JP2016054395A - 無線通信システム、無線通信装置及び障害原因推定方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置及び障害原因推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】障害原因推定の精度を向上すること。
【解決手段】AP10は、UE20−3との通信において障害が発生したと判断したときに、UE20−3の端末IDを含む通知信号を送信する。AP10から通知信号を受信したUE20−4は、通知信号に含まれる端末IDに基づいて、通知信号を転送する。UE20−4から通知信号を受信したUE20−3は、通知信号に含まれる端末IDに基づいて、AP10とUE20−4との間の通信が行われない時間Td以内に、通知信号に対する応答信号を送信する。そして、AP10は、時間Td以内に測定したRSSIに基づいて、UE20−3との通信において発生した障害の原因を推定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信システム、無線通信装置及び障害原因推定方法に関する。
近年、構内通信網として無線LAN(Local Area Network)が主流になりつつある。無線LANシステムにおいては、有線LANシステムに比べ、電波干渉等による通信障害が発生しやすい。このように通信障害が発生しやすい無線LANシステムの信頼性を高めるには、通信障害の原因を速やかに特定し、特定した原因に応じた対策を講ずることが望ましい。
通信障害の原因推定を行う関連技術として、例えば、無線端末がアクセスポイントへ定期的に受信品質等の統計情報を通知し、アクセスポイントが、無線端末から通知された統計情報の変化に基づいて障害原因を推定するものがある。
特開2009−117954号公報 国際公開第2011/030466号
しかし、上記の関連技術では、アクセスポイントと無線端末との間の無線回線の品質劣化等により、アクセスポイントよる無線端末からの統計情報の取得が困難になった場合、障害原因の推定精度が低下してしまう。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、障害原因推定の精度を向上することを目的とする。
開示の態様では、無線通信システムは、第一の無線通信装置と、前記第一の無線通信装置との通信において障害が発生した第二の無線通信装置と、前記第一の無線通信装置との通信において障害が発生していない第三の無線通信装置とを有する。前記第一の無線通信装置は、前記第二の無線通信装置との通信において障害が発生したと判断したときに、障害発生通知信号を送信する。前記第一の無線通信装置から前記障害発生通知信号を受信した前記第三の無線通信装置は、前記障害発生通知信号を転送する。前記第三の無線通信装置から前記障害発生通知信号を受信した前記第二の無線通信装置は、前記第一の無線通信装置と前記第三の無線通信装置との間の通信が行われない所定の時間以内に、前記障害発生通知信号に対する応答信号を送信する。前記第一の無線通信装置は、前記所定の時間以内に測定した受信信号強度に基づいて、前記第二の無線通信装置との通信において発生した障害の原因を推定する。
開示の態様によれば、障害原因推定の精度を向上できる。
図1は、実施例1の無線通信システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施例1の無線通信システムの動作例の説明に供する図である。 図3は、実施例1の定期信号のパケットフォーマットの一例を示す図である。 図4は、実施例1の無線通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。 図5は、実施例1の障害発生通知信号のパケットフォーマットの一例を示す図である。 図6は、実施例1の応答信号のパケットフォーマットの一例を示す図である。 図7は、実施例1の障害原因推定の一例を示す図である。 図8は、実施例1のアクセスポイントの処理の説明に供するフローチャートである。 図9は、実施例1のアクセスポイントの処理の説明に供するフローチャートである。 図10は、実施例1のアクセスポイントの処理の説明に供するフローチャートである。 図11は、実施例1のアクセスポイントの構成の一例を示す機能ブロック図である。 図12は、実施例1の無線端末の構成の一例を示す機能ブロック図である。 図13は、無線通信システムの構成の一例を示す図である。 図14は、アクセスポイントのハードウェア構成例を示す図である。 図15は、無線端末のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する無線通信システム、無線通信装置及び障害原因推定方法の実施例を図面に基づいて説明する。なお、この実施例により本願の開示する無線通信システム、無線通信装置及び障害原因推定方法が限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[実施例1]
<無線通信システムの構成>
図1は、実施例1の無線通信システムの構成の一例を示す図である。図1では、無線通信装置の一例として、アクセスポイントと、無線端末とを挙げている。以下では、アクセスポイントを「AP」と表記し、無線端末を「UE」と表記することがある。図1に示す無線通信システム1は、例えば、AP10と、UE20−1〜20−4とを有する無線LANシステムである。AP10は、AP10の周囲のUE20−1〜20−4と通信可能である。また、UE20−1〜20−4は、互いに近接するUE同士で通信可能である。以下では、UE20−1〜20−4を区別しない場合には、UE20と総称することがある。また、図1では4台のUEを一例として挙げているが、AP10と通信可能なUEの台数は限定されない。
