JP2016051675A - 演出制御システム、通信端末および演出制御装置 - Google Patents

演出制御システム、通信端末および演出制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】イベントに参加する観客の盛り上がりを観客の状態に応じてサポートする。【解決手段】演出制御システム100は、観客の状態を計測してセンサ情報として検出する検出手段と、検出手段が検出したセンサ情報を取得して、演出制御装置2に送信するセンサ情報処理手段と、演出実行手段が出力する演出内容を示す演出情報を演出制御装置2から取得し、演出情報に基づき演出実行手段を制御する演出情報処理手段と、を有する通信端末1を備える。また、通信端末1から送信されたセンサ情報に基づき、前記観客の盛り上がり度合を判定するセンサ情報解析手段と、判定した盛り上がり度合に応じた演出情報を生成し、通信端末1に送信する演出制御手段と、を有する演出制御装置2を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、イベントの演出に用いられる、演出制御システム、通信端末および演出制御装置に関する。
近年、コンサートなどのイベント会場において、観客が持つペンライトなどの装置の点灯状態を、当該コンサートでの音楽に連動させて制御する仕組みが開発されている(特許文献1等)。このペンライト等の装置は、イベント会場において、音楽に合わせて点灯状態を制御するための制御装置と無線接続される。そして、ペンライト等の装置は、その制御装置からの指示情報に基づいて、所定のタイミングで種々の色に変化させながら、点灯・消灯を行う。
特開2003−36981号公報
しかしながら、イベント会場において用いられる従来のペンライト等の装置は、音楽に合わせて点灯状態を制御する制御装置からの指示情報に基づいて、色の変更や点灯・消灯を行うだけであった。つまり、従来の仕組みは、イベントを開催する主催者(出演者)側から観客側への一方通行の点灯制御であった。よって、イベント会場全体が、一斉に様々な色合いで、点灯・消灯したりすることにより、イベントに参加する観客全体の一体感は高められるものの、個々の観客のイベントに対する盛り上がり度合い等を考慮して、点灯制御するものではなかった。つまり、コンサート等のイベントの予め決められた進行手順にそって、前もって設定された指示情報が、主催者側から観客側に送信され、観客側のペンライト等の装置により実行されるだけであり、コンサート等のイベント進行中の観客の状態(盛り上がり度合)を把握し、演出に反映できるものではなかった。
このような背景を鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、イベントに参加する観客の盛り上がりを観客の状態に応じてサポートする、演出制御システム、通信端末および演出制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、
本発明の第1の発明は、
イベントの盛り上がり度合を認知させるための演出実行手段を有する通信端末と、前記通信端末と通信接続される演出制御装置とを備え、
前記通信端末は、
観客の状態を計測してセンサ情報として検出する検出手段と、
前記検出手段が検出したセンサ情報を取得して、前記演出制御装置に送信するセンサ情報処理手段と、
前記演出実行手段が出力する演出内容を示す演出情報を前記演出制御装置から取得し、前記演出情報に基づき前記演出実行手段を制御する演出情報処理手段と、を備え、
前記演出制御装置は、
前記通信端末から送信されたセンサ情報に基づき、前記観客の盛り上がり度合を判定するセンサ情報解析手段と、
前記判定した盛り上がり度合に応じた前記演出情報を生成し、前記通信端末に送信する演出制御手段と、を備えること
を特徴とする演出制御システムである。
また、第2の発明は、
観客の状態を計測してセンサ情報として検出する検出手段と、
前記検出手段が検出したセンサ情報を取得し、当該観客の盛り上がり度合を判定する演出制御装置に送信するセンサ情報処理手段と、
イベントの盛り上がりを認知させるための演出実行手段と、
前記演出実行手段が出力する、前記盛り上がり度合に応じた演出内容を示す演出情報を前記演出制御装置から取得し、前記演出情報に基づき前記演出実行手段を制御する演出情報処理手段と、
を備えることを特徴とする通信端末である。
また、第3の発明は、
観客の状態を計測したセンサ情報を通信端末から取得し当該センサ情報に基づいて前記観客の盛り上がり度合を判定するセンサ情報解析手段と、
前記判定した盛り上がり度合に応じた演出内容を示す演出情報を生成し、前記通信端末に送信する演出制御手段と、
を備えることを特徴とする演出制御装置である。
本発明によれば、イベントに参加する観客の盛り上がりを観客の状態に応じてサポートする、演出制御システム、通信端末および演出制御装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る演出制御システムの全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る演出制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る端末グループ識別情報のデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る演出制御システムの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る演出制御システムの全体構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信端末の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る演出制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る端末グループ識別情報のデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る演出制御システムの処理の流れを示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)における演出制御システム100等について、第1,第2の実施形態に分けて説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係る演出制御システム100(100a)について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る演出制御システム100(100a)の全体構成を示す図である。
≪システム構成≫
図1に示すように、第1の実施形態に係る演出制御システム100(100a)は、無線通信機能を有する複数の通信端末1(1a)と、その通信端末1(1a)との間で無線通信により情報のやりとりを行う演出制御装置2(2a)とを備える。
通信端末1(1a)は、コンサート等のイベント会場において、個々の観客が備える装置であり、例えば、上記したようなペンライト型の端末であるが、ペンライト型に限定されない。ペンライト型以外では、例えば、リストバンド型や、帽子型の端末であってもよい。リストバンド型の通信端末1(1a)では、手首に巻かれたリストバンドの外側に、発光素子(ライト)を備える。また、帽子型の通信端末1(1a)では、帽子の外側表面の全体または一部(前後左右のいずれか等)に発光素子(ライト)を備える。
