JP2016038383A - センサ装置、および導体を通る電流を感知する際に使用するための方法 - Google Patents

センサ装置、および導体を通る電流を感知する際に使用するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】導体を通る電流を感知する。
【解決手段】センサは、導体を内部に受容する構造とされた開口を画定する非磁性基板と、基板の周りに巻かれた複数の巻きを備えるコイルと、基板およびコイルを収容するための筐体とを含む。筐体は、誘電率を有する誘電体材料であって、導体が開口を通って受容されるときに誘電体材料がコイルと導体の間に配置されるように、コイルに隣接し少なくとも部分的に開口内に配置される誘電体材料と、導体に対するコイルの配置を維持するのを容易にするように開口に結合されるスペーサであって、スペーサのそれぞれがコイルと導体の間では半径方向に延びずに誘電体材料からずらして配置される、スペーサとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明の分野は、概してセンサ装置および方法に関し、特に、導体を通る電流を感知することに関する。
少なくとも幾つかの既知の需給計器は、電力源からユーザに供給される電気を測定するために使用される。ユーザに供給されるエネルギーの量を正確に測定することを可能にするために、需給計器は、電力源とユーザの間の導体を流れる電流を感知するための1つまたは複数のセンサ装置をしばしば含む。需給計器内に含まれるとき、センサ装置は、電圧および/または電流の動作範囲に亘って正確に機能することが意図される。
各種の種類の既知の電流センサ装置が需給計器内で使用される。例えば、少なくとも幾つかの既知の変成器センサ装置は、導体を流れる電流を感知するために磁性ワイヤが巻き付けられた磁性コアを含む。しかし、変成器を含む電流センサ装置は、一般的に嵩張り高価であることが知られている。磁性コアを有する電流センサ装置は、外部磁場に対して脆弱である。外部磁場への露出によって、磁性コア電流センサ装置は、場合によっては、電流装置が感知していると想定される電流の8%の電流しか記録できないまで、精度が低下する。温度サイクルも、電流センサの磁性コアに影響を及ぼし得、電流センサの精度を低下させる磁気ドリフトを生じさせ得る。
既知の電流センサ装置の別の例は、ロゴスキーコイルである。ロゴスキーコイルは、コイルを含み、一般的に変成器センサ装置よりも小さい。しかし、ロゴスキーコイルは、電圧範囲に亘って低電流および/または高電流の状態での精度が制限されることが知られている。結果として、製造中、既知のロゴスキーコイルを有する需給計器は、これらの不正確さの影響を最小化するために複数の較正プロセスをしばしば受ける。これらの反復的な較正プロセスは、そのようなセンサ装置の不正確さを低減させ得るが、需給計器の製造の時間およびコストを増加させもする。
米国特許第4700131号明細書
一実施形態では、導体内の電流を検出する際に使用するためのセンサ装置が提供される。センサは、導体を内部に受容する構造とされた開口を画定する非磁性基板と、基板の少なくとも一部分の周りに巻かれた複数の巻きを備えるコイルと、基板およびコイルを収容するための筐体とを含む。筐体は、誘電率を有する誘電体材料であって、導体が開口を通って受容されるときに誘電体材料がコイルと導体の間に配置されるように、コイルに隣接し少なくとも部分的に開口内に配置される誘電体材料と、導体に対するコイルの配置を維持するのを容易にするように開口に結合される少なくとも1つのスペーサであって、スペーサのそれぞれがコイルと導体の間では半径方向に延びずに誘電体材料からずらして配置される、少なくとも1つのスペーサとを含む。
別の実施形態では、電気エネルギーを電力源からユーザに送給する際に使用するための需給計器が提供される。需給計器は、少なくとも部分的に第1の導体の周りに配置されて、第1の導体を流れる電流を感知し、感知した電流を表す信号を出力する第1のセンサ装置と、第1のセンサ装置と通信しており、感知した電流を表す信号を第1のセンサ装置から受信し、時間とともに導体を通って電力源からユーザに送給される電気の量を求める計器制御盤とを含む。第1のセンサ装置は、第1の導体を内部に受容する構造とされた開口を画定する非磁性基板と、基板の少なくとも一部分の周りに巻かれた複数の巻きを備えるコイルと、基板およびコイルを収容するための筐体とを含む。筐体は、誘電率を有する誘電体材料であって、第1の導体が開口を通って受容されるときに誘電体材料がコイルと第1の導体の間に配置されるように、コイルに隣接し少なくとも部分的に開口内に配置される誘電体材料と、第1の導体に対するコイルの配置を維持するのを容易にするように筐体の開口に結合される少なくとも1つのスペーサであって、スペーサのそれぞれがコイルと第1の導体の間では半径方向に延びないように誘電体材料からずらして配置される、少なくとも1つのスペーサとを含む。第1のセンサ装置を電流範囲に亘って較正するための1つだけの較正係数を計器制御盤が有するように、第1のセンサ装置が第1の導体に対して配置され、したがって第1のセンサ装置の感受性が低下し、電流範囲が約0.2A〜約25,000Aの範囲である。
また別の実施形態では、電気エネルギーを電力源からユーザに送給する際に使用するための需給計器を製作する方法が提供される。方法は、少なくとも部分的に第1の導体の周りに配置されて、第1の導体を流れる電流を感知し、感知した電流を表す信号を出力する第1のセンサ装置を用意することを含み、第1のセンサ装置を用意することは、非磁性基板の周りに巻かれた複数の巻きを備えるコイルを形成することであり、第1の導体が通って受容される開口をコイルが画定することと、コイルおよび基板を筐体内に収容することとを含む。筐体内に収容することは、第1の導体が開口を通って受容されるときに誘電体材料がコイルと第1の導体の間に配置されるように、誘電体をコイルに隣接し少なくとも部分的に開口内に配置することと、第1の導体に対するコイルの配置を維持するのを容易にするように少なくとも1つのスペーサを筐体の開口に配置することとを含み、スペーサのそれぞれがコイルと第1の導体の間では半径方向に延びないように誘電体からずらして配置される。方法は、感知した電流を表す信号を第1のセンサ装置から受信し、時間とともに第1の導体を通って電力源からユーザに送給される電気の量を求めるために計器制御盤を第1のセンサ装置と接続することと、電流範囲に亘ってセンサ装置を較正するための1つだけの較正係数を計器制御盤が有するように、第1のセンサ装置を第1の導体に対して配置し、したがってセンサ装置の感受性が低下することとを含み、電流範囲が約0.2A〜約25,000Aの範囲である。
