JP2013223269A - 充電可能な携帯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手間をかけることなく、1つの電力供給源から供給される電流で複数の携帯装置の内蔵電池を充電でき、それらの少なくとも1台は短時間で充電できるように構成した携帯装置を提供する。
【解決手段】上流と装置と通信ケーブルで接続するための第1のポートと、下流の装置と通信ケーブルで接続するための第2のポートを有する複数の携帯装置を通信ケーブルでシリアルにデージーチェーン接続し、各携帯装置は、第1のポートを介して上流の装置から供給される電流で電池を充電した後、その供給される電流を第2のポートを介して下流の装置に供給するように構成する。
【選択図】図2A
【解決手段】上流と装置と通信ケーブルで接続するための第1のポートと、下流の装置と通信ケーブルで接続するための第2のポートを有する複数の携帯装置を通信ケーブルでシリアルにデージーチェーン接続し、各携帯装置は、第1のポートを介して上流の装置から供給される電流で電池を充電した後、その供給される電流を第2のポートを介して下流の装置に供給するように構成する。
【選択図】図2A
Description
本発明は、充電可能な二次電池を内蔵した携帯装置に関し、特に通信ケーブルを介して供給された電流による二次電池を充電する携帯装置に関する。
電子カメラやICレコーダ、携帯電話等の携帯装置の電源として充電可能な二次電池(以下、電池と称する)が幅広く用いられている。通常、携帯装置に内蔵された電池は、AC電源に接続された専用の充電器(ACアダプタ)により充電される。
一方、USB(Universal Serial Bus)などの有線通信ポートを有する携帯装置では、通信ポートに接続された通信ケーブルを介してパーソナルコンピュータ(PC)等のホスト装置から電流(電力)の供給を受け、その電力を電池の充電に利用する場合も多い。また、近年USBケーブルを介して電力を供給する充電専用の機器も市販されている。
ホスト装置や専用の充電機器が供給可能な電流は多くなく、通常は図1に示すように、ホスト装置に携帯装置1台接続して充電する。すなわち、電力を供給するホスト装置100のUSBポート102と携帯装置101のUSBポート103がUSBケーブルで接続されると、ホスト装置100から電力の供給が開始され、携帯装置101の電池が充電される。充電が完了すると、携帯装置101に組み込まれたインジケータ105が充電の完了を知らせる。図1のように充電装置と被充電装置が1対1に接続されて充電する場合、複数の被充電装置を充電しようとすると、充電が完了する毎に被充電装置を交換する必要があり手間がかかる。
一方、特許文献1には、複数の携帯電子デバイスをネットワークケーブルを介してデージーチェーン接続し、電力供給源のネットワークポートから電力の供給を受けて、それらの携帯電子デバイスの電池を同時に充電する技術が提案されている。しかしながら、特許文献1の技術では、デージーチェーン接続された携帯電子デバイスの数に応じて各携帯電子デバイスに供給される電流が少なくなるので、何れの携帯電子デバイスも充電に時間がかかってしまう。
本発明は、手間をかけることなく、1つの電力供給源から供給される電流で複数の携帯装置の内蔵電池を充電でき、それらの少なくとも1台は短時間で充電できるような携帯装置を提供することを目的とする。
上流の装置と第1の通信ケーブルで接続するための第1のポートと、下流の装置と第2の通信ケーブルで接続するための第2のポートと、充電可能な電池と、前記上流の装置と前記第1のポートを介してデータ通信する通信回路と、前記上流側の装置から前記第1の通信ケーブルを介して前記第1のポートに供給された電流で前記電池を充電する充電回路と、前記上流側の装置から供給された電流で充電された電池の蓄電量が所定量になった時、前記第1のポートに入力した電流を、前記第2のポートから前記第2の通信ケーブルを介して下流の装置に供給可能すると共に、前記電池への充電を禁止する充電制御回路と、
を具備することを特徴とする。
を具備することを特徴とする。
また、本発明の携帯装置は、前記第1のポートに前記電流が供給されない場合には、前記電池から前記第2のポートを介して前記下流の装置に電流を供給可能にすることを特徴とする。
また、本発明の携帯装置は、前記第1のポートに前記第1の通信ケーブルを介して接続された前記電流を供給するポートの種類を判別する判別回路を更に具備することを特徴とする。
