JP2021044765A - 画像処理装置、画像出力装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像出力装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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裕司 今野
和田 聡
Satoshi Wada
聡 和田
矢澤 剛
Takeshi Yazawa
剛 矢澤
なおみ 山本
Naomi Yamamoto
なおみ 山本
慧 吉沢
Kei Yoshizawa
慧 吉沢
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Abstract

【課題】ユーザが記録物に照射される光の照度を把握していない場合でも、記録物が観察される観察環境に応じた適切な画像処理を行うこと【解決手段】画像処理装置100は、入力画像データを取得する画像データ取得部701と、画像処理情報を取得する情報取得部702および記録媒体特性取得部705と、複数の異なる照明条件に対応する夫々のパラメータを決定する画像処理条件決定部703と、夫々のパラメータに対応する夫々の出力画像データを生成する処理をする処理部708と、夫々の出力画像データの画像が配置された記録物をプリントするためのデータを画像出力装置111に出力する出力部709と、夫々のパラメータの中から画像処理パラメータを選択する選択部707と、画像処理パラメータに基づき本プリントに用いられる出力画像データを生成するプリント処理部704と、を有することを特徴とする。【選択図】図7

Description

本開示は、画像処理装置、画像出力装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
画像出力装置から出力される記録物は、入力画像データを画像処理して得られた出力画像データの画像を記録媒体にプリントすることで生成される。画像処理は、記録物が所定の観察環境で観察されることを前提として実行される。このため、その前提とは異なる観察環境では、観察者は記録物を望ましい色として観察できないことがある。
特許文献1には、複数のルックアップテーブルを予め保持し、観察環境に応じたルックアップテーブルを用いて画像処理をする方法が記載されている。特許文献2には、観察環境における画像の反射光を算出して、その反射光に応じた画像出力モードにより画像データを出力する方法が記載されている。
特開2012−044475号公報 特開2016−054356号公報
特許文献1および特許文献2に記載の方法は何れも、ユーザが指示する照明条件等の観察環境に関する情報に基づき、その観察環境に応じた画像処理をする方法である。このため、ユーザが観察環境の照明条件等の情報を適切に把握していないと、その観察環境に応じた画像処理が行われないことがある。
一方、入力画像データが有する輝度ダイナミックレンジを再現するため、記録物に補助照明を当てることにより、標準照明下におけるダイナミックレンジよりも高いダイナミックレンジを得ることができる。このとき、ユーザが記録物に照射される照度を把握できない場合には、最適な画像処理条件を選択することが難しい。画像処理条件が適切に設定されない場合には、階調飛びや黒潰れなどの画像弊害が生じる可能性がある。
本開示に係わる画像処理装置は、画像出力装置でのプリントに用いられる出力画像データを生成する画像処理装置であって、入力画像データを取得する第1取得手段と、前記入力画像データの輝度ダイナミックレンジ情報と、前記入力画像データの撮影時の情報と、記録媒体の特性情報と、を少なくとも含む画像処理情報を取得する第2取得手段と、前記画像処理情報に基づいて、複数の異なる照明条件に対応する夫々のパラメータを決定する決定手段と、前記夫々のパラメータに基づき、前記入力画像データに基づく所定の画像データに対して画像処理をして、前記夫々のパラメータに対応する夫々の出力画像データを生成する処理をする処理手段と、前記夫々の出力画像データの画像が配置されたインデックスプリント記録物をプリントするためのデータを前記画像出力装置に出力する出力手段と、前記インデックスプリント記録物に基づいて入力された情報に基づき、前記夫々のパラメータの中から画像処理パラメータを選択する選択手段と、前記画像処理パラメータに基づき前記入力画像データに対して画像処理をして、前記画像出力装置での本プリントに用いられる出力画像データを生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
本開示の技術によれば、ユーザが記録物に照射される照度等の観察環境に関する情報を把握していない場合でも、入力画像データが有する輝度ダイナミックレンジに近い輝度ダイナミックレンジを再現しつつ、階調飛びや黒潰れなどの画像弊害の発生を抑制した適切な画像処理を行うことができる。
補助照明を用いた観察環境の例を示す図。 画像処理のブロック図。 入力輝度ダイナミックレンジと出力輝度ダイナミックレンジの関係を示す図。 ガンマ処理の例を示す図。 画像出力装置のハードウェア構成を示す図。 画像処理装置のハードウェア構成を示す図。 画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 インデックスプリント記録物の例を示す図。 出力ガンマ特性を示す図。 画像処理の一例を示すフローチャート。 UI画面の例を示す図。 UI画面の例を示す図。 視野角毎の、明度および彩度の関係を表す図。 画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 UI画面の例を示す図。 画像処理の一例を示すフローチャート。 画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 入力画像および入力画像の輝度ヒストグラムの例を示す図。 インデックスプリント記録物の例を示す図。 画像処理の一例を示すフローチャート。 UI画面の例を示す図。 合成されたガンマカーブの例を示す図。 UI画面の例を示す図。
以下、実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態は本開示を限定するものではなく、また、実施形態において説明する構成の組み合わせのすべてが必須のものとは限らない。以下の実施形態では光の強さの単位にカンデラ(cd/m2)を用いているが、これに限らず、ルーメン(lm)やルクス(lx)でも問題無い。ここで実施形態の説明に先立って画像処理等の説明をする。
[記録物の観察環境]
図1は、記録物の観察環境を説明するための図である。部屋500の壁503にはインクジェットプリント装置によって記録された記録物504が飾られている。記録物504の観察環境は、天井501には照明502が設置されており、さらに記録物504を照らす補助照明505が取り付けられている環境である。図1の破線は補助照明505の光が記録物504に照射している様子を表している。
記録媒体に画像をプリントするための出力画像データを生成するための通常の画像処理は、観察者が記録物を標準照明下で適切に観察できるように行われる。インクジェットプリント装置を例にして説明すると、カラー画像をプリントするための出力画像データは、一般的に国際規格で定められたsRGBなどの色域に合致させる形で画像処理されている。
sRGBの色域はCRTでは輝度80cd/m2(色温度は5000K)で規定されている。従って、そのsRGBの色域に合致させてインクジェットプリント装置で記録された記録物は、輝度80cd/m2相当の光の環境下で観察されることが望ましい。以下、輝度80cd/m2、色温度5000Kの光を標準照明と呼ぶ。
このため、記録物を標準照明と大きくかけ離れた輝度または色温度を持つ照明下で観察すると所望の色味と異なる記録物として観察される。画像処理がされた出力画像データによって記録された記録物は、観察環境により、濃度および色の見た目が変化して観察されるということがある。