本開示のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、図面を通して同様の文字が同様の部品を表している添付図面を参照して、以下の詳細な説明が読まれるときに、より良く理解されるであろう。
例示的なセンサ装置を含む例示的な需給計器のブロック図を示している。 例示的なセンサ装置の部分分解図を示している。 開口を貫通する導体を有するセンサ装置(組立状態で示す)の斜視図である。 本開示の一実施形態による、センサ装置により画定された開口の近接図を示している。 本開示の一実施形態による、センサ装置の筐体の組立を示している。 筐体の第1の部分および保持部分の1つの近接図を示している。 組み立てられたセンサ装置の近接図を示しており、保持部分に取り付けられたU字クリップを示している。 コイル(図2に示す)を第1の部分に結合するためのエポキシの層を有する筐体の第1の部分を表示している。 筐体から分離された基板およびコイルの斜視図である。 ボビンでのセンサ装置の部分断面図を示している。 2つの導体を測定する2つのセンサ装置を有する需給計器の破断図を示している。 3つの導体を測定する3つのセンサ装置を有する需給計器の破断図を示している。
以下の明細書および特許請求の範囲では、多くの用語が参照されており、それらは、以下の意味を有するように定義されるべきである。
単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「前記(the)」は、文脈上別様の記述が明らかにない限り複数の参照を含む。
「随意な」または「随意に」は、その後に説明する事象もしくは状況が生じ得もしくは生じ得ないことを意味し、その説明が、事象が生じる事例および事象が生じない事例を含むことを意味する。
明細書および特許請求の範囲を通して本明細書で使用する近似語は、関連する基本的な機能を変化させずに、変化することが許され得る任意の量的表現を修飾するために適用され得る。したがって、「約」および「実質的に」等の1つまたは複数の用語により修飾される値は、指定する厳密な値に限定されない。少なくとも幾つかの事例では、近似語は、その値を測定するための計器の精度に対応し得る。ここで、ならびに明細書および特許請求の範囲を通して、範囲の限定は、文脈上または文言上別様の記述がない限り、そのような範囲が特定され、その範囲に含まれる全ての副次的な範囲を含むように、組み合わされ、および/または相互交換されてもよい。
本明細書で説明するセンサシステムは、導体を通る電流を効率的に感知する。本明細書で説明する実施形態は、誘電体材料と接触して、導体を通る電流を感知するコイルを含むセンサを使用する。コイルおよび誘電体材料は、開口を通って導体を配置できるように開口の周りでドーナツ状に形成される。コイルと組み合わされた誘電体材料は、センサ装置が高い精度レベル(±0.2%)を達成するために製造プロセス中に1回の較正を必要とするように、センサ装置の精度を向上させる。しかし、この精度レベルは、導体に対して移動しないコイルに依存している。
コイルの運動を防止するために、センサ装置は筐体も含む。例示的な実施形態では、筐体は誘電体材料で作られる。他の実施形態では、筐体は誘電体材料を包む。筐体は、導体を開口内に摩擦嵌めで保持するためのスペーサと、センサ装置の回転を防止するための回転位置決め装置とを含む。スペーサは、コイルと導体の間での追加材料の配置を防止するために開口からずらして配置される。
例示的な実施形態では、筐体は、U字クリップにより結合される2つの部分を備える。筐体の2つの部分は、保持部分が凹んでおり、クリップに結合されるときにクリップが筐体の壁と面一になるように形成される。
筐体は、コイルを誘電体材料に結合するためのエポキシも含み、この場合、クリップは、エポキシが硬化する間にコイルを所定位置に保持するために使用される。筐体の2つの部分は、合決り継手で結合するように設計され、この場合、筐体の側面は重なり合い、接合部はS字形状を成す。合決り継手によって、筐体の側面は、アーク放電が移動するためのより長い経路を形成しながら、誘電体材料を一定の厚さに保つ。筐体のうち開口のコーナは、コイルと導体の間の誘電体材料の量を調節するために角度を付けられ、厚さが漸減している。
導体に対するコイルの運動を防止することによって、センサ装置の精度は、時間とともに変化しない。計器では、複数の導体および複数のセンサ装置が存在し、電磁場内での他の導体に対するセンサ装置の運動を防止し得、他のセンサ装置は、センサの精度が時間とともに変化することも防止する。
図1は、例示的なセンサ装置112を含む例示的な需給計器110のブロック図を示している。例示的な実施形態では、需給計器110は、センサ装置112と、導体114と、センサ装置112に結合された計器制御盤117とを含む。導体114には、バスバー、多重ストランドワイヤ、単一ストランドワイヤ、ケーブル、または電力源から電力ユーザに電気を送給するのに適した他の導体が含まれ得る。電力源には、非限定的に、電気系統、および/または、ガスタービンエンジン、水力タービン、風力タービン、ソーラパネル等の発電システム、および/または別の適した発電および/または送電システムが含まれ得る。電力源には、計器制御盤117と通信しているスマートグリッドも含まれ得る。ユーザには、非限定的に、居住ユーザ、商用ユーザ、および/または、任意のレベルの他の任意の電気ユーザが含まれ得る。センサ装置112は、導体114に結合されて、導体114を流れる電流を感知する。センサ装置112は、感知した電流を表す信号を計器制御盤117に提供する。センサ装置112から受信する信号に基づいて、計器制御盤117は、時間とともに導体114を通って電力源からユーザに送給される電気の量を求める。
電力源からユーザに送給された電気に課金され得るため、センサ装置112は、電力源の運用者によりユーザに送給された実質的に全ての電気ではなく、実質的に受け取られただけの電気についてユーザに請求することを確実にするために、非常に正確であることが望まれる。
この例示的な実施形態では、需給計器110は、導体115および116と、導体115に結合された別のセンサ装置112とをさらに含む。需給計器の他の実施形態では任意数(例えば、1つ、3つ、6つ等)の導体および/またはセンサ装置が使用されてもよいことを理解されたい。また、センサ装置112が、需給計器110内の使用だけに限定されず、発電用途、需給用途、自動車用途、機器用途、電気通信用途等、導体を通る電流を感知するための事実上任意の用途に利用されてもよいことを理解されたい。