また、本発明の携帯装置は、前記第2のポートの種類を、当該第2のポートに前記第2の通信ケーブルを介して接続された前記下流の装置から判別可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の携帯装置は、前記第2のポートに前記第2の通信ケーブルを介して接続された下流の携帯装置が、当該携帯装置とデータ通信することなく前記第2のポートの種類を判別可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明の携帯装置は、前記第1のポートが、USBポートであることを特徴とする。
また、本発明の携帯装置は、デジタルカメラであることを特徴とする。
本発明によれば、手間をかけることなく、1つの電力供給源から供給される電流で複数の携帯装置の内蔵電池を充電でき、それらの少なくとも1台は短時間で充電できるようになった携帯装置を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための一例について説明する。図2Aは、本発明の携帯装置を複数接続して充電する構成を示す図である。
ホスト装置200は、USBポート210を備えたパーソナルコンピュータや充電装置である。携帯装置201〜203はそれぞれアップストリームポート(U)211、213、215と、ダウンストリームポート(D)212、214、216を備えている。隣り合う上流側の携帯装置のダウンストリームポート(D)と下流の携帯装置のアップストリームポート(U)は、USBケーブル221、222で接続され、ホスト装置200のUSBポート210と最上流の携帯装置201のアップストリームポート(U)211も、USBケーブル220で接続されている。すなわち、ホスト装置200および各携帯装置201〜203はUSBケーブルを介してシリアルにデージーチェーン接続されている。
なお、USB規格では、ホスト装置とデージーチェーン接続された複数の携帯装置との間の通信は規定されておらず、本実施の形態におけるダウンストリームポート(D)212、214、216は携帯装置に追加されたホストコントローラを持たない擬似的なUSBポートである。アップストリームポート(U)211、213、215は、通常のUSBポートであって、USB規格のタイプBソケットが配置されている。一方、ダウンストリームポート(D)212、214、216は、USB規格のタイプAソケットと物理的な形状や電極の配置は同一であるが、ホストコントローラを持たない下流の装置とはデータ通信することなく、USBケーブルを介して電流を供給するためのポートである。
USB2.0の規格では、USBケーブル220〜222はデータ信号を伝送するD+とD−ライン,および電流を供給するVBUSラインとグランドに接地されるGNDラインを有する。携帯装置201〜203のアップストリームポート(U)211、213、215は、VBUSラインにより電流の供給を受けると共に、D+ラインとD−ラインにより上流側装置とデータ信号を送受信可能であるが、ダウンストリームポート(D)212、214、216は、D+ラインとD−ラインにより下流の装置とデータ通信することなく、VBUSラインにより下流の装置に電力のみを供給する。
携帯装置201〜203には、それぞれの携帯装置に内蔵する電池の電力残量をユーザに知らせるためのインジケータ231〜233が備えられている。
図3は、携帯装置201〜203の一つの主要な構成の一例を示す。図2Aの201〜203に対応する携帯装置300は、デジタルカメラやビデオカメラ、ICレコーダや携帯電話、スマートフォンなどであって、デージーチェーン接続される携帯装置は同一種類であっても異なった種類であってもよい。但し、USB接続の場合は、メイン回路306は携帯装置の主要回路であって、例えば、携帯装置300がデジタルカメラの場合は、撮影回路や画像処理回路、画像記憶回路、画像表示回路などが含まれ、携帯装置300がICレコーダの場合は、録音回路や音声処理回路、音声記録回路、音声再生回路などが含まれる。
二次電池301は、メイン回路306を含む携帯装置300の各部を動作させるための電力を供給する電源であり、充電回路305は、アップストリームポート303にUSBケーブルで接続された上流側装置から供給された電流で二次電池301を充電すると共に、二次電池301に蓄電された電力を携帯装置300の各部に供給する。インジケータ302は、充電状況をユーザに知らせるために、例えば二次電池301の蓄電量が所定の値を超えているか超えていないかで発光色が変わるように構成されている。