<無線通信システムの動作>
図2は、実施例1の無線通信システムの動作例の説明に供する図である。
UE20−1〜UE20−4の各々は、AP10へ、定期的に信号を送信する(ステップS1)。以下では、UE20からAP10へ定期的に送信される信号を「定期信号」と呼ぶことがある。UE20は、例えば10分毎に定期信号を送信する。
図3は、実施例1の定期信号のパケットフォーマットの一例を示す図である。図3に示すように、定期信号は、例えば、プリアンブルと、ヘッダと、データビットと、CRC(Cyclic Redundancy Check)ビットとを含む。ヘッダには、定期信号の送信元のUE20の識別子である「端末ID」と、当該信号が定期信号であることを示す信号種別情報とが含まれる。データビットはダミービットによって形成されても良く、また、データビットにはUE20によって取得可能な統計情報が含まれても良い。CRCビットは、定期信号の誤り検出用のパリティビットである。
ここで、図2において、UE20−1〜20−4のうち、AP10との通信において障害が発生したUE(以下では「障害発生UE」と呼ぶことがある)を例えばUE20−3とする。また、図2において、UE20−1〜20−4のうち、AP10との通信において障害が発生していないUE(以下では「正常UE」と呼ぶことがある)を例えばUE20−1,20−2,20−4とする。
AP10は、例えば、UE20−3から送信される定期信号の受信にN回連続して失敗したときに、UE20−3との通信において障害が発生したと判断する。AP10は、UE20−3から送信される定期信号の受信がN回連続して為されなかったときにN回連続して受信に失敗したとする。または、AP10は、UE20−3から受信された定期信号のCRC結果がN回連続して「NG」となったときにN回連続して受信に失敗したとする。そして、AP10は、UE20−3との通信において障害が発生したと判断したときに、障害発生UEであるUE20−3の端末IDを含む「障害発生通知信号」をUE20へブロードキャストで送信する(ステップS2)。以下では、障害発生通知信号を「通知信号」と省略して呼ぶことがある。AP10から送信された通知信号は、通常、正常UEであるUE20−1,20−2,20−4には受信される一方で、障害発生UEであるUE20−3には受信されない。
AP10から通知信号を受信したUE20−1,20−2,20−4は、通知信号に含まれている端末ID(つまり、UE20−3の端末ID)が自端末の端末IDでないと判断すると、受信した通知信号をブロードキャストで転送する(ステップS3)。UE20−1,20−2,20−4の各々は、通知信号に含まれている端末IDが自端末の端末IDでないことから、自端末が正常UEであるとAP10に認識されていると判断できる。また、UE20−1,20−2,20−4の各々は、自端末が正常UEであるとAP10に認識されていると判断できるので、AP10から受信した通知信号を障害発生UEへ転送するUEは自端末であると判断できる。UE20−1,20−2,20−4の各々から送信された通知信号のうち、UE20−4から送信された通知信号は、UE20−4に近接するUE20−3によって受信される。
UE20−4から通知信号を受信したUE20−3は、通知信号に含まれている端末ID(つまり、UE20−3の端末ID)が自端末の端末IDであると判断すると、通知信号に対する「応答信号」を送信する(ステップS4)。この応答信号の送信は、AP10と正常UEであるUE20−1,20−2,20−4との間の通信が行われない所定の時間以内に行われる。UE20−3は、通知信号に含まれている端末IDが自端末の端末IDであることから、自端末が障害発生UEであるとAP10に認識されていると判断できる。また、UE20−3は、自端末が障害発生UEであるとAP10に認識されていると判断できるので、応答信号を送信するUEは自端末であると判断できる。
AP10は、正常UEであるUE20−1,20−2,20−4との通信が行われない所定の時間以内のRSSI(Received Signal Strength Indicator;受信信号強度)を測定する。そして、AP10は、その所定の時間以内に測定したRSSIに基づいて、UE20−3との通信において発生した障害の原因を推定する。
<無線通信システムの処理シーケンス>
図4は、実施例1の無線通信システムの処理シーケンスの一例を示す図である。図4には、AP10が、UE20−3との通信において障害が発生したと判断した後の処理シーケンスを示す。
タイミングt1で、AP10は通知信号を送信し、正常UEであるUE20−4は、AP10から送信された通知信号を受信する。なお、AP10とUE20との間の距離は、通常、数十メートル以内であるため、AP10からの通知信号の送信タイミングと、UE20での通知信号の受信タイミングとは同一であるとみなして良い。
図5は、実施例1の通知信号のパケットフォーマットの一例を示す図である。図5に示すように、通知信号は、例えば、プリアンブルと、ヘッダと、障害発生UEの端末IDと、時間Tbと、時間Taと、使用チャネルと、CRCビットとを含む。ヘッダには、AP10の識別子であるSSID(Service Set Identifier)と、当該信号が通知信号であることを示す信号種別情報とが含まれる。時間Tbは、正常UEが通知信号を受信した時点から正常UEが通知信号を転送するまでの経過時間を示す。時間Taは、AP10が通知信号を送信した時点を起点とした、障害発生UEが応答信号を送信するまでの所定の相対時間を示す。使用チャネルは、UE20からのパケットの送信に使用する周波数チャネルを示す。時間Tbは正常UEによってセットされるため、通知信号のAP10からの送信時点では時間Tbはセットされていない。また、障害発生UEの端末IDと、時間Taと、使用チャネルとは、AP10によってセットされる。なお、UE20からのパケットの送信に使用可能な複数の周波数チャネルのうち基準となる所定の周波数チャネル(以下では「基準チャネル」と呼ぶことがある)を使用してパケットの送信を行う場合には、使用チャネルをセットしなくても良い。CRCビットは、通知信号の誤り検出用のパリティビットである。