通常は、照明502が標準照明の役割を担うことから、補助照明505が無い照明条件の下では、通常の画像処理がされた出力画像データの画像がプリントされた記録物504は、所望の状態で観察される。しかし、例えば、図1のように、美術館または写真展が行われる部屋の観察環境は、照明502に加えて補助照明505を組み合わせた照明条件での環境であることがある。このような観察環境では、出力画像データを生成するためにその観察環境(照明条件)に応じた画像処理を行うことが、記録物を所望の色味として観察者に観察させるために有効である。
[画像処理の方法]
ここで、出力画像データを生成する際の一般的な画像処理について説明する。
図2は、カラー画像の入力画像データを用紙等の記録媒体にプリントするため画像処理の流れを示したものである。ここで、図2では装置300と装置306とが分かれて画像処理をする様子を示している。装置300は例えばホスト装置であり、装置306は例えばまたは画像処理部を有する画像出力装置(記録装置)である。画像処理を行う形態は図2の形態に限られるものではない。ホスト装置の画像処理部を画像出力装置に取り込んだ形態でもよいし、または画像出力装置の画像処理の機能をホスト装置に取りこみ、所謂、プリンタドライバーソフトによって画像出力装置を制御する形態でもよい。
まず、装置300において、3次元のLook Up Table(LUT)301を用いて、色空間変換前処理が行われる。色空間変換前処理では、R、G、B各色8ビットの輝度信号で表現されるデジタルカメラ等によって生成された入力画像データを、各色8ビットまたは10ビットのR′、G′、B′のデータに変換する処理が行われる。色空間変換前処理は、入力画像データのR、G、Bが表わす色空間と、装置306の画像出力部で再現可能な色空間との間の差を補正するために行われる。具体的には、色空間変換であるRGB→XYZ変換の後、XYZ→R′G′B′変換が行われて、入力画像データの持つ色域が装置306の画像出力部で表現可能な色域に変換される色域(Gamut)マッピング処理と呼ばれる処理が行われる。ここで、入力画像データが持つ輝度レンジ(XYZにおけるY成分)は、装置306の画像出力部が表現できる輝度レンジに変換される。
図3は、輝度ダイナミックレンジ(反射率)0〜200%の入力画像データを出力する場合の輝度変換の関係を示した図である。記録物が入力画像データの輝度レンジを十分表現できるのであれば、図3の破線3002に示す様に、入力輝度はリニアに出力輝度に変換される。しかしながら、非発光物である紙の記録媒体に記録された記録物が標準照明下で表現できる輝度レンジは一般的には入力輝度レンジよりも狭い。このため、入力輝度は、破線3002(理想的なリニアな変換)では無く実線3003の様に変換される。
そして、画像出力装置の色設計がsRGBの色空間であれば、輝度ダイナミックレンジ0〜80cd/m2を想定して行われている。従って、入力画像データが0〜80cd/m2の輝度レンジ以内、観察環境の照明照度が0〜80cd/m2の標準照明であれば基本的に入力輝度はリニアに出力輝度に変換される。
しかし、照度が80cd/m2を超えた輝度レンジの入力に対しては、図3の実線3003になるように輝度変換処理が行われ、画像出力装置で出力する記録媒体の輝度ダイナミックレンジ内に収められる。一般的に非発光体である記録媒体(紙)に出力する場合は、反射率の最大値は100%となる。sRGBの場合、記録媒体の白地の輝度は80cd/m2と規定しているため、輝度80cd/m2は反射率100%に相当している。そのため、0〜200%のダイナミックレンジを持った入力画像データは図の破線3002の様には変換されず、実線3003のように変換される。
ここで、18%グレーの反射率は、人間の肌色の反射率に近く、出力輝度としても維持するため図のような実線3003を用いることが一般的である。但し、カーブの形状は設計者の意図によって変えることは可能である。
また、出力γ特性は、記録媒体の上にインクが着弾・浸透した際のドットのにじみやドットゲインによって非線形性が発生するため、これらの特性を加味したガンマカーブとなる。
このように輝度変換が実施される色空間変換前処理が施されたR′、G′、B′各色のデータは、装置306に送信される。装置306は、この色空間前変換処理を施されたR′、G′、B′各色のデータを、3次元LUT302を用いて、K、C、M、Yの各色10ビットのデータに変換する色変換処理を行う。この色変換処理は、輝度信号で表現される入力系のRGB系画像データを、装置306の画像出力部(例えば、インクジェットプリント装置)で用いるK、C、M、Y各インクの画像データに色変換するものである。
次に、色変換処理が施されたK、C、M、Yの各色10ビットのデータに対して、それぞれの色に対応した1次元LUT303を用いて、出力γ補正処理を行う。通常、記録媒体の単位面積当たりに付与されるインク滴(ドット)の数と、記録された画像を測定して得られる反射濃度などの記録特性との関係は、線形関係にはならない。そのため、K、C、M、Yの各10ビットの入力階調レベルと、それによって記録される画像の濃度レベルが線形関係となるように、4色それぞれの入力階調レベルを補正する必要がある。従って、γの値は記録媒体やインクの特性によって変わることがある。
以下に、出力γ処理について説明する。図4は出力γ処理で使用されるガンマカーブ(S字γ)の一例を示したものである。γ処理の目的は、入力画像を画像出力装置で出力する場合、記録物にプリントされた画像を、入力画像に忠実に再現するためである。一般的に、画像出力装置で入力データをそのまま出力(リニア処理)しても、記録媒体の特性およびインクの特性によって、出力画像は入力画像と線形の関係にはならない。そのため、事前に使用する記録媒体およびインクの特性を測定し、入力画像と出力画像がより線形な関係になるように画像処理して出力画像データを生成するためのガンマカーブの設計が必要となる。
その後、ディザ又はED(誤差拡散処理)304のような2値化処理を用いて量子化処理を行いK、C、M、Y各色10ビットのデータが、インクの吐出または非吐出を示す、各色1ビットの2値データに変換される。
画像処理の対象となる入力画像データは、JPEGなどの一般的な画像データである、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色8ビット、256階調をもつ画像データ(輝度データ)である。入力された画像データ(入力画像データ)は、最終的にブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)それぞれのインク滴の吐出の有無を示す1ビットのビットイメージデータとして処理されて出力される。
<第1の実施形態>
本実施形態の説明に先立ち、本実施形態の概要を説明する。前述したとおり出力画像データを生成するための画像処理は、記録物がある照明条件に適した画像処理のパラメータ(以下、単にパラメータと記す)を用いて処理される。つまり、画像処理に使用されたパラメータは、ある照明条件に基づき設定されており、その想定された照明条件とは異なる照明条件では、その記録物は観察者にとって望ましい色に見られないことがある。例えば、想定した照明条件とは異なる別の照明条件下では、記録物は階調飛びや黒潰れが観察される虞がある。また、ユーザは記録物を観察する照度等の照明条件に関する情報を有していないため、観察環境に適したパラメータを画像処理装置に指示できないことがある。
このため、複数のパラメータで画像処理した出力画像データを観察時の画像サイズでプリントして、プリントされた複数の記録物をユーザが観察環境で観察して、観察環境に適したパラメータを選択する方法が考えられる。しかしながら、この方法では複数の記録物が生成されるため、プリントのための時間および費用が発生する。さらにユーザが複数の記録物を同一照明条件下で観察することは、観察時の大きな視線移動距離が発生するためユーザの手間が大きくなる。
本実施形態では、画像処理装置は、異なる複数のパラメータに基づき入力画像データに対して画像処理をして、複数のパラメータに応じた夫々の出力画像データの画像をインデックスプリントするための処理をする。そして、ユーザがインデックスプリントされた記録物を観察環境で観察して観察環境に適した画像を指示することで、画像処理装置が観察環境に適したパラメータを選択する方法について説明する。
