JP2016051068A - 走査光学装置及び走査光学装置システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 スキャナモータの種類に合わせて複数の支持部材を使い分けると、複数種類の支持部材を設計及び製造せねばならず、その分、設計及び製造のコストが増加してしまう。
【解決手段】 固定軸9bと回転駆動されるスリーブ9eと第1多面鏡10とを含む第1モータ9と第1モータ9を支持する支持部材2とを有する走査光学装置1において、第1モータ9は、支持部材2に取り付けられた嵌合部材6に嵌合することで支持部材2に対する位置が決まり、支持部材2は、軸受部材9cと回転駆動される軸9dと第2多面鏡10とを含む第2モータ9の軸受部材9cを嵌合するための被嵌合部2aを備え、嵌合部材6を支持部材2から取り外し、被嵌合部2aに第2モータ9の軸受部材9cを嵌合することで、第1モータ9に代えて、支持部材2に対する第2モータ9の位置を決めることが可能である。
【選択図】 図4
【解決手段】 固定軸9bと回転駆動されるスリーブ9eと第1多面鏡10とを含む第1モータ9と第1モータ9を支持する支持部材2とを有する走査光学装置1において、第1モータ9は、支持部材2に取り付けられた嵌合部材6に嵌合することで支持部材2に対する位置が決まり、支持部材2は、軸受部材9cと回転駆動される軸9dと第2多面鏡10とを含む第2モータ9の軸受部材9cを嵌合するための被嵌合部2aを備え、嵌合部材6を支持部材2から取り外し、被嵌合部2aに第2モータ9の軸受部材9cを嵌合することで、第1モータ9に代えて、支持部材2に対する第2モータ9の位置を決めることが可能である。
【選択図】 図4
Description
本発明は、レーザビームプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に設けられる走査光学装置、及び、複数の走査光学装置を含む走査光学装置システムに関するものである。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる走査光学装置では、ポリゴンミラーが固定されたスキャナモータ、及び光源やレンズ、ミラー等の光学部材がハウジング部材(支持部材)に支持され、位置決め固定されている。
スキャナモータには複数のタイプのものがある。特許文献1には、筒状の軸受部材に回転可能に支持された軸にポリゴンミラーが固定された軸回転タイプのモータが開示されている。特許文献2には、固定軸に回転可能に支持された回転スリーブにポリゴンミラーが固定されたスリーブ回転タイプモータが開示されている。
走査光学装置では、走査光学装置に要求された能力が異なる場合やその他の種々の事情等により、例えば上述した軸回転タイプとスリーブ回転タイプなど、種類の異なる複数のスキャナモータを使い分ける場合がある。この場合、種類の異なる複数のモータ間では、支持部材に嵌合する部分の形状が異なっていると、スキャナモータを嵌合する部分の形状が異なる複数の支持部材を用意し、スキャナモータに合わせて使い分けねばならない。
しかし、スキャナモータの種類に合わせて複数の支持部材を使い分けると、複数種類の支持部材を設計及び製造せねばならず、その分、設計及び製造のコストが増加してしまう。
そこで本開示は、上記課題に鑑みて、共通の支持部材で種類の異なる複数のスキャナモータを使い分け可能にすることを目的とする。
そこで本発明は、固定軸と前記固定軸に支持され回転駆動されるスリーブと前記スリーブに固定された第1多面鏡とを含む第1モータと、前記第1モータを支持する支持部材と、を有する走査光学装置において、前記第1モータは、前記支持部材に取り付けられた嵌合部材に前記固定軸が嵌合することで前記支持部材に対して位置が決まり、前記支持部材は、軸受部材と前記軸受部材に支持され回転駆動される軸と前記軸に固定された第2多面鏡とを含む第2モータの前記軸受部材を嵌合するための被嵌合部を備え、前記嵌合部材を前記支持部材から取り外し、前記支持部材の被嵌合部に第2モータの前記軸受部材を嵌合することで、前記第1モータに代えて、前記支持部材に対する前記第2モータの位置を決めることが可能であることを特徴とする。
