JP2016049526A - 省動力型曝気撹拌装置 - Google Patents

省動力型曝気撹拌装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016049526A
JP2016049526A JP2014178228A JP2014178228A JP2016049526A JP 2016049526 A JP2016049526 A JP 2016049526A JP 2014178228 A JP2014178228 A JP 2014178228A JP 2014178228 A JP2014178228 A JP 2014178228A JP 2016049526 A JP2016049526 A JP 2016049526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinders
draft tube
stirring blade
blade
aeration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014178228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6345546B2 (ja
Inventor
一水 立川
Kazumi Tachikawa
一水 立川
勝美 藤田
Katsumi Fujita
勝美 藤田
淳也 西脇
Junya Nishiwaki
淳也 西脇
好一 加藤
Koichi Kato
好一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Metawater Co Ltd
Satake Chemical Equipment Mfg Ltd
Original Assignee
Metawater Co Ltd
Satake Chemical Equipment Mfg Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Metawater Co Ltd, Satake Chemical Equipment Mfg Ltd filed Critical Metawater Co Ltd
Priority to JP2014178228A priority Critical patent/JP6345546B2/ja
Publication of JP2016049526A publication Critical patent/JP2016049526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6345546B2 publication Critical patent/JP6345546B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

【課題】水槽内に空気の下降流や水流を発生させる際の電力量を削減すること。
【解決手段】曝気撹拌装置1は、水槽11と、ドラフトチューブ12およびコーン状部12aからなるケーシングの内部に設けた、微細気泡を放出する微細気泡散気部13、および微細気泡散気部13の上方に軸を中心として回転する撹拌翼15と、を備える。微細気泡散気部13が複数の柱状の散気筒13−1〜13−nから構成され、それぞれの散気筒13−1〜13−nは長手方向が垂直方向になるように、かつ撹拌翼15の外側端により描かれる円の半径R0に対して50%以上90%以下の長さ寸法である半径を有する円と同心円の円周に沿って間欠的に列状に配置する。さらに、撹拌翼15の下方に、面方向が、それぞれの散気筒13−1〜13−nの長手方向に対して略平行になるように設置された複数の平板からなる静翼14を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、活性汚泥法に使用する省動力型曝気撹拌装置に関する。
従来、下水を浄化するための下水処理場においては、下水中の有機物を分解したり除去したりするために、活性汚泥法と呼ばれる生物処理を行う場合がある。活性汚泥法は、好気性微生物処理であって、活性汚泥法を行う場合には、微生物を含む活性汚泥に有機物を含む汚濁物質を吸収させるために、下水中に酸素を含む空気を供給する必要がある。この空気の供給が行われる槽が曝気槽であり、一般的な曝気槽は、水槽と水槽の底部に設けられた散気管とを備える。そして、この曝気槽において槽内において空気を撹拌する曝気撹拌装置が知られている。
曝気撹拌装置としては、特許文献1に記載された装置が知られている。特許文献1に記載された曝気撹拌装置は、水槽と、水槽内に垂直に配設されたドラフトチューブと、このドラフトチューブ内に配設された散気筒と、散気筒の上側でドラフトチューブ内に配設された撹拌機であるインペラとを備える。そして、散気筒が複数の微細孔を有し、それらの微細孔から空気が噴出されることによって、汚水中に酸素が溶解される。
また、特許文献2,3には、処理槽内にドラフトチューブが設けられ、ドラフトチューブ内に回転する軸流インペラなどの撹拌手段と空気を供給する空気供給部とを備えた曝気撹拌装置が記載されている。特許文献2に記載された曝気撹拌装置は、撹拌手段が撹拌羽根の回転によりドラフトチューブ内に下降流を発生させ、ドラフトチューブの下端からその外部を経て上端に液を循環させる構成を有し、撹拌羽根の上流側に、撹拌羽根との間に気泡ガイドを備える散気板または散気管を設ける。一方、特許文献3に記載された曝気撹拌装置は、ドラフトチューブの外周面に隣接する位置に上面および周面が閉塞された空間をなすカバーと、一端が空間に連結されて他端に被処理液の水面近傍に位置する開口が設けられた空気排出路とを備えた構成を有する。
しかしながら、いずれの特許文献2,3に記載された従来の曝気撹拌装置においては、撹拌手段が撹拌羽根の回転により、曝気槽内に供給された大きな気泡を液体中において裁断しつつ、ドラフトチューブ内に下降流を発生させている。これにより、撹拌に要する動力は、主に下降流の発生と液体中での供給された空気の微細化とに費やされているために、使用電力量が大きくなるという問題があった。
特開2012−125691号公報 特開2003−53371号公報 特許第4875778号公報
