JP2016053384A - ボールねじ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給されたグリース等の潤滑剤をねじ軸とナットとの間の隅々にまで行き渡らせることができるボールねじ装置を提供すること。
【解決手段】ねじ軸4とナット7との間に潤滑剤を供給するために、潤滑剤出口36をナット7の内周面に有する潤滑剤の給脂経路31がフランジ28に設けられ、ナット7のねじ孔の両端は、それぞれがねじ軸4とナット7との間に供給された潤滑剤の排出口であり、潤滑剤出口36に近い方のナット7の端部に設けられたシール部材42は、潤滑剤出口36から遠い方のナット7の端部に設けられたシール部材54よりもねじ軸4の外周面に対する密着力が大きく、潤滑剤を排出しにくくなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば半導体製造装置や圧縮成形機、射出成形機、一般搬送装置等の機械要素として用いられるボールねじ装置に関する。
回転運動を直線運動に変換する機構として、ボールねじ装置が知られている。ボールねじ装置は、外周面に螺旋状のボール転動溝が形成された直線状のねじ軸と、内周面にねじ軸のボール転動溝と対向する螺旋状のボール転動溝が形成されたナットとを備え、該ナットは両ボール転動溝間に介装された多数のボールを介してねじ軸の外周側に嵌装され、ねじ軸を回動させることによりねじ軸の軸方向に移動させることができるようになっている。
ボールねじ装置の潤滑は、円滑な動作と耐久性を実現するために潤滑油やグリースで行われることが多い。液体の潤滑油に対して、グリースのような粘度の高い潤滑剤は、転動体であるボール周辺の潤滑部に溜まりやすいので、メンテナンスが容易になる。そのため、ボールねじ装置の潤滑においては、グリース潤滑の割合が増加している。例えば、特許文献1には、ボールナット本体の軸方向中央部にフランジを設け、該フランジに、ボールナット内部に開口するグリース出口に連通するグリース給油口を設けたボールナットが記載されている。
グリースは使用により劣化する。また、グリースには、ボールがねじ軸およびナットのボール転動溝を転動することによって生じる微細な摩耗粉が蓄積される。ボールねじ装置の耐久性の向上が一層求められる中、このような劣化したグリースや、微細な摩耗粉が蓄積されたグリースで潤滑が行われると、ねじ軸およびナットのボール転動溝やボールの摩耗を早めることとなってしまう。これに対し、連続給油、すなわちボールねじ装置に新しいグリースを連続して供給する等の対策がなされてきた。例えば、特許文献2には、潤滑剤が絶えず供給される条件で使用されるボールねじ装置において、フランジに給油経路を設け、さらにボールナットの両端部において、2枚のシール部材の間からグリースを排出させるための経路を設けたボールねじ装置が記載されている。
特開2000−213619号公報 特開2003−83418号公報
しかしながら、グリースなどの粘度の高い潤滑剤はねじ軸とナットとの間の隅々にまで行き渡りにくい。ナットの軸方向長さが長い場合には、さらにねじ軸とナットとの間の隅々にまで行き渡りにくくなってしまう。特許文献1および2に記載のボールねじ装置は、ナットの軸方向長さが長くなった場合に、新たに供給されたグリースがねじ軸とナットとの間の隅々にまで行き渡らなくなる虞がある。新しいグリースが行き渡らない領域には劣化したグリースや摩耗粉が蓄積されたグリースが滞留し、潤滑不良が生じたり、ボールねじ装置の摩耗を早めたりしてしまう虞がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、供給されたグリース等の潤滑剤をねじ軸とナットとの間の隅々にまで行き渡らせることができるボールねじ装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明に係るボールねじ装置は、直線状に延在し外周面に螺旋状の溝が形成されたねじ軸と、前記螺旋状の溝に対向する溝を内周面に有し、該溝と前記ねじ軸の螺旋状の溝との間に配置された複数のボールを介して前記ねじ軸に嵌装されるナットとを備え、前記ねじ軸と前記ナットとの間に潤滑剤を供給するために、供給される前記潤滑剤の出口である開口を前記ナットの内周面に有する潤滑剤供給路が前記ナットに設けられたボールねじ装置において、前記開口は前記ナットの軸方向一方側に配置され、前記ナットのねじ孔の両端は、それぞれが前記ねじ軸と前記ナットとの間に供給された前記潤滑剤の排出口であり、前記開口に近い方の前記排出口には、前記開口から遠い方の排出口よりも前記潤滑剤を排出しにくくするためのリング状の第1のシール部材が設けられていることを特徴とする。
