JP2016064336A - フィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂部分のみを簡単に交換でき、リサイクル性を向上させることができる。
【解決手段】カバー組立体においてケースの開口端を覆う蓋部材に設けられたバルブは、フィルタエレメントに含まれる濾材の長手方向に沿った略筒状の第1の嵌合面を有する。濾材の第1の端に設けられた第1の端部材は、第1の嵌合面が嵌合する第2の嵌合面を有し、第1の嵌合面が第2の嵌合面に嵌合されると、バルブにフィルタエレメントが装着される。カバー組立体は、内部にフィルタエレメントが挿入される略筒状のケースと、濾材の内側に挿入され、多数の開口が形成された略筒状の内筒と、を有するケース組立体に対して、着脱可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フィルタ装置に関する。
特許文献1には、ケースユニットと、ケースユニットに挿入されるカートリッジアセンブリとを備えた濾過装置が開示されている。特許文献1に記載の発明では、カートリッジアセンブリはエレメントを有し、エレメントのみを交換して他の部品は再利用する。
特開2005−288293号公報
特許文献1に記載の発明では、エレメントに内筒が設けられているため、エレメントを交換する時に、内筒も一緒に交換しなければならないという問題がある。一般的に、内筒は金属製であるため、エレメントに内筒を含むことで、エレメントのコストがあがってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、樹脂部分のみを簡単に交換でき、リサイクル性を向上させることができるフィルタ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るフィルタ装置は、例えば、略筒状の濾材と、前記濾材の第1の端に設けられた第1の端部材と、を有するフィルタエレメントと、内部に前記フィルタエレメントが挿入される略筒状のケースと、前記フィルタエレメントが前記ケースの内部に挿入されると、前記濾材の内側に挿入される略筒状の内筒であって、多数の開口が形成された内筒と、を有するケース組立体と、前記ケースの開口端を覆う蓋部材と、前記蓋部材に設けられたバルブと、を有するカバー組立体であって、前記ケース組立体に対して着脱可能なカバー組立体と、を備え、前記バルブは、前記濾材の長手方向に沿った略筒状の第1の嵌合面を有し、前記第1の端部材は、前記第1の嵌合面が嵌合する第2の嵌合面を有し、前記第1の嵌合面が前記第2の嵌合面に嵌合されると、前記バルブに前記フィルタエレメントが装着されることを特徴とする。
本発明に係るフィルタ装置によれば、カバー組立体においてケースの開口端を覆う蓋部材に設けられたバルブは、フィルタエレメントに含まれる濾材の長手方向に沿った略筒状の第1の嵌合面を有する。濾材の第1の端に設けられた第1の端部材は、第1の嵌合面が嵌合する第2の嵌合面を有し、第1の嵌合面が第2の嵌合面に嵌合されると、バルブにフィルタエレメントが装着される。カバー組立体は、内部にフィルタエレメントが挿入される略筒状のケースと、濾材の内側に挿入され、多数の開口が形成された略筒状の内筒と、を有するケース組立体に対して、着脱可能である。これにより、樹脂部分(フィルタエレメント)のみを簡単に交換でき、リサイクル性を向上させることができる。
ここで、前記第2の嵌合面には、凹部が形成され、前記凹部には、弾性部材が挿入され、前記第1の嵌合面が前記第2の嵌合面に嵌合されると、前記弾性部材が前記第1の嵌合面によって弾性変形されてもよい。これにより、シール効果が得られ、バルブとフィルタエレメントとの間から液体が漏れることが防止される。さらに、バルブにフィルタエレメントをよりしっかり装着することができることができる。
ここで、前記フィルタエレメントは、前記濾材の第1の端以外の端である第2の端に設けられた第2の端部材を有し、前記内筒には、長手方向に沿ったリブ状の突起が形成され、前記第1の端部材及び前記第2の端部材には、前記突起が挿入される切り欠きが形成されてもよい。これにより、フィルタエレメントを回転方向(周方向)に位置決めすることができる。
