JP2016038354A - 抗トロンボポエチン抗体の検出方法、免疫性血小板減少症の検出方法及びキット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】生体試料中の抗TPO抗体の検出方法であって、TPOと前記生体試料とを接触させる工程と、前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程と、を含み、前記TPOが哺乳動物細胞発現系で発現されたものである、検出方法;免疫性血小板減少症の検出方法;哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、生体試料中の抗TPO抗体を検出するためのキット;哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、免疫性血小板減少症を検出するためのキット。
【選択図】なし
Description
(1)生体試料中の抗TPO抗体の検出方法であって、TPOと前記生体試料とを接触させる工程と、前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程と、を含み、前記TPOが哺乳動物細胞発現系で発現されたものである、検出方法。
(2)前記検出が酵素結合免疫吸着法(ELISA法)により行われる、(1)に記載の検出方法。
(3)前記TPOを固相上に固定化させる工程と、前記生体試料を固相上の前記TPOと接触させる工程と、前記固相を洗浄する工程と、前記抗TPO抗体と固相上の前記TPOとの結合を検出する工程と、を含み、前記固定化させる工程が、30〜40℃で行われる、(2)に記載の検出方法。
(4)前記検出が免疫沈降法により行われる、(1)に記載の検出方法。
(5)前記抗TPO抗体がTPOに対する中和抗体であり、前記TPOと前記生体試料とを接触させる工程が、前記生体試料及び抗TPO抗体を含まない陰性対照にTPOを添加することにより行われ、
前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程が、TPOが添加された前記生体試料又はTPOが添加された前記陰性対照の存在下で巨核芽球細胞をインキュベートし、インキュベート後の前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化を定量することにより行われ、
TPOが添加された前記生体試料の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルが、TPOが添加された前記陰性対照の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルと比較して少ないことが、前記生体試料中に抗TPO抗体が存在することを示す、(1)に記載の検出方法。
(6)前記生体試料が血漿、血清又は血漿若しくは血清から精製されたIgGである、(1)〜(5)のいずれかに記載の検出方法。
(7)(1)〜(6)のいずれかに記載の検出方法により検出された抗TPO抗体の量を指標とする、免疫性血小板減少症の検出方法。
(8)生体試料中の抗TPO抗体を検出するためのキットであって、哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、キット。
(9)免疫性血小板減少症を検出するためのキットであって、哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、キット。
1実施形態において、本発明は、生体試料中の抗TPO抗体の検出方法であって、TPOと前記生体試料とを接触させる工程と、前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程と、を含み、前記TPOが哺乳動物細胞発現系で発現されたものである、検出方法を提供する。
1実施形態において、生体試料中の抗TPO抗体の検出は、酵素結合免疫吸着法(ELISA法)により行われてもよい。図1は、本実施形態に係る抗TPO抗体の検出方法を説明する図である。図1に示すように、本実施形態に係る検出方法は、TPOを固相上に固定化させる工程と、生体試料を固相上のTPOと接触させる工程と、固相を洗浄する工程と、抗TPO抗体と固相上のTPOとの結合を検出する工程と、を含む。以下、図1を参照しながら説明する。
TPOを固相上に固定化させる工程において、固相上にTPO10を固定化する。TPO10は、哺乳動物細胞発現系で発現されたものである必要があり、ヒトTPOであることが好ましい。哺乳動物細胞発現系で発現されたヒトTPOとしては、市販されたものを使用することができる。あるいは、ヒトTPO遺伝子が組み込まれた発現ベクターを哺乳動物細胞内で発現させ、当該哺乳動物細胞の培養物からヒトTPOを精製して使用してもよい。哺乳動物細胞としては、ヒト細胞株、サル細胞株、げっ歯類細胞株等が挙げられ、より具体的には、HeLa細胞株、Cos細胞株、Vero細胞株、CHO細胞株、BHK細胞株、NIH3T3細胞株等が挙げられる。
生体試料としては、被検者の血漿、血清又は血漿若しくは血清から精製されたIgGが挙げられる。本工程においては、固相上に固定化されたTPO10と生体試料とを接触させる。本工程は、例えば、TPOが固定化されたELISAプレートのウェルに生体試料を添加してインキュベートすることにより行うことができる。
