JP2016054356A - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 観察環境に配置される画像の画像データを出力する際の画像出力モードを観察環境に応じて制御する。【解決手段】 観察条件取得部202は、画像の観察環境を示す観察条件を取得する。反射特性保持部205は、複数の画像出力モードそれぞれについて、画像の反射特性を保持する。反射光算出部206は、画像の反射特性に基づき、観察条件における画像の反射光を算出する。出力モード選択部205は、反射光に基づき、複数の画像出力モードの一つを選択する。画像処理部208は、観察環境に配置される画像を形成するための画像データを、選択された画像出力モードに応じて出力する。【選択図】 図5

Description

本発明は、観察環境に適した画像を形成するための画像処理に関する。
インクジェット、電子写真、熱転写などの様々な方式を用いるディジタル複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像処理装置が普及した。これら画像処理装置は、印刷物の色再現特性を記述したICC (International Color Consortium)プロファイルを用いてカラーマッチング処理を行うことで、高度な色再現を実現する。一般に、印刷物の色再現特性は、分光反射率の測定に基づく測色値によって定義される。
ところで、印刷物が観察される場所は、たとえ室内であっても、壁際に掲示されたり、部屋の中央に掲示されたり、壁掛けにされるなど様々である。また、部屋の照明器具も様々な場所に設置されるため場所によって明るさが変化する。つまり、掲示場所によって印刷物に照射される観察環境光が大きく変化する。そのため、同一の印刷物であっても観察環境が異なる場合、観察者による程度の多少はあるが、観察者が知覚する印刷物の色は変化する。言い替えれば、観察環境によって、所望の色の印刷物が得られない問題がある。
この問題に対し、特許文献1は、壁の明るさや壁の色などの観察環境に応じて印刷時のカラーマッチング処理に用いるカラープロファイルを切り替える技術を開示する。また、特許文献2は、印刷物の分光データと観察環境における光源の分光データを独立に保持して、観察環境に応じて適切なカラープロファイルを作成する技術を開示する。そして、それらの構成により、少ない測色作業工数で観察環境に適したカラープロファイルが作成可能であり、観察環境に応じた適切な印刷物の色管理が可能になる旨が記載されている。
前述したように、観察環境が変わることによって、観察者が知覚する印刷物の色は変化する。これは、印刷物の拡散反射特性と鏡面反射特性といった印刷物の反射特性と、観察環境の光源(以下、観察光源)によって、印刷物の拡散反射光と鏡面反射光に変化が生じることに起因する。つまり、観察光源から印刷物に照射される光量が強い場合、印刷物の拡散反射光が相対的に強くなる。また、印刷物を観察する際に正反射方向から照射される光量が強い場合、印刷物の鏡面反射光が強くなり、低明度の印刷物の色、とくに画像の暗部の色は明るく知覚される。
特許文献1や2は、観察環境に応じたカラープロファイルを適用する技術を開示する。しかし、カラープロファイルを変更しただけでは画像の暗部の印刷方法は変更されず、観察環境によっては暗部の色が明るく知覚され、画像の暗部の色再現域が狭くなる。勿論、画像の暗部だけでなく、画像の高彩度域に関しても、観察環境によっては色が明るく知覚される知覚彩度の低下が発生し、印刷物の色再現域が狭くなる。
特開2012-044475号公報 特開2007-081586号公報
本発明は、観察環境に配置される画像の画像データを出力する際の画像出力モードを観察環境に応じて制御することを目的とする。
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
本発明にかかる画像処理は、画像の観察環境を示す観察条件を取得し、複数の画像出力モードそれぞれについて、画像の反射特性を保持し、前記画像の反射特性に基づき、前記観察条件における前記画像の反射光を算出し、前記反射光に基づき、前記複数の画像出力モードの一つを選択し、前記観察環境に配置される画像を形成するための画像データを、前記選択された画像出力モードに応じて出力する。
