JP2016054595A - 回転電機のステータ - Google Patents

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真弘 末松
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Abstract

【課題】モールド方法を使用せずに、絶縁シートのずれを抑制しながら、絶縁シートを容易に固定することである。
【解決手段】ステータコア20の各ティース22は絶縁シート60で覆われ、スロット23に挿入される導体セグメント31とティース22との絶縁が保たれている。絶縁シート60はティース22の軸方向一端側からスロット23に挿入され、ティース22の一端とスロット23を形成するティース22の両側面を覆い、絶縁シート60の両端はスロット23から突出している、導体セグメント31が絶縁シート60の突出端部を抱き込んでティース22の端面に沿って折り曲げられ、絶縁シート60を固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ステータコイルとステータコアのティースとの間を絶縁する絶縁シートを備えた回転電機のステータに関する。
回転電機のステータでは、ステータコイルを構成する導体セグメントとティースとが接触する部分に絶縁処理が施される。導体セグメントとティースとの間の絶縁処理として、電気絶縁性を有する絶縁紙をステータコアのスロット内に配置する方法や、ステータコアのステータコイルの接触面を電気絶縁性樹脂によってコーティングするモールド方法等が知られている。
絶縁紙を用いる方法では、導体セグメントをスロットに巻装する際に、導体セグメントが絶縁紙に引っ掛かってスロット内で絶縁紙の位置がずれることがある。このため、絶縁紙を用いる方法にモールド方法を併用して、ステータコアのティースに絶縁紙を巻き付けた後に、ステータコアを電気絶縁性樹脂によってコーティングして、電気絶縁性樹脂により絶縁紙をティースに固着することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−208475号公報
絶縁紙を用いる方法にモールド方法を併用した場合、絶縁紙の他に、電気絶縁性樹脂等の材料も必要になり、また、絶縁紙を巻装する作業の他に、電気絶縁性樹脂のコーティング作業も必要となるので、絶縁紙を用いる方法のみの場合に比べて材料費や作業工数がかかる。
そこで、本発明では、モールド方法を使用せずに、絶縁紙のずれを抑制するとともに、絶縁紙を容易に固定することを目的とする。
本発明の回転電機のステータは、円筒状のヨークの内周面から径方向内側へ突出する複数のティース及び各ティース間に形成されるスロットを有するステータコアと、前記ティースの軸方向一方側の端面及び前記スロットを形成する両側面を覆い、この両側面を覆う部分が前記スロットから突出している絶縁シートと、前記絶縁シートにより覆われた前記スロットに挿入され、前記スロットから突出した端部が前記絶縁シートの突出端部を抱き込んで前記ティースの端面に沿う方向に折り曲げられるU字状の導体セグメントとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、モールド方法を使用せずに、絶縁紙のずれを抑制するとともに、絶縁紙を容易に固定することができる。
本発明の実施の形態における回転電機のステータの分解斜視図である。 絶縁シートが被されたティースの部分拡大図である。 絶縁シートの展開図である。 絶縁シートの取り付けを説明するティースの部分拡大図であり、(a)は絶縁シートがティースを覆う状態を示し、(b)は導体セグメントがスロットに挿入された状態を示し、(c)は導体セグメントが折り曲げられた状態を示す。 絶縁シートの変形例を示すティースの部分拡大図である。
最初に、車両等に使用される回転電機のステータの全体構成について説明する。図1において、ステータ10は、ステータコア20と、ステータコア20に巻装されるステータコイル30と、ステータコア20のステータ軸方向一方側端面及び他方側端面を覆う樹脂成形部材である一対のカフサ40,50と、ステータコア20とステータコイル30との間を絶縁する絶縁シート60とを備えている。
