JP2016056565A - 穿孔装置および孔拡張装置 - Google Patents
穿孔装置および孔拡張装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016056565A JP2016056565A JP2014182916A JP2014182916A JP2016056565A JP 2016056565 A JP2016056565 A JP 2016056565A JP 2014182916 A JP2014182916 A JP 2014182916A JP 2014182916 A JP2014182916 A JP 2014182916A JP 2016056565 A JP2016056565 A JP 2016056565A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- shaft
- foamed plastic
- drill
- expansion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000004033 plastic Substances 0.000 claims abstract description 122
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 claims abstract description 122
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 38
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 31
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 9
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000011162 core material Substances 0.000 claims description 5
- 210000004209 hair Anatomy 0.000 claims description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 2
- HIZCTWCPHWUPFU-UHFFFAOYSA-N Glycerol tribenzoate Chemical compound C=1C=CC=CC=1C(=O)OCC(OC(=O)C=1C=CC=CC=1)COC(=O)C1=CC=CC=C1 HIZCTWCPHWUPFU-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 abstract description 10
- 239000013502 plastic waste Substances 0.000 abstract description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 60
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 29
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 14
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 7
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 7
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 4
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 3
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 3
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000002440 industrial waste Substances 0.000 description 1
- 239000002984 plastic foam Substances 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000011513 prestressed concrete Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Road Repair (AREA)
Abstract
Description
一方、ドリルや錐で発泡プラスチックを破砕する方法は、ドリルや錐など高圧ポンプよりも小型の道具を使用するため、現場までの道具の運搬が楽である。また狭いスペースで作業することができるため、施工の際に橋梁に交通規制をかけて作業場を確保する必要がない。しかしながら、高圧水を用いる場合と同様に、発泡プラスチックの屑が橋梁の周辺に飛散するため、やはり煩雑な清掃作業を行わなくてはならない。
本発明の一態様に係る孔拡張装置は、加熱した空気によって孔の内壁を構成する発泡プラスチックを溶融減容させて孔を拡張する構成であるため、発泡プラスチックの屑が生じない。したがって、構造物周辺に発泡プラスチックの屑が飛散し難い。
<第1実施形態>
(発泡プラスチック除去作業)
第1実施形態に係る穿孔装置および孔拡張装置は、構造物の遊間に充填されている発泡プラスチックを除去する作業に使用される装置である。そこでまず、発泡プラスチック除去作業について説明する。
