JP2016060357A - Fot温度制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルクキャリア等において、当該貨物倉との境界となる壁面の温度を継続的に計測し、かつ壁面での温度が50℃を越えないFOT温度制御装置を提供する。【解決手段】燃料加温装置を備えた燃料油タンク102に隣接して複数の貨物倉101を有するバルクキャリア等の貨物倉とこれに隣接する燃料油タンク102の境界壁に空所領域9を設け、当該空所領域9内に加温燃料温度が計測できる温度センサ手段11を設け、前記燃料油タンク102に隣接する貨物倉101にAMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZERのいずれかの貨物が積載されたときに、C重油燃料を燃料タンク102に送るFOシフターポンプ作動を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)を積載するバルクキャリア・一般貨物船等の貨物倉に隣接する燃料油タンク(FOT)との境界壁面温度を監視するFOT(燃料油タンク)温度制御装置に関する。
AMMONIUM NITRATE(硝酸アンモニウム)等の所定の物質が密閉又は半密閉の環境中に貯蔵される場合には自然発火及び/又は爆発の危険があり、この防止に向けて1999年12月16日付の欧州指令(European Directive)等により一定の貯蔵方法・監視方法が求められており、例えば、特表2002-544482号公報に開示のものが知られている。
特表2002-544482号公報の開示は、発明名称「爆発性雰囲気の自然発火及び/又は爆発の危険を予測するための、遅延するための及び/又は防止するための方法」に係り、「密閉された又は半密閉された環境(例えば穀物サイロ、開放流し込み炭塵塊、工業塵又は肥料(化学肥料/硝酸アンモニウムの袋)で又は動物又は植物粉末/飼料又はのこぎり塵で充満された雰囲気を有する建物、ケロシン、ガソリン、炭化水素ガス及び空気等で部分的に満たされたタンク)中に貯蔵されている爆発性雰囲気(28/01/00のJOCE L23で公布された指令1999/92/ECで規定されるような)、燃料混合物の自然発火及び/又は爆発の危険を予測する及び/又は防止するための方法を提案すること」の発明目的において(同公報明細書段落番号0013参照)、「混合物の温度及び経時変化が前記雰囲気の生成時から測定され、前記雰囲気の自然発火及び/又は爆発の臨界瞬間が前記雰囲気の生成及び臨界瞬間(この瞬間を越えると前記雰囲気が自然発火及び/又は爆発する危険がある)から、自然発火及び/又は爆発に至るまでに残存している誘導時間を測定する」構成からなるものである(同公報特許請求の範囲請求1の記載等参照)。
このような趨勢を受けて、2014年版IMSBCコード(国際海上固定ばら積み貨物規制:International Maritime Solid Bulk Cargoes Code)は、AMMONIUM NITRATE等下記4品目に対し、これらの貨物を積載するバルクキャリア・一般貨物船等の貨物倉が、燃料油タンク(FOT)に隣接する場合には、燃料油タンク(FOT)の燃料加熱装置を遮断することが要求される。
(1)AMMONIUM NITRATE(IMO class5.1,UN No.1942)、
(2)AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、
(3)AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、
(4)AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)
一般的に、これらの貨物を運ぶバルクキャリア・一般貨物船等にあっては、その貨物倉(CARGO HOLD)と、これに隣接配置される燃料油タンク(FOT)とは、図3(A)(B)に示されるような配置関係にある。
図3(A)は、複数の貨物倉を有するバルクキャリア・一般貨物船等の船尾側断面概略図であり、図3(B)は、同船尾船底平面概略図である。いずれも、貨物倉と燃料油タンクとの配置関係を示すため、船尾を中心に示している。
図3(A)(B)において、符号100は、バルクキャリア・一般貨物船等であり、符号101(No.4)、101(No.5)は、AMMONIUM NITRATE等を積載する貨物倉であり、102(No.1 FOT(P/S))、102(No.2 FOT(P/S))、102(No.3 FOT(P)(S))は、これらのバルクキャリア・一般貨物船等に装備される燃料油タンクであり、前記燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))は、前記貨物倉101(No.4)の下方に配置され、また、前記貨物倉101(No.5)の下方及び船尾壁側には、燃料油タンク102(No.2 FOT(P/S))及び燃料油タンク102(No.3 FOT(P)(S))が配置される。また、符号103は、機関室、104は、プロペラ、105は、舵である。