AP10から通知信号を受信したUE20−4は、通知信号の受信タイミングt1から所定の時間Tc以内に通知信号をブロードキャストで転送する。時間Tcは、正常UEが通知信号を受信した時点を起点とした、正常UEが通知信号を転送可能な所定の相対時間である。例えば、UE20−4は、AP10からの通知信号の受信タイミングt1からTb経過後のタイミングt2に通知信号を送信する。この際、UE20−4は、経過時間Tbを通知信号にセットする。
タイミングt2で通知信号を受信した障害発生UEであるUE20−3は、通知信号にセットされている時間Taと時間Tbとに基づいて、応答信号の送信を開始する。すなわち、UE20−3は、UE20−4からの通知信号の受信タイミングt2から「Ta−Tb」経過後のタイミングt3で応答信号を送信する。
図6は、実施例1の応答信号のパケットフォーマットの一例を示す図である。図6に示すように、応答信号は、例えば、プリアンブルと、ヘッダと、ダミービットと、CRCビットとを含む。ヘッダには、応答信号の送信元のUE20の識別子である「端末ID」と、当該信号が応答信号であることを示す信号種別情報とが含まれる。ダミービットは、応答信号のパケット長を所定の長さにするために挿入される。CRCビットは、応答信号の誤り検出用のパリティビットである。
UE20−4を含む全正常UEは、通知信号の受信タイミングt1からTa経過後のタイミングt3を起点として、所定の時間Td経過後のタイミングt4までAP10との通信を行わず信号を送信しない。一方で、AP10は、タイミングt3を起点とした時間Td以内にRSSIを測定し、測定したRSSIに基づいて、UE20−3との通信において発生した障害の原因を推定する。つまり、時間Tdは、障害発生UEでの応答信号送信区間であり、正常UEでの通信禁止区間であり、かつ、AP10でのRSSI測定期間である。よって、AP10は、時間Tdにおいて、障害発生UEから送信された応答信号のRSSIを測定可能となる。なお、時間Tdは、応答信号のパケット長に、パケット衝突の回避のためのバックオフ時間を加えた時間として規定される。
<障害原因推定例>
図7は、実施例1の障害原因推定の一例を示す図である。AP10は、時間Td以内に測定したRSSIに基づいて、例えば以下のようにして、UE20−3との通信において発生した障害の原因を推定する。
すなわち、AP10は、測定したRSSIが雑音電力以下の場合は、障害の原因を、UE20−3の故障、または、UE20−3が被っている干渉と推定する。UE20−3の故障の場合はそもそも応答信号の送信が為されないため、正常UEでの通信禁止区間である時間Tdにおいて測定されるRSSIは雑音電力以下になるからである。また、UE20−3は、自端末が被る干渉が閾値より大きい場合は、他のUEが信号送信中と判断して、パケット衝突を避けるために、応答信号の送信を行わないため、時間Tdにおいて測定されるRSSIは雑音電力以下になるからである。
また、AP10は、測定したRSSIが雑音電力より大きく、かつ、所要RSSI未満の場合は、障害の原因を、フェージングまたは遮蔽物と推定する。所要RSSIとは、AP10がパケット受信可能な最低のRSSIであり、パケットのRSSIが所要RSSI以上のときにAP10はパケットを正しく受信することができる。
また、AP10は、測定したRSSIが所要RSSI以上の場合は、障害の原因を、AP10が被っている干渉と推定する。AP10では、測定したRSSIが所要RSSI以上であるにもかかわらず、UE20−3から送信される定期信号の受信にN回連続して失敗したからである。
<アクセスポイントの処理>
図8,図9及び図10は、実施例1のアクセスポイントの処理の説明に供するフローチャートである。図8に示すフローチャートは、AP10の電源が投入されたときに開始される。
図8において、AP10は、UE20−3から順次送信されるデータパケットにおいて、同一のデータを受信したか否かを判断する(ステップS11)。
同一のデータが受信されているとき(ステップS11:Yes)、AP10は、同一データの受信率が閾値TH1以上であるか否かを判断する(ステップS12)。同一データの受信率は、例えば、UE20−3についての、所定時間内における、受信データパケットの総数に対する同一データの受信パケットの数の割合として測定される。
同一データの受信率が閾値TH1以上であるとき(ステップS12:Yes)、AP10は、UE20−3がデータパケットを送信可能だが、AP10から返信されるACK(ACKnowledgement)を受信困難で同一データを繰り返し再送している状況にあると判断する。この状況判断に従って、AP10は、障害の原因を、UE20−3が被っている、CS(Carrier Sense)レベル未満の干渉と推定する(ステップS13)。ステップS13の処理後、処理はステップS11に戻る。
同一のデータが受信されていないとき(ステップS11:No)、または、同一データの受信率が閾値TH1未満であるとき(ステップS12:No)、AP10は、AP10におけるエアー占有率が閾値TH2以上であるか否かを判断する(ステップS14)。エアー占有率は、例えば、所定時間内においてCSレベル以上の干渉を被っている時間の割合として測定される。