そこで、本発明者は、空気の微細化を実現するために、特許文献1に記載された技術を提案した。特許文献1に記載の技術によれば、曝気槽である水槽内における空気の微細化という一方の問題は解決されたが、水槽内での空気の下降流や水流の発生に要する電力のより一層の低減という他方の問題が残存していた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、水槽内に空気の下降流や水流を発生させる際の電力量を削減することができる省動力型曝気撹拌装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係る省動力型曝気撹拌装置は、汚水を貯留する槽の内部に設置可能に構成された省動力型曝気撹拌装置において、上部にコーン状部を有するドラフトチューブと、ドラフトチューブの内部に設けられ、汚水中に気泡を放出可能に構成された気泡散気手段と、ドラフトチューブの内部であって気泡散気手段の上側に、軸周りに回転可能に設けられた撹拌翼と、を備え、気泡散気手段が複数の柱状の散気筒から構成され、それぞれの散気筒のうちの少なくとも一部は、散気筒の長手方向が垂直方向になるように、かつ、撹拌翼の外側端により描かれる円の半径に対して50%以上90%以下の長さ寸法の半径を有する半径の、円と同心円の円周ラインに沿って間欠的で列状に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る省動力型曝気撹拌装置は、上記の発明において、撹拌翼の下方に、気泡散気手段のそれぞれの散気筒の長手方向に対して、面方向が略平行になるように設置された複数の平板からなる静翼が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る省動力型曝気撹拌装置は、汚水を貯留する槽の内部に設置可能に構成された省動力型曝気撹拌装置において、上部にコーン状部を有するドラフトチューブと、ドラフトチューブの内部に設けられ、汚水中に気泡を放出可能に構成された気泡散気手段と、ドラフトチューブの内部であって気泡散気手段の上側に、軸周りに回転可能に設けられた撹拌翼と、を備え、気泡散気手段が複数の柱状の散気筒から構成され、それぞれの散気筒のうちの少なくとも一部は、の長手方向が垂直方向になるように、かつ、撹拌翼の外側端により描かれる円と同心円の円周ラインに沿って間欠的で列状に配置され、撹拌翼の下方に、気泡散気手段のそれぞれの散気筒の長手方向に対して、面方向が略平行になるように設置された複数の平板からなる静翼が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る省動力型曝気撹拌装置は、上記の発明において、撹拌翼は、複数の羽根から構成された主翼と、主翼の下部に設けられ、主翼を構成する羽根よりも短い複数の羽根から構成される補助翼とを有する二重翼であることを特徴とする。
本発明に係る省動力型曝気撹拌装置は、上記の発明において、気泡散気手段を構成する円周ラインに沿って配置された複数の散気筒に対して水平面に沿った円周ラインの略中央部分に縮径部材が設けられ、コーン状部の下部の開口の水平面に沿った断面積に比して、縮径部材が設けられた領域の水流の通過面積が小さくなるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る省動力型曝気撹拌装置は、上記の発明において、散気筒が円柱形状のセラミック多孔質体またはメンブレン材質体から構成され、円周ラインに沿って配置された複数の散気筒の内側にさらに、複数の散気筒が、それぞれの散気筒の円柱形状の長手方向が垂直方向、かつ、撹拌翼の外側端により描かれる円と同心円の円周ラインに沿って間欠的で列状に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る省動力型曝気撹拌装置は、上記の発明において、散気筒が円柱形状のセラミック多孔質体またはメンブレン材質体から構成され、円周ラインに沿って配置された複数の散気筒の内側にさらに、複数の散気筒が、それぞれの散気筒の円柱形状の長手方向が垂直方向、かつ、撹拌翼の外側端により描かれる円の内側に、間欠的で十字状に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る省動力型曝気撹拌装置によれば、水槽内に空気の下降流や水流を発生させる際の使用電力量を削減することが可能になる。
図1は、本発明の一実施形態による曝気撹拌装置の構成を示す構成図である。 図2は、本発明の一実施形態による曝気撹拌装置の撹拌翼を示す上面図である。 図3は、本発明の一実施形態によるドラフトチューブ内の側面図である。 図4は、図3のIV−IV線に沿った水平断面図である。 図5は、図4におけるドラフトチューブ内の水平面での散気筒の配置領域を示す断面図である。 図6は、本発明の一実施形態による曝気撹拌装置の撹拌翼による翼先端周速度に対する吐出速度の撹拌翼半径比率依存性を示すグラフである。 図7は、本発明の一実施形態の変形例1によるドラフトチューブおよびその周辺部の構成を示す側面図である。 図8は、本発明の一実施形態の変形例2によるドラフトチューブ、微細気泡散気部、および静翼を示す、図4に対応する水平断面図である。 図9は、本発明の一実施形態の変形例3によるドラフトチューブ、微細気泡散気部、および静翼を示す、図4に対応する水平断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。
まず、本発明の一実施形態による省動力型曝気撹拌装置について説明する。図1は、この一実施形態による曝気撹拌装置の構成図を示す。
図1に示すように、この一実施形態による曝気撹拌装置1は、水槽11内に設置可能に構成されている。そして、曝気撹拌装置1は、上部にコーン状部12aを有するドラフトチューブ12、微細気泡散気部13、静翼14、インペラと称される撹拌翼15、キャッチャ17、導水板18、シャフト19、および駆動部20を備えて構成される。この曝気撹拌装置1は、水槽11の外部に設けられた気体供給手段としてのブロワ24から空気が供給され、例えば好気性の活性汚泥処理に使用される。水槽11は、例えば直方体状を有する活性汚泥処理槽などであり、溶存酸素計(DO計)(図1中図示せず)などを設けられているのが好ましい。
