JP2016055775A - 鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この形態の場合、極めて簡単な構造によって操作力分配機構(8)を構成することができる。
この場合、揺動部材(62)の支持アーム片(62b)が、車体フレーム(F)に支持される支持中心(62a)から下方に延出し、操作力分配部材(24)の前輪側伝達アーム(24a)が支軸(26)を中心として上方側に延出しているため、支持アーム片(62b)と前輪側伝達アーム(24a)を連結するディレイスプリング(28)の軸長を短くしてばね特性を安定させることができる。
この場合、揺動部材(62)がシートレール(52)の下端に回動可能に支持されるため、揺動部材(62)と操作力分配部材(24)の間の距離を短くしながら、スイングアーム(2)の上下方向の揺動代を充分に確保することができる。したがって、シートレール(52)の沈み込み変位を揺動部材(62)の回動変位により容易に変換することができ、操作力分配機構(8)の設定調整がより容易になる。
この場合、操作力分配機構(8)がメインフレーム(50)の後部付近にコンパクトに集約配置されることになる。
したがって、この発明によれば、乗車荷重の変化に関係なく安定した制動性能を発揮することができる。
図1は、実施形態に係る鞍乗り型車両のブレーキシステム1の概略構成を示す図である。この実施形態においては、鞍乗り型車両として自動二輪車を採用している。
ブレーキシステム1は、制動部が油圧によって操作されるディスク式の前輪ブレーキ10と、制動部が機械的に操作されるドラム式の後輪ブレーキ11と、を備えている。この実施形態に係る連動ブレーキ装置は、このブレーキシステム1の一部によって構成されている。
鞍乗り型車両の前輪は、図示しないフロントフォークの下端に回転可能に支持され、後輪は、上下揺動可能なスイングアーム2の後端部に回転可能に支持されている。
第1ピストン14a,14aは、前輪ブレーキ用マスターシリンダ15から油圧を供給されることによって前輪を摩擦制動し、第2ピストン14bは、連動用マスターシリンダ16から油圧を供給されることによって前輪を摩擦制動する。
なお、図中の符号4は、ブレーキペダル25を初期位置に付勢するリターンスプリングであり、符号5は、ブレーキペダル25の回動変位を規制するストッパである。
鞍乗り型車両の車体フレームFは、車体中心に略沿って車体前部から車体後方に向かって延出するメインフレーム50と、メインフレーム50の後端部から下方に延出するピボットプレート51と、メインフレーム50の後端部から車体後方側に向かって斜め上方に延出する左右一対のシートレール52と、を備えている。ピボットプレート51には、スイングアーム2の前端部が上下揺動可能に軸支されている。また、ピボットプレート51はメインフレーム50とともにエンジン53を支持している。なお、図中の符号6は、スイングアーム2のピボット軸である。
したがって、乗車荷重の増加によってシートレール52の沈み込み量とリヤクッション60の収縮変位が増加すると、連結ロッド64が連結片62cを上方に押し上げ、それによって揺動部材62が図中時計回り方向に回動する。このとき、揺動部材62の支持アーム片62bは後方側に向かって変位する。
図3は、乗車荷重が小さいときの車両各部の挙動を示す図であり、図4は、乗車荷重が大きいときの車両各部の挙動を示す図である。
標準的な体重の運転者が一人乗車しているときのように乗車荷重が小さい場合には、リヤクッション60の収縮変位が小さく、シートレール52の沈み込みが小さくなっている。このため、図3に示すように、揺動部材62の連結片62cに対する連結ロッド64による押し上げは小さくなり、揺動部材62の支持アーム片62bの延出端は比較的前方側に位置されている。このとき、ディレイスプリング28のセット荷重は小さく、前輪ブレーキ10の連動開始閾値は比較的小さな値となっている。
したがって、この実施形態に係る連動ブレーキ装置を採用した場合には、低コストでの製造が可能な極めて簡単な構成でありながら、乗車荷重の変化に関係なく安定した制動性能を発揮することができる。
さらに、上記の実施形態においては、揺動部材62が車体フレームF側に回動可能に支持され、揺動部材62とスイングアーム2の間が連結ロッド64によって連結されていたが、揺動部材62をスイングアーム2側に回動可能に支持させ、揺動部材62と車体フレームFとを連結ロッド64等の連結部材によって連結するようにしても良い。
また、この発明を適用する車両は、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)に限らず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の小型車両も含まれる。
8…操作力分配機構
10…前輪ブレーキ
11…後輪ブレーキ
24…イコライザ(操作力分配部材)
24a…前輪側伝達アーム
24b…後輪側伝達アーム
25…ブレーキペダル(ブレーキ操作子)
26…支軸
28…ディレイスプリング
50…メインフレーム
52…シートレール
60…リヤクッション
62…揺動部材
62a…支持中心
62b…支持アーム片
62c…連結片
64…連結ロッド(連結部材)
F…車体フレーム
Claims (5)
- 後輪が、スイングアーム(2)によって車体フレーム(F)に上下揺動可能に支持されるとともに、前記スイングアーム(2)と前記車体フレーム(F)の間にリヤクッション(60)が介装される鞍乗り型車両に用いられ、
前輪に制動力を作用させる前輪ブレーキ(10)と、
前記後輪に制動力を作用させる後輪ブレーキ(11)と、
前記後輪ブレーキ(11)を操作するブレーキ操作子(25)と、
前記ブレーキ操作子(25)の操作に応じて前記後輪ブレーキ(11)に操作力を伝達するとともに、前記ブレーキ操作子(25)から入力される操作力が連動開始閾値を越えた時点で前記前輪ブレーキ(10)に操作力を伝達する操作力分配機構(8)と、
を備え、
前記操作力分配機構(8)は、前記リヤクッション(60)の収縮変位の増加に応じて前記連動開始閾値を増大させることを特徴とする鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置。 - 前記操作力分配機構(8)は、
前記ブレーキ操作子(25)の作動に応動する支軸(26)に支持されるとともに、前記後輪ブレーキ(11)に操作力を伝達する後輪側伝達アーム(24b)と、前記前輪ブレーキ(10)に操作力を伝達する前輪側伝達アーム(24a)と、を有する操作力分配部材(24)と、
前記車体フレーム(F)と前記スイングアーム(2)のいずれか一方に回動可能に支持される揺動部材(62)と、
前記車体フレーム(F)と前記スイングアーム(2)のいずれか他方と前記揺動部材(62)とを連結して、前記リヤクッション(60)の収縮変位の増加に応じて前記揺動部材(62)の揺動変位を増加させる連結部材(64)と、
前記揺動部材(62)と前記操作力分配部材(24)の前記前輪側伝達アーム(24a)とに連結され、前記前輪ブレーキ(10)への操作力の伝達を阻止する付勢力を前記前輪側伝達アーム(24a)に付与するディレイスプリング(28)と、を備え、
前記ディレイスプリング(28)のセット荷重が前記揺動部材(62)の揺動変位の増加に応じて増大することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置。 - 前記揺動部材(62)は、前記スイングアーム(2)の上部において前記車体フレーム(F)に回動可能に支持され、
前記連結部材(64)は、前記スイングアーム(2)と前記揺動部材(62)とを連結し、
前記操作力分配部材(24)は、前記前輪側伝達アーム(24a)が前記支軸(26)を中心として上方側に延出するとともに、前記後輪側伝達アーム(24b)が前記支軸(26)を中心として下方側に延出し、
前記揺動部材(62)は、
前記車体フレーム(F)に回動可能に支持される支持中心(62a)から下方に延出し、延出端に前記ディレイスプリング(28)が連結される支持アーム片(62b)と、
前記支持中心(62a)から前記支持アーム片(62b)よりも後方側に延出し、延出端に前記連結部材(64)が連結される連結片(62c)と、
を有することを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置。 - 前記車体フレーム(F)は、
車体前部から車体後方側に向かって延出するメインフレーム(50)と、
前記メインフレーム(50)の後部から車体後方側に向かって斜め上方に延出するシートレール(52)と、を備え、
前記揺動部材(62)は、前記シートレール(52)の下端に回動可能に支持されていることを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置。 - 前記車体フレーム(F)は、
車体前部から車体後方側に向かって延出するメインフレーム(50)と、
前記メインフレーム(50)の後部から車体後方側に向かって斜め上方に延出するシートレール(52)と、を備え、
前記揺動部材(62)と前記連結部材(64)と前記ディレイスプリング(28)とは、側面視で前記シートレール(52)と前記スイングアーム(2)と前記操作力分配部材(24)とに囲まれた領域に配置されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置。
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