JP2016057770A - 通知装置、出力装置、情報通知システム、通知装置の制御方法、および制御プログラム - Google Patents

通知装置、出力装置、情報通知システム、通知装置の制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】分類の異なる通知先から同内容のメッセージが通知されないようにする。【解決手段】情報処理装置(1)は、メッセージの複数の通知先に、分類が異なる通知先が含まれている場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定する情報提供方法判定部(103)と、決定されたメッセージを通知する家電機器制御部(104)および情報提供部(105)と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置等に関する。
下記の特許文献1〜4に記載されているように、本来の機能に加えて通信機能を備えた家電機器の普及が進んでいる。例えば、特許文献4には、家電機器に通信ネットワークを介して他の装置と通信する機能を持たせることが記載されている。そして、サーバの制御により、家電機器に発話させたり、家電機器に関するメッセージを電子掲示板に投稿して、該メッセージを携帯端末で確認できるようにしたりする技術が開示されている。
特開2003−303278号公報(2003年10月24日公開) 特開2005−321925号公報(2005年11月17日公開) 特開2003−085316号公報(2003年3月20日公開) 特開2014−072869号公報(2014年4月21日公開)
上記特許文献4の技術を用いることにより、家電機器に関するメッセージを家電機器に発話させると共に、該メッセージを携帯端末に通知することが可能である。しかしながら、家電機器の発話内容と、携帯端末で確認できる情報の内容とが同じであれば、利用者は重複した情報に対してわずらわしさを感じる恐れがある。
これについて、図20に基づいて説明する。図20は、従来技術の問題点を説明する図である。図示の情報通知システム500は、サーバ501と、空調装置502と、空調装置502の利用者の携帯端末503と、該利用者の家族の携帯端末504とを含む。
この情報通知システム500では、空調装置502からフィルターの交換が必要であることを示す通知を受信したサーバ501が、空調装置502と、携帯端末503および504とにフィルターの交換を求めるメッセージを通知する。これにより、空調装置502から、機種AC201404の空調装置のフィルター交換を求める旨と、購入が必要なフィルターの型番とが音声出力される。また、携帯端末503および504には、音声出力された内容と同内容のメッセージがそれぞれ通知される。
この構成では、空調装置502の発する音声を聞いた利用者は、空調装置502のフィルターの交換が必要であることを認識することができる。ただし、フィルターの型番や機種番号のような詳細情報は聞き落してしまう可能性が高い。また、この利用者の携帯端末503には、音声出力された内容と同内容のメッセージが通知されるので、利用者は重複した情報に対してわずらわしさを感じるおそれがある。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、同内容のメッセージが複数の装置から出力されるという煩わしさを生じさせないようにすることができる通知装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通知装置は、電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置であって、上記メッセージの通知先が複数であり、該複数の通知先に、予め設定された分類が異なる通知先が含まれている場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定するメッセージ決定手段と、上記メッセージ決定手段が決定した上記メッセージを通知する通知手段と、を備えている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る出力装置は、電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置から通知された上記メッセージを出力する出力装置であって、自装置または自装置の利用者に設定されている分類に応じたメッセージであって、分類の異なる他の通知先に通知されるメッセージとは内容の少なくとも一部が異なる、上記通知装置から通知されたメッセージを取得するメッセージ取得手段と、上記メッセージ取得手段が取得したメッセージを出力するメッセージ出力手段と、を備えている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報通知システムは、電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置と、該メッセージを出力する出力装置とを含む情報通知システムであって、上記通知装置は、上記出力装置以外にも他の通知先が存在し、該他の通知先の分類が上記出力装置とは異なると判定した場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定し、決定したメッセージのうち上記出力装置向けのメッセージを上記出力装置に通知し、上記出力装置は、上記通知装置が通知した上記メッセージを出力する。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通知装置の制御方法は、電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置の制御方法であって、上記メッセージの通知先が複数であり、該複数の通知先に、予め設定された分類が異なる通知先が含まれている場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定するメッセージ決定ステップと、上記メッセージ決定ステップにて決定した上記メッセージを通知する通知ステップと、を含む。
本発明の上記各態様によれば、同内容のメッセージが複数の装置から出力されるという煩わしさを生じさせないようにすることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る家電機器の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末の要部構成の一例を示すブロック図である。 上記情報処理装置と上記家電機器と上記携帯端末を含む情報通知システムの概要を説明する図である。 上記情報処理装置が上記家電機器に送信する制御情報を規定したテーブルの一例を示す図である。 上記情報処理装置が通知するメッセージおよびその通知先を決定するために用いるメッセージ決定情報の一例を示す図である。 上記情報処理装置が実行する情報通知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る情報通知システムの概要を説明する図である。 上記情報通知システムに含まれる情報処理装置が実行する情報通知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る情報通知システムの概要を説明する図である。 携帯端末に割り当てられた役割を示す役割情報の一例を示す図である。 上記メッセージ決定情報の他の例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る情報通知システムの概要を説明する図である。 上記情報通知システムに含まれる携帯端末が実行する依頼対応処理の一例を示すフローチャートである。 上記情報通知システムに含まれる情報処理装置が実行する進捗管理処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態5に係る情報通知システムの概要を説明する図である。 上記情報通知システムに含まれる情報処理装置が実行する依頼対象決定処理の一例を示すフローチャートである。 処理を依頼するメッセージを複数の送信先に送信する場合に、処理の実行を他の利用者に通知する構成を適用した情報通知システムの例を示す図である。 上記情報処理装置、上記家電機器、または上記携帯端末として利用可能なコンピュータの構成を例示したブロック図である。 従来技術の問題点を説明する図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施の形態について、図1から図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。まず、本実施形態の情報通知システムの概要を図4に基づいて説明する。図4は、情報通知システム5の概要を説明する図である。
〔情報通知システムの概要〕
情報通知システム5は、家電機器に関する情報を利用者に通知するシステムであり、図4の(a)(b)に示すように、情報処理装置(通知装置)1と、空調装置(出力装置、電子機器)2と、携帯端末(出力装置)3とを含んでいる。
情報処理装置1は、家電機器に関する情報を利用者に通知するための各種処理を行う装置である。より詳細には、情報処理装置1は、自装置と通信可能な家電機器から、その稼働状態を示す稼働状態情報を受信して、その稼働状態情報に応じたメッセージの通知要否を判定する。そして、通知要と判定した場合には、家電機器と携帯端末のそれぞれにメッセージを通知して出力させる。
空調装置2は、情報処理装置1の制御に従って情報を出力する家電機器(家庭用の電子機器)である。空調装置2は、冷暖房や除湿等の一般的な空調装置としての機能に加えて、情報処理装置1と通信する機能、稼働状態情報を情報処理装置1に送信する機能、および情報処理装置1から通知されたメッセージを音声出力する機能等を備えている。
携帯端末3は、空調装置2の利用者の携帯端末である。上述のように、情報処理装置1は、携帯端末3に家電機器(この例では空調装置2)の稼働状態情報に応じたメッセージを通知するので、携帯端末3はこのメッセージを表示出力する。なお、メッセージを表示出力する契機は、当該メッセージの受信であってもよいし、所定の入力操作であってもよい。
