JP2016056715A - エンジンの吸気装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなエンジンの吸気装置は、特許文献1に開示されている。
シリンダ部2、クランクケース3及びピストン5によってクランク室7が形成されている。つまり、シリンダ部2の側面とピストン5で形成されるクランクケース3側の円柱状空間と、クランクケース3内の空間とによりクランク室7が形成されている。このクランク室7では、ピストン5が摺動するにしたがい、その内部空間の容積が変化する。
シリンダヘッド8、シリンダ部2及びピストン5によって燃焼室9が形成されている。
オイルタンク4は、オイルタンクケースによって規定されており、クランクケース3と別個に設けられ、潤滑用のオイルを貯留する。
ここで、ピストン5が下死点BDC(Bottom Dead Center)から上死点TDCまで移動するにしたがい、クランク室7内の圧力は負圧になる。逆に、ピストン5が上死点TDCから下死点BDCまで移動するにしたがい、クランク室7内の圧力は正圧になる。それゆえ、クランク室7内の圧力が正圧であるときに、逆止弁10が開弁して、クランク室7からオイルタンク4へオイルが液状及び/又はミスト状で流れる。また、クランク室7内の圧力が負圧であるときに、逆止弁10は閉弁している。
シリンダヘッド8には、吸気ポート15と排気ポート16とが設けられている。吸気ポート15は、インシュレータ20を介してキャブレタ30に連通している。排気ポート16は、図示しない排気マフラに連通している。
シリンダヘッド8には、吸気ポート15を開閉する吸気弁17が設けられている。また、シリンダヘッド8には、排気ポート16を開閉する排気弁18が設けられている。ここで、吸気弁17及び排気弁18は燃焼室9を開閉する。
尚、インシュレータ20(後述する第2の部材24)とキャブレタ30(後述するキャブレタ本体63)との間には、シール部材として、円環状のガスケット27が介装されている。ガスケット27は例えばゴム製である。ガスケット27には貫通孔28が形成されている(図4参照)。
キャブレタ30は、空気中に燃料を混合するために、ダイアフラム式燃料ポンプ60を備える。このダイアフラム式燃料ポンプ60は圧力変動を動力にして駆動されている。
尚、ダイアフラム式燃料ポンプ60には、圧力変動に応じて変位するダイアフラム62が設けられている。
キャブレタ30はキャブレタ本体63を備えている。
キャブレタ本体63には、前述の連通路110を構成する空気脈動伝達通路64が形成されている。ダイアフラム62の第1の側(図中上面)にはダイアフラム室61が形成されている。ダイアフラム62の第2の側(図中下面)には、ポンプ室65が形成されている。空気脈動伝達通路64の一端は、ダイアフラム室61に接続されている。空気脈動伝達通路64の他端は、ガスケット27の貫通孔28(図4参照)に臨んでいる。
尚、フューエルインレット72は、図示しない吸入管を介して、密閉型の燃料タンク(図示せず)に接続されている。この燃料タンクは、液体の燃料を貯留する。
このようにして、ダイアフラム式燃料ポンプ60では、ダイアフラム室61に供給される圧力変動(空気脈動)によりダイアフラム62が波動運動して、このダイアフラム62の波動運動により、前述の燃料タンクからポンプ室65へ燃料が吸入される。
スロットルバルブ90は、その回転軸を通路88に直交させており、回転レバー90aを操作することによって図中上下方向にスライドしながら回転し、その回転量によってベンチュリ部88bの開度が変位するようにしている。
第1アジャスタスクリュ91には、その回転軸と同軸状に、第2アジャスタスクリュ92が設けられている。第2アジャスタスクリュ92は、図中の上下方向に延びるように設けられている。また、第2アジャスタスクリュ92については、上方から下方に向かって、後述するノズル94の内径寸法と略同一の外径寸法から二段階に外形寸法が小さくなる。
第2アジャスタスクリュ92の先端には、後述するメインジェット96を切り換えるための切り換え部92aが設けられている。
第2アジャスタスクリュ92は、第1アジャスタスクリュ91と同様に、第1アジャスタスクリュ91に対して一方(ねじ締めつけ方向)に回転すると図中下方に移動し、これとは逆に、第1アジャスタスクリュ91に対して他方(ねじ戻し方向)に回転すると図中上方に移動する。
メインジェット96は、所定の開口面積でノズル94の孔94bとメタリングチャンバ81とを連通する第1メインジェット部96aと、第1メインジェット部96aよりも大きい開口面積でノズル94の孔94bとメタリングチャンバ81とを連通する第2メインジェット部96bとを有する。
図4は、本実施形態における吸気通路21の概略構成を示す。図5は、図4のI−I断面図である。
第1の部材23は、例えば樹脂により、又は、ゴムなどの弾性部材により形成される。第1の部材23は、下流側に向かうほど先細となる円錐台状である。第1の部材23には、下流側に向かうほど断面積(混合気の流通面積)が小さくなるようにテーパー状に吸気通路23aが形成されている。ここで、第1の部材23が、本発明の「第1の吸気通路形成部材」に対応する。
また、吸気通路21の絞り部100において、本発明の「下流側に向かうほど断面積が小さくなる第1の領域」が、第1の部材23の吸気通路23aにより形成され、また、本発明の「第1の領域の下流端に上流端が接続して下流側に向かうほど断面積が大きくなる第2の領域」が、第2の部材24の吸気通路24bにより形成される。
第2の部材24の凹部24aのうち、溝部23b、23cに相対する位置には、溝部24cが凹設されている。この溝部24cの断面は半円形状である。
