JP2016065710A - スタンガンを備えた楯 - Google Patents
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Abstract
【課題】スタンガン全体を一体化して、楯の構造、形状が異なっても取付け可能とし、しかも、不要なスイッチオンによってスタンガンが作動しないようにしたスタンガンを備えた楯を提供する。
【解決手段】表側には放電用の対となる帯状電極11、12を備えた楯本体13と、楯本体13の裏側に、両側を第1、第2の支持部材15、16を介して取付けられ、一方側には蓋24付きの開口空間部が設けられた把手17と、把手17内に収納され、かつ開口空間部に取り替え可能に設けられた電池から電力の供給を受けて、対となる帯状電極11、12に高電圧を印加する高電圧発生回路と、電池と高電圧発生回路に直列に設けられ、把手17から外部に露出するプッシュスイッチと、電池と高電圧発生回路とに直列に接続される安全スイッチ37とを有している。
【選択図】図1
【解決手段】表側には放電用の対となる帯状電極11、12を備えた楯本体13と、楯本体13の裏側に、両側を第1、第2の支持部材15、16を介して取付けられ、一方側には蓋24付きの開口空間部が設けられた把手17と、把手17内に収納され、かつ開口空間部に取り替え可能に設けられた電池から電力の供給を受けて、対となる帯状電極11、12に高電圧を印加する高電圧発生回路と、電池と高電圧発生回路に直列に設けられ、把手17から外部に露出するプッシュスイッチと、電池と高電圧発生回路とに直列に接続される安全スイッチ37とを有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、暴漢等から身を守るために使用する楯に更にスタンガンを設けたスタンガン付きの楯に関する。
警察官や自衛官等が、自己の身体を守りながら暴漢等に近づくために使用する楯については従来から広く知られている。そして、例えば、特許文献1〜3に示すように、このような楯に高電圧放電威嚇器(スタンガン)を設けることも知られている。
特許文献1〜3記載の楯においては、確かに暴漢に対して楯を向けて自己を守り、スタンガンにて暴漢を威嚇し、場合によってはスタンガンを使って暴漢を逮捕することも可能であるが、特許文献1〜3に記載の楯においては、催涙ガスを使用して暴漢を威嚇するもので、スタンガンについては付設している程度である。
従って、特許文献1〜3記載の楯は、例えば搬送中又は保管中に誤ってスタンガンのスイッチを押すことがあり、その場合はスタンガンが放電するので大変危険であるという問題があった。
従って、特許文献1〜3記載の楯は、例えば搬送中又は保管中に誤ってスタンガンのスイッチを押すことがあり、その場合はスタンガンが放電するので大変危険であるという問題があった。
更に、特許文献1〜3記載の技術においては、スプレーを用いることを主体として構成されているので、スタンガンの構造及びその取付けについては十分検討されていない。そして、特許文献3には、スプレーを発射させるための安全ピンが設けられているが、威嚇用スプレーのためのもので、スタンガン用ではない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、スタンガン全体を一体化して、楯の構造、形状が異なっても取付け可能とし、しかも、不要なスイッチオンによってスタンガンが作動しないようにしたスタンガンを備えた楯を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係るスタンガンを備えた楯は、下部中央を除く表側周囲には放電用の対となる帯状電極を備えた楯本体と、
前記楯本体の裏側に、両側を第1、第2の支持部材を介して取付けられ、一方側には蓋付きの開口空間部が設けられた把手と、
前記把手内に収納され、かつ前記開口空間部に取り替え可能に設けられた電池から電力の供給を受けて、前記対となる帯状電極に高電圧を印加する高電圧発生回路と、
前記電池と前記高電圧発生回路に直列に設けられ、前記把手から外部に露出する操作部を押すことによって作動するプッシュスイッチと、
前記電池と前記高電圧発生回路とに直列に接続される安全スイッチとを有し、
