JP2016057678A - ポイントサービス処理システム、携帯端末及びそのプログラム - Google Patents

ポイントサービス処理システム、携帯端末及びそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016057678A
JP2016057678A JP2014181373A JP2014181373A JP2016057678A JP 2016057678 A JP2016057678 A JP 2016057678A JP 2014181373 A JP2014181373 A JP 2014181373A JP 2014181373 A JP2014181373 A JP 2014181373A JP 2016057678 A JP2016057678 A JP 2016057678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
points
service
portable terminal
act
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014181373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6220755B2 (ja
Inventor
鈴木 健也
Takeya Suzuki
健也 鈴木
高橋 秀治
Hideji Takahashi
秀治 高橋
啓希 望月
Hiroki Mochizuki
啓希 望月
立 守田
Tatsu Morita
立 守田
和哉 南部
Kazuya Nanbu
和哉 南部
池田 喜彦
Yoshihiko Ikeda
喜彦 池田
和成 小暮
Kazunari Kogure
和成 小暮
忠智 當山
Tadatomo Toyama
忠智 當山
石川 靖治
Yasuharu Ishikawa
靖治 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2014181373A priority Critical patent/JP6220755B2/ja
Publication of JP2016057678A publication Critical patent/JP2016057678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6220755B2 publication Critical patent/JP6220755B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】購入商品の会計前にその購入商品分も加味した累積ポイントを客に提示する。
【解決手段】保有ポイント取得手段は、ポイントデータベースから、携帯端末を携帯するポイント会員の前記保有ポイントを取得する。サービスポイント取得手段は、携帯端末と近距離無線通信を行った電子棚札に表示された価格の販売商品を購入することでポイント会員に対して発行されるサービスポイントを取得する。ポイント加算手段は、保有ポイント取得手段により取得した保有ポイントにサービスポイント取得手段により取得したサービスポイントを加算した累積ポイントを算出する。ポイント出力手段は、ポイント加算手段により算出された累積ポイントを、電子棚札と近距離無線通信を行った携帯端末から出力する。
【選択図】 図15

Description

本発明の実施形態は、ポイントサービス制度を導入している小売店に構築されるポイントサービス処理システム及びこのシステムで用いる携帯端末並びにこの携帯端末に実装されるプログラムに関する。
多くの小売店では、顧客の囲い込みを目的に、ポイントサービス制度を導入している。この制度では、会員登録をしたポイント会員が、店で商品を購入することによりサービスポイントの発行を受ける。発行されたサービスポイントは、ポイント会員別に累積される。累積ポイントが所定の値になると、店は、例えば景品などの特典と交換を可能とする。このようなポイントサービスを処理するシステムは、種々提案されている。
しかしながら、従来のポイントサービス処理システムでは、ポイント会員は、購入する商品の会計を終えないと、今回購入分も加味した累積ポイントを確認することができない。このため、例えばあと5ポイント加算されると特典が付与される場合でも、その事実をポイント会員が知ったときにはすでに会計が終了している。会計前にその事実を顧客に伝えることができたならば、客は5ポイント分の商品をさらに購入する可能性があり、販売の促進につながる。
特開2010−250613号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、購入商品の会計前にその購入商品分も加味した累積ポイントを客に提示できるポイントサービス処理システム及びこのシステムで用いる携帯端末並びにこの携帯端末の制御プログラムを提供しようとするものである。
一実施形態において、ポイントサービス処理システムは、ポイント会員が携帯する携帯端末と、前記ポイント会員別に保有ポイントを記憶するポイントデータベースにアクセスするポイントサーバと、販売商品に関連続けられ、少なくともその販売商品の価格を表示する電子棚札とを含む。前記携帯端末と前記ポイントサーバとは、ネットワークを介して接続される。前記携帯端末と前記電子棚札との間は、近距離無線通信が可能である。このようなポイントサービス処理システムに、保有ポイント取得手段と、サービスポイント取得手段と、ポイント加算手段と、ポイント出力手段とを設ける。保有ポイント取得手段は、前記ポイントデータベースから、前記携帯端末を携帯する前記ポイント会員の前記保有ポイントを取得する。サービスポイント取得手段は、前記携帯端末と近距離無線通信を行った前記電子棚札に表示された価格の前記販売商品を購入することで前記ポイント会員に対して発行されるサービスポイントを取得する。ポイント加算手段は、前記保有ポイント取得手段により取得した前記保有ポイントに前記サービスポイント取得手段により取得した前記サービスポイントを加算した累積ポイントを算出する。ポイント出力手段は、ポイント加算手段により算出された前記累積ポイントを、前記電子棚札と近距離無線通信を行った前記携帯端末から出力する。
一実施形態におけるポイントサービス処理システムの全体構成図。 図1に示すポイントデータベースに保存されるデータレコードの主要なデータ構造を示す模式図。 図1のポイントサーバが有する景品テーブルの一例を示す模式図。 図1に示すESLデータベースに保存されるデータレコードの主要なデータ構造を示す模式図。 図1に示す電子棚札の構成を示すブロック図。 同電子棚札の正面図。 図1に示す携帯端末の構成を示すブロック図。 図7に示す携帯端末のRAMに形成される主要なメモリ領域を示す模式図。 図7に示す携帯端末のCPUがポイントサービスプログラムにしたがって実行する情報処理手順を示す流れ図。 図7に示す携帯端末のCPUがポイントサービスプログラムにしたがって実行する情報処理手順を示す流れ図。 図10に示す仮登録処理の具体的な手順を示す流れ図。 図10に示す取消処理の具体的な手順を示す流れ図。 図10のAct13の処理で表示される仮登録画面の一例を示す図。 図11のAct43の処理で表示される交換選択画面の一例を示す図。 図11のAct47の処理で表示される仮登録画面の一例を示す図。 図11のAct47の処理で表示される仮登録画面の他の例を示す図。 図11のAct47の処理で表示される仮登録画面の他の例を示す図。 図12のAct67の処理で表示される仮登録画面の一例を示す図。
