[第一実施形態]
はじめに、本願の開示する技術の第一実施形態を説明する。
第一実施形態では、「電子機器」の一例として、ノート型パーソナルコンピュータについて説明する。図1に示されるように、第一実施形態に係るノート型パーソナルコンピュータ10は、本体装置11と、本体装置11に回動可能に固定された表示装置12とを備える。表示装置12には、例えば液晶表示器などの表示器13が設けられている。この表示装置12は、本体装置11側に閉じられた状態と、本体装置11から開かれた状態とを取り得る。図1では、表示装置12が開かれた状態で示されている。
なお、各図の矢印UP、矢印FR、及び、矢印RHは、ノート型パーソナルコンピュータ10の高さ方向の上側、奥行方向の手前側(前側)、及び、横幅方向の右側をそれぞれ示している。
図2に示されるように、本体装置11には、「収容空間」の一例であるベイ30が形成されている。このベイ30は、平面視にて概略矩形状に形成されており、一例として、本体装置11の右側面に開口している。
このベイ30には、光ディスクドライブ(ODD:Optical Disk Drive)ユニット21、増設バッテリユニット22、及び、ダミーユニット23のいずれかが選択的に挿入される。光ディスクドライブユニット21、増設バッテリユニット22、及び、ダミーユニット23は、「ユニット」の一例であり、いずれも平盤状に形成されている。
第一実施形態に係るノート型パーソナルコンピュータ10は、好ましくは、光ディスクドライブユニット21、増設バッテリユニット22、及び、ダミーユニット23のいずれかを備える。以下、光ディスクドライブユニット21、増設バッテリユニット22、及び、ダミーユニット23をまとめてユニットと称する場合がある。
なお、ノート型パーソナルコンピュータ10は、光ディスクドライブユニット21、増設バッテリユニット22、及び、ダミーユニット23を備えなくても良い。つまり、光ディスクドライブユニット21、増設バッテリユニット22、及び、ダミーユニット23は、ノート型パーソナルコンピュータ10に付属されずに、オプション品とされていても良い。ベイ30にユニットが挿入されない場合、ベイ30の開口は、開放されていても良いし、蓋材によって閉塞されていても良い。
本体装置11は、ケース40と、「入力装置」の一例であるキーボード50とを有する。ケース40は、薄型の箱体であり、平面視にて概略矩形状に形成されている。このケース40は、本体装置11の厚さ方向(高さ方向)に分割されたアッパーケース41及びロアケース42を有する。
図3に示されるように、アッパーケース41は、格子状の枠部43を有している。この枠部43には、複数の開口44が配列されて形成されている。この複数の開口44は、後述するキーボード50に設けられた複数のキートップ52の各々と対応する位置に形成されると共に、この複数のキートップ52の各々と対応する形状で形成されている。
キーボード50は、キーボードベース51と、複数のキートップ52とを有する。キーボードベース51は、矩形板状に形成されており、複数のキートップ52は、キーボードベース51の表側に配列されている。
キーボード50は、一例として、アイソレーションキーボードであり、両面テープ53により、アッパーケース41の内側からアッパーケース41に貼り付けられる。つまり、両面テープ53は、枠部43と同様の格子状に形成されており、この両面テープ53により、キーボード50は、複数のキートップ52の各々の周囲部にて枠部43の裏面に貼り付けられる。
このようにしてキーボード50がその表側から枠部43の裏面に貼り付けられた状態において、キーボードベース51は、アッパーケース41(枠部43)に覆われ、複数のキートップ52は、複数の開口44の各々に挿入される。複数のキートップ52は、複数の開口44の各々に挿入されることにより、この複数の開口44の各々を通じてアッパーケース41の表側に露出される(図1参照)。
キーボードベース51には、このキーボードベース51の外側に延出する複数の固定片71〜75が形成されている。固定片71は、キーボード50の右前側の角隅部61(カーソルキー55が設けられた側の角隅部)からキーボード50の前側に延出されており、固定片72は、キーボード50の左前側の角隅部62からキーボード50の前側に延出されている。固定片71が形成されたキーボード50の右前側の角隅部61は、「入力装置の角隅部」の一例であり、固定片71は、「入力装置の外側」の一例として、キーボード50の前側(手前側)に延出する。
また、固定片73,74は、キーボード50の左右両側の縁部63,64からキーボード50の左右両側にそれぞれ延出されており、固定片75は、キーボード50の後側の縁部65における左右両端側からキーボード50の後側に延出されている。この複数の固定片71は、いずれもキーボード50の縁部に沿って延びる長尺状に形成されている。
また、キーボード50の後側の縁部65における左右両端側には、キーボード50の後側に延出する舌片状の締結片77がそれぞれ形成されている。キーボード50は、締結片77にてアッパーケース41にネジ止めされる。上述の複数の固定片71〜75及び締結片77は、キーボードベース51の表面に両面テープ53が貼り付けられた状態において、この両面テープ53の外周部53Aよりも外側に位置する(図4参照)。
図5に示されるように、ロアケース42には、底面視にてベイ30と重なる位置に切欠き45が形成されている。この切欠き45は、矩形状に形成されており、ベイ30と同様に、本体装置11の右側面に開口している。図5には、一例として、ベイ30に光ディスクドライブユニット21が挿入されている状態が示されている。光ディスクドライブユニット21などのユニットがベイ30に挿入されている状態において、切欠き45は、ユニットに設けられた底面カバー24によって塞がれる。