ここで、前記ケース組立体は、前記内筒の内部に挿入される略筒状の保護内筒を有し、前記ケースと前記内筒と前記保護内筒とは一体化されており、当該一体化された状態において、前記内筒の下端から前記保護内筒の上端までの高さは、前記内筒の下端から前記内筒の上端までの高さの半分以下であってもよい。これにより、フィルタエレメント交換時に、濾過されていない液体が保護内筒の内側へ流出することを防止することができる。
ここで、前記フィルタエレメントは、前記濾材の第1の端以外の端である第2の端に設けられた第2の端部材を有し、前記ケース組立体は、前記第2の端部材が挿入される有底筒状の位置決め部材を有し、前記第2の端部材の中心軸及び前記位置決め部材の中心軸は、前記ケース及び前記内筒の中心軸に対して半径方向にオフセットされていてもよい。これにより、模倣品対策が施されていないフィルタエレメントが、ケース組立体に取り付けられることを防止することができる。
本発明によれば、樹脂部分のみを簡単に交換でき、リサイクル性を向上させることができるフィルタ装置を提供する。
本発明の第1の実施の形態である濾過装置1の概略図である。 濾過装置1の断面図である。 濾過装置1の断面の要部拡大図である。 ケース組立体30の分解斜視図であり、(A)は、ケース31、ヘッドカバー35、フランジ部36等を含むケース組立体30の外側部分30Aの斜視図であり、(B)は、内筒32、保護内筒33、ヘッド部材34等を含む内側部分30Bの斜視図である。 濾過装置1の断面の要部拡大図である。 濾過装置1の断面の要部拡大図である。 フィルタエレメント交換時の液面の高さと、保護内筒33との位置関係を示す図である。 濾過装置2の断面図における要部拡大図であり、(A)は、模倣品防止対策が施された正規品の場合であり、(B)は模倣品の場合である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、濾過装置1の概略図である。濾過装置1は、タンク50の内部に設けられる。タンク50には、水、油等の液体が流入する孔51aが形成されたフランジ51が設けられる。液体は、孔51a及び導入パイプ52を介して濾過装置1の内部に供給される(図1矢印α参照)。濾過装置1の供給された液体は、濾過装置1で濾過されて、濾過装置1の下からタンク50の内部に吐出される(図1矢印β参照)。
図2は、濾過装置1の断面図である。濾過装置1は、主として、カバー組立体10と、フィルタエレメント20と、ケース組立体30と、を有する。
カバー組立体10は、主として、カバー11と、バルブ12と、を有する。カバー組立体10は、ケース組立体30の上端(+z側の端)に形成された開口部を覆いつつ、濾過装置1をタンク50に取り付ける。
カバー組立体10について詳細に説明する。図3は、濾過装置1の断面の要部拡大図である。カバー11には、ねじ止め用の孔11aが形成される。孔11aに挿入されるボルト等によって、カバー11は、取付部37を介してケース31に固定されたフランジ部36に結合される。これにより、カバー組立体10がケース組立体30に結合される。
カバー11の裏面側(−z側)には、バルブ12がねじ等により固定される。バルブ12は、バルブ本体12aと、移動部12bと、弾性部材12cとを有する。ケース31とフィルタエレメント20との間の圧力(外圧)が、フィルタエレメント20の内部の圧力(内圧)より高くなると、外圧と内圧との差圧により、弾性部材12cの弾性力に抗して移動部12bが下方向(−z方向)に押し下げられる(図3白抜き矢印参照)。これにより、バルブ本体12aに形成されたバイパス流路12dが開き、通常の液体の流れ(図3実線矢印参照)とは別に、フィルタエレメント20の外側からフィルタエレメント20の内側へ液体が流出される(図3点線矢印参照)。
図2の説明に戻る。フィルタエレメント20は、主として、濾材21と、上端部材22と、下端部材23と、を有する。
濾材21は、例えば、樹脂の薄板をプリーツ状に折り曲げて形成された略筒状の部材である。濾材21の上端(+z側の端)には上端部材22が設けられ、濾材21の下端(−z側の端)には下端部材23が設けられる。上端部材22及び下端部材23は、樹脂製であり、他部品と嵌合する略筒状の部分を有する。
