JP2016041660A - 水性クレンジング化粧料 - Google Patents
水性クレンジング化粧料Info
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Abstract
【課題】カチオン性界面活性剤の配合有無に係わらず透明性に優れ、クレンジング効果が高く、拭き取り後および洗い流し後の感触に優れる水性クレンジング化粧料を提供する。【解決手段】(A)下記式(I):(I)(式(I)中、a,b,cは、それぞれ独立して1以上の整数を表し、a+b+c=7〜15の範囲である。)で表されるポリオキシエチレンラウリン酸グリセリン、(B)水70〜99質量%、を含有する水性クレンジング化粧料である。【選択図】なし
Description
本発明は、水性クレンジング化粧料に関する。
クレンジング化粧料には、油剤をメイクなどの油脂汚れ除去成分として多量に配合した油性クレンジング化粧料がある。油性クレンジング化粧料は、簡便なメイクアップから汗などの水にも強いウォータープルーフ性の高いメイクアップにまで対応可能な高いクレンジング効果を有する反面、拭き取り後または洗い流し後の肌に油性成分が残存することによる特有のべたつき感を生じ、再度、洗浄剤による洗浄を要する。加えて、洗浄回数の増加による過度の脱脂が肌トラブルへの原因とされる場合もあった。
そこで、近年では、メイクなどの油脂汚れとの馴染みが良く、拭き取り後または洗い流し後にさっぱりとした感触を付与する非イオン性界面活性剤を汚れ除去の主成分として用いた水性クレンジング化粧料が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の水性クレンジング化粧料は、汚れ除去成分として用いる非イオン性界面活性剤の種類および配合量により、カチオン性界面活性剤を必須成分としなければ、透明な水性クレンジング化粧料を得られない場合があった。
また、カチオン性界面活性剤は、殺菌剤用途としても化粧料に配合され、若干の皮膚刺激性を有することから、刺激緩和剤を併用して化粧料を設計する場合もあり、拭き取り後に配合成分が皮膚上に残存する可能性のあるクレンジング化粧料には適さない場合もあった(特許文献2および特許文献3参照)。
本発明の目的は、カチオン性界面活性剤の配合有無に係わらず透明性に優れ、クレンジング効果が高く、拭き取り後および洗い流し後の感触に優れる水性クレンジング化粧料を提供することにある。
本発明は、
(A)下記式(I):
(I)
(式(I)中、a,b,cは、それぞれ独立して1以上の整数を表し、a+b+c=7〜15の範囲である。)
で表されるポリオキシエチレンラウリン酸グリセリン、
(B)水70〜99質量%、
を含有する水性クレンジング化粧料である。
(A)下記式(I):
(式(I)中、a,b,cは、それぞれ独立して1以上の整数を表し、a+b+c=7〜15の範囲である。)
で表されるポリオキシエチレンラウリン酸グリセリン、
(B)水70〜99質量%、
を含有する水性クレンジング化粧料である。
また、前記水性クレンジング化粧料において、成分(A)がポリオキシエチレン(9)モノラウリン酸グリセリンであることが好ましい。
また、前記水性クレンジング化粧料において、さらに、成分(C)として多価アルコールを含有することが好ましい。
また、前記水性クレンジング化粧料は、拭き取り型であることが好ましい。
本発明により、カチオン性界面活性剤の配合有無に係わらず透明性に優れ、クレンジング効果が高く、拭き取り後および洗い流し後の感触に優れる水性クレンジング化粧料を提供することができる。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
本発明者らは、鋭意検討を行った結果、特定の構造を有するポリオキシエチレンラウリン酸グリセリンを所定量の水に含有させた組成物が、カチオン性界面活性剤の配合有無に係わらず透明性に優れ、クレンジング効果が高く、拭き取り後および洗い流し後の感触に優れる水性クレンジング化粧料となることを見出した。本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料は、洗い流しやその後の洗顔工程を行わなくてもよく、拭き取り行為によるメイク汚れ、特にマスカラ等による落ちにくいメイク汚れに対しても高い洗浄力を発揮する。本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料は、透明性が高く保存安定性に優れ、皮膚刺激性がほとんどなく安全性に優れ、メイクなどの油脂汚れに対する除去効果に優れるとともに、拭き取り後および洗い流し後にしっとりとした感触を付与する水性クレンジング化粧料である。
本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料は、成分(A)ポリオキシエチレンラウリン酸グリセリンを含有する。このポリオキシエチレンラウリン酸グリセリンは、以下に示す一般式(I)の構造を有する。