図6には、図5に示されるロアケース42が本体装置11から取り外された状態が示されており、図7には、さらに図6に示される光ディスクドライブユニット21が本体装置11から取り外された状態が示されている。
図7に示されるように、本体装置11には、「第一の基板」の一例であるメイン基板80が設けられている。このメイン基板80は、基板本体(プリント基板)と、実装部品を有している。基板本体は、矩形状に形成されており、実装部品は、基板本体に実装されている。実装部品には、例えば、キーボード50からの信号を処理する電子部品や、表示装置12(図1参照)を駆動するための電子部品などが含まれる。この基板本体及び実装部品を含むメイン基板80は、「収容空間と並んで配置された基板」の一例であり、本体装置11の横幅方向にベイ30と並んで配置されている。
このベイ30及びメイン基板80は、キーボード50の裏側に位置する。キーボード50の裏側は、「ケースへの貼付側と反対側」の一例であり、キーボード50の裏面50Aは、「入力装置のケースへの貼付側と反対側の面」の一例である。
図8に示されるように、メイン基板80は、キーボード50の裏面50A(より詳細には、後述するシート部材54)に近接して対向されている。キートップ52が押下されるなど、キーボード50の表側からキーボードベース51に荷重Fが作用し、キーボードベース51がキーボード50の裏側に撓んだ場合には、キーボードベース51がメイン基板80(基板本体又は実装部品等)に当接される。そして、キーボードベース51がメイン基板80に当接されることにより、キーボード50がメイン基板80によって支持される。なお、キーボード50の裏面50Aは、メイン基板80(基板本体又は実装部品等)に予め接した状態とされていても良い。
図9に示されるように、ベイ30の横幅方向両側の側部には、ベイ30に挿入されるユニットをガイドするための側壁部31,32がそれぞれ形成されている。本体装置11の背面側に搭載されたバッテリ82と、このバッテリ82側の側壁部31との間には、スペース84(デッドスペース)が存在する。このスペース84には、「第二の基板」の一例であるサブ基板86が配置されている。
メイン基板80の小型化のために、サブ基板86には、メイン基板80が元々有する機能が移設されるか、又は、機能拡張のための部品(例えば、インターフェースコネクタ)などが実装される。このサブ基板86は、ベイ30の側方に位置し、ベイ30の奥行方向に沿って延びている。
このサブ基板86は、「ケーブル」の一例であるフレキシブルケーブル88によってメイン基板80と接続されている。フレキシブルケーブル88は、平らに形成されており、底面視にてL字状に折れ曲がっている。フレキシブルケーブル88におけるサブ基板86側の一端部は、接続部90として形成されており、この接続部90は、サブ基板86に実装されたコネクタ92に接続されている。接続部90は、フレキシブルケーブル88によって形成されても良いし、フレキシブルケーブル88の一端部に接続されたコネクタでも良い。
フレキシブルケーブル88の長さ方向の中央部88Aは、キーボード50の裏面50Aと対向し、このキーボード50の裏面50Aに沿って配線されている。キーボード50の裏面50Aは、「収容空間の内壁」の一例であり、ベイ30の天面(本体装置11の表側に位置する面)を形成している。
また、キーボード50の裏面50Aには、シート部材54が重ね合わされている。このシート部材54は、一例として、光散乱用シートとされており、キーボード50の外形よりも僅かに小さく形成されている。このシート部材54は、より具体的には、キーボード50の裏面50Aの周縁部よりも内側(裏面50Aの中央部を含む)に重ね合わされている。キーボード50における固定片71を含む周縁部は、シート部材54の外周部よりも外側に位置されている。
キーボード50の裏面50Aは、キーボードベース51にシート部材54が重ね合わされた部分では、シート部材54によって形成され、キーボードベース51にシート部材54が重ね合わされていない部分では、キーボードベース51によって形成される。なお、シート部材54は、キーボード50から省かれても良い。
このシート部材54を含むキーボード50の裏面50Aが露出するベイ30には、支持部材100が設けられている。支持部材100は、一例として、板金製とされており、支持部101と、覆い部102と、連結部103とを有する(図10も参照)。
連結部103は、ベイ30の奥側に配置されており、支持部101と覆い部102とを連結している。この連結部103は、底面視にて矩形状に形成されており、ベイ30の横幅方向に延びている。支持部101は、連結部103の横幅方向一方側(本体装置11の正面側)に形成されている。一方、覆い部102は、連結部103の横幅方向他方側(本体装置11の背面側)に形成されており、底面視にてキーボード50の中央部に対する支持部101と反対側に位置する。支持部101、覆い部102、及び、連結部103は、本体装置11の厚さ方向(高さ方向)を板厚方向として形成されている。
図11に示されるように、支持部101と、連結部103における横幅方向一方側(本体装置11の正面側)の部位と、覆い部102には、締結部104,105,106がそれぞれ設けられている。この複数の締結部104〜106は、ネジ124〜126によりアッパーケース41に締結されており、これにより、支持部材100は、アッパーケース41に固定されている。
