JP2016057217A - 車載装置、地図情報配信システム及び地図情報更新方法 - Google Patents

車載装置、地図情報配信システム及び地図情報更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが必要とする地図を更新し、地図を更新するために受信する情報量を抑えることができる車載装置を提供する。
【解決手段】自車両50に搭載されるナビゲーション装置200であって、経路案内に使用する地図情報を記憶する地図情報DB231と、自車両50が停車する到着地の到着の頻度に基づいて、地図情報を更新する更新対象領域を決定し、更新対象領域の地図情報を地図情報配信サーバ100に要求する要求処理部272と、要求処理部272の要求に応じて地図情報配信サーバ100から送信される地図情報に基づき、地図情報DB231が記憶する更新対象領域の地図情報を更新する更新部273と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車載装置、地図情報配信システム及び地図情報更新方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2005−147864号公報(特許文献1)がある。この公報には、「過去に通過したエリアを地図更新対象エリアとして該エリアの最新地図データを通信により地図情報供給センターから受信し、該最新地図データで保持している古い地図データを更新するナビゲーション装置の地図データ更新方法において、設定された目的地や立ち寄り通過地点における施設のジャンルを識別してジャンル毎に計数し、最新地図データ要求に際して、計数値が設定値以上のジャンルを求め、該ジャンルの施設であって、地図更新対象エリア外に存在し、該地図更新対象エリアから設定距離内に存在する施設が属するエリアを地図更新対象エリアに含める。」と記載されている。
特開2005−147864号公報
特許文献1では、ユーザが過去に通過したエリア、及び目的地や立ち寄り通過地点として設定された回数が多いジャンルの施設が存在するエリアを、地図更新対象エリアとして地図データを受信する。地図更新対象エリアが多いほど、受信する地図データのデータ容量が多くなるため、データ通信に要する時間の増大等が懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが必要とする地図を更新し、地図を更新するために受信する情報量を抑えることができる車載装置、地図情報配信システム、地図情報更新方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の車載装置は、車両に搭載される車載装置であって、経路案内に使用する地図情報を記憶する地図情報記憶部と、前記車両が停車する到着地の到着の頻度に基づいて、地図情報を更新する更新対象領域を決定し、前記更新対象領域の地図情報を外部装置に要求する要求処理部と、前記要求処理部の要求に応じて前記外部装置から送信される地図情報に基づき、前記地図情報記憶部が記憶する前記更新対象領域の地図情報を更新する更新部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、地図情報の更新対象領域を必要十分とすることができ、地図を更新するために受信する情報量を削減できる。
実施形態の地図情報配信システムの構成を示す図である。 実施形態のナビゲーション装置の構成を示す図である。 到着地点登録テーブルを示す図である。 第1頻度集約用テーブルを示す図である。 第2頻度集約用テーブルを示す図である。 ジャンル・頻度対応テーブルを示す図である。 ジャンル・ユーザ重要度テーブルを示す図である。 ナビゲーション装置に目的地が設定された場合の到着地点の登録手順を示すフローチャートである。 ナビゲーション装置に目的地が設定されていない場合の到着地点の登録手順を示すフローチャートである。 更新対象領域を設定して、地図情報をダウンロードする手順を示すフローチャートである。 ダウンロードした地図情報を更新する手順を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態の地図情報配信システムの構成を示す図である。
地図情報配信システム1は、車載装置としてのナビゲーション装置200と、ナビゲーション装置200に地図情報を配信する地図情報配信サーバ100とを備える。ナビゲーション装置200は、自車両50に搭載されている。また、ナビゲーション装置200は、地図情報配信サーバ100と、通信回線網10を介して各種の情報の送受信が可能となるように構成されている。通信回線網10は、例えば、携帯電話回線網やインターネット等により構築される。
地図情報配信サーバ100は、制御装置110、地図情報データベース(以下、データベースをDBと略記する)120、更新履歴情報DB130、通信装置140を備える。
制御装置110は、ハードウェアとして、演算装置としてのCPU、各種制御プログラムが記録されたROM、CPUが各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM等を備える。制御装置110は、CPU、RAM等のハードウェアと、ROMに記録された制御プログラムとの協働によって、地図情報配信サーバ100を制御して、ナビゲーション装置200への地図情報の配信を制御する。
地図情報配信システム1では、地図情報を経度、緯度で区分に分割したメッシュ単位で処理する。
地図情報DB120は、バージョン情報が付された更新地図情報をバージョン情報ごとに区分けして記憶する。バージョン情報は、更新地図情報が作成された時期を特定するための情報である。更新地図情報は、ナビゲーション装置200が有する地図情報を更新する情報である。更新地図情報には、推奨経路を演算するために用いられる経路計算データや、交差点名称、道路名称など、推奨経路に従って自車両50を目的地まで案内するために用いられる経路誘導データが含まれる。また、更新地図情報には、道路形状を表すために用いられる道路データや、海岸線や河川、鉄道、建物など、道路以外の地図形状を表す背景データ等が含まれる。さらに、各種施設の名称や位置、種類、電話番号などを表すPOI(Point Of Interest)データも更新地図情報に含まれている。