図2は、例示的なセンサ装置112の部分分解図を示している。例示的な実施形態では、センサ装置112は、基板202と、基板202の周りに巻かれた複数の巻きを含むコイル204と、誘電体材料208とを含む。コイル204は、(例えば、サイズ、配向、および/または形状等により)導体114を内部に受容する構造とされる、内部に画定された開口210を含む。誘電体材料208は、コイル204に隣接し少なくとも部分的に開口210内に配置される。より具体的には、この実施形態では、誘電体材料208は、導体114が開口210を通って配置されるときに、少なくとも部分的にコイル204と導体114の間に配置される。
誘電体材料208は、各種の方法で構成された各種の特徴を有する1つまたは複数の誘電体材料を含み得る。誘電体材料208は、少なくとも1つの厚さを有し、各種の厚さを有してもよい。例示的な実施形態では、コイル204に隣接し少なくとも部分的に開口210内に配置された誘電体材料208は、約3.0ミリメートルの厚さを有する。また、同じ実施形態では、コイル204に隣接するが開口210に対向して配置された誘電体材料208は、約1.2ミリメートルの厚さを有する。誘電体材料208が、本明細書で説明するようにセンサ装置112が機能することを可能にする、1つまたは複数の任意の厚さを有してもよいことを理解されたい。一般的に、誘電体材料208の厚さは、誘電体材料208の誘電率、1つまたは複数の導体114、115および116(図1に示す)とコイル204の近接度、および/または、センサ装置の設置を目的とする環境で利用可能な空間等に少なくとも部分的に基づいて選択される。幾つかの実施形態の例では、誘電体材料208の厚さは、約1.0ミリメートル〜約3.0センチメートルの範囲でもよく、また他の実施形態ではそれよりも大きくてもよい。
例示的な実施形態では、誘電体材料208は、非限定的に、プラスチック材料、熱可塑性プラスチック材料、熱硬化性材料、セラミック材料、金属材料、木質材料、粘土材料、有機材料、それらの任意の混合物、および/または、本明細書で説明するように機能するのに適した他の材料等、複数の種類の材料の1つまたは複数から製作され得る。図2の例示的な実施形態では、誘電体材料208には、Valox(商標)の材料群による市販のPBT熱可塑性プラスチック材料が含まれる。各種の実施形態では、誘電体材料208には、非限定的に、Kapton(商標)テープ、フッ化ポリビニリデン(PVDF)材料、室温加硫シリコーン(RTV)ポリマー、Valox(商標)の材料群(例えば、Valox(商標)365またはValox(商標)V9561)による市販のPBT熱可塑性プラスチック材料、Rynite(商標)の材料群によるポリエチレンテレフタレート(PET)熱可塑性プラスチック材料、Ryton(商標)の材料群による市販のPPS熱可塑性プラスチック材料、Primef(商標)の材料群による市販のPPS熱可塑性プラスチック材料、Zytel(商標)、Stanyl(商標)、またはRTP(商標)の材料群による市販のナイロン熱可塑性プラスチック材料、LCP熱可塑性プラスチック材料(例えば、Sumitomo(商標)E5008LまたはE4008L材料)等の1つまたは複数が含まれる。1つまたは複数の種類の誘電体材料208は、誘電率、1つまたは複数の製造技術に対する適性、寸法安定性、コスト、成形性、作業性、剛性、および/または、1つまたは複数の材料の他の特徴に基づいて選択され得る。少なくとも1つの例では、誘電体材料208は、温度に対するその誘電率の変動性に少なくとも部分的に基づいて選択される。
図3は、開口210を貫通する導体114を有するセンサ装置112(組立状態で示す)の斜視図である。上述したように、センサ装置112は、導体114を通る電流を感知する。具体的には、電流が導体114を流れるときに、電流がコイル204(図2に示す)内に生じる。コイル204内に生じる電流の量は、導体114を流れる電流の量を表す。センサ装置112が導体114の周りに配置されるときに、コイル204は、導体114から距離を隔てられる。したがって、コイル204と導体114の間に容量が存在する。容量は、様々な動作電圧でのセンサ装置112の精度に影響を及ぼし得る。例示的な実施形態では、誘電体材料208は、コイル204と導体114の間に画定された空気ギャップ306の少なくとも一部分内に配置される。結果として、誘電体材料208は、コイル204と導体114を近接状態に留めることを可能にしながら、コイル204と導体114の間の容量の低下に影響を及ぼし、および/または容量の低下を容易にする。
容量の低下は、既知のロゴスキーコイルまたは他の空気ギャップコイルと比べて向上した精度で、センサ装置112が導体114を流れる電流を感知することを可能にする。より具体的には、コイル204と導体114の間を結合する容量を低下させることによって、動作電圧に対する感受性が低下する。結果として、高電流および低電流を含む様々な電流範囲全体の様々な動作電圧で、一定の電流感知がもたらされる。したがって、センサ装置112が需給計器110(図1に示す)内に含まれると、既知のセンサ装置の較正に必要とされる1つまたは複数のプロセスを省略し得る。具体的には、例示的な実施形態では、様々な動作電圧全体で電流を正確に検出するためのセンサ装置112の一定性によって、様々な電圧で使用するための複数の較正係数を必要とする既知の需給計器と比べて、計器制御盤117(図1に示す)が複数の動作電圧に対して1つだけの較正係数を使用することが可能となり得る。また、コイル204と導体114の間の容量の低下は、較正プロセスの軽減および/または簡素化のみならず、動作電圧/電流の範囲全体で少なくとも同じ精度により、または、しばしば向上した精度により、製造のコスト、リソース、および/または時間の軽減も容易にする。
時間の経過とともに、導体114を基準とするコイル204の運動は、センサ装置112の較正に影響を及ぼす。コイル204の運動を防止することによって、較正プロセス中に事前に計算された較正係数は、センサ装置112からの正確な読みを提供し続けることを確実にする。運動は、導体114に沿って横方向で導体114の周りにコイル204を回転運動させる運動であり得、またはセンサ装置112内でのコイル204自体の運動でさえあり得る。
