JP2016053684A - 光導波路調整法および光導波路調整システム - Google Patents

光導波路調整法および光導波路調整システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016053684A
JP2016053684A JP2014180243A JP2014180243A JP2016053684A JP 2016053684 A JP2016053684 A JP 2016053684A JP 2014180243 A JP2014180243 A JP 2014180243A JP 2014180243 A JP2014180243 A JP 2014180243A JP 2016053684 A JP2016053684 A JP 2016053684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical waveguide
light
waveguide
optical
adjustment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014180243A
Other languages
English (en)
Inventor
清史 菊池
Kiyoshi Kikuchi
清史 菊池
泰彰 橋詰
Yasuaki Hashizume
泰彰 橋詰
隆志 才田
Takashi Saida
隆志 才田
新 亀井
Arata Kamei
新 亀井
優生 倉田
Masao Kurata
優生 倉田
百合子 川村
Yuriko Kawamura
百合子 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2014180243A priority Critical patent/JP2016053684A/ja
Publication of JP2016053684A publication Critical patent/JP2016053684A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】光デバイスの作製プロセスにおいて追加の工程を必要とせず、光導波路の調整にかかる時間を短縮することができる光導波路調整法および光導波路調整システムを提供する。
【解決手段】基板105上に形成された光導波路に、クラッド104にはほとんど吸収されず、コア103に大部分が吸収される波長の光を照射して、光導波路を透過する光に対する屈折率を制御し、光導波路を透過する光の位相、透過率を調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光導波路調整法および光導波路調整システムに関し、より詳細には、光デバイスに組み込まれた光導波路を透過する光の位相、透過率を調整するための光導波路調整法および光導波路調整システムに関する。
通信需要の急速な増大を背景として、通信網の大規模化が進んでいる。その中で、光通信網を構成する機器の構成要素として光送受信器、光スイッチなどのサブモジュールには小型化が求められている。さらに、サブモジュールに組み込まれる種々の光デバイスにも小型化が要求されている。光導波路デバイスの最小サイズは、本質的にはコアとクラッドの屈折率差に律速されている。屈折率差を大きくするほど小さな断面積のコアを作製することができ、光導波路をより急峻に曲げることができるので、デバイスの小型化を実現することができる。一方、コアとクラッドの屈折率差が大きく光の閉じ込め効果が強いほど、作製誤差に対するトレランスが小さくなるため、作製誤差に起因する位相誤差、透過率誤差が発生し、デバイス特性を劣化させる。屈折率差が大きい光導波路による光回路を作製する場合には、デバイス特性の劣化を抑えるために、デバイス作製後に位相誤差、透過率誤差を補償する必要がある。
図1に、従来の光導波路調整法の第1例を示す。シリコン導波路の作製プロセスにおいて、基板11上に下部クラッド12を堆積し、コア13を形成した後、シリコンイオンを注入して、コアに欠陥を作る(図1(a))。次に、上部クラッドを堆積し、クラッド14にコア13が埋め込まれた埋め込み型光導波路全体を、ヒータ15により熱アニールすることによって、光導波路を透過する光に対する屈折率を制御する(図1(b))(例えば、非特許文献1を参照)。非特許文献1によれは、アニーリング温度を調整することにより、光導波路を透過する光の位相を変化させ、導波路型リング共振器の共振波長を3nm変化させている。
図2に、従来の光導波路調整法の第2例を示す。この方法は、基板21上に下部クラッド22を堆積した後、アモルファスシリコンを用いてコア23を作製しておく(図2(a))。次に、コア23の一部をレーザアニールによって多結晶化し(図2(b))、リッジ型光導波路とする(例えば、非特許文献2を参照)。レーザ照射によって結晶相を変化させ、コア材料の屈折率を変化させることにより、光導波路を透過する光の位相を変化させる方法である。非特許文献2によれは、5.8%の屈折率変化が得られている。通常は、アモルファスシリコンを導波路材料として用いることは少なく、第1例と同様に、作製プロセスにおいて追加工程を必要とすることが課題である。
Jason Ackert, Dylan Logan, Jonathan Doylend, Lukas Chrostowski, Raha Vafaei, and Paul Jessop, "Silicon-on-Insulator Racetrack Resonator Tuning Via Ion Implantation," In proceedings of Group IV Photonics 2011, P1.30 (2011). Hidenori Iwata, Tomohiro Kita, and Hirohito Yamada, "Variation of optical properties by the crystalline phase transition of polycrystalline silicon," In proceedings of International society for optics and photonics, Vol.7943, 7943F-1 (2011).
