JP2016041172A - 内視鏡洗浄用アダプタ取付構造 - Google Patents

内視鏡洗浄用アダプタ取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】シリンジ等の洗浄液を注入するための部材と着脱可能かつ内視鏡の口金に対して着脱可能であり、口金と接続したときの接続保持力が大きい内視鏡洗浄用アダプタ取付構造を提供する。
【解決手段】ロック用突部61は、挿入位置規制手段が口金22に当接する当接状態で可動ロック部材52が第一スライド位置かつ第一回転位置に位置するとき、第一回転規制面30に対して外周側から対向することにより可動ロック部材の回転を規制し、当接状態で可動ロック部材が第二スライド位置に位置したとき、回転許容面27に対して外周側から対向することにより可動ロック部材の第二回転位置への回転を許容し、当接状態で可動ロック部材が第二回転位置かつ第一スライド位置に位置したとき、第二回転規制面に対して外周側から対向することにより可動ロック部材の回転を規制する。
【選択図】図3

Description

本発明は内視鏡の口金に対して洗浄用アダプタを取り付けるための内視鏡洗浄用アダプタ取付構造に関する。
内視鏡は、操作部と、操作部から延びる挿入部と、操作部から挿入部と異なる方向に延びるユニバーサルチューブと、ユニバーサルチューブの端部に設けたコネクタ部と、を備えている。
内視鏡の内部には送気管路と送水管路が設けてある。送気管路と送水管路の一端部は挿入部の前端面において開口しており、送気管路と送水管路の他端部はコネクタ部に突設した口金に接続している。
内視鏡は内視鏡術の終了後に洗浄する必要がある。
内視鏡を洗浄する際は、内視鏡全体を収納可能な程度の大きさを有する容器を洗浄液で満たし、この洗浄液内に内視鏡全体を入れる。そしてブラシ等によって内視鏡の表面を洗浄する。
さらに内視鏡の口金にスナップリングを利用して洗浄用アダプタを接続し、容器内の洗浄液をシリンジ(注射器)に注入した上でシリンジを洗浄用アダプタに接続する。そしてシリンジを操作することにより、シリンジ内の洗浄液を口金側から送気管路及び送水管路へ勢いよく注入する。すると注入した洗浄液が送気管路及び送水管路の内部を通って挿入部側の上記一端部(開口)から内視鏡の外部に排出されるので、洗浄液によって送気管路及び送水管路の内面が洗浄される。
特許第5220435号公報 特開2013−135843号公報
スナップリングによる洗浄用アダプタと口金の接続保持力は大きくない。
そのためシリンジから口金に洗浄液を注入するときの圧力が高い場合には、この圧力によって洗浄用アダプタが口金から不意に脱落するおそれがある。
本発明は、シリンジ等の洗浄液を注入するための部材と着脱可能かつ内視鏡の口金に対して着脱可能であり、口金と接続したときの接続保持力が大きい内視鏡洗浄用アダプタ取付構造を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡洗浄用アダプタ取付構造は、内部流路を有する内視鏡の本体部の表面に突設した、上記内部流路と連通しかつ両端が開口する筒状の口金と、自身の内部管路の一端側開口を上記口金に接続可能であり、該内部管路へ他端側開口から洗浄液を注入可能な洗浄用アダプタと、を備える内視鏡洗浄用アダプタ取付構造において、上記口金が、外周面に形成した断面非円形形状の第一回転規制面と、上記外周面に上記第一回転規制面とは周方向位置を異ならせて形成した、断面非円形形状の第二回転規制面と、上記外周面に形成した、上記第一回転規制面及び上記第二回転規制面よりも上記本体部側に位置しかつ上記口金の軸線からの径方向距離が上記第一回転規制面及び上記第二回転規制面よりも短い回転許容面と、上記外周面に形成した、上記第二回転規制面と同じ周方向位置に位置しかつ該第二回転規制面よりも上記本体部から上記軸線方向に離れたロック面と、を備え、上記洗浄用アダプタが、上記内部管路の上記一端側開口を上記口金の内部空間に接続可能である筒状本体部と、該筒状本体部に設けた、上記筒状本体部の上記一端側開口を上記口金の上記内部空間に接続したときに上記口金または上記本体部と当接する当接状態となることにより、該筒状本体部が上記本体側へ移動するのを規制する挿入位置規制手段と、上記筒状本体部に対して第一スライド位置と該第一スライド位置より上記本体部側の第二スライド位置との間を上記軸線方向にスライド可能かつ上記口金に対して該軸線まわりに第一回転位置と第二回転位置の間を相対回転可能であり、内周側に向かって突出するロック用突部を有する可動ロック部材と、上記可動ロック部材が上記筒状本体部に対して、上記第一スライド位置を超えて上記第二スライド位置と反対側へ相対スライドするのを規制するスライド規制手段と、上記可動ロック部材を上記第一スライド位置側にスライド付勢する付勢手段と、を備え、上記ロック用突部は、上記当接状態で上記可動ロック部材が上記第一スライド位置かつ上記第一回転位置に位置するとき、上記第一回転規制面に対して外周側から対向することにより上記可動ロック部材の回転を規制し、上記当接状態で上記可動ロック部材が上記第二スライド位置に位置したとき、上記回転許容面に対して外周側から対向することにより上記可動ロック部材の上記第二回転位置への回転を許容し、上記当接状態で上記可動ロック部材が上記第二回転位置かつ上記第一スライド位置に位置したとき、上記第二回転規制面に対して外周側から対向することにより上記可動ロック部材の回転を規制することを特徴としている。
