JP2016057971A - 情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理システム、プログラム及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】互いの間での通信を伴う処理を実行している2つの情報処理装置のうちの一方においてログレベルの変更を要する事象が生じ、他方にはそのような事象が生じなかった場合でも、当該他方の情報処理装置においてもログレベルの変更がなされるようにする。【解決手段】サービス提供装置100は、ネットワーク300経由でクライアント装置200にサービスを提供する。クライアント装置200でログレベル変更条件を満たす事象が生じると、ログレベル変更部204がログ記録部202のログレベルをその事象に応じた値へ変更し、変更指示送信部206がサービス提供装置100に対してその事象に応じたログレベルへの変更指示を送信する。サービス提供装置100の変更指示受信部108がその変更指示を受信し、ログレベル変更部104がログ記録部102が参照するそのクライアント装置200についてのログレベルを、その変更指示に応じた値に変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、プログラム及び情報処理装置に関する。
情報処理装置は、障害が発生した場合の原因究明に備えるために、処理の実行状況をログに記録する機能を有する。ログに記録される実行状況には、重大な障害の発生からデバッグ等のための詳細なプログラム実行状況まで、重要度の異なる何段階かのレベルがある。このレベルはログレベルと呼ばれる。すべてのログレベルの情報を記録すると、ログのデータ量が膨大なものとなるため、設定されたログレベル以上の情報のみを記録することが一般的である。また、情報処理装置に異常が発生している際には、ログレベルの設定を自動的に下げることで、より詳細な情報がログに記録されるようにすることも行われている。
特許文献1に開示された装置は、メモリエリアの空き容量やCPUの稼働率、システムの温度等の状態値を監視し、監視している状態値からシステムが正常か異常かを判定する。そして、システムが異常と判定した場合は、ログレベルを下げることで、重要度が低い(すなわちより詳細な)ログが記録されるようにする。
特許文献2に開示されたログ出力装置は、監視しているシステムの状態値からシステムが正常と判定される場合にエラーが発生した場合でも、そのエラーについて原因究明に必要なログが記録されるようにすることを目的としている。この装置は、監視対象のモジュールで生成されるログの発生頻度を検出し、検出した発生頻度が高くなるほど、ログレベルを下げることで、より詳細なログが出力されるようにしている。
特許文献3には、複数のサーバによりクライアントにサービスを提供するシステムにおいて、それら複数のサーバのログレベルを一括して変更する仕組みが開示されている。この仕組みでは、ログレベルを管理するオペレータの端末からいずれかのサーバに対してログレベル変更コマンドを送ると、そのサーバは、そのコマンドに応じてログレベルを変更すると共に、他のサーバに対して同様にログレベルを変更すべきことを示したログ変更メッセージをブロードキャストする。このメッセージを受けた各サーバは、そのメッセージに従ってログレベルを変更する。
特開2009−110156号公報 特開2013−206117号公報 特開2009−282585号公報
2つの情報処理装置が互いに通信しながら処理を行う場合、一方の情報処理装置がその通信を伴う処理における異常等を検知してログレベルを下げ、より詳細なログ情報を記録したとしても、それだけでは原因究明に不十分な場合がある。その異常等の要因が、通信相手の情報処理装置にある可能性があるからである。相手装置も同様の異常等を検知してログレベルを下げていれば、原因究明に必要なログ情報が収集できている可能性があるが、一方の情報処理装置が異常等を検知したとしても相手装置が必ず対応する異常を検知しているとは限らない。
本発明は、互いの間での通信を伴う処理を実行している2つの情報処理装置のうちの一方においてログレベルの変更を要する事象が生じ、他方にはそのような事象が生じなかった場合でも、当該他方の情報処理装置においてもログレベルの変更がなされるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、第1種の情報処理装置と、前記第1種の情報処理装置と通信する第2種の情報処理装置と、を有し、前記第1種の情報処理装置は、前記第2種の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録する第1のログ記録手段と、前記第2種の情報処理装置との通信を伴う処理においてログレベル変更条件を満たす事象が生じた場合に、当該事象に対応する変更先ログレベルを特定する特定情報を含むログレベル変更指示を前記第2種の情報処理装置に送信する変更指示送信手段と、を有し、前記第2種の情報処理装置は、前記第1種の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録する第2のログ記録手段と、前記第1種の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記第2のログ記録手段の前記ログレベルを、当該ログレベル変更指示に含まれる前記特定情報に従って前記変更先ログレベルに変更するレベル変更手段と、を有する、情報処理システムである。
請求項2に係る発明は、前記第2種の情報処理装置は、更に、複数の前記第1種の情報処理装置の各々について、当該第1種の情報処理装置の通信環境を表す通信環境情報を取得する取得手段と、いずれかの前記第1種の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記取得手段が取得した当該ログレベル変更指示の送信元の前記第1種の情報処理装置についての前記通信環境情報が表す通信環境に対応する通信環境の他の前記第1種の情報処理装置に対して、当該ログレベル変更指示に応じたログレベルへの変更を指示する第2のログレベル変更指示を送信する送信手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に係る発明は、前記第2種の情報処理装置の前記送信手段は、あらかじめ定めた閾値以上の数の、互いに対応する通信環境の前記第1種の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、当該通信環境に該当する他の前記第1種の情報処理装置に対して前記第2のログレベル変更指示を送信する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に係る発明は、複数の前記第2種の情報処理装置と通信する第3種の情報処理装置を更に有し、前記第2種の情報処理装置は、いずれかの前記第1種の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記第3種の情報処理装置に対して、当該第1種の情報処理装置の通信環境情報と対応づけてログレベル変更伝播依頼を送信する手段と、前記第3種の情報処理装置から、通信環境情報に対応づけられたログレベル変更伝播依頼を受信した場合に、当該第2種の情報処理装置と通信する前記第1種の情報処理装置のうち、当該通信環境情報に対応する前記第1種の情報処理装置に対し、当該ログレベル変更伝播依頼に対応するログレベルへの変更指示を送信する手段と、を有し、前記第3種の情報処理装置は、いずれかの前記第2種の情報処理装置から前記ログレベル変更伝播依頼を受信した場合、当該ログレベル変更伝播依頼を他の前記第2種の情報処理装置に送信する手段、を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理システムである。