また、好適には、本発明に係るボールねじ装置は、前記第1のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触しており、前記開口から遠い方の排出口にはリング状の第2のシール部材が設けられ、前記第2のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触し、前記第1のシール部材よりも前記ねじ軸の外周面に対する密着力が小さいことを特徴とする。
また、好適には、本発明に係るボールねじ装置は、前記第1のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触しており、前記開口から遠い方の排出口にはリング状の第2のシール部材が設けられ、前記第2のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に非接触であることを特徴とする。
また、好適には、本発明に係るボールねじ装置は、前記第1のシール部材は、内径側部分が軸方向で前記ナットの内側に傾いて前記ねじ軸の外周面に接触しており、前記開口から遠い方の排出口にはリング状の第2のシール部材が設けられ、前記第2のシール部材は、内径側部分が軸方向で前記ナットの外側に傾いて前記ねじ軸の外周面に接触していることを特徴とする。
また、好適には、本発明に係るボールねじ装置は、前記第1のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触している複数のシール部材からなり、前記開口から遠い方の排出口にはリング状の第2のシール部材が設けられ、前記第2のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触しているシール部材からなり、該第2のシール部材を構成するシール部材の数は、前記第1のシール部材を構成するシール部材の数よりも少ないことを特徴とする。
また、好適には、本発明に係るボールねじ装置は、前記ナットには径方向外方に延在するフランジが形成され、前記潤滑剤供給路は前記フランジに設けられていることを特徴とする。
また、好適には、本発明に係るボールねじ装置は、前記ナットには径方向外方に延在するフランジが形成され、前記第1のシール部材は前記フランジの内径側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、供給されたグリース等の潤滑剤をねじ軸とナットとの間の隅々にまで行き渡らせることができるボールねじ装置を提供することができる。
第1実施形態に係るボールねじ装置の要部の部分断面図である。 第2実施形態に係るボールねじ装置のナットの断面図である。 第3実施形態に係るボールねじ装置のナットの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書においては、ねじ軸が延在する長手方向を軸方向とし、軸方向と直交する方向を径方向とする。また、これらの方向は、ナットおよびシール部材については、ねじ軸に組み付けられた状態において同様とする。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るボールねじ装置の要部の断面図である。
ボールねじ装置1は、直線状に延在し断面形状が略円形のねじ軸4と、ねじ軸4の外周面に嵌合された略円筒形状のナット7とを備えている。ねじ軸4の外周面には転動体である鋼製のボール10が転動するための螺旋状の転動溝13が形成されている。転動溝13の断面形状は半円弧状である。ナット7の内周面には、ねじ軸4の転動溝13と対向して、断面形状が半円弧状の螺旋状の転動溝16が形成されている。対向するねじ軸4側の転動溝13とナット7側の転動溝16とで、ボール10の転動路を形成している。
