JP2016052050A - 文書管理装置、文書管理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ADFに文書区切り用原稿用紙を間に挟んだ大量の原稿を入れておけば、文書区切り用原稿用紙間の原稿ごとに異なる複数人へスキャンした原稿を画像データ化して送付できる文書管理装置を提供する。【解決手段】原稿トレイにセットした原稿の束を、原稿を読み取り、画像データとして取得する読取手段に搬送する搬送手段と、読取手段で読み取って取得した画像データを基に、読み取った原稿から区切り用原稿を判別する区切り用原稿判別手段と、区切り用原稿の画像データから、送付先を判別する送付先判別手段と、画像データの内、区切り用原稿によって区分された原稿の画像データを、送付先判別手段によって判別された送付先に送付する送付手段と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、ADFを用いて読み取った原稿を画像データ化し、簡単にユーザの指定した受信先に送付することができる文書管理装置、文書管理方法およびプログラムに関する。
従来から、会社などにおいて、膨大な量の紙文書が発生し、保管されている。紙文書は、情報の伝達や記録を行うための媒体として優れたものであるが、これを保管するために多大なスペースを必要としていた。
また、情報を紙文書に記録して保存する場合、後にその紙文書が必要になったときには、例えば、書庫に収納された多くの紙文書の中から目的とする紙文書を探さなければならない。したがって、紙文書に記録して保存するという形態は、業務の効率化の観点からも好ましくなかった。
このような背景の下、紙文書を電子化して保存することが行われるようになってきている。具体的には、ユーザは1ページずつ紙文書をスキャナ装置にセットし、このスキャナ装置により、紙文書の各ページを読み込み、画像データとして電子ファイルに格納する技術が広く用いられている。
紙文書のページ数が多い場合には、オートドキュメントフィーダ(ADF)と呼ばれる自動給紙機構(以下、単にADFという)を備えたスキャナ装置を用いて、紙文書の各ページを連続して自動的に読み取る処理が広く行われている。
しかし、ADFを用いて紙文書を読み取って画像データとして電子ファイルに格納する場合には、セットした紙文書をすべて同一の電子ファイルに格納することになるため、複数の電子ファイルに分割して格納したいユーザは、スキャナ装置の前で複数回に分けて紙文書をセットして読み取らせる必要があった。
このような問題を解決する手段として、特許文献1には、ページ画像データを文書単位に電子ファイル化する目的で、電子化したい文書が複数ある場合に、それらの複数の文書間にあらかじめ特定の文書区切り用原稿を挿入しておき、この画像読み取り処理により得られた全ページのページ画像データの中から文書区切り用原稿に相当する画像データを認識する技術が開示されている。
また、特許文献2には、ページ画像データを文書単位に電子ファイル化する目的で、読み込む原稿データにバーコードを付随させておき、予め作成してあるバーコード対比表と比較し、電子ファイルに固定の名称を付随させる。そして、この電子ファイルを対比表の分類ごとにフォルダ分けする技術が開示されている。
しかし、特許文献1に開示された技術は、スキャンした文書は画像データとして複数の電子ファイルに保存されるだけであり、特定の人物やグループに対象の電子ファイルを自動で送付できないという問題があった。そのため、スキャンして得られた画像データを特定の人物やグループに送付する場合は、ユーザが改めて受信先を指定する必要があり、多大な労力を要するものであった。
また、特許文献2に開示された技術は、区切り用紙に付したインデックス情報は自装置内に新しくフォルダを作成するための情報であり、それらのインデックス情報から宛先を判別して、読み込んだ画像ファイルを異なる装置に送付することはできないという問題があった。
さらに、特許文献2に開示された技術は、区切り用紙にはひとつのフォルダの情報しか付されていないため、複数のアドレスを指定することはできないという問題があった。
さらに、特許文献2に開示された技術は、区切り用紙にはひとつのフォルダの情報しか付されていないため、複数のアドレスを指定することはできないという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するためのものであり、その目的とするところは、ADFに文書区切り用原稿用紙を間に挟んだ大量の原稿を入れておけば、文書区切り用原稿用紙間の原稿ごとに異なる複数人へスキャンした原稿を画像データ化して送付できる文書管理装置を提供することである。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有する。