請求項5に係る発明は、コンピュータを、相手の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録するログ記録手段と、前記相手の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記ログ記録手段の前記ログレベルを、当該ログレベル変更指示に含まれる前記特定情報に従って前記変更先ログレベルに変更するレベル変更手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項6に係る発明は、前記コンピュータを、更に、複数の前記相手の情報処理装置の各々について、当該相手の情報処理装置の通信環境を表す通信環境情報を取得する取得手段、いずれかの前記相手の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記取得手段が取得した当該ログレベル変更指示の送信元の前記相手の情報処理装置についての前記通信環境情報が表す通信環境に対応する通信環境の他の前記相手の情報処理装置に対して、当該ログレベル変更指示に応じたログレベルへの変更を指示する第2のログレベル変更指示を送信する送信手段、として機能させることを特徴とする請求項5に記載のプログラムである。
請求項7に係る発明は、前記送信手段は、あらかじめ定めた閾値以上の数の、互いに対応する通信環境の前記相手の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、当該通信環境に該当する他の前記相手の情報処理装置に対して前記第2のログレベル変更指示を送信する、ことを特徴とする請求項6に記載のプログラムである。
請求項8に係る発明は、相手の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録するログ記録手段と、前記相手の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記ログ記録手段の前記ログレベルを、当該ログレベル変更指示に含まれる前記特定情報に従って前記変更先ログレベルに変更するレベル変更手段と、を有する情報処理装置である。
請求項9に係る発明は、コンピュータを、相手の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録するログ記録手段、前記相手の情報処理装置との通信を伴う処理においてログレベル変更条件を満たす事象が生じた場合に、当該事象に対応する変更先ログレベルを特定する特定情報を含むログレベル変更指示を前記相手の情報処理装置に送信する変更指示送信手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項10に係る発明は、相手の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録するログ記録手段と、前記相手の情報処理装置との通信を伴う処理においてログレベル変更条件を満たす事象が生じた場合に、当該事象に対応する変更先ログレベルを特定する特定情報を含むログレベル変更指示を前記相手の情報処理装置に送信する変更指示送信手段と、を有する情報処理装置である。
請求項1、5、8〜10に係る発明によれば、互いの間での通信を伴う処理を実行している第1種の情報処理装置と第2種の情報処理装置のうち第1種の情報処理装置においてログレベル変更条件を満たす事象が生じ、第2種の情報処理装置にはそのような事象が生じなかった場合でも、第2種の情報処理装置においてもログレベルの変更がなされるようにすることができる。
請求項2又は6に係る発明によれば、いずれかの第1種の情報処理装置でログレベル変更条件を満たす事象が生じた場合に、その第1種の情報処理装置の通信環境に対応する通信環境を有する他の第1種の情報処理装置のログレベルもその事象に応じて変更することができる。
請求項3又は7に係る発明によれば、ログレベル変更指示を送信した第1種の情報処理装置だけでなく、この装置と対応する通信環境の第1種の情報処理装置でログレベル変更条件を満たす事象が生じる可能性が高いと考えられる場合に、対応する通信環境の他の第1種の情報処理装置においてもログレベルの変更がなされるようにすることができる。
請求項4に係る発明によれば、ある第1種の情報処理装置でログレベル変更条件を満たす事象が生じた場合に、その第1種の情報処理装置の通信先の第2種の情報処理装置と通信する、対応する通信環境の他の第1種の情報処理装置のログレベルだけでなく、他の第2種の情報処理装置と通信する、対応する通信環境の他の第1種の情報処理装置のログレベルも変更されるようにすることができる。
実施形態のシステム構成の例を示す図である。 実施形態の方式が適用される具体的なシステムの例を示す図である。 実施形態における処理の流れの一例を説明する図である。 第2の実施形態のシステム構成の例を示す図である。 通信環境情報保持部が保持する情報の例を示す図である。 第2の実施形態における処理の流れの一例を説明する図である。 第2の実施形態の変形例におけるレベル変更伝播処理部の処理手順の例を示す図である。 第2の実施形態の変形例におけるレベル変更伝播処理部の処理手順の例を示す図である。 第2の実施形態の別の変形例におけるレベル変更伝播処理部の処理手順の一例を示す図である。 複数のクライアント装置に対してサービスを提供するサービス提供装置100が複数、1つの管理装置により管理されている大規模システムの例を示す図である。
図1を参照して、本発明の実施形態のシステム構成の例を説明する。このシステムは、サービス提供装置100と、このサービス提供装置100からネットワーク300を介してサービスを受ける1以上のクライアント装置200とを含んでいる。