(式(I)中、a,b,cは、それぞれ独立して1以上の整数を表し、a+b+c=7〜15の範囲である。)
上記一般式(I)に示される構造を有するポリオキシエチレンラウリン酸グリセリンは、モノエステルの単一物の場合、ならびにモノエステルを主成分(例えば、50質量%以上)としてジエステルおよびトリエステルのうちの少なくとも1つを少量含んだ混合物の場合がある。
上記一般式(I)に示されるポリオキシエチレンラウリン酸グリセリンにおいて、オキシエチレンの平均重合度、すなわちa+b+cは、7〜15の範囲であるが、8〜12の範囲であることが好ましく、8〜10の範囲であることがより好ましく、溶解性と親水性のバランス等の観点から9であることが特に好ましい。上記ポリオキシエチレンラウリン酸グリセリンは、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。a+b+cが7〜15の範囲外であると、メイク汚れとの馴染み性の低下や、水への溶解能が低下し、透明な水性クレンジング化粧料が得られない場合がある。
上記一般式(I)に示される構造を有するポリオキシエチレンラウリン酸グリセリンのIOB値は、1種の配合の場合または2種以上の配合の場合においても、1.0〜1.4の範囲に調整することが好ましい。IOB(Inorganic Organic Balance)とは、有機概念図に基づいて求められる有機性値(OV)に対する無機性値(IV)の比であり、すなわち「無機性値(IV)/有機性値(OV)=IOB」となる。これは、「有機概念図−基礎と応用−」(甲田善生著、三共出版、1984)等で説明されている。
成分(A)の含有量は、所望の効果が付与されればよく、特に限定されないが通常、優れたクレンジング効果を付与する目的から、例えば、水性クレンジング化粧料の全成分中に0.5質量%以上、好ましくは、1質量%以上、より好ましくは、2質量%以上である。また、べたつき感を抑制する目的から、成分(A)の含有量は、水性クレンジング化粧料の全成分中に15質量%以下が好ましく、より好ましくは10質量%以下である。これらの観点から、成分(A)の含有量は、水性クレンジング化粧料の全成分中、0.5〜15質量%の範囲、好ましくは、1〜15質量%の範囲、より好ましくは2〜10質量%の範囲である。なお、上記の通り、成分(A)にはジエステルおよびトリエステルのうちの少なくとも1つを少量含む場合があるが、成分(A)の含有量とは、ジエステルおよびトリエステルのうちの少なくとも1つを含んだ量である。
本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料は、上記成分(A)に加えて、例えば、70〜99質量%の範囲、好ましくは75〜98質量%の範囲の成分(B)水を含有する。成分(A)の水溶液を調製することで、本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料を得ることができるが、成分(B)の含有量が70質量%未満では、べたつき感が生じて使用感に劣る場合があり、また、99質量%を超えると十分なクレンジング効果が得られない場合がある。
本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料には、必須である前記成分(A)、(B)以外に、本発明の効果を損なわない範囲で多価アルコールを1種または2種以上配合してもよい。多価アルコールを配合することにより、拭き取り後の保湿性が良好となる。多価アルコールは、化粧品原料として使用できるものであればよく、特に限定されない。多価アルコールとしては、例えば、グリコール類、グリセリン類、糖類等が挙げられる。具体的には、グリコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジブロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等が、グリセリン類としては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等が、糖類としては、ソルビトール、ペンタエリスリトール、マルトース、マンニトール等の糖アルコール等が挙げられる。
本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料には、必須である前記成分(A)、(B)以外に、本発明の効果を損なわない範囲で界面活性剤を1種または2種以上配合してもよい。界面活性剤の種類は特に限定されるものではなく、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤から適宜選択できる。