本発明に係る文書管理装置は、原稿トレイにセットした原稿の束を、前記原稿を読み取り、画像データとして取得する読取手段に搬送する搬送手段と、前記読取手段で読み取って取得した前記画像データを基に、読み取った前記原稿から区切り用原稿を判別する区切り用原稿判別手段と、前記区切り用原稿の画像データから、送付先を判別する送付先判別手段と、前記画像データの内、前記区切り用原稿によって区分された前記原稿の画像データを、前記送付先判別手段によって判別された送付先に送付する送付手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ADFに文書区切り用原稿用紙を間に挟んだ大量の原稿を入れておけば、文書区切り用原稿用紙間の原稿ごとに異なる複数人へスキャンした原稿を画像データ化して送付できる。
以下、本実施形態について図面により詳細に説明する。
図1は、読み取った原稿を画像データ化してユーザの希望する受信先に送信することを特徴とする、一実施形態に係る文書管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。ネットワーク3に接続された画像形成装置は、スキャナ1、入力処理部2、記憶部(HDD)4、電子メール編集部10、操作表示部11、フォルダ作成部12を備える。
電子メール編集部10は、データ保管部13、表示制御部14、通信部15、宛先付与部16、原稿判別部17、送付先判別部18、送付方法判別部19を備える。
電子メール編集部10は、データ保管部13、表示制御部14、通信部15、宛先付与部16、原稿判別部17、送付先判別部18、送付方法判別部19を備える。
スキャナ1は、ADFから送られてきた原稿を読み取る。入力処理部2は、スキャナによって読み取られた原稿のアナログデータを電子的なデジタルデータに変換し、画像データとして電子メール編集部10に送信する。
電子メール編集部10は、入力処理部2、ネットワーク3、記憶部4、操作表示部11、フォルダ作成部12に接続されている。電子メール編集部10は入力処理部2によって変換された原稿の画像データに、ユーザの指定した受信者アドレスを付与し、対象となるアドレスに画像データを送信する処理や、画像データを記憶部4に保存する処理を行う。
ネットワーク3は、インターネットのような外部機器との通信を可能にするネットワーク網を示す。記憶部4は、入力処理部2によってデジタルデータに変換された画像データ、および電子ファイル化された画像データを保存する。
操作表示部11は、画面に表示されている画像をインターフェース(I/F)として、ユーザからの編集内容を接触入力などにより受け付ける。操作表示部11は、液晶表示機能を有するいわゆるタッチパネルとして構成されるものであっても良いし、付属の機能キー等によって操作者からの入力を受け付けられるものであっても良い。フォルダ作成部12は、画像データを保管するためのフォルダを作成する。
次に、電子メール編集部10の具体的な構成について説明する。データ保管部13は入力処理部2で変換された画像データをフォルダ作成部12で作成したフォルダに保存する処理を行う。表示制御部14は、操作表示部11に表示する各種項目の制御、および操作表示部11からの情報の処理を行う。通信部15は、有線もしくは無線によりネットワーク3に接続するインターフェースである。電子メール編集部10は通信部15を介してデータの送受信を行うことができる。
原稿判別部17は、スキャナ1で読み込まれた原稿1枚毎に対して通常の原稿と分割シート21との判別を行い、セットされた原稿の束から分割シート21に相当する原稿を判別する。送付先判別部18は、原稿判別部17が原稿を分割シート21と判別した際に、分割シート21の所定箇所が塗りつぶされている場合に対比テーブルを用いて対象となる受信者を判別し、宛先付与部16へ対象となる受信者のアドレスを送る。
宛先付与部16では、送付先判別部18より送られてきたアドレスを電子メールの受信先のアドレスとして設定する。送付方法判別部19は、送付先判別部18によって判別された対象となる受信者に対しての送付方法を判別する。本実施形態では、電子メールの送付方法として「宛先」と「CC」の2種類を判別しているが、これに限ったことではない。
図2は、分割シート21の例を示す図である。上下判定マーク22は、分割シート21の上部に印字されており、スキャナ1が上下判定マーク22を読み取ることで原稿判別部17が本原稿を分割シート21であると認識すると同時に、分割シート21の上下方向の向きを認識する。
