JP2016052259A - 圃場作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者が一々調整ピンをカゴローラ支持ブラケットに抜き差しするような労力を要することなく、畦近くにおいても掘削可能な圃場作業機を実現する。
【解決手段】スタブルカルチ作業機1のフレーム2に取付部材24が固定されており、カゴローラ装置3を固定支持するカゴローラ支持ブラケット30は、複数の調整孔39を有し、取付部材24に回動可能に枢支されており、複数の調整孔39に、調整ピン59がバネで付勢されて選択的に挿通されることにより、カゴローラ支持ブラケット30は、回動すると、調整ピン59が取付部材24に当接して拘束され、カゴローラ装置3全体の回動許容範囲が調整可能であり、調整ピン59は、ワイヤ53を介して操作ハンドル52に接続されており、操作ハンドル52を操作することにより、バネの付勢力に抗して調整ピン59を調整孔39から引き抜くことが可能である。
【選択図】図1
【解決手段】スタブルカルチ作業機1のフレーム2に取付部材24が固定されており、カゴローラ装置3を固定支持するカゴローラ支持ブラケット30は、複数の調整孔39を有し、取付部材24に回動可能に枢支されており、複数の調整孔39に、調整ピン59がバネで付勢されて選択的に挿通されることにより、カゴローラ支持ブラケット30は、回動すると、調整ピン59が取付部材24に当接して拘束され、カゴローラ装置3全体の回動許容範囲が調整可能であり、調整ピン59は、ワイヤ53を介して操作ハンドル52に接続されており、操作ハンドル52を操作することにより、バネの付勢力に抗して調整ピン59を調整孔39から引き抜くことが可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、圃場作業機に関し、特に、スタブルカルチ作業機、サブソイラ作業機、プラソイラ(登録商標名。サブソイラ作業機に撥土板を取り付けた作業機。)等に関する。
圃場の比較的浅い土壌に対する耕耘作業を行うための圃場作業機として、スタブルカルチ作業機、サブソイラ作業機等が知られている(特許文献1〜4参照)。
図6〜図8は従来のスタブルカルチ作業機の一例を示すが、その構成、作用は、本発明の特徴とするカゴローラ解除装置に関する構成、作用を除いて、後で詳記する本発明のスタブルカルチ作業機の実施例と同じ(共通する部分は本発明のスタブルカルチ作業機に付す符号と同じ符号を記載)であるから、ここではその概要を説明する。
従来例のスタブルカルチ作業機91は、図6、図7に示すように、後方フレーム7に、固定板25と連結板26から成る左右の取付部材24が固定されている。左右の連結板26に、左右のカゴローラ支持ブラケット30が、枢支38軸を中心に回動可能に取り付けられている。また、連結板26の後端部がカゴローラ支持ブラケット30内に挟まれるように延びている。
カゴローラ支持ブラケット30は、複数の調整孔39が形成されており、複数の調整孔39のいずれかに調整ピン92が選択的に挿脱可能に構成されている。調整ピン92は、調整孔39に挿入された状態で、それぞれその一端に抜け止めピン45が挿入されて、調整孔39からの抜けないようにされる。
また、カゴローラ支持ブラケット30の頂部には、頂部孔43が形成され、規制ピン44が挿通され抜け止めピン45により抜け止めされている。
カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3は、規制ピン44と調整ピン92の間で、連結板26に対する回動が規制されている。カゴローラ支持ブラケット30は圃場表面81からの受ける力により、連結板26に対して枢支軸38を中心に、図7において上方に回動しようとするが、調整ピン92によってその動きが拘束される。
図7に示すように、調整ピン92を複数の調整孔39に選択的に差し込むことで、連結板26に対し、枢支軸38を中心に、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3の上方への許容回動角度を調整することができる。
ビーム18の先端に取り付けられたチゼルが掘削する耕深80(掘削具の圃場表面81からの食い込みの深さ。図4参照)は、連結板26に対する枢支軸38を中心としたカゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3の上方への回動を許容する角度を適宜替えることで調整可能である。