図示の例では、空調装置2から情報処理装置1に対し、フィルターの交換が必要であることを示す稼働状態情報(例えば、空調装置2の累計稼働時間が所定の時間に達したことを示す情報)が送信されたことを想定している。この稼働状態情報を受信した情報処理装置1は、メッセージの通知が必要であると判定する。そして、空調装置2にはフィルター交換を求めるメッセージM1を音声出力させ、携帯端末3には、空調装置2の機種が「AC201404」であり、フィルターの型番が「FT1404」であることを通知するメッセージM2を表示出力させる。
これにより、空調装置2を利用している利用者は、空調装置2からの音声出力によって、フィルターの交換が必要であることを認識することができる。また、携帯端末3には、交換するフィルターの型番を示すメッセージが通知されているので、利用者は当該メッセージを参照することにより、必要なフィルターを購入することができる。なお、メッセージM1には、例えば「詳細は携帯端末に通知いたしましたのでご確認下さい」のような、詳細情報の通知先(この例では携帯端末3)を示す情報を含むメッセージが含まれていてもよい。
以上のように、情報処理装置1は、家電機器に発生した問題の内容(利用者に対する要件)を示すメッセージを当該家電機器に音声出力させる。また、その問題の解決に必要な詳細情報を含むメッセージは、利用者がテキストとしていつでも参照できるように、携帯端末3に送信する。このように、通知先に応じてメッセージを異ならせることにより、利用者の利便性を向上させる点が情報処理装置1の主な特徴点の1つである。
ここで、図4の例において、空調装置2から情報処理装置1に対し、フィルターの交換が必要であることを示す稼働状態情報が送信されたときに、空調装置2の周囲に利用者がいないことも考えられる。このような場合に、同図(a)のような通知を行ってしまうと、音声出力が無駄である上に、利用者にはメッセージM1の内容が伝わらず、メッセージM2の内容のみが伝わるので、利用者を混乱させてしまう可能性がある。
そこで、情報処理装置1は、空調装置2の周囲に利用者がいない場合には、同図の(b)に示すように、空調装置2にはメッセージを出力させず、携帯端末3にのみメッセージM3を通知する。そして、このメッセージM3には、上述のメッセージM1とM2との双方の内容、すなわち利用者に通知すべき事項の全てが含まれている。よって、利用者は、メッセージM3を携帯端末3に出力させることにより、自宅の空調装置2のフィルター交換が必要であること、および交換に必要なフィルターの型番を認識することができる。
なお、空調装置2の周囲に利用者がいる場合であっても、所定の条件を満たしているときには、空調装置2にはメッセージを出力させず、携帯端末3にのみメッセージM3を通知してもよい。所定の条件としては、例えば、早朝や深夜等の家電機器による発話が望まれないと考えられる時間帯であることや、テレビが動作中(つまり利用者がテレビを鑑賞している)であること等が挙げられる。なお、テレビが動作中であることは、テレビから稼働状態情報を取得することで特定することが可能である。
また、上記のような所定の条件を満たしているか否かを家電機器2が判定し、この条件を満たしていない場合には、満たすようになるまで発話を待機するようにしてもよい。これらの構成によれば、利用者が発話を望まないと考えられるタイミングでは発話を行わせないようにすることができる。
〔情報処理装置の要部構成〕
次に、情報処理装置1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、情報処理装置1の要部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、情報処理装置1は、情報処理装置1の各部を統括して制御する制御部10、情報処理装置1にて使用する各種データを格納する記憶部11、および情報処理装置1が他の装置と通信するための通信部12を備えている。なお、同図では、1つの通信部12を介して家電機器2A〜2Cおよび携帯端末3A〜3Cと通信する例を示しているが、通信相手の通信方式に応じて異なる通信部を用いる構成としてもよい。
制御部10には、メッセージ作成部101、機器情報収集部102、情報提供方法判定部(メッセージ決定手段、存否判定手段)103、家電機器制御部(通知手段)104A〜104C、情報提供部(通知手段、実行通知手段)105、および位置情報取得部106が含まれている。また、記憶部11には、役割情報111および携帯端末利用者情報112が格納されている。
メッセージ作成部101は、予め記憶されているメッセージ群の中から、機器情報収集部102が検出した事項に応じた所定のメッセージ群を選択し、情報提供方法判定部103に送る。
機器情報収集部102は、各家電機器2の稼働状態情報を受信し、該稼働状態情報を参照して、メッセージを通知する対象となる所定の事項が発生したことを検出する。所定の事項は、家電機器2に関する事項であれば特に限定されないが、例えばメンテナンス時期の到来や、故障やエラーの発生であってもよい。
情報提供方法判定部103は、機器情報収集部102が発生を検出した事項に関するメッセージの通知先が複数であり、該複数の通知先に、予め設定された分類が異なる通知先が含まれている場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定する。具体的には、情報提供方法判定部103は、メッセージ作成部101が選択したメッセージ群に含まれるメッセージのうち、何れのメッセージを何れの機器に通知するかを判定する。
つまり、種類の異なる通知先の機器(具体的には家電機器2と携帯端末3)は、分類が異なる通知先であると判定する。また、家電機器2と携帯端末3では、メッセージの出力方法が異なる(前者が音声出力であり、後者が表示出力)であるから、メッセージの出力方法が異なる通知先を、分類が異なる通知先であると判定しているとも言える。
このように、分類が異なる通知先にそれぞれ異なるメッセージを通知することにより、利用者に煩わしさを感じさせることなく、必要な情報を利用者に伝達することができる。また、情報提供方法判定部103は、利用者の状況(例えば利用者が家電機器2の近くにいるか否か)に応じて、通知先と通知するメッセージの内容とを決定する。
なお、各通知先向けのメッセージは、その通知先の分類(特性)に応じたものとすることが望ましい。例えば、通知先が音声出力する機器であれば、その機器の周囲にいる者に即時に(家電機器2に所定の事項が発生したタイミングと概ねリアルタイムで)そのメッセージの内容を認識させることができる。ただし、音声出力される情報は、一過性の情報であり、あまり詳細な情報を含めても、これを利用者に認識させることは難しい。このため、音声出力する機器向けのメッセージは、発生した事項の概要を示すものとすることが好ましい。
一方、通知先が表示出力する機器であれば、その機器にメッセージを表示させて閲覧する必要があるため、閲覧のタイミングが家電機器2に所定の事項が発生したタイミングよりも遅れる可能性がある。ただし、表示出力されるメッセージには、後で再確認できる記録情報としての価値があるため、家電機器2の型番やサービスセンターの連絡先などのような、発生した事項、あるいはその事項の解消のために必要な事項の詳細を含めることが好ましい。
家電機器制御部104A〜104Cは、情報処理装置1が制御対象とする家電機器2のそれぞれについて設けられ、当該家電機器2の動作制御を行う。なお、以下では、個別の家電機器制御部を区別する必要がないときには、単に家電機器制御部104と記載する。家電機器制御部104の制御対象となる家電機器2A〜2Cについても同様であり、各家電機器を特に区別する必要がないときには、単に家電機器2と記載する。
家電機器制御部104は、情報提供方法判定部103が家電機器2に通知することを決定したメッセージを音声データ化して、当該家電機器に送信することによって、その家電機器2に当該メッセージを発話させる。なお、メッセージの音声データ化は、家電機器2で行うようにしてもよく、この場合には、家電機器制御部104は、メッセージの内容を家電機器2に通知すればよい。また、家電機器制御部104は、家電機器2に制御情報を送信して、家電機器2を動作させることもできる。制御情報の詳細は、後に図5に基づいて説明する。
情報提供部105は、情報提供方法判定部103が携帯端末3に通知することを決定したメッセージを当該携帯端末3に通知する。なお、情報提供部105は、携帯端末3の利用者が、通知したメッセージに対する応答を容易に返信することができるように、メッセージと共に応答返信用のキーを表示させるための情報を合わせて通知してもよい。また、メッセージの通知は、当該メッセージを携帯端末3が出力することができるような方式で行えばよく、携帯端末3にメッセージを送信する以外にも、例えばウェブメールでメッセージを送信してもよいし、電子掲示板やSNSにメッセージを投稿してもよい。なお、図1の例では、情報提供部105がメッセージを通知する対象として携帯端末3A〜3Cを示しているが、メッセージの通知対象の台数は特に限定されない。また、携帯端末以外の装置(例えばパーソナルコンピュータやゲーム機等)をメッセージの通知対象としてもよい。
位置情報取得部106は、携帯端末3の位置を示す位置情報を取得する。位置情報の取得方法は特に限定されないが、例えば携帯端末3がGPS(Ground Positioning System)を利用して自端末の位置情報を取得する機能を備えている場合には、携帯端末3に位置情報の送信要求を送ることによって位置情報を取得してもよい。なお、位置情報取得部106が取得した位置情報の用途については、後述の実施形態5で説明する。
役割情報111は、各携帯端末3(の利用者)に割り当てられた役割を示す情報である。役割情報111を参照することにより、役割に応じたメッセージを各携帯端末3に通知することができる。なお、役割情報111を用いる例は、後述の実施形態3で説明する。
携帯端末利用者情報112は、メッセージの通知先として登録されている携帯端末3とその利用者を示す情報である。また、携帯端末利用者情報112には、携帯端末3へのメッセージの通知方法および連絡先(メールアドレスや電話番号)も含まれている。
〔家電機器の要部構成〕
