JP2016052462A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の遊技機に係る実施の形態について、以下図面を参照しながら説明する。はじめに、図1を参照して、本実施の形態における遊技機(以下、パチスロ)1の機能フローについて説明する。
遊技者によりメダルが投入され、スタートレバー6が操作されると、予め定められた数値の範囲(例えば、0〜65535)の乱数から1つの値(以下、乱数値)が抽出される。
パチスロ1の機能フローについての説明は以上である。次に、図2〜図8を参照して、本実施の形態におけるパチスロ1の構造について説明する。
また、リール3Lとリール3Cとの間及びリール3Cとリール3Rとの間には、互いに光が透過することを防止する遮蔽板355が設けられている。
次に、図5を参照して、リール3L,3C,3Rの一例として、リール3Cの詳細な構成について説明する。リール3L,3Rは、リール帯300Cとリール帯300L,300Rに配された複数の図柄の配置が異なる以外は同様の構成であるので、説明を省略する。
リール3Cは、リール帯300Cと、リール帯300Cを外周部で支持する回転可能なリールドラム310と、リールドラム310の内部に配置されリールドラム310を回転駆動するモータユニット320と、リールドラム310の内部においてリール帯300Cの背後に配置されて発光する発光部330と、これらを保持しミドルボード65(図4参照)の上面に固着するリールベース340と、を備える。
リールドラム310は、リールベース340に回転可能に軸支され、外周が円形に形成された一対の第1円形フレーム311及び第2円形フレーム312を備える。
第1円形フレーム311は、略円板形状に形成された側壁315を備え、モータユニット320により回転駆動される。側壁315には、発光部330に沿って光を透過する開口部315aが形成されている。
第2円形フレーム312は、直径方向の断面形状が略八字形状に形成された側壁316を備え、その中心部分において、第1円形フレーム311の中心部分に接合される。側壁316は、光を透過する透光部材により形成されている。
図6は、図5中の円形の破線Bで囲んだ部分の拡大断面図である。
第2円形フレーム312の外部側の端部(図6中の矢印O側)である外部端部312aは、角が面取りされている。
リール帯取付部314は、外部端部312aの反対側である中央部側に形成され、外部端部312aと分けるように段差が設けられている。具体的には、リール帯取付部314は、外部端部312aより、第2円形フレーム312の回転軸側(図6中の矢印C側)に形成されている。
リール帯300Cには、幅方向の中心部分に複数の図柄が配される図柄領域301Cが形成され、この図柄領域301C両外側に非図柄領域302Cが形成されている。
第1円形フレーム311のリール帯取付部313及び第2円形フレーム312のリール帯取付部314は、それぞれ両外側の非図柄領域302Cにおいてリール帯300Cを保持する。
図8は、発光部330の説明図である。
発光部330は、リール帯300Cを背後から照射するバックライト部500と、リール帯300Cの左外縁近傍に光を照射する左サイド発光部510と、リール帯300Cの右外縁近傍に光を照射する右サイド発光部520と、に区分されるLED基板331と、LED基板331を収容するバックライトケース332と、を備える。
バックライト部中段領域502は、バックライト部中段LED502a,502b,502cが配置され、仕切り板334b,334h,334e,334gにより仕切られて形成されている。
バックライト部下段領域503は、バックライト部下段LED503a,503b,503cが配置され、仕切り板334c,334j,334f,334hにより仕切られて形成されている。
左サイド発光部中段領域512は、左サイド発光部中段LED512aが配置され、仕切り板334bとケース本体仕切り板333bにより仕切られて形成されている。
左サイド発光部下段領域513は、左サイド発光部下段LED513aが配置され、仕切り板334cとケース本体仕切り板333cにより仕切られて形成されている。
右サイド発光部上段領域521は、右サイド発光部上段LED521aが配置され、仕切り板334dとケース本体仕切り板333dにより仕切られて形成されている。
右サイド発光部中段領域522は、右サイド発光部中段LED522aが配置され、仕切り板334eとケース本体仕切り板333eにより仕切られて形成されている。
右サイド発光部下段領域523は、右サイド発光部下段LED523aが配置され、仕切り板334fとケース本体仕切り板333fにより仕切られて形成されている。
これにより、左サイド発光部上段領域511、左サイド発光部中段領域512、左サイド発光部下段領域513、右サイド発光部上段領域521、右サイド発光部中段領域522及び右サイド発光部下段領域523は、LED基板331の表面からリール帯300Cの外縁近傍に向かって形成され、リール帯300Cの外縁近傍が開放されている。