例えば、N−長鎖アシル酸性アミノ酸塩やN−長鎖アシル中性アミノ酸塩等のN−長鎖アシルアミノ酸塩、N−長鎖脂肪酸アシル−N−メチルタウリン塩、アルキルサルフェートおよびアルキレンオキシド付加物、脂肪酸アミドエーテルサルフェート、脂肪酸の金属塩および弱塩基、スルホコハク酸系界面活性剤、アルキルフォスフェートおよびそのアルキレンオキシド付加物、アルキルエーテルカルボン酸等のアニオン性界面活性剤;高級アルコールおよびそのアルキレンオキシド付加物等のエーテル型非イオン性界面活性剤、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、そのアルキレンオキシド付加物等のエーテルエステル型非イオン性界面活性剤、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グリセリンエステル、脂肪酸ポリグリセリンエステル、N−長鎖アシルペプチドポリグリセリン、ソルビタンエステル、ショ糖脂肪酸エステル等のエステル型非イオン性界面活性剤、アルキルグルコシド類、硬化ヒマシ油イソステアリン酸ピログルタミン酸ジエステルおよびそのエチレンオキシド付加物、ならびに脂肪酸アルカノールアミド等の含窒素型の非イオン性界面活性剤等の非イオン性界面活性剤;アルキルアンモニウムクロライド、ジアルキルアンモニウムクロライド等の脂肪族アミン塩、それらの4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム等の芳香族4級アンモニウム塩、脂肪酸アシルアルギニンエステル等のカチオン性界面活性剤;ならびにカルボキシベタイン等のベタイン型界面活性剤、アミノカルボン酸型界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤等の両性界面活性剤等の各種の界面活性剤が挙げられる。
本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料において、皮膚刺激性等の観点から、カチオン性界面活性剤の含有量が水性クレンジング化粧料全体に対して0.2質量%未満であることが好ましく、0.05質量%以下であることがより好ましく、カチオン性界面活性剤を含まない、すなわちカチオン性界面活性剤の含有量が0質量%であることがさらに好ましい。
本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料には、必須である前記成分(A)、(B)以外に、本発明の効果を損なわない範囲で多価アルコール以外にも保湿剤を1種または2種以上配合してもよい。
保湿剤としては、例えば、グリシン、アラニン、セリン、スレオニン、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、ロイシン、バリン等のアミノ酸類、ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン酸を含むポリアミノ酸およびその塩、ポリエチレングリコール、アラビヤゴム類、アルギン酸塩、キサンタンガム、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸塩、キチン、水溶性キチン、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性高分子、アクリル酸系やスチレン系の共重合体ならびに、エタノール、プロパノール等の低級アルコール等が挙げられる。
さらに、界面活性剤や保湿剤以外にも通常、化粧料や医薬品に通常用いられる成分を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。例えば、紫外線吸収剤、酸化防止剤、香料、着色剤、キレート剤、清涼剤、植物抽出液、ビタミン類、pH調整剤、防腐剤等の添加剤等を適宜、その用途に応じて配合することができる。
なお、本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料は、メイクアップによる油脂汚れの除去に優れ、また、除去後の肌にべたつき感をほとんど与えず、しっとりとした感触を付与することから、通常のフェイスマッサージ料、メイクアップ除去料としての効果だけでなく、除去後の肌への保湿効果を期待することができる。このため、油脂汚れの除去後には、水やぬるま湯での洗い流しや洗顔行為を施さなくてもよく、コットンや不織布などにより拭き取る方法が好ましい。
また、油脂汚れの拭き取り方法は、例えば、コットンや不織布などに本発明の実施形態に係る水性クレンジング化粧料を含浸させてメイクアップ部位を拭き取る方法、もしくは、水性クレンジング化粧料をメイクアップ部位に馴染ませた後、コットンや不織布などで拭き取る方法等が挙げられ、どちらでも構わない。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例中において特に断りのない限り、「部」は「質量部」を、「%」は、「質量%」を表す。
「水との馴染み性評価」
表1の各実施例および各比較例に記載した化合物を1%濃度となるように水溶液を調製し、各水溶液の温度による性状を評価した。評価結果を併せて表1に示す。
表1の各実施例および各比較例に記載した化合物を1%濃度となるように水溶液を調製し、各水溶液の温度による性状を評価した。評価結果を併せて表1に示す。
[評価方法]
以下の評価基準に従い、被験者5名で実施、水溶液の外観を評価した。
