JP2016060135A - ガラスフィルム積層体、及び、電子デバイスの製造方法 - Google Patents

ガラスフィルム積層体、及び、電子デバイスの製造方法 Download PDF

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勢津夫 内田
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Abstract

【課題】電子デバイス製造関連処理後に、容易に剥離開始部を作製することができ、支持ガラスからガラスフィルムを容易に剥離させることを可能にすること。【解決手段】第1主面31と第2主面32を有する支持ガラス3の第2主面32にガラスフィルム2を積層したガラスフィルム積層体1であって、支持ガラス3はガラスフィルム2から食み出しており、支持ガラス3の第1主面31側には薄肉部33が設けられ、ガラスフィルム2の端辺21の少なくとも一部が、薄肉部33上に位置していることを特徴とするガラスフィルム積層体1とする。ガラスフィルム積層体1上のガラスフィルム2に対して、電子デバイス製造関連処理を行った後に、薄肉部33を第2主面32側から第1主面31側へと押圧することで、薄肉部33に曲げ応力を付与し、ガラスフィルム2の剥離の起点を作製する。【選択図】図3

Description

本発明は、ガラスフィルム積層体、及び、電子デバイスの製造方法に関し、より詳しくは、電子デバイス等の製造に際して用いられるガラスフィルム積層体を、ガラスフィルムと支持ガラスとに分離するための技術に関する。
省スペース化の観点から、従来普及していたCRT型ディスプレイに替わり、近年は液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイ等のフラットパネルディスプレイが普及している。これらのフラットパネルディスプレイにおいては、軽量化のためさらなる薄型化が要請される。特に有機ELディスプレイには、折りたたみや巻き取ることによって持ち運びを容易にすると共に、平面だけでなく曲面にも使用可能とすることが求められている。また、平面だけでなく曲面にも使用可能とすることが求められているのはディスプレイには限られず、例えば、自動車の車体表面や建築物の屋根、柱や外壁等、曲面を有する物体の表面に太陽電池を形成したり、有機EL照明を形成したりすることができれば、その用途が広がることとなる。従って、これらデバイスに使用される基板やカバーガラスには、更なる薄板化と高い可撓性が要求される。
有機ELディスプレイ等に使用される発光体は、酸素や水蒸気等の気体が接触することにより劣化する。従って有機ELディスプレイに使用される基板には高いガスバリア性が求められるため、ガラス基板を使用することが期待されている。しかしながら、基板に使用されるガラスは、樹脂フィルムと異なり引っ張り応力に弱いため可撓性が低く、ガラス基板を曲げることによりガラス基板表面に引っ張り応力がかけられると破損に至る。ガラス基板に可撓性を付与するためにはガラス基板の超薄板化を行う必要があり、下記特許文献1に記載されているような厚み200μm以下のガラスフィルムやガラスロールが提案されている。
フラットパネルディスプレイや太陽電池等の電子デバイスに使用されるガラス基板には加工処理や洗浄処理、成膜処理等、様々な電子デバイス製造関連の処理が施される。ところが、これら電子デバイスに使用されるガラス基板のフィルム化を行うと、ガラスは脆性材料であるため多少の応力変化により破損に至り、上述した各種電子デバイス製造関連処理を行う際に、取り扱いが大変困難であるという問題がある。加えて、厚み200μm以下のガラスフィルムは可撓性に富むため、処理を行う際に位置決め等を行い難く、パターニング時にずれ等が生じるという問題もある。
ガラスフィルムの取り扱い性を向上させるために、下記特許文献2では、支持ガラスの上にガラスフィルムを積層させたガラスフィルム積層体が提案されている。これによれば、単体では強度や剛性のないガラスフィルムを用いても、支持ガラスの剛性が高いため、処理の際にガラスフィルム積層体全体として位置決めが容易となる。
下記特許文献2に記載されているガラスフィルム積層体を用いてフラットパネルディスプレイ等の電子デバイスを製造する場合、最終的には支持ガラスからガラスフィルムを剥離する必要がある。しかしながら、下記特許文献2に記載されているガラスフィルム積層体は、ガラスフィルムの全面で支持ガラスと接着しているため、支持ガラスからガラスフィルムを剥離し難いという問題が生じる。従って、支持ガラスからガラスフィルムを剥離する際には、支持ガラスとガラスフィルムとが一部剥離した剥離の起点となる剥離開始部を作製しておくことが好ましい。
