JP2016062199A - 投影システム、投影装置、および輝度制御方法 - Google Patents

投影システム、投影装置、および輝度制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016062199A
JP2016062199A JP2014188296A JP2014188296A JP2016062199A JP 2016062199 A JP2016062199 A JP 2016062199A JP 2014188296 A JP2014188296 A JP 2014188296A JP 2014188296 A JP2014188296 A JP 2014188296A JP 2016062199 A JP2016062199 A JP 2016062199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
unit
image
photoelectric conversion
luminance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014188296A
Other languages
English (en)
Inventor
則忠 大井
Noritada Oi
則忠 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014188296A priority Critical patent/JP2016062199A/ja
Publication of JP2016062199A publication Critical patent/JP2016062199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】投影装置が投影する投影画像において利用する位置指定装置の操作性を向上させる。
【解決手段】投影システムにおいて、電子ペン30は、電子ペン30による投影画像に対する指示位置を検出するカメラ32と、指示位置を示す指示位置情報をプロジェクタ20に送信する通信部320と、投影画像における指示位置近傍の第1投影領域からの反射光を電力に変換する光電変換部34と、変換された電力を蓄電する充電可能な二次電池326と、を備え、プロジェクタ20は、投影光を出射して、投影画像を投影媒体に投影する投影部230と、電子ペン30から指示位置情報を受信する通信部223と、指示位置情報から定められた第1投影領域の輝度を、投影画像における第1投影領域以外の第2投影領域の輝度より高くする輝度制御を行う制御部215と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、投影システム、投影装置、および輝度制御方法に関する。
近年、教育現場やオフィス向けのプロジェクタ(投影装置)では、プロジェクタが投影した投影画像上にて電子ペン(位置指定装置)を移動させて文字や図形等の画像を描くと、この電子ペンの移動した軌跡をPC(Personal Computer)に取り込むことが可能である。また電子ペンでPCのマウス操作が可能なインタラクティブ機能が提供されている。
例えば、DLP(Digital Light Processing)方式(登録商標)の投影システムにおけるインタラクティブ機能の一例では、人の目で識別できない短時間の特定タイミングで位置を検出するためのパターン画像を投影させ、それを電子ペンがプロジェクタから提供されるタイミング信号に同期して認識することで、電子ペンのペン先が指示する指示位置を検出する技術が知られている。そして、電子ペンが検出した指示位置を示す指示位置情報をさらにPCに戻し、PCが取り込んだ文字や図形等の画像をプロジェクタによってリアルタイムに投影画像に表示するという仕組みになっている。
このようなDLP方式のプロジェクタを用いた投影システムでは、電子ペンとプロジェクタ間で、同期信号と指示位置情報のやり取りを無線通信で行い、パターン画像を電子ペンに内蔵されたカメラで検出する構成となっており、このカメラモジュールや無線モジュールで消費される電力は大きい。そこで、ペンスイッチがオン状態(筆記状態)の時でも、必要に応じてCPU(Central Processing Unit)やタイマを待機状態にすることで、消費電力を抑える電子ペンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1のような消費電力を抑える電子ペンを使用した場合でも、電力は減ってしまう。従って、電子ペンを長時間駆動し続けるためには、大容量の乾電池、または専用の充電池を搭載する必要があるが、電子ペン自体の使い勝手(重さ、小型化)の面から大容量の電池等は搭載できない。