更新履歴情報DB130は、更新地図情報に付されたバージョン情報を記憶する。また、更新履歴情報DB130には、更新地図情報を配信するナビゲーション装置200を識別する識別情報と、各ナビゲーション装置200に配信済みの更新地図情報のバージョンとが対応付けられて登録されている。
通信装置140は、通信回線網10を介して接続されたナビゲーション装置200との間で無線通信を行う。これにより、通信装置140がナビゲーション装置200から送信される、地図情報の取得要求を受信したり、地図情報をナビゲーション装置200にダウンロードしたりすることができる。
図2は、本実施形態のナビゲーション装置200の構成を示す図である。
ナビゲーション装置200は、位置特定部210、無線ネットワーク制御部220、記憶部230、操作部240、出力部250及び制御部270を備えている。
位置特定部210は、GPSアンテナ211と、GPSユニット212と、ジャイロユニット213とを備える。GPSユニット212は、GPSアンテナ211を介してGPS衛星から送信されるGPS電波を受信する。GPSユニット212は、GPS衛星からのGPS電波を受信して、自車両50とGPS衛星との間の距離と、距離の変化率とを3個以上のGPS衛星に対して測定し、自車両50の現在位置、進行速度及び進行方位を測定する。なお、GPSユニット212は、GPS衛星から送信されるGPS電波に代えて、GLONASS、Galileo、Beidou、QZSS(みちびき)などの測位衛星システムの信号を利用して現在位置を特定することもできる。ジャイロユニット213は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等により構成され、自車両50の回転による角速度を検出する。
GPSユニット212により測定される現在位置、進行速度及び進行方位と、ジャイロユニット213により検出される自車両50の角速度とは、制御部270に出力される。
無線ネットワーク制御部220は、無線アンテナ221を備え、無線アンテナ221を介して通信回線網10に接続し、通信回線網10を介して接続される地図情報配信サーバ100等の他の装置との間でデータを送受信する。
記憶部230には、制御部270が制御に使用する制御プログラムや、自車両50の走行履歴情報が記憶されている。また、記憶部230には、自宅地点として登録された地点の位置情報が記憶されている。ユーザは、自車両50を自宅駐車場に駐車させた際に、操作部240を操作して、現在位置を自宅登録する操作を入力する。ナビゲーション装置200の制御部270は、GPSユニット212により測定される現在位置を自宅として記憶部230に記憶させる。
また、記憶部230は、地図情報DB(地図情報記憶部)231を備えている。地図情報DB231は、ナビゲーションのための地図情報を記憶するデータベースであり、HDD(ハードディスクドライブ)、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性記録媒体により構成されている。地図情報DB231には、地図情報が、予め定められた地図区画であるメッシュ単位で記憶されている。なお、この地図情報は、地図情報配信サーバ100から配信される更新地図情報を用いてメッシュ単位で部分的に更新することが可能となっている。
また、記憶部230には、到着地点登録テーブル、第1頻度集約用テーブル、第2頻度集約用テーブル、ジャンル・頻度対応テーブル及びジャンル・ユーザ重要度テーブルが記憶されている。なお、本実施形態では、第1頻度集約用テーブルと、第2頻度集約用テーブルとをそれぞれ別々に設けているが、第1頻度集約用テーブルに含まれる情報と、第2頻度集約用テーブルに含まれる情報とを集約した1つのテーブルを用いてもよい。
図3は、到着地点登録テーブルを示す図である。
到着地点登録テーブルは、自車両50が到着した到着地点の情報を登録するテーブルであり、後述する制御部270の履歴収集部271により作成されるテーブルである。到着地点(到着地)は、ナビゲーション装置200に目的地又は経由地が設定され、経路案内によって自車両50が目的地又は経由地に到着した場合には、設定された目的地又は経由地が到着地点となる。また、ナビゲーション装置200に目的地又は経由地が設定されず、ナビゲーション装置200の経路案内によらないで自車両50を走行させた場合には、自車両50を所定時間以上停車させた地点が到着地点となる。
到着地点登録テーブルには、メッシュID、X座標、Y座標、選択方法、カテゴリ、サブカテゴリ、到着日時、自宅登録された地点からの距離(単位m)、到着地名等が登録される。上述のように地図情報は、予め定められた地図区画であるメッシュ単位で分割されている。メッシュIDは、到着地点が含まれるメッシュを識別するIDである。X座標、Y座標は、メッシュ内における到着地点の座標値である。選択方法は、到着地点の選択方法を示す情報であり、選択方法には、例えば、「POI」による選択入力、「住所検索」、「地点登録」された地点の選択、「経路なし」の4つの方法がある。「POI」とは、「Point Of Interest」の略であり、レストラン、映画館、書店等の施設が位置する地点に関する情報である。「POI」による選択では、ユーザは、表示パネル254に表示される地図情報の「POI」を目的地として選択する。「住所検索」とは、ユーザが目的地の住所を、操作部240を操作して入力する検索方法である。「地点登録」とは、事前に登録された地点のリストから目的地を選択する検索方法である。「経路なし」とは、ナビゲーション装置200による経路案内を受けることなく、ユーザの運転操作で到着した到着地点を示している。カテゴリ及びサブカテゴリは、到着地点の選択方法が「POI」である場合に、到着地点の施設を分類する区分である。例えば、カテゴリが「洋風・中華飲食店」である場合、サブカテゴリとして「ラーメン店」、「フランス料理店」等を例に挙げることができる。到着時間は、到着地点に到着した日時の情報である。到着地名は、到着地点を識別する名称であり、例えば、「店舗名」、「施設名」等が挙げられる。