次に、家電機器2の構成を図2に基づいて説明する。図2は、家電機器2の要部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、家電機器2は、家電機器2の各部を統括して制御する制御部20、家電機器2にて使用する各種データを格納する記憶部21、家電機器2が他の装置と通信するための通信部22を備えている。また、制御部20の制御に従って音声を出力する音声出力部23、および家電機器2の近傍に存在する人を検出する人検出部24を備えている。人検出部24は、赤外線の放射によって人を検出するものであってもよいし、家電機器2の周囲を撮影することによって人を検出するものであってもよい。つまり、人検出部24として、赤外線人感センサやカメラを適用することもできる。
制御部20には、ネットワーク状態監視部201、機器情報送信部202、家電機能実現部203、音声/制御分離部(メッセージ取得手段)204、稼働状態検出部(検出手段)205、人有無判定部206、切替部(出力対象切替手段)207、および出力制御部(メッセージ出力手段)208が含まれる。
ネットワーク状態監視部201は、通信部22を介した通信接続の状態を監視しており、通信接続が切断されたときには、切替部207にその旨を通知する。
機器情報送信部202は、稼働状態検出部205が生成した稼働状態情報を情報処理装置1に送信する。
家電機能実現部203は、家電機器2が家電として機能するために必要な制御を行う。例えば、家電機器2が空調装置であれば、家電機能実現部203は、利用者からの入力操作に応じて、冷房や暖房、除湿等が行われるように制御する。なお、図2には示していないが、家電機器2は、家電として機能するために必要なハードウェアのブロックを備えている。
音声/制御分離部204は、情報処理装置1の家電機器制御部104が送信する制御情報を受信して家電機能実現部203に送信する。また、受信した制御信号に音声データが含まれている場合には、該制御信号の内容に応じてその制御信号から分離した音声データを処理する。具体的には、音声/制御分離部204は、音声の出力を指示する制御信号から分離した音声データは、出力制御部208に送信する。一方、音声データの記憶を指示する制御信号から分離した音声データは、記憶部21に記憶する。
稼働状態検出部205は、家電機器2の所定の稼働状態を検出し、検出した稼働状態を示す稼働状態情報を生成する。検出対象とする稼働状態としては、例えば動作エラーが発生した状態が挙げられる。この他にも、家電機器2の種類ごとに予め定められた稼働状態を検出して、稼働状態情報を生成してもよい。例えば、定期的なメンテナンスが必要な家電機器2であれば、累計稼働時間が所定の時間に達したことを示す稼働状態情報を生成してもよい。また、例えば充電池で駆動する家電機器2であれば、累計充電回数が所定回数に達したことを示す稼働状態情報を生成してもよい。
人有無判定部206は、人検出部24の検出結果に従い、家電機器2の周囲(家電機器2の出力する音声が聞き取れる範囲内)に利用者(人)が存在するか否かを判定する。そして、人有無判定部206は、この判定結果を稼働状態検出部205に通知し、これにより上記判定結果は、機器情報送信部202によって、稼働状態情報と共に情報処理装置1に送信される。なお、家電機器2に対する入力操作が行われたときには、家電機器2の周囲に利用者がいると考えられる。このため、人有無判定部206は、家電機器2に対する入力操作が行われていない期間が所定時間以上継続していれば、周囲に利用者がいないと判定してもよい。この場合、人検出部24を省略することができる。
切替部207は、メッセージの通知対象となる所定の事項の発生が検出されたときに、情報処理装置1との通信を行うことができない場合、当該事象について過去に取得したメッセージを出力させる。具体的には、切替部207は、ネットワーク状態監視部201から通信部22を介した通信接続が切断された旨の通知を受信すると、出力対象のメッセージを、情報処理装置1から受信したメッセージから、記憶部21に記憶しているメッセージに切り替える。また、切替部207は、稼働状態検出部205から稼働状態情報を受信して、該稼働状態情報の示す稼働状態が、メッセージの出力対象となる稼働状態であるか判定する。そして、メッセージの出力対象となる稼働状態であると判定した場合、切替部207は、記憶部21から当該稼働状態情報の示す稼働状態に対応するメッセージを読み出して出力制御部208に送信し、音声出力部23に音声出力させる。なお、人有無判定部206の判定結果が、周囲に利用者がいることを示すものであることを条件として、メッセージを出力させてもよい。
出力制御部208は、音声/制御分離部204または切替部207から送信された音声データを音声出力部23に送信して音声出力させる。
〔携帯端末の要部構成〕
次に、携帯端末3の構成を図3に基づいて説明する。図3は、携帯端末3の要部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、携帯端末3は、携帯端末3の各部を統括して制御する制御部30、制御部30の制御に従って画像を表示する表示部31、携帯端末3に対する利用者の入力操作を受け付ける入力部32、および携帯端末3が他の装置と通信するための通信部33を備えている。
制御部30には、メッセージ受信部(メッセージ取得手段)301、出力制御部(メッセージ出力手段)302、および引受通知送信部(実行通知手段)303が含まれる。
メッセージ受信部301は、携帯端末3に通知されたメッセージを受信する。メッセージの受信の方法は、メッセージの通知の方法に応じたものであればよく、例えば電子メールにて通知されるメッセージであれば、メールサーバから受信する。なお、受信したメッセージは、図示しない不揮発性の記録媒体(記憶部)に記憶しておいてもよい。
出力制御部302は、メッセージを表示部31に表示出力する制御を行う。メッセージを表示させる契機は、メッセージの受信であってもよいし、入力部32が所定の入力操作を受け付けたことであってもよい。また、出力制御部302は、家電機器2に発生した問題を解消するための処理の実行を依頼する依頼メッセージを表示させる際には、利用者が上記処理を実行するまたは実行したことを通知するためのオブジェクトを表示させる。
引受通知送信部303は、依頼メッセージが取得された場合に、入力部32に対する入力操作(具体的には、上記オブジェクトを選択する操作)に応じて、利用者が上記処理を実行するまたは実行したことを示す通知を情報処理装置1に送信する。なお、依頼メッセージに関連する事項は、実施形態3以降で説明する。
〔制御情報の例〕
情報処理装置1が家電機器2に送信する制御情報は、例えば図5に示すようなものであってもよい。図5は、情報処理装置1が家電機器2に送信する制御情報を規定したテーブルの一例を示す図である。なお、図5では、家電機器2が空調装置である場合の例を示している。このようなテーブルは、情報通知システム5に含まれる各家電機器2について格納しておけばよい。
図示のテーブルでは、各制御情報のコードについて、その制御情報と共に送信される付帯データ、制御情報の名称、および制御情報の内容が対応付けられている。このような制御情報を送信することにより、情報処理装置1は、家電機器2に所定の処理を実行させることができる。
例えば、「A0」のコードと「1」の付帯データとを送信することにより、その家電機器2の電源をONにすることができる。また、「V1」のコードと音声データ(付帯データ)とを送信することにより、その家電機器2に、その音声データを出力(発話)させることができる。
さらに、「V2」のコードと、更新対象番号nと、音声データ(付帯データ)とを送信することにより、その家電機器2に、その家電機器2が記憶している音声データのうち、n番目の音声データを上記音声データで更新(上書き)させることができる。このコードを用いることにより、家電機器2が通信可能な状態である期間に、その家電機器2が記憶している音声データを、必要に応じて随時更新させることができる。
〔メッセージ決定情報の例〕
通知先に応じたメッセージを決定するためのメッセージ決定情報は、例えば図6に示すようなものであってもよい。図6は、メッセージ決定情報の一例を示す図である。図示のメッセージ決定情報では、家電機器2に関する1つの問題について、基本メッセージが規定されている。また、発話(メッセージを音声出力)する家電機器2の近傍に利用者がいるか否かに応じたメッセージが規定されている。
情報処理装置1は、このようなメッセージ決定情報を参照することにより、家電機器2および携帯端末3のそれぞれにどのようなメッセージを通知するかを決定することができる(図4の(a)参照)。また、家電機器2にメッセージを通知しないことを決定することもできる(図4の(b)参照)。なお、利用者が他の機器(問題が生じた家電機器2とは異なる家電機器であり、メッセージの音声出力機能を備えた機器)の近くにいる場合については、実施形態2で説明する。
なお、図6では、家電機器2に関する1つの問題(稼働状態情報に基づいてメッセージを通知すべきと判定される問題)に関するメッセージのみを示しているが、各問題について同様の形式でメッセージを規定することができる。例えば、家電機器2が冷蔵庫である場合に、その冷却能力が低下したことが稼働状態情報から特定された際には、下記のようなメッセージ決定情報を参照して通知するメッセージを決定してもよい。
(基本メッセージ):「(A)冷蔵庫の冷却能力が低下しているのでサービスコールして下さい」、「(B)電話番号は0120-000-000、問合せ番号は140712345です」
(利用者が機器の近くにいる) 発話:(A)、携帯端末3に送信:(B)
(利用者が機器の近くにいない) 携帯端末3に送信:(A)+(B)
〔情報通知処理の流れ〕
次に、情報処理装置1が実行する情報通知処理(通知装置の制御方法)の流れを図7に基づいて説明する。図7は、情報通知処理の一例を示すフローチャートである。なお、図示の情報通知処理は、機器情報収集部102が、家電機器2において利用者への通知を行うべき問題が発生したと判定し、その旨および発生した問題をメッセージ作成部101に通知することによって開始される。
まず、メッセージ作成部101は、予め記憶された複数のメッセージ決定情報の中から、機器情報収集部102から通知された問題に応じたメッセージ群を含むメッセージ決定情報を抽出する(S1)。そして、抽出したメッセージ決定情報を情報提供方法判定部103に通知する。
次に、情報提供方法判定部103は、問題の発生した家電機器2の周囲に利用者がいるか判定する(S2)。なお、この判定は、機器情報収集部102が取得した稼働状態情報を参照することによって行われる。