また本発明は、固定軸と前記固定軸に支持され回転駆動されるスリーブと前記スリーブに固定された第1多面鏡とを含む第1モータと前記第1モータを支持する第1支持部材と備える第1走査光学装置と、軸受部材と前記軸受部材に支持され回転駆動される軸と前記軸に固定された第2多面鏡とを含む第2モータと前記第2モータを支持する第2支持部材とを備える第2走査光学装置と、を有し、画像形成装置に用いられる走査光学装置システムであって、前記第1の走査光学装置は、前記第1支持部材に取り付けられた第1嵌合部材を備え、前記第1モータの前記固定軸が前記第1支持部材に取り付けられた前記第1嵌合部材に嵌合することで前記第1支持部材に対する前記第1モータの位置が決まっており、前記第1嵌合部材を取り外すことで、前記第2モータの前記軸受部材を前記第1支持部材の第1被嵌合部に嵌合させて前記第1支持部材に対する前記第2モータの位置を決めることが可能で、前記第2の走査光学装置は、前記第2モータの軸受部材が前記第2支持部材の第2被嵌合部に嵌合することで前記第2支持部材に対する前記第2モータの位置が決まっており、前記第2支持部材に第2嵌合部材を取り付け、前記第2支持部材に取り付けられた前記第2嵌合部材に前記第1モータの前記固定軸を嵌合させて前記第2支持部材に対する前記第1モータの位置を決めることが可能であることを特徴とする。
本発明によれば、共通の支持部材で種類の異なる複数のスキャナモータを使い分け可能となる。
図により本発明に係る走査光学装置を備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。図1は本実施形態の走査光学装置1を搭載する画像形成装置16の構成を示す断面説明図である。
<画像形成装置>
図1において、17は画像形成装置16の装置フレームに固定されるスキャナステーである。18はプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジ18は、走査光学装置1により画像情報に応じたレーザ光束L2(光)が露光されて静電潜像が形成される感光体となる感光ドラム15を有する。更に、該感光ドラム15の表面を一様に帯電する帯電手段となる帯電ローラ24を有する。
図1において、17は画像形成装置16の装置フレームに固定されるスキャナステーである。18はプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジ18は、走査光学装置1により画像情報に応じたレーザ光束L2(光)が露光されて静電潜像が形成される感光体となる感光ドラム15を有する。更に、該感光ドラム15の表面を一様に帯電する帯電手段となる帯電ローラ24を有する。
更に、該帯電ローラ24により一様に帯電された感光ドラム15の表面に像露光手段となる走査光学装置1により画像情報に応じたレーザ光束L2が露光されて形成された静電潜像にトナーを供給する現像装置25を有する。現像装置25は感光ドラム15の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像手段として構成される。プロセスカートリッジ18は、これ等を一体的に備えて構成される。
19は給送トレイである。20は給送トレイ19上に積載された記録材である。21は給送トレイ19上に積載された記録材20を給送するピックアップローラである。22は転写手段となる転写ローラである。転写ローラ22は感光ドラム15の表面に形成されたトナー像を該感光ドラム15と、該転写ローラ22とのニップ部に搬送された記録材20に転写する。23は定着手段となる定着装置である。
<画像形成プロセス>
次に図1を用いて画像形成装置16の画像形成プロセスについて説明する。先ず、図1に示す感光ドラム15が帯電ローラ24によって一様に帯電される。次に画像形成装置16の装置フレームに設けられたスキャナステー17上の走査光学装置1によって感光ドラム15の表面が画像情報に応じたレーザ光束L2により露光されて静電潜像が形成される。感光ドラム15の表面に形成された静電潜像に対して現像装置25によってトナーが供給される。これにより感光ドラム15の表面にトナー像として現像される。
次に図1を用いて画像形成装置16の画像形成プロセスについて説明する。先ず、図1に示す感光ドラム15が帯電ローラ24によって一様に帯電される。次に画像形成装置16の装置フレームに設けられたスキャナステー17上の走査光学装置1によって感光ドラム15の表面が画像情報に応じたレーザ光束L2により露光されて静電潜像が形成される。感光ドラム15の表面に形成された静電潜像に対して現像装置25によってトナーが供給される。これにより感光ドラム15の表面にトナー像として現像される。