転動路内には多数のボール10が転動自在に介装され、ナット7はこれらのボール10を介してねじ軸4に嵌装されている。このような構成なので、ボールねじ装置1は、ねじ軸4を回動させることにより、ナット7をねじ軸4の軸方向に移動させることができる。
ボール10は、ねじ軸4とナット7とが相対回動することにより、転動路を転動する。ナット7の周壁には、該周壁を径方向に貫通して形成された循環こま装着孔19が設けられている。循環こま装着孔19にはボール10を循環させるための略S字のボール循環路22を内周面に備えた循環部品である循環こま25が嵌め込まれている。これにより、両ボール転動溝13、16間に介装された多数のボール10は循環こま25の掬い上げ部によって循環こま25のボール循環路22に案内され、該ボール循環路22を介して隣接する両ボール転動溝13、16間に戻されて、ボール10が循環するようになっている。
このように、本実施形態においては、ボール10を循環させるために、循環こま25の内周面に循環路22が形成されたこま式の循環部品を用いている。ボール10を循環させるための循環部品はこま式に限らず、エンドデフレクタ式、チューブ式、エンドキャップ式のものを用いても良い。なお、これらの循環路に係る方式は従来公知のものであるので、ここでは詳細な説明は省略する。
ナット7の軸方向一方端(図1の紙面に向かって左方側)には、ナット7を機械装置に取り付けるためのフランジ28が形成されている。フランジ28は径方向外方に延在し、軸方向に所定の厚さを有している。フランジ28には、ナット7の内部すなわちねじ軸4とナット7との間に新しい潤滑剤を供給するための給脂経路31が設けられている。ここで潤滑剤とは、粘度の高いグリースや潤滑油を含むものであり、本実施形態においては、潤滑剤としてグリースを用いている。給脂経路31はフランジ28の外周面から径方向に沿ってフランジ28の内周面すなわちナット7の内周面まで貫通し、内周面側の開口である潤滑剤出口36でねじ軸4とナット7との間の空間に開放している。給脂経路31は図示しない自動給脂装置と連結され、潤滑剤は連続して給脂されている。潤滑剤はフランジ28の外周面側の供給口33から給脂経路31に供給され、ナット7の内周面の潤滑剤出口36からねじ軸4とナット7との間に吐出される。潤滑剤は、ナット7の軸方向一方側の端部近傍においてねじ軸4とナット7との間に吐出される。
フランジ28の軸方向一方端の内径側縁部には、ナット7と同心の円形の凹部39が形成され、凹部39にはリング状のシール部材42が取り付けられている。シール部材42は合成樹脂やエラストマーで形成され、凹部39に嵌る外周側の縁部45と、ねじ軸4の転動溝13の内部に配置される内周側のリップ部48とからなる。シール部材42は、リップ部48がねじ軸4の転動溝13に摺接している接触シールである。シール部材42のリップ部48のねじ軸4への密着力は大きく、ねじ軸4とナット7との間に介在する潤滑剤の外部への漏出をほぼ防止することができる。給脂経路31の潤滑剤出口36は、シール部材42よりも軸方向他方側(図1の紙面右方側)で、シール部材42の近傍に位置している。また、シール部材42は、ねじ軸4とナット7との間への外部からの異物の侵入を防止している。
ナット7の軸方向他方端、すなわちフランジ28とは軸方向反対側のナット7の端部(以後、該端部のことを「フランジ28とは反対側の端部」と略記する。)の内径側縁部には、ナット7と同心の円形の凹部51が形成され、凹部51にはリング状のシール部材54が取り付けられている。シール部材54は合成樹脂やエラストマーで形成され、凹部51に嵌る外周側の縁部57と、ねじ軸4の転動溝13の内部に配置される内周側のリップ部60とからなる。シール部材54は、フランジ28側のシール部材42と同様に、リップ部60がねじ軸4の転動溝13に摺接している接触シールであるが、シール部材42よりもねじ軸4の転動溝13に対する密着力が小さいものである。したがって、ねじ軸4とナット7との間に介在する潤滑剤の外部への漏出を、ある程度許容している。また、シール部材54は、ねじ軸4とナット7との間への外部からの異物の侵入を防止している。
このように、本実施形態に係るボールねじ装置1は、給脂経路31および潤滑剤出口36が設けられたフランジ28側のシール部材42の方が、フランジ28とは反対側の端部のシール部材54よりもねじ軸4の転動溝13に対する密着力が大きい。すなわち、新しい潤滑剤がねじ軸4とナット7との間に吐出される潤滑剤出口36に近い方のシール部材42の方が、潤滑剤出口36から遠い方のシール部材54よりもねじ軸4の転動溝13に対する密着力が大きい。
