JP2016047097A5 - - Google Patents

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上記の課題を解決するため、本発明の乳房自己検診補助具の第1の態様は、複数の樹脂フィルムを層状に重ね、互いに滑動可能に周縁の少なくとも一部を固着してなる樹脂フィルム層を有し、樹脂フィルム層を乳房に接触させて保持し、手指で樹脂フィルム層を介して前記乳房を押圧しながら前記手指を移動して、乳房組織の異変を触診するのに用いる乳房自己検診補助具である。特に、乳房に接する第1層の樹脂フィルムと該第1層の樹脂フィルムに接して手指側に配置される第2層の樹脂フィルムとの接触面の動摩擦係数は、第1層の樹脂フィルムの乳房に接する面の動摩擦係数及び第2層の樹脂フィルムの手指側の面の動摩擦係数よりも小さく形成されてなることを特徴とする。
本発明の乳房自己検診補助具の第2の態様としては、樹脂フィルム層を4枚の樹脂フィルムを層状に重ねて形成し、複数の手指を挿入可能に周縁を固着していない指挿入口を有する袋体に形成する。また、4枚の樹脂フィルムは、それぞれ一方の面の凹凸が小さく、他方の面の凹凸が前記一方の面の凹凸よりも大きく形成する。乳房に接する第1層の樹脂フィルムと該第1層の樹脂フィルムに接して手指側に配置される第2層の樹脂フィルムからなる第1組樹脂フィルム、及び第2層の樹脂フィルムに接して配置される第3層の樹脂フィルムと該第3層の樹脂フィルムに接して手指側に配置される第4層の樹脂フィルムからなる第2組樹脂フィルムは、それぞれ凹凸の小さい一方の面を互いに接して配置されてなることを特徴とする。
このような特性を有する2枚重ね樹脂フィルム6a,6b(又は6c、6d)を製造する本発明の方法について、図3を参照して説明する。図3に示すように、先ず、第1の樹脂11と、第1の樹脂11よりも融点(溶融する温度)が高い第2の樹脂12(又は、樹脂材料以外の高融点の微粒子)を混合する(第1工程)。第1の工程で混合された混合物を溶解炉で加熱溶融して溶融物13を生成する(第2の工程)。この溶融物13を、図3(b)の詳細図に示すように、仕切板15aにより2つに分けられたノズル14の射出口16から高圧空気とともに射出する(第3工程)。射出口16から射出された溶融物13は、内部に空気層を有する中空筒状体17になる。この中空筒状体17の外表面を形成する樹脂フィルム18a,bは、周囲空気で一気に冷却される。この中空筒状体18a,bを一対のロール19a、b間を通し、ロール20aを介して巻取リール20bに巻き取る(第4工程)。これにより、空気層を挟んだ2枚/1組の樹脂フィルム6a,6b(又は6c、6d)からなるシートを形成することができる。
このとき、中空筒状体17の樹脂フィルム18a,bの外面側には、融点の高い第2の樹脂12(又は、高融点の微粒子)により凹凸が形成される。一方、中空筒状体17の内面側は冷却が緩慢なため、また仕切板15aにより高融点の第2の樹脂12(又は、高融点の微粒子)が溶融されているため、外面側に比較して小さい凹凸が形成される。言い換えれば、中空筒状体17の外側は、射出後一気に冷やされることで、本来の溶融点の差に伴う凹凸となるが、内側は仕切板15aで例えば加熱されて射出されると、外側に比較して小さい凹凸あるいは滑らかな凹凸が形成され、2枚/1組の樹脂フィルム6a,6b(又は6c、6d)の内面の動摩擦係数が下がり、滑りやすくさせることができる。つまり、中空筒状体17の外表面側には、融点が高い混合比率の少ない第2の樹脂材料が粒状に点在し、それをシート状にした場合、ランダムに凹凸が形成されて半透明状態となる。
ここで、仕切板15aを加熱することに代えて、冷却することによっても、中空筒状体17の樹脂フィルム18a,bの内面と外面に形成される凹凸の大きさを調整することができる。要は、仕切板15aを加熱又は冷却して、射出口から射出される射出物である樹脂フィルムの厚み方向に温度差を形成することにより、中空筒状体17の樹脂フィルム18a,bの内面と外面に形成される凹凸の大きさを調整することができる。したがって、仕切板15aに代えて、図3(c)に示すように、ノズル14の射出口16よりも外側に表面が滑らかな平板状の仕切板15bを設けても、同様に、樹脂フィルム18a,bの内面と外面に形成される凹凸の大きさを調整することができる。
いずれのノズル14を用いても、また仕切板15a,15bの加熱又は冷却を選択した場合においても、樹脂フィルム18a,bの内面と外面に形成される凹凸の大きさが異なる。したがって、そのように形成された2枚1組の樹脂フィルム18a,bの内面と外面に形成される凹凸の大きさに応じて、袋体4を形成する際に、製造された樹脂フィルム18a,bの凹凸面に応じて、次に述べるように、樹脂フィルム6a〜6dに用いる。
例えば、第1の樹脂(ポリプロピレン)と第2の樹脂(ポリプロピレンよりも融点が高い樹脂材料)の混合比は、容積と重量から求められるそれぞれの混合物の比重の割合で、前者対後者の割合が約8:2(正確には、78%:22%)である。混合比は、これに限られるものではなく、前者が70〜85%に対し後者が30〜15%の範囲、更には前者が60〜90%に対し後者が40〜10%とすることができる。なお、ノズル14内の仕切板15aを加熱しておくことで、中空筒状体17の外側と内側の凹凸状態を調整することができる。