図3に示すように、この例示的な実施形態では、センサ装置112は筐体312を含む。筐体312は、各種の材料から形成され得、および/または各種の製作プロセスにより形成され得る。例示的な実施形態では、筐体312は、(図2に示すように)誘電体材料208がコイル204の周りで開口210に対向して配置されるように、実質的に誘電体材料208だけを含む。したがって、三相の導体114、115、および116を有する需給計器110(図1に示す)内で使用されるときに、センサ装置112は、導体114の周りで少なくとも1つの他の導体115に近接して配置され(図1に示すように)、場合によっては導体116に近接して配置される。コイル204と導体114の間の相互作用と同様に、コイル204と導体115の間に容量が存在し、センサ装置112の精度に悪影響を及ぼし得、および/または精度を低下させ得る。開口210に対向する誘電体材料208の配置によって、誘電体材料208は、コイル204と隣の導体115の間に配置される。したがって、誘電体材料208は、さらにコイル204と導体115の間の容量を低下させるように設けられる。このようにして、センサ装置112は、複数の導体を有する需給計器110内で使用されるとき、および/または1つまたは複数の他の導体に近接して使用されるときに、既知の空気ギャップコイルと比べて精度を向上させ得る。
幾つかの実施形態では、筐体312は、誘電体材料208に加えて、非誘電体材料または異なる特徴を有する誘電体材料等の1つまたは複数の材料を含んでもよい。一実施形態では、筐体312は、誘電体材料208と、本明細書で説明するように機能することを可能にするように、コイル204に対する1つまたは複数の位置で誘電体材料208を支持するように設けられる添加材料とを含む。添加材料には、プラスチック材料、熱可塑性プラスチック材料、熱硬化性材料、セラミック材料、金属材料、木質材料、粘土材料、有機材料、それらの任意の混合物、および/または他の適した材料が含まれ得る。添加材料は、製造技術、寸法安定性、コスト、成形性、作業性、剛性、および/または材料の他の特徴等に基づいて選択され得る。そのような実施形態では、誘電体材料208が(添加材料と比べて)高コストの材料であるときに、添加材料を含むことによって、センサ装置112の全体コストを低下させ得る。さらに、1つまたは複数の添加材料は、誘電体材料208の支持、コイル204の保護および/または絶縁等の、1つまたは複数の追加機能を実行するために使用されてもよい。理解されるように、添加材料は、各種の実施形態では筐体312の一部として使用されてもよい。しかし、例示的な実施形態では、筐体312が実質的に誘電体材料208だけを含むので、添加材料は省略される。
筐体312は、誘電体材料から製作されてもよく、誘電体材料208および少なくとも1つの添加材料から一体に形成されてもよく、1つまたは複数の誘電体材料208および1つまたは複数の添加材料から別々に組み立てられてもよい。筐体312および/または誘電体材料208は、1つまたは複数の射出成形プロセスおよび/または他の適した製作プロセスにより製作され得る。例示的な実施形態では、筐体312は、筐体312を形成する構造とされた型内に誘電体材料208が注入される、単一の射出成形プロセスにより構成される。
代替的に、筐体312は、複数ステージの射出成形プロセスにより構成されてもよい。複数ステージのプロセスでは、初期の成形プロセスにより添加材料が特定の形状にかたどられる。その後、成形された添加材料が型内に配置され、誘電体材料208が型内に注入される。誘電体材料208は、誘電体材料208および添加材料から筐体312を形成するために、型および/または添加材料の間に画定された空隙内に流れ込む。各種の実施形態では、複数ステージの成形プロセスは、本明細書で説明するような所望の性能が得られるように、比較的高コストの誘電体材料をコイル204に対して特に配置することを可能にしながら、筐体312の他の部分を1つまたは複数の比較的低コストの材料から構成することを可能にする。
コイル204および/または導体114に対して全体または所望の配置に誘電体材料208を設けるための他の製作技術により筐体312を構成してもよいことを理解されたい。一例では、誘電体材料208は、添加材料とは別に構成され、その後に、筐体312を形成するように変形され、および/または添加材料と共に構成される。また別の例では、筐体312を形成するように、添加材料により形成された開口内に管状の誘電体材料が挿入されてもよい。
例示的な実施形態では、筐体312は、開口210を取り囲む1つまたは複数のスペーサ316を含む。(図3に示すように)導体114が開口210内に受容されると、筐体312と導体114の間に空気ギャップ306が形成される。同時に、スペーサ316と導体114の間に摩擦嵌めが形成される。スペーサ316は、オフセットリング308により開口210からずらされる。スペーサ316およびオフセットリング308は、誘電体材料208および/または別の材料を含んでもよい。スペーサ316が、各種の形式、形状、および/または配向の導体を受容するように、および/または導体に結合するように設計された各種の様々な形状で形成されてもよいことを理解されたい。例示的な実施形態では、スペーサ316は、湾曲点を有するクラッシュリブとして形作られる。クラッシュリブは、導体114上の圧力を維持して、導体114に対する筐体312の運動を防止する。導体114上の圧力を一定に留めることを確実にするために、オフセットリング308は、スペーサ316を補強し、上述したような剛性材料で形成される。オフセットリング308は、センサ装置が、導体114に接触し得る、計器110内の他の任意の物体から離れるように距離を隔てることも確実にする。導体114の電磁場は、導体が別の物体、特に電気を導くクリップ等の物体により接触されているときに変化する。センサ装置112を導体114に接触する他の物体からずらすことによって、センサ装置112は、より正確な読みを提供することができる。
筐体312は、少なくとも1つの回転位置決め装置320も含む。回転位置決め装置320は、導体114の周りでのコイル204の回転を防止する。導体114ならびに導体115および116に対するコイル204の配置は、センサ装置112が導体114を取り囲んでいるときに、センサ装置112の精度に影響を及ぼす。これらの導体により生じた電磁場内で回転するコイル204は、センサ装置112の較正、したがって精度に影響を及ぼす場合がある。コイル204の回転の可能性を防止するために、筐体312は、回転位置決め装置320を含む。回転位置決め装置320は、計器110内のコーナまたはリブに当たって配置されるときに回転運動を防止する。
図4は、本開示の一実施形態による、センサ装置112により画定された開口210の近接図を示している。オフセットリング308は、スペーサ316を開口210からずらす。オフセットリング308は、スペーサ316が、導体114に対するセンサ装置112の配置を維持しながら、導体114とコイル204の間で干渉しないことを可能にする。例示的な実施形態では、スペーサ316は、開口210の厚さの1/3よりも大きくは半径方向で開口210内に延びない。これによって、スペーサ316を構成する材料がコイル204と導体114の間で材料の大部分と干渉することが防止される。コイル204と導体114の間の材料の厚さがコイルの全周で一定であることを確実にすることによって、電磁場内の変動を防止し、したがって導体114を通る電流の読みの変動を防止する。少なくとも1つの実施形態では、オフセットリング308およびスペーサ316は、長方形状のバスバー導体と摩擦嵌めを形成する構造とされる。