前記安全スイッチが作動状態で前記プッシュスイッチを作動させると、前記対となる帯状電極に高電圧が加えられ、
しかも、前記帯状電極の幅は2.2〜3cm、対となる前記帯状電極の隙間は0.7〜1cmとなっており、かつ外側の前記帯状電極は前記楯本体の周縁とは隙間を有して設けられている。
前記楯本体の裏側に、両側を第1、第2の支持部材を介して取付けられ、一方側には蓋付きの開口空間部が設けられた把手と、
前記把手内に収納され、かつ前記開口空間部に取り替え可能に設けられた電池から電力の供給を受けて、前記対となる帯状電極に高電圧を印加する高電圧発生回路と、
前記電池と前記高電圧発生回路に直列に設けられ、前記把手から外部に露出する操作部を押すことによって作動するプッシュスイッチと、
前記電池と前記高電圧発生回路とに直列に接続される安全スイッチとを有し、
前記安全スイッチが作動状態で前記プッシュスイッチを作動させると、前記対となる帯状電極に高電圧が加えられ、
しかも、前記帯状電極の幅は2.2〜3cm、対となる前記帯状電極の隙間は0.7〜1cmとなっており、かつ外側の前記帯状電極は前記楯本体の周縁とは隙間を有して設けられている。
ここで、楯本体を構成する楯板は、視認性を広げるため、透明の合成樹脂であることが好ましいが、不透明であってもよい。
本発明に係るスタンガンを備えた楯において、前記安全スイッチは、内部端子を短絡した差し込み式のコネクター(即ち、プラグ)と、前記把手に露出状態で取り付けられ前記コネクターの接続によって前記高電圧発生回路に前記電池の電源が供給されるコネクター受けとを有するのが好ましい。
本発明に係るスタンガンを備えた楯において、前記安全スイッチは、内部端子を短絡した差し込み式のコネクター(即ち、プラグ)と、前記把手に露出状態で取り付けられ前記コネクターの接続によって前記高電圧発生回路に前記電池の電源が供給されるコネクター受けとを有するのが好ましい。
本発明に係るスタンガンを備えた楯において、前記楯本体の裏面と、前記把手の軸心との距離は6〜12cmとなって、前記楯本体の裏側であって、前記第1、第2の支持部材が取付けられる領域には、幅方向に渡って厚みが6〜12mmの発泡性のゴム板が貼着されているのが好ましい。
そして、本発明に係るスタンガンを備えた楯において、前記帯状電極は、アルミニウム、アルミ合金、又はその他の導電性の良好な金属によって形成されているのが好ましい。
また、本発明に係るスタンガンを備えた楯において、前記把手の表面には手の形状に沿った握り手模様が形成されているのが好ましい。
また、本発明に係るスタンガンを備えた楯において、前記把手の表面には手の形状に沿った握り手模様が形成されているのが好ましい。
本発明に係るスタンガンを備えた楯は以下のような効果を有する。
第1、第2の支持部材によって楯本体に取付けられる把手は、一方に蓋付きの開口空間部によって電池が収納されているので、蓋を開けて電池を露出させ、自在に電池を交換できる。
また、把手の中に電池を含む必要な電気回路を組み込んでいるので、この部分だけ用意すれば、楯本体の形状は自由に選択できる。勿論、高電圧発生回路と対となる帯状電極は絶縁導線で接続する。
第1、第2の支持部材によって楯本体に取付けられる把手は、一方に蓋付きの開口空間部によって電池が収納されているので、蓋を開けて電池を露出させ、自在に電池を交換できる。
また、把手の中に電池を含む必要な電気回路を組み込んでいるので、この部分だけ用意すれば、楯本体の形状は自由に選択できる。勿論、高電圧発生回路と対となる帯状電極は絶縁導線で接続する。
また、把手の電池と高電圧発生回路とに直列に接続される安全スイッチを有しているので、この安全スイッチをオフにしておくことによって、スタンガンを作動させない状態とすることができ、搬送中などに不用意に高電圧を発生させないことができる。
安全スイッチが、内部端子を短絡した差し込み式のコネクターと、把手に露出状態で取り付けられコネクターの接続によって、高電圧発生回路に電池の電源が供給されるコネクター受けとを有する場合は、コネクターを抜くことによってスタンガンを備えた楯を非動作状態とすることができる。
また、楯本体の裏面と、把手の軸心との距離が6〜12cmとなって、楯本体の裏側であって、第1、第2の支持部材が取付けられる領域に、幅方向に渡って厚みが6〜12mmの発泡性のゴム板が貼着されている場合は、帯状電極に高電圧を発生させても、これによって使用者が電撃を受けることがない。