第1実施形態に係る発泡プラスチック除去作業では、図2(a)に示すような発泡プラスチック5に対して、まず、図2(b)に示すように、円形の先導孔6が形成される(穿孔工程)。次に、図2(c)に示すように、先導孔6を上方に拡張させた縦長の一次拡張孔7が形成される(一次拡張工程)。さらに、図2(d)に示すように、一次拡張孔7をさらに上方に拡張させた二次拡張孔7Aが形成される(二次拡張工程)。拡張工程を繰り返すことによって二次拡張孔7Aはさらに上方に拡張され、図2(e)に示すように、最終的には遊間4の下半分の発泡プラスチック5だけが残され溝部8が形成される。そして、溝部8内に樋材9が設置されて、排水樋の施工が完了する。
(穿孔装置の構造)
図3は、第1実施形態に係る穿孔装置を示す図であって、(a)は装置全体を示す一部破断側面図、(b)は装置の先端部分を示す断面図である。図3に示す第1実施形態に係る穿孔装置10は、例えば上記のような発泡プラスチック除去作業の穿孔工程で使用される。
シャフト11は、長尺棒状の部材であって、その長手方向の長さは遊間4の幅員方向の長さよりも長い。図3(b)に示すように、当該シャフト11は、長尺棒状のシャフト本体11aと、当該シャフト本体11aの一端に形成された連結部11bとを有し、当該連結部11bにドリル12が連結されている。
パイプ13は、長尺筒状の部材であって、その長手方向の長さはシャフト本体11aの長さよりも短い。当該パイプ13は、シャフト11に外嵌されており、シャフト11に固定されている。具体的には、図3(a)に示すように、パイプ13のドリル12とは反対側の端部13aの径が小さくなっており、当該端部13aにおいて、パイプ13はシャフト本体11aに固定されている。パイプ13は、シャフト11およびドリル12と同軸で一体に回転する。
第1実施形態に係る穿孔装置10は、ドリル12の先端部分(軸部12aの先端部分12dとドリル本体12bの先端部分12e)を除いた部分がパイプ13に覆われている構成であるが、本発明に係るドリルは、必ずしも先端部分を除いた部分が全てパイプで覆われている必要はない。少なくともドリルの最大径の部分がパイプに覆われている構成であれば良い。また、ドリルの最大径の部分が、全てパイプに覆われている必要はなく、最大径の部分の一部がパイプに覆われている構成であれば良い。例えば、第1実施形態に係る穿孔装置10は、ドリル12の最大径の部分の一部だけがパイプ13に覆われている構成である。ドリルの最大径の部分が複数箇所に点在して存在する場合には、それら最大径の部分のうちの少なくとも1つがパイプに覆われていれば良い。
(穿孔装置の使用法)
穿孔装置10は、穿孔工程において発泡プラスチック5に先導孔6を形成する際に使用される。発泡プラスチック5に先導孔6を形成する際は、橋梁1に架設されている電気、通信、ガス、水道などのライフラインや落橋防止装置などの橋梁1の添架物または付属物にドリル12を誤って接触させて破壊してはいけない。そのため、ライフラインや落橋防止装置にドリル12が接触しないように、ドリル12は遊間4の幅(遊間の橋軸方向の寸法)よりも小さい径の先導孔6を真っ直ぐに形成できるものでなくてはならない。遊間4の幅が50mm〜100mm程度だとして、先導孔6の径は30mm程度であることが好ましい。
図4は、第1実施形態に係る穿孔工程を説明するための模式断面図であって、(a)は穿孔開始前の状態を示す図、(b)は穿孔開始直後の状態を示す図、(c)は穿孔途中の状態を示す図である。
なお、ドリル12を前方へ押し込むとパイプ13の内部(ドリル本体12bの内部)に屑5aが入り込んでくる。しかしながら、ドリル12において先端部分とは最大径の部分を挟んで反対側に位置する鍔部12cが屑5aを堰き止めるため、屑5aが鍔部12cよりも奥へ入り込むことがない。
シャフト11は長尺であるため、仮にパイプ13が無かったとすれば、シャフト11の自重およびドリル12の重さによりシャフト11が曲がってしまう。そうすると、穿孔工程においてドリル12の軌道を水平に保つことができず、先導孔6の軌道が曲がり徐々に下がったものになってしまう。これを防ぐためには、パイプ13を設ける以外に例えばシャフト11の径を太くしてシャフトの剛性を上げシャフト11が曲がり難くすることが考えられるが、シャフト11の径を太くし過ぎると、シャフト11の外周面が先導孔6の内壁6aに接触してシャフト11と発泡プラスチック5との摩擦によりドリル12の回転力が低下する。さらに、シャフト11の径を太くするとシャフト11の重量が増すため、シャフト11を太くしたにもかかわらずシャフト11がさらに曲がる可能性もある。
図5は、第1実施形態に係る孔拡張装置を示す図であって、(a)は装置全体を示す側面図、(b)は装置全体を示す平面図、(c)は装置の要部を示す断面模式図である。
図5(a)〜(c)に示す第1実施形態に係る孔拡張装置20は、橋梁1の遊間4に充填されている発泡プラスチック5に形成された先導孔6を拡張するための装置であって、ケース21、送気管22、ヒータ23、方向制御部材24、ガイド部材25およびリード線26を備える。当該孔拡張装置20は、先導孔6に挿入可能な大きさであり、作業現場に運搬し易い大きさでもある。
送気管22は、一端22aが先導孔6の外に配置され他端22bがケース21の給気口21aに接続されている。送気管22の一端22aには例えばエアポンプが取り付けられ、一端22aから取り込んだ先導孔6の外の空気を他端22bからケース21内に送気する。