サービス提供装置100がクライアント装置200に提供するサービスに、特に限定されるものではない。一例を挙げるならば、図2に例示するVPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)接続サービスがある。ユーザがモバイル端末等のクライアント装置から、自社の社内LANにVPN接続する場合に、VPN接続サービスが利用される。図2に例示するVPNゲートウェイ150が、図1におけるサービス提供装置100の一例である。VPNゲートウェイ150は、インターネット310上の複数のクライアント装置200−1、200−2、200−3、・・・に対して、特定の会社の社内LAN(ローカルエリアネットワーク)400にVPN接続するサービスを提供する。各クライアント装置200には、VPNクライアント250(ソフトウエア)がインストールされている。クライアント装置200は、このVPNクライアント250とVPNゲートウェイ150との協働により、社内LAN400にVPN接続することができる。図1のクライアント装置200内の各要素(機能)は、VPNクライアント250に組み込まれる。
図1の説明に戻る。サービス提供装置100は、ログ記録部102、ログレベル変更部104、変更指示送信部106及び変更指示受信部108を有する。
ログ記録部102は、サービス提供装置100が実行している処理(すなわち各クライアント装置200に対する通信を介したサービス提供の処理)についてのログ情報を記録する。ログ情報の記録は、サービス提供装置100内の記憶装置に書き込む形であってもよいし、ネットワーク上のログ集計装置に対して出力する形であってもよい。ログ記録部102は、通信相手のクライアント装置200毎に区別可能な形で、当該クライアント装置200に対するサービス提供のための処理についてのログ情報を記録する。また、ログ記録部102は、通信相手のクライアント装置200毎に個別にログレベルを保持しており、クライアント装置200へのサービス提供のための処理について、当該クライアント装置200についてのログレベル以上のレベルの(すなわちログレベルに対応する重要度以上の重要さの)ログ情報のみを記録する。周知のように、ログレベルは、記録するログ情報(言い換えればそのログ情報が表す、処理中で生じた事象)の粒度を規定する値であり、ログレベルの値が高いほど、記録するログ情報の粒度は粗く(すなわち、より重要な事象しか記録されなく)なる。
ログレベル変更部104は、ログ記録部102が参照するログレベルの値を変更する処理を行う。
ログレベルの変更は、1つには、従来と同様、サービス提供装置100が実行しているクライアント装置200へのサービス提供のための処理の中で、ログレベルの変更の条件を満たす事象(例えばなんらかの異常)、を検知した場合に行う。このような事象のこと、以下では「トリガ」とも呼ぶ。
何をトリガとするかは、従来と同様でよい。例えば、クライアント装置200とサービス提供装置100との間の接続が頻繁に(例えばあらかじめ定めた長さの期間内にあらかじめ定めた閾値回数以上)切断されることは、1つのトリガである。また、クライアント装置200がサービス提供装置100からサービスを受けようとする際の認証が失敗したことは別のトリガとなり得る。また、認証処理が何段階かのステップに分かれている場合、認証が失敗したステップ毎にその失敗を別々のトリガとして取り扱ってもよい。また、一度の認証失敗で直ちにトリガと判断するのではなく、あらかじめ定めた閾値回数以上連続して失敗した場合に、トリガと判断するようにしてもよい。このように、再現性のある異常が検知された場合に、それをトリガと判断するようにしてもよい。
また、ログレベルの変更条件も従来と同様でよい。例えばあるトリガが検知された場合はログレベルをあるレベルまで下げ、別のトリガが検知された場合にはログレベルを別のあるレベルまで下げる、と言った条件である。ログレベル変更部104は、あるクライアント装置200との間の処理においてログレベルの変更条件を満たす事象(トリガ)が生じた場合、そのクライアント装置200についてのログレベルをその事象に応じたレベルに変更する。
ログレベルを変更する別のケースとして、クライアント装置200からログレベル変更指示を受け取った場合がある。後述するとおり、ログレベル変更指示には変更先のログレベルを特定する特定情報が含まれているので、この場合、受信したログレベル変更指示が含む特定情報に従って、その変更指示の送信元のクライアント装置200についてのログレベルを変更する。特定情報が変更先のログレベルの値そのものを示している場合は、その値に変更すればよいし、特定情報が、そのログレベル変更指示の送信の契機となったトリガを示している場合は、そのトリガに対応するログレベルを求め、求めたログレベルに変更すればよい。
変更指示送信部106は、クライアント装置200に対してログレベル変更指示を送信する。ログレベル変更部104があるクライアント装置200へのサービス提供のための処理の中でログレベルの変更条件を満たす事象(トリガ)を検知した場合に、変更指示送信部106は、そのクライアント装置200に対して、ログレベル変更指示を送信する。このログレベル変更指示には、そのトリガに応じた変更先ログレベルを特定する特定情報が含まれる。この特定情報は、変更先ログレベルの値を表すものであってもよいし、そのトリガの識別情報であってもよい。後者の場合、その特定情報を受け取ったクライアント装置200は、トリガとログレベルの対応関係から、変更先のログレベルを特定すればよい。
変更指示受信部108は、クライアント装置200からのログレベル変更指示を受信する。受信したログレベル変更指示は、その変更指示のクライアント装置200の識別情報と共に、ログレベル変更部104に伝達される。ログレベル変更部104は、ログ記録部102が参照する、その識別情報が示すクライアント装置200についてのログレベルの値をそのログレベル変更指示に応じて変更する。
このように、図1の例では、互いに通信しながら処理を進めているサービス提供装置100とクライアント装置200が、それぞれ、自装置におけるその処理の中でログレベルの変更条件を満たす事象(トリガ)が生じた場合に、互いにそのことを知らせ合うようにしている。
ただし、互いに知らせ合う、すなわちログレベル変更指示を互いに送り合うのはあくまで一例に過ぎず、サービス提供装置100又はクライアント装置200の一方から他方にのみログレベル変更指示を送るようにしてもよい。
クライアント装置200は、ログ記録部202、ログレベル変更部204、変更指示送信部206及び変更指示受信部208を有する。
ログ記録部202は、クライアント装置200が通信を介してサービス提供装置100からサービス(例えばVPN接続)を受けるための処理についてのログ情報を記録する。ログ情報の記録は、クライアント装置200内の記憶装置に書き込む形であってもよいし、ネットワーク上のログ集計装置(例えばこれがサービス提供装置100であってもよい)に対して出力する形であってもよい。ログ記録部202は、ログレベルを保持しており、その処理の中で生じたそのログレベル以上のレベルの(すなわちログレベルに対応する重要度以上の重要さの)事象についてのログ情報のみを記録する。