ねじ軸4とナット7との間に介在する古い潤滑剤は、ナット7のねじ孔の両端から外部へ排出される。つまりナット7のねじ孔の両端は、それぞれ古い潤滑剤の排出口となっている。詳細には、古い潤滑剤は、フランジ28側のシール部材42のリップ部48とねじ軸4の転動溝13との間、およびフランジ28とは反対側の端部のシール部材54のリップ部60とねじ軸4の転動溝13との間から、外部へ排出される。ここで、上述したように、フランジ28側のシール部材42のほうが、フランジ28とは反対側の端部のシール部材54よりもねじ軸4の転動溝13に対する密着力が大きい。言い換えると、フランジ28側、すなわち潤滑剤出口36に近い方のシール部材42の方が、フランジ28とは反対側の端部、すなわち潤滑剤出口36から遠い方のシール部材54よりもねじ軸4とナット7との間に介在する潤滑剤を外部に逃がしにくく、潤滑剤出口36から遠い方のシール部材54の方が、潤滑剤出口36に近い方のシール部材42よりも潤滑剤を外部に逃がしやすい。したがって、古い潤滑剤はフランジ28とは反対側の端部から主に排出される。
本実施形態に係るボールねじ装置1はこのような構成により、ナット7の内部、すなわちねじ軸4とナット7との間に供給された潤滑剤を、ねじ軸4とナット7との間の隅々にまで行き渡らせることができる。以下に、本実施形態に係るボールねじ装置1においてねじ軸4とナット7との間の隅々にまで潤滑剤が供給される状況を、図1を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、図1の紙面に向かって左方側を軸方向一方側とし、右方側を軸方向他方側とする。また、本実施形態に係るボールねじ装置1は、新しい潤滑剤は、図示しない自動給脂装置によって、給脂経路31を介して連続給油されている。すなわち、新しい潤滑剤は絶えずボールねじ装置1に供給されている。
まず、ねじ軸4が回動せず、ナット7が停止している場合について説明する。なお、ねじ軸4とナット7との間には、先に供給された潤滑剤がすでに行き渡っているものとする。ねじ軸4とナット7との間にすでに介在している該潤滑剤は、古い潤滑剤として新しく供給される潤滑剤と置き換わる潤滑剤である。
給脂経路31の潤滑剤出口36からねじ軸4とナット7との間に吐出された潤滑剤は、ねじ軸4とナット7との間を軸方向一方側および他方側、さらに周方向で潤滑剤出口36とは反対側(図1の紙面下方)へと各方向へ移動し、古い潤滑剤をそれぞれ軸方向一方側および他方側、さらに周方向で潤滑剤出口36とは反対側へと押して移動させつつボール10と両転動溝13、16との間に供給される。給脂経路31の潤滑剤出口36はフランジ28側のシール部材42の近傍に位置しているので、軸方向一方側へ移動した新しい潤滑剤は、すぐにシール部材42に到達する。潤滑剤出口36よりも軸方向一方側に介在していた少量の古い潤滑剤は、新しい潤滑剤によって軸方向一方側および周方向で潤滑剤出口36とは反対側へ押されて移動する。軸方向一方側へ移動した古い潤滑剤は、一部がシール部材42とねじ軸4の転動溝13との間から外部へ排出され、残りはシール部材42によって周方向で潤滑剤出口36とは反対側へと移動する方向を変えられる。周方向で潤滑剤出口36とは反対側へと移動した古い潤滑剤は、その後軸方向他方側へと移動することとなる。
フランジ28側、すなわち潤滑剤出口36に近い方のシール部材42は、ねじ軸4への密着力が大きいので、シール部材42まで到達した新しい潤滑剤は、一部はシール部材42とねじ軸4の転動溝13との間から外部へ漏出するが、大部分はシール部材42によってそれ以上の軸方向一方側への移動が規制される。新しい潤滑剤は絶えず供給されているので、この状態以降に供給される新しい潤滑剤は、ほぼ軸方向他方側へと移動することとなる。このように軸方向他方側へ移動する新しい潤滑剤により、古い潤滑剤はフランジ28とは反対側の端部へと押されて移動する。フランジ28とは反対側の端部、すなわち潤滑剤出口36から遠い方のシール部材54はねじ軸4への密着力が小さいので、シール部材54のリップ部60は古い潤滑剤によって軸方向他方側へ押されることにより弾性変形する。その結果古い潤滑剤はリップ部60とねじ軸4の転動溝13との間から外部へ排出される。こうして、古い潤滑剤は順次ナット7のねじ孔の軸方向他方端から排出され、ねじ軸4とナット7との間の潤滑剤は新しい潤滑剤へと置き換わり、新しい潤滑剤がねじ軸4とナット7との間の隅々にまで行き渡ってゆく。