図4は、第1頻度集約用テーブルを示す図である。
第1頻度集約用テーブルは、到着地点の到着回数や到着頻度を集計するためのテーブルであり、到着地点登録テーブルを参照して後述する制御部270の要求処理部272が作成する。
第1頻度集約用テーブルには、メッシュID、ジャンル、月別の到着回数、総到着回数、最古到着日時、最新到着日時、自宅からの距離、方角、到着地名、日数、頻度(単位:日)、距離(単位:m)、更新要否等が到着地点ごとに登録される。
ジャンルは、到着地点の施設を分類する区分である。ジャンルには、例えば、「見る・遊ぶ」、「食べる・飲む」、「登録地」、「交通機関」等の情報が含まれる。また、到着地点の選択方法が「経路なし」である場合、ジャンルとして「経路なし」が登録される。月別の到着回数は、到着地点に到着した月別の回数であり、総到着回数は、月別の到着回数の総和である。最古到着日時は、自車両50が最初に到着地点に到着したときの日時を示す。最新到着日時は、自車両50が到着地点に到着した直近の日時を示す。自宅からの距離は、自宅登録されている地点から到着地点までの距離(m)であり、方角は、自宅から見た到着地点の方角を示す。「日数」は、最古到着時間の示す到着日から最新到着日時の示す到着日までの日数である。「頻度」は、「日数」を「総到着回数」で除算した値である。「距離」は、「自宅からの距離」に「到着回数」を積算した値を示す。更新要否は、第1頻度集約用テーブルのメッシュIDが示すメッシュの地図情報を更新するか否かを示す情報である。更新が許可される場合には、後述する制御部270の要求処理部272により更新要否のセルに「○」が記録され、更新が許可されない場合には、要求処理部272により更新要否のセルに「×」が記録される。
図5は、第2頻度集約用テーブルを示す図である。
第2頻度集約用テーブルは、各到着地点の到着回数や到着頻度を集計するためのテーブルであり、到着地点登録テーブルを参照して後述する制御部270の要求処理部272が作成する。第2頻度集約用テーブルは、最初に到着地点に到着してからの経過時間が1年未満の到着地点の情報を登録したテーブルである。
第2頻度集約用テーブルには、メッシュID、ジャンル、最古到着日時、最新到着日時、到着回数、自宅からの距離(単位:m)、方角、到着地名、日数、頻度(単位:日)、距離(単位:m)、更新要否の情報が到着地点ごとに登録される。
ここで、後述する要求処理部272が第1頻度集約用テーブル及び第2頻度集約用テーブルに情報を登録する処理について説明する。
要求処理部272は、自車両50が到着地点に最初に到着したときからの経過時間が1年未満の到着地点の情報を、到着回数が所定回数に到達した時点で、第1頻度集約用テーブルと、第2頻度集約用テーブルとの両方に登録する。そして、要求処理部272は、記録期間が1年になるまで毎月、第1頻度集約用テーブルと、第2頻度集約用テーブルとの更新を行う。また、要求処理部272は、最初に到着したときからの経過時間が1年を経過した到着地点の情報を、第2頻度集約用テーブルから削除する。
図6は、ジャンル・頻度対応テーブルを示す図である。
ジャンル・頻度対応テーブルは、ジャンルごとに設定された頻度の基準値を、近距離、中距離及び遠距離の項目ごとに登録している。頻度の基準値は、第1及び第2頻度集約用テーブルに登録されたメッシュIDの示すメッシュを、地図情報を更新する更新対象領域として選択するか否かを判定する際に使用される。
図7は、ジャンル・ユーザ重要度テーブルを示す図である。
ジャンル・ユーザ重要度は、各ジャンルのユーザ重要度を登録したテーブルである。ユーザ重要度は、第1及び第2頻度集約用テーブルに登録されたメッシュIDの示すメッシュを、地図情報を更新する更新対象領域として選択するか否かを判定する際に使用される。
なお、ジャンル・頻度対応テーブルに登録された頻度の基準値、及びジャンル・ユーザ重要度に登録されたユーザ重要度は、ユーザが操作部240を操作して変更することも可能である。
操作部(登録部)240は、操作ボタン241に加え、表示パネル254に重ねて配設されたタッチパネル242を備えている。ユーザが表示パネル254に表示された各種ボタン表示に指等で触れた場合、タッチパネル242の触れた箇所を示す信号が制御部270に入力される。なお、操作部240の操作と同様の操作を、ステアリングに設けられたステアリングコントローラにより実行できるようにしてもよい。
出力部250は、音声出力部251、スピーカ252及び表示部253を備えている。音声出力部251は、不図示のD/Aコンバータ、アンプ等を備え、経路案内用の音声データ信号をデジタル/アナログ変換してアンプにより増幅し、スピーカ252により自車両50の車室内に音声出力する。表示パネル254には、例えば液晶ディスプレイパネルやEL(Electro Luminescent)ディスプレイパネル等を用いることができる。表示部253は、描画プロセッサ(不図示)及び表示パネル254を備え、制御部270から地図情報、ボタン表示等の表示指示を含む描画コマンドを受け取り、この描画コマンドに基づく画像を表示パネル254に表示させる。
制御部270は、ハードウェアとして、不図示のCPU、ROM、RAM、I/O(Input/Output)部等を備え、ナビゲーション装置200の備える各部を制御する。
また、制御部270は、機能ブロックとして、履歴収集部271、要求処理部272、更新部273を備える。機能ブロックとは、ナビゲーション装置200が備えるCPU、RAM等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラムとの協働によって実現される機能を、一定の機能ごとにまとめたブロックである。
