JP2016040983A - バッテリ装置、電子機器、放射線画像撮影システム、バッテリ装置の制御方法、電子機器の制御方法、およびプログラム - Google Patents

バッテリ装置、電子機器、放射線画像撮影システム、バッテリ装置の制御方法、電子機器の制御方法、およびプログラム Download PDF

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佳司 土谷
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Abstract

【課題】接続する機器の電源オン、オフによらずにコネクタの接続回数をカウントすること。【解決手段】コネクタを介して外部の機器と接続可能なバッテリ装置は、バッテリ装置のコネクタの接続回数を記憶するバッテリ内カウンタ部と、接続した外部機器のコネクタの設定を検知する検知部と、検知の結果に基づきバッテリ内カウンタ部に記憶する接続回数の更新を制御するバッテリ制御部とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、バッテリ装置、電子機器、放射線画像撮影システム、バッテリ装置の制御方法、電子機器の制御方法、およびプログラムに関する。
現在、可搬性を重視するために充電可能な二次電池(以下、バッテリ装置、または単にバッテリという)で駆動する電子機器が多く実用化されている。例えば、特許文献1には、放射線発生部、放射線検出部、制御装置がバッテリで動作する可搬型の放射線画像撮影装置の構成例が開示されている。
特許文献2には、可搬型の電子機器のバッテリの種類として、例えば、鉛バッテリやリチウムイオンバッテリが開示されており、バッテリパックは電子機器と着脱可能で、バッテリパックを充電する場合は専用の充電器を用いる例が開示されている。リチウムイオンバッテリは、多数のセルを組み合わせてパックとされることが多く、更にはその特性上、セル毎に電圧の監視などを行う必要がある。特許文献3には、電圧の監視を行う監視回路の監視データをバッテリ外部と通信する構成が開示されている。
バッテリを電子機器から取り外して専用の充電器に接続して充電を行う場合、電子機器とバッテリとを接続するコネクタ部、またバッテリと充電器を接続するコネクタ部でそれぞれ挿抜が行われることとなる。コネクタ部は挿抜を繰り返す毎に挿抜力が低下して抜けやすくなり、コネクタ部のめっき等の摩耗により接触抵抗値が増加する。
特許文献4では、コネクタ毎の接続回数を計測し、ある接続回数を超えた場合に使用者に警告を与える構成が開示されている。また、特許文献5では、1つのコネクタを複数の機器に接続する場合においても、機器毎にコネクタの接続回数を計測し、それぞれある接続回数を超えた場合に使用者に警報を与える構成が開示されている。
特開2012− 24399号公報 特開2005−168215号公報 特開2000−209788号公報 特開平11 −162570号公報 特開昭64 − 88807号公報
しかしながら、特許文献4または特許文献5の技術では、接続される各機器の電源がオフ(OFF)状態ではコネクタ部の接続回数を計測することが出来ない。このため、機器の電源が投入されていないオフ(OFF)状態において、バッテリで駆動する機器は、バッテリが接続されただけで接続回数のカウントが行えないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、接続する機器の電源オン、オフによらずにコネクタの接続回数をカウントすることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の一つの態様のバッテリ装置は、外部機器と接続可能なコネクタと充電式バッテリとを有するバッテリ装置であって、前記バッテリ装置のコネクタの接続回数を記憶するバッテリ内カウンタ部と、接続した外部機器のコネクタの設定を検知する検知部と、前記検知の結果に基づき、前記バッテリ内カウンタ部に記憶する接続回数の更新を制御するバッテリ制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の他の態様の電子機器は、コネクタを介して接続可能なバッテリ装置の電力により動作する電子機器であって、前記電子機器のコネクタの接続回数を記憶する機器内カウンタ部と、前記バッテリ装置が記憶している前記電子機器のコネクタの接続回数を取得し、前記取得した接続回数に基づき、前記機器内カウンタ部に記憶する接続回数を更新する機器制御部と、を有することを特徴する。
本発明によれば、接続する機器の電源オン、オフによらずにコネクタの接続回数をカウントすることが可能になる。
第1実施形態の電子機器システムの構成例を示す図。 バッテリ装置と電子機器とが接続した状態を説明する図。 コネクタ状態設定部が有するスイッチの状態を説明する図。 バッテリ装置と充電器とが接続した状態を説明する図。 バッテリ制御部の処理を説明するフローチャート。 機器制御部の処理を説明するためのフローチャート。 充電器制御部の処理を説明するためのフローチャート。 更新カウンタ部の構成を説明する図。 更新カウンタ部、バッテリ内カウンタ部、機器内カウンタ部、機器外カウンタ部のカウンタ値を説明する図。 更新カウンタ部、バッテリ内カウンタ部、充電器内カウンタ部、充電器外カウンタ部のカウンタ値を説明する図。 バッテリ装置が1台、電子機器が2台からなる電子機器システムにおけるカウンタ値を説明する図。 バッテリ装置が2台、電子機器が1台からなる電子機器システムにおけるカウンタ値を説明する図。 バッテリ装置と電子機器とが接続した状態を説明する図。 スイッチ233、234、235のオン、オフと、スイッチのオン、オフに基づく合成抵抗値と、電圧V6の値を示す図。 第3実施形態の電子機器システムの構成例を示す図。 第3実施形態のバッテリ制御部の処理を説明するフローチャート。 第3実施形態の機器制御部の処理を説明するフローチャート。 第3実施形態の充電器制御部の処理を説明するフローチャート。 第4実施形態の放射線画像撮影システムの構成例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
[第1実施形態]
第1実施形態では、電子機器システムの構成として、リチウムイオンバッテリを有するバッテリ装置と、着脱可能なバッテリ装置で動作する電子機器と、バッテリ装置(バッテリ)の充電器と、を有する構成を説明する。尚、バッテリの種類として、リチウムイオンバッテリを例として説明しているが、この例に限定されるものではなく、他の種類の充電式のバッテリであってもよい。
図1は、本実施形態に係る電子機器システムの構成例を示すブロック図である。図1において、電子機器システムは、バッテリ装置100、電子機器200、充電器300を有しており、バッテリ装置100は、電子機器200、充電器300と離れた状態を示している。
(バッテリ装置100の構成)
本実施形態に係るバッテリ装置は、外部機器と接続可能なコネクタと充電式バッテリとを有する。バッテリ装置は、バッテリ装置のコネクタの接続回数を記憶するバッテリ内カウンタ部と、コネクタと接続した外部機器のコネクタの接続回数を記憶する更新カウンタ部とを有する。また、バッテリ装置は、接続した外部機器のコネクタの設定を検知する検知部と、検知の結果に基づき、バッテリ内カウンタ部および更新カウンタ部に記憶する接続回数の更新を制御するバッテリ制御部と、を有する。ここで、バッテリ装置は、外部機器として、バッテリ装置の電力で動作可能な電子機器、または、バッテリ装置の充電式バッテリに充電する充電器と、コネクタを介して接続可能である。
バッテリ装置100はバッテリ制御部101、リチウムイオン部102(充電式バッテリ)、スイッチ検知部103、検知部104、コネクタ接続設定部105、通信部106、更新カウンタ部107、バッテリ内カウンタ部108及びコネクタ120を有する。
バッテリ制御部101は、バッテリ装置100全体を制御する。リチウムイオン部102(充電式のバッテリ)は、バッテリとして複数のリチウムイオンバッテリ(リチウムイオンセル)から構成されている。尚、リチウムイオン部102の構成として、リチウムイオンバッテリを例として説明しているが、この例に限定されるものではなく、他の種類の充電式のバッテリであってもよい。スイッチ検知部103は、電子機器200の電源スイッチ部203のオン/オフ(ON/OFF)を検知する。
検知部104は、バッテリ装置100のコネクタ120に接続した外部装置(電子機器200又は充電器300)のコネクタの設定状態を検知する。バッテリ制御部101は、検知部104の検知の結果に基づき、バッテリ内カウンタ部108および更新カウンタ部107に記憶する接続回数の更新を制御する。
コネクタ接続設定部105は、一端が端子135に接続し、他端がグランドに接続している信号線を有している。バッテリ装置100のコネクタ120が充電器300のコネクタ320に接続した状態である場合、この信号線と充電器300のコネクタ320側の信号線が接続し、充電器制御部301は所定の電圧を検知する。充電器制御部301は所定の電圧の検知結果に基づき、バッテリ装置100のコネクタ120と充電器300のコネクタ320との接続を判定することが可能である。
通信部106は、電子機器200又は充電器300と通信する。更新カウンタ部107は、バッテリ装置100のコネクタ120に接続された電子機器200のコネクタ220の接続回数を記憶する。バッテリ内カウンタ部108は、バッテリ装置100のコネクタ120の接続回数を記憶する。
(電子機器200の構成)
本実施形態に係る電子機器はコネクタを介して接続可能なバッテリ装置の電力により動作する。電子機器は、電子機器のコネクタの接続回数を記憶する機器内カウンタ部と、バッテリ装置が記憶している電子機器のコネクタの接続回数を取得し、取得した接続回数に基づき、機器内カウンタ部に記憶する接続回数を更新する機器制御部とを有する。
電子機器200は、機器制御部201、DC/DCコンバータ部202、電源スイッチ部203、コネクタ状態設定部204、通信部205(第1通信部)、機器内カウンタ部206、機器外カウンタ部207、操作部208、および表示部209を有する。
機器制御部201は、電子機器200の全体を制御する。DC/DCコンバータ部202(電圧変換部)は、バッテリ装置100から供給された電力を電子機器200内の各部に必要な電力を必要な電圧に変換して供給する。
電源スイッチ部203は、電子機器200の電源のオン/オフ(ON/OFF)を切り替える。コネクタ状態設定部204は、電子機器200のコネクタ220の状態を設定する。通信部205(第1通信部)は、バッテリ装置100と通信する。機器内カウンタ部206は、電子機器200のコネクタ220の接続回数を記憶する。
機器外カウンタ部207は、電子機器200以外のコネクタの接続回数を記憶する。操作部208は、電子機器を操作するための操作入力を受け付ける。表示部209は、バッテリ装置100の電力の残量、電子機器以外のコネクタの接続回数、電子機器200のコネクタ220の接続回数、その他の電子機器の機能に応じた情報を表示する。
(充電器300の構成)
本実施形態に係る充電器はコネクタを介して接続可能なバッテリ装置を充電する。充電器は、充電器のコネクタの接続回数を記憶する充電器内カウンタ部と、バッテリ装置が記憶している充電器のコネクタの接続回数を取得し、取得した接続回数に基づき、充電器内カウンタ部に記憶する接続回数を更新する充電器制御部とを有する。
充電器300は、充電器制御部301、スイッチ部302、コネクタ状態設定部303、コネクタ接続検知部304、通信部305、充電器内カウンタ部306、充電器外カウンタ部307、表示部308、およびACプラグ309を有する。
充電器制御部301は、充電器300全体を制御する。また、充電器制御部301は、AC電源から供給されたAC電力をDC電力に変換し、バッテリ装置100と充電器300内の各部に必要な電力を必要な電圧に変換して供給する。スイッチ部302は、AC電源から充電器300への電力供給のオン/オフ(ON/OFF)を切り替える。コネクタ状態設定部303は、充電器300のコネクタ320の状態を設定する。コネクタ接続検知部304は、充電器300にバッテリ装置100が接続したことを検知する。
通信部305は、バッテリ装置100と通信する。充電器内カウンタ部306は、充電器300のコネクタ320の接続回数を記憶する。充電器外カウンタ部307は、充電器以外のコネクタの接続回数を記憶する。表示部308は、バッテリ装置100の充電量、充電状態を表示する。ACプラグ309は、AC電源から充電器300に電力を取得する。
通信部106、通信部205(第1通信部)、通信部305の通信方式はシリアル通信で用いられるSPI(Serial Peripheral Interface)やI2C(Inter−Integrated Circuit)等を適用できる。尚、通信方式はこの例に限定されるものではなく、他の通信方式を用いてもよい。
バッテリ制御部101は、リチウムイオン部102(充電式のバッテリ)に電力が蓄えている間、バッテリ装置100に対する電子機器200および充電器300の挿抜に関わらず動作している。バッテリ制御部101は、検知部104をモニタすることにより、接続された電子機器200又は充電器300のコネクタ状態を検知し、バッテリ装置100に対する電子機器200又は充電器300の挿抜を検知する。電子機器200と接続する場合、検知部104は、バッテリ装置100のコネクタと電子機器200のコネクタとの接続により、電子機器のコネクタの設定に応じた電圧を検知する。バッテリ制御部101は、検知された電圧に基づき電子機器を識別し、識別した電子機器に対応した更新カウンタ部107のカウンタ値を更新させる。また、充電器300と接続する場合、検知部104は、バッテリ装置100のコネクタと充電器300のコネクタとの接続により、充電装置のコネクタの設定に応じた電圧を検知する。バッテリ制御部101は、検知された電圧に基づき充電装置を識別し、識別した充電装置に対応した更新カウンタ部107のカウンタ値を更新させる。
