JP2016066013A - 制御装置、表示装置、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のディスプレイのうちの一部のディスプレイをグループ化する処理を効率化する。【解決手段】複数のモニタ200のうちの少なくとも一部のモニタ200をグループ化する制御を行うコントローラ100は、複数のモニタ200のそれぞれの属性を取得する属性取得部1021と、グループ化するモニタ200に求められる条件を取得する条件取得部1022と、属性と条件とに基づいて、複数のモニタ200から、グループ化するモニタ200を選択するモニタ選択部1023と、モニタ選択部1023が選択したモニタ200に、同一のグループ識別情報を設定させるグループ設定部1024と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置を制御する制御装置、表示装置、及び表示装置を制御する方法に関するものである。
近年、カメラのダイナミックレンジが広くなってきていることから、より広いダイナミックレンジを表現可能なLog形式で撮影するケースが増えており、Log形式の映像信号に対応したモニタも増えてきている。さらに、撮影現場において、複数のモニタにLog形式の映像信号を入力して、簡易的なカラーグレーディング作業を行うケースも増えている。カラーグレーディング作業とは、例えばASC−CDL(American Society of Cinematographers-Color Decision List)による色調整である。
この場合、1台のコントローラで複数台のモニタを同時に制御する必要がある。複数台のモニタを同時に制御する場合、一般的には制御対象のモニタに同一グループIDを割り当て、コントローラからグループIDを指定して制御コマンドをマルチキャスト送信する方法が用いられる。複数のモニタに対して、それぞれグループIDを手動で割り当てるには、多大な労力を要するため、グループIDを自動で割り当てる方法が検討されてきている。特許文献1においては、モニタが、映像信号を受信している間に、コントローラからグループ分けコマンドを受けた場合に、モニタがグループIDを設定する方法が開示されている。
特開2012−118390号公報
従来の方法においては、コントローラが、全てのディスプレイにグループ分けコマンドを送信し、ディスプレイが、映像信号を受信中にグループ分けコマンドを受信したか否かによって、グループIDを設定するか否かを判定していた。したがって、ユーザは、グループ化の設定をするために、グループ化する対象となるディスプレイをユーザ自身が特定した後に、グループ化する対象となるディスプレイに映像信号を入力しなければならなかった。その結果、グループ化のために煩雑な作業が必要であるとともに、グループ化の設定に長時間を要するという問題が生じていた。
そこで、本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、複数のディスプレイのうちの一部のディスプレイをグループ化する処理を効率化することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の制御装置は、複数の表示装置のうちの少なくとも一部の表示装置をグループ化する制御を行う制御装置であって、前記複数の表示装置のそれぞれの属性を取得する属性取得手段と、グループ化する前記表示装置に求められる条件を取得する条件取得手段と、前記属性と前記条件とに基づいて、前記複数の表示装置から、グループ化する前記表示装置を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した前記表示装置に、同一のグループ識別情報を設定させる設定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のディスプレイのうちの一部のディスプレイをグループ化する処理を効率化することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係るモニタ制御システム1の概略構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るコントローラ100及びモニタ200の構成の一例を示すブロック図である。 UI部101が表示させるグループ設定画面10の一例を示す図である。 映像モードを説明するための図である。 モニタ管理部105が管理するモニタ情報の一例を示す図である。 グループ設定処理がされた際に、表示部207が表示するOSD画面の一例を示す図である。 モニタ検出処理を行う際のコントローラ100及びモニタ200の動作の一例を示すシーケンス図である。 グループ設定処理を行う際のコントローラ100及びモニタ200の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例に係るOSD画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るコントローラ100及びモニタ200の構成の一例を示すブロック図である。 グループ設定受付処理の際に、表示部207が表示するOSD画面の一例を示す図である。 グループ設定受付処理を行う際のモニタ200の動作の一例を示すフローチャートである。 グループ設定変更処理を行う際のコントローラ100及びモニタ200の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の変形例におけるグループ設定画面10の一例を示す図である。
<第1の実施形態>
[モニタ制御システムの概要]
図1は、第1の実施形態に係るモニタ制御システム1の概略構成の一例を示す図である。モニタ制御システム1は、コントローラ100と、複数のモニタ(図1に示すモニタ200−1、200−2、200−3、・・・)とを有する。以下では、説明の便宜上、複数のモニタ200−1、200−2、200−3、・・・を総称して、単にモニタ200とも呼ぶ。
コントローラ100と複数のモニタ200は、無線又は有線で通信可能に接続されている。ここでは、コントローラ100と複数のモニタ200は、互いにLAN(Local Area Network)を介して接続されている。ただし、これに限定されず、コントローラ100と複数のモニタ200は、例えばUSB(Universal Serial Bus)を介して接続されてもよい。
複数のモニタ200は、映像及び画像等を表示する表示装置であり、例えば液晶表示装置、CRT、プラズマディスプレイである。複数のモニタ200は、特定の空間(例えば撮影現場の画質調整室)内に互いに隣接して配置されている。複数のモニタ200は、それぞれ異なるモニタ属性を有しうる。モニタ属性は、モニタ200が映像及び画像を表示する能力を示し、モニタ200が対応可能な映像モード、モニタ200の表示特性、又は表示特性の補正のために適用可能なLUT(Look Up Table)種別等により表される。ここで、表示特性は、色域特性及びガンマ特性のように、モニタ200に入力されるデータと表示する映像及び画像との関係を示す。映像モードごとに、それぞれ異なる表示特性が規定されている。また、LUTは、モニタ200の色域又はガンマを変換するためのカラープロファイルである。例えば、モニタ200に対応ユーザLUTをセットすることで、モニタ200は、表示特性を補正することが可能になる。