この問題を解決するために、下記特許文献3には、支持ガラスからガラスフィルムを剥離させやすくするための積層体が開示されている。この積層体は、矩形のガラスフィルムを支持ガラスが支持する構成となっている。そして、支持ガラスに孔が形成されており、この孔上にガラスフィルムのコーナー部が位置するように、支持ガラス上にガラスフィルムが積層されている。つまり、この積層体では、ガラスフィルムのコーナー部が支持ガラスから離間しており、このコーナー部が、ガラスフィルムの剥離開始部となっている。
このため、ガラスフィルムを支持ガラスから剥離させる際には、支持ガラスから離間しているコーナー部を起点として、ガラスフィルムの剥離を開始することができると共に、剥離させるために要する力をガラスフィルムに好適に作用させることが可能になる。これにより、支持ガラスからガラスフィルムを円滑に剥離させやすくなっている。
特開2010−132531号公報 特開2011−183792号公報 特開2012−030404号公報
しかしながら、上記の積層体においては、剥離の起点となるガラスフィルムのコーナー部を支持ガラスから離間するために、支持ガラスに孔が形成されているが、この孔の内周部においては、ガラスフィルムと支持ガラスとの間に隙間ができやすい傾向がある。このため、ガラスフィルムに対して、例えば、フォトレジストの形成等の液体を使用する必要がある処理を施す際には、当該液体が両ガラスの相互間に形成された隙間に入り込んで固着するおそれがある。このような事態が発生すると、ガラスフィルムを好適に剥離させることが困難となり、剥離の際にガラスフィルムが破損するおそれがある。
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、電子デバイス製造関連処理後に、容易に剥離開始部を作製することができ、支持ガラスからガラスフィルムを容易に剥離させることを可能にすることを目的とする。
上記課題を解決するために創案された本発明は、第1主面と第2主面を有する支持ガラスの前記第2主面にガラスフィルムを積層したガラスフィルム積層体であって、前記支持ガラスは前記ガラスフィルムから食み出しており、前記支持ガラスの前記第1主面側には薄肉部が設けられ、前記ガラスフィルムの端辺の少なくとも一部が、前記薄肉部上に位置していることを特徴とするガラスフィルム積層体に関する。ここで、「第1主面側には薄肉部が設けられ」とは、第1主面側から肉厚を減少させることで薄肉部が形成されることをいい、第2主面側からは肉厚が減少していないことをいう。
上記の構成において、前記ガラスフィルムのコーナー部が、前記薄肉部上に位置していることが好ましい。
上記の構成において、前記薄肉部は、前記支持ガラスの前記第1主面に溝を形成することで設けられていることが好ましい。
上記の構成において、前記溝は、前記支持ガラスの隣り合う2辺間で貫通していることが好ましい。
上記の構成において、前記溝は、前記支持ガラスの対向する2辺間で貫通していることが好ましい。
上記の構成において、前記薄肉部は、前記支持ガラスの前記第1主面を研削することで、設けられていることが好ましい。
上記の構成において、前記支持ガラスは、複数枚の子支持ガラスが積層された支持ガラス積層体であって、前記第1主面側に配置された前記子支持ガラスは、前記第2主面側に配置された前記子支持ガラスよりも小さく、前記薄肉部は、前記前記第1主面側に積層された前記子支持ガラスが存在しないことによって、設けられていることが好ましい。
上記課題を解決するために創案された本発明は、第1主面と第2主面を有する支持ガラスの前記第1主面に薄肉部を作製する薄肉部作製工程と、前記支持ガラスの前記第2主面に、少なくとも端辺の一部が前記薄肉部上に位置するようにガラスフィルムを積層してガラスフィルム積層体を作製するガラスフィルム積層体作製工程と、前記ガラスフィルム積層体における前記ガラスフィルムに電子デバイス製造関連処理を行うことで前記ガラスフィルム積層体の前記ガラスフィルム上に素子を形成し、封止基板で前記素子を封止して支持ガラス付電子デバイスを作製する電子デバイス作製工程と、前記第2主面側から前記第1主面側に湾曲するように前記支持ガラスの前記薄肉部に曲げ応力を付与することで、前記支持ガラスと前記ガラスフィルムとが一部剥離する剥離開始部を作製する剥離開始部作製工程と、前記支持ガラス付電子デバイスを、前記電子デバイスと前記支持ガラスとに分離する分離工程と、を有することを特徴とする電子デバイスの製造方法に関する。ここで、「第2主面に薄肉部を作製する」とは、第1主面側から肉厚を減少させることで薄肉部が作製されることをいい、第2主面側からは肉厚が減少していないことをいう。