しかしながら従来の手法では、デバイス作製後の調整を行うために、作製プロセスにおいて追加の工程が必要となるという問題があった。非特許文献1の方法においては、シリコンイオン注入の追加工程が必要であり、非特許文献2の方法においては、アモルファスシリコン導波路を作製する追加工程が必要であった。工程を追加すると、金銭コスト、時間コストの増大、歩留まりの劣化が起こり、生産性が著しく低下する。また、従来の手法はアニーリングを利用するため、調整に1時間程度の時間を要する。
本発明の目的は、光デバイスの作製プロセスにおいて追加の工程を必要とせず、光導波路の調整にかかる時間を短縮することができる光導波路調整法および光導波路調整システムを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、基板上に形成された光導波路に、クラッドにはほとんど吸収されず、コアに大部分が吸収される波長の光を照射して、光導波路を透過する光に対する屈折率を制御し、光導波路を透過する光の位相、透過率を調整することを特徴としている。
本発明によれば、通常の作製プロセスで作製された光導波路に、光を照射するだけなので、作製プロセスにおいて追加の工程を必要とせず、調整にかかる時間を短縮することができる。また、追加工程を必要とせず、調整を短時間で行えることから、光学特性が精密に調整された光デバイスを提供することができ、生産性に優れた光導波路調整法を提供することができる。
従来の光導波路調整法の第1例を示す図である。 従来の光導波路調整法の第2例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる光導波路調整法を示す図である。 第1の実施形態にかかる光導波路調整法を適用した光回路を示す図である。 第1の実施形態における光導波路の光学特性を示す図である。 第1の実施形態における位相調整量の光照射量依存性を示す図である。 第1の実施形態における透過率調整量の光照射量依存性を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる光導波路調整法を示す図である。 本発明の第3の実施形態にかかる光導波路調整法を示す図である。 本発明の第4の実施形態にかかる光導波路調整法を示す図である。 本発明の第5の実施形態にかかる光導波路調整システムを示す図である。 本発明の第6の実施形態にかかる光導波路調整法を示す図である。 第6の実施形態における光導波路型マッハツェンダ干渉計の光学特性を示す図である。 本発明の第7の実施形態にかかる光導波路調整法を示す図である。 第7の実施形態におけるアレイ導波路格子の光学特性を示す図である。 本発明の第8の実施形態にかかる光導波路調整法を示す図である。 第8の実施形態における光ハイブリッド回路の光学特性を示す図である。 本発明の第9の実施形態にかかる光導波路調整法を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。本実施形態では、基板上に形成された光導波路に、クラッドにはほとんど吸収されず、コアに大部分が吸収される波長の光を照射して、光導波路を透過する光に対する屈折率を制御し、光導波路を透過する光の位相、透過率を調整する。
基板材料としては、石英系ガラス、シリコンなどのIV族半導体、化合物半導体、ポリマーなどの材料を用いることができる。以下に説明するように、シリコンコアの光導波路を作製する場合には、基板材料としてシリコンを用いることが、作製プロセス上の親和性が高く、好適である。
コア材料としては、シリコンが好適である。高さが1μm以下のシリコン細線導波路の作製が可能であり、光デバイスの小型化に有効だからである。また、シリコンコアが埋め込まれるクラッドの材料としては、SiO、SiO、SiONなどの石英系ガラス、窒化物を用いる。このようなコア材料およびクラッド材料の吸収スペクトルを比較して、本実施形態では、光照射のための光源として、波長0.532μmのレーザを例に説明する。
これは、波長1.064μmのNd:YAGレーザが一般に広く普及しており、Nd:YAGレーザの出射光を、リチウムトリボレート(LBO:Lithium Triborate)、バリウムボーレート(BBO:Barium Borate)などの非線形結晶を透過させることにより、波長0.532μmの出射光が容易に得られるからである。しかしながら、本発明においては、波長0.532μmの波長に限定されるものではなく、クラッドにはほとんど吸収されず、コアに大部分が吸収される波長であれば、他の波長であっても構わない。
また、本実施形態では、導波路型干渉計の測定結果を示している。これは、導波路型干渉計の特性が導波路の位相変化及び透過率変化に敏感であり、光導波路の位相変化及び透過率変化の評価に適しているからである。しかしながら、本発明においては、導波路型干渉計に限定されるものではなく、干渉計ではない光回路であっても構わないし、空間光学系の一部に光デバイスが組み込まれている光回路であっても構わない。
[第1の実施形態]
図3に、本発明の第1の実施形態にかかる光導波路調整法を示す。光導波路は、石英系ガラスからなる基板105上に形成された、シリコンコア103が埋め込まれた石英系ガラスからなるクラッド104から構成される埋め込み型光導波路である。この光導波路の屈折率を制御するために、波長0.532μmのレーザ101と、レーザ101から出射された光をシリコンコア103に集光するためのレンズ102とを用いる。レーザ101から出射される光の波長は、クラッド104にはほとんど吸収されずに、シリコンコア103にはその大部分が吸収される波長である。光導波路の製造工程中シリコンコアを形成した後に、レーザ光をシリコンコアに照射して、レーザ101から出射される光の強度、照射時間を調整することにより、光導波路を透過する光の位相または透過率を調整する。