本発明によれば、観察環境に配置される画像の画像データを出力する際の画像出力モードを観察環境に応じて制御することができ、例えば、観察環境に適した画像を形成するための画像データを出力することができる。
変角特性の測定に用いられる測色器の概要を示す図。 一般的な観察環境に配置された印刷物から観察者の目が受光する光について説明する図。 分光反射率を測定する一般的な測色器の概要を示す図。 実施例の画像処理装置の構成例を示すブロック図。 画像処理装置の処理構成例を示すブロック図。 反射特性保持部が保持する印刷物反射特性の一例を示す図。 画像データ出力部の処理構成例を示すブロック図。 観察条件取得部が提供するGUIの一例を示す図。 画像処理装置が実行する画像出力モードの選択処理を説明するフローチャート。 画像出力モードに対応する拡散反射特光、鏡面反射光、色彩値の関係を説明する図。 実施例2の画像処理装置の処理構成例を示すブロック図。
以下、本発明にかかる実施例の画像処理装置および画像処理方法を図面を参照して詳細に説明する。なお、実施例は特許請求の範囲にかかる本発明を限定するものではなく、また、実施例において説明する構成の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須とは限らない。
[印刷物の観察]
観察環境によって、観察者が知覚する印刷物の色と、測色器によって測定される色彩値が一致しない場合がある。まず、一般的な測色器が測定した色彩値と、実際の観察環境における色の見えが異なる理由について説明する。
図1により変角特性の測定に用いられる測色器の概要を示す。変角特性(bidirectional reflectance distribution function: BRDF)は、光をある角度から照射した際の出射角度(反射角度)に対する反射光の強度を測定したものである。変角特性の測定は、図1(a)に示すように、投光角θに配置した照明光502から印刷物501に光を照射し、受光角θ'に配置した受光部503によって印刷物501の反射強度を測定することで行われる。変角特性の測定において、投光角θと受光角θ'を可変にすることで、全方位の反射強度の測定が可能である。
図1(b)は一般的な光沢紙の変角特性の測定例を示し、投光角θを45度に固定して、受光角θ'を-90度から+90度に変化させて測定した反射強度を示す。照明光502からの光は印刷物501で反射され、正反射方向に大きな反射特性(以下、鏡面反射特性)を示す。一方、印刷物501は、正反射方向以外の方向には小さな反射特性(以下、拡散反射特性)を示す。
図2により一般的な観察環境に配置された印刷物から観察者の目が受光する光について説明する。図2において、観察位置601は、照明604の正反射方向に当たり、印刷物603に照明像が写り込んだ光(鏡面反射光)が観察者の目に達する。観察者は、鏡面反射光が強過ぎると印刷物603の色が認識できないため、観察位置601から鏡面反射光が目に入らない観察位置602に移動して印刷物603を観察する。
観察位置602と印刷物603の位置関係に対応する正反射方向には壁606が存在する。照明604の光は、壁606に拡散反射されて印刷物603に達する。壁606からの拡散反射光は、印刷物603の鏡面反射特性に応じた鏡面反射光として観察者の目に受光される。しかし、壁606からの拡散反射光は、照明604から直接印刷物603に達する光に比べて弱く、観察位置602において印刷物603の色が認識できなくなるような強度ではない。一方、正反射方向以外の様々な方向からの光、例えば照明605からの光も印刷物603に達し、それら光は印刷物603の拡散反射特性に応じた拡散反射光として観察者の目に受光される。
つまり、観察者の目が受光する光は、正反射方向からの光が印刷物603の鏡面反射特性に応じて反射された鏡面反射光と、正反射方向以外からの光が印刷物603の拡散反射特性に応じて反射された拡散反射光である。従って、印刷物603の色の見えは、観察者の目が受光する拡散反射光と鏡面反射光によって決まり、正反射方向の壁からの光と、正反射方向以外からの光に大きく影響される。ただし、画像の暗部は、画像の明るい領域に比べて拡散反射率が非常に小さいため、正反射方向の壁からの光の影響が非常に大きくなる。
図3により分光反射率を測定する一般的な測色器の概要を示す。図3に示すように、測色器は、印刷物401に対して入射角45度の方向に照明光402を配置し、照明光402から照射されて印刷物401に反射された光を反射角0度方向に配置した受光部403によって受光する。