また、バッテリ装置100と電子機器200が接続している場合、バッテリ制御部101は、スイッチ検知部103をモニタすることにより電子機器200の電源スイッチ部203のオン/オフ(ON/OFF)を検知することができる。
図2は、バッテリ装置100と電子機器200とが接続した状態を説明する図である。図2において、バッテリ装置100の構成として、バッテリ制御部101、スイッチ検知部103、検知部104の概略構成が示されている。また、電子機器200の構成として、電子機器200の電源スイッチ部203、コネクタ状態設定部204の概略構成が示されている。
まず、検知部104について説明する。検知部104は、所定電圧Vbに接続された抵抗(R1、R2、R3)でプルアップされた信号線を有しており、図2においては3本の信号線を有する例を示している。所定電圧Vbは、例えば、3V程度であり、プルアップされた抵抗(R1、R2、R3)は約100kΩ程度であるが、これに限定されるものではない。そして、信号線は、コネクタ120の端子130、131、132とバッテリ制御部101とに接続している。
また、それぞれの信号線の電圧はV1、V2、V3である。検知部104は、電圧(V1、V2、V3)を検知する。バッテリ制御部101は、電圧(V1、V2、V3)に基づき、バッテリ装置100と電子機器200との接続の有無を判定し、コネクタを介して接続している電子機器を識別することが可能である。
次に、コネクタ状態設定部204について説明する。コネクタ状態設定部204は、3つのスイッチ230、231、232を有している。図2において、コネクタ状態設定部204のスイッチ230はオン(ON)状態であることを示し、スイッチ231、232はオフ(OFF)状態であることを示している。コネクタ状態設定部204のスイッチは、コネクタ120の端子136と1本の共通線290を介して接続している。バッテリ装置100と電子機器200とが接続した場合、共通線290はコネクタ120の端子136を介してバッテリ装置100のグランド線と接続する。
次に、バッテリ制御部101の接続判定について説明する。バッテリ装置100と電子機器200とが離れている場合、V1、V2、V3の電圧はVbとほぼ等しい電圧となり、バッテリ制御部101はV1、V2、V3が全てHighと判断する。バッテリ装置100と電子機器200が接続した場合、スイッチ230がオン(ON)状態であるので、V1はグランド線とほぼ同じ電圧となり、バッテリ制御部101はV1がLowであると判断する。一方、スイッチ231、232がオフ(OFF)状態であるために、バッテリ制御部101は、V2、V3がHighのままであると判断する。
バッテリ装置100のバッテリ制御部101はV1、V2、V3の電圧(接続判定電圧)をモニタしており、V1、V2、V3が全てHighの場合はバッテリ装置100と電子機器200が接続していないと判断する。また、バッテリ制御部101は、3本の信号線内、少なくとも1本の信号線の電圧がLowになった場合、バッテリ装置100と電子機器200とが接続したと判断する。コネクタ状態設定部204のスイッチは、例えば、ディップ(Dip)スイッチからなり、スイッチの設定は電子機器200の電源が切れても保持され、スイッチの設定は変わらない。
図3は、コネクタ状態設定部が有するスイッチの状態を説明する図である。バッテリ装置100と電子機器200との接続の有無を、コネクタ状態設定部204が有するスイッチの状態で判定する。図3に示すように、コネクタ状態設定部204が3つのスイッチ230、231、232を有する場合、各スイッチのそれぞれのオン/オフ(ON/OFF)状態の組み合わせを示している。ここで、3つのスイッチが全てオフ(OFF)状態の場合、バッテリ装置100と電子機器200とが接続しても、検知部104が検知する電圧(V1、V2、V3)は変化しないので、3つのスイッチが全てオフ(OFF)の場合は接続判定に用いられない。そのため、コネクタ状態設定部204が3つのスイッチを有する場合、それぞれのスイッチのオン/オフ(ON/OFF)の組み合わせにより7通りの設定が可能となる。また、もしコネクタ状態設定部204がN個(N:自然数)のスイッチを有する場合、2^N−1通りの設定が可能となる(ここで、「^」はべき乗を示す)。
図3において、図3(a)の場合は、スイッチ230がオン(ON)、スイッチ231、232がオフ(OFF)である。検知部104で検知されるV1はLow、V2、V3はHighとなり、バッテリ制御部101は、例えば、1番の電子機器が接続したと判断する。図3(b)の場合は、スイッチ230がオフ(OFF)、スイッチ231がオン(ON)、232がオフ(OFF)である。検知部104で検知されるV1はHigh、V2はLow、V3はHighとなる。この電圧の組み合わせにより、バッテリ制御部101は、例えば、2番の電子機器が接続したと判断する。図3(c)の場合は、スイッチ230、231がオフ(OFF)、スイッチ232がオン(ON)である。検知部104で検知されるV1、V2はHigh、V3はLowとなる。この電圧の組み合わせにより、バッテリ制御部101は、例えば、3番の電子機器が接続したと判断する。
図3(d)の場合、スイッチ230、231がオン(ON)、スイッチ232がオフ(OFF)である。検知部104で検知されるV1、V2はLow、V3はHighとなる。この電圧の組み合わせにより、バッテリ制御部101は、例えば、4番の電子機器が接続したと判断する。図3(e)の場合、スイッチ230、232がオン(ON)、スイッチ231がオフ(OFF)である。検知部104で検知されるV1、V3はLow、V2はHighとなる。この電圧の組み合わせにより、バッテリ制御部101は、例えば、5番の電子機器が接続したと判断する。
図3(f)の場合、スイッチ230がオフ(OFF)、スイッチ231、232がオン(ON)である。検知部104で検知されるV1はHigh、V2、V3はLowとなる。この電圧の組み合わせにより、バッテリ制御部101は、例えば、6番の電子機器が接続したと判断する。図3(g)の場合、スイッチ230、231、232がオン(ON)である。検知部104で検知されるV1、V2、V3はLowとなる。この電圧の組み合わせにより、バッテリ制御部101は、例えば、7番の電子機器が接続したと判断する。
次に、図2のスイッチ検知部103について説明する。スイッチ検知部103は、所定電圧Vbに接続された抵抗R4でプルアップされた信号線を有しており、信号線はコネクタ120の端子133とバッテリ制御部101とに接続している。スイッチ検知部103の信号線の電圧はV4である。スイッチ検知部103は、電圧V4に基づいて、電子機器200の電源スイッチ部203のオン/オフ(ON/OFF)を検知することが可能である。 電源スイッチ部203はスイッチ233を更に有しており、スイッチ233の両側はそれぞれコネクタ220の特定の端子に接続している。
図2は、バッテリ装置100と電子機器200とがコネクタ120、220を介して接続した状態を示しており、スイッチ233がオフ(OFF)状態である場合、V4の電圧は所定電圧Vbとほぼ等しくなり、バッテリ制御部101はHigh状態と判断する。そして、スイッチ233がオン(ON)状態になると、V4の電圧はグランド線とほぼ同じ電圧となり、バッテリ制御部101はLow状態と判断する。 従って、バッテリ装置100と電子機器200とがコネクタ120、220を介して接続している場合、バッテリ制御部101はV4を監視していれば電子機器200の電源スイッチ部203のスイッチのオン/オフ(ON/OFF)を検知することができる。そして、バッテリ制御部101は、電源スイッチ部203のスイッチのオン(ON)を検知したら、電子機器200に電力を供給する。逆に、バッテリ制御部101は電源スイッチ部203のスイッチがオフ(OFF)状態であることを検知したら、電子機器200への電力供給を停止する。
図1において、電子機器200の電源が入ると、機器制御部201が動作を開始して、電子機器200の初期化を行った後、電子機器200はバッテリ装置100と通信可能な状態になる。そして、機器制御部201は、例えば、バッテリ装置100の残量等を通信で取得し、表示部209に表示する。
(バッテリ装置100と充電器300との接続)
図4は、バッテリ装置100と充電器300とが接続した状態を説明する図である。図4には、バッテリ装置100および充電器300の構成として、バッテリ装置100の検知部104、コネクタ接続設定部105と、充電器300のコネクタ状態設定部303、コネクタ接続検知部304の概略構成が示されている。
まず、コネクタ状態設定部303について説明する。コネクタ状態設定部303はコネクタ状態設定部204と同じ構造であるが、スイッチの設定が異なり、スイッチ330、331、332が全てオン(ON)状態である。このスイッチの設定は、図3(g)の設定と同一の設定となる。バッテリ制御部101は、コネクタ120、320を介して、7番の電子機器として、充電器300が接続されたことを検知することができる。
電子機器200のコネクタ状態設定部204の3つのスイッチと、充電器300のコネクタ状態設定部303の3つのスイッチのオン/オフの設定は、電子機器システムを最初に使用する時に操作者又はサービスマンが設定することができる。コネクタ状態設定部204とコネクタ状態設定部303を異なる設定にすれば、バッテリ制御部101は、検知部104で検知される信号線の電圧(V1、V2、V3)を読み取ることにより、電子機器と接続したのか、充電器と接続したのかを判定できる。本実施形態において、電子機器200は、図3(a)の設定で説明した1番の電子機器として説明し、充電器300は図3(g)の設定で説明した7番の電子機器として説明する。また、検知部104は既に図2で説明したので説明を省略する。
図4において、コネクタ120の端子135から伸びた信号線がグランドに接続されている。コネクタ接続設定部105は、この信号線と接続している。コネクタ接続検知部304は所定電圧Vcに接続された抵抗R5でプルアップされた1本の信号線を有し、所定電圧Vcは、例えば先に説明した所定電圧Vbと同じ電圧である3V程度に設定することができる。そして、コネクタ接続検知部304の信号線は充電器制御部301しており、電圧はV5である。また、コネクタ接続検知部304の信号線は、バッテリ装置100のコネクタ接続設定部105と充電器300とが接続している場合は端子135に接続する。
バッテリ装置100と充電器300とが接続した場合、V5はグランド線とほぼ同じ電圧となり、充電器制御部301はV5がLowであると判断する。バッテリ装置100と充電器300とが接続していない場合、V5の電圧は所定電圧Vcとほぼ等しい電圧となり、充電器制御部301はHighであると判断する。
そして、充電器300のACプラグ309がAC電源に接続し、スイッチ部302がオン(ON)状態であれば、充電器制御部301は常に動作している。そのため、充電器制御部301がコネクタ接続検知部304をモニタすることにより、充電器制御部301は、充電器300にバッテリ装置100が接続したか否かを検知することができる。
図1において、充電器300がACプラグ309を介してAC電源と接続し、バッテリ装置100と充電器300とが接続すると通信部106と通信部305とを介してバッテリ装置100と充電器300とは通信可能な状態になる。このとき、充電器300からバッテリ装置100への充電も可能な状態になる。また、バッテリ制御部101は、検知部104で検知される信号線の電圧を常にモニタしており、7番の電子機器(充電器300)が接続したことを検知するとリチウムイオン部102(充電式のバッテリ)への充電を可能な状態にする。そして、充電器制御部301は、例えばバッテリ装置100の充電量を通信で取得し、バッテリ装置100の充電状態の通知や充電完了の通知を通信で取得することができる。また、充電器制御部301は、取得した充電量や充電状態を表示部308に表示する。
図5は、バッテリ制御部101による更新カウンタ部107およびバッテリ内カウンタ部108の更新処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS100で、バッテリ制御部101は、リチウムイオン部102(充電式のバッテリ)が製造された時点で動作を開始し、リチウムイオン部102(充電式のバッテリ)に電力が残っている間は常に動作する。そして、バッテリ制御部101は、バッテリ内カウンタ部108と更新カウンタ部107の値を0に初期化する。第1実施形態において、バッテリ内カウンタ部108は1つのカウンタ値を記憶する記憶部を有し、更新カウンタ部107は7つの更新カウンタ値を記憶する記憶部を有する。
更新カウンタ部107における複数の更新カウンタ値を記憶する記憶部は、コネクタ状態設定部204が有する複数のスイッチのオン/オフ(ON/OFF)の組み合わせに対応するものである。例えば、コネクタ状態設定部204が3つのスイッチを有する場合、スイッチのオン/オフ(ON/OFF)の組み合わせは7通りの設定が可能となり、記憶部は、7通りの設定に対応して、7つの更新カウンタ値を記憶する。例えば、コネクタ状態設定部204がN個(N:自然数)のスイッチを有する場合、2^N−1通りの設定が可能となる。この場合、記憶部は、2^N−1通りの設定に対応して、2^N−1個の更新カウンタ値を記憶する。
