JP2016048080A - 弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】剛性を確保ししつつ軽量化した弁体を有する新たな弁装置を提供する。
【解決手段】弁装置は、流路の一部を構成する筐体と、流路を遮蔽する閉位置と流路を開放する開位置との間を移動可能な弁体3と、弁体を移動させるための駆動機構と、を有する。弁体3は、金属で形成される環状の枠体30と、枠体30の間に張られる可撓性及び止水性を有するシート体31と、を有する。
【選択図】図9A

Description

本発明は、水道などの流体流路に使用される弁装置に関する。
近年、水道管などの既設流体管の途中に分岐管を設ける分岐管接続工事では、流路を上流側で止水することなく不断水の状態を維持したまま、流体管の周壁を穿孔し、分岐管を接続する工法が採用されている。かかる工法では、種々の弁装置が用いられる。
例えば、特許文献1には、流体管を取り囲んで装着される複数の分割体で構成される分岐ケースと、分岐ケースの分割面に端部を挟み込んで接続される分岐管と、分岐管の流路を遮断する閉位置と当該遮断を開放する開位置との間を移動する弁体と、を有する弁装置が開示されている。弁体は、分岐管に形成された貫通挿入口を介して分岐管の内外に往来可能に構成され、分岐管を閉塞するために用いられる。
特許文献2には、分岐ケースと、分岐ケースの分割面に端部を挟み込んで接続される分岐管と、分岐管と分岐ケースの内部連通を開閉する弁体と、を有する弁装置が開示されている。弁体は、分岐ケースに形成された貫通挿入口を介して分岐ケースの内外を往来可能に構成され、分岐ケースと分岐管の内部連通を閉塞するために用いられる。
特許文献3には、分岐ケースの分岐管に接続される管状体の弁箱と、弁箱の内部流路を開閉する弁体と、を有する作業用仕切弁とも呼ばれる弁装置が開示されている。弁体は、弁箱に接続される穿孔機などの機器の脱着時に弁箱を閉塞するために用いられる。
特許文献4には、流体管の外周面に対し所要空間を形成した状態で密封状に外嵌される筐体と、所要空間内に設けられ筐体の分岐口を閉塞可能な円弧状の弁体と、弁体を筐体の内周に沿って移動させる駆動装置とを備え、駆動装置は、弁体に形成されたピニオンに噛み合う回転軸を有し、回転軸が回転することで弁体を筐体の内周に沿って移動させる弁装置が開示されている。
特開2014−95476号公報 特開2011−106572号公報 特開2012−240168号公報 特開2014−84920号公報
しかしながら、上記のように、従来の弁装置には、弁体が金属で形成されているので、重量があり、レバーやハンドルなどの操作部を介して弁体を駆動させるためには、比較的大きな操作力が必要となる。
かといって、弁体を薄肉化して重量を低減した場合には、弁体の剛性が落ちるため、流体の圧力で変形するおそれがあり、万一変形してしまうと弁体の駆動時に引っかかりが生じ、適切な弁体の駆動ができないおそれがある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、その目的は、剛性を確保ししつつ軽量化した弁体を有する新たな弁装置を提供することである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の弁装置は、流路の一部を構成する筐体と、前記流路を遮蔽する閉位置と当該流路を開放する開位置との間を移動可能に前記筐体に保持される弁体と、前記弁体を移動させるための駆動機構と、を備え、前記弁体は、金属で形成される環状の枠体と、前記枠体の間に張られる可撓性及び止水性を有するシート体と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、弁体全部を金属で形成する場合に比べて、金属製の枠体で剛性を確保しつつ弁体を軽量化できる。それでいて、弁体の重量が低減するので、駆動機構により弁体が移動しやすくなる。また、弁体全体を金属で形成した場合に、流体圧力により弁体が変形した場合には、弁体と筐体とに引っかかりが生じて弁体が円滑に動かないおそれがあるが、この構成では、弁体のシート体は、可撓性を有するので弁体と筐体とに引っかかりが生じにくい。