また、本実施形態に係る通信端末1(1a)は、イベントに対する観客の状態(盛り上がり度合)を、通信端末1(1a)自身が有するセンサにより計測した情報(センサ情報)として取得することを特徴とする。観客の状態(盛り上がり度合)として、センサが取得する情報は、動きの激しさを示す加速度や角速度の情報、心拍数(の上昇度)、湿度(の上昇度)、体温(の上昇度)など、が挙げられる。通信端末1(1a)は、このセンサ情報を取得し、演出制御装置2(2a)に送信する。
また、第1の実施形態においては、通信端末1(1a)それぞれを、そのイベント会場における位置でグループ分けしておく。例えば、スタジアムのような大会場であれば、アリーナ区画を位置グループ「A」とし、スタンド区画を位置グループ「B」として、通信端末1(1a)をグループ分けする。図1では、通信端末1(1a)を識別するためのID(identification)が、「1001」,「1002」,「1003」,…の装置について位置グループ「A」とし、ID(端末ID)が「2001」,「2002」,「2003」,…の通信端末1(1a)を、位置グループ「B」とした例を示している。
この通信端末1(1a)のID(端末ID)と位置グループの情報とを対応付けた情報(後記する、「端末グループ識別情報231(231a)」(図3,図4参照))を演出制御装置2(2a)に記憶しておく。そして、演出制御装置2(2a)は、区画(位置グループ)毎の観客の状態(盛り上がり度合)を、センサ情報として取得し、その盛り上がり度合に応じて、区画(位置グループ)毎に、点灯させる発光素子(ライト)の色や明るさ、点灯・消灯の周期(早さ)を変える。このようにすると、区画(位置グループ)毎の盛り上がり度合の違いを観客に認識させることができるため、区画毎の観客に競争意識が生まれ、イベントの盛り上がりに拍車をかけることができる。
≪通信端末1a≫
次に、本発明の第1の実施形態に係る演出制御システム100(100a)を構成する各装置について説明する。まず、通信端末1(1a)について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る通信端末1(1a)の構成例を示す機能ブロック図である。通信端末1(1a)は、センサにより計測したセンサ情報を所定の時間間隔で、演出制御装置2(2a)に送信する。また、通信端末1(1a)は、演出制御装置2(2a)から区画(位置グループ)毎に生成された演出情報を受信し、その演出情報に基づき、発光素子(ライト)の色や明るさ、点灯・消灯の周期(早さ)を変更する。
また、この通信端末1(1a)は、図2に示すように、処理部11と、通信部12と、記憶部13と、センサ部14(検出手段)と、演出実行部15(演出実行手段)とを含んで構成される。
通信部12は、通信回線を介して情報の送受信を行う通信インタフェースにより構成される。具体的には、演出制御装置2(2a)との間で、無線通信により各種の情報のやりとりを行う。
処理部11は、通信端末1(1a)全体の制御を司り、位置情報取得部111(位置情報取得手段)、センサ情報処理部112(センサ情報処理手段)、演出情報処理部113(演出情報処理手段)を含んで構成される。なお、この処理部11は、通信端末1(1a)が備えるCPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。この通信端末1(1a)をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部13には、この通信端末1(1a)の機能を実現するためのプログラムが格納される。
位置情報取得部111(位置情報取得手段)は、例えば、通信端末1(1a)の電源(図示省略)がONにされた場合や、演出制御装置2(2a)からのイベント開始の情報(イベント開始情報)を受け取ったことを契機として、自身の位置情報を取得する。そして、位置情報取得部111は、取得した自身の位置情報に、記憶部13に予め記憶されている自身のID(端末ID)を付して、演出制御装置2(2a)へ、通信部12を介して送信する。
位置情報取得部111が自身の位置情報を取得する手法としては、例えば、イベント会場に設置された位置情報発信器(図示省略)を用いる。位置情報発信器は、イベント会場の設営時などに予め設置されるもので、イベント会場内の位置を特定するための信号を発信している。位置情報取得部111は、この信号を受信することにより、イベント会場内の自身の位置を特定することができる。なお、位置情報取得部111は、GPS(Global Positioning System)を利用したり、無線LAN(Local Area Network)を利用したりすることにより、自身の位置を特定するようにしてもよい。
センサ情報処理部112(センサ情報処理手段)は、センサ部14として備わる1つ以上のセンサを用いて、所定の時間間隔毎に、通信端末1(1a)を使用している観客の状態(盛り上がり度合)を、センサ情報として取得する。
センサ情報処理部112は、例えば、加速度センサにより3軸方向(x軸、y軸、z軸)の加速度の情報を計測したり、ジャイロセンサにより角速度を計測したりすることにより、観客の動きの激しさを計測する。また、脈拍センサにより、所定の時間間隔の脈拍数を計測することにより、その観客の動きの激しさや興奮度合いを計測する。湿度センサにより、体を動かした結果汗をかいたことによる湿度の上昇を計測する。また、体温センサにより、体を動かしたことによる体温の上昇を計測する。
センサ情報処理部112は、センサ部14に備えるいずれかのセンサによる計測結果(センサ情報)を取得し、記憶部13に記憶しておく。そして、センサ情報処理部112は、所定の時間間隔毎、記憶部13に記憶したセンサ情報に自身の端末IDを付して、演出制御装置2(2a)に送信する。
演出情報処理部113(演出情報処理手段)は、演出制御装置2(2a)から受信した演出情報に基づき、演出実行部15として備わる、発光素子(LED(Light Emitting Diode)やOLED(Organic Light Emitting Diode)等)を制御する。
なお、各通信端末1(1a)は、演出制御装置2(2a)から区画(位置グループ)毎に異なる(独立した)演出情報が送信される。よって、演出情報処理部113は、区画(位置グループ)毎に異なる(独立した)演出情報を処理することにより、上記したように、自身が属する区画(位置グループ)の盛り上がり度合に応じて、点灯させるライトの色や明るさ、点灯・消灯の周期(早さ)を変える。これにより、観客は、自身が属する区画(位置グループ)の盛り上がり度合と、その他の区画(位置グループ)の盛り上がり度合を知ることができる。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶手段からなり、上記したように、通信端末1(1a)に固有なID(端末ID)が予め記憶される。また、センサ情報処理部112が取得したセンサ情報や、演出情報処理部113が取得した演出情報等が、一時的に記憶される。
センサ部14(検出手段)は、上記のように、加速度センサ、ジャイロセンサ、脈拍センサ、湿度センサ、体温センサ等の観客の動きの激しさや興奮度を計測するセンサを、少なくとも1つ備える。そして、センサ部14は、通信端末1(1a)を保持する観客の盛り上がり度合を計測し、センサ情報としてセンサ情報処理部112に出力する。なお、以下の説明においては、主に加速度センサを用いて本実施形態を説明するが、加速度センサではなく、他のセンサでもよいし、複数のセンサを備えるようにし、各センサにおいてセンサ情報を取得するようにしてもよい。