ログレベル変更部204は、ログ記録部202が参照するログレベルの値を変更する処理を行う。ログレベル変更部204は、従来と同様、サービス提供装置100からサービスを受けるための処理の中で、ログレベルの変更条件を満たすトリガ事象を検知した場合に行う。ログレベルの変更条件は、従来と同様でよい。また、ログレベル変更部204は、変更指示受信部208がサービス提供装置100からログレベル変更指示を受け取った場合に、その変更指示に従ってログレベルを変更してもよい。前述のとおり、ログレベル変更指示には変更先のログレベルを特定する特定情報が含まれているので、変更指示受信部208が受信したログレベル変更指示内の特定情報から変更先のログレベル値を特定し、特定した値へとログレベルを変更する。特定情報が変更先のログレベルの値そのものを示している場合は、その値に変更すればよいし、特定情報がそのログレベル変更指示の送信の契機となったトリガを示している場合は、そのトリガに対応するログレベルを求め、求めたログレベルに変更すればよい。
変更指示送信部206は、サービス提供装置100に対してログレベル変更指示を送信する。サービス提供装置100からサービスを受けるための処理の中でログレベル変更部204がトリガを検知した場合に、変更指示送信部206は、サービス提供装置100に対してログレベル変更指示を送信する。このログレベル変更指示には、そのトリガに応じた変更先ログレベルを特定する特定情報が含まれる。この特定情報は、変更先ログレベルの値を表すものであってもよいし、そのトリガの識別情報であってもよい。
変更指示受信部208は、サービス提供装置100からのログレベル変更指示を受信する。受信したログレベル変更指示はログレベル変更部204に伝達される。ログレベル変更部204は、ログ記録部202が参照するログレベルの値をそのログレベル変更指示に応じて変更する。
次に、図3を参照して、本実施形態における処理の流れの具体例を説明する。図3の例では、クライアント装置200が、サービス提供装置100からサービスを受けるための処理の中でログレベルの変更条件を満たす事象(トリガ)を検知すると(S202)、ログ記録部202が参照するログレベルをそのトリガに応じた値へと変更し(S204)、更に、そのトリガに対応するログレベルへの変更を指示するログレベル変更指示をサービス提供装置100に送信する(S206)。
サービス提供装置100は、クライアント装置200からログレベル変更指示を受信すると(S102)、そのログレベル変更指示内の情報(前述の特定情報)からログレベルの変更先の値を特定し、ログ記録部202が参照する当該クライアント装置200についてのログレベルの値を、その変更先の値へと変更する(S104)。
このように、この実施形態では、互いに通信するサービス提供装置100又はクライアント装置200は、自装置の処理の中でログレベルの変更条件を満たすトリガ事象を検知した場合、自装置内のログ記録部102又は202のログレベルを変更すると共に、通信相手のクライアント装置200又はサービス提供装置100にログレベル変更指示を送る。これにより、一方の装置でログレベルが変更されると、これに応じてその通信相手の装置でもログレベルが変更されることになる。
このように、本実施形態では、サービス提供装置100とクライアント装置200は連動してログレベルを変更することとなるが、このことは、クライアント装置200のログレベルと、サービス提供装置100におけるそのクライアント装置200についてのログレベルとが連動して「同じ値」になることを必ずしも意味するものではない。サービス提供装置100とクライアント装置200とでログレベルのレベル分けの体系が異なっていてもよく、このような場合はそれら両装置でのログレベルが同じ値にならない場合がある。ただし、このような場合でも、ログレベル変更指示による連動により、クライアント装置200のログレベルと、サービス提供装置100におけるそのクライアント装置200についてのログレベルとは、互いに「対応した」値となる。また、クライアント装置200からログレベル変更指示を受け取った場合でも、サービス提供装置100における当該クライアント装置200についてのログレベルが、そのログレベル変更指示に応じた値である場合もあり、この場合にはログレベルの変更は不要である。
次に、図4〜図6を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態では、サービス提供装置100は、いずれかのクライアント装置200からログレベル変更指示を受けた場合に、そのクライアント装置200の通信環境に「対応する通信環境」を用いてサービス提供装置100と通信する他のクライアント装置200に対し、そのログレベルの変更指示を送る。すなわち、ログレベルの変更を同種のクライアント装置200に伝播させるのである。
ここでいうクライアント装置200の「通信環境」とは、そのクライアント装置200がサービス提供装置100と通信するために用いられている様々な資源のことである。通信環境には、例えば、クライアント装置200がインターネットに接続するのに用いている接続回線の種類やISP(インターネットサービスプロバイダ)、クライアント装置200が接続されているLANの種類(例えば接続されている無線LANの規格など)、クライアント装置200のIPアドレス等がある。IPアドレスが分かれば、インターネット接続回線やISPが特定できる場合もある。また、クライアント装置200がサービス提供装置100からサービスを受けるための処理のプログラム(図2の例ではVPNクライアント)を実行する基盤となるプラットフォーム、例えばOS(オペレーティングシステム)等のプログラムも通信環境の一例である。また、そのプログラムの実行やサービス提供装置100との通信に用いるハードウエアの情報、例えばハードウエアの機種も、通信環境の一例である。サービス提供装置100が通信する複数のクライアント装置200には、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなど様々な装置が考えられる。
以上に例示した個々の資源がそれぞれ「通信環境」の例であり、1つのクライアント装置200は、それら1以上の通信環境からなる集合を用いて、サービス提供装置100からサービスを受けるための処理を実行する。
