JP2016049369A - 医療用小型吸引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸引対象物が粘性の高い流体であっても装置内に滞留することなくスムースに排出でき、また、吸引対象物が粘性の低い流体であっても駆動機構部に悪影響を及ぼさない新規な医療用小型吸引装置を提供する。【解決手段】グリップ部20及び先端部21を含む本体2と、前記先端部21に装着される針状筒体3と、前記針状筒体3の内部に回転自在に収容される吸引搬送用スクリュー4と、前記本体2内に収容されて前記吸引搬送用スクリュー4を駆動回転させる駆動部6とを備え、前記本体2の先端部21は、前記針状筒体3を前方に延出するよう支持すると共に、前記針状筒体3と連通する排出口部22aを有し、前記本体2の先端部21内には、前記吸引搬送用スクリュー4が当該吸引搬送用スクリュー4とは逆向きに作用するカウンタースクリュー5を介して前記駆動部6に連結されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用小型吸引装置に係り、詳しくは、耳鼻科、歯科、脳神経科、外科等において、膿や分泌液の吸引、腫瘍等の病巣や塞栓の吸引摘出等の治療に用いられる医療用小型吸引装置に関する。
例えば、耳鼻科においては、中耳炎の治療の際に、中耳に溜まった粘性の高い膿等の滲出液を吸引する治療がなされる。このような中耳滲出液の吸引治療には、特許文献1に開示されたようなマイクロポンプが用いられる。特許文献1に開示されたマイクロポンプは、手指によって支持される本体と、該本体の先端部に装着される針状筒体と、該針状筒体内に回転自在に収容されるスクリューと、該スクリューを回転駆動させるための駆動部とよりなり、スクリューを収容した針状筒体先端を鼓膜に突き刺して中耳に挿入し、スクリューを回転駆動させることによって、中耳内の滲出液を吸引して排出部より排出するように構成されている。
特開2004−254968号公報
ところで、特許文献1に開示されたようなマイクロポンプは、小型であり粘性の高い膿等の中耳滲出液の吸引には好適であるが、吸引対象物が血液に相当するような粘性の低い流体の場合には、前記スクリューが連結される駆動伝達軸を含む駆動伝達部に当該流体が浸入し、さらにはモータ等の駆動源にまで流体が及んで、これら駆動機構に回転不良等の悪影響をもたらすこともあった。
本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、吸引対象物が粘性の高い流体であっても装置内に滞留することなくスムースに排出でき、また、吸引対象物が粘性の低い流体であっても駆動機構部に悪影響を及ぼさない新規な医療用小型吸引装置を提供することを目的とする。
グリップ部及び先端部を含む本体と、前記先端部に装着される針状筒体と、前記針状筒体の内部に回転自在に収容される吸引搬送用スクリューと、前記本体内に収容されて前記吸引搬送用スクリューを駆動回転させる駆動部とを備え、前記本体の先端部は、前記針状筒体を前方に延出するよう支持すると共に、前記針状筒体と連通する排出口部を有し、前記本体の先端部内には、前記吸引搬送用スクリューが当該吸引搬送用スクリューとは逆向きに作用するカウンタースクリューを介して前記駆動部に連結されていることを特徴とする。
本発明の医療用小型吸引装置によれば、針状筒体に収容された吸引搬送用スクリューを駆動部によって回転駆動させることによって、針状筒体内が負圧となり吸引対象物が針状筒体内に引き込まれる。針状筒体内に引き込まれた吸引対象物は、吸引搬送用スクリューの回転駆動に伴う螺進作用によって、本体の先端部内に向け搬送される。先端部内に搬送された吸引対象物は、前記先端部に設けられた排出口部より当該装置外に排出される。そして、当該先端部内では、カウンタースクリューの回転によって、吸引搬送用スクリューとは逆向きの作用が吸引対象物に付加され、これによって、吸引対象物が押し戻されるようになり、吸引対象物が当該排出口部からスムースに排出される。特に、吸引対象物が粘性の高い流体や生体組織である場合でも先端部内に滞留することがない。また、吸引対象物が粘性の低い流体である場合でも駆動部側に浸入することがなく、前記排出口部からの吸引対象物の排出がスムースになされ、駆動機構等に対して回転不良等の悪影響をもたらすことがない。