演出実行部15(演出実行手段)は、例えば、発光素子(LEDやOLED等)から構成される。そして、演出実行部15は、演出制御装置2(2a)からの演出情報に基づき、点灯させる色や明るさ、点灯・消灯の周期(早さ)を変更する。この演出実行部15は、発光素子に加えて、例えば、バイブレータ等を備えさせ、その振動の強さや周期を変更することにより、自身が属する区画(位置グループ)の観客の状態(盛り上がり度合)を、通信端末1(1a)を使用する観客に認知させるようにしてもよい。例えば、盛り上がり度合が他の区画(位置グループ)よりも低い場合は、比較的長い間隔でバイブレータを振動させ、他の区画(位置グループ)よりも盛り上がり度合が高い場合には、比較的短い間隔でバイブレータを振動させる。こうすることにより、例えば、イベント会場の最前列等にいる観客も、ステージ側から自身の後ろの観客席側を振り返ることなく振動で自身の区画(位置グループ)の盛り上がり度合を知ることができる。また、この通信端末1が帽子型であった場合でも、自身の発光素子の発光状況について帽子をとって確かめることなく振動で知ることができる。
≪演出制御装置2a≫
次に、本発明の第1の実施形態に係る演出制御装置2(2a)について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る演出制御装置2(2a)の構成例を示す機能ブロック図である。演出制御装置2(2a)は、イベント会場内の各通信端末1(1a)から、観客の状態(盛り上がり度合)を示すセンサ情報を取得し、予め設定した区画(位置グループ)毎に、そのセンサ情報を集計処理する。そして、演出制御装置2(2a)は、集計結果を解析し、その盛り上がり度合を区画(位置グループ)毎に順位付けたり、所定の判定基準に基づきレベル判定したりすることにより、その順位やレベル判定に応じた演出情報を生成して、各通信端末1(1a)に送信する。
また、この演出制御装置2(2a)は、図3に示すように、制御部21と、通信部22と、記憶部23とを含んで構成される。
通信部22は、通信回線を介して情報の送受信を行う通信インタフェースにより構成される。具体的には、通信端末1(1a)等との間で、無線通信により各種の情報のやりとりを行う。
制御部21は、演出制御装置2(2a)全体の制御を司り、位置情報設定部211(位置情報設定手段)、センサ情報解析部212(212a)(センサ情報解析手段)、演出制御部213(213a)(演出制御手段)を含んで構成される。なお、この制御部21は、演出制御装置2(2a)が備えるCPUによるプログラム実行処理や、専用回路により実現される。この演出制御装置2(2a)をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部23には、この演出制御装置2(2a)の機能を実現するためのプログラムが格納される。
位置情報設定部211(位置情報設定手段)は、各通信端末1(1a)からそのID(端末ID)が付された位置情報を取得する。そして、位置情報設定部211は、取得した位置情報を用いて、その通信端末1(1a)が属する区画(位置グループ)を決定し、記憶部23内の端末グループ識別情報231(231a)に登録する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る端末グループ識別情報231(231a)のデータ構成の一例を示す図である。
端末グループ識別情報231(231a)には、図4に示すように、通信端末1(1a)に固有なID(端末ID)に、位置情報設定部211が取得した位置情報に基づき決定した、区画(位置グループ)のID(位置グループID)が対応付けて登録される。
図4では、図1と同様に、通信端末1(1a)の端末IDが、「1001」,「1002」,「1003」,…の装置について、例えばアリーナ区画の位置グループ「A」とし、通信端末1(1a)の端末IDが、「2001」,「2002」,「2003」,…の装置について、例えばスタンド区画の位置グループ「B」とした例を示している。
図3に戻り、センサ情報解析部212(212a)(センサ情報解析手段)は、各通信端末1(1a)から、通信端末1(1a)の端末IDが付されたセンサ情報を取得する。そして、センサ情報解析部212(212a)は、取得したセンサ情報を、所定のアルゴリズムに基づき解析し、盛り上がり度合を判定する。
具体的には、センサ情報解析部212(212a)は、各通信端末1(1a)からセンサ情報を取得すると、そのセンサ情報を区画(位置グループ)毎に集計し、その区画(位置グループ)のセンサ情報の平均値を算出する。そして、センサ情報解析部212(212a)は、そのセンサ情報の平均値が高い順に、盛り上がり度合が高い区画(位置グループ)であるとして順位を決定し、センサ情報解析結果232として記憶部23に記憶する。例えば、位置グループ「A」(アリーナ区画)のセンサ情報の平均値の方が、位置グループ「B」(スタンド区画)のセンサ情報の平均値より高ければ、位置グループ「A」の順位を「1」とし、位置グループ「B」の順位を「2」とする。
このセンサ情報解析部212(212a)は、例えば、センサ情報が加速度センサによる加速度の情報であれば、x軸、y軸、z軸の3軸を加速度の値を合成して、下記の式(1)のより、合成加速度αを算出し、位置グループ毎にその平均を求めて、順位を決定する。ここで、X,Y,Zは、それぞれx軸、y軸、z軸の加速度である。
Figure 2016051675
また、センサ情報が脈拍情報や湿度情報、体温情報であれば、所定の時点(例えば、イベント開始前やイベント開始直後の値や、コンサートであれば、その曲の開始時の値)から現時点における上昇度(差分)を算出し、位置グループ毎にその平均値を求めて、順位を決定する。
また、センサ情報解析部212(212a)は、上記のように、各区画(位置グループ)の平均値により順位を決定するのではなく、盛り上がり度合を判定するための所定の判定基準を設けておき、その判定基準の基づき、盛り上がりのレベルを「高」「中」「低」のように区画(位置グループ)毎に判定(レベル判定)し、センサ情報解析結果232として記憶部23に記憶するようにしてもよい。この判定基準は、各センサ情報に対応して、例えば、過去のイベントで得られた情報等を参考にして設定する。
演出制御部213(213a)(演出制御手段)は、センサ情報解析部212(212a)が決定した区画(位置グループ)の順位や盛り上がり度合のレベル判定に基づき、所定のアルゴリズムを用いて、演出情報を生成する。この所定のアルゴリズムは、イベントの主催者(出演者)側が予め設定しておくものである。例えば、順位やレベル判定の高さに応じて、高い順に、発光素子の色を「赤」→「緑」→「青」→「消灯」(暖色→寒色→消灯)とし、点灯・消灯の時間間隔も、順位やレベル判定が高いほど、短いものとする。このようにすることで、アリーナ区画やスタンド区画等の位置グループに応じて、通信端末1(1a)の発光素子(ライト)が発する色や点滅状態が異なり、それを観客に認知させることができる。よって、盛り上がり度合が低いとされた区画(位置グループ)には、より盛り上がるように促すこととなり、盛り上がり度合が高いとされた区画(位置グループ)にも、他の区画(位置グループ)よりもさらに盛り上がるように促すことができる。つまり、イベントの盛り上がりを観客の状態に応じてサポートすることができる。
そして、演出制御部213(213a)は、区画(位置グループ)毎に生成した演出情報を、その区画(位置グループ)に属する通信端末1(1a)に送信する。
記憶部23は、ROMやRAM、ハードディスク等の記憶手段からなり、上記したように、位置情報設定部211が登録した端末グループ識別情報231(231a)や、センサ情報解析部212(212a)が決定した、各区画(位置グループ)の順位や盛り上がり度合のレベル判定の結果が、センサ情報解析結果232として記憶される。
≪処理の流れ≫