図9に示されるように、支持部101は、底面視にて長尺状に形成されており、固定片71が形成されたキーボード50の前側の縁部66に沿って延びる。支持部101の先端部における固定片71と対応する位置には、連結部103に対してキーボード50側(本体装置11の表側)に突出する突出部107が形成されている。この突出部107は、上述のシート部材54の厚さ分の高さを有している。この突出部107は、カーソルキー55が設けられた側の角隅部61(図4参照)に形成された固定片71の裏面71Aに当接し、この固定片71の裏面71Aを支持する(図11も参照)。この固定片71の裏面71Aは、キーボード50の裏面50Aの一部であり、「入力装置のケースへの貼付側と反対側の面の縁部(角隅部)」の一例である。
また、図11のF12−F12線断面図である図12に示されるように、アッパーケース41の裏側における固定片71と対応する位置には、突出部107と対向する固定部46が設けられている。そして、固定片71は、突出部107及び固定部46によって厚さ方向の両側から挟持されている。
また、図11に示されるように、支持部101の先端部には、被挟持片108が形成されている。この被挟持片108は、上述のアッパーケース41及びロアケース42(図1,図8参照)によって厚さ方向の両側から挟持される。
図13に示されるように、連結部103は、キーボード50の裏面50Aの周縁部よりも内側、すなわち、この場合、シート部材54と接しており、このシート部材54を支持する。なお、シート部材54がキーボード50から省かれた場合、キーボードベース51の裏面の周縁部よりも内側に連結部103が直接接することで、このキーボードベース51の裏面の周縁部よりも内側が連結部103により支持されても良い。
このように、本体装置11では、キーボード50の裏側にベイ30が設けられている箇所があるが、ベイ30では、支持部材100(支持部101及び連結部103)によってキーボード50がその裏側から支持されている(図14,図15参照)。
図16に示されるように、覆い部102は、本体装置11の底面視にてフレキシブルケーブル88の長さ方向の中央部88Aと重なる位置に設けられている。図17に示されるように、この覆い部102は、キーボード50の裏面50A(シート部材54)と対向している。そして、この覆い部102は、フレキシブルケーブル88に対するキーボード50の裏面50Aと反対側(本体装置11の底面側)からフレキシブルケーブル88の長さ方向の中央部88Aを覆っている。この覆い部102は、フレキシブルケーブル88の厚みの分、連結部103に対してキーボード50の裏面50Aと反対側(本体装置11の底面側)にオフセットされている。
また、この覆い部102には、コネクタ92に対する接続部90の抜き方向に切り欠かれたL字状の切欠き109が形成されている。この切欠き109には、フレキシブルケーブル88における接続部90側の部位が挿入されている。
図10に示されるように、支持部材100は、上述の支持部101、覆い部102、及び、連結部103に加え、両側一対のレール110,112と、両側一対の位置決め部114,116とを有する。一対のレール110,112は、支持部材100の横幅方向の両側にそれぞれ形成されている。各レール110,112は、ユニットの挿抜方向である支持部材100の奥行方向にそれぞれ延びている(図9も参照)。各レール110,112は、ベイ30に対してユニットが挿抜される際に、ユニットと摺接されて、このユニットを支持する。
一対の位置決め部114,116は、支持部材100の奥行方向の奥側に形成されている。この一対の位置決め部114,116は、それぞれ支持部材100の横幅方向に延びており、この支持部材100の横幅方向に並んでいる。この一対の位置決め部114,116は、連結部103に対して突出部107が突出する側と反対側に突出している(図9も参照)。
図11に示されるように、メイン基板80におけるベイ30側の端部には、一対のコネクタ94,96が設けられている。この一対のコネクタ94,96には、光ディスクドライブユニット21や増設バッテリユニット22(図2参照)などのユニットに設けられたコネクタが接続される。
一対の位置決め部114,116は、一対のコネクタ94,96のほぼ正面にそれぞれ位置されている。各位置決め部114,116は、ユニットがベイ30に挿入されて、このユニットのコネクタがコネクタ94,96に挿入される際に、ユニットの先端部を支持する。各位置決め部114,116によってユニットの先端部が支持されることより、ユニットの先端部が位置決めされ、ひいては、ユニットのコネクタがコネクタ94,96に対して位置決めされる。
また、連結部103の横幅方向の中央部には、底面視にて円弧状の切欠き118が形成されている。この円弧状の切欠き118は、図5に示されるように、光ディスクドライブユニット21がベイ30に挿入された状態において、この光ディスクドライブユニット21の回転軸25と同心状に配置される。円弧状の切欠き118が光ディスクドライブユニット21の回転軸25と同心状に配置されることにより、支持部材100は、光ディスクドライブユニット21の回転軸25に対して回転軸25の径方向外側に避けて配置される。
次に、第一実施形態の作用及び効果について説明する。
図7に示されるように、キーボード50の裏側には、メイン基板80と並んでベイ30が設けられている。また、キーボード50は、アッパーケース41の内側からアッパーケース41に貼り付けられている。このため、ベイ30にユニットが挿入されていない状態において、ベイ30の真上に位置するキートップが必要以上の荷重で押下された場合、ベイ30が位置する部位においてキーボード50がアッパーケース41から剥がれることが懸念される。このようにベイ30が位置する部位においてキーボード50がアッパーケース41から剥がれた場合、このキーボード50の剥がれた部分がユニットの挿抜時にユニットと干渉する虞がある。
