JP2016049349A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】立体的な凹凸形状によって表示された顔の意匠を遊技者に良好に視認させる。【解決手段】昇降ベース体36は、遊技盤に支持される。板状オブジェ37Aは、その前面に立体的な凹凸形状の顔の意匠57を有し、昇降ベース体36の前面の後方から上方へ突出して露出する。スポットランプ90は、昇降ベース体36の上方で遊技盤に対して固定される。反射板59は、顔の意匠57の前下方に配置され、昇降ベース体36の上面に固定される。スポットランプ90からの照射光は、顔の意匠57へ上斜め前方から向かう光と反射板59へ向かう光とを含む。反射板59は、スポットランプ90からの照射光を顔の意匠57へ向けて反射する。【選択図】図16
Description
本発明は、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機に関する。
特許文献1には、直動プレートと複数の従動プレートとを備えた遊技機が記載されている。直動プレートは、フレーム部材に対して上下方向に直動可能であり、複数の従動プレートは直動プレートの前側に重ねて配置される。隣り合った従動プレート同士はそれぞれ連結され、最も直動プレート側に配置される従動プレートは直動プレートに連結され、直動プレートが上下動すると、それに従動して従動プレート群も上下動する。直動プレートと複数の従動プレートが前後方向に完全に重なった状態から直動プレートが下降すると、従動プレート群と直動プレートとが徐々に展開する。
特許文献1の直動プレートは、展開状態で従動プレートよりも後方(奥側)に配置されるので、その表面に光が届き難い。このため、直動プレートの前面に、人や動物などの顔を立体的な凹凸形状の意匠によって表示すると、遊技者はその意匠が顔であることを容易に視認することができない可能性がある。また、直動プレートの前面に対する光の照射方向によっては、顔以外の意匠に見えたり、異なった表情の顔に見えてしまう場合があり、所望の演出効果を得ることができない可能性がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、立体的な凹凸形状に形成された意匠(例えば、顔の意匠)を遊技者に良好に視認させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様の遊技機は、ベース体と、意匠プレートと、照明手段と、反射面とを備える。
ベース体は、遊技機本体に支持される。意匠プレートは、その前面に立体的な凹凸形状からなる三次元意匠を有し、ベース体の前面の後方から上方へ突出して露出する。照明手段は、ベース体の上方で遊技機本体に対して固定される。反射面は、上記三次元意匠の前下方に配置され、ベース体の上面に固定される。
照明手段からの照射光は、上記三次元意匠へ上斜め前方から向かう光と反射面へ向かう光とを含む。反射面は、照明手段からの照射光を上記三次元意匠へ向けて反射する。
上記構成では、ベース体の前面の後方(奥側)に配置される意匠プレートの前面を、照明手段から照射された上斜め前方からの光と反射面で反射した下斜め前方からの光とによって照らすので、遊技者にとって意匠プレートの前面の視認性が向上する。
また、三次元意匠を上斜め前方から照射する光と下斜め前方から照射する光とは、両者ともに照明手段を光源とするが、上斜め前方からの光は照明手段からの直接光であるのに対し、下斜め前方からの光は反射面による反射光であるので、三次元意匠に対する照射光は下斜め前方からよりも上斜め前方からの方が強くなる。このように、三次元意匠に対する照射光は下斜め前方からよりも上斜め前方からの方が強くなるように設定されているので、凹凸形状を有する三次元意匠に不自然な陰影(例えば、暗闇で人の顔を下方から照射したときに生じる陰影)が発生することを防止することができる。従って、上記三次元意匠が開発者が意図しない立体的な凹凸形状の意匠に見えたり、異なった陰影の立体的な凹凸形状の意匠に見えてしまうことがなく、上記三次元意匠による所望の演出効果を得ることができる。
また、照明手段をベース体の上方のみに設ければよいので、構造の簡素化が可能である。
本発明の第2の態様は、第1の態様の遊技機であって、照明手段を制御する制御手段を備える。意匠プレートは、ベース体に昇降自在に支持される昇降意匠プレートであり、昇降意匠プレートの昇降範囲は、前方から視て昇降意匠プレートがベース体によって隠れる収納位置と、この収納位置から上昇して昇降意匠プレートが前方に露出する上昇位置とを含む。制御手段は、収納位置からの昇降意匠プレートの上昇に合わせて照明手段を点灯し、上昇位置からの昇降意匠プレートの下降に合わせて照明手段を消灯する。
上記構成では、上記三次元意匠が露出する昇降意匠プレートの上昇に合わせて照明手段が点灯するので、遊技者に対して視覚を通して強い印象を与えることができる。
本発明によれば、立体的な凹凸形状に形成された意匠を遊技者に良好に視認させることができる。
以下、図1〜図16を参照し、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本発明は、遊技媒体としてメダルを使用し、遊技の成果の特典としてメダルが払い出される回胴式遊技機(スロットマシン)等の他の遊技機にも適用可能である。
なお、以下の説明においてパチンコ機の各部の左右方向は、そのパチンコ機に対面する遊技者にとっての左右方向に一致させて説明し、前後方向は、パチンコ機に対面する遊技者側を前側として説明する。
[遊技機]
図1に示すように、本実施形態の遊技機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2に開き戸状に開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3の内側に装着された遊技盤20(図3参照)と、本体枠3の前面に開き戸状に開閉自在に取り付けられ、遊技盤20を視認させるよう中央に大きくガラス窓4aが設けられたガラス扉4と、本体枠3の下側に開閉自在に設けられ、遊技球を収容する受皿6を有する前面ボード5と、本体枠3の下部に配設された遊技球を発射するための発射装置7a(図4参照)と、前面ボード5に取り付けられ、遊技者の回転操作に基づいて遊技球を発射装置7aに発射させるためのハンドル7と、ガラス扉4の左右の上部及び左の下部にそれぞれ設けられ、遊技の状況に応じた効果音を出力するスピーカ8と、ガラス扉4の前面に取り付けられ、遊技の状況に応じて点灯、消灯及び点滅する照明演出を行う枠体ランプ9とを備える。機枠2、本体枠3及び遊技盤20は、遊技機本体を構成する。前面ボード5には、遊技者からの押下操作を受け付ける演出ボタン10が設けられている。演出ボタン10は、押下操作によってON/OFFが切り替わる押下検出スイッチ(図示省略)を備え、遊技者からの押下操作に応じて、後述するサブ制御装置200(図4参照)へ操作信号(ボタン操作信号)を送信する。操作信号は、1回の押下操作毎に1回送信され、複数回連続して押下操作されると、同数の操作信号が送信される。