次に、ねじ軸4が回動し、ナット7が軸方向一方側(図1の紙面左方側)に移動する場合を説明する。
給脂経路31の潤滑剤出口36からねじ軸4とナット7との間に吐出された潤滑剤は、ねじ軸4とナット7との間を軸方向一方側および他方側、さらに周方向で潤滑剤出口36とは反対側(図1の紙面下方)へと各方向へ移動し、古い潤滑剤をそれぞれ軸方向一方側および他方側、さらに周方向で潤滑剤出口36とは反対側へと押して移動させつつボール10と両転動溝13、16との間に供給される。潤滑剤出口36よりも軸方向一方側に介在していた少量の古い潤滑剤は、新しい潤滑剤によって軸方向一方側および周方向で潤滑剤出口36とは反対側に押されて移動する。軸方向一方側へ移動した古い潤滑剤はフランジ28側のシール部材42によって周方向で潤滑剤出口36とは反対側へと移動する方向を変えられるとともに、ナット7が軸方向一方側へ移動することにより、潤滑剤出口36よりも軸方向他方側に位置することとなる。
また、軸方向一方側へ向かった新しい潤滑剤は、すぐにシール部材42に到達し、上述したナット7が停止している場合と同様に、一部はシール部材42とねじ軸4の転動溝13との間から外部へ漏出するが、大部分はシール部材42によってそれ以上の軸方向一方側への移動が規制される。新しい潤滑剤は絶えず供給されているので、この状態以降に供給される新しい潤滑剤は、ほぼ軸方向他方側へと移動することとなる。
当初潤滑剤出口36よりも軸方向一方側に介在し、その後潤滑剤出口36よりも軸方向他方側に位置することとなった上記古い潤滑剤と、当初から潤滑剤出口36よりも軸方向他方側に介在していた古い潤滑剤とは、絶えず供給されて軸方向他方側へと移動する新しい潤滑剤によって軸方向他方側へ押されて移動するとともに、ナット7の軸方向一方側への移動によって、順次フランジ28とは反対側の端部のシール部材54に到達する。潤滑剤出口36から遠い方のシール部材54はねじ軸4への密着力が小さいので、シール部材54のリップ部60は古い潤滑剤によって軸方向他方側へ押されることにより弾性変形する。その結果古い潤滑剤はリップ部60とねじ軸4の転動溝13との間から外部へ排出される。こうして、古い潤滑剤は順次ナット7のねじ孔の軸方向他方端から排出され、ねじ軸4とナット7との間の潤滑剤は、新しい潤滑剤へと置き換わり、新しい潤滑剤がねじ軸4とナット7との間の隅々にまで行き渡ってゆく。
次に、ねじ軸4が回動し、ナット7が軸方向他方側(図1の紙面右方側)に移動する場合を説明する。
給脂経路31の潤滑剤出口36からねじ軸4とナット7との間に吐出された潤滑剤は、ねじ軸4とナット7との間を軸方向一方側および他方側、さらに周方向で潤滑剤出口36とは反対側(図1の紙面下方)へと各方向へ移動し、古い潤滑剤をそれぞれ軸方向一方側および他方側、さらに周方向で潤滑剤出口36とは反対側へと押して移動させつつボール10と両転動溝13、16との間に供給される。潤滑剤出口36よりも軸方向一方側に介在していた少量の古い潤滑剤は、新しい潤滑剤によって軸方向一方側および周方向潤滑剤出口36とは反対側に押されて移動する。軸方向一方側へ移動した古い潤滑材はフランジ28側のシール部材42によって周方向で潤滑剤出口36とは反対側へと移動する方向を変えられるとともに、ナット7の移動に伴い軸方向他方側へ移動するシール部材42によって軸方向他方側へ押されて移動する。
また、供給された新しい潤滑剤は、ナット7が軸方向他方側への移動することにより順次フランジ28側のシール部材42に到達する。潤滑剤出口36に近い方のシール部材42はねじ軸4への密着力が大きいので、一部はシール部材42とねじ軸4の転動溝13との間から外部へ漏出するが、大部分はシール部材42によって軸方向他方側へ押されて、ナット7の軸方向他方側へと移動することとなる。
