以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における情報処理システム1000のブロック図である。
情報処理システム1000は、情報処理装置1と、2以上のユーザ端末2を備える。情報処理装置1と、2以上のユーザ端末2とは、インターネット等のネットワークや通信回線等を介して有線や無線により接続されている。なお、本実施の形態においては、説明の便宜上、図1に示すように情報処理システム1000が4以上のユーザ端末2を有している場合を例に挙げて説明するが、ユーザ端末2は2以上であればよい。ここでは、4以上のユーザ端末2をユーザ端末2a−2d等で表している。
なお、本実施の形態においては、一例として、情報処理装置1が、いわゆるショッピングサイト等を提供するサーバ装置等と同様に、商品を購入する指示の受け付けや、購入の指示を受け付けた商品についての購入のための処理等の、商品購入のための処理も行う場合を例に挙げて説明する。ただし、情報処理装置1が、このような商品購入のための処理を行わないようにしても良い。また、この場合、このような商品購入のための処理を行うサーバ装置(図示せず)を、情報処理システム1000が有していても良く、有していなくても良い。
情報処理装置1は、グループ管理情報格納部101、購入指定情報受信部102、購入処理部103、購入情報受付部104、購入情報送信部105、購入判断部106、報奨部107、購入履歴格納部108、グループ報奨部109、グループ内受信部110、グループ内送信部111、関連入力情報格納部112、蓄積部113、商品指定情報受付部114、及び関連入力情報出力部115を備える。
情報処理装置1は、例えば、サーバ装置である。情報処理装置1は、例えば、コンピュータ等により実現される。
グループ管理情報格納部101には、一または二以上のグループ管理情報が格納される。各グループ管理情報は、二以上のユーザで構成されるグループのグループ識別子と、グループ識別子が示すグループに属する二以上のユーザのユーザ識別子とを有する情報である。
グループ識別子は、例えば、グループ名や、グループに割り当てられたユニークなコード等である。同じグループ識別子と対応づけられたユーザ識別子が示すユーザは、通常、同じグループに属するユーザである。グループ管理情報が有するグループ識別子が示すグループは、例えば、登録されたグループである。ここでのグループは、例えば、友人や、知人や、仲間のグループである。グループは家族であっても良い。ただし、グループは、どのようなグループであってもよい。
ユーザ識別子は、ユーザを識別可能な情報である。ユーザ識別子は、例えば、ユーザ名や、ユーザに割り当てられたコードや、ユーザのメールアドレス等のアドレス情報や、ショートメッセージサービスや、ソーシャルネットワークサービス等のアカウントや、ユーザの会員番号、ユーザの電話番号等である。
グループ管理情報格納部101に、グループ管理情報が蓄積される過程は問わない。グループ管理情報格納部101に格納されたグループ管理情報は、予め登録されたものであっても、ユーザ等の指示に応じて蓄積されるグループ管理情報であってもよい。
グループ管理情報格納部101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。かかることは、他の格納部についても同様である。
購入指定情報受信部102は、ユーザ端末2等から、一または二以上の購入指定情報を受信する。購入指定情報は、購入を目的としてユーザが指定した商品に関する情報である。購入指定情報は、ユーザが購入目的で指定した1または2以上の商品の商品識別子と、ユーザのユーザ識別子とを有する情報である。商品識別子は、商品を識別可能な情報であり、例えば、商品名や、商品に割り当てられたコード等である。購入指定情報は、更に、商品を販売する店舗を識別する店舗識別子を有していてもよい。店舗識別子は、例えば、店舗名や、店舗に割り当てられたコード等である。購入指定情報受信部102は、例えば、ユーザ端末2から送信される購入指定情報を受信する。
購入指定情報は、例えば、、決済処理等の、購入のための処理が終了した購入済の商品に関する情報であってもよい。また、購入指定情報は、購入のための処理を行う前の、購入対象として指定された商品に関する情報であっても良い。例えば、購入指定情報は、購入を目的として指定されただけの状態の商品に関する情報や、購入予定として指定された商品に関する情報と考えてもよい。例えば、購入指定情報は、例えば、インターネット上のショッピングサイト等が提供するいわゆるショッピングカートに登録された商品に関する情報等と考えてもよい。ショッピングカートは、単にカートと呼ばれる場合もある。
購入指定情報は、更に、商品識別子が示す商品の個数等の情報を有していてもよい。
購入指定情報受信部102は、例えば、ユーザ端末2等から送信された購入指定情報を図示しない格納部等に蓄積する。
購入指定情報受信部102は、受信した購入指定情報に含まれる一または二以上の商品識別子と、ユーザ識別子とを有する購入情報を、購入情報受付部104に対して出力しても良い。購入情報については後述する。
購入指定情報受信部102は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。購入指定情報受信部102は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
購入処理部103は、購入指定情報受信部102が受信した購入指定情報に応じて、この購入指定情報が示す商品についての購入に関する処理を行う。購入に関する処理とは、例えば、商品を購入するための決済処理や、商品を購入指定情報が有するユーザ識別子と対応づけられたショッピングカート等に登録する処理等である。また、購入に関する処理は、送料等を算出する処理や、商品についての発送指示を送信する処理であっても良い。購入処理部103が行う購入に関する処理等は公知であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
購入処理部103は、例えば、一の購入指定情報について決済処理を行った場合に、この一の購入指定情報が有する1または2以上の商品識別子とユーザ識別子とを有する購入情報を、購入情報受付部104に出力してもよい。
購入情報受付部104は、購入情報を受け付ける。購入情報は、ユーザが購入した商品の商品識別子と、ユーザのユーザ識別子とを有する情報である。購入情報は、ユーザが購入した商品の価格の情報や、購入個数等の情報を更に有していても良い。なお、ここでの購入した商品とは、結果的に購入することとなる商品、具体的には、購入することが確定している商品も含むと考えてもよい。
購入情報受付部104がどのような経緯により購入情報を受け付けるかは問わない。例えば、購入情報受付部104は、購入処理部103が決済処理を行った一の購入指定情報が有する1または2以上の商品識別子とユーザ識別子とを有する購入情報を、購入処理部103から受け付けてもよい。また、購入指定情報が購入が確定している商品の商品識別子を有する場合、例えば、購入情報受付部104は、購入指定情報受信部102が購入指定情報から取得した商品識別子とユーザ識別子とを有する購入情報を、購入指定情報受信部102から受け付けても良い。
また、例えば、情報処理装置1が商品購入のための処理を行わない装置である場合等においては、購入情報受付部104は、図示しないショッピングサイト等を提供するサーバ装置や、決済処理等を提供するサーバ装置等の他のサーバ装置(図示せず)が送信する購入情報を受信してもよい。この購入情報は、例えば、他のサーバ装置等において購入された商品についての購入情報である。なお、情報処理装置1が商品購入のための処理等を行わない場合、購入指定情報受信部102や、購入処理部103等は省略可能である。
購入情報受付部104は、更に、ユーザ入力情報を受け付けてもよい。ユーザ入力情報は、購入情報受付部104が受け付ける購入情報が有する商品識別子が示す商品に関して、この購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザが入力した情報である。ユーザ入力情報は、例えば、購入情報が示す商品に関する情報である。ユーザ入力情報は、例えば、購入情報が示す商品についての、購入情報が示すユーザのコメント及び評価を示す値の少なくとも一方である。購入情報が示すユーザとは、購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザである。購入情報が示す商品とは、購入情報が有する商品識別子が示す商品であり、通常、購入情報が示すユーザが購入した商品である。ユーザが入力したユーザ入力情報は、例えば、ユーザ端末2が送信したユーザ入力情報である。例えば、購入情報受付部104は、購入情報とともに、ユーザ入力情報を受け付ける。
なお、購入指定情報受信部102が購入指定情報を受け付ける代わりに、購入情報受付部104が購入指定情報を受信するようにし、購入情報受付部104が、受信した購入指定情報に含まれるこ商品識別子と、ユーザ識別子とを購入情報として取得しても良い。このような場合も、購入情報を受け付けることと考えてもよい。また、この場合、購入情報受付部104が、購入指定情報とともに、購入指定情報が示す商品についてのユーザ入力情報を受け付けるようにし、このユーザ入力情報を、購入情報とともに取得しても良い。てもよい。なお、このような場合、購入指定情報受信部102は省略しても良い。
ここでの受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して他のサーバ装置や、ユーザ端末2等から送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
ここでの入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。購入情報受付部104は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、通信手段や、そのデバイスドライバー、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
購入情報送信部105は、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有するユーザ識別子と同じグループ識別子に対応づけられた他の1または2以上のユーザ識別子が示すユーザに、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有する商品識別子に対応する情報を送信する。ここでのユーザに送信するとは、ユーザが利用するユーザ端末2に送信することと考えてもよい。かかることは、以下においても同様である。