第1実施形態の弁装置を示す側面図。 図1におけるA−A部位断面図であり、流路開放状態を示す図。 図2におけるB−B部位断面図であり、流路開放状態を示す図。 図1におけるA−A部位断面図であり、流路遮蔽状態を示す図。 流路遮蔽状態における弁体、分岐ケースシール部を示す斜視図。 流路遮蔽状態における弁体、分岐ケースシール部を示す側面図。 流路遮蔽状態における弁体及びその周囲を示す断面斜視図。 流路開放状態における弁体、分岐ケースシール部を示す斜視図。 流路開放状態における弁体、分岐ケースシール部を示す側面図。 流路開放状態における弁体及びその周囲を示す断面斜視図。 弁体を示す斜視図。 弁体を示す平面図。 図9BのC−C部位を示す断面斜視図及び断面拡大図。 弁体を示す側面図。 第1実施形態における他の実施例を示す断面図。 第2実施形態の流路開放状態の弁装置を示す流体管の軸に沿った断面図。 第2実施形態の弁装置を示す流体管の軸に直交する断面図。 第3実施形態の開状態の弁装置の一例を示す断面図。 第3実施形態の閉状態の弁装置の一例を示す断面図。 第3実施形態の開状態の弁装置の他の例を示す断面図。 第3実施形態の閉状態の弁装置の他の例を示す断面図。 第4実施形態の開状態の弁装置を示す断面図。 第4実施形態の閉状態の弁装置を示す断面図。 駆動機構の他の例を示す断面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の弁装置を示す側面図である。図2は、流路開放状態における図1のA−A部位断面図である。図3は、流路開放状態における図2のB−B部位断面図である。図4は、流路遮蔽状態における図1のA−A部位断面図である。
図1〜3に示すように、本実施形態の弁装置は、既設の水道管1(流体管の一例)の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に水道管1の外側に嵌め込まれる分岐ケース2を有する。分岐ケース2は、分岐ケースシール部Sを挟みつつ複数の分割体2A、2Bを組み合わせて構成される割T字管形状をしており、ボルトとナットからなる締結具(図示せず)によって分割体同士が互いに連結される。分岐ケース2(1つの分割体2B)には、分岐管部20が一体に形成されている。分岐管部20は、水道管1から上方へ突出するように配置される。
分岐ケース2には、分岐管部20を介して切削装置(図示せず)が取り付けられ、切削装置が、分岐ケース2で包囲された水道管1に穿孔を形成し、その後、切削装置を取り外す必要があるが、切削装置の取り外しを可能にするためには、穿孔された水道管1と分岐管部20との内部連通を一時的に閉塞する必要がある。そのために、弁装置は、流路を閉塞する閉位置と流路を開放する開位置との間を移動可能な弁体3と、弁体3を移動させるための駆動機構4と、を有する。
弁体3は、図4に示すように、所定空間内に設けられ、流体管1の穿孔1h又は分岐管部20を閉塞するもので、図2,4及び図9Aに示すように、流体管1の軸方向に沿って見た場合に円弧状となる板状に形成される。弁体は、所定空間内において流体管1の周方向に対応する円弧状の軌道に沿って移動する。
図9Aは、弁体3を示す斜視図である。図9Bは、弁体3を示す平面図である。図9Cは、図9BにおけるC−C部位斜視図である。図9Dは、弁体3を示す側面図である。
弁体3は、図9A〜Dに示すように、金属で形成される環状の枠体30と、枠体30の間に張られる可撓性及び止水性を有するシート体31と、を有する。
枠体30は、図9Cに示すように、突部30cを有する第1本体30Aと、突部に対応する凹部30dを有する第2本体30Bとを有する。突部30c及び凹部30dは枠体全体に亘って環状に形成されている。第1本体30A及び第2本体30Bは、シート体31を突部30cと凹部30dで挟み込んで固定される。枠体30としては、例えばSS400を使用することが挙げられるが、金属であればこれに限定されない。