なお、上下判定マーク22は一例であり、原稿判別部17が分割シート21の向きを認識できるのであれば、上下判定マーク22の位置は原稿上のどこであっても構わず、分割シート21の方向は左右方向を認識するものであっても良い。また、本実施形態では分割シート21を判別するマークと、分割シート21の向きを認識するマークとを同一のものとしているが、分割シート21上に別々に設けても良い。また、原稿判別部17が分割シート21上のマークから分割シート21の向きを認識するものではなく、ユーザが分割シート21の向きを認識して、正しい向きにセットするものであっても良い。
受信者判定マーク23は、すべての分割シート21の同じ位置に複数設けられており、ユーザが内部を塗りつぶせるように記されているマークである。送付先判別部18は、塗りつぶされた受信者判定マーク23に対応する受信者アドレスを、受信者アドレス対比テーブルを用いて判定し、宛先付与部16へ対象となる受信者アドレスを送信する。
送付方法判別部19は、受信者判定マーク23の塗りつぶし方に対応する送付方法を、送付方法対比テーブルを用いて判定し、宛先付与部16へ受信者アドレス毎の送付方法を送信する。図2では全面塗りつぶしと半面塗りつぶしの2種類の塗りつぶし方がされており、それぞれ指定した宛先への送付方法が異なる。ここでの処理については後段で詳しく説明する。
受信者アドレス対比テーブルを用いた受信者アドレスの判定方法について、図3を用いて説明する。図3は、受信者アドレス対比テーブルの一例を示す図である。マーク箇所31は、受信者判定マーク23の数字のマークと対応しており、マーク箇所33は、受信者判定マーク23の英字のマークと対応している。それぞれのマーク箇所に対応する受信者アドレスが受信者アドレス欄32に記載されている。
送付先判別部18は、マーク箇所31およびマーク箇所33に対応する受信者アドレスを受信者アドレス欄32から判定する。本実施形態では、数字のマーク箇所を一つのアドレス、英字のマーク箇所を複数のアドレスに割り当てているが、複数のマーク箇所を塗りつぶすことで一つのアドレスに割り当てるようにしても良い。
送付方法対比テーブルを用いた送付方法の判定方法について、図4を用いて説明する。図4は、送付方法対比テーブルの一例を示す図である。塗りつぶし欄41は受信者判定マーク23の塗りつぶし方と対応している。それぞれの塗りつぶし方に対応する送付方法が送付方法判別欄42に記載されている。
送付方法判別部19は、受信者判定マーク23の塗りつぶし方と送付方法判別欄42とを比較し、該当の塗りつぶし方に対応する送付方法判別欄42を参照して、送付方法を判定する。なお、塗りつぶし方は任意で変更可能である。
図2の例では受信者判定マーク23の「2、4」のマークが全て塗りつぶされており、「b」のマークが半分塗りつぶされているので、宛先に、「Cさん」「Eさん」、CCにグループbの「F,Gさん」が受信者アドレスとして設定されることになる。
図5は、分割シート21によるアドレス設定の一例を示すフローチャートである。ユーザはADFへ原稿の束をセットし(ステップS1)、操作表示部11上のスキャナ1のスタートボタンを押下し、処理を開始する(ステップS2)。表示制御部14は操作表示部11上でユーザにより受信者の指定がされているか判断する(ステップS3)。
操作表示部11上で受信者が指定されている場合(ステップS3、No)、ADFにセットされている全原稿をスキャナ1で読み取り、読み取った原稿を入力処理部2で画像データに変換する。データ保管部13は、変換された画像データをフォルダ作成部12で作成したフォルダ内に保管する(ステップS4)。宛先付与部16は画像データを保管したフォルダに操作表示部11で指定された受信者アドレスを付与し、通信部15は画像データを保管したフォルダを宛先付与部16で付与されたアドレスへ電子メールとして送付し(ステップS5)、処理を終了する。
なお、操作表示部11上で指定される受信者は単数人に限られたものではなく、複数人に同時に送信するものであっても良い。また、受信者の指定は名前やアドレスから選択するものであっても良いし、ユーザが直接アドレスを入力するものであっても良い。
操作表示部11上で受信者が指定されていない場合(ステップS3、Yes)、スキャナ1で原稿の読み取りを開始する(ステップS6)。
操作表示部11上で受信者が指定されていない場合(ステップS3、Yes)、スキャナ1で原稿の読み取りを開始する(ステップS6)。
原稿判別部17は、1枚目の原稿の画像データに対して、原稿の上部に上下判定マーク22があるかを判断する(ステップS7)。ステップS7で、上下判定マーク22があると判断された場合(ステップS7、Yes)、1枚目の原稿を分割シート21と判断し、読取られた上下判定マーク22の位置から分割シート21の上下方向を判断する。