このため、電子ペンに装着する電池を短期間で交換しなくてはならないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、投影装置が投影する投影画像において位置指定装置を利用する際に、当該位置指定装置の操作性を向上させる投影システム、投影装置、および輝度制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、位置指定装置と投影装置とを備える投影システムにおいて、前記位置指定装置は、前記位置指定装置による投影画像に対する指示位置を検出する撮影部と、前記指示位置を示す指示位置情報を前記投影装置に送信する送信部と、前記投影画像における前記指示位置近傍の第1投影領域からの反射光を電力に変換する光電変換部と、変換された電力を蓄電する充電可能な補助蓄電部と、を備え、前記投影装置は、投影光を出射して、前記投影画像を投影媒体に投影する投影部と、前記位置指定装置から前記指示位置情報を受信する受信部と、前記指示位置情報から定められた前記第1投影領域の輝度を、前記投影画像における前記第1投影領域以外の第2投影領域の輝度より高くする第1輝度制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、投影装置が投影する投影画像において位置指定装置を利用する際に、当該位置指定装置の操作性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる投影システムの全体構成の一例を示す模式図である。 図2は、実施の形態にかかる投影システムの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態の電子ペンの先端付近の一例を示す説明図である。 図4は、実施の形態の電子ペンの先端付近を投影媒体側から見た図である。 図5は、実施の形態にかかるプロジェクタの構成の一例を示す内部ブロック図である。 図6は、実施の形態のカラーホイールのフィルタ構成の一例を示す図である。 図7は、実施の形態の投影部である発光装置、カラーホイール、およびDMDによる投影画像の投影の一例の説明図である。 図8は、パターン画像の投影タイミングの一例の説明図である。 図9は、1以上のパターン画像の一例の説明図である。 図10は、指示位置の検出方法の一例の説明図である。 図11は、投影画像に対する輝度制御の説明図である。 図12は、実施の形態にかかる投影システムにおける電力蓄電処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる投影システム、投影装置、および輝度制御方法の実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施の形態にかかる投影システム1の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる投影システムの全体構成の一例を示す模式図である。図1に示すように、投影システム1は、PC10と、投影装置の一例であるプロジェクタ20と、位置指定装置の一例である電子ペン30と、を備えて構成されている。
PC10、プロジェクタ20、および電子ペン30は、無線接続されている。無線接続としては、例えば、Wireless USB(Universal Serial Bus)やBluetooth(登録商標)などが挙げられる。但し、接続形態は、無線接続に限定されず、有線LAN(Local Area Network)や、IEEE1394またはUSBなどの規格を用いた通信ケーブルでの接続であってもよい。
PC10は、プロジェクタ20で投影する投影画像の画像データを送信する。プロジェクタ20は、スクリーンなどの投影媒体40に、受信した画像データを投影用に変換して投影画像を投影する。本実施の形態では、プロジェクタ20として、DLP(Digital Light Processing)プロジェクタを例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、どのようなプロジェクタであってもよい。
電子ペン30は、プロジェクタ20が投影した投影画像に対してペン先が指し示した位置である指示位置を検出し、プロジェクタ20に検出した指示位置を示す指示位置情報を送信する。プロジェクタ20は、指示位置情報を受信すると、受信した指示位置情報により特定された座標データ(画像データにおける座標)をPC10に送信する。これにより、投影画像に対する電子ペン30による指示位置を、PC10で把握することができる。
投影システム1でこのようなインタラクティブ機能を実現するためには、まず、プロジェクタ20にプロジェクタ用アダプタ21をセットして、プロジェクタ20をインタラクティブモードに設定する。次に、PC10にPC用USBアダプタ11をセットし、プロジェクタ20に電子ペン30を認識させる(コンフィギュレーションを行う)。そして、PC10にインタラクティブ用ソフトウェア12をインストールして実行するなどのセットアップ(事前作業)が必要である。
図2は、本実施の形態にかかる投影システムの構成の一例を示すブロック図である。上述したように、投影システム1は、PC10、プロジェクタ20、および電子ペン30を備えている。
まず、PC10について説明する。図2に示すように、PC10は、通信部120と、電源装置122と、データ処理部110と、HDD(Hard Disk Drive)124と、入力装置126と、表示装置128とを備えている。
通信部120は、プロジェクタ20などの外部装置と無線通信を行い所望のデータを送受信する。本実施の形態では、通信部120は、投影画像の画像データをプロジェクタ20に送信する(S2)。また、通信部120は、投影画像に対する電子ペン30の指示位置を示す指示位置情報により特定された座標データを、プロジェクタ20から受信する(S10)。