図5は、本開示の一実施形態による、センサ装置112の筐体312の組立を示している。筐体312は、第1の部分505および第2の部分510を含む。第1の部分505は、基板202およびコイル204が実質的に内部に収容されるように、第2の部分510に取り外し可能に結合される。例示的な実施形態では、筐体312が組み立てられるときに、第1の部分505は、筐体312を形成するように、合決り主継手540および合決り副継手545で第2の部分510に結合される。他の実施形態では、第1の部分505および第2の部分510が、非限定的に、1つまたは複数の突合せ継手、ねじ継手、ヒンジ継手、タブ−スロット継ぎ、さねはぎ継ぎ、ファスナ等を含む、各種の様々な方法により結合されてもよいことを理解されたい。筐体312が概してドーナツ形状を有するが、収容体の他の実施形態が、基板202およびコイル204を少なくとも部分的に収容するようにサイズ決定され、および/または作用し、本明細書で説明するように誘電体材料208が機能することを可能にする、任意の形状および/またはサイズを画定してもよいことを理解されたい。
さらに、例示的な実施形態では、誘電体材料208の厚さは、筐体312の全体で変化する。第1の部分505と第2の部分510の間の各合決り継手540および545は、第1の部分505と第2の部分510の重なり部をもたらす。具体的には、この例示的な実施形態では、第1の部分505および第2の部分510のそれぞれは、開口210で約1.2ミリメートルの厚さを有する。第1の部分505と第2の部分510が組み立てられると、第1の部分505と第2の部分510は、(開口210に沿って)合決り主継手540で少なくとも部分的に重なり合って、約2.4ミリメートルの全体厚さを形成する。また、この例示的な実施形態では、第1の部分505および第2の部分510は、筐体312の外側の周りの全体厚さが(開口210に対向する)合決り副継手545で約1.2ミリメートル未満となる構造とされる。筐体312および/または誘電体材料208の1つまたは複数の様々な厚さをもたらすために、筐体312を形成する各種の方法が使用されてもよいことを理解されたい。例示的な実施形態では、合決り主継手540は、開口210の大部分に沿って延びる。これによって、コイル204と導体114の間の潜在的なアークのためのより長い経路がもたらされる。
他の各種の実施形態では、筐体312および/または誘電体材料208の厚さは、約0.5ミリメートル〜約3.0センチメートルでもよい。幾つかの実施形態では、筐体312および/または誘電体材料208の1つまたは複数の厚さは、約1.0ミリメートル〜6.0ミリメートルである。さらに、各種の実施形態では、筐体312および/または誘電体材料208の1つまたは複数の厚さは、約1.0ミリメートル〜4.0ミリメートルである。他の実施形態では、場合によっては組立/製作の方法、選択された誘電体材料の1つまたは複数の特徴、および/または1つまたは複数の所望の性能特徴に基づいて、筐体312および/または誘電体材料208が異なる厚さを有してもよいことを理解されたい。さらに、本開示の1つまたは複数の態様と合致して機能するようにコイル204に対して誘電体材料208を配置しながら、コイル204を少なくとも部分的に収容するために、筐体312の他の形状、サイズ、および/または継手が使用されてもよい。
第1の部分505および第2の部分510は、接続リング525、エッジベベル550、側壁530、および外壁535も含む。例示的な実施形態では、側壁530の厚さは、開口210に沿う第1の部分505と第2の部分510の組合せ厚さよりも小さい。第1の部分505と第2の部分510の両方の上の接続リング525は、第1の部分505の合決り主継手540と第2の部分510が接続する場所にある。接続リング525は、合決り主継手540での第1の部分505と第2の部分510の組合せ厚さと同じ厚さを有する。エッジベベル550は、接続リング525を側壁530に接続する。エッジベベル550が接続リング525から側壁530に至るにつれて、エッジベベル550の厚さは、緩やかに減少する。この場合、エッジベベル550の厚さは、接続リング525の厚さで始まり、側壁530の厚さまで緩やかに一定的に減少する。エッジベベル550の厚さの一定的な変化によって、電磁場内での誘電体材料208の量の急激な変化により生じ得る電磁場内の中断が防止される。
第1の部分505と第2の部分510が結合されると、合決り副継手545は、外壁535に沿って形成される。合決り副継手545は、第1の部分505と第2の部分510が結合されると、外壁535の周縁に延びる。合決り主継手540と合決り副継手545の両方は、第1の部分505と第2の部分510の間の隙間を保持する。例示的な実施形態では、この隙間は、0.003インチ〜0.005インチである。隙間は、コイル204が第1の部分505と第2の部分510の間に挟まれると形成される。コイル204および基板202は、第1の部分505と第2の部分510がコイル204および基板202の周りで結合されると、嵌合いにより上述の隙間が形成される一方で、筐体312がコイル204上の一定の圧力を維持し、さらに第1の部分505に対するコイル204の運動を防止するようにサイズ決定される。
例示的な実施形態では、コイル204は、例示的なロゴスキーコイルを含む。しかし、センサ装置112がロゴスキーコイル以外のコイルを含んでもよいことを理解されたい。さらに、本開示の態様は、本明細書に記述および図示するロゴスキーコイルとの使用だけに限定されない。
第1の部分505は保持部分515を含み、第2の部分510はU字クリップ520を含む。U字クリップ520および保持部分515は、第1の部分505を第2の部分510に取り付ける。
図6は、筐体312の第1の部分505および保持部分515の1つの近接図を示している。図7は、組み立てられたセンサ装置112の近接図を示しており、保持部分515に取り付けられたU字クリップ520を示している。例示的な実施形態では、外壁535は、U字クリップ520を受容するための凹んだ領域を含む。図7に示すように、U字クリップ520が保持部分515に結合されると、U字クリップ520および保持部分515は、外壁535を過ぎて延びない。U字クリップ520および保持部分515を外壁535と面一に保つ利点の1つによって、U字クリップ520が外部の物品に引っかかったり、折れたりすることが防止される。