本発明の医療用小型吸引装置において、前記吸引搬送用スクリューとカウンタースクリューとの間に翼車がさらに介在されていても良い。これによれば、翼車の回転による吸引対象物に対する前記排出口部に向けた推進力がさらに増し、前記排出口部からの吸引対象物の排出がよりスムースになされる。
この場合、前記翼車が遠心翼車からなるものであっても良い。これによれば、遠心翼車の回転に伴う遠心力を利用する排出作用がさらに付加されるから、吸引対象物に対する前記排出口部に向けた推進力がより顕著となり、前記排出口部からの吸引対象物の排出がよりスムースになされる。
本発明の医療用小型吸引装置において、前記吸引搬送用スクリューが、細帯状板材を捩って形成した螺旋体からなるものとしても良い。
これによれば、吸引搬送用スクリューが、簡易に作製され、また、装置の軽量化及び低コスト化にも寄与する。
本発明の医療用小型吸引装置において、前記吸引搬送用スクリューの先端部に、切削刃が設けられていても良い。
これによれば、吸引搬送用スクリューと共に回転する切削刃によって、吸引対象物が切除されてそのまま針状筒体内を吸引及び搬送される。また、吸引対象物が被覆膜や隔膜等を介して存在する場合には、これら介在膜を切除して引き続き吸引対象物の吸引及び搬送がなされる。
本発明の医療用小型吸引装置において、前記排出口部には、負圧吸引装置が配管接続可能とされていても良い。
これによれば、排出口部に負圧吸引装置を配管接続することにより、医療用吸引システムを構成することができる。特に、各種医療施設においては、このような負圧吸引装置が設置されていることが多く、既設の負圧吸引装置を用いて前記医療用吸引システムを簡易に構成することができる。
本発明の医療用小型吸引装置において、前記カウンタースクリューは、駆動伝達部を介して前記駆動部に連結され、前記先端部は、前記針状筒体、前記吸引搬送用スクリュー、前記カウンタースクリュー及び前記駆動伝達部と共に、前記本体に対して着脱自在とされているものとしても良い。
これによれば、吸引対象物が接触する可能性のある前記先端部、前記針状筒体、前記吸引搬送用スクリュー、前記カウンタースクリュー及び前記駆動伝達部が、着脱自在とされているから、これらを一括して取外して滅菌消毒することにより2次感染等を予防することができる。また、治療対象によっては、これらを一括して廃棄することにより、2次感染等のリスクをより確実に防止することができる。
本発明に係る医療用小型吸引装置によれば、吸引対象物が粘性の高い流体であっても装置内に滞留することなくスムースに排出でき、また、吸引対象物が粘性の低い流体であっても、駆動機構部への流体の浸入を防ぎ、駆動機構部に対し回転不良等の悪影響をもたらすことがない。
本発明に係る医療用小型吸引装置が組み込まれた医療用吸引システムの例を概略的に示す全体構成図である。 本発明に係る医療用小型吸引装置の一実施形態であって、図1のX部に対応する部分の拡大断面図である。 本発明に係る医療用小型吸引装置の他の実施形態を示す要部の拡大断面図である。 (a)は同実施形態に用いられる翼車の変形例を示す斜視図であり、(b)はその縦断面図である。(c)は同翼車の別の変形例を示す斜視図であり、(d)はその縦断面図である。 (a)は同実施形態に用いられる翼車の他の例を示す斜視図であり、(b)はその変形例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る医療用小型吸引装置の実施の形態について図面に基づき説明する。図1は本発明に係る医療用小型吸引装置が組み込まれた医療用吸引システムの例を概略的に示している。この医療用吸引システムSは、大略的に、本発明の一実施形態としての医療用小型吸引装置1と、該医療用小型吸引装置1の後記する排出口部22aに配管接続された負圧吸引装置100とにより構成される。負圧吸引装置100としては、例えば、診療室、手術室等に常備されるバキュームラインが充当され、排液トラップ101を介して、チューブ102により前記排出口部22aに配管接続される。