上記可動ロック部材に、上記可動ロック部材の回転方向に離間した第一回転範囲規制面と第二回転範囲規制面を形成し、上記口金に、上記可動ロック部材が上記第二スライド位置に位置するときに上記第一回転範囲規制面と上記第二回転範囲規制面の間かつ上記第一回転範囲規制面及び上記第二回転範囲規制面の回転軌跡上に位置し、上記第一回転範囲規制面と当接することにより上記可動ロック部材が上記第一回転位置から上記一方向と反対方向に回転するのを規制しかつ上記第二回転範囲規制面と当接することにより上記可動ロック部材が上記第二回転位置から上記一方向に回転するのを規制する回転範囲制限突起を形成してもよい。
上記可動ロック部材が上記第一スライド位置からスライドして上記口金に当接したときに、上記可動ロック部材が上記第二スライド位置に位置してもよい。
上記筒状本体部と上記可動ロック部材に、両者の相対回転を規制する回転規制手段を設けてもよい。
上記可動ロック部材が、上記筒状本体部の外周面に対して自身の内周面がスライド可能に接触する環状部と、該環状部の外周側から上記本体部側へ延びる、上記筒状本体部を外周側から覆う筒状部と、を備え、上記環状部に貫通孔を形成してもよい。
本発明の内視鏡の口金に対して洗浄用アダプタの筒状本体部を接続しかつ挿入位置規制手段を口金または内視鏡の本体部と当接させた当接状態で、第一スライド位置かつ第一回転位置に位置していた可動ロック部材を第二スライド位置にスライドさせた後に第二回転位置かつ第一スライド位置に位置させると、可動ロック部材に設けたロック用突部が口金に設けたロック面に対して本体部側から当接する。すると可動ロック部材及び筒状本体部の本体部から離れる方向への移動が規制され、さらに挿入位置規制手段と口金または内視鏡の本体部との当接関係によって可動ロック部材及び筒状本体部の本体部側への移動が規制される。さらにロック用突部が口金の第二回転規制面に対して外周側から対向することにより、可動ロック部材の回転を規制する。
このようにして洗浄用アダプタを口金に接続すると、洗浄用アダプタが口金に対して大きな接続保持力を伴いながら接続する。従って、洗浄用アダプタに接続したシリンジから口金に洗浄液を注入するときの圧力が高い場合であっても、この圧力によって洗浄用アダプタ(及びシリンジ)が口金から不意に脱落するおそれは殆どない。
また可動ロック部材を第二スライド位置に戻した後に第一回転位置まで回転させさらに第一スライド位置までスライドさせれば、洗浄用アダプタを口金から取り外すことが可能である。
本発明の一実施形態の内視鏡の全体図である。 洗浄用アダプタの分解斜視図である。 送気送水口金と洗浄用アダプタの分離状態の斜視図である。 送気送水口金の平面図である。 送気送水口金と洗浄用アダプタの分離状態の縦断側面図である。 可動ロック部材が第一スライド位置かつ第一回転位置にある洗浄用アダプタを送気送水口金に接続したときの図5と同様の縦断側面図である。 図6のVII−VII矢線に沿う断面図である。 可動ロック部材が第二スライド位置かつ第一回転位置に移動したときの図5と同様の縦断側面図である。 図8のIX−IX矢線に沿う断面図である。 可動ロック部材が第二スライド位置かつ第一回転位置に移動したときの送気送水口金と洗浄用アダプタの斜視図である。 可動ロック部材が第二スライド位置かつ第二回転位置に移動したときの送気送水口金と洗浄用アダプタの斜視図である。 左半部は可動ロック部材が第二スライド位置かつ第二回転位置に移動したときを示しかつ右半部は可動ロック部材が第一スライド位置かつ第二回転位置に移動したときを示す図5と同様の縦断側面図である。 可動ロック部材が第一スライド位置かつ第二回転位置に移動したときの送気送水口金と洗浄用アダプタの斜視図である。 可動ロック部材(全体)が第一スライド位置かつ第二回転位置に移動したときの図12のXIV−XIV矢線に沿う断面図である。 洗浄用容器に入れた洗浄液に内視鏡を浸したときの洗浄用容器を断面視で示す図である。 変形例の洗浄用アダプタの分解斜視図である。 変形例の洗浄用アダプタの斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態の内視鏡洗浄用アダプタ取付構造は、内視鏡10と、内視鏡10に対して着脱可能な洗浄用アダプタ40とを具備している。
まずは内視鏡10の詳しい構造について説明する。