送付先判別部18は、受信者判定マーク23が塗りつぶされているかどうかを判断する(ステップS8)。ステップS8で、1枚目の原稿が分割シート21ではないと判断された場合(ステップS7、No)と、1枚目が分割シート21であると判断されたが、受信者判定マーク23のいずれも塗りつぶされていない場合(ステップS8、No)は同様の処理となる。
分割シート21の受信者判定マーク23のいずれも塗りつぶされていない場合は、本体に保存する際に、原稿を区切って記憶部4に保存するための区切り用紙として利用される。受信者判定マーク23のいずれも塗りつぶされていない分割シート21から次の分割シート21までの原稿の画像データをフォルダ作成部12で作成したフォルダに保管し、記憶部4に画像データを保管したフォルダを保存するフローが図5のステップS9〜S12に該当する。
ステップS7,S8の判定がNoの場合、スキャナ1で残りの原稿の読み取りを行う(ステップS9)。原稿判別部17は、ステップS7で1枚目の原稿の画像データに対して行ったものと同様の処理をスキャナ1で読み取られた残りの原稿1枚毎の画像データに対して行い、残りの原稿に分割シート21があるかを判断する(ステップS10)。ステップS10は、原稿判別部17が残りの原稿に分割シート21があると判断したとき(ステップS10、Yes)、またはADFにセットされている残りの原稿全てに対して通常の原稿と判断したとき(ステップ10、No)にステップS10の処理を終了する。
ステップS10で、スキャナ1で読み取られた残りの原稿に分割シート21があると判断された場合(ステップS10、Yes)、フォルダ作成部12はフォルダを作成し、データ保管部13は、次に読み取られた分割シート21前までのステップS9で読み取った原稿の画像データをフォルダ作成部12で作成したフォルダに保管する(ステップS11)。ステップS11で原稿の画像データが保管されたフォルダをマシン本体の記憶部4へ保存し(ステップS12)、ステップS21へ処理が移行する。
受信者判定マーク23のいずれも塗りつぶされていない分割シート21から残りの原稿の画像データすべてを記憶部4に保存するフローが図5のステップS9、S10、S13、S14に該当する。ステップS10で残りの原稿に分割シート21が無いと判断された場合(ステップS10、No)、フォルダ作成部12はフォルダを作成し、データ保管部13は、残りの全原稿の画像データを、フォルダ作成部12で作成したフォルダに保管する(ステップS13)。ステップS13で原稿の画像データが保管されたフォルダをマシン本体の記憶部4へ保存し(ステップS14)、処理を終了する。
ステップS8で分割シート21の受信者判定マーク23のいずれかが塗りつぶされていると判断された場合(ステップS8、Yes)、送付先判別部18は、塗りつぶされている受信者判定マーク23の箇所から受信者アドレス対比テーブルを用いて受信者アドレスを判別し、対象の受信者アドレスを宛先付与部16に送信する。また、送付方法判別部19は、受信者判定マーク23の塗りつぶし方から送付方法対比テーブルを用いて送付方法を判別し、宛先付与部16に送付方法に関する情報を送信する(ステップS15)。
スキャナ1でADFにセットされている残りの原稿の読み取りを行う(ステップS16)。原稿判別部17は、ステップS7で1枚目の原稿に対して行ったものと同様の処理をスキャナ1で読み取られた残りの原稿に対して行い、スキャナ1で読み取られた残りの原稿に分割シート21があるかを判断する(ステップS17)。ステップS17は原稿判別部17がスキャナ1で読み取られた原稿から分割シート21があると判断したとき(ステップS17、Yes)、またはスキャナ1がADFにセットされている残りの原稿全てを読み取ったとき(ステップ17、No)にステップS17の処理を終了する。
ステップS17で、スキャナ1で読み取られた残りの原稿に分割シート21があると判断された場合(ステップS17、Yes)、フォルダ作成部12はフォルダを作成し、データ保管部13は、次に読み取られた分割シート21前までのステップS16で読み取った原稿の画像データを、フォルダ作成部12で作成したフォルダに保管する(ステップS18)。宛先付与部16は、ステップS15で送付先判別部18より送られてきた受信者アドレスを電子メールの受信先のアドレスとして設定し、ステップS15で受け取った送付方法に関する情報に基づいて、通信部15はステップS18で原稿の画像データを保管したフォルダを受信先のアドレスに電子メールとして送付する(ステップS19)。
宛先付与部16はステップS15で設定した受信者アドレスを消去する(ステップS20)。送付先判別部18は、ステップS17で判断された分割シート21の受信者判定マーク23のいずれかが塗りつぶされているかを判断する(ステップS21)。ステップS21で受信者判定マーク23のいずれかが塗りつぶされていると判断された場合(ステップS21、Yes)、ステップS15からの処理を行う。ステップS21で受信者判定マーク23のいずれも塗りつぶされていないと判断された場合(ステップS21、No)、ステップS9からの処理を行う。