履歴収集部271は、到着地点に関する情報と、到着地点に車両を停車させた日時情報とを対応付けて記憶部230に記憶させる。
住所検索等によってナビゲーション装置200に目的地又は経由地が設定され、自車両50が目的地又は経由地に到着すると、履歴収集部271が、このナビゲーション装置200に設定された目的地又は経由地を到着地点として到着地点登録テーブルに登録する。
また、ナビゲーション装置200に目的地又は経由地を設定せずに、ナビゲーション装置200による経路案内によらないで自車両50を走行させた場合、履歴収集部271は、自車両50を停車させた地点を到着地点として判定する。具体的には、履歴収集部271は、自車両50のエンジンがスタートすると、自車両50の現在位置が、自宅登録された地点にあるか否かを判定する。自車両50の現在位置が、自宅登録された地点とは異なる場合、履歴収集部271は、エンジンを停止させてから今回のエンジンスタートまでの時間が所定時間以上経過しているか否かを判定する。所定時間以上経過している場合、履歴収集部271は、自車両50が停車していると判定し、現在位置を到着地点として到着地点登録テーブルに登録する。これにより、ユーザが目的地として想定していない地点が到着地点として登録されないようにすることができる。
本実施形態の履歴収集部271は、エンジンがオフされてからオンするまでの時間が所定時間以上経過している場合に、自車両50が「停車」していると判定し、この自車両50の停車している地点を到着地点と判定する。履歴収集部271は、この他に、エンジンがオンしている場合であって、車速が0km/hである状態が所定時間以上継続した場合に、自車両50が「停車」していると判定してもよい。
到着地点であるか否かを判定するための経過時間は、自宅からの距離に応じて変更してもよい。例えば、自宅からの距離が0km以上、40km未満である場合、履歴収集部271は、現在位置を近距離と判定する。近距離の場合、履歴収集部271は、経過時間として、例えば、「0.5時間」を使用して、現在位置を到着地点として選択するか否かを判定する。また、自宅からの距離が40km以上、80km未満である場合、履歴収集部271は、現在位置を中距離と判定する。中距離の場合、履歴収集部271は、経過時間として、例えば、「1時間」を使用して、現在位置を到着地点に選択するか否かを判定する。また、自宅からの距離が80km以上である場合、履歴収集部271は、現在位置を遠距離と判定する。遠距離の場合、履歴収集部271は、経過時間として、例えば、「2時間」を使用して、現在位置を到着地点に選択するか否かを判定する。
また、履歴収集部271は、自車両50の現在位置と、自宅登録された地点との距離が所定距離(例えば、100km)以上離れている場合に、現在位置の到着地点登録テーブルへの登録は行わないようにしてもよい。ナビゲーション装置200による経路案内を受けずに到達可能な場所であるため、地図情報の更新が必要ではないと判定し、現在位置の到着地点登録テーブルへの登録は行わない。
要求処理部272は、自車両50が停車する到着地点について到着の頻度を求め、求めた頻度に基づいて、地図情報を更新する更新対象領域を設定する。また、要求処理部272は、更新対象領域の地図情報を地図情報配信サーバ100に要求する。
要求処理部272は、まず、到着地点登録テーブルを参照して、第1頻度集約用テーブル及び第2頻度集約用テーブルを作成する。自車両50が到着地点に最初に到着したときからの経過時間が1年未満の到着地点の情報は、要求処理部272により第1及び第2頻度集約用テーブルに登録される。また、自車両50が到着地点に最初に到着してから1年以上経過した到着地点の情報は、要求処理部272により第2頻度集約用テーブルから消去される。
要求処理部272は、第1及び第2頻度集約用テーブルを作成すると、作成した第1及び第2頻度集約用テーブルの情報に基づいて、更新対象領域の選択を行う。要求処理部272は、第1頻度集約用テーブル又は第2頻度集約用テーブルに登録された到着地点を処理対象として選択し、選択された処理対象の到着地点を含むメッシュを更新領域に設定するか否かを判定する。要求処理部272は、更新条件が成立しているか否かを判定して、処理対象の到着地点を更新領域に設定するかを判定する。要求処理部272は、更新条件として、以下に示す式(1)を用い、式(1)が成立しているか否かを判定する。
(解析日−最古到着日時)×到着回数≧頻度(近距離、中距離又は遠距離)×ユーザ重要度・・・(1)
式(1)の左辺に示す「解析日」は、要求処理部272が、処理対象の到着地点を含むメッシュを更新対象領域に設定するか否かを判定する日である。また、「最古到着日時」は、第1頻度集約用テーブル又は第2頻度集約用テーブルに登録された最古到着日時の示す日である。「到着回数」は、第1頻度集約用テーブル又は第2頻度集約用テーブルに登録された総到着回数である。
また、式(1)の右辺に示す「頻度(近距離、中距離又は遠距離)」は、図6に示すジャンル・頻度対応テーブルに登録された頻度の基準値である。要求処理部272は、まず、処理対象の到着地点の「ジャンル」及び「自宅からの距離」を第1頻度集約用テーブル又は第2頻度集約用テーブルを参照して取得する。要求処理部272は、処理対象の到着地点のジャンルを取得すると、取得した「ジャンル」及び「自宅からの距離」に応じた頻度の基準値をジャンル・頻度対応テーブルから取得する。例えば、自宅から処理対象の到着地点までの距離が0km以上、40km未満である場合、要求処理部272は、近距離用に用意された頻度の基準値を選択する。また、自宅から処理対象の到着地点までの距離が40km以上、80km未満である場合、要求処理部272は、中距離用に用意された頻度の基準値を選択する。また、自宅から処理対象の到着地点までの距離が80km以上である場合、要求処理部272は、遠距離用に用意された頻度の基準値を選択する。従って、自宅として登録された地点から到着地点までの距離に対応する更新条件を設定することができる。また、到着地点に位置する施設のジャンルに対応する更新条件を設定することができる。