また、把手の表面に手の形状に沿った握り手模様が形成されている場合には、把手を握る手の位置が決まり、プッシュスイッチ等の操作がより容易となる。
また、把手の表面に手の形状に沿った握り手模様が形成されている場合には、把手を握る手の位置が決まり、プッシュスイッチ等の操作がより容易となる。
続いて、添付した図面を参照しながら、本発明を具体化した実施の形態について説明する。
図1〜図6に示すように、本発明の一実施の形態に係るスタンガンを備えた楯10は、表側には放電用の対となる帯状電極11、12を備えた楯本体13と、楯本体13の裏側に、両側を第1、第2の支持部材15、16を介して取付けられた把手17とを有している。以下、これらについて詳しく説明する。
図1〜図6に示すように、本発明の一実施の形態に係るスタンガンを備えた楯10は、表側には放電用の対となる帯状電極11、12を備えた楯本体13と、楯本体13の裏側に、両側を第1、第2の支持部材15、16を介して取付けられた把手17とを有している。以下、これらについて詳しく説明する。
把手17は、絶縁性及び強度を有するプラスチック(例えば、ナイロン、ABS等)からなり、全体として筒状となって、周囲には手の指のピッチに合わせた握り部18となる凹凸が形成されている。なお、この凹凸を形成する凸部19は4つあって、各凸部19の中間及びその長さ方向外側に凹部20が形成され、手の形状に沿った握り手模様を形成している。そして、把手17には、筒状の把手本体21と、この把手本体21の一方側(上側)に形成された雄ねじ22に螺合する雌ねじ23を備えた蓋24とを有している。
図6に示すように、把手本体21の蓋24に近い側(即ち、上側)には蓋24によって閉塞される開口空間部25が設けられ、この開口空間部25には、電池26、27が取り替え可能に収納されている。この電池26、27は、直列(又は並列)に接続されてこのスタンガンを備えた楯10の高電圧発生回路30(図7参照)の電源となっている。
第1、第2の支持部材15、16は把手17の握り部18以外の上下に設けられ、この実施の形態ではステンレス等の比較的強度を有する金属板材を使用している。
把手17の上端と下端との距離(即ち、長さ)はこの実施の形態では、20〜24cm、蓋24の外径は5〜6cmとなっている。断面溝形の第1、第2の支持部材15、16はそれぞれ対となるビス32、33によって把手17の裏側に形成された平面状となった台座34、35に固定されている。
把手17の上端と下端との距離(即ち、長さ)はこの実施の形態では、20〜24cm、蓋24の外径は5〜6cmとなっている。断面溝形の第1、第2の支持部材15、16はそれぞれ対となるビス32、33によって把手17の裏側に形成された平面状となった台座34、35に固定されている。
また、この第1、第2の支持部材15、16の高さは4.5〜6cmの範囲にある。この支持部材15、16の溝部分(即ち、図5において水平部分)にはゴム又はプラスチック製の絶縁カバー15a、16aがそれぞれ設けられている。ここで、楯本体13の裏面と把手17との軸心の距離は6〜12cmとなっている。なお、第1、第2の支持部材15、16はビス15b、16bによって楯本体13に固定されている。
把手17内には、電池26、27に安全スイッチ37及びプッシュスイッチ38を介して高電圧発生回路30が配置され、その出力はリード線39を介して端子ボックス40に接続されている。端子ボックス40は、ビス40aによって楯本体13に固定され、楯本体13の表面側に設けられている帯状電極11、12に接続されている。この帯状電極11、12は楯本体13の表側に約7〜10mmの隙間を有して配置され、高電圧を加えることによって帯状電極11、12の一部で放電をするようになっている。なお、帯状電極11、12はそれぞれ幅が2.2〜3cmのアルミ箔によって構成され、接着剤で楯本体13のプラスチック板部分に貼着されている。
図4、図5に示すように、把手17の側面には安全スイッチ37が設けられ、把手17の楯本体13に近い側、即ち、図1に示す把手17を表面とすると、その裏側にプッシュスイッチ38が設けられている。プッシュスイッチ38は、握り部18の上側に設けられ、握り部18に掛かった人指し指で把手17から外部に露出するプッシュスイッチ38の操作部を押すことによって、プッシュスイッチ38を作動させることができる。