本実施形態の医療用小型吸引装置について図2をも参照して詳細に説明する。本実施形態の医療用小型吸引装置1は、グリップ部20及び先端部21を含むハンドピースタイプの本体2と、前記本体2の先端部21に装着される針状筒体3と、前記針状筒体3の内部に回転自在に収容される吸引搬送用スクリュー4と、前記本体2内に収容されて前記吸引搬送用スクリュー4を駆動回転させる駆動部(モータ)6とを備える。前記本体2の先端部21は、前記針状筒体3を前方に延出するよう支持すると共に、前記針状筒体3と連通する排出口部22aを有している。また、前記本体2の先端部21内には、前記吸引搬送用スクリュー3が当該引搬送用スクリュー4とは逆向きに作用するカウンタースクリュー5を介して前記駆動部6に連結されている。カウンタースクリュー5の先側部は、排出口部22aの形成部位に及ぶように形成されている。前記本体2は、当該本体2の主体となるグリップ部20と前記先端部21とからなり、先端部21はグリップ部20に対して着脱自在とされている。この着脱機構については後記する。
本体2の先端部21は、針状筒体3を前方に延びるよう支持する透明樹脂の成型体からなる中空筒状のカバー体22を有し、このカバー体22に当該カバー体22の中空部220に通じるように排出口部22aが形成され、この排出口部22aに前記チューブ102を配管接続させるためのソケット23が螺合されている。該ソケット23も透明樹脂の成型体からなる。また、前記カバー体22には、前記グリップ20に着脱自在にねじ結合される連結スリーブ24が螺合により一体とされ、更にこの連結スリーブ24の内筒部には内筒スリーブ25が螺合により一体とされている。連結スリーブ24の基端部には、雌ねじ部24aが形成され、一方グリップ部20の外装グリップ筒200の前端部(先端部21側)には雄ねじ部200aが形成され、連結スリーブ24は、連結スリーブ24に対して雌雄のねじ部24a,200aの螺合によって結合されている。前記内筒スリーブ25には、駆動部6からの駆動を伝達する駆動伝達部61を構成する末端駆動伝達軸62が、軸受62a,62bによって軸回転可能に支持されている。末端駆動伝達軸62の基部は、前記駆動伝達部61を構成する中間駆動伝達軸63にカップリング部62cを介して同軸的に結合されている。カップリング部62cは、末端駆動伝達軸62に対してその軸L回りに回転不能とされ、軸受62bと共に軸L方向に摺動可能とされている。そして、カップリング部62cは、圧縮スプリング62dによって、中間駆動伝達軸63側に弾力付勢されている。これによって、中間駆動伝達軸63に形成されたカップリング部63aとの結合の際に、両カップリング部62c,63aの噛み合いがフリクションをもってなされ、回転の伝達が安定的になされる。
中間駆動伝達軸63は、ギヤ機構部や変速機構部を介して駆動伝達される複数の駆動伝達軸(図示省略)からなり、駆動部6の出力軸6aにギヤ結合され、駆動部6の回転動力が末端駆動伝達軸62に駆動伝達されるように構成されている。
尚、この例では、変速機構部によって回転数を減速して使用できるが、後記するコントロールボックス8で駆動部6の回転速度を制御すれば変速機構部を設けないで構成することも可能であり、このときには、駆動部6の出力軸6aにカップリング部63aを設けて、カウンタースクリュー5の駆動部6側にカップリング部62cを連結してカップリング部63aとカップリング部62cで動力を伝達するようにすればよい。