本発明によれば、支持ガラスがガラスフィルムから食み出しているため、電子デバイス等の製造関連処理の際に、支持ガラスを基準として適切な位置決めが可能となる。ガラスフィルムの全面が支持ガラスと接触しているため、フォトレジスト等の液体が、支持ガラスとガラスフィルムの隙間に固着することを防止することができる。支持ガラスからガラスフィルムを剥離する際に、薄肉部で支持ガラスを容易に曲げることができるため、電子デバイス等の製造関連処理後に、剥離の起点となる剥離開始部を容易に作製することができる。剥離開始部を容易に作製することができるため、当該剥離開始部を起点として、支持ガラスからガラスフィルムを容易に剥離することができる。
本発明の第1の実施形態に係るガラスフィルム積層体の一例を示した側面図である。 ガラスフィルム及び支持ガラスの製造方法の一例を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係るガラスフィルム積層体の作用効果を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るガラスフィルム積層体の一例を示した斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るガラスフィルム積層体の一例を示した側面図である。 本発明の第4の実施形態に係るガラスフィルム積層体の一例を示した斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るガラスフィルム積層体の一例を示した側面図である。 本発明の第6の実施形態に係るガラスフィルム積層体の一例を示した斜視図である。 本発明に係る電子デバイスの製造方法を示した図である。
以下、本発明に係るガラスフィルム積層体、及び電子デバイスの製造方法の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。但し、以下の実施形態は、単なる一例であり、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るガラスフィルム積層体1を示した側面図である。ガラスフィルム積層体1は、ガラスフィルム2と支持ガラス3を主要な構成要素としている。支持ガラス3は、第1主面31と第2主面32を有し、第1主面31側から支持ガラス3の肉厚が減少することで、薄肉部33が構成されている。支持ガラス3の第2主面32上に、ガラスフィルム2が積層されており、ガラスフィルム2の端辺21が、薄肉部33上に位置している。
ガラスフィルム2には、ケイ酸塩ガラスやシリカガラスが用いられ、好ましくはホウケイ酸ガラス、アルミノケイ酸塩ガラス、アルミノホウケイ酸ガラスが用いられ、最も好ましくは無アルカリガラスが用いられる。ガラスフィルム2にアルカリ成分が含有されていると、表面において陽イオンの脱落が発生し、いわゆるソーダ吹きの現象が生じ、構造的に粗となる。この場合、ガラスフィルム2を湾曲させて使用していると、経年劣化により粗となった部分から破損する可能性がある。尚、ここで無アルカリガラスとは、アルカリ成分(アルカリ金属酸化物)が実質的に含まれていないガラスのことであって、具体的には、アルカリ成分が3000ppm以下のガラスのことである。本発明でのアルカリ成分の含有量は、好ましくは1000ppm以下であり、より好ましくは500ppm以下であり、更に好ましくは300ppm以下である。
ガラスフィルム2の厚みは、好ましくは200μm以下、より好ましくは5μm〜150μm、最も好ましくは5μm〜100μmである。これによりガラスフィルム2の厚みをより薄くして、適切な可撓性を付与することができるとともに、ハンドリング性が困難で、かつ、位置決めミスやパターニング時の撓み等の問題が生じやすいガラスフィルム2に対して、後述する支持ガラス3を使用することで電子デバイス製造関連処理等を容易に行うことができる。ガラスフィルム2の厚みが5μm未満であると、ガラスフィルム2の強度が不足がちになり、支持ガラス3からガラスフィルム2を剥離しにくくなるおそれがある。
支持ガラス3には、ガラスフィルム2と同様、ケイ酸塩ガラスやシリカガラスが用いられ好ましくはホウケイ酸ガラス、アルミノケイ酸塩ガラス、アルミノホウケイ酸ガラスが用いられ、最も好ましくは無アルカリガラスが用いられる。支持ガラス3については、ガラスフィルム2との30〜380℃における熱膨張係数の差が、5×10−7/℃以内のガラスを使用することが好ましい。これにより、電子デバイス製造関連処理の際に加熱を伴ったとしても、膨張率の差による熱反りやガラスフィルム2の割れ等が生じ難く、安定した積層状態を維持できるガラスフィルム積層体1とすることが可能となる。支持ガラス3とガラスフィルム2とは、同一の組成を有するガラスを使用することが最も好ましい。