次に、本発明の第1の実施形態に係る演出制御システム100(100a)の処理の流れについて、図5を参照して説明する(適宜、図1〜図4参照)。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る演出制御システム100(100a)の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、演出制御装置2(2a)の演出制御部213(213a)は、通信端末1(1a)に対して、イベント開始情報を送信する(ステップS101)。このイベント開始情報は、例えば、演出制御装置2(2a)から、ブロードキャストで、イベント会場内に位置するすべての通信端末1(1a)に送信する。
次に、通信端末1(1a)の位置情報取得部111は、イベント開始情報を受信したこと等を契機として、通信端末1(1a)自身の位置情報を取得する(ステップS102)。この位置情報の取得は、通信端末1(1a)が、位置情報発信器からの信号を受信することにより特定したり、GPSや無線LANを利用して特定したりすること等により行う。
続いて、通信端末1(1a)の位置情報取得部111は、取得した位置情報を、記憶部13に記憶されているID(端末ID)を付して、演出制御装置2(2a)に送信する(ステップS103)。
各通信端末1(1a)から、端末IDが付された位置情報を取得した演出制御装置2(2a)の位置情報設定部211は、取得した位置情報を用いて、その通信端末1(1a)が属する区画(位置グループ)を決定し、決定した区画(位置グループ)のID(位置グループID)に対応付けて、その通信端末1(1a)の端末IDを、記憶部23内の端末グループ識別情報231(231a)に登録する(ステップS104)。
一方、ステップS103において位置情報を送信した通信端末1(1a)は、センサ情報処理部112を起動させ、センサ部14として備わるセンサにより、センサ情報を取得する(ステップS105)。例えば、センサ情報処理部112は、通信端末1(1a)に備わる加速度センサにより、x軸、y軸、z軸方向の加速度を計測し、その計測結果を加速度情報として取得する。このセンサ情報処理部112が起動すると、センサ部14から、当該センサの特性に応じて設定された時間間隔でセンサ情報を収集し、記憶部13に記憶する処理を続ける。
続いて、センサ情報処理部112は、所定の時間間隔毎に、記憶部13に記憶したセンサ情報を抽出し、自身の端末IDを付して、演出制御装置2(2a)に送信する(ステップS106)。ここで、センサ情報処理部112は、演出制御装置2(2a)に送信済みのセンサ情報については、記憶領域の確保のため、記憶部13から削除するようにしてもよい。
各通信端末1(1a)からセンサ情報を取得した演出制御装置2(2a)のセンサ情報解析部212(212a)は、端末グループ識別情報231(231a)を参照して、通信端末1(1a)の区画(位置グループ)毎に、センサ情報を解析する(ステップS107:センサ情報解析処理)。
具体的には、センサ情報解析部212(212a)は、取得したセンサ情報を、区画(位置グループ)毎に集計し、その区画(位置グループ)のセンサ情報の平均値を算出する。そして、センサ情報解析部212(212a)は、そのセンサ情報の平均値が高い順に、盛り上がり度合が高い区画(位置グループ)であるとして順位を決定し、その結果をセンサ情報解析結果232として記憶部23に記憶する。なお、センサ情報解析部212(212a)は、盛り上がり度合をレベル判定するための所定の判定基準により、盛り上がりのレベルを「高」「中」「低」のように区画(位置グループ)毎に判定(レベル判定)し、その結果をセンサ情報解析結果232として記憶部23に記憶するようにしてもよい。
センサ情報解析部212(212a)は、このセンサ情報解析処理を、区画(位置グループ)の順位付けで行うか、所定の判定基準に基づくレベル判定により行うかを、イベント開始前に予め設定しておいてもよいし、イベントの進行に合わせて切り替えて処理するようにしてもよい。
続いて、演出制御装置2(2a)の演出制御部213(213a)は、ステップS107においてセンサ情報解析部212(212a)が決定した区画(位置グループ)の順位や盛り上がり度合のレベル判定に基づき、区画(位置グループ)毎の演出情報を生成する(ステップS108:演出情報生成処理)。
具体的には、演出制御部213(213a)は、順位やレベル判定の高さに応じて、例えば、高い順に、発光素子の色を「赤」→「緑」→「青」→「消灯」とし、点灯・消灯の時間間隔も、順位やレベル判定が高いものほど、短いものとする。演出制御部213(213a)は、このような予め設定したアルゴリズムに従い、区画(位置グループ)毎の演出情報を生成する。
次に、演出制御部213(213a)は、区画(位置グループ)毎に生成した演出情報を、その区画(位置グループ)に属する各通信端末1(1a)に送信する(ステップS109)。
演出制御装置2(2a)から演出情報を受信した通信端末1(1a)は、演出情報処理部113が、その演出情報による処理を実行する(ステップS110)。
具体的には、演出情報処理部113は、演出情報の処理を実行することにより、演出実行部15として備わる発光素子の色や明るさ、点灯・消灯等を制御する。
ここで、演出制御装置2(2a)の演出制御部213(213a)は、ステップS109において、各通信端末1(1a)に対する演出情報の送信を終えると、イベントが終了したか否かを判定する(ステップS111)。ここで、演出制御部213(213a)が、イベントが終了していないと判定した場合には(ステップS111→No)、ステップS107に戻り処理を続ける。一方、演出制御部213(213a)が、イベントが終了したと判定した場合には(ステップS111→Yes)、次のステップS112へ進む。
ステップS112において、演出制御装置2(2a)の演出制御部213(213a)は、イベント終了情報を各通信端末1(1a)に送信し(ステップS112)、処理を終了する。
一方、通信端末1(1a)の演出情報処理部113は、ステップS110において、演出情報の処理を実行した後、演出制御装置2(2a)から、イベント終了情報を受信したか否かを判定する(ステップS113)。ここで、演出情報処理部113が、イベント終了情報を受信していない場合には(ステップS113→No)、ステップS105に戻り処理を続ける。一方、演出情報処理部113が、イベント終了情報を受信している場合には(ステップS113→Yes)、処理を終了する。
なお、通信端末1(1a)による、ステップS102およびS103の位置情報の取得・送信処理は、観客がイベント会場を移動することが可能である場合は、二度以上行うようにしてもよい。
このようにすることで、本発明の第1の実施形態に係る演出制御システム100(100a)によれば、通信端末1(1a)により、観客の盛り上がり度合をセンサ情報として取得して演出制御装置2(2a)に送信する。そして、演出制御装置2(2a)が、位置情報に基づく区画(位置グループ)毎に異なる(独立した)演出情報を生成して、区画(位置グループ)に対応した演出情報を、各通信端末1(1a)に送信することができる。よって、各通信端末1(1a)がその演出情報を処理することにより、区画(位置グループ)毎の盛り上がり度合の違いを観客それぞれに認識させるができるため、区画毎の観客に競争意識が生まれ、盛り上がりを観客の状態に応じてサポートすることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る演出制御システム100(100b)について説明する。
≪システム構成≫
図6は、本発明の第2の実施形態に係る演出制御システム100(100b)の全体構成を示す図である。
図6に示す、第2の実施形態に係る演出制御システム100(100b)は、無線通信機能を有する複数の通信端末1(1b)と、その通信端末1(1b)との間で無線通信により情報のやりとりを行う演出制御装置2(2b)とを備える。