図4に、第1の実施形態にかかる光導波路調整法を適用した光回路を示す。光回路は、光が入力される入力ポート201と、入力ポート201と入力端子とが光学的に接続された1×2カプラ202と、1×2カプラ202の一方の出力端子に光学的に接続された上アーム導波路203と、1×2カプラ202の他方の出力端子に光学的に接続された下アーム導波路204と、上アーム導波路203及び下アーム導波路204とがそれぞれ入力端子に光学的に接続された2×1カプラ205と、2×1カプラ205の出力端子と光学的に接続された出力ポート206とを備える。光回路は、上アーム導波路203と下アーム導波路204との間に光路長差が設けられている、いわゆる非対称マッハツェンダ干渉計である。
上アーム導波路203に、光照射領域207を設定し、光が照射される面積は100μmである。レーザ101から出射される波長0.532μmの光のパルス幅は6nsであり、光のパワーは4mJ/pulseである。しかしながら、本発明は、以下の説明のパルス幅、光パワー、照射面積に限定されるものではない。
図5に、第1の実施形態における光導波路の光学特性を示す。上アーム導波路203上の光照射領域207に波長0.532μmの光パルスを照射する前後の透過率を示している。波形の周期は干渉計のフリースペクトルレンジ(FSR:Free spectrul range)に対応する。調整前後の波形を比較すると、調整後の波形は、調整前の波形より長波長側にシフトしていることがわかる。波形のあるピークに着目して、調整前のピーク波長をλ1、調整後のピーク波長をλ2とすると、照射領域の位相調整量Δφは、FSRを用いて下記のように表される。
ただし、cは光の速度である。式1から図5の透過率の測定結果から位相調整量を求めると、Δφ=30°となる。すなわち、第1の実施形態にかかる光導波路調整法により、光回路の位相調整が行えることがわかる。また、図5に示す波形のピークとボトムのパワーの比は、消光比(ER:Extinction Ratio)を表している。調整前の消光比をERb、調整後の消光比をERaとすると、照射領域の透過率変化量ΔTは、下記のようになる。
式2から図5の透過率の変化量を求めると、ΔT=1.4dBとなる。すなわち、第1の実施形態にかかる光導波路調整法により、光回路の透過率調整が行えることがわかる。
このようにして本発明の第1実施形態に係る光回路及びその調整方法は、本発明の効果を奏することができる。
図6に、第1の実施形態における位相調整量の光照射量依存性を示す。横軸は、レーザ101から出射される光パルスの照射回数を示しており、光照射量に相当する。縦軸は位相調整量を示している。この結果から、必要とする位相調整量をもとに、適切な照射回数を選択することにより、任意の値の位相調整が行えることがわかる。なお、第1の実施形態において、光パルスの1回あたりの照射量は4mJである。
図7に、第1の実施形態における透過率調整量の光照射量依存性を示す。横軸は、レーザ101から出射される光パルスの照射回数を示しており、光照射量に相当する。縦軸は透過率の調整量である。この結果から、必要とする透過率調整量をもとに、適切な照射回数を選択することにより、任意の値の透過率調整が行えることがわかる。
[第2の実施形態]
図8に、本発明の第2の実施形態にかかる光導波路調整法を示す。光導波路は、石英系ガラスからなる基板115上に形成された、シリコンコア113が埋め込まれた石英系ガラスからなるクラッド114から構成される埋め込み型光導波路である。シリコンコア113は、高さが1μm以下のシリコン細線導波路である。この光導波路の屈折率を制御するために、波長0.532μmのレーザ101と、レーザ101から出射された光をシリコンコア113に集光するためのレンズ102とを用いる。レーザ101から出射される光の波長は、クラッド114にはほとんど吸収されずに、シリコンコア113にはその大部分が吸収される波長である。レーザ101から出射される光の強度、照射時間を調整することにより、光導波路を透過する光の位相または透過率を調整する。
高さが1μm以下のシリコン細線導波路は、その微細な寸法のため、寸法に対する加工誤差の割合が大きい。従って、導波路を透過する光の位相特性が、加工誤差の影響を受けやすい。第2の実施形態によれば、レーザ101から出射される光の強度、照射時間を調整するだけなので、シリコン細線導波路に対する光導波路調整法として、特に有効である。
[第3の実施形態]
図9に、本発明の第3の実施形態にかかる光導波路調整法を示す。光導波路は、シリコンからなる基板125上に形成された、シリコンコア123が埋め込まれた石英系ガラスからなるクラッド124から構成される埋め込み型光導波路である。この光導波路の屈折率を制御するために、波長0.532μmのレーザ101と、レーザ101から出射された光をシリコンコア103に集光するためのレンズ102とを用いる。レーザ101から出射される光の波長は、クラッド124にはほとんど吸収されずに、シリコンコア123にはその大部分が吸収される波長である。レーザ101から出射される光の強度、照射時間を調整することにより、光導波路を透過する光の位相または透過率を調整する。
シリコン基板上のシリコン細線導波路の作製プロセスは、電子集積回路で用いられるプロセス(CMOSプロセス)との親和性が高い。従って、基板材料をシリコンとすることにより、CMOSプロセスによる高精度な導波路作製が可能になる。第3の実施形態によれば、CMOSプロセスで作製されたシリコン細線導波路に対しても、レーザ101から出射される光の強度、照射時間を調整するだけなので、光導波路調整法として特に有効である。
[第4の実施形態]
図10に、本発明の第4の実施形態にかかる光導波路調整法を示す。光導波路は、石英系ガラスからなる基板105上に形成された、シリコンコア103が埋め込まれた石英系ガラスからなるクラッド104から構成される埋め込み型光導波路である。この光導波路の屈折率を制御するために、レーザ111と、レーザ111から出射された光をシリコンコア103に集光するためのレンズ112とを用いる。レーザ111から出射される光の波長は、クラッド104にはほとんど吸収されずに、シリコンコア103にはその大部分が吸収される波長であり、波長0.38〜1.10μmである。レーザ111から出射される光の強度、照射時間を調整することにより、光導波路を透過する光の位相または透過率を調整する。
