JP2016057926A - 電子機器および表示プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが起動を所望するプログラムを提示可能とする。
【解決手段】実施形態の電子機器は、取得部と、記憶部と、算出部と、表示部とを有する。取得部は、自装置の状況を取得する。記憶部は、プログラムごとに、プログラムの起動時に取得された状況とともに、所定のプログラムの終了後に起動されたプログラムの起動回数を含む学習データを記憶する。算出部は、現時点で取得された状況と、直前に終了したプログラムとに対応して学習データに記憶されたプログラムごとの起動回数に基づいて、プログラムごとに、プログラムが現時点で起動される起動確率を算出する。表示部は、算出された起動確率に基づいて、プログラムを起動するためのアイコン画像を画面に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電子機器および表示プログラムに関する。
従来、スマートフォン等の電子機器には、多くのアプリケーションプログラム(以下、アプリと表記する)が搭載されている。また、電子機器では、配信サイトからアプリをダウンロードしてインストールすることで、随時追加することができる。この電子機器に搭載されたアプリの各々は、表示画面上にアイコン等の画像で提示される。ユーザは、表示画面上に提示されたアイコンを選択することで、所望のアプリを起動する。
特開2012−073884号公報 特開2008−118346号公報 特開2011−159077号公報
しかしながら、電子機器に搭載されたアプリの数が多くなると、所望のアプリを選択して起動させることが困難になるという問題がある。
具体的には、あるアプリを起動した際の時刻と位置を記憶しておき、同じ条件となった場合に、そのアプリのアイコンを表示画面に表示する方法では、時刻と位置の条件が整ったところでよく起動するアプリのアイコンを提示することができる。これにより、通勤途中の駅でブラウザを起動してニュースを見るなど、ある時刻と位置とで特定のアプリを起動するような習慣のあるユーザには、所望のアプリを起動するためのアイコンを提示できる。
しかしながら、あるアプリに続いて別のアプリを起動するような習慣のあるユーザに対しては、続いて起動するための別のアプリのアイコンをうまく提示できない場合がある。例えば、カメラで撮影した画像をSNS(Social Networking Service)にアップロードする場合は、カメラ用のアプリを起動した後にSNS用のアプリを起動することになる。この時、カメラに続いてSNS用のアプリを起動しようとしても、カメラ用のアプリが再度提示されてしまう場合があり、数あるアイコンの中からSNS用のアプリを起動させるアイコンを探す必要がある。
1つの側面では、ユーザが起動を所望するプログラムを提示できる電子機器および表示プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、電子機器は、取得部と、記憶部と、算出部と、表示部とを有する。取得部は、自装置の状況を取得する。記憶部は、プログラムごとに、プログラムの起動時に取得された状況とともに、所定のプログラムの終了後に起動されたプログラムの起動回数を含む学習データを記憶する。算出部は、現時点で取得された状況と、直前に終了したプログラムとに対応して学習データに記憶されたプログラムごとの起動回数に基づいて、プログラムごとに、プログラムが現時点で起動される起動確率を算出する。表示部は、算出された起動確率に基づいて、プログラムを起動するためのアイコン画像を画面に表示する。
本発明の1実施態様によれば、ユーザが起動を所望するプログラムを提示できる。
図1は、第1の実施形態にかかる電子機器のハードウエア構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態にかかる電子機器の機能構成を示すブロック図である。 図3は、表示画面を説明する説明図である。 図4は、第1の実施形態にかかる電子機器の学習動作を例示するフローチャートである。 図5は、学習時の動作を説明する説明図である。 図6Aは、学習データを説明する説明図(1)である。 図6Bは、学習データを説明する説明図(2)である。 図6Cは、学習データを説明する説明図(3)である。 図6Dは、学習データを説明する説明図(4)である。 図6Eは、学習データを説明する説明図(5)である。 図7は、第1の実施形態にかかる電子機器のアプリ表示動作を例示するフローチャートである。 図8は、アプリ表示動作を説明する説明図である。 図9は、第2の実施形態にかかる電子機器の機能構成を示すブロック図である。 図10Aは、第2の実施形態にかかる電子機器の学習動作を例示するフローチャート(1)である。 図10Bは、第2の実施形態にかかる電子機器の学習動作を例示するフローチャート(2)である。 図11は、学習時の動作を説明する説明図である。 図12は、変形例1にかかる電子機器の機能構成を示すブロック図である。 図13は、変形例1にかかる電子機器の学習動作を例示するフローチャートである。 図14は、第3の実施形態にかかる電子機器の機能構成を示すブロック図である。 図15は、第3の実施形態にかかる電子機器の場所学習を例示するフローチャートである。 図16は、場所リストを説明する説明図である。 図17は、第3の実施形態にかかる電子機器のマージ処理を例示するフローチャートである。 図18は、第3の実施形態にかかる電子機器の場所推定を例示するフローチャートである。 図19は、第3の実施形態にかかる電子機器の学習データの記憶を例示するフローチャートである。 図20は、忘却計数を説明する説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる電子機器および表示プログラムを説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する電子機器および表示プログラムは、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる電子機器1のハードウエア構成を示すブロック図である。図1に示すように、電子機器1は、主制御装置10と、記憶装置20と、表示装置30と、入力装置40と、日時取得装置50と、位置取得装置60とを有する。例えば、電子機器1は、スマートフォン等の携帯型の端末装置である。