なお、本発明に係るガイド部材は、先導孔6の内壁6a、または、遊間4の側面を構成する橋梁スラブ3を押圧しながら姿勢を保つ構成であっても良い。例えば、弾力性を有する弾性部材により橋梁スラブ3を常に押圧する構成であっても良い。また、橋梁スラブ3に対しての滑りが易く、且つ、弾力性を有するブラシのような部材をケース21の両側面に取り付けて、それらブラシで橋梁スラブ3を押圧する構成であっても良い。なお、後者の場合、左右のブラシの先端間の距離が遊間4の幅よりも少し大きくなるように設定しておくと、両方のブラシがそれぞれ橋梁スラブ3を押圧する構成となる。
(孔拡張装置の使用法)
孔拡張装置20は、拡張工程において先導孔を拡張する際に使用される。拡張工程では、孔拡張装置20を先導孔6内で移動させながら、孔拡張装置20から熱風を、前方上方方向および前方左右両側方向に噴出させることによって、先導孔6の上方および側方の発泡プラスチック5を溶融させて、先導孔6を拡張する。第1実施形態に係る拡張工程では、孔拡張装置20の下方に熱風は噴出されない。そのため、先導孔6の内壁6aを構成する発泡プラスチック5の下半分は溶融しない。したがって、先導孔6の底面の整直性を保ったまま先導孔6を拡張することができ、一次拡張孔7に不陸が生じ難い。しかも、ケース21の姿勢を規制するガイド部材25を備えているため熱風が噴出する方向がぶれ難く、先導孔6の内壁6aを構成する発泡プラスチック5の下半分が溶融してしまうことが起こり難い。また、発泡プラスチック5を溶融減容させて先導孔6を拡張するため、発泡プラスチック5の屑5aが発生しない。
発泡プラスチックを持続的に溶融させるためには、熱源を発泡プラスチックに接触させないことが必要である。孔拡張装置20の熱源であるヒータ23は、ケース21内に収容されているため先導孔6の内壁6aと接触しない。しかも、ケース21もガイド部材25の存在によって先導孔6と接触しないようになっており、ケース21と先導孔6の内壁6aとの間には僅かだか隙間が確保されている。そのため、溶融した発泡プラスチックがヒータ23やケース21に付着することがない。したがって、熱風の温度が低下することがなく、熱溶融効率が低下しないため、持続的に発泡プラスチックを溶融させることができる。
一次拡張工程においては、まず、図6(a)に示すように、一端を孔拡張装置20のガイド部材25の孔25bに括り付けたロープ27を先導孔6に通し、ケース21の排気口21bから熱風が噴出している状態にする。次に、図6(b)に示すように、ロープ27を引っ張って先導孔6内に孔拡張装置20を引き込む。すると、熱風によって排気口21bの周囲の発泡プラスチック5が溶融収縮し、先導孔6が上方に拡張されて一次拡張孔7となる。なお、ガイド部材25の底面25cが先導孔6の内壁6aと接触しているため、熱風の方向は安定している。したがって、図6(c)に示すように、真っ直ぐ且つ同じ高さの一次拡張孔7を形成することができる。
一次拡張工程で先導孔6の上方の発泡プラスチック5を全て除去しきれなかった場合は、図7(a)に示すように、ガイド部材25の下にもう一つ別のガイド部材25を取り付けることによって、排気口21bの高さを一段階上げて二次拡張工程を行う。
まず、図8(a)に示すように、ガイド部材25を二つにした状態の孔拡張装置20を、ケース21の排気口21bから熱風が噴出している状態にし、次に、図8(b)に示すように、一次拡張孔7に孔拡張装置20を差し込む。すると、熱風によって排気口21bの周囲の発泡プラスチック5が溶融収縮し、一次拡張孔7がさらに上方に拡張されて二次拡張孔7Aとなる。なお、2つのガイド部材25のうちの下側のガイド部材25の底面25cが一次拡張孔7の内壁7aと接触しているため、熱風の方向は安定している。したがって、図8(c)に示すように、真っ直ぐ且つ同じ高さの二次拡張孔7Aを形成することができる。
さらに、図7(b)に示すように、ガイド部材25を三つ取り付けることによって、排気口21bの高さを二段階上げて三次拡張工程を行う。このような拡張工程を先導孔の上方の発泡プラスチック5が無くなるまで繰り返して、図2(e)に示すような溝部8を形成する。
(発泡プラスチック除去作業)
第2実施形態に係る発泡プラスチック除去作業は、第1実施形態に係る発泡プラスチック除去作業と同様に、例えば図1に示すような、コンクリート製の橋梁1における橋梁スラブ3間に設けられた遊間4に排水樋を施工する際に行われる。
第2実施形態に係る発泡プラスチック除去作業で行われる穿孔工程と、その穿孔工程で使用される穿孔装置は、それぞれ第1実施形態に係る穿孔工程および穿孔装置10と同じであるため説明を省略する。
図10は、第2実施形態に係る孔拡張装置を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図である。図10(a),(b)に示す第2実施形態に係る孔拡張装置30は、橋梁1の遊間4に充填されている発泡プラスチック5に形成された先導孔6を拡張するための装置であって、シャフト31、回転ブラシ32および駆動機14を備える。
回転ブラシ32は、筒状の芯材32aと当該芯材32aの外周面に植設されたブラシ毛32bとを有する。シャフト31と回転ブラシ32とは一体化されており、回転ブラシ32の回転軸はシャフト31の回転軸Jと一致している。ブラシ毛32bの長さは、シャフト31の基端(他端)側に向かって漸次短くなっており、回転ブラシ32の最大径は遊間4の幅よりも僅かに大きい。
(孔拡張装置の使用法)
孔拡張装置30は、拡張工程において先導孔6を拡張する際に使用される。拡張工程では、回転ブラシ32を先導孔6内で移動させながら、回転するブラシ毛32bで先導孔6の内壁6aを構成する発泡プラスチック5を破砕することによって、先導孔6を拡張する。