購入情報送信部105が送信する購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有する商品識別子に対応する情報とは、例えば、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有する商品識別子自身であっても良く、この商品識別子が示す商品と同じ商品を示す他の商品識別子であっても良い。例えば、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有する商品識別子が、商品に割り当てられたコードである場合、購入情報送信部105は、このコードに対応する商品の商品名や、商品名とメーカー名との組み合わせ等を、購入情報が有する商品識別子として送信してもよい。
なお、購入情報送信部105は、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有する情報のうちの、少なくとも商品識別子に対応する情報を送信すれば良く、例えば、購入情報送信部105は、商品識別子に加えて、さらに、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有する購入情報が有するユーザ識別子に対応する情報を送信してもよい。ここでの購入情報が有するユーザ識別子に対応する情報とは、例えば、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有するユーザ識別子自身であっても良く、このユーザ識別子が示すユーザと同じユーザを示す他のユーザ識別子であっても良い。例えば、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有するユーザ識別子が、ユーザに割り当てられたコードである場合、購入情報送信部105は、このコードに対応するユーザの名前や、ユーザの名前とユーザの所属名との組み合わせ等を、購入情報が有するユーザ識別子として送信してもよい。
なお、購入情報送信部105は、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有する情報のうちの、少なくとも商品識別子に対応する情報を含む情報として、購入情報受付部104が受け付けた購入情報を送信しても良い。なお、この場合においても、上記と同様に、送信される購入情報が有する商品識別子を、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有する商品識別子と同じ商品を示す他の商品識別子としてもよい。送信される購入情報が有するユーザ識別子についても同様である。
上述した識別子の変換は、例えば、変換前の識別子と、変換後の識別子とを対応づけて有する変換表等を用いて行われる。この変換表は、例えば、図示しない格納部等に予め格納されているようにする。
なお、以下においては、購入情報送信部105が、購入情報を送信する場合を例に挙げて説明する。
購入情報送信部105は、例えば、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有するユーザ識別子と対応するグループ識別子を、グループ管理情報格納部101に格納されたグループ管理情報から取得する。そして、取得したグループ識別子と同じグループ識別子と対応づけられた一または二以上のユーザ識別子を、グループ管理情報格納部101に格納されたグループ管理情報から取得する。通常、購入情報送信部105は、一または二以上のユーザ識別子として、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有するユーザ識別子を除いたユーザ識別子を取得する。そして、取得したユーザ識別子が示すユーザに、購入情報を送信する。ユーザ識別子が示すユーザに購入情報を送信する際においては、例えば、ユーザ識別子が、SNS(ソーシャルネットワークサービス)のアカウントや、SMS(ショートメッセージングサービス)のアカウント等のユーザのアカウントや、ユーザのメールアドレスや、IPアドレス等のユーザが利用するユーザ端末のアドレスを示す情報のように、ユーザの宛先を示す情報である場合、このユーザ識別子を宛先として購入情報を送信する。また、ユーザ識別子が、ユーザ名等の、送信する情報の宛先を示す情報でない場合、図示しない格納部等に予め格納されているユーザ識別子と宛先を示す情報とを対応づけて有する情報から、ユーザ識別子と対応した宛先を示す情報を取得し、この宛先を示す情報を用いて、ユーザ識別子が示すユーザに購入情報を送信するようにしてもよい。
購入情報送信部105は、例えば、同じグループ識別子と対応づけられた他のユーザに対して、購入情報受付部104が受け付けた購入情報とユーザ入力情報とを送信するようにしてもよい。例えば、ユーザ入力情報が、コメントである場合、購入情報とコメントを他のユーザに送信することで、他のユーザが購入情報が有する商品識別子が示す商品についての、購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザのコメントを読むことができ、この商品識別子が示す商品購入のきっかけや、商品購入の際の検討材料とすることができる。
購入情報送信部105は、例えば、購入情報受付部104が購入情報を受け付けた場合に、同じグループ識別子と対応づけられた他のユーザに対して購入情報の送信を行うようにしてもよい。購入情報を受け付けた場合に送信するということは、例えば、購入情報を受け付けた直後に送信することや、購入情報を受け付けたことをトリガーとして送信することと考えてもよい。例えば、購入情報送信部105は、購入情報受付部104が購入情報を受け付けた場合に、他のユーザに対して購入情報をいわゆるプッシュ送信してもよい。
購入情報送信部105は、例えば、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有するユーザ識別子と同じグループ識別子に対応づけられた他の1または2以上のユーザ識別子が示すユーザが、情報処理装置1に対して予め指定されたアクセスや、何らかのアクセスを行った場合に購入情報を送信するようにしても良い。
例えば、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有するユーザ識別子と同じグループ識別子に対応づけられた他のユーザ識別子が示すユーザが、このユーザ自身に宛てた購入情報の有無を確認する情報を情報処理装置1に送信した場合等に、購入情報送信部105は、このユーザに、購入情報受付部104が受け付けた購入情報を送信するようにしても良い。例えば、情報処理装置1の図示しない受信部等が、一のユーザ端末2からこのユーザ端末2を利用するユーザのユーザ識別子を有する購入情報の有無を確認する情報を受信した場合に、購入情報送信部105が、このユーザ識別子と対応づけられたグループ識別子と対応づけられたユーザ識別子を有する購入情報を、このユーザ端末2に送信するようにしても良い。
なお、購入情報送信部105は、予め指定された条件を満たす場合に、購入情報受付部104が受け付けた購入情報を送信するようにしてもよい。例えば、購入情報送信部105は、予め指定された条件を満たす場合に、購入情報受付部104が受け付けた購入情報の送信を許可するようにしても良い。ここでの予め指定された条件とは、具体的には、購入情報の送信を許可するための条件と考えてもよい。なお、購入情報の送信を許可するための条件を満たす場合に、購入情報を送信するということは、購入情報の送信を許可しないための条件を満たさない場合に、購入情報を送信することも実質的に含むと考えてもよい。予め指定された条件とは、例えば、購入情報が示す商品に関する条件であっても良く、購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザに関する条件であっても良い。つまり、商品の購入者に関する条件であっても良い。
購入情報が示す商品に関する条件は、例えば、購入情報が示す商品が、購入情報の送信を許可する予め指定された商品である、という条件である。例えば、購入情報送信部105は、購入情報が有する商品識別子が、予め図示しない格納部に格納されている一以上の商品識別子のいずれか一つに一致するか否かを判断し、一致している場合に、予め指定された条件を満たすと判断する。
また、購入情報が示す商品に関する条件は、例えば、購入情報が示す商品の分類が、購入情報の送信を許可する予め指定された分類である、という条件であってもよい。例えば、購入情報送信部105は、購入情報が有する商品識別子に対応づけられた商品の分類を示す情報が、予め図示しない格納部に格納されている一以上の商品の分類を示す情報のいずれか一つに一致するか否かを判断し、一致している場合に、予め指定された条件を満たすと判断する。
商品の分類を示す情報は、例えば、図示しない格納部等に予め格納されている商品識別子と、商品の分類を示す情報とを対応づけて有する情報から、検索等により取得してもよい。また、商品の分類を示す情報は、購入情報に商品識別子とともに格納されていても良い。例えば、商品の分類を示す情報を更に有する購入指定情報を、購入指定情報受信部102が受信し、購入情報受付部104が、この商品の分類を示す情報を更に有する購入情報を受け付けるようにしても良い。あるいは、商品識別子が商品の分類を示すコード等を有していても良い。
購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザに関する条件とは、例えば、ユーザ識別子が示すユーザが、購入情報の他のユーザへの送信を許可している、という条件である。具体的には、購入情報が有するユーザ識別子が、図示しない格納部等に予め格納されている購入情報の送信を許可する一以上のユーザのユーザ識別子のいずれかと一致する場合に、購入情報送信部105は、予め指定された条件を満たすと判断してもよい。あるいはユーザに関する条件は、ユーザ識別子が示すユーザの属性に関する条件であっても良い。ユーザの属性とは、例えば年齢や所属等である。