シート体31は、シート状の止水シート31aと、止水シート31aの表面及び裏面を被覆する補強シート31bとを有する複数層構造をなしている。本実施形態において、止水シート31aを構成する生地としてウレタン素材が用いられているが、止水性及び可撓性を有するのであれば、これに限定されない。補強シート31bを構成する生地としてナイロンオックスが用いられているが、これに限定されない。シート体の厚みは、1.0mmで、ウレタン素材は、1.0mm未満に設定される。勿論、袋体の材質や袋体の厚みは適宜変更可能である。
補強シート31bは、止水シートの全面を被覆する全面被覆層31cと、全面被覆層31cに縫い合わされ、全面被覆層31cにリブを形成するリブ層31dと、を有する。リブ層31dによって補強シート31b自体が補強され、シート体31全体の過度な変形を抑制できる。全面被覆層31cは、単層でもよく、複数層にしてもよい。リブ層31dは、単層でもよく、複数層にしてもよい。
止水シート31aと補強シート31bは、図9Cに示すように、枠体30の外側(out)で縫い合わせてある。その縫い合わせ部31eは、第1本体30Aと第2本体30Bとの隙間よりも大きく形成されることでシート体31が内側(in)に引っ張られたときに枠体30の端部に引っかかる端面係合部31Xを構成する。
また、枠体30と他の部材との間に止水効果を持たせるために、図9A〜Dに示すように、枠体30には、環状の枠体シール部32が設けられている。枠体シール部32は、図9Cに示すように、枠体30の外側端面30eを少なくとも覆うように形成されている。本実施形態では、枠体30の厚み方向一方の面30fから外側端面30eを経て枠体30の厚み方向他方の面30gに至るまで枠体シール部32が形成されている。これにより、枠体30とシート体31の間の止水効果を高めると共に、枠体30と流体管1の間、枠体30と分岐ケース2の間の止水効果を適切に確保できる。
図2、図4、図6及び図8に示すように、駆動機構4は、弁体3を挟んで流路rの反対側に、流路rから独立した密閉空間SPを形成する密閉空間形成部40と、密閉空間SPに導通する導通管41と、を有する。本実施形態において、密閉空間形成部40は、弁体3の外面、分岐ケース2の内面、分岐ケースシール部S、及び流体管1の外面を含んで構成され、各々の面が断面円弧状となる板状の密閉空間を形成している。分岐ケース2には、閉位置に移動した弁体3に当接することで弁体3の移動を止める第1の移動規制部50が設けられている。また、分岐ケースシール部Sには、開位置に移動した弁体3に当接することで弁体3の移動を止める第2の移動規制部51が設けられている。これら第1及び第2の移動規制部50,51によって弁体3の移動範囲が規定される。
図6及び図8に示すように、弁体3の移動方向MDの一方側MD1に流路rがあり、弁体3の移動方向MDの他方側MD2(すなわち流路rの反対側)に密閉空間SPがある。すなわち、弁体3が移動しても、常に弁体3を挟んで流路(流路r)の反対側に密閉空間SPがあるように、流路rと弁体3と密閉空間SPの位置関係が設定されている。
上記弁装置の動作を説明する。
図4及び図6に示すように、導通管41を介して密閉空間SPに駆動用流体を導入し、密閉空間SPの圧力が流路rの圧力に勝れば、駆動用流体の圧力によって弁体3が閉位置に移動する。また、図1及び図8に示すように、導通管41を介して密閉空間SPから駆動用流体を抜き、密閉空間SPの圧力が流路rの圧力によりも弱くなれば、流路r内の圧力によって弁体3が開位置に移動する。
駆動用流体としては、水、油などの液体や、空気などの気体が挙げられる。
なお、上記では、弁体3、分岐ケース2及び流体管1が形成する密閉空間SPに駆動用流体を出し入れしているが、図10に示すようにしてもよい。すなわち、弁体3、分岐ケース2及び流体管1が形成する密閉空間に、導通管41に連通し且つ折り畳みにより伸縮可能な袋体40を設けて、袋体40内部を密閉空間SPとして利用してもよい。袋体40としては、止水性を有するウレタン素材のゴム風船と、当該ゴム風船を覆う補強層としてのナイロン生地とで構成することが挙げられる。