支持ガラス3の厚みは、300μm以上であることが好ましい。支持ガラス3の厚みが300μm未満であると、支持ガラス3を単体で取り扱う場合に、強度の面で問題が生じるおそれがある。支持ガラス3の厚みは、400μm〜700μmであることが好ましく、500μm〜700μmであることが最も好ましい。これによりガラスフィルム2を確実に支持することが可能となる。尚、電子デバイス等の製造関連処理時に、図示しないセッター上に、ガラスフィルム積層体1を載置する場合は、支持ガラス3の厚みは300μm未満(例えば200μm等、ガラスフィルム2と同一の厚み)でも良い。
ガラスフィルム2及び支持ガラス3の相互に接触する側の表面(ガラスフィルム2の下面22と支持ガラス3の第2主面32)の表面粗さRaが夫々2.0nm以下であることが好ましい。これにより、ガラスフィルム2と支持ガラス3とを、安定して積層させることができる。ガラスフィルム2の下面22及び支持ガラス3の第2主面32の表面粗さRaは、夫々1.0nm以下であることが好ましく、0.5nm以下であることがより好ましく、0.2nm以下であることが最も好ましい。
図1では、支持ガラス3上に直接ガラスフィルム2を積層しているが、ガラスフィルム2と支持ガラス3との接着性や剥離性を制御するために、支持ガラス3の第2主面32上には、金属薄膜や酸化物薄膜、金属酸化物薄膜、窒化膜等の無機薄膜を形成してもよく、シリコーン樹脂やEVA、PVB等の有機膜を設けても良い。
本発明に使用されるガラスフィルム2及び支持ガラス3は、ダウンドロー法、フロート法、スロットダウンドロー法、ロールアウト法、アップドロー法、リドロー法等によって成形されていることが好ましく、オーバーフローダウンドロー法によって成形されていることが特に好ましい。この理由は、オーバーフローダウンドロー法は、成形時にガラス板の両面が、成形部材と接触しない成形法であり、得られたガラス板の両面(透光面)には傷が生じ難く、研磨しなくても高い表面品位を得ることができるからである。
次に、ガラスフィルム2と支持ガラス3を製造する方法について、図2を使用して説明する。ガラス製造装置10の成形炉11内部には、断面楔状の外表面形状を有する成形体12が配設されており、図示しない溶融窯で溶融されたガラス(溶融ガラス)を成形体12に供給することで、当該溶融ガラスが成形体12の頂部から溢れ出るようになっている。そして、溢れ出た溶融ガラスは、成形体12の断面楔状を呈する両側面を伝って下端で合流することで、溶融ガラスからガラスリボンGの成形が開始されるようになっている。成形体12下端で合流した直後のガラスリボンGは、冷却ローラ(エッジローラ)13によって幅方向の収縮が規制されながら下方へ引き伸ばされて所定の厚みまで薄くなる。次に、前記所定厚みに達したガラスリボンGをローラ14で送りだすことにより、徐冷炉(アニーラ)で徐々に冷却し、ガラスリボンGの熱歪を除き、徐冷されたガラスリボンGを室温程度の温度にまで十分に冷却するようになっている。徐冷炉を通過したガラスリボンGは、湾曲補助ローラ15によって鉛直方向から水平方向へと進行方向を変えた後、ガラスリボンGの幅方向両端部に存在する不要部分(冷却ローラ13やローラ14等が接触した部分)を長手方向切断装置16で切断する。その後、幅方向切断装置17で所定幅毎に切断を行うことによって、本発明で使用されるガラスフィルム2を得ることができる。尚、幅方向切断装置17で幅方向に切断した後、長手方向切断装置16でガラスフィルムリボンGの不要部分を切断除去することによって、ガラスフィルム2を作製してもよい。また、上述のガラス製造装置10では、枚葉式でガラスフィルム2を作製する方法について説明したが、これには限定されず、長手方向切断装置16によって不要部分を切断した後に幅方向に切断することなく、合紙を介してガラスリボンGをロール状に巻き取ることによってガラスロールを作製し、ガラスロールを引き出しつつ一定長ずつ切断することでガラスフィルム2を作製してもよい。また、上述のガラス製造装置10では、可撓性のあるガラスフィルム2を製造する方法について説明したが、比較的厚みのある支持ガラス3を製造する場合には、湾曲補助ローラ15を設けずに縦姿勢のガラスリボンを幅方向切断装置で所定幅ずつ切断することで、支持ガラス3を製造することもできる。
