JP2016048914A - Ofdmシステム及びその中心周波数調整方法 - Google Patents

Ofdmシステム及びその中心周波数調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号の中心周波数シフトの識別方法及び中心周波数調整方法、並びに関連の装置、システムを提供する。【解決手段】受信端は送信端により送信されるOFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する1201。受信端は取得した信号対雑音比値に従い、現在の信号対雑音比関連値を計算する1202。受信端は計算した信号対雑音比関連値に従い、OFDM信号の中心周波数の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係から現在の信号対雑音比関連値に対応する現在の周波数シフト値を取得する1203。受信端は現在の周波数シフト値に従い周波数調整値を判定するとともに、周波数調整値を送信端に送信する1204。送信端は送信端により送信されるOFDM信号の中心周波数を周波数調整値に従い調整する1205。【選択図】図9

Description

本発明は、通信技術の分野に関し、特に、OFDMシステム及びその中心周波数調整方法に関する。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)技術は、マルチキャリア変調技術であり、それは、無線通信におけるIEEE802.1lGのような通信標準において広く適用される高速伝送技術であるとともに、現在知られている、最も高いスペクトル利用による変調技術である。OFDM技術の基本原理は、高速のシリアルデータストリームが同時通信のためにいくつかのパラレル低速サブデータストリームに分割される、ということである。周波数領域において、基本原理は、下記のように説明され得る。周波数領域において、任意のチャネルは相互にオーバーラップする多数の直交サブチャネルに分割され、変調のための各サブチャンネルに対して1つのサブキャリアが使用され、それらのサブキャリアはパラレル伝送を実行するために相互に直交している。
現在、OFDMに基づく高速光通信システムは、主として2つの実施方式、コヒーレント光OFDM技術(CO−OFDM)及び非コヒーレント光OFDM技術(IO−OFDM)を含む。CO−OFDMは、高速光通信システムの受信端においてコヒーレント復調が使用されることを指し、IO−OFDMは、高速光通信システムの受信端において従来の直接検波が使用されることを指している。CO−OFDMの使用及びIO−OFDMの使用は、分散抑制効果の観点では同様である。しかしながら、もしIO−OFDMが使用されるならば、分散及び偏波モード分散が効果的に抑制される一方、高速光通信システムは比較的高いコスト対性能比を有している。したがって、IO−OFDMは、現在、主な研究のホットスポットになっている。
OFDMの高いスペクトル効率及び低コストの特徴に起因して、OFDMは、短距離の大都市光伝送の解決策のうちの1つとして考えられている。低コストのOFDMの解決策において、送信端で生成される信号は両側波帯信号であるとともに、信号がリンクを通して送信されたあとで、分散の影響が原因で、帯域幅の浪費を引き起こし、システム性能を悪化させるフェージングポイントが発生する。図1において示されるように、水平座標はOFDMシステムの動作周波数を表し、垂直座標はシステムのSNR(signal-to-noise ratio)を示す。他の要因が不変である場合において、より大きなSNRは、より良いシステム性能をもたらす。曲線t2は、両側波帯信号が光ファイバを通過したあとのSNR曲線を示す。曲線t2から分かるように、両側波帯信号が光ファイバを通過したあとで、フェージングポイントが発生するとともに、各フェージングポイントの近くのSNRは急激に減少し、それはシステムの全体の性能に影響を与える。
単側波帯フィルタリングがフィルタにより実施される場合に、OFDM信号が光ファイバを通過したあとで発生するフェージングポイントは削減されることができる。曲線t1は、単側波帯信号が光ファイバを通過したあとのSNR曲線を示す。曲線t1から分かるように、単側波帯信号が光ファイバを通過したあとのSNR性能は両側波帯信号が光ファイバを通過したあとのSNR性能より良く、それにより、帯域幅をより有効に利用し、システム性能を向上させる。
単側波帯フィルタリングを実施する方法は、図2において示される。水平軸は周波数fを表し、四角はビームスプリッタ又はビームコンバイナのフィルタリング窓を示し、そして曲線はレーザにより送信されるOFDM信号の周波数スペクトルを示す。図2において点線により示されるように、フィルタリング窓の外側のOFDM信号の周波数は除去されるとともに、フィルタはOFDM信号の部分的な下側波帯周波数成分を除去する。
単側波帯フィルタリングを使用するOFDMシステムは、略してOFDM単側波帯システムと呼ばれる。OFDM単側波帯システムにおいて、データは、OFDM送信端において生成されるとともに、レーザにより送信され、フィルタを通過したあと、データは、OFDM受信端における受信機に入り、最終的に、受信端におけるデータ処理ユニットがデータを処理する。
理論的な分析とテストによって、OFDM単側波帯システムが、OFDM信号における側波帯の部分的な周波数成分を除去するためにフィルタを使用する場合に、システム性能は著しく改善されることができ、ここではシステムにおけるビームコンバイナ及びビームスプリッタがフィルタとして使用され得る、ということが分かる。図3において示されるように、水平座標はレーザの周波数とフィルタの中心周波数との間の間隔を表し、垂直座標はシステムのビット誤り率を表す。図3における曲線はシステムのビット誤り率を示し、より低いビット誤り率は、より良いシステム性能をもたらす。OFDM単側波帯システムでは、レーザの周波数とフィルタの中心周波数との間で間隔が維持される場合にシステム性能は最適になる。レーザ又はフィルタにおいて周波数シフトが発生する場合に、レーザの周波数とフィルタの周波数との間の間隔が変化するとともに、除去される、OFDM信号のフィルタ処理された周波数成分が同様に変化し、それは、単側波帯効果に影響を与え、システム性能の低下を更にもたらす。
図4において示されるように、水平軸は周波数fを表し、実線の四角はビームスプリッタ又はビームコンバイナのフィルタリング窓を示し、実線の曲線は、レーザにより送信されるOFDM信号の周波数スペクトルを示す。フィルタリング窓の外側のOFDM信号の周波数は除去される。フィルタの中心周波数とレーザの中心周波数との間で図4において示される間隔が維持される場合にOFDM単側波帯システムの性能が最適になる、と仮定されている。図4において点線により示されるように、レーザの周波数が右にシフトするならば、除去される周波数成分が変化し、システム性能は悪化する。図5において示されるように、フィルタリング窓が左にシフトする場合、除去される周波数成分が同様に変化し、それは性能劣化をもたらす。
OFDM単側波帯システムにおけるレーザの中心周波数はランダムにドリフトするので、性能は激しく影響を受けるとともに、OFDM単側波帯システムの安定性は減少する。
本発明は、OFDMシステム、そのデータ処理法及び中心周波数調整方法、並びに関連の装置を提供する。本発明により解決されるべき技術的課題は、中心周波数を固定して、それによりシステム性能の安定性を保証するために、OFDM信号の中心周波数のシフトが識別されるとともにOFDM信号の中心周波数が調整される、ということである。
第1の態様は、送信端及び受信端を含む直交周波数分割多重(OFDM)システムの中心周波数調整方法であって、当該方法が、前記受信端により、前記送信端により送信されるOFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップと、前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算するステップであって、前記現在の信号対雑音比関連値が前記現在の信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる現在の信号対雑音比値が異なる現在の信号対雑音比関連値に対応する、ステップと、前記受信端により、前記現在の信号対雑音比関連値に従って、前記OFDM信号の中心周波数の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係から、前記現在の信号対雑音比関連値に対応する現在の周波数シフト値を取得するステップと、前記受信端により、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信するステップと、前記送信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って調整するステップとを含む、方法を提供する。
第1の態様の第1の可能な実施方法において、前記受信端により、前記送信端から、OFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する前記ステップは、前記受信端により、前記送信端から、前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値、及び前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップを具体的に含み、前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算する前記ステップは、前記受信端により、前記低周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、前記高周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記高周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果を、前記現在の信号対雑音比関連値として使用するステップを具体的に含む。
第1の態様の第2の可能な実施方法において、前記受信端により、前記送信端から、OFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する前記ステップは、前記受信端により、前記送信端から、前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップを具体的に含み、前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算する前記ステップは、前記受信端により、下記式に従って前記現在の信号対雑音比関連値を取得するステップであって、
Figure 2016048914

ここで、SNR'mean_wは前記現在の信号対雑音比関連値であり、N'は前記低周波数サブキャリアの総数であり、Lstart'は前記低周波数サブキャリアの開始位置であり、Lend'は前記低周波数サブキャリアの終了位置であり、k'は正の整数であり、SNR'k'は各低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値である、ステップを含む。
第1の態様の第3の可能な実施方法において、前記受信端により、前記送信端から、OFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する前記ステップは、前記受信端により、前記送信端から、前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップを具体的に含み、前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算する前記ステップは、前記受信端により、前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記現在の信号対雑音比関連値として使用するステップを具体的に含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1から第3の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第4の可能な実施方法において、前記受信端により、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信する前記ステップは、前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より小さくかつ第2の設定しきい値より大きいと前記受信端が判定する場合に、前記受信端により、前記現在の周波数シフト値の反数を前記周波数調整値として使用するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信するステップであって、前記第1の設定しきい値が前記第2の設定しきい値より大きい、ステップを含み、前記送信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って調整する前記ステップは、前記送信端により、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記周波数調整値に加算するとともに、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するステップを含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1から第3の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第5の可能な実施方法において、前記受信端により、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信する前記ステップは、前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しいと前記受信端が判定するとともに、前記現在の周波数シフト値が正である場合に、前記受信端により、前記第1の設定しきい値の反数を前記周波数調整値として使用し、前記現在の周波数シフト値が負である場合に、前記第1の設定しきい値を前記周波数調整値として使用するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信するステップを含み、前記送信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って調整する前記ステップは、前記送信端により、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