このトナー像の形成過程とタイミングを合わせて給送トレイ19上に積載された記録材20がピックアップローラ21によって給送される。そして、図1の破線で示す搬送路Pを通って転写ローラ22と感光ドラム15との転写ニップ部に至る。転写ローラ22に転写バイアス電圧が印加されることで感光ドラム15の表面上に形成されたトナー像が記録材20上に転写される。その後、トナー像が転写された記録材20は定着装置23によって加熱及び加圧されてトナー像が記録材20上に定着される。その後、トナー像が定着された記録材20は装置外に排出される。
<走査光学装置>
次に図2及び図3を用いて走査光学装置(光学ユニット)1の構成について説明する。図2は走査光学装置1の内部構成を示す平面説明図である。図3は図2のA−A断面図である。図2において、走査光学装置1は、光源7と、該光源7から出射されたレーザ光束L1(光)を偏向走査する偏向走査手段となるポリゴンミラー10とそれを回転させるスキャナモータ9を有する。
次に図2及び図3を用いて走査光学装置(光学ユニット)1の構成について説明する。図2は走査光学装置1の内部構成を示す平面説明図である。図3は図2のA−A断面図である。図2において、走査光学装置1は、光源7と、該光源7から出射されたレーザ光束L1(光)を偏向走査する偏向走査手段となるポリゴンミラー10とそれを回転させるスキャナモータ9を有する。
更に、該スキャナモータ9により偏向走査されたレーザ光束L2(光)を被走査体となる感光ドラム15の表面に結像させる走査レンズ3,4を有する。更に、光源7と、スキャナモータ(モータ)9と、走査レンズ3,4と、を内包するハウジング部材(支持部材)2とを有する。ハウジング部材2は、更に、入射レンズ8と、ポリゴンミラー(多面鏡)10と、反射ミラー12等も内包している。ハウジング部材2の上部は、図3に示す蓋体13により覆われている。ハウジング部材2は、スキャナモータ9及びその他の光学部材(光源7、走査レンズ3、4、反射ミラー12)をそれぞれ支持し、ハウジング部材2に対して位置決めする。ハウジング部材2は金型で成形された樹脂製の部材である。
図2に示すように、光源7は、レーザ光束L1を出射する。このレーザ光束L1は入射レンズ8によって主走査方向には略平行な光束、副走査方向にはポリゴンミラー10の反射面5上で収束する光束に変換される。ポリゴンミラー10はスキャナモータ9によって回転駆動され、レーザ光束L1を主走査方向に偏向走査してレーザ光束L2に変換する。
このレーザ光束L2は走査レンズ3,4を通過する。その後、反射ミラー12によって方向を変えられてハウジング部材2の底板2bを貫通する出射口11を通過して走査光学装置1の外部に設けられた感光ドラム15の表面上に結像して走査される。これにより帯電ローラ24によって一様に帯電された感光ドラム15の表面に静電潜像を形成する。
本実施形態のハウジング部材2には2タイプのスキャナモータ9を組み付け可能となっている。1つは軸回転タイプのスキャナモータ9であり、もう一つはスリーブ回転タイプのモータである。以降はこれら2タイプのスキャナモータ9とそれらをどのようにハウジング部材2に組み付けるかを説明する。
<軸回転タイプのスキャナモータ>
まず、スキャナモータ9が軸回転タイプのスキャナモータ(第2モータ)である場合について説明する。図3は、軸回転タイプのスキャナモータ9が組み付けられた場合の走査光学装置1の図2におけるA−A断面図である。A−Aはポリゴンミラー10の回転中心線9aを含む断面である。
まず、スキャナモータ9が軸回転タイプのスキャナモータ(第2モータ)である場合について説明する。図3は、軸回転タイプのスキャナモータ9が組み付けられた場合の走査光学装置1の図2におけるA−A断面図である。A−Aはポリゴンミラー10の回転中心線9aを含む断面である。