以下、購入商品の会計前にその購入商品分も加味した累積ポイントを客に提示できるポイントサービス処理システムの実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態におけるポイントサービス処理システム1の全体構成図である。本システム1は、ポイントサービス制度を導入する小売店に構築される。本システム1は、ポイント管理システム2と、ESL(Electronic Shelf Label)システム3と、POS(Point Of Sales)システム4とを含む。また本システム1は、ポイント会員となった顧客がそれぞれ携帯する携帯端末5を含む。
ポイント管理システム2は、ポイントサーバ21と、ポイントデータベース22とを備える。ESLシステム3は、ESLサーバ31と、ESLデータベース32と、中継機33と、複数の電子棚札(ESL)34とを備える。POSシステム4は、POSサーバ41と、POSデータベース42と、複数のPOS端末43とを含む。ポイントサーバ21とESLサーバ31とPOSサーバ41とは、それぞれルータ6A,6B,6Cを介してイントラネット等の専用ネットワーク7に接続しており、この専用ネットワーク7を介してのサーバ間での双方向のデータ通信を可能としている。
ESLシステム3とPOSシステム4とは、小売店毎に構築される。ポイント管理システム2は、小売店毎に構築されていてもよいし、複数の小売店がポイント管理システム2を共有してもよい。
携帯端末5は、インターネット等の汎用ネットワーク8を介してポイントサーバ21にアクセス可能な電子機器である。携帯端末5は、入力デバイスと表示デバイスとを備える。また携帯端末5は、本システム1のポイントサービスに対応したアプリケーションプログラム(以下、ポイントサービスプログラムと称する)を実装する。ポイントサービスプログラムは、例えば汎用ネットワーク8を介してポイントサーバ21にアクセスすることにより、携帯端末5にインストールできる。このような携帯端末5は、本システム専用の電子機器であってもよいし、スマートフォン、タブレット端末等の汎用の電子機器であってもよい。
ポイントサーバ21は、ポイントデータベース22にアクセス可能である。ポイントデータベース22は、ポイントサーバ21に内蔵の記憶装置に形成されていてもよいし、ポイントサーバ21に接続された記憶装置に形成されていてもよい。
ポイントデータベース22は、図2に示すように、会員IDと保有ポイントPxとを含むデータレコード22Rを、ポイント会員の人数分保存する。会員IDは、各ポイント会員を識別するための固有のコードである。保有ポイントPxは、同一レコード22Rの会員IDで識別されるポイント会員が保有するサービスポイントの累積値である。すなわちポイントデータベース22は、各ポイント会員の会員ID別に、そのポイント会員の保有ポイントPxを関連付けて記憶する。
ポイントサーバ21は、図3に示すように、景品コード別に景品名称と必要ポイントPnとがセットされる景品テーブル23を備える。景品コードは、サービスポイントと交換にポイント会員に提供される各景品にそれぞれ割り当てられる一意のコードである。景品名称は、対応する景品コードによって特定される景品の固有名称である。必要ポイントPnは、対応する景品コードによって特定される景品の交換に必要なサービスポイントの値である。景品テーブル23は、例えばポイントサーバ21の補助記憶デバイスに保存される。そして、景品コード、景品名称、必要ポイントPnの各データは、必要に応じて適宜追加,削除または変更することができる。
ESLサーバ31は、ESLデータベース32にアクセス可能である。またESLサーバ31は、無線回路を搭載しており、中継機33との間で無線を利用したデータ通信を可能とする。中継機33は、通信回線35を介して複数の電子棚札34を接続する。各電子棚札34は、それぞれ販売商品に関連付けられ、その商品が陳列されている商品棚等に取り付けられる。
ESLデータベース32は、図4に示すように、ESLID、商品コード、商品名、価格及び付与ポイントPiを含むデータレコード32Rを、電子棚札34の数だけ保存する。ESLIDは、各電子棚札34を識別するための固有のコードである。商品コード、商品名及び価格は、同一レコードのESLIDで識別される電子棚札34に関連付けられた販売商品の情報である。付与ポイントPiは、その販売商品を購入することでポイント会員に提供されるサービスポイントである。
POSサーバ41は、POSデータベース42にアクセス可能である。またPOSサーバ41は、通信回線44を介して複数のPOS端末43を接続する。各POS端末43は、ポイント会員が購入する商品の販売データを登録処理する。
POSデータベース42は、商品コード、分類コード、商品名、価格、売上点数、売上金額等を含むデータレコードを、販売商品の数だけ保存する。商品コードは、各販売商品を識別するための固有のコードである。分類コード、商品名及び価格は、同一レコードの商品コードで識別される販売商品の設定情報である。売上点数及び売上金額は、同一レコードの商品コードで識別される販売商品の集計情報である。POSサーバ41は、各POS端末43で登録処理された各商品の販売データを、通信回線44を介して収集する。そしてPOSサーバ41は、収集した販売データの点数及び金額を、その商品の売上点数及び売上金額にそれぞれ加算する。かくしてPOSシステム4は、販売時点の商品売上に係る実績情報を管理することができる。
図5は、電子棚札34の構成を示すブロック図である。また図6は、電子棚札34の正面図である。図5に示すように、電子棚札34は、CPU(Central Processing Unit)341、ROM(Read Only Memory)342、RAM(Random Access Memory)343、中継機インターフェース344、表示デバイス345及びNFC(Near Field Communication)チップ346を搭載し、これらをアドレスバス,データバス等のバスラインBLで接続する。また図6に示すように、電子棚札34は、長方形の札状をなす本体340の正面に、表示デバイス345を配置する。
CPU341は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU341は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、電子棚札34としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM342は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM342は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM342は、CPU341が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。ROM342は、当該電子棚札34に対して割り当てられたESLIDを記憶する。ROM342は、電気的にデータの書き換えが可能なフラッシュROMであってもよい。
RAM343は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM343は、CPU341が処理を実行する上で必要なデータを記憶する。またRAM341は、CPU341によって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用される。ワークエリアは、表示デバイス345に表示されるデータのバッファを含む。
中継機インターフェース344は、通信回線35を介して接続された中継機33との間でデータ通信を行う。表示デバイス345は、図6に示すように、長方形の札状をなす端末本体340の正面に配置される。表示デバイス345は、前記バッファに格納された情報を表示する。NFCチップ346は、電子棚札34に近接された他のNFCチップ搭載機器とNFC規格による近距離無線通信、いわゆるNFC通信を行う。
