JP2016063882A - 刺繍ミシンの制御装置及び連続ネーム刺繍方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続ネーム刺繍において、次に縫う被縫製物のサイズや糸の色などの段取りを容易かつ正確に行うことができるようにする。
【解決手段】1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームのデータに基づくネーム柄を刺繍ミシンの制御装置のディスプレイに画面表示させ、該刺繍ミシンにより各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫うための刺繍ミシンの制御装置において、ディスプレイに、二以上の各分割画面に分割された形式の縫製時ネーム柄画面を表示させ、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示するようにした。
【選択図】図11

Description

本発明は、刺繍ミシンの制御装置及び連続ネーム刺繍方法に関するものである。
1つのグループ(例えばスポーツチーム)に属する各人のネームを、各人の服(例えばユニフォーム)の同様位置に刺繍縫いする場合、次のようにして行っている。
1つの柄ファイルの中に複数のネームのデータを入力する。
柄ファイルを刺繍ミシンの制御装置に読み込み、制御装置のディスプレイはネームのデータに基づいてネーム柄を表示する。
柄ファイルの一人目のネームのデータに基づき、刺繍ミシンは縫製枠にセットされた一人目の服の所定位置に一人目のネーム柄を縫う。
柄ファイルの二人目のネームのデータに基づき、刺繍ミシンは縫製枠にセットし直された二人目の服の同様位置に二人目のネーム柄を縫う。
これを人数分繰り返す(連続ネーム刺繍)。
従来技術では、図15に示すように、1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームをディスプレイに画面表示させた場合、各ネーム柄が縫う順番に同様位置に重なり合いながら表示していたため、ミシンで現在縫っているネームとその刺繍位置が、分かりずらかった。
また、例えば一人目を飛ばして二人目以降のネームを縫いたい場合があるが、上記のように1つの柄ファイルの中に複数個のネームのデータを入力した場合には、スケジューリングされた一人目からの順番にしか縫うことができないものが多かった。また、一人目を飛ばして二人目以降のデータの頭出しができるようにした場合でも、図16に示すように、複数のネーム柄が同様位置に重なって表示されていると頭出しが困難なため、作業性が悪かった。
そこで、上記の場合には、1つのネームのデータを1つの柄ファイルの中へ格納し、それをその都度、読込んでいたため、その読込み操作に時間がかかって、作業性が悪かった。1つのネーム刺繍が完了した時点で、次のネームを1つの柄ファイルとして、特殊なソフトウェアがインストールされたコンピューターより一時的にダウンロードし、ネーム刺繍を実行していた。
なお、従来の刺繍ミシンにおいても、制御装置に複数の模様データを受けて、ディスプレイに複数の刺繍模様を表示し、刺繍模様を選択できるようにしたものはある(特許文献1)。しかし、この複数の模様データは、各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫うものではなく、従って、上記のように複数の模様データが重なって表示される課題はもともとない。
特開2001−761号公報
そこで、本発明の目的は、連続ネーム刺繍において、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示することにより、次に縫う被縫製物のサイズや糸の色などの段取りを容易かつ正確に行うことができるようにすることにある。
上記課題を解決するために、次の手段(1)〜(4)を採った。
(1)1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームのデータに基づくネーム柄を刺繍ミシンの制御装置のディスプレイに画面表示させ、該刺繍ミシンにより各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫うための刺繍ミシンの制御装置において、
ディスプレイに、二以上の各分割画面に分割された形式の縫製時ネーム柄画面を表示させ、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示するようにしたことを特徴とする刺繍ミシンの制御装置。