一般的な測色器の受光部403が受光する光は、印刷物401の拡散反射光だけであり、印刷物401の鏡面反射特性に応じた鏡面反射光は測定されない。その結果、一般的な測色器の色彩値と、実際に観察者が知覚する印刷物401の色が一致しない場合が発生する。一方、図1に示した変角特性の測定によれば、印刷物の鏡面反射特性と拡散反射特性、および、観察環境の光源特性から観察者が知覚する印刷物の色を予測することが可能である。
以下では、印刷物の鏡面反射特性と拡散反射特性、および、観察環境の光源特性から観察者が知覚する印刷物の色を予測する方法、並びに、観察環境に適した印刷物を形成するための画像処理について説明する。
[装置の構成]
図4のブロック図により実施例の画像処理装置100として機能する情報処理装置の構成例を示す。CPU104は、RAM106をワークメモリとして、ROM105や記憶部103に格納されたOSや各種プログラムを実行し、システムバス109を介して後述する構成を制御する。
入力部101は、USBなどのシリアルバスインタフェイスであり、キーボードやマウスの入力デバイス、メモリカードリーダ、ディジタルカメラやスキャナなどの画像入力デバイスが接続される。CPU104は、入力部101を介してユーザ指示や画像データなどを入力し、モニタである表示部102にグラフィックユーザインタフェイス(GUI)、画像、処理経過や結果などを表示する。
記憶部103は、各種プログラムや様々なデータが格納されるハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などの記録媒体である。記憶部103が格納するプログラムには、後述する画像処理を実現するためのプログラムが含まれる。
通信部107は、Ethernet(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、P2Pなどの有線または無線ネットワーク110に接続するためのネットワークインタフェイスである。出力部108は、USBなどのシリアルバスインタフェイスであり、シリアルバスに接続された画像出力装置111やメモリカードライタに画像データなどを出力する。
CPU104は、通信部107を経由してネットワーク110上のサーバ装置や他のコンピュータ機器と通信を行う。CPU104は、ネットワーク110上のサーバ装置や他のコンピュータ機器などから様々なプログラムやデータを受け取って処理を実行したり、処理結果のデータをネットワーク110上のサーバ装置や他のコンピュータ機器に提供したりすることができる。なお、CPU104が通信部107を介して通信が可能なコンピュータ機器には画像出力装置111も含まれ、通信部107を介して画像出力装置111に画像データを出力することもできる。
画像処理装置100は、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどのコンピュータ機器に後述する画像処理を実現するためのプログラムを供給することで実現される。画像処理装置100としてタブレットやスマートフォンが利用される場合、入力部101と表示部102は積層されてタッチパネルとして構成される場合がある。
なお、図4には画像処理装置100と画像出力装置111が別体に構成された例を示すが、本発明は、画像処理装置100と画像出力装置111を一体に構成した画像形成装置や、さらに画像読取装置を備える画像複写装置に適用することができる。
[処理構成]
図5のブロック図により画像処理装置100の処理構成例を示す。なお、図5に示す処理構成は、当該処理構成やその機能を実現するためのプログラムを図4に示す情報処理装置に供給し、情報処理装置が当該プログラムを実行することで実現される。
拡散反射特性取得部203は、例えば測色器または変角測定器から画像出力装置111が出力した画像の拡散反射特性を取得する。鏡面反射特性取得部204は、例えば変角測定器から上記画像の鏡面反射特性を取得する。これら拡散反射特性と鏡面反射特性は、画像処理装置100が備える画像出力モードすべてについて予め取得され、印刷物反射特性として反射特性保持部205に格納される。なお、反射特性保持部205は、記憶部103などに割り当てられる。