ここで、問題の発生した家電機器2の周囲に利用者がいると判定した場合(S2でYES)、情報提供方法判定部103は、メッセージ作成部101から通知されたメッセージ決定情報を参照して、家電機器2に音声出力させるメッセージを決定する(S3、メッセージ決定ステップ)。このメッセージは、図6の「利用者が機器の近くにいる」場合のメッセージである。また、情報提供方法判定部103は、同様にして、携帯端末3に通知するメッセージを決定する(S4、メッセージ決定ステップ)。そして、情報提供方法判定部103は、家電機器2に音声出力させるメッセージを、当該家電機器2に対応する家電機器制御部104に通知し、携帯端末3に通知するメッセージを情報提供部105に通知する。また、情報提供部105には、携帯端末利用者情報112から読み出した、携帯端末3へのメッセージの通知方法および連絡先についても通知する。
一方、問題の発生した家電機器2の周囲に利用者はいないと判定した場合(S2でNO)、情報提供方法判定部103は、メッセージ作成部101から通知されたメッセージ決定情報を参照して、携帯端末3に通知するメッセージを決定する(S6)。このメッセージは、図6の「利用者は発話する機器の近くにはいない」場合のメッセージである。そして、情報提供方法判定部103は、携帯端末3に通知するメッセージを情報提供部105に通知し、通知方法および連絡先についても合わせて通知する。
最後に、利用者へのメッセージの通知が行われ(S5、通知ステップ)、これにより情報通知処理は終了する。具体的には、S3およびS4でメッセージが決定されている場合には、家電機器制御部104が、上記のようにして決定されたメッセージを付帯データとして含む制御情報を生成し、これを家電機器2に送信する。また、情報提供部105が、上記のようにして決定されたメッセージを携帯端末3に送信する。
一方、S6でメッセージが決定されている場合には、家電機器制御部104によるメッセージの通知は行われず、情報提供部105による携帯端末3へのメッセージの送信のみが行われる。なお、携帯端末利用者情報112に携帯端末3が複数登録されている場合には、各携帯端末3にメッセージを送信する。
また、S5において、家電機器2にメッセージを通知する場合、図5のコード「V2」のような制御情報を送信して、家電機器2に当該メッセージを記憶、あるいは家電機器2に記憶されているメッセージを当該メッセージで更新させてもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図8および図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、問題の発生した家電装置の近くに利用者がいない場合であっても、メッセージの音声出力機能を備えた他の家電機器の近くに利用者がいる場合には、当該他の機器にメッセージを音声出力させる例を説明する。なお、本実施形態の情報通知システム5に含まれる各装置の構成は、実施形態1と同様である(図1から図3参照)。
図8の情報通知システム5には、携帯端末3が含まれていると共に、家電機器2として、空調装置2Aと洗濯機2Bとが含まれている。これらの家電機器は、何れも情報処理装置1からメッセージを受信し、これを音声出力する機能を備えている。
ここで、空調装置2Aから情報処理装置1に対し、フィルターの交換が必要であることを示す稼働状態情報が送信されたとする。これにより、情報処理装置1は、利用者へのメッセージの通知が必要であると判定する。また、その一方で、情報処理装置1は、空調装置2Aの近くには利用者がいないが、洗濯機2Bの近くには利用者がいると判定する。
そして、以上の判定結果に基づき、情報処理装置1は、洗濯機2Bにはリビングの空調装置2のフィルター交換が必要であることを示すメッセージM4を音声出力させる。また、携帯端末3には、空調装置2の機種が「AC201404」であり、フィルターの型番が「FT1404」であることを通知するメッセージM5を表示出力させる。なお、空調装置2がリビングに設置されていることは、予め情報処理装置1に登録しておく。
このように、本実施形態の情報通知システム5によれば、利用者は、問題の生じた家電機器2の近くにいない場合であっても、音声出力機能を備えた他の家電機器2の近くにいれば、音声による通知にて、問題の発生を認識することができる。また、携帯端末3に通知されたメッセージ参照することにより、問題を容易に解決することができる。
〔情報通知処理の流れ〕
次に、本実施形態の情報処理装置1が実行する情報通知処理(通知装置の制御方法)の流れを図9に基づいて説明する。図9は、情報通知処理の一例を示すフローチャートである。なお、図示の情報通知処理は、機器情報収集部102が、家電機器2において利用者への通知を行うべき問題が発生したと判定し、その旨および発生した問題をメッセージ作成部101に通知することによって開始される。また、図9のS11からS15の処理は、図7のS1からS5の処理と同様であるから、ここでは説明を省略する。
S12において、問題の発生した家電機器2の周囲に利用者がいないと判定した場合(S12でNO)、情報提供方法判定部103は、他の家電機器2の周囲に利用者がいるか判定する(S16)。なお、この判定は、機器情報収集部102が取得した各家電機器2の稼働状態情報を参照することによって行われる。
ここで、他の家電機器2の周囲に利用者がいると判定した場合(S16でYES)、情報提供方法判定部103は、メッセージ作成部101から通知されたメッセージ決定情報を参照して、当該他の家電機器2に音声出力させるメッセージを決定する(S17、メッセージ決定ステップ)。このメッセージは、図6の「利用者が他の機器の近くにいる」場合のメッセージである。また、情報提供方法判定部103は、同様にして、携帯端末3に通知するメッセージを決定する(S18、メッセージ決定ステップ)。そして、情報提供方法判定部103は、家電機器2に音声出力させるメッセージを、当該家電機器2に対応する家電機器制御部104に通知する。また、携帯端末3に通知するメッセージを情報提供部105に通知し、通知方法および連絡先についても合わせて通知する。
一方、他の家電機器2の周囲にも利用者はいないと判定した場合(S16でNO)、情報提供方法判定部103は、メッセージ作成部101から通知されたメッセージ決定情報を参照して、携帯端末3に通知するメッセージを決定する(S19)。このメッセージは、図6の「利用者は発話する機器の近くにはいない」場合のメッセージである。そして、情報提供方法判定部103は、携帯端末3に通知するメッセージを情報提供部105に通知し、通知方法および連絡先についても合わせて通知する。以上の処理により、図8に示したようなメッセージの通知が可能になる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図10〜図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、複数の携帯端末3(の利用者)のそれぞれに役割を割り当て、割り当てられた役割ごとに異なるメッセージを通知する例を説明する。なお、本実施形態の情報通知システム5に含まれる各装置の構成は、実施形態1と同様である(図1から図3参照)。
図10の情報通知システム5には、家電機器2として空調装置2が含まれていると共に、利用者の携帯端末3Aと、利用者の家族の携帯端末3Bが含まれている。携帯端末3Aおよび3Bの構成は、何れも図3に示した携帯端末3と同様である。
ここで、空調装置2から情報処理装置1に対し、フィルターの交換が必要であることを示す稼働状態情報が送信され、情報処理装置1は利用者へのメッセージの通知が必要であると判定したとする。
この場合、情報処理装置1は、フィルターの購入の役割が割り当てられた利用者の家族の携帯端末3Bに対し、利用者が空調装置2(機種「AC201404」)のフィルター(型番「FT1404」)を求めている旨のメッセージM6を通知する。また、情報処理装置1は、空調装置2には、フィルターの交換が必要である旨、およびフィルターの購入を利用者の家族に依頼した旨を音声出力させる。そして、情報処理装置1は、利用者の携帯端末3Aには、リビングの空調装置2のフィルターの交換を、該利用者の家族に依頼した旨のメッセージを通知する。
このように、本実施形態では、携帯端末3あるいはその利用者に予め役割(分類)を設定しておき、役割に応じたメッセージを通知する。これにより、家電機器2に発生した問題を解消するために行うべき事項を、各利用者に適切に分担させ、スムーズに家電機器2に発生した問題を解消させることができる。なお、図示の例のように、メッセージM7には、依頼メッセージの通知先(利用者の家族)を示す情報を含めることが好ましい。これにより、家電機器2の周囲の者に、誰が依頼先かを認識させることができる。
〔役割情報の例〕
各携帯端末3(の利用者)に割り当てられた役割は、役割情報111として記憶部11に格納しておけばよく、この役割情報111は、例えば図11のようなデータであってもよい。図11は、役割情報111の一例を示す図である。
図示の役割情報111は、利用者の名称、該利用者への情報提供方法、該利用者の連絡先、および該利用者に割り当てられた役割が対応付けられ、昇順に番号(No.)が付された情報である。
図示の役割情報111のNo.3のレコードは、家電機器2の修理を行う電気店のレコードである。これにより、家電機器2の修理が必要になった場合には、この電気店にその旨のメッセージを通知することができる。このように、家電機器2の利用者以外に役割を割り当てることも可能である。
図示の役割情報111では、情報提供方法として、メール(電子メール)、SMS(Short Messaging Service)、SNS(Social Networking Service)の3通りの方法が挙げられている。しかし、情報提供方法はこれらの例に限られない。また、連絡先は、情報提供方法に応じた、メッセージの送信先を示すものであればよい。例えば、SMSで情報提供(メッセージ通知)する場合には、電話番号であってもよいし、メールで情報提供する場合には、メールアドレスであってもよい。また、SNSで情報提供する場合には、使用するSNSの識別情報(ホームページアドレス)、および情報の通知先のアカウント名の組合せであってもよい。