図1に示す通り、ガラスフィルム積層体1において、支持ガラス3は、ガラスフィルム2よりも一回り大きく、支持ガラス3がガラスフィルム2から食み出すように、支持ガラス3上にガラスフィルム2が積層されている。これにより、電子デバイス等の製造関連処理の際に、支持ガラス3を基準として適切な位置決めが可能となる。
支持ガラス3の薄肉部33は、図1では、支持ガラス3の第1主面31側の表面が一部削られた状態で設けられる。薄肉部33を有することで、支持ガラス3が薄肉部33上で曲げ変形させ易くなる。図1では、薄肉部33は、支持ガラス3の第1主面31側の端辺34を、ベベル加工することで、形成されている。支持ガラス3の第1主面31側の肉厚のみが減少しており、第2主面32側の肉厚は減少しておらず、ガラスフィルム2の下面22は、支持ガラス3の第2主面32と全面で接触している。これにより、レジスト液等の樹脂が、支持ガラス3とガラスフィルム2との隙間に浸透して固着することを防止することができる。
薄肉部33の最薄部の厚みt1は、支持ガラス3の厚みの40〜90%であることが好ましい。最薄部の厚みt1が、40%未満の場合は、電子デバイス製造関連処理工程中において、所定の処理の際に位置決めピン等に支持ガラス3の端辺34が接触した場合に、強度不足で支持ガラス3が破損するおそれがある。一方、最薄部の厚みt1が、90%を超えると、支持ガラス3に薄肉部33を設けた効果が得られ難い。薄肉部33の最薄部の厚みt1は、50〜80%であることが、更に好ましい。
薄肉部33の幅w1は、10〜100mmであることが好ましい。薄肉部33の幅w1が、10mm未満であると、薄肉部33を設けた効果が得られ難い。一方、薄肉部33の幅w1が100mmを超えると、薄肉部33の加工コストが増大するおそれがある。薄肉部33の幅w1は、20〜80mmであることが、より好ましい。
薄肉部33の形成方法については、特に限定されないが、研磨、研削、サンドブラスト、エッチング等を行うことによって形成することができる。薄肉部33を支持ガラス3の成形後に支持ガラス3を加工することで形成してもよく、支持ガラス3の成形時に、薄肉部33を同時に形成してもよい。
図1では、支持ガラス3の第1主面31側をテーパ状に研削することで、薄肉部33を形成しているが、この形状には限定されず、支持ガラス3の第1主面31から段差が形成されるように、薄肉部33を形成しても良い。
支持ガラス3の薄肉部33上にガラスフィルム2の端辺21が配置されるように、支持ガラス3の第2主面32上にガラスフィルム2が積層されている。これにより、支持ガラス3の薄肉部33を、支持ガラス3の第2主面32側から第1主面32側に曲げたときに、ガラスフィルム2の端辺21を、支持ガラス3の第2主面32から浮き上がらせることができる。尚、図1では、ガラスフィルム2の端辺21の両コーナー部も、支持ガラス3の薄肉部33上に位置している。
ガラスフィルム2の端辺21は、薄肉部33の幅w1の中間付近に位置するのが好ましく、具体的には、薄肉部33の幅w1の40〜60%の範囲内にガラスフィルム2の端辺21が位置していることが好ましい。
図3は、本発明の作用効果について説明した図である。ガラスフィルム2の上面23に対して、所定の電子デバイス製造関連処理を行った後、支持ガラス3からガラスフィルム2を剥離するために、剥離開始部を作製する。この際に、支持ガラス3の薄肉部33の第2主面で、ガラスフィルム2から露出している露出部33aを、第2主面側32側から第1主面31側(矢印Dの方向)に押圧する。薄肉部33上にガラスフィルム2の端辺21が位置していることにより、支持ガラス3の第2主面32とガラスフィルム2の下面22とが同時に曲げられた際に、その曲率半径の違いに起因して、支持ガラス32の第2主面32からガラスフィルム2の端辺21が離間することで、剥離開始部が作製される。薄肉部33で支持ガラス3に曲げ応力を付与しているため、薄肉部33を形成していない場合と比較して、支持ガラス3を容易に曲げることができる。上述の通り、研磨や研削、サンドブラスト等の加工によって薄肉部33が形成されているが、上述の通り矢印Dの方向に支持ガラス3を押圧したとしても、加工面側には圧縮応力しか付与されず、引張応力は付与されない。従って、薄肉部33を形成する際の加工によって、支持ガラス3が破損することもない。以上により、支持ガラス3からガラスフィルム2を剥離する際に、薄肉部33で支持ガラス3を容易に曲げることができ、剥離の起点(剥離開始部)を容易に作製することができる。尚、矢印Dの方向への曲げ応力の付与のみでは、剥離開始部を作製することができない場合については、矢印Dの方向に曲げ応力を付与しつつ、図示しないカッターナイフや剃刀等の金属の刃や、PETフィルム等の樹脂フィルムを支持ガラス3とガラスフィルム2の間に差し込むことで、剥離開始部を作製してもよい。剥離開始部を作製した後は、適宜公知の方法で、支持ガラス3とガラスフィルム2とを剥離すればよい。剥離開始部が作製されているため、剥離開始部を起点として、容易に支持ガラス3とガラスフィルム2とを剥離することができる。