グリップ部20の基端部からは駆動部6用のリード線7が導出され、該リード線7はコントロールボックス8に接続されている。駆動部6はブラシレスモータからなり、フートコントローラ9の足踏み操作に伴うコントロールボックス8の制御によってその回転制御がなされる。前記連結スリーブ24の前記外装グリップ筒200に対するねじ結合を解除すると、先端部21は、ソケット23を一体とするカバー体22、内筒スリーブ25を一体とする連結スリーブ24、針状筒体3、吸引搬送用スクリュー4、カウンタースクリュー5及び末端駆動伝達軸62(駆動伝達部61の一部)と共に、前記グリップ部20(本体2)から脱離が可能とされる。このとき、両カップリング部62c,63aが軸方向に互いに遊離する。これによって、これら脱離された各部品を、一括してオートクレーブ等において滅菌消毒するか、或いは治療内容によっては使い捨てとすることができる。また、カバー体22は、連結スリーブ24に対してねじ部22b,24bを介してねじ結合されており、このねじ結合を解除することにより、カバー体22及び針状筒体23の連結スリーブ24からの脱離も可能とされ、これらのみを滅菌消毒或いは使い捨てとすることもできる。
針状筒体3は、外径0.5mm、内径0.3mm程度の金属製(例えば、ステンレス製)チューブからなり、その基部が前記カバー体22に対してその中空部220に連通するよう接着剤によって固着されている。また、吸引搬送用スクリュー4は、厚さ0.1mm、幅0.25mm程度の金属製(例えば、ステンレス製)細帯状板材を捩って形成した細長の螺旋体40からなり、その基部がカウンタースクリュー5の先端軸心部に同軸的に接着剤(不図示)によって固着されている。さらに、この吸引搬送用スクリュー4の先端には鋸歯状の切削刃41が設けられている。図例では、前記末端駆動伝達軸62の先側外周部がタッピング加工されて、この部分がカウンタースクリュー5とされているが、末端駆動伝達軸62とカウンタースクリュー5とを別部品とし、これらをねじ結合等により同軸的に一体としても良い。
尚、針状筒体3の内外径や長さ、吸引搬送用スクリュー4の厚み、幅及び捩じり回数(螺旋ピッチ)は、目的に応じて種々選択すれば良い。
吸引搬送用スクリュー4は、図に示すような螺旋態様の場合、コントロールボックス8の制御によって軸L回りに矢印a方向に回転する。また、カウンタースクリュー5は、吸引搬送用スクリュー4に対して所謂逆ねじの関係となるような螺旋態様に形成される。このような吸引搬送用スクリュー4の螺旋態様及び矢印a方向の回転により、針状筒体3の先端開口3aには針状筒体3内への引き込み気流が発生すると共に、吸引搬送用スクリュー4の螺進作用に伴い吸引対象物に対してカバー体22側への推進力が発生する。一方、カウンタースクリュー5の前記螺旋態様及び矢印a方向の回転により、カバー体22内に至った吸引対象物に対して針状筒体3側に押しやるような力が作用する。吸引搬送用スクリュー4及びカウンタースクリュー5の回転数は、治療内容によって異なるが、中耳滲出液の吸引治療や癌細胞の摘出吸引治療の場合は、約10000〜40000rpmに設定されるが、目的に応じてそれ以下に設定することも可能である。
前記のように構成される医療用小型吸引装置1及びこれを組み込んだ医療用吸引システムSの動作について説明する。術者は、負圧吸引装置100を作動させた上で、本体2のグリップ部20を手指で把持し、針状筒体3の先端開口部3aを吸引対象部位(不図示)に近接させる。そして、術者は、フートコントローラ9を足踏み操作して、駆動部6を作動させる。癌細胞の摘出吸引治療の場合は、負圧吸引装置100及び吸引搬送用スクリュー4による相乗した吸引作用によって、癌細胞組織(不図示)が先端開口部3aから針状筒体3内に引き込まれる。この先端開口部3aでは、吸引搬送用スクリュー4の先端に設けられた切削刃41が、吸引搬送用スクリュー4と共に軸回転しているから、引き込まれた癌細胞組織が切除され、そのまま針状筒体3内に吸引される。針状筒体3内に吸引された癌細胞組織(吸引対象物)は、吸引搬送用スクリュー4の軸回転に伴う螺進作用によって、針状筒体3内をカバー体22側に搬送される。カバー体22に至った吸引対象物は、排出口部22aからチューブ102を経て速やかに排液トラップ101に収容される。