また、図示の役割情報111では、役割として、家電機器2の問題解決のために必要な物品を購入する購入担当と、家電機器2の修理(フィルター交換などの家電機器2に対して行う処理を含む)を行う修理担当が設定されている。チェックボックスが塗り潰されているものが、当該レコードの利用者に割り当てられた役割である。No.2のレコードのように、複数の役割が割り当てられてもよい。
〔メッセージ決定情報の例〕
本実施形態の情報処理装置1は、役割に応じたメッセージを通知するため、使用するメッセージ決定情報が、上記各実施形態とは異なっている。ここでは、本実施形態の情報処理装置1が使用するメッセージ決定情報について、図12に基づいて説明する。図12は、役割ごとのメッセージを決定するためのメッセージ決定情報の一例を示す図である。
図示のメッセージ決定情報は、図6のメッセージ決定情報と比べて、購入担当者向けのメッセージと、修理担当者向けのメッセージとが追加されている点で異なっている。また、メッセージ決定情報に含まれる各メッセージ(購入担当者向けと修理担当者向けを除く)に、購入担当者に購入を依頼した旨のメッセージが追加されている点でも異なっている。
よって、図12のメッセージ決定情報を参照することにより、役割ごとのメッセージを決定することができると共に、役割が割り当てられていない者には、役割が割り当てられた者への依頼が行われたことを通知することができる。
〔情報通知処理の流れ〕
本実施形態の情報通知処理は、実施形態2と概ね同様であるから、図9を参照して相違点を説明する。本実施形態では、携帯端末3(の利用者)に役割が割り当てられている。このため、本実施形態の情報通知処理では、携帯端末3に通知するメッセージを決定する各ステップ(S14、S18、S19)において、図12のようなメッセージ決定情報を参照して、役割ごとのメッセージを決定する。これにより、図10の例のように、各携帯端末3にその役割に応じたメッセージを出力させることができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図13〜図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
ここで、家電機器2に発生した問題を解消するための処理を、複数の利用者が実行可能である場合、誰がその処理を実行したのか(あるいは実行するのか)を、他の利用者が認識することができない。このため、譲り合って誰も処理を実行しない状況に陥ったり、同じフィルターを複数の利用者が購入してしまうといった無駄が生じたりする可能性がある。
そこで、本実施形態では、家電機器2に発生した問題を解消するための処理を実行すること(あるいは実行したこと)を他の利用者に通知する例を説明する。なお、本実施形態の情報通知システム5に含まれる各装置の構成は、実施形態1と同様である(図1から図3参照)。
図13の情報通知システム5には、家電機器2として空調装置2が含まれていると共に、利用者の携帯端末3Aと、利用者の家族の携帯端末3Bが含まれている。ここで、空調装置2から情報処理装置1に対し、フィルターの交換が必要であることを示す稼働状態情報が送信され、情報処理装置1は利用者へのメッセージの通知が必要であると判定したとする。
この場合、情報処理装置1は、フィルターの購入の役割が割り当てられた利用者の家族の携帯端末3Bに対し、利用者が空調装置2(機種「AC201404」)のフィルター(型番「FT1404」)を求めている旨のメッセージM9を通知する。また、このメッセージM9には、依頼引受キーK(「OK」と表示されたキー)が含まれていると共に、依頼(フィルターの購入)を引き受ける場合にはこのオブジェクトを操作することを求めるメッセージが含まれている。
一方、空調装置2からは、フィルターの交換を求めるメッセージM10が出力される。また、役割が割り当てられていない利用者の携帯端末3Aには、空調装置2(機種「AC201404」)のフィルター(型番「FT1404」)の購入を、該利用者の家族に依頼した旨のメッセージM11が送信される。
ここで、携帯端末3Bにおいて、依頼引受キーKが操作されると、その旨の通知が情報処理装置1に送信される。そして、情報処理装置1は、利用者の家族がフィルターを購入することを示すメッセージM12を空調装置2に出力させる。なお、利用者が空調装置2の近くにいない場合には、同様のメッセージを利用者の携帯端末3Aに送信してもよい。
このように、本実施形態の情報通知システム5では、処理を依頼するメッセージを受信した携帯端末3の利用者が、その依頼を引き受ける(あるいは実行した)ことを、依頼引受キーKを操作するという極めて簡易な操作で通知できるようにしている。そして、この通知を受信した情報処理装置1は、フィルターを購入する処理が引き受けられた(あるいは実行された)ことを他の利用者に通知して認識させるので、当該処理が重複して行われることを防ぐことができる。
〔依頼対応処理の流れ〕
本実施形態の携帯端末3が実行する依頼対応処理について、図14に基づいて説明する。図14は、依頼対応処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、家電機器2に発生した問題を解消するための処理を依頼するメッセージを受信したときに行われる。
出力制御部302は、メッセージ受信部301が受信したメッセージが、処理を依頼するメッセージである場合、受信したメッセージと共に、該メッセージに含まれる依頼引受キーを表示部31に表示させる(S21)。なお、メッセージおよび依頼引受キーの表示タイミングは、メッセージを表示させる操作が行われたタイミングであってもよい。
また、出力制御部302は、依頼引受キーを表示させた旨を引受通知送信部303に通知し、これにより、引受通知送信部303は、依頼引受キーの選択操作の待ち受け状態となる(S22)。
ここで、依頼引受キーが選択されることなく、メッセージの表示が終了された場合(S22でNO)、依頼対応処理は終了する。なお、この場合には、依頼を引き受けない旨を情報処理装置1に通知してもよい。そして、この通知を受信した情報処理装置1は、依頼が引き受けられなかったことを示すメッセージや、依頼を引き受けることを求めるメッセージを他の携帯端末3や家電機器2に通知してもよい。
一方、依頼引受キーが選択された場合(S22でYES)、引受通知送信部303は、依頼を引き受けたことを示す依頼引受通知を情報処理装置1に送信し(S23)、依頼対応処理を終了する。なお、他の携帯端末3の連絡先が登録されている場合には、当該他の携帯端末3に対して依頼引受通知を送信してもよい。
〔進捗管理処理の流れ〕
続いて、家電機器2に発生した問題を解消するための処理を依頼するメッセージの送信後に、情報処理装置1が実行する進捗管理処理を図15に基づいて説明する。図15は、進捗管理処理の一例を示すフローチャートである。
処理を依頼するメッセージを情報提供部105に送信させた情報提供方法判定部103は、依頼引受通知の受信を待ち受ける(S31)。ここで、所定時間以内に依頼引受通知の受信が確認できない(S31でNO)場合、進捗管理処理は終了する。なお、この場合、再度依頼を引き受けることを求めるメッセージを送信してもよい。また、依頼が引き受けられなかったことを示すメッセージや、依頼を引き受けることを求めるメッセージを他の携帯端末3(処理を依頼するメッセージを通知しなかった携帯端末3)や家電機器2に通知してもよい。
一方、依頼引受通知の受信が確認できた(S31でYES)場合、情報提供方法判定部103は、家電機器制御部104に指示して、受信した依頼引受通知の利用者が依頼に対応する旨を家電機器2に通知させる(S32)。
次に、情報提供方法判定部103は、家電機器2に発生した問題を解消するための処理に次工程があるか判定する(S33)。例えば、フィルター交換の例では、フィルターを購入する処理が第1の工程であり、古いフィルターを購入したフィルターに取り換える処理が第2の工程である。よって、この例では、フィルターの購入を依頼するメッセージに対し、依頼引受通知を受信した場合には、S33では次工程(フィルターを取り換える工程)があると判定される。
S33において、次工程がないと判定した場合(S33でNO)、情報提供方法判定部103は、進捗管理処理を終了する。一方、次工程があると判定した場合(S33でYES)、情報提供方法判定部103は、次工程の処理を依頼するメッセージを家電機器2および携帯端末3に通知し(S34)、S31の処理に戻る。なお、各工程におけるメッセージは、メッセージ決定情報に予め含めておけばよい。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について、図16および図17に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、家電機器2に発生した問題を解消するための処理を依頼するメッセージの送信先が複数ある場合に、最適な送信先を選択してメッセージを送信する例を説明する。なお、本実施形態の情報通知システム5に含まれる各装置の構成は、実施形態1と同様である(図1から図3参照)。
図16の情報通知システム5には、家電機器2として空調装置2が含まれていると共に、利用者の携帯端末3A、利用者の家族1の携帯端末3B、家族2の携帯端末3C、および家族3の携帯端末3Dが含まれている。なお、これらの携帯端末の構成は、何れも実施形態1の携帯端末3(図3参照)と同様である。
ここで、空調装置2から情報処理装置1に対し、フィルターの交換が必要であることを示す稼働状態情報が送信され、情報処理装置1は利用者へのメッセージの通知が必要であると判定したとする。なお、利用者の家族1から3は、何れもフィルターの購入担当者に設定されている。
この場合、情報処理装置1は、空調装置2には、上述の各実施形態と同様に、フィルター交換が必要であることを示すメッセージM13を出力させる。また、購入担当者ではない利用者の携帯端末3Aには、空調装置2(機種「AC201404」)のフィルター(型番「FT1404」)の購入を、該利用者の家族に依頼した旨のメッセージM14を送信する。
ここで、上述のように、フィルターの購入担当者は複数存在しているから、情報処理装置1は、複数の購入担当者のうち何れにフィルターの購入を依頼するメッセージを通知すべきか判定する。具体的には、情報処理装置1は、各購入担当者の携帯端末3C〜3Dからその現在位置を示す位置情報を取得する。そして、予め登録されている、上記フィルターを購入可能な店舗の位置情報と、上記取得した位置情報とを比較して、当該店舗から最も近い位置に存在する携帯端末3を、フィルターの購入を依頼するメッセージの送信先と特定する。