一次拡張工程においては、まず、図11(a)に示すように、先導孔6の一方側からシャフト31を先導孔6内に挿通させておく。次に、図11(b)に示すように、回転ブラシ32を回転させながら、先導孔6の他方側からシャフト31を引っ張って、一方側に位置する回転ブラシ32を先導孔6内へ引き込む。すると、図11(c)に示すように、回転ブラシ32によって先導孔6の内壁6aを構成する発泡プラスチック5が破砕され、先導孔6が拡径されて一次拡張孔7となる。回転ブラシ32の最大径が遊間4の幅よりも大きいため、先導孔6は遊間4の幅と同じ幅まで拡張される。
一次拡張工程で先導孔6の上方の発泡プラスチック5を全て除去しきれなかった場合は、図12(a)〜(c)に示すように、シャフト31の先端に台座33を取り付けることによって、回転ブラシ32の高さを一段階上げて二次拡張工程を行う。
二次拡張工程では、まず、図13(a)に示すように、台座33を取り付けた状態の孔拡張装置30を、図13(b)に示すように、一次拡張孔7内に引き込む。すると、一次拡張孔7がさらに上方に拡張されて二次拡張孔7Aとなる。したがって、図13(c)に示すように、真っ直ぐ且つ同じ高さの二次拡張孔7Aを形成することができる。
図14(a),(b)に示すような支持部34b,35bの高さの異なる台座34,35を使用して回転ブラシ32の高さを回転ブラシ32の外径の半分ずつ上げていけば、正確且つ効率良く発泡プラスチック5を除去することができる。台座34,35の底板部34a,35aは、それぞれ回転軸J方向両端部34c,35cが上方に向けて反り返っている。また、一対の支持部34b,35bにはそれぞれ貫通孔34d,35dが設けられている。
図15(a)に示すように、台座37には、先導孔6または拡張孔7,7A,7B,7C内に挿入された台座37を引っ張って移動させるためのロープ38,39が装着されていてもよい。
図16は、第2実施形態に係る拡張工程を説明するための模式図であって、(a)二次拡張工程を示す図、(b)は三次拡張工程を示す図である。
図16(b)に示すように、三次拡張工程においては、回転ブラシ32に二次拡張工程のときよりもより高い位置にブラシを支持できる台座35を取り付ける。そして、回転ブラシ32で三次拡張孔7Bの上方の発泡プラスチック5を破砕することによって、三次拡張孔7Bが上方に拡張された四次拡張孔7Cが形成される。
なお、回転ブラシ32を回転させながら引き寄せる作業において、引き寄せ速度とブラシの回転速度を一定に保つことが真っ直ぐな一次拡張孔7を形成するために重要である。仮に、遊間4の側面を構成する橋梁スラブ3に段差や凸部があり、それら段差や凸部に回転ブラシ32が引っ掛かって引き寄せ速度や回転速度が乱れるようなことがあると、その引っ掛かった場所では回転ブラシ32が先導孔6や拡張孔7,7A,7B,7Cの下方を必要以上に掘削するため、その場所だけが下方に深く掘れてしまうため好ましくない。
4 遊間
5 発泡プラスチック
6 先導孔
6a 内壁
10 穿孔装置
11 シャフト
12 ドリル
12c 鍔部
12e 先端部分
13 パイプ
14 駆動機
20 孔拡張装置
21 ケース
21a 給気口
21b 排気口
22 送気管
23 ヒータ
24 方向制御部材
25 ガイド部材
30 孔拡張装置
31 シャフト
32 回転ブラシ
32a 芯材
32b ブラシ毛
33,34,35,36、37 台座
33a,34a,35a,36a 底板部
33b,34b,35b,36b 支持部
33c,34c,35c,36c シャフトの軸方向端部
38,39 ロープ
Claims (13)
- 構造物の遊間に充填されている発泡プラスチックに孔を穿つための穿孔装置であって、シャフトと、当該シャフトの一端に固定され前記シャフトと一体に回転するドリルと、前記シャフトの前記一端側と前記ドリルの最大径の部分とが覆われ且つ前記ドリルの先端部分が露出した状態で前記シャフトおよび前記ドリルに跨って外嵌されると共に、前記シャフトに固定され前記シャフトと一体に回転するパイプと、を備えることを特徴とする穿孔装置。
- 前記パイプの内径と前記ドリルの最大径とが略同一であることを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
- 前記ドリルまたは前記シャフトには、前記パイプ内であって前記先端部分とは前記最大径の部分を挟んで反対側となる位置に、鍔部が形成されており、当該鍔部の外径と前記パイプの内径とが略同一であることを特徴とする請求項1または2に記載の穿孔装置。
- 前記シャフトの他端側には前記シャフトを回転駆動させるための駆動機が取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の穿孔装置。
- 構造物の遊間に充填されている発泡プラスチックに穿たれた孔を拡張するための孔拡張装置であって、給気口および排気口を有し前記孔内に挿入されるケースと、一端が前記孔の外に配置され他端が前記給気口に接続される前記孔の外の空気を前記ケース内に送気するための送気管と、前記ケース内に送気された空気を前記発泡プラスチックが融解する温度以上の温度に加熱するヒータとを備え、前記排気口から前記ケース外へ噴出される空気で前記孔の内壁を構成する発泡プラスチックを溶融減容させて前記孔を拡張することを特徴とする孔拡張装置。
- 前記排気口から噴出される空気が前記孔の内壁を構成する発泡プラスチックの所定の位置に当たるように空気の噴出される方向を制御する方向制御部材をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の孔拡張装置。
- 前記所定の位置は、前記孔の内壁における上半分であることを特徴とする請求項6に記載の孔拡張装置。
- 前記ケースが前記孔の内壁と接触することを防止するためのガイド部材をさらに備えることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の孔拡張装置。