軸回転タイプのスキャナモータ9はブラシレスモータである。軸回転タイプのスキャナモータ9は、回転する部分として、回転軸9d、回転軸9dに固定された台座94及びロータフレーム90、台座94に支持されたポリゴンミラー10、を備える。ポリゴンミラー10は台座94に押圧固定されることで、回転軸9dと一体的に回転する。また、ロータフレーム90の内周にはマグネット91が固定されている。軸回転タイプのスキャナモータ9は、ハウジング部材2に固定されて回転しない部分として、回転軸9dを回転可能に支持する軸受部材9c、軸受部材9cが固定された基板95、基板95に固定されたコア92及びコイル93を備える。基板95はコイル93への電力を供給する回路を備える。回転軸9dはオイルを介して軸受部材9cに支持されており、コイル93へ電力供給することで回転中心線(中心軸)9aを中心に回転駆動される。
軸受部材9cの端部(被位置決め部)がハウジング部材2の底板bに設けられた保持孔(第2被嵌合部)2aに直接嵌合することで、回転中心線9aに直交する方向に関して、ハウジング部材2に対するスキャナモータ9の回転中心線9aの位置が決まっている。軸受部材9cの保持孔2aに嵌合する部分(被位置決め部)の外径はR1であり、保持孔2aは所定の嵌め合い精度で軸受部材9cと嵌合するようその内径が約R1に設定されている。
これにより、ポリゴンミラー10と他の光学部材との位置関係が決まる。また、回転中心線9aの方向に関して、基板95がハウジング部材2の不図示の座面に突き当たり、ハウジング部材2に不図示のビスにより締結されている。これにより、回転中心線9aの方向に関するスキャナモータ9の位置が決まり、スキャナモータ9がハウジング部材2から外れることを防いでいる。なお、本実施形態では、軸回転タイプのスキャナモータ9を有する走査光学装置1では、スキャナモータ9は第2モータ、ハウジング部材2は第2支持部材、保持孔2aは第2被嵌合部、中間部材6は第2嵌合部材と称す。
<スリーブ回転タイプのスキャナモータ>
次に、スキャナモータ9がスリーブ回転タイプのスキャナモータ(第1モータ)である場合について説明する。図4は、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9が組み付けられた場合の走査光学装置1の図2におけるA−A断面図である。A−Aはポリゴンミラー10の回転中心線9aを含む断面である。
次に、スキャナモータ9がスリーブ回転タイプのスキャナモータ(第1モータ)である場合について説明する。図4は、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9が組み付けられた場合の走査光学装置1の図2におけるA−A断面図である。A−Aはポリゴンミラー10の回転中心線9aを含む断面である。
スリーブ回転タイプのスキャナモータ9はブラシレスモータである。スリーブ回転タイプのスキャナモータ9は、回転する部分として、回転スリーブ9e、回転スリーブ9eに固定されたロータフレーム90、回転スリーブ9eの台座部分に支持されたポリゴンミラー10、を備える。ポリゴンミラー10は回転スリーブ9eの台座部分に押圧固定されることで、回転スリーブ9eと一体的に回転する。また、ロータフレーム90の内周にはマグネット91が固定されている。スリーブ回転タイプのスキャナモータ9は、ハウジング部材2に固定され回転しない部分として、回転スリーブ9eを回転可能に支持する回転中心軸(固定軸)9b、回転中心軸9bが固定された基板95、基板95に固定されたコア92及びコイル93を備える。基板95はコイル93への電力を供給する回路を備える。回転スリーブ9eはオイルを介して回転中心軸9bに支持されており、コイル93へ電力供給することで回転中心線(中心軸)9aを中心に回転駆動される。
ハウジング部材2の底板bに設けられた保持孔(第1被嵌合部)2aには、中間部材(第1嵌合部材)6が嵌合している。中間部材6には底板bに支持されるフランジ部6bが設けられており、これにより中間部材6が保持孔2aに嵌合しながらハウジング部材2に支持される。中間部材6の保持孔2aに嵌合する部分の外径はR1である。中間部材6には、中間部材6がハウジング部材2に支持された状態で、底板bの保持孔2aの中心と同軸の軸孔6aが設けられている。なお、フランジ部6bの外径は、ハウジング部材2の保持孔2aの内径R1よりも大きく設定している。このため中間部材6が保持孔2aを貫通して外れることはない。