図1に示す内視鏡10は医療用の電子内視鏡であり、操作部11と、操作部11から延びる柔軟な挿入部12と、操作部11から挿入部12とは異なる方向に延びるユニバーサルチューブ17と、ユニバーサルチューブ17の末端に設けたコネクタ部18(本体部)と、を有している。挿入部12は、先端側から順に先端部13、湾曲部14及び可撓管部15を有しており、さらに可撓管部15が連結部16を介して操作部11に接続している。周知のように、操作部11に設けた湾曲操作ノブ11a、11bを回動操作すると挿入部12の湾曲部14が湾曲される。コネクタ部18は、内視鏡10とは別体かつ光源を具備するビデオプロセッサ(図示略)に着脱可能である。
先端部13は硬性部材により構成されており、該先端部13の先端面には図示を省略した対物レンズや配光レンズ(照明窓)が設けてある。内視鏡10の内部には、ユニバーサルチューブ17のコネクタ部18のスリーブ18aから挿入部12の先端部13まで延びるライトガイドファイババンドル(図示略)が配設してあり、ライトガイドファイババンドルの先端部が配光レンズに接続している。
内視鏡10の内部には、先端部13内に配設した撮像素子(図示略)からコネクタ部18のスリーブ18bまで延びる画像信号伝送用ケーブル(図示略)が設けてある。対物レンズで結像した観察像は、この画像信号伝送用ケーブルを介して電子画像信号としてビデオプロセッサの画像処理装置に送られる。
挿入部12の内部には吸引管路19(内部流路)が設けてある。吸引管路19の出口側開口は先端部13の端面に設けてあり、吸引管路19の入口側開口は操作部11、ユニバーサルチューブ17、及びコネクタ部18を貫通して、コネクタ部18に設けた吸引口金(図示略)に接続している。
吸引管路19の中間部は、操作部11に設けた吸引用シリンダ(図示略)と連通している。吸引用シリンダは底部が閉塞し底部と反対側が開口する筒状部材である。吸引用シリンダの内部にはピストンがスライド自在に挿入してあり、当該ピストンと一体化した吸引ボタン37が吸引用シリンダの外側に突出している。
挿入部12、操作部11、ユニバーサルチューブ17、及びコネクタ部18の内部には、これらを貫通する送気管路20(内部流路)と送水管路21(内部流路)が設けてあり、送気管路20と送水管路21の出口側開口は先端部13の先端面において開口している。送気管路20の入口側開口は、コネクタ部18に突設した送気送水口金22(口金)に接続している。さらに送水管路21の入口側開口も送気送水口金22に接続している。
送水管路21と送気管路20の中間部は、操作部11に設けた送気送水用シリンダ(図示略)と連通している。送気送水用シリンダは、底部が閉塞し底部と反対側が開口する筒状部材である。送気送水用シリンダの内部にはピストンがスライド自在に挿入してあり、このピストンと一体化した上面が開口する送気送水ボタン36が送気送水用シリンダの外側に突出している。
図3、図4等に示すように送気送水口金22は、コネクタ部18に固定状態で接続する基部23と、基部23に接続する環状フランジ24と、環状フランジ24に接続する中間小径部26と、中間小径部26に接続しかつ送気送水口金22の先端部を構成する頭部28と、を備えている。基部23、環状フランジ24、及び中間小径部26は送気送水口金22の軸線CL1を中心とする回転対称形状であり、環状フランジ24は基部23より大径であり、中間小径部26は基部23及び環状フランジ24より小径である。環状フランジ24の中間小径部26側の面は軸線CL1に対して直交するストッパ面25を構成している。中間小径部26の外周面は軸線CL1を中心とする円筒面である回転許容面27により構成してある。頭部28は中間小径部26より大径であり、その外周面には軸線CL1を中心とする円筒面の一部をなす部分円筒面29が形成してある。さらに頭部28の外周面の互いに周方向に180°離間した二カ所には、送気送水口金22の径方向に対して直交しかつ互いに平行をなす平面からなる第一回転規制面30が形成してある。また頭部28の外周面には、二つの第一回転規制面30から周方向に90°ずつ離間しかつ軸線CL1方向位置が第一回転規制面30と同じである二つの第二回転規制面31が、送気送水口金22の径方向に対して直交しかつ互いに平行をなす平面として形成してある。軸線CL1から第一回転規制面30までの径方向距離及び軸線CL1から第二回転規制面31までの径方向距離は互いに同一であり、かつ、これらの径方向距離は軸線CL1から回転許容面27までの径方向距離より長くかつ軸線CL1から部分円筒面29までの径方向距離より短い。また第一回転規制面30及び第二回転規制面31は回転許容面27より頭部28側に位置している。頭部28の周方向に180°離間した二カ所には、二つの第二回転規制面31と連続しかつ部分円筒面29よりも外周側に突出する二つの回転範囲制限突起32が突設してある。また送気送水口金22は、第二回転規制面31と同じ周方向位置に位置しかつ第二回転規制面31よりも頭部28の端面側に位置するロック面33を備えている。このロック面33は、ストッパ面25と軸線CL1と平行な方向に対向する平面によって構成してある。そして送気送水口金22の内部には、送気送水口金22を軸線CL1方向に貫通しかつ送気管路20及び送水管路21の入口側開口と連通する内部空間34が形成してある。さらに内部空間34の内周面には軸線CL1を中心とする環状凹溝35が凹設してある(図5、図6等を参照)。