電源装置122は、PC10の電源を制御する。データ処理部110は、各種プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)112とワーク領域として使用されるRAM(Random Access Memory)114を用いて、画像データをストリーミングデータに変換する。HDD124は、プロジェクタ20に投影される投影画像の画像データ等を記憶する記憶媒体である。
入力装置126は、ユーザからの操作入力を受け付けるキーボード、マウス等である。表示装置128は、画像データや操作画面等を表示するディスプレイ等である。
次に、電子ペン30について説明する。図2に示すように、電子ペン30は、通信部320と、切替部322と、主電池324と、二次電池326と、データ処理部310と、カメラ32と、ペン先スイッチ31と、光電変換部34とを備えている。
カメラ32は、投影媒体40に投影された投影画像に対して電子ペン30が指示する指示位置(ペン先が指し示す位置)を検出するものであって、撮影部の一例である。
ペン先スイッチ31は、電子ペン30の先端付近にあるカメラ32近傍に設けられたスイッチである。そして、ペン先スイッチ31は、投影画像が投影されたスクリーン等の投影媒体に押圧されたこと(押し当てられたこと)を検出するものであって、検出部の一例である。
光電変換部34は、プロジェクタ20によって投影光が出射されて投影画像が投影される際に、当該投影画像からの反射光(投影光の反射光)を電力に変換して、二次電池326に蓄電する。本実施の形態では、光電変換部34は、カメラ32の近傍に設けられており、主に、電子ペン30のペン先が指示する指示位置近傍の第1投影領域からの反射光を電力に変換して、二次電池326に蓄電する。
また、光電変換部34は、ペン先スイッチ31が投影媒体40を押圧されたことが検出された場合、光電変換を開始する。これは、ペン先スイッチ31が投影媒体40に押圧されている状態とは、投影画像とカメラ32とが接近していることになり、反射光の光電変換の効率がよくなるためである。
ここで、電子ペン30の先端付近の一例を示す。図3は、本実施の形態の電子ペンの先端付近の一例を示す説明図である。図4は、本実施の形態の電子ペンの先端付近を投影媒体側から見た図である。図3、4に示すように、電子ペン30は、カメラ32が内蔵されており、そのカメラ32の周囲には、光電変換部34が設けられている。そして、電子ペン30の先端である光電変換部34の一部から、ペン先スイッチ31が設けられている。
電子ペン30のペン先スイッチ31が投影媒体40に押圧されたことを検出すると、ペン先スイッチ31がオンとなる。そして、光電変換部34が電子ペン30のペン先が指示する指示位置近傍の第1投影領域からの反射光を電力に変換して蓄電する。また、カメラ32は、投影媒体40に投影されているパターン画像を読み取り(S6)、電子ペン30の指示位置を検出する。なお、パターン画像を読み取ることによる指示位置の検出についての詳細は後述する(図9、10参照)。
図2に戻り、データ処理部310は、各種プログラム等を記憶するROM312とワーク領域として使用されるRAM314を用いて、各種処理を行うもので、例えば、電子ペン30が指示する指示位置を、プロジェクタ20に送信する指示位置情報に変換する。
通信部320は、プロジェクタ20などの外部装置と無線通信を行い所望のデータを送受信するものであって、送信部の一例である。本実施の形態では、通信部320は、電子ペン30が指示する指示位置を示す指示位置情報をプロジェクタ20に送信する(S8)。また、通信部320は、光電変換部34による光電変換が可能である場合、その旨をプロジェクタ20に送信する。電子ペン30からプロジェクタ20への通信は無線転送が主となる。
主電池324は、電子ペン30に供給する電力が蓄電された電池であり、主蓄電部の一例である。二次電池326は、光電変換部34により反射光が変換された電力を蓄電する充電可能な電池であり、補助蓄電部の一例である。データ処理部310は、カメラ32により検出された指示位置を、通信用のデータである指示位置情報に変換する。
切替部322は、二次電池326に予め定めた所定量の電力が充電された場合(例えば、充電が完了した場合)、電子ペン30への電力供給を主電池324から二次電池326に切り替える。これにより、電子ペン30の主電池324での駆動時間を光電変換で得られた電力で補うことができ、電子ペン30の使用時間を長期化することができる。
次に、プロジェクタ20について説明する。図2に示すように、プロジェクタ20は、通信部223と、音声出力部221と、制御部215と、電源装置242と、画像入力部244と、投影部230とを備えている。
電源装置242は、プロジェクタ20の電源を制御する。画像入力部244は、PC10から投影画像の画像データが入力される(S2)。音声出力部221は、投影画像を投影する際に、音声を出力するスピーカ等である。
通信部223は、PC10などの外部装置と通信を行い所望のデータを送受信するものであり、受信部の一例である。本実施の形態では、通信部223は、電子ペン30から指示位置情報を受信し(S8)、投影画像における電子ペン30の指示位置を示す指示位置情報により特定された座標データをPC10に送信する(S10)。また、通信部223は、電子ペン30から光電変換が可能である旨を受信する。
