JP2016042677A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】要求のあるアプリケーションが利用できない場合に、そのアプリケーションによる処理結果を予測する場合に、代替する第2のイベント、第2の機器を予め定められた規則に適用することによって、アプリケーションによる処理結果を予測するようにした情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の第1の選出手段は、要求のあるアプリケーションが利用できない場合に、該アプリケーションが用いるイベントを代替する第2のイベントを選出し、第2の選出手段は、前記アプリケーションが用いる機器を代替する第2の機器を選出し、予測手段は、前記第1の選出手段によって選出された第2のイベントと前記第2の選出手段によって選出された第2の機器を予め定められた規則に適用することによって、前記アプリケーションによる処理結果を予測する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、監視情報を一元管理し、過去の監視情報を有効に利用することができる監視システム等を提供することを課題とし、遠方監視システムは、複数の被監視端末から送信されてくる監視情報を解析する解析用サーバーを備えており、解析用サーバーは、被監視端末のエラー動作等の情報を取り出すフィルタリング機能と、緊急性のある状態か否かを識別する優先度設定機能を備えており、解析用サーバー装置は、前記2つの機能による解析結果を監視装置に報告することが開示されている。
特許文献2には、画像形成装置に対する保守作業に起因する画像形成パラメータの時系列変動が故障予測に与える影響を軽減する技術を提案することを課題とし、保守情報関連パラメータ抽出部が、保守情報に関連する画像形成パラメータを抽出し、時系列データ補間部が、抽出された画像形成パラメータについて画像形成パラメータ時系列データ蓄積部に蓄積されている保守タイミング前後の補間対象期間の時系列データ部分を削除及び補間し、時系列データ変化点検出部が、画像形成パラメータ時系列データ蓄積部に蓄積されている補間後の画像形成パラメータの時系列データについて変化点の検出を行い、故障予兆判定部が、各画像形成パラメータについての変化点の検出結果に基づいて故障予兆の検出を行い、故障予兆通知部が、検出された故障予兆の通知を行うことが開示されている。
特開2007−034713号公報 特開2013−025660号公報
本発明は、要求のあるアプリケーションが利用できない場合に、そのアプリケーションによる処理結果を予測する場合に、代替する第2のイベント、第2の機器を予め定められた規則に適用することによって、アプリケーションによる処理結果を予測するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、要求のあるアプリケーションが利用できない場合に、該アプリケーションが用いるイベントを代替する第2のイベントを選出する第1の選出手段と、前記アプリケーションが用いる機器を代替する第2の機器を選出する第2の選出手段と、前記第1の選出手段によって選出された第2のイベントと前記第2の選出手段によって選出された第2の機器を予め定められた規則に適用することによって、前記アプリケーションによる処理結果を予測する予測手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記第1の選出手段は、イベントの発生日時を予め定められた規則に適用することによって、前記第2のイベントを選出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記第2の選出手段は、前記アプリケーションが用いる機器におけるイベントと他の機器における該イベントの差分が予め定められた閾値未満又は以下である場合に、該他の機器を第2の機器として選出することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記第2の選出手段は、前記第1の選出手段によって選出された第2のイベントが数値データを持つか否かによって、第2の機器の選出方法を異ならせることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記第2の選出手段は、前記第1の選出手段によって選出された第2のイベントが数値データを持たない場合は、該第2のイベントの通知間隔の差分を前記イベントの差分とすることを特徴とする請求項3に従属する請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、要求のあるアプリケーションが利用できない場合に、該アプリケーションが用いるイベントを代替する第2のイベントを選出する第1の選出手段と、前記アプリケーションが用いる機器を代替する第2の機器を選出する第2の選出手段と、前記第1の選出手段によって選出された第2のイベントと前記第2の選出手段によって選出された第2の機器を予め定められた規則に適用することによって、前記アプリケーションによる処理結果を予測する予測手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、要求のあるアプリケーションが利用できない場合に、そのアプリケーションによる処理結果を予測する場合に、代替する第2のイベント、第2の機器を予め定められた規則に適用することによって、アプリケーションによる処理結果を予測することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、イベントの発生日時を予め定められた規則に適用することによって、第2のイベントを選出することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、アプリケーションが用いる機器におけるイベントと他の機器におけるそのイベントの差分が予め定められた閾値未満又は以下である場合に、他の機器を第2の機器として選出することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、第2のイベントが数値データを持つか否かによって、第2の機器の選出方法を異ならせることができる。
請求項5の情報処理装置によれば、第2のイベントが数値データを持たない場合は、その第2のイベントの通知間隔の差分をイベントの差分とすることができる。
請求項6の情報処理プログラムによれば、要求のあるアプリケーションが利用できない場合に、そのアプリケーションによる処理結果を予測する場合に、代替する第2のイベント、第2の機器を予め定められた規則に適用することによって、アプリケーションによる処理結果を予測することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を実現させた場合のシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 収集データテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 デバイステーブルのデータ構造例を示す説明図である。 保守作業日履歴テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 デバイス・事業所関連付テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 事務所テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 デバイステーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 要求事項テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 デバイスイベントテーブルのデータ構造の関係例を示す説明図である。 