このように軸方向他方側へ移動するシール部材42によって押されて軸方向他方側へ移動する新しい潤滑剤により、古い潤滑剤はフランジ28とは反対側の端部へと押されて移動し、順次フランジ28とは反対側の端部のシール部材54に到達する。潤滑剤出口36から遠い方のシール部材54はねじ軸4への密着力が小さいので、シール部材54のリップ部60は古い潤滑剤によって軸方向他方側へ押されることにより弾性変形する。その結果古い潤滑剤はリップ部60とねじ軸4の転動溝13との間から外部へ排出される。こうして、古い潤滑剤は順次ナット7のねじ孔の軸方向他方端から排出され、ねじ軸4とナット7との間の潤滑剤は、新しい潤滑剤へと置き換わり、新しい潤滑剤がねじ軸4とナット7との間の隅々にまで行き渡ってゆく。
このように、本実施形態によれば、ナット7が停止している状態であっても、ナット7が軸方向の一方側および他方側の何れの方向に移動する場合であっても、ねじ軸4とナット7との間に供給された新しい潤滑剤を、ねじ軸4とナット7との間の隅々にまで行き渡らせることができる。また、本実施形態によれば、ナット7の軸方向長さが長くても、新しい潤滑剤を、ねじ軸4とナット7との間の隅々にまで確実に行き渡らせることができる。その結果、ボールねじ装置1は劣化した潤滑剤や摩耗粉が蓄積された潤滑剤で潤滑が行われることがなく、潤滑不良が生じたり、ボールねじ装置1の摩耗を早めたりしてしまうことを防止できる。こうして、本実施形態によれば、ボールねじ装置1の作動性と耐久性を高めることができる。さらに、新しい潤滑剤を供給するための複雑な構成も古い潤滑剤を排出するための複雑な構成も必要としないので、コストの上昇を抑えることができる。
なお、本実施形態では、フランジ28とは反対側の端部、すなわち潤滑剤出口36から遠い方のシール部材54は、リップ部60がねじ軸4の転動溝13に摺接する接触シールを用いたが、フランジ28側すなわち潤滑剤出口36に近い方のシール部材42よりもねじ軸4に対する密着力が小さければ、接触シールでなくても良い。言い換えると、潤滑剤出口36から遠い方のシール部材54は、潤滑剤出口36に近い方のシール部材42よりもねじ軸4とナット7との間に介在された潤滑剤を外部に逃がし易ければ、接触シールでなくても良い。すなわちリップ部60とねじ軸4の転動溝13との間に僅かな隙間が介在している非接触シールでも良い。この場合、接触シールよりも古い潤滑剤を効率よく外部へ排出することができる。
また、古い潤滑剤をさらに効率よく排出するために、フランジ28とは反対側のナット7の端部にはシール部材を設けない構成としても良い。この場合も、シール部材54を設けた場合と同様に、新しい潤滑剤を、ねじ軸4とナット7との間の隅々にまで行き渡らせることができる。なお、この場合は、外部からねじ軸4とナット7との間に粉塵等が入り込み易いので、空気中の粉塵が少ないクリーンな環境で用いることが望ましい。
このように、潤滑剤出口36に近い方のナット7の端部よりも、潤滑剤出口36とは遠い方のナット7の端部の方が、ねじ軸4とナット7との間に介在された潤滑剤を外部に逃がし易い構成であれば、滑剤出口36とは遠い方のナット7の端部には、接触シールを設けても良いし、非接触シールを設けても良いし、シール部材を設けなくても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態については、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図2は、第2実施形態に係るボールねじ装置のナットの断面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、ナットの両端部のシール部材の構成が異なっている。他の構成は第1実施形態と同様である。なお、図2においては、ナット107の内周面の転動溝16の図示は省略している。
第2実施形態においては、フランジ28側のシール部材142と、フランジ28とは反対側の端部のシール部材154とは、ねじ軸4(図2において図示省略)に対する密着力は同等である。本実施形態においては、図2に示すように、フランジ28側すなわち潤滑剤出口36に近い方のシール部材142は、リップ部148の先端が軸方向でナット107の内側に傾いている内向きシールである。内向きシールは、ねじ軸4とナット107との間に介在する潤滑剤を保持する、すなわち外部に排出させにくい作用を有している。言い換えると、内向きシールは潤滑剤を外部に逃がしにくい。一方、フランジ28とは反対側の端部すなわち潤滑剤出口36から遠い方のシール部材154は、リップ部160の先端が軸方向でナットの外側に傾いている外向きシールである。外向きシールは、ねじ軸4とナット107との間への外部からの異物の侵入を防止する効果を有するが、ねじ軸4とナット107との間に介在する潤滑剤を保持する作用は小さく、潤滑剤を外部に逃がし易い。