図8は、更新カウンタ部107の構成を説明するための概略ブロック図である。図8において、更新カウンタ部107はカウンタ107[1]〜107[7]の7つのカウンタ値を記憶する記憶部を有する。記憶部は、バッテリ装置100のコネクタ120に接続した、電子機器200のコネクタ220の接続回数の更新カウント値又は充電器300のコネクタ320の接続回数の更新カウント値を記憶する。
バッテリ制御部101が、検知部104を介して1番の電子機器が接続されたと判断した場合、更新カウンタ部107はカウンタ107[1]の値を増加させる。バッテリ制御部101が、2番の電子機器が接続されたと判断した場合、更新カウンタ部107はカウンタ107[2]の値を増加させる。また、バッテリ制御部101が、3番の電子機器が接続されたと判断した場合、更新カウンタ部107はカウンタ107[3] の値を増加させる。同様に、バッテリ制御部101が、4番の電子機器が接続されたと判断した場合、更新カウンタ部107はカウンタ107[4] の値を増加させる。また、バッテリ制御部101が、5番の電子機器が接続されたと判断した場合、更新カウンタ部107はカウンタ107[5] の値を増加させる。また、バッテリ制御部101が、6番の電子機器が接続されたと判断した場合、更新カウンタ部107はカウンタ107[6] の値を増加させる。そして、バッテリ制御部101が、7番の電子機器が接続されたと判断した場合、更新カウンタ部107はカウンタ107[7]の値を増加させる。
説明を図5に戻し、ステップS101で、バッテリ制御部101は、カウンタ更新フラグとバッテリカウンタ通知フラグを0に初期化する。
ステップS102で、バッテリ制御部101は、検知部104で検知される信号線の電圧をモニタし、接続検知待ちの状態で待機する。検知部104は、バッテリ装置100のコネクタ120と電子機器200のコネクタ220との接続により、電子機器200のコネクタ220の設定に応じた電圧を検知する。バッテリ制御部101は、検知された電圧に基づきバッテリ装置100のコネクタ120と電子機器200のコネクタ220との接続の有無を判定する。バッテリ制御部101は、バッテリ装置100のコネクタ120に電子機器200のコネクタ220が接続されるまで、又は、バッテリ装置100のコネクタ120に充電器300のコネクタ320が接続されるまで待機する。接続検知されない場合(S102−No)、処理をステップS101に戻し、同様の処理を繰り返す。ステップS102の判定で、接続検知された場合(S102−Yes)、バッテリ制御部101は、処理をステップS103に進める。
バッテリ装置100のコネクタ120に電子機器200又は充電器300が接続したと判断すると、ステップS103で、バッテリ制御部101は、カウンタ更新フラグが0か否かを判定する。バッテリ装置100に何も接続していない状態から電子機器200が接続した場合は、カウンタ更新フラグが0であるのでステップS104に進む。
ステップS104において、検知部は電子機器のコネクタの設定に応じた電圧を検知し、バッテリ制御部101は、検知部104により検知された電圧に基づき電子機器を識別し、識別した電子機器に対応した更新カウンタ部107のカウンタ値を更新させる。バッテリ制御部101は、検知部104で検知される信号線の電圧を読み取り、読み取った電圧に基づいて識別される電子機器の番号をnとして記憶する。
ステップS105で、バッテリ制御部101は、バッテリ内カウンタ部108の値と、更新カウンタ部107のカウンタ107[n]の値をそれぞれ+1増加させ、ステップS106で、バッテリ制御部101はカウンタ更新フラグを1に設定する。
第1実施形態において、電子機器200は1番の電子機器とし、充電器300は7番の電子機器としている。電子機器200が接続した場合、バッテリ制御部101はカウンタ107[1]の値を+1増加させ、充電器300が接続した場合、バッテリ制御部101は107[7]の値を+1増加させる。カウンタの値を+1増加させるのは、バッテリ装置100に電子機器200又は充電器300が接続した時の1回だけである。また、ステップS103の判定において、カウンタ更新フラグの値が0でない場合は(S103―No)、ステップS104〜S106の処理を省略して、処理をステップS107に進める。
ステップS107で、バッテリ制御部101はバッテリ装置100に接続した電子機器200または充電器300と通信可能か否かを判定する。例えば、バッテリ装置100が電子機器200と接続した状態で、電源スイッチ部203がオン(ON)状態になると、機器制御部201が動作を開始する。そして、機器制御部201が初期化処理を行った後に、機器制御部201は通信部205(第1通信部)を介して電子機器200が通信可能になったことを示すコード(通信コード)をバッテリ装置100に送信する。バッテリ制御部101が電子機器200からコード(通信コード)を受信すると、バッテリ制御部101は電子機器200と通信可能であると判断し(S107−Yes)、ステップS108に処理を進める。
一方、ステップS107の判定で、バッテリ制御部101は電子機器200からコード(通信コード)を受信していない場合、バッテリ制御部101は電子機器200と通信できないと判断する(S107−No)。バッテリ制御部101は処理をステップS102に戻し、同様の処理を行い、通信可能になるまで待機する。この際、ステップS102において、バッテリ装置100と電子機器200との接続が一度離されると、バッテリ装置100と電子機器200との接続検知はされず(S102−No)、処理は、更にステップS101まで戻される。ステップS101で、バッテリ制御部101は、カウンタ更新フラグとバッテリカウンタ通知フラグを0に初期化する。
そして、ステップS102で、バッテリ装置100と電子機器200とが再接続した場合(S102−Yes)、バッテリ制御部101はステップS103からS107の処理を再度実行する。この際、ステップS105におけるカウンタの更新処理において、更新カウンタ部107の電子機器200に対応するカウンタ107[1]の値は、+1の増加により、2に更新される。また、バッテリ内カウンタ部108の値も+1の増加により、2に更新される。
ステップS107で、バッテリ制御部101が電子機器200と通信可能であると判断すると(S107−Yes)、処理はステップS108に進められ、ステップS108で、バッテリ制御部101はバッテリカウンタ通知フラグが0であるか否かを判定する。バッテリカウンタ通知フラグが0でない場合(S108−No)、バッテリ制御部101は、処理をステップS102に戻し、以降の各ステップについて同様の処理を繰り返す。
一方、ステップS108の判定で、バッテリカウンタ通知フラグが0である場合(S108−Yes)、バッテリ制御部101は処理をステップS109に進める。バッテリ制御部101が通信可能になった直後では、バッテリカウンタ通知フラグは0である。その場合、ステップS109で、バッテリ制御部101は、通信部106を介して、更新カウンタ部107のカウンタ107[n]の値とバッテリ内カウンタ部108の値を通知する。バッテリ制御部101は、バッテリ装置のコネクタと電子機器のコネクタとが接続し、且つ、電子機器200の電源が入った場合、通信部106を介して、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値と、更新カウンタ部107のカウンタ値とを電子機器に出力する。
出力する機器側更新カウンタ値は、バッテリ装置100に電子機器200が接続した場合はカウンタ107[1]の値であり、バッテリ装置100に充電器300が接続した場合は107[7]の値である。
ステップS110で、バッテリ制御部101は、通知した機器側更新カウンタ値を0に初期化する。バッテリ制御部101は、通信部106を介して、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値と、更新カウンタ部107のカウンタ値と、を出力した後に更新カウンタ部107のカウンタ値をクリアして0にする。
ステップS111で、バッテリ制御部101は、バッテリカウンタ通知フラグを1に設定し、処理をステップS102に戻す。バッテリ装置100と電子機器200とが接続している間、又は、バッテリ装置100と充電器300とが接続している間、更新カウンタ部107のカウンタの値を通知するのは1回だけである。
図6は、機器制御部201による機器内カウンタ部206および機器外カウンタ部207の更新処理を説明するためのフローチャートである。機器内カウンタ部206は、1つのカウンタ値を記憶する記憶部を有し、電源が切れてもカウンタ値を保持する不揮発性のメモリである。機器外カウンタ部207は機器外、例えば、バッテリ装置100のコネクタ120の接続回数のカウント値を記憶する記憶部を有し、電源が切れた場合はカウント値が消えてもよい揮発性のメモリである。
ステップS200で、バッテリ装置100と電子機器200とが接続した状態で、電源スイッチ部203がオン(ON)状態になると、機器制御部201が動作を開始し、機器制御部201が電子機器200の初期化処理を行う。
ステップS201で、機器制御部201は、通信部205(第1通信部)を介してバッテリ装置100と通信可能になったことを示すコード(通信コード)をバッテリ装置100に通知する。
次に、ステップS202で、機器制御部201は、機器内カウンタ部206を更新する値(c)と機器外カウンタ部207のカウンタ値を受信するまで待機する。ここで、機器内カウンタ部206を更新する値(c)はバッテリ装置100が送信する更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値である。また、機器外カウンタ部207のカウンタ値は、バッテリ装置100が送信するバッテリ内カウンタ部108の値である。
機器制御部201が、バッテリ装置100から送信された更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値とバッテリ内カウンタ部108の値とを受信した場合(S202−Yes)、機器制御部201は処理をステップS203に進める。
そして、ステップS203で、機器制御部201は、通信部205(第1通信部)を介して、コネクタ220の接続回数を記憶しているバッテリ装置100から、電子機器200のコネクタ220の接続回数を示すカウンタ値を取得する。そして、機器制御部201は、取得したカウンタ値に基づき、機器内カウンタ部206の接続回数を更新する。機器制御部201は、受信したカウンタ値を用いて、機器内カウンタ部206のカウンタ値(機器内カウンタ値)に、受信した値(c=カウンタ107[1]の値)を加算して機器内カウンタ部206の接続回数の更新を制御する。また、機器制御部201は、通信部205(第1通信部)を介して、バッテリ装置100のコネクタ120の接続回数を記憶しているバッテリ装置100から、コネクタ120の接続回数を示すカウンタ値(バッテリ内カウンタ部108の値)を取得する。機器制御部201は、取得したカウンタ値を機器外カウンタ部207に記憶して、処理を終了する。
ここで、電子機器200の動作はステップS201の処理後に可能となり、ユーザが操作部208を操作すると、その操作に応じて動作する。例えば、操作者が機器内カウンタ部206のカウンタ値や機器外カウンタ部207のカウンタ値を表示する操作を行えば、その操作に応じて、表示部209はカウンタ値を表示する。この表示により、ユーザはコネクタ220やコネクタ120の接続回数を知ることができる。
また、表示部209はコネクタ220やコネクタ120の接続回数を表示するだけでなく、表示部209は機器制御部201による表示制御の下、警告表示を行うことも可能である。例えば、予め決められた上限の接続回数(基準接続回数)を超えたコネクタの挿抜が行われた場合、表示部209は警告表示を行い、基準接続回数を超えたコネクタの挿抜が行われたことをユーザに報知することが可能である。
機器制御部201は、電子機器200のコネクタ220およびバッテリ装置100のコネクタ120の上限の接続回数(基準接続回数)を記憶している。機器制御部201は、上限の接続回数と、機器内カウンタ部206に記憶されている接続回数および機器外カウンタ部207に記憶されている接続回数とを比較する。機器制御部201は、比較の結果により、機器内カウンタ部206および機器外カウンタ部207のいずれかに記憶されている接続回数が上限の接続回数を超えた場合、機器制御部201は、警告を示す報知情報を表示部209に表示させる。
コネクタ220とコネクタ120の上限の接続回数が異なる場合、機器制御部201は、コネクタ220とコネクタ120ごとに、異なる上限の接続回数を記憶することが可能である。表示部209の表示は、液晶画面やLED等を用いて行うことができる。警告の報知は、表示に限定されるものではなく、音などを用いてもよい。 また、上限の接続回数を超えた電子機器200のコネクタ220が交換された場合、機器制御部201は、機器内カウンタ部206のカウンタ値をクリアする。すなわち、電子機器200のコネクタ220の接続回数が予め記憶していた値を超えた時に、電子機器200のコネクタ220を新しいコネクタに交換したとする。この場合、コネクタ220の交換後に操作部208を操作することで、機器制御部201は、機器内カウンタ部206のカウンタ値(107[1])を0にクリアすることも可能である。機器内カウンタ部206のカウンタ値(107[1])を0にクリアすることで、警告を示す報知情報の表示は解除される。