ところが、上記2014年版IMSBCコード(国際海上固定ばら積み貨物規制:International Maritime Solid Bulk Cargoes Code)を仔細に見れば、積載する貨物が、(1)AMMONIUM NITRATE(IMO class5.1,UN No.1942)である場合には、当該貨物を積載する貨物倉に隣接する燃料油タンク(FOT))に設備される燃料油加熱装置を遮断するスペクタクルフランジによる遮断設備が要求されるのに対し、積載する貨物が、(2)AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、(3)AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、(4)AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)である場合には、当該貨物を積載する貨物倉に隣接する燃料油タンク(FOT)には、当該貨物倉との境界となる壁面の温度を継続的に計測し、かつ壁面での温度が50℃を越えないようにする設備を設けることによって、前記スペクタクルフランジによる遮断設備に代替することができることとなる。しかしながら、一部燃料油タンクについてであっても、その熱源をスペクタクルフランジにより遮断するとなると、結局は、全ての燃料油タンクに貯留するC重油燃料の粘度が高くなり、C重油燃料(FO)が使用できなくなるおそれがあり、船舶の航行ができなくなるという不都合が生じる。
特表2002-544482号公報
そこで、バルクキャリア・一般貨物船において、燃料油タンク(FOT)に隣接する貨物倉に積載する貨物が、(2)AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、(3)AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、(4)AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)である場合についてのみ、当該貨物を積載する貨物倉に隣接する燃料油タンク(FOT)に当該貨物倉との境界となる壁面の温度を継続的に計測し、かつ壁面での温度が50℃を越えないようにするFOT温度制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、C重油燃料加温装置を備えた燃料油タンクに隣接して複数の貨物倉を有するバルクキャリア又は一般貨物船において、前記貨物倉とこれに隣接する燃料油タンクの境界壁の燃料油タンク内でサクションベルマウス近傍に空所領域を設け、当該空所領域の燃料油タンクとの境界壁に前記サクションベルマウスから排出される加温されたC重油燃料温度が計測でき、その計測結果を前記燃料加温装置のコントローラに送る温度センサ手段を設け、 前記燃料油タンクに隣接する貨物倉にAMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)のいずれかの貨物が積載されたときに、前記計測結果が50℃を超えたときにC重油燃料を燃料タンクに送るFOシフターポンプを停止し、前記計測結果が50℃以下のときには当該FOシフターポンプが作動するように制御することを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に係るFOT温度制御装置において、前記制御温度が45℃を基準として前記FOシフターポンプを制御することを特徴とする。
バルクキャリア・一般貨物船等の貨物倉に隣接する燃料油タンク(FOT)との境界壁面温度を監視するFOT温度制御装置を設けることで、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)の積載する場合にも、C重油燃料油の加温装置を使用しつつも燃料油タンク(FOT)に隣接する貨物倉に貨物を積載できることとなる。
図1は、本実施例1に係るFOT温度制御装置1に使用される船舶燃料(C重油)の粘度調整のために使用されるFOシフターの概略図である。 図2は、本実施例1に係るFOT温度制御装置1において、貨物を積載する貨物倉に隣接する燃料油タンク(FOT)内に空所領域を設け、当該空所領域に温度センサ手段を設ける概略を示す図である。 図3(A)は、複数の貨物倉を有するバルクキャリア・一般貨物船等の船尾側断面概略図であり、図3(B)は、同船尾船底平面概略図である。
本発明に係るFOT温度制御装置を実施するための一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
(FOシフター)
まず、本実施例1に係るFOT温度制御装置1に使用する前記燃料油タンク102内のC重油を加温する燃料油タンク(FOT)加温装置(FOシフター:Fuel Oil Shifter)について説明する。
図1は、本実施例1に係るFOT温度制御装置1に使用される船舶燃料(C重油)の粘度調整のために使用されるFOシフター2の概略図である。そのうち、図1(A)は、燃料加熱時の燃料の流れの概略を示す図であり、図1(B)は、同燃料移送時の燃料の流れの概略を示す図である。
図1(A)(B)において、符号3aは、FOシフタータンク、3bは、FOサーブタンク、4aは、FOシフター移送ポンプ、4b、可変速定量ポンプを使用するFOシフターポンプ、5は、逆止弁、6は、FOシフターコントローラである。なお、図1においては、図3において説明した部材・部所は、図3と同じ符号で示した。