図8は、コイル204(図2に示す)を第1の部分505に結合するためのエポキシ810の層を有する筐体312の第1の部分505を表示している。例示的な実施形態では、エポキシ810は、Plenox−Wells Electronic Material Co.,Ltdにより製造されたEpoxy Resin 6060RP−6等の高温エポキシである。高温エポキシは、時間の経過に伴うエポキシ810の高温腐食に抵抗するために使用される。センサ装置112の製造に際して、エポキシ810は、第1の部分505内に配置される。コイル204は、第1の部分505内でエポキシ810内に配置される。次いで、第2の部分510(図5に示す)は、コイル204がエポキシ810内にしっかりと押し込まれるように第1の部分505に結合される。エポキシ810は、第1の部分505とコイル204の間の空間を充填するように広がる。第1の部分505および第2の部分510は、エポキシ810がセットアップされ/固体まで硬化する間に、エポキシ810の加熱または特殊プロセスを必要とせずに保持力の役割を果たす。
図9は、図3に示す筐体312から分離された基板202およびコイル204の斜視図である。例示的な実施形態では、基板202は、6つのボビン902、904、906、908、910、および912(ボビン902〜912と総称する)を含む。各ボビン902〜912は、略円形の断面を有し、特に、コイル204を保持するフランジ914を両端に含む直円柱である。他の実施形態では、基板202は、異なる数、形状、および/またはサイズのボビンを有してもよい。例えば、基板202は、5つのボビン、8つのボビン、10のボビン、30のボビン、または別の奇数または偶数のボビンを含んでもよい。さらに、基板202は、異なる形状、および/または、卵形断面、楕円形断面、または長方形断面等を有するボビンを含んでもよい。また他の実施形態では、基板202は、フランジ914に加えて、またはフランジ914以外に、コイル204を支持する異なる構造を含んでもよい。少なくとも1つの実施形態では、コイル204は、基板202を省略するために十分剛性である。
例示的な実施形態では、ボビン902〜912は、ヒンジ継手916を介して互いに結合される。より具体的に、ボビン902および904は、それらの間の枢動を可能にするようにヒンジ結合される。各種の実施形態では、ボビン902〜912は、コイル204の効率的な巻付けを可能にするように線形に位置合せされてもよく、および/または、図9に示すような略円形状を成すように互いに対して枢着されてもよい。
基板202のボビン902〜912のそれぞれは、例えば、熱可塑性プラスチック材料、セラミック材料、木質材料、または他の種類の適した1つまたは複数の材料を含む、1つまたは複数の非磁性材料からボビン902〜912が構成されるような非磁性構造である。この例示的な実施形態では、ボビン902〜912のそれぞれは、場合によっては誘電体材料208と合致する、誘電体材料から製作される。非磁性基板202の使用によって、1つまたは複数の磁性コアを含む既知のセンサ装置に対するコスト削減が実現され得る。また、例示的な実施形態では、基板202は、嵩張る磁性コアを含む既知のセンサ装置と比べて、需給計器110内および/または計器制御盤117(両方を図1に示す)に対する取付けを向上するように形作られ、および/またはサイズ決定される。さらに、この例示的な実施形態では、ボビン902〜912は、筐体312とは別に形成される。しかし、センサ装置の他の実施形態では、ボビン902〜912が筐体312の1つまたは複数の部分と一体に形成されてもよく、および/または、その部分を形成してもよいことを理解されたい。
例示的な実施形態では、コイル204は、各ボビン902〜912に複数の巻きで巻かれる。より具体的には、例示的な実施形態では、コイル204は、コイル204が各ボビン902〜912上の複数の巻きによりボビン902からボビン912に巻かれ、次いで各ボビン902〜912上の追加の巻きによりボビン902に戻るように巻かれることを可能にする単一の磁性ワイヤを含む。他の実施形態では、ボビン902〜912上で他の様々な巻付けパターンを使用してもよいことを理解されたい。ボビン902〜912全体の上記巻付けパターンと合致して、コイル204の第1の端部および第2の端部は、ボビン902で終端する。
コイル204に加えて、例示的な実施形態では、1つまたは複数のシールドが基板202に適用される。具体的には、図10は、ボビン902でのセンサ装置112の部分断面図を示している。例示的な実施形態では、ボビン902は、第1のシールド1005および第2のシールド1010を含む。第1のシールド1005は、ボビン902とコイル204の間に配置される。第2のシールド1010は、コイル204が第1のシールド1005と第2のシールド1010の間に配置されるように、コイル204に隣接し第1のシールド1005とは反対側に配置される。各ボビン902〜912は、図10に示すような実質的に同じシールド−コイル−シールドパターンを含む。他の実施形態では、ボビン902〜912は、巻付けパターンがボビン毎に変化する巻付けパターンを含む、他の巻付けパターンを含んでもよい。
例示的な実施形態では、各シールド1005および1010は、ファラデーシールドをもたらす。より具体的には、この例示的な実施形態では、第1および第2のシールド1005および1010は、センサ装置112上の共通モードノイズの低減を容易にし、および/または高周波数ノイズフィルタリング用のローパスフィルタをもたらすために、ファラデーケージと実質的に合致するように挙動する。結果として第1および第2のシールド1005および1010は、電磁インターフェース(EMI)および/または電磁適合性(EMC)に関する1つまたは複数の工業規準の面での性能の向上を容易にする。
製作中、磁性ワイヤの複数の巻きは、各ボビン902〜912上にボビン902からボビン912に巻かれて、第1のシールド1005を形成する。次いで、コイル204は、上述したようにボビン902からボビン912に巻かれ、ボビン902に戻るように巻かれる。その後に、第1のシールド1005の磁性ワイヤは、各ボビン902〜912上の複数の巻きによりボビン912からボビン902に戻るように巻かれて、第2のシールド1010を形成する。したがって、例示的な実施形態では、第1のシールド1005および第2のシールド1010は、単一の磁性ワイヤから形成される。第1のシールド1005および第2のシールド1010が、非限定的に、銅、アルミニウム、または他の非鉄導電材料等の、任意の適した材料を含んでもよいことを理解されたい。より一般的に、遮蔽材料は、シート、テープ、ワイヤ、スプレー、および/または、ボビン902〜912がシールド1005および1010を含むことを可能にする他の任意の形態として形成されてもよい。したがって、シールド1005および/または1010の適用は、非限定的に、例えば、巻付け、重付け、および/またはスプレーにより形成されてもよい。各種の実施形態では、第1および第2のシールド1005および1010は、コイル204とは別に形成され、その後にコイル204に適用されてもよい。