コントローラ100は、コントローラ100に接続された複数のモニタ200を制御する制御装置であり、例えば一般的なコンピュータである。コントローラ100は、複数のモニタ200による表示を同時に制御する。例えば、コントローラ100は、複数のモニタ200に同一の映像を表示させたり、単一の映像を分割して表示させたりする。コントローラ100は、複数のモニタ200に表示させる映像データ又は画像データを含む映像信号を生成して、モニタ200に送信してもよい。
また、コントローラ100は、同一のモニタ属性を有する複数のモニタ200をグループ化し、同一のグループに属する複数のモニタ200を同時に制御する。コントローラ100は、同一のモニタ属性を有する複数のモニタ200をグループ化するために、まず、複数のモニタ200のモニタ属性を取得する。また、コントローラ100は、グループ化するモニタ200に求められるグループ化条件の入力画面を表示し、ユーザにより入力されたグループ化条件を取得する。続いて、コントローラ100は、取得したモニタ属性とグループ化条件とに基づいて、複数のモニタ200の中からグループ条件に合致するモニタ属性を有するモニタ200を選択し、選択したモニタ200に同一のグループIDを設定させる。具体的には、コントローラ100は、設定したグループIDを、グループ化対象のモニタ200に送信して記憶させる。
このようにすることで、ユーザは、グループ化条件を指定する簡易な作業で、複数のモニタ200をグループ化することができるので、複数のモニタ200のグループ化を短時間で効率的に行うことができる。コントローラ100は、このようにグループ化されたモニタ200を同時に制御する。
以下において、コントローラ100及びモニタ200の構成及び動作について、詳細に説明する。
[コントローラ100及びモニタ200の構成]
図2は、第1の実施形態に係るコントローラ100及びモニタ200の構成の一例を示すブロック図である。以下では、コントローラ100の構成を説明した後に、モニタ200の構成について説明する。
図2に示すように、コントローラ100は、UI部101と、制御部102と、通信部103と、モニタ検出部104と、モニタ管理部105と、データ管理部106とを有する。また、制御部102は、属性取得部1021と、条件取得部1022と、モニタ選択部1023と、グループ設定部1024とを含む。
UI部101は、モニタ200の制御等に関するユーザ操作を受け付ける。例えば、UI部101は、表示部にモニタ200のグループ設定画面を表示し、グループ設定画面を介して、ユーザの入力操作を受け付ける。
図3は、UI部101が表示させるグループ設定画面10の一例を示す図である。グループ設定画面10は、条件欄11と、モニタ欄12と、実行ボタン13とを含む。
条件欄11は、モニタ200のグループ設定に関する条件一覧を表示する。条件として、図3では映像モードが示されており、具体的には、映像モードであるSHV、DCI、709を示す項目が示されている。ユーザは、条件欄11に示す3つの映像モードの中から一つの映像モードを選択する。図3では、斜線の項目であるDCIが選択されている。
ここで、図4を参照しながら、映像モードについて説明する。
図4は、映像モードを説明するための図である。映像モードは、例えば色域及びガンマの組み合わせにより定義される。映像モードがSHVの場合、色域及びガンマの特性は、ITU−R(International Telecommunication Union Radio-communication sector)勧告BT.2020で規定される。映像モードがDCIの場合、色域及びガンマの特性は、DCI(Digital Cinema Initiatives)で規定される。映像モードが709の場合、色域及びガンマの特性は、ITU−R勧告BT.709で規定される。
図3に戻って、グループ設定画面10の説明を続ける。
モニタ欄12は、コントローラ100に接続されたモニタ200の中から、条件欄11でユーザが選択した条件(映像モード)に合致するモニタ200の一覧を表示する。モニタ欄12は、条件に合致するモニタ200の名称を示す「モニタ名」と、当該モニタ200のIP(Internet Protocol)アドレスを示す「IPアドレス」とを対応付けて表示する。図3では、モニタ欄12に条件に合致する5つのモニタ200(モニタ名が、それぞれMonitor1、Monitor3、Monitor5、Monitor6、Monitor8であるモニタ200)が表示されている。
実行ボタン13は、グループ設定処理の実行指示を入力するためのボタンである。ユーザが実行ボタン13を選択すると、UI部101は、条件欄11でユーザが選択した条件に関する条件情報を、制御部102に出力して、グループ設定処理の実行を要求する。その後、制御部102がグループ設定処理を実行することにより、条件欄11でユーザが選択した条件に合った映像モードに対応したモニタ200がモニタ欄12に表示される。
図2に戻って、コントローラ100の構成の説明を続ける。
制御部102は、バスを介してコントローラ100の各部と接続されたCPU、ROM及びRAMを有する。制御部102は、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、コントローラ100を統括的に制御する。例えば、制御部102は、複数のモニタ200のうちの少なくとも一部のモニタ200をグループ化するグループ設定処理を実行する。グループ設定処理は、主に、属性取得部1021、条件取得部1022、モニタ選択部1023、及びグループ設定部1024によって実行される。
属性取得部1021は、コントローラ100に接続された複数のモニタ200のそれぞれのモニタ属性を取得する。属性取得部1021は、モニタ属性として、例えばコントローラ100に接続されたモニタ200から、当該モニタ200が対応している映像モード(以下、対応映像モードという)及び当該モニタ200に適用可能なLUT(以下、対応ユーザLUTという)を取得する。属性取得部1021は、通信部103を介して、それぞれのモニタ200から対応映像モード及び対応ユーザLUTを取得する。ただし、これに限定されず、属性取得部1021は、モニタ200を特定するための情報(例えば、製造番号)に関連付けられた対応映像モードや対応ユーザLUTをWebサイトからダウンロードしてもよい。属性取得部1021は、取得したモニタ属性をモニタ選択部1023に出力する。