ドラフトチューブ12は、例えば1500mm径の円筒形状の部分とコーン状部12aとを有して構成されている。そして、ドラフトチューブ12の円筒形状の部分は、水槽11内の水平面に沿った略中央に、長手方向が水槽11の深さ方向に沿って平行になるように設けることができる。ドラフトチューブ12は、例えば、水槽11の架台21に支柱によって吊り下げ可能に構成されている。また、ドラフトチューブ12は、必要に応じて、水面より上方の床または水槽11の底面に固定された3本以上の支柱(いずれも図示せず)により支持することも可能である。ドラフトチューブ12内には、微細気泡散気部13、静翼14、および撹拌翼15が設けられている。気泡散気手段としての微細気泡散気部13にはブロワ24から配管を通じて空気が供給される。
撹拌翼15は、微細気泡散気部13の直上に配設されている。後述するように、撹拌翼15の軸周りでの回転によって、ドラフトチューブ12内の特に微細気泡散気部13の周辺において強力な流速が発生して、微細気泡を水槽11の底部まで搬送できる下降流が発生される。なお、撹拌翼15は、空気をせん断することによって微細気泡を形成するものではないことから低速回転する構成でよく、具体的な回転数は、従来230〜250rpmであるのに対し、100rpm程度で良い。また、撹拌翼15の下端と微細気泡散気部13の上端との間隔は、500mm以下が好ましく、100mm以下がより好ましい。撹拌翼15と微細気泡散気部13との間隔を上述の間隔にすることによって、撹拌翼15の撹拌エネルギーが高い状態で、微細気泡散気部13から発せられた気泡を直ちに下方に供給できる。そのため、微細気泡どうしの会合を抑制して、微細気泡の状態で下方に供給されて水槽11全体に拡散されるので、水中への酸素供給効率を向上することができる。なお、ドラフトチューブ12、撹拌翼15、および微細気泡散気部13は、互いに分割した構造になっている。
図2は、撹拌翼15を上方から俯瞰した上面図である。図1および図2に示すように、撹拌翼15は、ドラフトチューブ12の円筒内において、例えばステンレス鋼(SUS)からなる複数の主翼15aおよび複数の補助翼15bを有した二重翼として構成される。この一実施形態において撹拌翼15は、回転半径が大きい例えば4枚羽根の主翼15aと、主翼15aに比して回転半径が小さい例えば4枚羽根の補助翼15bとを有した二重翼から構成される。また、図2において、撹拌翼15は、矢印の方向に回転する。補助翼15bの回転半径が主翼15aの回転半径より小さく、かつ補助翼15bが主翼15aの下部に設けられた二重翼の作用により、主翼15aのみの回転では下降流が生じにくい領域において、弱い下降流を強化して、下降流を強く発生できる。
シャフト19は、例えばステンレス鋼(SUS)からなり、その長手方向に対して直角の面内において自転するように回転可能に構成される。このシャフト19は、撹拌翼15の回転軸をなして、撹拌翼15の主翼15aおよび補助翼15bを、一端である下端において吊り下げ状態で支持している。さらに、シャフト19の他端である上端は、撹拌翼15を回転駆動させる駆動源としての駆動部20に連結されている。
駆動部20は、モータ20aと減速機20bとを有して構成される。駆動部20は、水槽11の上部の架台21に撹拌機フランジ22を介して設けられる。この駆動部20は、モータ20aに電力が供給されて得られた回転駆動のエネルギーを、減速機20bによって減速してシャフト19に伝達し、シャフト19を自転させることによって、撹拌翼15を回転可能に構成されている。
図3は、ドラフトチューブ12内における静翼14、撹拌翼15、および微細気泡散気部13を示す側面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。図3および図4に示すように、微細気泡散気部13は、例えば散気筒13−1,13−2,…,13−i,…,13−n(i=1〜nの自然数、n≧5)から構成される。それぞれの散気筒13−iは、径が例えば80mmの円柱形状を有するとともに気孔径が例えば約200μmのセラミック多孔質体またはメンブレン材質体からなる。また、1本の散気筒13−iの微細気泡の放出量は、例えば20〜84L/minである。また、n本の散気筒13−1〜13−nにおける総気泡発泡表面積は、ドラフトチューブ12の水平面に沿った円筒断面積の2倍以上6倍以下の範囲に調整される。
そして、各散気筒13−iは、ドラフトチューブ12内において、それらの長手方向が垂直方向になるように、いわゆる縦置きに配設されている。また、各散気筒13−iは、撹拌翼15の外側端により描かれる円の半径に対して50%以上90%以下の長さ寸法の半径を有しつつ、撹拌翼15の外側端により描かれる円と同心円の円周に沿って、間欠的で列状に配置されている。この散気筒13−iはいずれも、複数段の散気領域が構成され、それぞれの段の散気領域からそれぞれ空気を放出可能に構成されている。また、微細気泡散気部13を構成するそれぞれの散気筒13−1〜13−nは、図1に示す送気源としてのブロワ24に接続されている。これらの散気筒13−1〜13−nは、水槽11に水が貯留された状態で、その周面の散気面から水中に向けて微細気泡を放出可能に構成されている。なお、図3において、矢印は気泡(空気)の放出状態を示す。
また、図3に示すように、撹拌翼15は、主翼15aおよび補助翼15bから構成された二重翼形状である。また、ドラフトチューブ12の内径と撹拌翼15の主翼15aの外半径R0との差d0は、例えば10mm以上100mm以下、好適には50mm以下であって、主翼15aとドラフトチューブ12との間隙は極めて小さい。これにより、ドラフトチューブ12内の全体において、撹拌翼15によって強い下降流を形成できる。そして、撹拌翼15の直下に配設されたそれぞれの散気筒13−1〜13−nから放出される微細気泡を逆流させて上昇させることなく、ドラフトチューブ12の下部から水槽11の底付近に向けて放出可能になる。
また、図3および図4に示すように、静翼14は、例えば複数の平板から構成され、静翼14を構成する平板の面方向が略垂直方向になるように、ドラフトチューブ12内に配置される。この一実施形態において静翼14は、例えば4枚の平板から構成され、それぞれの平板の面がドラフトチューブ12の長手方向に沿って平行に配置されている。また、静翼14は、4枚の平板の面が互いに90°の角度をなして、水平面に沿った断面形状が十字状になるように配置されている。このように静翼14を4枚の平板から構成して十字状に配置しているとともに、直上に設置された撹拌翼15の4枚の羽根の水平面に沿った配置が十字状である。これにより、撹拌翼15の開店時において、静翼14の各平板と撹拌翼15の各羽根とがそれぞれ、4箇所で同時に一致する瞬間が得られるため、撹拌翼15の回転を安定させることができる。