[画像出力装置のハードウェア構成]
図5は、画像出力装置111のハードウェアの構成例を示す図である。本実施形態の画像出力装置は、インクジェットプリント装置であるものとして説明をするが、画像出力装置の記録方式および構成は任意のものでよい。画像出力装置111は、制御部20、インターフェース21、操作パネル22、キャリッジモータ23、搬送モータ24、記録ヘッド25、およびドライバ26、27を有する。
制御部20は、マイクロプロセッサ等のCPU20a、メモリとしてROM20cおよびRAM20bを有する。ROM20cは、CPU20aの制御プログラムおよびプリント動作に必要なパラメータなどの各種データを格納する。RAM20bは、CPU20aのワークエリアとして使用されると共に、後述する画像処理装置100から送信された、出力画像データおよびプリントデータなどの各種データの一時保管等を行う。
制御部20は、インターフェース21を介して画像処理装置100との間で画像データの記録(プリント)するために用いられるデータおよびパラメータを入出力する処理を行う。また、制御部20は、操作パネル22から例えば文字ピッチ、文字種類等の各種情報の入力を受け付ける。
制御部20はインターフェース21を介してキャリッジモータ23および搬送モータ24を駆動させるためのON、OFF信号をドライバ26から出力させるための制御をする。制御部20は、記録ヘッド25からインクを吐出するための吐出信号をドライバ27から出力させて記録ヘッド25の駆動を制御する。各処理は、制御部20がROM20cに記憶されたプログラムをRAM20b展開し実行することにより行われる。
ドライバ26は、制御部20からの指示に従ってキャリッジ駆動用のキャリッジモータ23または搬送ローラ駆動用の搬送モータ24を駆動させる。ドライバ27は、制御部20からの指示に従って記録ヘッド25を駆動させる。なお、画像出力装置は、画像読取装置を備える装置であってもよい。
[画像処理装置のハードウェア構成]
図6は、入力画像データに対して画像処理をして出力画像データを生成する画像処理装置100のハードウェアの構成例を示す図である。画像処理装置100は、入力部101、表示部102、記憶部103、CPU104、ROM105、RAM106、通信部107、出力部108、およびシステムバス109を有する。
CPU104は、RAM106をワークメモリとして、ROM105または記憶部103に格納されたOSや各種プログラムを実行し、システムバス109を介して画像処理装置100を制御する。
入力部101は、USBなどのシリアルバスインタフェイスであり、キーボードおよびマウスの入力デバイス、メモリカードリーダ、デジタルカメラやスキャナなどの画像入力デバイスが接続される。また、表示部102はモニタである。
CPU104は、入力部101を介してユーザからの指示および画像データなどを取得する。そして、CPU104は、表示部102にグラフィックユーザインタフェイス(GUI)画面(以下、UI画面と記す)、または処理経過もしくは結果を表示させる表示制御部としても機能する。なお、UI画面を他の装置の表示部に表示させるように制御してもよい。
記憶部103は、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などの記録媒体であり、各種プログラムや様々なデータを格納する。記憶部103が格納するプログラムには、後述する画像処理を実現するためのプログラムが含まれる。
通信部107は、Ethernet(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、P2Pなどの有線または無線のネットワーク110に接続するためのネットワークインタフェイスである。出力部108は、USBなどのシリアルバスインタフェイスであり、シリアルバスに接続された画像出力装置111またはメモリカードライタ(不図示)に画像データを出力する。
CPU104は、通信部107を経由してネットワーク110上のサーバ装置または他のコンピュータ機器と通信を行う。CPU104は、ネットワーク110上のサーバ装置または他のコンピュータ機器などから様々なプログラムまたはデータを受け取って処理を実行し、処理結果であるデータをネットワーク110上のサーバ装置や他のコンピュータ機器に提供することができる。なお、CPU104が通信部107を介して通信が可能なコンピュータ機器には画像出力装置111も含まれ、通信部107を介して画像出力装置111に出力画像データおよびプリントデータを出力することができる。
画像処理装置100は、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどのコンピュータ機器に後述する画像処理を実現するための機能を備えることで実現される。画像処理装置100としてタブレットやスマートフォンが利用される場合、入力部101と表示部102は積層されてタッチパネルとして構成されてもよい。
なお、本実施形態では画像処理装置100と画像出力装置111とが別の装置として構成されているものとして説明するが、画像処理装置100を備えた画像出力装置111であってもよい。その場合、画像処理装置100は、図6の全ての構成を有している必要な無い。例えば、入力部101または表示部102など、画像出力装置111においても同様の機能を有する構成については無くてもよい。
[画像処理装置の機能構成]
図7は画像処理装置100の機能構成の例を示す図である。画像処理装置100は、画像データ取得部701、情報取得部702、記録媒体特性取得部705、画像処理条件決定部703、選択部707、インデックスプリント処理部706、およびプリント処理部704を有する。画像処理装置100は、取得された入力画像データを画像出力装置111でプリントするために、入力画像データを出力画像データに変換する画像処理を行う装置である。
画像データ取得部701は、デジタルカメラなどによって撮影された画像の画像データを取得する。記録媒体特性取得部705は、ユーザの入力またはセンサ等の情報等によって選択された記録媒体の種別に基づき、データベースからその記録媒体の特性情報を取得する。
情報取得部702は、画像データ取得部701によって取得された入力画像データを解析して、入力画像データの輝度ダイナミックレンジ情報、および入力画像データの露出情報(露出補正値)など撮影時の情報を取得する。また、情報取得部702は、ユーザがUI画面を介して指示した情報を取得する。記録媒体の特性情報、輝度ダイナミックレンジ情報、および撮影時の情報を少なくとも含む情報をまとめて画像処理情報とよぶ。
画像処理条件決定部703は、複数のパラメータを決定する。後述するように、観察環境で観察される記録物をプリント(本プリント)するための出力画像データが生成される。本プリントのための出力画像データを生成するために、入力画像に対して画像処理をするための画像処理パラメータが選択される。画像処理条件決定部703が決定する複数のパラメータは、画像処理パラメータを選択するための候補となるパラメータである。詳細は後述する。
インデックスプリント処理部706は、出力画像データをインデックスプリントするための処理をする。インデックスプリント処理部706の処理部708は、画像処理条件決定部703が決定した複数のパラメータに基づいて、入力画像データに対して画像処理を行う。画像処理が行われた結果、夫々のパラメータに対応する出力画像データがそれぞれ生成される。処理部708は、生成された複数の出力画像データをインデックスプリントするため、記録媒体の1ページ内に収まるようレイアウトして、画像出力装置111でインデックスプリントするためのプリントデータを生成する。また、処理部708は、夫々の画像を識別するための符号等の情報を画像の近傍にプリントされるようにプリントデータを生成する。インデックスプリント処理部706の出力部709は、生成されたプリントデータを画像出力装置111に出力する。
図8は、インデックスプリント処理部706によって生成されたプリントデータをプリントすることによって得られた記録物(インデックスプリント記録物)の例である。図8のインデックスプリント記録物についての説明は後述する。