(2)1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームのデータに基づくネーム柄を刺繍ミシンの制御装置のディスプレイに画面表示させ、該刺繍ミシンにより各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫うための刺繍ミシンの制御装置において、
ディスプレイに、複数のネームのデータをリスト表示する連続ネームリスト画面を表示させ、最初に縫うネームのデータを選択できるようにし、
前記選択後に、ディスプレイに、二以上の各分割画面に分割された形式の縫製時ネーム柄画面を表示させ、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示するようにしたことを特徴とする刺繍ミシンの制御装置。
ここで、前記分割の形式としては、次の態様を例示できる。
・上下二つの各横長分割画面に分割された形式
・左右二つの各縦長分割画面に分割された形式
・二つ以上の各窓状分割画面に分割される形式である態様
・上下二つの各横長分割画面に分割された形式と、左右二つの各縦長分割画面に分割された形式とから、一方を選択できるようにした態様
また、リスト表示でネームを選択する方法としては、キーでのカーソル上下移動、タッチパネルでのダイレクト指定、キーボード画面での識別文字のダイレクト入力を例示することができる。
(3)1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームのデータに基づくネーム柄を刺繍ミシンの制御装置のディスプレイに画面表示させ、該刺繍ミシンにより各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫う連続ネーム刺繍方法において、
ディスプレイに、二以上の各分割画面に分割された形式の縫製時ネーム柄画面を表示させ、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示することを特徴とする連続ネーム刺繍方法。
(4)1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームのデータに基づくネーム柄を刺繍ミシンの制御装置のディスプレイに画面表示させ、該刺繍ミシンにより各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫う連続ネーム刺繍方法において、
ディスプレイに、複数のネームのデータをリスト表示する連続ネームリスト画面を表示させ、最初に縫うネームのデータを選択できるようにし、
前記選択後に、ディスプレイに、二以上の各分割画面に分割された形式の縫製時ネーム柄画面を表示させ、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示することを特徴とする連続ネーム刺繍方法。
ここで、最初に縫うネームのデータを選択したとき、該データの先頭針数から縫いが開始することが同時に設定されるようにすることができる。
また、最初に縫うネームのデータを選択した後、該データの途中から縫いが開始するよう途中開始針数を設定できるようにすることができる。そのためには、例えば従来よりある空縫い機能を使用することができる。
本発明によれば、連続ネーム刺繍において、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示することにより、次に縫う被縫製物のサイズや糸の色などの段取りを容易かつ正確に行うことができる。
(a)は実施例の刺繍ミシンを示す正面図、(b)はその制御装置を拡大して示す正面図である。 同制御装置の制御系統図である。 同制御装置のディスプレイに表示した柄ファイル選択画面の正面図である。 同じく連続ネーム画面の正面図である。 同じく連続ネームリスト画面Iで一人目のネーム柄を選択したときの正面図である。 同じく連続ネームリスト画面Iで二人目のネーム柄を選択したときのの正面図である。 同じく連続ネームリスト画面Iで三人目のネーム柄を選択したときのの正面図である。 同じく連続ネームリスト画面Iで五人目のネーム柄を選択したときのの正面図である。 同じくリスト表示画面IIの正面図である。 同じく運転セット画面の正面図である。 同じく縫製時ネーム柄画面で上下二つの各横長分割画面としたときの正面図である。 同じく縫製時ネーム柄画面で左右二つの各縦長分割画面としたときの正面図である。 同じく縫製時ネーム柄画面で三つ以上の各窓状分割画面としたときの正面図である。 同じく途中開始設定画面の正面図である。 従来例のディスプレイに表示した柄ファイルの複数のネーム柄の画面を示す正面図である。 同柄ファイルから特定のネーム柄を頭出しするときの画面の正面図である。