図7に示すように、調整ピン92を複数の調整孔39から所定の調整孔39に選択的に挿入し、連結板26に対する枢支軸38を中心としたカゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3の上方への回動を許容する角度を設定し、耕深80を調整し、圃場の耕作を行う。
しかし、図8に示すように、畦82にカゴローラ33が乗り上げると、チゼル19は圃場表面81から上方に位置してしまうために、畦82の近くではチゼル19が土中に食い込まず、掘削できない。また、仮にできるとしても、所定の耕深は得られない。
そこで、従来のスタブルカルチ作業機91では、作業者が調整ピン92を一々引き抜いて、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3の上方への回動に対して拘束されることなく自由に回動可能とすることによって、畦82の近くにおいてもチゼルを圃場表面81から土中に挿入し掘削可能としていた(後記する本発明の作用を示す図5を参照)。
上記のとおり、従来のスタブルカルチ作業機91では、畦82近くの作業においては、その都度、作業者は、連結板26とカゴローラ支持ブラケット30の取付部に近づいて、調整ピンを一々手で引き抜き、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3を、枢支軸38を中心に上方への回動を自由状態としなくてはならないという面倒があった。
本発明は、上記従来のスタブルカルチ作業機における問題を解決することを目的とするものであり、作業者が一々調整ピンをカゴローラ支持ブラケットに挿脱するような労力を要することなく、必要に応じて、調整ピンによる上方への回動の拘束を外し、フレームに対してカゴローラ装置全体を、上方へ自由に回動可能とし、畦近くにおいても所定の耕深で掘削可能な圃場作業機を実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、フレームと、フレームに取り付けられた掘削具と、フレームに対して上下方向に回動可能に取り付けられたカゴローラ装置とを備え、フレームに対してカゴローラ装置全体が回動可能な範囲を調整することによって、掘削の際の掘削具の圃場の土中への食い込みの深さである耕深を調整可能な圃場作業機であって、フレームには、取付部材が固定されており、カゴローラ装置は、カゴローラ支持ブラケットに固定されており、カゴローラ支持ブラケットは、複数の調整孔を有し、取付部材に回動可能に枢支されており、複数の調整孔のうち予め選択された一つに、調整ピンがバネで付勢されて挿通されていることにより、カゴローラ支持ブラケットが上方へ回動すると取付部材に調整ピンが当接して拘束され、カゴローラ支持ブラケット及びカゴローラ装置は、上記予め選択された調整孔に対応する角度だけ上方へ回動可能であり、調整ピンは、ワイヤを介して操作ハンドルに接続されており、操作ハンドルを操作することにより、バネの付勢力に抗して調整ピンを調整孔から引き抜くことが可能であることを特徴とする圃場作業機を提供する。
カゴローラ支持ブラケットには、取付部材に当接することで、カゴローラ支持ブラケット及びカゴローラ装置が、下方への回動を一定に規制する規制ピンが装着可能であることが好ましい。
操作ハンドルは、圃場作業機をトラクタのアッパリンクに接続するためのマストに取り付けられていることが好ましい。
圃場作業機は、スタブルカルチ作業機、サブソイラ作業機、又はサブソイラ作業機に撥土板を取り付けたプラソイラである構成としてもよい。
本発明に係る圃場作業機は、作業者が一々調整ピンをカゴローラ支持ブラケットに抜き差しするような労力を要することなく、操作ハンドルを操作することで、調整ピンを遠隔的にカゴローラ支持ブラケットから引き抜き、フレームに対してカゴローラ装置全体を自重で回動可能とし、畦近くにおいても掘削することができる。
本発明に係る圃場作業機を実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
本発明に係る圃場作業機は、スタブルカルチ作業機、サブソイラ作業機、又はサブソイラ作業機に撥土板を取り付けたプラソイラ等の作業機等として適用可能であるが、実施例として、スタブルカルチ作業機を、図1〜図5において説明する。
また、従来のスタブルカルチ作業機91は、後記する本発明のカゴローラ解除装置50を備えていない点を除いて、本実施例のスタブルカルチ作業機1と同じであるので、従来例と共通する構成、作用については、図6〜図8も参照して説明する。なお、カゴローラは、ケージローラ、パイプローラとも呼ばれている。