以下、本発明の第2〜第6の実施形態について説明する。第2〜第6の実施形態については、第1の実施形態と異なる点のみ説明を行い、その他の構成は好ましい形態も含めて第1の実施形態と同様である。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係るガラスフィルム積層体1を示した図である。第2の実施形態に係るガラスフィルム積層体1が、上述の第1の実施形態に係るガラスフィルム積層体1と異なる点は、上述の第1の実施形態が、支持ガラス3の端辺34に沿って薄肉部33を形成していたのに対して、図4に示す第2の実施形態においては、支持ガラス3のコーナー部に向かって、薄肉部33を設けている点である。図4では、ガラスフィルム2のコーナー部24は、薄肉部33上に位置している。これにより、支持ガラス3のコーナー部35を押圧することで、ガラスフィルム2のコーナー部24を支持ガラス3の第2主面32から離間させることができ、剥離開始部を作製することができる。図4では支持ガラス3の1箇所のコーナー部35に薄肉部33が設けられているが、これには限定されず、薄肉部33が2箇所以上の支持ガラス3のコーナー部35に設けられていてもよい。薄肉部33の最薄部の厚みt2の好ましい形態と、薄肉部33の幅w2の好ましい形態についても、上述の第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係るガラスフィルム積層体1を示した図である。第3の実施形態に係るガラスフィルム積層体1が、上述の第1、第2の実施形態と異なる点は、上述の第1、第2の実施形態が支持ガラス3の第1主面31側をベベル加工することで薄肉部33を形成しているのに代えて、支持ガラス3の端辺34から離間した位置に溝36を形成することで、薄肉部33を形成した点である。薄肉部33が支持ガラス3の端辺34に存在しないため、上述の第1、第2の実施形態と比較して、支持ガラス3の端辺34の強度が優れる。露出部33aを第1主面31の方向に押圧することで、支持ガラス3を薄肉部33に沿って(溝36に沿って)容易に曲げることができる。図5に示す第3の実施形態に係る支持ガラス3には、対向する2辺が貫通するように、溝36が形成されている。薄肉部33の最薄部の厚みt3の好ましい形態は、上述の第1、第2の実施形態と同様であるが、薄肉部33の幅(溝36の幅)w3は、2〜100mmであることが好ましい。
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態に係るガラスフィルム積層体1を示した図である。第4の実施形態に係るガラスフィルム積層体1が、上述の第3の実施形態に係るガラスフィルム積層体1と異なる点は、上述の第3の実施形態に係るガラスフィルム積層体1において、支持ガラス3に形成されている溝36が対向する2辺を貫通しているのに対して、図6に示す溝36が、支持ガラス3の隣り合う2辺を貫通している点である。第4の実施形態においては、ガラスフィルム2の端辺21については、支持ガラス3の薄肉部33上に位置しているが、ガラスフィルム2のコーナー部24については、薄肉部33上には位置していない。この形態においても、支持ガラス3のコーナー部35を押圧することで、剥離開始部を容易に作製することができる。第4の実施形態においても、ガラスフィルム2のコーナー部24が薄肉部33上に位置することが好ましい。尚、薄肉部33の最薄部の厚みt4の好ましい形態と、薄肉部33の幅(溝36の幅)w4の好ましい形態については、上述の第3の実施形態と同様である。
(第5の実施形態)
図7は、本発明の第5の実施形態に係るガラスフィルム積層体1を示した図である。第5の実施形態に係るガラスフィルム積層体1が、上述の第1、2の実施形態に係るガラスフィルム積層体1と異なる点は、支持ガラス3が、第1主面31側に配置された子支持ガラス3aと第2主面32側に配置された子支持ガラス3bとで構成された支持ガラス積層体を構成している点である。子支持ガラス3aは、子支持ガラス3bよりも小さく構成されており、子支持ガラス3aが存在せず、子支持ガラス3bのみが存在する箇所が、薄肉部33となっている。子支持ガラス3aと3bは、加熱処理で接着することが好ましく、ガラスフィルム積層体1のガラスフィルム2に対して、加熱を伴う製造関連処理を行う場合については、当該加熱温度よりも高温で子支持ガラス3aと3bを積層することが好ましい。これにより、支持ガラス3(子支持ガラス3b)からガラスフィルム2を剥離する際に、子支持ガラス3aと3bとが剥離することを防止することができる。図7では、子支持ガラス3a、3bの2枚の子支持ガラスを使用して支持ガラス積層体を構成しているが、3枚以上の子支持ガラスを使用しても良い。尚、薄肉部33の最薄部の厚みの好ましい形態と、薄肉部33の幅の好ましい形態については、上述の第1の実施形態と同様である。