図示の例では、携帯端末3Bが送信先と特定されており、情報処理装置1は、この携帯端末3Bに対し、利用者が空調装置2(機種「AC201404」)のフィルター(型番「FT1404」)を求めている旨のメッセージM15を通知している。
以上のように、本実施形態の情報通知システム5では、家電機器2に発生した問題を解消するための処理を依頼するメッセージの送信先が複数ある場合に、最適な送信先を選択してメッセージを送信する。よって、処理が必要となった状況に応じた最適な利用者に当該処理を実行させることができると共に、複数の利用者によって重複して処理が行われることを防ぐことができる。
なお、処理を依頼するメッセージの送信先の携帯端末3は、1つに絞り込む必要はなく、例えば3台の携帯端末3がある場合に、フィルターを購入可能な店舗から近い順に選択した2台を送信先としてもよい。また、購入可能な店舗からの距離が所定値以下の携帯端末3の全てを送信先としてもよい。
さらに、上記では、購入担当者が複数存在する場合の例を説明したが、修理担当者が複数存在する場合においても、同様の処理にてメッセージの送信先を絞り込むことができる。この場合には、修理が行われる場所である利用者宅(家電機器2の設置場所)からの距離が近い携帯端末3を送信先としてもよい。
また、位置情報以外の条件で通知先を決めてもよい。例えば、各携帯端末3(またはその利用者)に予め優先順位を設定しておき、この優先順位に従って通知先を決めてもよい。また、例えば、「18時以降は、未成年者の携帯端末3を通知先としない」等の所定の条件にて通知先の携帯端末3を絞り込んでもよい。
つまり、本実施形態には、処理を依頼するメッセージの通知先が複数存在する場合に、当該複数の通知先のうち、上記処理に応じて予め定められた条件に従って選択した通知先に当該メッセージを通知する任意の構成が含まれる。
〔依頼対象決定処理の流れ〕
本実施形態の情報通知処理は、実施形態3と概ね同様であるが、役割ごとのメッセージを決定した後、その役割が割り当てられた携帯端末3が複数ある場合に、依頼対象決定処理を行って、メッセージの送信先を絞り込む点で相違している。ここでは、依頼対象決定処理について図17に基づいて説明する。図17は、依頼対象決定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、情報提供方法判定部103は、位置情報取得部106に指示して、メッセージの送信先の候補である各携帯端末3(例えば購入担当者の携帯端末3)の位置情報を取得させる(S41)。
続いて、情報提供方法判定部103は、取得された位置情報に基づいて、メッセージの送信先の候補である携帯端末3の中から、メッセージを送信する携帯端末3を選択する(S42)。具体的には、依頼する処理について予め登録されている位置情報(例えば購入依頼であれば、購入が可能な店舗の位置を示す位置情報)と、上記取得した位置情報とを比較する。そして、予め登録されている位置情報に最も近い位置に存在する携帯端末3を、メッセージの送信先として選択する。
最後に、情報提供方法判定部103は、情報提供部105に指示して、上記選択した携帯端末に、処理を依頼するメッセージを通知させ(S43)、依頼対象決定処理を終了する。
〔依頼対象を絞り込まない例〕
上記の例では、依頼対象を絞り込んでメッセージを通知しているが、複数の依頼対象のそれぞれにメッセージを通知してもよい。ただし、送信先が複数になる場合には、実施形態4で説明した、処理の実行を他の利用者に通知する構成を併用することが望ましい。これについて、図18に基づいて説明する。図18は、処理を依頼するメッセージを複数の送信先に送信する場合に、処理の実行を他の利用者に通知する構成を適用した情報通知システム5の例を示す図である。
図18の情報通知システム5には、家電機器2として空調装置2が含まれていると共に、利用者の携帯端末3A、利用者の家族1の携帯端末3B、家族2の携帯端末3C、および家族3の携帯端末3Dが含まれている。ここで、空調装置2から情報処理装置1に対し、フィルターの交換が必要であることを示す稼働状態情報が送信され、情報処理装置1は利用者へのメッセージの通知が必要であると判定したとする。なお、利用者の家族1から3は、何れもフィルターの購入担当者に設定されている。
この場合、情報処理装置1は、空調装置2には、上述の各実施形態と同様に、フィルター交換が必要であることを示すメッセージM16を出力させる。また、購入担当者ではない利用者の携帯端末3Aには、空調装置2(機種「AC201404」)のフィルター(型番「FT1404」)の購入を、該利用者の家族に依頼した旨のメッセージM17を送信する。
そして、情報処理装置1は、フィルターの購入担当者の携帯端末3B〜3Dのそれぞれに対し、利用者が空調装置2(機種「AC201404」)のフィルター(型番「FT1404」)を求めている旨、および依頼を引き受ける場合にはキー操作することを求める旨のメッセージが記載されたメッセージM18を送信する。また、このメッセージM18には依頼引受キーKも含まれている。
ここで、携帯端末3Bにおいて、依頼引受キーKが操作されると、その旨の通知が情報処理装置1に送信される。そして、情報処理装置1は、利用者の家族1がフィルターを購入することを示すメッセージM19を空調装置2に出力させる。なお、利用者が空調装置2の近くにいない場合には、同様のメッセージを利用者の携帯端末3Aに送信してもよい。また、情報処理装置1は、利用者の家族1が購入を引き受けたことを示すメッセージM20を、他の購入担当者(家族2および3)の携帯端末3Cおよび3Dにそれぞれ送信する。
このように、図18の情報通知システム5では、複数の依頼対象に処理を依頼するメッセージを通知する一方、その依頼を引き受ける(あるいはその処理を実行した)ことを、依頼引受キーKを操作するという極めて簡易な操作で通知できるようにしている。そして、この通知を受信した情報処理装置1は、フィルターを購入する処理が引き受けられた(あるいは実行された)ことを他の利用者に通知して認識させる。よって、複数の依頼対象のうち、都合のよい者に処理を実行させることができると共に、当該処理が重複して行われることを防ぐことができる。
〔変形例〕
上記各実施形態では、家電機器2から受信した稼働状態情報に基づいてメッセージを通知する例を説明したが、メッセージは家電機器2に関して利用者に伝達すべき事項が発生したときに通知すればよく、この例に限られない。例えば、家電機器2に初期不良が発見された場合や、家電機器2がリコールの対象となった場合に、その旨を示すメッセージを通知してもよい。この場合も上記各実施形態と同様に、問題の概要を家電機器2に発話させ、具体的な対処方法を携帯端末3に通知することにより、利用者にスムーズに問題の発生を認識させ、また携帯端末3に表示させたメッセージを参照しながら問題に対処させることができる。
また、上記各実施形態では、通知先(通知先の候補)に発話機能を備えた家電機器2が含まれている例を説明したが、発話機能を備えていない家電機器2であっても、表示出力等の出力方式でメッセージを出力可能なものであれば通知先とすることができる。例えば、テレビジョン受像機のように、表示部を備えた装置であれば、当該表示部にメッセージを表示出力させてもよい。また、通知先に家電機器2が含まれていない場合であっても、分類の異なる(例えば、利用者の携帯端末3と利用者の家族の携帯端末3、あるいは利用者の携帯端末3と修理店舗等)通知先が含まれていれば、本発明を適用可能である。
ここで、家電機器2に発話させた場合、その発話に対し、利用者が音声で返答することも考えられる。このため、家電機器2は、利用者の発した音声を音声データとして取得する手段と、この音声データを情報処理装置1に送信する手段とを備えていることが好ましい。そして、情報処理装置1は、音声データを解析する手段と、この解析結果に応じて所定の処理を実行する手段とを備えていることが好ましい。これにより、利用者の返答に応じた更なるメッセージを通知すること等も可能になる。例えば、家電機器2に処理の依頼メッセージを出力させ、この依頼を受けるか否かの回答を音声で受け付けることも可能である。
〔実施形態6〕
上記各実施形態では、1つの情報処理装置1を用いる例を説明したが、情報処理装置1の有する各機能が、個別のサーバにて実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
〔実施形態7〕
情報処理装置1、家電機器2、および携帯端末3の各ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、情報処理装置1、家電機器2、および携帯端末3のそれぞれを、図19に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
図19は、情報処理装置1、家電機器2、または携帯端末3として利用可能なコンピュータ910の構成を例示したブロック図である。コンピュータ910は、バス911を介して互いに接続された演算装置912と、主記憶装置913と、補助記憶装置914と、入出力インターフェース915と、通信インターフェース916とを備えている。演算装置912、主記憶装置913、および補助記憶装置914は、それぞれ、例えばCPU、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブであってもよい。入出力インターフェース915には、ユーザがコンピュータ910に各種情報を入力するための入力装置920、および、コンピュータ910がユーザに各種情報を出力するための出力装置930が接続される。入力装置920および出力装置930は、コンピュータ910に内蔵されたものであってもよいし、コンピュータ910に接続された(外付けされた)ものであってもよい。例えば、入力装置920は、キーボード、マウス、タッチセンサなどであってもよく、出力装置930は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどであってもよい。また、タッチセンサとディスプレイとが一体化されたタッチパネルのような、入力装置920および出力装置930の双方の機能を有する装置を適用してもよい。そして、通信インターフェース916は、コンピュータ910が外部の装置と通信するためのインターフェースである。