主制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有し、電子機器1の動作を制御する。具体的には、主制御装置10は、CPUがROMや記憶装置20に記憶されたプログラム21をRAMの作業領域に展開して順次実行することで、電子機器1の動作を制御する。また、主制御装置10は、プログラム21をCPUが順次実行することで、後述する機能構成を実現する。また、主制御装置10は、通信部(図示しない)を介したネットワーク(移動通信網や無線LAN(Local Area Network)等)への通信を制御する。
記憶装置20は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などであり、プログラム21や各種データを記憶する。表示装置30は、LCD(Liquid Crystal Display)などであり、主制御装置10の制御のもとで表示画面を表示する。入力装置40は、各種の操作キーや、表示装置30に重畳されたタッチパネルなどである。入力装置40は、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けた操作入力を主制御装置10へ出力する。
日時取得装置50は、ハードウエアクロック、システムクロック等であり、計時した日時についての情報を主制御装置10へ出力する。位置取得装置60は、GPS(Global Positioning System)などであり、計測した電子機器1の位置を示す位置情報(緯度、経度など)を主制御装置10へ出力する。
図2は、第1の実施形態にかかる電子機器1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、電子機器1は、日時取得部101、位置取得部102、操作取得部103、状態取得部104、データ収集部105、属性変換部107、起動アプリ学習部108、学習データ記憶部109、分析部110および表示部111を有する。
日時取得部101、位置取得部102、操作取得部103、状態取得部104およびデータ収集部105は、電子機器1における現在の状況(日時、位置、操作入力、端末(動作)状態など)を取得し、取得した情報をデータ収集部105へ出力する。具体的には、日時取得部101は、日時取得装置50が計時した現在の日時を取得する。位置取得部102は、位置取得装置60が計測した電子機器1の現在位置を取得する。操作取得部103は、入力装置40が受け付けたユーザからの操作入力を取得する。この操作入力は、アプリの起動または終了の操作などがある。状態取得部104は、電子機器1の端末状態を取得する。この端末状態には、各種動作モード(マナーモード、画面ロックモード、節電モード等)や、ネットワークへの接続状況(移動通信網への接続または無線LANへの接続)などがある。
データ収集部105は、日時取得部101、位置取得部102、操作取得部103および状態取得部104より収集した電子機器1における状況を、操作情報算出部106、属性変換部107および起動アプリ学習部108へ通知する。具体的には、データ収集部105は、操作取得部103においてアプリの起動が取得された場合、起動したアプリを示す情報(例えば、アプリの名称)を起動アプリ学習部108へ通知する。また、データ収集部105は、アプリの起動があった時の日時、電子機器1の位置および端末状態を日時取得部101、位置取得部102および状態取得部104より取得し、属性変換部107へ通知する。また、データ収集部105は、操作取得部103においてアプリの起動または終了が取得された場合、起動または終了したアプリを示す情報(例えば、アプリの名称)と、その日時を操作情報算出部106へ通知する。
操作情報算出部106は、アプリの起動と終了に関する各種情報を算出し、算出した情報を属性変換部107へ通知する。具体的には、操作情報算出部106は、直前に起動していたアプリ(以後、直前アプリと呼ぶ)の起動と終了に関する情報を算出して属性変換部107へ通知する。例えば、操作情報算出部106は、アプリの起動が通知された場合、メモリに記憶されている直前アプリの情報を参照し、直前アプリの名称、直前アプリの継続利用時間、直前アプリが終了してからの経過時間を属性変換部107へ通知する。なお、電源投入直後や端末購入直後など、直前アプリの情報がメモリに記憶されていない場合は、属性変換部107への通知は行われないものとする。
具体的には、操作情報算出部106は、メモリに記憶されている直前アプリの終了時刻を取得し、現在時刻との差分を取ることで、直前アプリが終了してからの経過時間を算出する。そして、操作情報算出部106は、メモリに記憶されている直前アプリの名称および直前アプリの継続利用時間と、算出した継続時間を属性変換部107へ通知する。また、操作情報算出部106は、属性変換部107への通知を行った後、起動が通知されたアプリを新たな直前アプリとして、アプリの名称、現在日時(開始時刻)をメモリに記憶する。
また、操作情報算出部106は、アプリの終了が通知された場合、メモリに記憶しておいた直前アプリの開始時刻を取得し、現在日時との差分を取ることで、直前アプリの継続利用時間を算出する。そして、操作情報算出部106は、直前アプリの継続利用時間と、現在日時(直前アプリの終了時刻)とをメモリに記憶する。
属性変換部107は、データ収集部105より取得した、日時、電子機器1の位置(緯度経度)、電子機器1の端末状態などの情報と、操作情報算出部106より取得した直前アプリの起動と終了に関する情報とを予め定められた属性に変換する。この属性については、情報を区分するために事前に設定されており、属性値として一意に特定されるものであってもよい。属性変換部107により属性に変換された情報(例えば、属性値)は、起動アプリ学習部108、分析部110へ出力される。
