JP2016048450A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】業者の収益に影響を与える顧客層を推定すること。【解決手段】情報処理装置は、顧客識別情報に関連付けられた、約定時点での約定レートと市場レートとの差に関する第1値、及び約定から所定時間後における約定レートと所定時間後の市場レートとの差に関する第2値を少なくとも記憶するデータベースから、顧客識別情報、第1値、及び第2値を取得する取得手段と、第1値と第2値との比較値が所定条件を満たすか否かを判定する判定手段と、所定条件を満たす第1値及び第2値に関連付けられた顧客識別情報を特定する特定手段と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体に関する。
従来、金融商品取引業者において、FXなどの店頭取引が行われる際、顧客から受注した取引に対して各社独自のカバーロジックが存在する。例えば、或るロジックは、顧客から受注した取引を運用ポートフォリオに組み入れ、一定期間運用したのち、他顧客取引とNetting(Marry)をしたり、利益/損確定の為に市場でカバーを行ったりする。
この際、ある種の情報を持って取引をし、その結果、業者収益に多大な影響を及ぼす顧客層が存在することが知られている。業者の収益に影響を与える顧客層は、Informed Traderと呼ばれ、その後の価格変動について高い予想能力を持っているとされる(例えば、非特許文献1参照)。
"Information Effects on the Bid-Ask spread", Thomas E., COPELAND and DAN GALAI, The journal of finance vol.xxxvii,no.5, p1457-1461, December 1983.
ここで、Informed Traderに関し、次取引に入ってくる確率に約定時点の市場価格とその後の価格変動との差の累計を乗じたものが、業者(Dealer)にとっての損であると定義されている。
また、金融商品取引業者は、自社顧客のうち誰がInformed Traderであるかを発見し、その取引によって生じ得るカバー損を抑えることを考えている。
そこで、本発明は、業者の収益に影響を与える顧客層を推定し、その取引によって生じ得るカバー損を抑えることができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様における情報処理装置は、顧客識別情報に関連付けられた、約定時点での約定レートと市場レートとの差に関する第1値、及び約定から所定時間後における約定レートと該所定時間後の市場レートとの差に関する第2値を少なくとも記憶するデータベースから、前記顧客識別情報、前記第1値、及び前記第2値を取得する取得手段と、前記第1値と第2値との比較値が所定条件を満たすか否かを判定する判定手段と、前記所定条件を満たす前記第1値及び第2値に関連付けられた前記顧客識別情報を特定する特定手段と、を備える。
また、本発明の一態様における情報処理方法は、コンピュータが実行する情報処理方法であって、顧客識別情報に関連付けられた、約定時点での約定レートと市場レートとの差に関する第1値、及び約定から所定時間後における約定レートと該所定時間後の市場レートとの差に関する第2値を少なくとも記憶するデータベースから、前記顧客識別情報、前記第1値、及び前記第2値を取得する取得ステップと、前記第1値と第2値との比較値が所定条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、前記所定条件を満たす前記第1値及び第2値に関連付けられた前記顧客識別情報を特定する特定ステップと、を有する。
また、本発明の一態様におけるプログラムは、コンピュータに実行させるプログラムであって、顧客識別情報に関連付けられた、約定時点での約定レートと市場レートとの差に関する第1値、及び約定から所定時間後における約定レートと該所定時間後の市場レートとの差に関する第2値を少なくとも記憶するデータベースから、前記顧客識別情報、前記第1値、及び前記第2値を取得する取得ステップと、前記第1値と第2値との比較値が所定条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、前記所定条件を満たす前記第1値及び第2値に関連付けられた前記顧客識別情報を特定する特定ステップと、を有する。
実施形態における情報処理システムの一例を示す概念図である。 実施形態におけるサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態におけるサーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 過去の取引データの一例を示す図である。 実施形態において特定された顧客による取引のカバー方法の一例を示す図である。 実施形態におけるサーバのInformed Trader特定処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態における判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態における情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記録媒体を、図面を用いて説明する。