また、図4に示すように、微細気泡散気部13を構成するそれぞれの散気筒13−1〜13−n(nは5以上の整数)は、互いに離間して水平面に沿って円周ラインかつ間欠的に配置されているとともに、水深が1〜5mの領域に設置される。さらに、上述したように、それぞれの散気筒13−1〜13−nを、その長手方向がドラフトチューブ12の長手方向に平行である。これにより、微細気泡散気部13の上方の撹拌翼15の回転によって形成される水流(下降流)の抵抗になるのは、各散気筒13−1〜13−nの上側断面のみになるため、撹拌翼15によって形成される水流の抵抗を最小限にできる。具体的には、ドラフトチューブ12の上方開口面積に対して、各散気筒13−1〜13−nの水平面に沿った断面積(投影面積)は15%以下であり、ドラフトチューブ12内の空隙率が85%以上である。これにより、撹拌翼15により形成される水流を阻害することなく、汚濁物の生物処理に必要な大量の酸素量を効率よく水槽11内に供給できる。また、散気筒13−1〜13−nはそれぞれ、面積を真円に換算したときの径が50μmφ以上500μmφ以下からなる微細孔を複数有するか、または幅が50μm以上500μm以下で長さが0.5mm以上2mm以下のスリットからなる微細孔を複数有する。そして、散気筒13−1〜13−nはそれぞれ、このように構成された微細孔から空気が放出される。
図5は、散気筒13−1〜13−nの設置領域を示す水平面に沿った断面図である。図4および図5に示すように、散気筒13−1〜13−nの円周ラインの配置における中心である所定の軸としての軸芯Oからの半径r0は、上述した撹拌翼15の外半径R0に対して、好適には49%を超えて50%以上かつ94%未満である90%以下、より好適には80%以下、さらに好適には55%以上75%以下とするのが好ましい。すなわち、散気筒13−1〜13−nを、図5に示す設置領域Q内に、好適には間欠的で円周ライン(円周上)に配置するのが好ましい。また、図4および図5に示すように、撹拌翼15の外半径R0については、以下の(1)式が成立する。なお、図4においてドラフトチューブ12の半径は(r0+r1+d0)である。
0=r0+r1 ……(1)
ここで、散気筒13−1〜13−nが配置される円周ラインの半径r0を、撹拌翼15の外半径R0に対して上述の範囲にする理由について説明する。まず、本発明者は、主翼15aおよび補助翼15bを有する撹拌翼15を水中で回転させた状況に着目して、撹拌翼15の先端周速度に対する吐出流速について種々計測を行った。図6は、撹拌翼15によって形成される水流の、撹拌翼15の先端周速度に対する吐出流速における撹拌翼半径比率依存性を示すグラフである。
図6から、本発明者は、撹拌翼15により形成される水流の吐出流速が、撹拌翼15の回転面の全体にわたって均等ではなく、半径方向に沿った位置によって種々変化していることを知見した。上述したように、微細気泡散気部13を構成する各散気筒13−1〜13−nは、その長手方向が垂直方向になるように設けられている。そのため、各散気筒13−1〜13−nから放出される気泡を効率良く水槽11の下方に供給するには、各散気筒13−1〜13−nの周辺における水流の吐出流速を大きくする必要がある。本発明者はこのような検討を行って、撹拌翼15の先端周速度に対する吐出流速の比率が大きくなる領域、具体的には0.25より大きくなる領域を採用するに至った。すなわち、微細気泡散気部13を構成する各散気筒13−1〜13−nの設置位置を、撹拌翼15の外側端により描かれる円の外半径R0に対して50%以上90%以下にするのが好ましいことを想起した。さらに撹拌翼15による下降流を形成しつつ、各散気筒13−1〜13−nから放出された気泡を浮力に逆らいつつ水槽11の下部に供給するためには、各散気筒13−1〜13−nを撹拌翼半径比率が50%以上80%以下の領域に設置するのが好ましい。また、撹拌翼半径比率が55%以上75%以下の領域に各散気筒13−1〜13−nを設置することによって、微細気泡をより強力に水槽11の下部に輸送できる。さらに、微細気泡散気部13に上述した静翼14を設けていることにより、微細気泡を下方に供給する輸送力をより一層向上させることができ、静翼14を設けない場合に比して微細気泡をより効率良く水槽11の下部に輸送可能となる。
また、図1に示すように、コーン状部12aは、ドラフトチューブ12の上部開口側に設けられ、ドラフトチューブ12の円筒形状の部分から上端部に向けて広くなるように開口したテーパ状に構成されている。なお、コーン状部12aをドラフトチューブ12の円筒形状とは別体で構成する場合には、コーン状部12aの下端部をドラフトチューブ12の上端に取り付ける際にコーン状部12aの上端部が開口し、かつ下端部の開口周辺に隙間が生じることなく上端部に向かって拡がるように、ドラフトチューブ12の上部に固定するのが好ましい。
また、コーン状部12aの上端部の上方に、水槽11内の酸素を多く含有した汚水を、コーン状部12a内およびドラフトチューブ12内に案内するための導水板18が設けられている。この導水板18によって、水槽11内において溶解した酸素を豊富に含む汚水がドラフトチューブ12の上部のコーン状部12aに効率良く吸い込まれる。
さらに、コーン状部12aの外周部には、キャッチャ17が設けられている。キャッチャ17は、ドラフトチューブ12のコーン状部12aの上端部の外周から張り出したひさし状部分(上面部)と、このひさし状部分の外周部に設けられた筒状部分(側面部)とを有して構成され、下端部が開口している。そのため、キャッチャ17においては、テーパ状のコーン状部12aのテーパ状の外周面部とひさし状部分および筒状部分とから空間が形成される。キャッチャ17の空間には、水槽11内において、空気を貯留可能に構成される。また、キャッチャ17の上面の水平面に沿った形状は、ドラフトチューブ12の直径に対して、2〜3倍の幅寸法の矩形状、または2〜3倍程度の径寸法の円形状などが望ましいが、その他の形状であっても良い。具体的に、ドラフトチューブ12の直径が例えば1500mm程度である場合、キャッチャ17の水平面に沿った寸法は3000〜4500mm程度にするのが好ましい。さらに、キャッチャ17は、その上面が水面からの深さとして例えば900mm程度の位置に設置されている。