前記FOシフター2は、前記各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))内のC重油燃料(FO)を前記FOシフタータンク3aへ移送し、当該FOシフタータンク3a内でヒートアップ(75℃)し、その後、加温されたC重油燃料(FO)を各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))へ戻すための加温装置であり、各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))内のC重油燃料(FO)温度を検知しながら各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))へ戻す流量を決定する。
すなわち、前記各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))には、温度が低く、したがって、粘度が高い状態のC重油燃料が貯留されているが、粘度の高い状態では燃料噴射等の流量制御に難があるので、図1(B)に示すように、各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))内のサクションベルマウス7(図1では図示外)付近に設置されたヒーティングコイル(図示外)又はレンタンユニット(図示外)等により、吸引時の粘度を低くして前記FOシフター移送ポンプ4aにより燃料(FO)を吸引し、前記FOシフタータンク3aに送り込む。前記FOシフタータンク3aでは、機関室103から送り込まれる蒸気により、FOシフタータンク3aの全面にわたり設置された蒸気ヒーティングコイル(図示外)に約130〜140℃の蒸気を通すことで、FOシフタータンク3a自体の温度を上げ、内部のC重油燃料(FO)を加温する。加温により温度が上げられたC重油燃料(FO)は、図1(B)に示すように、前記FOサーブタンク3bに移され、さらに、前記FOシフターポンプ4bにより各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))へ送られる。
したがって、この構造では、貨物を積載する貨物倉101と、これに隣接する燃料油タンク(FOT)102の境界壁面の温度を知ることはできない。そこで、本実施例1に係るFOT温度制御装置1では、この境界壁面に温度を計測するセンサ手段を設ける。
(温度センサ手段の設置)
図2は、本実施例1に係るFOT温度制御装置1において、貨物を積載する貨物倉に隣接する燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))内に空所領域(ボックス)を設け、当該空所領域に温度センサ手段を設ける概略を示す図である。
図2において、7は、加温されたC重油燃料(FO)が送り込まれる各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))内に配置されるサクションベルマウス、8は、貨物を積載する貨物倉に隣接する燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))との境界鋼壁、9は、前記境界鋼壁8の前記燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))側に設けられる空所領域、10は、同空所領域9の前記燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))との境界壁、11は、温度センサー手段、12は、前記空所領域9の前記貨物倉101側に開けられるメンテナンスマンホールである。なお、図2においても、図1及び図3において説明した部材・部所は、図1及び図3と同じ符号で示した。
本実施例1に係るFOT温度制御装置1においては、図2から明らかなように、前記温度センサー手段11が設けられる前記空所領域9は、前記サクションベルマウス7近傍に設けられ、熱伝導の優れた鋼材からなり、前記空所領域9の前記貨物倉101との前記境界壁10を介在して前記サクションベルマウス7から排出される加温されたC重油燃料(FO)の温度が計測できるように配置される。
なお、図2中の円で囲んだ部分は、前記空所領域9の詳細を示す概略図である。
当該詳細概略図が示すように、当該空所領域9は、貨物を積載する前記貨物倉101と隣接する燃料油タンク102との境界壁の前記燃料油タンク102側であって、前記燃料油タンク102の前記サクションベルマウス7の近傍に設けられる。サクションベルマウス7からは加温された熱いC重油が排出されるので、この近傍の温度を計測できるようにする。また、当該空所領域9には、前記貨物倉101側に開口する前記メンテナンスマンホール12を設け、内部に配置される前記温度センサー手段11等のメンテナンスに供するようにしている。
(温度制御)
前記FOシフター2から戻るC重油燃料(FO)の温度は約75℃であり、本実施例1に係るFOT温度制御装置1においては、この温度が瞬間的にも貨物倉101の壁面温度が50℃を超えないよう制御する。