説明を簡略化するため、画像の最暗部(つまり、最大濃度の画像データから形成される黒色パッチ)から印刷物反射特性が取得されるとする。しかし、これに限定されず、例えば全色の記録材を記録する場合の最大載り量(または最大インク打込量などの制限量)に相当する画像データから形成されるパッチから印刷物反射特性を取得してもよい。
また、印刷物反射特性は、投光角45度、受光角0度で測定される拡散反射特性と、投光角45度、受光角45度で測定される正反射特性の組み合わせ(変角特性)として取得される。なお、拡散反射特性と鏡面反射特性には、変角特性の測定値に限らず、JIS規格に従って測定された測定値などを用いてもよい。
図6により反射特性保持部205が保持する印刷物反射特性の一例を示す。図6は、二つの画像出力モードにおける拡散反射特性のCIEXYZ値と鏡面反射特性のCIEXYZ値をテーブルとして保持する例を示す。なお、CIEXYZ値の代わりに、CIELAB値を用いてもよいし、輝度値Yだけを用いてもよい。
図6は、画像出力モードAとBで黒色パッチを形成した場合の拡散反射特性と鏡面反射特性を例示するが、何れの特性においても輝度値Yが小さいほど光を反射し難い特性である。拡散反射特性において、画像出力モードBに比べて画像出力モードAの輝度値Yが小さく、画像出力モードAは拡散反射率が低い特性を有すると言える。
一方、鏡面反射特性において、画像出力モードBに比べて画像出力モードAの輝度値Yが大きく、画像出力モードAは鏡面反射率が高い特性を有すると言える。言い替えれば、画像処理装置100は、印刷物反射特性が異なる複数の画像出力モードを備えている。
観察条件取得部202は、詳細は後述するが、印刷物が観察される際の条件(以下、観察条件)として、例えば光源の種類や観察者の観察位置などを取得するためのGUIを提供し、当該GUIに対するユーザ指示を観察条件として取得する。
反射光算出部206は、詳細は後述するが、観察条件取得部202が取得した観察条件と、反射特性保持部205が保持する画像出力モードごとの印刷物反射特性から、観察環境における印刷物の黒色パッチの拡散反射光の強度と鏡面反射光の強度を算出する。出力モード選択部207は、反射光算出部206の算出結果に基づき、画像処理装置100が有する複数の画像出力モードから観察条件に適した画像出力モードを選択する。
画像データ入力部201は、ユーザ指示に従い画像データを入力して、RAM106などに割り当てられたバッファに画像データを格納する。画像処理部208は、出力モード選択部207によって選択された画像出力モードに基づき、バッファに格納された画像データに画像処理を施し、画像処理後の画像データを出力する。画像処理後の画像データは、出力部108などを介して画像出力装置111に供給され、画像形成が行われる。
●画像処理部
図7のブロック図により画像処理部208の処理構成例を示す。色管理システム(CMS)処理部301は、予め設計されたカラープロファイルを参照して、バッファに格納された画像データにカラーマッチング処理を施す。
色分解処理部302は、予め設計された色分解テーブルを参照して、カラーマッチング処理が施された画像データを色分解処理する。例えば、画像出力装置111がCMYKLcLmの六色の記録材を搭載する場合、RGB画像データは、CMYKLcLmの各記録材の量を表す記録材データに色分解される。
濃度補正処理部303は、一次元ルックアップテーブル(1DLUT)である補正テーブルを用いて、例えば紙白から各記録材の最大濃度まで、各記録材が形成する画像の出力特性が濃度リニアまたは明度リニアになるように各記録材データに濃度補正処理を施す。ハーフトーン処理部304は、誤差拡散法などの二値化処理を用いて、濃度補正処理された各記録材データを二値化する。
画像出力装置111がインクジェットプリンタの場合、画像出力装置111は、二値化処理によって得られたハーフトーン画像データが入力されると、各記録材データに従い対応するインクの吐出を制御して、記録媒体上に画像を形成する。
CMS処理部301が用いるカラープロファイル、色分解処理部302が用いる色分解テーブル、濃度補正処理部303が用いる補正テーブル、ハーフトーン処理部304が二値化処理に用いるハーフトーンテーブルは、各画像出力モードに対応して用意される。そして、画像出力モードの選択に応じて、カラープロファイル、色分解テーブル、補正テーブル、ハーフトーンテーブルの少なくとも一つが変化することで、異なる印刷物の反射特性が得られる。