しかしながら、第一実施形態では、キーボード50の裏面50Aのうちベイ30側の部分は、ベイ30に設けられた支持部材100(支持部101及び連結部103)によって支持されている。従って、ベイ30の真上に位置するキートップが押下された場合でも、キーボード50の裏面50Aのうちベイ30側の部分が下側から支持部材100によって支持されるので、ベイ30が位置する部位においてキーボード50がアッパーケース41から剥がれることを抑制することができる。これにより、ユニットの挿抜時にユニットとキーボード50とが干渉することを抑制することができる。
特に、図4に示されるように、キーボード50の右前側の角隅部61(カーソルキー55が設けられた側の角隅部)は、スペース上の制約から貼付面積を確保することが難しい。このため、図14に示されるように、角隅部61の付近のキートップ(カーソルキー55)が必要以上の荷重Fで押下された場合、角隅部61がアッパーケース41から剥がれることが懸念される。また、貼付面積が少ない個所においては、キーボード50の打鍵性が低下する虞がある。
しかしながら、第一実施形態では、キーボード50において貼付面積が少ない角隅部61に固定片71が形成されている(図4も参照)。そして、この固定片71の裏面71Aが支持部材100の支持部101(突出部107)によって支持されている。従って、キーボード50において貼付面積が少ない角隅部61の剥がれを抑制することができ、ひいては、ユニットの挿抜時にユニットと角隅部61とが干渉することを抑制することができる。
また、キーボード50において貼付面積が少ない角隅部61に形成された固定片71の裏面71Aが支持部材100の支持部101(突出部107)によって支持されているので、角隅部61の剛性を確保することができる。これにより、角隅部61の付近に配置されたキートップ(カーソルキー55)の打鍵性を確保することができる。
また、支持部101には、締結部104が設けられており、この締結部104は、ネジ124によってアッパーケース41に締結されている。従って、支持部101の剛性を向上させることができるので、この支持部101によって固定片71の裏面71Aをより高い剛性で支持することができる。これにより、固定片71が形成された角隅部61の剥がれをより一層効果的に抑制することができる。
また、支持部101には、固定片71の裏面71Aと当接される突出部107が形成されており、アッパーケース41の裏側における固定片71と対応する位置には、突出部107と対向する固定部46が設けられている。そして、図14に示されるように、固定片71は、突出部107及び固定片71によって厚さ方向の両側から挟持されている。これにより、固定片71が形成された角隅部61の剥がれだけでなく、この角隅部61のがたつきも抑制することができる。
また、図15に示されるように、支持部材100には、支持部101と覆い部102とを連結する連結部103が形成されている。そして、支持部101に加えて、連結部103においても、キーボード50の裏面50Aが支持される。しかも、この連結部103は、キーボード50の裏面50Aの周縁部よりも内側(すなわち、この場合、シート部材54)を支持する。従って、キーボード50の中央側に位置するキートップ52が必要以上の荷重Fで押下された場合でも、キーボード50の中央側の剥がれを抑制することができる。
また、連結部103は、ベイ30の横幅方向の中央部においてキーボード50の裏面50A(つまり、裏面50Aの中央部50A1)を支持する。従って、ベイ30の横幅方向の中央部においてキーボード50が撓むことを抑制することができる。これにより、ベイ30にユニットが挿入された状態では、キーボード50によってユニットが圧迫されることを抑制することができるので、ユニットの負荷を軽減することができる。
また、キーボード50の裏面50Aの周縁部よりも内側には、シート部材54が重ね合わされているが、シート部材54の外側に位置する突出部107は、シート部材54の厚さ分の高さを有して突出している。従って、この突出部107と連結部103とでバランス良くキーボード50の裏面50Aを支持することができる。
また、キーボード50の裏面50Aは、図7に示されるように、メイン基板80及び支持部材100によって支持されているので、キーボード50の全体に亘って剛性を確保することができる。これにより、キーボード50の場所によって操作性(打鍵性)がばらつくことを抑制することができる。
また、メイン基板80及びサブ基板86を接続するフレキシブルケーブル88の長さ方向の中央部88Aは、ベイ30の内壁(天面)を形成するキーボード50の裏面50Aに沿って配線されている。このように、フレキシブルケーブル88がベイ30を通る場合に、フレキシブルケーブル88がユニットの経路上に張り出すと、ユニットの挿抜時にユニットとフレキシブルケーブル88とが干渉する虞がある。
しかしながら、第一実施形態では、フレキシブルケーブル88に対するキーボード50の裏面50Aと反対側(本体装置11の底面側)から覆い部102がフレキシブルケーブル88の長さ方向の中央部88Aを覆っている。従って、フレキシブルケーブル88がユニットの経路上に張り出すことを抑制することができるので、ユニットの挿抜時にユニットとフレキシブルケーブル88とが干渉することを抑制することができる。これにより、接続部90のコネクタ92からの抜けや、フレキシブルケーブル88の損傷を抑制することができる。
また、図13に示されるように、覆い部102は、フレキシブルケーブル88の厚みの分、連結部103に対してキーボード50の裏面50Aと反対側(本体装置11の底面側)にオフセットされている。従って、キーボード50の裏面50Aと覆い部102との間にフレキシブルケーブル88の厚みの分の隙間が確保されるので、フレキシブルケーブル88が覆い部102で押圧される(潰される)ことを抑制することができる。