以上のように、第1実施形態の弁装置は、流路rの一部を構成する筐体としての分岐ケース2と、流路rを遮蔽する閉位置と流路rを開放する開位置との間を移動可能な弁体3と、弁体3を移動させるための駆動機構4と、を備え、駆動機構4は、弁体3を挟んで流路rの反対側に、流路rから独立した密閉空間SPを形成する密閉空間形成部40と、密閉空間SPに導通する導通管41と、を有し、導通管41を介して密閉空間SPへ導入する駆動用流体の圧力によって弁体3が閉位置へ移動し、導通管41を介して密閉空間SPから駆動用流体を抜くことで、流路r内の圧力によって弁体3が開位置へ移動するように構成されている。
この構成によれば、導通管41を介して密閉空間SPに駆動用流体を導入し、流路r内の圧力よりも密閉空間SP内の圧力が高くなれば、密閉空間SP内の圧力が弁体3を付勢する付勢力となって弁体3が閉位置に移動する。逆に、導通管41を介して密閉空間SPから駆動用流体を抜き、流路r内の圧力よりも密閉空間SP内の圧力が低くなれば、流路r内の圧力が弁体3を付勢する付勢力となって弁体3が開位置に移動する。よって、弁体3を移動させるための弁軸が不要となり、装置を小型化でき、コストを低減することが可能となる。
第1実施形態では、筐体としての分岐ケース2は、穿孔1hが形成される流体管1の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に流体管1の外側に嵌められる分岐ケース2であり、分岐ケース2には、分岐管部20が形成され又は接続され、弁体3は、所定空間内に設けられ流体管1の穿孔1h又は分岐管部20を閉塞可能な円弧状をなし、駆動機構4は、所定空間内において弁体3を流体管1の周方向に沿って移動させる。
この構成によれば、弁体3が円弧状で、筐体としての分岐ケース2と流体管1の間に形成された所定空間内に弁体3があるので、弁体3が直線軌道に沿って移動する場合に比べて弁体3を収納するスペースを低減でき、装置を小型化することができる。
図1〜9で示す第1実施形態において、密閉空間形成部40は、弁体3の外面、及び筐体としての分岐ケース2の内面を少なくとも含んで構成され、各々の面が密閉空間SPを形成する。この構成によれば、既存の部材により密閉空間SPが形成されるので、駆動機構4を構成する部材を少なくできる。
図10に示す第1実施形態において、密閉空間形成部40は、導通管41に連通し、折り畳みにより伸縮可能な袋体40である。この構成によれば、袋体40を設けるだけで、容易に密閉空間SPを形成できる。
第1実施形態の弁装置は、流路rの一部を構成する筐体としての分岐ケース2と、流路rを遮蔽する閉位置と流路rを開放する開位置との間を移動可能な弁体3と、弁体3を移動させるための駆動機構4と、を備え、弁体3は、金属で形成される環状の枠体30と、枠体30の間に張られる可撓性及び止水性を有するシート体31と、を有する。
この構成によれば、弁体3全体を金属で形成するよりも弁体3の重量及びコストが低減できる。それでいて、弁体3の重量が低減するので、駆動機構4により弁体が移動しやすくなる。また、弁体全体を金属で形成した場合に、流体圧力により弁体が変形した場合には、弁体と筐体とに引っかかりが生じて弁体が円滑に動かないおそれがあるが、本実施形態では、弁体3のシート体31が可撓性を有するので、弁体3と筐体としての分岐ケース2とに引っかかりが生じることはなく、好ましい。
第1実施形態では、枠体30は、突部30cを有する第1本体30Aと、突部30cに対応する凹部30dを有する第2本体30Bとを有し、第1本体30A及び第2本体30Bは、シート体31を突部30cと凹部30dで挟み込んで固定されている。
この構成によれば、シート体31が枠体30の突部30c及び凹部30dで挟み込まれる構造であるので、流体圧力が作用するシート体31を適切に固定できる。
第1実施形態では、シート体31は、シート状の止水シート31aと、止水シート31aの表面及び裏面を被覆する補強シート31bとを有する。
この構成によれば、止水性を的確に確保しつつ、シート体31の強度を適切に確保することができる。
第1実施形態では、止水シート31aと補強シート31bは、枠体30の外側で縫い合わせてある。
この構成によれば、止水性を損なうことなく、止水シートと補強シート31bを固定できる。