図3に示すように、バルブ本体12aは、筒状の嵌合面12xを有する。また、上端部材22は、嵌合面12xと勘合する嵌合面22xを有する。嵌合面22xは、嵌合面12xとぴったりと合うように嵌め合わせが可能な寸法、例えば、嵌合面22xの内径が嵌合面12xの外径より小さくなる寸法(圧入寸法)で形成される。その結果、嵌合面12xと嵌合面22xとが嵌合されると、バルブ12にフィルタエレメント20が装着される。
嵌合面22xには、凹部22yが形成される。凹部22yには、弾性部材(例えば、Oリング)41が挿入される。嵌合面12xと嵌合面22xが嵌合されると、弾性部材41が嵌合面12xによって弾性変形される。その結果、シール効果が得られ、バルブ本体12aと上端部材22との間から液体が漏れることが防止される。また、弾性部材41が弾性変形することで、バルブ12にフィルタエレメント20を、よりしっかり装着することができる。
なお、バルブ12にフィルタエレメント20を装着するのに、凹部22y及び弾性部材41が設けられていることは必須ではない。
図2の説明に戻る。ケース組立体30は、主として、ケース31と、内筒32と、保護内筒33と、ヘッド部材34と、ヘッドカバー35と、フランジ部36と、を有する。ケース組立体30を構成する各構成要素(ケース31、内筒32、保護内筒33、ヘッド部材34、ヘッドカバー35、フランジ部36等)は、金属製である。特に、ケース31と、内筒32と、保護内筒33とは、金属の薄板を用いて略円筒形に形成される。なお、ケース31、内筒32、保護内筒33は、略筒形状であればよく、略円筒形状である必要はない。
また、内筒32には、濾過された液体が通過する多数の孔(図示せず)が形成される。なお、ケース組立体30を構成する各構成要素は、樹脂製でもよいが、薄型化、小型化、強度、製造の容易さ、コスト等を考慮すると金属製であることが望ましい。
ケース31と、内筒32と、保護内筒33とは、略同心状に配置される。また、ケース31と、内筒32と、保護内筒33とは、ヘッド部材34、ヘッドカバー35等を介して一体形成される。ヘッドカバー35及びフランジ部36は、ケース31に取り付けられ、一体化される。
ヘッドカバー35の底面には、流出パイプ35aが設けられる。また、ヘッドカバー35の側面には、導入パイプ52が挿入される孔35bが形成される。
ケース組立体30について詳細に説明する。図4は、ケース組立体30の分解斜視図である。図4(A)は、ケース31、ヘッドカバー35、フランジ部36等を含むケース組立体30の外側部分30Aの斜視図であり、図4(B)は、内筒32、保護内筒33、ヘッド部材34等を含む内側部分30Bの斜視図である。
図4(A)に示すように、ヘッドカバー35は、略有底筒状の部材である。ヘッドカバー35の底面35cに対向する(+z側)開口部には、ケース31が取り付けられる。ケース31は略筒状であるため、外側部分30Aは略有底筒状である。
底面35cには、流出パイプ35aが一体化される。また、底面35cには、外側部分30Aの中空部分に内側部分30Bが挿入されたときに、ヘッドカバー35の底面35cとヘッド部材34の底面とがねじ等により固定される。これにより、ケース組立体30に含まれる全ての構成要素(ケース31、内筒32、保護内筒33、ヘッド部材34、ヘッドカバー35、フランジ部36等)が一体化される。
図4(B)に示すように、ヘッド部材34の側面には、孔34aが形成される。孔34aには、導入パイプ52が挿入される。また、ヘッドカバー35の上面(+z側の面)には、孔34bが形成される。
ヘッド部材34には、取付部34cが設けられ、取付部34cには保護内筒33が取り付けられる。図示しないが、ヘッド部材34内部において、保護内筒33と流出パイプ35aとが連結される。また、ヘッド部材34内部に設けられた壁34d(図2参照)によって、導入パイプ52からヘッド部材34に流入した液体と、保護内筒33からヘッド部材34に流入した液体とが分離される。したがって、導入パイプ52を介してヘッドカバー35の内部に導入された液体は、孔34bからヘッド部材34の外側(ここでは、ケース31と内筒32との間)へ流出する。また、保護内筒33から流入した液体は、流出パイプ35aから濾過装置1外部へ流出する。
保護内筒33の外周面には、取付部38が設けられ、取付部38には内筒32が設けられる。内筒32には、位置決め用の突起32aが設けられる。突起32aは、内筒32の中心軸に沿って、リブ状に形成される。