本明細書では、左右方向は、スタブルカルチ作業機1の作業時の進行方向に向かって左側右側方向(左右方向はスタブルカルチ作業機の作業時の進行方向に直交する方向、即ち作業幅方向)とし、前後(前方及び後方)は、スタブルカルチ作業機の作業時の進行方向に向かって前後(前方及び後方)であるものとする。
本実施例のスタブルカルチ作業機1は、図示はしないが、トラクタの3点ヒッチリンクに連結され、トラクタに牽引されて圃場の掘削作業等に使用される。
スタブルカルチ作業機1は、主な構成要素として、図1及び図6に示すように、フレーム2と、フレーム2に取り付けられた複数の掘削具4と、フレーム2に取り付けられたカゴローラ装置(砕土鎮圧用ローラ装置)3と、を備えている。
フレーム2は、前方フレーム6と、後方フレーム7と、左右の外側結合フレーム8と、左右の内側結合フレーム9と、を備えている。
前方フレーム6及び後方フレーム7は、それぞれ左右方向(作業幅方向)に向けて水平に配置されている。左右の外側結合フレーム8は、それぞれ前方フレーム6と後方フレーム7を結合するように前後方向に向けて配置されている。左右の内側結合フレーム9は、それぞれ前方フレーム6と後方フレーム7を結合するように前後方向に向けて配置されている。
前方フレーム6には、マスト13及び左右のロアリンク支持ブラケット14が取り付けられている。マスト13は、前方フレーム6の中央に斜め上方に向けて伸びるように固定されており、トラクタのアッパリンク(図示せず)に取り付けられる。左右のロアリンク支持ブラケット14は、前方フレーム6の左右に固定されており、トラクタのロアリンク(図示せず)に取り付けられる。
複数の掘削具4は、それぞれ前方フレーム6及び後方フレーム7のいずれかに固定された取付アーム17と、取付アーム17に固定されビーム18と、ビーム18の下端前面に固定されたチゼル19と、ウィング20と、を備えている。
後方フレーム7には、取付部材24が固定されており、取付部材24に、カゴローラ装置3を支持するカゴローラ支持ブラケット30が上下方向に回動可能に取り付けられている。取付部材24は、後方フレーム7に固定された固定板25と、固定板25に固定されて後方に延びる連結板26と、から成る。
カゴローラ装置3は、カゴローラ支持杆31と、カゴローラ支持杆31の左右に固定された左右のカゴローラ支持側板32と、カゴローラ33と、を備えている。カゴローラ装置3は、そのカゴローラ支持杆31が、カゴローラ支持ブラケット30の下端部に固定され支持されている。
左右のカゴローラ支持ブラケット30は、図1、図6に示すように、それぞれ左右一対の支持板37から成り、この左右一対の支持板37の間に、回動可能に挟まれるように、連結板26の後端部が延びている。
左右一対の支持板37に固定された枢支軸38によって、連結板26はカゴローラ支持ブラケット30に相対的に回動可能である。換言すると、連結板26に、左右のカゴローラ支持ブラケット30が、枢支軸38を中心に回動可能に取り付けられている。
カゴローラ支持ブラケット30には、その左右一対の支持板37を左右水平方向に貫通する複数の調整孔39が形成されている。複数の調整孔39より上方におけるカゴローラ支持ブラケット30の頂部に、左右一対の支持板37を左右水平方向に貫通する1つの頂部孔43が形成されている。頂部孔43には、規制ピン44が挿通され抜け止めピン45によって抜け止めされている。
以上の構成は、本実施例の圃場作業機と従来例の圃場作業機が共通した構成であるが、以下、本発明の特徴とするカゴローラ解除装置50について説明する。カゴローラ解除装置50は、図1に示すように、調整ピン挿脱機構51、操作ハンドル52及びワイヤ53を備えている。
調整ピン挿脱機構51は、図2(a)、(b)に示すように、バネ装着枠57と、連結枠58と、バネ装着枠57及び連結枠58内に移動可能に設けられ、カゴローラ支持ブラケット30の調整孔39に挿脱可能な調整ピン59と、常時は調整ピン59を調整孔39に向けて付勢するバネ60と、を備えている。
バネ装着枠57は、内端に取付板64が、外端にフランジ板65がそれぞれ固定されている。バネ装着枠57は、取付板64によってカゴローラ支持ブラケット30の支持板37にボルトで固着されている。
連結枠58は、内端にフランジ板66が、外端に端板67がそれぞれ固定されている。バネ装着枠57と連結枠58は、それぞれのフランジ65、66が互いに当接してボルト締めされて長手方向に直列に結合されている。
バネ装着枠57内において、調整ピン59には、巻き付けられようにバネ60(圧縮コイルバネ60)が装着されている。バネ60は、その一端は調整ピン59に固定されており、その他端はフランジ65に当接するように設けられている。