カバー体22内においては、カウンタースクリュー5の軸回転によって、吸引対象物に対して吸引搬送用スクリュー4の推進力に対向する力が作用するから、吸引対象物に血液或いは血液に相当するような低粘性の流体を含んでいても、吸引対象物が末端駆動伝達軸62の支持部側へ浸入せずに押し戻されるようになる。したがって、低粘性の吸引対象物が、カウンタースクリュー5とカバー体22との隙間に浸入し、さらには、末端駆動伝達軸62を含む駆動伝達部61に至ることも抑制され、これら駆動機構部に対し回転不良等の悪影響をもたらすことがない。カバー体22内は、負圧吸引装置100によって、排出口部22aを通じて吸引負圧下の状態とされているから、カバー体22内の吸引対象物は、滞留することなく速やかに排液トラップ101に向け排出される。カバー体22及びソケット23は透明樹脂の成型体からなるから、術者は、カバー体22及び排出口部22a内の吸引対象物の動きを視認することができる。中耳滲出液の吸引治療の場合は、切削刃41の回転によって、鼓膜(不図示)を切開し、その後中耳内の滲出液を同様に吸引させることができる。また、チューブ102も透明な樹脂チューブを使用することで吸引状況を容易に視認できる。また、排出口部22aから吸引対象物を排出するソケット23は、本体2の斜め後方に向けてカバー体22に設けることにより、チューブ102を取扱いの障害にならないように本体2に沿わせて配設し易くしても良い。
図3は、本発明に係る医療用小型吸引装置の他の実施形態を示す。本実施形態の医療用小型吸引装置10は、吸引用スクリュー4と、カウンタースクリュー5との間に翼車11がさらに介在されていることで特徴付けられる。この例の翼車11は、遠心翼車であり、カウンタースクリュー5の先端にねじ結合(図4の断面図(b)(d)におけるねじ部参照)によって同軸的に一体とされ、該遠心翼車11の先端に吸引搬送用スクリュー4が接着剤によって同軸的に固着一体とされている。この遠心翼車11は、吸引搬送用スクリュー4及びカウンタースクリュー5と一体とされる基体部11aに、4枚の翼部11bが周方向に等間隔(ピッチ90°)で設けられている。この4枚の翼部11bの外縁部は、吸引用スクリュー4側に向け漸次縮径するテーパ形状をなすように形成されている。そして、この翼部11bは、排出口部22aの形成位置に及ぶように形成されている。
本実施形態の医療用小型吸引装置10も、図1と同様の医療用吸引システムSに組込まれるが、本実施形態の医療用小型吸引装置10においては、カウンタースクリュー5が前記例と同様に機能することに加え、カウンタースクリュー5及び遠心翼車11の一体の軸回転に伴う翼部11bの遠心作用によって、吸引対象物がカバー体22内で遠心方向に分散撹拌される。カバー体22内は、負圧吸引装置100(図1参照)によって負圧とされているから、分散撹拌された吸引対象物は、カバー体22内で滞留することなく、負圧吸引装置100による吸引力によって、排出口部22aから排液トラップ101(図1参照)に向け、より一層速やかに排出される。その他の構成は、前記実施形態と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、ここでは、その構成及び作用・効果の説明を割愛する。