ログレベル変更指示の送信元のクライアント装置200の通信環境に対応する通信環境を有する他のクライアント装置200には、今後その送信元のクライアント装置200と同様の異常(その変更指示を送信する契機となったトリガ事象)が起こる可能性が高いと考えられる。そこで、この第2の実施形態では、その送信元のクライアント装置200の通信環境に対応する通信環境の他のクライアント装置200のログレベルを、その送信元のログレベル変更に連動して変更することで、同様の異常の発生に備えて必要なログレベルのログ情報を事前に記録できるようにするのである。(必ず発生するとは限らないが)その異常が実際に発生した際には、ログレベル変更指示の伝播を受けたクライアント装置200は、その伝播を受けない場合よりもより詳細な、その異常の解析に必要と考えれるログレベル以上のログ情報を記録している。実際の異常の発生前から記録された詳細なログ情報があれば、その異常の解析が容易になる。従来は、クライアント装置200で実際に異常が発生した後、クライアント装置200を利用するユーザがサービス提供装置100のカスタマサポートに連絡し、これに応じてカスタマサポートがユーザに対してログレベルの設定変更を依頼し、これによりクライアント装置200でより詳細なログ情報を収集するという、事後的な、しかも人手を介した対応であった。これに対し、この第2の実施形態では、事前にかつ自動的に、ログレベルを変更し、より詳細なログ情報を収集することができる。
ここで、あるクライアント装置Aの通信環境が別のクライアント装置Bの通信環境に「対応する」とは、1つの例では、それら両装置の通信環境の集合同士が完全一致する場合である。例えば、OS、インターネット接続回線、プロバイダ等の通信環境の各項目の値が両装置間ですべて一致する場合である。このような場合は両者の通信環境が「同じ」であると表現してもよい。ただし、これはあくまで一例に過ぎない。クライアント装置Bの通信環境の集合と、クライアント装置Aの通信環境の集合とが部分的に一致する場合も、それら両者の通信環境同士が「対応する」とみなしてよい。例えば、装置Aと装置Bとが同じOSを用いているが、インターネット接続回線やプロバイダが異なっている(あるいは不明である)場合でも、それら両者が「対応する通信環境」であるとしてもよい。両装置の「通信環境」が「対応する」ものであると判定するのに、通信環境の集合中のどの程度の割合の要素同士の一致を必要とするか、あるいはあらかじめ定めた重要度の順に何位までの要素の一致を必要とするかを、サービス提供装置100に対して設定可能としたり、その設定を変更可能としたりしてもよい。
図4は、この第2の実施形態のシステム構成の例を示す。図4において、図1に示した要素と同様の要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
図4のシステムにおけるサービス提供装置100は、図1の実施形態におけるサービス提供装置100が有する要素群に加え、通信環境情報取得部110、通信環境情報保持部112及びレベル変更伝播処理部114を有する。また、クライアント装置200は、図1の実施形態のクライアント装置200が有する要素に加え、通信環境情報送信部210を有する。
クライアント装置200の通信環境情報送信部210は、そのクライアント装置200がサービス提供装置100からサービスを受ける際に用いている通信環境(上で説明したもの)の情報をサービス提供装置100に送信する。サービス提供装置100の通信環境情報取得部110は、その通信環境情報送信部210が送信した通信環境情報を取得する。
上に例示した通信環境の情報は、通信開始時のハンドシェイクの際にやりとりされるか、あるいはハンドシェイクの際にやりとりされる情報から求めることができる。したがって、通信環境情報送信部210及び通信環境情報取得部110は、サービス提供装置100及びクライアント装置200に実装された通信プロトコルのハンドシェイク機能であってもよい。
サービス提供装置100の通信環境情報保持部112は、各クライアント装置200の通信環境の情報を保持する。通信環境情報保持部112が保持する情報の例を図5に示す。図5の例では、通信環境情報保持部112は、サービス提供装置100が付与した各クライアント装置200の識別情報である「クライアントID」に対応づけて、「OS」、「インターネット接続回線」、「プロバイダ」、「IPアドレス」、「ハードウエア情報」といった個々の通信環境の項目の値を保持している。図に示した項目はあくまで例に過ぎない。通信環境情報保持部112は、これら図示した項目のすべてを保持している必要はないし、図示した項目以外の項目を保持してもよい。また、通信環境情報が保持する各項目の中には、クライアント装置200(通信環境情報送信部210)から送られてきた情報の他に、クライアント装置200とサービス提供装置100との間の通信経路上のいずれかのノード(例えばISP)で付加された情報や、それらの情報から求められる情報が含まれていてもよい。例えば、クライアント装置200から取得したIPアドレスから、そのクライアント装置200が利用しているISPを特定し、そのISPの識別名を通信環境の1つとして通信環境情報保持部112に登録してもよい。
レベル変更伝播処理部114は、変更指示受信部108がいずれかのクライアント装置200からログレベル変更指示を受け取った場合、通信環境情報保持部112を参照して、そのクライアント装置200の通信環境に「対応する通信環境」を持つ他のクライアント装置200を特定する。そして、特定された「対応する通信環境」の他の各クライアント装置200に対して、そのログレベル変更指示により特定される変更先のログレベルに応じたログレベルへ変更すること指示する、伝播用のログレベル変更指示を送信する。
送信された伝播用のログレベル変更指示は、宛先のクライアント装置200の変更指示受信部208により受信される。そして、ログレベル変更部204がその変更指示に応じてクライアント装置200のログレベルを変更する。
この第2の実施形態における処理の流れの具体例を、図6を参照して説明する。図6に示したステップのうち、図3に示した手順のステップと同様のステップには、同一符号を付して重複説明を省略する。
図6の手順では、まずあるクライアント装置200−1がサービス提供装置100との通信を開始する際のハンドシェイク処理などの際に、クライアント装置200−1の通信環境情報送信部210が通信環境の情報を送信する(S200)。サービス提供装置100の通信環境情報取得部110は。それら送信された情報も含め、クライアント装置200−1の通信環境の情報を取得する(S100)。
その後、クライアント装置200−1が、ログレベル変更条件を満たすトリガ事象を検知し(S202)、そのトリガに応じたログレベル変更指示を送信し(S206)、サービス提供装置100がその変更指示を受信する(S102)。これに応じ、サービス提供装置100は、自装置におけるクライアント装置200−1についてのログレベルをその変更指示に応じて変更(S104)すると共に、クライアント装置200−1の通信環境に「対応する通信環境」でサービス提供装置100と通信する他のクライアント装置(例えば図示のクライアント装置200−2)に対するログレベル変更指示の伝播処理(S106〜S110)を行う。