第2の実施形態に係る演出制御システム100(100b)と、図1に示した第1の実施形態に係る演出制御システム100(100a)との違いは、図6では、通信端末1(1b)となっていることである。そして、この通信端末1(1b)が、ユーザ登録情報を取得する機能を備える。ユーザ登録情報とは、イベントの主催者(出演者)側が、予め通信端末1(1b)の使用者(ユーザ)に設定させる情報であり、ユーザの嗜好により選択される情報である。このユーザ登録情報は、イベントに関する観客の嗜好を区分するために用いられる。例えば、イベントが4名からなる歌手グループのコンサートである場合に、その歌手グループのメンバ(ここでは、「#1」「#2」「#3」「#4」とする。)のうち、通信端末1(1b)の使用者(ユーザ)が嗜好する(ひいきとする)メンバが、ユーザ登録情報として通信端末1(1b)に登録(取得)される。
図6においては、端末ID「1001」の通信端末1(1b)が、ユーザ登録情報として「#1」のメンバの情報を取得したことを示し、端末ID「1002」の通信端末1(1b)が、ユーザ登録情報として「#2」のメンバの情報を取得したことを示し、端末ID「1003」の通信端末1(1b)が、ユーザ登録情報として「#3」のメンバの情報を取得したことを示している。端末ID「2001」「2002」「2003」についても同様に、「#4」「#1」「#2」のユーザ登録情報を取得したことを示している。
第2の実施形態においては、各通信端末1(1b)が取得したユーザ登録情報を、演出制御装置2(2b)に送信する。そして、演出制御装置2(2b)が、通信端末1(1b)それぞれについて、そのユーザ登録情報の設定に基づきグループ分けし、そのグループ分けした情報(後記する「ユーザ登録グループID」)と端末IDとを対応付けた情報(「端末グループ識別情報231(231b)」(図8、図9参照))を記憶しておく。例えば、歌手グループのうち、メンバ「#1」のファンのグループ、メンバ「#2」のファンのグループ、メンバ「#3」のファンのグループ、メンバ「#4」のファンのグループのようにグループ分けし、通信端末1(1b)の端末IDに対応付けて記憶しておく。そして、演出制御装置2(2b)は、ユーザ登録情報で設定されたグループ(以下、「ユーザ登録グループ」と称する。)毎(つまり、嗜好の区分毎)の観客の状態(盛り上がり度合)を、センサ情報として取得して集計し、その盛り上がり度合に応じて、ユーザ登録グループ毎に、点灯させる発光素子(ライト)の色や明るさ、点灯・消灯の周期(早さ)を変える。このようにすると、ユーザ登録グループ毎の盛り上がり度合の違いを観客に認識させることができるため、ユーザ登録グループ毎の観客に競争意識が生まれ、イベントの盛り上がりに拍車をかけることができる。
≪通信端末1b≫
次に、本発明の第2の実施形態に係る演出制御システム100(100b)を構成する各装置について説明する。まず、通信端末1(1b)について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る通信端末1(1b)の構成例を示す機能ブロック図である。通信端末1(1b)は、ユーザ登録情報を取得して、演出制御装置2(2b)に送信する。また、通信端末1(1b)は、センサにより計測したセンサ情報を所定の時間間隔で、演出制御装置2(2b)に送信する。そして、通信端末1(1b)は、演出制御装置2(2b)からユーザ登録グループ毎に生成された演出情報を受信し、その演出情報に基づき、発光素子(ライト)の色や明るさ、点灯・消灯の周期(早さ)を変更する。
図7に示した通信端末1(1b)は、図2に示した第1の実施形態に係る通信端末1(1a)と比べ、ユーザ登録情報取得部114(ユーザ登録情報取得手段)およびユーザIF(interface)部16を追加して備えていることが異なる。その他の構成については、図2に示した通信端末1(1a)と同一の機能を備えるものであるため、同一の符号と名称を付し、詳細な説明は省略する。なお、位置情報取得部111は、第2の実施形態においては必須の構成ではないため、原則として位置情報取得部111の構成がないものとして説明し、位置情報取得部111を通信端末1(1b)が備える場合の処理については、適宜説明を加える。
ユーザ登録情報取得部114(ユーザ登録情報取得手段)は、ユーザIF部16を介して、ユーザ登録情報を取得し、自身のID(端末ID)を付して、演出制御装置2(2b)に送信する。
このユーザ登録情報は、上記のように、イベント開始時点等において、通信端末1(1b)の使用者(ユーザ)に設定させる情報であり、ユーザの嗜好により選択される情報である。
例えば、ユーザIF部16が、通信端末1(1b)に設けられた選択釦であれば、ユーザ登録情報取得部114は、イベントの主催者(出演者)側が各選択釦に対応付けて設定したユーザ登録グループの釦を使用者(ユーザ)が押下げることにより、ユーザ登録情報を取得する。具体的には、4名からなる歌手グループのメンバ(「#1」「#2」「#3」「#4」)に、選択釦に付した番号「1」「2」「3」「4」を対応付けておき、使用者(ユーザ)からの選択情報を取得するようにする。
ユーザIF部16は、上記のように、通信端末1(1b)に備える選択釦の他に、通信端末1(1b)に設けた液晶画面のタッチパネルであってもよい。ユーザIF部16が液晶画面のタッチパネルである場合には、歌手グループの各メンバの名前や顔を表示し、選択入力させるようにする。
また、ユーザIF部16は、NFC(Near Field Communication)等の無線近距離通信を用いたIFであってもよい。この場合、使用者(ユーザ)が所有するスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末により、当該イベント用のブラウザを立ち上げさせ、携帯端末の画面に、歌手グループの各メンバの名前や顔を表示して選択入力させて、NFCにより、通信端末1(1b)がユーザ登録情報を取得するようにする。
このようにすることで、通信端末1(1b)は、ユーザ登録情報を演出制御装置2(2b)に送信する。そして、通信端末1(1b)は、演出制御装置2(2b)からユーザ登録グループ毎に生成された演出情報を受信し、演出情報処理部113が、その演出情報に基づき、発光素子(ライト)の色や明るさ、点灯・消灯の周期(早さ)を変更する。
≪演出制御装置2b≫
次に、本発明の第2の実施形態に係る演出制御装置2(2b)について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る演出制御装置2(2b)の構成例を示す機能ブロック図である。演出制御装置2(2b)は、イベント会場内の各通信端末1(1b)から、観客の状態(盛り上がり度合)を示すセンサ情報を取得する。そして、演出制御装置2(2b)は、ユーザが登録したユーザ登録情報に基づくユーザ登録グループ毎に、そのセンサ情報を集計処理することにより、その盛り上がり度合をユーザ登録グループ毎に順位付けたり、所定の判定基準に基づきレベル判定したりすることにより、その順位やレベル判定に応じた演出情報を生成して、各通信端末1(1b)に送信する。
図8に示した演出制御装置2(2b)は、図3に示した第1の実施形態に係る演出制御装置2(2a)と比べ、ユーザ登録情報設定部214(ユーザ登録情報設定手段)を追加して備えていることが異なる。また、図3の、センサ情報解析部212(212a)、演出制御部213(213a)および記憶部23内の端末グループ識別情報231(231a)が、図8では、センサ情報解析部212(212b)(センサ情報解析手段)、演出制御部213(213b)(演出制御手段)および端末グループ識別情報231(231b)となっている点が異なる。その他の構成については、図3に示した演出制御装置2(2a)と同一の機能を備えるものであるため、同一の符号と名称を付し、詳細な説明は省略する。なお、位置情報設定部211は、第2の実施形態においては必須の構成ではないため、原則として位置情報設定部211の構成がないものとして説明し、位置情報設定部211を演出制御装置2(2b)が備える場合の処理については、適宜説明を加える。