図1に示すように、本実施形態の遊技機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2に開き戸状に開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3の内側に装着された遊技盤20(図3参照)と、本体枠3の前面に開き戸状に開閉自在に取り付けられ、遊技盤20を視認させるよう中央に大きくガラス窓4aが設けられたガラス扉4と、本体枠3の下側に開閉自在に設けられ、遊技球を収容する受皿6を有する前面ボード5と、本体枠3の下部に配設された遊技球を発射するための発射装置7a(図4参照)と、前面ボード5に取り付けられ、遊技者の回転操作に基づいて遊技球を発射装置7aに発射させるためのハンドル7と、ガラス扉4の左右の上部及び左の下部にそれぞれ設けられ、遊技の状況に応じた効果音を出力するスピーカ8と、ガラス扉4の前面に取り付けられ、遊技の状況に応じて点灯、消灯及び点滅する照明演出を行う枠体ランプ9とを備える。機枠2、本体枠3及び遊技盤20は、遊技機本体を構成する。前面ボード5には、遊技者からの押下操作を受け付ける演出ボタン10が設けられている。演出ボタン10は、押下操作によってON/OFFが切り替わる押下検出スイッチ(図示省略)を備え、遊技者からの押下操作に応じて、後述するサブ制御装置200(図4参照)へ操作信号(ボタン操作信号)を送信する。操作信号は、1回の押下操作毎に1回送信され、複数回連続して押下操作されると、同数の操作信号が送信される。
図2に示すように、遊技機1の背面側には、遊技機1全体を制御するための各種処理を実行し、その処理結果に応じ、遊技を制御するための各種の制御コマンドを演算処理して出力する主制御装置(制御装置)100と、主制御装置100の上方に配置され、主制御装置100からの制御コマンドを受信して、スピーカ8、枠体ランプ9、後述する演出表示装置11や昇降役物ユニット30等へ制御コマンドを送信して演出に係る制御を実行するサブ制御装置(制御装置)200と、主制御装置100の下方に配置され、主制御装置100からの制御コマンドを受信することによって、サブ制御装置200の右隣に配置されている入賞した賞球を払い出すための賞球払出装置310の作動を制御して、受皿6へ遊技球を払出すとともに、ハンドル7の回転操作量に応じて発射装置7aの作動を制御して(遊技者の操作によって、ハンドル7の回転操作量が大となると、遊技機1の前面側に設けられる発射装置7aに対して遊技球の射出力が大となるように制御して)遊技領域21への遊技球の発射を行う払出発射制御装置300とが設けられる。また、図2における払出発射制御装置300の左隣には、各制御装置に電力を供給するための電源装置400が設けられる。
主制御装置100、サブ制御装置200、及び払出発射制御装置300は何れもCPUと、コンピュータプログラム及び遊技処理に必要なデータを格納したROMと、CPUがROMに格納されたコンピュータプログラムに従って処理を行うための一時記憶領域であるRAMとを備えるマイクロコンピュータである。
主に図3に示すように、遊技盤20は、その盤面(前面)に遊技球が流下する遊技領域21を備える。受皿6に貯留された遊技球は、発射装置7aにより発射されて図3に示す矢印方向へ飛んで発射口24を通過し、遊技領域21の上部に到達し、遊技領域21内を流下することになる。
[遊技領域]
遊技領域21は、ガラス窓4a(図1参照)を透して前方から視認することができ、図3に示すように、遊技球の滑走方向を規制する遊技球規制レール23によって略円形状となるように区画形成されている。換言すると、遊技盤20は遊技球規制レール23より内側の遊技領域21と外側とに区画される。
遊技領域21は、ガラス窓4a(図1参照)を透して前方から視認することができ、図3に示すように、遊技球の滑走方向を規制する遊技球規制レール23によって略円形状となるように区画形成されている。換言すると、遊技盤20は遊技球規制レール23より内側の遊技領域21と外側とに区画される。
遊技領域21の略中央には、遊技盤20の後方に配置される演出表示装置11の画面を前方へ露出させる開口部(図示省略)が形成され、図3に示すように、演出表示装置11の画面の前方には、昇降役物ユニット30が設けられている。遊技領域21には、誘導路25から遊技球を一旦受け入れてステージ26上を揺動させて第1始動入賞口61へ流下させるセンター役物12と、遊技球の入賞を契機(所定の契機)に、主制御装置100により後述する第1特別図柄抽選等が実行される第1始動入賞口61と、同じく遊技球の入賞を契機(所定の契機)に、主制御装置100により後述する第2特別図柄抽選等が実行される第2始動入賞口62と、第2始動入賞口62上部の入口側に設けられた左右1対の羽根部材63aであって、電動チューリップ駆動装置(ソレノイド)63b(図4参照)への通電により、一対の羽根部材63aの先端が基端を中心として互いに離れて第2始動入賞口62の入口を拡大して遊技球の流入を可能とするとともに、先端が互いに接近し第2始動入賞口62の入口を縮小して遊技球の流入を不能とするように回動する電動チューリップ63と、遊技球が通過可能なゲート構造をなし、遊技球が通過することを契機に、主制御装置100により電動チューリップ63の開放契機となる後述する普通図柄に係る抽選(普図抽選、普通図柄抽選ともいう)が実行されるスルーチャッカ(図示省略)と、横長な長方形の開口であり一度に複数の遊技球が入賞可能な大入賞口65と、アタッカ駆動装置66b(図4参照)によって大入賞口65の略相補的形状をなす蓋部材66aを回動させることにより、後述する特図抽選の結果、当選した場合に大入賞口65を遊技球の流入を可能とする開放状態と常態(後述する通常遊技状態)で遊技球の流入を不能とする閉鎖状態とに変位させるアタッカ装置66と、遊技球の入賞を契機に、抽選は実行されず、払出しのみが行われる一般入賞口67と、遊技領域21の最下部に位置し入賞せずに流下してきた遊技球を回収するアウト口68とが設けられている。
演出表示装置11は、画像によって遊技状態等を表示可能な液晶表示器であり、センター役物12の略中央には、遊技盤20の開口部12aを介して演出表示装置11の画面(遊技に係る演出画像を表示可能な表示領域)を前方から視認可能とする開口部12aが形成されている。昇降役物ユニット30は、演出表示装置11の画面の前方に昇降(上下動)可能に配置され、後述する図9に示す左右のユニット昇降機構70L,70Rの昇降用モータ72(図4参照)によって昇降制御されて、遊技の状況に応じた演出を行う。昇降役物ユニット30は、常態では演出表示装置11の画面との重なりが少ない上方の退避位置(図3に示す位置)に保持され、所定の演出実行時に下方の作動位置(図5に示す位置)へ下降して、演出表示装置11の画面と広い範囲で重なる。センター役物12の開口部12aの上縁部には、作動位置へ下降した昇降役物ユニット30の前側に向けて上前方から光を照射するスポットランプ90(図4、図7及び図16参照)が設けられ、昇降役物ユニット30の前部に配置されて常時露出する左右1対のロゴプレート(可動意匠プレート)35L,35Rの内部には、ロゴプレート35L,35Rの前面を発光させるロゴ発光ランプ34(図4参照)がそれぞれ設けられている。また、センター役物12の後述する開口上方領域12bには、後述する当選表示ランプ89(図4及び図5参照)が設けられている。演出表示装置11と昇降役物ユニット30とによる演出の組み合わせにより演出のバリエーションを増加させることができる。