(第6の実施形態)
図8は、本発明の第6の実施形態に係るガラスフィルム積層体1を示した図である。第6の実施形態に係るガラスフィルム積層体1が、上述の第5の実施形態に係るガラスフィルム積層体1と異なる点は、子支持ガラス3aのコーナー部を切断除去することで、薄肉部33を設けている点である。尚、薄肉部33の最薄部の厚みの好ましい形態と、薄肉部33の幅の好ましい形態については、上述の第2の実施形態と同様である。
次に、本発明に係る電子デバイスの製造方法について、説明する。図9は、本発明の1実施形態に係る電子デバイス4の製造方法を示した図である。本発明に係る電子デバイス4の製造方法は、薄肉部作製工程S1と、ガラスフィルム積層体作製工程S2と、支持ガラス付電子デバイス5を作製する電子デバイス作製工程S3と、剥離開始部作製工程S4と、剥離工程S5と、を備えている。薄肉部作製工程S1とガラスフィルム積層体作製工程S2については、図1〜図8を使用して説明した前述の通りである。尚、薄肉部33が形成された支持ガラス3を再使用する場合については、薄肉部作製工程S1を適宜省略しても良い。
本発明における電子デバイス作製工程S3は、支持ガラス付電子デバイス5を作製する工程である。図9では、ガラスフィルム積層体作製工程S2で作製されたガラスフィルム積層体1のガラスフィルム2の上面23(有効面)上に素子41を形成し、スペーサ42を配置した後で、封止基板としてのカバーガラスフィルム積層体6で封止することで、電子デバイス4を作製している。カバーガラスフィルム積層体6は、上述のガラスフィルム積層体1と同様の構成であり、カバーガラスフィルム61とキャリアガラス62の積層体であり、キャリアガラス62には、薄肉部63が形成されている。
ガラスフィルム2の上面23(有効面)上に形成される素子41としては、液晶素子、有機EL素子、タッチパネル素子、太陽電池素子、圧電素子、受光素子、リチウムイオン2次電池等の電池素子、MEMS素子、半導体素子等が挙げられる。図9では、製造関連処理工程でガラスフィルム2上に素子41を形成する形態の説明を行ったが、ガラスフリットの焼結処理や反射防止膜、透過防止膜、反射膜、防汚コート等を成膜する成膜処理等も電子デバイス製造関連処理に含まれる。
図9では、封止基板としてカバーガラスフィルム積層体6を使用する形態の説明を行ったが、封止基板としてカバーガラスフィルム61単体を用いても良く、適宜樹脂フィルム等の封止基板を使用しても良い。
本実施形態における剥離開始部作製工程S4は、図3を使用して説明した前述の通りである。
本実施形態において、剥離工程S5は、ガラスフィルム2と支持ガラス3とに分離する工程である。封止基板としてカバーガラスフィルム積層体6を使用する場合については、カバーガラスフィルム61とキャリアガラス62を分離する工程も、含まれる。
支持ガラス3からガラスフィルム2を剥離する際には、支持ガラス3とガラスフィルム2の界面に対して図示しない水等の流体を付与することが好ましい。これにより、支持ガラス3やガラスフィルム2と物理的な接触をすることなく、支持ガラス3からガラスフィルム2の剥離を促進させることができる。これにより、剥離の際にガラスフィルム2に傷等が発生することが防止される。支持ガラス付電子デバイス5を水中に浸漬した後に、超音波を印加することで、支持ガラス3とガラスフィルム2の剥離を試みても良い。
支持ガラス3からガラスフィルム2を剥離する際には、図示しない剥離部材を使用してもよい。剥離部材の形状は、シート状、帯状、板状、短冊状等、厚みが少なく剥離進行方向に幅広な部材を使用することが好ましい。具体的には、剥離部材の厚みが0.01mm〜1mmであることが好ましく、0.1mm〜0.5mmであることがより好ましい。これにより、支持ガラス3とガラスフィルム2の界面に剥離部材を円滑に挿入することができる。剥離部材の幅は、剥離の対象となる支持ガラス付電子デバイス5の面積にも依存するが、支持ガラス付電子デバイス5よりも剥離進行方向において幅広であることが好ましい。
剥離部材の材質は、剛性を有するアルミニウム、ステンレス等の金属を使用することが可能であるが、可撓性を有するポリエチレンやアクリル等の樹脂フィルムを使用することが好ましく、フッ素樹脂フィルム等の疎水性の樹脂シートであることがより好ましい。