すなわち、まずサービス提供装置100のレベル変更伝播処理部114は、通信環境情報保持部112を参照することで、そのクライアント装置200−1の通信環境を求め、その通信環境と対応する通信環境で通信を行っている他のクライアント装置200を抽出する(S106)。ここでは、例えば、通信環境情報保持部112に保持される各通信環境の項目のうち、サービス提供装置100の設定においてあらかじめ考慮対象として選択されている1以上の項目の値がクライアント装置200−1と一致する他のクライアント装置200を求める。例えば、クライアント装置200−2は、図示省略したハンドシェイク時等にサービス提供装置100の通信環境情報保持部112に登録されている通信環境が、クライアント装置200−1の通信環境と「対応する」と判定され、S106で抽出される。
そして、ログレベル変更部104が、ログ記録部102が参照する各クライアント装置200についてのログレベルのうち、S106で抽出した各クライアント装置200についてのログレベルを、S102で取得したログレベル変更指示により特定される変更先のログレベルに変更する(S108)。また、レベル変更伝播処理部114が、その変更先ログレベルを特定する特定情報を含んだログレベル変更指示を、S106で抽出した各クライアント装置200に送信する(S110)。
S110で送信されたログレベル変更指示を受信(S302)したクライアント装置200−2は、そのログレベル変更指示に含まれる特定情報から変更先のログレベルを特定し、自装置のログレベルをその変更先のログレベルへと変更する(S304)。
以上の、図6を参照して説明した例では、ログレベル変更指示の送信元のクライアント装置200−1と「対応する通信環境」のクライアント装置200−2についてのログレベルを、そのログレベル変更指示により特定されるログレベルと同じレベルに変更した(S108、S110,S304)が、必ずしも同じレベルに変更する必要はない。「対応する通信環境」のクライアント装置200−2ではまだクライアント装置200−1と同じ異常が発生していないので、クライアント装置200−1が送信したログレベル変更指示に対応する変更先のログレベルよりも、変更の程度を少なくすることも考えられる。例えば、異常が生じたクライアント装置200−1では、ログレベルを例えば5段階のうちの通常値「5」(最重要の事象のみ記録)から「2」(比較的軽微な事象まで記録)に変更するのに対し、この変更が伝播される他のクライアント装置200−2では、ログレベルを「3」に変更するようにしてもよい。
図6に示した手順では、1つのクライアント装置200からログレベル変更指示を受けただけで、その変更指示を通信環境が対応する他のクライアント装置200に伝播した。しかし、これでは反応が過敏に過ぎる場合がある。そこで、その変形例として、いくつかの「対応する通信環境」のクライアント装置200からログレベル変更指示を受けて初めて、「対応する通信環境」の他のクライアント装置200にログレベル変更指示を伝播してもよい。
図7A及び図7Bに、この変形例におけるレベル変更伝播処理部114の処理手順の例を示す。図7Aは、クライアント装置200群から到来するログレベル変更指示の情報を集計する処理を示し、図7Bは、その集計により得られた情報に基づいてログレベル変更指示を伝播する処理の例を示す。
この例では、クライアント装置200が発するログレベル変更指示には、その変更指示を発する契機となったトリガの識別情報を含める。また、レベル変更伝播処理部114は、トリガ毎に集計用のデータベースを用意する。1つのトリガについてのデータベースは、各通信環境の項目が取り得る値ごとにカウンタを有する。例えば、「インターネット接続回線」という通信環境項目が、「A社 光回線」、「B社 3G回線」、「C社 LTE回線」の3つの値を取り得る場合、それら3つの値の各々についてのカウンタを有する。
図7Aに示すように、レベル変更伝播処理部114は、クライアント装置200からログレベル変更指示を受け取ると(S402)、ログ記録部102が参照するそのクライアント装置200についてのログレベルをその変更指示に応じて変更する(S404)と共に、そのログレベル変更指示に含まれるトリガに対応するデータベースに、そのクライアント装置200の通信環境の情報を反映させる(S406)。すなわち、S406では、そのデータベース内の各通信環境が取り得る値ごとのカウンタのうち、そのクライアント装置200の各通信環境についてのカウンタの値を1だけインクリメントする。このように、どの通信環境でそのトリガ事象が生じたのか、その実績を集計する。
また、レベル変更伝播処理部114は、図7Aの集計処理と並行して、例えば定期的に図7Bの処理を実行する。図7Bの処理では、各トリガに対応するデータベースの中から、カウント値があらかじめ定めた閾値以上となった通信環境の項目値があるかどうかを調べる(S412)。そのような項目値が1以上見つかれば、それら項目値の組合せに該当する通信環境のクライアント装置200を、通信環境情報保持部112から求める(S414)。そして、ログ記録部102が参照するそれら各クライアント装置200についてのログレベルを、それら項目値の組合せに該当するトリガに対応するログレベルへと変更する(S416)。また、それら抽出した各クライアント装置200に対して、そのトリガに対応するログレベルに変更することを指示するログレベル変更指示を送信する(S418)。
例えば、S412にて「認証の第2ステップが失敗」というトリガについてのデータベースにおいて、「インターネット接続回線」と言う項目の「C社 LTE回線」と言う値についてのカウント値と、「OS」という項目の「Android(商標) 4.2」と言う値についてのカウント値とが閾値以上となっていることが分かった場合、S414では、「C社 LTE回線」と「Android(商標) 4.2」の組合せを有するクライアント装置200を抽出する。そして、S416では、ログ記録部102が参照する、それら抽出した各クライアント装置200についてのログレベルを、「認証の第2ステップが失敗」というトリガに対応するレベルへと変更する。また、S418では、それら抽出した各クライアント装置200に対して、そのトリガに対応するレベルへの変更すべき旨のログレベル変更指示を送信する。
図7A及び図7Bの例はあくまで一例に過ぎない。この変形例は、個別のクライアント装置200の固有の事情ではなく、「対応する通信環境」(例えば通信環境の項目の値が一致する)のクライアント装置200一般で異常が発生しやすいと見なせる程度の数のログレベル変更指示が集まった場合に、ログレベル変更指示をその「対応する通信環境」(その通信環境項目値を持つ)の他のクライアント装置200に伝播するものであり、この考え方に沿った範囲内で様々な変形が可能である。
第2の実施形態の更なる変形例を説明する。
ログレベルを下げると記録するログ情報の量が増える。したがって、S106(図6参照)又はS414で抽出したクライアント装置200の数がきわめて多くなった場合、サービス提供装置100のログ記録部102が記録すべきログ情報の量が膨大なものとなり、記録や、記録したログ情報の解析が困難になる場合が考えられる。この変形例では、そのような場合に対処する方法を提案する。