上記構成により、遊技球の始動入賞口61、62への入賞を契機とした第1特別図柄抽選または第2特別図柄抽選の結果が当選となって大当り遊技となった場合に、アタッカ装置66は、大入賞口65を所定のラウンド数開放して(ラウンド処理ともいう)、多数の遊技球を大入賞口65に入賞可能とする。これにより、払出し可能な出球(賞球)数を、ラウンド処理されない通常遊技と比較して増大させることにより、遊技者にとって有利な有利遊技を提供することができる。
なお、第1始動入賞口61、第2始動入賞口62、大入賞口65、スルーチャッカ、一般入賞口67のそれぞれには、遊技球の通過を検知する第1始動入賞口検知センサ91、第2始動入賞口検知センサ92、大入賞口検知センサ93、スルーチャッカ検知センサ94、一般入賞口検知センサ95が内蔵されている。
これらの検知センサ91〜95は、遊技球の通過に伴い遊技球検知信号(電気信号)を出力する近接センサであり、その遊技球検知信号は主制御装置100に入力される(図4参照)。各入賞口61、62、65、67は、各センサ91、92、93、95により遊技球の流入を検知することに基づいて賞球を伴う入賞とし得るようになっている。
主に図3に示すように、遊技盤20の遊技球規制レール23の外側の右下隅部には、数字や絵柄等からなる特別図柄を表示可能な2桁の7セグメント表示装置であって、後述する第1特別図柄抽選の抽選結果として第1特別図柄が表示されるよう主制御装置100によって制御される第1特別図柄表示装置13a、同じく後述する第2特別図柄抽選の抽選結果として第2特別図柄が表示されるよう主制御装置100によって制御される第2特別図柄表示装置13bと、2つのLEDランプを設け後述する普通図柄抽選の抽選結果が表示されるよう主制御装置100によって制御される普通図柄表示装置14とが設けられている。
ここで、本実施形態の遊技機における「1遊技」は、第1特別図柄表示装置13a、または第2特別図柄表示装置13bが作動することとなる第1始動入賞口61または第2始動入賞口62への遊技球の入賞を始期とし、第1特別図柄表示装置13a、または第2特別図柄表示装置13bの特別図柄が変動(変動表示ともいう)を開始したときから、当該変動が継続している状態を経て、当該変動が終了する特別図柄の停止(停止表示ともいう)時を終期とする期間の遊技単位である。
次に、図4を参照し、主要な制御装置について詳説しながら本実施形態の遊技機の機能(制御)について説明する。
[主制御装置]
主制御装置(制御装置)100は、遊技機1全体を統括的に制御するものであって、図4に示すように、各入賞口等に設けられている検知センサ91〜95からの遊技球の検知信号の入力に基づいて抽選、賞品球の払い出し等を実行し、抽選結果に基づいて遊技状態を移行し、制御コマンドを各種装置に送信して各種装置の作動の制御を実行する。
主制御装置(制御装置)100は、遊技機1全体を統括的に制御するものであって、図4に示すように、各入賞口等に設けられている検知センサ91〜95からの遊技球の検知信号の入力に基づいて抽選、賞品球の払い出し等を実行し、抽選結果に基づいて遊技状態を移行し、制御コマンドを各種装置に送信して各種装置の作動の制御を実行する。
主制御装置100は、第1始動入賞口検知センサ91からの検知信号の入力に基づいて、第1特別図柄に係る電子抽選である第1特別図柄抽選(単に、特図抽選ともいう)を実行して当選(以下、大当りともいう)か非当選(以下、ハズレともいう)かを決定するとともに特図の種類(特図の最終停止形態)を決定し、第1特図の変動パターンに係る電子抽選である第1特図変動パターン抽選を実行して変動パターンを決定する。
また、主制御装置100は、第2始動入賞口検知センサ92からの検知信号の入力に基づいて、第2特別図柄に係る電子抽選である第2特別図柄抽選(単に、特図抽選ともいう)を実行して当選(以下、大当りともいう)か非当選(以下、ハズレともいう)かを決定するとともに特図の種類(特図の最終停止形態)を決定し、第2特図の変動パターンに係る電子抽選である第2特図変動パターン抽選を実行して変動パターンを決定する。
ここで、変動パターンには「信頼度」、「変動時間」等のパラメータが設定されている。
信頼度は段階的に「低」、「中」、「高(最高)」等が設けられる。例えば、特図抽選の結果、当選となった場合に選択されやすく、かつ非当選となった場合に選択されにくい変動パターンには、信頼度「高(最高)」が設定され、当選となった場合に選択されにくく、かつ非当選となった場合に選択されやすい変動パターンには信頼度「低」が設定され、それらの中間程度の変動パターンには信頼度「中」が設定される。即ち、特図抽選の結果、当選となった場合に表示され易くなるような確率に設定された変動パターンほど信頼度が高く、非当選の際に表示され易くなるような確率に設定された変動パターンほど信頼度が低い。
変動時間は信頼度が高い変動パターンほど長く設定されており、信頼度が低い変動パターンほど短く設定されている(一部例外として、信頼度が高いが、変動時間が短いパターンも有る)。
主制御装置100は、第1特図に係る変動パターンに基づいて第1特別図柄を第1特別図柄表示装置13aに変動表示させ、特図の種類に基づいて変動表示中の第1特別図柄を最終停止形態で表示させる制御を実行する。また、主制御装置100は、第2特図に係る変動パターンに基づいて第2特別図柄を第2特別図柄表示装置13bに変動表示させ、特図の種類に基づいて変動表示中の第2特別図柄を最終停止形態で表示させる制御を実行する。
主制御装置100の特図抽選の結果、当選となった場合、特図の種類(特別図柄の最終停止形態)に応じて当り遊技の種類が確定する。さらに、当り遊技の種類に応じて、大当り遊技に係る期待出球量が確定し、かつ当該当り遊技後の遊技状態が確定する。
即ち、本実施形態の遊技機における大当り遊技における期待出球量は当り遊技の種類に応じて、約600、900、1200、1500発のように段階的に設定されている。さらに、一度に約2000発の出球量が期待できる遊技の種類(超大当り)が設定されている。
また、当り遊技の種類に応じて、当該当り遊技が、後述する普通図柄抽選の当選確率のみが向上する後述する所謂時短遊技を伴う単発当り、または当り遊技後における特図抽選の当選確率及び普図抽選の当選確率が向上する所謂確変状態(以下、単に確変、確変遊技、確変遊技状態ともいう)を伴う確変当り、期待出球数が他の当りと比較して最も多く、かつ確変遊技が伴う超大当たり等が選択される。
従って、本実施形態の遊技機において、遊技者にとって遊技の有利性は、単発当り<確変当り<超大当りの順で段階的に設定されている。
一方、特図抽選の当選確率においては、単発当たり>確変当たり>超大当たりとなるように設定されており、より有利な遊技ほど当選し難いように設定されている。
図4に示すように、主制御装置100は、スルーチャッカ検知センサ94からの検知信号に基づいて、普通図柄(普図ともいう)に係る電子抽選である普通図柄抽選を実行する。主制御装置100は普通図柄表示装置14に当該抽選の結果を表示する制御を実行する。主制御装置100は、主制御装置100が普図抽選の結果当選した場合に、ソレノイド63bの作動を制御することにより電動チューリップ63の1対の羽根部材63aを開放し、ハズレの場合には閉鎖状態を維持するように制御する。