以下の評価基準に従い、被験者5名で実施、水溶液の外観を評価した。
(外観)
各実施例および比較例の水溶液を100部ガラス容器に入れ、25℃および50℃環境下で24時間保存した状態が略均一な一層状であることを目視にて判定した。
○:透明に溶解し、略均一な一層状(ほとんど分離していない)
△:略均一な一層状であるが、青味のある透明
×:分離や沈殿、白濁等が起こり、均一層でない
各実施例および比較例の水溶液を100部ガラス容器に入れ、25℃および50℃環境下で24時間保存した状態が略均一な一層状であることを目視にて判定した。
○:透明に溶解し、略均一な一層状(ほとんど分離していない)
△:略均一な一層状であるが、青味のある透明
×:分離や沈殿、白濁等が起こり、均一層でない
なお、実施例で用いた成分(A)ポリオキシエチレンラウリン酸グリセリンは、グリセリンにオキシエチレンを付加反応して得られたポリオキシエチレングリセリンエーテルとラウリン酸とのエステル化または、ラウリン酸モノグリセリンにオキシエチレンを付加反応することにより得られる。
オキシエチレンの付加反応については、一般的に用いられる方法で実施される。例えば、水酸化カリウム等のアルカリ触媒を用いて130〜180℃の反応温度で行うことができる。
エステル化反応については、一般的に用いられる方法で実施される。例えば、触媒として硫酸、塩酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、フッ素等を用い、溶剤としてベンゼン、トルエン、キシレン等を用いて50〜200℃の反応温度で行うことができる。あるいは無触媒、無溶剤で、100〜250℃の反応温度で行うことができる。
以下、実施例で用いた成分(A)ポリオキシエチレンラウリン酸グリセリンの詳細を示す。POEは、ポリオキシエチレンの略であり、POEの平均付加モル数は括弧内に表記する。なお、POEの付加モル数とは、グリセリンまたはモノラウリン酸グリセリン1モルに対する付加基(オキシエチレン)のモル数を示し、平均付加モル数は、化合物の分子毎の付加モル数の平均である。
ラウリン酸POE(7)グリセリン[IOB=1.07](式(I)においてa+b+c=7)
ラウリン酸POE(8)グリセリン[IOB=1.12](式(I)においてa+b+c=8)
ラウリン酸POE(9)グリセリン[IOB=1.17](式(I)においてa+b+c=9)
ラウリン酸POE(10)グリセリン[IOB=1.21](式(I)においてa+b+c=10)
ラウリン酸POE(12)グリセリン[IOB=1.28](式(I)においてa+b+c=12)
ラウリン酸POE(15)グリセリン[IOB=1.36](式(I)においてa+b+c=15)
ラウリン酸POE(7)グリセリン[IOB=1.07](式(I)においてa+b+c=7)
ラウリン酸POE(8)グリセリン[IOB=1.12](式(I)においてa+b+c=8)
ラウリン酸POE(9)グリセリン[IOB=1.17](式(I)においてa+b+c=9)
ラウリン酸POE(10)グリセリン[IOB=1.21](式(I)においてa+b+c=10)
ラウリン酸POE(12)グリセリン[IOB=1.28](式(I)においてa+b+c=12)
ラウリン酸POE(15)グリセリン[IOB=1.36](式(I)においてa+b+c=15)
上記表1に示されるように、実施例2〜6の化合物を用いて調製した水溶液は、25℃および50℃の環境下において略均一な一層状を保持することができた。このように、実施例2〜6の化合物は、透明に溶解して、水との馴染みに優れることが分かる。
「洗浄剤組成物としての評価」
続いて、表2,3の各実施例および各比較例に記載した組成のクレンジング化粧料を調製し、各クレンジング化粧料の性状、メイククレンジング性能、拭き取り後のべたつき感を評価した。評価結果を併せて表2,3に示す。
続いて、表2,3の各実施例および各比較例に記載した組成のクレンジング化粧料を調製し、各クレンジング化粧料の性状、メイククレンジング性能、拭き取り後のべたつき感を評価した。評価結果を併せて表2,3に示す。
[調製方法]
表2,3の成分(A)〜(G)を70℃まで加温して、パドル撹拌によってできるだけ均一になるように混合することで、クレンジング化粧料を調製した。
表2,3の成分(A)〜(G)を70℃まで加温して、パドル撹拌によってできるだけ均一になるように混合することで、クレンジング化粧料を調製した。
[評価方法]
先の外観評価に加え、以下の二項目についても評価した。
先の外観評価に加え、以下の二項目についても評価した。
(2)メイククレンジング性能
メイククレンジング性能は、口紅(テスティモ トゥルーメモリールージュRD−150、カネボウ社製)を用いて評価した。評価方法は、口紅0.01部を腕に塗布した後、各実施例および比較例の水性クレンジング化粧料を5部コットンへ含浸させ、塗布した口紅上に5秒間当てた後、拭き取りを実施し、口紅の除去効果を官能評価した。
○:拭き取り後に残らない
△:若干、拭き取り後に残る