記周波数調整値に加算するとともに、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するステップを含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1から第3の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第6の可能な実施方法において、前記受信端により、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信する前記ステップは、前記現在の周波数シフト値の絶対値が第2の設定しきい値より小さいか又は第2の設定しきい値に等しいと前記受信端が判定する場合に、異なる周波数調整値を前記送信端に継続的に送信するステップであって、前記周波数調整値が前記第2の設定しきい値と前記第2の設定しきい値の反数との間の値に設定される、ステップを含み、前記送信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って調整する前記ステップは、前記受信端により前記送信端から取得される前記OFDM信号のビット誤り率が最小になるまで、前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って上方又は下方へ調整するステップを含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1から第6の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第7の可能な実施方法において、前記受信端は、下記の、前記送信端により、前記OFDM信号の前記中心周波数を異なる周波数シフト値を使用することにより上方又は下方へ調整する手法であって、前記周波数シフト値が前記第1の設定しきい値と前記第1の設定しきい値の反数との間の値に設定されるとともに、前記周波数シフト値の絶対値が第2の設定ステップ長に従って連続的に増加する、手法と、前記受信端により、前記送信端から、前記異なる周波数シフト値が設定される場合の前記OFDM信号に対応する複数のサブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得する手法と、前記受信端により、前記異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、各サブキャリアグループの信号対雑音比値に従って対応する信号対雑音比関連値を計算する手法であって、前記信号対雑音比関連値が前記信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる信号対雑音比値が異なる信号対雑音比関連値に対応する、手法と、前記受信端により、前記OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の前記直線関係を、周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の対応関係に従って取得する手法とにおいて前記直線関係を取得する。
第2の態様は、送信端及び受信端を含むとともに、前記送信端がレーザを含み、前記受信端が受信機及びデータ処理ユニットを含む、直交周波数分割多重(OFDM)システムであって、前記受信端の前記受信機が、前記送信端の前記レーザにより送信されるOFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算し、前記現在の信号対雑音比関連値が前記現在の信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる現在の信号対雑音比値が異なる現在の信号対雑音比関連値に対応し、前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記現在の信号対雑音比関連値に従って、前記OFDM信号の中心周波数の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係から、前記現在の信号対雑音比関連値に対応する現在の周波数シフト値を取得し、前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端のデータ処理ユニットに送信し、前記送信端の前記データ処理ユニットが、前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を調整するように、前記周波数調整値に従って制御ユニットを制御する、システムを提供する。
第2の態様の第1の可能な実施方法において、前記受信端の前記受信機は、前記送信端の前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記サブキャリアから、低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値、及び高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、前記受信端の前記データ処理ユニットは、前記低周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、前記高周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記高周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果を、前記現在の信号対雑音比関連値として使用する。
第2の態様の第2の可能な実施方法において、前記受信端の前記受信機は、前記送信端の前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記サブキャリアから低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、前記受信端の前記データ処理ユニットは、下記式に従って前記現在の信号対雑音比関連値を取得し、
Figure 2016048914

ここで、SNR'mean_wは前記現在の信号対雑音比関連値であり、N'は前記低周波数サブキャリアの総数であり、Lstart'は前記低周波数サブキャリアの開始位置であり、Lend'は前記低周波数サブキャリアの終了位置であり、k'は正の整数であり、SNR'k'は各低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値である。
第2の態様の第3の可能な実施方法において、前記受信端の前記受信機は、前記送信端の前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記サブキャリアから低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、前記受信端の前記データ処理ユニットは、前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記現在の信号対雑音比関連値として使用する。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第3の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第4の可能な実施方法において、前記送信端は、前記データ処理ユニット及び前記制御ユニットを更に含み、前記送信端の前記データ処理ユニットと前記制御ユニットと前記レーザとはひと続きに接続され、前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より小さくかつ第2の設定しきい値より大きいと前記受信端の前記データ処理ユニットが判定する場合に、前記受信端の前記データ処理ユニットは、前記現在の周波数シフト値の反数を前記周波数調整値として使用するとともに、前記周波数調整値を前記送信端の前記データ処理ユニットに送信し、前記第1の設定しきい値は前記第2の設定しきい値より大きく、前記送信端の前記データ処理ユニットは、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記現在の周波数調整値に加算し、前記送信端の前記制御ユニットは、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するように前記レーザを制御する。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第3の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第5の可能な実施方法において、前記送信端は、前記データ処理ユニット及び前記制御ユニットを更に含み、前記送信端の前記データ処理ユニットと前記制御ユニットと前記レーザとはひと続きに接続され、前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しいと判定するとともに、前記現在の周波数シフト値が正である場合に、前記受信端の前記データ処理ユニットは、前記第1の設定しきい値の反数を前記現在の周波数シフト値として使用し、前記現在の周波数シフト値が負である場合に、前記第1の設定しきい値を前記現在の周波数シフト値として使用するとともに、前記現在の周波数シフト値を前記送信端の前記データ処理ユニットに送信し、前記送信端の前記データ処理ユニットは、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記現在の周波数シフト値に加算し、前記送信端の前記制御ユニットは、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するように前記レーザを制御する。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第3の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第6の可能な実施方法において、前記送信端は、前記データ処理ユニット及び前記制御ユニットを更に含み、前記送信端の前記データ処理ユニットと前記制御ユニットと前記レーザとはひと続きに接続され、前記現在の周波数シフト値の絶対値が第2の設定しきい値より小さいか又は第2の設定しきい値に等しいと判定する場合に、前記受信端の前記データ処理ユニットは、異なる周波数調整値を前記送信端の前記データ処理ユニットに継続的に送信し、前記周波数調整値は前記第2の設定しきい値と前記第2の設定しきい値の反数との間の値に設定され、前記周波数調整値の絶対値は第1の設定ステップ長に従って連続的に増加し、前記送信端の前記制御ユニットは、前記受信端の前記受信機により前記送信端から受信される前記OFDM信号のビット誤り率が最小になるまで、前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って上方又は下方へ調整する。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第6の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第7の可能な実施方法において、前記送信端の前記制御ユニットは、前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を異なる周波数シフト値を使用することにより上方又は下方へ調整し、前記周波数シフト値は前記第1の設定しきい値と前記第1の設定しきい値の反数との間の値に設定され、前記受信端の前記受信機は、前記異なる周波数シフト値が設定される場合の前記OFDM信号に対応する複数のサブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得し、前記OFDM信号は前記送信端の前記レーザにより送信され、前記受信端の前記データ処理ユニットは、異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、各サブキャリアグループの信号対雑音比値に従って対応する信号対雑音比関連値を計算し、前記信号対雑音比関連値は前記信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる信号対雑音比値は異なる信号対雑音比関連値に対応し、前記受信端の前記データ処理ユニットは、前記OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を、周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の対応関係に従って取得するとともに、前記直線関係を保存する。
前述の開示された内容において、本発明は、OFDMシステム及びその中心周波数調整方法を開示する。受信端は、最初に、OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を取得し、現在の信号対雑音比関連値を取得し、そして現在の信号対雑音比関連値に従って、対応する現在の周波数シフト値を得るために直線関係を調査する。現在の周波数シフト値は、現在の信号対雑音比関連値及び直線関係に従って取得されることができ、現在の信号対雑音比関連値は、現在の信号対雑音比値に対して計算を実行することにより獲得されることができ、したがって、本発明では、OFDM信号の中心周波数シフト値が取得されることができ、中心周波数を固定して、それによりOFDMシステムの性能安定性を保証するために、送信端により送信されるOFDM信号の中心周波数が中心周波数シフト値に従って調整されることができる。
OFDMシステムにおけるOFDM信号が光ファイバを通過したあとのSNR曲線を示す。 OFDMシステムにおけるOFDM信号に対して単側波帯フィルタリングを実施する方法の概略図である。 周波数シフトとビット誤り率との間の関係を示す曲線の概略図である。 レーザの中心周波数ドリフトのOFDM単側波帯システムに対する影響を示す。 フィルタリング窓の中心周波数ドリフトのOFDM単側波帯システムに対する影響を示す。 本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの第1の実施例のシステムの概略構造図である。 OFDMシステムにおけるOFDM信号の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を取得する代表的な実施例のフローチャートである。 本発明の実施例による、低周波数サブキャリアの周波数シフト値と信号対雑音比平均値との間の関係を示す曲線の概略図である。 本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの中心周波数調整方法の第1の実施例のフローチャートである。 本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの第2の実施例のシステムの概略構造図である。 本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの第3の実施例のシステムの概略構造図である。 本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの中心周波数調整方法の第2の実施例のフローチャートである。 本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの中心周波数調整方法の第2の実施例における微調整のためのステップの特定のフローチャートである。