投影部230は、投影光を出射して(S4)、PC10から受信し各種画像処理が行われた画像データをスクリーン等の投影媒体40に投影画像として投影する。また、投影部230は、投影画像を投影する場合、電子ペン30が指示位置を検出する際に利用するパターン画像(図9、10参照)も適宜投影する。また、投影部230は、電子ペン30の光電変換部34による光電変換に適した波長の光で投影画像を投影する。これにより、光電変換部34の特性に適した効率により光電変換を行って電力を得ることができる。
制御部215は、ROM217に記憶されたプログラムを実行し、RAM219をワーク領域に用いて、プロジェクタ20の各部を制御する。具体的な機能について図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態にかかるプロジェクタの構成の一例を示す内部ブロック図である。
図5に示すように、プロジェクタ20は、入力I/F201と、操作パネル211と、リモコン213と、DLPコントローラ(制御部)215と、ROM217と、RAM219と、音声出力部221と、通信部223と、発光装置231と、カラーホイール233と、DMD(Digital Micromirror Device)235とを、備える。なお、図5におけるDLPコントローラ215は、制御部215の一例である。また、図2における投影部230が、図5における発光装置231、カラーホイール233、およびDMD235である。なお、図5では、図2と重複する構成については説明を省略する。
入力I/F201は、LANコントローラ203、AFE(Analog Front End)205、HDMI(登録商標)207、およびUSB209などの入力インタフェースを有する。操作パネル211及びリモコン213は、ユーザからの各種操作入力をDLPコントローラ215に通知する。
DLPコントローラ(制御部)215は、入力I/F201を介して画像入力部244から入力された画像データに諧調処理、スケーリング、および台形補正などの各種画像処理を施し、画像処理後の投影用の画像データをDMD235に表示する。また、DLPコントローラ215は、受信した画像データに含まれる投影用の音声を音声出力部221から出力する。
また、DLPコントローラ215は、発光装置231に対する発光制御、カラーホイール233に対する回転制御、DMD235に対する表示制御、および音声出力部221に対する音声出力制御などを連動して行う。
発光装置231は、例えば、ランプおよびバラスト、またはLED(Light Emitting Diode)光源などが挙げられる。
カラーホイール233は、発光装置231からの光をRGBの3原色に時分割してDMD235に入射させる。図6は、本実施の形態のカラーホイールのフィルタ構成の一例を示す図である。図6に示すように、カラーホイール233には、複数色、具体的には、RGB各色および白色のフィルタが割り当てられている。
具体的に説明すると、カラーホイール233には、発光装置231からの白色光を分離するために、RGB各色の扇型の色分離フィルタが円盤上に順次配置されている。またカラーホイール233には、輝度調整のため白色の扇型の色分離フィルタも円盤上に配置されている。なお、カラーホイール233に、投影画像の明暗調整のため、フィルタを通さない領域を設けてもよい。
そして、DLPコントローラ215がカラーホイール233を回転させることにより、カラーホイール233は、発光装置231からの光源光を時分割でRGB各色に分離し、RGBそれぞれの単色光をDMD235の表示領域全面に入射させる。具体的には、カラーホイール233には、インデックスがマーキングされているため、DLPコントローラ215は、不図示のセンサなどによるインデックスの検出結果をフィードバックして、カラーホイール233の回転を制御する。一般的には、カラーホイール233は、100〜120Hzの回転数に回転制御されるが、DLPコントローラ215は、動的に回転周波数を制御することもできる。
なお、カラーホイール233には、電子ペン30による指示位置の検出のため、パターン画像が埋め込まれている。
図7は、本実施の形態の投影部である発光装置、カラーホイール、およびDMDによる投影画像の投影の一例の説明図である。
発光装置231からの光は、レンズ232を介してカラーホイール233に入射する。カラーホイール233でRGB各色に時分割された光は、レンズ234を介して投影画像を表示するDMD235に入射する。DMD235で反射された光は、投影レンズ237を介してスクリーンなどの投影媒体40に投影される。これにより、投影媒体40に投影画像が投影される。
なお、投影レンズ237から投影される光は、実際には1色だが、カラーホイール233は高速で回転しており、DMD235も高速でオン状態とオフ状態とに切り替わるため、投影媒体40には、RGB各色が合成された光、即ち、カラーの投影画像が投影される。
DMD235は、独立して動く複数(48万〜200万個)の微小サイズの鏡(マイクロミラー)を平面状に敷き詰めて配列した表示素子である。各マイクロミラーは鏡面を傾斜させることができ、鏡面下部に設けた電極を駆動することにより「オン状態」と「オフ状態」とに切り替えることができる。DMD235の「オン状態」とは、発光装置231からの光を外部に反射し投影媒体40に投射する状態である。一方、DMD235の「オフ状態」とは、発光装置231からの光を内部の吸収体に反射し外部には投射されない状態である。従って、各ミラーを個別に駆動することにより、表示画素ごとに光の投射を制御することができる。