第2実施形態のこのような構成によっても、第1実施形態と同様に、ねじ軸4とナット107との間に供給された新しい潤滑剤を、ねじ軸4とナット107との間の隅々にまで行き渡らせることができる。また、本実施形態によれば、ナット107の軸方向長さが長くても、新しい潤滑剤を、ねじ軸4とナット107との間の隅々にまで確実に行き渡らせることができる。その結果、第2実施形態に係るボールねじ装置は劣化した潤滑剤や摩耗粉が蓄積された潤滑剤で潤滑が行われることがなく、潤滑不良が生じたり、ボールねじ装置の摩耗を早めたりしてしまうことを防止できる。こうして、本実施形態によれば、ボールねじ装置の作動性と耐久性を高めることができる。さらに、新しい潤滑剤を供給するための複雑な構成も古い潤滑剤を排出するための複雑な構成も必要としないので、コストの上昇を抑えることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態については、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図3は、第3実施形態に係るボールねじ装置のナットの断面図である。第3実施形態は、第1実施形態とは、ナットの両端部のシール部材の構成が異なっている。他の構成は第1実施形態と同様である。なお、図3においては、ナット207の内周面の転動溝16の図示は省略している。
第3実施形態においては、フランジ28側のシール部材242と、フランジ28とは反対側の端部のシール部材254とは、ねじ軸4(図3において図示省略)に対する密着力は同等である。本実施形態においては、図3に示すように、フランジ28側すなわち潤滑剤出口36に近い方には、リップ部248の先端が軸方向でナット207の外側に傾いている外向きシール242が、軸方向に2つ並んで配置されている。一方、フランジ28とは反対側の端部すなわち潤滑剤出口36から遠い方のシール部材254は、フランジ28側と同様にリップ部260の先端が軸方向でナット207の外側に傾いている外向きシールであるが、その数は1つである。外向きシールは、第2実施形態で述べたように、ねじ軸4とナット207との間への外部からの異物の侵入を防止する効果を有するが、ねじ軸4とナット207との間に介在する潤滑剤を保持する作用は小さく、潤滑剤を外部に逃がし易い。しかし、フランジ28側には外向きシールを軸方向に2つ並べて配置することにより、フランジ28とは反対側の端部よりもねじ軸4とナット207との間に介在する潤滑剤を外部に逃がしにくくしている。
第3実施形態のこのような構成によっても、第1実施形態と同様に、ねじ軸4とナット207との間に供給された新しい潤滑剤を、ねじ軸4とナット207との間の隅々にまで行き渡らせることができる。また、本実施形態によれば、ナット207の軸方向長さが長くても、新しい潤滑剤を、ねじ軸4とナット207との間の隅々にまで確実に行き渡らせることができる。その結果、第3実施形態に係るボールねじ装置は劣化した潤滑剤や摩耗粉が蓄積された潤滑剤で潤滑が行われることがなく、潤滑不良が生じたり、ボールねじ装置の摩耗を早めたりしてしまうことを防止できる。こうして、本実施形態によれば、ボールねじ装置の作動性と耐久性を高めることができる。さらに、新しい潤滑剤を供給するための複雑な構成も古い潤滑剤を排出するための複雑な構成も必要としないので、コストの上昇を抑えることができる。
以上で本発明の実施形態の説明を終えるが、本発明は上記各実施形態に限定されず適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態では、ねじ軸4に遊嵌されるナット7は1つであるが、2つのナットが軸方向に連結され、予圧が付与されているダブルナット式でも良い。また、上記各実施形態では、フランジ28はナット7の軸方向一方端に形成されているが、ナット7の軸方向中央部よりも軸方向一方側あるいは他方側へ偏った位置に形成されれば良い。すなわち、潤滑剤出口36がナット7の軸方向中央部よりも軸方向一方側あるいは他方側へ偏った位置に形成されれば良い。