図1及び図2は実施例の刺繍ミシン及びその制御装置を示し、図3〜図14は制御装置のディスプレイに表示される各画面を示している。
刺繍ミシンは、ミシン本体51と制御装置1とからなる。ミシン本体51は、ミシンヘッド52、ベッド53、縫製枠54等を備えている。制御装置1は、ケース2、ディスプレイ3、操作入力部4、カードリーダー5、CPU6、RAM7、EEPROM8、ROM9、フラッシュメモリ10を備えている。EEPROM8には、ミシンヘッドの針の数、主軸の最低回転数や最高回転数等の機械仕様が記憶されている。フラッシュメモリ10には、刺繍データや機械仕様設定メニュー処理が記憶され、これらは適宜RAM7に読み込まれてからそれぞれ使用又は実行される。制御装置1には、さらに通信回線61を介して外部コンピュータ62が接続されている。そして、制御装置1には、ミシン本体51がインターフェース(図示略)を介して接続され、ミシンヘッド52、ベッド53、縫製枠54の駆動装置等が制御されるようになっている。
ケース2の正面には、上側に設けられ操作内容等を表示するディスプレイ3と、ディスプレイ3の下側に設けられ各種の操作・入力スイッチが配設された入力手段としての操作入力部4とを備えている。また、ケース2の下側にカードリーダー5が取り付けられている。
ディスプレイ3には、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等が使用されており、全体形状は四角形である。ディスプレイ3には、後述する種々の画面が表示されるが、多くの画面は、最下部の全幅範囲にわたるアイコン表示領域13と、その上の左側約1/3範囲の第1メイン表示領域11と、右側約2/3範囲の第2メイン表示領域12とによって構成されている。アイコン表示領域13には、操作メニューを表示する最大7つのアイコン13a〜13gが表示可能である。
操作入力部4は、アイコン表示領域13の下方に設けられ、表示されたアイコンを選択するための7つのアイコン選択キー群21と、柄管理操作や運転操作等の各種操作モードを切り替えるための複数の切替キー群22と、方向を指示するための矢印キー23と、ページ(PAGE)キー24と、刺繍ミシンの電源スイッチ25とを備えている。アイコン選択キー群21には、表示されたアイコン13a〜13gをそれぞれ選択するための、Aキー21a、Bキー21b、Cキー21c、Dキー21d、Eキー21e、Fキー21f、Gキー21gが含まれる。切替キー群22には、メモリー柄管理キー22a、運転キー22b、空縫い実行キー22c等が含まれる。
本実施例の刺繍ミシンは、次のようにして、1つのグループ(例えばスポーツチーム)に属する各人のネームを、各人の服(例えばユニフォーム)の同様位置に順次連続的に刺繍縫いする。
1.連続ネーム機能の設定
次のようにして、連続ネーム機能の設定をする。
(1)柄ファイル選択画面
メモリー柄管理キー22aを押し、ディスプレイ3に、図3に示す「柄ファイル選択画面」を表示させる。この柄ファイル選択画面は、第2メイン表示領域12に、フラッシュメモリ10に記憶された複数の柄ファイルを格子状のマス目配列で表示し、アイコン表示領域13に7つのアイコン13a〜13gを表示する。図示例ではファイル番号が#36〜#55の柄ファイルが表示されており、例えば#37の柄ファイルを矢印キー23により選択したとする。
(2)連続ネーム画面
アイコン13fに対応するFキー21fを押し、ディスプレイ3に、図4に示す「連続ネーム画面」を表示させる。この「連続ネーム画面」は、第2メイン表示領域12に、#37の柄ファイルに含まれる複数のネームのデータによるネーム柄を同様位置に重ねて表示する。
ここで、#37の柄ファイルが、例えば、1つのスポーツチームに属する5人のネームのデータを入力したものであり、さらにその際、各ネームの最後にストップ信号を挿入し、連続した各ネームに区切りをつけたものであるとする。また、その人名が、例えば新井、川口、水野、安倍、吉田であり、各ネーム柄が、サテンステッチで構成されるアルファベットのARAI、KAWAGUCHI、MIZUNO、ABE、YOSHIDAであるとする。各ネーム柄は、同様位置(高さ位置は同じであり、横位置は文字列の中央位置が同じで頭位置と尾位置が文字数差によって異なる。)に重なって表示される。
(3)リスト表示画面(2種)
(3−1)リスト表示画面I