内視鏡10の送気送水口金22に対して着脱可能な洗浄用アダプタ40は以下の構造である。
洗浄用アダプタ40は大きな構成要素として筒状本体部41、Oリング50、可動ロック部材52、圧縮コイルバネ63(付勢手段)、及びナット65(スライド規制手段)を具備している。
金属製の筒状本体部41は洗浄用アダプタ40の軸線CL2を中心とする略回転対称をなす(接続用フランジ43を除いて回転対称)形状である。筒状本体部41はその一端部を構成するシリンジ接続部42と、シリンジ接続部42に連なりかつシリンジ接続部42より大径の雄ネジ部44と、雄ネジ部44よりやや大径の中間部45と、中間部45の長手方向の中央近傍に突設した中間部45より大径のリテーナ46(挿入位置規制手段)と、筒状本体部41の外周面のシリンジ接続部42と反対側の端部近傍に凹設した環状のOリング取付溝47と、を有している。シリンジ接続部42の先端部には外周側に向かって突出しかつ断面非円形形状の接続用フランジ43が設けてある。筒状本体部41の内部には筒状本体部41を軸線CL2方向に貫通する内部管路48が形成してあり、内部管路48の接続用フランジ43側の端面はテーパ面49により構成してある。
弾性材料製のOリング50の自由状態における内径はOリング取付溝47の内周面の外径より小さい。Oリング50は、拡径方向に弾性変形させながらOリング取付溝47の外周側に位置させた後に自由状態に戻る方向に弾性復帰させることにより、Oリング取付溝47に対して嵌合状態で装着してある。Oリング50をOリング取付溝47に対して装着すると、Oリング50は自由状態から僅かに拡径方向に弾性変形した状態となるので、Oリング50の内周面がOリング取付溝47の内周面に対して圧接する。さらにOリング50の外周面がOリング取付溝47の外周側に突出する。
金属製の可動ロック部材52は、軸線CL2を中心とする環状体である環状部53と、環状部53の外周部から環状部53と同心をなしながらリテーナ46側に延びる筒状部57と、を具備している。環状部53の周方向に180°離間した二カ所には、筒状部57より内周側に位置しかつ環状部53を軸線CL2方向に貫通する貫通孔54が形成してある。さらに環状部53の外周面には複数の指掛け用凹部55が凹設してある。また環状部53の内周面は、軸線CL2を中心としかつ中間部45の外周面と略同径の円筒面である回転接触面56により構成してある。筒状部57の端面には、周方向に180°離間した二カ所に回転範囲制限凹部58が凹設してある。二つの回転範囲制限凹部58の周方向の一方の端面は第一回転範囲規制面59により構成してあり、他方の端面は第二回転範囲規制面60により構成してある。さらに筒状部57の内周面の環状部53と反対側の端部には、筒状部57のその他の部位よりも内周側に突出するロック用突部61が突設してある。図7、図9等に示すように各ロック用突部61の対向面(内面)は、洗浄用アダプタ40の径方向(軸線CL2に対して直交する方向)に対して直交しかつ互いに平行をなす平面により構成してある。
金属製の圧縮コイルバネ63はその軸線が軸線CL2と同軸をなすバネであり、軸線CL2方向に弾性変形可能である。
金属製のナット65の内周面には雌ネジ66が形成してある。
筒状本体部41、Oリング50、可動ロック部材52、圧縮コイルバネ63、及びナット65を互いに組み付けて洗浄用アダプタ40を構成するには、まずOリング50を装着した筒状本体部41を接続用フランジ43側から圧縮コイルバネ63の内部に挿入し、圧縮コイルバネ63の一端をリテーナ46の接続用フランジ43側の面に接触させる。続いて、シリンジ接続部42(接続用フランジ43)が回転接触面56を通り抜けて環状部53の外側に突出するまで筒状本体部41を接続用フランジ43側から可動ロック部材52の内部に挿入する。さらにナット65の雌ネジ66を筒状本体部41の雄ネジ部44に対して螺合し(固定し)、ナット65によって環状部53をOリング50側へ押圧し、環状部53とリテーナ46の間で圧縮コイルバネ63を自由状態よりも圧縮させる(図5等を参照)。すると回転接触面56が中間部45の外周面に対して軸線CL2に沿ってスライド可能(かつ相対回転可能)に接触する。
このようにして洗浄用アダプタ40を組み立てると、圧縮コイルバネ63が発生するバネ力によって付勢された可動ロック部材52の環状部53がナット65に当接するので、可動ロック部材52はそれ以上は筒状本体部41(及びナット65)に対してナット65側へ移動できなくなる。このときの可動ロック部材52の筒状本体部41に対する軸線CL2方向の位置が「第一スライド位置」である。