回転中心軸9bの端部(被位置決め部)がハウジング部材2の保持孔2aに嵌合した中間部材6の軸孔6aに直接嵌合することで、回転中心線9aに直交する方向に関して、ハウジング部材2に対するスキャナモータ9の回転中心線9aの位置が決まっている。中間部材6を介してハウジング部材2に位置決めされたスリーブ回転タイプのスキャナモータ9の回転中心線9aの位置は、ハウジング部材2に位置決めされた軸回転タイプのスキャナモータ9のスキャナモータ9の回転中心線9aの位置と一致する。回転中心軸9bの軸孔6aに嵌合する部分(被位置決め部)の外径はR2(<R1)であり、軸孔6aは所定の嵌め合い精度で回転中心軸9bと嵌合するようその内径が約R2に設定されている。
これにより、ポリゴンミラー10と他の光学部材との位置関係が決まる。また、回転中心線9aの方向に関して、基板95がハウジング部材2の不図示の座面に突き当たり、ハウジング部材2に不図示のビスにより締結されている。これにより、回転中心線9aの方向に関するスキャナモータ9の位置が決まり、スキャナモータ9がハウジング部材2から外れることを防いでいる。
次に図5を用いてハウジング部材2への中間部材6及びスキャナモータ9の取り付けについて説明する。図5はハウジング部材2と中間部材6との関係を示す斜視図である。まず、フランジ部6bが底板2bの上面に当接するまで、中間部材6をハウジング部材2の底板2bの保持孔2a内に挿入する。このため、中間部材6はハウジング部材2に嵌合し支持された状態となる。その後、スキャナモータ9の回転中心軸9bを中間部材6の軸孔6a内に嵌合させ、不図示のビスによりスキャナモータ9をハウジング部材2に締結固定する。なお、本実施形態では、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9を有する走査光学装置1では、スキャナモータ9は第1モータ、ハウジング部材2は第1支持部材、保持孔2aは第1被嵌合部、中間部材6は第1嵌合部材と称す。
<ハウジング部材2の共通化>
本実施形態では、上述した軸回転タイプのスキャナモータ9を備える走査光学装置1と、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9を備える走査光学装置1と、を有する走査光学装置システムを構成する。その際、本実施形態では、スキャナモータ9が軸回転タイプより被位置決め部の外径の小さいスリーブ回転タイプの場合、中間部材6を用いる。これにより、スキャナモータ9が軸回転タイプのである場合のハウジング部材2も、スキャナモータ9がスリーブ回転タイプのスキャナモータである場合のハウジング部材2も、同じ型により成形された同形のもの用いることが可能である。このため、軸回転タイプのスキャナモータ9を有する走査光学装置1のハウジング部材(第2支持部材)2に対する保持孔(第2被嵌合部)2aの位置と、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9を有する走査光学装置のハウジング部材(第1支持部材)2に対する保持孔(第1被嵌合部)2aの位置は同じである。このため、タイプの異なる複数のスキャナモータ9を使い分けて複数種類の走査光学装置1又は画像形成装置16を作り分ける際も、同形のハウジング部材2を設計、製造すれば良い。つまり、共通のハウジング部材2で種類の異なる複数のスキャナモータ9を組み付け可能(使い分け可能)である。このため、複数種類の走査光学装置1又は画像形成装置16の製造コストを下げることができる。
本実施形態では、上述した軸回転タイプのスキャナモータ9を備える走査光学装置1と、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9を備える走査光学装置1と、を有する走査光学装置システムを構成する。その際、本実施形態では、スキャナモータ9が軸回転タイプより被位置決め部の外径の小さいスリーブ回転タイプの場合、中間部材6を用いる。これにより、スキャナモータ9が軸回転タイプのである場合のハウジング部材2も、スキャナモータ9がスリーブ回転タイプのスキャナモータである場合のハウジング部材2も、同じ型により成形された同形のもの用いることが可能である。このため、軸回転タイプのスキャナモータ9を有する走査光学装置1のハウジング部材(第2支持部材)2に対する保持孔(第2被嵌合部)2aの位置と、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9を有する走査光学装置のハウジング部材(第1支持部材)2に対する保持孔(第1被嵌合部)2aの位置は同じである。このため、タイプの異なる複数のスキャナモータ9を使い分けて複数種類の走査光学装置1又は画像形成装置16を作り分ける際も、同形のハウジング部材2を設計、製造すれば良い。つまり、共通のハウジング部材2で種類の異なる複数のスキャナモータ9を組み付け可能(使い分け可能)である。このため、複数種類の走査光学装置1又は画像形成装置16の製造コストを下げることができる。