条件取得部1022は、グループ化するモニタ200に求められるグループ化条件を取得する。条件取得部1022は、グループ化条件として、例えばUI部101が表示した図3におけるグループ設定画面10において、ユーザが選択した映像モード(SHV、DCI、709のいずれか)を取得する。条件取得部1022は、取得したグループ化条件をモニタ選択部1023に出力する。なお、グループ化条件は、映像モードに限定されず、例えば、対応ユーザLUT(1D−LUT、3D−LUT)の有無、又は対応ユーザLUTの種類であってもよい。
モニタ選択部1023は、モニタ属性が、所定の表示特性を満たしていることを示しているモニタ200を選択する。具体的には、モニタ選択部1023は、モニタ属性と、表示特性を規定するグループ化条件とに基づいて、コントローラ100に接続された複数のモニタ200から、グループ化するモニタ200を選択する。より具体的には、モニタ選択部1023は、コントローラ100に接続されているモニタ200のうち、グループ化条件に規定されている表示特性に対応するモニタ属性を有するモニタ200を、グループ化するモニタとして選択する。モニタ選択部1023は、選択したモニタ200を特定する情報とグループ化条件を示す情報とを、グループ設定部1024に出力する。
グループ化条件が、例えば図3に示すように、映像モードがDCIであるという条件である場合には、DCIに対応可能なモニタ200が、グループ化されるモニタ200として選択される。図3においては、モニタ名がそれぞれMonitor1、Monitor3、Monitor5、Monitor6、Monitor8であるモニタ200が、グループ化されるモニタ200として選択されている。
モニタ選択部1023は、モニタ属性が、表示特性を補正可能であることを示しているモニタ200を選択してもよい。コントローラ100に接続された複数のモニタ200の中には、ユーザLUTを適用可能なモニタ200と、ユーザLUTを適用不可能なモニタ200とが混在する場合がある。このような場合に、モニタ選択部1023は、表示特性を補正することができる、ユーザLUTを適用可能なモニタ200を、グループ化するモニタ200として選択する。モニタ選択部1023は、例えば、ユーザが選択した映像モードに合致するモニタ200が無い場合に、モニタ選択部1023は、ユーザLUTを適用可能なモニタ200を、グループ化するモニタとして選択する。
なお、本実施形態におけるユーザLUTとしては、条件取得部1022が取得した映像モードと同等のガンマ特性を再現可能な1D−LUTと、条件取得部1022が取得した映像モードと同等の色域を再現可能な3D−LUTとを想定している。このように、コントローラ100が複数種類のユーザLUTを保持している場合、モニタ選択部1023は、例えばモニタ200が全てのユーザLUTに対応可能である場合に、ユーザLUTを適用可能と判断する。モニタ選択部1023は、複数のユーザLUTのうち、UI部101を介してユーザにより選択されたユーザLUTをモニタ200が適用可能である場合に、当該モニタ200をグループ化するモニタとして選択してもよい。
グループ設定部1024は、モニタ選択部1023が選択したモニタ200に、同一のグループ識別情報であるグループIDを設定させる。具体的には、グループ設定部1024は、通信部103を介して、モニタ選択部1023が選択したモニタ200に対して、同一のグループIDを送信し、グループIDを受信した当該モニタ200においてグループIDを記憶させる。例えば、グループ化条件が図3に示す映像モードDCIである場合、グループ設定部1024は、モニタ名がそれぞれMonitor1、Monitor3、Monitor5、Monitor6、Monitor8であるモニタ200に対してグループIDを送信し、各モニタ200においてグループIDを設定させる。
また、グループ設定部1024は、モニタ選択部1023が選択したモニタ200に、表示特性を補正するための補正情報を送信してもよい。例えば、グループ設定部1024は、補正情報としてのユーザLUTを適用可能なモニタ200に、通信部103を介してユーザLUTを送信する。ユーザLUTを受信したモニタ200は、ユーザLUTを適用することで、グループ化条件に合致することになる。そして、ユーザLUTを適用したモニタ200は、グループ化の対象のモニタとしてグループIDを設定する。
グループ設定部1024は、グループ識別情報を設定したモニタ200以外のモニタ200に、グループ化しなかった旨を通知する。例えば、グループ化条件が図3に示す映像モードDCIである場合には、モニタ名がそれぞれMonitor1、Monitor3、Monitor5、Monitor6、Monitor8であるモニタ200以外のモニタ200に対して、グループ化しなかった旨を通知する。
通信部103は、コントローラ100と接続されたモニタ200との間で、無線又は有線で通信を行う。例えば、通信部103は、制御部102やモニタ検出部104からの要求に従い、モニタ200に制御コマンドを送信する。制御コマンドには、制御コマンドを送信したコントローラ100を識別する識別情報が含まれる。
モニタ検出部104は、コントローラ100に接続されたモニタ200の検出を行う。モニタ検出部104は、コントローラ100に接続されたモニタ200のモニタ属性を取得するモニタ検出処理を行う。モニタ検出部104は、検出結果を制御部102とモニタ管理部105とに出力する。
モニタ管理部105は、モニタ検出部104から入力された検出結果に基づいて、検出されたモニタ200のモニタ情報を管理する。モニタ管理部105は、管理しているモニタ情報を制御部102に提供する。モニタ管理部105は、例えば図5に示すモニタ情報を記憶する。
図5は、モニタ管理部105が管理するモニタ情報の一例を示す図である。モニタ情報は、モニタ名、IPアドレス、UUID(Universally Unique IDentifier)、対応映像モード、及び対応ユーザLUTを、モニタ200毎に関連づけた情報である。
モニタ名は、モニタ200の名称である。IPアドレスは、ネットワーク上のモニタ200を識別するための情報である。IPアドレスは、コントローラ100がモニタ200の制御コマンドを送信する際の制御コマンドの送信先アドレスとして用いられる。UUIDは、機器に割り当てられるユニークなIDである。UUIDは、個々のモニタ200を識別するために用いられる。
対応映像モードは、前述した映像モードのうち、検出されたモニタ200が対応している映像モードである。図5では、モニタ名が「Monitor1」のモニタ200の場合、対応映像モードはSHV、DCI、709であることを示している。
対応ユーザLUTは、1D−LUT及び3D−LUTのモニタ200への適用可否を示す情報である。1D−LUTは、RGB単色での入出力変換テーブルであり、RGB各色で共通の1D−LUTを適用することにより、ガンマ補正が可能である。また、3D−LUTは、RGB混色での入出力変換テーブルであり、色域補正が可能である。
1Dの項目が「○」の場合にはモニタ200に1D−LUTを適用可能であることを示し、「×」の場合にはモニタ200に1D−LUTを適用不可能であることを示す。また、3Dの項目が「○」の場合にはモニタ200に3D−LUTを適用可能であることを示し、「×」の場合にはモニタ200に3D−LUTを適用不可能であることを示す。モニタ200に1D−LUT及び3D−LUTを適用することで、前述したSHVの映像モードのような新しい映像規格の色域及びガンマに対応することができる。