例えば、日時については、時間帯、曜日、平日または休日に変換する。なお、時間帯は、0:00〜1:00、1:00〜2:00などの1時間に限るものではなく、3時間毎や日中は1時間毎、夜間は3時間毎としてもよい。また、平日または休日は、日付から平日または休日を判定できるテーブルデータを予め用意しておき、このテーブルデータを参照して属性への変換を行ってもよい。
また、電子機器1の位置については、位置に対応した場所(自宅、職場、その他の場所)を示す属性値に変換してもよい。具体的には、自宅、職場の緯度経度をユーザが予め登録しておき、電子機器1の位置が登録済みの緯度経度に対して所定の半径内であれば、登録済みの場所として属性値に変換する。なお、登録済みの場所でない場合には、その他の場所として属性値に変換してもよい。
また、電子機器1の端末状態については、マナーモードのONまたはOFF、移動通信網への接続または無線LANへの接続、電源状態(充電中の有無)、電池状態(所定残量以上または所定残量以下)に対応した属性値に変換する。
また、直前アプリの起動と終了に関する情報については、直前アプリの名称、その継続利用時間、直前アプリの終了からの経過時間などに対応した属性値に変換してもよい。例えば、継続利用時間が所定の閾値以上または未満であるかに応じた属性値(HまたはL)に変換してもよい。また、直前アプリの終了からの経過時間が所定の閾値以上または未満であるかに応じた属性値(HまたはL)に変換してもよい。
起動アプリ学習部108は、データ収集部105より起動したアプリを示す情報(例えば、アプリの名称)と、そのアプリの起動時に属性変換部107より属性に変換された情報(例えば、属性値)とを受けて、起動したアプリの起動回数を属性毎にわけて学習データ記憶部109に記憶する。学習データ記憶部109は、アプリごとに、属性値に対応した起動回数を学習データとして記憶する。例えば、起動アプリ学習部108は、起動したアプリの名称が「電話」であり、時間帯が「0:00〜1:00」である場合、学習データ記憶部109において該当アプリに対応する「0:00〜1:00」の属性値のフィールド(起動回数)に「1」をインクリメントする(詳細は後述する)。
分析部110は、現在の電子機器1の状況に対応して起動されるアプリの起動確率をアプリ毎に算出する。具体的には、分析部110は、現在の電子機器1の状況に対応した属性値を属性変換部107より受け、その属性値をもとに学習データ記憶部109を参照して得られたアプリ毎の起動回数に基づいて、現時点で起動される起動確率をアプリ毎に算出する。例えば、分析部110は、アプリを起動するためのアイコン画像を画面に表示するタイミングなどで、データ収集部105において収集されて属性変換部107で変換された属性値を受ける。そして、分析部110は、属性変換部107からの属性値に対応するアプリ毎の起動回数を学習データ記憶部109より得て、アプリ毎に起動される起動確率を算出する(詳細は後述する)。
表示部111は、分析部110によりアプリ毎に算出された起動確率に基づいて、アプリを起動するためのアイコン画像を表示装置30の表示画面に表示させる。具体的には、表示部111は、起動確率の高い順にソートしたアイコン画像を表示画面に表示させる。
図3は、表示画面200を説明する説明図である。図3に示すように、表示画面200は、アプリを起動するためのアイコン画像201、202を有する画面構成である。ユーザは、表示画面200に表示されたアイコン画像201、202の中から所望のアプリのアイコン画像を選択することで、そのアプリを起動することができる。ここで、アイコン画像201は予め設定されたアプリ(例えばシステムアプリ等)を起動するための画像である。アイコン画像202は、表示画面200の表示タイミングにおいて分析部110によりアプリ毎に算出された起動確率に基づいて、起動確率の高い順にアプリを並べた画像である。これにより、ユーザは、表示画面200の表示タイミングにおいて、学習データ記憶部109に記憶された学習データの内容から算出された起動確率の高いアプリを容易に起動できる。
ここで、電子機器1の学習動作について詳細に説明する。図4は、第1の実施形態にかかる電子機器1の学習動作を例示するフローチャートである。
図4に示すように、処理が開始されると、データ収集部105は、操作取得部103により取得された情報をもとに、アプリの起動または終了の判定を行う(S1)。ここで、アプリの起動または終了のどちらでもない場合は処理を待機する。
S1においてアプリの終了である場合、データ収集部105は、日時取得部101より現在日時を取得し(S2)、操作情報算出部106へ通知する。次いで、操作情報算出部106は、メモリに記憶された直前アプリの開始時刻を取得し(S3)、取得した開始時刻と現在日時との差分から直前アプリの継続利用時間を算出し、メモリへ書き出す(S4)。次いで、操作情報算出部106は、現在時刻を直前アプリの終了時刻としてメモリへ書き出してS1へ処理を戻す(S5)。
S1においてアプリの起動である場合、データ収集部105は、操作取得部103より起動したアプリの名称(アプリ名)を取得するとともに、日時取得部101より現在日時を取得し(S6)、操作情報算出部106へ通知する。次いで、操作情報算出部106は、直前アプリがメモリに記憶されているか否かを判定する(S7)。直前アプリがメモリに記憶されていない場合(S7:NO)、電源投入直後や端末購入直後など直前アプリの起動がなかったことから、操作情報算出部106はS13へ処理を進める。
直前アプリがメモリに記憶されている場合(S7:YES)、操作情報算出部106は、メモリから直前アプリの終了時刻を取得し(S8)、取得した終了時刻と現在日時との差分をもとに、直前アプリ終了からの経過時間を算出する(S9)。次いで、操作情報算出部106は、メモリから直前アプリの名称と、直前アプリの継続利用時間を取得し(S10、S11)、直前アプリの名称、継続利用時間、経過時間の情報を属性変換部107へ通知する。