AP10におけるエアー占有率が閾値TH2以上であるときは(ステップS14:Yes)、AP10は、障害の原因を、AP10が被っている、CS(Carrier Sense)レベル以上の干渉と推定する(ステップS15)。ステップS15の処理後、処理はステップS11に戻る。
AP10におけるエアー占有率が閾値TH2未満であるときは(ステップS14:No)、AP10は、UE20−3から送信される定期信号の受信にN回連続して失敗したか否かを判断する(ステップS16)。受信の失敗がN回連続していないときは(ステップS16:No)、AP10は、障害が発生していないと判断して、処理はステップS11に戻る。
UE20−3から送信される定期信号の受信にN回連続して失敗したときは(ステップS16:Yes)、AP10は、UE20−3との通信において障害が発生したと判断し、AP10は、図9に示す障害原因推定処理を実行する(ステップS17)。ステップS17における障害原因推定処理は、AP10で測定されるRSSIに基づいて行われる処理である。ステップS17の処理後、処理はステップS11に戻る。
図9において、AP10は、障害発生UEであるUE20−3の端末IDと、時間Taとをセットした通知信号をUE20へブロードキャストで送信し(ステップS21)、経過時間Tを0にリセットする(ステップS22)。
次いで、AP10は、UE20からパケットを受信しているか否かを判断し(ステップS23)、パケットを受信していないときは(ステップS23:No)、雑音電力を測定する(ステップS24)。雑音電力は、パケットが受信されていないときのRSSIとして測定される。
パケットが受信されているときは(ステップS23:Yes)、ステップS24の処理を行わず、処理はステップS25へ進む。
次いで、AP10は、経過時間TがTaに達したか否かを判断する(ステップS25)。経過時間TがTaに達していないときは(ステップS25:No)、AP10は、経過時間TをΔTだけ増加させ(ステップS26)、処理はステップS23に戻る。
経過時間TがTaに達したときは(ステップS25:Yes)、AP10は、RSSIの測定を開始する(ステップS27)。
次いで、AP10は、測定したRSSIが、ステップS24で測定した雑音電力より大きいか否かを判断する(ステップS28)。
測定したRSSIが雑音電力以下のときは(ステップS28:No)、AP10は、経過時間Tが「Ta+Td」に達したか否かを判断する(ステップS35)。経過時間Tが「Ta+Td」に達していないときは(ステップS35:No)、AP10は、経過時間TをΔTだけ増加させ(ステップS36)、処理はステップS27に戻ってRSSIの測定が継続される。
経過時間Tが「Ta+Td」に達したときは(ステップS35:Yes)、AP10は、障害の原因を、UE20−3の故障、または、UE20−3が被っている干渉と推定する(ステップS37)。ステップS37の処理後、処理はステップS11(図8)に戻る。
測定したRSSIが雑音電力より大きいときは(ステップS28:Yes)、AP10は、UE20−3から送信されるパケットが受信されるか否かを判断する(ステップS29)。
UE20−3から送信されるパケットが受信されるときは(ステップS29:Yes)、AP10は、障害の原因を、UE20−3に対する隠れ端末と推定する(ステップS31)。ステップS31の処理後、処理はステップS11(図8)に戻る。
UE20−3から送信されるパケットが受信されないときは(ステップS29:No)、AP10は、測定したRSSIが所要RSSI以上か否かを判断する(ステップS32)。
測定したRSSIが所要RSSI以上のときは(ステップS32:Yes)、AP10は、障害の原因を、AP10が被っている干渉と推定する(ステップS33)。ステップS33の処理後、処理はステップS11(図8)に戻る。
測定したRSSIが所要RSSI未満のときは(ステップS32:No)、AP10は、図10に示す切分処理を実行する(ステップS34)。ステップS34の処理後、処理はステップS11(図8)に戻る。
図10において、AP10は、UE20−3からの応答信号の送信に使用される周波数チャネルを、これまで使用されていたチャネルとは異なるチャネルに切り替える(ステップS41)。例えば、UE20からのパケットの送信に使用可能な周波数チャネルがf1,f2,f3の3つのチャネルであり、これまでの使用チャネルがf1である場合は、AP10は、使用チャネルをf1からf2に切り替える。
次いで、AP10は、障害発生UEであるUE20−3の端末IDと、時間Taと、使用チャネルとをセットした通知信号をUE20へブロードキャストで送信し(ステップS42)、経過時間Tを0にリセットする(ステップS43)。
次いで、AP10は、経過時間TがTaに達したか否かを判断する(ステップS44)。経過時間TがTaに達していないときは(ステップS44:No)、AP10は、経過時間TをΔTだけ増加させ(ステップS45)、処理はステップS44に戻る。
経過時間TがTaに達したときは(ステップS44:Yes)、AP10は、UE20−3から送信されるパケットが受信されるか否かを判断する(ステップS46)。
UE20−3から送信されるパケットが受信されるときは(ステップS46:Yes)、AP10は、障害の原因を、フェージングと推定する(ステップS47)。このようにして障害原因をフェージングと推定するのは、使用チャネルを切り替えたことによりフェージングが解消してパケットが受信されるようになったからである。ステップS47の処理後、処理はステップS11(図8)に戻る。