続いて、固相の表面を洗浄する。これにより、固相上に固定化されたTPO10と結合した抗TPO抗体20以外の物質を除去することができる。固相の洗浄は、例えば、界面活性剤を含むバッファーで固相表面を洗い流すことにより行うことができる。バッファーとしては、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)等が挙げられる。また、界面活性剤としては、ポリオキシエチレンモノラウレート(Tween20)等が挙げられる。
続いて、固相上に固定化されたTPO10と結合した抗TPO抗体20を検出する。生体試料がヒト由来である場合には、抗TPO抗体20はIgG型であると考えられるため、例えば、酵素標識された抗ヒトIgG抗体30を反応させ、続いて、当該酵素35の基質を反応させて発色物質40等を生成することにより、抗TPO抗体を検出することができる。あるいは、酵素標識ではなく蛍光標識された抗ヒトIgG抗体を反応させ、当該蛍光の強度を測定することによって抗TPO抗体を検出してもよい。本実施形態の検出方法により、生体試料中の抗TPO抗体の検出を定量的に行うこともできる。
1実施形態において、生体試料中の抗TPO抗体の検出は、免疫沈降法により行われてもよい。
本実施形態の検出方法の概要は次の通りである。まず、ほとんどの哺乳動物由来のIgG抗体と結合することが知られている、プロテインG、プロテインA等のタンパク質が表面に結合された免疫沈降用ビーズを、生体試料と接触させ、ビーズの表面に、生体試料中の抗TPO抗体を含むIgG抗体を結合させる。本実施形態の検出方法に好適な生体試料としては、被検者の血漿、血清又は血漿若しくは血清から精製されたIgGが挙げられる。
次に、上記のビーズにTPOを接触させる。TPOは、哺乳動物細胞発現系で発現されたものである必要があり、ヒトTPOであることが好ましい。後述するように、哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを使用することにより、格段に検出感度が向上する。TPOとしては、上述したELISA法による検出方法におけるものと同様のものを使用することができる。この工程において、ビーズの表面に抗TPO抗体が結合していた場合には、当該抗TPO抗体を介してTPOがビーズに結合する。
続いて、ビーズに結合したTPOを検出する。この工程は、例えばウエスタンブロット法により行うことができる。より具体的には、遠心分離により回収したビーズ(免疫沈降物)をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動した後、膜に転写し、当該膜を抗ヒトTPO抗体で染色することにより、ビーズに結合したTPOを検出することができる。
1実施形態において、本発明は、前記抗TPO抗体がTPOに対する中和抗体であり、前記TPOと前記生体試料とを接触させる工程が、前記生体試料及び抗TPO抗体を含まない陰性対照にTPOを添加することにより行われ、
前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程が、TPOが添加された前記生体試料又はTPOが添加された前記陰性対照の存在下で巨核芽球細胞をインキュベートし、インキュベート後の前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化を定量することにより行われ、
TPOが添加された前記生体試料の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルが、TPOが添加された前記陰性対照の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルと比較して少ないことが、前記生体試料中に抗TPO抗体が存在することを示す、生体試料中の抗TPO抗体(TPOに対する中和抗体)の検出方法を提供する。
前記生体試料及びTPOに対する中和抗体を含まない陰性対照にTPOを添加する工程と、
TPOが添加された前記生体試料又はTPOが添加された前記陰性対照の存在下で巨核芽球細胞をインキュベートする工程と、
インキュベート後の前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化を定量する工程と、を含み、
TPOが添加された前記生体試料の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルが、TPOが添加された前記陰性対照の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルと比較して少ないことが、前記生体試料中にTPOに対する中和抗体が存在することを示し、
前記TPOが哺乳動物細胞発現系で発現されたものである、検出方法を提供する。
1実施形態において、本発明は、上述したいずれかの検出方法により検出された抗TPO抗体の量を指標とする、免疫性血小板減少症(ITP)の検出方法を提供する。
1実施形態において、本発明は、生体試料中の抗TPO抗体を検出するためのキットであって、哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、キットを提供する。
1実施形態において、本発明は、免疫性血小板減少症(ITP)を検出するためのキットであって、哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、キットを提供する。