図5は、学習時の動作を説明する説明図である。図5において、時刻t1はアプリAの起動時刻を示し、時刻t2はアプリAの終了時刻を示し、時刻t3はアプリBの起動時刻を示す。なお、現在日時は時刻t3であるものとする。アプリBの起動時において、メモリには、直前アプリの情報としてアプリAの名称、開始時刻(t1)、終了時刻(t2)、継続利用時間(ΔT1)が記憶されている。操作情報算出部106は、これらの情報と、終了時刻(t2)と現在日時(t3)との差分である経過時間(ΔT2)とを属性変換部107へ通知する。
次いで、属性変換部107は、操作情報算出部106より通知された、直前アプリの名称、直前アプリの継続利用時間、直前アプリ終了からの経過時間を属性に変換し(S12)、起動アプリ学習部108へ通知する。次いで、属性変換部107は、電子機器1の現在の状況を示す、現在日時、現在位置、端末状態をデータ収集部105より取得する(S13)。次いで、属性変換部107は、取得した現在日時、現在位置、端末状態を属性に変換し(S14)、起動アプリ学習部108へ通知する。
起動アプリ学習部108は、属性変換部107より通知された属性、すなわち、現在の電子機器1の状況と、データ収集部105より通知された起動したアプリの名称とをもとに、現在の電子機器1の状況と、起動したアプリとの対応関係を学習データとして学習データ記憶部109に記憶する(S15)。具体的には、起動したアプリの実行回数(起動回数)を現在の電子機器1の状況に対応した属性毎に記憶する。
図6A〜図6Eは、学習データ記憶部109が記憶する学習データD1を説明する説明図である。図6A〜図6Eに示すように、学習データD1は、電話、メール、カメラ、ブラウザ等のアプリごとに、属性値における起動回数のカウント値を記憶する。S15では、起動したアプリについて、現在の電子機器1の状況に対応した属性値における起動回数のカウント値をインクリメントして、アプリの起動についての学習が行われる。
例えば、場所については、図6Aに示すように、アプリ毎に、自宅、職場等の属性値に対応した起動回数のカウント値を記憶する。また、日時については、図6Bに示すように、アプリ毎に、時間帯の属性値に対応した起動回数のカウント値を記憶する。また、端末状態(マナーモード)については、図6Cに示すように、アプリ毎に、マナーモードのONまたはOFFの属性値に対応した起動回数のカウント値を記憶する。また、直前アプリについては、図6Dに示すように、アプリ毎に、直前アプリの属性値に対応した起動回数のカウント値を記憶する。また、直前アプリにおける利用継続時間、経過時間等は、図6Eに示すように、アプリ毎に、直前アプリの名称と組み合わせて起動回数のカウント値を記憶する。具体的には、直前アプリの名称_利用継続時間(L(短い)/H(長い))_経過時間(L(短い)/H(長い))のように組み合わせた属性値とし、この属性値に対応した起動回数のカウント値を記憶する。
次いで、操作情報算出部106は、起動したアプリの名称を直前アプリ名とし、現在時刻を直前アプリの開始時刻としてメモリへ書き出して(S16、S17)、処理を終了する。
ここで、起動確率の高い順にアプリを並べたアイコン画像202のアプリ表示動作について詳細に説明する。図7は、第1の実施形態にかかる電子機器1のアプリ表示動作を例示するフローチャートである。
図7に示すように、処理が開始されると、データ収集部105は、操作取得部103より取得した情報などをもとに、画面OFF→ON、またはアプリの終了など、表示画面200の表示タイミングであるか否かを判定する(S20)。ここで、表示画面200の表示タイミングでない場合(S20:NO)、データ収集部105は処理を待機する。
表示画面200の表示タイミングである場合(S20:YES)、データ収集部105は、日時取得部101より現在日時を取得し(S21)、属性変換部107へ通知する。次いで、操作情報算出部106は、直前アプリがメモリに記憶されているか否かを判定する(S22)。直前アプリがメモリに記憶されていない場合(S22:NO)、電源投入直後や端末購入直後など直前アプリの起動がなかったことから、操作情報算出部106はS28へ処理を進める。
直前アプリがメモリに記憶されている場合(S22:YES)、操作情報算出部106は、メモリから直前アプリの終了時刻を取得し(S23)、取得した終了時刻と現在日時との差分をもとに、直前アプリ終了からの経過時間を算出する(S24)。次いで、操作情報算出部106は、メモリから直前アプリの名称と、直前アプリの継続利用時間を取得し(S25、S26)、直前アプリの名称、継続利用時間、経過時間の情報を属性変換部107へ通知する。
図8は、アプリ表示動作を説明する説明図である。図8において、時刻t11はアプリAの起動時刻を示し、時刻t12はアプリAの終了時刻を示し、時刻t13、t14は画面OFF、画面ONの時刻を示す。なお、現在日時は時刻t14であるものとする。画面ONとした表示画面200の表示タイミング(t14)において、メモリには、直前アプリの情報としてアプリAの名称、開始時刻(t11)、終了時刻(t12)、継続利用時間(ΔT1)が記憶されている。操作情報算出部106は、これらの情報と、終了時刻(t12)と現在日時(t14)との差分である経過時間(ΔT2)とを属性変換部107へ通知する。
次いで、属性変換部107は、操作情報算出部106より通知された、直前アプリの名称、直前アプリの継続利用時間、直前アプリ終了からの経過時間を属性に変換し(S27)、分析部110へ通知する。次いで、属性変換部107は、電子機器1の現在の状況を示す、現在日時、現在位置、端末状態をデータ収集部105より取得する(S28)。次いで、属性変換部107は、取得した現在日時、現在位置、端末状態を属性に変換し(S29)、分析部110へ通知する。
次いで、分析部110は、現在の電子機器1の状況に対応して起動されるアプリの起動確率をアプリ毎に算出する(S30)。具体的には、現在の電子機器1の状況に対応した属性値を属性変換部107より受け、その属性値をもとに学習データ記憶部109の学習データD1を参照して得られたアプリ毎の起動回数をもとに、次の式(1)によりアプリごとの起動確率を求める。