ESLサーバ31は、ESLデータベース32に保存されているデータレコード32R毎にESLIDと商品名と価格とを検出する。そしてESLサーバ31は、そのESLIDと商品名と価格とを含む通信データを、無線を利用して中継機33に配信する。中継機33は、ESLサーバ31から受信した通信データを通信回線35に配信する。各電子棚札34のCPU341は、中継機インターフェース344を介して受信した通信データの中から、自らのESLIDを含む通信データを検出する。そしてCPU341は、その通信データに含まれる商品名と価格とを、バッファに書き込む。かくして表示デバイス345には、図6に示すように、電子棚札34が関連付けられた販売商品の商品名と価格とが表示される。
図7は、携帯端末5の構成を示すブロック図である。携帯端末5は、CPU51、ROM52、RAM53、補助記憶デバイス54、タッチパネル55、通信デバイス56及びNFCチップ57を搭載し、これらをアドレスバス,データバス等のバスラインBLで接続する。
CPU51は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU51は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、携帯端末5としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM52は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM52は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM52は、CPU51が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
RAM53は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM53は、CPU51が処理を実行する上で必要なデータを記憶する。またRAM53は、CPU51によって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用される。
補助記憶デバイス54は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス54は、例えばフラッシュメモリカードである。補助記憶デバイス54は、CPU51が各種の処理を行う上で使用するデータや、CPU51での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス54は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
さらに補助記憶デバイス54は、当該携帯端末5を携帯するポイント会員固有の会員IDを記憶する。会員IDは、ポイントサービスプログラムを自己の携帯端末5にインストールする際にポイントサーバ21によって一意のものが決定される。携帯端末5がスマートフォンや携帯電話の場合、ポイントサーバ21は、電話番号を顧客コードとして決定してもよい。
タッチパネル55は、表示デバイスであるパネル型ディスプレイの画面に、入力デバイスであるタッチセンサを配置したデバイス機器である。通信デバイス56は、汎用ネットワーク8を介してポイントサーバ21との間で行う双方向のデータ通信を制御する。NFCチップ57は、携帯端末5に近接された他のNFCチップ搭載機器とNFC規格による近距離無線通信、いわゆるNFC通信を行う。
ポイントサービスプログラムがインストールされた携帯端末5のRAM53には、図8に示すメモリ領域531〜536が形成される。メモリ領域531は、当該携帯端末5を携帯するポイント会員によって仮登録された商品の情報、すなわち商品コード、商品名、価格及び付与ポイントPiを格納する領域である。ポイント会員は、売場に陳列されている商品の中から購入する商品を決めると、その商品を買物籠(またはショッピングカート等)に入れるとともに、その商品に関連付けられた電子棚札34に携帯端末5を近づけて仮登録を行う。以下、このメモリ領域531を、仮登録メモリ531と称する。
メモリ領域532は、仮登録メモリ531に情報が格納された商品の合計点数、いわゆる仮登録点数Nを格納する領域である。以下、このメモリ領域532を、仮登録点数メモリ532と称する。メモリ領域533は、仮登録メモリ531に情報が格納された商品の価格合計、いわゆる仮登録金額Aを格納する領域である。以下、このメモリ領域533を、仮登録金額メモリ533と称する。
メモリ領域534は、当該携帯端末5を携帯するポイント会員の現時点の保有ポイントPxを格納する領域である。以下、このメモリ領域534を、保有ポイントメモリ534と称する。メモリ領域535は、仮登録メモリ531に情報が格納された商品を購入することで当該ポイント会員が保有することになる累積ポイントPyを格納する領域である。以下、このメモリ領域535を、累積ポイントメモリ535と称する。
メモリ領域536は、一連の番号順に、前記景品テーブル23にセットされている景品コード、景品名称及び必要ポイントPyの各データと、不足ポイントPsと、交換ステータスSTとを格納する領域である。以下、このメモリ領域536を景品管理メモリ536と称する。不足ポイントPSは、関連付けられた景品コードの景品を交換可能となるまでに足りない累積ポイントPyの値である。交換ステータスSTは、関連付けられた景品コードの景品を交換可能であるか否か、また、交換可能な場合には交換するか否かを識別する情報である。本実施形態では、交換可能な場合のステータスを“9”とし、交換不可能な場合若しくは交換しない場合のステータスSTを“0”とし、交換する場合のステータスSTを“1”とする。
図9〜図12は、携帯端末5のCPU51が、ポイントサービスプログラムにしたがって実行する情報処理手順を示す流れ図である。また、図13〜図18は、情報処理にしたがって携帯端末5のタッチパネル55に表示される画面の一例を示す模式図である。以下、これらの図を参照して、本システム1に係る携帯端末5の動作について説明する。
はじめにポイント会員は、ポイントサービス処理システム1が構築された小売店で買物をする前に、携帯端末5にインストールされているポイントサービスプログラムを起動する。ポイントサービスプログラムが起動すると、CPU51は、図9の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。
先ずCPU51は、RAM53に形成されているメモリ領域531〜536を初期化する(Act1)。この初期化により、仮登録メモリ531と景品管理メモリ536のデータはクリアされる。仮登録点数N、仮登録金額A、保有ポイントPx及び累積ポイントPyは、いずれも“0”となる。
次にCPU51は、補助記憶デバイス54から会員IDを取得する。そしてCPU51は、この会員IDを、通信デバイス56を介してポイントサーバ21に送信する(Act2)。
汎用ネットワーク8を介して会員IDを受信したポイントサーバ21は、ポイントデータベース22にアクセスする。そしてポイントサーバ21は、受信した会員IDを含むデータレコード22Rを読出し、このデータレコードの保有ポイントPyを含む会員データを、会員ID送信元の携帯端末5に返信する。またポイントサーバ21は、会員データとともに景品テーブル23のデータ(景品コード、景品名称、必要ポイントPn)も携帯端末5に送信する。