空気脈動取り出し通路25の一端は、吸気通路21の絞り部100の部分100aに臨んでいる。また、空気脈動取り出し通路25の他端は、ガスケット27の貫通孔28に臨んでいる。
図1〜図5に示す第1実施形態と異なる点について説明する。
第1の部材123の本体部124は、前述の第1の部材23と同様の円錐台状であり、吸気通路23a、及び、溝部23b、23cを備える。
第1の部材123の本体部124は、前述の第1の部材23と同様に、第2の部材24の凹部24aに収容可能である。
ここで、第1の部材123が、本発明の「第1の吸気通路形成部材」に対応する。
図1〜図5に示す第1実施形態と異なる点について説明する。
インシュレータ20には、直線状の空気脈動取り出し通路25が形成されている。空気脈動取り出し通路25の一端は、吸気通路21の絞り部100の部分100aに臨んでいる。また、空気脈動取り出し通路25の他端は、ガスケット27の貫通孔28に臨んでいる。
図8に示す第3実施形態と異なる点について説明する。
通路25aは、インシュレータ20の外面から吸気通路21の絞り部100の部分100aに向けてドリルなどを用いて切削することにより形成される。この通路25aの形成時には、インシュレータ20の外部と吸気通路21内とが、通路25aを介して連通する。
従って、通路25a、25bとキャップ25cとにより構成される空気脈動取り出し通路25の一端は、吸気通路21の絞り部100の部分100aに臨んでいる。また、空気脈動取り出し通路25の他端は、ガスケット27の貫通孔28に臨んでいる。
図9に示す第4実施形態と異なる点について説明する。
また、本実施形態における階段状の吸気通路23a、24bを、前述の第1〜第4実施形態における吸気通路23a、24bに適用してもよい。
また、前述の第1〜第5実施形態では、エンジン1において、シリンダヘッド8とシリンダ部2とが別体である例を示したが、これに代えて、シリンダヘッドとシリンダ部とが一体であってもよい。
2 シリンダ部
3 クランクケース
4 オイルタンク
5 ピストン
8 シリンダヘッド
9 燃焼室
10 逆止弁
11 コネクティングロッド
13 クランク
13a クランク軸
15 吸気ポート
16 排気ポート
17 吸気弁
18 排気弁
20 インシュレータ
21 吸気通路
23 第1の部材(第1の吸気通路形成部材)
23a 吸気通路
23b、23c 溝部
24 第2の部材(第2の吸気通路形成部材)
24a 凹部
24b 吸気通路
24c 溝部
25 空気脈動取り出し通路
25a、25b 通路
25c キャップ
27 ガスケット
28 貫通孔
30 キャブレタ
40 エアクリーナ
41 フィルタ
50 吸気装置
60 ダイアフラム式燃料ポンプ
61 ダイアフラム室
62 ダイアフラム
63 キャブレタ本体
64 空気脈動伝達通路
65 ポンプ室
100 絞り部
110 連通路
123 第1の部材
124 本体部
125 フランジ部
Claims (8)
- 燃料を空気に混合して混合気を生成するキャブレタと、
該キャブレタとエンジンの吸気ポートとの間に配置されて前記キャブレタからの混合気をエンジンの吸気ポートに導くか、又は、前記キャブレタの上流側に配置されてエンジンの吸気ポートに供給される空気を前記キャブレタに導く吸気通路と、
を含んで構成されるエンジンの吸気装置であって、
前記キャブレタは、ダイアフラム式燃料ポンプを備え、
該ダイアフラム式燃料ポンプは、燃料を吸入及び吐出するポンプ室と、該ポンプ室を駆動する圧力が供給されるダイアフラム室と、を備え、
前記吸気通路は絞り部を備え、
前記エンジンの吸気装置は、前記絞り部と前記ダイアフラム室とを連通する連通路を更に含んで構成され、
前記ポンプ室を駆動する圧力は、前記絞り部から前記連通路を経て前記ダイアフラム室に供給される、エンジンの吸気装置。 - 前記連通路は、前記絞り部において最小の断面積となる部分と前記ダイアフラム室とを連通する、請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
- 前記絞り部は、下流側に向かうほど断面積が小さくなる第1の領域と、該第1の領域の下流端に上流端が接続して下流側に向かうほど断面積が大きくなる第2の領域と、を含んで構成される、請求項1又は請求項2に記載のエンジンの吸気装置。
- 前記吸気通路は、前記第1の領域を含む第1の吸気通路形成部材と、該第1の吸気通路形成部材を収容可能な凹部を有して前記第2の領域を含む第2の吸気通路形成部材と、により形成される、請求項3に記載のエンジンの吸気装置。
- 前記連通路の少なくとも一部が、前記第1の吸気通路形成部材と前記第2の吸気通路形成部材との少なくとも一方に形成される、請求項4に記載のエンジンの吸気装置。
- 前記吸気通路は、前記キャブレタと前記吸気ポートとの間に配置されて前記キャブレタからの混合気を前記吸気ポートに導くものであり、
前記第1の吸気通路形成部材は、前記第2の吸気通路形成部材の凹部に収容されて前記第1の領域を含む本体部と、該本体部の上流側端部より外方に張り出すフランジ部と、を含んで構成され、該フランジ部が、前記キャブレタの下流側端面と前記第2の吸気通路形成部材の上流側端面との間に介装される、請求項4又は請求項5に記載のエンジンの吸気装置。 - 前記第1の吸気通路形成部材は弾性部材により形成される、請求項6に記載のエンジンンの吸気装置。
- 前記第1の領域と前記第2の領域との少なくとも一方は階段状に形成されている、請求項3〜請求項7のいずれか1つに記載のエンジンの吸気装置。
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