購入情報送信部105は、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が示す商品の購入を受け付けるために用いられる情報である購入受付用情報を、更に送信するようにしてもよい。例えば、購入情報送信部105は、購入情報受付部104が受け付けた購入情報を用いて、この購入情報が有する商品識別子を有する購入受付用情報を取得し、取得した購入受付用情報と購入情報とを、この購入情報が有するユーザ識別子と同じグループ識別子と対応づけられた他のユーザ識別子が示すユーザに送信する。購入受付用情報は、例えば、購入情報が示す商品の購入を受け付けるためのボタンである。ここでの購入を受け付けるためのボタンとは、購入を受け付けるためのボタンを出力するための情報と考えてもよい。購入を受け付けるためのボタンとは、例えば、購入指定情報を出力するためのボタンや、購入を確定するためのボタンであっても良く、購入の操作を開始するためのボタンであっても良く、購入のために、商品をショッピングカートに登録するためのボタン等であっても良い。
また、購入受付用情報は、例えば、購入情報が示す商品の購入を受け付けるための画面やWEBページ等を出力させるための情報である。購入を受け付けるための画面やWEBページ等を出力させるための情報とは、例えば、購入を受け付けるための画面やWEBページへのリンク情報である。購入を受け付けるためのWEBページ等へのリンク情報は、例えば、購入を受け付けるためのWEBページへのURL等のアドレス情報を有する情報である。購入を受け付けるための画面やWEBページとは、例えば、購入を確定するための画面やWEBページであっても良く、購入の操作を開始するための画面やWEBページであっても良く、購入のために、商品をショッピングカートに登録するための登録用の画面やWEBページ等であっても良い。
購入受付用情報は、購入受付用情報を介して購入に関する操作が行われたことを示すための識別子である受付用識別子を有していても良い。受付用識別子は、例えば、購入受付用情報と対応する購入情報が有するユーザ識別子と対応づけられている。購入受付用情報と対応する購入情報とは、通常、購入受付用情報とともに送信された購入情報である。例えば、受付用識別子と、ユーザ識別子とを有する情報が、購入受付用情報を送信する際等に、図示しない格納部等に蓄積される。例えば、購入受付用情報が示すボタンやリンクに対して操作が行われた場合に、この受付用識別子を有する購入を受け付けるための情報や、購入を受け付けるための画面やWEBページを要求する情報等を、ユーザ端末2が送信するようにしてもよい。また、購入受付用情報を用いた処理によって、結果的に商品の購入が行われた場合、購入情報受付部104は、この商品の購入に関する購入情報として、この購入受付用情報の受付用識別子を更に有する購入情報を受け付けることが好ましい。この受付用識別子により、購入受付用情報を介して商品の購入が行われたか否かを、後述する購入判断部106が判断可能となる。なお、購入受付用情報を用いた処理とは、例えば、購入受付用情報であるボタンやリンクを押したことによって行われる購入に関する処理等である。
また、購入情報送信部105は、更に、後述する商品関連情報を受信するための情報(以下、関連受信用情報と称す)を購入情報の送信先に送信してもよい。関連受信用情報は、例えば、商品関連情報を受け付けるための画面やWEBページを表示するためのボタンやリンクであり、例えば、購入受付用情報と同様の情報が利用可能である。
なお、かかるボタンやリンクを出力する処理等は、公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
購入情報送信部105は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。購入情報送信部105は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
購入判断部106は、商品の購入が、購入受付用情報を用いて行われたか否かを判断する。例えば、購入指定情報や購入情報が、上述したような受付用識別子を有する場合、購入判断部106は、購入受付用情報を用いて商品の購入が行われたと判断する。なお、購入受付用情報であるボタンやリンク等の操作に応じて商品を購入した場合において、この購入が、特定のボタンやリンク等の操作に応じた購入であるか否かを識別する技術は、WEBページ等の技術において公知であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
報奨部107は、商品の購入が購入受付用情報を用いて行われた場合に、この購入受付用情報に対応する購入情報が示すユーザに報奨を与える。例えば、報奨部107は、購入判断部106が、購入受付用情報を用いて商品の購入が行われたと判断した場合に、この購入受付用情報に対応する購入情報が示すユーザに報奨を与える。
また、例えば、購入受付用情報を用いて行われる商品の購入が、例えば、購入受付用情報を用いた商品購入を行うための専用のWEBページや、専用の購入画面等から行われる場合、報奨部107は、これらのWEBページや購入画面等を介して購入が行われた場合に、上記のような判断を行うことなく、この購入受付用情報に対応する購入情報が示すユーザに報奨を与えるようにしてもよい。なお、このように判断を行わない場合においては、購入判断部106を省略してもよい。
ユーザに報奨を与えるとは、例えば、ユーザに、ポイントを付与することや、割引特典の情報を与えることや、クーポンコード等を付与すること等である。また、ユーザにキャッシュバックを行うことであっても良い。ポイントは、例えば、点数に応じて特典に交換可能な情報や、金銭の代わりに代金支払いに用いられる情報である。割引特典は、商品購入時に、商品代金を割り引く特典である。例えば、報奨部107は、購入情報が示すユーザのユーザ端末2に、割引特典の情報や、クーポンコード等を送信する。また、報奨部107は、ポイントや、割引特典の情報や、クーポンコードの情報を、購入情報が示すユーザのユーザ識別子と対応づけて、図示しない格納部に蓄積しても良い。ここでの蓄積は、例えば追記であってもよい。なお、ポイントや、割引特典や、クーポンコード等を、商品の購入時等に利用する処理等については、公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
購入受付用情報に対応する購入情報が示すユーザとは、例えば、購入受付用情報を取得する際に用いられた購入情報である。購入受付用情報に対応する購入情報が示すユーザとは、例えば、購入受付用情報とともに送信される購入情報が示すユーザである。購入情報が示すユーザとは、例えば、購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザである。
例えば、購入情報送信部105が、購入情報受付部104が受け付けた一の購入情報(以下、第一の購入情報と称す)と、この第一の購入情報が有する商品識別子が示す商品の購入を受け付けるための購入受付用情報(以下、第一の購入受付用情報と称す)とを、この第一の購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザと同じグループに属する他のユーザに送信した場合において、購入判断部106が、この第一の購入受付用情報を用いて商品の購入が行われたと判断した場合に、報奨部107は、購入情報受付部104が受け付けた第一の購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザに報奨を与える。
購入受付用情報が、上述したような受付用識別子を有する場合、購入受付用情報に対応する購入情報が示すユーザとは、購入受付用情報が有する受付用識別子と対応づけられたユーザ識別子が示すユーザと考えてもよい。
例えば、購入受付用情報が、上述したような受付用識別子を有する場合、ユーザ端末2は、ユーザから購入受付用情報を用いて商品を購入する操作を受け付けた際に、この購入受付用情報が有する受付用識別子を備えた購入指定情報を情報処理装置1に送信する。購入判断部106は、情報処理装置1が受信した購入指定情報が受付用識別子を有する場合、この購入指定情報に応じて行われる商品の購入が、購入受付用情報を用いた商品の購入であると判断する。そして、報奨部107は、購入指定情報が有する受付用識別子に対応するユーザ識別子が示すユーザに報奨を与える。この購入指定情報が有する受付用識別子に対応するユーザ識別子が示すユーザが、ユーザから操作を受け付けた購入受付用情報に対応する購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザである。
購入履歴格納部108には、一以上の購入履歴が格納される。購入履歴は、ユーザ識別子と、このユーザ識別子が示すユーザが購入した商品の商品識別子とを有する情報である。例えば、購入情報受付部104が、購入処理部103等や他のサーバ装置(図示せず)等から受け付けた購入情報が有する商品識別子とユーザ識別子とを有する購入履歴を購入履歴格納部108に蓄積しても良い。また、例えば、購入処理部103が、商品の購入の処理を行った場合に、この購入された商品の商品識別子と、購入したユーザのユーザ識別子とを有する購入履歴を購入履歴格納部108に蓄積するようにしてもよい。また、購入履歴は、商品の購入価格等の情報や、商品の購入日等の情報を更に有していても良い。なお、購入された商品に関する購入履歴を蓄積する処理については、公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
グループ報奨部109は、グループ識別子と対応づけられたユーザ識別子が示す購入履歴を用いて、グループ識別子毎にランクを決定する。そして、グループ報奨部109は、ランクに応じた報奨を、各グループ識別子と対応づけられたユーザ識別子が示すユーザに与える。ランクとは、グループの順位や、グループの等級や階級等である。グループのレベル等と考えてもよい。
グループ報奨部109は、例えば、一のグループ識別子に対応する一または二以上のユーザ識別子を有する購入履歴を用いて、一のグループ識別子が示すグループのランクを決定する。グループ報奨部109は、グループ識別子毎に、このグループ識別子に対応づけられた一または二以上のユーザ識別子をグループ管理情報から取得し、取得した一または二以上のユーザ識別子を有する購入履歴を購入履歴格納部108から取得する。そして、グループ識別子毎に取得した購入履歴を用いて、グループ識別子のランクを決定する。
例えば、グループ報奨部109は、各グループ識別子ごとに取得した購入履歴の数(つまり、購入履歴の数を集計した値)に応じてランクを決定する。例えば、購入履歴の数の範囲を示す情報と、ランクを示す情報とを対応づけた一以上の情報であるグループ報奨情報を予め図示しない記憶部に予め格納しておくようにし、この情報から、上記で取得した購入履歴の数が含まれる購入履歴の数の範囲を示す情報と対応づけられたランクを示す情報を取得する。