本発明の実施例の目的、技術的解決法、及び利点をより明確にするために、下記は、本発明の実施例における添付図面を参照して本発明の実施例における技術的解決法を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の全てよりむしろ一部である。創作的な努力なしで本発明の実施例に基づいて当業者により獲得される他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
最初に図6を参照すると、図6は、本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの第1の実施例のシステムの概略構造図である。OFDMシステムは、送信端50及び受信端60を含み、送信端50は、受信端60に結合されており、送信端50は、OFDM信号を生成するとともに、OFDM信号を受信端60に送信し、受信端60は、周波数調整値を生成するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する(それは下記で詳細に説明されることになる)。
前述のシステムに基づいて、本発明の実施例は、直交周波数分割多重(OFDM)システムの中心周波数調整方法を提供する。方法が使用される前に、受信端60は、OFDMシステムにおけるOFDM信号の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を事前に記憶する。本発明の実施例の明確な説明のために、直線関係を取得する方法が、最初に下記で紹介される。図7を参照すると、図7は、OFDMシステムにおけるOFDM信号の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を取得する代表的な実施例のフローチャートである。図7において示されるように、直線関係を取得する方法は下記のステップを含む。
ステップ1101:送信端50が、OFDM信号の中心周波数を異なる周波数シフト値を使用することにより上方又は下方へ調整し、ここで、周波数シフト値は第1の設定しきい値と第1の設定しきい値の反数との間の値に設定されるとともに、周波数シフト値の絶対値は第2の設定ステップ長に従って連続的に増加する。
ステップ1102:受信端60が、送信端50から、異なる周波数シフト値が設定される場合のOFDM信号に対応する複数のサブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得する。
ステップ1103:受信端60が、各サブキャリアグループの信号対雑音比値に従って対応する信号対雑音比関連値を計算し、ここで、信号対雑音比関連値は信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる信号対雑音比値は異なる信号対雑音比関連値に対応する。
ステップ1104:受信端60が、OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を、周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の対応関係に従って取得する。
送信端50により生成されるOFDM信号のサブキャリアの総数はSCであるとともに、ゼロの周波数成分は含まれず、ここで、SCは、正の整数であり、かつSC≧2であると仮定されている。Hstartは、SC個のサブキャリアにおける高周波数サブキャリアの開始位置として設定され、Hendは、高周波数サブキャリアの終了位置として設定され、したがって、パラメータの範囲及び関係は下記のようになる。
Figure 2016048914
ここで、Mは高周波数サブキャリアの総数であり、M=Hend−Hstart+1である。
Lstartは、低周波数サブキャリアの開始位置として設定され、Lendは、低周波数サブキャリアの終了位置として設定され、したがって、パラメータの範囲及び関係は下記のようになる。
Figure 2016048914
ここで、Nは低周波数サブキャリアの総数であり、N=Lend−Lstart+1である。
本発明の実施例では、ステップ1103において開示された信号対雑音比関連値は、具体的には3つのタイプを含むことができ、それは個々に下記のようになる。
1.信号対雑音比関連値は、低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を高周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果である。
具体的には、受信端60は、各サブキャリアグループ内の低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの対応する信号対雑音比平均値を計算し、各サブキャリアグループ内の高周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って高周波数サブキャリアの対応する信号対雑音比平均値を計算し、異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を高周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果を、信号対雑音比関連値として使用することができる。
具体的には、そのような場合、信号対雑音比関連値を計算するために使用される式は下記のようになる。
Figure 2016048914
ここで、RatioH2Lは信号対雑音比関連値である。具体的には、ステップ1102において、受信端60は、送信端50から、異なる周波数シフト値が設定される場合のOFDM信号に対応する複数の低周波数サブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得するとともに、ステップ1103において、受信端60は、式(1)に従ってRatioH2Lを計算し、RatioH2Lを信号対雑音比関連値として使用する。
2.信号対雑音比関連値は、10を、10により除算された各低周波数サブキャリアグループにおける低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に等しい数でべき乗したものの平均値であり、信号対雑音比関連値は、下記式を使用することにより定義される。
Figure 2016048914
ここで、SNRmean_wは信号対雑音比関連値であり、Nは各低周波数サブキャリアグループにおける低周波数サブキャリアの総数であり、Lstartは各低周波数サブキャリアグループにおける低周波数サブキャリアの開始位置であり、Lendは各低周波数サブキャリアグループにおける低周波数サブキャリアの終了位置であり、kは正の整数であり、SNRkは各低周波数サブキャリアグループにおける各低周波数サブキャリアの信号対雑音比値である。
具体的には、ステップ1102において、受信端60は、送信端50から、異なる周波数シフト値が設定される場合のOFDM信号に対応する複数の低周波数サブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得するとともに、ステップ1103において、受信端60は、式(2)に従ってSNRmean_wを取得し、SNRmean_wを信号対雑音比関連値として使用する。
3.信号対雑音比関連値は、低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値である。
具体的には、ステップ1102において、受信端60は、送信端50から、異なる周波数シフト値が設定される場合のOFDM信号に対応する複数の低周波数サブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得するとともに、ステップ1103において、受信端60は、各低周波数サブキャリアグループ内の低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの対応する信号対雑音比平均値を計算し、異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を信号対雑音比関連値として使用する。式は下記のように表される。
Figure 2016048914
ここで、SNRmean_dBは信号対雑音比関連値である。
前述の3つのタイプの信号対雑音比関連値の全ては、OFDM信号の周波数シフト値と直線関係を有している。
周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係は、第3のタイプの信号対雑音比関連値(すなわち信号対雑音比関連値は低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値である)を実例として使用することにより下記で説明される。図8を参照すると、図8は、低周波数サブキャリアの周波数シフト値と信号対雑音比平均値との間の、9個のデータのセットに従って獲得される関係を示す曲線を示す。図8において、水平座標は周波数シフト値を表し、垂直座標は低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を表し、9個のデータのセットは下記のようになる。:(−4、8)、(−3、9)(−2、12.8)、(−1、15.3)、(0、18.2)、(1、19.7)、(2、20.4)、(3、22.3)、及び(4、24.5)。
9個のデータのセットから分かるように、低周波数サブキャリアの周波数シフト値と信号対雑音比平均値との間には直線関係がある。直線関係を取得する手法は下記のようになる。前述の9個のデータのセットにおけるいずれか2つのデータのセットを使用することにより傾きKを取得し、直線関係:y=K*x+Yを取得するように、Yの値を獲得するために、K、並びに、2つのデータのセットにおけるいずれかのデータのセットのxの値及びyの値を式:y=K*x+Yに代入し、ここで、xの値及びyの値は変数であり、Kの値及びYの値は定数である。
第1又は第2の場合における信号対雑音比関連値と周波数シフト値との間には同様に直線関係があり、第1又は第2の場合における信号対雑音比関連値と周波数シフト値との間の直線関係は、同様のアルゴリズムに従って同様に取得され得る、という点に注意する必要がある。
前述の方法は、本発明の直線関係を取得する単なる代表的な実施例である、という点に注意する必要がある。前述の実施例の黙示に従って当業者により考えられる、信号対雑音比関連値と周波数シフト値との間の直線関係が取得されることができるあらゆる実施例が、本発明において適用されることができる。
したがって、直線関係が取得されるという前提で、本発明の実施例は、直交周波数分割多重(OFDM)システムの中心周波数調整方法を提供する。方法の基本概念は下記のようになる。受信端60は、サブキャリアの現在の信号対雑音比関連値を計算し、現在の信号対雑音比関連値に従って前述の取得された直線関係から現在の周波数シフト値を取得し、次に、OFDM信号の中心周波数において周波数シフトが発生するかどうかを検出し、もし周波数シフトが発生したことを検知するならば、現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、周波数調整値を送信端50に送信し、送信端50は、送信端50により送信されるOFDM信号の中心周波数を周波数調整値に従って調整する。詳細のために、図9に対する参照が行われ得る。図9は、本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの中心周波数調整方法の第1の実施例のフローチャートであるとともに、図9において示されるように、方法は下記のステップを含む。
ステップ1201:受信端60が、送信端50により送信されるOFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する。
ステップ1202:受信端60が、現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算し、ここで、現在の信号対雑音比関連値は現在の信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる現在の信号対雑音比値は異なる現在の信号対雑音比関連値に対応する。
ステップ1203:受信端60が、現在の信号対雑音比関連値に従って、OFDM信号の中心周波数の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係から、現在の信号対雑音比関連値に対応する現在の周波数シフト値を取得する。
ステップ1204:受信端60が、現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する。
ステップ1205:送信端50が、送信端50により送信されるOFDM信号の中心周波数を周波数調整値に従って調整する。
具体的には、3の異なるタイプの信号対雑音比関連値に対応して、下記の3つの手法が対応する処理を実行するために使用され得る。
第1の手法において、信号対雑音比関連値が低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を高周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果である場合に、ステップ1201において、受信端60は、送信端50から、OFDM信号のサブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値、及びOFDM信号のサブキャリアにおける高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、ステップ1202において、受信端60は、低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、高周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果を、現在の信号対雑音比関連値として使用する。ステップ1203において、受信端60は、現在の信号対雑音比関連値に従って、OFDM信号の中心周波数の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係から、現在の信号対雑音比関連値に対応する現在の周波数シフト値を取得する。具体的には、現在の周波数シフト値xを獲得するために、現在の信号対雑音比関連値は、yの値として使用され得るとともに、式y=K*x+Yに代入され得る。