- 構造物の遊間に充填されている発泡プラスチックに穿たれた孔を拡張するための孔拡張装置であって、シャフトと、当該シャフトの一端に固定され前記シャフトと一体に回転する回転ブラシと、前記孔内に設置される底板部および当該底板部から上方に延出した支持部を有し当該支持部によって前記回転ブラシを前記底板部から浮かせた状態で回転自在に支持する台座と、を備えることを特徴とする孔拡張装置。
- 前記底板部は、前記シャフトの軸方向両端部が上方に向けて反り返っていることを特徴とする請求項9に記載の孔拡張装置。
- 前記回転ブラシは、筒状の芯材と当該芯材の外周面に植設されたブラシ毛とを有し、前記ブラシ毛の長さは前記シャフトの他端側に向かって漸次短くなっていることを特徴とする請求項9または10に記載の孔拡張装置。
- 前記支持部には、前記回転ブラシを前記底板部から浮かせる高さを調節するための高さ調節手段が設けられていることを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の孔拡張装置。
- 前記台座には、前記孔内に挿入された前記台座を引っ張って移動させるためのロープが装着されていることを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の孔拡張装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014182916A JP6455753B2 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | 穿孔装置および孔拡張装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014182916A JP6455753B2 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | 穿孔装置および孔拡張装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016056565A true JP2016056565A (ja) | 2016-04-21 |
JP6455753B2 JP6455753B2 (ja) | 2019-01-23 |
Family
ID=55757715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014182916A Active JP6455753B2 (ja) | 2014-09-09 | 2014-09-09 | 穿孔装置および孔拡張装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6455753B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113494044A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-10-12 | 中铁建新疆京新高速公路有限公司 | 一种公路养护路面灌缝装置 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5227811U (ja) * | 1975-08-20 | 1977-02-26 | ||
JPS58194014U (ja) * | 1982-06-22 | 1983-12-23 | アイシン精機株式会社 | 熱風溶着機のノズル装置 |
US4618395A (en) * | 1984-05-19 | 1986-10-21 | Hermann Breucha | Cutting implement for removing plastic sealing strips from joints between reinforced concrete elements |
JPH08260616A (ja) * | 1995-03-20 | 1996-10-08 | Suzuki Motor Corp | 中空ダクト付発泡パネルおよびその製造方法 |
JPH08281805A (ja) * | 1995-04-11 | 1996-10-29 | Takiron Co Ltd | 合成樹脂成形品の熱風溶接法 |
JP2002242115A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Nitta Ind Corp | 遊間用止水材の施工方法 |
JP2005205700A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 畳芯材発泡合成樹脂板の表面削り装置 |
JP2007516855A (ja) * | 2003-12-30 | 2007-06-28 | アレックス・エム・グリーンバーグ | ドリル用ビットのためのスリーブ状係止部材 |
JP2008069596A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Kyoryo Maintenance:Kk | 橋梁の伸縮装置における漏水補修方法 |
-
2014
- 2014-09-09 JP JP2014182916A patent/JP6455753B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5227811U (ja) * | 1975-08-20 | 1977-02-26 | ||
JPS58194014U (ja) * | 1982-06-22 | 1983-12-23 | アイシン精機株式会社 | 熱風溶着機のノズル装置 |