ここで、電子ペン30による指示位置の検出手法について説明する。図8は、パターン画像の投影タイミングの一例の説明図である。図8に示す例では、カラーホイール233から出射する光の時系列を示しており、時系列の順に、W(白)、R、G、Bであるとする。カラーホイール233の白フィルタは主に輝度を上げる際に用いられている。
本実施の形態では、カラーホイール233の白フィルタに前述したパターン画像が1つ以上埋め込まれている。これは、投影画像の色身への影響を少なくするためである。このため、図8に示す例のAやBのタイミングで1以上のパターン画像のいずれかが、投影画像に重畳されて、投影媒体40に投影され、電子ペン30は、カメラ32によりこれらのパターン画像を読み取ることで、電子ペン30の指示位置を検出する。
図9は、1以上のパターン画像の一例の説明図である。図10は、指示位置の検出方法の一例の説明図である。図9に示すパターン画像401、402は、カラーホイール233の白フィルタに埋め込まれており、パターン画像401は、図8に示す例のAのタイミングで投影され、パターン画像402は、図8に示す例のBのタイミングで投影される。なお、パターン画像401は、4種類のパターンで構成されたパターン画像であり、パターン画像402は、16種類のパターンで構成されたパターン画像である。
例えば、電子ペン30は、投影画像が投影されている投影媒体40にペン先スイッチ31が押圧されることにより、図8に示す例のAのタイミングでパターン画像401のパターン401−3を検出し、図8に示す例のBのタイミングでパターン画像402のパターン402−10を検出したとする。この場合、電子ペン30は、図10に示すように、パターン401−3およびパターン402−10を検出したことから、投影画像を1〜gの16領域に分割した場合のaの領域が指示位置であると特定できる。
なお、検出したパターンの組合せと、投影画像上の領域と、当該投影画像を投影するプロジェクタ20との対応関係は、インタラクティブ機能のセットアップ時にとられるものとする。このため、電子ペン30は、検出したパターンの組合せから、投影画像上の領域、および当該投影画像を投影するプロジェクタ20を特定できる。
また、パターン画像の投影タイミングとカメラ32による検出タイミングとの同期も、インタラクティブ機能のセットアップ時にとられるものとする。
そして電子ペン30は、検出した指示位置を示す指示位置情報を、プロジェクタ20に送信する。そして、指示位置情報を受信したプロジェクタ20の通信部223は、受信した指示位置情報により特定された座標データをPC10へ無線送信する。
つまり、本実施の形態では、各プロジェクタ20の発光装置231、カラーホイール233、およびDMD235は、投影画像を投影するとともに、当該投影画像上の指示位置を検出するための1以上のパターン画像を投影画像に定期的に重畳して投影する。そして、電子ペン30は、各プロジェクタ20により投影された投影画像に対する指示位置において、1以上のパターン画像を読み取って指示位置を検出し、プロジェクタ20に検出した指示位置を示す指示位置情報を送信する。プロジェクタ20の通信部223は、受信した指示位置情報により特定された座標データをPC10に送信する。
図5に戻って、DLPコントローラ215は、投影媒体40に投影される投影画像の輝度を制御して、輝度調整を行う。本実施の形態では、DLPコントローラ215は、投影部230により投影画像が投影される際に、電子ペン30から受信した指示位置情報により定められた第1投影領域の輝度を、投影画像における第1投影領域以外の投影領域である第2投影領域の輝度より高くする輝度制御を行う。
第1投影領域とは、電子ペン30のペン先が指示する指示位置近傍の投影領域である。具体的には、DLPコントローラ215は、まず電子ペン30から受信した指示位置情報から、投影画像に対する指示位置を特定する。そして、当該指示位置を基準とする予め定められた範囲を、第1投影領域と定める。例えば、指示位置を中心とした半径距離や画素数を定めておき、特定された指示位置により第1投影領域を定める。
本実施の形態では、電子ペン30の光電変換部34により第1投影領域からの反射光を光電変換するため、光電変換部34による光電変換が可能な範囲を第1投影領域とすることが好ましい。また、DLPコントローラ215は、第1投影領域を、光電変換部34の形状に応じて変更し、第1輝度制御を行う。これにより、異なる形状の光電変換部34を備えた電子ペンであっても、その形状に合わせて効率よく電力を得ることができる。
また、DLPコントローラ215は、第2投影領域の輝度を、第1投影領域の輝度より低くする第2輝度制御を行うよう構成してもよい。これにより、投影画像を投影する投影光からの電力変換量を維持したまま電子ペン30による投影画像への操作感を向上させることができる。
また、電子ペンによっては光電変換部34を備えていない場合もあるため、DLPコントローラ215は、電子ペン30により光電変換が可能である旨(光電変換部34を有している旨)を受信した場合、第1輝度制御を行う。これにより、プロジェクタ20が電子ペン30の仕様に合わせて輝度制御を行うことができる。