図7は、充電器制御部301による充電器内カウンタ部および充電器外カウンタ部の更新処理の流れを説明するフローチャートである。充電器内カウンタ部306は1つのカウンタ値を記憶する記憶部を有し、電源が切れてもカウンタ値を保持する不揮発性のメモリである。充電器外カウンタ部307は機器外、例えば、バッテリ装置100のコネクタ120の接続回数のカウント値を記憶する記憶部を有し、電源が切れた場合はカウント値が消えてもよい揮発性のメモリである。
ステップS300で、ACプラグ309がAC電源に接続した状態でスイッチ部302がオン(ON)状態になると、充電器制御部301が動作を開始し、充電器制御部301が充電器300の初期化を行う。
ステップS301で、充電器制御部301は、コネクタ接続検知部304をモニタすることにより、充電器300にバッテリ装置100が接続するまで待機する。
そして、充電器制御部301はバッテリ装置100との接続を検知したら、ステップS302で、充電器制御部301は通信部305を介してバッテリ装置100と通信可能になったことを示すコード(通信コード)をバッテリ装置100に通知する。
次に、ステップS303で、充電器制御部301は充電器内カウンタ部306を更新する値(c)と充電器外カウンタ部307のカウンタ値を受信するまで待機する。
ここで、充電器内カウンタ部306を更新する値(c)はバッテリ装置100が送信する更新カウンタ部107のカウンタ107[7]の値である。また、充電器外カウンタ部307のカウンタ値は、バッテリ装置100が送信するバッテリ内カウンタ部108の値である。
そして、充電器制御部301が、バッテリ装置100から送信された更新カウンタ部107のカウンタ107[7]の値とバッテリ内カウンタ部108の値とを受信した場合(S303−Yes)、充電器制御部301は処理をステップS304に進める。
そして、ステップS304で、充電器制御部301は、受信した値を用いて、充電器内カウンタ部306のカウンタ値に、受信した値(c=カウンタ107[7]の値)を加算して記憶する。また、充電器制御部301は、充電器外カウンタ部307に受信した値(バッテリ内カウンタ部108の値)を記憶して、処理を終了する。
ここで、充電器300の動作はステップS302の処理後に可能となる。表示部308は、バッテリ装置100へ充電を開始したこと、充電器内カウンタ部306のカウンタ値や充電器外カウンタ部307のカウンタ値を表示することが可能である。表示部308の表示方法は、表示部209と同様の方法により行うことが可能であり、この表示により、ユーザはコネクタ320やコネクタ120の接続回数を知ることができる。
また、表示部308はコネクタ320やコネクタ120の接続回数を表示するだけでなく、表示部308は充電器制御部301による表示制御の下、警告表示を行うことも可能である。例えば、予め決められた上限の接続回数(基準接続回数)を超えたコネクタの挿抜が行われた場合、表示部308は警告表示を行い、基準接続回数を超えたコネクタの挿抜が行われたことをユーザに報知することが可能である。
充電器制御部301は、充電器300のコネクタ320およびバッテリ装置100のコネクタ120の上限の接続回数(基準接続回数)を記憶している。充電器制御部301は、上限の接続回数と、充電器内カウンタ部306に記憶されている接続回数および充電器外カウンタ部307に記憶されている接続回数とを比較する。充電器制御部301は、比較の結果により、充電器内カウンタ部306および充電器外カウンタ部307のいずれかに記憶されている接続回数が上限の接続回数を超えた場合、充電器制御部301は、警告を示す報知情報を表示部308に表示させる。
コネクタ320とコネクタ120の上限の接続回数が異なる場合、充電器制御部301は、コネクタ320とコネクタ120ごとに、異なる上限の接続回数を記憶することが可能である。充電器制御部301は記憶している基準接続回数とコネクタの現在の接続回数を比較し、比較の結果によりコネクタの現在の接続回数が基準接続回数を超えた場合、充電器制御部301は、表示部308を制御して、警告を示す情報を表示させる。尚、警告表示は、電子機器200の表示部209と同様に、液晶画面やLED等を用いて行うことができる。警告の報知は、表示に限定されるものではなく、音などを用いてもよい。
また、上限の接続回数を超えた充電器300のコネクタ320が交換された場合、充電器制御部301は、充電器内カウンタ部306のカウンタ値をクリアする。すなわち、充電器300のコネクタ320の接続回数が予め記憶していた値を超えた時に、充電器300のコネクタ320を新しいコネクタに交換したとする。この場合、コネクタ320の交換後に充電器制御部301は、充電器内カウンタ部306のカウンタ値(107[7])を0にクリアすることも可能である。充電器内カウンタ部306のカウンタ値(107[7])を0にクリアすることで、警告の報知情報の表示は解除される。
図9は、バッテリ装置100と電子機器200の着脱時における、更新カウンタ部107、バッテリ内カウンタ部108、機器内カウンタ部206、機器外カウンタ部207のカウンタ値を説明する図である。
図9(a)において、バッテリ装置100の概略的な構成として、更新カウンタ部107と、バッテリ内カウンタ部108と、バッテリ装置100側のコネクタ120が示されている。また、電子機器200の概略的な構成として、機器内カウンタ部206と、機器外カウンタ部207と、電源スイッチ部203と、電子機器200のコネクタ220とが示されている。その他の機能構成は省略している。図9(a)は、バッテリ装置100と電子機器200とが離れた状態であることを示しており、電子機器200の電源スイッチ部203はオフ(OFF)状態を示している。そして、更新カウンタ部107、バッテリ内カウンタ部108、機器内カウンタ部206、機器外カウンタ部207のカウンタ値は、全て0である状態を示している。
図9(b)は、図9(a)の状態から、バッテリ装置100と電子機器200とを接続した状態を示している。図9(b)において、電源スイッチ部203はオフ(OFF)状態のままである。この場合、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は1、更新カウンタ部107のカウンタ[1]の値は1になり、カウンタ107[2]〜107[7]は0、機器内カウンタ部206、および機器外カウンタ部207のカウンタ値は0のままである。
図9(c)は、図9(b)の状態から、電源スイッチ部203がオン(ON)になった状態を示している。バッテリ制御部101は、通信部106を介して、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値と、更新カウンタ部107のカウンタ値とを出力した後に、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値を保持する。また、バッテリ制御部101は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値と、更新カウンタ部107のカウンタ値とを出力した後に、更新カウンタ部107のカウンタ値をクリアして0にする。図9(c)の場合、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値とバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値が、通信により電子機器200へ通知される。また、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は、電子機器200への通知後にクリアされて0となる。そして、機器内カウンタ部206のカウンタ値は、カウンタ107[1]の値に基づいて加算されて1となる。また、機器外カウンタ部207のカウンタ値は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値に基づいて更新されて1になる。このとき、バッテリ装置100におけるバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は1、更新カウンタ部107のカウンタ107[2]〜107[7]は0のままである。
図9(d)は、図9(c)の状態から、バッテリ装置100と電子機器200とが離れ、電源スイッチ部203がオフ(OFF)状態になったことを示している。この場合、機器外カウンタ部207が揮発性の記憶部ならば電源スイッチ部203がオフ(OFF)状態になるとカウント値はクリアされて、消えるので0となる。また、機器内カウンタ部206のカウンタ値は不揮発性の記憶部に記憶しているので図9(c)と同じ値が保持されている。
図9(e)は、図9(d)の状態から、バッテリ装置100と電子機器200とが接続した状態を示している。図9(e)では、電源スイッチ部203がオン(ON)状態になり、更新カウンタ部107のカウンタ107[1] の値とバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値が通知された後の状態を示している。この場合、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は1になるが、カウンタ107[1]の値が通信により電子機器200へ通知された後にクリアされて0となる。
そして、機器内カウンタ部206のカウンタ値は、通信によりバッテリ装置100から取得したカウンタ107[1]の値に基づいて1が加算されて、2(=1+1)に更新される。また、機器外カウンタ部207のカウント値は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値(2)に基づいて更新されて2になる。このとき、バッテリ装置100におけるバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は2、更新カウンタ部107のカウンタ107[2]〜107[7]の値は0のままである。
図10は、バッテリ装置100と充電器300の着脱時の更新カウンタ部107、バッテリ内カウンタ部108、充電器内カウンタ部306、充電器外カウンタ部307のカウンタ値を説明する図である。
図10(a)において、バッテリ装置100の概略的な構成として、更新カウンタ部107と、バッテリ内カウンタ部108と、バッテリ装置100のコネクタ120とが示されている。また、充電器300の概略的な構成として、充電器内カウンタ部306と、充電器外カウンタ部307と、スイッチ部302と、充電器300のコネクタ320とが示されている。その他の機能構成は省略している。ここで、バッテリ装置100は図9で説明した挿抜を行った後のバッテリ装置100の状態を示しており、ACプラグ309はAC電源に接続しているとして説明する。
図10(a)は、バッテリ装置100と充電器300は離れた状態であることを示しており、充電器300のスイッチ部302はオフ(OFF)状態を示す。そして、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は2、更新カウンタ部107と充電器内カウンタ部306のカウンタ値は0、充電器外カウンタ部307のカウンタ値は0である状態を示している。
図10(b)は、図10(a)の状態から、通常と異なった状態として、スイッチ部302がオフ(OFF)状態であり、バッテリ装置100と充電器300とが接続した状態を示している。図10(b)において、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は、バッテリ装置100と充電器300との接続により1加算されるので3となり、更新カウンタ部107のカウンタ107[7]の値は1になる。カウンタ107[1]〜107[6]の値は0、充電器内カウンタ部306のカウンタ値と充電器外カウンタ部307のカウンタ値は0のままである。
図10(c)は、図10(b)の状態から、バッテリ装置100と充電器300とが離れた状態を示している。スイッチ部302はオフ(OFF)状態のままである。図10(c)におけるカウンタ値は図10(b)と同じ状態である。
図10(d)は、図10(c)の状態から、バッテリ装置100と充電器300とが再接続した状態を示している。スイッチ部302はオフ(OFF)状態のままである。図10(d)において、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は、バッテリ装置100と充電器300との接続により1加算されるので4となり、更新カウンタ部107のカウンタ107[7]の値も1加算されるので2になる。カウンタ107[1]〜107[6]のカウンタ値は0、充電器内カウンタ部306のカウンタ値は0、充電器外カウンタ部307のカウンタ値は0のままである。