図5は、濾過装置1の断面の要部拡大図である。取付部38は、第1の取付部38aと、第2の取付部38bとを有する。第1の取付部38a及び第2の取付部38bは、断面が略L字形状の略円筒形の部材である。第1の取付部38aは、保護内筒33の外周と第2の取付部38bとを連結し、第2の取付部38bは、第1の取付部38aと内筒32とを連結する。これにより、内筒32と保護内筒33とが一体化される。
ケース31(図5では図示せず)と内筒32との間にフィルタエレメント20を挿入すると、フィルタエレメント20の下端部材23と、取付部38の上面(+z側の面)に設けられた当接部材39とが当接する。
下端部材23は、濾材21が挿入される略有底筒状の濾材取付部23aを有する。濾材取付部23aの内周面23bには、突起23aと略同形状の切り欠き23cが形成される。ケース31と内筒32との間にフィルタエレメント20を挿入するときに、切り欠き23cに突起32aを挿入させることで、フィルタエレメント20が回転方向(周方向)に位置決めされる。なお、本実施の形態では、中心軸と直交する方向に平行な断面において、突起23aは略半円弧形状の凸であり、切り欠き23cは略半円弧形状の凹であるが、突起23a及び切り欠き23cの形状はこれに限られない。
下端部材23に切り欠き23cが形成されていない場合には、突起32aと下端部材23とがぶつかってしまい、フィルタエレメント20をケース組立体30に挿入することができない。このように、突起32a及び切り欠き23cにより、回転方向の位置決め効果と共に、イミテーション品が取り付けられることを防止する効果が得られる。
当接部材39は、略有底筒状のフィルタエレメント取り付け部39aを有する。フィルタエレメント取り付け部39aの内周は、下端部材23と嵌合する。
下端部材23は、略筒状の当接部23dを有する。当接部23dの外周は、フィルタエレメント取り付け部39aの内周とぴったりと合うように嵌め合わせが可能な寸法、例えば、フィルタエレメント取り付け部39aの内径が当接部23dの外径より小さくなる寸法(圧入寸法)で形成される。
フィルタエレメント20をケース組立体30に挿入し終わると、当接部23dの外周とフィルタエレメント取り付け部39aの内周とが嵌合されて、フィルタエレメント20が径方向に位置決めされる。
また、当接部23dの外周には凹部23eが形成され、凹部23eには弾性部材(例えば、Oリング)42が設けられる。当接部23dの外周とフィルタエレメント取り付け部39aの内周とが嵌合されると、弾性部材42がフィルタエレメント取り付け部39aの内周によって弾性変形される。その結果、シール効果が得られ、濾材21の外側から濾材21の内側へ液体が漏れることが防止される。
次に、このように構成された濾過装置1の組み立て・分解方法及び作用について説明する。
図2に示すように、まず、ケース組立体30をタンク50に挿入する。次に、ケース組立体30に、カバー組立体10に取り付けられたフィルタエレメント20を挿入する。
カバー11の周方向に所定ピッチで形成された複数の孔11aに挿入されるボルト61は、カバー組立体10をフランジ部36に固定する。その結果、カバー組立体10がケース組立体30に取り付けられ、カバー組立体10に取り付けられたフィルタエレメント20が、ケース31と内筒32との間に挿入される。
この、フィルタエレメント20がケース31と内筒32との間に挿入されるときには、まず、切り欠き23cに突起23aが挿入され、その後、図6に示すように、上端部材22に形成された切り欠き22a(切り欠き23cと略同形状である)に突起23aが挿入される。これにより、カバー組立体10及びフィルタエレメント20が回転方向に位置決めされる。
フランジ部36の周方向に所定ピッチで形成された複数の孔36aに挿入されるボルト(図示せず)は、フランジ部36、すなわちケース組立体30をタンク50に固定する。なお、フランジ部36とカバー11は、ボルト61によって共締めされる。これにより、濾過装置1がタンク50に固定される。これにより、濾過装置1が組み立てられる。
導入パイプ52から流入した液体は、図2矢印に示すように、ヘッド部材34を介して、ケース31とフィルタエレメント20との間に流入する。その後、ケース31とフィルタエレメント20との間に流入した液体は、フィルタエレメント20で濾過され、内筒32に多数形成された孔を通って内筒32の内部へ流入する。内筒32の内部へ流入した液体は、保護内筒33を通って、流出パイプ35aから流出する。