ここで、主制御装置100は、普図抽選の当選確率が高確率状態となった場合は、普通図柄に係る抽選の当選確率を略100%(低確率状態では略1%)に向上させ、当選時の開放回数を例えば5回(低確率状態では1回)に増加させ、さらに普図抽選に係る抽選時間、換言すると、普通図柄に係る抽選から当該抽選結果の報知までに要する時間を短くする。これにより、所謂時短状態(時短遊技)となって電動チューリップ63が開放状態となりやすくなり、第2始動入賞口62への入賞確率が向上し、継続的に入賞に係る賞球を得つつ、短期間で連続的に抽選(特図抽選)がなされるため遊技球を減らさずに効率的に遊技(特図抽選)を行うことができる。
なお、本実施形態の確変遊技では、特図抽選の当選確率が高確率状態を伴う時短遊技が実行される。
図4に示すように、主制御装置100は、第1始動入賞口検知センサ91、第2始動入賞口検知センサ92、大入賞口検知センサ93、及び一般入賞口検知センサ95からの検知信号の入力に基づいて、各入賞口に予め対応付けられている賞球の払出個数に係る賞球信号を払出発射制御装置300に送信し、払出発射制御装置300を制御して賞球払出装置310によって遊技球を受皿6へ払い出させる。
主制御装置100は、特図抽選の結果が当選となった場合に、大当り遊技として、遊技の種類に応じて所定の期待出球量を払出し可能となるように、アタッカ装置66のアタッカ駆動装置66bにラウンド処理を実行させる制御を行う。
また、主制御装置100は、遊技状態を移行する制御を行う。ここで遊技状態は、大別すると通常遊技状態と特定遊技状態とが設定されている。
通常遊技状態は、特図当選確率が所定の値(例えば1/300)に設定され、遊技球を消費する遊技状態である。当該特図抽選の当選(大当り)の確率を鑑みると、通常遊技状態は特定遊技状態と比べて多くの時間行われる遊技と言える。一方、特定遊技状態は、通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態であって、例えば、遊技球が継続的に増加する大当り遊技状態、または、大当り遊技後の確変遊技状態及び時短遊技状態等の複数の有利な遊技状態が設定されている。また、本発明においては、特定遊技状態には、遊遊技者にとって有利な遊技状態(大当り遊技や確変遊技等)への移行の可能性や確定等を示唆するリーチ演出等も含むものとする。なお、リーチ演出等は後述するサブ制御装置200によって制御される。
図4に示すように、主制御装置100は、少なくとも上述の抽選結果情報(特図抽選の抽選結果に係る情報、変動パターンに係る情報)を制御コマンドとしてサブ制御装置200へ送信する。
[サブ制御装置]
次に、サブ制御装置(制御手段)200について説明する。
次に、サブ制御装置(制御手段)200について説明する。
図4に示すように、サブ制御装置200は、主制御装置100からの制御コマンドを受信して、特図抽選の当否結果に応じた演出を制御するための演出パターン(1遊技内で行われる演出)を決定するための演出パターン抽選を行い、当該演出パターンに基づいて、複数の演出装置(スピーカ8、枠体ランプ9、演出表示装置11、ユニット昇降機構70L,70R、昇降役物ユニット30、当選表示ランプ89、スポットランプ90など)のうち、一または複数の演出装置の演出の制御を実行する。
演出パターンは、スピーカ8から出力される音響に係る情報、枠体ランプ9や当選表示ランプ89やスポットランプ90などによる照明演出に係る情報、演出表示装置11に表示される演出画像に係る情報、昇降役物ユニット30による演出態様に係る情報等がそれぞれ設定されている。
演出パターン抽選は、上述の変動パターンのパラメータである「信頼度」及び「変動時間」に基づいて行われる。例えば、サブ制御装置200は、変動パターンに、信頼度「X」、変動時間「Y秒」が設定されている場合は、当該条件である信頼度「X」及び変動時間「Y秒」を満たす複数の演出パターンが設定された抽選テーブルを参照して抽選を行う。
従って、抽選の結果選択された演出パターンには、先の変動パターンに係る信頼度及び変動時間が引き継がれることとなる(変動時間は演出時間として引き継がれる)。
抽選対象となる演出パターンのうち一部の演出パターンは、昇降役物ユニット30の昇降動作を伴う複数の演出パターン(昇降演出パターンともいう)を含む。なお、昇降役物ユニット30の昇降動作を伴う演出(昇降演出ともいう)の具体例については、昇降演出に係る昇降役物ユニット30の動作説明に含めて後述する。
さらに、演出パターンには、上述の信頼度に対応する一連の演出として、所謂リーチ演出が設定されている。リーチ演出には、信頼度に応じてノーマルリーチ演出、スーパーリーチ演出、スペシャルリーチ演出等が設定されている。
サブ制御装置200は、上述のように選択された演出パターンに基づいて、演出表示装置11に所定の演出図柄を表示する制御を実行する。具体的には、所定の演出パターンに基づいて、第1演出図柄S1(第2演出図柄S2)を当該表示装置の表示領域に変動表示(例えば、序列が定められた複数の記号または数値を所定速度で順番にリールが回転するように変動表示)させるとともに、各演出図柄S1、S2の表示上の後側に遊技状態に対応する変動画像または静止画像である背景画像及びキャラクタ画像等を変動表示させ、第1特別図柄(第2特別図柄)の停止時期と略同期して、第1演出図柄S1(第2演出図柄S2)を停止表示する制御を実行する。
第1演出図柄S1は、第1特別図柄表示装置13a(図3参照)に表示される第1特別図柄の変動表示及び停止表示と略連動して前記表示装置の表示領域に変動表示及び停止表示される。即ち、通常遊技状態において、第1始動入賞口61(図3参照)への遊技球の入賞を契機に前記表示装置の表示領域に変動表示及び停止表示される図柄である。
一方、第2演出図柄S2は、第2特別図柄表示装置13b(図3参照)に表示される第2特別図柄の変動表示及び停止表示と略連動して前記表示装置の表示領域に変動表示及び停止表示される。即ち、確変遊技や時短遊技において、第2始動入賞口62(図3参照)への遊技球の入賞を契機に前記表示装置の表示領域に変動表示及び停止表示される図柄である。
また、本実施形態の遊技機では、第1演出図柄S1及び第2演出図柄S2は共通図柄(デザイン)を使用しているが、遊技状態の差別化を図るために別図柄(デザイン)を使用するようにしてもよい。例えば、「7」を示す場合、第1演出図柄S1においては「炎」をモチーフにした「7」を、第2演出図柄S2においては「雷」をモチーフにした「7」を形成するようにしてもよい。
また、サブ制御装置200は、同じく演出パターンに基づいて、スピーカ8の音響演出の実行を制御し、枠体ランプ9や当選表示ランプ89やスポットランプ90やロゴ発光ランプ34の照明演出の実行を制御し、ユニット昇降機構70L,70Rや昇降役物ユニット30の各駆動装置(昇降用モータ72、ロゴ駆動用モータ32、板状オブジェ駆動用モータ33)を制御して、その駆動力により昇降役物ユニット30による演出の実行を制御して、全体として一体感ある演出を提供する。なお駆動装置は、モータ以外のソレノイド等であってもよい。
なお、主制御装置100及びサブ制御装置200を1つの制御装置として構成し、主制御装置100及びサブ制御装置200の上述の機能を集約させるようにしてもよい。
[ユニット昇降機構]
次に、昇降役物ユニット30を昇降させるための左右のユニット昇降機構70L,70Rについて詳説する。
次に、昇降役物ユニット30を昇降させるための左右のユニット昇降機構70L,70Rについて詳説する。