Act2にて会員IDを送信したCPU51は、会員データと景品テーブル23のデータとを待機する(Act3)。そして、通信デバイス56を介して会員データと景品テーブル23のデータとを受信したならば(Act3にてYES)、CPU51は、会員データ中の保有ポイントPxを、保有ポイントメモリ534と累積ポイントメモリ535とにそれぞれ格納する(Act4:保有ポイント取得手段)。またCPU51は、景品テーブル23のデータを景品管理メモリ536に格納する(Act5)。
CPU51は、カウンタkを“0”にリセットする(Act6)。次いでCPU51は、カウンタkを“1”だけカウントアップする(Act7)。そしてCPU51は、景品管理メモリ536のk番目エリア(kはカウンタkの値)に、景品データが格納されているか否かを確認する(Act8)。景品データが格納されている場合(Act8にてYES)、CPU51は、そのk番目エリアの不足ポイントPsを、同k番目エリアの必要ポイントPnから保有ポイントメモリ534の保有ポイントPxを減算した値とする(Act9)。CPU51は、k番目エリアの不足ポイントPsが正であるか否かを確認する(Act10)。不足ポイントPsが正の場合(Act10にてYES)、CPU51は、k番目エリアの交換ステータスSTを“0”とする(Act11)。不足ポイントPsが“0”または負の場合には(Act10にてNO)、CPU51は、同交換ステータスSTを“9”とする(Act12)。
Act11またはAct12の処理を終えると、CPU51は、Act7の処理に戻る。すなわちCPU51は、カウントkをさらに“1”だけカウントアップして、Act8以降の処理を実行する。この繰り返しにより、景品管理メモリ536には、景品データ毎に不足ポイントPsと交換ステータスSTとがセットされる。
景品管理メモリ536のk番目エリアに景品データが格納されていないことを確認すると(Act8にてNO)、図10に示すように、CPU51はタッチパネル55に仮登録画面91(図13を参照)を表示させる(Act13)。
図13は、Act13の時点で表示される仮登録画面91の一表示例である。この例は、保有ポイントPyが145ポイントのポイント会員の場合である。仮登録画面91には、保有ポイントPx、累積ポイントPy及び景品毎の不足ポイントPsと、仮登録商品の明細エリア911と、会計ボタン912と、取消ボタン913とが表示されている。
ポイント会員は、仮登録画面91から、自らの保有ポイントが145ポイントであること、3種類の景品があり、そのうち景品AAAについては、あと5ポイント加算されれば交換可能になること、等を確認できる。
因みに、明細エリア911には、その上段に、直前に携帯端末5にて仮登録をした商品の品名及び価格が表示され、下段に仮登録点数Nと仮登録金額Aとが表示される。会計ボタン912は、仮登録をした商品の会計を宣言する場合に、ポイント会員がタッチ操作する。取消ボタン913は、仮登録をした商品の購入を取り止める場合に、ポイント会員がタッチ操作する。現時点では、仮登録をした商品が存在しないので、会計ボタン912と取消ボタン913とを非表示としてもよい。
仮登録画面91を表示させたCPU51は、入力待機状態となる。すなわちCPU51は、会計ボタン912が入力されるか(Act14)、取消ボタン913が入力されるか(Act15)、NFC通信が行われるのを待機する(Act16)。
タッチパネル55を介して、会計ボタン912が入力されたことを検知した場合(Act14にてYES)、CPU51は、仮登録点数Nが“0”よりも大きいか否かを確認する(Act17)。仮登録点数Nが“0”よりも大きい場合(Act17にてYES)、仮登録された商品がある。この場合、CPU51は、会計フラグFをオンする(Act18)。会計フラグは、例えばRAM63に記憶されている。仮登録点数Nが“0”の場合には(Act17にてNO)、仮登録された商品はない。この場合、CPU51は、Act18の処理を実行しない。その後CPU51は、入力待機状態に戻る。
タッチパネル55を介して、取消ボタン913が入力されたことを検知した場合(Act15にてYES)、CPU51は、仮登録点数Nが“0”よりも大きいか否かを確認する(Act19)。仮登録点数Nが“0”よりも大きい場合(Act19にてYES)、仮登録された商品がある。この場合、CPU51は、取消フラグFをオンする(Act20)。取消フラグは、例えばRAM63に記憶されている。仮登録点数Nが“0”の場合には(Act19にてNO)、仮登録された商品はない。この場合、CPU51は、Act20の処理を実行しない。その後CPU51は、入力待機状態に戻る。
本実施形態では、携帯端末5以外に、各電子棚札34がNFCチップ346を搭載している。また図示しないが、各POS端末43は、NFCチップを搭載したNFCリーダを接続している。このため、ポイント会員が電子棚札34に携帯端末5を近づけた場合、携帯端末5は、電子棚札34との間でNFC通信を行う。同様に、ポイント会員がPOS端末43のNFCリーダに携帯端末5を近づけた場合、携帯端末5は、POS端末43との間でNFC通信を行う。
NFC通信が行われたことを検知すると(Act16にてYES)、CPU51は、通信相手先が電子棚札34なのかPOS端末43なのかを確認する(Act21)。通信相手先が電子棚札34の場合(Act21にてESL)、CPU51は、取消フラグをチェックする(Act22)。取消フラグがオフしている場合(Act22にてNO)、CPU51は、後述する仮登録処理を実行する(Act23)。取消フラグがオンしている場合には(Act22にてYES)、CPU51は、後述する取消処理を実行する(Act24)。その後CPU51は、入力待機状態に戻る。
通信相手先がPOS端末43の場合には(Act21にてPOS)、CPU51は、会計フラグをチェックする(Act25)。会計フラグがオフしている場合(Act25にてNO)、CPU51は、入力待機状態に戻る。会計フラグがオンしている場合には(Act25にてYES)、CPU51は、このNFC通信を利用して、会員IDとともに各メモリ531〜536のデータをPOS端末43に送信する(Act26)。以上で、CPU51は、ポイントサービスプログラムにしたがった情報処理を終了する。
仮登録画面91を確認したポイント会員は、小売店での買物を開始する。そして購入する商品を決めると、ポイント会員は、その商品を買物籠に入れるとともに、その商品に関連付けられた電子棚札34に携帯端末5を近づけて仮登録を行う。そうすると、携帯端末5のNFCチップ57と電子棚札34のNFCチップ346との間で、NFC通信が行われる。このNFC通信により、携帯端末5では、Act16の処理にて“YES”と判断され、Act21の処理にて“ESL”と判断され、Act22の処理にて“NO”と判断されて、仮登録処理が開始される。
図11は、仮登録処理の手順を具体的に示す流れ図である。仮登録処理に入ると、CPU51は、NFC通信相手の電子棚札34からESLIDを取得する(Act31)。ESLIDを取得すると、CPU51は、そのESLIDを、通信デバイス56を介してポイントサーバ21に送信する(Act32)。
汎用ネットワーク8を介してESLIDを受信したポイントサーバ21は、専用ネットワーク7を介してESLサーバ31にそのESLIDを転送する。ESLIDを受信したESLサーバ31は、ESLデータベース32にアクセスする。そしてESLサーバ31は、受信したESLIDを含むデータレコード32Rを読出し、このデータレコードの商品コード、商品名、価格及び付与ポイントPiを含むESLデータを、汎用ネットワーク8を介してポイントサーバ21に送信する。ESLデータを受信したポイントサーバ21は、そのESLデータを、ESLID送信元の携帯端末5に送信する。