また、キャッチャ17のひさし状部分には、キャッチャ17の空間に連通したスカム粉砕ノズル25が設けられている。スカム粉砕ノズル25は、例えばU字形状のノズル管から構成されている。スカム粉砕ノズル25の一端部は、キャッチャ17のひさし状部分に連通して、キャッチャ17に捕集された空気を排出可能に構成されている。一方、スカム粉砕ノズル25のダクト開放端である他端部は、水槽11の水面より例えば100〜1000mm上方、または水面より例えば100〜1000mm下方水面下近傍のいずれかに位置するように設けられる。ここで、スカム粉砕ノズル25の他端部は、この他端部からの水および空気の混合物(エアーリフト混合物)の噴射方向が、水面内下方に向かうように構成されている。そして、スカム粉砕ノズル25のダクト開放端である他端部は、このエアーリフト混合物を水面より上側まで浮上させるように、水面から離間した水中位置から水槽11の底面側に向かって開口するように構成されている。
そして、キャッチャ17における空間内にかかる水圧および空気圧に起因したエアーリフト効果(エアーリフトポンプの原理)によって、空気と水とが混合状態となってスカム粉砕ノズル25の他端部から、例えば、撹拌翼15のシャフト19に向かって激しく噴射される。これにより、シャフト19の軸芯Oに向かう表面流に輸送されてドラフトチューブ12およびコーン状部12aの吸い込み部分に集積したスカムが消泡され、吸い込み水流によって除去される。すなわち、水槽11の水面下に向かう強い水流が形成されて、水面上のスカムを粉砕した沈降させたりして泡を消泡できる。なお、スカム粉砕ノズル25の他端部が水面より上方に位置している場合にも同様に、スカム粉砕ノズル25の他端部からの空気および水の混合物は、水面下に向かう方向に噴射させる。また、このスカム粉砕ノズル25のダクト開放端である他端部は、スカムの性状によって本数や吐出位置を決定することができる。
また、水槽11の底部には、山状の水流案内部23が設けられている。この水流案内部23により、撹拌翼15により発生された下降流、および微細気泡散気部13から放出された微細気泡が、水槽11の底部で効率良く反転されて水槽11の上部に循環される。
本発明者は、以上のように構成された曝気撹拌装置1と、従来の曝気撹拌装置とにおいて、酸素移動効率を測定した。その結果、従来の曝気撹拌装置においては酸素移動効率が20〜40%であったのに対し、曝気撹拌装置1においては酸素移動効率が40%を超えて72%まで向上することが確認された。また、撹拌翼15の回転に要する撹拌動力においても、従来の曝気撹拌装置においては30W/m3以上必要であったのに対し、上述した曝気撹拌装置1においては10W/m3と、1/3に低減できることが確認された。さらに、この一実施形態による曝気撹拌装置1によれば、従来の曝気撹拌装置に比して、騒音が低く環境に与える影響も極めて低くすることができ、維持管理工数を削減できる。
次に、上述のように構成された曝気撹拌装置1の運転方法について説明する。この一実施形態による曝気撹拌装置1は、例えば活性汚泥処理に使用されるため、活性汚泥槽としての具体的な立上げ方法は従来公知の方法を採用することができる。ここで、図1に示す曝気撹拌装置1において、水中に酸素を溶解させる運転方法について説明する。
図1に示すように、曝気撹拌装置1において、水槽11に貯留された汚水中に酸素を溶解させる際には、まず水槽11に汚水を貯めた後、駆動部20によって撹拌翼15を回転させる。そして、ドラフトチューブ12内の水流(下降流)が安定した状態で、ブロワ24から微細気泡散気部13に空気を供給する。これにより、微細気泡散気部13から微細気泡が放出される。さらに、水槽11に設けられたDO計(図示せず)の測定結果に基づいて、散気筒13−1〜13−nへの空気の送気量を制御したり、撹拌翼15の回転数を制御したりすることも可能である。なお、散気筒13−1〜13−nへの空気の送気量は、例えば、ブロワ24に接続された配管に制御弁を設け、DO計の測定結果に基づいて制御弁の開度を調節することで制御可能である。また、撹拌翼15の回転数は、例えば、駆動部20に電気制御回路を設けて、DO計の測定結果に基づいた可変電圧可変周波数(VVVF)制御などを行うことが可能である。
そして、微細気泡散気部13から放出された微細気泡、具体的に500μm以上4000μm(4mm)以下程度の微細気泡は、撹拌翼15の回転により形成される下降流によって、ドラフトチューブ12の下部開口から水槽11の底部に向けて、矢印Bに示すように輸送される。この水流は、コーン状部12aの上部の開口からドラフトチューブ12内に向かって形成されて、微細気泡はドラフトチューブ12の下部開口から水槽11の底付近に向けて放出される。そして、これらの循環が繰り返し行われることによって、微細気泡中の例えば酸素(O2)が水中に溶解する。他方、微細気泡に比して比較的大きな気泡、具体的に4mm程度以上の大きい粗大気泡は、矢印Cに示すように、それ自体の浮力によってドラフトチューブ12の周辺で自然に上昇してキャッチャ17に供給される。
また、ドラフトチューブ12の上部開口側においては、上側に拡がったテーパ状のコーン状部12aが気液分離機能を発現して、キャッチャ17の外側の領域における汚水中の微細気泡の多くが、そのまま水面から大気中に放出される。一方、キャッチャ17の内側の領域に到達した粗大気泡は、キャッチャ17の空間内に貯留される。そして、この空気が汚水と混合されてエアーリフト混合物となって、スカム粉砕ノズル25を通じて水面に噴射され、スカムなどを汚水中に沈降させて粉砕する。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、散気筒13−1〜13−nのそれぞれの配置における円周ラインの半径r0を、撹拌翼15の外半径R0に対して所定範囲内にしているとともに、ドラフトチューブ12の微細気泡散気部13の設置領域に、各散気筒13−iの長手方向に略平行に静翼14を設けていることにより、微細気泡散気部13から放出された微細気泡を効率良く水槽11の下方に供給することができるので、撹拌翼15の回転による酸素移動効率を大幅に向上させることができ、駆動部20による撹拌翼15の回転に要する電力量を大幅に低減することができる。また、微細気泡散気部13を構成する散気筒13−1〜13−nを、その長手方向が垂直方向になるように設置していることにより、従来技術の散気板を使用する場合の問題を回避することができる。すなわち、この一実施形態によれば、散気板によって微細気泡を下方に輸送するための下降流の形成が阻害され、水流が下方に向かわずに吹き上がり、水平方向に渦を形成するのみになって、水槽が生物反応槽として機能しなくなるという問題を回避することができる。