さらに、情報表示器13は、デジタル表示器(図示無し)において、パチスロ1の動作に関するエラーを示すエラーコード、設定値等をデジタル表示する。また、情報表示器13には、再遊技の図柄が表示された時に点灯するLED(図示無し)や、リール3L,3C,3Rが作動可能な時や、メダル投入受付可能な時に点灯するLED(図示無し)が設けられている。
パチスロ1の構造についての説明は以上である。次に、図9及び図8を参照して、本実施の形態におけるパチスロ1が備える回路の構成について説明する。本実施の形態におけるパチスロ1は、主制御回路71、副制御回路72及びこれらと電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)を備える。
図9は、本実施の形態におけるパチスロ1の主制御回路71の構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に設置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素としている。マイクロコンピュータ30は、CPU(以下、メインCPU)31、ROM(以下、メインROM)32及びRAM(以下、メインRAM)33により構成される。
メインCPU31には、クロックパルス発生回路34、分周器35、乱数発生器36及びサンプリング回路37が接続されている。クロックパルス発生回路34及び分周器35は、クロックパルスを発生する。メインCPU31は、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器36は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路37は、発生された乱数の中から1つの値を抽出する。
マイクロコンピュータ30の入力ポートには、スイッチ等が接続されている。メインCPU31は、スイッチ等の入力を受けて、ステッピングモータ49L,49C,49R等の周辺装置の動作を制御する。ストップスイッチ7Sは、3つのストップボタン7L,7C,7Rのそれぞれが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。また、スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6が遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出する。
マイクロコンピュータ30により動作が制御される周辺装置としては、ステッピングモータ49L,49C,49R及びホッパー40がある。また、マイクロコンピュータ30の出力ポートには、各周辺装置の動作を制御するための回路が接続されている。
さらに、マイクロコンピュータ30には、ストップボタン7L,7C,7Rのそれぞれ内部に設けられ、これらの受付け状態を表示するストップボタン内部LED107L,107C,107Rと、メダル枚数に関する情報を表示する情報表示器13と、が接続されている。
図10は、本実施の形態におけるパチスロ1の副制御回路72の構成を示す。
次に、リール3Cの発光態様について説明する。
図11は、図4におけるAA'間のリール3Cの部分断面図である。
図11に示すように、サブCPU81(図10参照)の制御により、発光部330の左サイド発光部中段LED512aが点灯し、バックライト部中段LED502a,502bが消灯している。この時、左サイド発光部中段LED512aにより発光された光(図11中の点線ハッチング部分)は、仕切り板334bとケース本体仕切り板333bにより仕切られて形成された左サイド発光部中段領域512で反射され、第2円形フレーム312の側壁316を透過して、外部端部312aにおいて、リール帯の外縁近傍を照射する。
なお、左サイド発光部中段LED512aにより発光された光は、仕切り板334bにより遮られ、リール帯300Cの背後の領域であるバックライト部中段領域502に侵入することはない。また、左サイド発光部中段LED512aにより発光された光は、遮蔽板355により遮られ、隣接する他のリールの内部に侵入することはない。
図12では、リール3L,3C,3Rの左サイド発光部510(図8参照)及び右サイド発光部520(図8参照)の全てのLEDを発光させたときの表示窓4L,4C,4Rにおける表示を示している。このとき、リール帯300L,300C,300Rの上段、中段及び下段の外縁近傍がそれぞれ光る演出(図12中の縦長の楕円形状のハッチング部分)が行われる。
本実施の形態に係るパチスロ1の筐体4は、前述したように(図2〜図4参照)、筐体本体部であり、前面に開口を有する箱状のキャビネット60と、キャビネット60に軸支され、前面の開口を開閉する前面ドア2とを備えて構成される。このパチスロ1の筐体4内には、集積回路(IC)、コンデンサや抵抗等の電子部品を表面に実装し、各電子部品間を導体パターン等によって接続することで電子回路を構成する各種の電子回路基板が配置されている。