一定量の液体が濾過されると、濾過性能が低下するため、フィルタエレメント20の交換が必要となる。
カバー組立体10をケース組立体30に固定しているボルト61等を外し、カバー組立体10を上方(+z方向)へ引き抜くと、当接部23dの外周とフィルタエレメント取り付け部39aの内周との嵌合が外れ(図5参照)、カバー組立体10と一緒にフィルタエレメント20が上方へ引き抜かれる。
その後、嵌合面12xと嵌合面22xとの嵌合を外し(図3参照)、カバー組立体10からフィルタエレメント20を取り外すことで、フィルタエレメント20のみを交換することができる。本実施の形態では、金属製の内筒32は、ケース組立体30に一体化されており、フィルタエレメント20に含まれていない。したがって、樹脂製の部分(フィルタエレメント20)のみを交換し、金属部分は再利用することができる。
濾過装置1はタンク50の内部に設けられているため、フィルタエレメント20の交換時には、濾過されていない液体の一部が濾過装置1内部に残っている。図7は、フィルタエレメント交換時の液面の高さと、保護内筒33との位置関係を示す図である。
フィルタエレメント20の下端、すなわちフィルタエレメント取り付け部39aの下端は、濾過装置1停止時に濾過装置1の内部に残っている液体の液面Sより高くなる(+z側に位置する)ように設けられる。そのため、フィルタエレメント20交換時に、液体がフィルタエレメント20に付着することでフィルタエレメント20の重量が重くなることが防止できる。また、フィルタエレメント20交換時に、フィルタエレメント20から液体が切れるのを待つ時間を短縮できる。
また、本実施の形態では、基準位置Hから内筒32の底面までの距離h2は、基準位置Hから保護内筒33の上端までの距離h1の略2〜2.3倍となるように設定される。つまり、一体化された状態において、内筒32の下端から保護内筒33の上端までの高さは、内筒32の下端から内筒32の上端までの高さの半分以下である。これは、濾過装置1が車両等に搭載されると、振動により液面が揺れるが、この揺れによっても液面Sが保護内筒33の上端よりも高くならないようにし、フィルタエレメント20交換時に、濾過されていない液体が流出パイプ35aへ流出することを防止するためである。
本実施の形態によれば、金属製の内筒32をフィルタエレメント20ではなく、ケース組立体30に含むようにしたため、樹脂部分(フィルタエレメント20)のみの交換を可能とし、リサイクル性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、カバー組立体10としてカバー11とバルブ12とを一体化したため、フィルタエレメント20交換時に、フィルタエレメント20へ確実にバルブ12を取り付けることができる。
また、本実施の形態によれば、バルブ12にフィルタエレメント20を取り付けるため、構造が簡単となり、フィルタエレメント20の交換が容易となる。さらに、バルブ12にフィルタエレメント20を取り付けるため、従来の構造に必要であった、フィルタエレメント20をケース31へ圧着するための圧着スプリングをなくすことができる。これにより、部品を減らし、組立を容易とし、更にコストダウンが可能となる。
また、本実施の形態によれば、孔が形成された内筒の内側に孔が形成されていない保護内筒を設けるため、フィルタエレメントの交換時に液垂れを防ぐことができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態は、模倣品防止対策を施した形態である。以下、本発明の第2の実施の形態に係る濾過装置2について説明する。濾過装置1と濾過装置2との差異は、フィルタエレメントの下端部材と、ケース組立体の当接部材のみである。濾過装置2において、濾過装置1と同一の部品については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図8は、濾過装置2の断面図における要部拡大図である。図8(A)は、模倣品防止対策が施された正規品の場合であり、図8(B)は模倣品の場合である。