アイコン13aに対応するAキー21aを押して、連続ネーム機能をオンにし、ディスプレイ3に、図5に示す「連続ネームリスト画面I」を表示させる。なお、もう一度Aキー21aを押すと、連続ネーム機能がオフになる。この「連続ネームリスト画面I」は、第1メイン表示領域11に、前記5人のネームのデータ(番号と先頭針数)が複数行にリスト表示される。先頭針数は、#37の柄ファイルの全針数における各ネームの先頭の針数を示す。先頭針数は、例えば「2112st」のように英文字を併用して識別表示しているが、カナ、平カナ等の他の文字を併用した識別表示でもよい。
このように、リスト表示された識別文字を選択することで、隣り合ったネーム画面に表示される該当ネームを確認しながら、該当ネーム刺繍の先送り、後送りが容易に行えるようになるため、完成品の修正時間の短縮や間違い防止につながる。
通常は、5人全員のネームを、各人のユニフォームの同様位置に順次連続的に縫うから、前記Aキー21aを押したときには、第1メイン表示領域11において、デフォルトで、一人目のデータ(No.001)が最初に縫うネームのデータとして選択され、反転表示されている。よって、第2メイン表示領域12には、デフォルトで、一人目のデータの柄(ARAI)がプレビュー表示されるとともに、その下にネーム情報が表示される。ネーム情報には、そのネームの針数の範囲、現在の針数、第1メイン表示領域11のネームの合計数のほか、ネームの最大高、最大長、糸の色、服のサイズ等を含めることができる。そして、その状態から図10の画面に移行させるのが通常である。
しかし、後述するように、誰かを飛ばして二人目以降のネームを縫いたい場合もあることから、図6〜図8に示すように、第1メイン表示領域11において、二人目以降の任意のデータを最初に縫うネームのデータとして矢印キー23により選択(反転表示)して「頭出し」することもでき、第2メイン表示領域12にはその選択したデータの柄(KAWAGUCHI等)とネーム情報が表示される。この選択は、ミシン運転前において可能であるだけでなく、後述するようにミシン運転中においても可能であり、そのネームの先頭針数への頭出しができる。
なお、第2メイン表示領域12の左側には、分割形式が表示されるが、これについては次の(4)で述べる。
(3−2)リスト表示画面II
図5〜図8のリスト表示画面Iのときに、矢印キー23の中心にあるオリジンキーを押すことで、ディスプレイ3に、図9に示す「リスト表示画面II」を表示させることもできる。この「連続ネームリスト画面II」は、第2メイン表示領域12に、5人のネームのデータが格子状のマス目配列でリスト表示され、第1メイン表示領域11に、選択されたデータの番号とネーム情報(データの順位、ネームの針数の範囲、現在の針数、ネームの最大高、最大長、糸の色、服のサイズ)が表示される。リスト表示画面Iと同様、一人目のデータ(No.001)が自動的に選択されるが、任意のデータを矢印キー23により選択して「頭出し」することもできる。
(4)画面分割の表示形式の選択
上記のリスト表示画面Iにおいては、第2メイン表示領域12の左側に、デフォルトで、横に3つ並んだ○印が分割方式として表示される。これは、次に述べる運転中の「縫製時ネーム柄画面」の表示形式が、図11に示すように、上下二つの各横長分割画面に分割された形式になり、上の横長分割画面に現在縫っているネーム柄が表示され、下の横長分割画面に次に縫うネーム柄が表示されることを表している。
この状態で、Bキー21bを押すと、分割方式が、縦に3つ並んだ○印に変わる。これは、次に述べる運転中の「縫製時ネーム柄画面」の表示形式が、図12に示すように、左右二つの各縦長分割画面に分割された形式になり、左の縦長分割画面に現在縫っているネーム柄が表示され、右の縦長分割画面に次に縫うネーム柄が表示されることを表している。
以上のようにして、予め、運転中の柄表示画面の表示形式を選択しておくことができる。
なお、分割数を、三つ以上にして、さらに次に縫うネーム柄も表示するようにしてもよい。
各分割画面の大きさは、ネーム柄が判断できる大きさであればよい。
各分割画面は、現在縫っているネーム柄を表示する分割画面の上には他の分割画面が重ならない(そのネーム柄全体が視認できる)ことが好ましい。また、、次に縫うネーム柄を表示する分割画面の上には他の分割画面が重ならなくても一部重なってもよいが、そのネーム柄が判別できない程度にまでは他の分割画面が重ならないことが好ましい。他のネーム柄を表示する分割画面の上には他の分割画面の一部が重なってもよい。