第2の手法において、信号対雑音比関連値がSNRmean_wである場合に、ステップ1201において、受信端60は、送信端50から、OFDM信号のサブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、ステップ1202において、受信端60は、下記式に従って現在の信号対雑音比関連値を取得する。
Figure 2016048914
ここで、SNR'mean_wは現在の信号対雑音比関連値であり、N'は低周波数サブキャリアの総数であり、Lstart'は低周波数サブキャリアの開始位置であり、Lend'は低周波数サブキャリアの終了位置であり、k'は正の整数であり、SNR'k'は各低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値である。ステップ1203において、受信端60は、現在の信号対雑音比関連値SNR'mean_wに従って、現在の信号対雑音比関連値に対応する現在の周波数シフト値を得るためにOFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を調査する。具体的には、現在の周波数シフト値xを獲得するために、現在の信号対雑音比関連値SNR'mean_wは、yの値として使用され得るとともに、式y=K*x+Yに代入され得る。
第3の手法において、信号対雑音比関連値が低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値である場合に、ステップ1201において、受信端60は、送信端50から、OFDM信号のサブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、ステップ1202において、受信端60は、低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を現在の信号対雑音比関連値として使用する。ステップ1203において、受信端60は、低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を現在の信号対雑音比関連値として使用する。具体的には、現在の周波数シフト値xを獲得するために、現在の信号対雑音比関連値は、yの値として使用され得るとともに、式y=K*x+Yに代入され得る。
任意に、本発明の実施例において、第1の設定しきい値及び第2の設定しきい値は現在の周波数シフト値のために設定されるとともに、第1の設定しきい値及び第2の設定しきい値は実際の要件に従って設定され得る。第1の設定しきい値は、直線関係における周波数シフト値範囲を示すために使用され、第2の設定しきい値は、より小さな値になるように定義され、微調整範囲を示すために使用される。例えば、第1の設定しきい値は4GHZであっても良く、それは直線関係における周波数シフト値範囲が−4GHZから4GHZまでであることを示し、第2の設定しきい値は、第1の設定しきい値より小さく、その特定の値は例えば0.5GHZであっても良い。もし周波数シフト値が−0.5GHZから0.5GHZまでの範囲にわたるならば、OFDM信号の中心周波数に対して微調整が実行されることができ、それは下記で詳細に説明される。
ステップ1204において、現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しいと受信端60が判定するとともに、現在の周波数シフト値が正である場合に、受信端60は、第1の設定しきい値の反数を周波数調整値として使用し、現在の周波数シフト値が負である場合に、第1の設定しきい値を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する。対応して、この場合は、ステップ1205において、送信端60は、固定値を獲得するためにOFDM信号の現在の中心周波数値を周波数調整値の反数に加算するとともに、OFDM信号の現在の中心周波数値を固定値に調整する。
例えば、OFDM信号の現在の中心周波数値が20GHZであると仮定すると、もし直線関係に従って取得される現在の周波数シフト値が5GHZであるならば、受信端60は|5GHZ|>4GHZであると判定し、5GHZは正であるので、この場合、受信端60は、第1の設定しきい値5GHZの反数を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する。送信端50は、固定値15GHZを獲得するために、OFDM信号の現在の中心周波数値20GHZを周波数調整値−5GHZに加算するとともに、OFDM信号の現在の中心周波数20GHZを固定値15GHZに調整する。
OFDM信号の現在の中心周波数値が10GHZであると仮定すると、もし直線関係に従って取得される現在の周波数シフト値が−6GHZであるならば、受信端60は|−6GHZ|>4GHZであると判定し、−6GHZは負であるので、この場合、受信端60は、第1の設定しきい値5GHZを周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する。送信端50は、固定値15GHZを獲得するために、OFDM信号の現在の中心周波数値10GHZを周波数調整値5GHZに加算するとともに、OFDM信号の現在の中心周波数10GHZを固定値15GHZに調整する。
したがって、現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しい場合に、現在の周波数シフト値が正か又は負であるかどうかに関係なく、送信端50は、OFDM信号の現在の中心周波数値を常に固定値15GHZに調整することができる。
現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しい場合に、それは、現在の周波数シフト値が直線関係における周波数シフト値範囲内に入らないということを示す。したがって、本発明の実施例において、第1の設定しきい値、又は第1の設定しきい値の反数が周波数調整値として設定され、すなわち、直線関係における最大の周波数シフト値が周波数調整値として使用され、このような方法で、それは直線関係における周波数シフト値範囲を越える現在の周波数シフト値の使用に起因するエラーを回避し、それにより周波数調整の正確度を更に向上させる。
ステップ1204において、現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より小さくかつ第2の設定しきい値より大きいと受信端60が判定する場合に、受信端60は、現在の周波数シフト値の反数を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する。対応して、この場合は、ステップ1205において、送信端50は、固定値を獲得するためにOFDM信号の現在の中心周波数値を周波数調整値に加算するとともに、OFDM信号の現在の中心周波数値を固定値に調整する。
例えば、OFDM信号の現在の中心周波数値が18GHZであると仮定すると、もし直線関係に従って取得される現在の周波数シフト値が3GHZであるならば、受信端60は|3GHZ|<4GHZであると判定し、この場合、受信端60は、第1の設定しきい値3GHZの反数を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する。送信端50は、固定値15GHZを獲得するために、OFDM信号の現在の中心周波数値18GHZを周波数調整値−3GHZに加算するとともに、OFDM信号の現在の中心周波数18GHZを固定値15GHZに調整する。
OFDM信号の現在の中心周波数値が12GHZであると仮定すると、もし直線関係に従って取得される現在の周波数シフト値が−3GHZであるならば、受信端60は|−3GHZ|<4GHZであると判定し、この場合、受信端60は、第1の設定しきい値−3GHZの反数を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する。送信端50は、固定値15GHZを獲得するために、OFDM信号の現在の中心周波数値12GHZを周波数調整値3GHZに加算するとともに、OFDM信号の現在の中心周波数18GHZを固定値15GHZに調整する。
現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より小さくかつ第2の設定しきい値より大きいので、それは、現在の周波数シフト値が直線関係における周波数シフト値範囲内に入るということを示し、したがって、本発明の実施例において、現在の周波数シフト値の反数が周波数調整値として使用され、したがって、送信端50は、周波数調整値に従って、周波数シフトが発生したOFDM信号の現在の中心周波数値を補償するとともに補正することができ、このような方法で、OFDM信号の現在の中心周波数値は固定値に固定される。
ステップ1205において、現在の周波数シフト値の絶対値が第2の設定しきい値より小さいか又は第2の設定しきい値に等しいと判定する場合に、受信端60は、異なる周波数調整値を送信端50に継続的に送信し、ここで、周波数調整値は第2の設定しきい値と第2の設定しきい値の反数との間の値に設定される。対応して、この場合は、ステップ1206において、送信端50は、受信端60により送信端50から取得されるOFDM信号のビット誤り率が最小になるまで、OFDM信号の中心周波数を周波数調整値に従って上方又は下方へ調整する。
例えば、OFDM信号の現在の中心周波数値が15.03GHZであると仮定すると、もし直線関係に従って取得される現在の周波数シフト値が0.03GHZであるならば、受信端60は|0.03GHZ|<0.5GHZであると判定し、この場合、受信端60は、異なる周波数調整値(例えば、0.01GHZ、−0.01GHZ、0.02GHZ、−0.02GHZ、0.03GHZ、−0.03GHZ、0.04GHZ、及び−0.04GHZ)を送信端50に継続的に送信し、ここで、周波数調整値は第2の設定しきい値と第2の設定しきい値の反数との間(すなわち−0.5から0.5まで)の値に設定される。さらに、好ましくは、周波数調整値の絶対値は、第2のステップ長を単位として使用することにより増加し、この実施例では、第2のステップ長は0.01である。送信端50は、OFDM信号の中心周波数を周波数調整値に従って上方又は下方へ調整し、送信端50から取得されるOFDM信号のビット誤り率が最小であると判定する場合に、受信端60は、この場合、対応する周波数調整値を記録する。この実施例において、OFDM信号の最小のビット誤り率に対応する周波数調整値が−0.03GHZであると仮定すると、送信端50は、OFDM信号の中心周波数を周波数調整値−0.03GHZに従って調整し、OFDM信号の調整された中心周波数15GHZを獲得するために、具体的には、15.03GHZを−0.03GHZに加算し得る。受信端60により送信端50から取得されるOFDM信号のビットレートエラーが、周波数調整値が−0.03GHZに設定される場合に、他の周波数調整値が設定される場合に取得されるビット誤り率の中で最小になるので、中心周波数を15GHZに固定するようにOFDM信号に対して微調整を実行する効果が達成される。
したがって、本発明の実施例では、OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係が最初に取得され、次に、現在の信号対雑音比関連値が取得され、そして現在の信号対雑音比関連値に従って、対応する現在の周波数シフト値を得るために直線関係が調査される。このような方法で、OFDM信号の中心周波数のシフトが識別されるとともに調整されることができ、それによりシステム性能の安定性を保証する。
図10を参照すると、図10は、直交周波数分割多重(OFDM)システムの第2の実施例のシステムの概略構造図である。図10において示されるように、
OFDMシステムは、送信端50及び受信端60を含み、送信端50は、レーザ503、及びデータ処理ユニット501を含み、受信端60は、受信機603、及びデータ処理ユニット604を含むとともに、送信端50のデータ処理ユニット501は、受信端60のデータ処理ユニット604とデータ接続状態にある。
具体的には、OFDMシステムにおいて、OFDM信号の中心周波数の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係は、下記の手法において前もって取得され得る。
送信端50の制御ユニット502は、レーザ503により送信されるOFDM信号の中心周波数を異なる周波数シフト値を使用することにより上方又は下方へ調整し、ここで、周波数シフト値は第1の設定しきい値と第1の設定値の反数との間の値に設定される。
受信端60の受信機603は、異なる周波数シフト値が設定される場合のOFDM信号に対応する複数のサブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得し、ここで、OFDM信号は送信端50のレーザ503により送信される。
受信端60のデータ処理ユニット604は、異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、各サブキャリアグループの信号対雑音比値に従って対応する信号対雑音比関連値を計算し、ここで、信号対雑音比関連値は信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる信号対雑音比値は異なる信号対雑音比関連値に対応する。
受信端60のデータ処理ユニット604は、OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を、周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の対応関係に従って取得するとともに、直線関係を保存する。
信号対雑音比関連値は、具体的には下記のようになる。
1.信号対雑音比関連値は、低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を高周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果である。