また、グループ報奨部109は、各グループ識別子ごとに取得した購入履歴が有する購入金額の合計を取得し、この取得した合計に応じてランクを決定してもよい。購入金額は購入した商品の価格と考えてもよい。例えば、購入履歴が示す購入金額の合計の範囲を示す情報と、ランクを示す情報とを対応づけた一以上の情報でありグループ報奨情報を予め図示しない記憶部に予め格納しておくようにし、この情報から、上記で取得した購入履歴が示す購入金額の合計が属する購入金額の合計の範囲を示す情報と対応づけられたランクを示す情報を取得する。
なお、グループ報奨部109は、予め指定された一定期間内の購入履歴のみを用いて、ランクを決定しても良い。予め指定された一定期間は、例えば、昨年や、先月、過去10ヶ月等である。
そして、グループ報奨部109は、上記でグループについて取得したランクに対応する報奨を示す情報を取得する。報奨を示す情報は、例えば、グループやグループ内のユーザに与える報奨を指定する情報であり、例えば、ユーザに与える報奨の種類や、報奨の内容を指定する情報である。報奨の内容は、例えば、ユーザに与えるポイント数やクーポンの内容や、ユーザに与えるクーポンコード等である。例えば、図示しない格納部等に、予め、ランクを示す情報と、報奨を示す情報とを対応づけた一以上の情報を格納しておくようにし、上記でグループ毎に取得したランクに対応する報奨を示す情報をこの格納部から読み出す。そして、取得した報奨を示す情報が示す報奨を、各グループを示すグループ識別子に対応するユーザ識別子が示すユーザに付与する。ユーザに与える報奨については、上述しているため、ここでは詳細な説明は省略する。また、ユーザに報奨を与えることについても上述しているため、ここでは詳細な説明は省略する。なお、グループ内のユーザに報奨を与える代わりに、グループに対して報奨を付与して、このグループに属するユーザが報奨を受けられるようにしても良い。
グループ内受信部110は、商品関連情報を受信する。商品関連情報は、商品識別子と、ユーザ識別子と、このユーザ識別子が示すユーザが入力したこの商品識別子が示す商品に関する情報である関連入力情報とを有する情報である。関連入力情報は、例えば、ユーザによる商品に関するコメントや評価の値等を有する情報である。グループ内受信部110は、ユーザ端末2から商品関連情報を受信する。
グループ内受信部110は、例えば、複数のユーザが送信する情報を受信可能な、SNSやショートメッセージングサービスや、電子会議室や、チャット等を実現する装置等の、メッセージ等を受信する受信部(図示せず)と同様の受信部であってもよい。
グループ内受信部110が受信する商品関連情報に含まれる関連入力情報は、例えば、ユーザ端末2が受信した購入情報が有する商品識別子が示す商品について、ユーザ端末2のユーザが入力した情報である。例えば、購入情報送信部105が、上述したように、このような商品関連情報を受け付けるため関連受信用情報であるボタンやリンクを、購入情報が示すユーザと同じグループに属する他のユーザのユーザ端末2に購入情報とともに送信する。そして、他のユーザが、ユーザ端末2に表示された関連受信用情報であるボタンやリンクを操作した場合に、商品関連情報を受け付けるための画面等をユーザ端末2の図示しない表示部が図示しないモニタ等に表示し、この画面を介して入力された関連入力情報を有する商品関連情報がユーザ端末2から情報処理装置1に送信され、情報処理装置1のグループ内受信部110がこの商品関連情報を受信するようにしてもよい。
グループ内受信部110は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。グループ内受信部110は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
グループ内送信部111は、グループ内受信部110が受信した商品関連情報を、この商品関連情報が有するユーザ識別子と同じグループ識別子に対応づけられた他のユーザ識別子が示すユーザに送信する。例えば、グループ内送信部111は、商品関連情報が有するユーザ識別子と対応するグループ識別子をグループ管理情報から取得し、取得したグループ管理情報と対応づけられた他のユーザ識別子を同様にグループ管理情報から取得し、取得したユーザ識別子が示すユーザに、受信した商品関連情報を送信する。この商品関連情報を受信したユーザ端末2が、例えば、図示しない表示部に、受信した商品関連情報を表示することで、同じグループに属するユーザが、一のユーザが購入した商品に関連する情報について、意見を述べあったり、質疑応答したり、情報のやりとりを行ったりすることができる。
グループ内送信部111は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。グループ内送信部111は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
関連入力情報格納部112には、グループ内受信部110が受信した商品関連情報が有する関連入力情報が、この商品関連情報が有するユーザ識別子が対応するグループ識別子と、この商品関連情報が有する商品識別子とに対応づけられて格納される。更に、関連入力情報は、商品関連情報が有するユーザ識別子と対応づけられて格納されても良い。
蓄積部113は、グループ内受信部110が受信した商品関連情報が有する関連入力情報を、この商品関連情報が有するユーザ識別子が対応するグループ識別子と、この商品関連情報が有する商品識別子とに対応づけて関連入力情報格納部112に蓄積する。商品関連情報が有するユーザ識別子に対応するグループ識別子は、例えば、グループ管理情報格納部101に格納されているグループ管理情報から検索等により取得可能である。ここでの蓄積は、例えば、追記である。
商品指定情報受付部114は、商品識別子を指定する情報である商品指定情報を受け付ける。商品指定情報は、例えば、指定対象となる商品識別子を有する情報である。商品指定情報受付部114は、更に、一または二以上のグループ識別子を有していても良い。
商品指定情報の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。また、ここでの受け付けは、受信も含む概念である。商品指定情報受付部114は、タッチパネルやキーボード等の入力手段や通信手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
関連入力情報出力部115は、商品指定情報受付部114が受け付けた商品指定情報が示す商品識別子と対応づけられた関連入力情報を、関連入力情報格納部112から取得し、グループ識別子毎に出力する。例えば、関連入力情報格納部112から、商品指定情報受付部114が受け付けた商品指定情報が示す商品識別子と対応づけられた関連入力情報を、同じグループ識別子と対応づけられた関連入力情報毎に取得し、取得した関連入力情報を、グループ識別子毎に出力する。例えば、取得した関連入力情報を、グループ識別子と対応づけて出力する。なお、商品指定情報が、一または二以上のグループ識別子を、更に有する場合、この一または二以上のグループ識別子と対応づけられた商品関連情報であって、商品指定情報が示す商品識別子と対応づけられた関連入力情報を、グループ識別子毎に出力しても良い。例えば、このようにして出力した関連入力情報を用いて、グループ毎の商品の購買状況等について分析を行うことが可能となる。
出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
関連入力情報出力部115は、ディスプレイ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。関連入力情報出力部115は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
ユーザ端末2は、ユーザが利用する情報端末装置である。ユーザ端末2は、ユーザからの入力を受け付ける受付部(図示せず)や、受付部が受け付けた入力に応じた情報を、情報処理装置1に送信する送信部(図示せず)や、情報処理装置1から送信される情報を受信する受信部(図示せず)や、受信部が受信した情報を表示する表示部等を備えている。また、受付部が受け付けた入力や、受信部が受信した情報等に応じて処理を行う処理部(図示せず)等を有していても良い。
例えば、ユーザ端末2の送信部(図示せず)は、受付部(図示せず)がユーザから受け付けた購入指定情報を情報処理装置1に送信する。また、ユーザ端末2の受信部(図示せず)は、例えば、情報処理装置1から送信される同じグループに属する他のユーザの購入情報を受信する。同じグループに属する他のユーザとは、同じグループ識別子と対応づけられ他のユーザのユーザ識別子を有する購入情報である。そして、表示部(図示せず)は、受信した購入情報を、例えば、図示しないモニタ等に表示する。また、ユーザ端末2の受信部(図示せず)は、例えば、情報処理装置1から送信される同じグループに属する他のユーザの購入情報が有する商品識別子が示す商品の購入を受け付けるための購入受付用情報を受信し、表示部(図示せず)は、受信した購入受付用情報が示すボタンやリンク等を表示する。そして、例えば、受付部(図示せず)が、表示されたボタンやリンクに対する予め指定された操作を受け付けた場合に、送信部(図示せず)は、購入を確定するための情報や、購入に関する画面やWEBページを要求する情報等を、情報処理装置1等に送信する。また、ユーザ端末2の受付部(図示せず)が、例えば、同じグループに属するユーザが購入した商品についての商品関連情報を受け付けて、送信部(図示せず)が、受け付けた商品関連情報を、情報処理装置1に送信してもよい。同じグループに属するユーザが購入した商品についての商品関連情報とは、ユーザ端末2のユーザのユーザ識別子と同じグループ識別子に対応づけられたユーザ識別子が示すユーザである。また、例えば、受信部(図示せず)が、同じグループに属する他のユーザが情報処理装置1に送信した商品関連情報を受信し、表示部(図示せず)が、受信した商品関連情報を表示するようにしてもよい。この場合、同じ商品識別子や同じユーザ識別子を有する商品関連情報を、同じページや、同じペイン等に表示するようにしてもよい。
また、ユーザ端末2は、商品を購入するための操作や、この操作に応じた商品を購入するための指示等を、情報処理装置1や、他の商品購入のためのサイト等に行っても良い。
ユーザ端末は2は、例えば、コンピュータや、タブレット端末、携帯電話、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話、携帯情報端末等で実現される。
次に、情報処理システム1000の情報処理装置1の動作の一例について図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)購入指定情報受信部101は、購入指定情報をユーザ端末2から受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS102に進み、受信していない場合、ステップS110に進む。
(ステップS102)購入処理部103は、ステップS101で受信した購入指定情報が有する商品識別子とユーザ識別子等を用いて、ユーザ識別子が示すユーザが、商品識別子が示す商品を購入するための処理を行う。また、購入処理部103は、この商品識別子とユーザ識別子とを有する購入履歴を購入履歴格納部108に蓄積する。例えば、蓄積日を有する購入履歴を蓄積する。
(ステップS103)購入判断部106は、ステップS102で行われた商品の購入が、購入受付用情報を用いて行われたか否かを判断する。例えば、ステップS101で受信した購入指定情報が、購入受付用情報が有する受付用識別子を有しているか否かを判断し、有している場合、購入受付用情報を用いて購入が行われたと判断し、有していない場合、購入受付用情報を用いて購入が行われていないと判断する。購入受付用情報を用いて商品の購入が行われていない場合、ステップS104に進み、購入受付用情報を用いて商品の購入が行われた場合、ステップS109に進む。
(ステップS104)購入情報受付部104は、ステップS101で受信した購入指定情報が有する商品識別子とユーザ識別子とを有する購入情報を、購入処理部103から受け付ける。なお、更に、商品識別子が示すユーザが購入した商品の価格や、商品の分類を示す情報や、商品の画像等を取得しても良い。
(ステップS105)購入情報送信部105は、購入した商品や、購入したユーザ等が、予め指定された条件を満たすか否かを判断する。例えば、購入情報が有する商品識別子が示す商品の分類を示す情報が、予め指定された一以上の分類のいずれかを示すか否かを判断し、満たす場合に条件を満たすと判断してもよい。また、例えば、購入情報が有するユーザ識別子に対して、購入情報を送信することを許可するフラグ等の情報が対応づけられているか否かを判断し、対応づけられている場合、条件を満たすと判断してもよい。予め指定された条件を満たす場合、ステップS106に進み、満たさない場合、ステップS101に戻る。
(ステップS106)購入情報送信部105は、ステップS104で受け付けた購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザと同じグループに属する他のユーザのユーザ識別子を取得する。具体的には、購入情報送信部105は、ステップS104で受け付けた購入情報が有するユーザ識別子と対応づけられたグループ情報を、グループ管理情報格納部101に格納されているグループ管理情報から読み出す。そして、このグループ管理情報と対応づけられたユーザ識別子であって、ステップS104で受け付けた購入情報が有するユーザ識別子以外の一以上のユーザ識別子をグループ管理情報から読み出す。
(ステップS107)購入情報送信部105は、ステップS104で受け付けた購入情報が有するユーザ識別子と対応づけられた受付用識別子を有する情報であって、ステップS104で受け付けた購入情報が有する商品識別子が示す商品の購入を受け付けるための購入受付用情報を取得する。また、購入情報送信部105は、、受付用識別子と、この受付用識別子に対応するユーザ識別子とを、対応づけて図示しない格納部等に蓄積する。ここでの蓄積は、例えば追記である。
(ステップS108)購入情報送信部105は、ステップS106で読み出したユーザ識別子が示すユーザが利用するユーザ端末2にステップS104で受け付けた購入情報と、ステップS107で取得した購入受付用情報とを送信する。なお、購入情報受付部104が、購入情報が有する商品識別子が示す商品についてのユーザ入力情報を更に受け付けている場合、このユーザ入力情報を、購入情報とともに送信するようにしてもよい。例えば、購入指定情報が、購入対象として指定する商品についてのユーザ入力情報を有している場合、購入情報受付部104は、このユーザ入力情報を購入情報とともに受け付けるようにし、このユーザ入力情報を、購入情報送信部105が送信するようにしてもよい。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS109)報奨部107は、ステップS103で行われた商品の購入に用いられた購入受付用情報に対応するユーザに報奨を与える。例えば、ステップS101で受信した購入指定情報が有する受付用識別子と対応するユーザ識別子を、ステップS107で図示しない格納部に格納した受付用識別子とユーザ識別子とを対応づけて有する情報から検索等により取得し、取得したユーザ識別子が示すユーザに報奨を与える。例えば、報奨部107は、取得したユーザ識別子と対応づけて、予め指定されたポイントや、購入受付用情報が有する商品識別子が示す商品に対応したポイント等を、図示しない格納部等に蓄積する。そして、ステップS104に進む。
(ステップS110)グループ内受信部110は、ユーザ端末2から関連入力情報を有する商品関連情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS111に進み、受信していない場合、ステップS114に進む。
(ステップS111)蓄積部113は、ステップS110で受信した商品関連情報が有する関連入力情報を、この商品関連情報が有するユーザ識別子と対応づけられたグループ識別子、及びこの商品関連情報が有する商品識別子と対応づけて、関連入力情報格納部112に蓄積する。
(ステップS112)グループ内送信部111は、ステップS110で受信した商品関連情報が有するユーザ識別子が示すユーザと同じグループに属する他のユーザのユーザ識別子を取得する。例えば、グループ内送信部111は、ステップS110で受信した商品関連情報が有するユーザ識別子に対応づけられたグループ識別子を、グループ管理情報格納部101に格納されたグループ管理情報から検索等を行って取得し、取得したグループ識別子と同じグループ識別子と対応づけられた一以上の他のユーザ識別子を、同じグループ管理情報から取得する。
(ステップS113)グループ内送信部111は、ステップS112で取得したユーザ識別子が示すユーザのユーザ端末2に、ステップ112で受け付けた商品関連情報を送信する。そして、ステップS110に戻る。
(ステップS114)グループ報奨部109は、グループ識別子が示すグループについてランクを決定するタイミングであるか否かを判断する。例えば、毎年の4月1日や、毎月の第一月曜日等の、予め指定された日付になったか否かを判断し、予め指定された日付になった場合に、ランクを決定するタイミングであると判断する。なお、同日等に既にランクを決定する処理が行われている場合、重複してランクを決定する処理が行われないよう、再度ランクを決定するタイミングであるか否かを判断しないようにしても良い。
(ステップS115)グループ報奨部109は、購入履歴格納部108に格納されている購入履歴から、グループ識別子毎に購入履歴を取得する。例えば、購入履歴格納部108に格納されている各購入履歴からそれぞれユーザ識別子を取得し、取得した各ユーザ識別子に対応するグループ識別子をグループ管理情報からそれぞれ取得し、取得したグループ管理情報が同じもの毎に、購入履歴を取得する。
(ステップS116)グループ報奨部109は、ステップS115でグループ識別子毎に取得した購入履歴を、グループ識別子毎に集計する。例えば、グループ識別子毎に取得した購入履歴数を集計しても良い。あるいは、グループ識別子毎に取得した購入履歴が有する購入金額を集計しても良い。
(ステップS117)グループ報奨部109は、ステップS116で集計した値に対応したランクを、グループ識別子毎に取得する。例えば、グループ報奨部109は、予め用意された集計値の値の範囲と、ランクとを対応付けて有する複数の情報から、集計値が含まれる値の範囲に応じたランクを取得する。
(ステップS118)グループ報奨部109は、ステップS117でグループ識別子毎に取得したランクに応じた報奨を、各グループ識別子に対応する一以上のユーザ識別子が示すユーザに与える。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS119)商品指定情報受付部114は、商品指定情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合、ステップS120に進み、受け付けていない場合、ステップS101に戻る。
(ステップS120)関連入力情報出力部115は、ステップS119で受け付けた商品指定情報が示す商品識別子と対応づけられた関連入力情報であって、同じグループ識別子と対応づけられた関連入力情報を、グループ識別子毎に関連入力情報格納部112から取得する。
(ステップS121)関連入力情報出力部115は、ステップS120で取得した関連入力情報を、グループ識別子毎に出力する。例えば、グループ毎に取得した関連入力情報を、グループ識別子と対応づけて出力する。そして、ステップS101に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいては、購入情報受付部104が購入情報を受け付けた場合に、購入情報送信部105が購入情報を送信するようにしたが、購入情報を受け付けた後であって、この購入情報が有する商品識別子が示す商品についてこの購入情報が有するユーザ識別子が示すユーザからユーザ入力情報を受け付けた場合に、購入情報送信部105が購入情報とユーザ入力情報とを送信するようにしてもよい。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報処理システム1000の具体的な動作について一例を挙げて説明する。なお、情報処理システム1000の概略図は、図1と同様であるとする。
図3は、グループ管理情報格納部101に格納されているグループ管理情報を示す図である。グループ管理情報は、「ユーザID」と、「グループID」という属性を有している。「ユーザID」は、ユーザ識別子であり、ここでは、ユーザのメールアドレスであるとする。また、「グループID」は、グループ識別子である。ここでは、一のレコード(行)が一のグループ管理情報であるとする。
ユーザ端末2aを利用するユーザAが、ユーザ端末2aに対して、情報処理装置1が提供するショッピングサイトにおいて、商品名が「ABCワイン」である商品を購入する操作を行ったとすると、このユーザAのユーザ識別子である「u001@abcd.com」と、購入する商品の商品識別子である「ABCワイン」とを有する購入指定情報が、ユーザ端末2aから情報処理装置1へ、ネットワーク経由で送信される。ここでは、商品識別子は、商品名であるとする。なお、購入指定情報は、更に、購入時の支払いの情報等を有していても良い。
また、ここでは、商品を購入する際に、ユーザAが商品についてコメントを入力したとする。入力されたコメントは、例えば、「このワインがこの価格で買えるとは信じられません。」であったとする。入力されたコメントはユーザ入力情報として、購入指定情報とともに情報処理装置1へ送信される。
情報処理装置1の購入指定情報受信部102が、ユーザ端末2aから、購入指定情報と、ユーザ入力情報とを受信すると、購入処理部103は、受信した購入指定情報を用いて、この購入指定情報が有するユーザ識別子が示すユーザが、この購入指定情報が有する商品識別子が示す商品を購入するための処理を行う。
購入処理部103は、商品を購入するための処理の後、購入指定情報が有する商品識別子「ABCワイン」及びユーザ識別子「u001@abcd.com」と、商品の価格「1500円」と、日付とを有する購入履歴を、購入履歴格納部108に蓄積する。商品の価格は、図示しない格納部等に格納されている商品のデータベース等から取得可能である。
図4は、購入履歴格納部108に格納された購入履歴を管理する購入履歴管理情報を示す図である。購入履歴管理情報は、「商品名」、「ユーザID」、「価格」、及び「日付」という属性を有している。「商品名」は、商品識別子であり、ここでは商品名であるとする。「価格」は、商品の価格である。「価格」は、購入金額と考えてもよい。「日付」は、商品の購入が行われた日付であるとする。ここでは、既に複数の購入履歴が格納されている場合を例に挙げて説明している。また、ここでは、蓄積されたデータは最も下の行として追加されるものとする。
購入判断部106は、上記の商品の購入が、購入受付用情報を用いて行われたか否かを判断する。ここでは、購入指定情報受信部102が受信した購入指定情報が、受付用識別子を有しているか否かを判断し、有している場合、購入受付用情報を用いて行われた購入であると判断する。ここでは、有していないため、購入受付用情報を用いて行われた購入でないと判断する。このため、商品を購入したユーザに報奨を与える処理は行わない。
購入情報受付部104は、上記で購入指定情報受信部102が受信した購入指定情報が有する商品識別子「ABCワイン」と、ユーザ識別子「u001@abcd.com」とを有する購入情報を、購入処理部103等から受け付ける。ここでは、一例として、商品識別子が示す商品の画像を更に有する購入情報を受け付けたとする。また、ここでは、購入情報受付部104は、購入指定情報が有するユーザ入力情報も受け付ける。また、ここでは、購入情報受付部104は、購入処理部103から、購入した商品の分類を示す情報も受け付ける。ここでは商品の分類を示す情報として「ワイン」という情報を受け付けたとする。商品の画像や、商品の分類は、例えば、図示しない格納部等に格納されている商品のデータベース等から取得可能である。
購入情報送信部105は、購入した商品が予め指定された条件を満たすか否かを判断する。ここでは、例えば、予め指定された条件が、購入した商品の分類が予め指定された分類以外の分類である、という条件であったとし、その予め指定された分類が、「電化製品」、及び「衣類」という分類であったとする。購入情報受付部104が受け付けた商品の分類が「ワイン」であるため、購入情報送信部105は、購入した商品の分類が、予め指定された「電化製品」及び「衣類」以外の分類であると判断する。このため、購入情報送信部105は、購入した商品が予め指定された条件を満たすと判断する。
このため、購入情報送信部105は、購入情報が有するユーザ識別子「u001@abcd.com」と対応づけられたグループ識別子「G01」を、図3に示したグループ管理情報から検索により取得し、更に取得したグループ識別子「G01」と対応づけられた他のユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」、及び「bgdog@shlaade.com」を同じグループ管理情報から検索により取得する。
また、購入情報送信部105は、購入情報が有する商品識別子「ABCワイン」が示す商品を購入するためのページを表示する指示を受け付けるボタンを表示させるための情報を、購入受付用情報として取得する。ここでは、例えば、予め用意されたボタンを表示させるための情報のテンプレートに、「ABCワイン」を購入するページのURL(図示せず)を配置して、購入受付用情報を生成する。このURLは、例えば、商品識別子を検索キー等として用いて、図示しない格納部等に格納されているWEB出力用の商品のページ等を検索することで取得可能である。
また、ここでは、上記の購入受付用情報として、購入情報が有するユーザ識別子と対応づけた受付用識別子を更に有する購入受付用情報を取得する。例えば、予め指定されたルールやアルゴリズム等を用いて文字列で構成される受付用識別子「A010063」を取得し、この受付用識別子「A010063」を上記のテンプレート等にさらに配置して購入用情報を生成するとともに、この受付用識別子「A010063」を、購入情報が有するユーザ識別子「u001@abcd.com」と対応づけて、図示しない格納部に蓄積する。
図5は、図示しない格納部に蓄積された受付用識別子を管理する受付用識別子管理表である。受付用識別子管理表は、受付用識別子を示す「受付用ID」と、「ユーザID」という属性を有している。
なお、受付用識別子として、購入情報が有するユーザ識別子や、ユーザ識別子の一部を予め指定されたルール等に応じて変更したものを用いても良い。例えば、ユーザ識別子であるメールアドレスの「@」を「#」に置き換えたものを用いても良い。この場合、受付用情報管理表は、不要としても良い。
更に、ここでは、一例として、購入情報送信部105は、購入情報が有する商品識別子が示す商品についての商品関連情報を受信するための関連受信用情報を取得する。関連受信用情報は、例えば、購入情報が有する商品識別子と対応づけられた、この商品識別情報が示す商品についての商品関連情報の入力画面を表示するためのボタンを表示するための情報である。この関連受信用情報は、例えば、購入受付用情報と同様に作成可能である。
購入情報送信部105は、上記で購入情報受付部104が受け付けた購入情報及びユーザ入力情報と、購入情報送信部105が取得した購入受付用情報及び関連受信用情報とを、上記で取得したユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」、及び「bgdog@shlaade.com」が示すユーザのユーザ端末2に送信する。具体的には、これらのユーザ識別子が示すメールアドレスに、購入情報、ユーザ入力情報、購入受付用情報、及び関連受信用情報を送信する。
なお、上記において、購入した商品が、予め指定された条件を満たさないと判断した場合、購入情報送信部105は、購入情報の送信を行わない。
ユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」が示すユーザBのユーザ端末2b、及びユーザ識別子「bgdog@shlaade.com」が示すユーザCのユーザ端末2cのそれぞれの受信部(図示せず)が、情報処理装置1から送信される購入情報、ユーザ入力情報、購入受付用情報、及び関連受信用情報を受信すると、ユーザ端末2b及び2cのそれぞれの表示部(図示せず)は、図示しないモニタに、購入情報及びユーザ入力情報と、購入受付用情報及び関連受信用情報がそれぞれ示すボタンとを表示する。
図6は、ユーザ端末2bのモニタに表示される購入情報及びユーザ入力情報と、購入受付用情報が示すボタン60と、関連受信用情報が示すボタン61とを示す図である。なお、ユーザ端末2cにおいても同様の画面が表示される。
このように、一のユーザが商品を購入した場合に、同じグループに属する他のユーザのユーザ端末2に、購入情報を表示することにより、他のユーザに、購入した商品を紹介したり、同じ商品の購入等を勧めることができる。また、同じグループに属するユーザの購入情報しか受信しないため、例えば、不特定の見知らぬユーザの購入情報ではなく、同じグループに属する知り合いの購入情報だけを受信することができるため、受信者は、購入された商品と、その商品を購入したユーザとから、総合的に購入情報が示す商品を評価しすることができる。また、同じグループに属するユーザが入力したユーザ入力情報だけを受信することができ、信頼性の高いユーザ入力情報だけを得ることができる。
ここで、ユーザBが、購入受付用情報が示すボタン60を図示しないタッチパネル等を操作して押したとすると、ボタン60に対応する購入受付用情報が有している商品識別子「ABCワイン」を購入するWEBページのURLと、受付用識別子「A010063」とが、ユーザ端末2bの送信部(図示せず)から情報処理装置1に送信される。
情報処理装置1の図示しない受信部が、このURLと受付用識別子「A010063」とを受信すると、情報処理装置1の図示しない送信部が、このURLが示すWEBページの情報を、受付用識別子「A010063」と対応づけて、ユーザ端末2bに送信する。このURLが示すWEBページは、上記の「ABCワイン」の購入指示を受け付けるページであるとする。
ユーザ端末2bは、このWEBページの情報と、受付用識別子とを受信すると、このWEBページの情報を用いて、図示しないモニタに商品識別子「ABCワイン」が示す商品の購入指示を受け付けるページ(図示せず)を表示する。
ユーザBが、表示されたページを操作して、商品識別子が「ABCワイン」である商品を購入する操作を行うと、ユーザ端末2bは、商品識別子「ABCワイン」と、ユーザBのユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」と、受付用識別子「A010063」とを有する購入指定情報を情報処理装置1に送信する。なお、ユーザBがユーザ入力情報を入力した場合、このユーザ入力情報を更に有する購入指定情報を、情報処理装置1に送信するようにしても良い。