<情報処理システムの概要>
図1は、実施形態における情報処理システム1の一例を示す概念図である。図1に示すように、例えば情報処理システム1は、外国為替証拠金業者のサーバ(情報処理装置)10と、各LP(リクイディティプロバイダー)の各サーバ20A、20B、20Cと、各ユーザの各情報処理装置30A、30BとがネットワークNを介して接続される。
各LPのサーバは、個別に区別して説明する場合には符号20A、20B、20Cを用い、個別に区別する必要がなく、まとめて説明する場合には符号20を用いる。また、各ユーザの情報処理装置の符号の使い方は、各LPの符号の使い方と同じとする。情報処理装置30は、例えば携帯端末や、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータなどである。
サーバ10は、外国為替証拠金業者により設置される情報処理装置であり、顧客の情報処理装置30から外国為替に関する注文情報を受信する。注文内容は成行き、指値、逆指値,イフダン等様々ある。サーバ10は、顧客の各注文情報を受信したのち、市場でのカバー対象となる注文については、選択したLPにおいて約定されるよう、このLPのサーバ20に約定の発注を行う。
なお、市場カバー対象となるか否かの判別は、過去の注文データの分析により予めシステム内にロジックが設定されており、自動かつ即時に判断されてもよい。また、市場カバーの対象とならなかった注文は、外国為替証拠金業者の運用ポートフォリオに組み込まれる。
LPのサーバ20は、発注された内容が約定条件を満たせば、この発注に対して約定確定のデータをサーバ10に送信する。LPのサーバ20は、約定条件を満たさなければ、約定拒否のデータをサーバ10に送信する。
なお、各LPのサーバ20は、売値及び買値の提示額が変わるたびに、サーバ10に提示額を送信する。サーバ10は、各LPの売値及び買値を受信し、各LPに対する最新の売値及び買値を保持しておく。
ネットワークNは、インターネット等であり、無線LANのアクセスポイントや携帯電話の基地局などを含む。
<ハードウェア構成>
次に、サーバ10のハードウェア構成について説明する。図2は、実施形態におけるサーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、サーバ10は、制御部102と、通信インタフェース106と、記憶部108と、表示部114と、入力部116と、を有し、各部はバスライン118を介して接続される。
制御部102は、CPU、ROM、RAM104等からなる。制御部102は、記憶部108に記憶される制御プログラム110等を実行することにより、一般的な情報処理装置としての機能に加え、特定の顧客を推定する処理を実現するように構成される。
また、RAM104は、各種情報を一時的に保持したり、CPUが各種処理を実行する際のワークエリアとして使用されたりする。
通信インタフェース106は、ネットワークNを介したサーバ20や情報処理装置30との通信を制御する。
記憶部108は、例えばHDD等からなり、一般的な情報処理装置としての機能を実現するためのアプリケーション及びデータ(図示省略)を記憶することに加え、制御プログラム110を記憶する。また、記憶部108は、情報記憶部112を有している。
制御プログラム110は、顧客注文に関する処理や特定の顧客を推定する処理を行うためのプログラムであり、情報処理装置30から注文を受け、特定の運用ブックに取引を割り振る。また、制御プログラム110は、市場カバーが適切と判断されるタイミングでサーバ20へ約定発注を送信し、この発注の回答を受け付け、この回答に基づく処理を実行するためのプログラムである。制御プログラム110は、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に保存され、この記録媒体から読み出されて、記憶部108に記憶されてもよい。
情報記憶部112は、例えばサーバ20から取得したASK及びBIDの提示額を示す提示額情報、過去の取引に関するデータなどを記憶する。過去の取引データとしては、図4を用いて後述する。
表示部114は、管理者に情報を表示する。例えば、表示部114は、提示額情報を画面に表示したり、過去の取引に関するデータの分析結果を表示したりする。
入力部116は、管理者からの入力を受け付けたり、管理者からの指示を受け付けたりする。例えば、表示部114と入力部116とは、タッチパネルとして構成されてもよい。また、サーバ10は、表示部114と入力部116とを必ずしも必要とせず、表示部114及び入力部116は、外部からサーバ10に接続されるようにしてもよい。
<機能構成>
次に、サーバ10の機能構成について説明する。図3は、実施形態におけるサーバ10の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すサーバ10は、通信手段202と、実行手段204と、記憶手段206とを有する。
通信手段202は、例えば通信インタフェース106や制御部102等により実現されうる。通信手段202は、実行手段204からの指示により、注文に対する結果情報などを、外国為替に関する注文をした情報処理装置30に送信する。また、通信手段202は、実行手段204からの指示により、適切なタイミングで、SOR(スマートオーダールーティング)に関する発注情報を、選択されたLPのサーバ20に送信する。