Uポート303は、図2Aのアップストリームポート(U)211、213、215に対応し、USBケーブルのD+ラインとD−ラインに接続するD+端子とD−端子、およびVBUSラインとGNDラインに接続するVBUS端子とGND端子を有し、USBケーブルで接続された上流側の装置とD+ラインおよびD−ラインを介してデータ信号を送受信すると共に、VBUSラインを介して上流側の装置から電流の供給を受けることができる。
USBトランシーバ304は、Uポート303に接続されたUSBケーブルのD+ラインとD−ラインを介してホスト装置200とデータを送受信すると共に、ホスト装置200とUSBケーブルで接続されたことを検出して、接続相手がUSB充電に対応したホスト装置か、あるいは通常のホスト装置かを判定し、更にホスト装置と通信してそのホスト装置が供給可能な電流を得られるようにする。
本実施の形態では、通常のホスト装置とは、電力を供給するUSBポートとしてSDP(Standard Downstream Port)を備えた装置のことであり、USB2.0規格で規定されている。SDPは最大100mAまたは500mAの電流を供給可能であるが、100mAを超える電力供給は、ホスト装置と携帯装置の間で電流使用量を通知するコンフィグレーション通信を必要とする。一方、USB充電に対応したホスト装置とは、CDP(Charging Downstream Port)を備えたPC等の情報装置、またはDCP(Dedicated Charging Port)を備えた充電専用の装置である。CDPとDCPとはUSB充電の規格書(Battery Charging Specification, Revision 1.2; December 7, 2010)に規定されているように、共にコンフィグレーション通信を行わないでも、最大1.5Aまでの電流を供給可能であるが、DCPは、電力供給するACアダプタなどに備えられた電力供給専用のポートである。
USBトランシーバ304は、Uポート303にUSBケーブルで接続されたホスト装置が、SDP、CDP、DCPのいずれであるかを判定し、当該携帯装置300が入力可能で、なおかつホスト装置が供給可能な最大の電流が得られるようにする。なお、SDP、CDP、DCPの判定方法については、前記USB充電の規格書の第3節に詳しく記載されている。
Dポート308は、図2Aのダウンストリームポート(D)212、214、216に対応し、USBケーブルのD+ラインとD−ラインに接続するD+端子とD−端子、およびVBUSラインとGNDラインに接続するVBUS端子とGND端子を有し、VBUSラインを介して下流の装置に電流を供給することができる。
VBUS供給回路307は、Uポート303に入力した上流側の装置から供給された電流による二次電池301の充電が完了した後、Uポート303から入力している電流を、Dポート308からUSBケーブルを介して下流の装置に供給できるように切り替える。
図4は、VBUS供給回路307の構成を説明する図である。VBUS供給回路307は、スイッチ401、403、406、407、VDD−VBUS変換回路402、AND回路404、409、410、遅延回路405、抵抗408により構成されている。
スイッチ401は、AND回路410の出力に応じて二次電池301からの電流のVDD−VBUS変換回路402への入力をON/OFFする。VDD−VBUS変換回路402は、二次電池301から供給される電流の電圧をUSBの規格に適合したVBUSラインの電圧に変換して、Dポート308のVBUS端子に供給する。すなわちAND回路410の出力が1の場合はスイッチ401がONとなって、二次電池301から供給される電流をDポート308に接続された下流の携帯装置に供給することが可能となる。
AND回路410は、Uポート303に接続されたUSBケーブルのVBUSラインを介して電流が供給されていることを検出する不図示のVBUS検出回路からのVBUS検出信号と、電流供給モード信号を入力する。VBUS検出信号と電流供給モード信号は、0(Low電圧に対応)または1(High電圧に対応)を表わす論理信号であって、不図示のVBUS検出回路がUポート303のVBUS端子にUSBケーブルを介して電流が供給されていることを検出した場合には、VBUS検出信号は1に設定される。
電流供給モード信号は、Dポート308に接続されたUSBケーブルを介して、二次電池301に蓄電された電力を下流の携帯装置に供給可能であること示す信号であって、二次電池301に蓄電された電力量が所定値(例えば最大蓄電電力量の5%)以上の場合は1(電流供給モードがON)に、所定値に満たない場合は0(電流供給モードがOFF)に、充電回路305により設定される。