(変形例1)
次に、上述した本発明の一実施形態の変形例1について説明する。図7は、この一実施形態の変形例1による曝気撹拌装置のドラフトチューブ12、およびその周辺を示す側面図である。図7に示すように、変形例1による曝気撹拌装置においては、ドラフトチューブ12の水平面に沿った略中央部分に、ラグビーボール形状の縮径部材31が設置されている。この縮径部材31の設置によって、縮径部材31とドラフトチューブ12の内側の領域における水流の通過面積が、ドラフトチューブ12の上側開口の水平面に沿った断面積に比して小さくなり、水流の通過領域が縮径される。そのため、ベルヌーイの定理(ベンチュリ効果)に従って、撹拌翼15により形成される水流の流速を、縮径部材31とドラフトチューブ12の内径との間において増加させることができる。これにより、微細気泡散気部13から放出される微細気泡を、さらに効率良く水槽11の下方に供給できる。また、この変形例2における曝気撹拌装置において静翼32は、縮径部材31と干渉しない大きさの複数枚、例えば4枚の平板が、縮径部材31に干渉しない位置にそれぞれ配置されて設けられている。その他の構成は、上述した一実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
(変形例2)
次に、上述した本発明の一実施形態の変形例2について説明する。図8は、この一実施形態の変形例2による曝気撹拌装置のドラフトチューブ12、微細気泡散気部13、および静翼14を示す、図4に対応する断面図である。図4に示すように、変形例2による曝気撹拌装置においては、上述した一実施形態による散気筒13−i(i:1〜nの自然数)および静翼14に対して、さらに水平断面に沿った十字状に散気筒13−j(j:nより大きい自然数)が互いに離間しつつ並べて設けられている。換言すると、それぞれの散気筒13−jは、それぞれの散気筒13−jの円柱形状の長手方向が垂直方向、かつ、撹拌翼15の外側端により描かれる円の内側に、間欠的で十字状に配置されている。また、散気筒13−jには散気筒13−iと並列に、外部のブロワ24から空気を供給可能に構成される。上述のように散気筒13−jを配置することによって、微細気泡をより一層効率良く水槽11の下部に輸送できる。その他の構成は、上述した一実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
(変形例3)
次に、上述した本発明の一実施形態の変形例3について説明する。図9は、この一実施形態の変形例3による曝気撹拌装置のドラフトチューブ12、微細気泡散気部13、および静翼14を示す、図4に対応する断面図である。図4に示すように、変形例2による曝気撹拌装置においては、上述した一実施形態による散気筒13−iおよび静翼14に対して、水平断面に沿った散気筒13−iの配置における円周に対してさらに内側に、複数の散気筒13−j(j:nより大きい自然数)が互いに離間しつつ円周状に並べて設けられている。換言すると、複数の散気筒13−jは、それぞれの散気筒13−jの円柱形状の長手方向が垂直方向、かつ、撹拌翼15の外側端により描かれる円と同心円の円周ラインに沿って間欠的で列状に配置されている。また、散気筒13−jには散気筒13−iと並列に、外部のブロワ24から空気が供給される。このように、散気筒13−jを配置することによって、より効率良く微細気泡を水槽11の下部に供給することができる。なお、これらの散気筒13−iより内側に円周ラインに沿って間欠的に並べられた散気筒13−jも、上述した図5に示す設置領域Q内に設置するのが好ましい。その他の構成は、上述した一実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の一実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いても良い。
上述の一実施形態においては、静翼14を4枚の平板から構成しているが、必ずしも4枚に限定されるものではなく、4枚以外の2枚、3枚、または5枚以上の複数枚の平板から構成することも可能である。また、静翼14を例えばセラミック多孔質体またはメンブレン材質から構成することで、微細気泡を放出する散気体としてもよく、静翼14を微細気泡散気部13の少なくとも一部としても良い。
また、上述の一実施形態においては、撹拌翼15の主翼15aおよび補助翼15bを、4枚の羽根から構成しているが、必ずしも4枚に限定されるものではなく、4枚以外の2枚、3枚、または5枚以上の複数枚の羽根から構成することが可能である。
また、上述の一実施形態において、ドラフトチューブ12は、円筒形状を有しているが、水槽11の下方側に向かってテーパ状に縮径させることも可能である。
また、上述の一実施形態においては、1本のスカム粉砕ノズル25が1箇所に設けられた構成としているが、必ずしも1本に限定されるものではなく、複数本を複数箇所に設けることも可能である。また、スカム粉砕ノズル25の一端を複数に分割させてキャッチャ17のひさし状部分の複数箇所に連通させ、水面に向かって噴射するように設けられたスカム粉砕ノズル25の他端部を1つとして、複数箇所から供給された水と空気の混合状態を1箇所から噴射させるようにしても良い。さらに、スカム粉砕ノズル25の他端部を、水面より上方の空間位置に配置させて、水面と離間した空間位置から水面に向かって開口するように構成しても良い。この場合にも、スカム粉砕ノズル25の他端部からエアーリフト混合物を水面下に向かう方向に噴射させることにより、スカム等を粉砕させて、上述と同様のスカム等の除去効果が得られる。