支持ガラス3からガラスフィルム2を剥離する際には、支持ガラス3の第1主面31に図示しない吸着部材等を使用して支持ガラス3をガラスフィルム2から引き剥がすことで、支持ガラス12を剥離しても良い。
そして、図9に示すように、剥離工程S5により、支持ガラス付電子デバイス5から支持ガラス3とキャリアガラス62を剥離することで、最終的に所望の電子デバイス4を製造することができる。
本発明は、図9に模式的に示すように、薄肉部作製工程S1、ガラスフィルム積層体作製工程S2、電子デバイス作製工程S3(支持ガラス付電子デバイスを作製する工程)、剥離開始部作製工程S4及び剥離工程S5を連続して行うことができる。また、本発明は、薄肉部作製工程S1から剥離工程S5までを連続して行う構成には限定されず、例えば、ガラスフィルム積層体作製工程S2後に製造されたガラスフィルム積層体1やカバーガラスフィルム積層体6を梱包、出荷し、別途電子デバイス製造関連処理施設において、電子デバイス作製工程S3、剥離開始部作製工程S4及び剥離工程S5を行う構成であっても良い。
本発明は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイや太陽電池等のデバイスに使用されるガラス基板、及び有機EL照明のカバーガラスに好適に使用することができる。
1 ガラスフィルム積層体
2 ガラスフィルム
21 端辺
3 支持ガラス
31 第1主面
32 第2主面
33 薄肉部
34 端辺
35 コーナー部
36 溝
4 電子デバイス
41 素子
5 支持ガラス付電子デバイス
6 カバーガラスフィルム積層体

Claims (8)

  1. 第1主面と第2主面を有する支持ガラスの前記第2主面にガラスフィルムを積層したガラスフィルム積層体であって、
    前記支持ガラスは前記ガラスフィルムから食み出しており、
    前記支持ガラスの前記第1主面側には薄肉部が設けられ、
    前記ガラスフィルムの端辺の少なくとも一部が、前記薄肉部上に位置している
    ことを特徴とするガラスフィルム積層体。
  2. 前記ガラスフィルムのコーナー部が、前記薄肉部上に位置していることを特徴とする請求項1に記載のガラスフィルム積層体。
  3. 前記薄肉部は、前記支持ガラスの前記第1主面に溝を形成することで設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスフィルム積層体。
  4. 前記溝は、前記支持ガラスの隣り合う2辺間で貫通していることを特徴とする請求項3に記載のガラスフィルム積層体。
  5. 前記溝は、前記支持ガラスの対向する2辺間で貫通していることを特徴とする請求項3に記載のガラスフィルム積層体。
  6. 前記薄肉部は、前記支持ガラスの前記第1主面を研削することで、設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のガラスフィルム積層体。
  7. 前記支持ガラスは、複数枚の子支持ガラスが積層された支持ガラス積層体であって、
    前記第1主面側に配置された前記子支持ガラスは、前記第2主面側に配置された前記子支持ガラスよりも小さく、
    前記薄肉部は、前記前記第1主面側に積層された前記子支持ガラスが存在しないことによって、設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のガラスフィルム積層体。
  8. 第1主面と第2主面を有する支持ガラスの前記第1主面に薄肉部を作製する薄肉部作製工程と、
    前記支持ガラスの前記第2主面に、少なくとも端辺の一部が前記薄肉部上に位置するようにガラスフィルムを積層してガラスフィルム積層体を作製するガラスフィルム積層体作製工程と、
    前記ガラスフィルム積層体における前記ガラスフィルムに電子デバイス製造関連処理を行うことで前記ガラスフィルム積層体の前記ガラスフィルム上に素子を形成し、封止基板で前記素子を封止して支持ガラス付電子デバイスを作製する電子デバイス作製工程と、
    前記第2主面側から前記第1主面側に湾曲するように前記支持ガラスの前記薄肉部に曲げ応力を付与することで、前記支持ガラスと前記ガラスフィルムとが一部剥離する剥離開始部を作製する剥離開始部作製工程と、
    前記支持ガラス付電子デバイスを、前記電子デバイスと前記支持ガラスとに分離する分離工程と、
    を有することを特徴とする電子デバイスの製造方法。
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