図2に戻って、コントローラ100の構成の説明を続ける。
データ管理部106は、コントローラ100の制御に必要なデータを管理する。例えば、データ管理部106は、モニタ200に適用する1D−LUT及び3D−LUTを管理する。データ管理部106は、管理する1D−LUT及び3D−LUTを、モニタ200から取得してもよいし、Webサイトからダウンロードしてもよい。
続いて、モニタ200の構成について説明する。
図2に示す複数のモニタ200は、同一の構成なので、以下では一つのモニタ200(具体的には、モニタ200−1)を例に挙げて説明する。モニタ200は、通信部201と、I/F部202と、制御部203と、データ管理部204と、映像入力部205と、補正処理部206と、表示部207とを有する。
通信部201は、コントローラ100との間で、無線又は有線で通信を行い、コントローラ100から受信した制御コマンドを、制御部203に出力する。また、通信部201は、制御コマンドを受信する際に、当該制御コマンドを送信したコントローラ100から、当該コントローラ100を識別する識別情報を受信する。
通信部201は、モニタ検出処理やグループ設定処理の際に、コントローラ100との間で各種情報を送受信する。具体的には、通信部201は、モニタ検出処理の際に、データ管理部204に記憶されたモニタ属性に関する情報をコントローラ100に送信する。通信部201は、グループ設定処理の際に、グループIDをコントローラ100から受信する。通信部201は、グループ設定処理の際に、表示特性を補正するための補正情報をコントローラ100から受信する。
I/F部202は、モニタ200に対してユーザが操作を行うためのインタフェースである。I/F部202は、マウスやキーボードを含み、例えばモニタ200の設定に関するユーザの入力操作を受け付ける。
制御部203は、バスを介してモニタ200の各部と接続されたCPU、ROM及びRAMを有する。制御部203は、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、モニタ200を統括的に制御する。
制御部203は、コントローラ100におけるモニタ検出処理やグループ設定処理に応じた内部処理を行う。例えば、グループ設定処理において、制御部203は、グループIDを送信したコントローラ100の識別情報が、データ管理部204に管理された所定のコントローラ識別情報と一致するか否かを判定する。そして、制御部203は、識別情報が一致した場合に、グループIDをデータ管理部204に記憶させる。
データ管理部204は、モニタ200の制御に必要なデータを管理する。データ管理部204は、モニタ200のモニタ情報、例えば前述した図5に示すモニタ情報(モニタ名、IPアドレス、UUID、対応映像モード、及び対応ユーザLUT)を管理する。このため、データ管理部204は、表示特性を示す特性情報を記憶する第1記憶手段の機能を有する。
また、データ管理部204は、コントローラ100により設定されたグループIDを管理する。このため、データ管理部204は、グループ識別情報を記憶する第2記憶手段の機能も有する。なお、上記の場合に限定されず、特性情報を記憶するデータ管理部204と、グループ識別情報を管理するデータ管理部204とが、異なってもよい。
また、データ管理部204は、グループ設定処理の実行要求を受けるコントローラ100を特定するコントローラ識別情報を管理する。特定のコントローラ100は、例えばユーザが設定しうる。これにより、特定のコントローラ100以外のコントローラからの要求に応じて、ユーザの意図に反してグループ設定処理が実行されることを防止できる。ただし、コントローラ識別情報を用いなくてもよく、特定のコントローラ100以外のコントローラからの要求も受け付けるようにしても、本実施例は成立し得る。
映像入力部205には、外部から映像信号が入力される。映像入力部205は、例えば映像信号が入力される入力端子を含む。入力される信号としては、例えばRGB信号、YUV信号、YCbCr信号等がある。映像入力部205は、入力された映像信号を補正処理部206に出力する。
補正処理部206は、映像入力部205から入力された映像信号に対して、ガンマ補正や色域補正等の補正処理を行う。補正処理部206は、補正処理された映像信号を表示部207に出力する。
補正処理部206は、補正情報に基づいて表示特性を補正する。すなわち、補正処理部206は、制御部203からの要求に従い、1D−LUT及び3D−LUTを適用する。そして、補正処理部206は、適用したLUTに応じたガンマ補正及び色域補正を映像信号に対して行う。
表示部207は、例えば液晶パネルで構成され、補正処理部206から入力された映像信号を表示する。また、表示部207は、制御部203で生成されたOSD画面を表示する。
図6は、グループ設定処理がされた際に、表示部207が表示するOSD画面の一例を示す図である。
図6(a)は、モニタ200がグループ設定対象である場合のOSD画面20を示す。グループ設定処理によりモニタ200がグループ設定された場合には、ユーザにモニタ200がグループ設定されたことを通知するために、表示部207は図6(a)に示すOSD画面20を表示する。OSD画面20には、グループID、グループ設定条件、1D−LUT及び3D−LUTの適用有無を示す内容が含まれる。
図6(b)は、モニタ200がグループ設定対象外である場合のOSD画面を示す。グループ設定処理によりモニタ200がグループ設定されない場合には、ユーザにモニタ200がグループ設定されていないことを通知するために、表示部207は図6(b)に示すOSD画面20を表示する。OSD画面20には、グループID、及びグループ設定条件を示す内容が含まれる。
図6(a)又は図6(b)に示すOSD画面20が表示されることで、ユーザは、入力したグループ化条件に対するモニタ200のグループ設定の結果を容易に把握できる。
[コントローラ100及びモニタ200の動作]
上述した構成を有するコントローラ100及びモニタ200の動作として、以下では、モニタ検出処理を行う際の動作、グループ設定処理を行う際の動作の順に説明する。
(モニタ検出処理)
図7は、モニタ検出処理を行う際のコントローラ100及びモニタ200の動作の一例を示すシーケンス図である。なお、図7では説明の便宜上、一つのモニタ200のみが示されているが、実際には複数のモニタ200とコントローラ100との間で処理が行われる。また、図7では、コントローラ100及びモニタ200の構成要素のうちのモニタ検出処理に関連する構成要素を示し、他の構成要素を省略している。