投影画像における輝度の制御について説明する。図11は、投影画像に対する輝度制御の説明図である。図11に示す例では、図8と同様に、カラーホイール233から出射する光の時系列を示しており、時系列の順に、W(白)、R、G、Bとなっている。
DLPコントローラ215は、上述のように、電子ペン30の指示位置から第1投影領域を定めると、当該第1投影領域に相当するDMD235のマイクロミラーのオン状態の時間を調整することにより、第1投影領域の輝度を制御する。
例えば、図11を参照すると、プロジェクタ20は、α(0〜15ms)において投影画像の輝度調整を行い、β(15〜100ms)において色調整を行っている。輝度調整を行っているαにおけるα1の部分においてもマイクロミラーをオン状態にすると、投影画像の輝度が上がることになる。すなわち、カラーホイール233の白フィルタに対応するDMD235のマイクロミラーのオン状態の時間を増加させることで輝度を上げることができる。なお、WXGA(Wide Extended Graphics Array:Wide-XGA)の場合、1280×800個のマイクロミラーが個別に制御されることになる。
次に、本実施の形態にかかる投影システムにおいて、投影画像を投影するとともに輝度制御を行い、電力を蓄電するまでの処理の概要を説明する。図12は、本実施の形態にかかる投影システムにおける電力蓄電処理の流れを示すフローチャートである。
まず、プロジェクタ20は、PC10から投影画像の画像データを受信すると、投影部230は、投影光を出射して、投影画像を投影媒体40に投影する(ステップS100)。この時、指示位置を検出する際に利用するパターン画像も適宜投影する。
次に、電子ペン30により投影画像が指示されている場合、カメラ32は、パターン画像を読み取ることで投影画像に対する電子ペン30の指示位置を検出する(ステップS102)。そして、通信部320は、検出された指示位置を示す指示位置情報をプロジェクタ20に送信する(ステップS104)。
プロジェクタ20の通信部223は、指示位置情報を電子ペン30から受信すると(ステップS106)、DLPコントローラ215は、受信した指示位置情報が示す指示位置を基準として第1投影領域を定め、当該第1投影領域の輝度を第2投影領域(投影画像における第1投影領域以外の投影領域)の輝度より高くする輝度制御を行う(ステップS108)。
次に、電子ペン30の光電変換部34は、第1投影領域からの反射光を電力に変換する光電変換を行い(ステップS110)、光電変換された電力を二次電池326に蓄電する(ステップS112)。なお、光電変換部34は、ペン先スイッチ31により投影媒体40が押圧されたことが検出された場合、光電変換を開始すればよい。
次に、電子ペン30の切替部322は、二次電池326に所定量の電力が充電されたか否かを判断し(ステップS114)、充電されていない場合(ステップS114:No)、ステップS110に戻る。一方、充電された場合(ステップS114:Yes)、電子ペン30への電力供給を主電池324から二次電池326に切り替える(ステップS116)。
そして、投影画像の投影が終了した場合は、光電変換も終了する。また、二次電池326の電力がなくなった場合は、再度電子ペン30への電力供給を主電池324に切り替え、二次電池326への充電を行ってもよい。
このように、本実施の形態にかかる投影システムでは、投影媒体40に投影された投影画像に対して電子ペン30による指示位置が検出されると、当該指示位置近傍の第1投影領域の輝度を他の投影領域の輝度より上げる。そして、電子ペン30が第1投影領域からの反射光を光電変換して二次電池326に電力を蓄電し、所定量の電力が充電された場合、電子ペン30は二次電池326から電力が供給される。これにより、プロジェクタ20が投影する投影画像において電子ペン30を利用する際に、プロジェクタ20が出射した投影光の反射光を効率よく電力に変換して蓄電することができる。このため、電子ペン30の操作性を向上させることができる。
本実施の形態のプロジェクタ20で実行される輝度制御プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施の形態のプロジェクタ20で実行される輝度制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態のプロジェクタ20で実行される輝度制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態のプロジェクタ20で実行される輝度制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態のプロジェクタ20で実行される輝度制御プログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから輝度制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。また、例えば、上述した各部の機能のうちの一部または全部が専用のハードウェア回路で実現されてもよい。