Figure 2016057926
なお、式(1)において、P(c)はアプリcの起動確率である。また、N(c)はアプリcの起動回数である。また、N(v)は現在の状況における属性(i)でアプリが起動された回数である。また、N(v,c)はアプリcを現在の状況における属性(i)で起動した回数である。また、Nは全アプリの起動総回数である。なお、式(1)では、過去に一度も起動したことのない属性値(例えば、N(v,c)=0)が1つでも含まれると確率が0となる。よって、学習データD1は初期値として全てのフィールド(起動回数のカウント値)を1としてもよい。
上述したように、学習データD1には、直前アプリについての属性値における起動回数が含まれている。したがって、上述した式(1)では、現時点で取得された状況(属性(i))と、直前アプリとに対応して学習データD1に記憶された起動回数に基づいて、アプリcが現時点で起動される起動確率を求めている。
例えば、ユーザの習慣として、カメラに続いてSNSアプリを起動することが多いものとする。この場合、SNSアプリに対する直前アプリがカメラである場合の起動回数が多く学習データD1に記憶されていることになる。そして、直前アプリとしてカメラがメモリに記憶されているものとする。この場合、式(1)において、アプリc(=SNSアプリ)の起動確率は、ブラウザなどの他のアプリと比較して、分子の数値(起動回数)が大きく、高い値となる。よって、起動確率の高い上位のアプリとして、SNSアプリのアイコン画像202が表示画面200に表示される可能性が高くなる。
次いで、表示部111は、分析部110によりアプリ毎に算出された起動確率に基づいて、起動確率の高いアプリのアイコン画像202を表示画面200に表示させる(S31)。具体的には、上述した例における、直前アプリのカメラに続いて起動されやすいSNSアプリのアイコン画像202が、表示画面200に表示される。このように、電子機器1では、ユーザが起動を所望するアプリのアイコン画像202をユーザに提示できる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態にかかる電子機器1aの機能構成を示すブロック図である。図9に示すように、電子機器1aは、誤り起動検出部112を有する点が第1の実施形態にかかる電子機器1と異なる。
誤り起動検出部112は、データ収集部105により収集されたデータに基づいて、ユーザによる誤ったアプリの起動を検出する。具体的には、誤り起動検出部112は、起動から終了までの時間が短い(例えば、2秒以内)アプリは誤って起動して終了したものとみなし、誤ったアプリの起動として検出する。誤り起動検出部112は、誤って起動されたアプリは起動アプリ学習部108における学習対象から外す。また、誤り起動検出部112は、次に起動されたアプリが誤って起動されたものでない場合、誤って起動されたアプリを直前アプリとして起動アプリ学習部108における学習対象とする。
図10A、図10Bは、第2の実施形態にかかる電子機器1aの学習動作を例示するフローチャートである。
図10Aに示すように、処理が開始されると、データ収集部105は、操作取得部103により取得された情報をもとに、アプリの起動または終了の判定を行う(S40)。ここで、アプリの起動または終了のどちらでもない場合は処理を待機する。
S40においてアプリの起動である場合、データ収集部105は、操作取得部103より起動したアプリの名称(アプリ名)を取得するとともに、日時取得部101より現在日時を取得し(S41)、操作情報算出部106へ通知する。次いで、操作情報算出部106は、直前アプリがメモリに記憶されているか否かを判定する(S42)。直前アプリがメモリに記憶されていない場合(S42:NO)、電源投入直後や端末購入直後など直前アプリの起動がなかったことから、操作情報算出部106はS49へ処理を進める。
直前アプリがメモリに記憶されている場合(S42:YES)、操作情報算出部106は、メモリから直前アプリの終了時刻を取得し(S43)、取得した終了時刻と現在日時との差分をもとに、直前アプリ終了からの経過時間を算出する(S44)。次いで、操作情報算出部106は、算出した直前アプリ終了からの経過時間をメモリへ書き出し(S45)、メモリから直前アプリの開始時刻を取得する(S46)。次いで、操作情報算出部106は、直前アプリの終了時刻および直前アプリの開始時刻の差分から直前アプリの継続利用時間を算出し(S47)、算出した継続利用時間をメモリへ書き出す(S48)。次いで、操作情報算出部106は、取得した現在時刻、現在位置、端末状態をメモリへ書き出し(S49、S50)、S40へ処理を戻す。
S40においてアプリの終了である場合、データ収集部105は、日時取得部101より現在日時と、操作取得部103より終了したアプリの名称とを取得し(S51)、操作情報算出部106、誤り起動検出部112へ通知する。次いで、誤り起動検出部112は、メモリに記憶された直前アプリの開始時刻を取得し(S52)、取得した開始時刻と現在日時との差分から直前アプリの継続利用時間を算出する(S53)。次いで、誤り起動検出部112は、算出した継続利用時間が所定時間(例えば2秒)以上であるか否かを判定する(S54)。所定時間以上である場合(S54:YES)、誤り起動検出部112は、誤ったアプリの起動でないことから、S55へ処理を進める。所定時間以上でない場合(S54:NO)、誤り起動検出部112は、誤ったアプリの起動であることから、起動アプリ学習部108における学習対象から外すため、S60へ処理を進める。
S55において、操作情報算出部106は、直前アプリがメモリに記憶されているか否かを判定する。直前アプリがメモリに記憶されていない場合(S55:NO)、電源投入直後や端末購入直後など直前アプリの起動がなかったことから、操作情報算出部106はS60へ処理を進める。