第1実施形態では、補強シート31bは、止水シート31aの全面を被覆する全面被覆層31cと、全面被覆層31cに縫い合わされ、全面被覆層31cにリブを形成するリブ層31dと、を有する。
この構成によれば、シート体31の重量を抑えつつ、強度を高めることが可能となる。
第1実施形態では、枠体30を構成する第1本体30Aと第2本体30Bとの外側端面30eを少なくとも覆うように枠体シール部32が形成されている。
この構成によれば、枠体30とシート体31の間の止水効果を高めることが可能となる。
本発明は上述した第1実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
例えば、第1実施形態では、分岐ケース2には分岐管部20が形成されている例を挙げているが、分岐ケースを構成する分割体の分割面に端部を挟み込んで分岐管部を接続するようにしてもよい。
第1実施形態では、弁体3は、流体管の軸に沿って見た場合に、円弧板状に形成されているが、単純な平板状に形成してもよく、形状を種々変更可能である。
[第2実施形態]
第2実施形態の弁装置について、図11A、図11Bを用いて説明する。図11Aは、流体管1の軸に沿った断面図である。図11Bは、流体管1の軸に直交する断面図である。
第2実施形態の弁装置は、図11A〜Bに示すように、第1実施形態とほぼ同様に、既設の水道管1(流体管の一例)の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に水道管1の外側に嵌め込まれる分岐ケース102を有する。分岐ケース102は、シール部Sを挟みつつ複数の分割体102A、102Bを組み合わせて構成される割T字管形状をしており、ボルトとナットからなる締結具(図示せず)によって分割体同士が互いに連結される。分岐ケース102(1つの分割体102B)には、分岐管部120が一体に形成されている。分岐管部120は、水道管1から上方へ突出するように配置される。
第2実施形態の弁装置は、弁体103は、図9Aと同様に、流体管1の軸方向に沿って見た場合に円弧状に湾曲した円弧板状をなしている。弁体103は、分岐ケース102と流体管1の間の所定空間内において、流体管1の軸方向に沿った直線軌道に沿って移動するように構成されている。密閉空間形成部140は、弁体103の外面、分岐ケース102の内面、分岐ケースシール部S、及び流体管1の外面を含んで構成され、各々の面が断面円弧状となる板状の密閉空間SPを形成している。
なお、図11A〜Bに示す第2実施形態では、分岐ケース102には分岐管部120が形成されている例を挙げているが、分岐ケースを構成する分割体の分割面に、端部を挟み込んで分岐管部を接続するようにしてもよい。
すなわち、第2実施形態では、筐体は、穿孔1hが形成される流体管1の外周面に対して所定空間を形成した状態で密閉状に流体管1の外側に嵌められる分岐ケース102であり、分岐ケース102には、分岐管部120が形成され又は接続され、弁体103は、所定空間内に設けられ流体管1の穿孔又は分岐管部120を閉塞可能な円弧板状をなし、駆動機構104は、所定空間内において弁体103を流体管1の軸方向に沿って移動させる。
この構成によっても、弁体3を移動させるための弁軸が不要となる。
なお、図11A〜Bにおいて、密閉空間SPに導通する導通管は図示していない。その位置は、適宜変更可能である。勿論、密閉空間SPを折り畳みにより伸縮可能な袋体で形成するようにしてもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態の弁装置について、図12A〜Dを用いて説明する。図12A〜Dは、流体管1の軸に直交する断面図である。図12A〜Bは、第3実施形態の一例を示し、図12C〜Dは、第3実施形態の他の例を示す。図12A,Cは、弁体が開位置にある状態を示し、図12B,Dは、弁体が閉位置にある状態を示す。