また、通信手段202は、各情報処理装置30から外国為替に関する注文情報などを受信する。また、通信手段202は、発注情報が送信されたサーバ20から、結果情報を受信する。また、通信手段202は、各サーバ20から外国為替の最新の売値と買値の提示額の情報を受信する。
実行手段204は、例えば制御部102や記憶部108等により実現されうる。実行手段204は、基本的には、情報処理装置30から送信された注文情報を取得し、約定処理を行う。
記憶手段206は、例えば記憶部108等により実現され、各種データを記憶する。例えば、記憶手段206は、過去の取引データを記憶する。
図4は、過去の取引データの一例を示す図である。図4に示す過去の取引データは、以下のA〜Gの項目を保持する。
A:顧客識別情報(顧客ID)、B:取引日数、C:約定件数、D:約定数量、E:約定時点のマーケットレート対比収益性、F:約定から所定時間(例えばN秒)後のマーケットレート対比収益性、G:E−F
E項目は、金融商品取引業者が即市場カバーした時の理論収益と同じである(リジェクト率は含まない)。また、F項目は、金融商品取引業者がN秒後に市場カバーしたときの理論損益と同じである(リジェクト率は含まない)。N秒後は、例えば、3秒後や5秒後などであり、約定後の平均的な数Tick変動に要する時間である。市場レートを取得する頻度が各金融商品取引業者によって異なるため、このN秒後は各金融商品取引業者で様々であってもよい。G項目は、プラスであれば金融商品取引業者の評価益であり、マイナスであれば金融商品取引業者の評価損である。
よって、G項目に対して、マイナスの値が所定値以下であれば、金融商品取引業者にとって多大な影響を与える顧客(Informed Trader)となるため、サーバ10は、G項目のマイナス値が大きい顧客を適切に特定できるとよい。
例えば、顧客ID「A100001」は、取引日数は「4」日であり、約定件数は「312」であり、約定数量は「70175000」であり、約定時点マーケットレート対比収益性は「47.17」であり、約定N秒後マーケットレート対比収益性は「58.30」であり、G項目は「+11.13」である。よって、この顧客は、金融商品取引業者の評価益となる顧客を意味する。
また、顧客ID「A100006」は、取引日数は「11」日であり、約定件数は「79」であり、約定数量は「53042500」であり、約定時点マーケットレート対比収益性は「45.30」であり、約定N秒後マーケットレート対比収益性は「12.20」であり、G項目は「−33.10」である。よって、この顧客は、金融商品取引業者の評価損となる顧客を意味する。
これらの取引データを用いて、金融商品取引業者に評価損を与える顧客を特定し、この顧客からの取引を、この顧客に応じた運用ポートフォリオに割り振るとよい。
ここで、実行手段204について詳細に説明する。実行手段204は、取得手段212と、判定手段214と、特定手段216と、受付手段218と、割り振り手段220とを有する。
データベース(記憶手段206)は、顧客識別情報(A項目)に関連付けて、約定時点での約定レートと市場レートとの差に関する第1値(E項目)、及び約定から所定時間後における約定レートとこの所定時間後の市場レートとの差に関する第2値(F項目)を少なくとも記憶する。取得手段212は、データベースから、顧客識別情報、第1値、及び第2値を取得する。
判定手段214は、第1値と第2値との比較値が所定条件を満たすか否かを判定する。具体的には、判定手段214は、第1値から第2値を減算した値が第1所定値(例えば−25)以下であるか否かを判定する。なお、判定手段214は、第2値から第1値を減算した値を用いて判定処理を行ってもよい。所定条件は、金融商品取引業者に評価損を与えることが分かるような条件であればよい。また、判定手段214は、判定結果を特定手段216に出力する。
ここでは、第1所定値は、対象検証データ全体の2標準偏差の値を用いることにするが、この例に限られるものではない。
特定手段216は、所定条件を満たす第1値及び第2値に関連付けられた顧客識別情報を特定する。これにより、サーバ10は、特定された顧客識別情報を用いて、金融商品取引業者に評価損を与える顧客を特定することができる。
なお、取得手段212は、約定件数(C項目)をさらに取得し、判定手段214は、約定件数が第2所定値(例えば20)以上であるか否かをさらに判定してもよい。このとき、特定手段216は、所定条件を満たす場合に加え、約定件数が第2所定値以上である場合に、顧客識別情報を特定してもよい。これにより、少ないデータに基づく判定の誤りを防ぎ、Informed Traderの推定精度を高めることができる。
同様に、取得手段212は、取引日数をさらに取得し、判定手段214は、取引日数が第3所定値(例えば2日)以上であるか否かをさらに判定してもよい。このとき、特定手段216は、所定条件を満たす場合に加え、取引日数が第3所定値以上である場合に、顧客識別情報を特定してもよい。これにより、少ないデータに基づく判定の誤りを防ぎ、Informed Traderの推定精度を高めることができる。
判定手段214は、上述した判定条件を少なくとも2つ以上組み合わせて、組み合わせた各判定条件を満たすか否かを判定してもよい。このとき、特定手段216は、全ての判定条件を満たす場合に、顧客識別情報を特定するようにしてもよい。
受付手段218は、情報処理装置30から送信された、顧客識別情報に関連付けられた取引情報(注文情報)を受け付ける。