まず、コントローラ100のモニタ検出部104は、コントローラ100に接続された複数のモニタ200に対して、通信部103を介して「モニタ検出要求」を送信する。「モニタ検出要求」は、例えばUPnP(Universal Plug and Play)のディスカバリー機能のM−SEARCHメッセージであり、同一ネットワークに接続されたモニタ200に対してマルチキャスト送信される。なお、「モニタ検出要求」を送信するタイミングは、例えば、予め設定されたタイミングや、コントローラ100に新たにモニタ200に接続されたタイミング等である。
次に、「モニタ検出要求」が送信された複数のモニタ200の各々において、制御部203は、通信部201を介して受信した「モニタ検出要求」に応答して、データ管理部204からモニタ200のIPアドレス及びUUIDを取得する。次に、制御部203は、取得したIPアドレス及びUUIDを、通信部201を介してコントローラ100に送信する。
次に、コントローラ100のモニタ検出部104は、通信部103を介して、複数のモニタ200からIPアドレス及びUUIDを含む応答メッセージを受信する。次に、モニタ検出部104は、コントローラ100に接続された複数のモニタ200に対して、通信部103を介して「モニタ情報取得要求」を送信する。
次に、「モニタ情報取得要求」が送信された複数のモニタ200の各々において、制御部203は、通信部201を介して受信した「モニタ情報取得要求」に応答して、データ管理部204からモニタ200のモニタ情報を取得する。取得されるモニタ情報は、モニタ200のモニタ名、対応映像モード、対応ユーザLUTである。次に、制御部203は、取得したモニタ情報を、通信部201を介してコントローラ100に送信する。
次に、コントローラ100のモニタ検出部104は、通信部103を介して、複数のモニタ200からモニタ情報を含む応答メッセージを受信する。次に、モニタ検出部104は、モニタ200から取得したモニタ名、IPアドレス、UUID、対応映像モード、対応ユーザLUTを含むモニタ情報の記憶をモニタ管理部105に要求する。
次に、モニタ管理部105は、モニタ検出部104から取得したモニタ情報と、モニタ200とを対応づけて記憶する。例えば、モニタ管理部105は、図5に示す形式でモニタ情報を記憶する。これにより、モニタ検出処理が完了する。
(グループ設定処理)
図8は、グループ設定処理を行う際のコントローラ100及びモニタ200の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、コントローラ100の制御部102は、モニタ検出処理で取得されたモニタ情報が、モニタ管理部105に記憶されているか否かを判定する(ステップS11)。制御部102が、モニタ管理部105にモニタ情報が記憶されていないと判定した場合、すなわちステップS11においてNoと判定した場合には、グループ設定処理は終了する。
一方で、制御部102が、モニタ管理部105にモニタ情報が記憶されていると判定した場合、すなわちステップS11においてYesと判定された場合には、条件取得部1022は、グループ化条件を取得する(ステップS12)。具体的には、条件取得部1022は、グループ化条件としてユーザが選択した映像モードを、UI部101から取得する。
次に、属性取得部1021は、モニタ属性として、モニタ管理部105から一つのモニタ200のモニタ情報を取得する(ステップS13)。ここで、取得されるモニタ情報は、グループ設定処理が行われていないモニタ200のモニタ情報、すなわちステップS13で未取得のモニタ情報である。
次に、モニタ選択部1023は、ステップS13で取得したモニタ情報に、ステップS12で取得したグループ化条件(具体的には、映像モード)と合致する情報が含まれているか否かを判定する(ステップS14)。モニタ選択部1023が、モニタ情報にグループ化条件に対応する情報が含まれていると判定した場合、すなわちステップS14においてYesと判定した場合には、当該モニタ200を、グループ化されるモニタとして選択する。そして、グループ設定部1024は、モニタ選択部1023が選択したモニタ200に、通信部103を介して「グループID適用要求」を送信する(ステップS17)。「グループIDの適用要求」には、モニタ200に設定するグループIDが含まれている。
一方で、モニタ選択部1023が、モニタ情報にグループ化条件(映像モード)と合致する情報が含まれていないと判定した場合、すなわちステップS14においてNoと判定した場合には、当該モニタ200にユーザLUTを適用することが可能か否かを判定する(ステップS15)。例えば、モニタ選択部1023は、図5に示すモニタ情報のうち、対応ユーザLUTの「1D」及び「3D」の項目がいずれも「○」である場合に、モニタ200にユーザLUTを適用することが可能であると判定する。
モニタ選択部1023が、モニタ200にユーザLUTを適用可能であると判定した場合、すなわちステップS15でYesと判定した場合には、当該モニタ200を、グループ化されるモニタとして選択する。そして、グループ設定部1024は、データ管理部106から1D−LUT及び3D−LUTを取得して、通信部103を介してモニタ200に送信する(ステップS16)。
1D−LUT及び3D−LUTを受信したモニタ200において、制御部203は、受信したLUTを補正処理部206に適用させる。ここで、モニタ200に適用される1D−LUTは、ステップS12で取得した映像モードと同等のガンマ特性を再現することができる。また、モニタ200に適用される3D−LUTは、ステップS12で取得した映像モードと同等の色域を再現することができる。
ステップS16の後に、グループ設定部1024は、モニタ200に、通信部103を介して「グループIDの適用要求」を送信する(ステップS17)。「グループIDの適用要求」には、モニタ200に設定するグループIDが含まれている。「グループIDの適用要求」を受信したモニタ200において、制御部203は、通信部201を介して受信される「グループIDの適用要求」に含まれるグループIDを取得し、データ管理部204に記憶する。
次に、制御部102は、モニタ200がグループ設定対象である旨の通知を行うことを要求する「グループ設定結果の通知要求」を、通信部103を介してモニタ200に送信する(ステップS18)。この際、制御部102は、グループIDやグループ化条件を含む情報も、併せてモニタ200に送信する。「グループ設定結果の通知要求」を受信したモニタ200の表示部207は、前述した図6(a)に示すOSD画面を表示する。
一方で、ステップS15においてNoと判定された場合、すなわちモニタ選択部1023が、モニタ200にユーザLUTを適用することが不可能であると判定した場合には、制御部102は、当該モニタ200がグループ設定対象外である旨の通知を行うことを要求する「グループ設定結果の通知要求」を、通信部103を介してモニタ200に送信する(ステップS19)。この際、制御部102は、グループIDやグループ化条件を含む情報も、併せてモニタ200に送信する。「グループ設定結果の通知要求」を受信したモニタ200の表示部207は、前述した図6(b)に示すOSD画面を表示する。