続いて内視鏡10の使用後に洗浄液を利用して内視鏡10を洗浄する要領について説明する。
図15に示すように洗浄用容器70の内部には洗浄液Lが入れられている。内視鏡10はこの洗浄液L内に浸しながら洗浄する。但し、内視鏡10を洗浄用容器70(洗浄液L)に入れる前に内視鏡10に対して次の作業を行う。
まず洗浄前に内視鏡10の送気送水用シリンダと吸引用シリンダから送気送水ボタン36(及びピストン)と吸引ボタン37(及びピストン)を取り外す。さらにコネクタ部18の後端部に、スリーブ18a及びスリーブ18bを覆いかつコネクタ部18に水密状態で密着する防水カバー68を被せる(図15の仮想線参照)。
続いて(内視鏡10を洗浄用容器70に入れる前に)内視鏡10の送気送水口金22に対して洗浄用アダプタ40を装着する。
まず可動ロック部材52を第一スライド位置に位置させた状態の洗浄用アダプタ40を送気送水口金22と同軸状態にする(図3、図5参照)。
続いて図6、図7に示すように、可動ロック部材52の一対のロック用突部61の周方向位置を送気送水口金22の一対の第一回転規制面30の周方向位置と一致させながら筒状本体部41のOリング50側の端部を送気送水口金22の頭部28側から内部空間34に挿入する。すると筒状本体部41のリテーナ46よりOリング50側に位置する部分の外周面が内部空間34の内周面に接触するので、洗浄用アダプタ40の送気送水口金22に対する倒れが規制される。
さらにOリング50の外周側端部を環状凹溝35に係合させながらリテーナ46を頭部28の端面に当接させる。するとOリング50の内周部と外周部が筒状本体部41と送気送水口金22に対してそれぞれ水密状態で接触する。またリテーナ46と頭部28によって、洗浄用アダプタ40の送気送水口金22に対するコネクタ部18側へのスライド動作が規制される。さらに可動ロック部材52の一対のロック用突部61が送気送水口金22の一対の第一回転規制面30に対して外周側から対向(接近)する。すると(ロック用突部61の内面の回転軌跡上に第一回転規制面30の一部が位置するため)各ロック用突部61と第一回転規制面30が互いの相対回転を規制するので、ロック用突部61と第一回転規制面30によって可動ロック部材52の送気送水口金22に対する相対回転位置が図6、図7の「第一回転位置」に保持される。
次いで図8−図10に示すように、可動ロック部材52に対してコネクタ部18へ接近する方向の外力を付与することにより、圧縮コイルバネ63の付勢力に抗して第一スライド位置に位置している可動ロック部材52をその端面(ロック用突部61)が環状フランジ24のストッパ面25に当接する位置までスライドさせる。このときの可動ロック部材52の位置が「第二スライド位置」である。可動ロック部材52が第二スライド位置までスライドすると、図8、図9に示すように一対のロック用突部61が中間小径部26の回転許容面27に対して外周側から対向する。
第一回転規制面30より小径である回転許容面27は各ロック用突部61の送気送水口金22に対する相対回転を許容する(規制しない)。そのため手の指を指掛け用凹部55に掛けながら可動ロック部材52を送気送水口金22に対して図10の矢印方向(一方向。接続用フランジ43側から洗浄用アダプタ40を軸線CL2に沿って見たときの時計方向)に回転させると、各回転範囲制限凹部58の第二回転範囲規制面60が対応する回転範囲制限突起32に当接する「第二回転位置」まで回転する(図11参照)。なお図8−図10に示す状態のとき各回転範囲制限凹部58の第一回転範囲規制面59が各回転範囲制限突起32と接触するため、可動ロック部材52を送気送水口金22に対して図10の矢印方向と反対方向に回転させることは出来ない。即ち、可動ロック部材52を第一回転位置から第二回転位置へ移動させるための可動ロック部材52の回転方向が上記一方向(図10の矢印方向)に制限されている(一方向と反対側への回転が規制されている)ので、内視鏡10の洗浄を行う作業者(例えば看護師など)は可動ロック部材52の第一回転位置から第二回転位置への回転操作を容易に(迷わずに)行うことが可能である。また第二回転範囲規制面60に対して回転範囲制限突起32が当接すると、可動ロック部材52は送気送水口金22に対して図10の矢印方向(一方向)に回転不能となる。