電流供給モードがONの場合、当該携帯装置300がホスト装置からVBUS電流の供給を受けていない状態で、二次電池301からDポート308に接続されたUSBケーブルを介して下流の携帯装置にVBUS電流を供給することができる。
AND回路410は、VBUS検出信号が0で電流供給モード信号が1の場合に1を出力して、二次電池301からの電流がVDD−VBUS変換回路402へ入力する。
AND回路404は、VBUS検出信号と、充電回路305から出力された充電完了信号を入力して、スイッチ403を制御する信号を出力する。VBUS検出信号が1で、なおかつ充電回路305が二次電池301が所定の電力量以上に充電されていることを検出して、充電完了信号が1になった場合に、AND回路404は1を出力する。一方、Uポート303にUSBケーブルが接続されていない場合や、USBケーブルが接続されている場合でも、VBUS端子にUSBケーブルから電流が供給されていない場合に、VBUS検出信号は0となり、また二次電池301が所定の電力量以上に充電されていない場合には、充電回路305が出力する充電完了信号が0となる。これらの場合には、AND回路404は0を出力する。
スイッチ403は、AND回路404の出力に応じて、Uポート303のVBUS端子から供給される電流のDポート308への供給をON/OFFする。不図示のVBUS検出回路がUポート303のVBUS端子に電流が供給されていると判定して1を出力し、更に充電回路305が二次電池301が所定の電力量以上に充電されていると判定して1を出力した場合にはAND回路404は1を出力し、スイッチ403がONになってUポート303のVBUS端子に入力した電流がDポート308のVBUS端子に供給される。それ以外の場合はスイッチ403はOFFになって、Uポート303のVBUS端子に供給された電流はDポート308のVBUS端子には供給されない。
スイッチ406は、AND回路404からの出力に応じてUポート303のD+/D−端子の接続を、USBトランシーバ304またはDポート308のD+/D−端子に切り替える。Uポート303のD+/D−端子は、AND回路404の出力が0の場合にはUSBトランシーバ304に接続され、AND回路404の出力が1の場合、すなわちVBUS電流がUポートに供給され、なおかつ二次電池305の充電かが完了している場合にはDポート308のD+/D−端子に接続される。Uポート303のD+/D−端子がUSBトランシーバ304に接続されている場合は、当該端末装置300はUポート303にUSBケーブルで接続された上流のホスト装置とデータ通信することができる。このデータ通信は、上流のホスト装置から供給される電流値を決定するコンフィグレーション通信を含む。なお、スイッチ406は、Dポート308にUSBケーブルが接続されていない状態では、常にUポート303のD+/D−端子がUSBトランシーバ304につながって、上流のホスト装置と一般のデータ通信が行えるようになっている。
一方、Uポート303のD+/D−端子がDポート308のD+/D−端子に接続されている場合には、Uポート303にUSBケーブルで接続された上流のホスト装置とDポート308にUSBケーブルで接続された下流の携帯装置とがダイレクトにデータ通信できる状態になるが、当該携帯装置300はホスト装置とデータ通信的には完全に切り離される。
AND回路404から出力された信号は、遅延回路405により一定時間だけ遅延させられた後スイッチ406に入力し、スイッチ403を切り替えるタイミングより一定時間だけ遅れたタイミングでスイッチ406が切り替わる。すなわち、Uポート303に接続されたホスト装置から供給されたVBUS電流により二次電池301が所定の電力量まで充電され、スイッチ403がON切り替わってUポート303のVBUS端子とDポート308のVBUS端子が接続された後、一定時間経過してスイッチ406がDポートに切り替わり、Uポート303のD+/D−端子とDポート308のD+/D−端子が接続される。この遅延は、Dポート308に接続された下流の携帯装置をホスト装置に接続する時に、下流の携帯装置とホスト装置双方が、USBケーブルが接続したように検出するために設けられている。すなわち、USB規格では、前述のUSB充電の規格書の3.2.3.2に記載されているように、USBコネクタのプラグは、VBUS端子とGND端子がD+端子とD−端子より長くすることが規定されており、USBケーブルがUSBポートに接続された時には、D+ラインとD−ラインの接続より前にVBUSラインが接続して一定量のVBUS電流(USB2.0では100mA)が供給可能となっている。