UE20−3から送信されるパケットが受信されないときは(ステップS46:No)、AP10は、経過時間Tが「Ta+Td」に達したか否かを判断する(ステップS48)。経過時間Tが「Ta+Td」に達していないときは(ステップS48:No)、AP10は、経過時間TをΔTだけ増加させ(ステップS49)、処理はステップS46に戻る。
経過時間Tが「Ta+Td」に達したときは(ステップS48:Yes)、AP10は、全チャネルを使用済みか否かを判断する(ステップS51)。例えば、UE20からのパケットの送信に使用可能な周波数チャネルがf1,f2,f3の3つのチャネルである場合、f1,f2,f3の間で使用チャネルが切り替えられながら全チャネルがUE20−3からのパケットの送信に使用されたか否かが判断される。
全チャネルが使用済みであるときは(ステップS51:Yes)、AP10は、障害の原因を、遮蔽物と推定する(ステップS52)。このようにして障害原因を遮蔽物と推定するのは、使用チャネルを切り替えてもパケットが受信されるようにならなかったからである。ステップS52の処理後、処理はステップS11(図8)に戻る。
全チャネルが使用済みでないとき、つまり、使用していないチャネルがあるときは(ステップS51:No)、処理はステップS41に戻る。
<アクセスポイントの構成>
図11は、実施例1のアクセスポイントの構成の一例を示す機能ブロック図である。
図11において、AP10は、アンテナ101と、無線受信部103と、RSSI測定部105と、ADC(Analog to Digital Converter)107と、パケット判定部109と、パケット復号部111と、誤り判定部113と、同一データ判定部115とを有する。また、AP10は、エアー占有率測定部117と、障害有無判定部119と、雑音電力測定部121と、障害原因推定部123と、通知信号生成部125と、経過時間判定部127と、チャネル設定部129とを有する。また、AP10は、DAC(Digital to Analog Converter)131と、無線送信部133とを有する。
無線受信部103は、チャネル設定部129から設定される受信チャネルに従って、アンテナ101を介して受信した信号にダウンコンバート等の所定の無線処理を施して、無線処理後の受信信号をRSSI測定部105へ出力する。
RSSI測定部105は、受信信号のRSSIを測定し、測定結果を雑音電力測定部121と、エアー占有率測定部117と、障害原因推定部123とへ出力する。また、RSSI測定部105は、受信信号をADC107へ出力する。
ADC107は、アナログの受信信号をデジタルの受信信号に変換し、変換後の受信信号(つまり、受信パケット)をパケット判定部109へ出力する。
パケット判定部109は、ADC107から入力される受信信号を監視して、AP10がパケットを受信しているか否か、つまり、受信パケットの有無を判定し、判定結果を雑音電力測定部121へ出力する。また、パケット判定部109は、受信パケットが有ると判定したときは、その受信パケットをパケット復号部111へ出力する。
雑音電力測定部121は、パケット判定部109で受信パケットが無いと判定されたときに、RSSI測定部105から入力されるRSSIを雑音電力として測定し、測定結果を障害原因推定部123へ出力する。
パケット復号部111は、パケット判定部109から入力される受信パケットに対して復号処理を行い、復号結果を誤り判定部113へ出力する。
誤り判定部113は、パケット復号部111での復号結果に対してCRCによる誤り判定を行い、受信パケットの誤りの有無を判定し、判定結果を障害有無判定部119へ出力する。例えば、誤り判定部113は、受信パケットに誤りが無いときは「OK」を示す「0」を障害有無判定部119へ出力し、受信パケットに誤りが有るときは「NG」を示す「1」を障害有無判定部119へ出力する。また、誤り判定部113は、受信パケットに誤りが無いと判定したときは、その受信パケットを同一データ判定部115へ出力する。
同一データ判定部115は、誤り判定部113で誤りが無いと判定された受信パケットのデータが、以前に受信されたデータと同一であるか否かを判定し、同一データの受信率を測定して、測定結果を障害原因推定部123へ出力する。
エアー占有率測定部117は、RSSI測定部105で測定されたRSSIを用いてエアー占有率を測定し、測定結果を障害原因推定部123へ出力する。
障害有無判定部119は、誤り判定部113での判定結果がN回連続して「NG」となったか否かを判定する。障害有無判定部119は、誤り判定部113での判定結果がN回連続して「NG」となったときは、障害が発生していると判定し、障害の発生を通知信号生成部125及び障害原因推定部123へ通知する。
通知信号生成部125は、障害が発生したと判定されたときに、図5に示す通知信号を生成し、生成した通知信号をDAC131と、経過時間判定部127と、チャネル設定部129とへ出力する。
経過時間判定部127は、通知信号を入力された時点を起点として経過時間Tの計時を開始し、経過時間TがTaに達したか否か、及び、経過時間Tが「Ta+Td」に達したか否かを判定し、判定結果を障害原因推定部123へ出力する。
障害原因推定部123は、RSSI測定部105、雑音電力測定部121、同一データ判定部115、エアー占有率測定部117、障害有無判定部119、及び、経過時間判定部127の各部からの結果入力に従って、障害の原因を推定する。つまり、障害原因推定部123は、図7〜図10を用いて説明したようにして、障害の原因を推定する。
チャネル設定部129は、無線受信部103での受信チャネルを、通信信号によって示されている使用チャネルに設定する。
DAC131は、デジタルの通知信号をアナログの通知信号に変換し、変換後の通知信号を無線送信部133へ出力する。