この変形例におけるレベル変更伝播処理部114の処理手順の一例を図8に示す。図8の手順は、S414の後の処理が図7Bの手順と異なる。図8の手順では、S414でカウント値が閾値以上の項目値の組合せに該当するクライアント装置200を抽出すると、次に、抽出したクライアント装置200の数があらかじめ定めた閾値より多いかどうかを判定する(S420)。ログ記録部102は、その閾値以下の数のクライアントであれば、同時にログ情報を記録できるものとする。なお、その閾値は、トリガに対応する変更先のログレベルに応じて定める。ログレベルが変われば、記録すべきログ情報の詳細さ、ひいてはログ情報の量が変わってくるからである。
S420で、抽出されたクライアント装置200の数が閾値より多いと判定した場合、それら抽出されたクライアント装置200を、各々の構成メンバの数が閾値以下である複数のグループにグループ分けする(S422)。そして、1グループずつ、ログレベルを変更して調査を行う(S424〜S436)。
すなわち、まずそれらグループのうちの未だ処理していないものの中から、調査対象を1つ選ぶ(S424)。そして、ログ記録部102が参照する、その調査対象のグループ内の各クライアント装置200についてのログレベルを、そのトリガに対応する値に変更する(S428)と共に、そのグループ内の各クライアント装置200に対して、そのトリガに対応するログレベルへの変更指示を送信する(S430)。そして、あらかじめ定められた長さの時間(調査期間)が経過するのを待ち(S432)、その時間が経過すると、そのグループの各クライアント装置200から、その期間に記録したログ情報を取得する(S434)。取得したログ情報は解析のために用いられる。そして、S422でできた全グループについて調査が完了したかどうかを判定し(S436)、未だ調査をしていないグループがあれば、S424に戻る。なお、S414で抽出されたクライアント装置200の数が閾値以下であるとS420で判定した場合、それら抽出したクライアント装置200全部を1つのグループとし、S428以下の処理を行えばよい。
以上に説明した第2の実施形態及びその変形例では、1つのサービス提供装置100が複数のクライアント装置200に対してサービスを提供するという1つのシステムを例に取り、そのシステム内の互いに「対応する通信環境」のクライアント装置200間でログレベルの変更を伝播させる仕組みを説明した。
ここで、図9に例示するように、第2の実施形態のシステムが複数存在し、それら各システムのサービス提供装置100を1つの管理装置500からネットワーク経由で管理するといった大きなシステムも考えられる。例えば、図2に例示したVPNゲートウェイ150を用いた社内LAN400へのVPN経由でのリモートアクセスシステムを多くの組織に個別に提供し、管理運営している管理会社が存在する場合などである。
このような場合に、その管理会社の管理装置からそれら各組織に設置したVPNゲートウェイ150の動作状況を監視し、必要に応じて遠隔操作で不具合の修正を行ったり、ソフトウエアの更新を行ったりすることが考えられる。
このような大規模なシステムにおいて、ある組織のサービス提供装置100がその組織内のクライアント装置200からログレベル変更指示を受けた場合に、そのサービス提供装置100から上述の管理装置500にその旨を通知し、管理装置500を介して他のサービス提供装置に対してそのログレベルの変更を伝播することも考えられる。すなわち、ある組織のシステム内のあるクライアント装置200にログレベルの変更が生じた場合に、管理装置500を介することで、その変更に合わせて、他の組織(システム)内のそのクライアント装置200と「対応する通信環境」のクライアント装置200のログレベルを変更するのである。以下、このように管理装置500を介して別のサービス提供装置100、及びこのサービス提供装置100がサービスを提供するクライアント装置200群にログレベルの変更を伝播する変形例を説明する。
この変形例では、サービス提供装置100は、クライアント装置200からログレベル変更指示を受け取ると、前述の第2の実施形態等の処理に加え、そのログレベル変更指示を管理装置500に転送する処理を行う。このとき、通信環境情報保持部112(図4参照)から求めたそのクライアント装置200の通信環境の情報を、その変更指示と対応づけて管理装置500に送信する。ここではログレベル変更指示を転送すると記載したが、これはその変更指示のデータをそのまま転送する場合に限らない。その変更指示が示すログレベルの変更内容を特定する情報を送信すればよい。管理装置500は、いずれかのサービス提供装置100からログレベル転送指示(又はそれと同様の内容を含む情報)、及びクライアント装置200の通信環境の情報を取得すると、それらの情報を他のサービス提供装置100に転送する。これらの情報の転送を受けた他のサービス提供装置100は、それらの情報に基づき、自分のサービス提供先のクライアント装置200からログレベル変更指示を受けた場合と同様の処理を実行する。すなわち、自分のサービス提供先のクライアント装置200のうち、転送された情報に含まれる通信環境と対応する通信環境の各クライアント装置200に対し、そのログレベル変更指示に対応するログレベルへの変更を指示する。
以上に例示したサービス提供装置100及びクライアント装置200は、例えば、汎用のコンピュータに当該装置の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現してもよい。ここで言うコンピュータは、例えば、ハードウエアとして、CPU等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)、フラッシュメモリ等の二次記憶を制御する二次記憶コントローラ、各種I/O(入出力)インタフェース、無線又は有線のネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース等が、たとえばバスを介して接続された回路構成を有する。また、そのバスに対し、例えばI/Oインタフェース経由で、CDやDVD、ブルーレイディスクなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、フラッシュメモリ等の二次記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。二次記憶装置に記憶されたプログラムがRAMに読み出されCPU等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。
100 サービス提供装置、102 ログ記録部、104 ログレベル変更部、106 変更指示送信部、108 変更指示受信部、110 通信環境情報取得部、112 通信環境情報保持部、114 レベル変更伝播処理部、150 ゲートウェイ、200 クライアント装置、202 ログ記録部、204 ログレベル変更部、206 変更指示送信部、208 変更指示受信部、210 通信環境情報送信部、300 ネットワーク。