スイッチ407は、抵抗408を介してDポートのD+とD−端子を短絡する。D+とD−端子が短絡状態の場合、下流の携帯装置がDポート308に接続した時、その下流の携帯装置は前述の充電専用のDCP(Dedicated Charging Port)に接続したと検出して、充電を開始する。なお、抵抗408は、前述のUSB充電の規格書のTable5−3に記載されているように、200Ω以下でなければならない。
AND回路409は、不図示のVBUS検出回路からのVBUS検出信号と、電流供給モード信号を入力して、前述のスイッチ407を制御する信号を出力する。VBUS検出信号が0で、電流供給モード信号が1の場合にAND回路409は1を出力し、スイッチ407はONとなってDポート308のD+とD−端子は短絡される。それ以外の場合、AND回路409は0を出力し、スイッチ407はOFFとなってD+とD−端子は短絡されない。
図5は、図2Aのようにシリアルに接続されたた状態で、最上流の携帯装置に電流を供給するホスト装置を接続する場合の、最上流の携帯装置の充電および下流の携帯装置への電流供給のプロセスを説明するフローチャートである。
ステップS101では、Dポート308に下流の携帯装置が接続される。
Uポート303にホスト装置がUSBケーブルで接続される前は、VBUS電流がUポート303に供給されないためVBUS検出信号は0で、スイッチ403はOFFに設定され、スイッチ406はUポート303のD+/D−端子がUSBトランシーバ304に接続するように設定されている。
この状態で電流供給モードがONの場合は、スイッチ401とスイッチ407はONとなり、Dポート308に接続されたUSBケーブルのVBUSラインに二次電池から電流が供給される。一方、電流供給モードがOFFの場合は、スイッチ401とスイッチ407はOFFとなって、Dポート308に接続されたUSBケーブルのVBUSラインに電流は供給されない。
ステップS102では、USBトランシーバ304は、Uポート303にホスト装置が接続されたことを検出する。この時、二次電池の充電が不十分で充電完了信号が0に設定されている場合は、スイッチ403はOFFのまま維持されると共に、VBUS検出信号は1に設定される。その結果、電流供給モードがONの場合であっても、スイッチ401とスイッチ407はOFFとなり、Dポート308に接続されたUSBケーブルのVBUSラインへの電流が停止される。
ステップS103では、USBトランシーバ304は、Uポート303の接続先のポートの種類を判定する。すなわち、Uポート303接続先でD+/D−端子が短絡されていると検出されれば、USBトランシーバ304は接続先のポートがDCP(Dedicated Charging Port)と判定し、充電回路305は、ホスト装置から最大1.5AのVBUS電流の供給を受けて二次電池301を充電する。一方、D+/D−端子が短絡されていると検出されなければ、USBトランシーバ304はホスト装置とUSBケーブルのD+ラインおよびD−ラインを介して通信して、接続先のポートの種類を判定する。接続先がUSB2.0のSDP(Standard Downstream Port)と判定された場合は、充電回路305は、ホスト装置から供給される最大500mAのVBUS電流で二次電池301を充電し、接続先がCDP(Charging Downstream Port)と判定された場合は、充電回路305は、ホスト装置から供給される最大1.5AのVBUS電流で二次電池301を充電する。(ステップS104)
ステップS105では、充電回路305が、二次電池301の蓄電量が定められた電力量に達したか否かを判定する。蓄電量が定められた電力量に達したと判定された場合は、充電を終了してステップS106に進み、蓄電量が定められた電力量に達しない場合には充電を続ける。(ステップS104)
ステップS106では、充電完了信号が1に設定され、AND回路404が1を出力してスイッチ403がONに切り替わった後、遅延回路で一定の時間遅れてスイッチ406がDポートに切り替わる。この切り替えにより、Dポート308のVBUS端子にUポート303のVBUS端子に入力したVBUS電流が供給される。
ステップS105では、充電回路305が、二次電池301の蓄電量が定められた電力量に達したか否かを判定する。蓄電量が定められた電力量に達したと判定された場合は、充電を終了してステップS106に進み、蓄電量が定められた電力量に達しない場合には充電を続ける。(ステップS104)
ステップS106では、充電完了信号が1に設定され、AND回路404が1を出力してスイッチ403がONに切り替わった後、遅延回路で一定の時間遅れてスイッチ406がDポートに切り替わる。この切り替えにより、Dポート308のVBUS端子にUポート303のVBUS端子に入力したVBUS電流が供給される。