関連デバイスリスト、代替イベントテーブル、収集データテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 代替イベントテーブル、収集データテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 収集データテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 代替イベント(数値データなし)テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 代替イベント(数値データあり)テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 上昇値テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 上昇値テーブル、確率分布テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 代替イベント(数値データなし)テーブル、イベント予定日・確率テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 イベント予定日・確率テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 収集データテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御する意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理ごとに又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理ごとに、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、被監視装置であるデバイス(機器)180をリモート監視(遠隔監視)する場合にあって、センター情報処理装置150内のアプリケーションが利用できない場合に、そのアプリケーションを実行させた場合の処理結果を予測するものであって、図1の例に示すように、データ予測モジュール110、データ表示モジュール130を有している。データ予測モジュール110は、イベント選出モジュール115、デバイス選出モジュール120、予測実施モジュール125を有している。
デバイス180としては、例えば、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等がある。
デバイスA:180a、デバイスB:180b、デバイスC:180c、デバイスD:180d、デバイスE:180eは、通信回線を介してセンター情報処理装置150のデータ受信モジュール155と接続されている。
センター情報処理装置150は、デバイス180をリモート監視する。センター情報処理装置150は、データ受信モジュール155、アプリケーション160a、アプリケーション160b、アプリケーション160c、データ記憶モジュール170を有している。各アプリケーション160は、Webページ165を生成して、ユーザー端末190に対して、アプリケーション160の処理結果を提示する。
アプリケーション160が利用できない場合として、例えば、そのアプリケーション160(又はセンター情報処理装置150)のメンテナンス作業中等がある。
データ受信モジュール155は、デバイスA:180a、デバイスB:180b、デバイスC:180c、デバイスD:180d、デバイスE:180e、アプリケーション160a、160b、160cと接続されている。データ受信モジュール155は、デバイス180からデータを受け取り、そのデータを必要とするアプリケーション160に渡す。また、デバイス180からデータをデータ記憶モジュール170に記憶させてもよい。そして、必要によってアプリケーション160による処理結果をデバイス180に渡す。
アプリケーション160は、データ受信モジュール155、データ記憶モジュール170、ユーザー端末190と接続されている。アプリケーション160は、デバイス180からデータを収集して、そのデータを用いた処理を行い、その処理結果をデータ記憶モジュール170に記憶させる。また、その処理結果をユーザー端末190又はデバイス180に通知する。例えば、次のような機能がある。
・デバイス180から送信されるカウンター情報のレポーティングをユーザー端末190に通知する。
・デバイス180から送信される消耗品の使用量を受け取り、デバイス180に消耗品配送日等を通知する。
より具体的には、次のようなアプリケーションがあり、利用するデータも異なる。
・事務アプリケーション:顧客への請求に利用する「ビリング」データ(日次通知)
・営業アプリケーション:ファックスやカラー印刷等の種類ごとの枚数をカウントするデータ(月次通知)
・物流アプリケーション:消耗品関係のデータ(適宜)
・診断アプリケーション:消耗品の予測等に利用する診断データ(日次)
・保守アプリケーション:保守に関係するデータ(適宜)
また、各アプリケーション160が利用するデータは異なるだけではなく、デバイス180からセンター情報処理装置150に通知してくるタイミング(前述のデータの後に記載しているかっこ内のタイミング)も異なっていてもよい。
なお、各アプリケーション160間で相互連携を行っていてもよい。相互連携を行っている場合は、一部のアプリケーション160のメンテナンスでも全てのアプリケーション160を停止させなければならない場合が生じる。
アプリケーション160による処理結果をユーザー端末190に通知するために、Webページ165として生成するようにしてもよい。
データ記憶モジュール170は、アプリケーション160a、160b、160c、情報処理装置100のデータ予測モジュール110、データ表示モジュール130と接続されている。データ記憶モジュール170は、アプリケーション160による処理結果、データ受信モジュール155が受け取ったデバイス180からのデータを記憶している。
なお、ユーザーのユーザー端末190に対する操作に応じて、アプリケーション160の処理結果を取得しようとした際に、そのアプリケーション160が利用できない場合(例えば、停止等)、情報処理装置100にアクセスを切り替える。情報処理装置100は、データ記憶モジュール170に保存されているデータを利用して予測を実施し、ユーザーの要求する情報を提示する。ただし、情報処理装置100が提示するものは予測に基づく情報であり、このことをメッセージとしてユーザー端末190に提示するようにしてもよい。
データ予測モジュール110は、データ表示モジュール130、センター情報処理装置150のデータ記憶モジュール170と接続されている。データ予測モジュール110は、センター情報処理装置150内の一部のアプリケーション160が停止していた場合、他のアプリケーション160で利用しているデータを用いて、停止したアプリケーション160がユーザー端末190(又はデバイス180)に通知するデータを予測する。
イベント選出モジュール115は、デバイス選出モジュール120と接続されている。イベント選出モジュール115は、ユーザー端末190又はデバイス180からの要求のあるアプリケーション160が利用できない場合に、そのアプリケーション160が用いるイベントを代替する第2のイベントを選出する。
また、イベント選出モジュール115は、イベントの発生日時を予め定められた規則に適用することによって、第2のイベントを選出するようにしてもよい。
デバイス選出モジュール120は、イベント選出モジュール115、予測実施モジュール125と接続されている。デバイス選出モジュール120は、アプリケーション160が用いるデバイス180を代替する第2のデバイス180を選出する。
また、デバイス選出モジュール120は、アプリケーション160が用いるデバイス180におけるイベントと他のデバイス180におけるそのイベントの差分が予め定められた閾値未満又は以下である場合に、その「他のデバイス180」を第2のデバイス180として選出するようにしてもよい。
また、デバイス選出モジュール120は、イベント選出モジュール115によって選出された第2のイベントが数値データを持つか否かによって、第2のデバイス180の選出方法を異ならせるようにしてもよい。
また、デバイス選出モジュール120は、イベント選出モジュール115によって選出された第2のイベントが数値データを持たない場合は、その第2のイベントの通知間隔の差分をイベントの差分とするようにしてもよい。
予測実施モジュール125は、デバイス選出モジュール120、データ表示モジュール130と接続されている。予測実施モジュール125は、イベント選出モジュール115によって選出された第2のイベントとデバイス選出モジュール120によって選出された第2のデバイス180を予め定められた規則に適用することによって、アプリケーション160による処理結果を予測する。