Claims (10)

  1. 第1種の情報処理装置と、前記第1種の情報処理装置と通信する第2種の情報処理装置と、を有し、
    前記第1種の情報処理装置は、
    前記第2種の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録する第1のログ記録手段と、
    前記第2種の情報処理装置との通信を伴う処理においてログレベル変更条件を満たす事象が生じた場合に、当該事象に対応する変更先ログレベルを特定する特定情報を含むログレベル変更指示を前記第2種の情報処理装置に送信する変更指示送信手段と、
    を有し、
    前記第2種の情報処理装置は、
    前記第1種の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録する第2のログ記録手段と、
    前記第1種の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記第2のログ記録手段の前記ログレベルを、当該ログレベル変更指示に含まれる前記特定情報に従って前記変更先ログレベルに変更するレベル変更手段と、
    を有する、情報処理システム。
  2. 前記第2種の情報処理装置は、更に、
    複数の前記第1種の情報処理装置の各々について、当該第1種の情報処理装置の通信環境を表す通信環境情報を取得する取得手段と、
    いずれかの前記第1種の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記取得手段が取得した当該ログレベル変更指示の送信元の前記第1種の情報処理装置についての前記通信環境情報が表す通信環境に対応する通信環境の他の前記第1種の情報処理装置に対して、当該ログレベル変更指示に応じたログレベルへの変更を指示する第2のログレベル変更指示を送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2種の情報処理装置の前記送信手段は、あらかじめ定めた閾値以上の数の、互いに対応する通信環境の前記第1種の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、当該通信環境に該当する他の前記第1種の情報処理装置に対して前記第2のログレベル変更指示を送信する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 複数の前記第2種の情報処理装置と通信する第3種の情報処理装置を更に有し、
    前記第2種の情報処理装置は、
    いずれかの前記第1種の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記第3種の情報処理装置に対して、当該第1種の情報処理装置の通信環境情報と対応づけてログレベル変更伝播依頼を送信する手段と、
    前記第3種の情報処理装置から、通信環境情報に対応づけられたログレベル変更伝播依頼を受信した場合に、当該第2種の情報処理装置と通信する前記第1種の情報処理装置のうち、当該通信環境情報に対応する前記第1種の情報処理装置に対し、当該ログレベル変更伝播依頼に対応するログレベルへの変更指示を送信する手段と、
    を有し、
    前記第3種の情報処理装置は、いずれかの前記第2種の情報処理装置から前記ログレベル変更伝播依頼を受信した場合、当該ログレベル変更伝播依頼を他の前記第2種の情報処理装置に送信する手段、を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理システム。
  5. コンピュータを、
    相手の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録するログ記録手段、
    前記相手の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記ログ記録手段の前記ログレベルを、当該ログレベル変更指示に含まれる前記特定情報に従って前記変更先ログレベルに変更するレベル変更手段、
    として機能させるためのプログラム。
  6. 前記コンピュータを、更に、
    複数の前記相手の情報処理装置の各々について、当該相手の情報処理装置の通信環境を表す通信環境情報を取得する取得手段、
    いずれかの前記相手の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記取得手段が取得した当該ログレベル変更指示の送信元の前記相手の情報処理装置についての前記通信環境情報が表す通信環境に対応する通信環境の他の前記相手の情報処理装置に対して、当該ログレベル変更指示に応じたログレベルへの変更を指示する第2のログレベル変更指示を送信する送信手段、
    として機能させることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記送信手段は、あらかじめ定めた閾値以上の数の、互いに対応する通信環境の前記相手の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、当該通信環境に該当する他の前記相手の情報処理装置に対して前記第2のログレベル変更指示を送信する、ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 相手の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録するログ記録手段と、
    前記相手の情報処理装置から前記ログレベル変更指示を受信した場合に、前記ログ記録手段の前記ログレベルを、当該ログレベル変更指示に含まれる前記特定情報に従って前記変更先ログレベルに変更するレベル変更手段と、
    を有する情報処理装置。
  9. コンピュータを、
    相手の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録するログ記録手段、
    前記相手の情報処理装置との通信を伴う処理においてログレベル変更条件を満たす事象が生じた場合に、当該事象に対応する変更先ログレベルを特定する特定情報を含むログレベル変更指示を前記相手の情報処理装置に送信する変更指示送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
  10. 相手の情報処理装置との通信を伴う処理に関する、設定されたログレベル以上のレベルのログ情報を記録するログ記録手段と、
    前記相手の情報処理装置との通信を伴う処理においてログレベル変更条件を満たす事象が生じた場合に、当該事象に対応する変更先ログレベルを特定する特定情報を含むログレベル変更指示を前記相手の情報処理装置に送信する変更指示送信手段と、
    を有する情報処理装置。
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