図9〜図11に示すように、左右のユニット昇降機構70L,70Rは、昇降ガイド71と、昇降用モータ(ベース体駆動手段)72と、昇降ベルト73と、駆動側プーリ74と、従動側プーリ75と、ガイド挿通孔76(図10、図11参照)と、ベルト噛合溝77とからそれぞれ概略構成され、略左右対称に配置される。なお、以下では一方(左側)のユニット昇降機構70Lについて説明し、他方(右側)についての説明を省略する。
昇降ガイド71は、センター役物12の開口部12a(図3参照)の左の側縁部の後面側に配置されて上下方向に延びる棒状体であり、その上下の端部がブラケット78を介して遊技盤20側に固定される。昇降用モータ72は、昇降ガイド71の上端の右斜め上方に配置され、遊技盤20側に固定される。駆動側プーリ74は、昇降ガイド71の上端の近傍(左斜め上方)に配置され、遊技盤20側に回転自在に支持される。昇降用モータ72の回転軸に固定された駆動ギヤ79は、遊技盤20側に回転自在に支持された中間ギヤ80と噛合し、中間ギヤ80は、駆動側プーリ74のギヤ74aと噛合する。従動側プーリ75は、昇降ガイド71の下端の近傍(左斜め下方)に配置され、遊技盤20側に回転自在に支持される。昇降ベルト73は、内周面に凹凸状の噛合面73aが形成された環状ベルトであり、上方の駆動側プーリ74と下方の従動側プーリ75との間に掛け渡される。
ガイド挿通孔76及びベルト噛合溝77は、昇降役物ユニット30の後述する昇降ベース体36の左端部の昇降支持部40に形成される。ガイド挿通孔76は円形孔形状であり、ガイド挿通孔76が昇降ガイド71を挿通することによって、昇降ベース体36(昇降役物ユニット30)の可動方向が上下方向に規制される。ベルト噛合溝77は、昇降ベルト73の噛合面73aと噛合する凹凸形状の内面(図示省略)を有する矩形孔形状であり、昇降ベルト73がベルト噛合溝77挿通してベルト噛合面73aが凹凸形状の内面に噛合することによって、昇降ベース体36が昇降ベルト73に固定的に支持される。
昇降用モータ72に電力が供給されて駆動ギヤ79が回転すると、中間ギヤ80を介して駆動側プーリ74が回転し、昇降ベルト73が移動して、昇降ベース体36が昇降ガイド71に沿って上昇する。また、昇降用モータ72への電力供給を停止すると、昇降役物ユニット30の自重により、昇降ベース体36が昇降ガイド71に沿って下降(落下)する。昇降ベース体36の下降に伴い、昇降ベルト73が移動し、駆動側プーリ74、従動側プーリ75、中間ギヤ80及び駆動ギヤ79が従動回転する。駆動ギヤ79の従動回転に対して昇降用モータ72が抵抗となるため、昇降役物ユニット30は好適な速度で落下する。
左右の昇降用モータ72は、互いに同期するように駆動制御され、昇降役物ユニット30は、昇降ベース体36の左右が略動高さを維持しながら(同じ姿勢を維持しながら)昇降する。なお、昇降用モータ72を正逆回転自在なモータによって構成し、昇降用モータ72を正回転させることによって昇降役物ユニット30を上昇させ、昇降用モータ72を逆回転させることによって昇降役物ユニット30を下降させてもよい。
昇降役物ユニット30の上方の可動限である退避位置と下方の可動限である作動位置とは、昇降ベース体36が遊技盤20側の上下のストッパ(図示省略)に当接することによって規定され、昇降役物ユニット30は、作動位置と退避位置との間を昇降する。
[昇降役物ユニット]
次に、昇降役物ユニット30について詳説する。
次に、昇降役物ユニット30について詳説する。
図7、図8、図12〜図16に示すように、昇降役物ユニット30は、複数の部材からなる昇降ベース体36と、左右1対のロゴプレート35L,35Rと、前後の板状オブジェ(昇降意匠プレート)37A,37Bと、ロゴプレート35L,35Rを昇降ベース体36に対して昇降自在に支持するロゴプレート昇降機構(可動意匠プレート支持機構)38と、板状オブジェ37A,37Bを昇降ベース体36に対して昇降自在に支持する板状オブジェ昇降機構(昇降意匠プレート支持機構)39とによって概略構成され、上述のように左右のユニット昇降機構70L,70Rの昇降用モータ72のオン/オフ制御によって昇降する。なお、昇降ベース体36を構成する複数の部材の一部については、その図示を適宜省略している。
昇降ベース体36の前面は、所定の意匠が施されたベース体オブジェ36aによって装飾され、ロゴプレート35L,35Rは、ベース体オブジェ36aの前面の前方に配置される。ロゴプレート35L,35Rの各前面には、文字や図形等からなるロゴが形状や着色等によって表示される。左右のロゴは、2つで1つの意味を有する文字であってもよく、特に意味を有さない図形等であってもよい。上述したように、ロゴプレート35L,35Rには、ロゴプレート35L,35Rの前面(ロゴ)を発光させるロゴ発光ランプ34(図4参照)がそれぞれ設けられている。
ロゴプレート昇降機構38は、ロゴ駆動用モータ(可動意匠プレート駆動手段)32と、傾動板42と、駆動アーム43と、駆動ギヤ44と、従動ギヤ45と、連結アーム46と、上下1対の左リンク部材47U,47Dと、上下1対の右リンク部材48U,48Dとによって概略構成され、左右のロゴプレート35L,35Rの後面側がそれぞれ固定される左右のロゴ支持板41L,41Rを、その姿勢を維持した状態で昇降ベース体36に対して昇降させる。
ロゴ駆動用モータ32は昇降ベース体36の右端部に固定され、傾動板42はロゴ駆動用モータ32の回転軸に固定される。駆動ギヤ44は、ロゴ駆動用モータ32の左側に配置され、昇降ベース体36に回転自在に支持される。駆動アーム43の右端部は傾動板42に回転自在に連結され、左端部は駆動ギヤ44の左側に回転自在に連結される。従動ギヤ45は、駆動ギヤ44の左側に配置され、駆動ギヤ44と噛合した状態で昇降ベース体36に回転自在に支持される。
上側の右リンク部材48Uの右端部は駆動ギヤ44に対して固定され、駆動ギヤ44の傾動に従って上側の右リンク部材48Uも傾動する。下側の右リンク部材48Dの右端部は昇降ベース体41に回転自在に支持され、上下の右リンク部材48U,48Dの各左端部は右側のロゴ支持板41Rの上部と中間部とにそれぞれ回転自在に連結される。係る構造により、上下の右リンク部材48U,48Dが平行リンクとして機能し、駆動ギヤ44の回転によって上側の右リンク部材48Uの左端部が下降すると、これに連動して下側の右リンク部材48Dの左端部も下降し、右側のロゴ支持板41R(右側のロゴプレート35R)が、その姿勢を維持したまま右斜め下方へスライド移動する。
連結アーム46は、その右端部が従動ギヤ45に回転自在に連結されて左方向へ延びる。上側の左リンク部材47Uは、その左端部が連結アーム46の左端部に回転自在に連結され、右端部が左側のロゴ支持板41Lの上部に回転自在に連結される。下側の左リンク部材47Dは、その左端部が昇降ベース体36に回転自在に支持され、右端部が左側のロゴ支持板41Lの中間部に回転自在に連結される。係る構造により、上下の左リンク部材47U,47Dが平行リンクとして機能し、駆動ギヤ44に連動した従動ギヤ45の回転によって連結アーム46が上昇すると、これに連動して上下の左リンク部材47U,47Dの各右端部が下降し、左側のロゴ支持板41L(左側のロゴプレート35L)が、その姿勢を維持したまま左斜め下方へスライド移動する。