ステップS17でスキャナ1がADFにセットされている残りの原稿全てを読み取った場合(ステップS17、No)、フォルダ作成部12はフォルダを作成し、データ保管部13は、ステップS16で読み取った原稿の画像データをフォルダ作成部12で作成したフォルダに保管する(ステップS22)。宛先付与部16は、ステップS15で送付先判別部18より送られてきた受信者アドレスを電子メールの受信先のアドレスとして設定し、ステップS15で受け取った送付方法に関する情報に基づいて、通信部15は原稿の画像データを保管したフォルダを受信先のアドレスに電子メールとして送付し(ステップS23)、処理を終了する。
図5の例ではステップS19,S23で原稿の画像データを保管したフォルダを分割シート21のアドレスへ送付する際には、本体には保存されずに送付されているが、送付する際に電子ファイルを記憶部4に保存するようにしても良い。また、スキャナ1で読み取った原稿の束に分割シートが複数枚連続で含まれていた場合には、それら複数の分割シート21それぞれにおいて、受信者アドレス対比テーブルを用いて判定された受信者アドレス全てに対して、通信部15で電子メールを送付するものとする。
また、対象となる受信者アドレスは1つでも良いし、複数のアドレスに同時に送付するものであっても良い。また、分割シート21はスキャナで読み取った情報から宛先を判別できるものであればどのようなものであっても良い。
また、本実施形態における文書管理装置は、必ずしもすべての構成を装置内に有するものでなくても良い。その場合、例えば記憶部4をPCなどの外部機器に所持し、ネットワーク3を通じて保存をすることで実現される。
また、電子メール編集部10で行っている処理をPCなどの外部機器で行うことも可能である。その場合は、ネットワーク3を通して原稿の画像データを外部機器で受信して処理を行うことや、ネットワーク3を通して外部機器から処理を行うことが考えられ、電子メール編集部10で行っている処理がPCにおけるCPUにより動作するプログラムで実現される。
本実施形態によれば、原稿の間に原稿を分割する分割シート21を挿入し、この分割シート21にテーブル対比する際のデータを付随させることで、ADFへ大量に原稿を入れておけば分割シート21ごとに原稿が画像データ化される。なおかつ、テーブル対比し、割り出された複数の受信者アドレスへ電子メールが送信される。
他の本実施形態によれば、原稿トレイにセットした原稿の束を、前記原稿を読み取り、画像データとして取得する読取手段に搬送するステップと、前記読取手段で読み取って取得した前記画像データを基に、読み取った前記原稿から区切り用原稿を判別するステップと、前記区切り用原稿の画像データから、送付先を判別するステップと、前記画像データの内、前記区切り用原稿によって区分された前記原稿の画像データを、前記送付先判別手段によって判別された送付先に送付するステップと、を有することを特徴とする文書管理方法を提供することができる。
また、他の本実施形態によれば、原稿トレイにセットした原稿の束を、前記原稿を読み取り、画像データとして取得する読取手段に搬送する処理と、前記読取手段で読み取って取得した前記画像データを基に、読み取った前記原稿から区切り用原稿を判別する処理と、前記区切り用原稿の画像データから、送付先を判別する処理と、前記画像データの内、前記区切り用原稿によって区分された前記原稿の画像データを、前記送付先判別手段によって判別された送付先に送付する処理と、をコンピュータで実行させるプログラムを提供することができる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
1 スキャナ
2 入力処理部
3 ネットワーク
4 記憶部
10 電子メール編集部
11 操作表示部
12 フォルダ作成部
13 データ保管部
14 表示制御部
15 通信部
16 宛先付与部
17 原稿判別部
18 送付先判別部
19 送付方法判別部
2 入力処理部
3 ネットワーク
4 記憶部
10 電子メール編集部
11 操作表示部
12 フォルダ作成部
13 データ保管部
14 表示制御部
15 通信部
16 宛先付与部
17 原稿判別部
18 送付先判別部
19 送付方法判別部
Claims (9)
- 原稿トレイにセットした原稿の束を、前記原稿を読み取り、画像データとして取得する読取手段に搬送する搬送手段と、
前記読取手段で読み取って取得した前記画像データを基に、読み取った前記原稿から区切り用原稿を判別する区切り用原稿判別手段と、