また、図9に示されるように、本体装置11には、メイン基板80に加えてサブ基板86が設けられている。このサブ基板86は、バッテリ82とベイ30の側壁部31との間のスペース84(デッドスペース)に配置されている。従って、このスペース84をサブ基板86の配置のために有効に活用することができる。
また、図11に示されるように、覆い部102には、接続部90の抜き方向に切り欠かれたL字状の切欠き109が形成されており、この切欠き109には、フレキシブルケーブル88における接続部90側の部位が挿入されている。従って、フレキシブルケーブル88の長さ方向の中央部88Aが覆い部102で覆われた状態でも、接続部90の抜き差しを行うことができる。これにより、支持部材100が追加されたことによって本体装置11の組立順序に影響(制限)が生じることを抑制することができる。
また、図9に示されるように、支持部材100の横幅方向の両側には、一対のレール110,112が形成されており、ユニットは、挿抜時にレールと摺接される。従って、ユニット全体が支持部材100の平面部分と摺接される場合に比して、ユニットと支持部材100との接触面積が低減される。これにより、ユニットの摺動抵抗を低減することができるので、ユニットの挿抜時の作業性を向上させることができる。
また、支持部材100の奥行方向の奥側には、一対の位置決め部114,116が形成されており、各位置決め部114,116により、光ディスクドライブユニット21や増設バッテリユニット22(図2参照)などのユニットの先端部が支持される。これにより、ユニットの先端部が位置決めされるので、ユニットのコネクタをコネクタ94,96に対して位置決めすることができる。従って、ユニットの挿入時の作業性を向上させることができる。
また、連結部103の横幅方向の中央部には、底面視にて円弧状の切欠き118が形成されている。この円弧状の切欠き118は、図5に示されるように、光ディスクドライブユニット21がベイ30に挿入された状態において、この光ディスクドライブユニット21の回転軸25と同心状に配置される。そして、この円弧状の切欠き118が光ディスクドライブユニット21の回転軸25と同心状に配置されることにより、支持部材100は、光ディスクドライブユニット21の回転軸25に対して回転軸25の径方向外側に避けて配置される。これにより、支持部材100によって回転軸25が押圧されることを抑制することができるので、光ディスクドライブユニット21の故障を抑制することができる。
次に、第一実施形態の変形例について説明する。
第一実施形態では、「電子機器」の一例として、ノート型パーソナルコンピュータについて説明したが、上述のベイ30及び支持部材100を有する構造は、ノート型パーソナルコンピュータ以外の電子機器に適用されても良い。また、上述のベイ30及び支持部材100を有する構造は、電子機器以外に適用されても良い。
また、第一実施形態では、「入力装置」の一例として、キーボード50が用いられているが、キーボード50以外の入力装置が用いられても良い。
また、第一実施形態では、「ユニット」の一例として、光ディスクドライブユニット21、増設バッテリユニット22、及び、ダミーユニット23が用いられている。しかしながら、「ユニット」の一例として、光ディスクドライブユニット21、増設バッテリユニット22、及び、ダミーユニット23以外のユニットが用いられても良い。
また、第一実施形態では、「収容空間」の一例として、光ディスクドライブユニット21や増設バッテリユニット22などのユニットが挿入されるベイ30が設けられているが、ベイ30以外の用途の収容空間が設けられても良い。
また、フレキシブルケーブル88の長さ方向の中央部88Aは、「収容空間の内壁」の一例として、ベイ30の天面を形成するキーボード50の裏面50Aに沿って配線されている。しかしながら、フレキシブルケーブル88の長さ方向の中央部88Aは、キーボード50の裏面50A以外の内壁(例えば、ベイ30の側壁など)に沿って配線されても良い。
また、フレキシブルケーブル88は、その長さ方向の中央部88Aがベイ30を通っているが、フレキシブルケーブル88は、その長さ方向の全体がベイ30を通っていても良い。また、フレキシブルケーブル88の長さ方向の全体がベイ30を通る場合に、フレキシブルケーブル88は、その長さ方向の全体がベイ30の内壁に沿って配線されても良い。
また、覆い部102は、フレキシブルケーブル88の長さ方向の中央部88Aを覆っているが、フレキシブルケーブル88の長さ方向の全体を覆っていても良い。
また、支持部101は、「入力装置の縁部」の一例として、キーボード50の右前側の角隅部61(カーソルキー55が設けられた側の角隅部)に設けられた固定片71の裏面71Aを支持するが、固定片71以外の角隅部61の裏面を支持しても良い。また、支持部101は、カーソルキー55が設けられた側の角隅部61以外の角隅部の裏面を支持しても良く、また、角隅部61以外の縁部の裏面を支持しても良い。
また、第一実施形態では、支持部材100の全体がベイ30に収容されているが、支持部101、覆い部102、及び、連結部103がベイ30に設けられ、支持部材100におけるその他の部位は、ベイ30の外側に位置していても良い。
また、第一実施形態では、「ケーブル」の一例として、平らなフレキシブルケーブル88が用いられているが、平ら以外の形状のケーブルが用いられても良い。また、フレキシブルケーブル88は、メイン基板80及びサブ基板86を接続するが、メイン基板80及びサブ基板86以外を接続しても良い。
なお、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜、組み合わされて実施されても良い。
[第二実施形態]
次に、本願の開示する技術の第二実施形態を説明する。