ステータコア20は、ステータ周方向に沿って延びる環状のヨーク21と、ヨーク21の内周面よりステータ径方向内側へ突出する複数のティース22とを備える。複数のティース22はステータ周方向に互いに等間隔で配置されている。ステータ周方向に隣接するティース22の間にスロット23が形成され、複数のスロット23がステータ周方向に互いに等間隔で配置されている。各ティース22及び各スロット23は、ステータ軸方向に沿って延びている。
ステータコア20のステータ軸方向一方側端面及び他方側端面には、一対のカフサ40,50がそれぞれ装着されている。図1、2に示すように、カフサ40は、ステータ軸方向一方側端面のヨーク21に接する外周側環状部材41と、ステータコア20のティース22の内側先端に接する内周側環状部材42と、外周側環状部材41と内周側環状部材42とを連結する複数のリブ43とを備えている。
リブ43は、ステータコア20のティース22に対応して設けられており、ティース22と同様に周方向に互いに等間隔で配置されて、ステータコア20のティース22と接する。リブ43のティース22と接する反対側(ステータ軸方向一方側)は、円弧状に突出している。隣接するリブ43の間にはカフサスロット44が形成され、このカフサスロット44はステータコア20のスロット23の位置に対応する。
カフサ50はカフサ40と同様の構成であり、カフサ40を裏返してステータ軸方向他方側端面に装着したものである。そのため、各図において、カフサ50の各部にはカフサ40に対応する符号を付して各部の説明を省略する。
ステータコイル30は、ステータコア20の周方向における全てのスロット23に挿入された複数の導体セグメント31によって構成される。なお、図1には、一対の導体セグメント31しか示されていないが、導体セグメント31はステータコア20の全てのスロット23に挿入される。
導体セグメント31はU字状であり、2つの脚31aを備えている。導体セグメント31の脚31aを、カフサ40のカフサスロット44、ステータコア20のスロット23及びカフサ50のカフサスロット54に挿入したときに、脚31aはカフサスロット54から突出する長さを有している。脚31aのカフサスロット54から突出した部分は折り曲げられ、他の導体セグメント31の脚31aと接合している。
図2に示すように、ティース22及びカフサ40のリブ43には、カフサ40のリブ43のステータ軸方向一方側の端面及びティース22の両側面を覆うように絶縁シート60が被せられている。なお、図2は、絶縁シート60がカフサ40のリブ43に被せられている状態と、被せられていない状態を示している。
絶縁シート60は、カフサ40のリブ43を覆う頂部60aと、ティース22の両側面を覆う側面部60bと、ヨーク21の内周面を覆う耳部60cとを備えている。側面部60bは、ステータコア20のステータ軸方向他方側において、カフサ50のリブ53よりも突出する長さを有している。耳部60cは、図4(a)に示すように、隣接する絶縁シート60の耳部60cと接触する。
図3に示すように、絶縁シート60は展開すると矩形状であり、その長手方向の長さは、ステータコア20の軸方向においてステータコア20、カフサ40,50を重ねた長さの2倍よりも長い。すなわち、絶縁シート60の中心線Lで折り曲げたときに、側面部60bが、ステータコア20の軸方向において、ステータコア20、カフサ40,50を重ねた長さよりも長くなっている。
長手方向における片側辺には、耳部60cを形成する切り込み線60d及び折り込み線60eが設けられている。切り込み線60dの切り込み長さは、スロット23におけるヨーク21の内周面の長さの半分の長さである。また、切り込み線60dの切り込み長さを、スロット23におけるヨーク21の内周面と同じ長さとしてもよい。このように切り込み線60dの長さを設定すると、絶縁シート60をティース22に被せたときに、スロット23におけるヨーク21の内周面を耳部60cで2重に覆うことができる。
絶縁シート60は紙繊維からなる絶縁紙から構成されている。また、絶縁シート60として、紙繊維に合成樹脂を含ませたものを用いてもよいし、合成樹脂をフィルム状に形成したものを用いてもよい。
次に、絶縁シート60のステータコア20への装着について説明する。まず、絶縁シート60の形状を整える。図3に示す絶縁シート60の切り込み線60dに切れ目を入れた後に、折り込み線60eに沿って図中手前側に折り込むことによって耳部60cが形成される。そして、絶縁シート60の中心線Lに沿って、中心線Lが頂部となるように絶縁シート60を逆U字状に折り曲げる(図1参照)。