ステップS18又はステップS19の後に、制御部102は、ステップS13で未取得のモニタ情報があるか否かを判定する(ステップS20)。制御部102が、未取得のモニタ情報があると判定した場合、すなわちステップS20においてNoと判定した場合には、上述したステップS13〜S19の処理を繰り返す。一方で、制御部102が、未取得のモニタ情報が無いと判定した場合、すなわちステップS20においてYesと判定した場合には、グループ設定処理が終了する。
[第1の実施形態の効果]
以上説明したとおり、第1の実施形態に係るコントローラ100は、当該コントローラ100に接続された複数のモニタ200のそれぞれのモニタ属性と、グループ化するモニタ200に求められるグループ化条件とを取得する。そして、コントローラ100は、モニタ属性とグループ化条件とに基づいて、複数のモニタ200からグループ化するモニタ200を選択し、選択したモニタ200に同一のグループIDを設定させる。
これにより、ユーザが指定したグループ化条件(例えば、映像モード)に合致するモニタ200に対して同一のグループIDを設定できる。ユーザは、グループ化条件を指定する簡易な作業で、モニタ200をグループ化できるので、複数のモニタ200のグループ化を短時間で効率的に行うことができる。
また、コントローラ100は、映像モードが合致しなくても、ユーザLUTを適用することでグループ化条件に合致するモニタ200に対して、ユーザLUTを適用した上で同一のグループIDを設定できる。これにより、モニタ200が、ユーザが指定した映像モードに対応していない場合であっても、モニタ200の特性を有効に活用して、モニタ200をグループ化できる。
また、コントローラ100は、グループ設定を行ったモニタ200に対してグループ対象である旨の通知を行わせ、グループ設定が行われなかったモニタ200に対してグループ対象外である旨の通知を行わせる。これにより、ユーザは、グループ設定の結果を容易に認識できる。
[第1の実施形態の変形例]
上記の説明においては、グループ化条件が映像モードである場合について説明したが、これに限定されない。例えば、グループ化条件が、モニタ200のパネルや入力端子の種類、画面サイズ等の条件であってもよい。
また、上記の説明においては、グループ設定結果のユーザへの通知をモニタ200のOSD画面で行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、グループ設定結果を通知するためのLED(Light Emitting Diode)をモニタ200に配置し、LEDの発光色や点滅/点灯等の発光状態によってグループ設定結果を通知してもよい。また、OSD画面の表示内容は、図6に示す内容に限定されず、例えば、グループ設定処理を行ったコントローラ100に関する情報を含むなど、他の情報を含んでもよい。
また、上記の説明においては、コントローラ100が、ユーザLUTの適用によりグループ化条件を満たすモニタ200に対して、ユーザLUTを適用して上でグループ設定を行う場合について説明したが、この処理の実行の有無をユーザに選択させてもよい。例えば、コントローラ100は、UI部101にユーザに選択させるための画面等を表示させてもよい。
また、上記の説明においては、ユーザLUTとして1D−LUT及び3D−LUTの両方を適用する場合について説明したが、これに限定されず、例えばいずれか一方を適用してもよい。この場合、1D−LUTと3D−LUTの両方を適用するか、いずれか一方を適用するかをユーザに選択させてもよい。
図9は、第1の実施形態の変形例に係るOSD画面の一例を示す図である。1D−LUTもしくは3D−LUTのいずれか一方が適用された場合、モニタ200の表示部207は、図9に示すOSD画面20を表示してもよい。これにより、ユーザは、グループ設定の結果、どちらのLUTが適用されたかを容易に判別することができる。
<第2の実施形態>
[コントローラ100及びモニタ200の構成]
第2の実施形態では、モニタ200において、グループ設定の許可又は拒否の選択をユーザから受け付けるグループ設定受付処理と、コントローラ100においてグループ設定を変更するグループ設定変更処理とが行われる点で、第1の実施形態と異なる。
図10は、第2の実施形態に係るコントローラ100及びモニタ200の構成の一例を示すブロック図である。図2に示した第1の実施形態に係るコントローラ100及びモニタ200と同じ機能のブロックには、同一の符号を付している。以下、図10を参照して、主に、第1の実施形態と相違する点について説明する。
モニタ200の制御部203は、グループ設定受付処理を行う設定受付部2031を有する。設定受付部2031は、設定したグループに属することを許可するか否かに関する設定を受け付ける。具体的には、設定したグループに属することを許可するか否かは、例えば、表示部207に図11に示すOSD画面を表示させることで、I/F部202を介してユーザにより選択可能となっている。
図11は、グループ設定受付処理の際に、表示部207が表示するOSD画面の一例を示す図である。図11(a)には、モニタ200にグループIDが適用された場合、すなわちグループ設定対象になった場合に、グループ設定結果の許可又は拒否を選択するためのOSD画面20が示されている。図11(b)には、モニタ200にグループIDが適用されなかった場合、すなわちグループ設定対象外となった場合に、グループ設定結果の許可又は拒否を選択するためのOSD画面20が示されている。
図11(a)又は図11(b)のOSD画面20において、ユーザが「はい」を選択した場合にはグループ設定結果の許可を要求したことになり、ユーザが「いいえ」を選択した場合にはグループ設定結果の拒否を要求したことになる。なお、図11(a)及び図11(b)のOSD画面20には、ユーザにグループに関する情報を提供すべく、グループIDとグループ化条件も併せて表示されている。
図10に戻って、設定受付部2031の説明を続ける。
設定受付部2031が、グループに属することを許可しない設定を受け付けた場合、モニタ200の通信部201は、設定受付部2031の要求を受けて、グループIDを受信したことに応じて、グループ化を拒否することを示す拒否情報をコントローラ100に送信する。具体的には、通信部201は、拒否情報として、グループIDの初期化要求を送信する。また、設定受付部2031が、グループに属しないことを許可しない設定を受け付けた場合、通信部201は、グループIDの適用要求を送信する。
コントローラ100の制御部102は、グループ設定変更処理を行う設定変更部1025を有する。設定変更部1025は、設定受付部2031によるグループ設定受付処理の結果を受けて、グループ設定変更処理を行う。例えば、設定変更部1025は、モニタ200から初期化要求を受信した場合には、モニタ200に設定したグループIDを初期化する。また、設定変更部1025は、モニタ200からグループIDの適用要求を受信した場合には、本来ならグループ化条件に合致せずグループ化されなかったモニタ200にグループIDを設定する。これにより、ユーザの意向を加味したモニタ200のグループIDを設定できる。