これにより、調整ピン59は、常時は調整孔39に向けて弾力的に付勢され、その先端部61が、図2(a)に示すように調整孔39内に挿通され、カゴローラ支持ブラケット30の左右一対の支持板37を貫通するように構成されている。
連結枠58内において、調整ピン59の基端部62が、締結具71によってワイヤ53の基端部に連結されている。ワイヤ53は外套管54内に移動可能に挿通されており、外套管54は端板67に固定され、ワイヤ53の先端側は連結枠58から外部へ延び出ている。
ワイヤ53の先端側は、図1に示すように、スタブルカルチ作業機1に沿って、操作ハンドル52まで延び、先端部が、図3(a)、(b)に示すように、操作ハンドル52の一端に結合されている。操作ハンドル52は、L字型をしており、図1及び図3に示すように、操作ハンドル取付板55に枢支軸72で回動可能に取り付けられている。
操作ハンドル取付板55は、その基部75がマスト13の側面に固定されており、その先端部76に折返片77が形成されている。ワイヤ53は、外套管54を介して折返支持片77に支持されている。
バネ60の付勢力によって調整ピン59が調整孔39内に挿入されている状態では、操作ハンドル52は図2(a)の状態にある。この状態からバネ60の付勢力に抗して、図2(b)に示すように、操作ハンドル52を時計方向に回動すると、ワイヤ53を介して調整ピン59は調整孔39から抜き出される。
(作用)
(作用)
以上の構成から成る本実施例のスタブルカルチ作業機1の作用について説明する。カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3は、自然状態では、その自重によって枢支軸38を中心に下方への回動力(モーメント)がかかっている。
しかし、規制ピン44が連結板26の上面に当接することで、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3の下方への回動が規制される。
ところで、図4に示すように、圃場での耕作作業では、掘削具の先端のチゼル19が圃場表面81から土中に食い込み、カゴローラ33は圃場表面81を転動しながら前進して掘削を進める。この際、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3は、圃場から受ける反力によって、枢支軸38を中心に、図4中の矢印に示すように上方へ回動しようとする。
本明細書では、掘削作業の際に、掘削具のチゼル19が掘削すべき圃場の表面81から土中に食い込む深さを耕深80(図4参照)という。圃場の掘削される深さは耕深80によるが、必ずしもこの耕深80の深さで一定に掘削されるものではなく、掘削される深さ自体は若干ばらつき生じる。
このような耕深80は、連結板26に対する、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3が、枢支軸38を中心に、図4中の矢印に示す上方への回動に対して、調整ピン59が連結板26に当接して拘束される位置によって決まる。
即ち、規制ピン44でカゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3の下方への回動が規制された状態から、図4中の矢印に示す上方へ回動して調整ピン59が連結板26に当接して拘束されるまでの回動角度が小さい場合は、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3が上記拘束される際の姿勢は、比較的に起立した状態に近いので、フレーム2及び掘削具4は、比較的上方に位置するから耕深80が小さくなる。
逆に、上記回動角度が大きい場合は、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3が比較的寝た状態になるので、フレーム2及び掘削具4は、比較的下方に位置するから耕深80が大きい。
このように、ビーム18の先端に取り付けられたチゼル19の耕深80は、連結板26に対する枢支軸38を中心としたカゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3の上方への回動可能角度を適宜替えることで調整可能である。
カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3の図4中の矢印に示す上方への回動を許容する角度の設定は、調整ピン59を複数の調整孔39のいずれかに選択的に挿入することにより可能となる。