図13は、本実施の形態におけるパチスロの基板配置態様を示す概略図である。
本実施の形態では、図13に示すように、パチスロ1の筐体4内に、主制御回路71が搭載されたメイン基板710、副制御回路72が搭載されたサブ基板720、メイン基板710、サブ基板720、及び後述するデバイス基板130A、130B等の被制御系基板に電源を供給する電源基板210、サブ基板720と周辺基板等の配線を中継するサブ中継基板750、上記周辺基板としてサブ中継基板750に接続され、スピーカやLEDなどの演出用のデバイス140A、140B(以下、まとめて140と呼称する)、又は演出用のデバイス140にそれぞれ対応する駆動回路(ドライバ)等を搭載するデバイス基板130A、130B(以下、まとめて130と呼称する)が配置されている。
図14は、本実施の形態におけるパチスロの被制御系基板の構成を示す平面図である。図14(a)は最終製造工程直前の構成を示し、図14(b)は最終製造工程後の構成を示している。
被制御系基板150を対象としたゴト行為としては、例えば前面ドア2の外部に設けられている外部部材を強制的に取り出して被制御系基板150を露呈させたり、あるいは、前面ドア2のスピーカ9L、9R取付面の隙間、LEDの外部を覆う外装部材の隙間等を利用して、LED基板や音声基板等のデバイス基板130の配置箇所まで、ケーブルなどの特殊器具を侵入させたうえでスルーホール171(又はビア)の孔内に先端部の導体部分、つまり絶縁被覆を剥離した導体部分を差し込んだり、あるいは、特殊器具の先端部の導体部分をスルーホール171の孔内に差し込んだ状態で、特殊器具の他端に接続した通信機器(情報処理装置)から不正な信号を送り込む等の不正行為が行われる。
図16は、本実施の形態におけるパチスロの制御系基板の製造工程を示す要部断面図である。制御系基板760としては、図13に示したメイン基板710、サブ基板720、サブ中継基板750等の基板を想定している。図16では、特に、サブ中継基板750を例示している。
制御系基板760を対象とする不正行為については、例えば、メイン基板710は、サブ基板720に対して遊技の進行に応じた演出の実行指令を送出する機能を有しており、この機能に対応する回路のスルーホール771又はビアを対象に特殊器具の先端部を侵入させてゴトを働く場合が考えられる。
300C リール帯300C
310 リールドラム310
330 発光部
500 バックライト部
510 左サイド発光部
520 右サイド発光部
332 バックライトケース
334a,334b,334c,334d,334e,334f 仕切り板
130,130A,130B デバイス基板
140,140A,140B デバイス
150 被制御系基板
153 絶縁基板(基材)
161a コネクタ配置パターン
161b LED配置パターン161b
161c 回路素子配置パターン161c
171 スルーホール
172 スルーホールの孔(開口部)
173 メッキ層
181,182 レジスト層(当接防止層)
210 電源基板
710 メイン基板
720 サブ基板
750 サブ中継基板
760 制御系基板
753 絶縁基板(基材)
771 スルーホール
772 スルーホールの孔(開口部)
773 メッキ層
775 樹脂部材(当接防止層)
777 蓋メッキ層(当接防止層)
781,782 レジスト層(当接防止層)
Claims (2)
- 各種制御を行う制御系基板と、
前記制御系基板によって制御される被制御系基板と、
前記制御系基板及び前記被制御系基板に電力を供給する電源基板と、を備える遊技機であって、
前記制御系基板は、
遊技の進行に関する制御を行う主制御回路を搭載するメイン基板と、
演出に関する制御を行う副制御回路を搭載するサブ基板と、
前記電源基板から前記サブ基板に供給される電力を中継するとともに、前記サブ基板が前記演出に関する制御の対象とする前記被制御系基板に接続されるサブ中継基板と、を有し、
前記被制御系基板は、
演出動作を行うデバイスに対応する駆動回路を搭載するデバイス基板を有し、
前記制御系基板に形成されたスルーホール又はビアを外部から絶縁可能に覆う当接防止層を有し、
前記当接防止層は、前記スルーホール又はビアの内部に埋め込まれた樹脂部材と、前記樹脂部材の基板面への露出部分を塞ぐ蓋メッキ層と、前記蓋メッキ層の上から前記スルーホール又はビアを絶縁加工するように塗布されるレジスト層とにより構成されることを特徴とする遊技機。 - 前記制御系基板は、積層基板であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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