第二実施形態では、第一実施形態に対し、次のように構造が変更されている。すなわち、図18,図19に示されるように、キーボード50の裏面50Aに重ね合わされたシート部材54からは、フレキシブルケーブル138が導出されている。このフレキシブルケーブル138は、キーボード50の右前側の角隅部61(カーソルキー55が設けられた側の角隅部)からキーボード50の前側に延出されている。このフレキシブルケーブル138は、平らに形成されている。
図20に示されるように、フレキシブルケーブル138の先端部よりも基端部側の部分138Aは、ベイ30の天面30A(より具体的には、ベイ30の天面のうちキーボード50と側壁部32との間の面)と対向し、この天面30Aに沿って配線されている。この天面30Aは、「収容空間の内壁」の一例である。
図21に示されるように、側壁部32には、切欠き134が形成されており、この切欠き134には、フレキシブルケーブル138の先端部が挿入されている。側壁部32の外側(ベイ30の外側)には、コネクタ142が設けられており、フレキシブルケーブル138の先端部は、コネクタ142に接続されている。
また、第二実施形態では、支持部材150が用いられている。支持部材150は、上述の第一実施形態に係る支持部材100のうち支持部101(図10参照)の部分によって形成されている。この支持部材150は、固定片71が形成されたキーボード50の右前側の角隅部61(カーソルキー55が設けられた側の角隅部)に配置されており、且つ、ベイ30内に位置する。
この支持部材150は、覆い部152と、締結部154と、突出部157と、被挟持片158と、支持片159とを有する(図22も参照)。締結部154、突出部157、及び、被挟持片158は、第一実施形態における締結部104、突出部107、及び、被挟持片108(図10参照)と同様の形状である。突出部157及び支持片159は、「支持部」の一例である。
突出部157は、覆い部152に対してキーボード50側(本体装置11の表側)に突出しており、フレキシブルケーブル138の厚さ分の高さを有している。この突出部157は、角隅部61に形成された固定片71の裏面71A(図20参照)に当接し、この固定片71の裏面71Aを支持する。
締結部154は、ネジ164によりアッパーケース41に締結されており、これにより、支持部材150は、アッパーケース41に固定されている。また、被挟持片158は、アッパーケース41及びロアケース42によって厚さ方向の両側から挟持される(図23参照)。
覆い部152は、被挟持片158と突出部157との間の部分によって形成されており、ベイ30の天面30Aと反対側(本体装置11の底面側)からフレキシブルケーブル138の先端部よりも基端部側の部分138Aを覆っている。この覆い部152は、フレキシブルケーブル138の厚みの分、被挟持片158及び支持片159に対してベイ30の天面30Aと反対側(本体装置11の底面側)にオフセットされている。
支持片159は、突出部157及び覆い部152に対する被挟持片158と反対側に形成されている。この支持片159も、突出部157と同様に、角隅部61に形成された固定片71の裏面71Aに当接し、この固定片71の裏面71Aを支持する。
このように、第二実施形態においても、キーボード50の裏側には、ベイ30が設けられているが、このベイ30では、支持部材150(支持部101及び支持片159)によってキーボード50がその裏側から支持されている。
次に、第二実施形態の作用及び効果について説明する。
図20に示されるように、第二実施形態においても、キーボード50の裏側には、メイン基板80と並んでベイ30が設けられている。また、キーボード50は、アッパーケース41の内側からアッパーケース41に貼り付けられている。このため、ベイ30にユニットが挿入されていない状態において、ベイ30の真上に位置するキートップが必要以上の荷重で押下された場合、ベイ30が位置する部位においてキーボード50がアッパーケース41から剥がれることが懸念される。このようにベイ30が位置する部位においてキーボード50がアッパーケース41から剥がれた場合、このキーボード50の剥がれた部分がユニットの挿抜時にユニットと干渉する虞がある。
しかしながら、図21に示されるように、第二実施形態では、キーボード50の裏面50Aのうちベイ30側の部分は、ベイ30に設けられた支持部材150(突出部157及び支持片159)によって支持されている。従って、ベイ30の真上に位置するキートップが押下された場合でも、キーボード50の裏面50Aのうちベイ30側の部分が下側から支持部材150によって支持されるので、ベイ30が位置する部位においてキーボード50がアッパーケース41から剥がれることを抑制することができる。これにより、ユニットの挿抜時にユニットとキーボード50とが干渉することを抑制することができる。
特に、キーボード50の右前側の角隅部61(カーソルキー55が設けられた側の角隅部)は、スペース上の制約から貼付面積を確保することが難しい(図4参照)。このため、角隅部61の付近のキートップ(カーソルキー55)が必要以上の荷重で押下された場合、角隅部61がアッパーケース41から剥がれることが懸念される。また、貼付面積が少ない個所においては、キーボード50の打鍵性が低下する虞がある。
しかしながら、第二実施形態では、キーボード50において貼付面積が少ない角隅部61に固定片71が形成されている。そして、この固定片71の裏面71Aが支持部材150(突出部157及び支持片159)によって支持されている。従って、キーボード50において貼付面積が少ない角隅部61の剥がれを抑制することができ、ひいては、ユニットの挿抜時にユニットと角隅部61とが干渉することを抑制することができる。