第3実施形態の弁装置は、図12A〜Dに示すように、流体管1の外側に密閉状に嵌められる複数の分割体202A,202B(302A,302B)で構成される分岐ケース202(302)を有する。分岐ケース202(302)は、図示しないシール部を挟みつつ複数の分割体202A,202B(302A,302B)を組み合わせて構成される割T字管形状をしており、ボルトとナットからなる締結具(図示せず)によって分割体同士が互いに連結される。分岐ケース202(302)を構成する分割体202A,202B(302A,302B)の分割面に、端部を挟み込んで分岐管部220(320)を接続している。勿論、分岐ケースに分岐管を一体に形成してもよい。
図12A,Bに示す例では、弁体203は、平板状をなし、分岐管部220内を2つに区分する閉位置(図12B参照)又は閉位置から退避した開位置(図12A参照)に移動可能に構成されている。偏平箱状をなす密閉空間形成部240が分岐管部220に接続されている。密閉空間形成部240は、弁体203を収容すると共に弁体203をスライド移動可能に支持する。更に、密閉空間形成部240は、弁体203を挟んで流路rと反対側となる位置に密閉空間SPを形成する。
図12C,Dに示す例では、弁体303は、平板状をなし、複数の分割体302A,302Bで包囲される空間を2つに区分する閉位置(図12D参照)又は閉位置から退避した開位置(図12C参照)に移動可能に構成されている。偏平箱状をなす密閉空間形成部340が分割体302Bに接続されている。密閉空間形成部340は、弁体303を収容すると共に弁体303をスライド移動可能に支持する。更に、密閉空間形成部340は、弁体303を挟んで流路rと反対側となる位置に密閉空間SPを形成する。
すなわち、第3実施形態では、筐体は、流体管1の外側に密閉状に嵌められる複数の分割体202A,202B(302A,302B)で構成される分岐ケース202(302)であり、分岐ケース202(302)には、分岐管部220(320)が形成又は接続され、弁体203(303)は、複数の分割体302A,302Bで包囲される空間又は分岐管部220内を2つに区分する閉位置又は閉位置から退避した開位置に移動可能な平板状をなし、駆動機構204(304)は、弁体203(303)を直線軌道に沿って閉位置又は開位置に移動させ、流路rを閉塞又は開放する。
なお、図12A〜Dでは、密閉空間SPに導通する導通管は図示してないが、その配置位置は変更可能である。密閉空間形成部240,340は、偏平箱状をなしているが、折り畳みにより伸縮可能な袋体で密閉空間SPを形成するようにしてもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態の弁装置について、図13A〜Bを用いて説明する。図13A,Bは、割T字管とも呼ばれる分岐ケースTの分岐管T1の軸に沿った断面図である。図13Aは、弁体が開位置にある状態を示し、図13Bは、弁体が閉位置にある状態を示す。
第4実施形態の弁装置は、図13A〜Bに示すように、流体管1の外側に嵌められる分岐ケースTの分岐管T1に接続される管状体である弁箱402を有する。弁体403は、平板状をなし、弁箱402内を2つに区分する閉位置(図13B参照)又は閉位置から退避した開位置(図13A参照)に移動可能に構成されている。偏平箱状をなす密閉空間形成部440が弁箱402に接続されている。密閉空間形成部440は、弁体403を収容すると共に弁体403をスライド移動可能に支持する。更に、密閉空間形成部440は、弁体403を挟んで流路rと反対側となる位置に密閉空間SPを形成する。この例では、分岐管T1は、分岐ケースTを構成する分割体に一体に形成されている。勿論、分割体の分割面に、分岐管の端部を挟み込んで分岐管を分岐ケースに接続するようにしてもよい。
すなわち、第4実施形態では、筐体は、流体管1の外側に嵌められる分岐ケースTの分岐管T1に接続される管状体である弁箱402であり、弁体403は、弁箱402内を2つに区分する閉位置又は閉位置から退避した開位置に移動可能な平板状をなし、駆動機構404は、弁体403を直線軌道に沿って閉位置又は開位置に移動させ、弁箱402の流路rを閉塞又は開放する。
なお、図13A〜Bでは、密閉空間SPに連通する導通管は図示してないが、その配置位置は適宜変更可能である。密閉空間形成部440は、偏平箱状をなしているが、折り畳みにおり伸縮可能な袋体で密閉空間SPを形成するようにしてもよい。