ステップS107では、Dポート308のD+端子とD−端子は、それぞれUポート303のD+端子とD−端子に接続されると共に、USBトランシーバ304は、D+/D−ラインから切り離され、電気的には、Uポート303に接続されたホスト装置と、Dポート308に接続された下流の携帯装置がダイレクトにUSB接続された構成となる。
ステップS108では、下流の携帯装置で充電が実行される。
Dポート308に接続された下流の携帯装置が、当該携帯装置300のUSBトランシーバ304と充電回路305とVBUS供給回路307と同等の構成を有する場合には、ステップS102〜S107と同等の処理が実行されて、下流の携帯装置の二次電池がホスト装置からの供給されたVBUS電流で充電され、充電が完了した後は、その下流の携帯装置のDポートに接続された更に下流の携帯装置の充電に移行する。
以上説明したように、Uポート303とDポート308と図4で示した構成のVBUS供給回路307を有する携帯装置は、図2Aのようにシリアルにデージーチェーン接続して電流を供給するホスト装置に接続すると、ホスト装置に直接USBケーブルで接続された携帯装置から順番に電池が充電されていく。特に、ホスト装置から供給された電流を一台の携帯装置が占有して電池の充電に使用し、上流の携帯装置の電池の充電が完了した後、下流の携帯装置の電池の充電に移行することは、少数でもよいから早く充電したい場合には有効である。なお、本実施の形態のVBUS供給回路307とDポート308を有しない一般の携帯装置は、最下流の携帯装置としてのみ上流の携帯装置に接続して電流の供給を受けることができる。
次に、図2Bのように、携帯装置がシリアルに接続されたた状態で、最上流の携帯装置の電池から下流の携帯装置へ電流を供給する工程を説明する。この場合、電流を供給する最上流の携帯装置は、電流供給モードがONに設定されているとする。なお、本実施の形態のVBUS供給回路307とDポート308を有しない一般の携帯装置は、最下流の携帯装置としてのみ上流の携帯装置に接続して電流の供給を受けることができることは、図2Aの場合と同様である。
最上流の携帯装置では、VBUS電流がUポート303に供給されないため、VBUS検出信号は0、電流供給モード信号は1である。その結果、スイッチ401はON、スイッチ403はOFF、スイッチ407はONに設定され、さらにスイッチ406はUポート303のD+/D−端子がUSBトランシーバに304接続するように設定される。この状態で、Dポート308に下流の携帯装置を接続すると、二次電池の蓄電された電流がVDD−VBUS変換回路402に入力し、VBUS規格の電流に変換されてDポート308にUSBケーブルで接続された下流の携帯装置に供給される。スイッチ407がONに設定されDポートのD+端子とD−端子が抵抗408で短絡されているため、Dポート308に接続された下流の携帯装置は、当該携帯装置300のDポート308をDCP(Dedicated Charging Port)と判定するので、当該携帯装置300と下流の携帯装置とデータ通信することは無い。なお、電流の供給を受ける下流の携帯装置の充電動作は、上述した図2Aのホスト装置に接続される最上流の携帯装置と同様であるので、説明は省略する。
以上説明したように、本実施の形態の携帯装置は、ホスト装置など他の装置の制御を受けずに自身に内蔵した簡単な回路により、1つの電力供給源から供給される電流で複数の携帯装置の内蔵電池を充電できる。更にそれら携帯装置の少なくとも1台は短時間で充電できるという特徴を有する。
本実施の形態では、複数の携帯装置とホスト装置がUSB接続された例について説明したが、IEEE1394やサンダーボルト(Thunderbolt)など、他の有線通信ケーブルでシリアルにデージーチェーン接続された構成でも構わない。また、本実施の形態はUSB2.0としているが、USB3.0にも適用できる。
100 … ホスト装置
101 … 携帯装置
102、103 … USBポート
104 … USBケーブル
200 … ホスト装置
201〜203 … 携帯装置
211、213、215 … USBポート(Up Stream)
212、214、216 … 擬似USBポート(Down Stream)
231〜233 … 充電インジケータ
300 … 携帯装置
301 … 二次電池
302 … 充電インジケータ
303 … USBポート(Up Stream)
304 … USBトランシーバ
305 … 充電回路