1 ボールねじ装置
4 ねじ軸
7、107、207 ナット
10 ボール
13、16 転動溝
19 循環こま装着孔
22 循環路
25 循環こま
28 フランジ
31 給脂経路
33 供給口
36 潤滑剤出口
39 凹部
42、142、242 シール部材
45 縁部
48、148、248 リップ部
51 凹部
54、154、254 シール部材
57 縁部
60、160、260 リップ部

Claims (7)

  1. 直線状に延在し外周面に螺旋状の溝が形成されたねじ軸と、
    前記螺旋状の溝に対向する溝を内周面に有し、該溝と前記ねじ軸の螺旋状の溝との間に配置された複数のボールを介して前記ねじ軸に嵌装されるナットとを備え、
    前記ねじ軸と前記ナットとの間に潤滑剤を供給するために、供給される前記潤滑剤の出口である開口を前記ナットの内周面に有する潤滑剤供給路が前記ナットに設けられたボールねじ装置において、
    前記開口は前記ナットの軸方向一方側に配置され、
    前記ナットのねじ孔の両端は、それぞれが前記ねじ軸と前記ナットとの間に供給された前記潤滑剤の排出口であり、前記開口に近い方の前記排出口には、前記開口から遠い方の排出口よりも前記潤滑剤を排出しにくくするためのリング状の第1のシール部材が設けられていることを特徴とするボールねじ装置。
  2. 前記第1のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触しており、
    前記開口から遠い方の排出口にはリング状の第2のシール部材が設けられ、
    前記第2のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触し、前記第1のシール部材よりも前記ねじ軸の外周面に対する密着力が小さいことを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置。
  3. 前記第1のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触しており、
    前記開口から遠い方の排出口にはリング状の第2のシール部材が設けられ、
    前記第2のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に非接触であることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置。
  4. 前記第1のシール部材は、内径側部分が軸方向で前記ナットの内側に傾いて前記ねじ軸の外周面に接触しており、
    前記開口から遠い方の排出口にはリング状の第2のシール部材が設けられ、
    前記第2のシール部材は、内径側部分が軸方向で前記ナットの外側に傾いて前記ねじ軸の外周面に接触していることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置。
  5. 前記第1のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触している複数のシール部材からなり、
    前記開口から遠い方の排出口にはリング状の第2のシール部材が設けられ、
    前記第2のシール部材は、内径側部分が前記ねじ軸の外周面に接触しているシール部材からなり、該第2のシール部材を構成するシール部材の数は、前記第1のシール部材を構成するシール部材の数よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置。
  6. 前記ナットには径方向外方に延在するフランジが形成され、前記潤滑剤供給路は前記フランジに設けられていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のボールねじ装置。
  7. 前記ナットには径方向外方に延在するフランジが形成され、前記第1のシール部材は前記フランジの内径側に設けられていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のボールねじ装置。
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