Act32にてESLIDを送信したCPU51は、ESLデータを待機する(Act33)。そして、通信デバイス56を介してESLデータを受信したならば(Act33にてYES)、CPU51は、そのESLデータに含まれる商品コード、商品名、価格及び付与ポイントPiを、仮登録メモリ531に登録(格納)する(Act34:サービスポイント取得手段)。
登録後、CPU51は、仮登録点数Nに“1”を加算する(Act35)。またCPU51は、仮登録金額Aに、ESLデータに含まれる価格を加算する(Act36)。さらにCPU51は、累積ポイントPyに、ESLデータに含まれる付与ポイントPiを加算する(Act37:ポイント加算手段)。なお、Act35,36,37の処理順序は、本実施形態に限定されない。前後が入れ替わってもよい。
その後、CPU51は、カウンタkを“0”にリセットする(Act38)。次いでCPU51は、カウンタkを“1”だけカウントアップする(Act39)。そしてCPU51は、景品管理メモリ536のk番目エリア(kはカウンタkの値)に、景品データが格納されているか否かを確認する(Act40)。景品データが格納されている場合(Act40にてYES)、CPU51は、そのk番目エリアの不足ポイントPsから、ESLデータに含まれる付与ポイントPiを減算する(Act41)。そしてCPU51は、付与ポイントPiを減算した後の不足ポイントPsが正であるか否かを確認する(Act42)。不足ポイントPsが正の場合(Act42にてYES)、CPU51は、Act39の処理に戻る。
不足ポイントPsが“0”または負の場合には(Act42にてNO)、k番目エリアの景品を累積ポイントPyによって交換可能である。この場合、CPU51は、景品を交換するか否かを問い合わせる交換問合せ画面92(図14を参照)をタッチパネル55に表示させる(Act43)。
図14は、Act43の時点で表示される交換問合せ画面92の一表示例である。この例は、保有ポイントPyが145ポイントのポイント会員が、計7ポイントの付与ポイントが得られる商品2点の仮登録を行った場合である。すなわち、現在の累積ポイントPyは、152ポイントなっている。景品AAAは、必要ポイントが150ポイントであるので、累積ポイントPyと交換可能である。このため交換問合せ画面92には、累積ポイントPyによって景品AAAを交換可能であることを通知するメッセージ921とともに、YESボタン922とNOボタン923とが表示される。
交換問合せ画面92を確認したポイント会員は、累積ポイントPyを景品AAAと交換するか否かを決める。交換する場合、ポイント会員はYESボタン922にタッチ操作する。交換しない場合には、ポイント会員はNOボタン923にタッチ操作する。
交換問合せ画面92を表示させたCPU51は、YESボタン922が入力されるか、NOボタン923が入力されるのを待機する(Act44:選択受付手段)。YESボタン922が入力された場合(Act44にてYES)、CPU51は、K番目エリアの交換ステータスSTを“1”に変更する(Act45)。またCPU51は、累積ポイントメモリ535の累積ポイントPyからk番目エリアの必要ポイントPnを減算する(Act46:ポイント減算手段)。NOボタン922が入力された場合には(Act44にてNO)、Act45及びAct46の処理を実行しない。その後、CPU51は、Act39の処理に戻る。
すなわちCPU51は、カウントkをさらに“1”だけカウントアップして、Act40以降の処理を再度実行する。この繰り返しにより、景品管理メモリ536にセットされた各景品データの不足ポイントPsから、ESLデータに含まれる付与ポイントPiが減算される。そして不足ポイントPsが“0”または負になった景品については、交換問合せ画面92が表示される(Act43)。ここで、YESボタン922が入力された場合には、景品管理メモリ536の該当する景品データに対応した交換ステータスSTが“1”に変更される。また、累積ポイントメモリ535の累積ポイントPyから該当する景品データの必要ポイントPnが減算される。NOボタン922が入力された場合には、交換ステータスST及び累積ポイントPyは変更されない。
景品管理メモリ536のk番目エリアに景品データが格納されていないことを確認すると(Act39にてNO)、CPU51は、仮登録画面91の情報を編集し直して、更新後の仮登録画面93をタッチパネル55に表示させる(Act47:ポイント出力手段)。以上で、仮登録処理は終了する。
図15、図16、図17は、仮登録処理において更新された後の仮登録画面93A,93B,93Cの一例である。図13の仮登録画面91が表示されている状態において、付与ポイントPiが3ポイントの商品ABCを購入するために、ポイント会員が、この商品ABCに関連付けられた電子棚札34に携帯端末5を近づけたとする。この場合、累積ポイントPyは148ポイントとなるので、図15に示す仮登録画面93Aに更新される。ポイント会員は、仮登録画面93Aから、付与ポイントPiが2ポイント以上の商品をさらに購入することで、累積ポイントPyによって景品AAAを交換可能であることを確認できる。
図14の仮登録画面91が表示されている状態において、付与ポイントPiが4ポイントの商品DEFを購入するために、ポイント会員が、この商品ABCに関連付けられた電子棚札34に携帯端末5を近づけたとする。この場合、累積ポイントPyは152ポイントとなり、景品AAAの必要ポイントPn(=150)を超えるので、図14に示す交換問合せ画面92が表示される。
ここで、ポイント会員がNOボタン922をタッチ操作した場合、タッチパネル55の画面は、図16に示す仮登録画面93Bに更新される。ポイント会員は、仮登録画面93Bから、累積ポイントPyが、景品AAAの交換の必要なポイントに到達したことを確認できる。
一方、ポイント会員がYESボタン921をタッチ操作した場合には、タッチパネル55の画面は、図17に示す仮登録画面93Cに更新される。仮登録画面93Cには、景品毎の不足ポイント表示に代えて、交換ステータスSTが“1”の景品AAAを累積ポイントで交換することを選択した旨のメッセージ914が表示される。ポイント会員は、仮登録画面93Cから、累積ポイントと交換に景品AAAが得られることを確認できる。
ところで、購入した商品の会計を行う前に、購入を取り止める商品が発生する場合がある。その場合、ポイント会員は、仮登録画面91の取消ボタン913をタッチ操作した後、その購入を取り止める商品に関連付けられた電子棚札34に携帯端末5を近づける。そうすると、携帯端末5のNFCチップ57と電子棚札34のNFCチップ346との間で、NFC通信が行われる。このNFC通信により、携帯端末5では、Act16の処理にて“YES”と判断され、Act21の処理にて“ESL”と判断され、Act22の処理にて“YES”と判断されて、取消処理が開始される。
図12は、取消処理の手順を具体的に示す流れ図である。取消処理に入ると、CPU51は、NFC通信相手の電子棚札34からESLIDを取得する(Act51)。ESLIDを取得すると、CPU51は、そのESLIDを、通信デバイス56を介してポイントサーバ21に送信する(Act52)。
汎用ネットワーク8を介してESLIDを受信したポイントサーバ21は、専用ネットワーク7を介してESLサーバ31にそのESLIDを転送する。ESLIDを受信したESLサーバ31は、ESLデータベース32にアクセスする。そしてESLサーバ31は、受信したESLIDを含むデータレコード32Rを読出し、このデータレコードの商品コード、商品名、価格及び付与ポイントPiを含むESLデータを、汎用ネットワーク8を介してポイントサーバ21に送信する。ESLデータを受信したポイントサーバ21は、そのESLデータを、ESLID送信元の携帯端末5に送信する。