例えば、画像出力モードBは六色の色材が利用され、画像出力モードAは六色の色材に加えて高透明度材(例えばクリア材CL)が利用され、画像出力モードCはCMYK四色の色材だけが利用されるなどの違いにより、異なる印刷物反射特性が得られる。言い替えれば、画像出力モードによって画像処理部208が出力する画像データが変化し、それによって異なる印刷物の反射特性が得られる。ハーフトーンテーブルは、例えば、誤差の拡散を制御する拡散係数を規定する誤差拡散マトリクスや閾値を保持するディザマトリクスである。
また、画像出力装置111がインクジェットプリンタの場合、画像出力モードに応じた印刷ジョブの指示によりマルチパス印刷におけるパス分解方法を変更することができる。例えば、パス分解に用いるパスマスクをドット集中型またはドット分散型に切り替えることで、異なる印刷物反射特性が得られる。また、画像出力装置111が電子写真プリンタの場合、画像出力モードに応じた印刷ジョブの指示によりトナーの定着条件(定着温度、定着速度)などを変更することで、異なる印刷物の反射特性が得られる。つまり、画像処理部208は、出力する画像データに対する画像形成条件を変更することで、異なる印刷物の反射特性を得る。
●観察条件取得部
図8により観察条件取得部202が提供するGUIの一例を示す。ユーザは、図8(a)に示すGUIを用いて観察条件を設定する。「光源種類設定」により、例えば蛍光ランプ、白熱ランプ、LEDランプなどの照明の種類が選択される。「色温度設定」により、光源の色温度が入力されるか、電球色、昼白色、三波長型などの照明の色温度や分光分布を表す指標が選択される。「照度設定」により、例えば照明の全光束(ルーメン、光源が複数ある場合は各光源の全光束の合計)が入力されるか、光源の数が指定される。「壁の明るさ設定」により、例えば壁の明るさの指標として「白っぽい」「やや濃い色」「濃い色」「ダーク」などの何れかが選択される。
「観察位置設定」の円の中心は印刷物の位置であり、ユーザは印刷物に対する観察位置(円の中の□)を設定する。なお、円の横軸は印刷物から見た観察位置の水平方向の角度、同縦軸は印刷物から観た観察位置の奥行方向の角度に対応する。また、「観察位置設定」の「開く」は、観察環境画像のデータファイルを指定するためのボタンである。
図8(b)は観察環境画像の一例であり、印刷物に位置(図8(a)の円の中心)にカメラを設置して、当該カメラの魚眼レンズを部屋の天井に向けて撮影した全方位画像である。図8(b)に示す全方位画像には、黒色の天井に配置された複数の光源が写り、周囲の壁がグレイ色に写っている。全方位画像の中心は印刷物に位置(図8(a)の円の中心)に一致し、全方位画像に示す軸の向きは図8(a)の円の軸の向きに一致する。このような全方位画像が観察環境画像として指定される。
観察条件(光源種類設定、色温度設定、照度設定、壁の明るさ設定、観察位置と印刷物の位置関係、観察環境画像)から正反射方向から印刷物に照射される光の明るさ(以下、正反射方向光源特性)が算出可能になる。同様に、正反射方向以外の方向から印刷物に照射される光の明るさ(以下、正反射方向以外の光源特性)が算出可能になる。
また、前述したように、印刷物の色の見えは、観察位置に対する正反射方向から印刷物に照射される光と、正反射方向以外から印刷物に照射される光が重要である。従って、観察条件取得部202は、これら二つの光の明るさそれぞれについて、例えば「明るい」「やや明るい」「中程度」「やや暗い」または「暗い」などの数段階からユーザが明るさの程度を選択する構成でもよい。勿論、印刷物の位置において、観察位置に対する正反射方向からの光を測定し、正反射方向以外からの光を測定した結果が入力されてもよい。
[画像処理]
図9のフローチャートにより画像処理装置100が実行する画像出力モードの選択処理を説明する。ユーザによって画像出力モードの選択が指示されと、観察条件取得部202は、観察条件を取得する(S801)。反射光算出部206は、観察条件から正反射方向光源特性Ls(XYZ値)と正反射方向以外の光源特性Ld(XYZ値)を算出する(S802)。
なお、印刷物に照射される光の明るさの程度が指定された場合や全光束ではなく光源の数が指定された場合など、直接、正反射方向光源特性Lsと正反射方向以外の光源特性Ldを算出することができない。そのような場合、反射光算出部206は、代表的な数値を用いて正反射方向光源特性Lsと正反射方向以外の光源特性Ldが算出する。