具体的には、受信端60のデータ処理ユニット604は、各サブキャリアグループ内の低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの対応する信号対雑音比平均値を計算し、各サブキャリアグループ内の高周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って高周波数サブキャリアの対応する信号対雑音比平均値を計算し、異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を高周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果を、信号対雑音比関連値として使用することができる。
具体的には、そのような場合、信号対雑音比関連値を計算するために使用される式は下記のようになる。
Figure 2016048914
ここで、RatioH2Lは信号対雑音比関連値である。具体的には、受信端60のデータ処理ユニット604は、受信機603から、異なる周波数シフト値を有するOFDM信号に対応する複数の低周波数サブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得するとともに、ステップにおいて、式(2)に従ってSNRmean_wを取得し、SNRmean_wを信号対雑音比関連値として使用する。
2.信号対雑音比関連値は、10を、10により除算された各低周波数サブキャリアグループにおける低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に等しい数でべき乗したものの平均値であり、信号対雑音比関連値は、下記式を使用することにより定義される。
Figure 2016048914
ここで、SNRmean_wは信号対雑音比関連値であり、Nは各低周波数サブキャリアグループにおける低周波数サブキャリアの総数であり、Lstartは各低周波数サブキャリアグループにおける低周波数サブキャリアの開始位置であり、Lendは各低周波数サブキャリアグループにおける低周波数サブキャリアの終了位置であり、kは正の整数であり、SNRkは各低周波数サブキャリアグループにおける各低周波数サブキャリアの信号対雑音比値である。
受信端60のデータ処理ユニット604は、受信機603から、異なる周波数シフト値を有するOFDM信号に対応する複数の低周波数サブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得するとともに、式(2)に従ってSNRmean_wを取得し、SNRmean_wを信号対雑音比関連値として使用する。
3.信号対雑音比関連値は、低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値である。
受信端60のデータ処理ユニット604は、受信機603から、異なる周波数シフトを有するOFDM信号に対応する複数の低周波数サブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得するとともに、ステップにおいて、受信端60のデータ処理ユニット604は、各低周波数サブキャリアグループ内の低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの対応する信号対雑音比平均値を計算し、異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を信号対雑音比関連値として使用する。式は下記のように表される。
Figure 2016048914
ここで、SNRmean_dBは信号対雑音比関連値である。
周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係は、第3のタイプの信号対雑音比関連値(すなわち信号対雑音比関連値は低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値である)を実例として使用することにより下記で説明される。図8を参照すると、図8は、低周波数サブキャリアの周波数シフト値と信号対雑音比平均値との間の、9個のデータのセットに従って獲得される関係を示す曲線を示す。図8において、水平座標は周波数シフト値を表し、垂直座標は低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を表し、9個のデータのセットは下記のようになる。:(−4、8)、(−3、9)(−2、12.8)、(−1、15.3)、(0、18.2)、(1、19.7)、(2、20.4)、(3、22.3)、及び(4、24.5)。
9個のデータのセットから分かるように、低周波数サブキャリアの周波数シフト値と信号対雑音比平均値との間には直線関係がある。直線関係を取得する手法は下記のようになる。受信端60のデータ処理ユニット604は、前述の9個のデータのセットにおけるいずれか2つのデータのセットを使用することにより傾きKを取得し、直線関係:y=K*x+Yを取得するように、Yの値を獲得するために、K、並びに、2つのデータのセットにおけるいずれかのデータのセットのxの値及びyの値を式:y=K*x+Yに代入し、ここで、xの値及びyの値は変数であり、Kの値及びYの値は定数である。
第1の場合又は第2の場合における信号対雑音比関連値と周波数シフト値との間には同様に直線関係があり、受信端60のデータ処理ユニット604は、第1の場合又は第2の場合における信号対雑音比関連値と周波数シフト値との間の直線関係を、同様のアルゴリズムに従って同様に取得し得る、という点に注意する必要がある。
前述の方法は、本発明の直線関係を取得する単なる代表的な実施例である、という点に注意する必要がある。前述の実施例の黙示に従って当業者により考えられる、信号対雑音比関連値と周波数シフト値との間の直線関係が取得されることができるあらゆる実施例が、本発明において適用されることができる。
直線関係が取得されたあとで、OFDM信号の中心周波数は下記の手法において調整され得る。
受信端60の受信機603は、送信端50のレーザ503により送信されるOFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する。
受信端60のデータ処理ユニット604は、現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算し、ここで、現在の信号対雑音比関連値は現在の信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる現在の信号対雑音比値は異なる現在の信号対雑音比関連値に対応する。
受信端60のデータ処理ユニット604は、現在の信号対雑音比関連値に従って、OFDM信号の中心周波数の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係から、現在の信号対雑音比関連値に対応する現在の周波数シフト値を取得する。
受信端60のデータ処理ユニット604は、現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、周波数調整値を送信端50のデータ処理ユニット501に送信する。
送信端50のデータ処理ユニット501は、レーザ503により送信されるOFDM信号の中心周波数を調整するように、周波数調整値に従って制御ユニットを制御する。
信号対雑音比関連値が式(1)により示される値に等しい場合、受信端60の受信機603は、送信端50のレーザ503により送信されるOFDM信号のサブキャリアから、低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値、及び高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する。受信端60のデータ処理ユニット604は、低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、高周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果を、現在の信号対雑音比関連値として使用する。
信号対雑音比関連値が式(2)により示される値に等しい場合、受信端60の受信機603は、送信端50のレーザ503により送信されるOFDM信号のサブキャリアから、低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する。受信端60のデータ処理ユニット604は、下記式に従って現在の信号対雑音比関連値を取得し、
Figure 2016048914
ここで、SNR'mean_wは現在の信号対雑音比関連値であり、N'は低周波数サブキャリアの総数であり、Lstart'は低周波数サブキャリアの開始位置であり、Lend'は低周波数サブキャリアの終了位置であり、k'は正の整数であり、SNR'k'は各低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値である。
信号対雑音比関連値が式(3)により示される値に等しい場合、受信端60の受信機603は、送信端50のレーザ503により送信されるOFDM信号のサブキャリアから、低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する。受信端60のデータ処理ユニット604は、低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を現在の信号対雑音比関連値として使用する。
具体的には、受信端60のデータ処理ユニット604は、現在の周波数シフト値xを獲得するために、現在の信号対雑音比関連値をyの値として使用し得るとともに、yの値を式y=K*x+Yに代入し得る。
任意に、送信端50は、データ処理ユニット501及び制御ユニット502を更に含み、送信端50のデータ処理ユニット501と制御ユニット502とレーザ503とはひと続きに接続され、送信端50のデータ処理ユニット501は、受信端60のデータ処理ユニット604とデータ接続状態にある。
現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より小さくかつ第2の設定しきい値より大きいと受信端60のデータ処理ユニット604が判定する場合に、受信端60のデータ処理ユニット604は、現在の周波数シフト値を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50のデータ処理ユニット501に送信し、ここで、第1の設定しきい値は第2の設定しきい値より大きい。送信端50のデータ処理ユニット501は、固定値を獲得するためにOFDM信号の現在の中心周波数値を現在の周波数調整値に加算する。送信端50の制御ユニット502は、OFDM信号の現在の中心周波数値を固定値に調整するようにレーザ503を制御する。
現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しいと受信端60のデータ処理ユニット604が判定するとともに、現在の周波数シフト値が正である場合に、受信端60のデータ処理ユニット604は、第1の設定しきい値の反数を現在の周波数シフト値として使用し、現在の周波数シフト値が負である場合に、第1の設定しきい値を現在の周波数シフト値として使用するとともに、現在の周波数シフト値を送信端50のデータ処理ユニット501に送信する。送信端50のデータ処理ユニット501は、固定値を獲得するためにOFDM信号の現在の中心周波数値を現在の周波数シフト値に加算する。送信端50の制御ユニット502は、OFDM信号の現在の中心周波数値を固定値に調整するようにレーザ503を制御する。
現在の周波数シフト値が第2の設定しきい値より小さいか又は第2の設定しきい値に等しいと判定する場合に、受信端60のデータ処理ユニット604は、異なる周波数調整値を送信端50のデータ処理ユニット501に継続的に送信し、ここで、周波数調整値は第2の設定しきい値と第2の設定しきい値の反数との間の値に設定されるとともに、周波数調整値の絶対値は第1の設定ステップ長に従って連続的に増加する。送信端50の制御ユニット502は、受信端60の受信機603により送信端50から受信されるOFDM信号のビット誤り率が最小になるまで、レーザ503により送信されるOFDM信号の中心周波数を周波数調整値に従って上方又は下方へ調整する。
さらに、図11を参照すると、図11は、本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの第3の実施例のシステムの概略構造図である。図11において示されるように、OFDMシステムの第3の実施例において、ビームコンバイナ504及びビームスプリッタ602が第2の実施例をベースにして更に配置される。具体的には、送信端50がビームコンバイナ504を更に含み、受信端60がビームスプリッタ602を更に含むとともに、ビームコンバイナ504及びビームスプリッタ602は、フィルタとしての機能を果たす。レーザ503により送信されるOFDM信号は、ビームコンバイナ504及びビームスプリッタ602を通過するとともに、フィルタは、OFDM信号の中心周波数に、ある程度中心周波数をシフトするように影響を与える。前述の実施例により開示される技術的解決法を使用することにより、本発明の実施例では、レーザ503の中心周波数のシフトが識別されることができるとともに、レーザ503の周波数が調整されることができ、したがって、レーザ503の中心周波数が固定され、それによりOFDMシステムの性能安定性を保証する。
したがって、本発明の実施例では、現在の信号対雑音比関連値が取得され、直線関係が、現在の信号対雑音比関連値に従って、対応する現在の周波数シフト値を得るために調査され、このような方法で、レーザにより送信されるOFDM信号の中心周波数のシフトが識別されることができ、その場合に、OFDM信号の中心周波数が固定されるように、レーザの中心周波数が対応して調整されることができる。
さらに、本発明の実施例では、OFDMシステムにおけるレーザ、送信端のビームコンバイナ、及び受信端のビームスプリッタにおいて発生する周波数シフトが検出されることができ、それにより、適応的波長調整を実施し、OFDMシステムの性能安定性を保証する。
さらに、レーザ波長、ビームコンバイナ、及びビームスプリッタのシフトは全て、低周波数サブキャリアのSNRに対する高周波数サブキャリアのSNRの比率、又は低周波数サブキャリアのSNRと直線関係を有し、そのような関係に基づく適応的波長調整アルゴリズムのためにシステムコストを増大させることが必要とされない。
加えて、本発明の実施例では、ハードウェアを加えることが必要とされず、それにより、コストを減少させるとともに製品競争力を向上させる。
さらなる説明のために、図12を参照すると、図12は、本発明の直交周波数分割多重(OFDM)システムの中心周波数調整方法の第2の実施例のフローチャートである。図12において示される方法は、図6において示されるシステムアーキテクチャをベースにして実行される。