また、キーボード50において貼付面積が少ない角隅部61に形成された固定片71の裏面71Aが支持部材150の突出部157及び支持片159によって支持されているので、角隅部61の剛性を確保することができる。これにより、角隅部61の付近に配置されたキートップ(カーソルキー55)の打鍵性を確保することができる。
また、支持部材150には、突出部157の近傍に締結部154が設けられており、この締結部154は、ネジ164によってアッパーケース41に締結されている。従って、突出部157の剛性を向上させることができるので、この突出部157によって固定片71の裏面71Aをより高い剛性で支持することができる。これにより、固定片71が形成された角隅部61の剥がれをより一層効果的に抑制することができる。
また、キーボード50から導出されたフレキシブルケーブル138の先端部よりも基端部側の部分138Aは、ベイ30の天面30A(より具体的には、ベイ30の天面のうちキーボード50と側壁部32との間の面)に沿って配線されている。このように、フレキシブルケーブル138がベイ30を通る場合に、フレキシブルケーブル138がユニットの経路上に張り出すと、ユニットの挿抜時にユニットとフレキシブルケーブル138とが干渉する虞がある。
しかしながら、第二実施形態では、フレキシブルケーブル138に対するベイ30の天面30Aと反対側(本体装置11の底面側)から覆い部152がフレキシブルケーブル138の先端部よりも基端部側の部分138Aを覆っている。従って、フレキシブルケーブル138がユニットの経路上に張り出すことを抑制することができるので、ユニットの挿抜時にユニットとフレキシブルケーブル138とが干渉することを抑制することができる。これにより、コネクタ142からのフレキシブルケーブル138の抜けや、フレキシブルケーブル138の損傷を抑制することができる。
また、覆い部152は、フレキシブルケーブル138の厚みの分、被挟持片158及び支持片159に対してベイ30の天面30Aと反対側(本体装置11の底面側)にオフセットされている。従って、ベイ30の天面30Aと覆い部152との間にフレキシブルケーブル138の厚みの分の隙間が確保されるので、フレキシブルケーブル138が覆い部152で押圧される(潰される)ことを抑制することができる。
また、突出部157は、フレキシブルケーブル138の厚さ分、覆い部152に対してキーボード50側(本体装置11の表側)に突出している。従って、フレキシブルケーブル138が覆い部152で押圧される(潰される)ことを抑制しつつ、突出部157により固定片71の裏面71Aを支持することができる。
なお、上述の第一実施形態における複数の変形例のうち第二実施形態に適用可能な変形例は、第二実施形態に適用されても良い。
以上、本願の開示する技術の第一及び第二実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一態様に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ケースと、
前記ケースの内側から前記ケースに貼り付けられると共に、前記ケースへの貼付側と反対側にユニットが挿抜される収容空間が位置する入力装置と、
少なくとも一部が前記収容空間の内壁に沿って配線されたケーブルと、
前記収容空間に設けられ前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面を支持する支持部と、前記ケーブルに対する前記内壁と反対側から前記ケーブルの少なくとも前記一部を覆う覆い部とを有する支持部材と、
を備えた電子機器。
(付記2)
前記支持部は、前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面の縁部を支持する、
付記1に記載の電子機器。
(付記3)
前記支持部は、前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面における前記縁部としての角隅部を支持する、
付記2に記載の電子機器。
(付記4)
前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面は、前記入力装置の裏面であり、
前記支持部は、前記入力装置の裏面のうち、前記入力装置におけるカーソルキーが設けられた側の角隅部の裏面を支持する、
付記3に記載の電子機器。
(付記5)
前記入力装置の角隅部には、前記入力装置の外側に延出する固定片が形成され、
前記支持部は、前記固定片の裏面を支持する、
付記4に記載の電子機器。
(付記6)
前記ケースには、前記支持部とで前記固定片を挟持する固定部が設けられている、
付記5に記載の電子機器。
(付記7)
前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側に前記収容空間と並んで配置された基板をさらに備え、
前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面は、前記基板及び支持部によって支持されている、
付記1〜付記6のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記8)
前記覆い部は、前記入力装置の中央部に対する前記支持部と反対側に位置し、
前記支持部材は、前記収容空間に設けられると共に前記支持部と前記覆い部とを連結し前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面の中央部を支持する連結部をさらに有する、
付記1〜付記7のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記9)
前記連結部は、前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面の周縁部よりも内側に重ね合わされたシート部材を支持し、