シリコンの吸収波長は1.1μm以下である。レーザから照射する光の波長が1.1μmを超えると吸収係数が下がるため、光導波路の調整にかかる時間が長くなり、生産性、コストが悪化する。一方、クラッドとして用いられる石英系ガラス、窒化物の吸収波長は0.38μm以下である。レーザから照射する光の波長が0.38μmを下回ると光がクラッドに吸収されるため、コアで吸収される光量が少なくなり、光導波路の調整にかかる時間が長くなり、生産性、コストが悪化する。従って、レーザから照射する光の波長は、0.38〜1.10μmが好適である。
[第5の実施形態]
(光導波路調整システム)
図11に、本発明の第5の実施形態にかかる光導波路調整システムを示す。マッハツェンダ型干渉計を用いて、光導波路デバイスの光導波路を調整する方法を説明する。マッハツェンダ型干渉計は、構成がシンプルであり、位相変化の測定に頻繁に用いられるからである。しかしながら、本実施形態の光導波路調整システムは、マッハツェンダ干渉計に限定されるものではなく、マイケルソン干渉計、ヘテロダイン干渉計、ファブリペロー干渉計、光ハイブリッド、アレイ導波路格子などの干渉計であっても構わない。
また、以下の説明では、空間光学系で構成されるマッハツェンダ型干渉計を用いるが、導波路型の干渉計を用いることもできる。さらに、異なる2つの光源からの光の干渉計であっても、異なる2つの周波数の光の干渉計であっても構わない。
光導波路調整システムは、コリメート光が入力される入力ポート501と、入力ポート501から入力される光を分岐するハーフミラー502aと、ハーフミラー502aにより分岐された一方の光の光軸を垂直に変換するミラー503aと、ハーフミラー503aにより光軸変換されたコリメート光を集光する結合レンズ504aとを備える。結合レンズにより集光された光は、光導波路の調整を行う導波路デバイス505の光導波路507に結合される。
光導波路調整システムは、導波路デバイス505から出射された光をコリメートする結合レンズ504bと、ハーフミラー502aにより分岐された他方の光の光軸を垂直に変換するミラー503bと、結合レンズ504bによりコリメートされた光及びミラー503bにより光軸変換された光を合波するハーフミラー502bと、ハーフミラーにより合波された光を出力する出力ポート506とをさらに備える。
光導波路調整システムは、図4に示した光導波路調整法の構成における上アーム導波路に相当する空間光学系の光路に、導波路デバイス505が挿入され、下アーム導波路に相当する空間光学系の光路には何も挿入されていないので、図4に示した非対称マッハツェンダ型干渉計と同等の構成となる。
光導波路調整システムは、導波路デバイス505の導波路507に光を照射する調整用の光源であるレーザ101と、レーザ101から出射された光を導波路507に集光するためのレンズ102とを備える。また、光導波路調整システムは、導波路507の光の透過率を測定するための測定用の光学系として、コリメート光を入力ポート501に出力する測定用の光源である発光部511と、出力ポート506からの光を入力する受光部512と、受光部512における光強度と、閾値生成部514で生成された閾値と比較する判定部513と、判定部513の結果に基づいて、レーザ101を制御する制御部101とをさらに備える。
(光の位相の調整)
光導波路調整システムは、第1の実施形態において図4に示した非対称マッハツェンダ型干渉計に相当するので、導波路デバイス505の導波路507の調整前に、発光部511からコリメート光を入力すると、受光部512において、図5に示した調整前の波形を取得することができる。制御部101から所定のパルス幅、光パワーとなるように制御信号をレーザ101に入力すると、レーザ101から出射される波長0.532μmの光により、導波路507の屈折率が変化し、図5に示した調整前の波形、すなわち導波路507を透過する光の位相を調整することができる。
所定のパルス幅、光パワーをレーザ101から導波路507に入射し、式1から求めた位相調整量Δφを求めておく。このとき、所望の波長における位相調整量Δφにおいて、受光部512から出力される光強度を求め、閾値生成部514に予め格納しておく。判定部513は、受光部512における光強度と、閾値生成部514に格納された閾値と比較して、所望の波長における位相調整量Δφに達したか否かを判定する。制御部101は、判定部513から、所望の波長における位相調整量Δφに達したとする判定結果を受信するまで、レーザ101を制御して光導波路の位相を調整する。
(光の透過率の調整)
光の透過率の調整は、光の位相の調整と同様にして、所定のパルス幅、光パワーをレーザ101から導波路507に入射し、式2から求めた透過率変化量ΔTを求めておく。このとき、所望の波長における透過率変化量ΔTにおいて、受光部512から出力される光強度を求め、閾値生成部514に予め格納しておく。判定部513は、受光部512における光強度と、閾値生成部514に格納された閾値と比較して、所望の波長における透過率変化量ΔTに達したか否かを判定する。制御部101は、判定部513から、所望の波長における透過率変化量ΔTに達したとする判定結果を受信するまで、レーザ101を制御して光導波路の透過率を調整する。
第5の実施形態の光導波路調整システムによれば、光導波路の製造工程中、コアを形成した後に光を照射するだけなので、作製プロセスにおいて追加の工程を必要としない。また、調整にかかる時間は、光導波路調整システムへのデバイスの設置、レーザ照射のための位置合わせ、レーザ照射の工程のみであり3分程度であり、短時間の調整が可能である。