なお、到着地点が、目的地として設定された地点であるか否かにより、更新条件を変更することもできる。例えば、到着地点が、ナビゲーション装置200に地点登録された地点を目的地又は経由地とするものである場合には、頻度の基準値を小さくすることで、処理対象の到着地点を含むメッシュの地図情報が更新されやすいように設定することができる。また、到着地点が、ナビゲーション装置200による経路の誘導案内なしに到着した到着地点である場合には、頻度の基準値を大きくすることで、処理対象の到着地点を含むメッシュの地図情報が更新され難いように設定することができる。
要求処理部272は、第1頻度集約用テーブル及び第2頻度集約用テーブルに登録されたすべての到着地点について、式(1)に示す計算式に従って計算を行い、式(1)の条件を満たす到着地点を検出する。要求処理部272は、処理対象の到着地点が式(1)を満たす到着地点である場合、第1又は第2頻度集約用テーブルの「更新要否」のセルに更新要を示す「○」を記録する。また、要求処理部272は、処理対象の到着地点が式(1)を満たさない到着地点である場合、第1又は第2頻度集約用テーブルの「更新要否」のセルに更新否を示す「×」を記録する。
また、要求処理部272は、到着地点を含むメッシュを更新対象領域として選択すると、記憶部230を参照して、この到着地点から出発地点までをつなぐ自車両50の走行経路が含まれるメッシュも更新対象領域に設定するようにしてもよい。自車両50が走行した走行経路の地図情報も更新されるため、走行経路の地図情報を最新のものに更新することができる。なお、例えば、自宅と到着地点との距離が所定距離(例えば、60km)よりも離れている場合には、走行経路が含まれるメッシュを更新対象領域として選択しないようにしてもよい。更新対象領域として選択されるメッシュの数を制限することができる。
また、要求処理部272は、第1頻度集約用テーブルに登録された到着地点について、月別の到着回数を参照して、処理対象の到着地点を含むメッシュを更新対象領域に選択するか否かを判定してもよい。例えば、要求処理部272は、月別の到着回数を、事前に用意されたしきい値と比較して、到着回数がしきい値よりも多い月を検出する。要求処理部272は、到着回数がしきい値よりも多い月を検出すると、検出した月に対応するタイミングで処理対象の到着地点を含むメッシュを更新対象領域に選択し、選択したメッシュに対応する地図情報の配信を地図情報配信サーバ100に要求する。例えば、要求処理部272は、検出した月の初日、又は検出した月の前月の末日に、到着地点を含むメッシュの地図情報が更新されるように設定してもよい。
なお、図4に示す第1頻度集約用テーブルでは、到着回数を月別に集計していたが、到着回数を集計する期間は、2週間単位、3カ月単位等、任意に変更することができる。このため、要求処理部272が、メッシュを更新対象領域に選択して、地図情報配信サーバ100に、地図情報の配信を要求するタイミングも、到着回数の集計期間に応じて変更することができる。
また、到着地点への月別の到着回数を考慮して到着地点を更新対象領域に選択するか否かを判定する処理を行わない場合には、第1頻度集約用テーブルを作成する必要はないので、要求処理部272は、第2頻度集約用テーブルだけを生成すればよい。
また、要求処理部272は、頻度集約用テーブルの「更新要否」のセルに「○」が記録されたメッシュIDを地図情報配信サーバ100に送信して、更新地図情報の送信要求を地図情報配信サーバ100に送信する。
更新部273は、要求処理部272の要求に応じて地図情報配信サーバ100から送信される地図情報を取得して、地図情報DB231が記憶する更新対象領域の地図情報を更新する。更新部273は、要求処理部272の要求に応じて地図情報配信サーバ100から送信される地図情報を受信して、記憶部230に記憶させる。更新部273は、記憶部230に記憶させた更新地図情報に基づいて地図情報DB231の記憶する地図情報を更新する。具体的には、更新部273は、更新対象領域の地図情報を、地図情報配信サーバ100から配信された最新バージョンの更新地図情報に更新する。
図8は、ナビゲーション装置200に目的地が設定された場合の到着地点の登録手順を示すフローチャートである。
履歴収集部271は、GPSユニット212から入力される現在位置に基づいて、ナビゲーションの目的地又は経由地に設定された地点に到着したか否かを判定する(ステップS1)。目的地又は経由地に設定された地点に到着した場合(ステップS1/YES)、履歴収集部271は、目的地又は経由地の情報を到着地点登録テーブルに登録する(ステップS2)。履歴収集部271により到着地点登録テーブルに登録される登録情報には、目的地又は経由地が含まれるメッシュのメッシュID、メッシュにおけるX座標値、Y座標値、目的地又は経由地に存在する施設のカテゴリ、サブカテゴリが含まれる。また、登録情報には、到着日時、自宅登録された地点からの距離等が含まれる。
図9は、ナビゲーション装置200に目的地が設定されていない場合の到着地点の登録手順を示すフローチャートである。なお、この処理フローは、自車両50のエンジンを停止させる前の走行において、ナビゲーション装置200に目的地又は経由地が設定されずに自車両50が走行していた場合に開始される。
自車両50のアクセサリスイッチがオンされることで、ナビゲーション装置200の電源がオンされ、制御部270が起動する。制御部270は、起動すると、IGスイッチがオンされ、自車両50のエンジンがスタートしたか否かを判定する。制御部270の履歴収集部271は、例えば、CANバスを介して自車両50から車両情報として通知されるIGスイッチのオン、オフ情報により、自車両50のエンジンがスタートしたか否かを判定する(ステップS11)。