データ表示モジュール130は、予測実施モジュール125、センター情報処理装置150のデータ記憶モジュール170、ユーザー端末190と接続されている。データ表示モジュール130は、予測実施モジュール125による予測処理結果をユーザー端末190に対して提示する。アプリケーション160と同等のWebページ165を生成して、ユーザー端末190に提示するようにしてもよい。その際に、データ記憶モジュール170内のデータ(予測実施モジュール125が予測に用いたデータ等)を提示するようにしてもよい。
ユーザー端末190は、ブラウザモジュール192を有している。ユーザー端末190は、デバイス180の管理者等によって使用される。ブラウザモジュール192は、センター情報処理装置150又は情報処理装置100にアクセスし、ユーザーアクセスページ194として、Webページ165、データ表示モジュール130から送信されてきた予測結果を、ユーザー端末190に備え付けられている液晶ディスプレイ等の表示装置に提示する。
図2は、本実施の形態を実現させた場合のシステム構成例を示す説明図である。
デバイスA:180a、デバイスB:180b、デバイスC:180c、デバイスD:180d、デバイスE:180eは、通信回線280aを介して通信回線290と接続されている。デバイスF:180f、デバイスG:180g、デバイスH:180h、デバイスI:180iは、通信回線280bを介して通信回線290と接続されている。これらのデバイス180は、センター情報処理装置150によってリモート監視されている。通信回線280は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、会社内の通信インフラとしてのイントラネット等であってもよい。
情報処理装置100、センター情報処理装置150、ユーザー端末190a、ユーザー端末190b、通信回線280a、通信回線280bは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット等であってもよい。
例えば、ユーザー端末190aは、通信回線280aに接続されているデバイス180群(デバイスA:180a〜デバイスE:180e)を管理する管理者によって使用され、ユーザー端末190bは、通信回線280bに接続されているデバイス180群(デバイスF:180f〜デバイスI:180i)を管理する管理者によって使用される。
図3は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、ユーザーの操作に応じて、ユーザー端末190がアプリケーション160にアクセスする。
ステップS304では、アクセスされたアプリケーション160による処理が可能であるか否かのチェックを実施し、アプリケーション160が正常に起動している場合はステップS306へ進み、アプリケーション160が停止している場合はステップS308へ進む。
ステップS306では、従来通りのアプリケーション160による処理結果を返し、ステップS314へ進む。
ステップS308では、イベント選出モジュール115が、予測に利用する代替イベントを選出する。
ステップS310では、デバイス選出モジュール120が、予測に利用するデバイスを選出する。
ステップS312では、予測実施モジュール125が、予測を実施する。
ステップS314では、データ表示モジュール130が、要求のあったユーザー端末190に対して結果を表示する。
図4は、収集データテーブル400のデータ構造例を示す説明図である。収集データテーブル400は、デバイス180からセンター情報処理装置150に送信されてきたデータが記載されており、データ記憶モジュール170に記憶されている。
収集データテーブル400は、デバイスID欄405、発生日時欄410、イベント欄415、数値欄420を有している。デバイスID欄405は、本実施の形態において、デバイス180を一意に識別するための情報(デバイスID:IDentification)を記憶している。発生日時欄410は、そのデバイス180におけるデータの発生(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。イベント欄415は、そのデータが発生したイベントを記憶している。なお、イベントは、データの種別又はそのデータ発生の原因の種別を示すものである。数値欄420は、そのイベントによって発生した数値を記憶している。なお、数値を通知してくるイベントは、数値欄420にその数値が含まれる。
ユーザーが要求する内容によって、予測に利用する代替イベントを予め定めておく。例えば、単純にイベントと代替イベントの組み合わせを予め定めたテーブルを用いてもよい。また、ユーザーの要求に応じて、イベントB又はイベントCを選択するようにしてもよい。
イベント選出モジュール115は、予測に利用するイベントを決定し、決定したイベントを次のデバイス選出モジュール120に渡す。
具体例としては、以下の通りである。
例1:消耗品配送日(物流アプリケーションによる処理結果)を知りたいという要求の場合
物流アプリケーションがメンテナンスで停止していて、消耗品配送日を知ることができない場合、以下の方法でイベントを選出する。消耗品配送日を予測するために、機能別カウンター又はビリングデータを用いることができる。
機能別カウンター(営業アプリケーションが用いるイベントのデータ)が最近通知されてきた日にちが今日又は昨日だった場合は、機能別カウンターを利用する。なお、機能別カウンターは月に1回しか通知してこないものである。
機能別カウンターが最近通知されてきた日にちが今日又は昨日以外だった場合は、ビリングデータ(事務アプリケーションが用いるイベントのデータ)を利用する。なお、消耗品配送日を予測するためには、ビリングデータよりも機能別カウンターの方が正確であるが、前述したように、機能別カウンターは月に1回の通知であるので、現在の状況を反映していない場合がある。一方、ビリングデータは日次で通知されるものである。
例2:機能別カウンター(営業アプリケーションによる処理結果)を知りたいという要求の場合
機能別カウンターを用いたレポート作成時、通常は機能別カウンターを使用するが、機能別カウンター(営業アプリケーション)を利用できない場合は、保守用カウンター(保守アプリケーション)を利用する。保守用カウンターは、デバイス180内部のパラメータによって異なるメーター値(又はデバイス180内の部品ごとのカウンター値)であり、そのデバイス180の保守のために用いられるデータである。
次に、デバイス選出モジュール120の処理について説明する。
1.デバイス選出モジュール120は、イベント選出モジュール115で選出された「代替イベント」と、ユーザーの要求しているデバイス180の識別符号(デバイスID)を受け取る。例えば、デバイスIDとして、デバイスAを受け付けたとする。
2.デバイス選出モジュール120は、イベント選出モジュール115によって選出された「代替イベント」が数値データを持つものであるか、持たないものであるかを判別する。
3.デバイス選出モジュール120は、デバイスAのイベントと各デバイス(デバイスA以外のデバイス)のイベントの誤差を算出する。なお、数値データを持つ場合と持たない場合で算出に利用するデータが異なる。詳しくは後述する。
4.閾値未満又は以下の誤差のデバイスを関連デバイスリスト(図17の関連デバイスリスト1700を用いて後述する)に記憶させる。
数値データを持つイベントとは、イベント内のデータとして定量的な数値を含むものであって、例えば、ビリングデータやカウンター等の枚数、消耗品の配送日等が該当する。例えば、本来のデバイスA(要求のあるアプリケーションが用いるデバイス)におけるイベントの数値と、それ以外のデバイスB(代替となる可能性のあるデバイス)におけるイベントの数値との誤差(差分)が予め定められた閾値未満又は以下である場合に、デバイスBをデバイスAの代替デバイスとして選出する。
数値データを持たないイベントとは、イベント内のデータとして定性的なデータを示すものであって、定量的な数値を含まないものである。例えば、アラートを示すイベント、消耗品交換時期に近いことを示すイベント等がある。この数値データを持たないイベントは、通知の間隔を予測に用いる。例えば、本来のデバイスAにおける通知の間隔と、それ以外のデバイスBにおける通知の間隔との誤差が予め定められた閾値未満又は以下である場合に、デバイスBをデバイスAの代替デバイスとして選出する。
図5は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。代替イベントが数値データを持つ場合の例を示すものである。