情報処理装置1の購入指定情報受信部102が、この購入指定情報を受信すると、上記と同様に、購入処理部103が、ユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」が示すユーザBが商品識別子「ABCワイン」が示す商品を購入する処理等を行う。
ここで、この購入指定情報は、受付用識別子「A010063」を有しているため、購入判断部106は、この購入指定情報に応じて行われた商品の購入が、購入情報送信部105が送信した購入受付用情報を用いて行われたものであると判断する。
このため、報奨部107は、購入指定情報受信部102が受信した購入指定情報から受付用識別子「A010063」を取得し、図5に示した受付用識別子管理表から、この受付用識別子「A010063」に対応するユーザ識別子「u001@abcd.com」を取得する。そして、このユーザ識別子が示すユーザに報奨として、予め指定されたポイント、例えば、1000ポイントを付与する。
図7は、図示しない格納部に格納されたポイントを管理するポイント管理表を示す図である。ポイント管理表は、「ユーザID」と、「ポイント」という属性を有している。「ポイント」は、例えば、金銭に換算して、商品の購入に利用できる値であるとする。
報奨部107は、例えば、図7に示したポイント管理表の、ユーザ識別子「u001@abcd.com」に対応する「ポイント」の値に、「1000」ポイントを加算することで、ユーザAに1000ポイントの報奨を与えたこととなる。
なお、1000ポイントを与える代わりに、購入された商品の金額に比例した値のポイントを与えるようにしても良い。
なお、ユーザBが購入した商品についての購入情報等を送信する処理等については、上記と同様であるため、ここでは説明は省略する。
また、上記においては、ユーザBが、図6に示した画面の、購入受付用情報が示すボタン60を図示しないタッチパネル等を操作して押した場合について説明したが、仮に、ユーザBが、図6に示した画面の、関連受信用情報が示すボタン61を図示しないタッチパネル等を操作して押したとすると、ボタン61に対応する購入受付用情報に応じて、ユーザ端末2bの図示しない表示部が、商品識別子「ABCワイン」についての、関連入力情報を入力する画面をモニタに表示する。
図8は、ユーザ端末2bの図示しないモニタ等に表示された購入受付用情報の入力画面を示す図である。
そして、ユーザBが、図示しないタッチパネル等を操作して、商品に関連したコメントである関連入力情報を図8に示した入力画面の入力フィールド80に入力したとする。入力した関連入力情報は、例えば、「このワインはどんな料理に合いますか。」というテキストであったとする。送信ボタン81を押したとすると、ユーザ端末2bの図示しない送信部は、入力された関連入力情報と、ユーザBのユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」と、関連入力情報に対応した商品識別子である「ABCワイン」と、を有する商品関連情報を情報処理装置1に送信する。
情報処理装置1のグループ内受信部110が、ユーザ端末2bから送信される商品関連情報を受信する。蓄積部113は、受信した商品関連情報に含まれるユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」に対応するグループ識別子「G01」を、図3に示したグループ管理情報から取得する。そして、商品関連情報に含まれる関連入力情報「このワインはどんな料理に合いますか。」と、この商品関連情報が有する商品識別子「G01」と、上記で取得したグループ識別子「G01」とを対応づけて、関連入力情報格納部112に蓄積する。なお、ここでは、関連入力情報を、更に、商品関連情報が有するユーザ識別子と対応づけて関連入力情報格納部112に蓄積する。
図9は、関連入力情報格納部112に格納された関連入力情報を管理する関連入力情報管理表を示す図である。商品関連情報は、「商品ID」、「グループID」、「ユーザID」、及び「コメント」という属性を有している。「商品ID」は商品識別子、「グループID」はグループ識別子、「ユーザID」はユーザ識別子、「コメント」は、関連入力情報である。ここでは、一のレコード(行)が、一の商品関連情報に応じて蓄積された情報であるとする。
また、グループ内送信部111は、グループ内受信部110が受信した商品関連情報に含まれるユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」に対応するグループ識別子「G01」を、図3に示したグループ管理情報から取得し、更に、ユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」以外の、取得したグループ識別子「G01」と対応づけられたユーザ識別子である「u001@abcd.com」、及び「bgdog@shlaade.com」を、同じグループ管理情報から取得する。そして、取得したユーザ識別子がそれぞれ示すユーザのユーザ端末2にユーザ端末2bから受信した商品関連情報を、購入情報を送信する場合と同様に送信する。
また、ここでは、一例として、更に、この商品関連情報が有する商品識別子に対応した商品の画像を、商品識別子と商品画像とを対応づけて格納しているデータベース等から検索により取得し、取得した商品画像を商品関連情報とともに送信する。
ユーザ識別子「u001@abcd.com」が示すユーザAのユーザ端末2a、及びユーザ識別子「bgdog@shlaade.com」が示すユーザCのユーザ端末2cは、情報処理装置1から、ユーザ端末2bが送信した商品関連情報と商品画像とを受信する。そして、受信した商品関連情報と商品画像とを、ユーザ端末2a及びユーザ端末2cの図示しない表示部が、それぞれ、モニタに表示する。
図10は、ユーザ端末2aのモニタに表示された商品関連情報を示す図(図10(a))、及びユーザ端末2cのモニタに表示された商品関連情報を示す図(図10(b))である。
例えば、ユーザ端末2aが、ユーザ端末2bが送信した商品関連情報を表示した状態は、図9(a)のようになる。
さらに、ユーザ端末2aのユーザが、図9(a)に示したような表示画面から、予め指定された操作を行って、図8と同様の関連入力情報を入力する画面を表示し、ユーザ端末2bが送信した商品関連情報に応じて、関連入力情報を入力して、情報処理装置1に送信する操作を行うと、入力された関連入力情報と、先に受信した商品関連情報が有するユーザ識別子「u001@abcd.com」及び商品識別子「ABCワイン」とを有する商品関連情報が情報処理装置1に送信される。
グループ内受信部110は、上記と同様に、ユーザ端末2bから、関連入力情報を有する商品関連情報を受信する。蓄積部113は、上記と同様に、受信した商品関連情報が有する関連入力情報を、関連入力情報格納部112に蓄積する。
グループ内送信部111は、受信した商品関連情報が有するユーザ識別子「u001@abcd.com」と同じグループ識別子「G01」と対応づけられた他のユーザ識別子であるユーザ識別子「cfrf@bdlccd.com」と、ユーザ識別子「bgdog@shlaade.com」とを取得し、取得したユーザ識別子が示すユーザのユーザ端末であるユーザ端末2b及び2cに、ユーザ端末2aが送信した商品関連情報と商品画像とを送信する。
この商品関連情報と商品画像とを受信したユーザ端末2b及び2cは、それぞれ、受信した商品関連情報と商品画像とを表示する。
例えば、ユーザ端末2cは、図10(b)に示すように、ユーザ端末2aが送信した商品関連情報が有する関連入力情報を、先にユーザ端末2bが送信した商品関連情報が有する関連入力情報の下方に表示する。これにより、グループ内のユーザが購入した商品について関連する情報についてのコミュニケーションをグループ内のメンバーのみで行うことができる。
なお、ユーザ端末2bにおいては、ユーザ端末2bが先に送信した商品関連情報が有する関連入力情報を表示するとともに、さらにその下方に、ユーザ端末2aが送信した商品関連情報が有する関連入力情報を表示するようにすればよい。つまり、自端末が送信した商品関連情報の関連入力情報は、適宜、他のユーザ端末2から受信した商品関連情報とともに、受信または送信した順番等でソートして自端末で出力するようにする。
ここで、情報処理装置1の管理者等が、商品識別子が「UTDワイン」である商品についての関連入力情報を出力させるために、情報処理装置1の商品指定情報受付部114に対して、キーボード等の入力デバイスを介して、商品識別子「UTDワイン」を入力したとする。
関連入力情報出力部115は、図9に示したような関連入力情報管理表から、商品指定情報受付部114が受け付けた商品識別子「UTDワイン」であるレコード(行)を検出して、図示しないメモリ等に読み出す。そして、読み出したレコードから、「グループID」が一致するレコードを、「グループID」毎に順次検出し、「グループID」毎に検出したレコードの関連入力情報を、「グループID」毎に分別して、それぞれ「グループID」の属性値と対応づけて出力する。例えば、ここでは、関連入力情報出力部115は、関連入力情報を、図示しないモニタに表示する。
図11は、関連入力情報出力部115による関連入力情報の表示例を示す図である。
また、グループ報奨部109は、図示しないカレンダー等が示す本日の日付が、予め指定された日付であるか否かを判断し、予め指定された日付であれば、グループ識別子が示すグループに対して報奨を与える処理を行う。ここでは、例えば、予め指定された日付が、毎月の20日であり、本日の日付が7月20日であったとすると、グループ報奨部109は、グループに対して報奨を与える日付であると判断し、報奨を与える処理を行う。
具体的には、グループ報奨部109は、図4に示したような購入履歴管理情報から、「グループID」の値を重複がないように取得し、取得した「グループID」毎に、購入履歴管理情報から、「グループID」が一致する一以上のレコード(行)を検出する。そして、検出した各レコードの「価格」の値を、「グループID」毎に集計し、集計して得られた値を、それぞれ、「グループID」の値と対応づけて図示しない格納部等に一時記憶する。なお、ここでは、購入履歴管理情報のレコードの内の、「日付」の値が、集計を行う時点の日付から、一ヶ月前までの日付であるレコードに関してのみ「価格」の値の集計を行う。
図12は、図示しない格納部に予め格納されているグループ報奨管理表である。グループ報奨管理表は、「価格帯」と、「ランク」という値とを有している。「価格帯」は、価格の範囲を示す属性である。「ランク」は、グループのランクである。