無線送信部133は、通知信号にアップコンバート等の所定の無線処理を施して、無線処理後の通知信号をアンテナ101を介して送信する。よって、無線送信部133は、UE20との通信において障害が発生したときに、障害発生UEの端末IDを含む通知信号を送信することになる。
<無線端末の構成>
図12は、実施例1の無線端末の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図12において、UE20は、アンテナ201と、無線受信部203と、ADC205と、通知信号復号部207と、障害発生UE判定部209とを有する。また、UE20は、経過時間判定部211と、通知信号生成部213と、応答信号生成部215と、DAC217と、無線送信部219と、チャネル設定部221とを有する。
無線受信部203は、アンテナ201を介して受信した通知信号にダウンコンバート等の所定の無線処理を施して、無線処理後の通知信号をADC205へ出力する。自端末が正常UEである場合は、受信される通知信号は、他のUE20を介さずにAP10から直接受信される通知信号となる。一方で、自端末が障害発生UEである場合は、受信される通知信号は、AP10から他のUE20を介して受信される通知信号となる。
ADC205は、アナログの通知信号をデジタルの通知信号に変換し、変換後の通知信号を通知信号復号部207へ出力する。
通知信号復号部207は、ADC205から入力される通知信号に対して復号処理を行い、復号結果を通知信号生成部213、障害発生UE判定部209、経過時間判定部211、及び、チャネル設定部221へ出力する。通知信号復号部207での復号結果は、図5に示す通知信号に含まれる各情報を有する。
障害発生UE判定部209は、復号結果に含まれている端末IDと、自端末の端末IDとが一致するか否かを判定し、判定結果を通知信号生成部213、経過時間判定部211、応答信号生成部215、及び、チャネル設定部221へ出力する。復号結果に含まれる端末IDは、通知信号に示された端末IDである。また、通知信号に示された端末IDは、障害発生UEの端末IDである。よって、復号結果に含まれる端末IDと、自端末の端末IDとが一致しないときは、自端末が正常UEであるとAP10に認識されていると判断することができる。一方で、復号結果に含まれる端末IDと、自端末の端末IDとが一致するときは、自端末が障害発生UEであるとAP10に認識されていると判断することができる。
通知信号生成部213は、復号結果に含まれる端末IDと、自端末の端末IDとが一致しないときに、通知信号復号部207での復号結果を用いて通知信号を生成し、生成した通知信号をDAC217へ出力する。通知信号生成部213は、通知信号復号部207での復号結果に時間Tbを加えて通知信号を生成する。ここでは、時間Tbは、通知信号生成部213への復号結果の入力時点から、DAC217への通知信号の出力時点までの時間としてセットされても良い。
経過時間判定部211は、復号結果に含まれる端末IDと、自端末の端末IDとが一致するときに、復号結果の入力時点を起点として経過時間Tの計時を開始する。経過時間判定部211は、経過時間Tが「Ta−Tb」に達したか否かを判定し、判定結果を応答信号生成部215へ出力する。自端末が障害発生UEである場合、時間Ta,Tbは、復号結果に含まれている。
応答信号生成部215は、復号結果に含まれる端末IDと、自端末の端末IDとが一致するときに、経過時間判定部211での判定結果に従って応答信号を生成し、生成した応答信号をDAC217へ出力する。応答信号生成部215は、経過時間判定部211での判定結果に基づいて、経過時間Tが「Ta−Tb」に達した時点で、応答信号を生成する。
DAC217は、デジタルの通知信号をアナログの通知信号に変換し、変換後の通知信号を無線送信部219へ出力する。また、DAC217は、デジタルの応答信号をアナログの応答信号に変換し、変換後の応答信号を無線送信部219へ出力する。
チャネル設定部221は、無線送信部219での送信チャネルを、復号結果に含まれる使用チャネルに設定する。
無線送信部219は、チャネル設定部221から設定される送信チャネルに従って、通知信号または応答信号にアップコンバート等の所定の無線処理を施して、無線処理後の通知信号または応答信号をアンテナ201を介して送信する。よって、無線送信部219は、自端末が正常UEであるときに、AP10から受信された通知信号を転送することになる。また、無線送信部219は、自端末が障害発生UEであるときに、応答信号を送信することになる。
以上のように、実施例1では、無線通信システム1は、AP10と、AP10との通信において障害が発生したUE20−3と、AP10との通信において障害が発生していないUE20−4とを有する。AP10、UE20−3及びUE20−4は、共に無線通信装置の一種である。AP10は、UE20−3との通信において障害が発生したと判断したときに、通知信号を送信する。AP10から通知信号を受信したUE20−4は、通知信号を転送する。UE20−4から通知信号を受信したUE20−3は、AP10とUE20−4との間の通信が行われない時間Td以内に、通知信号に対する応答信号を送信する。そして、AP10は、時間Td以内に測定したRSSIに基づいて、UE20−3との通信において発生した障害の原因を推定する。このような処理・動作を行うために、AP10及びUE20−4は、以下の構成を採る。