そして、この状態から可動ロック部材52に付与していた上記外力を消失させると、可動ロック部材52が圧縮コイルバネ63の付勢力によってコネクタ部18から離れる方向に自動的にスライドする。すると図12(の右半部)−図14に示すように、一対のロック用突部61が送気送水口金22の一対のロック面33(スライド規制手段)に対してコネクタ部18側から当接することにより)、可動ロック部材52が第一スライド位置でスライド動作を停止する。このとき可動ロック部材52の上端とナット65の下面の間には僅かな隙間が形成されるが、この隙間は極めて小さい(第一スライド位置と第二スライド位置の間の上下距離の半分より小さい)。そのため、作業者は可動ロック部材52が(第一スライド位置と第二スライド位置の中間位置でスライドを停止しているのではなく)第一スライド位置までスライドしたことを確実に認識可能である。さらに、このとき可動ロック部材52の一対のロック用突部61が外周側から送気送水口金22の一対の第二回転規制面31と対向する(図14参照)。すると(ロック用突部61の内面の回転軌跡上に第二回転規制面31の一部が位置するため各ロック用突部61と第二回転規制面31が互いの相対回転を規制するので、ロック用突部61と第二回転規制面31によって可動ロック部材52の送気送水口金22に対する相対回転位置が第二回転位置に保持される。即ち、リテーナ46と頭部28によって洗浄用アダプタ40の送気送水口金22に対するコネクタ部18側へのスライド動作を規制しかつロック用突部61とロック面33によって洗浄用アダプタ40(可動ロック部材52)の送気送水口金22に対するコネクタ部18から離間する方向のスライド動作を規制し、さらにロック用突部61と第二回転規制面31によって洗浄用アダプタ40(可動ロック部材52)の送気送水口金22に対する相対回転を規制するので、洗浄用アダプタ40が送気送水口金22に対して大きな接続保持力を伴いながら接続する。
このようにして洗浄用アダプタ40を送気送水口金22に対して強固に接続したら、内視鏡10及び洗浄用アダプタ40を洗浄用容器70に充填した洗浄液L内に入れる(図15)。
そしてブラシ等の洗浄器具(図示略)に洗浄液Lを付着させた上で、この洗浄器具によって内視鏡10の表面を洗浄する。
さらに洗浄用容器70内の洗浄液Lをシリンジ75(注射器。図15の仮想線参照)に注入し、このシリンジ75のシリンダの先端部を洗浄用アダプタ40(筒状本体部41)の内部管路48(テーパ面49)に圧入し、シリンジ75のシリンダを内部管路48に対して同軸状態で固定する。この状態でシリンジのピストンをシリンダ側に押し込むと、当該ピストンによってシリンダ内の洗浄液Lが筒状本体部41(内部管路48)及び送気送水口金22(内部空間34)を通して送気管路20及び送水管路21へ勢いよく注入される。すると注入した洗浄液Lが送気管路20及び送水管路21を通って先端部13の先端面側から内視鏡10の外部に排出されるので、洗浄液Lによって送気管路20及び送水管路21の内面が洗浄される。
洗浄用アダプタ40が送気送水口金22に対して大きな接続保持力を伴いながら接続しているので、仮にシリンジ75から送気送水口金22に洗浄液Lを注入するときの圧力が高くても、この圧力によって洗浄用アダプタ40(及びシリンジ75)が送気送水口金22から不意に脱落するおそれは殆どない。
内視鏡10の洗浄が終了したら内視鏡10を洗浄用容器70(洗浄液L)から外へ取り出す。
そして上記と逆の手順により洗浄用アダプタ40を内視鏡10の送気送水口金22から取り外す。具体的にはまず、可動ロック部材52に対してコネクタ部18へ接近する方向の外力を付与することにより、圧縮コイルバネ63の付勢力に抗して第一スライド位置(かつ第二回転位置)に位置している可動ロック部材52をその端面(ロック用突部61)が環状フランジ24のストッパ面25に当接する第二スライド位置(かつ第二回転位置)に移動させる。すると一対のロック用突部61が中間小径部26の回転許容面27に対して外周側から対向するので、手の指を指掛け用凹部55に掛けながら可動ロック部材52を送気送水口金22に対して第一回転位置(かつ第二スライド位置)まで回転させる。この状態から可動ロック部材52に付与していた上記外力を消失させると、可動ロック部材52が圧縮コイルバネ63の付勢力によって第一スライド位置(かつ第一回転位置)までスライドし、可動ロック部材52の一対のロック用突部61が外周側から送気送水口金22の一対の第一回転規制面30と対向する。すると洗浄用アダプタ40(可動ロック部材52)が送気送水口金22に対してコネクタ部18から離れる方向にスライド可能となるので、洗浄用アダプタ40にコネクタ部18から離れる方向の外力を付与して洗浄用アダプタ40を送気送水口金22から取り外す。
送気送水口金22から取り外した洗浄用アダプタ40には洗浄液Lが付着しており、その一部は環状部53の内面や中間部45の外周面或いは筒状部57の内周面に付着する。環状部53、中間部45、及び筒状部57で囲まれた環状空間は狭いので、この環状空間に残った洗浄液Lを布等で拭き取るのは容易でない。そのためこの環状空間に残った洗浄液Lは、当該環状空間に注入した水等によって洗い流す必要がある。しかし仮に環状部53が貫通孔54を具備しない場合は、これらの部位に付着した洗浄液Lが水等によっても洗い流されずに環状部53の内面や中間部45の外周面或いは筒状部57の内周面に付着したままとなるおそれがある。しかし本実施形態では環状部53に貫通孔54を形成してあるので、洗浄用アダプタ40の接続用フランジ43を下側に向けた上で上記環状空間に水等を注入すると環状部53の内面や中間部45の外周面或いは筒状部57の内周面に付着していた洗浄液Lが貫通孔54を通って環状部53の外面側に押し流される。そのため環状部53の内面や中間部45の外周面或いは筒状部57の内周面に付着したままとなるおそれは小さく、洗浄用アダプタ40を清潔な状態にすることが可能である。