選択部707は、ユーザの指示に基づき、画像処理条件決定部703が決定した複数のパラメータの中から、本プリントのための画像処理パラメータを選択する。
プリント処理部(生成部)は、選択部707が選択したパラメータに基づき入力画像に対して画像処理を行い、実際に観察環境で観察される記録物をプリントするための出力画像データを生成する処理を行う。この実際に観察環境で観察される記録物をプリントすることを本プリントとよぶ。
図7の各部の機能は、画像処理装置100のCPU104がROM105に記憶されているプログラムコードをRAM106に展開し実行することにより実現される。または、図7の各部の一部または全部の機能をASICまたは電子回路等のハードウェアで実現してもよい。
[複数のパラメータの決定について]
ここで、画像処理条件決定部703による複数のパラメータの決定について説明する。
図9は、入出力の輝度特性を補正するための出力ガンマ補正処理に用いる出力ガンマ特性の例を示す図である。図9では、9つの照明条件に対応する出力ガンマ特性(ガンマカーブ)の例を示している。本実施形態では、パラメータをガンマカーブで表して説明する。
例えば、観察環境における照明の照度を、暗い場合がsRGBの標準照度である80cd/m2、明るい場合が400cd/m2であると想定する。そして、その間の区間を40cd/m2毎に区切り、80、120、160、200、240、280、320、360、400cd/m2の9水準の照明条件を設定する。そして9水準のそれぞれの照明条件に適した出力ガンマカーブ901〜909(以下、単にガンマカーブ901〜909と記す)が決定される。
入力画像データの輝度ダイナミックレンジ(入力輝度ダイナミックレンジ)が240cd/m2であり、観察環境の照明照度も240cd/m2である場合は、出力ガンマ特性はリニアであることが好ましい。つまり、図9の複数のガンマカーブ901〜909のうち、ガンマカーブ905に基づき画像処理して出力画像データを生成するのが好ましい。ガンマカーブ905はリニアカーブ905ともいう。
一方、観察者が観察する照明の照度が、例えば80〜200cd/m2のように240cd/m2よりも暗い場合、リニア特性では全体的に暗い画像となってしまう。このため、リニアカーブ905に対して上に凸のガンマカーブ906〜909に基づき画像処理を行うことにより、リニアカーブ905を用いて画像処理をするより観察環境に適した出力画像データが得られる。
ユーザが観察する照明の照度が例えば280〜400cd/m2のように240cd/m2よりも明るい場合、リニア特性では全体的に明るすぎる画像となってしまう。このため、リニアカーブ905に対して下に凸のガンマカーブ901〜904に基づき画像処理を行うことにより、リニアカーブ905を用いて画像処理をすることによりも観察環境に適した出力画像データが得られる。
画像処理条件決定部703は、複数の照明条件に応じたパラメータをそれぞれ決定する。本実施形態では、9つのガンマカーブ901〜909が決定される。即ち、9つの水準の照明条件のそれぞれに適した複数のパラメータが決定される。なお説明した照明条件は一例であり照明条件は9つに限るものではない。想定される観察環境の照明の明るさをカバーできるパラメータが決定できればよい。
照明条件に応じた複数のパラメータは、情報取得部702が取得する、入力画像の輝度ダイナミックレンジ、撮影時の情報、および記録媒体特性取得部705が取得する記録媒体の特性も考慮されて決定される。例えば、記録媒体の紙白での輝度値が低くなるにつれて、ガンマカーブの全体の傾きが小さくなるように、照明条件に対応する複数のガンマカーブ901〜909が決定される。また、例えば、露出補正値として負の値、つまりアンダー露出の画像データの場合、露出補正値の絶対値が大きくなるにつれて、ガンマカーブの全体の傾きが小さくなるように、照明条件に対応する複数のガンマカーブ901〜909が決定される。
図8は、A4サイズの記録媒体に、3×3=9種類のパラメータ(ガンマカーブ)で画像処理が行われた夫々の出力画像データの画像がレイアウトされたインデックスプリント記録物の例である。図8の記録物の各画像の近傍には、その画像を特定する情報として番号が付されている。ここで、近傍とは、画像の近くでもよいし、画像の上に重なるよう番号が表示されてもよい。
ユーザは、図8の記録物を実際の観察環境で観察して、観察環境に適している画像の番号を後述するUI画面を介して画像処理装置100に指示することができる。本実施形態では、観察環境は、天井から照射される標準照明と、記録物の輝度ダイナミックレンジを広げるために記録物に補助照明を照射する環境であることを前提として説明する。つまり、本実施形態においてユーザが観察環境に適している画像として選択する画像は、標準照明と補助照明との両方の照明が照射された場合でも、明部の階調飛びや潰れおよび暗部の黒浮きが生じない階調性および発色性が好ましい画像である。
ユーザが、その観察環境に適した画像を選択してUI画面を介して指示することにより、画像処理装置100はその観察環境に適したパラメータを選択することができる。このため、このためユーザが観察環境の照明条件等の詳細を知らない場合であっても、その観察環境に適したパラメータにより画像処理を行うことができる。
[インデックスプリント処理について]
図10は、本実施形態における一連の画像処理を説明するためのフローチャートである。図10のフローチャートで示される一連の処理は、画像処理装置100のCPUがROMに記憶されているプログラムコードをRAMに展開し実行することによって行われる。また、図10におけるステップの一部または全部の機能をASICや電子回路等のハードウェアで実現してもよい。なお、各処理の説明における記号「S」は、当該フローチャートにおけるステップであることを意味し、以後のフローチャートにおいても同様とする。
S1001において画像データ取得部701は、入力画像データを取得する。また、情報取得部702は、入力画像データの画像が撮影された時の情報を取得する。
S1002において情報取得部702は、観察環境に本プリントされた記録物に対して補助照明が使用されるかを示す情報を取得する。図11は、ユーザが補助照明のONかOFFかを指定するため、CPU104が表示部102に表示するUI画面の例である。情報取得部702は、UI画面を介してユーザが指定した補助照明がONかOFFかを示す情報を取得する。
S1003では、補助照明の電源がONであるか判定される。補助照明の電源がONである場合(S1003がYES)、S1004において情報取得部702は、S1002で取得された入力画像データ(RAWデータ)の情報を解析する。ガンマカーブを決定するために必要な情報としては「輝度ダイナミックレンジ」と「撮影時の露出(露出補正値)」であることから解析によってこれらの記録媒体特性以外の画像処理情報が取得される。
S1005において記録媒体特性取得部705は、プリントに使用される記録媒体の特性を取得する。記録媒体特性取得部705は、例えば、ガンマカーブを決定するために必要な情報である紙白での輝度値を取得する。
S1006において画像処理条件決定部703は、画像処理情報に基づき、複数の照明条件に対応する複数のガンマカーブを決定する。
S1007においてインデックスプリント処理部706は、S1005において決定された夫々のガンマカーブを用いて入力画像データに対して画像処理を行う。さらにS1008においてインデックスプリント処理部706は、生成された夫々の出力画像データをインデックスプリントするため配置し、プリントデータを生成する。インデックスプリントをするためのプリントデータは画像出力装置111に送信され、図8のような異なるパラメータで画像処理された画像が配置されたインデックスプリント記録物が、画像出力装置111でプリントされる。
S1009において選択部707はインデックスプリント記録物の画像のうちユーザが選択した画像を特定する。選択部707は、特定された画像が画像処理されたときに用いられたガンマカーブを、本プリント時のガンマカーブとして選択する。