なお、本実施の形態は本発明の範囲を限定するものではなく、例えば、投影装置(プロジェクタ)および位置指定装置(電子ペン)と接続されたサーバ装置等が第1投影領域の輝度制御を行う機能を備えてもよい。また、システムを構成する投影装置、位置指定装置は複数接続されていてもよい。なお、本実施の形態で説明する投影装置と位置指定装置とが接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
1 投影システム
10 PC
11 PC用USBアダプタ
12 インタラクティブ用ソフトウェア
20 プロジェクタ
21 プロジェクタ用アダプタ
30 電子ペン
31 ペン先スイッチ
32 カメラ
34 光電変換部
40 投影媒体
110 データ処理部
112 ROM
114 RAM
120 通信部
122 電源装置
124 HDD
126 入力装置
128 表示装置
203 LANコントローラ
205 AFE
207 HDMI
209 USB
211 操作パネル
213 リモコン
215 DLPコントローラ(制御部)
217 ROM
219 RAM
221 音声出力部
223 通信部
230 投影部
231 発光装置
232、234 レンズ
233 カラーホイール
237 投影レンズ
242 電源装置
244 画像入力部
310 データ処理部
312 ROM
314 RAM
320 通信部
322 切替部
324 主電池
326 二次電池
特開2007−072618号公報

Claims (9)

  1. 位置指定装置と投影装置とを備える投影システムにおいて、
    前記位置指定装置は、
    前記位置指定装置による投影画像に対する指示位置を検出する撮影部と、
    前記指示位置を示す指示位置情報を前記投影装置に送信する送信部と、
    前記投影画像における前記指示位置近傍の第1投影領域からの反射光を電力に変換する光電変換部と、
    変換された電力を蓄電する充電可能な補助蓄電部と、を備え、
    前記投影装置は、
    投影光を出射して、前記投影画像を投影媒体に投影する投影部と、
    前記位置指定装置から前記指示位置情報を受信する受信部と、
    前記指示位置情報から定められた前記第1投影領域の輝度を、前記投影画像における前記第1投影領域以外の第2投影領域の輝度より高くする第1輝度制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする投影システム。
  2. 前記位置指定装置は、
    電力が蓄電された主蓄電部と、
    前記補助蓄電部に所定量の電力が充電された場合、前記位置指定装置への電力供給を前記主蓄電部から前記補助蓄電部に切り替える切替部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の投影システム。
  3. 前記制御部は、前記第1投影領域を、前記光電変換部の形状に応じて変更して、前記第1輝度制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の投影システム。
  4. 前記投影部は、前記光電変換部による光電変換に適した波長の光で、前記投影画像を投影することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の投影システム。
  5. 前記受信部は、前記位置指定装置から光電変換が可能である旨を受信し、
    前記制御部は、光電変換が可能である旨を受信した場合、前記第1輝度制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の投影システム。
  6. 前記制御部は、前記第2投影領域の輝度を、前記第1投影領域の輝度より低くする第2輝度制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の投影システム。
  7. 前記位置指定装置は、
    前記位置指定装置の先端付近にある前記撮影部近傍に設けられ、前記投影媒体に押圧されたことを検出する検出部をさらに備え、
    前記光電変換部は、前記検出部が前記投影媒体に押圧されたことが検出された場合、光電変換を開始することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の投影システム。
  8. 位置指定装置と接続可能な投影装置において、
    投影光を出射して、投影画像を投影媒体に投影する投影部と、
    前記位置指定装置から、前記位置指定装置による前記投影画像に対する指示位置を示す指示位置情報を受信する受信部と、
    前記指示位置情報から定められた、前記投影画像における前記指示位置近傍の第1投影領域の輝度を、前記投影画像における前記第1投影領域以外の第2投影領域の輝度より高くする輝度制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする投影装置。
  9. 位置指定装置と接続可能な投影装置において実行される輝度制御方法において、
    投影光を出射して、投影画像を投影媒体に投影する投影ステップと、
    前記位置指定装置から、前記位置指定装置による前記投影画像に対する指示位置を示す指示位置情報を受信する受信ステップと、