割り振り手段220は、特定手段216により特定された顧客識別情報に関連付けられた取引情報を受け付け手段218から取得した場合、この取引情報を特定の運用ポートフォリオに割り振る。特定の運用ポートフォリオは、LPに対して即時SORを行うポートフォリオである。これにより、業者に影響を及ぼす可能性がある顧客については、即時SORを行うので、業者の評価損を抑制することができる。
<取引のカバー方法>
図5は、実施形態において特定された顧客による取引のカバー方法の一例を示す図である。図5に示す例では、取得手段212及び判定手段214により、Informed Traderと推定される顧客を特定しておく。割り振り手段220は、特定された顧客の顧客識別情報を保持しておく。
(1)取引
顧客は、情報処理システム1を用いて、金融商品の取引を行う。例えば、顧客は、外国為替商品の注文、発注を、情報処理システム1を用いて行うことで、受付手段218は、顧客IDに関連付けられた取引情報を受け付ける。
(2A、2B)ID判定
割り振り手段220は、受け付けられた取引情報に関連付けられた顧客IDが、特定手段216により特定された顧客IDであるか否かを判定する。取得した顧客IDが、特定された顧客IDであれば、割り振り手段220は、取引情報を特定ブックへ割り振り(2A)、取得した顧客IDが、特定されていない顧客IDであれば、割り振り手段220は、取引情報を通常ブックへ割り振る(2B)。なお、特定ブックとは、Informed Traderと推定された顧客取引のみを対象とした運用ポートフォリオである。時間経過とともに業者収益に悪影響を及ぼすため、特定ブックに振り分けられた取引は即時、LPに対してSORカバーが行われる。通常ブックとは、InformedTrader以外の顧客取引を対象とした運用ポートフォリオである。バックテストを繰り返し行うことにより最適の運用ルールを決定するが、そのバックテストの方法、運用ルール設定の仕方は多岐にわたる為、ここでは通常ブックにおける運用方法等については説明しない。
(3)即時SORカバー
特定ブックに割り振られた取引情報は、即時、LPへのSORカバー対象となる。
これにより、Informed Traderと推定された顧客から発注された取引については即カバーを行うことで、業者の収益悪化を防ぐことができる。例えば、図4に示す顧客ID「A100006」のE項目「45.30円/枚」を、情報処理システム1が即カバーすることにより、N秒後におけるカバー収益「12.20円/枚」を、33.10円上回ることになる。
なお、取得手段212、判定手段214、及び特定手段216による処理は、所定のタイミングで行うことにより、既存のInformed Traderの直近の取引性向を検証することができる。これにより、既存のInformed Traderの直近の取引データが、上述した判定条件を満たしていなければ、この顧客の取引情報を通常ブックに移してもよい。所定のタイミングは、定期的、例えば1週間や1日ごとに行ってもよい。
<動作>
次に、実施形態におけるサーバ10の動作について説明する。図6は、実施形態におけるサーバ10のInformed Trader特定処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すステップS102で、サーバ10の取得手段212は、記憶手段206に記憶された過去の取引データを取得する。取得手段212は、図4に示す取引データを取得する。
ステップS104で、判定手段214は、取引データの中から未判定の顧客を選択する。
ステップS106で、判定手段214は、選択した顧客の取引データが、所定条件を満たすか否かを判定する。取引データが所定条件を満たせば(ステップS106−YES)ステップS108に進み、取引データが所定条件を満たさなければ(ステップS106−NO)ステップS110に進む。
ステップS108で、特定手段216は、取引データが所定条件を満たす顧客の顧客識別情報を特定し、割り振り手段220に通知する。
ステップS110で、判定手段214は、判定処理のために顧客を全て選択したかを判定する。顧客が全て選択されていれば(ステップS110−YES)特定処理が終了し、顧客が全て選択されていなければ(ステップS110−NO)ステップS104に戻る。
この特定処理を実行することで、情報処理システム1は、Informed Traderを特定することができる。
図7は、実施形態における判定処理の一例を示すフローチャートである。図7に示す処理は、ステップS106の処理の一例であり、上述した判定条件全てを含む処理である。図7に示すステップS202で、判定手段214は、第1値(E項目の値)から第2値(F項目の値)を減算した値が、第1所定値(例えば−25)以下となるか否かを判定する。この条件が満たされれば(ステップS202−YES)ステップS204に進み、この条件が満たされなければ(ステップS202−NO)ステップS110へ進む。
ステップS204で、判定手段214は、約定件数(C項目の値)が第2所定値(例えば20)以上であるか否かを判定する。この条件が満たされれば(ステップS204−YES)ステップS206に進み、この条件が満たされなければ(ステップS204−NO)ステップS110へ進む。