直前アプリがメモリに記憶されている場合(S55:YES)、操作情報算出部106は、直前アプリの名称と、直前アプリの継続利用時間と、直前アプリの終了からの経過時間をメモリから取得し(S56)、属性変換部107へ通知する。
次いで、属性変換部107は、操作情報算出部106より通知された、直前アプリの名称、直前アプリの継続利用時間、直前アプリ終了からの経過時間を属性に変換し(S57)、起動アプリ学習部108へ通知する。次いで、属性変換部107は、電子機器1の現在の状況を示す、現在日時、現在位置、端末状態をデータ収集部105より取得する(S58)。次いで、属性変換部107は、取得した現在日時(アプリ開始時刻)、現在位置、端末状態を属性に変換し(S59)、起動アプリ学習部108へ通知する。
起動アプリ学習部108は、属性変換部107より通知された属性、すなわち、現在の電子機器1の状況と、データ収集部105より通知された起動したアプリの名称とをもとに、現在の電子機器1の状況と、起動したアプリとの対応関係を学習データとして学習データ記憶部109に記憶する(S60)。次いで、操作情報算出部106は、終了したアプリの名称、開始時刻、現在時刻(終了時刻)を直前アプリの情報としてメモリに書き出して(S61〜S63)、処理を終了する。
図11は、学習時の動作を説明する説明図である。図11において、時刻t21、t22はアプリAの起動時刻と終了時刻を示し、時刻t23、t24はアプリBの起動時刻と終了時刻を示し、時刻t25はアプリCの起動時刻を示す。なお、アプリBの継続利用時間(ΔT1’)は十分に短く、アプリBは誤った起動であるものとする。この場合、アプリBの終了時には、直前アプリがアプリAである学習(起動回数のインクリメント)は行われない事となる。また、アプリCについては、終了時において直前アプリがアプリBである学習(起動回数のインクリメント)が行われる事となる。
このため、電子機器1aでは、アプリAの終了後において、アプリBの起動確率が高く算出される可能性を低くでき、アプリAの終了後において誤って起動したアプリBのアイコン画像202が表示画面200に表示されることを抑止できる。また、電子機器1aでは、誤って起動したアプリBの終了後において、アプリCの起動確率が高く算出される可能性を高くでき、誤って起動したアプリBに続いて起動されやすいアプリCのアイコン画像202を表示画面200に表示させることができる。
(変形例1)
図12は、変形例1にかかる電子機器1bの機能構成を示すブロック図である。図12に示すように、電子機器1bは、自動起動検出部113を有する点が第2の実施形態にかかる電子機器1aと異なる。
自動起動検出部113は、日時取得部101、位置取得部102および操作取得部103などで取得した情報をもとに、アプリの自動起動を検出する。例えば、電話着信時には、操作取得部103によるユーザの操作を取得することなく、電話アプリが起動される。また、事前にセットした時間、場所でのアラーム鳴動でも、日時取得部101および位置取得部102の条件でアラームアプリが起動される。このように、自動起動されるアプリを自動起動検出部113は検出する。具体的には、自動起動検出部113は、操作取得部103によるユーザの操作を取得することなく、表示画面200を表示させる場合などの自動起動にかかる条件をもとに、アプリの自動起動を検出する。自動起動検出部113は、自動起動されたアプリは起動アプリ学習部108における学習対象から外す。
図13は、変形例1にかかる電子機器1bの学習動作を例示するフローチャートである。図13に示すように、変形例では、S40とS41の間にS40aを有する点が前述した図10A、図10Bのフローチャートと異なっており、他の処理は同じである。
S40aにおいて、自動起動検出部113はアプリの自動起動を検出し、アプリの自動起動である場合(S40a:YES)は処理を終了し、自動起動でない場合(S40a:NO)はS41へ処理を進める。この自動起動の検出は、日時取得部101、位置取得部102および操作取得部103の情報をもとに、例えば、最後の画面ONから所定時間(0.2秒)以上経過した場合に自動起動でないものとしてもよい。
このように、自動起動のアプリについては、学習対象から外すようにすることで、ユーザの操作によって連続的に起動されやすいアプリを学習対象とすることができる。
(第3の実施形態)
図14は、第3の実施形態にかかる電子機器1cの機能構成を示すブロック図である。図14に示すように、電子機器1cは、場所学習部114および場所推定部115を有する点が第1の実施形態にかかる電子機器1と異なる。
場所学習部114は、データ収集部105により収集された電子機器1cの場所(緯度経度)についての情報に基づいて、電子機器1cが滞在する場所を学習する。場所推定部115は、場所学習部114による場所の学習結果と、データ収集部105により収集された電子機器1cの現在位置(緯度経度)をもとに電子機器1の現在位置を推定する。
ここで、場所学習部114における場所学習について詳細に説明する。図15は、第3の実施形態にかかる電子機器1cの場所学習を例示するフローチャートである。図15に示すように、処理が開始されると、場所学習部114は、データ収集部105より電子機器1cの位置情報(経度、緯度)が取得されたか否かを判定する(S70)。電子機器1cの位置情報が取得されない場合(S70:NO)、場所学習部114は処理を待機する。
電子機器1cの位置情報が取得された場合(S70:YES)、場所学習部114は、その位置情報がメモリに記憶された従前の中心点における円の所定の半径内(例えば数十メートル)のものであるか否かを判定する(S71)。所定の半径内でない場合(S71:NO)、場所学習部114は、取得された位置情報を新たな中心点として設定し(S72)、S70へ処理を戻す。
所定の半径内である場合(S71:YES)、場所学習部114は、メモリに記憶された、所定の半径内における連続滞在時間と中心点を更新する(S73)。例えば、連続滞在時間は、前回の連続滞在時間に今回までの時間を加算する。また、中心点については、今回の位置情報との平均(連続滞在時間を加味した加重平均であってもよい)とする。