前記支持部は、前記連結部に対して前記入力装置側に突出すると共に、前記シート部材の外側において前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面の縁部を支持する突出部を有する、
付記1〜付記8のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記10)
前記支持部には、前記ケースに締結された締結部が設けられている、
付記1〜付記9のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記11)
第一の基板及び第二の基板をさらに備え、
前記ケーブルは、前記第一の基板と前記第二の基板とを接続する、
付記1〜付記10のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記12)
前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面は、前記入力装置の裏面であり、
前記ケーブルの少なくとも前記一部は、前記収容空間の内壁としての前記入力装置の裏面に沿って配線され、
前記覆い部は、前記ケーブルに対する前記入力装置の裏面と反対側から前記ケーブルの少なくとも前記一部を覆う、
付記1〜付記11のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記13)
前記支持部材は、前記収容空間に設けられると共に前記支持部と前記覆い部とを連結し前記入力装置の裏面を支持する連結部をさらに有し、
前記覆い部は、前記連結部に対して前記入力装置の裏面と反対側にオフセットされている、
付記12に記載の電子機器。
(付記14)
前記ケーブルの一端部は、コネクタへの接続部とされ、
前記覆い部には、前記接続部の抜き方向に切り欠かれ前記ケーブルにおける前記接続部側の部位が挿入された切欠きが形成されている、
付記1〜付記13のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記15)
前記支持部材は、前記ユニットの挿抜方向に延び前記ユニットを支持するレールを有する、
付記1〜付記14のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記16)
前記ユニットの先端部に設けられたコネクタと接続されるコネクタをさらに備え、
前記支持部材は、前記ユニットの先端部を支持する位置決め部を有する、
付記1〜付記15のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記17)
前記支持部材は、前記ユニットが前記収容空間に挿入された状態において、前記ユニットの回転軸に対して前記回転軸の径方向外側に避けて配置される、
付記1〜付記16のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記18)
前記ケーブルは、前記入力装置から導出されている、
付記1〜付記7のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記19)
前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面の周縁部よりも内側には、シート部材が重ね合わされ、
前記支持部は、前記覆い部に対して前記入力装置側に突出すると共に、前記シート部材の外側において前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面の縁部を支持する突出部を有する、
付記1〜付記7、及び、付記18のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記20)
前記ケースは、複数の開口が形成された枠部を有し、
前記入力装置は、キーボードベースと、前記キーボードベースの表側に配列され前記複数の開口の各々に挿入された複数のキートップとを有すると共に、前記複数のキートップの各々の周囲部にて前記枠部の裏面に貼り付けられたアイソレーションキーボードである、
付記1〜付記19のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記21)
前記電子機器は、前記ケース、前記アイソレーションキーボード、前記ケーブル、及び、前記支持部材を有する本体装置と、前記本体装置に回動可能に固定された表示装置とを備えるノート型パーソナルコンピュータである、
付記1〜付記20のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記22)
前記収容空間には、光ディスクドライブユニット、増設バッテリユニット、及び、ダミーユニットのいずれかが前記ユニットとして挿入される、
付記1〜付記21のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記23)
前記光ディスクドライブユニット、前記増設バッテリユニット、及び、前記ダミーユニットのいずれかを備える、
付記1〜付記22のいずれか一項に記載の電子機器。
(付記24)
ケースの内側から前記ケースに貼り付けられた入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側に位置しユニットが挿抜される収容空間に設けられ、前記入力装置の前記ケースへの貼付側と反対側の面を支持する支持部と、
少なくとも一部が前記収容空間の内壁に沿って配線されたケーブルの少なくとも前記一部を前記ケーブルに対する前記内壁と反対側から覆う覆い部と、
を有する支持部材。