次に、反射光算出部206は、複数の画像出力モードから一つを選択し(S803)、選択した画像出力モードに対応する拡散反射特性Pdと鏡面反射特性Psを反射特性保持部205から取得する(S804)。そして、下式により、観察条件における印刷物の拡散反射光Odを算出する(S805)。
OdXm = LdX×PdXm;
OdYm = LdY×PdYm; …(1)
OdZm = LdZ×PdZm;
ここで、LdXLdYLdZは正反射方向以外の光源特性、
PdXmPdYmPdZmは画像出力モードmの拡散反射特性、
OdXmOdYmOdZmは観察条件と画像出力モードmにおける拡散反射光。
次に、反射光算出部206は、下式により、観察条件における印刷物の鏡面反射光Osを算出する(S806)。
OsXm = LsX×PsXm;
OsYm = LsY×PsYm; …(2)
OsZm = LsZ×PsZm;
ここで、LsXLsYLsZは正反射方向光源特性、
PsXmPsYmPsZmは画像出力モードmの鏡面反射特性、
OsXmOsYmOsZmは観察条件と画像出力モードmにおける鏡面反射光。
次に、反射光算出部206は、すべての画像出力モードについて拡散反射光Odと鏡面反射光Osを算出したか否かを判定する(S807)。そして、算出が未了の画像出力モードがあれば処理をステップS803に戻して、すべての画像出力モードについて拡散反射光Odと鏡面反射光Osを算出する。
すべての画像出力モードについて拡散反射光Odと鏡面反射光Osの算出が終了すると、出力モード選択部207は、下式により、各画像出力モードにおける色彩値Ot(拡散反射光Odと鏡面反射光Osの和)を算出する(S808)。
OtXm = OdXm + OsXm;
OtYm = OdYm + OsYm;
OtZm = OdZm + OsZm; …(3)
ここで、OtXmOtYmOtZmは画像出力モードmにおける色彩値。
次に、出力モード選択部207は、各画像出力モードの色彩値Otに基づき画像出力モードを選択する(S809)。ここでは、取得した観察条件において、黒色パッチがより低輝度に見える画像出力モードを選択することにする。言い替えれば、黒色パッチが最も暗く見える、色彩値の明度OtYが最小の画像出力モードが選択される。
図10により画像出力モードに対応する拡散反射特光Od、鏡面反射光Os、色彩値Otの関係を説明する。例えば、図10(a)は画像出力モードAの場合を示し、図10(b)は画像出力モードBの場合を示す。
正反射方向光源特性Ls(XYZ値)が比較的明るい場合、鏡面反射光Osが強くなり、鏡面反射率が高い特性を有する画像出力モードAの色彩値Otが大きくなる。色彩値Otが大きいと黒色パッチは明るく認識されるため、この場合は画像出力モードBが選択される。一方、正反射方向光源特性Ls(XYZ値)が暗い場合、鏡面反射光Osが減少するため、画像出力モードAの色彩値Otは減少する。従って、拡散反射率が低い特性を有する画像出力モードAが選択される。
このように、観察環境における印刷物の拡散反射光と鏡面反射光を画像出力モードごとに予測して、観察環境に適した画像出力モードを選択する。その結果、印刷方法が変更されて、観察環境において暗部の色をできるだけ暗く知覚させる印刷物が形成され、画像の暗部の色再現域が狭くなる問題を解決することができる。
上記では、最大濃度の画像データに対応する黒色パッチをより暗く知覚させる例を説明したが、他の画像データに対応するパッチにも適用することができる。例えば特定の色のパッチが観察環境において最も高彩度な色の見えになる印刷物を形成することも可能である。
例えば、CMYK=(0, 0, 255, 0)またはRGB=(255, 255, 0)の画像データに対応するイエローパッチについて、図6に示す印刷物反射特性の取得と図8に示す画像出力モードの選択を行う。ただし、色彩値の彩度OtC=√(OtX 2+OtZ 2)が最大の画像出力モードが選択される。なお、色彩値の彩度OtCの算出は次のように行う。予め黒色研磨硝子板等のCIEXYZ値(Xn, Yn, Zn)を保持しておく。そして、OtXOtYOtZとXnYnZnから、CIEXYZ値(Xn, Yn, Zn)をCIELAB値のOtLLOtaOtbに変換することで、彩度OtC=√(Ota 2+Otb 2)を算出する。こうすれば、観察環境においてイエローパッチが最も高彩度な色の見えになる画像出力モードが選択される。