例えば、イベントの数値を等間隔でサンプルし、サンプル点での値の差の総和を誤差とし、誤差が小さい程類似しているデバイスとする。例えば、上位50デバイスを選出するようにしてもよい。
図5に示す例は、デバイスAとデバイスBのイベントの数値データ(例えば、カウンター数)を比較したものであって、等間隔での差分(図5のグラフ内の両端に矢印のある線分)の総和を用いて、デバイスAとデバイスBの類似度を算出する。
図6は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。代替イベントが数値データを持たない場合の例を示すものである。
例えば、発生間隔で比較する。図5の例と同様に、差の総和を誤差として関連デバイスを選出する。
図6に示す例は、デバイスAとデバイスBのイベントの発生日時を比較したものであって、発生間隔(対象としているイベントの発生日時と次回の発生日時との間隔)での差分の総和を用いて、デバイスAとデバイスBの類似度を算出する。
次に、デバイス選出モジュール120におけるデバイスの選出処理における非稼働日除外のための処理を説明する。
数値データを持つ場合、持たない場合の双方とも、関連デバイスの選出処理は、発生日時の間隔、又はその間の数値上昇分に基づき、類似するデバイスを探すようにしてもよい。
図7は、デバイステーブル700のデータ構造例を示す説明図である。デバイステーブル700は、データ記憶モジュール170に記憶されており、デバイスID欄705、代替イベント欄710、発生日時欄715、数値欄720を有している。デバイスID欄705は、デバイスIDを記憶している。代替イベント欄710は、そのデバイスIDのデバイスにおける代替イベント(イベント選出モジュール115によって選出されたイベント)を記憶している。発生日時欄715は、そのイベントの発生日時を記憶している。数値欄720は、そのイベントにおける数値を記憶している。
図7(a)の例に示すデバイステーブル700aはデバイスAのイベントDの例を示しており、図7(b)の例に示すデバイステーブル700bはデバイスDのイベントDの例を示している。
デバイステーブル700aとデバイステーブル700bの例では、通知間隔(発生日時間隔790a、発生日時間隔790b)はどちらも21日だが、デバイスの電源がOFFだった日、又は電源はONだったが休日のためデバイスの利用がなかった日も含まれている。
関連デバイスの探索時に、通知間隔から非稼働日を除外するようにしてもよい。推測の精度を上げるために行う処理である。
図8〜図10の例に示すデータは、デバイスの非稼働日を除外する処理のために利用するものである。
図8は、保守作業日履歴テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。保守作業日履歴テーブル800は、データ記憶モジュール170に記憶されており、デバイスID欄805、保守作業開始日時欄810、保守作業終了日時欄815を有している。
デバイスID欄805は、デバイスIDを記憶している。保守作業開始日時欄810は、そのデバイスIDのデバイスの保守作業開始日時を記憶している。保守作業終了日時欄815は、そのデバイスIDのデバイスの保守作業終了日時を記憶している。
保守作業員によるメンテナンス作業を実施していた時間は、利用者はデバイスを利用できない。したがって、電源ON/OFFによらず作業実施時間は非稼働日として扱う。保守作業日履歴テーブル800は、予測精度を向上させる場合に利用する。
図9は、デバイス・事業所関連付テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。デバイス・事業所関連付テーブル900は、データ記憶モジュール170に記憶されており、デバイスID欄905、事業所コード欄910を有している。デバイスID欄905は、デバイスIDを記憶している。事業所コード欄910は、そのデバイスIDのデバイスが設置されている事業所を示す事業所コードを記憶している。つまり、デバイス・事業所関連付テーブル900は、デバイスと、そのデバイスが設置されている事業所を関連付けるテーブルである。デバイスを設置事業所単位で束ねる場合に利用する。
図10は、事務所テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。事務所テーブル1000は、データ記憶モジュール170に記憶されており、事業所コード欄1005、顧業種中分類コード欄1010、顧業種中分類名欄1015、顧業種小分類コード欄1020、顧業種小分類名欄1025、従業員数欄1030を有している。事業所コード欄1005は、事業所コードを記憶している。顧業種中分類コード欄1010は、その事業所コードの事業所が含まれる顧業種中分類コードを記憶している。顧業種中分類名欄1015は、その顧業種中分類コードの顧業種中分類名を記憶している。顧業種小分類コード欄1020は、その事業所コードの事業所が含まれる顧業種小分類コードを記憶している。顧業種小分類名欄1025は、その顧業種小分類コードの顧業種小分類名を記憶している。従業員数欄1030は、その事業所の従業員数を記憶している。つまり、事務所テーブル1000は、事業所と業種業態・従業員規模を関連付けるテーブルである。関連デバイスを探索する場合に利用する。対象としているデバイスと同業種のデバイスを探索するのに利用する。
また、図8〜図10の例に示すデータの他に、次のデータも用いる。
つまり、デバイス180から日次で通知され、かつデバイス180の利用があったかどうかを判別できるデータも用いる。デバイス180の内部の状態情報(例えば、モーターの回転等)を想定したものである。このようなデータは、たとえデバイス180の電源がONだったとしても、利用がなかった日を判断することができる。そして、デバイス180から通知がある日は、デバイス180の電源がON、ない日はOFFの日として扱う。
デバイス選出モジュール120が行う処理であって、通知間隔内の稼働日を算出する処理について説明する。
図11は、対象としているデバイステーブル1100のデータ構造例を示す説明図である。デバイステーブル1100のデータ構造は、デバイステーブル700と同等のものである。発生日時間隔1190内における非稼働日を算出する。
図12は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。この処理の概要は、通知間隔内の日について1日ずつ、非稼働日であったか否かをチェックし、そして、対象デバイスで保守作業が実施されていた日、電源OFFもしくはONだったが利用がなかった日、デバイスの設置されている事業所が休日だったと推測される日は、非稼働日として扱うものである。
ステップS1200では、通知間隔内日でループする。
ステップS1202では、保守作業実施日であるか否かを判断し、保守作業実施日である場合はステップS1212へ進み、それ以外の場合はステップS1204へ進む。保守作業期間を非稼働日として特定する(従来技術を用いてもよい)。ステップS1202では、当該日が保守作業実施日であったかを判断する。Yesの場合、保守作業で利用した機能回数を回数推測時に差し引くため、数値を控える。
ステップS1204では、非稼働日である可能性を判断する。このステップS1204の処理の詳細については、図14の例を用いて後述する。
ステップS1206では、非稼働の可能性があるか否かを判断し、可能性がある場合はステップS1208へ進み、可能性がない場合はステップS1299へ進む。ステップS1206では、対象デバイスが当該日に非稼働である可能性の有無を判断する。非稼働日可能性判断処理は、図14の例を用いて後述する。可能性なしの場合は推測期間日ループを次の日に進める。
ステップS1208では、非稼働候補数を計算する。ステップS1208では、対象デバイスと同事業所の全デバイスに対し、当該日に非稼働の可能性のあるデバイス総数(非稼働候補数)をカウントする。この事業所が休日だったかどうかを判断する際(ステップS1210)に使用する。このステップS1208の処理(非稼働日可能性判断処理)の詳細については、図13の例を用いて後述する。
ステップS1210では、総非稼働候補数/事業所総デバイス数を計算し、例えば50%以上であればステップS1212へ進み、例えば50%未満であれば、ステップS1299へ進む。ステップS1210では、事業所が休日だったかを判断する。例えば、事業所総数の50%以上が非稼働の可能性がある場合は、当該デバイスも非稼働日として特定する。
ステップS1212では、非稼働日として認識する。