×:拭き取り後に残る
メイククレンジング性能は、口紅(テスティモ トゥルーメモリールージュRD−150、カネボウ社製)を用いて評価した。評価方法は、口紅0.01部を腕に塗布した後、各実施例および比較例の水性クレンジング化粧料を5部コットンへ含浸させ、塗布した口紅上に5秒間当てた後、拭き取りを実施し、口紅の除去効果を官能評価した。
○:拭き取り後に残らない
△:若干、拭き取り後に残る
×:拭き取り後に残る
(3)拭き取り後のべたつき感
さらに、上記(2)メイククレンジング性能評価において、口紅を除去した後の肌のべたつき感を官能評価した。
○:べたつき感が残らない
△:若干、べたつき感が残る
×:べたつき感が残る
さらに、上記(2)メイククレンジング性能評価において、口紅を除去した後の肌のべたつき感を官能評価した。
○:べたつき感が残らない
△:若干、べたつき感が残る
×:べたつき感が残る
上記表2,3に示されるように、実施例7〜16の水性クレンジング化粧料は、比較例の水性クレンジング化粧料に比べて、カチオン性界面活性剤(セトリモニウムブロミド)の配合有無に係わらず、25℃および−5℃で略均一な一層状態が得られた。このように、実施例7〜16の水性クレンジング化粧料は、メイククレンジング性能および拭き取り後のべたつき感のなさに優れるだけでなく、各温度で保存安定性に優れる安定な製剤とすることができる。実施例7,9,11,13,15の水性クレンジング化粧料、特に実施例7,9,11,13の水性クレンジング化粧料は、カチオン性界面活性剤を配合しなくても、透明性に優れ、メイククレンジング性能および拭き取り後のべたつき感のなさに優れる。
以下、水性クレンジング化粧料の処方例を示す。
<実施例17(クレンジングウォーター)>
下記表4に示す組成のクレンジングウォーターを次のようにして調製した。すなわち、成分1を50℃まで加温し、略均一になるように溶解する。このクレンジングリキッドは、非イオン性界面活性剤の配合量が少なくても、製剤の透明性、ファンデーションや口紅等のメイク汚れとの馴染み性に優れ、拭き取り後にさっぱりとした感触を付与する官能を示した。
下記表4に示す組成のクレンジングウォーターを次のようにして調製した。すなわち、成分1を50℃まで加温し、略均一になるように溶解する。このクレンジングリキッドは、非イオン性界面活性剤の配合量が少なくても、製剤の透明性、ファンデーションや口紅等のメイク汚れとの馴染み性に優れ、拭き取り後にさっぱりとした感触を付与する官能を示した。
<実施例18(クレンジングローション)>
下記表5に示す組成のクレンジングローションを次のようにして調製した。すなわち、成分1を50℃、成分2を70℃まで加温し、略均一に溶解させた後、成分2を撹拌しながら、成分1を混合した。このクレンジングローションは、ウォータープルーフ型のマスカラ汚れとの馴染み性に優れながら、拭き取り後にしっとりとした保湿効果を付与する官能を示した。
下記表5に示す組成のクレンジングローションを次のようにして調製した。すなわち、成分1を50℃、成分2を70℃まで加温し、略均一に溶解させた後、成分2を撹拌しながら、成分1を混合した。このクレンジングローションは、ウォータープルーフ型のマスカラ汚れとの馴染み性に優れながら、拭き取り後にしっとりとした保湿効果を付与する官能を示した。
<実施例19(クレンジングウォーター)>
下記表6に示す組成のクレンジングウォーターを次のようにして調製した。すなわち、成分1と2を室温にて略均一に溶解させた後、成分1を撹拌しながら、成分2を混合した。このクレンジングウォーターは、製剤の透明性に優れ、エタノールの配合により、清涼感およびファンデーションや口紅等のメイク汚れとの馴染み性に優れ、拭き取り後にさっぱりとした感触を付与する官能を示した。
下記表6に示す組成のクレンジングウォーターを次のようにして調製した。すなわち、成分1と2を室温にて略均一に溶解させた後、成分1を撹拌しながら、成分2を混合した。このクレンジングウォーターは、製剤の透明性に優れ、エタノールの配合により、清涼感およびファンデーションや口紅等のメイク汚れとの馴染み性に優れ、拭き取り後にさっぱりとした感触を付与する官能を示した。
Claims (4)
- (A)下記式(I):
(式(I)中、a,b,cは、それぞれ独立して1以上の整数を表し、a+b+c=7〜15の範囲である。)
で表されるポリオキシエチレンラウリン酸グリセリン、
(B)水70〜99質量%、
を含有することを特徴とする水性クレンジング化粧料。 - 前記成分(A)がポリオキシエチレン(9)モノラウリン酸グリセリンであることを特徴とする請求項1に記載の水性クレンジング化粧料。
- さらに、(C)多価アルコールを含有することを特徴とする請求項1または2に記載の水性クレンジング化粧料。
- 拭き取り型であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水性クレンジング化粧料。
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