[第6の実施形態]
図12に、本発明の第6の実施形態にかかる光導波路調整法を示す。図11に示した光導波路調整システムにおいて、導波路デバイス505に代えて、第6の実施形態では光導波路型マッハツェンダ干渉計601の光導波路の調整を行う。ここでは、単一基板上に設けられた光導波路型マッハツェンダ干渉計を例に説明するが、これに限定されるものではなく、複数基板からなる光導波路型マッハツェンダ干渉計でも構わないし、干渉計の一部が空間光学系で構成され、一部が光導波路系で構成されたマッハツェンダ干渉計であっても構わない。
光導波路型マッハツェンダ干渉計601は、結合レンズ504aと光学的に結合される入力ポート201と、入力ポート201と入力端子とが光学的に接続された1×2カプラ202と、1×2カプラ202の一方の出力端子に光学的に接続された上アーム導波路203と、1×2カプラ202の他方の出力端子に光学的に接続された下アーム導波路204と、上アーム導波路203及び下アーム導波路204とがそれぞれ入力端子に光学的に接続された2×1カプラ205と、2×1カプラ205の出力端子と光学的に接続され、結合レンズ504bと光学的に結合される出力ポート206とを備える。上アーム導波路203の光路長が下アーム導波路204の光路長より短い非対称マッハツェンダ干渉計であり、光路長の短い上アーム導波路203上に光照射領域207が設けられている。
非対称マッハツェンダ干渉計においては、光路長の短い上アーム導波路203は、光路長の長い下アーム導波路204と比較して伝搬損失が小さいため、両方のアームを透過した光が後段の2×1カプラ205により合波されたあとの光の消光比が劣化してしまう。マッハツェンダ干渉計を用いた光周波数フィルタ、光変調器を考えた場合、消光比の劣化は信号品質の劣化を招くため、光回路の性能として問題となる。そこで、本実施形態にかかる光導波路調整法を用いて、上アーム導波路203の透過率を調整して、両方のアームを透過する光のパワーを等しくする。その結果、非対称マッハツェンダ干渉計の消光比を向上させることができる。
図13に、第6の実施形態における光導波路型マッハツェンダ干渉計の光学特性を示す。レーザ101から光照射領域207に光パルスを照射する前後の透過率を示している。図13(a)に示した調整前においては、マッハツェンダ干渉計のアーム間の透過率ばらつきにより消光比が20dB程度であった。図13(b)に示したように、第6の実施形態にかかる光導波路調整法により、消光比は40dB程度となり、20dB程度の改善がなされている。
[第7の実施形態]
図14に、本発明の第7の実施形態にかかる光導波路調整法を示す。図11に示した光導波路調整システムにおいて、導波路デバイス505に代えて、第7の実施形態ではアレイ導波路格子704の光導波路の調整を行う。ここでは、単一基板上に設けられたアレイ導波路格子を例に説明するが、これに限定されるものではなく、複数基板からなるアレイ導波路格子でも構わないし、一部が空間光学系で構成され、一部が光導波路系で構成されたアレイ導波路格子であっても構わない。
アレイ導波路格子704は、結合レンズ504aと光学的に結合される入力ポート201と、入力ポート201に光学的に接続された入力側スラブ導波路701と、入力側スラブ導波路のNチャネルの出力に光学的に接続されたアレイ導波路702と、アレイ導波路702の他方に光学的に接続された出力側スラブ導波路703と、出力側スラブ導波路703の出力に光学的に接続され、結合レンズ504bと光学的に結合される出力ポート206とを備える。アレイ導波路702上に設けられた光照射領域207に、レーザ101からの光パルスを照射することにより、アレイ導波路702の各々の光導波路を透過する光位相または透過率を調整する。
アレイ導波路702の各々の光導波路は、10〜50μm程度の狭い間隔で配置されている。光照射領域207において、ターゲットとなる光導波路に光を集光させ、隣接する光導波路には光を当てないようして、各光導波路の精密な調整を行う。従って、照射する光が集光されたときのスポットサイズより、十分に広い導波路間隔、2倍程度の間隔を設けることが望ましい。
図15に、第7の実施形態におけるアレイ導波路格子の光学特性を示す。レーザ101から光照射領域207に光パルスを照射する前後の透過率を示している。図15(a)に示した調整前においては、アレイ導波路格子のチャネル間クロストークは約30dBであった。図15(b)に示したように、第7の実施形態にかかる光導波路調整法により、クロストークは60dB以下となり、クロストークが30dB以上改善されていることがわかる。
ここでは、光照射領域207をアレイ導波路702上に設ける構成を例に説明したが、光照射領域207は、入力側スラブ導波路701上であっても、出力側スラブ導波路703上であっても構わない。さらに、入力ポート201と入力側スラブ導波路701とを接続する光学経路上であっても、出力ポート206と出力側スラブ導波路703とを接続する光学経路上であっても構わない。
[第8の実施形態]
図16に、本発明の第8の実施形態にかかる光導波路調整法を示す。図11に示した光導波路調整システムにおいて、導波路デバイス505に代えて、第8の実施形態では光ハイブリッド回路805の光導波路の調整を行う。ここでは、単一基板上に設けられた光ハイブリッド回路を例に説明するが、これに限定されるものではなく、複数基板からなる光ハイブリッド回路でも構わないし、一部が空間光学系で構成され、一部が光導波路系で構成された光ハイブリッド回路であっても構わない。