US4618395A (en) * | 1984-05-19 | 1986-10-21 | Hermann Breucha | Cutting implement for removing plastic sealing strips from joints between reinforced concrete elements |
JPH08260616A (ja) * | 1995-03-20 | 1996-10-08 | Suzuki Motor Corp | 中空ダクト付発泡パネルおよびその製造方法 |
JPH08281805A (ja) * | 1995-04-11 | 1996-10-29 | Takiron Co Ltd | 合成樹脂成形品の熱風溶接法 |
JP2002242115A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-28 | Nitta Ind Corp | 遊間用止水材の施工方法 |
JP2007516855A (ja) * | 2003-12-30 | 2007-06-28 | アレックス・エム・グリーンバーグ | ドリル用ビットのためのスリーブ状係止部材 |
JP2005205700A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 畳芯材発泡合成樹脂板の表面削り装置 |
JP2008069596A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Kyoryo Maintenance:Kk | 橋梁の伸縮装置における漏水補修方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113494044A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-10-12 | 中铁建新疆京新高速公路有限公司 | 一种公路养护路面灌缝装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6455753B2 (ja) | 2019-01-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5762877B2 (ja) | 穿孔用ビット、それを用いた掘削装置及びコンクリート構築物、岩石の穿孔方法及び破砕方法 | |
JP6077051B2 (ja) | 連続コアドリル工法 | |
EA012897B1 (ru) | Система и способ для бурения скважины | |
JP4980394B2 (ja) | 掘削装置 | |
JP2007297859A (ja) | 穴あけ具 | |
JP6455753B2 (ja) | 穿孔装置および孔拡張装置 | |
JP2008008077A (ja) | オールケーシング工法における拡大根造成方法及び拡大掘削装置 | |
KR101014793B1 (ko) | 암반 파쇄 장치 | |
JP6689064B2 (ja) | 鋼管杭 | |
JP4187225B2 (ja) | 先端閉塞杭及び先端閉塞杭構成用掘削ヘッド | |
CN215292369U (zh) | 长螺旋钻进粘泥自动刮除装置 | |
JP4550792B2 (ja) | 地中壁の施工法 | |
WO1991001432A1 (en) | Method and apparatus for cutting erosive materials using high pressure water means | |
JP2004076578A (ja) | 埋め込み杭を用いるボーリング装置 | |
JP2015232235A (ja) | 地中障害物の破砕方法及び破砕装置 | |
JP2008038523A (ja) | 二重プレートを用いた地下構造物挿入工法 | |
KR101401180B1 (ko) | 와이어톱을 이용한 절단장치 | |
CN208592449U (zh) | 一种管内切割装置 | |
JP7128503B2 (ja) | 無排土オーガ掘削工具 | |
JP2005096001A (ja) | ウォータジェット用ノズル装置 | |
EP3482005B1 (en) | Displacement and/or compaction device | |
TWM598338U (zh) | 鑽地裝置 | |
JP6569248B2 (ja) | 清掃装置 | |
JP6236230B2 (ja) | 石綿管の撤去方法 | |
JPS63112108A (ja) | 鉄筋コンクリ−ト壁体の区間切断工法及び開口工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170714 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170714 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170721 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180612 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181206 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6455753 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |