JP2016054674A - コンバイン - Google Patents

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Yuichi Niifuku
勇一 新福
清行 奥山
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清行 奥山
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Abstract

【課題】刈取部の左右側のカバーを簡素な形状に形成でき、前照灯の取付け及び交換を簡単に行うことが可能なコンバインを提供する。
【解決手段】コンバイン1は、刈取部10と、前照灯13と、を備える。刈取部10は、穀稈2を刈り取る。前照灯13は、機体の前方を照らす。刈取部10は、当該刈取部10の左右側方を覆う下サイドカバー15を備える。下サイドカバー15には、前記刈取部10の左右側方の下部において膨出する膨出部が形成される。膨出部の上方に前照灯13が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、機体の前方を照らすライトを備えるコンバインに関する。
従来から、夕暮れ時や、夜間や、早朝などの暗い時間帯でコンバインの走行及び刈取作業を効率良く行うことができるように、機体の主に前方を照らすライトを備えたコンバインが知られている。特許文献1から3までは、この種のコンバインを開示する。
特許文献1のコンバインとしての刈取収穫機は、機体の前部に備えられた刈取部の右及び左の側部に右及び左のライトを備え、前記右のライトの照射範囲の左側部分と、左のライトの照射範囲の右側部分と、が前記刈取部の前方で重なり合うように、前記右及び左のライトの照射範囲を設定する構成となっている。特許文献1は、この構成により、刈取部の前方を広い範囲に亘って照射することができるとする。
特許文献2のコンバインは、機体の前方を照らす前照灯と、刈取部の作業域及びその周辺を照らす作業灯と、を1つの筐体内に備えたライトユニットを、前記刈取部の左右両側の各側部に取り付けた構成となっている。特許文献2は、この構成により、夕暮れ方や夜間での作業時に、前照灯で機体前方を照らすだけでなく、作業灯で機体前部側方を照らすことができ、作業性を向上させることができ、また、前照灯と作業灯とをユニット構成としているので、取付け又は取外す作業が簡単になるとする。
特許文献3のコンバインは、刈取装置の横外側部を覆うサイドカバーを設け、当該サイドカバーの外側面から横外側方へ向けて膨出する膨出部に前照灯を設けた構成となっている。特許文献3は、この構成により、穀稈の穂先で遮られたり乱反射したりすることなく、分草杆(分草板)の前方を照射することができ、分草位置の視認性を向上させて刈取作業の能率を高めることができるとする。
特開2006−025666号公報 特開2008−118969号公報 特開2014−045694号公報
しかし、上記特許文献1の構成は、刈取部の右及び左の側部の上部のカバーに右及び左のライトを設けているので、ライトを配置できる形状にカバーを形成する必要があって、当該カバーの設計及び製造が難しくなり、ライトの取付け及び交換作業が複雑になるという点で改善の余地があった。
そして、上記特許文献2の構成は、前照灯と作業灯とを1つの筐体内に設置しているので、前照灯と作業灯とを配置する専用の筐体を形成する必要があり、コストが増加してしまう。また、1つの筐体に配置された前照灯と作業灯とのうち何れか1つのライトを交換したいとき、当該2つのライトを一緒に取り外す必要があるという点で改善の余地があった。
また、上記特許文献3の構成は、やはり、特許文献1及び2と同じように、サイドカバーを複雑な形状に形成する必要があり、前照灯の取付け及び交換作業が複雑であるという点で改善の余地があった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、刈取部の左右側のカバーを簡素な形状に形成でき、前照灯の取付け及び交換を簡単に行うことが可能なコンバインを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のコンバインが提供される。即ち、このコンバインは、刈取部と、前照灯と、を備える。前記刈取部は、穀稈を刈り取る。前記前照灯は、機体の前方を照らす。前記刈取部は、当該刈取部の左右側方を覆うサイドカバーを備える。前記サイドカバーには、前記刈取部の左右側方の下部において左右外側に膨出する膨出部が形成される。前記膨出部の上方に前記前照灯が配置されている。
これにより、サイドカバーを簡素な形状に形成することができるとともに、前照灯の取付け及び交換を簡単に行うことができる。
前記のコンバインにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、このコンバインは、前記機体の方向変更を示す方向指示灯を更に備える。前記方向指示灯は、前記前照灯のハウジングとは別の部材として構成されたハウジングを備える。前記方向指示灯が前記前照灯の上方に配置されている。
これにより、方向指示灯と前照灯とを別体に設けているので、それぞれのライトを適切な方向に容易に向けさせることができる。また、方向指示灯を相対的に高い場所に設置しているので、稲、麦等の穂により方向指示灯の光を遮ってしまうことを防止できる。
前記のコンバインにおいては、前記方向指示灯は、前記前照灯より前記機体の後方に退避するように配置されていることが好ましい。
これにより、前照灯の光が、その上方に配置された方向指示灯により遮られることを回避できる。従って、前照灯がコンバインの機体の前方を一層好適に照らすことができる。
前記のコンバインにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記刈取部は、穀稈を引き起こす引起装置を備える。前記前照灯及び前記方向指示灯は、前記刈取部において、前記引起装置の前面より後ろ側に配置されている。
これにより、前照灯及び方向指示灯が穀稈に当たりにくくなるので、損傷を防止することができる。
前記のコンバインにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、このコンバインは、前記サイドカバーの上方に配置されて刈取部の左右側方を覆う板状の上サイドカバーを備える。前記前照灯及び前記方向指示灯は、前記上サイドカバーに取り付けられている。
これにより、前記前照灯及び前記方向指示灯を容易に取り付けることができる。
前記のコンバインにおいては、前記方向指示灯は、前記機体の幅を示す車幅灯と一体に構成されていることが好ましい。
これにより、車幅灯を別途に設ける必要がないので、コンバインの構成を一層簡素化することができ、コストを低減することもできる。
前記のコンバインにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記前照灯は、ハウジング及びレンズを備える。前記レンズが、前記ハウジングの前端面より後方に配置されている。
これにより、稲、麦等の作物の穂によりレンズに傷を付けることを回避でき、レンズの傷による照明への影響を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るコンバインの構成を示す側面図。 コンバインの刈取部を示す部分正面図。 前照灯の照明範囲を示す平面図。 方向指示灯の構成を示す正面図。 前照灯の構成を示す斜視図。 フロア仕様のコンバインに適用した変形例を示す斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るコンバイン1の構成を示す側面図である。なお、以下の説明で「左」及び「右」というときは、コンバイン1が前進する方向に向かって左及び右を意味するものとする。
本実施形態のコンバイン1は、いわゆる自脱型コンバインとして構成されている。図1に示すように、本実施形態のコンバイン1においては、稲、麦などの作物の穀稈2を刈り取るための刈取部10が機体本体の前方に配置されている。また、コンバイン1の機体の下部には、機体を走行させるためのクローラ部20が設けられている。
刈取部10の後方であって、コンバイン1の左側には、刈取部10で刈り取った穀稈2を脱穀するための脱穀装置30と、当該脱穀装置30で脱穀された穀粒を選別して取り出す選別装置40と、が設けられている。
コンバイン1の上部右側には、穀粒を貯留するためのグレンタンク50が設けられている。選別装置40で選別された穀粒は、図略のコンベア機構により、グレンタンク50まで搬送され、当該グレンタンク50に貯留される。また、コンバイン1は、グレンタンク50内の穀粒を外部に排出するための排出オーガ60を備えている。
グレンタンク50の前方には、オペレータが搭乗するためのキャビン70が配置されている。このキャビン70の内部には、ステアリングハンドルなどの運転操作部72、及びオペレータが座るための運転座席73などが設けられている。オペレータは、運転操作部72を操作することにより、コンバイン1の刈取作業や走行など各種の操作を行うことができる。
刈取部10は、複数(本実施形態では、6つ)の分草板11と、引起装置12と、図略の刈刃と、を備えている。本実施形態のコンバイン1が有する刈取部10は、5条分の穀稈2を同時に刈り取ることができる。
複数の分草板11は、刈取部10の前下部において、機体の左右方向に並べて設けられている。分草板11は、穀稈2と穀稈2との間に差し込まれることにより、穀稈2を刈り取るべき幅を規定することができる。分草板11は、当該分草板11によって分けられた穀稈2を引起装置12へ案内する。引起装置12は、作物を整流するための図示しない引起タインを備える引起ケースを備えており、倒伏した作物を拾い上げたり、穂先を一定の幅に収束させたりする引起し作業を行うことができる。分草板11により案内された穀稈2は引起装置12により引き起こされ、刈刃によって根本部付近が切断されて刈り取られる。
刈取部10によって刈り取られた穀稈2は、図略の搬送装置により、脱穀装置30まで搬送され、脱穀される。以上のように構成された自脱型のコンバイン1を走行させながら刈取作業を行うことで、圃場に生えている穀稈2を刈り取り、脱穀して穀粒を取り出すことができる。
次に、本実施形態のコンバイン1が作業環境を向上させるために備える各種の照明機能について説明する。
キャビン70の前面の上部には、コンバイン1の前方及び刈取部10の作業領域(分草板の先端の近い側における領域)を照らすための、複数のキャビン作業灯80が設置されている。それぞれのキャビン作業灯80の照明領域は、全体で、刈取部10の前方ないしコンバイン1の前方の広い範囲を効果的に照明できるように配置されている。
また、刈取部10の左右側方のそれぞれに前照灯13が設置されている。これにより、コンバイン1の走行及び作業における照明を一層効果的に行うことができる。
以下、刈取部10の左右側部の構成について詳細に説明する。図1に示すように、刈取部10は、左右1対の下サイドカバー(サイドカバー)15と、左右1対の上サイドカバー16と、を備える。下サイドカバー15には、左右側方外側に突出した略箱状に形成された膨出部が形成されており、刈取部10の左側及び右側の下部を覆っている。上サイドカバー16は、平坦な板状に形成され、刈取部10の左側及び右側の上部を覆っている。下サイドカバー15と上サイドカバー16とは隣接して配置され、上サイドカバー16は、下サイドカバー15の上方に配置されている。
下サイドカバー15と上サイドカバー16により、刈取部10の左右側部の全域が覆われている。また、下サイドカバー15は、上サイドカバー16より、刈取部10の左右外側へ膨出している。
前照灯13は、図2に示すように左右1対で配置され、それぞれが、刈取部10の上サイドカバー16に左右外側から取り付けられている。前照灯13は、照射する光が下サイドカバー15(膨出部)によって遮られないように、下サイドカバー15から適宜離れた上方に配置されている。この構成により、前照灯13がコンバイン1の前方を好適に照らすことができる。
上サイドカバー16は平坦な板状に形成されているので、前照灯13を、例えばボルト等を用いて、容易に当該上サイドカバー16に取り付けることができる。従って、刈取部10の上サイドカバー16を簡素な形状に構成できるとともに、前照灯13の取付け及び交換作業を簡単に行うことができ、コストの面でも有利である。
前照灯13は、刈取部10の左右側面に、当該刈取部10の高さをほぼ2等分する位置よりやや下側に配置されている。この結果、図1に示すように、前照灯13は、稲の上部が当たるぐらいの位置に配置されている。そして、当該前照灯13は、水平方向前方ではなく、刈取部10の分草板11の前方を照射するように、やや斜め下方を向いて設置されている。この構成により、前照灯13が稲、麦等の作物の穀稈2部分を好適に照らすことができ、刈取部10の分草板11による分草作業を一層スムーズに行うことができる。
圃場において稲や麦などの作物が均等な間隔の列をなして(正条植えで)植えられているのに応じて、コンバイン1の刈取部10に配置された分草板11同士の間隔は、穀稈2の列と列との間隔と一致するように設定される。コンバイン1の刈取作業において、分草板11が穀稈2の列と列との間に差し込んで穀稈2を列ごとに分けることにより、当該穀稈2を容易に刈り取って搬送することができ、刈取作業が効率的に行われる。
しかし、条植えが完全に真っ直ぐであるとは限らず、コンバイン1の進路も穀稈2の列と厳密に平行にすることは難しい。従って、オペレータがコンバイン1を運転して刈取作業を行う場合、分草板11が穀稈2の列と列の間の適切な位置に差し込まれているどうかを確認し、必要に応じてコンバイン1の進路を調整する必要がある。従って、暗い時間帯で行う刈取作業において、刈取部10に配置された分草板11の前方を明るく照らすことが重要である。
ところで、隣接している分草板11同士の間隔は、穀稈2の列同士の間隔と一致するように設定されている。従って、何れか1つの分草板11において良好に分草できていれば、幾何学的関係から、他の分草板11においても同様に分草できているということができる。従って、オペレータとしては、見易い位置に配置されている左右何れか一端の分草板11に注意していれば、分草の状況を十分に監視することができる。
この点、本実施形態のコンバイン1は、図3に示すように、刈取部10に左右側方に設置された前照灯13を用いて、刈取部10の前方を照らしている。具体的に、刈取部10の左側に配置された左側の前照灯13Lは、その光軸が、刈取部10の左端に配置された分草板11Lの前方を指すように設置されている。刈取部10の右側に配置された右側の前照灯13Rは、その光軸が、刈取部10の右端に配置された分草板11Rの前方を指すように設置されている。
この構成により、図3に示すように、前照灯13L,13Rによって、刈取部10の左右両端に配置された分草板11L,11Rの前方の領域17L,17Rを効果的に照明することができる。従って、オペレータは、刈取部10に配置された前照灯13の光により、分草板11による分草の状況を好適に確認することができる。
続いて、本実施形態のコンバイン1の刈取部10に配置された方向指示灯(及び車幅灯)14について説明する。
本実施形態のコンバイン1は、コンバイン1が左折/右折や進路の変更を行うことを示す左右1対の方向指示灯14L,14Rを更に備えている。それぞれの方向指示灯14は、正面視で前照灯13と上下方向に並べて配置され、上サイドカバー16に取り付けられている。そして、稲、麦等の作物の穂によって光が遮られないように、当該方向指示灯14は、図1に示すように前照灯13の上方に配置されている。また、方向指示灯14は、前照灯13の光を遮らないように、前照灯13と比較して若干後方に退避した位置に取り付けられている。なお、方向指示灯14の光軸の向きは、前照灯13と異なり、ほぼ水平に向けられている。
当該方向指示灯14は、前照灯13と同じように、ボルト等を用いて上サイドカバー16に取り付けられている。従って方向指示灯14も、前照灯13と同様に、取付け及び交換作業を簡単に行うことができる。
また、本実施形態において、方向指示灯14は、コンバイン1の機体幅を示す車幅灯と兼用の構成になっている。具体的には、図4に示すように、方向指示灯14の内部の空間は上下に分割されて、上側には機体の方向変更を指示するウインカーが配置され、下側には車幅灯が配置されている。
方向指示灯14は、ハウジング140と、レンズ141と、を備える。ハウジング140は、上サイドカバー16に取り付けられる。また、図示しないが、ハウジング140の内部において、ウインカーの光源が上側に、車幅灯の光源が下側に、それぞれ配置される。
レンズ141は、ハウジング140に固定されている。このレンズ141は、上レンズ141aと、下レンズ141bと、が一体的に成形された構成となっている。上レンズ141aは、オレンジ色の透明な合成樹脂によって半円状に形成され、下レンズ141bは、無色透明の合成樹脂によって半円状に形成されている。従って、ウインカーはオレンジ色に光り、車幅灯は白色で光ることになる。
以上の構成により、方向指示灯と車幅灯とを一体化したコンパクトな構成を実現することができる。ただし、方向指示灯14は、上記で説明した構成に限定せず、様々な構成とすることが可能である。
なお、従来、コンバインの刈取部の前面を覆うカバーの内側に前照灯を設置する構成が提案されている。即ち、刈取部の前面カバーの一部が透明なレンズになっており、その内部に前照灯の光源が配置される構成である。しかし、前照灯のレンズが刈取部の前面の一部になる構成であると、稲、麦等の作物に当たって傷が付き易い。
この点、本実施形態のコンバイン1において、前照灯13及び方向指示灯14は、引起装置12の前面(具体的には、前記引起ケースの前面)より後方に配置されている。即ち、前照灯13及び方向指示灯14の何れも、引起装置12から刈取部10の前方に突出しない位置で固定されている。これにより、穀稈2等の障害物に当たりにくくなるので、前照灯13及び方向指示灯14の損傷を防止することができる。
また、図5に示すように、前照灯13は、ハウジング130と、レンズ131と、を備える。ハウジング130は、レンズ131の周囲において前方に突出するリング状の凸部130aを備える。これにより、レンズ131が、前照灯13の前端面より後方に窪んだ内側部分に配置されるレイアウトとなっている。従って、前照灯13のレンズ131に稲、麦等の作物が当たって傷を付けることを回避でき、前照灯13による照明を安定して行うことができる。
なお、上記は前照灯13に関する説明であるが、方向指示灯14(図4)のハウジング140についても、前照灯13のハウジング130と同様の構成が採用されている。即ち、レンズ141が当該方向指示灯14の前面(リング状の凸部140a)より後方に退避した構成が採用されており、これにより傷付きを回避することができる。
以上に説明したように、本実施形態のコンバイン1は、刈取部10と、前照灯13と、を備える。刈取部10は、穀稈2を刈り取る。前照灯13は、機体の前方を照らす。前記刈取部10は、前記刈取部10の左右側方を覆う下サイドカバー15を備える。下サイドカバー15には、刈取部10の左右側方の下部において左右外側に膨出する膨出部が形成されている。前記膨出部の上方に前記前照灯13が配置されている。
これにより、下サイドカバー15を簡素な形状に形成することができるとともに、前照灯13の取付け及び交換を簡単に行うことができる。
また、本実施形態のコンバイン1は、機体の方向変更を示す方向指示灯14を更に備える。方向指示灯14は、前照灯13のハウジング130とは別に構成されたハウジング140を備える。方向指示灯14は、前照灯13の上方に配置されている。
これにより、方向指示灯14と前照灯13とを別体に設けているので、それぞれのライトを適切な方向に容易に向けさせることができる。また、方向指示灯14を相対的に高い場所に設置しているので、稲、麦等の穂により方向指示灯14の光を遮ってしまうことを防止できる。
また、本実施形態のコンバイン1において、方向指示灯14は、前照灯13より機体後方に退避するように配置されている。
これにより、前照灯13の光が、その上方に配置された方向指示灯14により遮られることを回避できるので、前照灯13がコンバイン1の機体の前方を一層好適に照らすことができる。
また、本実施形態のコンバイン1において、刈取部10は、穀稈2を引き起こす引起装置12を備える。前照灯13及び方向指示灯14は、刈取部10において、引起装置12の前面より後方に配置されている。
これにより、前照灯13及び方向指示灯14が穀稈2に当たることによって損傷することを回避できる。
また、本実施形態のコンバイン1において、刈取部10は、下サイドカバー15の上方に配置されて刈取部10の左右側方を覆う板状の上サイドカバー16を備える。前照灯13及び方向指示灯14が、当該上サイドカバー16に取り付けられている。
これにより、前照灯13及び方向指示灯14を容易に取り付けることができる。
また、本実施形態のコンバイン1において、方向指示灯14は、機体の幅を示す車幅灯と一体に構成されている。
これにより、車幅灯を別途に設ける必要なく、コンバイン1の構成を一層簡素化にすることができ、コストを低減することができる。
また、本実施形態のコンバイン1において、前照灯13は、ハウジング130と、レンズ131と、を備えている。レンズ131は、前照灯13の前端面(凸部130aの前面)より後方に配置されている。
これにより、稲、麦等の作物の穂によりレンズ131,141に傷を付けることを回避でき、レンズ131,141の傷による照明への影響を防止することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
刈取部10の左右側方に設置されたサイドカバーは、上下で分割する構成に限らず、必要に応じて一体型に形成することも可能である。
前照灯13や方向指示灯14は、上記の実施形態のような5条刈の刈取部10に限定せず、4条刈以下や6条刈以上の刈取部に取り付けることもできる。
上記の実施形態における前照灯13の照明範囲は例として挙げたものであり、例えば他の作業灯の照明範囲との関係を考慮して、上記とは異なる範囲を照らすように変更することもできる。
本発明の構成は、上記の実施形態に示すような、キャビン70を備えるコンバイン1に限定されない。例えば、図6に示すようなフロア仕様のコンバイン1x、又は図略の汎用型コンバインにも適用することができる。
1 コンバイン
2 穀稈
10 刈取部
12 引起装置
13 前照灯
14 方向指示灯
15 下サイドカバー(サイドカバー)
16 上サイドカバー
130 前照灯のハウジング
131 前照灯のレンズ

Claims (7)

  1. 穀稈を刈り取る刈取部と、
    機体の前方を照らす前照灯と、
    を備え、
    前記刈取部は、当該刈取部の左右側方を覆うサイドカバーを備え、
    前記サイドカバーには、前記刈取部の左右側方の下部において左右外側に膨出する膨出部が形成され、
    前記膨出部の上方に前記前照灯が配置されていることを特徴とするコンバイン。
  2. 請求項1に記載のコンバインであって、
    前記機体の方向変更を示す方向指示灯を更に備え、
    前記方向指示灯は、前記前照灯のハウジングとは別の部材として構成されたハウジングを備え、
    前記方向指示灯が前記前照灯の上方に配置されていることを特徴とするコンバイン。
  3. 請求項2に記載のコンバインであって、
    前記方向指示灯は、前記前照灯より前記機体の後方に退避するように配置されていることを特徴とするコンバイン。
  4. 請求項2又は3に記載のコンバインであって、
    前記刈取部は、穀稈を引き起こす引起装置を備え、
    前記前照灯及び前記方向指示灯は、前記刈取部において、前記引起装置の前面より後方に配置されていることを特徴とするコンバイン。
  5. 請求項2から4までの何れか一項に記載のコンバインであって、
    前記刈取部は、前記サイドカバーの上方に配置されて刈取部の左右側方を覆う板状の上サイドカバーを備え、
    前記前照灯及び前記方向指示灯は、前記上サイドカバーに取り付けられていることを特徴とするコンバイン。
  6. 請求項2から5までの何れか一項に記載のコンバインであって、
    前記方向指示灯は、前記機体の幅を示す車幅灯と一体に構成されていることを特徴とするコンバイン。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載のコンバインであって、
    前記前照灯は、ハウジング及びレンズを備え、
    前記レンズが、前記ハウジングの前端面より後方に配置されていることを特徴とするコンバイン。
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