エンジンがスタートしたと判定すると(ステップS11/YES)、履歴収集部271は、GPSユニット212から現在位置の情報を入力する。そして、履歴収集部271は、入力した現在位置が、自宅登録された地点(以下、自宅という)のメッシュと同一のメッシュ内に含まれるか否かを判定する(ステップS12)。肯定判定の場合(ステップ12/YES)、履歴収集部271は、GPSユニット212から入力した現在位置の情報を記憶部230に記憶させて(ステップS16)、処理を終了する。記憶部230に記憶させた現在位置の情報は、例えば自車両50の走行履歴として使用される。また、否定判定の場合(ステップS12/NO)、履歴収集部271は、現在位置と自宅との距離が100km以内であるか否かを判定する(ステップS13)。否定判定の場合(ステップS13/NO)、履歴収集部271は、GPSユニット212から入力した現在位置の情報を記憶部230に記憶させて(ステップS16)、処理を終了する。また、肯定判定の場合(ステップS13/YES)、履歴収集部271は、エンジンの停止時間がしきい値以上であるか否を判定する(ステップS14)。履歴収集部271は、例えば、現在位置と自宅との距離に応じたしきい値を用いて、エンジンの停止時間を判定する。例えば、現在位置と自宅との距離が0km以上、40km未満である場合、履歴収集部271は、しきい値として例えば0.5時間を使用する。また、現在位置と自宅との距離が40km以上、80km未満である場合、履歴収集部271は、しきい値として例えば1.0時間を使用する。また、現在位置と自宅との距離が80km以上である場合、履歴収集部271は、しきい値として例えば、2.0時間を使用する。
エンジンの停止時間がしきい値以上ではない場合(ステップS14/NO)、履歴収集部271は、GPSユニット212から入力した現在位置の情報を記憶部230に記憶させて(ステップS16)、処理を終了する。また、エンジンの停止時間がしきい値以上である場合(ステップS14/YES)、履歴収集部271は、現在位置の情報を到着地点登録テーブルに登録する(ステップS15)。到着地点登録テーブルに登録する情報については、図3を参照して説明した通りである。その後、履歴収集部271は、GPSユニット212から入力した現在位置の情報を記憶部230に記憶させて(ステップS16)、この処理を終了する。
図10は、更新対象領域を設定して、地図情報をダウンロードする手順を示すフローチャートである。
要求処理部272は、まず、第1又は第2頻度集約用テーブルに登録された到着地点から処理対象の到着地点を選択し、選択した処理対象の到着地点のレコードを読み出す(ステップS21)。第1頻度集約用テーブルから情報を読み出す場合、1レコードには、メッシュID、ジャンル、月別到着回数、総到着回数、最古到着日時、最新到着日時、自宅からの距離、方角、到着地名、日数、頻度、距離等の項目が含まれる。また、第2頻度集約用テーブルから情報を読み出す場合、1レコードには、メッシュID、ジャンル、最古到着日時、最新到着日時、到着回数、自宅からの距離(単位:m)、方角、到着地名、日数、頻度(単位:日)、距離(単位:m)等の情報が含まれる。
要求処理部272は、第1又は第2頻度集約用テーブルから処理対象の到着地点のレコードを読み出すと、読み出したレコードに基づいて、到着地点が更新条件に該当するか否かを判定する(ステップS22)。要求処理部272は、更新条件として、上述した式(1)を用いて、到着地点が更新条件に該当するか否かを判定する。要求処理部272は、読み出した到着地点のレコードから「最古到着日時」、「総到着回数」、「ジャンル」及び「自宅からの距離」の情報を取り出し、取り出した情報に基づいて式(1)に示す計算を行う。式(1)の左辺に示す「頻度(近距離、中距離又は遠距離)」は、レコードから取り出した「ジャンル」及び「自宅からの距離」に基づいて、図6に示すジャンル・頻度対応テーブルから取得した頻度である。また、ユーザ重要度は、レコードから取り出した「ジャンル」に基づいて、図7に示すジャンル・ユーザ重要度テーブルから取得したユーザ重要度である。
要求処理部272は、到着地点のレコードにより、到着地点が式(1)を満たすと判定すると、到着地点を含むメッシュを更新対象領域に設定する(ステップS23)。次に、要求処理部272は、自宅から到着地点までの距離が60km以内であるか否かを判定する(ステップS24)。否定判定の場合、すなわち、自宅から到着地点までの距離が60kmよりも離れている場合(ステップS24/NO)、要求処理部272は、ステップS27の処理に移行する。また、肯定判定の場合(ステップS24/YES)、要求処理部272は、自宅から到着地点までをつなぐ走行経路を含むメッシュを更新対象領域に設定する(ステップS25)。ステップS24において、自宅から到着地点までの距離が60kmよりも離れているか否かを判定しているのは、更新対象領域として選択されるメッシュの数を制限するためである。また、ナビゲーション装置200の記憶部230には、自車両50の走行履歴が記憶されているので、要求処理部272は、走行履歴を参照して、更新対象領域として選択するメッシュを選択する。
次に、要求処理部272は、更新対象領域に設定したメッシュのメッシュIDを地図情報配信サーバ100に送信して、更新対象領域の更新地図情報のダウンロードを要求する(ステップS26)。更新部273は、地図情報配信サーバ100からダウンロードされる更新地図情報を、記憶部230に一時的に記憶させる。地図情報配信サーバ100から更新地図情報を受信すると、更新部273は、要求処理部272により要求したすべてのメッシュIDの更新地図情報をダウンロード済みであるか否か判定する(ステップS27)。否定判定の場合(ステップS27/NO)、要求処理部272により再度、未取得のメッシュIDを地図情報配信サーバ100に送信して、更新対象領域の更新地図情報のダウンロードを要求する(ステップS26)。また、肯定判定の場合(ステップS27/YES)、要求処理部272は、まだ読み出していない到着地点のレコードがあるか否かを判定する(ステップS28)。肯定判定の場合(ステップS28/YES)、要求処理部272は、ステップS21の処理に移行し、第1又は第2頻度集約用テーブルから到着地点のレコードを再度読み出す。また、否定判定の場合(ステップS28/NO)、制御部270はこの処理を終了する。