以下、本発明にかかる実施例2の画像処理装置および画像処理方法を説明する。なお、実施例2において、実施例1と略同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する場合がある。実施例2では、観察環境においてユーザが所望する色が知覚される印刷物を形成する方法について説明する。
図11のブロック図により実施例2の画像処理装置100の処理構成例を示す。実施例2の画像処理装置100は、目標色彩値入力部211を備える。目標色彩値入力部211は、画像の目標色彩値を示すユーザ指示を入力し、目標色彩値を反射光算出部206と出力モード選択部207に出力する。
目標色彩値入力部211は、第一の目標色彩値として例えば各色8ビットのRGB値を入力する。例えば目標色彩値としてRGB=(0, 0, 0)が入力された場合、実施例1と同様に、黒色パッチが処理対象になる。反射光算出部206は、目標色彩値(RGB値)に対応する印刷物反射特性を反射特性保持部205から取得する。そして、観察条件取得部202が取得した観察条件に基づき、目標色彩値(RGB値)に対応する色の拡散反射光、鏡面反射光、色彩値を予測する。
実施例2の反射特性保持部205は、複数の色彩値(RGB値)に対応する印刷物反射特性を保持する。しかし、目標色彩値(RGB値)に対応する印刷物反射特性が保持されていない場合、反射光算出部206は、補間演算によって目標色彩値(RGB値)に対応する印刷物反射特性を算出する。
また、目標色彩値入力部211は、画像出力モードの決定に用いる第二の目標色彩値として、目標色彩値(RGB値)に対応する例えばXYZ値を入力する。出力モード選択部207は、目標色彩値(XYZ値)に対して、色差が最小になる画像出力モードを選択する。つまり、目標色彩値(XYZ値)と、反射光算出部206が予測した各画像出力モードの色彩値から色差を算出し、目標色彩値(XYZ値)との色差が最小になる画像出力モードを選択する。
このように、観察環境においてユーザが所望する色彩値の色が知覚されるになる印刷物を形成するための画像データを生成することができる。
[変形例]
光沢紙は、他の記録メディアに比べ、鏡面反射光が比較的強く、観察環境に対する色の見えの変動が大きいため、上記の各実施例の処理は、とくに光沢紙において有効である。
上記の各実施例においては、XYZ値を色彩値とする例を説明したが、Lab値やLuv値を色彩値として利用してもよい。また、反射特性と色彩値の代わりに、分光反射率と分光放射輝度などを用いてもよい。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の一以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける一以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、一以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
202 … 観察条件取得部、205 … 反射特性保持部、206 … 反射光算出部、208 … 画像処理部

Claims (16)

  1. 画像の観察環境を示す観察条件を取得する取得手段と、
    複数の画像出力モードそれぞれについて、画像の反射特性を保持する保持手段と、
    前記画像の反射特性に基づき、前記観察条件における前記画像の反射光を算出する算出手段と、
    前記反射光に基づき、前記複数の画像出力モードの一つを選択する選択手段と、
    前記観察環境に配置される画像を形成するための画像データを、前記選択された画像出力モードに応じて出力する出力手段とを有する画像処理装置。
  2. 前記保持手段は、前記反射特性として拡散反射特性と鏡面反射特性を保持する請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 前記算出手段は、前記画像の反射光として、前記拡散反射特性に基づき前記観察条件における前記画像の拡散反射光の色彩値を算出し、前記鏡面反射特性に基づき前記観察条件における前記画像の鏡面反射光の色彩値を算出する請求項2に記載された画像処理装置。