また、上述の一実施形態においては、撹拌翼15を、所定の中心軸を回転軸とした軸周りに回転させているが、この撹拌翼15の回転軸を偏芯させても良い。
1 曝気撹拌装置
11 水槽
12 ドラフトチューブ
12a コーン状部
13 微細気泡散気部
13−1,…,13−i,…,13−n,…,13−j 散気筒
14,32 静翼
15 撹拌翼
15a 主翼
15b 補助翼
17 キャッチャ
18 導水板
19 シャフト
20 駆動部
20a モータ
20b 減速機
21 架台
22 撹拌機フランジ
23 水流案内部
24 ブロワ
25 スカム粉砕ノズル
31 縮径部材

Claims (7)

  1. 汚水を貯留する槽の内部に設置可能に構成された省動力型曝気撹拌装置において、
    上部にコーン状部を有するドラフトチューブと、
    前記ドラフトチューブの内部に設けられ、前記汚水中に気泡を放出可能に構成された気泡散気手段と、
    前記ドラフトチューブの内部であって前記気泡散気手段の上側に、軸周りに回転可能に設けられた撹拌翼と、を備え、
    前記気泡散気手段が複数の柱状の散気筒から構成され、
    それぞれの前記散気筒のうちの少なくとも一部は、前記散気筒の長手方向が垂直方向になるように、かつ、前記撹拌翼の外側端により描かれる円の半径に対して50%以上90%以下の長さ寸法の半径を有する半径の、前記円と同心円の円周ラインに沿って間欠的で列状に配置されている
    ことを特徴とする省動力型曝気撹拌装置。
  2. 前記撹拌翼の下方に、前記気泡散気手段のそれぞれの散気筒の長手方向に対して、面方向が略平行になるように設置された複数の平板からなる静翼が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の省動力型曝気撹拌装置。
  3. 汚水を貯留する槽の内部に設置可能に構成された省動力型曝気撹拌装置において、
    上部にコーン状部を有するドラフトチューブと、
    前記ドラフトチューブの内部に設けられ、前記汚水中に気泡を放出可能に構成された気泡散気手段と、
    前記ドラフトチューブの内部であって前記気泡散気手段の上側に、軸周りに回転可能に設けられた撹拌翼と、を備え、
    前記気泡散気手段が複数の柱状の散気筒から構成され、
    それぞれの前記散気筒のうちの少なくとも一部は、前記散気筒の長手方向が垂直方向になるように、かつ、前記撹拌翼の外側端により描かれる円と同心円の円周ラインに沿って間欠的で列状に配置され、
    前記撹拌翼の下方に、前記気泡散気手段のそれぞれの散気筒の長手方向に対して、面方向が略平行になるように設置された複数の平板からなる静翼が設けられている
    ことを特徴とする省動力型曝気撹拌装置。
  4. 前記撹拌翼は、複数の羽根から構成された主翼と、前記主翼の下部に設けられ、前記主翼を構成する羽根よりも短い複数の羽根から構成される補助翼とを有する二重翼であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の省動力型曝気撹拌装置。
  5. 前記気泡散気手段を構成する円周ラインに沿って配置された複数の散気筒に対して水平面に沿った前記円周ラインの略中央部分に縮径部材が設けられ、前記コーン状部の下部の開口の水平面に沿った断面積に比して、前記縮径部材が設けられた領域の水流の通過面積が小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の省動力型曝気撹拌装置。
  6. 前記散気筒が円柱形状のセラミック多孔質体またはメンブレン材質体から構成され、前記円周ラインに沿って配置された複数の散気筒の内側にさらに、複数の散気筒が、それぞれの散気筒の円柱形状の長手方向が垂直方向、かつ、前記撹拌翼の外側端により描かれる円と同心円の円周ラインに沿って間欠的で列状に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の省動力型曝気撹拌装置。
  7. 前記散気筒が円柱形状のセラミック多孔質体またはメンブレン材質体から構成され、前記円周ラインに沿って配置された複数の散気筒の内側にさらに、複数の散気筒が、それぞれの散気筒の円柱形状の長手方向が垂直方向、かつ、前記撹拌翼の外側端により描かれる円の内側に、間欠的で十字状に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の省動力型曝気撹拌装置。
JP2014178228A 2014-09-02 2014-09-02 省動力型曝気撹拌装置 Active JP6345546B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178228A JP6345546B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 省動力型曝気撹拌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178228A JP6345546B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 省動力型曝気撹拌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016049526A true JP2016049526A (ja) 2016-04-11
JP6345546B2 JP6345546B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=55657473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014178228A Active JP6345546B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 省動力型曝気撹拌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6345546B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106976964A (zh) * 2017-04-07 2017-07-25 南京中德环保设备制造有限公司 一种搅拌曝气机