本実施例では、耕深80を調整する場合には、複数の調整孔39のうち、所望の耕深80に対応する調整孔39を選択し、その調整孔39内に調整ピン59がバネ60の付勢力で挿入可能なように、予め、バネ装着枠57の支持板37に対する取付位置の位置合わせを行う。そして、位置合わせができたら、バネ装着枠57を連結枠58と一体で、ボルトによって支持板37に固定する。
このように予めバネ装着枠57の支持板37に対する取付位置を合わせて耕深80の調整をし、操作ハンドル52を緩めれば、バネ60の付勢力によって、調整ピン59は選択した調整孔39内に自動的に挿入され、チゼル19の先端が土中に食い込む深さである耕深80が調整可能となる。
また、一度、上記の通り耕深80の調整を行っておけば、操作ハンドル52を操作して調整ピン59を調整孔39から引き抜いて、後記するように、畦82近くにおける掘削作業を行った後に、畦82から離れて掘削作業を行う際に、操作ハンドル52を緩めれば、必ず、予め選択した調整孔39内にバネ60の付勢力によって挿入され、スタブルカルチ作業機1によって、その掘削具4を所定の耕深80に戻して、圃場を掘削することができる。
スタブルカルチ作業機1で、畦82のすぐ下から掘削する際には、作業者は、操作ハンドル52を操作してバネ60の付勢力に抗してワイヤ53を引っ張り調整ピン59を調整孔39から引き抜く。すると、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3は、調整ピン59によってその回動が拘束されることなく、図4の状態から枢支軸38を中心に、上方への回動は自由となる。
その結果、トラクタを後進することで、カゴローラ33が、図5に示すように畦82の上に乗り上げ、ビーム18は畦82近くまで接近可能となるので、スタブルカルチ作業機1は、畦82のすぐ下から掘削をすることが可能となる。
このように、本発明のスタブルカルチ作業機1によれば、作業者は、トラクタの傍で、操作ハンドル52を操作することで、畦82のすぐ下から掘削をすることが可能となる。従って、従来例のように、作業者はカゴローラ支持ブラケット30に近づいて、抜け止めピン45を抜いて、調整ピン59を直に調整孔39から抜き取ったりする煩わしい作業が不要となる。
なお、前記のとおり、カゴローラ支持ブラケット30の頂部孔43には、規制ピン44が挿通され抜け止めピン45によって抜け止めされているので、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3が、自重で、枢支軸38を中心に下方への回動する範囲が一定に規制されている。
これによって、例えば、スタブルカルチ作業機1を運搬している際に、カゴローラ支持ブラケット30及びカゴローラ装置3が、枢支軸38を中心に、ブラブラと不必要に揺動するようなことを防止できる。
以上、本発明に係る圃場作業機を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る圃場作業機は上記のような構成であるから、カゴローラを備え、カゴローラの上方への回動角度を拘束することによって、掘削の際にチゼル等の掘削具の耕深を調整する、スタブルカルチ作業機、サブソイラ作業機、プラソイラ等のいろいろなタイプの圃場作業機に適用可能である。
1 スタブルカルチ作業機
2 フレーム
3 カゴローラ装置
4 掘削具
6 前方フレーム
7 後方フレーム
8 左右の外側結合フレーム
9 左右の内側結合フレーム
13 マスト
14 ロアリンク支持ブラケット
17 掘削具の取付アーム
18 掘削具のビーム
19 チゼル
20 ウィング
24 取付部材
25 取付部材の固定板
26 取付部材の連結板
30 カゴローラ支持ブラケット
31 カゴローラ支持杆
32 カゴローラ支持側板
33 カゴローラ
37 カゴローラ支持ブラケットの支持板
38 枢支軸
39 調整孔
43 頂部孔
44 規制ピン
45 抜け止めピン
50 カゴローラ解除装置
51 調整ピン挿脱機構
52 操作ハンドル
53 ワイヤ
54 ワイヤの外套管
55 操作ハンドル取付板
57 バネ装着枠
58 連結枠
59 調整ピン
60 バネ
61 調整ピンの先端部
62 調整ピンの基端部
64 バネ装着枠の取付板
65 バネ装着枠のフランジ板
66 連結枠のフランジ板
67 連結枠の端板
71 調整ピンとワイヤを連結する締結具
72 枢支軸
75 操作ハンドル取付板の基部
76 操作ハンドル取付板の先端部
77 操作ハンドル取付板の折返片
80 耕深
81 圃場表面
82 畦