なお、上述した処理フローでは、地図情報配信サーバ100は、ナビゲーション装置200から取得要求としてメッシュIDを通知されると、通知されたメッシュIDの更新地図情報をナビゲーション装置200にダウンロードするようにしていた。これ以外に、地図情報配信サーバ100は、ナビゲーション装置200から取得要求のあったメッシュIDに対応する最新の更新地図情報をナビゲーション装置200にダウンロード済みである場合、更新地図情報のダウンロードは行わないようにしてもよい。
地図情報配信サーバ100は、更新履歴情報DB130により、更新地図情報を配信するナビゲーション装置200を識別する識別情報と、各ナビゲーション装置200に配信済みの更新地図情報のバージョンとを管理している。地図情報配信サーバ100は、ナビゲーション装置200から更新地図情報の取得要求があると、取得要求のあったナビゲーション装置200をまず認証する。認証に成功すると、地図情報配信サーバ100は、取得要求のあったメッシュIDの最新の更新地図情報を、既にナビゲーション装置200にダウンロード済みであるか否かを判定する。最新の更新地図情報が既にナビゲーション装置200にダウンロード済みである場合、地図情報配信サーバ100は、更新地図情報が最新である旨をナビゲーション装置200に通知する。
図11は、ダウンロードした地図情報を更新する手順を示すフローチャートである。
制御部270の更新部273は、記憶部230から更新地図情報を1メッシュずつ取得する(ステップS31)。次に、更新部273は、取得したメッシュは、現在、ナビゲーションに使用中であるか否かを判定する(ステップS32)。肯定判定である場合(ステップS32/YES)、更新部273は、ステップS34の処理に移行する。また、否定判定の場合(ステップS32/NO)、更新部273は、更新地図情報により該当メッシュの地図情報を部分的に更新する(ステップS33)。ステップS33の処理が終了すると、更新部273は、更新地図情報を取得したすべてのメッシュについて、現在使用中であるか否かを判定したか否かを判定する(ステップS34)。否定判定の場合(ステップS34/NO)、更新部273は、ステップS31の処理に戻り、記憶部230から更新地図情報を1メッシュずつ取得する(ステップS31)。また、肯定判定の場合(ステップS34/YES)、更新部273は、この処理を終了する。
なお、図8〜図11に示すフローチャートの処理単位は、制御部270の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。制御部270の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、同様のフリー状態判定が行えれば、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
以上説明したように、本実施形態のナビゲーション装置200は、自車両50が到着地点に停車した頻度を求めて、求めた頻度に基づいて地図情報を更新する更新対象領域を設定する。そして、ナビゲーション装置200は、設定した更新対象領域の地図情報の配信を地図情報配信サーバ100に要求する。従って、地図情報の更新対象領域を必要十分とすることができ、地図を更新するために受信する情報量を削減できる。
また、ナビゲーション装置200は、月、週等の設定された期間ごとの到着の頻度を求めて、設定された期間に対応するタイミングで、地図情報を地図情報配信サーバ100からダウンロードする。従って、地図情報を使用する可能性が高くなる期間に合わせて最新の地図情報を地図情報配信サーバ100からダウンロードすることができる。
また、到着地点を含むメッシュを更新対象領域に選択するか否かを判定する更新条件として、自宅として登録された地点から到着地点までの距離に対応する条件を設定している。このため、例えば、到着の回数が同一であっても、自宅からの距離が遠い到着地点ほどユーザが高い頻度で行っていると判断して、この到着地点が更新対象領域として選択されやすくなるように設定することができる。
また、到着地点を含むメッシュを更新対象領域に選択するか否かを判定する更新条件として、到着地点に位置する施設の分類に対応する条件を設定している。従って、例えば、他の施設に変更される頻度が高い施設を有する到着地点ほど更新対象領域として選択されやすくなるように設定することができ、ユーザにこの到着地点の最新の地図情報を提供することができる。
また、到着地点を含むメッシュを更新対象領域に選択するか否かを判定する更新条件として、到着地点が目的地として登録された地点であるか否かに対応する条件を設定している。従って、例えば、ナビゲーション装置200に地点登録された到着地点は、ユーザが再び訪れる可能性が高い地点であるので、この到着地点を含むメッシュの地図情報が更新されやすいように設定することができる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、ナビゲーション装置200が、到着地点の履歴を収集して、地図情報を配信する更新対象領域を選択していた。これ以外に、ナビゲーション装置200は、到着地点に到着する都度、到着地点の位置情報等を地図情報配信サーバ100に送信するようにしてもよい。地図情報配信サーバ100は、ナビゲーション装置200から送信される位置情報等に基づいて図3〜図5に示すテーブルを作成し、更新対象領域となるメッシュを選択する。地図情報配信サーバ100は、選択したメッシュの更新地図情報がある場合に、更新地図情報を該当のナビゲーション装置200に配信する。