ユーザ登録情報設定部214(ユーザ登録情報設定手段)は、各通信端末1(1b)からその端末IDが付されたユーザ登録情報を取得する。そして、ユーザ登録情報設定部214は、取得したユーザ登録情報を用いて、そのユーザが嗜好するユーザ登録グループを決定し、記憶部23内の端末グループ識別情報231(231b)に登録する。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る端末グループ識別情報231(231b)のデータ構成の一例を示す図である。なお、図9に示す端末グループ識別情報231(231b)は、通信端末1(1b)が位置情報取得部111を備えており、演出制御装置2(2b)が備える位置情報設定部211が、位置グループIDを端末グループ識別情報231(231b)に設定済みの場合を示している。
端末グループ識別情報231(231b)には、図9に示すように、通信端末1(1b)に固有なID(端末ID)に、ユーザ登録情報設定部214が取得したユーザ登録情報に基づき決定した、ユーザ登録グループのID(ユーザ登録グループID)が対応付けて登録される。
図9では、図6と同様に、通信端末1(1b)の端末IDが、「1001」,「1002」,「1003」の装置について、それぞれユーザ登録グループIDが、「#1」,「#2」,「#3」として登録され、通信端末1(1b)の端末IDが、「2001」,「2002」,「2003」の装置について、それぞれユーザ登録グループIDが、「#4」,「#1」,「#2」として登録された例を示している。つまり、例えば、端末IDが「1001」の通信端末1(1b)と、端末IDが「2002」の通信端末1(1b)とは、同じユーザ登録グループ(「#1」)に属することを示している。
図8に戻り、センサ情報解析部212(212b)(センサ情報解析手段)は、各通信端末1(1b)から、通信端末1(1b)の端末IDが付されたセンサ情報を取得する。そして、センサ情報解析部212(212b)は、取得したセンサ情報を、ユーザ登録グループ毎に集計し、そのユーザ登録グループのセンサ情報の平均値を算出する。そして、センサ情報解析部212(212b)は、そのセンサ情報の平均値が高い順に、盛り上がり度合が高いユーザ登録グループであるとして順位を決定し、センサ情報解析結果232として記憶部23に記憶する。また、センサ情報解析部212(212b)は、盛り上がり度合を判定するための所定の判定基準を設けておき、その判定基準の基づき、盛り上がりのレベルを「高」「中」「低」のようにユーザ登録グループ毎に判定(レベル判定)し、センサ情報解析結果232として記憶部23に記憶するようにしてもよい。
なお、センサ情報解析部212(212b)は、通信端末1(1b)から位置情報を取得し、位置グループIDを図9に示すように、端末グループ識別情報231(231b)に登録している場合、イベントの進行に伴う演出制御部213(213b)等からの指示情報に基づき、区画(位置グループ)と、ユーザ登録グループのどちらを用いてセンサ情報を解析するかを決定して処理するようにする。
演出制御部213(213b)(演出制御手段)は、センサ情報解析部212(212b)が決定したユーザ登録グループ(若しくは、区画(位置グループ))における、順位や盛り上がり度合のレベル判定に基づき、所定のアルゴリズムを用いて、演出情報を生成する。この所定のアルゴリズムは、上記のように、イベントの主催者(出演者)側が予め設定しておくものである。例えば、順位やレベル判定の高さに応じて、高い順に、発光素子の色を「赤」→「緑」→「青」→「消灯」とし、点灯・消灯の時間間隔も、順位やレベル判定が高いほど、短いものとする。このようにすることで、ユーザ登録グループに応じて、通信端末1(1b)の発光素子(ライト)が発する色や点滅状態が異なり、それを観客に認知させることができる。よって、盛り上がり度合が低いとされたユーザ登録グループには、より盛り上がるように促すこことなり、盛り上がり度合が高いとされたユーザ登録グループにも、他のユーザ登録グループよりもさらに盛り上がるように促すことができる。つまり、イベントの盛り上がりを観客の状態に応じてサポートすることができる。
そして、演出制御部213(213b)は、ユーザ登録グループ毎に生成した演出情報を、そのユーザ登録グループに属する通信端末1(1b)に送信する。
≪処理の流れ≫
次に、本発明の第2の実施形態に係る演出制御システム100(100b)の処理の流れについて、図10を参照して説明する(適宜、図6〜図9参照)。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る演出制御システム100(100b)の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS201のイベント開始情報の送信から、ステップS204の端末グループ識別情報231の登録までの処理は、第1の実施形態における図5のステップS101〜S104の処理(位置グループIDの登録処理)と同じであるため、説明を省略する。なお、通信端末1(1b)が、位置情報取得部111を備えない場合や、演出制御装置2(2b)が位置情報設定部211を備えない場合には、ステップS202〜S204の処理は実行されない。
次に、通信端末1(1b)のユーザ登録情報取得部114は、イベント開始情報を受信したこと等を契機として、ユーザ登録情報を取得する(ステップS205)。このユーザ登録情報は、ユーザの嗜好により選択される情報であり、ユーザIF部16が、選択釦である場合は、選択釦が押下げられることにより、ユーザ登録情報取得部114がその情報を取得する。また、このユーザ登録情報を、ユーザ登録情報取得部114が、NFC等を用いて取得するようにしてもよい。
続いて、通信端末1(1b)のユーザ登録情報取得部114は、記憶部13に記憶されているID(端末ID)を付して、取得したユーザ登録情報を、演出制御装置2(2b)に送信する(ステップS206)。
各通信端末1(1b)から、端末IDが付されたユーザ登録情報を取得した演出制御装置2(2b)のユーザ登録情報設定部214は、取得したユーザ登録情報を用いて、そのユーザが嗜好するユーザ登録グループを決定する。そして、ユーザ登録情報設定部214は、決定したユーザ登録グループのID(ユーザ登録グループID)と端末IDとを対応付けて、記憶部23内の端末グループ識別情報231(231b)に登録する(ステップS207)。
なお、以降の処理において、演出制御装置2(2b)は、ユーザ登録グループ毎に、センサ情報を解析し、演出情報を生成するものとして説明する。
一方、通信端末1(1b)は、センサ情報処理部112を起動させ、センサ部14として備わるセンサにより、センサ情報を取得し(ステップS208)、取得したセンサ情報を所定の時間間隔で演出制御装置2(2b)に送信する(ステップS209)。
各通信端末1(1b)からセンサ情報を取得した演出制御装置2(2b)のセンサ情報解析部212(212b)は、端末グループ識別情報231(231b)を参照して、通信端末1(1b)のユーザ登録グループ毎にセンサ情報を解析し(ステップS210:センサ情報解析処理)、その結果をセンサ情報解析結果232として記憶部23に記憶する。
続いて、演出制御装置2(2b)の演出制御部213(213b)は、ステップS210においてセンサ情報解析部212(212b)が解析した結果(センサ情報解析結果232)、つまり、ユーザ登録グループの順位や盛り上がり度合のレベル判定に基づき、ユーザ登録グループ毎の演出情報を生成する(ステップS211:演出情報生成処理)。