また、設定変更部1025は、グループIDの設定を拒否することを示す情報をモニタ200から受信した場合、当該モニタ200がグループ化を拒否したことを示す情報を、当該モニタ200に関連付けてモニタ管理部105に記憶させる。これにより、各モニタ200の設定変更後のグループIDを管理することができる。
[コントローラ100及びモニタ200の動作]
第2の実施形態では、グループ設定処理後に、グループ設定受付処理とグループ設定変更処理が行われる。以下では、グループ設定受付処理及びグループ設定変更処理を行う際のコントローラ100及びモニタ200の動作について説明する。
(グループ設定受付処理)
図12は、グループ設定受付処理を行う際のモニタ200の動作の一例を示すフローチャートである。グループ設定受付処理は、図8に示すグループ設定処理のステップS18又はステップS19が終了した時点、すなわちモニタ200でグループ設定結果が通知された時点で、開始される。
まず、モニタ200の設定受付部2031は、I/F部202からグループ設定結果の許可又は拒否の要求を取得する(ステップS31)。ここで、グループ設定結果の許可又は拒否の要求は、例えば、表示部207に前述した図11に示すOSD画面を表示させることで、I/F部202を介してユーザにより選択可能となっている。
設定受付部2031は、ステップS31で取得した要求が、グループ設定結果の許可要求であるか、又はグループ設定結果の拒否要求であるかを判定する(ステップS32)。設定受付部2031が、取得した要求が許可要求であると判定した場合、すなわちステップS32においてNoと判定した場合には、グループ設定受付処理を終了する。
設定受付部2031が、取得した要求が拒否要求であると判定した場合、すなわちステップS32においてYesと判定した場合には、モニタ200がグループ設定対象内であるか否かを判定する(ステップS33)。設定受付部2031が、モニタ200がグループ設定対象内であると判定した場合、すなわちステップS33においてYesと判定した場合には、通信部201を介してコントローラ100に「グループ設定の変更要求」を送信する(ステップS34)。ステップS34で送信される「グループ設定の変更要求」は、モニタ200に設定されたグループIDを初期化する要求である。
設定受付部2031が、モニタ200がグループ設定対象外であると判定した場合、すなわちステップS33においてNoと判定した場合には、通信部201を介してコントローラ100に「グループ設定の変更要求」を送信する(ステップS35)。ステップS35で送信される「グループ設定の変更要求」は、本来ならグループ化されなかったモニタ200にグループIDを適用する要求である。制御部203は、グループ設定処理のステップS19(図8)で受信した「グループ設定結果の通知要求」に含まれるグループID及びグループ化条件を、「グループ設定の変更要求」に含めて送信する。
ステップS34又はステップS35の「グループ設定の変更要求」がコントローラ100に送信されると、モニタ200のグループ設定受付処理が終了する。次に、グループ設定の変更要求に応じたグループ設定変更処理について説明する。
(グループ設定変更処理)
図13は、グループ設定変更処理を行う際のコントローラ100及びモニタ200の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、コントローラ100の設定変更部1025は、通信部103を介してモニタ200から「グループ設定の変更要求」を受信する(ステップS41)。この「グループ設定の変更要求」には、グループID及びグループ化条件が含まれている。次に、設定変更部1025は、受信した「グループ設定の変更要求」の要求内容が、グループIDの適用か、又はグループIDの初期化かを判定する(ステップS42)。
設定変更部1025が、要求内容がグループIDの適用であると判定した場合、すなわちステップS42においてYesと判定した場合には、通信部103を介してモニタ200に「グループIDの適用要求」を送信する(ステップS43)。ステップS43では、図8に示したグループ設定処理のステップS17と同じ処理が行われる。ここで、送信される「グループIDの適用要求」には、ステップS41で取得したグループID及びグループ化条件が含まれる。通信部201を介して受信される「グループIDの適用要求」を受信したモニタ200において、制御部203は、「グループIDの適用要求」に含まれるグループIDを取得し、データ管理部204に記憶する。
設定変更部1025が、要求内容がグループIDの初期化であると判定した場合、すなわちステップS42においてNoと判定した場合には、通信部103を介してモニタ200に「グループID初期化要求」を送信する(ステップS44)。通信部201を介して「グループID初期化要求」を受信したモニタ200において、制御部203は、データ管理部204に記憶されていたグループIDを削除する。これにより、モニタ200に適用されたグループIDが初期化される。
[第2の実施形態の効果]
以上説明したとおり、第2の実施形態においては、コントローラ100が行ったモニタ200のグループ設定の結果を、モニタ200側で許可又は拒否することができる。この結果、モニタ200のユーザの意向を加味したグループ設定を行うことができる。
また、ユーザが設定結果を拒否した場合には、グループ設定されたグループIDを初期化することで、又はグループ化条件に合致せずグループ化されなかったモニタ200にグループIDを適用することで、より利便性の高いグループIDの設定を実現できる。
[第2の実施形態の変形例]
上記の説明においては、モニタ200でグループ設定結果を拒否した場合に、コントローラ100でグループ設定の変更を行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、コントローラ100の代わりにモニタ200で、グループ設定の変更を行ってもよい。すなわち、モニタ200がコントローラ100に要求することなく、モニタ200がグループIDの初期化又はグループIDの適用を行ってもよい。
また、上述したグループ設定変更処理において、コントローラ100は、図14に示すようにグループ設定の変更結果をユーザに通知してもよい。
図14は、第2の実施形態の変形例におけるグループ設定画面10の一例を示す図である。図14に示すグループ設定画面10は、コントローラ100のUI部101によって表示される。グループ設定画面10には、モニタ欄12に「モニタ名」と「IPアドレス」に加えて「変更」の項目が追加されている。「変更」の項目を追加することで、グループ設定結果の変更のステータスが分かるようになっている。具体的には、「変更」の項目が「なし」の場合には、グループ設定の変更がなかったことを示し、「変更」の項目が「削除」の場合には、グループ設定されたモニタ200がグループ設定対象外になったことを示す。また、「変更」の項目が「追加」の場合には、グループ設定されなかったモニタ200がグループ設定対象になったことを示す。このように、コントローラ100がグループ設定の変更結果を表示することで、ユーザの意向に基づいて設定が変更された内容を把握しやすくなる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、上記の説明においては、コントローラ100とモニタ200とがLANを介して接続する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、モニタ200にコントローラ100の機能が内蔵されていてもよい。