常態(図3及び図12に示す状態)において、左右のロゴプレート35L,35Rは、相互に近接する通常位置に保持されて、昇降役物ユニット30(ベース体オブジェ36a)の前面の略全域を覆い隠す。
ロゴ駆動用モータ32が常態から駆動制御され、前方から視て時計回りに傾動板42が傾動すると、駆動アーム43に連動して駆動ギヤ44が反時計回りに回転し、従動ギヤ45が時計回りに回転する。駆動ギヤ44が回転すると、上下の右リンク部材48U,48Dの各左端部が下降し、右側のロゴ支持板41R(右側のロゴプレート35R)が、その姿勢を維持したまま右斜め下方へスライド移動する。また、従動ギヤ45が回転すると、従動ギヤ45に連結された連結アーム46が上昇し、上下の左リンク部材47U,47Dの各右端部が下降し、左側のロゴ支持板41L(左側のロゴプレート35L)が、その姿勢を維持したまま左斜め下方へスライド移動する。このように、左右のロゴプレート35L,35Rは、通常位置から相互に離間するように斜め下方へハの字状にスライドして下降位置としてのロゴ展開位置(図5、図7、図14及び図15参照)へ移動する。左右のロゴプレート35L,35Rが通常位置からロゴ展開位置へ下降すると、左右のロゴプレート35L,35Rによって覆われていたベース体オブジェ36aの前面の上部の意匠が露出して前方から視認可能となる。
板状オブジェ昇降機構39は、図12に示すように、板状オブジェ駆動用モータ(昇降意匠プレート駆動手段)33と、駆動ギヤ49と、第1及び第2の中間ギヤ50A,50Bと、従動ギヤ51と、第1のラックギヤ52と、第2のラックギヤ53と、第1〜第5の連動ギヤ54A〜54Eと、第3のラックギヤ55とから概略構成され、前後の板状オブジェ37A,37B(図7、図8、図16参照)の後面側がそれぞれ固定される第1及び第2のオブジェ支持板56A,56B(図12〜図15参照)を昇降ベース体36に対して昇降させる。図16に示すように、第1のオブジェ支持板56Aは、前後に離間するオブジェ支持板前板部60Fとオブジェ支持板後板部60Bとを一体的に有し、前側の板状オブジェ37Aは、オブジェ支持板前板部60Fの前面に固定される。オブジェ支持板後板部60Bの前面には、第2のオブジェ支持板56Bが昇降自在に支持され、後側の板状オブジェ37B及び第2のオブジェ支持板56Bは、オブジェ支持板前板部60Fの後面とオブジェ支持板後板部60Bの前面との間で昇降する。なお、前側の板状オブジェ37Aを第1のオブジェ支持板56A(オブジェ支持板前板部60F)に固定せずに回転自在に支持し、第1の板状オブジェ支持板56Aの昇降に連動して前側の板状オブジェ37Aを傾動(例えば90度回転)させてもよい。
前側の板状オブジェ37Aの前面には、人や動物などのキャラクタ(顔を含む)が、着色された立体的な凹凸形状によって表示される。後側の板状オブジェ37Bの前面には、特図抽選の結果が超大当たりであることを報知する文字や図形(本実施形態では「寿」の文字)が表示される。本実施形態の昇降役物ユニット30は、図7に示すように、帆掛け舟を模した昇降ベース体36(ベース体オブジェ36a)に前側の板状オブジェ37Aのキャラクタが乗船している状態を表現したものであり、後側の板状オブジェ37Bの前面には帆の意匠が施されている。
板状オブジェ駆動用モータ33は昇降ベース体36の右端部に固定され、駆動ギヤ49は板状オブジェ駆動用モータ33の回転軸に固定される。駆動ギヤ49から右斜め上方に向かって、第1の中間ギヤ50Aと第2の中間ギヤ50Bと従動ギヤ51とが並んで配置され、各ギヤ50A,50B,51は昇降ベース体36に回転自在に支持される。第1の中間ギヤ50Aは駆動ギヤ49に噛合し、第2の中間ギヤ50Bは第1の中間ギヤ50Aに噛合し、従動ギヤ51は第2の中間ギヤ50Bに噛合する。
第1のオブジェ支持板56Aは、上下方向に移動自在に昇降ベース体36に支持される。第1のラックギヤ52は、第1のオブジェ支持板56A(オブジェ支持板後板部60B)の左側の端縁に上下方向に沿って直線状に形成されて、従動ギヤ51と噛合する。第2のラックギヤ53は、第1のオブジェクト支持板56A(オブジェ支持板後板部60B)の右側で昇降ベース体36に固定的に支持されて上下方向に直線状に延びる。
第1〜第5の連動ギヤ54A〜54Eは、第1のオブジェ支持板56Aの右側領域に下方から上方へ並んで配置され、第1のオブジェ支持板56A(オブジェ支持板後板部60B)にそれぞれ回転自在に支持される。最下端の第1の連動ギヤ54Aは第2のラックギヤ53と噛合し、第2の連動ギヤ54Bは第1の連動ギヤ54Aと噛合し、第3の連動ギヤ54Cは第2の連動ギヤ54Bと噛合し、第4の連動ギヤ54Dは第3の連動ギヤ54Cと噛合し、最上端の第5の連動ギヤ54Eは第4の連動ギヤ54Dと噛合する。
第2のオブジェ支持板56Bは、上下方向に移動自在に第1のオブジェ支持板56A(オブジェ支持板後板部60B)に支持される。第3のラックギヤ55は、第2のオブジェ支持板56B(オブジェ支持板後板部60B)の右側の端縁に上下方向に沿って直線状に形成されて、第5の連動ギヤ54Eと噛合する。
常態(図8、図12及び図13に示す状態)では、従動ギヤ51が第1のラックギヤ52の上端部と噛合し、第1の連動ギヤ54Aが第2のラックギヤ53の下端部と噛合し、第5の連動ギヤ54Eが第3のラックギヤ55の上端部と噛合して、第1のオブジェ支持板56Aが昇降ベース体36に対して最下位置に保持され、第2のオブジェ支持板56Bが第1のオブジェ支持板56Aに対して最下位置に保持される。前後の板状オブジェ37A,37Bは、昇降ベース体36内の収納位置に保持され、前方から視て昇降ベース体36によって隠されて視認することができない。
板状オブジェ駆動用モータ33が常態から正転方向に駆動制御され、前方から視て時計回りに駆動ギヤ49が回転すると、第1及び第2の中間ギヤ50A,50Bを介して従動ギヤ51が反時計回りに回転する。従動ギヤ51が反時計回りに回転すると、従動ギヤ51に噛合する第1のラックギヤ52(第1のオブジェ支持板54A)が従動ギヤ51(昇降ベース体36)に対して最下位置から上昇する。第1のオブジェクト支持板54Aが最下位置から上昇すると、第2のラックギヤ53と噛合する第1の連動ギヤ54Aが第2のラックギヤ53(昇降ベース体36)に対して最下位置から上昇する。このとき、第1の連動ギヤ54Aは第2のラックギヤ53との噛合によって時計回りに回転しならが上昇するので、第2〜第4の連動ギヤ54B〜54Dを介して第5の連動ギヤ54Eが時計回りに回転する。第5の連動ギヤ54Eが時計回りに回転すると、第5の連動ギヤ54Eに噛合する第3のラックギヤ55(第2のオブジェ支持板54B)が第5の連動ギヤ54E(第1のオブジェ支持板54A)に対して最下位置から上昇する。すなわち、昇降ベース体36に対する第1のオブジェ支持板54Aの最下位置から最上位置への上昇に連動して、第2のオブジェ支持板54Bが第1のオブジェ支持板54Aに対して最下位置から最上位置へ上昇する。第1及び第2のオブジェ支持板54A,54Bが最下位置から最上位置へそれぞれ上昇することにより、前後の板状オブジェ37A,37Bが収納位置からオブジェ展開位置(上昇位置)へ上昇する。オブジェ展開位置において、前側の板状オブジェ37Aは昇降ベース体36の上方へ突出し、後側の板状オブジェ37Bは前側の板状オブジェ37Aの上方へ突出するため、双方の板状オブジェ37A,37Bの前面の意匠が露出して前方から視認可能となる。なお、係る状態から板状オブジェ駆動用モータ33が逆転方向に駆動制御されると、前後の板状オブジェ37A,37Bがオブジェ展開位置から収納位置へ下降して常態に戻る。