図4(a)に示すように、逆U字状となった絶縁シート60を、図中矢印で示すように、ステータコア20の軸方向一方側からティース22に被せる。絶縁シート60をティース22に被せることによって、頂部60aがカフサ40のリブ43を覆い、側面部60bがティース22の両側面を覆い、耳部60cがヨーク21の内周面を覆うことになる。また、側面部60bはカフサ50のリブ53よりも下方に突出する。
次に、図4(b)に示すように、導体セグメント31の脚31aを、絶縁シート60を被せる方向と同じ方向、すなわち、図中矢印で示すように、ステータコア20の軸方向一方側からカフサスロット44、スロット23、カフサスロット54に挿入する。挿入後の導体セグメント31の脚31aは、カフサ50のリブ53よりも下方に突出する。
さらに、図4(c)に示すように、導体セグメント31のリブ53から突出した脚31aを、図中矢印で示すように、カフサ50のリブ53の湾曲面に沿って折り曲げる。このとき、絶縁シート60の側面部60bにおけるリブ53から下方に突出している部分も脚31aと一緒に抱き込まれて折り込まれる。当該部分がリブ53と導体セグメント31の脚31aとに挟持されることによって、絶縁シート60がティース22に固定される。導体セグメント31の折り曲げられた脚31aの先端は、図示しない部分において、他の導体セグメント31の脚31aの先端と接合される。
このように、絶縁シート60がティース22に被せられて保持された状態において、導体セグメント31が絶縁シート60の装着方向と同じ方向からステータコア20に装着されるので、導体セグメント31が絶縁シート60に引っ掛かることなく、絶縁シート60の位置ずれを抑制できる。また、導体セグメント31の脚31aの折り曲げに伴って絶縁シート60がティース22に固定されるので、絶縁シート60を固定するために、例えば、モールド工法等の他の方法を用いる必要がなく、絶縁シート60の固定を容易に行うことができる。
また、絶縁シート60は、カフサ50のリブ53の湾曲面に沿って折り曲げられて、リブ53と導体セグメント31とに挟持されるので、エッジ等で局所的に挟み込まれることがなく、絶縁シート60の破損を抑制できる。カフサ40のリブ43の湾曲面によっても絶縁シート60の破損を同様に抑制できる。
また、図5に示すように、絶縁シート61を、カフサ40のリブ43を覆う頂部61aと、ティース22の両側面を覆う側面部61bとから構成してもよい。この場合には、絶縁シート61には切り込み線や折り込み線が不要になり、絶縁シート61を容易に形成することができる。なお、ヨーク21の内周面には、図示しない接続手段によって絶縁シート61と接続される絶縁シートを設けてもよい。
10 ステータ、20 ステータコア、21 ヨーク、22 ティース、23 スロット、30 ステータコイル、31 導体セグメント、31a 脚、40,50 カフサ、41,51 外周側環状部材、42,52 内周側環状部材、43,53 リブ、44,54 カフサスロット、60 絶縁シート、60a 頂部、60b 側面部、60c 耳部、60d 切り込み線、60e 折り込み線。

Claims (1)

  1. 円筒状のヨークの内周面から径方向内側へ突出する複数のティース及び各ティース間に形成されるスロットを有するステータコアと、
    前記ティースの軸方向一方側の端面及び前記スロットを形成する両側面を覆い、この両側面を覆う部分が前記スロットから突出している絶縁シートと、
    前記絶縁シートにより覆われた前記スロットに挿入され、前記スロットから突出した端部が前記絶縁シートの突出端部を抱き込んで前記ティースの端面に沿う方向に折り曲げられるU字状の導体セグメントと、
    を備えたことを特徴とする回転電機のステータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023073670A (ja) * 2021-11-16 2023-05-26 本田技研工業株式会社 コイル挿入ガイド装置

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