上記実施形態において、流体管は、水道管に限定されるものではなく、各種の液体や気体が流れる流体管であってよい。上記実施形態において、弁体が金属製の枠体およびシート体で形成される例を述べているが、弁体を流体で駆動させる点に主眼を置く場合には弁体全体を金属で形成してもよい。
上記実施形態では、弁体を流体の圧力を利用して駆動させる例を挙げているが、弁体が枠体とシート体とで構成されている点に主眼を置く場合には、駆動機構には種々の機構を採用可能である。例えば、駆動機構を、弁体を移動させるための弁軸と、弁軸を回転させるための操作部(レバーやハンドル)と、を有する構成にしてもよい。また、特許文献4や図14に示すように、枠体530側に設けられ、弁体503を移動させるための駆動力を受ける枠体側ギア部533と、筐体(分岐ケース502)側に設けられ、枠体側ギア部533と噛み合って駆動力を伝達する筐体側ギア部534と、を有するように駆動機構504を構成してもよい。このように、枠体側ギア部533を有するいわゆるピニオンと、筐体側ギア部534を有する回転ギアとが噛み合う構造によって、弁体503を移動するようにしてもよい。この構成であれば、弁体503が軽量化されているので、弁体全体が金属で形成されている場合に比べて軽い駆動力で弁体503を移動させることが可能となる。
1…水道管(流体管)
2、102、202、302…分岐ケース(筐体)
402…弁箱(筐体)
3、103、203、303、403、503…弁体
30…枠体
31…シート体
30c…突部
30A…第1本体
30d…凹部
30B…第2本体
31a…止水シート
31b…補強シート
31c…全面被覆層
31d…リブ層
30e…外側端面
32…枠体シール部
4、104、204、304、404、505…駆動機構
40、140、240、340、440…密閉空間形成部
41…導通管
533…枠体側ギア部
534…筐体側ギア部

Claims (8)

  1. 流路の一部を構成する筐体と、前記流路を遮蔽する閉位置と当該流路を開放する開位置との間を移動可能な弁体と、前記弁体を移動させるための駆動機構と、を備え、
    前記弁体は、金属で形成される環状の枠体と、前記枠体の間に張られる可撓性及び止水性を有するシート体と、を有することを特徴とする弁装置。
  2. 前記枠体は、突部を有する第1本体と、前記突部に対応する凹部を有する第2本体とを有し、前記第1本体及び第2本体は、前記シート体を前記突部と前記凹部で挟み込んで固定されている請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記シート体は、シート状の止水シートと、前記止水シートの表面及び裏面を被覆する補強シートとを有する、請求項1又は2に記載の弁装置。
  4. 前記止水シートと前記補強シートは、前記枠体の外側で縫い合わせてある請求項3に記載の弁装置。
  5. 前記補強シートは、前記止水シートの全面を被覆する全面被覆層と、前記全面被覆層に縫い合わされ、当該全面被覆層にリブを形成するリブ層と、を有する、請求項3又は4に記載の弁装置。
  6. 前記枠体を構成する前記第1本体と第2本体との外側端面を少なくとも覆うように枠体シール部が形成されている請求項1〜5のいずれかに記載の弁装置。
  7. 前記駆動機構は、前記弁体を挟んで前記流路の反対側に密閉空間を形成する密閉空間形成部と、前記密閉空間に導通する導通管と、を有し、
    前記導通管を介して前記密閉空間へ導入する駆動用流体の圧力によって前記弁体が前記閉位置へ移動し、前記導通管を介して前記密閉空間から前記駆動用流体を抜くことで、前記管路内の圧力によって前記弁体が前記開位置へ移動するように構成されている請求項1〜6のいずれかに記載の弁装置。
  8. 前記駆動機構は、前記枠体側に設けられ、前記弁体を移動させるための駆動力を受ける枠体側ギア部と、前記筐体側に設けられ、前記枠体ギア部と噛み合って駆動力を伝達する筐体側ギア部と、を有する請求項1〜6のいずれかに記載の弁装置。
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