306 … メイン回路
307 … VBUS供給回路
308 … 擬似USBポート(Down Stream)
401、403、407 … スイッチ(ON/OFF)
402 … VDD−VBUS変換回路
404、409、410 … AND回路
405 … 遅延回路
406 … スイッチ(USBトランシーバ/Dポート)
408 … 抵抗
101 … 携帯装置
102、103 … USBポート
104 … USBケーブル
200 … ホスト装置
201〜203 … 携帯装置
211、213、215 … USBポート(Up Stream)
212、214、216 … 擬似USBポート(Down Stream)
231〜233 … 充電インジケータ
300 … 携帯装置
301 … 二次電池
302 … 充電インジケータ
303 … USBポート(Up Stream)
304 … USBトランシーバ
305 … 充電回路
306 … メイン回路
307 … VBUS供給回路
308 … 擬似USBポート(Down Stream)
401、403、407 … スイッチ(ON/OFF)
402 … VDD−VBUS変換回路
404、409、410 … AND回路
405 … 遅延回路
406 … スイッチ(USBトランシーバ/Dポート)
408 … 抵抗
Claims (7)
- 上流の装置と第1の通信ケーブルで接続するための第1のポートと、
下流の装置と第2の通信ケーブルで接続するための第2のポートと、
充電可能な電池と、
前記上流の装置と前記第1のポートを介してデータ通信する通信回路と、
前記上流側の装置から前記第1の通信ケーブルを介して前記第1のポートに供給された電流で前記電池を充電する充電回路と、
前記上流側の装置から供給された電流で充電された電池の蓄電量が所定量になった時、前記第1のポートに入力した電流を、前記第2のポートから前記第2の通信ケーブルを介して下流の装置に供給可能すると共に、前記電池への充電を禁止する充電制御回路と、
を具備することを特徴とする携帯装置。 - 前記充電制御回路は、前記第1のポートに前記電流が供給されない場合には、前記電池から前記第2のポートを介して前記下流の装置に電流を供給可能にすることを特徴とする請求項1に記載の携帯装置。
- 前記第1のポートに前記第1の通信ケーブルを介して接続された前記電流を供給するポートの種類を判別する判別回路を更に具備することを特徴とする請求項2に記載の携帯装置。
- 前記第2のポートの種類を、当該第2のポートに前記第2の通信ケーブルを介して接続された前記下流の装置から判別可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯装置。
- 前記第2のポートに前記第2の通信ケーブルを介して接続された下流の携帯装置が、当該携帯装置とデータ通信することなく前記第2のポートの種類を判別可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の携帯装置。
- 前記第1のポートが、USBポートであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の携帯装置。
- 当該携帯装置は、デジタルカメラであることを特徴とする請求項6に記載の携帯装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012091588A JP2013223269A (ja) | 2012-04-13 | 2012-04-13 | 充電可能な携帯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012091588A JP2013223269A (ja) | 2012-04-13 | 2012-04-13 | 充電可能な携帯装置 |
Publications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015083859A1 (ko) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 스마트파이 주식회사 | 휴대용 단말기 |
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-
2012
- 2012-04-13 JP JP2012091588A patent/JP2013223269A/ja active Pending
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