ステップS1299では、通知間隔内日でループする(ステップS1202に戻る)。その通知間隔内の最終日時になったら終了する。
図13は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1300では、対象デバイスでループする。事業所コードに関連付いた、同事業所内の全デバイスでループする。ある特定日に、事業所内のデバイスのうち利用がなかったと推定できる台数をカウントする。
ステップS1302では、非稼働日である可能性を判断する。このステップS1302の処理の詳細については、図14の例を用いて後述する。
ステップS1304では、非稼働の可能性があるか否かを判断し、可能性がある場合はステップS1306へ進み、可能性がない場合はステップS1399へ進む。
ステップS1306では、非稼働候補数に1を加える。非稼働候補数の総数を用いて、事業所全体が休日であったかを推測するものである。
ステップS1399では、対象デバイスでループを終了する。
図14は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1402では、日、デバイスの指定を行う。
ステップS1404では、日次通知データの受信があるか否かを判断し、「有(電源ON)」の場合はステップS1406へ進み、「無(電源OFFの可能性)」の場合はステップS1410へ進む。日次で通知される種類のデータの受信がなければ、当該日に対象デバイスの電源はOFFだったと判断する。
ステップS1406では、利用形跡があるか否かを判断し、「有」の場合はステップS1408へ進み、「無(休日の可能性)」の場合はステップS1210へ進む。上記データ(日次で通知される種類のデータ)の中身を確認する。アラートなどデバイス内部の記録から、該当日にデバイスが利用されたのかどうかを判断する。利用形跡がなかった場合、電源は入っていたが休日だったと判断する。
ステップS1408では、非稼働可能性=0(非稼働可能性はないことを意味する)とする。
ステップS1410では、非稼働可能性=1(非稼働可能性があることを意味する)とする。
ステップS1412では、非稼働可能性の値を返却する。
デバイス選出モジュール120によるデバイスの選出処理について具体的に説明する。
図15は、要求事項テーブル1500のデータ構造例を示す説明図である。要求事項テーブル1500は、データ記憶モジュール170に記憶されており、求めたいデバイス欄1510、求めたいイベント欄1520、推測に利用する代替イベント欄1530を有している。求めたいデバイス欄1510は、求めたいデバイス(要求のあるアプリケーションが用いるデバイス)を記憶している。求めたいイベント欄1520は、求めたいイベント(要求のあるアプリケーションが用いるイベント)を記憶している。推測に利用する代替イベント欄1530は、推測に利用する代替イベント(イベント選出モジュール115によって選出されたイベント)を記憶している。
要求事項テーブル1500は、前提として利用されるものであって、各デバイスのイベントAのデータに着目することを示している。なお、通知間隔は、発生日時の間隔から推定非稼働日を除いた日数とする。
図16は、デバイスイベントテーブル1600のデータ構造の関係例を示す説明図である。なお、この例は、数値データありのイベントの場合を示している。
図16(a)〜(d)の例に示すデバイスイベントテーブル1600は、それぞれ発生日時欄1605、数値欄1610を有している。発生日時欄1605は、対象としているイベントの発生日時を記憶している。数値欄1610は、そのイベントの数値を記憶している。デバイスAにおける代替イベント表現データ(a)1690aは、稼働日数は15日、その間における数値の上昇は20である。デバイスBにおける代替イベント表現データ(b)1690bは、稼働日数は15日、その間における数値の上昇は30である。デバイスCにおける代替イベント表現データ(c)1690cは、稼働日数は18日、その間における数値の上昇は20である。デバイスDにおける代替イベント表現データ(d)1690dは、稼働日数は15日、その間における数値の上昇は20である。デバイスAに対する代替デバイスとして、デバイスBとデバイスCは却下となり、誤差が最も少ないデバイスDが選出される。
次に、予測実施モジュール125の処理について説明する。
図17は、関連デバイスリスト1700、代替イベントテーブル1720、収集データテーブル1750のデータ構造例を示す説明図である。
予測実施モジュール125は、イベント選出モジュール115が選出した代替イベント(代替イベントテーブル1720)、デバイス選出モジュール120が選出した代替デバイス(関連デバイスリスト1700)を受け取る。図17(a)は、関連デバイスリスト1700のデータ構造例を示す説明図である。関連デバイスリスト1700は、関連デバイス欄1705を有している。関連デバイス欄1705は、代替となる関連デバイスを記憶している。図17(b)は、代替イベントテーブル1720のデータ構造例を示す説明図である。代替イベントテーブル1720は、代替イベント欄1725、ユーザーが検索したいイベント欄1730を有している。代替イベント欄1725は、代替イベントを記憶している。ユーザーが検索したいイベント欄1730は、ユーザーが検索したいイベント(要求のあるアプリケーションが用いるイベント)を記憶している。
次に、予測実施モジュール125は、関連デバイスリスト1700内のデバイスに関して、代替イベント欄1725内の「代替イベント」を使ったイベント検索を、収集データテーブル1750に対して行う。その結果、収集データテーブル1750の第1行目を得る。図17(c)は、収集データテーブル1750のデータ構造例を示す説明図である。収集データテーブル1750は、デバイスID欄1755、発生日時欄1760、イベント欄1765、数値欄1770を有しており、収集データテーブル400と同じデータ構造を有している。
なお、「ユーザーが検索したいイベント」(ユーザーが検索したいイベント欄1730内のイベント)の通知日予測の方法は、「代替イベント」が数値データを有しているか否かにより異なる。
「代替イベント」が数値データなしの場合は、以下のように行う。
発生日時間隔を予測に使う。収集データテーブル1750では、デバイスAのイベントBの予測に、デバイスDのイベントDを利用する例である。デバイスDについて、イベントDの何日後にイベントBがあったかを検出する。なお、イベントB自体の通知間隔も予測に用いる。ここでは、発生日時間隔1790(収集データテーブル1750の1行目と3行目の間隔)は、1日である。そして、関連デバイスリスト1700内の他のデバイスについても、同様に通知間隔を収集する。
「代替イベント」が数値データありの場合は、以下のように行う。
発生日時間隔の数値変動を予測に使う。図18は、代替イベントテーブル1800、収集データテーブル1850のデータ構造例を示す説明図である。
図18(a)は、代替イベントテーブル1800のデータ構造例を示す説明図である。
代替イベントテーブル1800は、代替イベント欄1805、ユーザーが検索したいイベント欄1810を有している。代替イベントテーブル1800のデータ構造は、図17の例に示した代替イベントテーブル1720のデータ構造と同等のものである。
図18(b)は、収集データテーブル1850のデータ構造例を示す説明図である。収集データテーブル1850は、デバイスID欄1855、発生日時欄1860、イベント欄1865、数値欄1870を有している。収集データテーブル1850のデータ構造は、図17の例に示した収集データテーブル1750のデータ構造と同等のものである。収集データテーブル1850は、デバイスAのイベントBの予測に、デバイスDのイベントAを利用する例である。デバイスDについて、イベントBが2回通知される(収集データテーブル1850の2行目から5行目(上昇数値1890a)、5行目から8行目(上昇数値1890b))間にイベントAがいくつ上昇したかを検出する。なお、数値欄1870は空であるので、図19の例に示すような予測を行う。
そして、関連デバイスリストの他デバイスについて同様に、イベントBの通知間隔におけるイベントA上昇分を収集する。