以上、上記実施形態を利用して本発明を説明したが、本発明は様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば図16、図17に示す変形例の態様で実施してもよい。
この変形例の洗浄用アダプタ40’のリテーナ46には周方向に180°間隔で一対の回転規制突起46a(回転規制手段)が外周側に向けて突設してあり、筒状部57には各回転範囲制限凹部58と連続しかつ周方向の幅が回転規制突起46aと略同一の回転規制溝58a(回転規制手段)が形成してある。
この洗浄用アダプタ40’を組み立てると、図17に示すように筒状本体部41側の一対の回転規制突起46aが可動ロック部材52側の一対の回転規制溝58aに対して嵌合する。回転規制突起46aと回転規制溝58aの嵌合関係は、可動ロック部材52が筒状本体部41に対していずれのスライド位置に位置するときも維持される。従って、洗浄用アダプタ40’を送気送水口金22に対して接続すると、(第二回転位置かつ第一スライド位置に位置する)可動ロック部材52の送気送水口金22に対する相対回転が規制されるだけでなく、筒状本体部41の送気送水口金22に対する相対回転も規制される。
そのため送気送水口金22に接続した洗浄用アダプタ40’の筒状本体部41に対してシリンジ75を接続するときに筒状本体部41が送気送水口金22に対して相対回転しないので、シリンジ75を洗浄用アダプタ40’(筒状本体部41)に対してより円滑に接続することが可能になる。
また送気送水口金22に設ける第一回転規制面30、第二回転規制面31、及びロック面33の数及び洗浄用アダプタ40、40’に設けるロック用突部61の数は二つでなくてもよく、一つや3つ以上であってもよい。
送気送水口金22に設ける回転範囲制限突起32を一つにしかつ可動ロック部材52に設ける回転範囲制限凹部58を一つにしたり、回転範囲制限突起32と回転範囲制限凹部58を3つ以上設けても良い。また送気送水口金22から回転範囲制限突起32を省略しかつ可動ロック部材52から回転範囲制限凹部58を省略してもよい。
洗浄用アダプタ40、40’を送気送水口金22に接続したときに、筒状本体部41の一部に形成した挿入位置規制手段(リテーナ46とは異なる部位に形成したものでもよい)をコネクタ部18の一部と当接させることにより、筒状本体部41がコネクタ部18側へ移動するのを規制してもよい。
可動ロック部材52を第一スライド位置側に付勢する付勢手段として圧縮コイルバネ63以外のものを用いてもよい。
図12(の右半部)−図14になったときに、一対のロック用突部61を一対のロック面33に対して当接させるのではなく、可動ロック部材52をナット65(スライド規制手段)に対して当接させることにより、可動ロック部材52のスライド動作を第一スライド位置で停止させてもよい。
またコネクタ部18に設けた上記吸引口金(口金)を送気送水口金22と同じ形状とした上でこの吸引口金に洗浄用アダプタ40、40’を接続し、この洗浄用アダプタ40、40’に接続したシリンジを利用して吸引管路19を洗浄してもよい。
また可動ロック部材52の端面(ロック用突部61)が環状フランジ24のストッパ面25より頭部28側に位置するとき(ストッパ面25から離間するとき)に可動ロック部材52が「第二スライド位置」に位置するようにしてもよい。
工業用の内視鏡に本発明を適用してもよい。
10 内視鏡
11 操作部
11a 11b 湾曲操作ノブ
12 挿入部
13 先端部
14 湾曲部
15 可撓管部
16 連結部
17 ユニバーサルチューブ
18 コネクタ部(本体部)
18a スリーブ
18b スリーブ
19 吸引管路(内部流路)
20 送気管路(内部流路)
21 送水管路(内部流路)
22 送気送水口金(口金)
23 基部
24 環状フランジ
25 ストッパ面
26 中間小径部
27 回転許容面
28 頭部
29 部分円筒面
30 第一回転規制面
31 第二回転規制面
32 回転範囲制限突起
33 ロック面(スライド規制手段)
34 内部空間
35 環状凹溝
36 送気送水ボタン
37 吸引ボタン
40 40’ 洗浄用アダプタ
41 筒状本体部
42 シリンジ接続部
43 接続用フランジ
44 雄ネジ部
45 中間部
46 リテーナ(挿入位置規制手段)
46a 回転規制突起(回転規制手段)
47 Oリング取付溝
48 内部管路
49 テーパ面
50 Oリング
52 可動ロック部材
53 環状部
54 貫通孔
55 指掛け用凹部
56 回転接触面
57 筒状部
58 回転範囲制限凹部
58a 回転規制溝(回転規制手段)
59 第一回転範囲規制面
60 第二回転範囲規制面
61 ロック用突部