光ハイブリッド回路805は、結合レンズ504aと光学的に結合される入力ポート801aと、入力ポート801aと入力端子が光学的に接続された2×2カプラ802aと、局部発振光が入力される入力ポート801bと、入力ポート801bと光学的に接続された1×2カプラ803と、2×2カプラ802aの一方の出力及び1×2カプラ803の一方の出力と光学的に接続された2×2カプラ802bと、2×2カプラ802aの他方の出力及び1×2カプラ803の他方の出力と光学的に接続された2×2カプラ802cと、2×2カプラ802bの出力にそれぞれ光学的に接続された出力ポート804a、804bと、2×2カプラ802cの出力にそれぞれ光学的に接続された出力ポート804c、804dとを備える。2×2カプラ802aまたは1×2カプラ803と、2×2カプラ802bまたは2×2カプラ802cとを接続する光学経路上に設けられた光照射領域207に、レーザ101からの光パルスを照射することにより、光学経路上の光導波路を透過する光位相または透過率を調整する。
光ハイブリッド回路805の各々の光導波路は、10〜50μm程度の狭い間隔で配置されている。光照射領域207において、ターゲットとなる光導波路に光を集光させ、隣接する光導波路には光を当てないようして、各光導波路の精密な調整を行う。従って、照射する光が集光されたときのスポットサイズより、十分に広い導波路間隔、2倍程度の間隔を設けることが望ましい。
図17に、第8の実施形態における光ハイブリッド回路の光学特性を示す。レーザ101から光照射領域207に光パルスを照射する前後の透過率を示している。光ハイブリッド回路805の4つの出力ポート804a〜dから出力される光は、90°の位相差で出力されることが理想である。図17(a)に示した調整前においては、各出力ポートにおいて、理想とされる位相からのずれを位相誤差として評価すると±10°程度の位相誤差があった。図17(b)に示したように、第8の実施形態にかかる光導波路調整法により、位相誤差は±2°以下となり、位相誤差が8°程度改善されていることがわかる。
ここでは、2×2カプラ802aと2×2カプラ802cとを接続する光学経路、および1×2カプラ803と2×2カプラ802bとを接続する光学経路が交差する構成の光ハイブリッド回路を例に説明したが、光ハイブリッド回路は、この例に限定されるものではない。マルチモード干渉(MMI:Multi Mode Interferometer)型のカプラを用いて、光学経路に交差がないようにした構成であっても構わない。また、光照射領域207を2×2カプラ802aまたは1×2カプラ803と、2×2カプラ802bまたは2×2カプラ802cとを接続する光学経路上に設ける例を説明したが、光照射領域207は、2×2カプラ上であっても、2×2カプラ802bまたは802cと出力ポート804とを接続する光学経路上であっても構わない。
[第9の実施形態]
図18に、本発明の第9の実施形態にかかる光導波路調整法を示す。第9の実施形態は、図12に示した第6の実施形態の変形例である。光導波路型マッハツェンダ干渉計601は、上アーム導波路203の光路長が下アーム導波路204の光路長より長い非対称マッハツェンダ干渉計であり、光路長の長い上アーム導波路203上に光照射領域207が設けられている。
第6の実施形態と同様に、本実施形態にかかる光導波路調整法を用いて、上アーム導波路203の透過率を調整して、両方のアームを透過する光のパワーを等しくする。その結果、非対称マッハツェンダ干渉計の消光比を向上させることができる。
11,21,105,115,125 基板
12,22 下部クラッド
13,23,103,113,123 コア
14,104,114,124 クラッド
15 ヒータ
101 レーザ
102 レンズ
201,501,801 入力ポート
202,803 1×2カプラ
203 上アーム導波路
204 下アーム導波路
205 2×1カプラ
206,506,804 出力ポート
207 光照射領域
502 ハーフミラー
503 ミラー
504 結合レンズ
505 導波路デバイス
507 導波路
601 光導波路型マッハツェンダ干渉計
701 入力側スラブ導波路
702 アレイ導波路
703 出力側スラブ導波路
704 アレイ導波路格子
802 2×2カプラ
805 光ハイブリッド回路

Claims (8)

  1. 基板上にシリコンからなるコアとクラッドから構成された光導波路を透過する光の位相または透過率を調整するための光導波路調整法であって、
    前記光導波路の製造工程中前記コアを形成した後に、前記光導波路の前記クラッドにはほとんど吸収されずに前記コアに大部分が吸収される波長の光を、前記コアに照射して、前記光導波路を透過する光の位相または透過率を調整することを特徴とする光導波路調整法。
  2. 前記コアは、高さが1μm以下であるシリコン細線導波路であることを特徴とする請求項1に記載の光導波路調整法。
  3. 前記基板は、シリコン基板であることを特徴とする請求項1または2に記載の光導波路調整法。
  4. 前記コアに照射する光は、波長0.38〜1.10μmであることを特徴とする請求項1、2または3に記載の光導波路調整法。
  5. 基板上にシリコンからなるコアとクラッドから構成された光導波路を透過する光の位相または透過率を調整するための光導波路調整システムにおいて、
    前記光導波路の前記クラッドにはほとんど吸収されずに前記コアに大部分が吸収される波長の光を出力する調整用の光源と、
    前記調整用の光源からの光を前記コアに集光するレンズと、
    前記光導波路を透過する光の光強度を測定する光学系とを備え、
    前記光学系で測定された光強度に応じて前記光源を制御し、前記光導波路を透過する光の位相または透過率を調整することを特徴とする光導波路調整システム。
  6. 前記光学系は干渉計を含み、前記干渉計を構成する光路の一部に前記光導波路が挿入されていることを特徴とする請求項5に記載の光導波路調整システム。
  7. 前記干渉計は、導波路型干渉計であることを特徴とする請求項6に記載の光導波路調整システム。
  8. 前記調整用の光源は、波長0.38〜1.10μmの光を出力することを特徴とする請求項5、6または7に記載の光導波路調整システム。