すなわち、AP10は、無線送信部133と、障害原因推定部123とを有する。無線送信部133は、UE20−3との通信において障害が発生したと判断されたきに、通知信号を送信する。障害原因推定部123は、時間Td以内に測定されたRSSIに基づいて、UE20−3との通信において発生した障害の原因を推定する。時間Td以内では、UE20−3が通知信号に対する応答信号を送信する一方で、AP10とUE20−4との通信が行われない。
また、UE20−4は、無線受信部203と、無線送信部219とを有する。無線受信部203は、AP10とUE20−3との間の通信において障害が発生したと判断したAP10から送信された通知信号を受信する。無線送信部219は、通知信号を転送する。
こうすることで、障害発生UEであるUE20−3は、AP10から送信された通知信号を、正常UEであるUE20−4を介して(経由して)受信することができる。よって、UE20−3は、通知信号をAP10から直接受信することが困難な場合でも、通知信号に対する応答信号の送信が可能になる。また、応答信号の送信は、UE20−4を含む正常UEとAP10との間の通信が行われない時間Td以内に行われる。よって、AP10は、時間Tdにおいて、障害発生UEであるUE20−3から送信された応答信号のRSSIを測定可能となる。これにより、RSSIに基づく障害原因推定の精度を向上できる。
また、実施例1では、AP10は、測定したRSSIが雑音電力以下の場合は、障害の原因を、UE20−3の故障、または、UE20−3が被っている干渉と推定する。また、AP10は、UE20−3からのパケットが受信されない状態において、測定したRSSIが雑音電力より大きく、かつ、所要RSSI未満の場合は、障害の原因を、フェージングまたは遮蔽物と推定する。また、AP10は、UE20−3からのパケットが受信されない状態において、測定したRSSIが所要RSSI以上の場合は、障害の原因を、AP10が被っている干渉と推定する。
このような推定基準を設けることで、RSSIという簡易な測定パラメータに基づいた障害原因推定が可能になる。
また、実施例1では、AP10は、障害の原因をフェージングまたは遮蔽物と推定した場合に、UE20−3の送信に使用可能な複数の周波数チャネルにおいて、UE20−3が前記送信に用いる周波数チャネルを切り替える。AP10は、UE20−3の送信に使用可能な複数の周波数チャネルのうち何れかの周波数チャネルを用いてUE20−3からのパケットが受信された場合は、障害の原因をフェージングと推定する。一方で、AP10は、UE20−3の送信に使用可能な複数の周波数チャネルのうち何れの周波数チャネルを用いてもUE20−3からのパケットが受信されない場合は、障害の原因を遮蔽物と推定する。
こうすることで、障害の原因を、使用チャネルの切替により通信状態が変化するフェージングと、使用チャネルを切り替えても通信状態が変化しない遮蔽物とに切り分けることができる。
[他の実施例]
[1]開示の技術は、以下の無線通信システムにも適用可能である。図13は、無線通信システムの構成の一例を示す図である。図13において、無線通信システム2は、APと、無線端末A〜Jとを有する。APは、APの周囲の無線端末A,E,G,Fと通信可能である。無線端末B,Dは、無線端末Aを介して、APと通信可能である。無線端末Cは、無線端末A,Bを介して、APと通信可能である。無線端末Hは、無線端末Gを介して、APと通信可能である。無線端末I,Jは、無線端末Fを介して、APと通信可能である。つまり、無線通信システム2は、マルチホップの無線通信システムである。
このマルチホップの無線通信システム2において、範囲21,22,23に着目すると、これらの各々の範囲における通信システムの構成は、図1に示す通信システム1の構成と同様に、1ホップの構成を採っている。よって、無線通信システム2のAP,端末A,端末Fのそれぞれに実施例1のAP10の機能を持たせることで、範囲21,22,23の各々の範囲における通信システムに、開示の技術を適用することができる。
[2]実施例1のAP10は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図14は、アクセスポイントのハードウェア構成例を示す図である。図14に示すように、AP10は、ハードウェアの構成要素として、プロセッサ10aと、メモリ10bと、無線通信モジュール10cと、ネットワークインタフェースモジュール10dとを有する。プロセッサ10aの一例として、CPU(Central Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor),FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、AP10は、プロセッサ10aと周辺回路とを含むLSI(Large Scale Integrated circuit)を有してもよい。メモリ10bの一例として、SDRAM等のRAM,ROM,フラッシュメモリ等が挙げられる。
アンテナ101と、無線受信部103と、無線送信部133と、RSSI測定部105と、雑音電力測定部121と、エアー占有率測定部117とは、無線通信モジュール10cにより実現される。パケット判定部109と、パケット復号部111と、誤り判定部113と、同一データ判定部115と、障害有無判定部119と、障害原因推定部123と、通知信号生成部125と、経過時間判定部127と、チャネル設定部129とは、プロセッサ10aにより実現される。
[3]実施例1のUE20は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図15は、無線端末のハードウェア構成例を示す図である。図15に示すように、UE20は、ハードウェアの構成要素として、プロセッサ20aと、メモリ20bと、無線通信モジュール20cとを有する。プロセッサ20aの一例として、CPU,DSP,FPGA等が挙げられる。また、UE20は、プロセッサ20aと周辺回路とを含むLSIを有してもよい。メモリ20bの一例として、SDRAM等のRAM,ROM,フラッシュメモリ等が挙げられる。