図4(a)(b)は、前記実施形態の医療用小型吸引装置10に用いられる翼車の変形例を示している。この例の翼車11Aも遠心翼車であり、図3の例とは、翼部11bの枚数(6枚)とその形状が異なるだけで、その基本的な構成は図3に示す例と同様である。そして、図3では図示を省略したが、中心に軸L方向に沿った貫通孔11cが形成され、この貫通孔11cのカウンタースクリュー5側の内壁に、カウンタースクリュー5に形成された雄ねじ部(不図示)に螺合する雌ねじ部11dが形成されている。これにより、カウンタースクリュー5と遠心翼車11Aとが同軸的にねじ結合される。そして、貫通孔11cを構成する筒状体11eは直状の円筒体とされ,前記基体部11aはこの筒状体11eとその一端に形成された鍔状部11fとによって構成されている。この例の遠心翼車11Aも、図3の例と同様に、カウンタースクリュー5と共に軸回転する遠心翼車11Aの回転に伴う翼部11bの遠心力による排出作用によって、吸引対象物がカバー体22内で分散撹拌され、カバー体22内で滞留することなく、排出口部22aから排液トラップ101に向け、速やかに排出される。
図4(c)(d)は、前記実施形態の医療用小型吸引装置10に用いられる翼車の別の変形例を示している。この例の翼車11Bも遠心翼車であり、図4(a)(b)の例とは、翼部11bの枚数は同じであるが、翼部11bが渦巻き状に形成され、且つ、貫通孔11cを構成する筒状体11eが鍔状部11fの外周縁部から吸引搬送用スクリュー4側に向け漸次凹曲状に縮径するテーパ形状とされている点で異なる。翼部11bの渦巻き態様(螺旋態様)は、カウンタースクリュー5の螺旋態様と同じであり、吸引搬送用スクリュー4の螺旋態様とは所謂逆ねじ関係とされる。このようなカウンタースクリュー5と一体の遠心翼車11Aの回転に伴う翼部11bの遠心作用は、図4(a)(b)の例に比べてより顕著に発現され、吸引対象物のカバー体22から排出口部22aを経た排出がよりスムースになされる。
尚、貫通孔11cに代え、遠心翼車11A,11Bの軸L方向両端に有底の円形凹部を形成し、カウンタースクリュー5側の凹部に前記雌ねじ部11dを形成し、吸引搬送用スクリュー4側の凹部において吸引搬送用スクリュー4の基端部を接着剤で固着しても良い。これは、図3に示す遠心翼車11、及び図5に示す遠心翼車11C,11Dにも同様に適用される。
図5(a)は前記実施形態の医療用小型吸引装置10に用いられる翼車の他の例を示す。この例の翼車11Cも遠心翼車であり、貫通孔11cを構成する筒状体11eが直状の円筒体とされ、この筒状体11eの一端に鍔状部11fが形成され、筒状体11eと鍔状部11fとにより基体部11aが構成されている。そして、6枚の翼部11bが、筒状体11eに対し間隔を空け、鍔状部11fの吸引搬送用スクリュー4側の面に周方向に等間隔で放射状に形成されている。
図5(b)は、図5(a)の例の変形例を示す。この例の翼車11Dも遠心翼車であり、基体部11a、貫通孔11c及び筒状体11eが図5(a)の例と同様に構成されている。そして、6枚の翼部11bが、筒状体11eに対し間隔を空け、鍔状部11fの吸引搬送用スクリュー4側の面に周方向に等間隔で且つ渦巻き状に形成されている。この例の遠心翼車11Dにおける翼部11bの渦巻き態様(螺旋態様)は、カウンタースクリュー5の螺旋態様と同じであり、吸引搬送用スクリュー4の螺旋態様とは所謂逆ねじ関係とされる。
図5(a)(b)に示す遠心翼車11C,11Dも、カウンタースクリュー5(図3参照)の先端にねじ結合される。また、これら遠心翼車11C,11Dも、図3の例と同様に、カウンタースクリュー5と一体の軸回転に伴う翼部11bの遠心作用によって、吸引対象物がカバー体22内で分散撹拌され、吸引対象物のカバー体22からの排出がスムースになされる。そして、図5(b)に示す遠心翼車11Dは、翼部11bが渦巻き状に形成されていることにより、図4(c)(d)に示す遠心翼車11Bと同様に、翼部11bの遠心作用がより顕著に発現され、吸引対象物がカバー体22内に滞留することなく、排出口部22aからよりスムースに排出される。