図11は、2つの導体114および115を測定する2つのセンサ装置112を有する需給計器110の破断図である。計器筐体1105は、センサ装置112、ならびに導体114および115を収容する。各センサ装置112の各回転位置決め装置320は、対応するセンサ装置112の回転運動を防止するように、計器筐体1105のコーナに配置される。図12は、3つの導体114、115、および116を測定する3つのセンサ装置を有する需給計器110の破断図である。計器筐体1105は、3つのリブ1202、1204、および1206を含む。リブ1202、1204、および1206は、回転位置決め装置320に結合し、それによりセンサ装置の回転運動を防止する。しかし、センサ装置の他の実施形態では、回転位置決め装置320が、回転運動を防止するように他の態様で配置または使用されてもよいことを理解されたい。
上述した実施形態の1つまたは複数は、非常に正確なセンサ装置を提供する。より具体的には、本明細書で説明するセンサ装置、需給計器、および方法は、既知のコイルセンサに対して較正の必要性が少なく、動作範囲を拡張する非常に正確なセンサ装置を提供し得る。例えば、開示した誘電体材料は、コイルと1つまたは複数の導体の間の容量を低下させ得、それにより、電流および/または電圧の範囲全体で精度を向上させる。精度の向上は、製造中のより少ない較正プロセスにより実現され、製造のコストおよび/または時間を軽減し得る。別の例では、開示した遮蔽技術は、他の電子機器および/またはタンパ装置から発するEMIの阻止を向上させる。
上述した実施形態は、センサ装置が測定している導体に対するセンサ装置のコイルの運動を防止するためのシステムおよび方法を提供する。より具体的には、センサ装置は、需給計器内で使用されると、長い年月の期間に亘り、導体を通る電流を高精度で測定する。コイルの運動を防止することによって、センサ装置の較正は、長い年月に亘り同じであり、正確な計測を確実にする。
本発明の各種の実施形態の具体的な特徴を幾つかの図面に示し、他の図面に示していない場合もあるが、これは、便宜的な理由だけによる。本発明の原理に従えば、図面の任意の特徴は、他の任意の図面の任意の特徴と組み合わせて、参照され得および/または特許請求され得る。
この明細書は、ベストモードを含めて、本発明を開示するために、ならびに、任意の装置もしくはシステムの製作および使用、組み込まれた任意の方法の実施を含めて、当業者が本発明を実践することも可能にするために例示を用いている。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲により規定されており、当業者が思い付く他の例を含み得る。そのような他の例は、特許請求の範囲の文言とは相違しない構成要素を有する場合、または、特許請求の範囲の文言から実質的に相違しない均等な構成要素を含む場合、特許請求の範囲内であることが意図される。
110 需給計器、計器
112 センサ装置
114、115、116 導体
117 計器制御盤
202 基板
204 コイル
208 誘電体材料
210 開口
306 空気ギャップ
308 オフセットリング
312 筐体
316 スペーサ
320 回転位置決め装置
505 第1の部分
510 第2の部分
515 保持部分
520 U字クリップ
525 接続リング
530 側壁
535 外壁
540 合決り主継手、合決り継手
545 合決り副継手、合決り継手
550 エッジベベル
810 エポキシ
902、904、906、908、910、912 ボビン
914 フランジ
916 ヒンジ継手
1005 第1のシールド
1010 第2のシールド
1105 計器筐体
1202、1204、1206 リブ

Claims (15)

  1. 導体(114)内の電流を検出する際に使用するためのセンサ装置(112)であって、
    導体(114)を内部に受容する構造とされた開口(210)を画定する非磁性基板(202)と、
    前記基板(202)の少なくとも一部分の周りに巻かれた複数の巻きを備えるコイル(204)と、
    前記基板(202)およびコイル(204)を収容するための筐体(312)であって、前記筐体(312)が、
    誘電率を有する誘電体材料(208)であって、前記導体(114)が前記開口(210)を通って受容されるときに前記誘電体材料(208)が前記コイル(204)と前記導体(114)の間に配置されるように、前記コイル(204)に隣接し少なくとも部分的に前記開口(210)内に配置される誘電体材料(208)と、
    前記導体(114)に対する前記コイル(204)の配置を維持するのを容易にするように前記筐体(312)の前記開口(210)に結合される少なくとも1つのスペーサ(316)であって、前記スペーサ(316)のそれぞれが前記コイル(204)と前記導体(114)の間では半径方向に延びないように前記誘電体材料(208)からずらして配置される、少なくとも1つのスペーサ(316)と、
    を備える、筐体(312)と、
    を備えるセンサ装置(112)。
  2. 前記筐体(312)が、
    第1の部分(505)と、
    第2の部分(510)であって、前記第1の部分(505)に結合して前記コイル(204)を内部に収容し、前記第1の部分(505)と前記第2の部分(510)が重なり合って合決り継手(540)を形成する、第2の部分(510)と、
    をさらに備える、請求項1に記載のセンサ装置(112)。
  3. 前記第2の部分(510)が少なくとも1つのクリップ(520)を備え、前記第1の部分(505)が少なくとも1つの保持部分(515)を備え、前記少なくとも1つのクリップ(520)が、前記少なくとも1つの保持部分(515)に結合して前記第1の部分(505)を前記第2の部分(510)に結合し、前記第1の部分(505)が前記第2の部分(510)に結合されるときに、前記少なくとも1つのクリップ(520)が前記第1の部分(505)と面一になる、請求項2に記載のセンサ装置(112)。
  4. 前記筐体(312)が、エポキシ(810)であって、前記エポキシ(810)が前記コイル(204)を前記誘電体材料(208)に取り付けるように、前記誘電体材料(208)と前記コイル(204)の間に配置されるエポキシ(810)をさらに備える、請求項1に記載のセンサ装置(112)。