例えば、さらに、もう一度Bキー21bを押すと、「縫製時ネーム柄画面」の表示形式が、図13に示すように、二つ以上の各窓状分割画面に分割される形式とすることもできる。
2.連続ネーム機能を使用した刺繍ミシンの運転
(1)上記1.(3)で説明したように最初に縫うネームのデータを選択したとき、該データの先頭針数から縫いが開始することが同時に設定されるようになっている。すなわち、最初に縫うネームのデータが、リスト表示画面Iの第1メイン表示領域11に反転表示された状態又はリスト表示画面IIの第1メイン表示領域11に表示された状態で、運転キー22bを押し、ミシン本体51を運転セット状態にすると、ディスプレイ3に、図10に示す「運転セット画面」が表示され、縫製枠54に展張された服(図示略)に一人目のネーム柄が先頭針数から縫われることがセットされる。この「運転セット画面」は、第2メイン表示領域12に、縫製情報(現在の針数、ミシン主軸の回転数、縫製所要時間、進行度表示バー等)が表示される。
(2)このとき、ページキー24を押すと、ディスプレイ3に、上記(4)で予め選択した図11(上下二つの各横長分割画面)、図12(左右二つの各縦長分割画面)又は図13(三つ以上の各窓状分割画面)に示す「縫製時ネーム柄画面」が表示される。
デフォルトでは、図11又は図13に示すように、一人目のネーム柄(ARAI)が現在縫っているネーム柄として表示され、二人目のネーム柄(KAWAGUCHI)が次に縫うネーム柄として表示される。
しかし、前記のとおり二人目以降の頭出しをした場合には、図12に示すように、頭出ししたネーム柄(例えばABE)が現在縫っているネーム柄として表示され、次の順番のネーム柄(YOSHIDA)が次に縫うネーム柄として表示される。
なお、もう一度PAGEキー24を押すと、元の「運転セット画面」に戻ることができる。
(3)そして、ミシン本体51の運転スイッチ(起動棒など)の操作により、ミシン本体51の運転を開始すると、縫製枠54に展張された服(図示略)に一人目のネーム柄(頭出しした場合にはそのネーム柄)が先頭針数から縫われる。このとき、図11等の「縫製時ネーム柄画面」に表示される、現在縫っているネーム柄は、他のネーム柄が重ならないのでわかりやすく、また、現在の針位置がリアルタイムで表示されるため、進行状況が分かりやすい。また、「縫製時ネーム柄画面」には次に縫うネームも表示されるため、そのネームを縫う次の服のサイズや糸の色などの段取りが容易になり、生産性向上と間違い防止につなげることができる。
(4)上記服へのネーム柄が縫い終わると、前記データ最後のストップ信号により、ミシン本体51の運転が停止する。
(5)次に縫う服を縫製枠54に展張し直してから、ミシン本体51の運転を再開すると、その服に次のネーム柄が縫われ、このときも図11等の「縫製時ネーム柄画面」が表示される。これを人数分繰り返す。
3.運転途中での連続ネーム機能のネームの頭出し
(1)前記のとおり、連続ネーム機能がオンの場合、ミシン運転途中でも他のネームの頭出しを行うことができる。それには、ミシン運転中に、前記ミシン運転開始前と同様の操作で、図3に示す「柄ファイル選択画面」と、図4に示す「連続ネーム画面」とを経て、図5に示す「連続ネームリスト画面I」を表示させ、任意のデータを矢印キー23により選択して頭出しする。
(2)次に、メモリー柄管理キー22aを押せば、図10に示す「運転セット画面」に戻るので、前記の操作で運転を再開すればよく、そのとき図11等の「縫製時ネーム柄画面」を表示することもできる。
4.ネーム柄の途中からの縫製の開始(ネームの一部修正など)
(1)1つのネームの一部のみの修正をしたい等の理由で、頭出しをしたネーム柄の途中から縫製を開始したい場合には、空縫い機能を使用してそれを行うことができるようになっている。この場合、空縫い実行キー22cを押し、ディスプレイ3に、図14に示す「途中開始設定画面」を表示する。この「途中開始設定画面」は、第1メイン表示領域11と第2メイン表示領域12とを合わせた広い領域に、頭出ししたネーム柄を(他のネーム柄が重なることなく)表示し、さらにアイコン表示領域13の拡大用のアイコンをアイコン選択キー群21により選ぶことによりネーム柄を拡大することができるため、途中開始針数(0st)を容易に設定することができる。この設定により、縫製枠54が、ネームの通常の先頭針数の位置から設定した途中開始針数の位置まで、移動する。
(2)そして、ミシン本体51の運転を再開すると、設定した途中開始針数からネームが縫われ、このときも図11等の「縫製時ネーム柄画面」が表示される。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