尚、前記実施形態では、吸引対象物が癌細胞や中耳滲出液である例について述べたが、これに限らず、医科治療において体外に排出すべき他の疾患部位や病変液を吸引対象物として本発明の医療用小型吸引装置を適用することはもとより可能である。また、図3〜図5に示す例において翼車11(11A〜11D)をカウンタースクリュー5の先端にねじ結合によって一体とする例について述べたが、末端駆動伝達軸62、カウンタースクリュー5及び翼車11を同じ棒状の原材に、これらを研削加工等によって形成したものであっても良い。さらに、例示した針状筒体3の外径及び内径、吸引搬送用スクリュー4の螺旋体40を構成する細帯状板材の厚さ及び幅、吸引搬送用スクリュー4の回転数は一例であって、これに限らず、吸引対象物の性状によって適宜設定される。加えて、図例の針状筒体3は、直状形であるがコントラ形や湾曲形であっても良い。また、図例の本体2はコントラ形であるが、直状形であっても良い。
1 医療用小型吸引装置
2 本体
20 グリップ部
21 先端部
22 カバー体
22a 排出口部
3 針状筒体
4 吸引搬送用スクリュー
40 螺旋体
41 切削刃
5 カウンタースクリュー
11,11A〜11D 翼車(遠心翼車)
6 駆動部
61 駆動伝達部
62 末端駆動伝達軸(駆動伝達部の一部)
100 負圧吸引装置
本発明に係る医療用小型吸引装置は、グリップ部及び先端部を含む本体と、前記先端部に装着される針状筒体と、前記針状筒体の内部に回転自在に収容される吸引搬送用スクリューと、前記本体内に収容されて前記吸引搬送用スクリューを駆動回転させる駆動部とを備え、前記本体の先端部は、前記針状筒体を前方に延出するよう支持すると共に、前記針状筒体と連通する排出口部を有し、前記本体の先端部内には、前記吸引搬送用スクリューが当該吸引搬送用スクリューとは逆向きに作用するカウンタースクリューを介して前記駆動部に連結されていることを特徴とする。
本発明の医療用小型吸引装置において、前記カウンタースクリューは、駆動伝達部を介して前記駆動部に連結され、前記先端部は、前記針状筒体、前記吸引搬送用スクリュー、前記カウンタースクリュー及び前記駆動伝達部と共に、前記グリップ部に対して着脱自在とされているものとしても良い。
これによれば、吸引対象物が接触する可能性のある前記先端部、前記針状筒体、前記吸引搬送用スクリュー、前記カウンタースクリュー及び前記駆動伝達部が、前記グリップ部に対して着脱自在とされているから、これらを一括して取外して滅菌消毒することにより2次感染等を予防することができる。また、治療対象によっては、これらを一括して廃棄することにより、2次感染等のリスクをより確実に防止することができる。
本体2の先端部21は、針状筒体3を前方に延びるよう支持する透明樹脂の成型体からなる中空筒状のカバー体22を有し、このカバー体22に当該カバー体22の中空部220に通じるように排出口部22aが形成され、この排出口部22aに前記チューブ102を配管接続させるためのソケット23が螺合されている。該ソケット23も透明樹脂の成型体からなる。また、前記カバー体22には、前記グリップ20に着脱自在にねじ結合される連結スリーブ24が螺合により一体とされ、更にこの連結スリーブ24の内筒部には内筒スリーブ25が螺合により一体とされている。連結スリーブ24の基端部には、雌ねじ部24aが形成され、一方グリップ部20の外装グリップ筒200の前端部(先端部21側)には雄ねじ部200aが形成され、連結スリーブ24は、外装グリップ筒200に対して雌雄のねじ部24a,200aの螺合によって結合されている。前記内筒スリーブ25には、駆動部6からの駆動を伝達する駆動伝達部61を構成する末端駆動伝達軸62が、軸受62a,62bによって軸回転可能に支持されている。末端駆動伝達軸62の基部は、前記駆動伝達部61を構成する中間駆動伝達軸63にカップリング部62cを介して同軸的に結合されている。カップリング部62cは、末端駆動伝達軸62に対してその軸L回りに回転不能とされ、軸受62bと共に軸L方向に摺動可能とされている。そして、カップリング部62cは、圧縮スプリング62dによって、中間駆動伝達軸63側に弾力付勢されている。これによって、中間駆動伝達軸63に形成されたカップリング部63aとの結合の際に、両カップリング部62c,63aの噛み合いがフリクションをもってなされ、回転の伝達が安定的になされる。