次いで、場所学習部114は、所定の半径内における連続滞在時間が所定の閾値以上であるか否かを判定する(S74)。ここで、所定の閾値以上でない場合(S74:NO)は、処理を終了する。
所定の閾値以上である場合(S74:YES)、場所学習部114は、メモリに記憶された、所定の半径内における累積滞在時間を更新する(S75)。次いで、場所学習部114は、所定の半径内の累積滞在時間が閾値以上であるか否かを判定する(S76)。ここで、所定の閾値以上でない場合(S76:NO)は、処理を終了する。
所定の閾値以上である場合(S76:YES)、場所学習部114は、電子機器1cが滞在している円の中心点がメモリ内の場所リストにあるか否かを判定する(S77)。
図16は、場所リストを説明する説明図である。図16に示すように、場所学習部114は、メモリ内において、場所ごとの情報を列挙した場所リストを記憶する。具体的には、場所ごとに、位置(緯度経度)、累積滞在時間、よくいる場所の判定結果、所定時刻における滞在時間および自宅判定結果を記憶する。
場所リストにない場合(S77:YES)、場所学習部114は、現在の中心点の位置情報を場所リストに追加し(S78)、S79へ処理を進める。また、場所リストにある場合(S77:NO)、場所学習部114はS78をスキップしてS79へ処理を進める。
S79において、場所学習部114は、場所リストの中で、滞在時間が最も長い場所の更新があるか否かを判定する(S79)。滞在時間が最も長い場所の更新がある場合(S79:YES)、場所学習部114は、その場所を自宅として場所リストを更新し(S80)、処理を終了する。また、滞在時間が最も長い場所の更新がない場合(S79:NO)、場所学習部114はS80をスキップして処理を終了する。
以上のように、場所学習部114は、データ収集部105により収集された電子機器1cの場所(緯度、経度)についての情報に基づいて、電子機器1cが滞在する場所の情報を場所リストとして記憶し、学習する。
また、場所学習部114は、場所リストに含まれる場所を所定の期間ごと(例えば、月1などのペースで)にマージしてもよい。図17は、第3の実施形態にかかる電子機器1cのマージ処理を例示するフローチャートである。
図17に示すように、マージ処理が開始されると、場所学習部114は、場所リストを読み込み(S81)、リスト内の場所の各々について、互いの距離が所定値(例えば、数百メートル)以内の場所があるか否かを判定する(S82)。互いの距離が所定値以内の場所がない場合(S82:NO)、マージ対象の場所がないことから、場所学習部114はマージ処理を終了する。
互いの距離が所定値以内の場所がある場合(S82:YES)、互いの場所をマージ対象の場所とし、場所学習部114は、累積滞在時間の長い方の場所に累積滞在時間の短い方の場所をマージして(S83)、中心点、累積滞在時間の再計算を行う(S84)。具体的には、場所学習部114は、互いの累積滞在時間の重み付きで中心点の平均を計算し、新たな中心点とする。また、累積滞在時間は互いの時間を加算して新たな累積滞在時間とする。次いで、場所学習部114は、S83、S84によるマージ後の情報で場所リストを更新し(S85)、S81に処理を戻す。
ここで、場所推定部115における場所推定について詳細に説明する。図18は、第3の実施形態にかかる電子機器1cの場所推定を例示するフローチャートである。図18に示すように、処理が開始されると、場所推定部115は、データ収集部105より電子機器1cの位置情報(経度、緯度)を取得し(S90)、その位置情報をもとに場所学習部114により作成された場所リストを参照する(S91)。
次いで、場所推定部115は、電子機器1cの位置に対する場所リストの場所が所定の半径内(例えば、数十メートル)か否かを判定する(S92)。所定の半径内である場合(S92:YES)、場所推定部115は、その場所リストの場所が自宅であるか否かを判定する(S93)。自宅である場合(S93:YES)、場所推定部115は、電子機器1cの現在の場所=”HOME”(自宅)と推定する(S94)。また、自宅でない場合(S93:NO)、場所推定部115は、電子機器1cの現在の場所=”場所名称”(場所リスト内の名称)と推定する(S95)。
所定の半径内でない場合(S92:NO)、場所推定部115は、電子機器1cの場所が場所リストの自宅から所定の距離以上(例えば、数十キロメートル)離れているか否かを判定する(S96)。所定の距離以上離れている場合(S96:YES)、場所推定部115は、電子機器1cの現在の場所=”OTHER(far)”(自宅から離れた他の場所)と推定する。また、所定の距離以上離れていない場合(S96:NO)、場所推定部115は、電子機器1cの現在の場所=”OTHER(near)”(自宅から近い他の場所)と推定する。
起動アプリ学習部108は、場所推定部115により推定された電子機器1cの場所に応じて、学習データ記憶部109の学習データD1における起動回数のカウンタ値を調整し、学習データ記憶部109の学習データD1を忘却させるようにする。具体的には、場所リストとして記憶された、自宅またはよくいる場所などの、累積滞在時間が所定の閾値よりも長い場所と、累積滞在時間が所定の閾値よりも短い場所とで、起動回数のカウンタ値に掛け合わせる忘却計数を変更する。
図19は、第3の実施形態にかかる電子機器1cの学習データの記憶を例示するフローチャートである。なお、図19に示すフローチャートは、図4に例示したフローチャートのS13以後の処理において、電子機器1cの場所に応じて、学習データ記憶部109の学習データD1における起動回数のカウンタ値を調整する処理(S102)を抜き出したものである。
図19に示すように、属性変換部107は、電子機器1cにおける端末状態などを取得し(S100)、現在日時、現在位置、端末状態を属性に変換したものを起動アプリ学習部108に通知する(S101)。