JP2014180243A 2014-09-04 2014-09-04 光導波路調整法および光導波路調整システム Pending JP2016053684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014180243A JP2016053684A (ja) 2014-09-04 2014-09-04 光導波路調整法および光導波路調整システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014180243A JP2016053684A (ja) 2014-09-04 2014-09-04 光導波路調整法および光導波路調整システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016053684A true JP2016053684A (ja) 2016-04-14

Family

ID=55745179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014180243A Pending JP2016053684A (ja) 2014-09-04 2014-09-04 光導波路調整法および光導波路調整システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016053684A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018120081A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 日本電気株式会社 光導波路デバイスとその製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108850A (ja) * 1999-08-13 2001-04-20 Alcatel トリミングされ集積された光マルチビーム干渉計
JP2001311847A (ja) * 2000-02-22 2001-11-09 Nec Corp 屈折率の修正方法、屈折率の修正装置、及び光導波路デバイス
JP2004510182A (ja) * 2000-09-22 2004-04-02 マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー 導波路形マイクロ共振子の共振特性を変える方法
US20040071380A1 (en) * 2002-10-10 2004-04-15 International Business Machines Corporation Pretrimming of tunable finite response (FIR) filter
WO2007074485A1 (en) * 2005-12-28 2007-07-05 Pirelli & C. S.P.A. Method and device for tunable optical filtering
US20090180747A1 (en) * 2008-01-15 2009-07-16 Interuniversitair Microelektronica Centrum (Imec) Method for Effective Refractive Index Trimming of Optical Waveguiding Structures and Optical Waveguiding Structures
JP2013113862A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Fujitsu Ltd 導波路型光デバイス及びその製造方法
US20130243383A1 (en) * 2012-02-10 2013-09-19 Politecnico Di Milano Athermal Photonic Waveguide With Refractive Index Tuning

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108850A (ja) * 1999-08-13 2001-04-20 Alcatel トリミングされ集積された光マルチビーム干渉計
JP2001311847A (ja) * 2000-02-22 2001-11-09 Nec Corp 屈折率の修正方法、屈折率の修正装置、及び光導波路デバイス
JP2004510182A (ja) * 2000-09-22 2004-04-02 マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー 導波路形マイクロ共振子の共振特性を変える方法
US20040071380A1 (en) * 2002-10-10 2004-04-15 International Business Machines Corporation Pretrimming of tunable finite response (FIR) filter
WO2007074485A1 (en) * 2005-12-28 2007-07-05 Pirelli & C. S.P.A. Method and device for tunable optical filtering
US20090180747A1 (en) * 2008-01-15 2009-07-16 Interuniversitair Microelektronica Centrum (Imec) Method for Effective Refractive Index Trimming of Optical Waveguiding Structures and Optical Waveguiding Structures
JP2013113862A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Fujitsu Ltd 導波路型光デバイス及びその製造方法