JP2020081962A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 アクアインテック株式会社 攪拌槽

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63209791A (ja) * 1987-02-26 1988-08-31 Sumitomo Jukikai Envirotec Kk 曝気装置
JPH0491799U (ja) * 1990-12-28 1992-08-10
JPH05253592A (ja) * 1992-03-09 1993-10-05 Mitsui Mining Co Ltd 攪拌曝気装置
US5925290A (en) * 1997-08-08 1999-07-20 Rhone-Poulenc Inc. Gas-liquid venturi mixer
JP2000015075A (ja) * 1998-07-03 2000-01-18 Satake Chemical Equipment Mfg Ltd 撹拌翼及びその撹拌装置
JP2010264337A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Hitachi Plant Technologies Ltd 曝気攪拌機
JP2012125692A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Metawater Co Ltd 散気筒

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63209791A (ja) * 1987-02-26 1988-08-31 Sumitomo Jukikai Envirotec Kk 曝気装置
JPH0491799U (ja) * 1990-12-28 1992-08-10
JPH05253592A (ja) * 1992-03-09 1993-10-05 Mitsui Mining Co Ltd 攪拌曝気装置
US5925290A (en) * 1997-08-08 1999-07-20 Rhone-Poulenc Inc. Gas-liquid venturi mixer
JP2000015075A (ja) * 1998-07-03 2000-01-18 Satake Chemical Equipment Mfg Ltd 撹拌翼及びその撹拌装置
JP2010264337A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Hitachi Plant Technologies Ltd 曝気攪拌機
JP2012125692A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Metawater Co Ltd 散気筒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106976964A (zh) * 2017-04-07 2017-07-25 南京中德环保设备制造有限公司 一种搅拌曝气机
JP2020081962A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 アクアインテック株式会社 攪拌槽

Also Published As

Publication number Publication date
JP6345546B2 (ja) 2018-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4117048A (en) Apparatus for introducing gas into a liquid
EP2445618B1 (en) Apparatus and method for introducing a gas into a liquid
JP5728218B2 (ja) 曝気撹拌装置
JPWO2010107077A1 (ja) マイクロバブル発生装置、活性汚泥の曝気処理システム及びバラスト水の殺菌処理システム
JP2014097449A (ja) 貫流ポンプ極微細気泡流供給装置
JP5944491B2 (ja) 汚水槽の中へガスを注入するための機器
JP6345545B2 (ja) 曝気撹拌装置
JP2012125690A (ja) 貫流ポンプエアレ−ション装置
JP2010264337A (ja) 曝気攪拌機
KR100583052B1 (ko) 포기용량과 산기기능이 개선된 수중포기기
JP6345546B2 (ja) 省動力型曝気撹拌装置
JP2009247927A (ja) 曝気攪拌機
KR20200118678A (ko) 미세기포 발생장치 및 방법
WO2017056323A1 (ja) 水中酸素溶解装置およびこれを用いた水中酸素溶解方法
US20120230145A1 (en) Low-turbulent aerator and aeration method
US20090213684A1 (en) Apparatus for distribution of a gas into a body of liquid
IE47685B1 (en) Aerator
KR101064055B1 (ko) 기계식 슈퍼 폭기기
KR20110108412A (ko) 가스 주입 장치 및/또는 배플을 갖는 하강류 혼합 장치
JP6534542B2 (ja) 曝気撹拌装置
CA2663861C (en) Apparatus for distribution of a gas into a body of liquid
WO2017221346A1 (ja) 曝気撹拌装置
US20060087047A1 (en) Fluid mixing apparatus
JP3127536B2 (ja) 水生生物育成装置
JPH05146796A (ja) 閉鎖自然水域浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6345546

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250