図13は、図示しない格納部に予め格納されているランク報奨管理表である。ランク報奨管理表は、「ランク」と、「報奨」という値とを有している。「ランク」は、図12の「ランク」に対応する。「報奨」は、グループに与えられる報奨であり、ここでは、グループを構成する各メンバーに与えられるポイントを示している。
例えば、上記においてグループ報奨部109が「グループID」が「G01」であるグループについて取得した「価格」を集計した値が「60000」(円)であったとすると、グループ報奨部109は、図12に示したグループ報奨管理表から、「価格帯」の属性値が、この値「60000」を含む価格の範囲を示すレコードを検出し、検出したレコードの「ランク」の値を取得する。ここでは、「60000」が、図12の上から3行目のレコードの「50000以上、100000未満」の範囲に入るため、グループ報奨部109は、このレコードの「ランク」の属性値である「C」を取得する。そして、グループ報奨部109は、図13に示したランク報奨管理表から、「ランク」の属性値が「C」であるレコードの「報奨」の属性値である「800」(ポイント)を取得する。
さらに、グループ報奨部109は、図3に示したグループ管理情報から、「グループID」が「G01」であるレコードの「ユーザID」を取得し、上記で取得した「報奨」の値である「800」(ポイント)を、取得した全ての「ユーザID」と対応づけて、図7に示したポイント管理表に蓄積する。なお、既に、蓄積する「ユーザID」と同じ「ユーザID」が蓄積されている場合、その「ユーザID」に対応する「ポイント」の値に、上記で取得した「報奨」の値を加算する。
これにより、例えば、「グループID」が「G01」であるグループに対応する「ユーザID」である「u001@abcd.com」、「cfrf@bdlccd.com」及び「bgdog@shlaade.com」に対して、それぞれ800ポイントを与えることができる。
グループ報奨部109は、同様の処理を、他の「価格」の値の集計を行った「グループID」について行う。
これにより、グループ識別子が示す各グループのメンバーに対して、グループ毎の購入金額の合計に応じて報奨を与えることでき、グループ単位で、グループを構成するメンバーの商品購入を促進することができる。
以上、本実施の形態によれば、グループのメンバーの商品購入に関する情報を、同じグループの他のメンバーに適切に通知することができる。これにより、例えば、結果的に、グループ内のメンバーが購入した商品を、他のメンバーに勧めることとなり、商品の販売を促進することができる。また、同じグループ内のメンバーの商品購入に関する情報だけが通知されるため、例えば、グループが、趣味や嗜好等が似ているユーザで構成される場合、結果的に趣味や嗜好等が似ているユーザが購入した商品についての情報だけを選択的に受け取ることが可能となる。また、通常、同じグループ内のメンバーは、面識のあるメンバーであることが多いため、通知される情報を信頼性の高い情報として扱うことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、グループ内のメンバー間で商品関連情報を送受することで、商品に関してグループ内で適切にコミュニケーションを行うことができる。この結果、例えば、商品に関する知識をグループ内で深めることができ、商品の販売を促進することができる。
また、一のユーザが購入した商品について、購入情報とともに送信された購入受付用情報を用いて商品購入が行われた場合に、この一のユーザに対して報奨を与えることで、購入情報の送信の許可をユーザに促すことができる。
なお、上記実施の形態において、購入情報受付部104が、購入情報として、ユーザ識別子と対応づけられたグループ識別子のうちの一以上のグループ識別子を更に有する購入情報を受け付けるようにし、購入情報送信部105が、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有するユーザ識別子以外のユーザ識別子であって、購入情報が有するグループ識別子と対応づけられた1以上のユーザ識別子が示すユーザに、購入情報受付部104が受け付けた購入情報が有する商品識別子に対応する情報を送信するようにしてもよい。
このような構成とすることにより、例えば、一のユーザが複数のグループに属している場合に、その複数のグループの内の一のグループにだけ、購入情報が有する商品識別子に対応する情報を送信することが可能となり、ユーザが購入した商品に関する情報の送信先となるユーザのグループを適切に限定することができる。
なお、購入情報が有するグループ識別子は、例えば、商品を購入するユーザが指定したグループ識別子である。例えば、購入情報が有するグループ識別子は、商品の購入時等にユーザが指定したグループ識別子である。具体例を挙げると、購入指定情報受信部102が、例えば、ユーザ端末2からグループ識別子を更に含む購入指定情報を受信し、購入情報受信部104が、このグループ識別子を有する購入情報を、購入指定情報受信部102や購入処理部103等から受け付けても良い。あるいは、購入情報受信部104は、グループ識別子を有する購入情報を、ユーザ端末2等から直接受信してもよい。
また、購入情報が有するグループ識別子は、ユーザが属する複数のグループのグループ識別子の内の、ユーザが購入する商品等によって、図示しない処理部等により自動的に決定されるグループ識別子であっても良い。例えば、予め、上記実施の形態において説明したような商品の分類を示す情報と、ユーザが属するグループのグループ識別子とを対応づけた情報を、ユーザ識別子毎に、図示しない格納部等に格納しておくようにし、ユーザが商品を購入した場合等に、この商品の分類を、図示しない格納部に格納されている商品と、商品の分類とを対応づけた情報から検索等により取得し、取得した商品の分類に対応づけられたグループ識別子を、商品について決定されたグループ識別子として、このユーザのユーザ識別子と対応づけられたグループ識別子の中から取得するようにしても良い。ユーザが商品が購入した場合等とは、購入指定情報受信部102が、ユーザ識別子を有する購入指定情報を受信した場合と考えてもよく、この場合の商品は、購入指定情報が有する商品識別子が示す商品と考えてもよい。
なお、このように、購入情報受付部104が、一以上のグループ識別子を更に有する購入情報を受け付ける場合、購入履歴格納部108には、ユーザ識別子と、このユーザ識別子が示すユーザが購入した商品の商品識別子と、このユーザ識別子と対応づけられたグループ識別子のうちの一のグループ識別子とを有する一以上の購入履歴が格納されるようにし、グループ報奨部109は、この購入履歴が有するグループ識別子毎にランクを決定し、このランクに応じた報奨を、各グループ識別子と対応づけられたユーザ識別子が示すユーザに与えるようにしてもよい。
また、このように、購入情報受付部104が、一以上のグループ識別子を更に有する購入情報を受け付ける場合、グループ内受信部110が、商品識別子と、ユーザ識別子と、このユーザ識別子と対応づけられたグループ識別子のうちの一のグループ識別子と、このユーザ識別子が示すユーザが入力したこの商品識別子が示す商品に関する情報である関連入力情報とを有する商品関連情報を受信するようにし、グループ内送信部111が、このグループ内受信部110が受信した商品関連情報を、この商品関連情報が有するグループ識別子に対応づけられた他のユーザ識別子が示すユーザに送信するようにしてもよい。
さらに、上記の場合において、関連入力情報格納部112には、グループ内受信部110が受信した商品関連情報が有する関連入力情報が、この商品関連情報が有するグループ識別子と、当該商品関連情報が有する商品識別子と対応づけられて格納されるようにし、蓄積部113が、グループ内受信部110が受信した商品関連情報が有する関連入力情報を、この商品関連情報が有するグループ識別子と、この商品の商品識別子と対応づけて関連入力情報格納部112に蓄積するようにし、関連入力情報出力部115が、商品指定情報受付部114が受け付けた商品指定情報が示す商品識別子と対応づけられた関連入力情報を、関連入力情報格納部から取得し、関連入力情報が有するグループ識別子毎に出力するようにしてもよい。
なお、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(購入指定情報受信部やグループ内受信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりする情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
なお、上記実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、二以上のユーザで構成されるグループのグループ識別子と、グループ識別子が示すグループに属するユーザのユーザ識別子とを有する一以上のグループ管理情報が格納されるグループ管理情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、ユーザが購入した商品の商品識別子と、ユーザのユーザ識別子とを有する購入情報を受け付ける購入情報受付部と、購入情報受付部が受け付けた購入情報が有するユーザ識別子と同じグループ識別子に対応づけられた他の1以上のユーザ識別子が示すユーザに、購入情報受付部が受け付けた購入情報が有する商品識別子に対応する情報を送信する購入情報送信部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図14は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による情報処理装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図14において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図15は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図15において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921に記憶されて、CD−ROMドライブ905に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による情報処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。