(抗原の固相化)
96ウェルELISAプレート(SUMILON、住友ベークライト社、型番「MS−8596F」)に、リコンビナントヒトTPO(rhTPO)(R&D社)を加え固相化した。rhTPOとしては、バキュロウイルス発現系で発現されたrhTPO又はマウスミエローマ細胞発現系で発現されたrhTPOを用いた。リン酸緩衝生理食塩水(PBS)でそれぞれ最終濃度を500ng/mLに調整して、1ウェルに50μLずつ分注した。ELISAプレートを37℃で2時間インキュベート(静置)して、rhTPOを固相化した。なお、上記の96ウェルELISAプレートは、固相の表面に、−CHOH基及び>C=O基が導入されたものであった。
2時間後、0.05%ポリオキシエチレンモノラウレート(Tween20)含有のPBS(PBS−T)を150μL/ウェルずつ添加して捨てる操作により、rhTPOを固相化したELISAプレートを2回洗浄した。
1%ウシ血清由来アルブミン(BSA)含有PBSを100μL/ウェルずつ添加し、室温で1時間静置してブロッキング反応を行った。
生体試料(サンプル)として、100倍希釈した、健常人の血漿又はITP患者の血漿を100μLずつウェルに入れて、室温で90分間静置した。血漿の希釈には0.1%BSA含有PBSを使用した。また、検量線用検体として、抗TPO抗体高力価プール血漿を希釈して用いた。希釈系列は、62.5、125、250、500、1000、2000、4000倍希釈の7系列とした。
サンプルの血漿を90分間反応させた後、PBS−T 150μLで6回洗浄した。
二次抗体として、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)標識ヤギ抗ヒトIgG抗体(Cappel社)をPBS−Tで2500倍希釈したものを使用し、室温で1時間反応させた。
二次反応後、PBS−T 150μLで6回洗浄し、更にPBS 150μLで1回洗浄した。
3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(TMB)発色液(Sigma社)を各ウェルに加え、30分から40分遮光して発色させた。1N硫酸で反応を止め、プレートリーダー(バイオ・ラッド社、商品名「iMark」)を用いて波長450nm(参照波長540nm)の吸光を測定した。抗TPO抗体高力価の血漿検体の希釈系列から検量線を4係数Logistic解析により作成し、ユニット換算することで測定間の数値的な比較を可能にした。
(抗原の固相化)
96ウェルELISAプレート(SUMILON、住友ベークライト社、型番MS−8596F)に、リコンビナントヒトTPO(rhTPO)(R&D社)を加え、4℃で終夜又は37℃で2時間インキュベートすることにより固相化した。rhTPOとしては、バキュロウイルス発現系で発現されたrhTPO又はマウスミエローマ細胞発現系で発現されたrhTPOを用いた。リン酸緩衝生理食塩水(PBS)でそれぞれ最終濃度を500ng/mLに調整して、1ウェルに50μLずつ分注した。
2時間後、0.05%ポリオキシエチレンモノラウレート(Tween20)含有のPBS(PBS−T)を150μL/ウェルずつ添加して捨てる操作により、rhTPOを固相化したELISAプレートを2回洗浄した。
1%ウシ血清由来アルブミン(BSA)含有PBSを100μL/ウェルずつ添加し、室温で1時間静置してブロッキング反応を行った。
生体試料(サンプル)として、100倍希釈した、ITP患者(n=20)の血漿を100μLずつウェルに入れて、室温で90分間静置した。血漿の希釈には0.1%BSA含有PBSを使用した。
サンプルの血漿を90分間反応させた後、PBS−T 150μLで6回洗浄した。
二次抗体として、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)標識ヤギ抗ヒトIgG抗体(Cappel社)をPBS−Tで2500倍希釈したものを使用し、室温で1時間反応させた。
二次反応後、PBS−T 150μLで6回洗浄し、更にPBS 150μLで1回洗浄した。
3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(TMB)発色液(Sigma社)を各ウェルに加え、30分から40分遮光して発色させた。1N硫酸で反応を止め、プレートリーダー(バイオ・ラッド社、商品名「iMark」)を用いて波長450nm(参照波長540nm)の吸光を測定した。
ELISA法により血漿中に抗TPO抗体が検出されたITP患者(陽性)、及びELISA法により血漿中に抗TPO抗体が検出されなかったITP患者(陰性)について、血液中の巨核球の数を測定し、巨核球数が減少した患者数、及び巨核球数が正常又は増加した患者数を求めた。結果を下記表1に示す。
免疫沈降法(免疫沈降−ウエスタンブロット法)により血漿サンプル中の抗TPO抗体を検出した。
500μLのIPPバッファー(10mM Tris−HCl、500mM NaCl、0.1%Nonidet P−40、pH8.0)中で、免疫沈降用ビーズ(商品名「Protein G Sephasose 4 Fast Flow」、GEヘルスケア社)に、サンプルとして、健常人の血漿10μL又はITP患者の血漿10μLを添加して混合し、4℃で終夜又は室温で2時間反応させた。陽性対照には、抗TPO抗体高力価の血漿サンプルを用いた。
続いて、血漿と反応させた免疫沈降用ビーズを、500μLのIPPバッファーで3回洗浄した。