  4. 前記選択手段は、前記複数の画像出力モードそれぞれについて前記拡散反射光の色彩値と前記鏡面反射光の色彩値の和を算出し、前記色彩値の和が示す明るさが最小である画像出力モード、または、前記色彩値の和が示す彩度が最大である画像出力モードを選択する請求項3に記載された画像処理装置。
  5. 目標色彩値を入力する入力手段と、
    画像の観察環境を示す観察条件を取得する取得手段と、
    複数の画像出力モードそれぞれについて、複数の色彩値それぞれに対応する画像の反射特性を保持する保持手段と、
    前記目標色彩値に対応する画像の反射特性に基づき、前記観察条件における前記目標色彩値に対応する画像の反射光を算出する算出手段と、
    前記反射光と前記目標色彩値に基づき、前記複数の画像出力モードの一つを選択する選択手段と、
    前記観察環境に配置される画像を形成するための画像データを、前記選択された画像出力モードに応じて出力する出力手段とを有する画像処理装置。
  6. 前記選択手段は、前記複数の画像出力モードそれぞれについて前記反射光の色彩値と前記目標色彩値の色差を算出し、前記色差が最小である画像出力モードを選択する請求項5に記載された画像処理装置。
  7. 前記画像出力モードによって、記録媒体上に形成される画像の拡散反射特性および/または鏡面反射特性が変化する請求項1から請求項6の何れか一項に記載された画像処理装置。
  8. 前記観察条件は、少なくとも、前記観察環境に配置される画像の観察位置に対して正反射方向から前記画像に照射される光の明るさ、および、前記正反射方向以外の方向から前記画像に照射される光の明るさを示す請求項1から請求項7の何れか一項に記載された画像処理装置。
  9. 前記観察条件は、前記観察環境に配置される画像の観察位置に対して正反射方向から前記画像に照射される光の色彩値、および、前記正反射方向以外の方向から前記画像に照射される光の色彩値を算出するための情報を含む請求項1から請求項7の何れか一項に記載された画像処理装置。
  10. 前記出力手段は、前記画像データに画像処理を施すカラーマッチング手段、色分解手段、濃度補正手段、ハーフトーン処理手段を有し、
    前記カラーマッチング手段が用いるカラープロファイル、前記色分解手段が用いる色分解テーブル、前記濃度補正手段が用いる補正テーブル、前記ハーフトーン処理手段が用いるハーフトーンテーブルの少なくとも一つが前記選択された画像出力モードに応じて変化する請求項1から請求項9の何れか一項に記載された画像処理装置。
  11. 前記出力手段は、前記画像出力モードの選択に応じた画像形成条件で前記画像データを出力する請求項1から請求項9の何れか一項に記載された画像処理装置。
  12. さらに、前記出力手段が出力する画像データに基づき記録媒体に画像を形成する画像形成手段を有する請求項1から請求項11の何れか一項に記載された画像処理装置。
  13. 画像の観察環境を示す観察条件を取得し、
    複数の画像出力モードそれぞれについて、画像の反射特性を保持し、
    前記画像の反射特性に基づき、前記観察条件における前記画像の反射光を算出し、
    前記反射光に基づき、前記複数の画像出力モードの一つを選択し、
    前記観察環境に配置される画像を形成するための画像データを、前記選択された画像出力モードに応じて出力する画像処理方法。
  14. 目標色彩値を入力し、
    画像の観察環境を示す観察条件を取得し、
    複数の画像出力モードそれぞれについて、複数の色彩値それぞれに対応する画像の反射特性を保持し、
    前記目標色彩値に対応する画像の反射特性に基づき、前記観察条件における前記目標色彩値に対応する画像の反射光を算出し、
    前記反射光の色彩値と前記目標色彩値に基づき、前記複数の画像出力モードの一つを選択し、
    前記観察環境に配置される画像を形成するための画像データを、前記選択された画像出力モードに応じて出力する画像処理方法。
  15. コンピュータを請求項1から請求項12の何れか一項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載されたプログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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