    前記指示位置情報から定められた、前記投影画像における前記指示位置近傍の第1投影領域の輝度を、前記投影画像における前記第1投影領域以外の第2投影領域の輝度より高くする輝度制御を行う制御ステップと、
    を含むことを特徴とする輝度制御方法。
JP2014188296A 2014-09-16 2014-09-16 投影システム、投影装置、および輝度制御方法 Pending JP2016062199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014188296A JP2016062199A (ja) 2014-09-16 2014-09-16 投影システム、投影装置、および輝度制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014188296A JP2016062199A (ja) 2014-09-16 2014-09-16 投影システム、投影装置、および輝度制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016062199A true JP2016062199A (ja) 2016-04-25

Family

ID=55797917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014188296A Pending JP2016062199A (ja) 2014-09-16 2014-09-16 投影システム、投影装置、および輝度制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016062199A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11880122B2 (en) 2019-11-19 2024-01-23 Ricoh Company, Ltd. Optical system and image projection apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11880122B2 (en) 2019-11-19 2024-01-23 Ricoh Company, Ltd. Optical system and image projection apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10228611B2 (en) Projector, projection system, and control method of projector
EP2565712B1 (en) Projection System, Projection Apparatus, Sensor Device, Power Generation Control Method, and Computer Program Product
JP6398248B2 (ja) 位置検出システム、及び、位置検出システムの制御方法
JP5834690B2 (ja) 投影装置、投影制御方法及びプログラム
US20110164192A1 (en) Projector and method of controlling the same
JP6375660B2 (ja) 位置検出装置、プロジェクター、位置検出システム、及び、位置検出装置の制御方法
JP2016180942A (ja) 表示装置、表示システム、表示装置の制御方法、及び、プログラム
WO2016157804A1 (ja) プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法
JP2016062199A (ja) 投影システム、投影装置、および輝度制御方法
CN105468139A (zh) 位置检测装置、投影仪以及位置检测方法
JP6766716B2 (ja) 情報処理装置、画像表示プログラム、画像表示方法および表示システム
JP2016061800A (ja) 撮像装置、外部機器、撮像システム及びその制御方法
CN107203287B (zh) 电子设备以及电子设备的控制方法
JP2020160654A (ja) 表示装置の制御方法及び表示装置
JP7010076B2 (ja) 画像投写システム、プロジェクター及び画像投写システムの制御方法
JP6806220B2 (ja) 電子デバイス、及び電子デバイスの制御方法
JP6403002B2 (ja) プロジェクターシステム及びプロジェクターシステムの制御方法
JP2015159460A (ja) 投影システム、投影装置、撮影装置、ガイド枠生成方法及びプログラム
US20200183534A1 (en) Display apparatus, display system, and display method
JP6642032B2 (ja) プロジェクター及びプロジェクターの制御方法
JP6988985B2 (ja) 電子デバイス、及び電子デバイスの制御方法
JP2012129683A (ja) リモートコントローラー
JP2010136771A (ja) アミューズメント装置
JP2017152765A (ja) プロジェクター及びプロジェクターの制御方法
JP6787363B2 (ja) 操作デバイス、位置検出システム及び操作デバイスの制御方法