図7に示すように、安全スイッチ37は、短絡された内部端子41a、41bを備えたコネクター41と、コネクター41が差し込まれるコネクター受け42とを有し、コネクター受け42が把手17に取付けられている。コネクター41には環状バンド43aが設けられ、環状バンド43aを引っ張ることによって、コネクター受け42の内部端子42a、42aの回路が遮断される。そして、コネクター41をコネクター受け42に差し込むことによって、安全スイッチ37の回路がオン(作動状態)となる。なお、コネクター受け42は把手17にその端部が露出状態で設けられている。
楯本体13は平面視して円弧状となったアクリル樹脂(絶縁性を有する透明合成樹脂の一例、その他、ポリカーボネイト等であってもよい)等からなる楯板43と、楯板43の表面側に貼られている前記した帯状電極11、12と、把手17が取り付けられている位置に裏側から貼着された絶縁板として機能する合成樹脂又はゴム製のスポンジ板(発泡性のゴム板の一例)45とを有している。このスポンジ板45の厚みは約6〜12mmあって、把手17を取り付ける第1、第2の支持部材15、16に一部ラップしてその間に設けられている。
図1に示すように把手17は、楯本体13の裏側から見て右側に設けられ、同一高さ位置の左側には雄、雌の面状ファスナー47、48を対向して有する把持バンド49が固定されている。これによって、このスタンガンを備えた楯10を使用する人の左腕にこの把持バンド49を巻いて雄、雌の面状ファスナー47、48を係合させ、このスタンガンを備えた楯10を腕で保持することができる。
把手17内に設けられている高電圧発生回路30は、図7に示すように、電池26、27を電源とし、例えば、50〜100万ボルトの高電圧を発生させ、帯状電極11、12に通電させるようになってる。この場合、電池26、27と高電圧発生回路30との間にはプッシュスイッチ38と安全スイッチ37が直列に入り、これらが同時に動作した場合に高電圧を発生するようになっている。なお、高電圧発生回路30は周知の構造となっている。
このスタンガンを備えた楯10を使用する場合、把持バンド49を左腕に装着し、右手で把手17を持つ。安全スイッチ37の差し込み式のコネクター41をコネクター受け42に装着し、プッシュスイッチ38を押すと、帯状電極11、12に高電圧が印加される。この場合、帯状電極11、12に印加される電圧は極めて高い電圧であるが、電流が極めて小さいので、感電死することはない。
続いて、図8〜図10に示す本発明の第2の実施の形態に係るスタンガンを備えた楯52について説明する。スタンガンを備えた楯52は、第1の実施の形態に係るスタンガンを備えた楯10に使用した把手17を使用しているが、楯本体53の形状は楯本体13より小さくなっている(例えば、横40cm、縦30cm、厚みは5mm)。透明プラスチック製の楯板54に帯状電極55、56を逆U字状に貼っている。帯状電極55、56の材質、幅は第1の実施の形態に係るスタンガンを備えた楯10と同一である。なお、このスタンガンを備えた楯52において、第1の実施の形態に係るスタンガンを備えた楯10と同一の構成要素は同一の番号を使用した。
このスタンガンを備えた楯52においては、把手17は第1、第2の支持部材15、16を介して楯本体53に斜めに傾斜して設けられ、楯本体53の裏側で、把手17に対応する領域には厚さ10mmのスポンジ板58が設けられている。このスタンガンを備えた楯52には把持バンド49は設けられていない。
なお、把手17に設けられている安全スイッチ37の環状バンド43aは把手17に対して斜めに垂下することになる。
なお、把手17に設けられている安全スイッチ37の環状バンド43aは把手17に対して斜めに垂下することになる。
このスタンガンを備えた楯52の使用方法は、第1の実施の形態に係るスタンガンを備えた楯10と同一であるが、把持バンド49は設けられていないので、把手17を持って操作することになる。