91 従来のスタブルカルチ作業機
92 調整ピン
2 フレーム
3 カゴローラ装置
4 掘削具
6 前方フレーム
7 後方フレーム
8 左右の外側結合フレーム
9 左右の内側結合フレーム
13 マスト
14 ロアリンク支持ブラケット
17 掘削具の取付アーム
18 掘削具のビーム
19 チゼル
20 ウィング
24 取付部材
25 取付部材の固定板
26 取付部材の連結板
30 カゴローラ支持ブラケット
31 カゴローラ支持杆
32 カゴローラ支持側板
33 カゴローラ
37 カゴローラ支持ブラケットの支持板
38 枢支軸
39 調整孔
43 頂部孔
44 規制ピン
45 抜け止めピン
50 カゴローラ解除装置
51 調整ピン挿脱機構
52 操作ハンドル
53 ワイヤ
54 ワイヤの外套管
55 操作ハンドル取付板
57 バネ装着枠
58 連結枠
59 調整ピン
60 バネ
61 調整ピンの先端部
62 調整ピンの基端部
64 バネ装着枠の取付板
65 バネ装着枠のフランジ板
66 連結枠のフランジ板
67 連結枠の端板
71 調整ピンとワイヤを連結する締結具
72 枢支軸
75 操作ハンドル取付板の基部
76 操作ハンドル取付板の先端部
77 操作ハンドル取付板の折返片
80 耕深
81 圃場表面
82 畦
91 従来のスタブルカルチ作業機
92 調整ピン
Claims (4)
- フレームと、フレームに取り付けられた掘削具と、フレームに対して上下方向に回動可能に取り付けられたカゴローラ装置とを備え、フレームに対してカゴローラ装置全体が回動可能な範囲を調整することによって、掘削の際の掘削具の圃場の土中への食い込みの深さである耕深を調整可能な圃場作業機であって、
フレームには、取付部材が固定されており、
カゴローラ装置は、カゴローラ支持ブラケットに固定されており、
カゴローラ支持ブラケットは、複数の調整孔を有し、取付部材に回動可能に枢支されており、
複数の調整孔のうち予め選択された一つに、調整ピンがバネで付勢されて挿通されていることにより、カゴローラ支持ブラケットが上方へ回動すると取付部材に調整ピンが当接して拘束され、カゴローラ支持ブラケット及びカゴローラ装置は、上記予め選択された調整孔に対応する角度だけ上方へ回動可能であり、
調整ピンは、ワイヤを介して操作ハンドルに接続されており、操作ハンドルを操作することにより、バネの付勢力に抗して調整ピンを調整孔から引き抜くことが可能であることを特徴とする圃場作業機。 - カゴローラ支持ブラケットには、取付部材に当接することで、カゴローラ支持ブラケット及びカゴローラ装置が、下方への回動を一定に規制する規制ピンが装着可能であることを特徴とする請求項1に記載の圃場作業機。
- 操作ハンドルは、圃場作業機をトラクタのアッパリンクに接続するためのマストに取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の圃場作業機。
- 圃場作業機は、スタブルカルチ作業機又はサブソイラ作業機であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圃場作業機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014178681A JP2016052259A (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | 圃場作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014178681A JP2016052259A (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | 圃場作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016052259A true JP2016052259A (ja) | 2016-04-14 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014178681A Pending JP2016052259A (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | 圃場作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016052259A (ja) |
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