図12は、インデックスプリント記録物の画像のうちの1つの画像をユーザが指定するためのUI画面の例である。例えば、ユーザは、図8の記録物を観察環境下で観察したとき、「4」の画像がその観察環境に適していると判断したとする。この場合、図12に示すようにユーザはUI画面で「4」を選択することで、選択部707はユーザが選択した画像の情報を取得して、ユーザが選択した画像を特定することができる。なお、UI画面を介して画像を指定するユーザと、画像を観察するユーザとは、異なるユーザでもよい。
S1010においてプリント処理部704は、S1009で選択されたガンマカーブに基づき、入力画像データに対して画像処理を行う。画像処理されて得られた出力画像データは画像出力装置111に送られて、画像出力装置111においてその出力画像データを記録媒体にプリントする本プリントが行われる。または、インデックスプリントするための出力画像データのうち、ユーザが選択した画像の出力画像データを、本プリントするためのデータとして用いられてもよい。
一方、補助照明の電源がONでないと判定された場合(S1003がNO)、S1011においてプリント処理部704は、通常のパラメータで入力画像データに対して画像処理をする。そして出力画像データは画像出力装置111に送信される。
以上説明したように本実施形態によれば、ユーザが観察環境の照明条件が分からない場合でも、ユーザが観察環境に適した画像を指定することにより、照明条件に適したパラメータを選択することができる。このため、階調飛びおよび潰れが抑制された観察環境に適した記録物をプリントするための出力画像データを画像出力装置に提供することが可能となる。よって、例えば、デジタルカメラで撮影された画像の入力画像データの輝度ダイナミックレンジと同等の輝度ダイナミックレンジを、照明を当てることを前提とした記録物において再現することが可能となる。
なお、ユーザは、観察環境の照明条件を適切に把握していない場合でも、S1008によって生成されたデータに基づくインデックス記録物を観察環境で観察することにより、観察環境に適した画像を画像処理装置100に指示できる。このため、ユーザが観察環境に補助照明が使用されているか知らない場合でも本実施形態の適用は可能である。つまり、図10のフローチャートのうちS1002〜S1003のステップは無くてもよい。
インデックスプリントするために画像処理される画像データと、本プリントするための入力画像データは違うデータでもよい。例えば、インデックスプリントするための画像データは、ユーザが明部の階調飛び及び潰れ、暗部の黒浮きが生じないか確認しやすいようなサンプル画像のデータであってもよい。
<第2の実施形態>
観察者が記録物の画像を観察すると、観察者はその記録物の画像サイズによって、明度、彩度が異なって見えるという現象がある。このため、本実施形態は、インデックスプリント記録物に基づき選択されたパラメータを、本プリント時の記録物のサイズに合わせて修正する形態について説明する。本実施形態については、第1の実施形態からの差分を中心に説明する。特に明記しない部分については第1の実施形態と同じ構成および処理である。
人間が画像を観察する際に、その画像サイズによって、明度、彩度が異なって見える現象が次の参考文献において報告がされている。本文献によれば、観察される画像サイズが大きいほど、人間は明度・彩度を高く感じることが報告されている(2.6.2 Size Effect Predictions Based on CIECAM02)。
(参考文献)
M.R.Luo University of Leeds,UK
C.Lo Liaoning University of Science and Technology,China
「Advanced Color Image Processing and Analysis」
Springer Science+Business Media New York 2013
国際照明委員会 (CIE)から提唱された色の見えモデルであるCIECAM02では、人間の視野角θが2°を基準に色の見えを、明度J、彩度C、色相Hとして定義づけられている。視野角θの変化に応じて、明度Jと彩度Cがどのように変化するかが被験者実験を基にモデル化されている。そのモデル式は次の通りである。
J”=100+Kj×(J−100) (1−1)
C”=Kc×C (1−2)
H”=H (1−3)
Kj=−0.007θ+1.1014 (1−4)
Kc=0.008θ+0.94 (1−5)
図13(a)は、(1−1)式から(1−5)式を基に、視野角θが25°、35°、45°のそれぞれの場合の明度J”の、明度Jに対する変化を示すグラフである。同様に図13(b)は、視野角θが25°、35°、45°のそれぞれの場合の彩度C”の、彩度Cに対する変化をグラフ化したものである。
図13(a)では、明度Jが低い暗部領域において視野角が大きくなると明度J”が高くなっている。即ち、観察する画像サイズが大きくなると、観察者は明度を高く感じる傾向があることを示している。図13(b)では、彩度Cが高い高彩度領域において視野角が大きくなると彩度C”が高くなっている。即ち、観察する画像サイズが大きくなると、観察者は彩度を高く感じる傾向があることを示している。
インデックスプリント記録物は、例えばA4サイズに3×3=9種類の画像を並べて配置して生成される。一方、本プリントにおいては、例えばA1またはB0サイズのように、インデックスプリント記録物の画像サイズよりも大きいサイズでプリントされる。このため、インデックスプリント記録物に配置されている小サイズでの画像では観察環境に適していたパラメータに基づき本プリントのための画像処理を行うと、本プリントの記録物では、観察者は明度・彩度も明るく感じることがある。つまり、インデックスプリント記録物に基づき選択されたパラメータは、本プリントに適したパラメータではない可能性がある。
そこで、本実施形態では、インデックスプリント記録物に基づき選択されたパラメータを、モデル式(1−1)から(1−5)に基づき、本プリント時の画像サイズに合わせてパラメータに修正する。つまり、画像サイズによる人間が感じる明度・彩度の見えの違いをパラメータに反映させる。その修正されたパラメータに基づき本プリントのための画像処理を実施する。
図14は、本実施形態における画像処理装置100の機能構成を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の処理ブロックについては同じ番号を付して説明を省略する。本実施形態の画像処理装置100は、画像サイズ取得部1401を有する。またプリント処理部は修正部1402を有する。
画像サイズ取得部1401は、UI画面を介してユーザが指定したインデックスプリント記録物の画像サイズおよび本プリントにおける記録物のサイズ情報を取得する。画像サイズ取得部1401が取得した画像サイズの情報は、インデックスプリント処理部706、プリント処理部704、および画像処理条件決定部703に入力される。
図15は、CPU104が表示部102に表示する、ユーザが画像サイズを指定するためのUI画面の例である。ユーザは、インデックスプリント時の画像のサイズと本プリント時の画像サイズ(記録媒体のサイズ)とをUI画面のプルダウンメニューから選択することができる。選択されるサイズは例えば、インデックスプリントの場合、3×2.5cm、4×3cm、または6×4.5cmのいずれかのサイズである。本プリントの場合、例えば、Lサイズ、A4、A3、またはA2のいずれかのサイズである。
本実施形態では、UI画面からユーザが画像サイズを入力するが、他にも例えば、画像サイズ取得部1401は、TIFF画像等の画像データに付加された画像サイズ情報、または入力解像度情報に基づき画像サイズを取得してもよい。
修正部1402は、取得された画像サイズの情報に基づき、選択部707によって選択されたパラメータを修正する。
図16は、本実施形態の画像処理装置による一連の画像処理を説明するためのフローチャートである。S1601〜S1609の処理は、S1001〜S1009の処理と同一であるため説明を省略する。