図8(A)に示すように、フィルタエレメント20Aは、濾材21と、上端部材22と、下端部材23Aと、を有する。下端部材23Aは、濾材21が挿入される略有底筒状の濾材取付部23aを有する。濾材取付部23aの内周面23bには、切り欠き23cが形成される。
また、下端部材23Aは、略筒状の当接部23fを有する。当接部23fの中心は中心軸A2であり、当接部23fの外周の半径は半径rである。当接部23fの中心軸A2は、濾材21の中心軸A1に対して半径方向にオフセットされている。言い換えると、中心軸A1に対して当接部23fの外周は非対称であり、濾材21の中心軸A1を中心とする当接部23fの外周の半径は、当接部23fの周方向の位置により変化する。具体的には、濾材21の中心軸A1から当接部23fの外周までの距離のうち最も小さい距離r1(r1<r)は、濾材21の中心軸A1から当接部23fの外周までの距離のうち最も大きい距離r2(r2>r)より小さい。
当接部23fには、凹部23gが形成され、凹部23gには弾性部材42が設けられる。
取付部38の上面(+z側の面)には、当接部材39Aが設けられる。当接部材39Aは、下端部材23Aと嵌合する略有底筒状のフィルタエレメント取り付け部39bを有する。
フィルタエレメント取り付け部39bの中心軸A2は、当接部23fの中心軸A2と同じである。フィルタエレメント取り付け部39bの内周は、当接部23fの外周とぴったりと合うように嵌め合わせが可能な寸法、例えば、フィルタエレメント取り付け部39bの内径が当接部23fの外径より小さくなる寸法(圧入寸法)で形成される。
したがって、当接部材39Aに下端部材23Aが当接する場合には、当接部23fとフィルタエレメント取り付け部39bとが嵌合し、フィルタエレメント20Aがケース組立体30Cに取り付けられる。
しかしながら、図8(B)に示すように、ケース組立体30Cにフィルタエレメント20が挿入されると、下端部材23が当接部材39Aと干渉し、フィルタエレメント20をケース組立体30Cに取り付けることができない。
具体的に説明する。下端部材23の中心軸は、濾材21の中心軸A1と同じである。下端部材23の略筒状の当接部23dの半径がr2とすると、r2はr1より大きいため、図8(B)における左側において、当接部23dの下端がフィルタエレメント取り付け部39bの上端に干渉する。したがって、フィルタエレメント20を当接部材39Aの奥まで差し込むことはできない。
図示しないが、フィルタエレメント20の半径がr1だとすると、下端部材23をフィルタエレメント取り付け部39bに差し込むことができる。しかしながら、図8(B)における右側において、下端部材23とフィルタエレメント取り付け部39bとの間にすき間が形成されてしまう。その結果、フィルタエレメント20がケース組立体30Cに対して動いてしまい、濾過装置2として機能することができない。
本実施の形態によれば、模倣品対策が施されていないフィルタエレメントが、ケース組立体に取り付けられることを防止することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成の追加、削除、置換等をすることが可能である。
例えば、第1の実施の形態、第2の実施の形態において、フランジ51に差圧センサを設け、フィルタエレメント20の外圧と内圧との差圧を測定するようにしてもよい。また、フランジ51に液体の汚染度を測定する汚染度測定装置を設けてもよい。汚染度測定装置は、例えば、液体に光を照射し、液体で反射等した光に基づいて、液体に含まれる不純物の量等を測定するものである。
差圧センサで測定した差圧や、汚染度測定装置で測定された液体の汚染度は、フランジ51等に設けられた表示部に表示してもよいし、有線又は無線で差圧センサ、汚染度測定装置等に接続された外部装置に出力してもよい。外部装置に出力する場合には、外部装置は、差圧の推移や汚染度等に基づいてフィルタエレメント20の寿命を求めてもよいし、これらの測定結果に基づいて信号を生成し、濾過装置が設けられた車両や、他の装置等に信号を出力してもよい。例えば、外部装置が生成する信号としては、フィルタエレメントの交換を促す信号、液体の汚染度を示す信号等である。これにより、フィルタエレメントの交換をユーザーに促したり、液体の状況を遠隔管理したりすることができる。その結果、車両等の故障を予知したり、車両等の信頼性を向上させたりすることができる。