図19は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図19(a)に示す収集データテーブル1850は、図18(b)に示すものと同じである。ここで、図19(b)の例に示すように、(1)イベントAの数値についてのグラフを作成する。発生日時を横軸として、数値欄1870の値(記載がある行の値)を用いて、プロットする。そして、(2)イベントBの通知間隔における、イベントAの上昇分を算出する。つまり、上昇数値1890aでは88の上昇があり、同様にして、上昇数値1890bでは90の上昇があった。もちろんのことながら、実際にグラフを作成する必要はなく、線形補間を行えばよい。また、線形補間の他に他の補間方法を用いてもよい。
また、次のように追加の処理を行うようにしてもよい。
図20は、収集データテーブル2000のデータ構造例を示す説明図である。収集データテーブル2000は、デバイスID欄2005、発生日時欄2010、イベント欄2015、数値欄2020を有している。収集データテーブル2000のデータ構造は、図17の例に示した収集データテーブル1750のデータ構造と同等のものである。ここで、発生日時間隔2090として11日となるが、この間隔は非稼働日を含んでいる可能性がある。前述のデバイス選出モジュール120による処理と同様に、非稼働日除外の処理を行うようにしてもよい。
次に、予測実施モジュール125は、関連デバイスリスト1700内の各デバイスに対し、「ユーザーが検索したいイベント」とそれに対応した「代替イベント」との「関係」を、実績を元に作成する。なお、ここで、「関係」とは、代替イベントが数値データなしの場合は、「ユーザーが検索したいイベント」発行に至るまでの時間であり、代替イベントが数値データありの場合は、「ユーザーが検索したいイベント」発行に至るまでの数値の上昇値である。
例えば、「代替イベント」が数値データなしの場合について、図21の例を用いて説明する。これは、デバイスAのイベントBの通知日を、イベントDを利用して予測する例を示している。図21は、代替イベント(数値データなし)テーブル2100のデータ構造例を示す説明図である。代替イベント(数値データなし)テーブル2100は、関連デバイス欄2105、誤差欄2110、代替イベント欄2115、ユーザーが検索したいイベント欄2120、発行に至るまでの時間(日)欄2125を有している。関連デバイス欄2105は、関連デバイスを記憶している。誤差欄2110は、誤差を記憶している。代替イベント欄2115は、代替イベントを記憶している。ユーザーが検索したいイベント欄2120は、ユーザーが検索したいイベントを記憶している。発行に至るまでの時間(日)欄2125は、発行に至るまでの時間(日)を記憶している。
なお、検索は過去に遡って行われるため、1デバイスにつき複数の件数が存在する。例えば、代替イベント(数値データなし)テーブル2100内の1〜3行目のデバイスDが該当する。
そして、誤差欄2110の値は、デバイスAとの誤差値が小さい程類似していることを示している。また、発行に至るまでの時間(日)欄2125の値は、後続の、デバイスAについての予測に使用する。
例えば、「代替イベント」が数値データありの場合について、図22の例を用いて説明する。これは、デバイスAのイベントBの通知日を、イベントAを利用して予測する例を示している。図22は、代替イベント(数値データあり)テーブル2200のデータ構造例を示す説明図である。代替イベント(数値データあり)テーブル2200は、関連デバイス欄2205、誤差欄2210、代替イベント欄2215、ユーザーが検索したいイベント欄2220、検索したいイベントの発行に至るまでの代替イベントの数値上昇値欄2225を有している。関連デバイス欄2205は、関連デバイスを記憶している。誤差欄2210は、誤差を記憶している。代替イベント欄2215は、代替イベントを記憶している。ユーザーが検索したいイベント欄2220は、ユーザーが検索したいイベントを記憶している。検索したいイベントの発行に至るまでの代替イベントの数値上昇値欄2225は、検索したいイベントの発行に至るまでの代替イベントの数値上昇値を記憶している。
なお、誤差欄2210の値は、デバイスAとの誤差値が小さい程類似していることを示している。
そして、検索したいイベントの発行に至るまでの代替イベントの数値上昇値欄2225の値は、後続の、デバイスAについての予測時に使用する。予測時には(デバイスAの)直近のイベントBを起点に計算することとなる。
次に、データ表示モジュール130の処理について説明する。
検索結果を例に説明する。図23は、上昇値テーブル2300、2350のデータ構造例を示す説明図である。図23(a)は、上昇値テーブル2300のデータ構造例を示す説明図である。上昇値テーブル2300は、関連デバイス欄2305、誤差欄2310、代替イベント欄2315、ユーザーが検索したいイベント欄2320、(発行に至るまでの数値の)上昇値欄2325を有しており、検索結果の例である。関連デバイス欄2305は、関連デバイスを記憶している。誤差欄2310は、誤差を記憶している。代替イベント欄2315は、代替イベントを記憶している。ユーザーが検索したいイベント欄2320は、ユーザーが検索したいイベントを記憶している。(発行に至るまでの数値の)上昇値欄2325は、(発行に至るまでの数値の)上昇値を記憶している。
(1)全関連デバイスについて、1デバイスごとの平均上昇値を求める。図23(a)の例に示す上昇値テーブル2300から、上昇値テーブル2350を生成する。上昇値テーブル2350のデータ構造は、上昇値テーブル2300と同じである。(発行に至るまでの数値の)上昇値欄2375の値は、各(発行に至るまでの数値の)上昇値欄2325の値の平均値である。なお、統計値として、平均値の他に、中央値、最頻値等であってもよい。上昇値テーブル2350では、関連デバイスはユニーク(1デバイスは1行)になる。
(2)全関連デバイスを用いて、上昇値の確率分布テーブルを作成する。つまり、図24(a)の例に示す上昇値テーブル2400(図23(b)の例に示す上昇値テーブル2350)から、確率分布テーブル2450を生成する。図24(b)は、確率分布テーブル2450のデータ構造例を示す説明図である。確率分布テーブル2450は、実現確率欄2455、検索したいイベントの発行に至るまでの代替イベントの数値上昇値欄2460を有している。実現確率欄2455は、実現確率を記憶している。検索したいイベントの発行に至るまでの代替イベントの数値上昇値欄2460は、検索したいイベントの発行に至るまでの代替イベントの数値上昇値を記憶している。
なお、確率分布(実現確率欄2455の値)は誤差(誤差欄2410内の値)を用いて、全関連デバイスでの荷重分布で算出する。
(3)求めたいデバイスAについて、代替イベントの数値上昇を予測する。図25の例に示すグラフのように、全関連デバイスを用いて、現在日時の直近におけるデータの傾きの平均値を求める。図25のグラフの例では、現在日時以降も延びている線分の傾きである。
(4)確率分布テーブル2450を用いて、数値上昇にかかる日数を推測する。図26は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図26(a)は、確率分布テーブル2600(確率分布テーブル2450と同等)のデータ構造例を示す説明図である。確率分布テーブル2600は、実現確率欄2605、(発行に至るまでの数値の)上昇値欄2610を有している。実現確率欄2605は、実現確率を記憶している。(発行に至るまでの数値の)上昇値欄2610は、(発行に至るまでの数値の)上昇値を記憶している。
図26(b)の例に示すグラフは、図25の例に示すグラフと同等である(現在日時以降を見やすくしている)。
図26(c)は、イベント予定日・確率テーブル2650のデータ構造例を示す説明図である。イベント予定日・確率テーブル2650は、ユーザーが検索したいイベント欄2655、予定日欄2660、確率欄2665を有している。ユーザーが検索したいイベント欄2655は、ユーザーが検索したいイベントを記憶している。予定日欄2660は、予定日を記憶している。確率欄2665は、確率を記憶している。
そして、確率分布テーブル2600の3行目は、イベント予定日・確率テーブル2650の3行目に対応し、グラフにおいては予定日(3行目の予定日欄2660の値)は現在日時から8日(「91」(3行目の(発行に至るまでの数値の)上昇値欄2610の値)の上昇となるためには8日必要)であることを示している。確率分布テーブル2600の2行目は、イベント予定日・確率テーブル2650の2行目に対応し、グラフにおいては予定日(2行目の予定日欄2660の値)は現在日時から3日(「89.5」(2行目の(発行に至るまでの数値の)上昇値欄2610の値))であることを示している。確率分布テーブル2600の1行目は、イベント予定日・確率テーブル2650の1行目に対応し、グラフにおいては予定日(1行目の予定日欄2660の値)は現在日時から6日(「90.3」(1行目の(発行に至るまでの数値の)上昇値欄2610の値))であることを示している。