S1610において画像サイズ取得部1401は、UI画面を介してユーザが指定した、インデックスプリント時の各画像のサイズと、本プリント時の画像サイズと、を取得する。
S1611においてプリント処理部704は、S1609で選択部707によって選択されたパラメータを、S1610において取得された画像サイズに応じて修正する。
パラメータの修正方法は、選択部707によって選択されたパラメータに対して、式(1−1)から式(1−5)に基づいて、本プリントで出力する画像サイズに対応する明度、彩度となるようなパラメータに変換するための演算処理を行う。なお、修正方法は他にも、予め、インデックスプリント時の画像サイズと本プリント時の画像サイズの組み合わせについてモデル式による演算を行ったパラメータを記憶させておく。そして、プリント処理部704は、その記憶されているパラメータの中から本プリントのサイズに適したパラメータを抽出してもよい。
S1612においてプリント処理部704は、S1611において修正されたパラメータに基づき、入力画像データに対して画像処理して、その結果である出力画像データを画像出力装置111に出力する。S1613の処理はS1011の処理と同一であるため説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、インデックスプリント時と本プリント時の画像サイズの違いから生じる明度・彩度の見えの違いが反映されるようにパラメータを修正することができる。このため観察環境下での記録物の階調飛びや潰れを抑制させることができ、観察環境に適した記録物をプリントするための出力画像データを画像出力装置に提供することが可能となる。
<第3の実施形態>
記録物は、暗部領域での潰れおよび明部領域での飛びのように画像の暗部領域と明部領域とで観察時の問題が起きやすい。このため本実施形態では、入力画像データから暗部領域と明部領域との部分画像を生成する。そして、それぞれの部分画像について照明条件の異なるパラメータによって画像処理をして、明部領域と暗部領域のそれぞれの領域に適したパラメータを決定する方法を説明する。本実施形態については、第1の実施形態からの差分を中心に説明する。特に明記しない部分については第1の実施形態と同じ構成および処理である。
図17は、本実施形態における画像処理装置100の機能構成を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の処理ブロックについては同じ番号を付して説明を省略する。
明暗部領域抽出部1701は、画像データ取得部701が取得した入力画像の明部と暗部の領域を抽出する。合成部1702は、選択部707が選択したパラメータを合成する処理をする。
図18(a)は入力画像の一例を示す図である。また図18(b)は、入力画像の輝度を解析した結果を示す輝度ヒストグラムの例である。輝度ヒストグラム4104において、横軸の「明部」における縦軸の値は、入力画像4101全体の明部の画素数を示しており、横軸の「暗部」における縦軸の値は、入力画像4101全体の暗部の画素数を示している。明暗部領域抽出部1701は、輝度ヒストグラム4104に基づき、入力画像4101の中の「明部」「暗部」の画素を多く含む領域を抽出する。明部領域4102は明暗部領域抽出部1701によって明部の画素を多く含む領域として抽出された領域であり、暗部領域4103は明暗部領域抽出部1701によって暗部の画素を多く含む領域として抽出された領域を示している。
また、本実施形態のインデックスプリント処理部706は、明部領域4102を示す部分画像の画像データ(第1画像データ)と暗部領域4103を示す部分画像の画像データ(第2画像データ)とを取得する。
インデックスプリント処理部706は、第1画像データに対して画像処理条件決定部703が決定した夫々のパラメータに基づいて画像処理を行う。そしてインデックスプリントするための処理を行う。図19(a)は第1画像データに対してインデックスプリント処理部706が処理して得られたプリントデータを、画像出力装置111で出力した記録物の例である。インデックスプリント処理部706は、第2画像データに対しても画像処理条件決定部703が決定した夫々のパラメータに基づいて画像処理を行い、インデックスプリントするための処理を行う。図19(b)は第2画像データに対してインデックスプリント処理部706が処理して得られたプリントデータを、画像出力装置111で出力した記録物の例である。
図20は、本実施形態の画像処理装置100による、一連の画像処理を説明するためのフローチャートである。S2001〜S2006の処理は、S1001〜S1006の処理と同一であるため説明を省略する。
S2007において明暗部領域抽出部1701は、取得された入力画像データから、その入力画像の明部領域と暗部領域とを抽出する。
S2008においてインデックスプリント処理部706は、明部領域の画像データと暗部領域の画像データと、に対して、S2006において画像処理条件決定部703が決定した夫々のパラメータを用いて画像処理を行う。
S2009においてインデックスプリント処理部706は、生成された明部領域の夫々の出力画像データをインデックスプリントするため配置し、プリントデータを生成する。また、インデックスプリント処理部706は、生成された暗部領域の夫々の出力画像データをインデックスプリントするため配置し、プリントデータを生成する。
夫々のプリントデータは画像出力装置111に送信される。そして、図19(a)のように明部領域に対して異なるパラメータで画像処理された画像が配置されたインデックスプリント記録物がプリントされる。また、図19(b)のように暗部領域に対して異なるパラメータで画像処理された画像が配置されたインデックスプリント記録物がプリントされる。
S2010において選択部707は、UI画面を介して入力されたユーザの指示に基づき明部領域のパラメータを選択する。
図21は、CPU104が表示部102に表示する、ユーザが観察環境に適している画像を指定するためのUI画面の例である。図19のようにインデックスプリント記録物は、明部領域と暗部領域とのそれぞれの画像と共に、それぞれの画像を特定する番号が付されるようにプリントデータが生成されている。ユーザは、図19(a)の明部領域のインデックスプリント記録物と、図19(b)の暗部領域のインデックスプリント記録物とをそれぞれ観察環境下で観察する。そして、ユーザは、それぞれのインデックスプリント記録物における観察環境に適した画像を、UI画面の番号を選択することで指定することができる。例えば、図19(a)の記録物を観察環境下で観察したとき、「7」の画像が観察環境に適しているとユーザが判断したとする。また、図19(b)の記録物を観察環境下で観察したとき、「3」の画像が観察環境に適しているとユーザが判断したとする。この場合、図21に示すように、ユーザはUI画面上で明部領域は「7」を選択し、暗部領域は「3」を選択する。画像処理装置100はUI画面によってユーザが選択した画像がどの画像であるかを取得することができる。
ユーザが明部領域に適していると選択した「7」の画像を画像処理する際に用いられたガンマカーブはガンマカーブ903である。ガンマカーブ903は、図9の下に凸のガンマカーブのうち3番目に暗い設定とするガンマカーブである。選択部707は、ガンマカーブ903を明部領域のパラメータとして取得する。このように、ユーザの選択により明部領域に適しているパラメータを選択することができる。
S2011において選択部707は、UI画面を介して入力されたユーザの指示に基づき暗部領域のパラメータを選択する。
例えば、暗部領域の画像のうち、ユーザがUI画面を介して選択した画像は図19(b)の「3」の画像であるとする。また、「3」の画像を画像処理する際に用いられたガンマカーブはガンマカーブ907であるとする。ガンマカーブ907は、図9の上に凸のガンマカーブのうち3番目に明るい設定とするガンマカーブである。選択部707は、ガンマカーブ907を暗部領域のパラメータとして取得する。このように、ユーザの選択により暗部領域に適しているパラメータを選択することができる。なお、S2010とS2011の順番は逆でもよいし並行して処理されてもよい。