Claims (9)

  1. 複数の樹脂フィルムを層状に重ね、互いに滑動可能に周縁の少なくとも一部を固着してなる樹脂フィルム層を有し、前記樹脂フィルム層を乳房に接触させて保持し、手指で前記樹脂フィルム層の上から前記乳房を押圧しながら前記手指を移動して、乳房組織の異変を触診するのに用いる乳房自己検診補助具であって、
    前記乳房に接する第1層の樹脂フィルムと該第1層の樹脂フィルムに接して前記手指側に配置される第2層の樹脂フィルムとの接触面の動摩擦係数は、第1層の樹脂フィルムの乳房に接する面の動摩擦係数及び第2層の樹脂フィルムの手指側の面の動摩擦係数よりも小さく形成されてなる乳房自己検診補助具。
  2. 請求項1に記載の乳房自己検診補助具において、
    前記樹脂フィルムは、それぞれ一方の面の凹凸が小さく、他方の面の凹凸が前記一方の面の凹凸よりも大きく形成され、
    前記第1層の樹脂フィルムと前記第2層の樹脂フィルムは、凹凸の小さい一方の面を互いに接して配置されてなることを特徴とする乳房自己検診補助具。
  3. 複数の樹脂フィルムを層状に重ね、互いに滑動可能に周縁の少なくとも一部を固着してなる樹脂フィルム層を有し、前記樹脂フィルム層を乳房に接触させて保持し、手指で前記樹脂フィルム層を介して前記乳房を押圧しながら前記樹脂フィルム層を移動して、乳房組織の異変を触診するのに用いる乳房自己検診補助具であって、
    前記樹脂フィルム層は、4枚の樹脂フィルムを層状に重ねて形成され、複数の手指を挿入可能に前記周縁を固着していない指挿入口を有する袋体に形成され、
    前記4枚の樹脂フィルムは、それぞれ一方の面の凹凸が小さく、他方の面の凹凸が前記一方の面の凹凸よりも大きく形成され、
    前記乳房に接する第1層の樹脂フィルムと該第1層の樹脂フィルムに接して前記手指側に配置される第2層の樹脂フィルムからなる第1組樹脂フィルム、及び前記第2層の樹脂フィルムに接して配置される第3層の樹脂フィルムと該第3層の樹脂フィルムに接して前記手指側に配置される第4層の樹脂フィルムからなる第2組樹脂フィルムは、それぞれ凹凸の小さい一方の面を互いに接して配置されてなる乳房自己検診補助具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乳房自己検診補助具において、
    前記第1層の樹脂フィルムの前記乳房に接する面は、前記乳房の皮膚の肌理に応じた凹凸が形成されてなることを特徴とする乳房自己検診補助具。
  5. 請求項4に記載の乳房自己検診補助具において、
    前記乳房の皮膚の肌理に応じた凹凸は、長さ10μmで深さ数μmの1/2を基準に凸部の大きさが設定されていることを特徴とする乳房自己検診補助具。
  6. 請求項3に記載の乳房自己検診補助具において、
    前記樹脂フィルム層は、前記指挿入口から分離された小指を挿入可能な小指挿入口が形成されてなることを特徴とする乳房自己検診補助具。
  7. 第1の樹脂と該第1の樹脂よりも融点が高い第2の樹脂又は第1の樹脂に高融点の微粒子を混合する第1工程と、
    第1の工程で混合された混合物を溶融させる第2の工程と、
    第2の工程で溶融された溶融物を仕切板により射出口から2つに分けて高圧空気とともに射出して冷却する第3工程と、
    第3工程により射出される中空筒状の射出物を一対のロール間を通して空気層を挟んだ中空フィルムを形成する第4工程とを備えてなる樹脂フィルム製造方法。
  8. 請求項7に記載の樹脂フィルム製造方法において、
    前記第1の樹脂と前記第2の樹脂又は前記微粒子との混合比は、容積と重量から求められるそれぞれの混合物の比重の割合で、前者が60〜90%に対し後者が40〜10%であることを特徴とする樹脂フィルム製造方法。
  9. 請求項7又は8に記載の樹脂フィルム製造方法において、
    前記第1の樹脂はポリプロピレンであることを特徴とする樹脂フィルム製造方法。
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