次に、図27に示す検索結果を例に説明する。具体的には、代替イベント(数値データなし)テーブル2700からイベント予定日・確率テーブル2750を生成する処理について説明する。図27(a)は、代替イベント(数値データなし)テーブル2700のデータ構造例を示す説明図である。代替イベント(数値データなし)テーブル2700は、関連デバイス欄2705、誤差欄2710、代替イベント欄2715、ユーザーが検索したいイベント欄2720、発行に至るまでの時間(日)欄2725を有しており、検索結果の例を示している。関連デバイス欄2705は、関連デバイスを記憶している。誤差欄2710は、誤差を記憶している。代替イベント欄2715は、代替イベントを記憶している。ユーザーが検索したいイベント欄2720は、ユーザーが検索したいイベントを記憶している。発行に至るまでの時間(日)欄2725は、発行に至るまでの時間(日)を記憶している。
図27(b)は、イベント予定日・確率テーブル2750のデータ構造例を示す説明図である。イベント予定日・確率テーブル2750は、ユーザーが検索したいイベント欄2755、予定日欄2760、確率欄2765を有している。ユーザーが検索したいイベント欄2755は、ユーザーが検索したいイベントを記憶している。予定日欄2760は、予定日を記憶している。確率欄2765は、確率を記憶している。
(1)代替イベント(数値データなし)テーブル2700の総行数を数える。この場合、総行数は6である。
(2)発行に至るまでの時間と出現回数を計数する。この場合、発行に至るまでの時間(日)欄2725より、9日は1であり、10日は3であり、11日は2である。
(3)((2)の発行に至るまでの時間)−(ユーザーのデバイスにより前回代替イベントが発行されてから今日までの日数)を、イベント予定日・確率テーブル2750の予定日欄2760に代入する。なお、この例は、対象とするユーザーのデバイスをデバイスAとし、前回デバイスAがイベントDを発行した日が本日から2日前とした場合の日数である。つまり、1行目の8日以内とは発行に至るまでの時間(日)欄2725の10日に対応し、2行目の9日以内とは発行に至るまでの時間(日)欄2725の11日に対応し、3行目の7日以内とは発行に至るまでの時間(日)欄2725の9日に対応している。
(4)各発行に至るまでの時間に対して、「(2)の回数/総行数×100」を、イベント予定日・確率テーブル2750の確率欄2765に代入する。具体的には、イベント予定日・確率テーブル2750の1行目は、3/6×100(50%)であり、2行目は、2/6×100(33.3%)であり、3行目は、1/6×100(16.7%)である。
そして、表示するデータとして、イベント予定日・確率テーブル2800を表示する。図28は、イベント予定日・確率テーブル2800のデータ構造例を示す説明図である。イベント予定日・確率テーブル2800は、ユーザーが検索したいイベント欄2805、予定日欄2810、確率欄2815を有しており、前述したように作成したイベント予定日・確率テーブル2750と同じである。なお、この例は、検索デバイスとしてデバイスA、検索イベントとしてイベントBとしたものである。
物流アプリケーションが要求された場合の処理例を説明する。
図29は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2902では、ユーザーの操作に応じて、デバイスAの消耗品配送日の検索の指示を受け付ける。
ステップS2904では、物流アプリケーションの稼働状況を確認し、稼働している場合はステップS2906へ進み、稼働していない場合はステップS2908へ進む。
ステップS2906では、物流アプリケーションによる処理(デバイスAの消耗品配送日の検索処理)を行い、その処理結果(消耗品配送日)をユーザーインターフェースに提供する。ユーザーは消耗品配送日を知ることとなる。
ステップS2908では、イベント選出モジュール115が、「消耗品配送日」の代替イベントの候補である「機能別カウンター通知日」を判断し、その発生日時が「今日又は昨日」の場合はステップS2910へ進み、「昨日より前」の場合はステップS2912へ進む。
ステップS2910では、イベント選出モジュール115が、営業アプリケーションの機能別カウンターイベントを代替イベントとして利用する。
ステップS2912では、イベント選出モジュール115が、事務アプリケーションのビリングイベントを代替イベントとして利用する。
ステップS2914では、デバイス選出モジュール120が、相関があるデバイスを抽出する。
ステップS3016では、予測実施モジュール125が、予測を実施する。
営業アプリケーションが要求された場合の処理例を説明する。
図30は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS3002では、ユーザーの操作に応じて、稼働レポートの表示指示を受け付ける。
ステップS3004では、ユーザーの操作に応じて、推測期間とデバイスの指定を受け付ける。具体的には、レポート対象の企業・事業所の所有する装置を、推測対象装置として指定する。そして、レポート対象期間の開始と終了日をメーター値推測対象日とする。
ステップS3006では、営業アプリケーションの稼働状況を確認し、「利用可」であればステップS3008へ進み、「利用不可」の場合はステップS3016へ進む。ステップS3006で「利用可」と判断した場合、例えば、営業アプリケーションが利用可能な平常時であり、その営業アプリケーションでイベントFを使用する。ステップS3006で「利用不可」と判断した場合、例えば、営業アプリケーションが停止していた場合は、保守アプリケーションに切り替え、代替イベントであるイベントEを使用する。
ステップS3008では、対象デバイスでループする。
ステップS3010では、期間内の使用回数を計算する。
ステップS3012では、対象デバイスでループを終了する。
なお、ステップS3008〜S3012では、対象としているイベントFは日次通知とする。
ステップS3014では、営業アプリケーションは、レポート対象期間の利用回数を表示する。
ステップS3016では、イベントFの代替イベントであるイベントEを参照する。レポート対象の各機能についてイベントFと関連するイベントEを紐付ける(関連付ける)。
ステップS3018では、推測に使用する他デバイスを抽出する。同一機種かつ、通知間隔の類似するデバイスを探す。具体的には、推測したいレポート対象の装置と同一機種に限定した上で、前述した処理例に基づき選出する。
ステップS3020では、推測に使用する全デバイスについて、イベントFとイベントEの上昇比率を計算する。
ステップS3022では、イベントFとイベントEの上昇比率を決定する。具体的には、全デバイスにおける平均上昇率を計算する。
ステップS3024では、対象デバイスでループする。
ステップS3026では、前述した処理により非稼働日の決定を行う。
ステップS3028では、月別利用頻度係数を反映する。具体的には、推測期間が複数月の場合、当該デバイスの過去のメーター値の傾向(トレンド)から割り出した月別利用頻度係数の比率に基づき、メーター値上昇の傾きを計算する。
ステップS3030では、期間内の使用回数をイベントEを用いて計算する。
ステップS3032では、対象デバイスでのループ(ステップS3024からの繰り返し)を終了する。
ステップS3034では、レポート対象期間の利用回数の推測値を表示する。具体的には、ステップS3028で求めた近似直線を用いて、推定開始日と終了日のメーター値を推測し、その差分を推定期間の利用回数とする。そして、対象デバイスで合算しレポートを作成する。
図31は、本実施の形態による処理例(図30で示した処理例)を示す説明図である。
横軸を時間とし、縦軸をメーター値(イベントの値)として、レポートとして指定された期間では、デバイスから受信したイベントの値(グラフでは菱形のプロット)が3個あるが、レポートの期間の最初と最後では、その値を受信していない状況である。そこで、レポートの期間の最初と最後におけるイベントの値(グラフでは正方形のプロット)を推測する。グラフ内の「(1)の期間」は、非稼働日を割り当てたものである。グラフ内の「(2)の期間」は、11/1(レポートの期間より前にあって、直近にメーター値を受信した日)から12/15(レポートの期間内にあって、最初にメーター値を受信した日)のメーター上昇分を、11月と12月の稼働日数で過去トレンドに基づいた11月と12月の使用頻度の比率をもって按分したものである。これによって、レポートの期間の最初におけるメーター値(グラフでは左側の正方形のプロット)が推測された。同様に、レポートの期間の最後におけるメーター値(グラフでは右側の正方形のプロット)を推測すればよい。