図11を参照しながら、本発明の第3の実施の形態に係るスタンガンを備えた楯60について説明するが、第1の実施の形態に係るスタンガンを備えた楯10と相違する点は、把持バンド49の代わりに樹脂製(例えば、ナイロン)の補助把手61を設けた点である。この補助把手61は、図12(A)〜(C)に示すように上下に取付け部62、63を有し、ねじによって楯本体13の裏側に固定されている。そして、取付け部62、63の間に握り部64が形成されている。なお、この補助把手61はスポンジ板45の上下両側にねじ固定されている。
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲でその構成を変更することもできる。例えば、各部の寸法及び形状は本発明の要旨を変更しない範囲で変えることができる。
また、前記実施の形態においては、楯板には透明の合成樹脂を用いたが、不透明であっても本発明は適用される。
また、前記実施の形態においては、楯板には透明の合成樹脂を用いたが、不透明であっても本発明は適用される。
10:スタンガンを備えた楯、11、12:帯状電極、13:楯本体、15:第1の支持部材、15a:絶縁カバー、15b:ビス、16:第2の支持部材、16a:絶縁カバー、16b:ビス、17:把手、18:握り部、19:凸部、20:凹部、21:把手本体、22:雄ねじ、23:雌ねじ、24:蓋、25:開口空間部、26、27:電池、30:高電圧発生回路、32、33:ビス、34、35:台座、37:安全スイッチ、38:プッシュスイッチ、39:リード線、40:端子ボックス、40a:ビス、41:コネクター、41a、41b:内部端子、42:コネクター受け、42a、42b:内部端子、43:楯板、43a:環状バンド、45:スポンジ板、47、48:面状ファスナー、49:把持バンド、52:スタンガンを備えた楯、53:楯本体、54:楯板、55、56:帯状電極、58:スポンジ板、60:スタンガンを備えた楯、61:補助把手、62、63:取付け部、64:握り部
Claims (4)
- 下部中央を除く表側周囲には放電用の対となる帯状電極(11、12)を備えた楯本体(13)と、
前記楯本体(13)の裏側に、両側を第1、第2の支持部材(15、16)を介して取付けられ、一方側には蓋(24)付きの開口空間部(25)が設けられた把手(17)と、
前記把手(17)内に収納され、かつ前記開口空間部(25)に取り替え可能に設けられた電池(26、27)から電力の供給を受けて、前記対となる帯状電極(11、12)に高電圧を印加する高電圧発生回路(30)と、
前記電池(26、27)と前記高電圧発生回路(30)に直列に設けられ、前記把手(17)から外部に露出する操作部を押すことによって作動するプッシュスイッチ(38)と、
前記電池(26、27)と前記高電圧発生回路(30)とに直列に接続される安全スイッチ(37)とを有し、
前記安全スイッチ(37)が作動状態で前記プッシュスイッチ(38)を作動させると、前記対となる帯状電極(11、12)に高電圧が加えられ、
しかも、外側の前記帯状電極(12)は前記楯本体(13)の周縁とは隙間を有して設けられていること特徴とするスタンガンを備えた楯。 - 請求項1記載のスタンガンを備えた楯において、前記安全スイッチ(37)は、内部端子(41a、41b)を短絡した差し込み式のコネクター(41)と、前記把手(17)に露出状態で取り付けられ前記コネクター(41)の接続によって前記高電圧発生回路(30)に前記電池(26、27)の電源が供給されるコネクター受け(42)とを有することを特徴とするスタンガンを備えた楯。
- 請求項1又は2記載のスタンガンを備えた楯において、前記楯本体(13)の裏面と、前記把手(17)の軸心との距離は6〜12cmとなって、前記楯本体(13)の裏側であって、前記第1、第2の支持部材(15、16)が取付けられる領域には、幅方向に渡って厚みが6〜12mmの発泡性のゴム板(45)が貼着されていることを特徴とするスタンガンを備えた楯。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスタンガンを備えた楯において、前記把手(17)の表面には手の形状に沿った握り手模様が形成されていることを特徴とするスタンガンを備えた楯。
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