Act52にてESLIDを送信したCPU51は、ESLデータを待機する(Act53)。そして、通信デバイス56を介してESLデータを受信したならば(Act53にてYES)、CPU51は、そのESLデータに含まれる商品コード、商品名、価格及び付与ポイントPiが、仮登録メモリ531に登録されているか否かを確認する(Act54)。登録されていない場合(Act54にてNO)、取消処理は終了する。
仮登録メモリ531にESLデータが登録されている場合(Act54にてYES)、CPU51は、仮登録点数Nから“1”を減算する(Act55)。またCPU51は、仮登録金額Aから、ESLデータに含まれる価格を減算する(Act56)。さらにCPU51は、累積ポイントPyから、ESLデータに含まれる付与ポイントPiを減算する(Act57)。なお、Act55,56,57の処理順序は、本実施形態に限定されない。前後が入れ替わってもよい。
その後、CPU51は、カウンタkを“0”にリセットする(Act58)。次いでCPU51は、カウンタkを“1”だけカウントアップする(Act59)。そしてCPU51は、景品管理メモリ536のk番目エリア(kはカウンタkの値)に、景品データが格納されているか否かを確認する(Act60)。景品データが格納されている場合(Act60にてYES)、CPU51は、そのk番目エリアの不足ポイントPsに、ESLデータに含まれる付与ポイントPiを加算する(Act61)。そしてCPU51は、付与ポイントPiを加算した後の不足ポイントPsが正であるか否かを確認する(Act62)。不足ポイントPsが“0”または負の場合(Act62にてNO)、CPU51は、Act59の処理に戻る。
不足ポイントPsが正の場合には(Act62にてYES)、CPU51は、k番目エリアの交換ステータスSTを調べる(Act63)。交換ステータスSTが“1”の場合(Act63にてYES)、CPU51は、この交換ステータスSTを“0”に変更する(Act64)。またCPU51は、累積ポイントメモリ535の累積ポイントPyにk番目エリアの必要ポイントPnを加算する(Act65)。交換ステータスSTが“1”以外の場合には(Act63にてNO)、Act64,Act65の処理を実行しない。その後、CPU51は、Act59の処理に戻る。
すなわちCPU51は、カウントkをさらに“1”だけカウントアップして、Act60以降の処理を再度実行する。この繰り返しにより、景品管理メモリ536にセットされた各景品データの不足ポイントPsに、ESLデータに含まれる付与ポイントPiが加算される。そして不足ポイントPsが正になった場合には、交換ステータスSTがチェックされ、“1”であった場合には“0”に変更される。
景品管理メモリ536のk番目エリアに景品データが格納されていないことを確認すると(Act60にてNO)、CPU51は、仮登録メモリ531に登録されているデータの中から、受信したESLデータと一致するデータを削除する(Act66)。またCPU51は、仮登録画面91の情報を編集し直して、更新後の仮登録画面94をタッチパネル55に表示させる(Act67)。以上で、取消処理は終了する。
図18は、取消処理において更新された後の仮登録画面94の一例である。図16または図17の仮登録画面93Bまたは93Cが表示されている状態において、付与ポイントPiが3ポイントの商品ABCの購入を取り止めるとする。この場合、ポイント会員は、取消ボタン913にタッチした後に商品ABCに関連付けられた電子棚札34に携帯端末5を近づける。そうすると、累積ポイントPyは149ポイントとなるので、図18に示す仮登録画面94に更新される。ポイント会員は、仮登録画面94から、景品AAAとの交換ができなくなったこと、交換のためには、付与ポイントPiが1ポイント以上の商品を購入する必要があることを確認できる。
さて、買物を終えて購入した商品の会計を行う場合、ポイント会員は、会計ボタン912にタッチした後、POS端末43に接続されるNFCリーダに携帯端末5を近づける。そうすると、携帯端末5のNFCチップ57とNFCリーダとの間で、NFC通信が行われる。このNFC通信により、携帯端末5からPOS端末43に、各メモリ531〜536のデータが送信される。
POS端末43においては、仮登録メモリ531のデータがディスプレイに表示されるので、キャッシャは、その表示内容と買物籠内の商品とを照合する。そして相違がなければ、キャッシャは、ポイント会員から支払いを受けた後、締めキーを操作する。そうすると、POS端末43においては、仮登録メモリ531のデータに基づいて商品の販売データが売上処理される。
また、POS端末43においては、景品管理メモリ536のデータの中で交換ステータスSTが“1”のデータが存在する場合、そのデータの景品名称がディスプレイに表示される。そこでキャッシャは、この名称の景品をポイント会員に渡す。
その後、POS端末43からPOSサーバ41に、会員IDと累積ポイントPyとを含む通信データが送信される。この通信データは、POSサーバ41から専用ネットワーク7を介してポイントサーバ21に送信される。この通信データを受信したポイントサーバ21は、ポイントデータベース22にアクセスして、同一会員IDを含むデータの保有ポイントPxを累積ポイントPyに書き換える。かくして、小売店で買物をしたポイント会員の保有ポイントが最新値に更新される。
このように本実施形態によれば、携帯端末5を携帯するポイント会員に対し、その携帯端末5を利用して、購入商品の会計前にその購入商品分も加味した累積ポイントを客に提示することができる。また、景品の交換が可能となるまでの不足ポイントも表示されるので、ポイント会員の購買意欲を高めることができる。その結果、小売店の販売促進を図ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば前記実施形態では、商品毎に付与ポイントPiを設定したが、仮登録金額Aからサービスポイントを算出してポイント会員に付与する場合も、本実施形態を適用することができる。すなわち、仮登録が行われる毎に合計金額から算出されるサービスポイントの変化分を算出し、この変化分を付与ポイントPiとして処理すればよい。
また前記実施形態では、電子棚札34と携帯端末5とのNFC通信により、電子棚札34から携帯端末5に送信されるデータをESLIDとしたが、電子棚札34に関連付けられた商品を特定できるデータであればよい。すなわち、商品コードであってもよい。あるいは、ESLデータベース32のデータレコード32Rに、当該電子棚札34に設けられたNFCチップ346固有のIDを追加することにより、このIDを携帯端末5に送信するようにしてもよい。
また前記実施形態では、POS端末43にNFCリーダを接続し、NFC通信を利用して、携帯端末5のメモリデータをPOS端末43に送信したが、メモリデータの送信方法はこれに限定されるものではない。例えば、有線で携帯端末5とPOS端末43とを接続して、携帯端末5からPOS端末43にメモリデータを送信してもよい。あるいは、POSサーバ41に汎用ネットワーク8を接続する。そして、この汎用ネットワーク8を介して携帯端末5からPOSサーバ41にメモリデータを送信し、さらにPOSサーバ41からPOS端末43に転送するようにしてもよい。
また前記実施形態では、保有ポイント取得手段、サービスポイント取得手段及びポイント加算手段を携帯端末5が有する場合を示したが、これに限定されるものではない。例えばポイントサーバ21、ESLサーバ22またはPOSサーバ41のいずれか1つまたは複数が上記各手段を有し、ポイント加算手段によって算出された累積ポイントを電子棚札34のNFC通信を行った携帯端末5に送信し、出力させてもよい。この場合も、前記実施形態と同様の作用効果を奏し得る。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ポイントサービス処理システム、2…ポイント管理システム、3…ESLシステム、4…POSシステム、5…携帯端末、21…ポイントサーバ、22…ポイントデータベース、23…景品テーブル、31…ESLサーバ、32…ESLデータベース、33…中継機、34…電子棚札(ESL)、41…POSサーバ、42…POSデータベース、43…POS端末、57、346…NFCチップ。