ユーザーが要求している情報の最新情報を、その要求した直近の情報で得られる場合、予測処理を実施する必要がない。その場合は最新情報をユーザーに提示すべきである。この処理を加えた処理例を、図32の例に示すフローチャート、図33の収集データテーブル3300を用いて説明する。
ステップS3202では、ユーザーの操作に応じて、デバイスAの消耗品配送日の検索の指示を受け付ける。
ステップS3204では、物流アプリケーションの稼働状況を確認し、稼働している場合はステップS3206へ進み、稼働していない場合は3208へ進む。
ステップS3206では、物流アプリケーションによる処理(デバイスAの消耗品配送日の検索処理)を行い、その処理結果(消耗品配送日)をユーザーインターフェースに提供する。ユーザーは消耗品配送日を知ることとなる。
ステップS3208では、最も直近の消耗品配送日表示ジョブの配送日が現在日より前か後かを判断し、「現在日より前」の場合はステップS3210へ進み、「現在日又は現在日より後」の場合はステップS3212へ進む。このステップS3208の判断処理は、予測処理の要不要を判断するものである。
ステップS3210では、機能別カウンター通知日を判断し、「今日又は昨日」の場合はステップS3214へ進み、「昨日より前」の場合はステップS3216へ進む。
ステップS3212では、最も直近の消耗品配送日表示ジョブの配送日を表示する。
ステップS3214では、営業アプリケーションの機能別カウンターイベントを利用する。
ステップS3216では、事務アプリケーションのビリングイベントを利用する。
ステップS3218では、相関があるデバイスを抽出する。
ステップS3220では、予測を実施する。
図33の例に示す収集データテーブル3300を用いて、予測処理の要不要を判断する処理を説明する。収集データテーブル3300は、デバイスID欄3305、発生日時欄3310、イベント欄3315、数値欄3320を有している。これは、図4の例に示した収集データテーブル400と同等のデータ構造を有している。
(1)ユーザーの操作に応じて、検索対象となるイベント、デバイスIDを取得する。
(2)(1)で取得したイベント、デバイスIDを検索する。
(3)(2)の検索結果のうち、最も直近のものを抽出する。例えば、収集データテーブル3300内の3行目を抽出したとする。
a.直近の日付(発生日時欄3310内の日時)が今日又は昨日である場合、直近のイベントの値をそのまま表示する。
なお、イベントの種類に応じた条件(前述の例では、「直近の日付が今日又は昨日である場合」)としてもよい。例えば、検索対象のイベントがイベントCの場合は、条件としてイベントの発生日時が今日から三日前としてもよい。
b.それ以外の場合は、予測処理を実施する。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図34に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU3401を用い、記憶装置としてRAM3402、ROM3403、HD3404を用いている。HD3404として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。データ予測モジュール110、イベント選出モジュール115、デバイス選出モジュール120、予測実施モジュール125、データ表示モジュール130、データ受信モジュール155、アプリケーション160、ブラウザモジュール192等のプログラムを実行するCPU3401と、そのプログラムやデータを記憶するRAM3402と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM3403と、補助記憶装置(フラッシュメモリ等であってもよい)であるHD3404と、キーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置3406と、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装置3405と、ネットワークインターフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インターフェース3407、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス3408により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図34に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図34に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図34に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明において、予め定められた値との比較において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
110…データ予測モジュール
115…イベント選出モジュール
120…デバイス選出モジュール
125…予測実施モジュール
130…データ表示モジュール
150…センター情報処理装置
155…データ受信モジュール
160…アプリケーション
165…Webページ
170…データ記憶モジュール
180…デバイス
190…ユーザー端末
192…ブラウザモジュール
194…ユーザーアクセスページ
280、290…通信回線

Claims (6)

  1. 要求のあるアプリケーションが利用できない場合に、該アプリケーションが用いるイベントを代替する第2のイベントを選出する第1の選出手段と、
    前記アプリケーションが用いる機器を代替する第2の機器を選出する第2の選出手段と、
    前記第1の選出手段によって選出された第2のイベントと前記第2の選出手段によって選出された第2の機器を予め定められた規則に適用することによって、前記アプリケーションによる処理結果を予測する予測手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の選出手段は、イベントの発生日時を予め定められた規則に適用することによって、前記第2のイベントを選出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の選出手段は、前記アプリケーションが用いる機器におけるイベントと他の機器における該イベントの差分が予め定められた閾値未満又は以下である場合に、該他の機器を第2の機器として選出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の選出手段は、前記第1の選出手段によって選出された第2のイベントが数値データを持つか否かによって、第2の機器の選出方法を異ならせる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の選出手段は、前記第1の選出手段によって選出された第2のイベントが数値データを持たない場合は、該第2のイベントの通知間隔の差分を前記イベントの差分とする
    ことを特徴とする請求項3に従属する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    要求のあるアプリケーションが利用できない場合に、該アプリケーションが用いるイベントを代替する第2のイベントを選出する第1の選出手段と、
    前記アプリケーションが用いる機器を代替する第2の機器を選出する第2の選出手段と、
    前記第1の選出手段によって選出された第2のイベントと前記第2の選出手段によって選出された第2の機器を予め定められた規則に適用することによって、前記アプリケーションによる処理結果を予測する予測手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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