図10(e)は、図10(d)の状態から、スイッチ部302がオン(ON)状態になり、更新カウンタ部107のカウンタ107[7]のカウンタ値とバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値が通信により充電器300へ通知された後の状態を示している。図10(e)において、更新カウンタ部107のカウンタ107[7]の値は、充電器300との通信の後、クリアされて0になる。充電器内カウンタ部306のカウンタ値は、通信によりバッテリ装置100から取得したカウンタ107[7]の値に基づいて2が加算されて、2に更新される。充電器外カウンタ部307のカウンタ値の値は、通信によりバッテリ装置100から取得したバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値の値が加算されて、4に更新される。
バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は4、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]〜107[6]は0のままである。カウンタ107[7]の値は、通信により充電器300へ通知された後にクリアされて0となる。
以上説明したように、バッテリ装置100のコネクタ120、電子機器200のコネクタ220、充電器300のコネクタ320の接続回数を、電子機器200や充電器300の電源のオン/オフ状態に依存せずにカウントすることが可能になる。
電子機器システムの構成として、バッテリ装置と、着脱可能なバッテリ装置で動作する電子機器と、バッテリ装置の充電器とを有する構成を説明したが、バッテリ装置およびバッテリ式の電子機器の組み合わせ、バッテリ装置および充電器の組み合わせでもよい。第1実施形態では、電子機器システムの構成例として、バッテリ装置100が1台、電子機器200が1台、充電器300が1台からなる電子機器システムを例として説明した。電子機器システムの構成は、この構成例に限定されるものではなく、例えば、電子機器システムが、複数台のバッテリ装置100と、複数台の電子機器200と、複数台の充電器300とを有する場合でもよい。
図11は、バッテリ装置100が1台、電子機器200が2台からなる電子機器システムの構成におけるカウンタ値を説明する図である。図11の電子機器システムは、電子機器200aと電子機器200bとの2台を有する点において、図9(a)の電子機器システムの構成と相違している。図11において、電子機器200aは、機器内カウンタ部206a、機器外カウンタ部207a、および電源スイッチ部は203aを有している。また、電子機器200bは、機器内カウンタ部は206b、機器外カウンタ部207b、および電源スイッチ部は203bを有している。
ここで、電子機器200aと電子機器200bとのコネクタ状態設定部204の構成はそれぞれ異なるものとする。バッテリ装置100のバッテリ制御部101が検知部104を介してコネクタ状態設定部204の電圧を読みだし、読みだした電圧により1番の電子機器、または2番の電子機器として判定し、カウンタ値を更新する構成を説明する。以下の説明では、バッテリ制御部101が電子機器200aを1番の電子機器として判定し、電子機器200bを2番の電子機器として判定し、カウンタ値を更新する構成を説明する。
図11(a)において、バッテリ装置100と電子機器200a、電子機器200bとは離れた状態を示しており、電子機器200a、200bの電源スイッチ部203a、203bはオフ(OFF)状態を示している。そして、更新カウンタ部107、バッテリ内カウンタ部108、機器内カウンタ部206a、206b、機器外カウンタ部207a、207bのカウンタ値は、全て0である状態を示している。
図11(b)は、図11(a)の状態から、バッテリ装置100と電子機器200aとが接続し、電源スイッチ部203aがオン(ON)になった状態を示している。バッテリ装置100と電子機器200aとの接続により、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は1になり、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は1になる。カウンタ107[2]〜107[7]は0である。そして、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値とバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値が、通信により電子機器200aへ通知される。また、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は、電子機器200aへの通知後にクリアされて0となる。
電子機器200aにおいて、機器内カウンタ部206aのカウンタ値は、カウンタ107[1]の値に基づいて更新されて1となる。また、機器外カウンタ部207aのカウンタ値は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値に基づいて更新されて1になる。
図11(c)は、図11(b)の状態から、バッテリ装置100が電子機器200aと離れた後に、電子機器200bが接続し、電源スイッチ部203bがオン(ON)になった状態を示している。バッテリ装置100と電子機器200bとの接続により、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は1が加算されて2に更新され、更新カウンタ部107のカウンタ107[2]の値は1になり、カウンタ107[1]、[3]〜107[7]は0である。そして、更新カウンタ部107のカウンタ107[2]の値とバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値が、通信により電子機器200bへ通知される。また、更新カウンタ部107のカウンタ107[2]の値は、電子機器200bへの通知後にクリアされて0となる。
電子機器200bにおいて、機器内カウンタ部206bのカウンタ値は、カウンタ107[2]の値に基づいて更新されて1となる。また、機器外カウンタ部207bのカウンタ値は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値に基づいて更新されて2になる。
図11(d)は、図11(c)の状態から、バッテリ装置100が電子機器200bと離れた後に、電子機器200aが再接続され、電源スイッチ部203aがオン(ON)になった状態を示している。バッテリ装置100と電子機器200aとの接続により、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は1が加算されて3に更新され、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は1になり、カウンタ107 [2]〜107[7]は0である。そして、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値とバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値が、通信により電子機器200aへ通知される。また、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は、電子機器200aへの通知後にクリアされて0となる。
電子機器200aにおいて、機器内カウンタ部206aのカウンタ値は、カウンタ107[1]の値に基づいて1が加算されて2(=1+1)に更新される。また、機器外カウンタ部207aのカウンタ値は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値に基づいて更新されて3になる。
以上説明したように、バッテリ装置100が1台、電子機器200が2台からなる電子機器システムの場合でも、それぞれのコネクタの接続回数が正確にカウントすることが可能になる。図11の例では、バッテリ装置と複数台の電子機器との組み合わせの例であるが、バッテリ装置と複数台の充電器との組み合わせでも同様に、それぞれのコネクタの接続回数を正確にカウントすることが可能になる。
図12は、バッテリ装置100が2台、電子機器200が1台からなる電子機器システムの構成におけるカウンタ値を説明する図である。図12の電子機器システムは、バッテリ装置100aとバッテリ装置100bとの2台を有する点において、図9(a)の電子機器システムの構成と相違している。図12において、バッテリ装置100aは、更新カウンタ部は107a、バッテリ内カウンタ部は108aを有している。バッテリ装置100bは、更新カウンタ部は107b、バッテリ内カウンタ部は108bを有している。
図12(a)は、バッテリ装置100a、100bと電子機器200は離れた状態を示しており、電子機器200の電源スイッチ部203はオフ(OFF)状態を示している。そして、更新カウンタ部107a、107b、バッテリ内カウンタ部108a、108b、機器内カウンタ部206、機器外カウンタ部207のカウンタ値は、全て0である状態を示している。
図12(b)は、図12(a)の状態から、バッテリ装置100aと電子機器200とが接続し、電源スイッチ部203がオン(ON)になった状態を示している。バッテリ装置100aと電子機器200との接続により、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は1になり、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は1になる。カウンタ107[2]〜107[7]は0である。そして、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値とバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値が、通信により電子機器200へ通知される。また、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は、電子機器200への通知後に0となる。
電子機器200において、機器内カウンタ部206のカウンタ値は、カウンタ107[1]の値に基づいて加算されて1となる。また、機器外カウンタ部207のカウンタ値は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値に基づいて更新されて1になる。
図12(c)は、図12(b)の状態から、バッテリ装置100aが電子機器200と離れた後に、バッテリ装置100bが電子機器200に接続し、電源スイッチ部203がオン(ON)になった状態を示している。
バッテリ装置100bと電子機器200との接続により、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値は1になり、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は1になる。カウンタ107[2]〜107[7]は0である。そして、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値とバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値が、通信により電子機器200へ通知される。また、更新カウンタ部107のカウンタ107[1]の値は、電子機器200への通知後にクリアされて0となる。
電子機器200において、機器内カウンタ部206のカウンタ値は、カウンタ107[1]の値に基づいて1が加算されて、2(=1+1)に更新される。また、機器外カウンタ部207のカウンタ値は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値に基づいて更新されて1になる。
図12(d)は、図12(c)の状態から、バッテリ装置100bが電子機器200と離れた後に、バッテリ装置100aが電子機器200に再接続され、電源スイッチ部203がオン(ON)になった状態を示している。
バッテリ装置100aと電子機器200との接続により、バッテリ内カウンタ部108aのカウンタ値は1が加算されて2に更新され、更新カウンタ部107aのカウンタ107[1]の値は1になる。カウンタ107 [2]〜107[7]は0である。そして、更新カウンタ部107aのカウンタ107[1]の値とバッテリ内カウンタ部108aのカウンタ値が、通信により電子機器200へ通知される。また、更新カウンタ部107aのカウンタ107[1]の値は、電子機器200への通知後にクリアされて0となる。
電子機器200において、機器内カウンタ部206のカウンタ値は、カウンタ107[1]の値に基づいて1が加算されて3(=2+1)に更新される。また、機器外カウンタ部207のカウンタ値は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値に基づいて更新されて2になる。
以上説明したように、バッテリ装置100が2台、電子機器200が1台からなる電子機器システムの場合でも、それぞれのコネクタの接続回数が正確にカウントすることが可能になる。図12の例では、複数台のバッテリ装置と電子機器との組み合わせの例であるが、複数台のバッテリ装置と充電器の組み合わせでも同様に、それぞれのコネクタの接続回数を正確にカウントすることが可能になる。
第1実施形態では、バッテリ装置100がスイッチ検知部103を有し、電子機器200が電源スイッチ部203を有する構成を説明したが、この構成に限定されず、スイッチ検知部103と電源スイッチ部203は無くともよい。この場合、バッテリ装置100のコネクタ120を電子機器200のコネクタ220に接続すると、電源スイッチ部203がオン状態になり、電子機器200の電源が入り、動作を開始するように機器制御部201を構成すればよい。