グリップ部20の基端部からは駆動部6用のリード線7が導出され、該リード線7はコントロールボックス8に接続されている。駆動部6はブラシレスモータからなり、フートコントローラ9の足踏み操作に伴うコントロールボックス8の制御によってその回転制御がなされる。前記連結スリーブ24の前記外装グリップ筒200に対するねじ結合を解除すると、先端部21は、ソケット23を一体とするカバー体22、内筒スリーブ25を一体とする連結スリーブ24、針状筒体3、吸引搬送用スクリュー4、カウンタースクリュー5及び末端駆動伝達軸62(駆動伝達部61の一部)と共に、前記グリップ部20から脱離が可能とされる。このとき、両カップリング部62c,63aが軸方向に互いに遊離する。これによって、これら脱離された各部品を、一括してオートクレーブ等において滅菌消毒するか、或いは治療内容によっては使い捨てとすることができる。また、カバー体22は、連結スリーブ24に対してねじ部22b,24bを介してねじ結合されており、このねじ結合を解除することにより、カバー体22及び針状筒体23の連結スリーブ24からの脱離も可能とされ、これらのみを滅菌消毒或いは使い捨てとすることもできる。

Claims (7)

  1. グリップ部及び先端部を含む本体と、前記先端部に装着される針状筒体と、前記針状筒体の内部に回転自在に収容される吸引搬送用スクリューと、前記本体内に収容されて前記吸引搬送用スクリューを駆動回転させる駆動部とを備え、
    前記本体の先端部は、前記針状筒体を前方に延出するよう支持すると共に、前記針状筒体と連通する排出口部を有し、
    前記本体の先端部内には、前記吸引搬送用スクリューが当該吸引搬送用スクリューとは逆向きに作用するカウンタースクリューを介して前記駆動部に連結されていることを特徴とする医療用小型吸引装置。
  2. 請求項2に記載の医療用小型吸引装置において、
    前記吸引搬送用スクリューとカウンタースクリューとの間に翼車がさらに介在されていることを特徴とする医療用小型吸引装置。
  3. 請求項2に記載の医療用小型吸引装置において、
    前記翼車が遠心翼車からなることを特徴とする医療用小型吸引装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療用小型吸引装置において、
    前記吸引搬送用スクリューが、細帯状板材を捩って形成した螺旋体からなることを特徴とする医療用小型吸引装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の医療用小型吸引装置において、
    前記吸引搬送用スクリューの先端部に、切削刃が設けられていることを特徴とする医療用小型吸引装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の医療用小型吸引装置において、
    前記排出口部には、負圧吸引装置が配管接続可能とされていることを特徴とする医療用小型吸引装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の医療用小型吸引装置において、
    前記カウンタースクリューは、駆動伝達部を介して前記駆動部に連結され、前記先端部は、前記針状筒体、前記吸引搬送用スクリュー、前記カウンタースクリュー及び前記駆動伝達部と共に、前記本体に対して着脱自在とされていることを特徴とする医療用小型吸引装置。
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