また、図2に示す機能ブロックは、ナビゲーション装置200の備える機能を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、ナビゲーション装置200の構成は、処理内容に応じて、さらに多くのブロックに分割することもできる。また、図2に示す機能ブロックは、1つのブロックによりさらに多くの処理を実行するように構成することもできる。また、各ブロックの処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、各ブロックの処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。なお、図1に示す地図情報配信サーバ100の機能ブロックについても同様である。
100 地図情報配信サーバ
200 ナビゲーション装置
210 位置特定部
220 無線ネットワーク制御部
230 記憶部
231 地図情報DB(地図情報記憶部)
240 操作部(登録部)
250 出力部
270 制御部
271 履歴収集部
272 要求処理部
273 更新部

Claims (13)

  1. 車両に搭載される車載装置であって、
    経路案内に使用する地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
    前記車両が停車する到着地の到着の頻度に基づいて、地図情報を更新する更新対象領域を決定し、前記更新対象領域の地図情報を外部装置に要求する要求処理部と、
    前記要求処理部の要求に応じて前記外部装置から送信される地図情報に基づき、前記地図情報記憶部が記憶する前記更新対象領域の地図情報を更新する更新部と、
    を備えることを特徴とする車載装置。
  2. 前記要求処理部は、設定された期間における前記到着地の到着の頻度に基づいて、前記更新対象領域を決定し、前記設定された期間に対応するタイミングで前記更新対象領域の地図情報を前記外部装置に要求することを特徴とする請求項1記載の車載装置。
  3. 前記要求処理部は、前記到着地への到着の頻度が、予め設定された更新条件に該当する場合に、前記到着地を含む領域を前記更新対象領域とすることを特徴とする請求項1又は2記載の車載装置。
  4. 指定された地点を自宅地点として登録する登録部を備え、
    前記更新条件は、登録された前記自宅地点から前記到着地までの距離に対応する条件を含むことを特徴とする請求項3記載の車載装置。
  5. 前記更新条件は、前記到着地に位置する施設の分類に対応する条件を含むことを特徴とする請求項3記載の車載装置。
  6. 指定された地点を自宅地点として登録する登録部を備え、
    前記更新条件は、前記登録部により前記到着地が目的地として登録された地点であるか否かに対応する条件を含むことを特徴とする請求項3記載の車載装置。
  7. 地図情報を送信する地図情報配信装置と、車両に搭載されて経路案内を行う車載装置とを備える地図情報配信システムであって、
    前記車載装置は、
    路案内に使用する地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
    前記車両が停車する到着地の到着の頻度に基づいて、地図情報を更新する更新対象領域を決定し、前記更新対象領域の地図情報を、前記地図情報配信装置に要求する要求部と、
    前記要求に応じて前記地図情報配信装置から送信される地図情報に基づき、前記地図情報記憶部が記憶する前記更新対象領域の地図情報を更新する更新部と、を備え、
    前記地図情報配信装置は、前記車載装置が要求する前記更新対象領域の地図情報を、前記車載装置に配信する、
    ことを特徴とする地図情報配信システム。
  8. 車両に搭載される車載装置における地図情報更新方法であって、
    前記車両が停車する到着地について到着の頻度を求めるステップと、
    求めた前記到着地の到着の到着頻度に基づいて、地図情報を更新する更新対象領域を決定するステップと、
    決定した前記更新対象領域の地図情報を外部装置に要求するステップと、
    前記要求に応じて前記外部装置から送信される地図情報を取得するステップと、
    前記取得した地図情報に基づいて、経路案内用に予め記憶している地図情報を更新するステップと、
    を備えることを特徴とする地図情報更新方法。
  9. 前記決定するステップで、予め設定された期間における前記到着地の到着の頻度に基づいて、前記更新対象領域を設定し、
    前記要求するステップで、前記設定された期間に対応するタイミングで前記更新対象領域の地図情報を前記外部装置に要求することを特徴とする請求項8記載の地図情報更新方法。
  10. 前記決定するステップで、前記到着地への到着の頻度が、予め設定された更新条件に該当する場合に、前記到着地を含む領域を前記更新対象領域とすることを特徴とする請求項8又は9記載の地図情報更新方法。
  11. 前記決定するステップで、前記到着地への到着の頻度が、自宅として登録された地点から前記到着地までの距離に対応する条件を含む前記更新条件に該当する場合に、前記到着地を含む領域を前記更新対象領域とすることを特徴とする請求項10記載の地図情報更新方法。
  12. 前記決定するステップで、前記到着地への到着の頻度が、前記到着地に位置する施設の分類に対応する条件を含む前記更新条件に該当する場合に、前記到着地を含む領域を前記更新対象領域とすることを特徴とする請求項10記載の地図情報更新方法。
  13. 前記決定するステップで、前記到着地への到着の頻度が、前記到着地が予め登録地として登録された地点であるか否かに対応する条件を含む前記更新条件に該当する場合に、前記到着地を含む領域を前記更新対象領域とすることを特徴とする請求項10記載の地図情報更新方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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