補助記憶装置914には、コンピュータ910を情報処理装置1、家電機器2、または携帯端末3として動作させるための各種のプログラムが格納されている。そして、演算装置912は、補助記憶装置914に格納された上記プログラムを主記憶装置913上に展開して該プログラムに含まれる命令を実行することによって、コンピュータ910を、情報処理装置1、家電機器2、または携帯端末3が備える各部として機能させる。なお、補助記憶装置914がプログラム等の情報の記録に用いる記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路などであってもよい。
また、上記プログラムは、コンピュータ910の外部から取得してもよく、この場合、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して取得してもよい。そして、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る通知装置(情報処理装置1)は、電子機器(家電機器2)に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置であって、上記メッセージの通知先が複数であり、該複数の通知先に、予め設定された分類が異なる通知先(家電機器2、携帯端末3)が含まれている場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定するメッセージ決定手段(情報提供方法判定部103)と、上記メッセージ決定手段が決定した上記メッセージを通知する通知手段(家電機器制御部104/情報提供部105)と、を備えている。
上記の構成によれば、複数の通知先に分類の異なる通知先が含まれている場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定し、通知する。よって、1つの事項について、各分類の通知先に応じたメッセージを提示することができ、利用者に煩わしさを感じさせることを回避することができる。また、通知先の分類に応じてメッセージの内容が異なるため、利用者は各メッセージの内容を注意して確認するようになるので、伝達すべきメッセージを利用者に確実に伝えることが可能になる。
なお、各分類の通知先向けのメッセージは、何れも上記事項に関するメッセージである点で共通しているが、含まれる内容の少なくとも一部が、他の分類の通知先向けのメッセージと異なっている。また、分類の対象となる「通知先」は、通知を受ける人であってもよいし、通知を出力する装置であってもよい。つまり、通知を受ける人に応じて通知先を分類してもよいし、通知を出力する装置に応じて通知先を分類してもよい。
本発明の態様2に係る通知装置は、上記態様1において、上記メッセージ決定手段は、上記メッセージの通知先に上記電子機器が含まれている場合に、当該電子機器を他の通知先と分類の異なる通知先であると判定して該電子機器向けのメッセージを決定し、上記通知手段は、上記電子機器に、該電子機器向けの上記メッセージを通知して出力させてもよい。
上記の構成によれば、利用者に通知すべき事項が発生した電子機器にメッセージを通知して出力させるので、この電子機器の周囲の利用者に、当該事項の発生を認識させることができる。また、電子機器には該電子機器向けのメッセージが通知され、他の通知先にはその分類に応じたメッセージが通知されるので、利用者は、他の通知先に通知されたメッセージを参照することにより、上記事項に関する他の情報を知得することができる。
本発明の態様3に係る通知装置は、上記態様2において、上記メッセージ決定手段は、上記電子機器向けのメッセージとして、上記事項の概要を示すメッセージM1を決定し、他の通知先向けのメッセージとして、上記事項の詳細を示すメッセージM2を決定してもよい。
上記の構成によれば、電子機器に上記事項の概要を示すメッセージを通知して出力させ、該事項の詳細を示すメッセージを他の通知先に通知する。よって、電子機器の出力するメッセージによって当該事項の発生を利用者に認識させ、他の通知先に通知したメッセージによって当該事項の詳細を利用者に認識させることができる。
本発明の態様4に係る通知装置は、上記態様2または3において、上記電子機器の周囲に利用者が存在するか否かを判定する存否判定手段(情報提供方法判定部103)を備え、上記メッセージ決定手段は、上記存否判定手段が、上記電子機器の周囲に利用者が存在しないと判定した場合、上記電子機器以外の通知先(携帯端末3)向けのメッセージとして、上記事項の全てを含むメッセージM3を決定してもよい。
上記の構成によれば、電子機器の周囲に利用者が存在しないと判定した場合、上記事項の全てを含むメッセージを上記電子機器以外の通知先に通知する。よって、メッセージを確認できる者のいない電子機器に無駄にメッセージを出力させることを回避できると共に、上記事項に関して利用者に通知される内容に漏れが生じることを防ぐことができる。
本発明の態様5に係る通知装置は、上記態様2または3において、上記電子機器(空調装置2A)の周囲に利用者が存在するか否か、および他の電子機器(洗濯機2B)の周囲に利用者が存在するか否かを判定する存否判定手段(情報提供方法判定部103)を備え、上記メッセージ決定手段は、上記存否判定手段が、上記電子機器の周囲に利用者が存在しないと判定し、かつ上記他の電子機器の周囲に利用者が存在すると判定した場合、当該他の電子機器向けのメッセージを決定し、上記通知手段は、上記他の電子機器に、当該他の電子機器向けのメッセージを通知して出力させてもよい。
上記の構成によれば、電子機器の周囲に利用者が存在しないと判定し、かつ他の電子機器の周囲に利用者が存在すると判定した場合、当該他の電子機器にメッセージを通知して出力させる。よって、上記事項の発生した電子機器の周囲に利用者がいない場合であっても、その利用者の周囲に存在する他の電子機器の出力するメッセージによって上記事項の発生を認識させることができる。
本発明の態様6に係る通知装置は、上記態様1から5の何れかにおいて、上記通知先には、処理の実行を依頼する依頼メッセージの通知先に分類されたものが含まれており、上記メッセージ決定手段は、上記事項が、上記電子機器に発生した問題とその解消方法である場合に、上記解消方法に応じた、上記問題を解消するための処理の実行を依頼する依頼メッセージを、依頼メッセージの通知先に分類されている通知先向けのメッセージと決定してもよい。
上記の構成によれば、電子機器に発生した問題の解消方法に応じた、上記問題を解消するための処理の実行を依頼する依頼メッセージが、依頼メッセージの通知先に分類されている通知先に通知される。よって、依頼メッセージの通知先に分類されている通知先の利用者に当該処理を実行させて、電子機器に発生した問題を解消させることができる。なお、電子機器に発生した問題の解消に必要な処理が複数ある場合には、各処理について依頼メッセージを通知してもよく、各依頼メッセージの通知先はそれぞれ異なっていてもよい。
本発明の態様7に係る通知装置は、上記態様6において、上記依頼メッセージの通知先から、上記処理を実行するまたは実行したことを示す通知を受信した場合に、当該通知の送信元以外の通知先の少なくとも何れかに、上記処理が実行されるまたは実行されたことを通知する実行通知手段(情報提供部105)を備えていてもよい。
上記の構成によれば、依頼メッセージの通知先から、処理を実行するまたは実行したことを示す通知を受信した場合に、当該通知の送信元以外の通知先の少なくとも何れかに、上記処理が実行されるまたは実行されたことを通知する。よって、同じ処理が複数の利用者によって行われるという無駄が生じることを防ぐことができる。
本発明の態様8に係る通知装置は、上記態様6または7において、上記通知手段は、依頼メッセージの通知先に分類された通知先が複数存在する場合に、当該複数の通知先のうち、依頼する処理に応じた所定の条件に従って選択された通知先に上記依頼メッセージを通知してもよい。
上記の構成によれば、依頼メッセージの通知先に分類された通知先が複数存在する場合に、当該複数の通知先のうち、依頼する処理に応じた所定の条件に従って選択された通知先に上記依頼メッセージを通知する。よって、依頼する処理に応じた適切な通知先の利用者に、上記処理を実行させることができる。
本発明の態様9に係る出力装置(家電機器2/携帯端末3)は、電子機器(家電機器2)に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置(情報処理装置1)から通知された上記メッセージを出力する出力装置であって、自装置または自装置の利用者に設定されている分類に応じたメッセージであって、分類の異なる他の通知先に通知されるメッセージとは内容の少なくとも一部が異なる、上記通知装置から通知されたメッセージを取得するメッセージ取得手段(音声/制御分離部204/メッセージ受信部301)と、上記メッセージ取得手段が取得したメッセージを出力するメッセージ出力手段(出力制御部208/302)と、を備えている。
上記の構成によれば、出力装置またはその利用者に設定されている分類に応じたメッセージであって、分類の異なる他の通知先に通知されるメッセージとは内容の少なくとも一部が異なる、上記通知装置から通知されたメッセージを取得して出力する。よって、1つの事項について、分類の異なる他の通知先から同内容のメッセージが通知されることがなく、これにより利用者に煩わしさを感じさせることを回避することができる。
本発明の態様10に係る出力装置は、上記態様9において、上記メッセージ取得手段が、上記電子機器に発生した問題を解消するための処理の実行を依頼する依頼メッセージを取得した場合に、自装置に対する入力操作に応じて、自装置の利用者が上記処理を実行するまたは実行したことを示す通知を送信する実行通知手段(引受通知送信部303)を備えていてもよい。
上記の構成によれば、依頼メッセージを取得した場合に、自装置に対する入力操作に応じて、自装置の利用者が上記処理を実行するまたは実行したことを示す通知を送信する。よって、依頼メッセージを確認した利用者が、依頼された処理を実行する、または実行した場合に、上記入力操作によってその旨を通知することができ、これにより、同じ処理が複数の利用者によって行われるという無駄が生じることを防ぐことができる。