次いで、起動アプリ学習部108は、場所推定部115により推定された電子機器1cの場所に応じて、学習データD1の忘却を行う(S102)。具体的には、起動アプリ学習部108は、属性変換部107より通知された属性、すなわち、現在の電子機器1cの状況と、データ収集部105より通知された起動したアプリの名称とをもとにした起動回数に、推定された場所に応じた忘却係数を掛け合わせる。
次いで、起動アプリ学習部108は、属性変換部107より通知された属性、すなわち、現在の電子機器1cの状況と、データ収集部105より通知された起動したアプリの名称とをもとに、現在の電子機器1cの状況と、起動したアプリとの対応関係を学習データとして学習データ記憶部109に記憶する(S103)。具体的には、起動したアプリの実行回数(起動回数)を現在の電子機器1cの状況に対応した属性毎に記憶する。
図20は、忘却係数を説明する説明図である。図20に示すように、自宅またはよくいる場所などの、累積滞在時間が所定の閾値よりも長い場所は、「0.90」などのように、起動回数に掛け合わせる忘却係数を小さくする。逆に、OTHER(far)やOTHER(near)などのように、累積滞在時間が所定の閾値よりも短い場所は、起動回数に掛け合わせる忘却係数を大きく(1に近い値)する。これにより、累積滞在時間が所定の閾値よりも長い場所は、アプリの学習(起動回数)を、他の場所と比べて忘れやすくすることができる。
例えば、自宅などのように、累積滞在時間が所定の閾値よりも長い場所では、ユーザが利用するアプリのトレンドが頻繁にかわることが多い。逆に、旅行で行く場所などのように、累積滞在時間が所定の閾値よりも短い場所では、ユーザが利用するアプリのトレンドはあまり変わらないことが多い。このように、ユーザのアプリの利用動向は、場所によってその変化が異なる。起動アプリ学習部108では、電子機器1cの場所に応じて学習データD1の忘却(起動回数を減少させる)を行うことで、ユーザの利用動向に則した学習を行うことができる。
1、1a、1b、1c…電子機器
10…主制御装置
20…記憶装置
21…プログラム
30…表示装置
40…入力装置
50…日時取得装置
60…位置取得装置
101…日時取得部
102…位置取得部
103…操作取得部
104…状態取得部
105…データ収集部
106…操作情報算出部
107…属性変換部
108…起動アプリ学習部
109…学習データ記憶部
110…分析部
111…表示部
112…誤り起動検出部
113…自動起動検出部
114…場所学習部
115…場所推定部
200…表示画面
201、202…アイコン画像
D1…学習データ
t1〜t3、t11〜t14、t21〜t25…時刻

Claims (8)

  1. 自装置の状況を取得する取得部と、
    プログラムごとに、当該プログラムの起動時に取得された状況とともに、所定のプログラムの終了後に起動された前記プログラムの起動回数を含む学習データを記憶する記憶部と、
    現時点で取得された状況と、直前に終了したプログラムとに対応して前記学習データに記憶された前記プログラムごとの起動回数に基づいて、前記プログラムごとに、当該プログラムが現時点で起動される起動確率を算出する算出部と、
    前記算出された起動確率に基づいて、前記プログラムを起動するためのアイコン画像を画面に表示する表示部と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記記憶部は、前記所定のプログラムの起動から終了までの利用時間が所定時間以上である場合に、前記所定のプログラムの終了後に起動された前記プログラムの起動回数を含む学習データを記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記プログラムの自動起動を検出する検出部を有し、
    前記記憶部は、前記所定のプログラムの終了後において、前記自動起動が検出されていないプログラムの起動回数を含む学習データを記憶する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記検出部は、前記画面の表示が行われていない場合の前記プログラムの起動を自動起動として検出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記取得部は、自装置の位置を取得し、
    前記記憶部は、前記プログラムの起動時に取得された位置とともに、前記プログラムの起動回数を含む学習データを記憶するとともに、前記位置に応じて前記起動回数の値を調整する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記記憶部は、前記位置に応じて前記起動回数の値を調整する際に、前記取得された位置に基づく滞在時間が所定値よりも長い位置における前記プログラムの起動回数を減じる割合を、前記滞在時間が所定値よりも短い位置における前記プログラムの起動回数を減じる割合よりも大きくする
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記表示部は、前記算出された起動確率が高い順に、前記プログラムを起動するためのアイコン画像を表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. コンピュータに
    自装置の状況を取得し、
    プログラムごとに、当該プログラムの起動時に取得された状況とともに、所定のプログラムの終了後に起動された前記プログラムの起動回数を含む学習データを記憶し、
    現時点で取得された状況と、直前に終了したプログラムとに対応して前記学習データに記憶された前記プログラムごとの起動回数に基づいて、前記プログラムごとに、当該プログラムが現時点で起動される起動確率を算出し、
    前記算出された起動確率に基づいて、前記プログラムを起動するためのアイコン画像を表示する
    処理を実行させることを特徴とする表示プログラム。
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