S2012において合成部1702は、選択されたパラメータを合成する。本実施形態では、選択された、明部領域に適したガンマカーブと暗部領域に適したガンマカーブとを合成して、新たなガンマカーブを生成する。
例えば、選択部707は、明部領域についてはガンマカーブ903、暗部領域についてはガンマカーブ907を選択しているものとする。合成部1702は、この2つのガンマカーブを合成して、図22に示すような新たなガンマカーブ2202を作成する。ガンマカーブ2202は、暗部についてはガンマカーブ907の特徴が反映されて上に凸であり、明部についてはガンマカーブ903の特徴が反映された下に凸になるようなガンマカーブ2202が合成によって新たに生成される。ガンマカーブを合成することにより、暗部では明るい設定となり、明部は暗い設定となるようなガンマカーブによって画像処理をすることができる。
ガンマカーブの合成方法については、明部領域、暗部領域における各ガンマカーブの座標からスプライン補間等で求める方法等があるが限定されない。または、あらかじめ9種類のガンマカーブの全ての組み合わせである81種類(明部9種類×暗部9種類)のガンマカーブをテーブルで管理して記憶させてもよい。そして合成部1702は、選択部707が選択した2つのガンマカーブに基づき、記憶されているガンマカーブを取得してもよい。
S2013においてプリント処理部704は、合成されたパラメータを用いて本プリントのための画像処理を行う。S2014はS1011と同一の処理であるため説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、入力画像の明部領域と暗部領域との夫々に適したパラメータを設定することができる。このため、観察環境で記録物が観察される場合に、明部での階調飛び、および暗部での潰れが生じることを抑制することができる。よって観察環境により適した出力画像データを提供することが可能となる。
<第4の実施形態>
本実施形態では、複数の異なるパラメータを決定する場合、ユーザが指定した観察環境の照明の明るさに応じた複数のパラメータを決定する方法について説明する。本実施形態については、第1の実施形態からの差分を中心に説明する。特に明記しない部分については第1の実施形態と同じ構成および処理である。本実施形態では、パラメータをガンマカーブで表して説明する。
第1の実施形態で説明したように、異なる照明条件に応じた複数のパラメータを決定する場合、観察環境の照明の照度は80〜400cd/m2と想定して、その照度の範囲に応じて9つのガンマカーブが決定される。
つまり、観察環境の照明の照度が不明である場合、照度を80〜400cd/m2のように範囲を広くして、複数のガンマカーブが決定されることになる。この場合、照度の差が均等になるように9つのガンマカーブを決定するには、80cd/m2から順に40cd/m2毎の照度に対応したガンマカーブが決定することになる。しかしながら、複数のガンマカーブから観察環境に適したガンマカーブを選択するには、例えば、より細かい20cd/m2毎の照度に対応した複数のガンマカーブから、観察環境に適したガンマカーブが選択されるが好ましい。
しかし、照度を80〜400cd/m2のように範囲を広くしたまま、20cd/m2毎の照度に適したガンマカーブを決定するには、17個のガンマカーブが必要になる。つまり、照度の差を細かくして複数のガンマカーブを決定するには、多くのガンマカーブが必要となる。ガンマカーブの数が多くなると、それぞれのガンマカーブを用いて画像処理された画像を1枚の記録媒体にインデックスプリントすることが難しくなる。また、インデックスプリントするための処理負荷も大きくなる。
このため、本実施形態では、ユーザの入力に基づき観察環境の明るさの情報を取得して、その情報に基づき複数のパラメータを決定するための条件を変更する方法を説明する。
図23は、CPU104が表示部102に表示する、ユーザが観察環境の明るさを指定するためのUI画面の例を示す図である。UI画面には、記録物の観察環境を指定するために、観察環境の明るさが低輝度か中輝度か高輝度かが選択できるようなっている。図23は中輝度が設定された状態を示している。
ユーザが低輝度を選択した場合、観察環境が80cd/m2程度の照度であるものとして、画像処理条件決定部703は複数のガンマカーブを決定する。同様に、ユーザが中輝度と選択した場合は240cd/m2程度の照度であるものとして、ユーザが高輝度と選択した場合は400cd/m2程度の照度であるものとして、画像処理条件決定部703は複数のガンマカーブを決定する。
例えば、ユーザが中輝度を選択した場合、観察環境は240cd/m2程度の照度と想定するものとする。このため、画像処理条件決定部703は、240cd/m2を中心に、20cd/m2毎に異なる照明照度に対応する9つのガンマカーブを決定する。具体的には、画像処理条件決定部703は、180、200、220、240、260、280、300、320cd/m2の9種類の照明照度に対応したガンマカーブを決定する。
その後の処理は第1の実施形態と同様の処理が行われる。即ち、決定された複数のガンマカーブに基づき入力画像に対して画像処理をして、インデックスプリント記録物をプリントするためのデータを生成する。そして、インデックスプリント記録物に基づきユーザが選択したガンマカーブに基づき本プリントするための処理が行われる。
以上説明した本実施形態によれば、観察環境に適したパラメータを選択するための候補となる複数のパラメータを、より細かく設定することが可能となる。よって、より観察環境に適したパラメータを選択することが可能となる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態は、観察環境に適したパラメータを選択することができる。このため、選択されたパラメータはその観察環境に適したパラメータとして、画像処理装置または画像出力装置に記憶されてもよい。そして、その観察環境で観察される他の記録物を生成する場合にも、記憶されたパラメータを用いて本プリントをするための処理が行えるようにしてもよい。
観察環境に適した記憶されているパラメータを選択するための、インデックスプリントをする際に使用された記録媒体Aとは異なる記録媒体Bで本プリントが実施されることが考えられる。この場合は、その記憶されているパラメータから観察環境の照明照度を導出して、その照明照度とその記憶されているパラメータとに基づき記録媒体Bに対応するパラメータが設定されてもよい。
第1の実施形態から第4の実施形態で説明した構成は、他の実施形態の少なくとも1つの実施形態と組み合わせてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
701 画像データ取得部
703 画像処理条件決定部
706 インデックスプリント処理部
707 選択部
704 プリント処理部
100 画像処理装置
111 画像出力装置

Claims (19)

  1. 画像出力装置でのプリントに用いられる出力画像データを生成する画像処理装置であって、
    入力画像データを取得する第1取得手段と、
    前記入力画像データの輝度ダイナミックレンジ情報と、前記入力画像データの撮影時の情報と、記録媒体の特性情報と、を少なくとも含む画像処理情報を取得する第2取得手段と、
    前記画像処理情報に基づいて、複数の異なる照明条件に対応する夫々のパラメータを決定する決定手段と、
    前記夫々のパラメータに基づき、前記入力画像データに基づく所定の画像データに対して画像処理をして、前記夫々のパラメータに対応する夫々の出力画像データを生成する処理をする処理手段と、
    前記夫々の出力画像データの画像が配置されたインデックスプリント記録物をプリントするためのデータを前記画像出力装置に出力する出力手段と、
    前記インデックスプリント記録物に基づいて入力された情報に基づき、前記夫々のパラメータの中から画像処理パラメータを選択する選択手段と、