なお、上記処理を実行するまたは実行したことを示す通知は、通知装置に送信してもよいし、他の通知先に送信できる場合には、他の通知先に送信してもよい。通知装置に送信した場合には、該通知装置を介して他の通知先に上記処理を実行するまたは実行したことを通知することが可能である。
本発明の態様11に係る出力装置は、上記態様9または10において、上記事項の発生を検出する検出手段(稼働状態検出部)と、上記検出手段が、上記事項の発生を検出したときに、上記通知装置との通信を行うことができない場合、上記メッセージ出力手段に、上記メッセージ取得手段が過去に取得したメッセージを出力させる出力対象切替手段(切替部207)と、を備えていてもよい。
上記の構成によれば、上記事項の発生を検出したときに、通知装置との通信を行うことができない場合、過去に取得したメッセージを出力させる。よって、通知装置との通信を行うことができない場合であっても、分類の異なる他の通知先から同内容のメッセージが通知されることがなく、これにより利用者に煩わしさを感じさせることを回避することができる。
本発明の態様12に係る情報通知システム5は、電子機器(家電機器2)に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置(情報処理装置1)と、該メッセージを出力する出力装置(家電機器2、携帯端末3)とを含む情報通知システムであって、上記通知装置は、上記出力装置以外にも他の通知先が存在し、該他の通知先の分類が上記出力装置とは異なると判定した場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定し、決定したメッセージのうち上記出力装置向けのメッセージを上記出力装置に通知し、上記出力装置は、上記通知装置が通知した上記メッセージを出力する。よって、上記態様1と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様13に係る通知装置の制御方法(情報通知処理)は、電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置の制御方法であって、上記メッセージの通知先が複数であり、該複数の通知先に、予め設定された分類が異なる通知先が含まれている場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定するメッセージ決定ステップ(S3、S4/S13、S14/S17、S18)と、上記メッセージ決定ステップにて決定した上記メッセージを通知する通知ステップ(S5/S15)と、を含む。よって、上記態様1と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る通知装置および出力装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記通知装置または上記出力装置が備える各手段として動作させることにより上記通知装置または上記出力装置をコンピュータにて実現させる通知装置の制御プログラム(出力装置の制御プログラム)、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、電子機器に関する情報を利用者に通知するシステムに利用することができる。
1 情報処理装置(通知装置)
103 情報提供方法判定部(メッセージ決定手段、存否判定手段)
104 家電機器制御部(通知手段)
105 情報提供部(通知手段、実行通知手段)
2 家電機器(出力装置、電子機器)
204 音声/制御分離部(メッセージ取得手段)
205 稼働状態検出部(検出手段)
207 切替部(出力対象切替手段)
208 出力制御部(メッセージ出力手段)
3 携帯端末(出力装置)
301 メッセージ受信部(メッセージ取得手段)
302 出力制御部(メッセージ出力手段)
303 引受通知送信部(実行通知手段)
5 情報通知システム

Claims (15)

  1. 電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置であって、
    上記メッセージの通知先が複数であり、該複数の通知先に、予め設定された分類が異なる通知先が含まれている場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定するメッセージ決定手段と、
    上記メッセージ決定手段が決定した上記メッセージを通知する通知手段と、を備えていることを特徴とする通知装置。
  2. 上記メッセージ決定手段は、上記メッセージの通知先に上記電子機器が含まれている場合に、当該電子機器を他の通知先と分類の異なる通知先であると判定して該電子機器向けのメッセージを決定し、
    上記通知手段は、上記電子機器に、該電子機器向けの上記メッセージを通知して出力させることを特徴とする請求項1に記載の通知装置。
  3. 上記メッセージ決定手段は、上記電子機器向けのメッセージとして、上記事項の概要を示すメッセージを決定し、他の通知先向けのメッセージとして、上記事項の詳細を示すメッセージを決定することを特徴とする請求項2に記載の通知装置。
  4. 上記電子機器の周囲に利用者が存在するか否かを判定する存否判定手段を備え、
    上記メッセージ決定手段は、上記存否判定手段が、上記電子機器の周囲に利用者が存在しないと判定した場合、上記電子機器以外の通知先向けのメッセージとして、上記事項の全てを含むメッセージを決定することを特徴とする請求項2または3に記載の通知装置。
  5. 上記電子機器の周囲に利用者が存在するか否か、および他の電子機器の周囲に利用者が存在するか否かを判定する存否判定手段を備え、
    上記メッセージ決定手段は、上記存否判定手段が、上記電子機器の周囲に利用者が存在しないと判定し、かつ上記他の電子機器の周囲に利用者が存在すると判定した場合、当該他の電子機器向けのメッセージを決定し、
    上記通知手段は、上記他の電子機器に、当該他の電子機器向けのメッセージを通知して出力させることを特徴とする請求項2または3に記載の通知装置。
  6. 上記通知先には、処理の実行を依頼する依頼メッセージの通知先に分類されたものが含まれており、
    上記メッセージ決定手段は、上記事項が、上記電子機器に発生した問題とその解消方法である場合に、上記解消方法に応じた、上記問題を解消するための処理の実行を依頼する依頼メッセージを、依頼メッセージの通知先に分類されている通知先向けのメッセージと決定することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の通知装置。
  7. 上記依頼メッセージの通知先から、上記処理を実行するまたは実行したことを示す通知を受信した場合に、当該通知の送信元以外の通知先の少なくとも何れかに、上記処理が実行されるまたは実行されたことを通知する実行通知手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の通知装置。
  8. 上記通知手段は、依頼メッセージの通知先に分類された通知先が複数存在する場合に、当該複数の通知先のうち、依頼する処理に応じた所定の条件に従って選択された通知先に上記依頼メッセージを通知することを特徴とする請求項6または7に記載の通知装置。
  9. 電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置から通知された上記メッセージを出力する出力装置であって、
    自装置または自装置の利用者に設定されている分類に応じたメッセージであって、分類の異なる他の通知先に通知されるメッセージとは内容の少なくとも一部が異なる、上記通知装置から通知されたメッセージを取得するメッセージ取得手段と、
    上記メッセージ取得手段が取得したメッセージを出力するメッセージ出力手段と、を備えていることを特徴とする出力装置。
  10. 上記メッセージ取得手段が、上記電子機器に発生した問題を解消するための処理の実行を依頼する依頼メッセージを取得した場合に、自装置に対する入力操作に応じて、自装置の利用者が上記処理を実行するまたは実行したことを示す通知を送信する実行通知手段を備えていることを特徴とする請求項9に記載の出力装置。
  11. 上記事項の発生を検出する検出手段と、
    上記検出手段が、上記事項の発生を検出したときに、上記通知装置との通信を行うことができない場合、上記メッセージ出力手段に、上記メッセージ取得手段が過去に取得したメッセージを出力させる出力対象切替手段と、を備えていることを特徴とする請求項9または10に記載の出力装置。
  12. 電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置と、該メッセージを出力する出力装置とを含む情報通知システムであって、
    上記通知装置は、上記出力装置以外にも他の通知先が存在し、該他の通知先の分類が上記出力装置とは異なると判定した場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定し、決定したメッセージのうち上記出力装置向けのメッセージを上記出力装置に通知し、
    上記出力装置は、上記通知装置が通知した上記メッセージを出力することを特徴とする情報通知システム。
  13. 電子機器に関して利用者に通知すべき事項が発生したときに、該事項に関するメッセージを通知する通知装置の制御方法であって、
    上記メッセージの通知先が複数であり、該複数の通知先に、予め設定された分類が異なる通知先が含まれている場合に、各分類の通知先向けのメッセージを決定するメッセージ決定ステップと、
    上記メッセージ決定ステップにて決定した上記メッセージを通知する通知ステップと、を含むことを特徴とする通知装置の制御方法。
  14. 請求項1から8の何れか1項に記載の通知装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
  15. 請求項9から11の何れか1項に記載の出力装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
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