1 制御装置
2 ケース
3 ディスプレイ
4 操作入力部
11 第1メイン表示領域
12 第2メイン表示領域
13 アイコン表示領域
13a〜13g アイコン
21 アイコン選択キー群
21a〜21g Aキー〜Gキー
22 切替キー群
22a メモリー柄管理キー
22b 運転キー
22c 空縫い実行キー
23 矢印キー
24 ページキー
25 電源スイッチ
51 ミシン本体
52 ミシンヘッド
53 ベッド
54 縫製枠

Claims (10)

  1. 1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームのデータに基づくネーム柄を刺繍ミシンの制御装置のディスプレイに画面表示させ、該刺繍ミシンにより各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫うための刺繍ミシンの制御装置において、
    ディスプレイに、二以上の各分割画面に分割された形式の縫製時ネーム柄画面を表示させ、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示するようにしたことを特徴とする刺繍ミシンの制御装置。
  2. 1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームのデータに基づくネーム柄を刺繍ミシンの制御装置のディスプレイに画面表示させ、該刺繍ミシンにより各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫うための刺繍ミシンの制御装置において、
    ディスプレイに、複数のネームのデータをリスト表示する連続ネームリスト画面を表示させ、最初に縫うネームのデータを選択できるようにし、
    前記選択後に、ディスプレイに、二以上の各分割画面に分割された形式の縫製時ネーム柄画面を表示させ、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示するようにしたことを特徴とする刺繍ミシンの制御装置。
  3. 前記分割の形式が、上下二つの各横長分割画面に分割された形式である請求項1又は2記載の刺繍ミシンの制御装置。
  4. 前記分割の形式が、左右二つの各縦長分割画面に分割された形式である請求項1又は2記載の刺繍ミシンの制御装置。
  5. 前記分割の形式が、二つ以上の各窓状分割画面に分割される形式である請求項1又は2記載の刺繍ミシンの制御装置。
  6. 前記分割の形式として、上下二つの各横長分割画面に分割された形式と、左右二つの各縦長分割画面に分割された形式とから、一方を選択できるようにした請求項1又は2記載の刺繍ミシンの制御装置。
  7. 1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームのデータに基づくネーム柄を刺繍ミシンの制御装置のディスプレイに画面表示させ、該刺繍ミシンにより各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫う連続ネーム刺繍方法において、
    ディスプレイに、二以上の各分割画面に分割された形式の縫製時ネーム柄画面を表示させ、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示することを特徴とする連続ネーム刺繍方法。
  8. 1つの柄ファイルの中に入力された複数のネームのデータに基づくネーム柄を刺繍ミシンの制御装置のディスプレイに画面表示させ、該刺繍ミシンにより各ネームを別々の被縫製物に順次連続的に縫う連続ネーム刺繍方法において、
    ディスプレイに、複数のネームのデータをリスト表示する連続ネームリスト画面を表示させ、最初に縫うネームのデータを選択できるようにし、
    前記選択後に、ディスプレイに、二以上の各分割画面に分割された形式の縫製時ネーム柄画面を表示させ、一つの分割画面に現在縫っているネーム柄を表示し、別の一つの分割画面に次に縫うネーム柄を表示することを特徴とする連続ネーム刺繍方法。
  9. 最初に縫うネームのデータを選択したとき、該データの先頭針数から縫いが開始することが同時に設定されるようにした請求項8記載の連続ネーム刺繍方法。
  10. 最初に縫うネームのデータを選択した後、該データの途中から縫いが開始するよう途中開始針数を設定できるようにした請求項8又は9記載の連続ネーム刺繍方法。
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