具体的には、演出制御部213(213b)は、順位やレベル判定の高さに応じて、例えば、高い順に、発光素子の色を「赤」→「緑」→「青」→「消灯」とし、点灯・消灯の時間間隔も、順位やレベル判定が高いものほど、短いものとする。演出制御部213(213b)は、このような予め設定したアルゴリズムに従い、ユーザ登録グループ毎の演出情報を生成する。
次に、演出制御部213(213b)は、ユーザ登録グループ毎に生成した演出情報を、そのユーザ登録グループに属する各通信端末1(1b)に送信する(ステップS212)。
それ以降のステップS213〜S216の処理は、第1の実施形態における図5のステップS110〜S113の処理と同じであるため、説明を省略する。
このようにすることで、本発明の第2の実施形態に係る演出制御システム100(100b)によれば、通信端末1(1b)がユーザの嗜好により選択されるユーザ登録情報を取得し、演出制御装置2(2b)に送信する。また、通信端末1(1b)は、観客の盛り上がり度合をセンサ情報として取得して演出制御装置2(2b)送信する。そして、演出制御装置2(2b)が、ユーザ登録グループ毎に異なる(独立した)演出情報を生成して、そのユーザ登録グループに対応した演出情報を、各通信端末1(1b)に送信することができる。よって、各通信端末1(1b)がその演出情報を処理することにより、ユーザ登録グループ毎の盛り上がり度合の違いを観客それぞれに認識させるができるため、ユーザ登録グループ毎の観客に競争意識が生まれ、盛り上がりを観客の状態に応じてサポートすることができる。
以上、本発明の実施形態に係る、演出制御システム100、通信端末1および演出制御装置2について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において変更可能である。
例えば、演出制御装置2が、ユーザ登録グループの順位や盛り上がり度合のレベル判定に応じて、イベント会場の音響装置、照明装置、イベントのステージ設けられた(大型)モニタや、イベント出演者をそのモニタに映写するためのビデオカメラシステム等の演出制御情報を生成するようにしてもよい。これにより、順位や盛り上がり度合のレベル判定が高いとされたユーザ登録グループに対応するメンバに対する演出を、他のメンバと異なるようにして制御することにより、観客にそのユーザ登録グループの順位や盛り上がり度合のレベル判定が高いこと認識させることができる。このようにすることで、イベントをさらに盛り上げることができる。
また、演出制御装置2が、インターネットを介して、複数の通信端末1と接続されるようにしてもよい。これによりイベント会場以外の観客は、通信端末1を装着し、自宅のテレビやPC(personal computer)、イベントの他会場のモニタ画面等を、視聴することによりイベントに参加する。
この場合、演出制御装置2は、通信端末1からの位置情報を取得することにより、その通信端末1が、イベント会場以外に位置することを判定し、イベント会場以外を、例えば、インターネット区画の位置グループ「D」とする。そして、演出制御装置2は、区画(位置グループ)やユーザ登録グループ毎に、観客の状態(盛り上がり度合)をセンサ情報として取得し、その盛り上がり度合に応じて、通信端末1の発光素子(ライト)の色や明るさ、点灯・消灯の周期(早さ)を変更する。
このようにすることで、イベント会場内の区画(位置グループ)の盛り上がり度合と、インターネット区画の位置グループの盛り上がり度合の相違をインターネット区画の観客に認識させることができるため、インターネット区画とイベント会場内の区画との間で競争意識が生まれ、特に、インターネット区画の観客の盛り上がりをサポートすることができる。また、ユーザ登録グループ毎に盛り上がり度合を認識させた場合には、例えば、盛り上がり度合に応じて、ユーザ登録情報として設定したメンバを画面上でアップにする回数を増やす等の演出を行うことにより、インターネット区画の観客の盛り上がりをサポートすることができる。
また、本実施形態においては、イベントしてコンサートを例に説明したが、これに限定されず、例えば、スポーツイベントの開会・閉会等のセレモニーであってもよい。
また、スポーツの試合そのものであってもよい。例えば、サッカースタジアムにおいて、本実施形態に係る通信端末1を観客に保持させ、応援の盛り上がり度合に応じて、発光素子の色や明るさ、点滅の間隔を変えるようにすることができる。さらに、サッカー等の試合の他会場での応援(パブリックビューイング)においても本演出制御システム100を利用することができる。例えば、試合会場に演出装置としてスピーカを備えておき、予め録音した応援音声または中継接続した他会場の応援音声を、他会場の各通信端末1のセンサ情報を解析した結果としての盛り上がり度合に応じた音量で、その試合会場に出力する。このようにすることで、選手や試合会場にいる観客は、他会場の盛り上がり度合をリアルタイムで認識することができる。
また、本実施形態においては、演出制御装置2は、いずれかのグループ毎に盛り上がり度合を解析するものとした。しかしながら、演出制御装置2は、所定の判定基準を用いて、個々の通信端末1から取得したセンサ情報に基づき、その通信端末1を保持するユーザ個人の盛り上がり度合のレベル判定をし、その判定結果に応じて、通信端末1が備える発光素子の色や明るさ、点滅の間隔を変えるようにしてもよい。例えば、コンサートやダンスイベントにおいて、出演者と同じ振付でダンスが踊れたか否かを、加速度センサ等のセンサ情報に基づき判定し、その判定結果に応じて、イベント参加者毎に、そのイベント参加者の通信端末1が備える発光素子の色や明るさ、点滅の間隔を変えるようにしてもよい。
<その他>
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
イベントの盛り上がり度合を認知させるための演出実行手段を有する通信端末と、前記通信端末と通信接続される演出制御装置とを備え、
前記通信端末は、
観客の状態を計測してセンサ情報として検出する検出手段と、
前記検出手段が検出したセンサ情報を取得して、前記演出制御装置に送信するセンサ情報処理手段と、
前記演出実行手段が出力する演出内容を示す演出情報を前記演出制御装置から取得し、前記演出情報に基づき前記演出実行手段を制御する演出情報処理手段と、を備え、
前記演出制御装置は、
前記通信端末から送信されたセンサ情報に基づき、前記観客の盛り上がり度合を判定するセンサ情報解析手段と、
前記判定した盛り上がり度合に応じた前記演出情報を生成し、前記通信端末に送信する演出制御手段と、を備えること
を特徴とする演出制御システム。
<請求項2>
前記通信端末が、
前記通信端末自身の位置情報を取得し、前記演出制御装置に送信する位置情報取得手段を、さらに備え、
前記演出制御装置が、
前記通信端末から取得した位置情報に基づき、当該位置情報を送信した通信端末が属する、所定の区画毎に設定される位置グループを決定する位置情報設定手段を、さらに備え、
前記センサ情報解析手段が、前記位置グループ毎に、前記通信端末から受信した前記センサ情報を解析し、前記盛り上がり度合を前記位置グループ毎に判定し、
前記演出制御手段が、当該判定した位置グループ毎の盛り上がり度合に応じた前記演出情報を生成し、前記位置グループそれぞれに属する前記通信端末に当該演出情報を送信すること
を特徴とする請求項1に記載の演出制御システム。
<請求項3>
前記通信端末が、
前記イベントに関する前記観客の嗜好を区分するためのユーザ登録情報を取得し、前記演出制御装置に送信するユーザ登録情報取得手段を、さらに備え、
前記演出制御装置が、