また、第1実施形態では、バッテリ制御部101が検知部104を介して、コネクタ状態設定部204の電圧又はコネクタ状態設定部303の電圧を読み取ることにより、何番の電子機器かを識別する構成を説明した。電子機器システムが複数台のバッテリ装置100を有する場合、バッテリ装置100の内部にコネクタ状態設定部204と同じ構造の複数のバッテリを識別する仕組みを設け、電子機器200に検知部104と同じ構造の仕組みを設けてもよい。このような構成することで、例えば、電子機器200にどのバッテリが接続したのかを識別することが可能である。同様に、充電器300に検知部104と同じ構造の仕組みを設けてもよい。このような構成することで、例えば、充電器300にどのバッテリが接続したのかを識別することが可能である。
[第2実施形態]
第2実施形態では、電子機器システムの構成として、第1実施形態と同様に、バッテリ装置と、着脱可能なバッテリ装置で動作する電子機器と、バッテリ装置(バッテリ)の充電器と、を有する構成を説明する。本実施形態においては、バッテリ装置100の検知部104、電子機器200のコネクタ状態設定部204、充電器300のコネクタ状態設定部303の構成が第1実施形態の構成と相違している。
図13は、バッテリ装置100と電子機器200とが接続した状態を説明する図である。図13において、バッテリ装置100および電子機器200の構成として、検知部104と、コネクタ状態設定部204の概略構成が示されている。検知部104は、所定電圧Vbに接続された抵抗R6でプルアップされた1本の信号線とAD変換器110とを有する。第1実施形態と同じく所定電圧Vbは、例えば、3V程度であり、プルアップ抵抗は約100kΩ程度であるが、これに限定されるものではない。また、信号線の電圧はV6であり、AD変換器110はバッテリ制御部101に接続しているので、バッテリ制御部101は電圧V6をモニタすることができる。
コネクタ状態設定部204は、電子機器のコネクタの設定を切り替える。コネクタ状態設定部204は、スイッチのオン状態またはオフ状態の設定を切り替えることにより、バッテリ装置100と接続する際に検出される電圧を、電子機器ごとに切り替えることが可能である。
電子機器200におけるコネクタ状態設定部204は、構成例として、3つの抵抗R7、R8、R9と、3つのスイッチ233、234、235とを有する。図13において、スイッチの状態は、スイッチ233がオン(ON)、スイッチ234がオフ(OFF)、スイッチ235がオフ(OFF)である。そして、抵抗R7、R8、R9の値は、例えば、R7=0.5*R6、R8=R6、R9=2*R6と設定することができる。ただし、抵抗R7、R7、R9の値はこれに限定されるものではない。スイッチ233、234、235のオン/オフ(ON/OFF)状態をそれぞれ変えた場合、コネクタ状態設定部204の抵抗R7、R8、R9の合成抵抗は変化し、信号線における電圧V6も変化する。
図14は、スイッチ233、234、235のオン、オフと、スイッチのオン、オフに基づく抵抗R7、R8、R9の合成抵抗値と、電圧V6の値を表形式に示す図である。バッテリ制御部101は、図14に示す表形式のデータをルックアップテーブルとして有しており、モニタしている電圧V6の値に基づいて、スイッチ233、234、235のオン/オフ(ON/OFF)状態を判定することができる。図14に示す表形式のデータは、スイッチ233、234、235のオン/オフ(ON/OFF)、合成抵抗、電圧V6と、1番の電子機器、2番の電子機器、・・・・7番の電子機器がそれぞれ対応づけられている。バッテリ制御部101は、モニタしている電圧V6とルックアップテーブルの電圧V6とを比較して、対応する電圧V6に基づき、バッテリ装置100に接続している機器が何番の機器であるかを識別することができる。
図13に示すAD変換器110が電圧V6をAD変換し、バッテリ制御部101が変換された値を取得する。バッテリ制御部101は取得した電圧V6と、ルックアップテーブルの電圧V6とを比較して、対応する電圧V6に基づき、スイッチ233、234、235のオン/オフ(ON/OFF)状態を特定することができる。また、バッテリ制御部101は取得した電圧V6と、ルックアップテーブルの電圧V6とを比較して、対応する電圧V6に基づき、何番の電子機器が接続されたかを判定することができる。
例えば、ルックアップテーブルを参照して、電圧V6が0.33Vbである場合、バッテリ制御部101は、スイッチ233がオン(ON)状態であり、スイッチ234、235がオフ(OFF)状態であると判断し、1番の電子機器が接続されたと判断する。同様に、ルックアップテーブルを参照して、電圧V6が0.5Vbである場合、バッテリ制御部101は、2番の電子機器が接続されたと判断する。また、電圧V6が0.25Vbである場合、バッテリ制御部101は、3番の電子機器が接続されたと判断する。また、電圧V6が0.67Vbである場合、バッテリ制御部101は、4番の電子機器が接続されたと判断する。そして、電圧V6が0.29Vbである場合、バッテリ制御部101は、5番の電子機器が接続されたと判断する。そして、電圧V6が0.4Vbである場合、バッテリ制御部101は、6番の電子機器が接続されたと判断する。そして、電圧V6が0.22Vbである場合、バッテリ制御部101は7番の電子機器が接続されたと判断する。
充電器300内のコネクタ状態設定部303は電子機器内のコネクタ状態設定部204と同じ構成にすることが可能である。コネクタ状態設定部303は、充電器のコネクタの設定を切り替える。コネクタ状態設定部303は、スイッチのオン状態またはオフ状態の設定を切り替えることにより、バッテリ装置100と接続する際に検出される電圧を、充電器ごとに切り替えることが可能である。すなわち、コネクタ状態設定部303は、スイッチ233、234、235のオン/オフ(ON/OFF)の設定を変えることにより、図14のルックアップテーブルにおける1番の機器〜7番の機器のいずれかに充電器300の設定を割り当てることができる。バッテリ制御部101は、取得した電圧V6と、ルックアップテーブルの電圧V6とを比較して、対応する電圧V6に基づき、充電器が接続されたか否かを判定することができる。
本実施形態において、AD変換器110は検知部104に設けられている構成例を説明したが、この構成に限定されず、AD変換器110は、例えば、バッテリ制御部101の内部に設けてもよい。
本実施形態によれば、バッテリ装置100のコネクタ120、電子機器200のコネクタ220、充電器300のコネクタ320の接続回数を電子機器200や充電器300の電源のオン/オフに依存せずに正確にカウントすることが可能になる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、電子機器システムの構成として、バッテリ装置と、着脱可能なバッテリ装置で動作する電子機器と、バッテリ装置(バッテリ)の充電器と、電子機器を制御する制御用PC(情報処理装置)と、を有する構成を説明する。
図15は、本実施形態に係る電子機器システムの構成例を示すブロック図である。図15において、制御用PC(情報処理装置)400は、接続ケーブル401を介して電子機器200に接続しており、バッテリ装置100は、電子機器200および充電器300と離れた状態である。
図15において、バッテリ装置100はバッテリ外カウンタ部109部を有する。バッテリ装置100における他の構成は第1実施形態のバッテリ装置と同じ構成である。バッテリ外カウンタ部109は、バッテリ装置100のコネクタ120に接続した電子機器200のコネクタ220の接続回数のカウント値および充電器300のコネクタ320の接続回数のカウント値を記憶する記憶部である。バッテリ外カウンタ部109は、更新カウンタ部107と同じ構成を有しており、カウンタ109[1]〜109[7]の7つのカウンタ値を記憶する記憶部を有する。記憶部は、バッテリ装置100のコネクタ120に接続した、電子機器200のコネクタ220又は充電器300のコネクタ320から受信した値を記憶する。
本実施形態において、電子機器200は、表示部209が設けられておらず、PC通信部210(第2通信部)を有する。電子機器200における他の構成は第1実施形態の電子機器200と同じ構成である。PC通信部210(第2通信部)は、制御用PC400(情報処理装置)と接続ケーブル401を介して通信を行い、電子機器200は制御用PC(情報処理装置)400の制御に従って動作する。尚、PC通信部210(第2通信部)は、接続ケーブル401を介した通信に限定されず、無線により制御用PC400(情報処理装置)と通信を行うことも可能である。図15において、充電器300は第1実施形態の充電器と同じ構成であるので説明は省略する。
図16は、第3実施形態におけるバッテリ制御部101の処理を説明するフローチャートである。図16のステップS400〜S411は、第1実施形態で説明した図5のステップS100〜S111と同じ処理であるので説明は省略する。
ステップS412で、バッテリ制御部101は、バッテリ外カウンタ値(cnt)を受信するまで待機する。バッテリ外カウンタ値(cnt)は、バッテリ装置100に接続した電子機器200又は充電器300から受信するカウンタ値である。電子機器200においては、例えば、図17のステップS504で、機器制御部201は、機器内カウンタ部206のカウンタ値(機器内カウンタ値)をバッテリ装置100へ送信する。また、充電器300においては、例えば、図18のステップS605で、充電器制御部301は、充電器内カウンタ部306のカウンタ値(充電器内カウンタ値)をバッテリ装置100へ送信する。ここで送信されたカウンタ値が、バッテリ外カウンタ値(cnt)となる。
バッテリ制御部101がバッテリ外カウンタ値(cnt)を受信すると(S412−Yes)、ステップS413で、バッテリ制御部101は、受信した値をバッテリ外カウンタ部109に記憶する。例えば、バッテリ制御部101が検知部104を介して1番の電子機器が接続していると判断した場合、バッテリ制御部101は受信したバッテリ外カウンタ値をバッテリ外カウンタ部109の記憶部(カウンタ109[1])に記憶する。7番の電子機器が接続していると判断した場合、バッテリ制御部101は受信したバッテリ外カウンタ値をバッテリ外カウンタ部109の記憶部(カウンタ109[7])に記憶する。
その後、ステップS402に処理を戻し、バッテリ装置100が電子機器200又は充電器300と接続状態であれば、ステップS403〜S406の処理を行う。
ステップS408で、バッテリ制御部101はバッテリカウンタ通知フラグが0であるか否かを判定する。バッテリカウンタ通知フラグが0でない場合(S108−No)、バッテリ制御部101は、処理をステップS414に処理を進める。バッテリカウンタ通知フラグが0である場合(S408−Yes)、以降のステップS409〜S413について同様の処理を繰り返す。
ステップS414において、バッテリ制御部101は、カウンタ要求コマンドを受信するまで待機する。例えば、図17のS506で、電子機器200が制御用PC400から接続回数のカウンタ値を要求するカウンタ要求コマンドを受信した場合、機器制御部201は、接続回数のカウンタ値を要求するカウンタ要求コマンドをバッテリ装置100に送信する。
バッテリ装置100のバッテリ制御部101が電子機器200からカウンタ要求コマンドを受信すると(S414−Yes)、バッテリ制御部101は処理をステップS415に進める。ステップS415で、バッテリ制御部101は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値(バッテリ内カウンタ値)とバッテリ外カウンタ部109のカウンタ109[1]〜109[7]のカウンタ値(バッテリ外カウンタ値)を電子機器200へ送信する。
図17は、第2実施形態における機器制御部201の処理を説明するフローチャートである。機器内カウンタ部206、バッテリ外カウンタ部109を制御用PC400へ送信するまでのフローチャートである。
ステップS500〜S503は、第1実施形態で説明した図6のステップS200〜S203と同じで処理であるので説明は省略する。
ステップS504において、機器制御部201は、機器内カウンタ部206のカウンタ値(機器内カウンタ値)をバッテリ装置100へ送信する。
ステップS505で、機器制御部201は、制御用PC(情報処理装置)400から電子機器200を制御するコマンドを受信するまで待機する。機器制御部201が制御用PC(情報処理装置)400から制御コマンドを受信した場合(S505−Yes)、機器制御部201は処理をステップS506に進める。
ステップS506で、機器制御部201は、受信した制御コマンドがコネクタの接続回数のカウンタ値を要求するコマンドであるか判定する。接続回数のカウンタ値を要求するコマンドでなければ(S506−No)、機器制御部201は、ステップS506の処理で待機する。一方、ステップS506の判定で、コネクタの接続回数のカウンタ値を要求するカウンタ要求コマンドである場合(S506−Yes)、機器制御部201は、処理をステップS507へ進める。
ステップS507で、機器制御部201は、コネクタの接続回数のカウンタ値を要求するカウンタ要求コマンドをバッテリ装置100に送信する。図16のS415で説明した様に、バッテリ装置100のバッテリ制御部101は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値(バッテリ内カウンタ値)とバッテリ外カウンタ部109のカウンタ値(バッテリ外カウンタ値)を電子機器200へ送信する。