また、本発明において、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。
1、2 :濾過装置
10 :カバー組立体
11 :カバー
11a :孔
12 :バルブ
12a :バルブ本体
12b :移動部
12c :弾性部材
12d :バイパス流路
12x :嵌合面
20、20A:フィルタエレメント
21 :濾材
22 :上端部材
22a :切り欠き
22x :嵌合面
22y :凹部
23、23A:下端部材
23a :濾材取付部
23b :内周面
23c :切り欠き
23d、23f:当接部
23e、23g:凹部
30、30C:ケース組立体
30A :外側部分
30B :内側部分
31 :ケース
32 :内筒
32a :突起
33 :保護内筒
34 :ヘッド部材
34a :孔
34b :孔
34c :取付部
34d :壁
35 :ヘッドカバー
35a :流出パイプ
35b :孔
35c :底面
36 :フランジ部
36a :孔
37 :取付部
38 :取付部
38a :第1の取付部
38b :第2の取付部
39、39A:当接部材
39a、39b:フィルタエレメント取り付け部
41、42 :弾性部材
50 :タンク
51 :フランジ
51a :孔
52 :導入パイプ
61 :ボルト
A1 :中心軸
A2 :中心軸
H :基準位置
S :液面

Claims (5)

  1. 略筒状の濾材と、前記濾材の第1の端に設けられた第1の端部材と、を有するフィルタエレメントと、
    内部に前記フィルタエレメントが挿入される略筒状のケースと、前記フィルタエレメントが前記ケースの内部に挿入されると、前記濾材の内側に挿入される略筒状の内筒であって、多数の開口が形成された内筒と、を有するケース組立体と、
    前記ケースの開口端を覆う蓋部材と、前記蓋部材に設けられたバルブと、を有するカバー組立体であって、前記ケース組立体に対して着脱可能なカバー組立体と、
    を備え、
    前記バルブは、前記濾材の長手方向に沿った略筒状の第1の嵌合面を有し、
    前記第1の端部材は、前記第1の嵌合面が嵌合する第2の嵌合面を有し、
    前記第1の嵌合面が前記第2の嵌合面に嵌合されると、前記バルブに前記フィルタエレメントが装着される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  2. 請求項1に記載のフィルタ装置であって、
    前記第2の嵌合面には、凹部が形成され、
    前記凹部には、弾性部材が挿入され、
    前記第1の嵌合面が前記第2の嵌合面に嵌合されると、前記弾性部材が前記第1の嵌合面によって弾性変形される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のフィルタ装置であって、
    前記フィルタエレメントは、前記濾材の第1の端以外の端である第2の端に設けられた第2の端部材を有し、
    前記内筒には、長手方向に沿ったリブ状の突起が形成され、
    前記第1の端部材及び前記第2の端部材には、前記突起が挿入される切り欠きが形成される
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のフィルタ装置であって、
    前記ケース組立体は、前記内筒の内部に挿入される略筒状の保護内筒を有し、
    前記ケースと前記内筒と前記保護内筒とは一体化されており、当該一体化された状態において、前記内筒の下端から前記保護内筒の上端までの高さは、前記内筒の下端から前記内筒の上端までの高さの半分以下である
    ことを特徴とするフィルタ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のフィルタ装置であって、
    前記フィルタエレメントは、前記濾材の第1の端以外の端である第2の端に設けられた第2の端部材を有し、
    前記ケース組立体は、前記第2の端部材が挿入される有底筒状の位置決め部材を有し、
    前記第2の端部材の中心軸及び前記位置決め部材の中心軸は、前記ケース及び前記内筒の中心軸に対して半径方向にオフセットされている
    ことを特徴とするフィルタ装置。

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