具体的には、図12において示されるように、方法は下記のステップを含む。
ステップ1301:処理が始まる。
ステップ1302:OFDMシステムが各サブキャリアのSNRを出力する。
ステップ1303:ステップ1302における出力に従って低周波数におけるN個のサブキャリアのSNRの平均値を計算する。
ステップ1304:SNR平均値に従って、SNRと周波数シフトとの間の関係を示す事前指定されたテーブルにおいてシステムの現在の周波数シフトを検出する。
ステップ1305:もし検出された周波数シフトTestFreqShiftがSNRと周波数シフトとの間の関係を示すテーブルの範囲THDより大きいならば、周波数シフト値はTHDに設定され、このステップは下記の式を使用することにより実施され得る。
AdjFreqShift=max(min(TestFreqShift,THD),−THD)
この式によれば、最小値が最初にTestFreqShiftとTHDの中から選択され、そして最大値がmin(TestFreqShift,THD)と−THDの中から選択され、それは下記の関数を有する。
(1)TestFreqShift>0である場合、もしTestFreqShift>THDならば、AdjFreqShift=THDであり、
そして
(2)TestFreqShift<0である場合、もしTestFreqShift<−THDならば、AdjFreqShift=THDである。
ステップ1306:周波数シフトTestFreqShiftが基本的な周波数シフト調整範囲を越えているかどうかを判定し、もし周波数シフトが基本的な周波数シフト調整範囲内に入るならばステップ1307を実行し、又はそうでなければステップ1308を実行する。判定は下記の式を使用することにより実施され得る。
abs(TestFreqShift)>TargetFreq
基本的な周波数シフト調整範囲TargetFreqは、オペレータにより設定され得る。abs(TestFreqShift)は、TestFreqShiftの絶対値である。
ステップ1308:開始点としてレーザ503の現在の動作周波数F_SCANを使用することにより、ステップ長Sopt GHzに従って、レーザ503の動作周波数を左又は右に調整し、もしシステム性能が特定の方向における調整のあとで向上するならば、レーザ503の最適な動作周波数ポイントF_OPTが発見されるまで、この方向において動作周波数を調整し続け、ここで、性能はBER_OPTであり、特定の処理は図12において示されるとともに、Soptはオペレータにより設定され得る。
ステップ1307:オートネゴシエーションデータパケットを使用することにより、周波数シフト検出結果を送信端に送信する。
ステップ1309:送信端の制御ユニット502は、レーザ503の動作周波数が要求される範囲内に入るように、検出結果AdjFreqShiftに従ってレーザ503の周波数を調整し、ここで、調整後のレーザ503の周波数はF_SCANとして記録される。
ステップ1310:もし反復の合計の総数がAdjTimeTHDを越えないならばステップ1302へ戻り、又はそうでなければ現在の調整は終了し、ここで、AdjTimeTHDはオペレータにより設定され得るとともに、AdjTimeTHDは正の整数である。
ステップ1311:処理が終了する。
ステップ1302は受信端60の受信機603により実行され、ステップ1303からステップ1307は受信端60のデータ処理ユニット604により実行され、ステップ1308は受信端60及び送信端50により協調手法で実行され、ステップ1309及びステップ1310は送信端50の制御ユニット502により実行される。
図12におけるステップ1308の特定の処理は、図13において示され、ここで、ステップ1308は、中心周波数に微調整を実施するために使用される。詳細のために、図13に対する参照が行われ得る。詳細な説明が下記のように提供される。
ステップ1401:処理が始まる。
ステップ1402:レーザ503の周波数調整方向を左方向調整D=1に設定し、ここで、D=1は左方向調整を示し、D=0は右方向調整を示し、そしてステップ1403を実行する。
ステップ1403:レーザ503の現在の動作周波数及び現在のビット誤り率(BER)を最適点、すなわち最適な周波数及び最適な性能として記録し、そしてステップ1404を実行する。
ステップ1404:現在の調整方向を判定し、もし現在の調整方向が左方向調整であるならばステップ1405を実行し、又はそうでなければステップ1406を実行する。
ステップ1405:レーザ503の周波数がSopt GHzだけ右にシフトすることを可能にし、そしてステップ1408を実行する。
ステップ1406:レーザ503の周波数がSopt GHzだけ左にシフトすることを可能にし、そしてステップ1408を実行する。
ステップ1408:オートネゴシエーションデータを使用することによりシステムの現在のBERを獲得する。
ステップ1409:レーザ503が現在の周波数で動作する場合のシステムのBERを最適点のBERと比較し、もし現在のBERが最適点におけるBERより小さいか又は最適点におけるBERに等しいならば、ステップ1403へ戻り、最適なBERを更新し、そしてレーザ503の周波数を調整しようとし続け、もし現在のBERが最適点におけるBERより大きいならば、それは、この方向において継続的に周波数を調整しようとすることが必要とされない、ということを示し、そしてステップ1410を実行する。
ステップ1410:レーザ503の周波数最適点の左側及び右側の両方に対する調整が試されたかどうかを判定し、もし調整が両方向において試されたならば、それは、最適点が発見された、ということを示し、ここで、最適点における性能はBER_OPTであり、最適点におけるレーザ503の動作周波数はF_OPTであり、そしてステップ1411を実行し、又はそうでなければステップ1407を実行する。
ステップ1407:レーザ503の調整方向を右に設定し、ステップ1404へ戻り、そしてより良い性能を有するポイントを発見しようとし続ける。
ステップ1411:処理が終了する。
ステップ1402、及びステップ1404からステップ1410は送信端50の制御ユニット502により実行され、ステップ1403は送信端60のデータ処理ユニット604により実行される。
前述の実施例は、直交周波数分割多重(OFDM)システムにおけるOFDM信号の中心周波数調整方法の特定の応用例である。本発明の実施例では、OFDM単側波帯システムにおけるレーザ、送信端のビームコンバイナ、及び受信端のビームスプリッタにおいて発生する波長シフトは検出されることができ、それにより、適応的波長調整を実施し、OFDMシステムの性能安定性を保証する。さらに、レーザ波長、ビームコンバイナ、及びビームスプリッタのシフトは全て、低周波数サブキャリアのSNRに対する高周波数サブキャリアのSNRの比率、又は低周波数サブキャリアのSNRと直線関係を有し、そのような関係に基づく適応的波長調整アルゴリズムのためにシステムコストを増大させることが必要とされない。加えて、本発明の実施例では、ソフトウェアに対する改善を行うことを要求されるだけであり、そしてハードウェアは加えられる必要がなく、それにより、コストを減少させるとともに製品競争力を向上させる。
したがって、前述の開示された内容において、本発明は、OFDMシステム及びその中心周波数調整方法を開示する。受信端は、最初に、OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を取得し、現在の信号対雑音比関連値を取得し、そして現在の信号対雑音比関連値に従って、対応する現在の周波数シフト値を得るために直線関係を調査する。現在の周波数シフト値は、現在の信号対雑音比関連値及び直線関係に従って取得されることができ、現在の信号対雑音比関連値は、現在の信号対雑音比値に対して計算を実行することにより獲得されることができ、したがって、本発明では、OFDM信号の中心周波数シフト値が取得されることができ、中心周波数を固定して、それによりシステム性能の安定性を保証するために、送信端により送信されるOFDM信号の中心周波数が中心周波数シフト値に従って調整されることができる。
前述の説明は、本発明の単なる実施例であるとともに、本発明の範囲を限定することを意図していない。本発明の明細書及び図面の内容を使用することにより行われる同等の構造の代替若しくは同等の処理の代替、又は、別の関連の技術分野に対する明細書及び図面の内容の直接的又は間接的な適用は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
第1の態様の第1の可能な実施方法において、前記受信端により、前記送信端から、OFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する前記ステップは、前記受信端により、前記送信端から、前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値、及び前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップを含み、前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算する前記ステップは、前記受信端により、前記低周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、前記高周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記高周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果を、前記現在の信号対雑音比関連値として使用するステップを含む。
第1の態様の第2の可能な実施方法において、前記受信端により、前記送信端から、OFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する前記ステップは、前記受信端により、前記送信端から、前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップを含み、前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算する前記ステップは、前記受信端により、下記式に従って前記現在の信号対雑音比関連値を取得するステップであって、
Figure 2016048914
ここで、SNR'mean_wは前記現在の信号対雑音比関連値であり、N'は前記低周波数サブキャリアの総数であり、Lstart'は前記低周波数サブキャリアの開始位置であり、Lend'は前記低周波数サブキャリアの終了位置であり、k'は正の整数であり、SNR'k'は各低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値である、ステップを含む。
第1の態様の第3の可能な実施方法において、前記受信端により、前記送信端から、OFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する前記ステップは、前記受信端により、前記送信端から、前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップを含み、前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算する前記ステップは、前記受信端により、前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記現在の信号対雑音比関連値として使用するステップを含む。
第1の態様、又は第1の態様の第1から第6の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第7の可能な実施方法において、前記受信端は、下記の、前記送信端により、前記OFDM信号の前記中心周波数を異なる周波数シフト値を使用することにより上方又は下方へ調整する手法であって、前記周波数シフト値が第1の設定しきい値と前記第1の設定しきい値の反数との間の値に設定されるとともに、前記周波数シフト値の絶対値が第2の設定ステップ長に従って連続的に増加する、手法と、前記受信端により、前記送信端から、前記異なる周波数シフト値が設定される場合の前記OFDM信号に対応する複数のサブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得する手法と、前記受信端により、前記異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、各サブキャリアグループの信号対雑音比値に従って対応する信号対雑音比関連値を計算する手法であって、前記信号対雑音比関連値が前記信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる信号対雑音比値が異なる信号対雑音比関連値に対応する、手法と、前記受信端により、前記OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の前記直線関係を、周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の対応関係に従って取得する手法とにおいて前記直線関係を取得する。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第3の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第4の可能な実施方法において、前記送信端は、前記データ処理ユニット及び前記制御ユニットを更に含み、前記送信端の前記データ処理ユニットと前記制御ユニットと前記レーザとはひと続きに接続され、前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より小さくかつ第2の設定しきい値より大きいと前記受信端の前記データ処理ユニットが判定する場合に、前記受信端の前記データ処理ユニットは、前記現在の周波数シフト値の反数を前記周波数調整値として使用するとともに、前記周波数調整値を前記送信端の前記データ処理ユニットに送信し、前記第1の設定しきい値は前記第2の設定しきい値より大きく、前記送信端の前記データ処理ユニットは、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記周波数調整値に加算し、前記送信端の前記制御ユニットは、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するように前記レーザを制御する。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第3の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第5の可能な実施方法において、前記送信端は、前記データ処理ユニット及び前記制御ユニットを更に含み、前記送信端の前記データ処理ユニットと前記制御ユニットと前記レーザとはひと続きに接続され、前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しいと判定するとともに、前記現在の周波数シフト値が正である場合に、前記受信端の前記データ処理ユニットは、前記第1の設定しきい値の反数を前記周波数調整値として使用し、前記現在の周波数シフト値が負である場合に、前記第1の設定しきい値を前記周波数調整値として使用するとともに、前記周波数調整値を前記送信端の前記データ処理ユニットに送信し、前記送信端の前記データ処理ユニットは、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記周波数調整値に加算し、前記送信端の前記制御ユニットは、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するように前記レーザを制御する。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第6の可能な実施方法のうちのいずれか1つに関連して、第7の可能な実施方法において、前記送信端の前記制御ユニットは、前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を異なる周波数シフト値を使用することにより上方又は下方へ調整し、前記周波数シフト値は第1の設定しきい値と前記第1の設定しきい値の反数との間の値に設定され、前記受信端の前記受信機は、前記異なる周波数シフト値が設定される場合の前記OFDM信号に対応する複数のサブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得し、前記OFDM信号は前記送信端の前記レーザにより送信され、前記受信端の前記データ処理ユニットは、異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、各サブキャリアグループの信号対雑音比値に従って対応する信号対雑音比関連値を計算し、前記信号対雑音比関連値は前記信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる信号対雑音比値は異なる信号対雑音比関連値に対応し、前記受信端の前記データ処理ユニットは、前記OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係を、周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の対応関係に従って取得するとともに、前記直線関係を保存する。
ステップ1204において、現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しいと受信端60が判定するとともに、現在の周波数シフト値が正である場合に、受信端60は、第1の設定しきい値の反数を周波数調整値として使用し、現在の周波数シフト値が負である場合に、第1の設定しきい値を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する。対応して、この場合は、ステップ1205において、送信端50は、固定値を獲得するためにOFDM信号の現在の中心周波数値を周波数調整値の反数に加算するとともに、OFDM信号の現在の中心周波数値を固定値に調整する。
OFDM信号の現在の中心周波数値が12GHZであると仮定すると、もし直線関係に従って取得される現在の周波数シフト値が−3GHZであるならば、受信端60は|−3GHZ|<4GHZであると判定し、この場合、受信端60は、第1の設定しきい値−3GHZの反数を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50に送信する。送信端50は、固定値15GHZを獲得するために、OFDM信号の現在の中心周波数値12GHZを周波数調整値3GHZに加算するとともに、OFDM信号の現在の中心周波数12GHZを固定値15GHZに調整する。
例えば、OFDM信号の現在の中心周波数値が15.03GHZであると仮定すると、もし直線関係に従って取得される現在の周波数シフト値が0.03GHZであるならば、受信端60は|0.03GHZ|<0.5GHZであると判定し、この場合、受信端60は、異なる周波数調整値(例えば、0.01GHZ、−0.01GHZ、0.02GHZ、−0.02GHZ、0.03GHZ、−0.03GHZ、0.04GHZ、及び−0.04GHZ)を送信端50に継続的に送信し、ここで、周波数調整値は第2の設定しきい値と第2の設定しきい値の反数との間(すなわち−0.5GHZから0.5GHZまで)の値に設定される。さらに、好ましくは、周波数調整値の絶対値は、第2のステップ長を単位として使用することにより増加し、この実施例では、第2のステップ長は0.01GHZである。送信端50は、OFDM信号の中心周波数を周波数調整値に従って上方又は下方へ調整し、送信端50から取得されるOFDM信号のビット誤り率が最小であると判定する場合に、受信端60は、この場合、対応する周波数調整値を記録する。この実施例において、OFDM信号の最小のビット誤り率に対応する周波数調整値が−0.03GHZであると仮定すると、送信端50は、OFDM信号の中心周波数を周波数調整値−0.03GHZに従って調整し、OFDM信号の調整された中心周波数15GHZを獲得するために、具体的には、15.03GHZを−0.03GHZに加算し得る。受信端60により送信端50から取得されるOFDM信号のビット誤り率が、周波数調整値が−0.03GHZに設定される場合に、他の周波数調整値が設定される場合に取得されるビット誤り率の中で最小になるので、中心周波数を15GHZに固定するようにOFDM信号に対して微調整を実行する効果が達成される。
図10を参照すると、図10は、直交周波数分割多重(OFDM)システムの第2の実施例のシステムの概略構造図である
図10において示されるように、OFDMシステムは、送信端50及び受信端60を含み、送信端50は、レーザ503、及びデータ処理ユニット501を含み、受信端60は、受信機603、及びデータ処理ユニット604を含むとともに、送信端50のデータ処理ユニット501は、受信端60のデータ処理ユニット604とデータ接続状態にある。
送信端50の制御ユニット502は、レーザ503により送信されるOFDM信号の中心周波数を異なる周波数シフト値を使用することにより上方又は下方へ調整し、ここで、周波数シフト値は第1の設定しきい値と第1の設定しきい値の反数との間の値に設定される。
ここで、RatioH2Lは信号対雑音比関連値である。具体的には、受信端60のデータ処理ユニット604は、受信機603から、異なる周波数シフト値を有するOFDM信号に対応する複数の低周波数サブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得するとともに、式(2)に従ってSNRmean_wを取得し、SNRmean_wを信号対雑音比関連値として使用する。
受信端60のデータ処理ユニット604は、受信機603から、異なる周波数シフトを有するOFDM信号に対応する複数の低周波数サブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得するとともに、受信端60のデータ処理ユニット604は、各低周波数サブキャリアグループ内の低周波数サブキャリアの信号対雑音比値に従って低周波数サブキャリアの対応する信号対雑音比平均値を計算し、異なる周波数シフト値に対応する複数の信号対雑音比関連値を獲得するために、低周波数サブキャリアの信号対雑音比平均値を信号対雑音比関連値として使用する。式は下記のように表される。
現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より小さくかつ第2の設定しきい値より大きいと受信端60のデータ処理ユニット604が判定する場合に、受信端60のデータ処理ユニット604は、現在の周波数シフト値の反数を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50のデータ処理ユニット501に送信し、ここで、第1の設定しきい値は第2の設定しきい値より大きい。送信端50のデータ処理ユニット501は、固定値を獲得するためにOFDM信号の現在の中心周波数値を現在の周波数調整値に加算する。送信端50の制御ユニット502は、OFDM信号の現在の中心周波数値を固定値に調整するようにレーザ503を制御する。
現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しいと受信端60のデータ処理ユニット604が判定するとともに、現在の周波数シフト値が正である場合に、受信端60のデータ処理ユニット604は、第1の設定しきい値の反数を周波数調整値として使用し、現在の周波数シフト値が負である場合に、第1の設定しきい値を周波数調整値として使用するとともに、周波数調整値を送信端50のデータ処理ユニット501に送信する。送信端50のデータ処理ユニット501は、固定値を獲得するためにOFDM信号の現在の中心周波数値を周波数調整値に加算する。送信端50の制御ユニット502は、OFDM信号の現在の中心周波数値を固定値に調整するようにレーザ503を制御する。
ステップ1402、及びステップ1404からステップ1410は送信端50の制御ユニット502により実行され、ステップ1403は送信端50のデータ処理ユニット604により実行される。

Claims (16)

  1. 送信端及び受信端を備える直交周波数分割多重(OFDM)システムの中心周波数調整方法であって、当該方法が、
    前記受信端により、前記送信端により送信されるOFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップと、
    前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算するステップであって、前記現在の信号対雑音比関連値が前記現在の信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる現在の信号対雑音比値が異なる現在の信号対雑音比関連値に対応する、ステップと、
    前記受信端により、前記現在の信号対雑音比関連値に従って、前記OFDM信号の中心周波数の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係から、前記現在の信号対雑音比関連値に対応する現在の周波数シフト値を取得するステップと、
    前記受信端により、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信するステップと、
    前記送信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って調整するステップとを含む、方法。
  2. 前記受信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する前記ステップが、
    前記受信端により、前記送信端から、前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値、及び前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップを具体的に含み、
    前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算する前記ステップが、
    前記受信端により、前記低周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、前記高周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記高周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果を、前記現在の信号対雑音比関連値として使用するステップを具体的に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する前記ステップが、
    前記受信端により、前記送信端から、前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップを具体的に含み、
    前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算する前記ステップが、
    前記受信端により、下記式に従って前記現在の信号対雑音比関連値を取得するステップであって、
    Figure 2016048914
    ここで、SNR'mean_wは前記現在の信号対雑音比関連値であり、N'は前記低周波数サブキャリアの総数であり、Lstart'は前記低周波数サブキャリアの開始位置であり、Lend'は前記低周波数サブキャリアの終了位置であり、k'は正の整数であり、SNR'k'は各低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値である、ステップを具体的に含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記受信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得する前記ステップが、
    前記受信端により、前記送信端から、前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得するステップを具体的に含み、
    前記受信端により、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算する前記ステップが、
    前記受信端により、前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記現在の信号対雑音比関連値として使用するステップを具体的に含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記受信端により、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信する前記ステップが、
    前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より小さくかつ第2の設定しきい値より大きいと前記受信端が判定する場合に、前記受信端により、前記現在の周波数シフト値の反数を前記周波数調整値として使用するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信するステップであって、前記第1の設定しきい値が前記第2の設定しきい値より大きい、ステップを含み、
    前記送信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って調整する前記ステップが、
    前記送信端により、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記周波数調整値に加算するとともに、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するステップを含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記受信端により、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信する前記ステップが、
    前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しいと前記受信端が判定するとともに、前記現在の周波数シフト値が正である場合に、前記受信端により、前記第1の設定しきい値の反数を前記周波数調整値として使用し、前記現在の周波数シフト値が負である場合に、前記第1の設定しきい値を前記周波数調整値として使用するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信するステップを含み、
    前記送信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って調整する前記ステップが、
    前記送信端により、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記周波数調整値に加算するとともに、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するステップを含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記受信端により、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端に送信する前記ステップが、
    前記現在の周波数シフト値の絶対値が第2の設定しきい値より小さいか又は第2の設定しきい値に等しいと前記受信端が判定する場合に、異なる周波数調整値を前記送信端に継続的に送信するステップであって、前記周波数調整値が前記第2の設定しきい値と前記第2の設定しきい値の反数との間の値に設定される、ステップを含み、
    前記送信端により、前記送信端により送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って調整する前記ステップが、
    前記受信端により前記送信端から取得される前記OFDM信号のビット誤り率が最小になるまで、前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って上方又は下方へ調整するステップを含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記受信端が、下記の、
    前記送信端により、前記OFDM信号の前記中心周波数を異なる周波数シフト値を使用することにより上方又は下方へ調整する手法であって、前記周波数シフト値が前記第1の設定しきい値と前記第1の設定しきい値の反数との間の値に設定されるとともに、前記周波数シフト値の絶対値が第2の設定ステップ長に従って連続的に増加する、手法と、
    前記受信端により、前記送信端から、前記異なる周波数シフト値が設定される場合の前記OFDM信号に対応する複数のサブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得する手法と、
    前記受信端により、前記異なる周波数シフト値に対応する複数の雑音比関連値を獲得するために、各サブキャリアグループの信号対雑音比値に従って対応する信号対雑音比関連値を計算する手法であって、前記信号対雑音比関連値が前記信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる信号対雑音比値が異なる信号対雑音比関連値に対応する、手法と、
    前記受信端により、前記OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の前記直線関係を、周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の対応関係に従って取得する手法とにおいて前記直線関係を取得する、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 送信端及び受信端を備えるとともに、前記送信端がレーザを備え、前記受信端が受信機及びデータ処理ユニットを備える、直交周波数分割多重(OFDM)システムであって、
    前記受信端の前記受信機が、前記送信端の前記レーザにより送信されるOFDM信号のサブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、
    前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記現在の信号対雑音比値に従って現在の信号対雑音比関連値を計算し、前記現在の信号対雑音比関連値が前記現在の信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる現在の信号対雑音比値が異なる現在の信号対雑音比関連値に対応し、
    前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記現在の信号対雑音比関連値に従って、前記OFDM信号の中心周波数の周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の直線関係から、前記現在の信号対雑音比関連値に対応する現在の周波数シフト値を取得し、
    前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記現在の周波数シフト値に従って周波数調整値を判定するとともに、前記周波数調整値を前記送信端のデータ処理ユニットに送信し、
    前記送信端の前記データ処理ユニットが、前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を調整するように、前記周波数調整値に従って制御ユニットを制御する、システム。
  10. 前記受信端の前記受信機が、前記送信端の前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値、及び前記送信端の前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、
    前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記低周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、前記高周波数サブキャリアの前記信号対雑音比値に従って前記高周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記高周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値により除算することにより獲得される結果を、前記現在の信号対雑音比関連値として使用する、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記受信端の前記受信機が、前記送信端の前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、
    前記受信端の前記データ処理ユニットが、下記式に従って前記現在の信号対雑音比関連値を取得し、
    Figure 2016048914
    ここで、SNR'mean_wは前記現在の信号対雑音比関連値であり、N'は前記低周波数サブキャリアの総数であり、Lstart'は前記低周波数サブキャリアの開始位置であり、Lend'は前記低周波数サブキャリアの終了位置であり、k'は正の整数であり、SNR'k'は各低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値である、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記受信端の前記受信機が、前記送信端の前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記サブキャリアにおける低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比値を取得し、
    前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比値に従って前記低周波数サブキャリアの現在の信号対雑音比平均値を計算し、そして前記低周波数サブキャリアの前記現在の信号対雑音比平均値を前記現在の信号対雑音比関連値として使用する、請求項9に記載のシステム。
  13. 前記送信端が、前記データ処理ユニット及び前記制御ユニットを更に備え、前記送信端の前記データ処理ユニットと前記制御ユニットと前記レーザとがひと続きに接続され、
    前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より小さくかつ第2の設定しきい値より大きいと前記受信端の前記データ処理ユニットが判定する場合に、前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記現在の周波数シフト値の反数を前記周波数調整値として使用するとともに、前記周波数調整値を前記送信端の前記データ処理ユニットに送信し、前記第1の設定しきい値が前記第2の設定しきい値より大きく、
    前記送信端の前記データ処理ユニットが、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記現在の周波数調整値に加算し、
    前記送信端の前記制御ユニットが、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するように前記レーザを制御する、請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のシステム。
  14. 前記送信端が、前記データ処理ユニット及び前記制御ユニットを更に備え、前記送信端の前記データ処理ユニットと前記制御ユニットと前記レーザとがひと続きに接続され、
    前記現在の周波数シフト値の絶対値が第1の設定しきい値より大きいか又は第1の設定しきい値に等しいと判定するとともに、前記現在の周波数シフト値が正である場合に、前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記第1の設定しきい値の反数を前記現在の周波数シフト値として使用し、前記現在の周波数シフト値が負である場合に、前記第1の設定しきい値を前記現在の周波数シフト値として使用するとともに、前記現在の周波数シフト値を前記送信端の前記データ処理ユニットに送信し、
    前記送信端の前記データ処理ユニットが、固定値を獲得するために前記OFDM信号の現在の中心周波数値を前記現在の周波数シフト値に加算し、
    前記送信端の前記制御ユニットが、前記OFDM信号の前記現在の中心周波数値を前記固定値に調整するように前記レーザを制御する、請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のシステム。
  15. 前記送信端が、前記データ処理ユニット及び前記制御ユニットを更に備え、前記送信端の前記データ処理ユニットと前記制御ユニットと前記レーザとがひと続きに接続され、
    前記現在の周波数シフト値の絶対値が第2の設定しきい値より小さいか又は第2の設定しきい値に等しいと判定する場合に、前記受信端の前記データ処理ユニットが、異なる周波数調整値を前記送信端の前記データ処理ユニットに継続的に送信し、前記周波数調整値が前記第2の設定しきい値と前記第2の設定しきい値の反数との間の値に設定され、前記周波数調整値の絶対値が第1の設定ステップ長に従って連続的に増加し、
    前記送信端の前記制御ユニットが、前記受信端の前記受信機により前記送信端から受信される前記OFDM信号のビット誤り率が最小になるまで、前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を前記周波数調整値に従って上方又は下方へ調整する、請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のシステム。
  16. 前記送信端の前記制御ユニットが、前記レーザにより送信される前記OFDM信号の前記中心周波数を異なる周波数シフト値を使用することにより上方又は下方へ調整し、前記周波数シフト値が前記第1の設定しきい値と前記第1の設定しきい値の反数との間の値に設定され、
    前記受信端の前記受信機が、異なる周波数シフト値が設定される場合の前記OFDM信号に対応する複数のサブキャリアグループの信号対雑音比値を別々に取得し、前記OFDM信号が前記送信端の前記レーザにより送信され、
    前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記異なる周波数シフト値に対応する複数の雑音比関連値を獲得するために、各サブキャリアグループの信号対雑音比値に従って対応する信号対雑音比関連値を計算し、前記信号対雑音比関連値が前記信号対雑音比値に対して数値演算を実行することにより獲得される演算結果であり、異なる信号対雑音比値が異なる信号対雑音比関連値に対応し、
    前記受信端の前記データ処理ユニットが、前記OFDMシステムにおける周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の前記直線関係を、周波数シフト値と信号対雑音比関連値との間の対応関係に従って取得するとともに、前記直線関係を保存する、請求項13から請求項15のいずれか一項に記載のシステム。
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