Claims (6)

  1. ポイント会員が携帯する携帯端末と、前記ポイント会員別に保有ポイントを記憶するポイントデータベースにアクセスするポイントサーバと、販売商品に関連続けられ、少なくともその販売商品の価格を表示する電子棚札とを含み、前記携帯端末と前記ポイントサーバとをネットワークを介して接続し、かつ、前記携帯端末と前記電子棚札との間で近距離無線通信が可能なポイントサービス処理システムにおいて、
    前記ポイントデータベースから、前記携帯端末を携帯する前記ポイント会員の前記保有ポイントを取得する保有ポイント取得手段と、
    前記携帯端末と近距離無線通信を行った前記電子棚札に表示された価格の前記販売商品を購入することで前記ポイント会員に対して発行されるサービスポイントを取得するサービスポイント取得手段と、
    前記保有ポイント取得手段により取得した前記保有ポイントに前記サービスポイント取得手段により取得した前記サービスポイントを加算した累積ポイントを算出するポイント加算手段と、
    このポイント加算手段により算出された前記累積ポイントを、前記電子棚札と近距離無線通信を行った前記携帯端末から出力するポイント出力手段と、
    を具備したことを特徴とするポイントサービス処理システム。
  2. 前記ポイント加算手段により算出された前記累積ポイントにより特典を付与可能なとき、その特典を受けるか否かの選択入力を前記電子棚札と近距離無線通信を行った前記携帯端末で受け付ける選択受付手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載のポイントサービス処理システム。
  3. 前記選択受付手段により前記特典を受ける旨の選択入力を受け付けると、前記ポイント加算手段により算出された前記累積ポイントから、前記特典を受けるために必要なポイントを減算するポイント減算手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項2記載のポイントサービス処理システム。
  4. ポイント会員が携帯し、前記ポイント会員別に保有ポイントを記憶するポイントデータベースにアクセスするポイントサーバとネットワークを介して接続され、かつ、販売商品に関連付けられ、少なくともその販売商品の価格を表示する電子棚札と近距離無線通信が可能な携帯端末において、
    前記ポイントサーバとのネットワークを介したデータ通信により、当該携帯端末を携帯する前記ポイント会員の前記保有ポイントを取得する保有ポイント取得手段と、
    近距離無線通信を行った前記電子棚札に表示された価格の前記販売商品を購入することで前記ポイント会員に対して発行されるサービスポイントを取得するサービスポイント取得手段と、
    前記保有ポイント取得手段により取得した前記保有ポイントに前記サービスポイント取得手段により取得した前記サービスポイントを加算した累積ポイントを算出するポイント加算手段と、
    このポイント加算手段により算出された前記累積ポイントを出力するポイント出力手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯端末。
  5. 前記ポイント加算手段により算出された前記累積ポイントにより特典を付与可能なとき、その特典を受けるか否かの選択入力を受け付ける選択受付手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項4記載の携帯端末。
  6. ポイント会員が携帯し、前記ポイント会員別に保有ポイントを記憶するポイントデータベースにアクセスするポイントサーバとネットワークを介して接続され、かつ、販売商品に関連付けられ、少なくともその販売商品の価格を表示する電子棚札と近距離無線通信が可能な携帯端末のコンピュータに、
    前記ポイントサーバとのネットワークを介したデータ通信により、当該携帯端末を携帯する前記ポイント会員の前記保有ポイントを取得する保有ポイント取得機能、
    近距離無線通信を行った前記電子棚札に表示された価格の前記販売商品を購入することで前記ポイント会員に対して発行されるサービスポイントを取得させるサービスポイント取得機能、
    前記保有ポイント取得機能により得られた前記保有ポイントに前記サービスポイント取得機能により得られた前記サービスポイントを加算した累積ポイントを算出するポイント加算機能、及び、
    この加算機能により算出された前記累積ポイントを出力させる出力機能、
    を実現させるためのプログラム。
JP2014181373A 2014-09-05 2014-09-05 ポイントサービス処理システム、携帯端末及びそのプログラム Expired - Fee Related JP6220755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014181373A JP6220755B2 (ja) 2014-09-05 2014-09-05 ポイントサービス処理システム、携帯端末及びそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014181373A JP6220755B2 (ja) 2014-09-05 2014-09-05 ポイントサービス処理システム、携帯端末及びそのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016057678A true JP2016057678A (ja) 2016-04-21
JP6220755B2 JP6220755B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=55758500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014181373A Expired - Fee Related JP6220755B2 (ja) 2014-09-05 2014-09-05 ポイントサービス処理システム、携帯端末及びそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6220755B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154800A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 大阪瓦斯株式会社 ポイント還元システム及びポイント還元方法
JP2021018571A (ja) * 2019-07-19 2021-02-15 サトーホールディングス株式会社 特典管理システム、特典管理方法、及びプログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003168040A (ja) * 2001-12-04 2003-06-13 Nec Infrontia Corp ポイント管理システムおよびポイント管理方法
JP2003331180A (ja) * 2002-05-16 2003-11-21 Fujitsu Ltd 輸送業における特典ポイントサービス提供方法及びコンピュータプログラム