ステップS508で、機器制御部201は、バッテリ外カウンタ部109の7つのカウンタ値を受信するまで待機する。バッテリ外カウンタ部109の7つのカウンタ値は、機器外カウンタ値であり、電子機器200の機器内カウンタ部206のカウンタ値は機器内カウンタ値である。
7つのカウンタ値を受信した場合(S508−Yes)、機器制御部201はステップS509に処理を進める。
ステップS509で、機器制御部201は、カウンタ要求コマンドに応じてバッテリ装置100からコネクタの接続回数のカウンタ値を受信した場合、受信したカウンタ値を制御用PC(情報処理装置)400に送信する。機器制御部201は、バッテリ装置100から受信したバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値(バッテリ内カウンタ値)とバッテリ外カウンタ部109のカウンタ値(バッテリ外カウンタ値)を制御用PC(情報処理装置)400へ送信する。
以上により、制御用PC400は、バッテリ装置100のコネクタと電子機器200のコネクタとの接続回数、およびバッテリ装置100のコネクタと充電器300のコネクタとの接続回数を示す情報を取得し、接続回数を管理することができる。また、制御用PC(情報処理装置)の表示部に取得した情報を表示することができる。充電器の各コネクタの接続回数を電子機器や充電器の電源のオン/オフ(ON/OFF)状態に依存せずに正確にカウントすることが可能となる。また、バッテリ装置、電子機器、充電器のそれぞれのコネクタの接続回数を管理し、コネクタの接続回数が予め決められた接続回数に達したら、操作者に知らせることも可能である。操作者は、表示部の表示により接続回数を確認することができ、コネクタの交換時期を把握することが可能になる。
図18は、第3実施形態における充電器制御部301の処理を説明するフローチャートである。ステップS600で、ACプラグ309がAC電源に接続した状態でスイッチ部302がオン(ON)状態になると、充電器制御部301が動作を開始し、充電器制御部301が充電器300の初期化を行う。
ステップS601で、充電器制御部301は、充電器300にバッテリ装置100が接続するまで待機する。充電器制御部301はバッテリ装置100との接続を検知したら(S601−Yes)、ステップS602で、充電器制御部301は通信部305を介してバッテリ装置100と通信可能になったことを示すコード(通信コード)をバッテリ装置100に通知する。
ステップS603で、充電器制御部301は充電器内カウンタ部306を更新する値(c)と充電器外カウンタ部307のカウンタ値を受信するまで待機する。充電器内カウンタ部306を更新する値(c)はバッテリ装置100が送信する更新カウンタ部107のカウンタ値である。また、充電器外カウンタ部307のカウンタ値は、バッテリ装置100が送信するバッテリ内カウンタ部108の値である。
充電器制御部301が、バッテリ装置100から送信された更新カウンタ部107のカウンタ値とバッテリ内カウンタ部108の値とを受信した場合(S603−Yes)、充電器制御部301は処理をステップS604に進める。
ステップS604で、充電器制御部301は、受信した値を用いて、充電器内カウンタ部306のカウンタ値に、受信した値(c=カウンタ107値)を加算して記憶する。また、充電器制御部301は、充電器外カウンタ部307に受信した値(バッテリ内カウンタ部108の値)を記憶する。
ステップS605で、充電器制御部301は、充電器内カウンタ部306のカウンタ値(充電器内カウンタ値)をバッテリ装置100へ送信する。
第3実施形態において、電子機器システムを制御するのは制御用PC(情報処理装置)であるとして説明したが、制御用PC(情報処理装置)としては、例えば、タブレット端末やスマートフォン等を用いることが可能である。
本実施形態の構成によれば、バッテリ装置100のコネクタ120、電子機器200のコネクタ220、充電器300のコネクタ320の接続回数を、電子機器200や充電器300の電源のオン/オフに依存せずに正確にカウントすることが可能になる。
[第4実施形態]
第4実施形態では、電子機器システム(放射線画像撮影システム)として、バッテリ装置と、バッテリ装置で動作する、放射線検出部または放射線発生部と、を有する構成を説明する。バッテリ装置(バッテリ)は充電器により充電可能であり、放射線画像撮影システムは、更に、放射線検出部および放射線発生部を制御する制御用PCを有する。
図19は、本実施形態に係る放射線画像撮影システムの構成例を示す図である。図19において、放射線検出部200cはバッテリ装置100cから供給される電力により動作する。放射線発生部200dは、3個のバッテリ装置100d、100e、100fから供給される電力により動作する電子機器である。また、バッテリ装置100c〜100fは同じタイプのバッテリを有する。充電器300はバッテリ装置100c〜100fのバッテリを充電する充電器である。制御用PC(情報処理装置)400は放射線検出部200cと放射線発生部200dとの間で無線通信を行って、放射線画像撮影システムの全体を制御する。また、制御用PC(情報処理装置)400は、バッテリ装置(バッテリ)で動作してもよいし、AC電源から電力を取って動作してもよい。
放射線発生部200dは、撮影条件(電圧、撮影時間、mAs値)を設定する操作部208dと、設定された撮影条件を表示する表示部209dと、放射線を照射するための放射線照射スイッチ211dとを有する。放射線検出部200cは放射線発生部200dから照射されて被験者500を透過した放射線を検出する。
操作者が被験者500の放射線画像を撮影するには、操作者が撮影したい部位に合わせて放射線検出部200cと放射線発生部200dとを配置し、その後、放射線撮影条件を設定し、放射線照射スイッチ211dを押す。放射線照射スイッチ211dの押下により、放射線発生部200dから放射線が照射されて、被験者500を透過した放射線が放射線検出部200cで撮影される。そして、放射線検出部200cは撮影した放射線画像を制御用PC(情報処理装置)400に転送する。制御用PC(情報処理装置)400は受信した放射線画像に画像処理等を施して制御用PC(情報処理装置)400の表示部に表示し、制御用PC(情報処理装置)400の記憶部に保存する。また、放射線発生部200dは撮影条件を制御用PC(情報処理装置)400に転送する。制御用PC(情報処理装置)400は、放射線発生部200dから受信した撮影条件を表示部に表示し、記憶部に撮影条件を記憶する。
放射線検出部200cおよび放射線発生部200dは、第1実施形態〜第3実施形態で説明した電子機器として機能する。放射線検出部200cおよび放射線発生部200dは機能構成として、例えば、図1、図15で説明したように、機器制御部201、DC/DCコンバータ部202、電源スイッチ部203を有する。また、放射線検出部200cおよび放射線発生部200dは、コネクタ状態設定部204、通信部205(第1通信部)、機器内カウンタ部206、機器外カウンタ部207、PC通信部210(第2通信部)を有している。機能構成の各部については、既に説明済みであるため説明は省略する。ただし、本実施形態の放射線発生部200dは、複数のバッテリ装置で動作するために、コネクタ状態設定部204、機器内カウンタ部206、機器外カウンタ部207、電子機器200のコネクタ220は、複数のバッテリ装置の数に対応した構成を有する。
複数個(例えば、3個)の電子機器のコネクタ220を区別するために、コネクタ状態設定部204は、異なる電子機器の番号に設定されている。例えば、放射線検出部200c内のコネクタ状態設定部204は1番の電子機器の設定、放射線発生部200d内の3つのコネクタ状態設定部204は2〜4番に設定されている。
バッテリ装置100は、第1実施形態〜第3実施形態で説明したバッテリ装置と同様の機能構成を有する。例えば、図1、図15で説明したように、バッテリ装置100は、バッテリ制御部101、リチウムイオン部102(充電式のバッテリ)、スイッチ検知部103、検知部104、コネクタ接続設定部105を有する。また、バッテリ装置100は、通信部106、更新カウンタ部107、バッテリ内カウンタ部108、バッテリ外カウンタ部109、コネクタ120を有する。バッテリ内カウンタ部108は、バッテリ装置のコネクタの接続回数を記憶し、検知部104はバッテリ装置のコネクタと接続した、放射線検出部200cまたは放射線発生部200dのコネクタの設定を検知する。バッテリ制御部101は検知部104の検知の結果に基づき、バッテリ内カウンタ部108に記憶する接続回数の更新を制御する。更新カウンタ部107は、コネクタと接続した放射線検出部200cまたは放射線発生部200dのコネクタの接続回数を記憶する。バッテリ制御部101は、検知部104の検知の結果に基づき、バッテリ内カウンタ部108および更新カウンタ部107に記憶する接続回数の更新を制御する。
充電器300も同様に、第1実施形態〜第3実施形態で説明した充電器と同様の機能構成を有する。例えば、図1、図15で説明したように、充電器300は、充電器制御部301、スイッチ部302、コネクタ状態設定部303、コネクタ接続検知部304を有する。また、充電器300は、通信部305、充電器内カウンタ部306、充電器外カウンタ部307、表示部308、ACプラグ309、コネクタ320を有する。
機能構成の各部については、既に説明済みであるため説明は省略する。バッテリ装置100c〜100fは、バッテリ制御部101の制御の下、図16のフローチャートの各処理を実行することが可能である。
バッテリ装置100c〜100fのバッテリ制御部101は、例えば、バッテリ外カウンタ値(cnt)を受信するまで待機する(図16のS412)。バッテリ外カウンタ値(cnt)は、バッテリ装置100に接続した電子機器200又は充電器300から受信するカウンタ値である。電子機器200においては、例えば、図17のステップS504で、機器制御部201は、機器内カウンタ部206のカウンタ値(機器内カウンタ値)をバッテリ装置100へ送信する。充電器300においては、例えば、図18のステップS605で、充電器制御部301は、充電器内カウンタ部306のカウンタ値(充電器内カウンタ値)をバッテリ装置100へ送信する。ここで送信されたカウンタ値が、バッテリ外カウンタ値(cnt)となる。
バッテリ装置100c〜100fのバッテリ制御部101がバッテリ外カウンタ値(cnt)を受信すると(S412−Yes)、バッテリ制御部101は、受信した値をバッテリ外カウンタ部109に記憶する(S413)。
バッテリ装置100c〜100fのバッテリ制御部101が電子機器からカウンタ要求コマンドを受信すると(S414−Yes)、バッテリ制御部101は処理をステップS415に進める。そして、ステップS415で、バッテリ制御部101は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値とバッテリ外カウンタ部109のカウンタ値を電子機器へ送信する。
また、本実施形態の充電器300は、充電器制御部301の制御の下、図18のフローチャートの各処理を実行することが可能である。
充電器制御部301は、受信した値を用いて、充電器内カウンタ部306のカウンタ値に、受信した値(c=カウンタ107値)を加算して記憶する(図18のS604)。そして、充電器制御部301は、充電器内カウンタ部306のカウンタ値(充電器内カウンタ値)をバッテリ装置100へ送信する(S605)。このカウンタ値は、バッテリ装置へ送信された後、バッテリ装置のバッテリ外カウンタ部109部に格納される。
また、電子機器として機能する放射線検出部200cおよび放射線発生部200dでは、機器制御部201の制御の下、図17のフローチャートの各処理を実行することが可能である。電子機器200の機器制御部201は、制御用PC(情報処理装置)400から接続回数のカウンタ値を要求するコマンドを受信した場合(図17のS506−Yes)、カウンタ要求コマンドをバッテリ装置に送信する。このコマンドに応じてバッテリ制御部101は、バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値(バッテリ内カウンタ値)とバッテリ外カウンタ部109のカウンタ値(バッテリ外カウンタ値)を電子機器へ送信する(図16のS415)。そして、電子機器の機器制御部201は、バッテリ装置から受信したバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値(バッテリ内カウンタ値)とバッテリ外カウンタ部109のカウンタ値(バッテリ外カウンタ値)を制御用PC(情報処理装置)400へ送信する。
操作者の操作により制御用PC400は、電子機器(放射線検出部200c又は放射線発生部200d)にコネクタの接続回数のカウンタ値を要求するコマンドを送信する。このコマンドにより、電子機器の機器制御部201はバッテリ装置から受信したバッテリ内カウンタ部108のカウンタ値とバッテリ外カウンタ部109のカウンタ値を制御用PC(情報処理装置)400へ送信する。バッテリ内カウンタ部108のカウンタ値にはバッテリ装置のコネクタの接続回数が反映されている。また、バッテリ外カウンタ部109のカウンタ値には、電子機器側コネクタおよび充電器側コネクタの接続回数が反映されている。これにより、制御用PC(情報処理装置)400は、バッテリ装置のコネクタと電子機器(放射線検出部200c又は放射線発生部200d)のコネクタとの接続回数を示す情報を取得し、管理することができる。また、制御用PC(情報処理装置)400は、バッテリ装置のコネクタと充電器のコネクタとの接続回数を示す情報を取得し、接続回数を管理することができる。充電器の各コネクタの接続回数を電子機器や充電器の電源のオン/オフ(ON/OFF)状態に依存せずに正確にカウントすることが可能となる。