前記通信端末から取得した前記ユーザ登録情報に基づき、当該ユーザ登録情報を送信した通信端末が属する、前記嗜好の区分毎に設定されるユーザ登録グループを決定するユーザ登録情報設定手段を、さらに備え、
前記センサ情報解析手段が、前記ユーザ登録グループ毎に、前記通信端末から受信した前記センサ情報を解析し、前記盛り上がり度合を前記ユーザ登録グループ毎に判定し、
前記演出制御手段が、当該判定したユーザ登録グループ毎の盛り上がり度合に応じた前記演出情報を生成し、前記ユーザ登録グループそれぞれに属する前記通信端末に当該演出情報を送信すること
を特徴とする請求項1に記載の演出制御システム。
<請求項4>
前記演出制御システムは、前記演出制御装置に接続され、前記イベントの演出を制御する演出装置をさらに備え、
前記演出制御装置の前記演出制御手段は、
前記センサ情報解析手段が判定した盛り上がり度合に応じて、前記演出装置の演出制御情報を生成し、前記演出装置に送信すること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の演出制御システム。
<請求項5>
前記演出制御システムは、前記演出制御装置にインターネットを介して通信接続される前記通信端末を含むこと
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の演出制御システム。
<請求項6>
観客の状態を計測してセンサ情報として検出する検出手段と、
前記検出手段が検出したセンサ情報を取得し、当該観客の盛り上がり度合を判定する演出制御装置に送信するセンサ情報処理手段と、
イベントの盛り上がりを認知させるための演出実行手段と、
前記演出実行手段が出力する、前記盛り上がり度合に応じた演出内容を示す演出情報を前記演出制御装置から取得し、前記演出情報に基づき前記演出実行手段を制御する演出情報処理手段と、
を備えることを特徴とする通信端末。
<請求項7>
観客の状態を計測したセンサ情報を通信端末から取得し当該センサ情報に基づいて前記観客の盛り上がり度合を判定するセンサ情報解析手段と、
前記判定した盛り上がり度合に応じた演出内容を示す演出情報を生成し、前記通信端末に送信する演出制御手段と、
を備えることを特徴とする演出制御装置。
1 通信端末
2 演出制御装置
11 処理部
12,22 通信部
13,23 記憶部
14 センサ部(検出手段)
15 演出実行部(演出実行手段)
16 ユーザIF部
21 制御部
100 演出制御システム
111 位置情報取得部(位置情報取得手段)
112 センサ情報処理部(センサ情報処理手段)
113 演出情報処理部(演出情報処理手段)
114 ユーザ登録情報取得部(ユーザ登録情報取得手段)
211 位置情報設定部(位置情報設定手段)
212 センサ情報解析部(センサ情報解析手段)
213 演出制御部(演出制御手段)
214 ユーザ登録情報設定部(ユーザ登録情報設定手段)
231 端末グループ識別情報
232 センサ情報解析結果

Claims (7)

  1. イベントの盛り上がり度合を認知させるための演出実行手段を有する通信端末と、前記通信端末と通信接続される演出制御装置とを備え、
    前記通信端末は、
    観客の状態を計測してセンサ情報として検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出したセンサ情報を取得して、前記演出制御装置に送信するセンサ情報処理手段と、
    前記演出実行手段が出力する演出内容を示す演出情報を前記演出制御装置から取得し、前記演出情報に基づき前記演出実行手段を制御する演出情報処理手段と、を備え、
    前記演出制御装置は、
    前記通信端末から送信されたセンサ情報に基づき、前記観客の盛り上がり度合を判定するセンサ情報解析手段と、
    前記判定した盛り上がり度合に応じた前記演出情報を生成し、前記通信端末に送信する演出制御手段と、を備えること
    を特徴とする演出制御システム。
  2. 前記通信端末が、
    前記通信端末自身の位置情報を取得し、前記演出制御装置に送信する位置情報取得手段を、さらに備え、
    前記演出制御装置が、
    前記通信端末から取得した位置情報に基づき、当該位置情報を送信した通信端末が属する、所定の区画毎に設定される位置グループを決定する位置情報設定手段を、さらに備え、
    前記センサ情報解析手段が、前記位置グループ毎に、前記通信端末から受信した前記センサ情報を解析し、前記盛り上がり度合を前記位置グループ毎に判定し、
    前記演出制御手段が、当該判定した位置グループ毎の盛り上がり度合に応じた前記演出情報を生成し、前記位置グループそれぞれに属する前記通信端末に当該演出情報を送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の演出制御システム。
  3. 前記通信端末が、
    前記イベントに関する前記観客の嗜好を区分するためのユーザ登録情報を取得し、前記演出制御装置に送信するユーザ登録情報取得手段を、さらに備え、
    前記演出制御装置が、
    前記通信端末から取得した前記ユーザ登録情報に基づき、当該ユーザ登録情報を送信した通信端末が属する、前記嗜好の区分毎に設定されるユーザ登録グループを決定するユーザ登録情報設定手段を、さらに備え、
    前記センサ情報解析手段が、前記ユーザ登録グループ毎に、前記通信端末から受信した前記センサ情報を解析し、前記盛り上がり度合を前記ユーザ登録グループ毎に判定し、
    前記演出制御手段が、当該判定したユーザ登録グループ毎の盛り上がり度合に応じた前記演出情報を生成し、前記ユーザ登録グループそれぞれに属する前記通信端末に当該演出情報を送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の演出制御システム。
  4. 前記演出制御システムは、前記演出制御装置に接続され、前記イベントの演出を制御する演出装置をさらに備え、
    前記演出制御装置の前記演出制御手段は、
    前記センサ情報解析手段が判定した盛り上がり度合に応じて、前記演出装置の演出制御情報を生成し、前記演出装置に送信すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の演出制御システム。
  5. 前記演出制御システムは、前記演出制御装置にインターネットを介して通信接続される前記通信端末を含むこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の演出制御システム。
  6. 観客の状態を計測してセンサ情報として検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出したセンサ情報を取得し、当該観客の盛り上がり度合を判定する演出制御装置に送信するセンサ情報処理手段と、
    イベントの盛り上がりを認知させるための演出実行手段と、
    前記演出実行手段が出力する、前記盛り上がり度合に応じた演出内容を示す演出情報を前記演出制御装置から取得し、前記演出情報に基づき前記演出実行手段を制御する演出情報処理手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  7. 観客の状態を計測したセンサ情報を通信端末から取得し当該センサ情報に基づいて前記観客の盛り上がり度合を判定するセンサ情報解析手段と、
    前記判定した盛り上がり度合に応じた演出内容を示す演出情報を生成し、前記通信端末に送信する演出制御手段と、
    を備えることを特徴とする演出制御装置。
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