    前記画像処理パラメータに基づき前記入力画像データに対して画像処理をして、前記画像出力装置での本プリントに用いられる出力画像データを生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 表示手段に、ユーザの入力を受け付けるための画面を表示させる表示制御手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    表示手段に、前記本プリントされた記録物が観察される観察環境において補助照明が使用されるかをユーザが指示するための画面を表示させ、
    ユーザが前記観察環境において前記補助照明が使用されると指示した場合、
    前記決定手段、前記処理手段、前記出力手段、前記選択手段、および前記生成手段における各処理が行われる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、
    表示手段に、前記インデックスプリント記録物にプリントされている画像を識別する情報のうちの何れかを指定するための画面を表示させ、
    前記選択手段は、
    ユーザによって指定された前記情報に基づき、前記画像処理パラメータを選択する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記インデックスプリント記録物にプリントされる夫々の画像のサイズである第1のサイズと、前記本プリントされる記録物のサイズである第2のサイズと、を取得するサイズ取得手段と、
    前記第1のサイズおよび前記第2のサイズに基づき、前記画像処理パラメータを修正する修正手段と、をさらに有し、
    前記生成手段は、
    前記修正手段によって修正された前記画像処理パラメータに基づいて、画像処理をする
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、
    表示手段に、前記第1のサイズおよび前記第2のサイズをユーザが指示するための画面を表示させ、
    前記サイズ取得手段は、
    ユーザによって指示された、前記第1のサイズおよび前記第2のサイズを取得する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記所定の画像データと、前記入力画像データと、は同じ画像データである
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記入力画像データの画像の、明部領域と暗部領域とを抽出する抽出手段をさらに有し、
    前記処理手段は、
    前記明部領域を示す画像データおよび前記暗部領域を示す画像データの夫々に対して、前記夫々のパラメータに基づき画像処理をし、
    前記出力手段は、
    前記明部領域の、前記夫々のパラメータに対応する夫々の出力画像データの画像が配置された第1のインデックスプリント記録物と、
    前記暗部領域の、前記夫々のパラメータに対応する夫々の出力画像データの画像が配置された第2のインデックスプリント記録物と、をプリントするためのデータを出力し、
    前記選択手段は、
    前記明部領域の前記画像処理パラメータである第1の画像処理パラメータと、前記暗部領域の前記画像処理パラメータである第2の画像処理パラメータと、を選択し、
    前記生成手段は、
    前記第1の画像処理パラメータと前記第2の画像処理パラメータとに基づき、画像処理をする
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1の画像処理パラメータと、前記第2の画像処理パラメータを合成する合成手段をさらに有し、
    前記生成手段は、
    前記合成手段が合成することによって得られたパラメータに基づき、前記入力画像データに対して画像処理をする
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記抽出手段は、
    前記入力画像データの輝度ヒストグラムに基づいて、前記明部領域と前記暗部領域とを抽出する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理装置。
  11. 前記表示制御手段は、
    表示手段に、
    前記第1のインデックスプリント記録物にプリントされている画像を識別する第1の情報のうちの何れかをユーザが指定するための第1の画面と、
    前記第2のインデックスプリント記録物にプリントされている画像を識別する第2の情報のうちの何れかをユーザが指定するための第2の画面と、を表示させ、
    前記選択手段は、
    前記第1の画面を介してユーザが指定した前記第1の情報に基づき、前記第1の画像処理パラメータを選択し、
    前記第2の画面を介してユーザが指定した前記第2の情報に基づき、前記第2の画像処理パラメータを選択する
    ことを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記決定手段は、
    前記本プリントされる記録物が観察される観察環境の照明の明るさに応じて、
    前記夫々のパラメータを決定するための条件を変更する
    ことを特徴とする請求項2から11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記表示制御手段は、
    表示手段に、前記明るさをユーザが指定するための画面を表示させ、
    前記決定手段は、
    ユーザによって指定された前記明るさに応じて、前記夫々のパラメータを決定するための条件を変更する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記処理手段は、
    異なる照明条件に対応する夫々のパラメータに基づき前記所定の画像データに対して画像処理をして、夫々の前記照明条件に対応する夫々の出力画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記出力手段が前記画像出力装置に出力するデータには、
    前記インデックスプリント記録物において、前記インデックスプリント記録物の夫々の画像の近傍に該画像を識別する情報をプリントさせるためのデータが含まれる
    ことを特徴とする請求項1または14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. 前記パラメータは、ガンマ補正処理に用いられるガンマカーブによって表される
    ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像出力装置。
  18. 画像出力装置でのプリントに用いられる出力画像データを生成する画像処理装置の画像処理方法であって、
    入力画像データを取得する第1取得ステップと、
    前記入力画像データの輝度ダイナミックレンジ情報と、前記入力画像データの撮影時の情報と、記録媒体の特性情報と、を少なくとも含む画像処理情報を取得する第2取得ステップと、
    前記画像処理情報に基づいて、複数の異なる照明条件に対応する夫々のパラメータを決定する決定ステップと、
    前記夫々のパラメータに基づき、前記入力画像データに基づく所定の画像データに対して画像処理をして、前記夫々のパラメータに対応する夫々の出力画像データを生成する処理をする処理ステップと、
    前記夫々の出力画像データの画像が配置されたインデックスプリント記録物をプリントするためのデータを前記画像出力装置に出力する出力ステップと、
    前記インデックスプリント記録物に基づいて入力された情報に基づき、前記夫々のパラメータの中から画像処理パラメータを選択する選択ステップと、
    前記画像処理パラメータに基づき前記入力画像データに対して画像処理をして、前記画像出力装置における本プリントに用いられる出力画像データを生成する生成ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  19. コンピュータを、請求項1から16のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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