US20050203802A1 (en) * 2004-03-12 2005-09-15 Nec Infrontia Corporation Sales management system for point service, sales management method, and program
JP2007141150A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Toshiba Tec Corp 商品情報表示システム
JP2010250613A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Toshiba Tec Corp ポイントサービス処理装置及び会計装置並びにプログラム
JP2010250623A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 A T Communications Co Ltd 特典情報管理システム及び特典情報管理方法
JP2010250798A (ja) * 2009-03-25 2010-11-04 Toshiba Tec Corp 買物支援装置
JP2012032904A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Bizoon Inc 情報処理システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003168040A (ja) * 2001-12-04 2003-06-13 Nec Infrontia Corp ポイント管理システムおよびポイント管理方法
JP2003331180A (ja) * 2002-05-16 2003-11-21 Fujitsu Ltd 輸送業における特典ポイントサービス提供方法及びコンピュータプログラム
US20050203802A1 (en) * 2004-03-12 2005-09-15 Nec Infrontia Corporation Sales management system for point service, sales management method, and program
JP2007141150A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Toshiba Tec Corp 商品情報表示システム
JP2010250798A (ja) * 2009-03-25 2010-11-04 Toshiba Tec Corp 買物支援装置
JP2010250613A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Toshiba Tec Corp ポイントサービス処理装置及び会計装置並びにプログラム
JP2010250623A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 A T Communications Co Ltd 特典情報管理システム及び特典情報管理方法
JP2012032904A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Bizoon Inc 情報処理システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154800A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 大阪瓦斯株式会社 ポイント還元システム及びポイント還元方法
JP2021018571A (ja) * 2019-07-19 2021-02-15 サトーホールディングス株式会社 特典管理システム、特典管理方法、及びプログラム
JP7236950B2 (ja) 2019-07-19 2023-03-10 サトーホールディングス株式会社 特典管理システム、特典管理方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6220755B2 (ja) 2017-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11379814B2 (en) Method and system for supporting promotion of use of digital local currency
US11907900B2 (en) Inventory management server, inventory management system, inventory management method, and recording medium
CN111435517A (zh) 商品数据处理装置及控制方法、可读存储介质、电子设备
JP7348423B2 (ja) 買い物支援システム
JP2023021217A (ja) 商品データ処理装置及び制御プログラム、商品販売システム
US20200202413A1 (en) Methods and systems for fulfilling orders
JP6220755B2 (ja) ポイントサービス処理システム、携帯端末及びそのプログラム
US20130339195A1 (en) Portable information processing apparatus, carrying-oriented information input system and method
JP2020119064A (ja) 購買支援装置、店舗システム及び制御プログラム
WO2020195735A1 (ja) 在庫管理サーバ、在庫管理システム、在庫管理方法および記録媒体
JP6167082B2 (ja) 自動販売機を利用した販売促進システム
US20220138714A1 (en) Checkout system
JP2020067990A (ja) 買い物代行サービスを提供するためのシステム、方法、及びプログラム
JP2003346019A (ja) 商品購入支援システム及び方法並びにこの方法に用いられる携帯型情報記録媒体及び売り上げデータベース
JP2020009199A (ja) 決済処理振分装置、プログラム、決済処理振分方法
JP7443007B2 (ja) 商品情報表示システム、店舗サーバ及び表示制御プログラム
WO2020195764A1 (ja) 販売管理サーバ、販売管理システム、販売管理方法および記録媒体
JP7216170B1 (ja) 商品管理装置、商品管理方法及び商品管理プログラム
JP2020146091A (ja) 景品保護預りシステム、電子マネーシステム、端末装置、景品保護預り方法、およびコンピュータプログラム
US20120179532A1 (en) Device and method for developing customer loyalty
KR101976078B1 (ko) 매장 별 구매 이력 이용한 관계형 포인트 운영 시스템
JP7219509B2 (ja) 商品販売データ処理システム、商品販売データ処理装置、及びプログラム
KR20170073508A (ko) 쿠폰 제공 시스템, 방법 및 어플리케이션
US20230098475A1 (en) Terminal device, purchase management method, and program
US20240273602A1 (en) Store system apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6220755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees