアプリケーションに含まれるコミュニケーション関連機能により、コミュニケーション部44が、周辺の他のスマートデバイス40にBluetooth(登録商標)を用いた通信を行う。なお、コミュニケーション関連機能に添付されたコミュニケーションリスト34には、通信キー「1」及び「2」が記録されているものとする。
スマートデバイス40Bでは、ユニークアプリケーションが有効であり、スマートデバイス40Cからの通信に応答することができるため、コミュニケーション部44が、自端末にインストールされたアプリケーションに割り当てられている通信キー「2」をスマートデバイス40Cに通知する。一方、スマートデバイス40Aでは、ユニークアプリケーションが削除されているため、コミュニケーション関連機能も無効であり、スマートデバイス40Cからの通信に応答することができない。スマートデバイス40Cでは、コミュニケーション部44が、コミュニケーションリスト34に記録されている通信キー「2」について、その通信キーが割り当てられているアプリケーションと通信ができたことを示すコミュニケーション結果(例えば、「OK」)を記録する。一方、コミュニケーションリスト34に記録されている通信キー「1」については、その通信キーが割り当てられているアプリケーションと通信ができなかったことを示すコミュニケーション結果(例えば、「NG」)を記録する。
コミュニケーション部44は、各通信キーについてのコミュニケーション結果をリストにしたコミュニケーション結果リスト35を作成する。図7にコミュニケーション結果リスト35の一例を示す。コミュニケーション部44は、作成したコミュニケーション結果リスト35をコミュニケーション結果通知部45へ受け渡す。コミュニケーション結果通知部45は、受け取ったコミュニケーション結果リスト35を、情報処理装置20へ送信する。
例えば、上記の例のコミュニケーション結果リスト35を受信した情報処理装置20では、通信キー管理部25が、通信キー1は再利用可能であると判定することができる。従って、通信キー管理部25は、通信キーリスト32における通信キー1の使用中フラグを解除することにより、通信キー1の使用状況を「不使用」に更新する。
情報処理装置20は、例えば図8に示すコンピュータ50で実現することができる。コンピュータ50はCPU51、一時記憶領域としてのメモリ52、及び不揮発性の記憶部53を備える。また、コンピュータ50は、入出力装置58が接続される入出力インターフェース(I/F)54を備える。また、コンピュータ50は、記録媒体59に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するread/write(R/W)部55、及びインターネット等のネットワークに接続されるネットワークI/F56を備える。CPU51、メモリ52、記憶部53、入出力I/F54、R/W部55、及びネットワークI/F56は、バス57を介して互いに接続される。
記憶部53はHDD(Hard Disk Drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部53には、コンピュータ50を情報処理装置20として機能させるための情報処理プログラム60が記憶される。また、記憶部53は、アプリケーションプログラム31が記憶されるアプリケーション記憶領域71と、通信キーリスト32を構成する情報が記憶される通信キーリスト情報記憶領域72とを有する。
CPU51は、情報処理プログラム60を記憶部53から読み出してメモリ52に展開し、情報処理プログラム60が有するプロセスを順次実行する。また、CPU51は、通信キーリスト情報記憶領域72に記憶された情報を読み出し、通信キーリスト32としてメモリ52に展開する。
情報処理プログラム60は、エリア入場認識プロセス61と、ユニークアプリケーション生成プロセス62と、アプリケーションインストールプロセス63と、コミュニケーション結果受信プロセス64と、通信キー管理プロセス65とを有する。
CPU51は、エリア入場認識プロセス61を実行することで、図1に示すエリア入場認識部21として動作する。また、CPU51は、ユニークアプリケーション生成プロセス62を実行することで、図1に示すユニークアプリケーション生成部22として動作する。また、CPU51は、アプリケーションインストールプロセス63を実行することで、図1に示すアプリケーションインストール部23として動作する。また、CPU51は、コミュニケーション結果受信プロセス64を実行することで、図1に示すコミュニケーション結果受信部24として動作する。また、CPU51は、通信キー管理プロセス65を実行することで、図1に示す通信キー管理部25として動作する。これにより、情報処理プログラム60を実行したコンピュータ50が、情報処理装置20として機能することになる。
なお、情報処理装置20は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
スマートデバイス40は、例えば図9に示すコンピュータ80で実現することができる。コンピュータ80はCPU81、一時記憶領域としてのメモリ82、及び不揮発性の記憶部83を備える。また、コンピュータ80は、入出力装置88が接続される入出力I/F84、記録媒体89に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W部85、及びネットワークI/F86を備える。CPU81、メモリ82、記憶部83、入出力I/F84、R/W部85、及びネットワークI/F86は、バス87を介して互いに接続される。
記憶媒体としての記憶部83には、ランタイムモジュールであるスマートデバイス側プログラム90が記憶される。また、記憶部83は、ユニークアプリケーションプログラム33が記憶されるユニークアプリケーション記憶領域101を有する。
CPU81は、スマートデバイス側プログラム90を記憶部83から読み出してメモリ82に展開し、スマートデバイス側プログラム90が有するプロセスを順次実行する。また、CPU81は、ユニークアプリケーション記憶領域101に記憶されたユニークアプリケーションプログラム33を読み出し、メモリ82に展開して、アプリケーションを実行する。
スマートデバイス側プログラム90は、アプリケーション受信プロセス91と、エリア退場認識プロセス92と、アプリケーション削除プロセス93と、コミュニケーションプロセス94と、コミュニケーション結果通知プロセス95とを有する。
CPU81は、アプリケーション受信プロセス91を実行することで、図1に示すアプリケーション受信部41として動作する。また、CPU81は、エリア退場認識プロセス92を実行することで、図1に示すエリア退場認識部42として動作する。また、CPU81は、アプリケーション削除プロセス93を実行することで、図1に示すアプリケーション削除部43として動作する。また、CPU81は、コミュニケーションプロセス94を実行することで、図1に示すコミュニケーション部44として動作する。また、CPU81は、コミュニケーション結果通知プロセス95を実行することで、図1に示すコミュニケーション結果通知部45として動作する。
次に、本実施形態に係る情報処理システム10の作用について説明する。スマートデバイス40が無線LAN−AP12に接続する毎に、情報処理装置20では、図10に示す情報処理装置側処理が実行される。また、スマートデバイス40が、情報処理装置20から送信されたユニークアプリケーションプログラム33を受信すると、スマートデバイス40において、図11に示すアプリインストール時処理が実行される。また、スマートデバイス40において、インストールされたアプリケーションが有効である間、図12に示すエリア退場認識処理、及び図13に示す通信キー通知処理が実行される。以下、各処理について詳述する。
図10に示す情報処理装置側処理のステップS11で、エリア入場認識部21が、スマートデバイス40がエリアに入場したことを認識し、無線LAN−AP12のAP−ID、及び入場したスマートデバイス40のデバイスIDを取得する。そして、エリア入場認識部21は、取得したAP−IDをユニークアプリケーション生成部22に通知し、デバイスIDをアプリケーションインストール部23に通知する。
次に、ステップS12で、ユニークアプリケーション生成部22が、通信キーリスト32において、使用中フラグが立っている通信キー、すなわち使用中の通信キーを一覧にしたコミュニケーションリスト34を作成する。
次に、ステップS13で、ユニークアプリケーション生成部22が、エリア入場認識部21から通知されたAP−IDに基づいて、スマートデバイス40が入場したエリアを特定し、特定したエリアに応じたアプリケーションを選択する。そして、ユニークアプリケーション生成部22は、選択したアプリケーションを実行するためのアプリケーションプログラム31を、複数のアプリケーションプログラム31が記憶された所定の記憶領域から取得する。また、ユニークアプリケーション生成部22が、通信キーリスト32において、使用中フラグが立っていない通信キー、すなわち不使用の通信キーから1つを選択して取得する。
次に、ステップS14で、ユニークアプリケーション生成部22が、上記ステップS12で作成したコミュニケーションリスト34を、上記ステップS13で取得したアプリケーションプログラム31に含まれるコミュニケーション関連機能に添付する。また、ユニークアプリケーション生成部22が、アプリケーションプログラム31を、上記ステップS13で取得した通信キーを用いてユニーク化したユニークアプリケーションプログラム33を生成する。
次に、ステップS15で、ユニークアプリケーション生成部22が、生成したユニークアプリケーションプログラム33を、アプリケーションインストール部23へ受け渡す。そして、アプリケーションインストール部23が、ユニークアプリケーション生成部22から受け渡されたユニークアプリケーションプログラム33を、エリア入場認識部21から通知されたデバイスIDで識別されるスマートデバイス40に送信する。
ここで、図11を参照して、スマートデバイスにおいて実行されるアプリインストール時処理について説明する。図11のステップS21で、アプリケーション受信部41が、情報処理装置20のアプリケーションインストール部23から送信されたユニークアプリケーションプログラム33を受信し、ユニークアプリケーション記憶領域101に記憶する。ユニークアプリケーションプログラム33は、図示しないアプリケーション実行部により実行され、エリアに応じたアプリケーションによるサービスがユーザに提供される。
次に、ステップS22で、インストールされたユニークアプリケーションに含まれるコミュニケーション関連機能により、コミュニケーション部44が、周辺の他のスマートデバイス40にBluetooth(登録商標)を用いた通信を行う。そして、コミュニケーション部44が、ユニークアプリケーションが有効である周辺の他のスマートデバイス40から、そのスマートデバイス40にインストールされたアプリケーションに割り当てられている通信キーの通知を取得する。
次に、ステップS23で、コミュニケーション部44が、コミュニケーションリスト34に記録されている通信キーのうち、他のスマートデバイス40から通信キーの通知を取得できた通信キーについてのコミュニケーション結果として「OK」を記録する。一方、コミュニケーションリスト34に記録されている通信キーのうち、他のスマートデバイス40から通信キーの通知を取得できなかった通信キーについてのコミュニケーション結果として「NG」を記録する。これにより、コミュニケーション部44は、コミュニケーション結果リスト35を作成する。
次に、ステップS24で、コミュニケーション部44が、作成したコミュニケーション結果リスト35をコミュニケーション結果通知部45へ受け渡す。コミュニケーション結果通知部45は、受け取ったコミュニケーション結果リスト35を、情報処理装置20へ送信し、アプリインストール時処理を終了する。
ここで、図10に示す情報処理装置側処理に戻って、ステップS16で、コミュニケーション結果受信部24が、コミュニケーション結果リスト35を受信したか否かを判定する。受信していない場合には、本ステップの判定を繰り返す。上述の図11のステップS24において、スマートデバイス40から送信されたコミュニケーション結果リスト35を受信した場合には、コミュニケーション結果受信部24が、受信したコミュニケーション結果リスト35を通信キー管理部25に受け渡す。そして、処理はステップS17へ移行する。
ステップS17では、通信キー管理部25が、コミュニケーション結果リスト35に、コミュニケーション結果が「NG」の通信キーが存在するか否かを判定する。「NG」が存在する場合には、処理はステップS18へ移行する。
ステップS18では、通信キー管理部25が、コミュニケーション結果が「NG」の通信キーについて、通信キーリスト32における使用中フラグを解除し、その通信キーの使用状況を「不使用」に更新し、情報処理装置側処理を終了する。一方、上記ステップS17で、コミュニケーション結果リスト35に、コミュニケーション結果が「NG」の通信キーが存在しないと判定された場合には、ステップS18をスキップして、情報処理装置側処理を終了する。
また、スマートデバイス40において実行される図12に示すエリア退場認識処理では、ステップS31で、エリア退場認識部42が、無線LAN−AP12の無線電波を監視し、無線電波が途切れたか否かを判定する。無線電波が途切れた場合には、自端末がエリアから退場したと認識し、その旨をアプリケーション削除部43に通知し、処理はステップS32へ移行する。無線電波が途切れていない場合には、本ステップの判定を繰り返す。
ステップS32では、アプリケーション削除部43が、ユニークアプリケーション記憶領域101に記憶されたユニークアプリケーションプログラム33を削除し、エリア退場認識処理を終了する。
また、スマートデバイス40において実行される図13に示す通信キー通知処理では、ステップS36で、コミュニケーション部44が、他のスマートデバイス40からBluetooth(登録商標)を用いた通信を受信したか否かを判定する。受信していない場合には、本ステップの判定を繰り返し、受信した場合には、処理はステップS37へ移行する。ステップS37では、コミュニケーション部44が、自端末にインストールされたアプリケーションに割り当てられている通信キーを、通信元のスマートデバイス40に通知し、処理はステップS36に戻る。
スマートデバイス40においてユニークアプリケーションが有効である間、通信キー通知処理が繰り返されることにより、図11のステップS23でコミュニケーション結果が「OK」となる。従って、情報処理装置20において、そのスマートデバイス40にインストールされたアプリケーションに割り当てられている通信キーの使用状況が「使用中」として管理される。なお、ユニークアプリケーションが有効である間とは、図11に示すステップS21でユニークアプリケーションがインストールされてから、図12に示すステップS32でユニークアプリケーションが削除されるまでの間である。
一方、図12に示すステップS32でユニークアプリケーションが削除されると、スマートデバイス40において、図13に示す通信キー通知処理が実行されなくなる。従って、図11のステップS23でコミュニケーション結果が「NG」となり、情報処理装置20において、そのスマートデバイス40にインストールされたアプリケーションに割り当てられている通信キーの使用状況が「不使用」として管理される。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム10は、管理対象のエリアにスマートデバイス40が入場した際に、エリアに応じたアプリケーションにユニークな通信キーを付加してスマートデバイス40にインストールする。また、ユニークアプリケーションは、スマートデバイス40がエリアから退場すると無効になる。さらに、ユニークアプリケーションには、スマートデバイス40間でコミュニケーションをとるための機能が含まれ、この機能を利用して、通信キーが再利用可能か否かを判定するための情報を取得する。これにより、無効になったアプリケーションをユニーク化するために用いられた通信キーを再利用可能と判定することができるため、管理する通信キーの数を抑えつつ、アプリケーション毎にユニークな通信を行うことができる。
また、通信キーが再利用可能か否かを判定するための情報は、エリアに新たにスマートデバイス40が入場して、そのスマートデバイス40にアプリケーションをインストールするタイミングで取得する。このため、情報処理装置20からスマートデバイス40に定期的にデータを送信して、通信キーの使用状況を確認する等の無駄を排除することができる。なお、スマートデバイス40においてアプリケーションが無効にされたときから、情報処理装置20において通信キーリスト32が更新されるまでの間は、再利用可能な通信キーは未だ使用中の状態である。すなわち、他のスマートデバイス40にインストールするアプリケーションに割り当てることはできない。しかし、その期間は、エリアに新たなスマートデバイス40が入場していない期間でもあるため、上記のように、スマートデバイス40にアプリケーションをインストールするタイミングで、通信キーの使用状況が更新できれば十分有効である。
また、無線LANを用いたシステムの場合、エリア内において、無線状態が良好ではない位置では電波が途切れる場合がある。また、一旦エリアから退場したスマートデバイス40が、再度同じエリアに戻ってくる場合も考えられる。このような状況でも、本実施形態によれば、通信キーを無駄に消費することなく、その都度、ユニークアプリケーションをスマートデバイス40にインストールすることができる。
例えば、図14に示すように、エリアAに入場したスマートデバイス40Aに対して、アプリケーションAを通信キー1でユニーク化したユニークアプリケーションがインストールされたとする。そのスマートデバイス40Aが一旦エリアを退場すると、ユニークアプリケーションは削除される。この状態でスマートデバイス40AがエリアAに戻ると、改めて、例えば、アプリケーションAを通信キー2でユニーク化したユニークアプリケーションがインストールされる。この際、通信キー「1」を含むコミュニケーションリスト34が添付されたコミュニケーション関連機能により、スマートデバイス40Aは周辺のスマートデバイス40とのコミュニケーションを試みる。この際、直前まで自端末にインストールされていたアプリケーションに割り当てられた通信キー1は現在無効となっているため、コミュニケーション結果は「NG」となる。これにより、情報処理装置20では、通信キー1を「不使用」とすることができ、通信キーを無駄に消費することはない。
また、上記実施形態では、スマートデバイス40間のコミュニケーションで、自端末にインストールされたアプリケーションに割り当てられた通信キーを通知することとしている。このため、情報処理装置20において、どのスマートデバイス40にインストールしたアプリケーションにどの通信キーを割り当てたかを管理することなく、通信キーの使用状況を判定することができる。
なお、情報処理装置20において、どのスマートデバイス40にインストールしたアプリケーションにどの通信キーを割り当てたかを管理してもよい。そして、通信キーが割り当てられているアプリケーションがインストールされたスマートデバイス40がエリア内に存在するか否かを確認することにより、通信キーの使用状況を判定してもよい。例えば、図15に示すように、通信キーリスト32において、管理する通信キー毎に、どのスマートデバイスにインストールしたアプリケーションに割り当てたかを示すデバイスIDを管理する。図15に示す通信キーリスト32において、「デバイスID」欄が空欄(「−」)の通信キーは、不使用の通信キーであることを表す。
そして、コミュニケーション関連機能に添付するコミュニケーションリスト34は、例えば、図16に示すように、通信キーが割り当てられているアプリケーションがインストールされたスマートデバイス40のデバイスIDの一覧とすることができる。スマートデバイス40同士でのコミュニケーションでは、コミュニケーションリスト34のデバイスIDが示すスマートデバイス40を通信先とするコミュニケーションを行う。そして、図17に示すように、デバイスID毎に通信できたか否かに基づくコミュニケーション結果を記録したコミュニケーション結果リスト35を作成することができる。
さらに、このコミュニケーション結果リスト35に基づいて、コミュニケーション結果が「NG」のデバイスIDを、通信キーリスト32の「デバイスID」欄から削除することで、対応する通信キーを「不使用」の状態にすることができる。この場合、スマートデバイス40間の通信において、使用状況を確認したい通信キーが割り当てられたアプリケーションがインストールされたスマートデバイス40のみを対象としてコミュニケーションをとればよいため、通信の無駄を削減できる。
また、上記実施形態では、スマートデバイス40がエリアから退場した際にアプリケーションを削除する場合について説明したが、削除する場合に限定されず、エリア外のスマートデバイス40ではアプリケーションが無効となるような処理を行えばよい。
なお、上記実施形態では、管理対象のエリアとして、無線LANの圏内となる範囲を用いる場合について説明したが、これに限定されない。例えば、スマートデバイス40と近距離無線通信を行う近距離無線通信機の圏内など、他の方式により特定可能なエリアを管理対象のエリアとしてもよい。
また、上記では開示の技術に係る情報処理プログラムの一例である情報処理プログラム60が記憶部53に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係る情報処理プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信する送信部と、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する判定部と、
を含む情報処理装置。
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信する送信部と、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する判定部と、
を含む情報処理装置。
(付記2)
前記取得部は、前記携帯端末間の通信の情報として、通信先の携帯端末に送信された通信キーの情報を取得する付記1記載の情報処理装置。
前記取得部は、前記携帯端末間の通信の情報として、通信先の携帯端末に送信された通信キーの情報を取得する付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記送信部は、アプリケーションに割り当て済みの通信キーの一覧を、前記アプリケーションと共に送信し、
前記取得部は、前記携帯端末間の通信の情報として、前記一覧に含まれる通信キーが割り当てられたアプリケーションがインストールされた携帯端末との通信の可否を示す情報を取得する
付記1または付記2記載の情報処理装置。
前記送信部は、アプリケーションに割り当て済みの通信キーの一覧を、前記アプリケーションと共に送信し、
前記取得部は、前記携帯端末間の通信の情報として、前記一覧に含まれる通信キーが割り当てられたアプリケーションがインストールされた携帯端末との通信の可否を示す情報を取得する
付記1または付記2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記通信キーを、該通信キーと共に送信されたアプリケーションとの通信を暗号化するための暗号キーとする付記1〜付記3のいずれか1項記載の情報処理装置。
前記通信キーを、該通信キーと共に送信されたアプリケーションとの通信を暗号化するための暗号キーとする付記1〜付記3のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記5)
前記通信キーは、該通信キーが割り当てられたアプリケーションとの間で固有の通信を確立するための情報である付記1〜付記4のいずれか1項記載の情報処理装置。
前記通信キーは、該通信キーが割り当てられたアプリケーションとの間で固有の通信を確立するための情報である付記1〜付記4のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記6)
コンピュータに、
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信し、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得し、
取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する
ことを含む処理を実行させる情報処理方法。
コンピュータに、
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信し、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得し、
取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する
ことを含む処理を実行させる情報処理方法。
(付記7)
前記携帯端末間の通信の情報として、通信先の携帯端末に送信された通信キーの情報を取得する付記6記載の情報処理方法。
前記携帯端末間の通信の情報として、通信先の携帯端末に送信された通信キーの情報を取得する付記6記載の情報処理方法。
(付記8)
前記アプリケーションを送信する際に、アプリケーションに割り当て済みの通信キーの一覧を、前記アプリケーションと共に送信し、
前記携帯端末間の通信の情報として、前記一覧に含まれる通信キーが割り当てられたアプリケーションがインストールされた携帯端末との通信の可否を示す情報を取得する
付記6または付記7記載の情報処理方法。
前記アプリケーションを送信する際に、アプリケーションに割り当て済みの通信キーの一覧を、前記アプリケーションと共に送信し、
前記携帯端末間の通信の情報として、前記一覧に含まれる通信キーが割り当てられたアプリケーションがインストールされた携帯端末との通信の可否を示す情報を取得する
付記6または付記7記載の情報処理方法。
(付記9)
前記通信キーを、該通信キーと共に送信されたアプリケーションとの通信を暗号化するための暗号キーとする付記6〜付記8のいずれか1項記載の情報処理方法。
前記通信キーを、該通信キーと共に送信されたアプリケーションとの通信を暗号化するための暗号キーとする付記6〜付記8のいずれか1項記載の情報処理方法。
(付記10)
前記通信キーは、該通信キーが割り当てられたアプリケーションとの間で固有の通信を確立するための情報である付記6〜付記9のいずれか1項記載の情報処理方法。
前記通信キーは、該通信キーが割り当てられたアプリケーションとの間で固有の通信を確立するための情報である付記6〜付記9のいずれか1項記載の情報処理方法。
(付記11)
コンピュータに、
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信し、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得し、
取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する
ことを含む処理を実行させるための情報処理プログラム。
コンピュータに、
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信し、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得し、
取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する
ことを含む処理を実行させるための情報処理プログラム。
(付記12)
前記携帯端末間の通信の情報として、通信先の携帯端末に送信された通信キーの情報を取得する付記11記載の情報処理プログラム。
前記携帯端末間の通信の情報として、通信先の携帯端末に送信された通信キーの情報を取得する付記11記載の情報処理プログラム。
(付記13)
前記アプリケーションを送信する際に、アプリケーションに割り当て済みの通信キーの一覧を、前記アプリケーションと共に送信し、
前記携帯端末間の通信の情報として、前記一覧に含まれる通信キーが割り当てられたアプリケーションがインストールされた携帯端末との通信の可否を示す情報を取得する
付記11または付記12記載の情報処理プログラム。
前記アプリケーションを送信する際に、アプリケーションに割り当て済みの通信キーの一覧を、前記アプリケーションと共に送信し、
前記携帯端末間の通信の情報として、前記一覧に含まれる通信キーが割り当てられたアプリケーションがインストールされた携帯端末との通信の可否を示す情報を取得する
付記11または付記12記載の情報処理プログラム。
(付記14)
前記通信キーを、該通信キーと共に送信されたアプリケーションとの通信を暗号化するための暗号キーとする付記11〜付記13のいずれか1項記載の情報処理プログラム。
前記通信キーを、該通信キーと共に送信されたアプリケーションとの通信を暗号化するための暗号キーとする付記11〜付記13のいずれか1項記載の情報処理プログラム。
(付記15)
前記通信キーは、該通信キーが割り当てられたアプリケーションとの間で固有の通信を確立するための情報である付記11〜付記14のいずれか1項記載の情報処理プログラム。
前記通信キーは、該通信キーが割り当てられたアプリケーションとの間で固有の通信を確立するための情報である付記11〜付記14のいずれか1項記載の情報処理プログラム。
(付記16)
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信する送信部と、前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する判定部と、を含む情報処理装置と、
前記アプリケーションと前記通信キーとを受信する受信部と、前記アプリケーションに含まれる機能を利用して他の携帯端末と通信を行い、該通信の情報を通知する通知部と、を含む携帯端末と、
を含む情報処理システム。
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信する送信部と、前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する判定部と、を含む情報処理装置と、
前記アプリケーションと前記通信キーとを受信する受信部と、前記アプリケーションに含まれる機能を利用して他の携帯端末と通信を行い、該通信の情報を通知する通知部と、を含む携帯端末と、
を含む情報処理システム。
(付記17)
前記携帯端末は、自端末が前記特定領域を退場したことを認識した場合に、前記アプリケーションを無効化する無効化部を含む付記16記載の情報処理システム。
前記携帯端末は、自端末が前記特定領域を退場したことを認識した場合に、前記アプリケーションを無効化する無効化部を含む付記16記載の情報処理システム。
(付記18)
予め定めた特定領域に自端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションと、通信キーとを受信する受信部と、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した他の携帯端末との通信の情報を通知する通知部と、
を含む携帯端末。
予め定めた特定領域に自端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションと、通信キーとを受信する受信部と、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した他の携帯端末との通信の情報を通知する通知部と、
を含む携帯端末。
10 情報処理システム
20 情報処理装置
21 エリア入場認識部
22 ユニークアプリケーション生成部
23 アプリケーションインストール部
24 コミュニケーション結果受信部
25 通信キー管理部
31 アプリケーションプログラム
32 通信キーリスト
33 ユニークアプリケーションプログラム
34 コミュニケーションリスト
35 コミュニケーション結果リスト
40 スマートデバイス
41 アプリケーション受信部
42 エリア退場認識部
43 アプリケーション削除部
44 コミュニケーション部
45 コミュニケーション結果通知部
50、80 コンピュータ
51、81 CPU
52、82 メモリ
53、83 記憶部
60 情報処理プログラム
90 スマートデバイス側プログラム
20 情報処理装置
21 エリア入場認識部
22 ユニークアプリケーション生成部
23 アプリケーションインストール部
24 コミュニケーション結果受信部
25 通信キー管理部
31 アプリケーションプログラム
32 通信キーリスト
33 ユニークアプリケーションプログラム
34 コミュニケーションリスト
35 コミュニケーション結果リスト
40 スマートデバイス
41 アプリケーション受信部
42 エリア退場認識部
43 アプリケーション削除部
44 コミュニケーション部
45 コミュニケーション結果通知部
50、80 コンピュータ
51、81 CPU
52、82 メモリ
53、83 記憶部
60 情報処理プログラム
90 スマートデバイス側プログラム
Claims (7)
- 予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信する送信部と、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する判定部と、
を含む情報処理装置。 - 前記取得部は、前記携帯端末間の通信の情報として、通信先の携帯端末に送信された通信キーの情報を取得する請求項1記載の情報処理装置。
- 前記送信部は、アプリケーションに割り当て済みの通信キーの一覧を、前記アプリケーションと共に送信し、
前記取得部は、前記携帯端末間の通信の情報として、前記一覧に含まれる通信キーが割り当てられたアプリケーションがインストールされた携帯端末との通信の可否を示す情報を取得する
請求項1または請求項2記載の情報処理装置。 - 前記通信キーを、該通信キーと共に送信されたアプリケーションとの通信を暗号化するための暗号キーとする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の情報処理装置。
- コンピュータに、
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信し、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得し、
取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する
ことを含む処理を実行させる情報処理方法。 - コンピュータに、
予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信し、
前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得し、
取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する
ことを含む処理を実行させるための情報処理プログラム。 - 予め定めた特定領域に携帯端末が入場した際に、前記特定領域に携帯端末が存在している場合に有効となり、かつ携帯端末間の通信に利用される機能を含むアプリケーションに、管理する複数の異なる通信キーのうち不使用の通信キーを割り当て、前記アプリケーションと割り当てた前記通信キーとを、前記特定領域に入場した携帯端末に送信する送信部と、前記アプリケーションに含まれる機能を利用した携帯端末間の通信の情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された携帯端末間の通信の情報に基づいて、前記複数の異なる通信キーのうち、前記不使用の通信キーを判定する判定部と、を含む情報処理装置と、
前記アプリケーションと前記通信キーとを受信する受信部と、前記アプリケーションに含まれる機能を利用して他の携帯端末と通信を行い、該通信の情報を通知する通知部と、を含む携帯端末と、
を含む情報処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014193928A JP2016066873A (ja) | 2014-09-24 | 2014-09-24 | 情報処理装置、方法、プログラム、及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014193928A JP2016066873A (ja) | 2014-09-24 | 2014-09-24 | 情報処理装置、方法、プログラム、及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016066873A true JP2016066873A (ja) | 2016-04-28 |
Family
ID=55805936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014193928A Withdrawn JP2016066873A (ja) | 2014-09-24 | 2014-09-24 | 情報処理装置、方法、プログラム、及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016066873A (ja) |
-
2014
- 2014-09-24 JP JP2014193928A patent/JP2016066873A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170605 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20171225 |