ステップS206で、判定手段214は、取引日数(B項目の値)が第3所定値(例えば2)以上であるか否かを判定する。この条件が満たされれば(ステップS206−YES)ステップS108へ進み、この条件が満たされなければ(ステップS206−NO)ステップS110へ進む。
この判定処理を実行することで、情報処理システム1は、Informed Traderの推定精度を高めることができる。
以上、実施形態によれば、金融商品取引業者(例えば外国為替証拠金業者)のサーバ10が、業者の収益に影響を与える顧客層を推定し、その顧客による取引によって生じ得るカバー損を抑えることができる。
なお、上記実施形態におけるサーバ10は、金融商品として外国為替を取扱うものとしたが、これに限定されず、他の金融商品、例えば株式、債券を取扱う金融商品取引管理システムにおいても本発明を適用できる。
1 情報処理システム
10 サーバ
20 サーバ
30 情報処理装置
102 制御部
106 通信インタフェース
108 記憶部
114 表示部
116 入力部
202 通信手段
204 実行手段
206 記憶手段
212 取得手段
214 判定手段
216 特定手段
218 受付手段
220 割り振り手段

Claims (9)

  1. 顧客識別情報に関連付けられた、約定時点での約定レートと市場レートとの差に関する第1値、及び約定から所定時間後における約定レートと該所定時間後の市場レートとの差に関する第2値を少なくとも記憶するデータベースから、前記顧客識別情報、前記第1値、及び前記第2値を取得する取得手段と、
    前記第1値と第2値との比較値が所定条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記所定条件を満たす前記第1値及び第2値に関連付けられた前記顧客識別情報を特定する特定手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、
    前記第1値から前記第2値を減算した値が第1所定値以下であるか否かを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データベースが、前記顧客識別情報に関連付けられた約定件数を記憶する場合、
    前記取得手段は、
    前記約定件数を前記データベースからさらに取得し、
    前記判定手段は、
    前記約定件数が第2所定値以上であるか否かをさらに判定し、
    前記特定手段は、
    前記所定条件を満たす場合に加え、前記約定件数が前記第2所定値以上である場合に、前記顧客識別情報を特定する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記データベースが、前記顧客識別情報に関連付けられた取引日数を記憶する場合、
    前記取得手段は、
    前記取引日数を前記データベースからさらに取得し、
    前記判定手段は、
    前記取引日数が第3所定値以上であるか否かをさらに判定し、
    前記特定手段は、
    前記所定条件を満たす場合に加え、前記取引日数が前記第3所定値以上である場合に、前記顧客識別情報を特定する、請求項1乃至3何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 顧客識別情報に関連付けられた取引情報を受け付ける受付手段と、
    前記特定手段により特定された顧客識別情報に関連付けられた取引情報を、特定の運用ポートフォリオに割り振る割り振り手段と、をさらに備える、請求項1乃至4何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記特定の運用ポートフォリオは、リクイディティプロバイダーに対して即時スマートオーダールーティングが行われる、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    顧客識別情報に関連付けられた、約定時点での約定レートと市場レートとの差に関する第1値、及び約定から所定時間後における約定レートと該所定時間後の市場レートとの差に関する第2値を少なくとも記憶するデータベースから、前記顧客識別情報、前記第1値、及び前記第2値を取得する取得ステップと、
    前記第1値と第2値との比較値が所定条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記所定条件を満たす前記第1値及び第2値に関連付けられた前記顧客識別情報を特定する特定ステップと、
    を有する情報処理方法。
  8. コンピュータに実行させるプログラムであって、
    顧客識別情報に関連付けられた、約定時点での約定レートと市場レートとの差に関する第1値、及び約定から所定時間後における約定レートと該所定時間後の市場レートとの差に関する第2値を少なくとも記憶するデータベースから、前記顧客識別情報、前記第1値、及び前記第2値を取得する取得ステップと、
    前記第1値と第2値との比較値が所定条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記所定条件を満たす前記第1値及び第2値に関連付けられた前記顧客識別情報を特定する特定ステップと、
    を有するプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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