なお、共通のハウジング部材といっても全てのハウジング部材2が完全に同形でなくても、機能上は同じであるような実質的に同形であればよい。例えば大量生産のために2つの金型で、機能上は同じである実質的に同形のハウジング部材を製造する場合などは、ハウジング部材がどちらの金型でつくられたかを識別できるよう、刻印を異ならせることがある。つまり走査光学装置の機能に影響を与えない範囲で形状を僅かに変更したハウジング部材も実質的に同形の共通のハウジング部材である。また、1つの金型で製造していても製造誤差があり、このような場合も実質的に同形の共通のハウジング部材といえる。
また、スリーブ回転タイプと軸回転タイプのうちの一方のタイプのスキャナモータ9を使用した走査光学装置1のハウジング部材2をリサイクル等する際、ハウジング部材2に他方のタイプのスキャナモータ9を組み付けて別の走査光学装置1を組み立て可能である。つまり、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9が中間部材(第1嵌合部材)6を介してハウジング部材2に対して位置決めされた走査光学装置1から、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9と中間部材6を取り外す。その後、軸回転タイプのスキャナモータ9を保持孔2aに嵌合させて軸回転タイプのスキャナモータ9をハウジング部材2に対して位置決めすることが可能である。軸回転タイプのスキャナモータ9が保持孔2aに嵌合してハウジング部材2に対して位置決めされた走査光学装置1から、軸回転タイプのスキャナモータ9を取り外す。その後、中間部材(第2嵌合部材)6を保持孔2aに嵌合させ、且つ中間部材6の軸孔6aにスリーブ回転タイプのスキャナモータ9を嵌合させることで、スリーブ回転タイプのスキャナモータ9ハウジング部材2に対して位置決めすることが可能である。
なお、本実施形態では、種類の異なる複数のモータとして、軸回転タイプ、スリーブ回転タイプのモータについて説明した。しかしながら、種類の異なる複数のモータはこれらに限定されず、少なくともハウジング部材2に対する被位置決め部の外径が異なるような複数種類のモータであればよい。
1 走査光学装置
2 ハウジング部材
2a 保持孔
2b 底板
6 中間部材
9 スキャナモータ
9a 回転中心線
9b 回転中心軸部
9c 軸受部材
9d 回転軸
9e 回転スリーブ
10 ポリゴンミラー
16 画像形成装置
2 ハウジング部材
2a 保持孔
2b 底板
6 中間部材
9 スキャナモータ
9a 回転中心線
9b 回転中心軸部
9c 軸受部材
9d 回転軸
9e 回転スリーブ
10 ポリゴンミラー
16 画像形成装置
Claims (19)
- 固定軸と前記固定軸に支持され回転駆動されるスリーブと前記スリーブに固定された第1多面鏡とを含む第1モータと、前記第1モータを支持する支持部材と、を有する走査光学装置において、
前記第1モータは、前記支持部材に取り付けられた嵌合部材に前記固定軸が嵌合することで前記支持部材に対して位置が決まり、
前記支持部材は、軸受部材と前記軸受部材に支持され回転駆動される軸と前記軸に固定された第2多面鏡とを含む第2モータの前記軸受部材を嵌合するための被嵌合部を備え、
前記嵌合部材を前記支持部材から取り外し、前記支持部材の被嵌合部に第2モータの前記軸受部材を嵌合することで、前記第1モータに代えて、前記支持部材に対する前記第2モータの位置を決めることが可能であることを特徴とする走査光学装置。 - 軸受部材と前記軸受部材に支持され回転駆動される軸と前記軸に固定された第2多面鏡とを含む第2モータと、被嵌合部を備え、前記第2モータを支持する支持部材と、を有する走査光学装置において、
前記第2モータは、前記支持部材の前記被嵌合部に前記軸受部材が嵌合することで前記支持部材に対して位置が決まり、
前記支持部材に嵌合部材を取りつけ、固定軸と前記固定軸に支持され回転駆動されるスリーブと前記スリーブに固定された第1多面鏡とを含む第1モータの前記軸受部材を前記嵌合部材に嵌合することで、前記第2モータに代えて、前記支持部材に対する前記第2モータの位置を決めることが可能であることを特徴とする走査光学装置。 - 前記嵌合部材に嵌合することで前記支持部材に対する位置が決まった前記第1モータの回転中心と、前記支持部材の前記被嵌合部に嵌合して位置が決まる前記第2モータの回転中心とが一致することを特徴とする請求項1又は2に記載の走査光学装置。
- 前記第1モータの前記固定軸の前記嵌合部材に嵌合した部分の外径と、前記第2モータの前記軸受部材の前記支持部材の前記被嵌合部に嵌合する部分の外径と、が異なることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の走査光学装置。
- 前記第2モータの前記軸受部材は、前記嵌合部材が嵌合していない前記支持部材の前記被嵌合部に嵌合して、前記支持部材に対する前記第2モータの位置を決めることが可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の走査光学装置。
- 多面鏡が固定され前記多面鏡を回転させる第1モータと前記第1モータを支持する支持部材とを有する走査光学装置において、
前記支持部材の被嵌合部に嵌合する嵌合部材を有し、
前記第1モータは、前記被嵌合部に嵌合した前記嵌合部材に嵌合することで前記支持部材に対する位置が決まり、
前記嵌合部材が嵌合していない前記支持部材の前記被嵌合部には、前記第1モータに代えて第2モータを嵌合することで、前記支持部材に対する前記第2モータの位置を決めることが可能であることを特徴とする走査光学装置。 - 多面鏡が固定され前記多面鏡を回転させる第2モータと前記第2モータを支持する支持部材とを有し、前記第2モータは前記支持部材の被嵌合部に嵌合することで前記支持部材に対する位置が決まった走査光学装置において、
前記支持部材の被嵌合部に嵌合部材を嵌合させ、前記第2モータに代えて第1モータを前記嵌合部材に嵌合することで、前記支持部材に対する前記第1モータの位置を決めることが可能であることを特徴とする走査光学装置。 - 前記支持部材の被嵌合部に嵌合した前記嵌合部材に嵌合して前記支持部材に対する位置が決まった前記第1モータの回転中心と、前記支持部材の被嵌合部に嵌合して前記支持部材に対する位置が決まった前記第2モータの回転中心とが一致することを特徴とする請求項6又は7に記載の走査光学装置。
- 前記第1モータの前記嵌合部材に嵌合した部分の外径と、前記第2モータの前記支持部材の前記被嵌合部に嵌合する部分の外径と、が異なることを特徴とする請求項6乃至8の何れか一項に記載の走査光学装置。
- 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の走査光学装置を有し、前記走査光学装置によって感光体を露光することで記録材に画像を形成する画像形成装置。
- 固定軸と前記固定軸に支持され回転駆動されるスリーブと前記スリーブに固定された第1多面鏡とを含む第1モータと前記第1モータを支持する第1支持部材と備える第1走査光学装置と、軸受部材と前記軸受部材に支持され回転駆動される軸と前記軸に固定された第2多面鏡とを含む第2モータと前記第2モータを支持する第2支持部材とを備える第2走査光学装置と、を有し、画像形成装置に用いられる走査光学装置システムであって、
前記第1の走査光学装置は、前記第1支持部材に取り付けられた第1嵌合部材を備え、前記第1モータの前記固定軸が前記第1支持部材に取り付けられた前記第1嵌合部材に嵌合することで前記第1支持部材に対する前記第1モータの位置が決まっており、
前記第1嵌合部材を取り外すことで、前記第2モータの前記軸受部材を前記第1支持部材の第1被嵌合部に嵌合させて前記第1支持部材に対する前記第2モータの位置を決めることが可能で、
前記第2の走査光学装置は、前記第2モータの軸受部材が前記第2支持部材の第2被嵌合部に嵌合することで前記第2支持部材に対する前記第2モータの位置が決まっており、
前記第2支持部材に第2嵌合部材を取り付け、前記第2支持部材に取り付けられた前記第2嵌合部材に前記第1モータの前記固定軸を嵌合させて前記第2支持部材に対する前記第1モータの位置を決めることが可能であることを特徴とする走査光学装置システム。 - 前記第1支持部材と前記第2支持部材は実質的に同形の部材であることを特徴とする請求項11に記載の走査光学装置システム。