左右のロゴプレート35L,35Rが通常位置からロゴ展開位置へ降下し、前後の板状オブジェ37A,37Bが収納位置からオブジェ展開位置へ上昇した状態(昇降役物ユニット30の展開状態)において、ロゴプレート35L,35R、ベース体オブジェ36a、前側の板状オブジェ37A、及び後側の板状オブジェ37Bは、前下方から後上方に向かって雛段状(階段状)に並ぶ。なお、昇降役物ユニット30は、退避位置から作動位置へ降下した場合に限り展開状態へ移行する可能性があり、退避位置で展開状態へ移行することはない。
[スポット照明]
図16に示すように、スポットランプ90は、例えばLEDであり、作動位置へ下降した状態の昇降ベース体36からオブジェ展開位置へ上昇した前側の板状オブジェ37Aの前斜め上方の複数箇所(図7に示すように本実施形態では4箇所)に配置され、センター役物12の開口部12aの上縁部に固定される。ベース体オブジェ36aの後方で且つ前側の板状オブジェ37Aの前方の昇降ベース体36の上面58には、平面状又は曲面状の反射板59が固着される。サブ制御装置200(図4参照)は、前側の板状オブジェ37Aのオブジェ展開位置への上昇時(板状オブジェ駆動用モータ33の正転駆動時)に合わせてスポットランプ90を点灯し、下降時(板状オブジェ駆動用モータの逆転駆動時)に合わせて消灯する。スポットランプ90からの照射光は、オブジェ展開位置へ上昇した前側の板状オブジェ37Aのキャラクタの顔の意匠(立体的な凹凸形状からなる三次元意匠)57へ上斜め前方から向かう光と反射板59へ向かう光との双方を含み、反射板59は、スポットランプ90からの照射光を板状オブジェ37Aのキャラクタの顔の意匠57へ向けて反射する。すなわち、板状オブジェ37Aの前面に表された凹凸形状の顔の意匠57は、スポットランプ90から照射された上斜め前方からの光と反射板59で反射した下斜め前方からの光とによって照らされる。顔の意匠57を上斜め前方から照射する光と下斜め前方から照射する光とは、両者ともにスポットランプ90を光源とするが、上斜め前方からの光はスポットランプ90からの直接光であるのに対し、下斜め前方からの光は反射板59による反射光であるので、顔の意匠57に対する照射光は下斜め前方からよりも上斜め前方からの方が強くなる。このため、ロゴ発光ランプ34の発光等によってロゴプレート35L,35Rの周辺の後方領域が相対的に暗くなる場合であっても、遊技者は、スポットランプ90が点灯することによって前側の板状オブジェ37Aを明確に視認することができる。また、顔の意匠57に対する照射光は下斜め前方からよりも上斜め前方からの方が強くなるように設定されているので、凹凸形状を有する顔の意匠57に不自然な陰影(例えば、暗闇で人の顔を下方から照射したときに生じる陰影)が発生して遊技者に違和感を与えてしまうことがなく、好適な演出効果を得ることができる。
図16に示すように、スポットランプ90は、例えばLEDであり、作動位置へ下降した状態の昇降ベース体36からオブジェ展開位置へ上昇した前側の板状オブジェ37Aの前斜め上方の複数箇所(図7に示すように本実施形態では4箇所)に配置され、センター役物12の開口部12aの上縁部に固定される。ベース体オブジェ36aの後方で且つ前側の板状オブジェ37Aの前方の昇降ベース体36の上面58には、平面状又は曲面状の反射板59が固着される。サブ制御装置200(図4参照)は、前側の板状オブジェ37Aのオブジェ展開位置への上昇時(板状オブジェ駆動用モータ33の正転駆動時)に合わせてスポットランプ90を点灯し、下降時(板状オブジェ駆動用モータの逆転駆動時)に合わせて消灯する。スポットランプ90からの照射光は、オブジェ展開位置へ上昇した前側の板状オブジェ37Aのキャラクタの顔の意匠(立体的な凹凸形状からなる三次元意匠)57へ上斜め前方から向かう光と反射板59へ向かう光との双方を含み、反射板59は、スポットランプ90からの照射光を板状オブジェ37Aのキャラクタの顔の意匠57へ向けて反射する。すなわち、板状オブジェ37Aの前面に表された凹凸形状の顔の意匠57は、スポットランプ90から照射された上斜め前方からの光と反射板59で反射した下斜め前方からの光とによって照らされる。顔の意匠57を上斜め前方から照射する光と下斜め前方から照射する光とは、両者ともにスポットランプ90を光源とするが、上斜め前方からの光はスポットランプ90からの直接光であるのに対し、下斜め前方からの光は反射板59による反射光であるので、顔の意匠57に対する照射光は下斜め前方からよりも上斜め前方からの方が強くなる。このため、ロゴ発光ランプ34の発光等によってロゴプレート35L,35Rの周辺の後方領域が相対的に暗くなる場合であっても、遊技者は、スポットランプ90が点灯することによって前側の板状オブジェ37Aを明確に視認することができる。また、顔の意匠57に対する照射光は下斜め前方からよりも上斜め前方からの方が強くなるように設定されているので、凹凸形状を有する顔の意匠57に不自然な陰影(例えば、暗闇で人の顔を下方から照射したときに生じる陰影)が発生して遊技者に違和感を与えてしまうことがなく、好適な演出効果を得ることができる。
[昇降役物ユニットによる演出]
昇降役物ユニット30の昇降動作を伴う複数の演出パターン(昇降演出パターン)は、リーチ演出に伴って選択される演出パターンであり、図3に示す昇降役物ユニット30の状態において演出表示装置11によって画像(図柄)演出が開始され、その特図抽選の結果がハズレ、単発当たり又は確変当たりの場合に選択され得る第1の昇降演出パターンと、特図抽選の結果が超大当たりの場合に選択され得る第2の昇降演出パターンとを含む。特図抽選の結果が当選の場合には、第1又は第2の昇降演出パターンの何れか一方が必ず選択されるが、ハズレの場合には、所定の確率(比較的低い確率)で第1の昇降演出パターンが選択される。
昇降役物ユニット30の昇降動作を伴う複数の演出パターン(昇降演出パターン)は、リーチ演出に伴って選択される演出パターンであり、図3に示す昇降役物ユニット30の状態において演出表示装置11によって画像(図柄)演出が開始され、その特図抽選の結果がハズレ、単発当たり又は確変当たりの場合に選択され得る第1の昇降演出パターンと、特図抽選の結果が超大当たりの場合に選択され得る第2の昇降演出パターンとを含む。特図抽選の結果が当選の場合には、第1又は第2の昇降演出パターンの何れか一方が必ず選択されるが、ハズレの場合には、所定の確率(比較的低い確率)で第1の昇降演出パターンが選択される。
センター役物ユニット12の開口部12aの上方には、図5に示すように、昇降役物ユニット30が退避位置に保持される演出態様では昇降役物ユニット30の後側に隠れ(図3参照)、昇降役物ユニット30が退避位置から作動位置へ下降することによって露出して前方から視認可能となる開口上方領域12bが設けられ、この開口上方領域12bの略中央に、特図抽選に当選したことを報知する文字や図形(本実施形態では「祝」の文字)が表示される。「祝」の文字は、当選表示ランプ89によって「祝」が容易に目視され、有利な遊技状態を示唆するように明るく点灯される。当選表示ランプ89は、常態では消灯し、特図抽選の結果が当選の場合において、昇降役物ユニット30が第1又は第2の昇降演出パターンに従って作動位置へ降下した後、サブ制御装置200(図4参照)の制御によって点灯し、「祝」の文字を明るく表示する。一方、特図抽選の結果がハズレの場合には、第1の昇降演出パターンに従って昇降役物ユニット30が作動位置へ降下しても、サブ制御装置200は当選表示ランプ89の消灯を維持し、「祝」の文字は明るく表示されない。