  5. 前記エポキシ(810)が、高温エポキシであり、室温で硬化可能である、請求項4に記載のセンサ装置(112)。
  6. 前記筐体(312)が、前記導体(114)の周りでの前記センサ装置(112)の回転を防止するように配置される少なくとも1つの回転位置決め装置(320)をさらに備える、請求項1に記載のセンサ装置(112)。
  7. 前記非磁性基板(202)が、前記開口を画定する複数のボビン(902)を備え、前記コイル(204)が、前記複数のボビン(902)のそれぞれの周りに巻かれた複数のコイル巻きを備える、請求項1に記載のセンサ装置(112)。
  8. 前記誘電体材料(208)が第1の側面(530)および第2の側面(540)を備え、前記第1の側面(530)が、前記開口(210)を画定し、前記導体(114)と前記コイル(204)の間に配置され、第1の厚さを有し、前記第2の側面(540)が、前記第1の側面(530)に垂直であり、第2の厚さを有し、前記第2の厚さが前記第1の厚さよりも小さく、前記第2の側面(540)が前記第1の側面をエッジ(550)に沿って取り付け、前記エッジ(550)が前記第1の側面(530)および前記第2の側面(540)に対して傾斜し、前記エッジ(550)がエッジ厚さを有し、前記エッジ厚さが前記第1の厚さと前記第2の厚さの間で変化する、請求項1に記載のセンサ装置(112)。
  9. 電気エネルギーを電力源からユーザに送給する際に使用するための需給計器(110)であって、
    少なくとも部分的に第1の導体(114)の周りに配置されて、前記第1の導体(114)を流れる電流を感知し、感知した前記電流を表す信号を出力する第1のセンサ装置(112)であって、前記第1のセンサ装置(112)が、
    前記第1の導体(114)を内部に受容する構造とされた開口(210)を画定する非磁性基板(202)と、
    前記基板(202)の少なくとも一部分の周りに巻かれた複数の巻きを備えるコイル(204)と、
    前記基板(202)およびコイル(204)を収容するための筐体(312)であって、前記筐体(312)が、
    誘電率を有する誘電体材料(208)であって、前記第1の導体(114)が前記開口(210)を通って受容されるときに前記誘電体材料(208)が前記コイル(204)と前記第1の導体(114)の間に配置されるように、前記コイル(204)に隣接し少なくとも部分的に前記開口(210)内に配置される誘電体材料(208)と、
    前記第1の導体(114)に対する前記コイル(204)の配置を維持するのを容易にするように前記筐体(312)の前記開口(210)に結合される少なくとも1つのスペーサ(316)であって、前記スペーサ(316)のそれぞれが前記コイル(204)と前記第1の導体(114)の間では半径方向に延びないように前記誘電体材料(208)からずらして配置される、少なくとも1つのスペーサ(316)と、
    を備える筐体(312)と、
    を備える第1のセンサ装置(112)と、
    前記第1のセンサ装置(112)と通信しており、感知した前記電流を表す前記信号を前記第1のセンサ装置(112)から受信し、時間とともに前記導体(114)を通って前記電力源から前記ユーザに送給される電気の量を求める計器制御盤(117)と、
    を備え、
    前記第1のセンサ装置(112)を電流範囲に亘って較正するための1つだけの較正係数を前記計器制御盤(117)が有するように、前記第1のセンサ装置(112)が前記第1の導体(114)に対して配置され、したがって前記第1のセンサ装置(112)の感受性が低下し、前記電流範囲が約0.2A〜約25,000Aの範囲である、需給計器(110)。
  10. 前記計器制御盤(117)と通信している第2のセンサ装置(112)をさらに備え、前記第2のセンサ装置(112)が少なくとも部分的に第2の導体(115)の周りに配置され、前記第1および第2のセンサ装置(112)のそれぞれを前記電流範囲に亘って較正するための1つだけの較正係数を前記計器制御盤(117)が有するように、前記第1のセンサ装置(112)が前記第2のセンサ装置(112)に対して配置され、したがって前記第1のセンサ装置(112)の前記感受性および前記第2のセンサ装置(112)の感受性が低下する、請求項9に記載の需給計器(110)。
  11. 前記計器制御盤(117)と通信している第3のセンサ装置(112)をさらに備え、前記第3のセンサ装置(112)が少なくとも部分的に第3の導体(116)の周りに配置され、前記第1、第2、および第3のセンサ装置(112)のそれぞれを前記電流範囲に亘って較正するための1つだけの較正係数を前記計器制御盤(117)が有するように、前記第1のセンサ装置(112)が前記第2のセンサ装置(112)および前記第3のセンサ装置(112)に対して配置され、したがって前記第1のセンサ装置(112)の前記感受性、前記第2のセンサ装置(112)の前記感受性、および前記第3のセンサ装置(112)の感受性が低下する、請求項10に記載の需給計器(110)。
  12. 前記筐体(312)が、
    第1の部分(505)と、
    第2の部分(510)であって、前記第1の部分(505)に結合して前記コイル(204)を内部に収容し、前記第1の部分(505)と前記第2の部分(510)が重なり合う、第2の部分(510)と、
    をさらに備える、請求項9に記載の需給計器(110)。
  13. 前記第2の部分(510)が少なくとも1つのクリップ(520)を備え、前記第1の部分(505)が少なくとも1つの保持部分(515)を備え、前記少なくとも1つのクリップ(520)が前記少なくとも1つの保持部分(515)に結合して前記第1の部分(505)を前記第2の部分(510)に結合し、前記第1の部分(505)が前記第2の部分(510)に結合されるときに前記少なくとも1つのクリップ(520)が前記第1の部分(505)と面一である、請求項12に記載の需給計器(110)。
  14. 前記筐体(312)が、エポキシ(810)であって、前記エポキシ(810)が前記コイル(204)を前記誘電体材料(208)に取り付けるように、前記誘電体材料(208)と前記コイル(204)の間に配置されるエポキシ(810)をさらに備える、請求項9に記載の需給計器(110)。
  15. 前記筐体(312)が、前記第1の導体(114)の周りでの前記センサ装置(112)の回転を防止するように配置される少なくとも1つの回転位置決め装置(308)をさらに備える、請求項9に記載の需給計器(110)。
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