アンテナ201と、無線受信部203と、無線送信部219とは、無線通信モジュール20cにより実現される。通知信号復号部207と、障害発生UE判定部209と、経過時間判定部211と、通知信号生成部213と、応答信号生成部215とは、プロセッサ20aにより実現される。
1,2 無線通信システム
10 アクセスポイント
20 無線端末
103,203 無線受信部
105 RSSI測定部
109 パケット判定部
111 パケット復号部
113 誤り判定部
115 同一データ判定部
117 エアー占有率測定部
119 障害有無判定部
121 雑音電力測定部
123 障害原因推定部
125,213 通知信号生成部
127 経過時間判定部
129 チャネル設定部
133,219 無線送信部
207 通知信号復号部
209 障害発生UE判定部
211 経過時間判定部
215 応答信号生成部

Claims (6)

  1. 第一の無線通信装置と、前記第一の無線通信装置との通信において障害が発生した第二の無線通信装置と、前記第一の無線通信装置との通信において障害が発生していない第三の無線通信装置と、を具備する無線通信システムであって、
    前記第一の無線通信装置は、前記第二の無線通信装置との通信において障害が発生したと判断したときに、障害発生通知信号を送信し、
    前記第一の無線通信装置から前記障害発生通知信号を受信した前記第三の無線通信装置は、前記障害発生通知信号を転送し、
    前記第三の無線通信装置から前記障害発生通知信号を受信した前記第二の無線通信装置は、前記第一の無線通信装置と前記第三の無線通信装置との間の通信が行われない所定の時間以内に、前記障害発生通知信号に対する応答信号を送信し、
    前記第一の無線通信装置は、前記所定の時間以内に測定した受信信号強度に基づいて、前記第二の無線通信装置との通信において発生した障害の原因を推定する、
    無線通信システム。
  2. 前記第一の無線通信装置は、
    測定した前記受信信号強度が雑音電力以下の場合は、前記障害の原因を、前記第二の無線通信装置の故障、または、前記第二の無線通信装置が被っている干渉と推定し、
    前記第二の無線通信装置からのパケットが受信されない状態において、測定した前記受信信号強度が前記雑音電力より大きく、かつ、パケット受信可能な最低の受信信号強度未満の場合は、前記障害の原因を、フェージングまたは遮蔽物と推定し、
    前記第二の無線通信装置からのパケットが受信されない状態において、測定した前記受信信号強度が前記最低の受信信号強度以上の場合は、前記障害の原因を、前記第一の無線通信装置が被っている干渉と推定する、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第一の無線通信装置は、
    前記障害の原因をフェージングまたは遮蔽物と推定した場合に、前記第二の無線通信装置の送信に使用可能な複数の周波数チャネルにおいて、前記第二の無線通信装置が前記送信に用いる周波数チャネルを切り替え、
    前記複数の周波数チャネルのうち何れかの周波数チャネルを用いて前記第二の無線通信装置からのパケットが受信された場合は、前記障害の原因を前記フェージングと推定し、
    前記複数の周波数チャネルのうち何れの周波数チャネルを用いても前記第二の無線通信装置からのパケットが受信されない場合は、前記障害の原因を前記遮蔽物と推定する、
    請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 第一の無線通信装置との通信において障害が発生したと判断されたきに、障害発生通知信号を送信する送信部と、
    前記第一の無線通信装置が、前記障害発生通知信号に対する応答信号を送信する所定の時間以内であって、前記第一の無線通信装置以外の第二の無線通信装置との通信が行われない前記所定の時間以内に測定された受信信号強度に基づいて、前記第一の無線通信装置との通信において発生した障害の原因を推定する推定部と、
    を具備する無線通信装置。
  5. 第一の無線通信装置と第二の無線通信装置との間の通信において障害が発生したと判断した前記第一の無線通信装置から送信された障害発生通知信号を受信する受信部と、
    前記障害発生通知信号を転送する送信部と、
    を具備する無線通信装置。
  6. 第一の無線通信装置と、前記第一の無線通信装置との通信において障害が発生した第二の無線通信装置と、前記第一の無線通信装置との通信において障害が発生していない第三の無線通信装置と、を具備する無線通信システムにおける障害原因推定方法であって、
    前記第一の無線通信装置は、前記第二の無線通信装置との通信において障害が発生したと判断したときに、障害発生通知信号を送信し、
    前記第一の無線通信装置から前記障害発生通知信号を受信した前記第三の無線通信装置は、前記障害発生通知信号を転送し、
    前記第三の無線通信装置から前記障害発生通知信号を受信した前記第二の無線通信装置は、前記第一の無線通信装置と前記第三の無線通信装置との間の通信が行われない所定の時間以内に、前記障害発生通知信号に対する応答信号を送信し、
    前記第一の無線通信装置は、前記所定の時間以内に測定した受信信号強度に基づいて、前記第二の無線通信装置との通信において発生した障害の原因を推定する、
    障害原因推定方法。
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