第4実施形態では、電子機器システム(放射線画像撮影システム)の構成として、1台の放射線検出部、1台の放射線発生部を有する構成を説明した。電子機器システム(放射線画像撮影システム)はこの構成例に限定されるものではなく、複数台の放射線検出部、複数台の放射線発生部により電子機器システム(放射線画像撮影システム)を構成することが可能である。
また、放射線検出部と放射線発生部は同じ種類のバッテリ装置(バッテリ)を用いるとして説明したが、放射線検出部と放射線発生部とで、使用するバッテリ装置(バッテリ)は異なる種類のものであってもよい。放射線検出部と放射線発生部において、使用するバッテリ装置(バッテリ)の種類が異なる場合、充電器は異なる種類のバッテリ装置(バッテリ)に充電を行うため、それぞれの種類に応じた充電器を設ければよい。
また、充電器300が一度に充電できるバッテリ装置の数は1台でもそれ以上でもよい。充電器300が複数のバッテリ装置を同時に充電する場合、コネクタ状態設定部303、コネクタ接続検知部304、通信部305、充電器内カウンタ部306、充電器外カウンタ部307を複数のバッテリ装置の台数に応じて設ければよい。また、電子機器は放射線検出部と放射線発生部として説明したが、電子機器システム(放射線画像撮影システム)の構成は、この例に限定されるものではなく、着脱可能なバッテリ装置(バッテリ)で動作する電子機器ならば適用可能である。
(産業上の利用可能性)
本発明は、外部機器と接続可能なコネクタを有するバッテリ装置、コネクタを介して接続可能なバッテリ装置により動作する電子機器、コネクタを介して接続可能なバッテリ装置を充電する充電器において、各コネクタの接続回数をカウントする技術に関する。本発明は、医療用に限らず、工業用、民生用も対象とする。なお、上記の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
107 更新カウンタ部、108 バッテリ内カウンタ部、
206 機器内カウンタ部、207 機器外カウンタ部、
306 充電器内カウンタ部、307 充電器外カウンタ部

Claims (28)

  1. 外部機器と接続可能なコネクタと充電式バッテリとを有するバッテリ装置であって、
    前記バッテリ装置のコネクタの接続回数を記憶するバッテリ内カウンタ部と、
    接続した外部機器のコネクタの設定を検知する検知部と、
    前記検知の結果に基づき、前記バッテリ内カウンタ部に記憶する接続回数の更新を制御するバッテリ制御部と、
    を有することを特徴とするバッテリ装置。
  2. 前記コネクタと接続した前記外部機器のコネクタの接続回数を記憶する更新カウンタ部を更に有し、
    前記バッテリ制御部は、前記検知の結果に基づき、前記バッテリ内カウンタ部および前記更新カウンタ部に記憶する接続回数の更新を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ装置。
  3. 前記バッテリ装置は、前記外部機器として、前記バッテリ装置の電力で動作可能な電子機器、または、前記バッテリ装置のバッテリに充電する充電器と、前記コネクタを介して接続可能であることを特徴とする請求項2に記載のバッテリ装置。
  4. 前記検知部は、
    前記バッテリ装置のコネクタと前記電子機器のコネクタとの接続により、前記電子機器のコネクタの設定に応じた電圧を検知し、
    前記バッテリ制御部は、
    前記検知された電圧に基づき前記バッテリ装置のコネクタと前記電子機器のコネクタとの接続の有無を判定することを特徴とする請求項3に記載のバッテリ装置。
  5. 前記バッテリ制御部は、
    前記検知された電圧に基づき前記電子機器を識別し、
    前記識別した電子機器に対応した前記更新カウンタ部のカウンタ値を更新させることを特徴とする請求項3に記載のバッテリ装置。
  6. 前記接続により検出される電圧に基づき、前記電子機器の電源スイッチ部のオン/オフを検知するスイッチ検知部と、
    前記電子機器と通信可能な通信部と、を更に有し、
    前記バッテリ制御部は、前記バッテリ装置のコネクタと前記電子機器のコネクタとが接続し、且つ、前記電子機器の電源が入った場合、前記通信部を介して、前記バッテリ内カウンタ部のカウンタ値と、前記更新カウンタ部のカウンタ値とを前記電子機器に出力することを特徴とする請求項3に記載のバッテリ装置。
  7. 前記バッテリ制御部は、前記通信部を介して、前記バッテリ内カウンタ部のカウンタ値と、前記更新カウンタ部のカウンタ値とを出力させた後に、前記更新カウンタ部のカウンタ値をクリアすることを特徴とする請求項6に記載のバッテリ装置。
  8. 前記バッテリ制御部は、前記バッテリ内カウンタ部のカウンタ値と前記更新カウンタ部のカウンタ値とを出力させた後においても、前記バッテリ内カウンタ部のカウンタ値を保持することを特徴とする請求項6に記載のバッテリ装置。
  9. 前記バッテリ装置のコネクタに接続した電子機器のコネクタの接続回数のカウント値、および充電器のコネクタの接続回数のカウント値を記憶するバッテリ外カウンタ部を更に有し、
    前記バッテリ制御部は、前記通信部を介して取得した、前記電子機器のコネクタの接続回数のカウント値、または、前記充電器のコネクタの接続回数のカウント値を、前記バッテリ外カウンタ部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項6に記載のバッテリ装置。
  10. 前記バッテリ制御部は、前記通信部を介して前記電子機器からカウンタ要求コマンドを受信した場合、バッテリ内カウンタ部のカウンタ値と前記バッテリ外カウンタ部のカウンタ値とを前記電子機器へ送信することを特徴とする請求項9に記載のバッテリ装置。
  11. コネクタを介して接続可能なバッテリ装置の電力により動作する電子機器であって、
    前記電子機器のコネクタの接続回数を記憶する機器内カウンタ部と、
    前記バッテリ装置が記憶している前記電子機器のコネクタの接続回数を取得し、前記取得した接続回数に基づき、前記機器内カウンタ部に記憶する接続回数を更新する機器制御部と、
    を有することを特徴する電子機器。
  12. 前記バッテリ装置のコネクタの接続回数を記憶する機器外カウンタ部を更に有し、
    前記機器制御部は、前記バッテリ装置が記憶している前記バッテリ装置のコネクタの接続回数を取得し、前記取得した接続回数を前記機器外カウンタ部に記憶することを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記バッテリ装置と通信する第1通信部を更に有し、
    前記機器制御部は、
    前記バッテリ装置のコネクタと前記電子機器のコネクタとが接続し、且つ、前記電子機器の電源が入った場合、前記第1通信部を介して、前記バッテリ装置から取得した、前記バッテリ装置のコネクタの接続回数を示すカウンタ値を前記機器外カウンタ部へ記憶し、前記電子機器のコネクタの接続回数を示すカウンタ値を前記機器内カウンタ部のカウンタ値に加算して前記接続回数を更新する
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
  14. 前記機器制御部は、前記更新した前記機器内カウンタ部のカウンタ値を、前記第1通信部を介して、前記バッテリ装置に送信することを特徴とする請求項13に記載の電子機器。
  15. 前記電子機器の電源がオフになった場合、前記機器制御部は、前記機器内カウンタ部のカウンタ値を保持し、前記機器外カウンタ部のカウンタ値をクリアすることを特徴とする請求項13に記載の電子機器。
  16. 前記電子機器のコネクタの設定を切り替えるためのコネクタ状態設定部を更に有し、
    前記コネクタ状態設定部は、スイッチのオン状態またはオフ状態の設定を切り替えることにより、前記バッテリ装置と接続する際に検出される電圧を切り替えることを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれか1項に記載の電子機器。
  17. 情報処理装置と通信可能な第2通信部を更に有し、
    前記機器制御部が前記第2通信部を介して前記情報処理装置からコネクタの接続回数のカウンタ値を要求するカウンタ要求コマンドを受信した場合、前記機器制御部は前記カウンタ要求コマンドを、前記第1通信部を介して前記バッテリ装置に送信することを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれか1項に記載の電子機器。
  18. 前記機器制御部は、前記カウンタ要求コマンドに応じて前記バッテリ装置からコネクタの接続回数のカウンタ値を受信した場合、前記受信したカウンタ値を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項17に記載の電子機器。
  19. 前記機器内カウンタ部のカウント値と前記機器外カウンタ部のカウント値を表示する表示部を更に有することを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
  20. 前記機器制御部は、
    前記電子機器のコネクタおよび前記バッテリ装置のコネクタの上限の接続回数を記憶しており、
    前記上限の接続回数と、前記機器内カウンタ部に記憶されている接続回数および前記機器外カウンタ部に記憶されている接続回数とを比較し、前記比較の結果により、前記機器内カウンタ部および前記機器外カウンタ部のいずれかに記憶されている接続回数が前記上限の接続回数を超えた場合、前記機器制御部は、報知情報を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項19に記載の電子機器。
  21. 前記上限の接続回数を超えた前記電子機器のコネクタが交換された場合、前記機器制御部は、前記機器内カウンタ部のカウンタ値をクリアすることを特徴とする請求項20に記載の電子機器。
  22. 前記電子機器には、放射線検出部および放射線発生部が含まれることを特徴とする請求項11乃至請求項21のいずれか1項に記載の電子機器。
  23. バッテリ装置と、前記バッテリ装置で動作する放射線検出部または放射線発生部とを有する放射線画像撮影システムであって、
    前記バッテリ装置は、
    前記バッテリ装置のコネクタの接続回数を記憶するバッテリ内カウンタ部と、
    前記バッテリ装置のコネクタと接続した、前記放射線検出部または前記放射線発生部のコネクタの設定を検知する検知部と、
    前記検知の結果に基づき、前記バッテリ内カウンタ部に記憶する接続回数の更新を制御するバッテリ制御部と、
    を有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  24. 前記コネクタと接続した前記放射線検出部または前記放射線発生部のコネクタの接続回数を記憶する更新カウンタ部を更に有し、
    前記バッテリ制御部は、前記検知の結果に基づき、前記バッテリ内カウンタ部および前記更新カウンタ部に記憶する接続回数の更新を制御する
    ことを特徴とする請求項23に記載の放射線画像撮影システム。
  25. 外部機器と接続可能なコネクタと充電式バッテリとを有するバッテリ装置の制御方法であって、
    前記バッテリ装置のコネクタの接続回数をバッテリ内カウンタ部に記憶する工程と、
    接続した外部機器のコネクタの設定を検知する工程と、
    前記検知の結果に基づき、前記バッテリ内カウンタ部に記憶する接続回数の更新を制御する工程と、
    を有することを特徴とするバッテリ装置の制御方法。
  26. コネクタを介して接続可能なバッテリ装置の電力により動作する電子機器の制御方法であって、
    前記電子機器のコネクタの接続回数を機器内カウンタ部に記憶する工程と、
    前記バッテリ装置が記憶している前記電子機器のコネクタの接続回数を取得し、前記取得した接続回数に基づき、前記機器内カウンタ部に記憶する接続回数を更新する工程と、
    を有することを特徴する電子機器の制御方法。
  27. コンピュータに、請求項25に記載のバッテリ装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  28. コンピュータに、請求項26に記載の電子機器の制御方法の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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JP6218994B1 (ja) * 2016-11-28 2017-10-25 三菱電機株式会社 充電システム
CN111342071A (zh) * 2018-12-18 2020-06-26 东莞新能德科技有限公司 电池组件、电子设备及电池检测系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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