前記区切り用原稿の画像データから、送付先を判別する送付先判別手段と、
前記画像データの内、前記区切り用原稿によって区分された前記原稿の画像データを、前記送付先判別手段によって判別された送付先に送付する送付手段と、
を備えることを特徴とする文書管理装置。 - 前記区切り用原稿の画像データから、送付方法を判別する送付方法判別手段を備え、
前記送付手段は、前記区切り用原稿によって区分された前記原稿の画像データを、前記送付方法判別手段によって判別された送付方法で、送付先に送付することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。 - 前記送付手段は、判別された前記区切り用原稿から次に判別された区切り用原稿までに取得した前記原稿の画像データ、もしくは判別された前記区切り用原稿から原稿トレイにセットした最後の原稿までに取得される前記原稿の画像データを送付することを特徴とする請求項1または2に記載の文書管理装置。
- 前記区切り用原稿判別手段は、前記読取手段が区切り用原稿を判別するための情報を前記原稿から取得した場合に、前記原稿を区切り用原稿として判別することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の文書管理装置。
- 前記区切り用原稿判別手段は、前記読取手段が取得した前記区切り用原稿を判別するための情報が記されている位置に基づいて、前記区切り用原稿の向きを判別することを特徴とする請求項4記載の文書管理装置。
- 前記送付先判別手段は、前記区切り用原稿判別手段が前記原稿を区切り用原稿として判別した場合、前記区切り用原稿に記されたマークの位置に基づいて送付先を判別することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の文書管理装置。
- 前記送付方法判別手段は、前記送付先判別手段が前記区切り用原稿に記されたマークの位置に基づいて送付先を判別した場合、判別したマークの形状に基づいて前記送付先への送付方法を判別することを特徴とする請求項6記載の文書管理装置。
- 原稿トレイにセットした原稿の束を、前記原稿を読み取り、画像データとして取得する読取手段に搬送するステップと、
前記読取手段で読み取って取得した前記画像データを基に、読み取った前記原稿から区切り用原稿を判別するステップと、
前記区切り用原稿の画像データから、送付先を判別するステップと、
前記画像データの内、前記区切り用原稿によって区分された前記原稿の画像データを、判別された送付先に送付するステップと、
を有することを特徴とする文書管理方法。 - 原稿トレイにセットした原稿の束を、前記原稿を読み取り、画像データとして取得する読取手段に搬送する処理と、
前記読取手段で読み取って取得した前記画像データを基に、読み取った前記原稿から区切り用原稿を判別する処理と、
前記区切り用原稿の画像データから、送付先を判別する処理と、
前記画像データの内、前記区切り用原稿によって区分された前記原稿の画像データを、判別された送付先に送付する処理と、
をコンピュータで実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014177308A JP2016052050A (ja) | 2014-09-01 | 2014-09-01 | 文書管理装置、文書管理方法およびプログラム |
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JP2014177308A JP2016052050A (ja) | 2014-09-01 | 2014-09-01 | 文書管理装置、文書管理方法およびプログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017219924A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | ブラザー工業株式会社 | 仲介サーバ |
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2014
- 2014-09-01 JP JP2014177308A patent/JP2016052050A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2017219924A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | ブラザー工業株式会社 | 仲介サーバ |
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