すなわち、本実施例1に係るFOT温度制御装置1では、C重油燃料加温装置を備えた燃料油タンクに隣接して複数の貨物倉を有するバルクキャリア又は一般貨物船について、前記貨物倉とこれに隣接する燃料油タンクの境界壁の燃料油タンク内でサクションベルマウス近傍に空所領域を設け、さらに、当該空所領域の燃料油タンクとの境界壁に前記サクションベルマウス7から排出される加温されたC重油燃料温度が計測でき、その計測結果を前記燃料加温装置のコントローラに送る温度センサ手段を設け、 前記燃料油タンクに隣接する貨物倉にAMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)のいずれかの貨物が積載されたときに、前記計測結果が50℃を超えたときにC重油燃料を燃料タンクに送るFOシフターポンプを停止し、前記計測結果が50℃以下のときには当該FOシフターポンプが作動するように制御する。
前記FOシフター2から戻された約75℃のC重油燃料(FO)は、すぐにまわりの低温度のC重油燃料(FO)と混ざるため、急激に前記境界鋼壁面8の温度を高めるとは考えにくいが、前記温度センサー手段11の計測結果を燃料加温装置である前記FOシフター2の前記FOシフターコントローラ6に送り、例えば、前記計測結果が45℃まで上昇した場合には、前記FOシフターポンプ4bを停止し、高温のC重油燃料(FO)を各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))に送ることを停止させる。また、同時に乗務員室に温度表示をすると共に温度アラームを警報し、温度上昇並びに前記FOシフターポンプ4bの停止を乗組員に知らせる。そして、前記温度センサー手段11の温度が45℃以下となった場合には、自動的に前記FOシフター移送ポンプ4aを再稼動させる。
この場合、乗組員は、前記温度表示の数値を見ながら、各燃料油タンク102(No.1 FOT(P/S))(No.2 FOT(P/S))(No.3 FOT(P)(S))内の温度の下がり具合を確認し、充分に温度が低下したことを確認した後、前記FOシフター移送ポンプ4aを再稼動させても良い。
なお、本実施例1に係るFOT温度制御装置1は、熱伝導の優れた鋼材からなる前記空所領域9を前記サクションベルマウス7近傍に設け、前記境界壁10を介在して前記サクションベルマウス7から排出される加温された燃料(FO)の温度を計測する前記温度センサー手段11を設けたので、前記空所領域9及び温度センサ-手段11の設置改造工事だけで、前記FOシフター移送ポンプ4aの吸引側に設けられている当該FOシフター2を制御する当初の温度センサー(図示外)及び圧力センサー(図示外)のうちの温度センサー(図示外)に替えて、前記温度センサー手段11を用いることができるので、FOシフター2自体には何らの変更を加えることなく、容易に燃料油タンク102に隣接する貨物倉101にAMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)を積載することが可能となり、バルクキャリア・一般貨物船等の積載効率が向上することとなる。
本発明は、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)を積載するバルクキャリア・一般貨物船等に利用される。
1 温度制御装置
2 FOシフター
3a FOシフタータンク
3b FOサーブタンク
4a FOシフター移送ポンプ
4b FOシフターポンプ
6 FOシフターコントローラ
7 サクションベルマウス
8 境界鋼壁
9 空所領域
10 境界壁
11 温度センサー手段
100 バルクキャリア・一般貨物船
101 貨物倉
102 燃料油タンク
103 機関室
104 プロペラ
105 舵

Claims (2)

  1. C重油燃料加温装置を備えた燃料油タンクに隣接して複数の貨物倉を有するバルクキャリア又は一般貨物船において、
    前記貨物倉とこれに隣接する燃料油タンクの境界壁の燃料油タンク内でサクションベルマウス近傍に空所領域を設け、
    当該空所領域の燃料油タンクとの境界壁に前記サクションベルマウスから排出される加温されたC重油燃料温度が計測でき、その計測結果を前記燃料加温装置のコントローラに送る温度センサ手段を設け、
    前記燃料油タンクに隣接する貨物倉にAMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type A)(IMO class5.1,UN No.2067)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(Type B)(IMO class5.1,UN No.2071)、AMMONIUM NITRATE-BASED FERTILIZER(non-hazardous)のいずれかの貨物が積載されたときに、前記計測結果が50℃を超えたときにC重油燃料を燃料タンクに送るFOシフターポンプを停止し、前記計測結果が50℃以下のときには当該FOシフターポンプが作動するように制御することを特徴とするFOT温度制御装置。
  2. 前記制御温度が45℃を基準として前記FOシフターポンプを制御することを特徴とする請求項1に記載のFOT温度制御装置。
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