US20130243383A1 (en) * 2012-02-10 2013-09-19 Politecnico Di Milano Athermal Photonic Waveguide With Refractive Index Tuning

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018120081A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 日本電気株式会社 光導波路デバイスとその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Mashanovich et al. Germanium mid-infrared photonic devices
Moreira et al. Integrated ultra-low-loss 4-bit tunable delay for broadband phased array antenna applications
Jayatilleka et al. Post-fabrication trimming of silicon photonic ring resonators at wafer-scale
JP3563376B2 (ja) 光合分波器の製造方法
WO2010139144A1 (zh) 一种光模块及其控制方法
US8837869B2 (en) SOA-PLC hybrid integrated polarization diversity circuit and method for manufacturing the same
US8175432B2 (en) Method of adjusting optical axis of optical waveguide element, and optical waveguide element
US20120288278A1 (en) Passive optical splitter and passive optical network system
Cheung et al. Silicon nitride (si 3 n 4)(de-) multiplexers for 1-μm cwdm optical interconnects
Amorim et al. Monolithic add–drop multiplexers in fused silica fabricated by femtosecond laser direct writing
Huang et al. A 20‐Gbps Beam‐Steered Infrared Wireless Link Enabled by a Passively Field‐Programmable Metasurface
Dwivedi et al. Multicore fiber link with SiN integrated fan-out and InP photodiode array
Shi et al. Non-invasive delay state calibration of silicon optical switching delay line
JP2016053684A (ja) 光導波路調整法および光導波路調整システム
WO2020031751A1 (ja) 光導波路デバイスを透過する信号光の透過波長を調整する方法
An et al. Hybrid silica coarse wavelength-division multiplexer transmitter optical subassembly
Jeong et al. Polarization insensitive CWDM optical demultiplexer based on polarization splitter-rotator and delayed interferometric optical filter
Shin et al. Reconfigurable Optical Add‐Drop Multiplexer Using a Polymer Integrated Photonic Lightwave Circuit
JP2001074950A (ja) 光合分波器の特性調整方法
Cheng et al. Efficient 1.55 and 2 μm Dual‐Band SOI Grating Coupler for Light Coupling and On‐Chip Wavelength Division (De) multiplexing
Park et al. Photonic crystal-based GE-PON triplexer using point defects
Wade Devices and systems-on-chip for photonic communication links in a microprocessor
Slook et al. 16-channel O-band silicon-photonic wavelength division multiplexer with a 1 nm channel spacing
Cohen et al. Fine-resolution silicon photonic wavelength-selective switch using hybrid multimode racetrack resonators
Munk et al. Silicon-photonic dense 8-channel multiplexer using auto-regressive moving-average filters

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180206