第1又は第2の昇降演出パターンが選択されると、リーチ演出の終盤の所定のタイミングで昇降役物ユニット30が退避位置から作動位置へ降下する。リーチ演出の終盤とは、例えば、3つの演出図柄S1,S2,S3のうちの2つが停止して他の1つの演出図柄S3のみが変動を継続するリーチ状態において、他の1つの演出図柄S3が変動を終了して停止するとき(停止直前から停止直後までの期間)である。
昇降役物ユニット30が作動位置に達した後、特図抽選の結果が当選の場合には、当選表示ランプ89が所定のタイミングで点灯する。当選表示ランプ89の点灯により、「祝」の文字が明るく表示され、遊技者は特図抽選に当選したことを認識することができる。
第1の昇降演出パターンの場合、昇降役物ユニット30は、当選表示ランプ89の点灯タイミングから所定時間経過したときに退避位置へ上昇する。一方、第2の昇降演出パターンの場合、昇降役物ユニット30は、当選表示ランプ89の点灯タイミングから所定時間経過したときに、退避位置へ上昇せず、作動位置で展開する。すなわち、左右のロゴプレート35L,35Rが通常位置からロゴ展開位置へ下降するとともに、前後の板状オブジェ37A,37Bが収納位置からオブジェ展開位置へ上昇する。ロゴプレート35L,35Rの下降に合わせてロゴ発光ランプ34が発光制御され、前側の板状オブジェ37Aの上昇に合わせてスポットランプ90が点灯される。オブジェ展開位置へ上昇した後側の板状オブジェ37Bは、図5あるいは図6に示すようにセンター役物12の開口上方領域12bに表示された「祝」の文字を前方から覆い隠し、「祝」の文字に代えて「寿」の文字が前側に表示される。「寿」の文字が表示されることにより、遊技者は超大当たりに当選したことを認識することができる。
このように、昇降役物ユニット30の退避位置から作動位置への降下は、特図抽選の当選に対する期待感を遊技者に与える。また、当選表示ランプ89の点灯は、特図抽選の当選を報知するとともに、超大当たりに対する期待感を遊技者に与える。
以上説明したように、本実施形態によれば、昇降ベース体36の前面の後方(奥側)に配置されるオブジェ展開位置の板状オブジェ37Aの前面を、スポットランプ90から照射された上斜め前方からの光と反射板59で反射した下斜め前方からの光とによって照らすので、遊技者にとって前後の板状オブジェ37A,37Bの各前面の視認性が向上する。
また、顔の意匠57に対する照射光は下斜め前方からよりも上斜め前方からの方が強くなるように設定されているので、凹凸形状を有する顔の意匠57に不自然な陰影が発生することを防止することができる。従って、顔の意匠57が顔以外の意匠(開発者が意図しない立体的な凹凸形状の意匠)に見えたり、異なった表情の顔(異なった陰影の立体的な凹凸形状の意匠)に見えてしまうことがなく、顔の意匠(立体的な凹凸形状からなる三次元意匠)57による所望の演出効果を得ることができる。
また、スポットランプ90を昇降ベース体36の上方のみに設ければよいので、構造の簡素化が可能である。
さらに、顔の意匠57が露出する板状オブジェ37Aの上昇に合わせてスポットランプ90が点灯するので、遊技者に対して視覚を通して強い印象を与えることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態及びその変形例について説明したが、これらの実施形態及び変形例による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、これらの実施形態又は変形例に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
例えば、板状オブジェ37Aを支持するベース体は、遊技盤20に対して固定的に支持されてもよく、板状オブジェ37Aは、ベース体に固定的に支持されてもよい。
立体的な顔の意匠(三次元意匠)を後側の板状オブジェ37Bに形成してもよい。
ロゴプレートの数は2枚に限定されず、左右と中央の3枚などのように左右を含む複数であればよい。
板状オブジェの数は2枚に限定されず、1枚であってもよく、前後に並ぶ3枚以上であってもよい。
昇降役物ユニット30の退避位置は作動位置の上方に限定されず、作動位置の下方であってもよい。
昇降役物ユニット30による昇降演出の実行時は、リーチ演出の終盤に限定されず、任意に設定可能である。
1:パチンコ機 11:演出表示装置 20:遊技盤(遊技機本体) 21:遊技領域 30:昇降役物ユニット 32:ロゴ駆動用モータ(可動意匠プレート駆動手段) 33:板状オブジェ駆動用モータ(昇降意匠プレート駆動手段) 35L,35R 左右のロゴプレート(左右の可動意匠プレート) 36:昇降ベース体(ベース体) 37A,37B:前後の板状オブジェ(前後の昇降意匠プレート) 38:ロゴプレート昇降機構(可動意匠プレート支持機構) 39:板状オブジェ昇降機構(昇降意匠プレート支持機構) 57:顔の意匠(三次元意匠) 59:反射板(反射面) 70L,70R:左右のユニット昇降機構 72:昇降用モータ(ベース体駆動手段) 90:スポットランプ(照明手段) 200:サブ制御装置(制御手段)
Claims (2)
- 遊技機本体に支持されるベース体と、
前面に立体的な凹凸形状からなる三次元意匠を有し、前記ベース体の前面の後方から上方へ突出して露出する意匠プレートと、
前記ベース体の上方で前記遊技機本体に対して固定される照明手段と、
前記三次元意匠の前下方に配置され、前記ベース体の上面に固定される反射面とを備え、
前記照明手段からの照射光は、前記三次元意匠へ上斜め前方から向かう光と前記反射面へ向かう光とを含み、
前記反射面は、前記照明手段からの照射光を前記三次元意匠へ向けて反射する
ことを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機であって、
前記照明手段を制御する制御手段を備え、
前記意匠プレートは、前記ベース体に昇降自在に支持される昇降意匠プレートであり、
前記昇降意匠プレートの昇降範囲は、前方から視て前記昇降意匠プレートが前記ベース体によって隠れる収納位置と、この収納位置から上昇して前記昇降意匠プレートが前方に露出する上昇位置とを含み、
前記制御手段は、前記収納位置からの前記昇降意匠プレートの上昇に合わせて前記照明手段を点灯し、前記上昇位置からの前記昇降意匠プレートの下降に合わせて前記照明手段を消灯する
ことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
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2014
- 2014-09-01 JP JP2014177313A patent/JP2016049349A/ja active Pending
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