- 前記第1支持部材に対する前記第1被嵌合部の位置は、前記第2支持部材に対する前記第2被嵌合部の位置と同じであることを特徴とする請求項12に記載の走査光学装置システム。
- 前記第1嵌合部材に嵌合することで前記第1支持部材に対する位置が決まった前記第1モータの回転中心と、前記第2支持部材の前記第2被嵌合部に嵌合することにより位置が決まった前記第2モータの回転中心とが一致することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の走査光学装置システム。
- 前記第1モータの前記第1嵌合部材に嵌合した部分の外径と、前記第2モータの前記支持部材の前記嵌合部に嵌合する部分の外径と、が異なることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一項に記載の走査光学装置システム。
- 多面鏡が固定された前記多面鏡を回転させる第1モータと前記第1モータを支持する第1支持部材と備える第1走査光学装置と、多面鏡が固定された前記多面鏡を回転させる第2モータと前記第2モータを支持する第2支持部材とを備える第2走査光学装置と、を有し、画像形成装置に用いられる走査光学装置システムであって、
前記第1の走査光学装置は、前記第1支持部材に設けられた第1被嵌合部に嵌合した第1嵌合部材を備え、前記第1モータが前記第1被嵌合部に嵌合した前記第1嵌合部材に嵌合することで前記第1支持部材に対する前記第1モータの位置が決まっており、
前記第1嵌合部材を取り外すことで、前記第2モータを前記第1支持部材の第1被嵌合部に嵌合させて前記第1支持部材に対する前記第2モータの位置を決めることが可能で、
前記第2の走査光学装置は、前記第2支持部材に前記第2モータが嵌合する第2被嵌合部が設けられ、前記第2モータが前記第2第2嵌合部に嵌合することで前記第2支持部材に対する前記第2モータの位置が決まっており、
前記第2支持部材に第2嵌合部材を取り付け、前記第2支持部材に取り付けられた前記第2嵌合部材に前記第1モータを嵌合させて前記第2支持部材に対する前記第1モータの位置を決めることが可能であることを特徴とする走査光学装置システム。 - 前記第1支持部材と前記第2支持部材は実質的に同形の部材であり、前記第1支持部材に対する前記第1被嵌合部の位置は、前記第2支持部材に対する前記第2被嵌合部の位置と同じであることを特徴とする請求項16に記載の走査光学装置システム。
- 前記第1被嵌合部に嵌合した前記第1嵌合部材に嵌合することで前記第1支持部材に対する位置が決まった前記第1モータの回転中心と、前記第2支持部材の第2被嵌合部に嵌合して位置が決まった前記第2モータの回転中心とが一致することを特徴とする請求項16又は17に記載の走査光学装置システム。
- 前記第1モータの前記第1嵌合部材に嵌合した部分の外径と、前記第2モータの前記第2支持部材の前記第2被嵌合部に嵌合した部分の外径と、が異なることを特徴とする請求項16乃至18に記載の走査光学装置システム。
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JP2014176310A JP2016051068A (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 走査光学装置及び走査光学装置システム |
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JP2014176310A Pending JP2016051068A (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 走査光学装置及び走査光学装置システム |
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2014
- 2014-08-29 JP JP2014176310A patent/JP2016051068A/ja active Pending
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