100 コントローラ
1021 属性取得部
1022 条件取得部
1023 モニタ選択部
1024 グループ設定部

Claims (18)

  1. 複数の表示装置のうちの少なくとも一部の表示装置をグループ化する制御を行う制御装置であって、
    前記複数の表示装置のそれぞれの属性を取得する属性取得手段と、
    グループ化する前記表示装置に求められる条件を取得する条件取得手段と、
    前記属性と前記条件とに基づいて、前記複数の表示装置から、グループ化する前記表示装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した前記表示装置に、同一のグループ識別情報を設定させる設定手段と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記選択手段は、前記属性が所定の表示特性を満たしていることを示している前記表示装置を選択することを特徴とする、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記選択手段は、前記属性が、表示特性を補正可能であることを示している前記表示装置を選択することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記設定手段は、前記選択手段が選択した前記表示装置に、前記表示特性を補正するための補正情報と前記グループ識別情報とを送信する、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記設定手段は、前記グループ識別情報を設定した前記表示装置以外の表示装置に、グループ化しなかった旨を通知することを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記設定手段は、前記グループ識別情報の設定を拒否することを示す情報を前記表示装置から受信した場合、当該表示装置がグループ化を拒否したことを示す情報を、当該表示装置に関連付けて記憶手段に記憶させることを特徴とする、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 複数の表示装置のうちの少なくとも一部の表示装置をグループ化する制御の方法であって、
    前記複数の表示装置のそれぞれの属性を取得するステップと、
    グループ化する前記表示装置に求められる条件を取得するステップと、
    前記属性と前記条件とに基づいて、前記複数の表示装置から、グループ化する前記表示装置を選択するステップと、
    選択した前記表示装置に、同一のグループ識別情報を設定させるステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  8. 前記選択するステップにおいて、前記属性が所定の表示特性を満たしていることを示している前記表示装置を選択することを特徴とする、
    請求項7に記載の制御方法。
  9. 前記選択するステップにおいて、前記属性が、表示特性を補正可能であることを示している前記表示装置を選択することを特徴とする、
    請求項7又は8に記載の制御方法。
  10. 前記設定するステップの前に、選択した前記表示装置に、前記表示特性を補正するための補正情報を送信することを特徴とする、
    請求項9に記載の制御方法。
  11. 前記設定するステップの後に、前記グループ識別情報を設定した前記表示装置以外の表示装置に、グループ化しなかった旨を通知するステップをさらに有することを特徴とする、
    請求項7から10のいずれか1項に記載の制御方法。
  12. 前記設定するステップにおいて、
    前記グループ識別情報、及び前記表示装置を制御する制御装置を識別する制御装置識別情報を含む設定コマンドを、前記制御装置から前記表示装置に送信し、前記表示装置が受信した前記制御装置識別情報が所定の制御装置識別情報と一致する場合に、前記表示装置が前記グループ識別情報を設定することを特徴とする、
    請求項7から11のいずれか1項に記載の制御方法。
  13. 前記設定するステップにおいて、前記グループ識別情報の設定を拒否することを示す情報を前記表示装置から受信した場合、当該表示装置がグループ化を拒否したことを示す情報を、当該表示装置に関連付けて記憶手段に記憶させることを特徴とする、
    請求項7から12のいずれか1項に記載の制御方法。
  14. 制御装置と通信可能な表示装置であって、
    表示特性を示す特性情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記特性情報を制御装置に送信する送信手段と、
    前記制御装置からグループ識別情報を受信する受信手段と、
    前記グループ識別情報を記憶する第2記憶手段と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  15. 前記受信手段は、前記表示特性を補正するための補正情報をさらに受信し、
    前記補正情報に基づいて表示特性を補正する補正手段をさらに有することを特徴とする、
    請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記グループ識別情報を送信した前記制御装置の識別情報が、所定の制御装置識別情報と一致するか否かを判定し、一致した場合に前記グループ識別情報を前記第2記憶手段に記憶させる制御手段をさらに有することを特徴とする、
    請求項14又は15に記載の表示装置。
  17. グループに属することを許可するか否かに関する設定を受け付ける受付手段をさらに有し、
    前記受付手段が、グループに属することを許可しない設定を受け付けた場合、前記送信手段は、前記受信手段が前記グループ識別情報を受信したことに応じて、グループ化を拒否することを示す情報を前記制御装置に送信することを特徴とする、
    請求項14から16のいずれか1項に記載の表示装置。
  18. 制御装置と通信可能な表示装置に、表示特性を示す特性情報を記憶させるステップと、
    前記特性情報を制御装置に送信するステップと、
    前記制御装置からグループ識別情報を受信するステップと、
    前記グループ識別情報を記憶するステップと、
    を有することを特徴とする表示装置の設定方法。
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