抗原として、バキュロウイルス発現系で発現されたrhTPO又はマウスミエローマ細胞発現系で発現されたrhTPO(いずれもR&D社)を用いた。各rhTPOを、NET−2バッファー(50mM Tris−HCl、150mM NaCl、0.05%Nonidet P−40、pH7.4)で最終濃度50ng/mLに希釈した。これらのrhTPOを、血漿と反応後の免疫沈降用ビーズに加え、室温で2時間反応させた。
続いて、rhTPOと反応後の免疫沈降用ビーズを、NET−2バッファーで5回洗浄した。
ウエスタンブロット法により、免疫沈降物を解析した。具体的には、免疫沈降物をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動した後、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)膜に転写した。続いて、一次抗体としてヤギ抗ヒトTPO抗体(R&D社)を用い、二次抗体としてHRP標識抗ヤギIgG抗体を用い、化学的に発色させて抗TPO抗体を検出した。
ヒト巨核芽球細胞株であるUT−7/TPO細胞は、c−Mplが高発現し、TPO依存性に増殖する細胞である。TPO/c−Mplの下流には、p44/42MAPKシグナル伝達経路が存在する。
血漿サンプルとして、ELISA法による検出で抗TPO抗体陽性であったITP患者の血漿、ELISA法による検出で抗TPO抗体陰性であったITP患者の血漿、健常人の血漿を使用した。また、陽性対照として、抗TPO抗体(R&D社)を使用し、陰性対照としてPBSを使用した。
上記の培地にUT−7/TPO細胞を1×105個ずつ添加し、CO2インキュベーター内で37℃で30分反応させた。その後、細胞を1500rpmで10分間遠心して回収した。続いて回収した細胞から細胞抽出物を調製した。
ウエスタンブロット法により細胞抽出物を解析し、MAPKリン酸化を検出した。具体的には、免疫沈降物をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動した後、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)膜に転写した。続いて、一次抗体としてリン酸化p44/42MAPK(Erk1/2)(Thr202/Tyr204)抗体、又は抗p44/42MAPK抗体(いずれもCell Signaling technology社)を用い、二次抗体としてHRP標識抗ウサギIgG抗体を用い、化学的に発色させてバンドを検出した。
Claims (9)
- 生体試料中の抗トロンボポエチン(TPO)抗体の検出方法であって、
TPOと前記生体試料とを接触させる工程と、
前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程と、を含み、
前記TPOが哺乳動物細胞発現系で発現されたものである、検出方法。 - 前記検出が酵素結合免疫吸着法(ELISA法)により行われる、請求項1に記載の検出方法。
- 前記TPOを固相上に固定化させる工程と、
前記生体試料を固相上の前記TPOと接触させる工程と、
前記固相を洗浄する工程と、
前記抗TPO抗体と固相上の前記TPOとの結合を検出する工程と、
を含み、前記固定化させる工程が、30〜40℃で行われる、請求項2に記載の検出方法。 - 前記検出が免疫沈降法により行われる、請求項1に記載の検出方法。
- 前記抗TPO抗体がTPOに対する中和抗体であり、
前記TPOと前記生体試料とを接触させる工程が、前記生体試料及び抗TPO抗体を含まない陰性対照にTPOを添加することにより行われ、
前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程が、TPOが添加された前記生体試料又はTPOが添加された前記陰性対照の存在下で巨核芽球細胞をインキュベートし、インキュベート後の前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化を定量することにより行われ、
TPOが添加された前記生体試料の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルが、TPOが添加された前記陰性対照の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルと比較して少ないことが、前記生体試料中に抗TPO抗体が存在することを示す、請求項1に記載の検出方法。 - 前記生体試料が血漿、血清又は血漿若しくは血清から精製されたIgGである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の検出方法。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の検出方法により検出された抗TPO抗体の量を指標とする、免疫性血小板減少症の検出方法。
- 生体試料中の抗TPO抗体を検出するためのキットであって、哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、キット。
- 免疫性血小板減少症を検出するためのキットであって、哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、キット。
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