63 圧縮コイルバネ(付勢手段)
65 ナット(スライド規制手段)
66 雌ネジ
68 防水カバー
70 洗浄用容器
75 シリンジ(注射器)
CL1 送気送水口金の軸線
CL2 洗浄用アダプタの軸線
L 洗浄液

Claims (5)

  1. 内部流路を有する内視鏡の本体部の表面に突設した、上記内部流路と連通しかつ両端が開口する筒状の口金と、
    自身の内部管路の一端側開口を上記口金に接続可能であり、該内部管路へ他端側開口から洗浄液を注入可能な洗浄用アダプタと、
    を備える内視鏡洗浄用アダプタ取付構造において、
    上記口金が、
    外周面に形成した断面非円形形状の第一回転規制面と、
    上記外周面に上記第一回転規制面とは周方向位置を異ならせて形成した、断面非円形形状の第二回転規制面と、
    上記外周面に形成した、上記第一回転規制面及び上記第二回転規制面よりも上記本体部側に位置しかつ上記口金の軸線からの径方向距離が上記第一回転規制面及び上記第二回転規制面よりも短い回転許容面と、
    上記外周面に形成した、上記第二回転規制面と同じ周方向位置に位置しかつ該第二回転規制面よりも上記本体部から上記軸線方向に離れたロック面と、
    を備え、
    上記洗浄用アダプタが、
    上記内部管路の上記一端側開口を上記口金の内部空間に接続可能である筒状本体部と、
    該筒状本体部に設けた、上記筒状本体部の上記一端側開口を上記口金の上記内部空間に接続したときに上記口金または上記本体部と当接する当接状態となることにより、該筒状本体部が上記本体側へ移動するのを規制する挿入位置規制手段と、
    上記筒状本体部に対して第一スライド位置と該第一スライド位置より上記本体部側の第二スライド位置との間を上記軸線方向にスライド可能かつ上記口金に対して該軸線まわりに第一回転位置と第二回転位置の間を相対回転可能であり、内周側に向かって突出するロック用突部を有する可動ロック部材と、
    上記可動ロック部材が上記筒状本体部に対して、上記第一スライド位置を超えて上記第二スライド位置と反対側へ相対スライドするのを規制するスライド規制手段と、
    上記可動ロック部材を上記第一スライド位置側にスライド付勢する付勢手段と、
    を備え、
    上記ロック用突部は、
    上記当接状態で上記可動ロック部材が上記第一スライド位置かつ上記第一回転位置に位置するとき、上記第一回転規制面に対して外周側から対向することにより上記可動ロック部材の回転を規制し、
    上記当接状態で上記可動ロック部材が上記第二スライド位置に位置したとき、上記回転許容面に対して外周側から対向することにより上記可動ロック部材の上記第二回転位置への回転を許容し、
    上記当接状態で上記可動ロック部材が上記第二回転位置かつ上記第一スライド位置に位置したとき、上記第二回転規制面に対して外周側から対向することにより上記可動ロック部材の回転を規制することを特徴とする内視鏡洗浄用アダプタ取付構造。
  2. 請求項1記載の内視鏡洗浄用アダプタ取付構造において、
    上記可動ロック部材に、上記可動ロック部材の回転方向に離間した第一回転範囲規制面と第二回転範囲規制面を形成し、
    上記口金に、上記可動ロック部材が上記第二スライド位置に位置するときに上記第一回転範囲規制面と上記第二回転範囲規制面の間かつ上記第一回転範囲規制面及び上記第二回転範囲規制面の回転軌跡上に位置し、上記第一回転範囲規制面と当接することにより上記可動ロック部材が上記第一回転位置から上記一方向と反対方向に回転するのを規制しかつ上記第二回転範囲規制面と当接することにより上記可動ロック部材が上記第二回転位置から上記一方向に回転するのを規制する回転範囲制限突起を形成した内視鏡洗浄用アダプタ取付構造。
  3. 請求項1または2記載の内視鏡洗浄用アダプタ取付構造において、
    上記可動ロック部材が上記第一スライド位置からスライドして上記口金に当接したときに、上記可動ロック部材が上記第二スライド位置に位置する内視鏡洗浄用アダプタ取付構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の内視鏡洗浄用アダプタ取付構造において、
    上記筒状本体部と上記可動ロック部材に、両者の相対回転を規制する回転規制手段を設けた内視鏡洗浄用アダプタ取付構造。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の内視鏡洗浄用アダプタ取付構造において、
    上記可動ロック部材が、
    上記筒状本体部の外周面に対して自身の内周面がスライド可能に接触する環状部と、
    該環状部の外周側から上記本体部側へ延びる、上記筒状本体部を外周側から覆う筒状部と、
    を備え、
    上記環状部に貫通孔を形成した内視鏡洗浄用アダプタ取付構造。
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