JP2016036933A - 紫外線硬化インクの印刷方法 - Google Patents

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英史 友延
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Abstract

【課題】硬化時間を含めた紫外線硬化インクの印刷時間を短くすることができる紫外線硬化インクの印刷方法を提供する。
【解決手段】複数色の紫外線硬化インクを噴射するヘッドをそれぞれ備えたマルチパス方式のインクジェットプリンタ10を用いた紫外線硬化インクの印刷方法であって、パス毎に、第1ヘッドからベース色(ホワイト)の紫外線硬化インクを噴射すると共にインクジェットプリンタ10に組み込んだ第1の紫外線光源を用いて、印刷したベース色の紫外線硬化インクに紫外線を照射する下塗り工程(S1〜S2)と、パス毎に、第2ヘッドからのベース色と同じ色の紫外線硬化インクと第3ヘッドからのベース色とは異なる色の紫外線硬化インクとを、印刷したベース色の紫外線硬化インク上に噴射すると共に、第1の紫外線光源を用いて、印刷した複数色の紫外線硬化インクに紫外線を照射する上塗り工程とを有する(S3〜S4)。
【選択図】図1

Description

本発明は、紫外線硬化インクの印刷方法に関する。
紫外線(以降、UV)硬化インクを、インクジェット印刷方式を用いて印刷する紫外線硬化インクの印刷方法が知られている。
特開2012−240290号公報
ところで、車両には、サンバイザが備えられており、このサンバイザは、ドライバの目につきやすい位置に取り付けられていることから、注意事項等を記載したコーションラベルが印刷されている。このようなコーションラベルは、各国法規、言語等により種類があり、サンバイザの仕様(例えば、車種、内装色、ランプの有無、バニティーミラーの有無など)との組み合わせにより、多数のサンバイザの種類が必要であり、車両の生産ラインには、多数の種類のコーションラベルを印刷したサンバイザを多数在庫として用意する必要があった。そのため、在庫品の置き場の確保、取り付け作業に必要なサンバイザの移動や序列作業等が必要となり、コスト悪化の要因となっていた。
そこで、上述したインクジェット印刷方式を用い、サンバイザにコーションラベルを印刷して、生産ラインに随時供給することが考えられるが、UV硬化インクを用いたインクジェット印刷方式は、通常、マルチパス方式の印刷であり、プリンタ組み込みのUVランプのUV照射による硬化時間も必要であるため、印刷時間がかかり、ラインタクトに合わせて、所望の工程作業時間内に入れることは難しかった。
ここで、マルチパス方式の印刷とは、印刷ヘッドの印刷幅を複数に分割し、分割した幅ずつ印刷ヘッド(又は、被印刷物)をずらしながら、分割した数の印刷走査を繰り返すことにより、分割した幅ずつ、印刷を順次完成させる方式のことである。UV硬化インクを用いたインクジェット印刷方式では、通常、8パス以上の印刷が行われているが、8パスの場合には、印刷ヘッドの印刷幅Wを8つに分割し、W/8ずつ印刷ヘッド(又は、被印刷物)をずらしながら、8回の印刷走査及びUV照射を繰り返すことにより、W/8ずつ、印刷を順次完成させることになる。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、硬化時間を含めた紫外線硬化インクの印刷時間を短くすることができる紫外線硬化インクの印刷方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法は、
複数色の紫外線硬化インクを噴射するヘッドをそれぞれ備えたマルチパス方式のインクジェットプリンタを用いた紫外線硬化インクの印刷方法であって、
前記複数のヘッドの内、第1ヘッドから印刷領域の下地となるベース色の紫外線硬化インクを噴射するようインクをセットする第1インクセット工程と、
前記複数のヘッドの内、前記第1ヘッドとは異なる第2ヘッドから前記ベース色と同じ色の紫外線硬化インクを噴射するようインクをセットする第2インクセット工程と、
前記複数のヘッドの内、前記第1及び第2ヘッドとは異なる第3ヘッドから前記ベース色とは異なる色の紫外線硬化インクを噴射するようインクをセットする第3インクセット工程と、
パス毎に、前記第1ヘッドから前記ベース色の紫外線硬化インクを噴射すると共に前記インクジェットプリンタに組み込んだ第1の紫外線光源を用いて、印刷した前記ベース色の紫外線硬化インクに紫外線を照射する下塗り工程と、
パス毎に、前記第2ヘッドからの前記ベース色と同じ色の紫外線硬化インクと前記第3ヘッドからの前記ベース色とは異なる色の紫外線硬化インクとを、印刷した前記ベース色の紫外線硬化インク上に噴射すると共に、前記第1の紫外線光源を用いて、印刷した前記複数色の紫外線硬化インクに紫外線を照射する上塗り工程とを有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法は、
上記第1の発明に記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
前記上塗り工程の後、前記第1の紫外線光源とは異なる第2の紫外線光源を用いて、印刷した前記複数色の紫外線硬化インクへ紫外線照射を追加する追照射工程を更に有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法は、
上記第2の発明に記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
前記第2の紫外線光源による紫外線照射の積算光量を、前記第1の紫外線光源による紫外線照射の積算光量より大きくする
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法は、
上記第2又は第3の発明に記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
前記第2の紫外線光源での紫外線の波長を395nm以上とする
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法は、
上記第1から第4の発明のいずれか1つに記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
前記第1の紫外線光源による紫外線照射の積算光量は、前記紫外線硬化インクの硬化を完了するために要求される積算光量として予め定められた要求閾値より少ない
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法は、
上記第1から第5の発明のいずれか1つに記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
被印刷物は、車両のサンバイザである
ことを特徴とする。
本発明によれば、ベース色の紫外線硬化インクを用いた下塗り工程と、ベース色と同じ色の紫外線硬化インクを含む複数色の紫外線硬化インクを用いた上塗り工程とを有し、ベース色の紫外線硬化インクを下塗り工程と上塗り工程に分けて印刷するので、硬化性、付着性を損なうことなく、硬化時間を含めた紫外線硬化インクの印刷時間を短くすることができる。
本発明をサンバイザのラベル印刷に用いる場合には、製造ラインのラインタクトに合わせて、所望の工程作業時間内に入れることができ、必要なとき、必要な数を製造ラインへ提供できるので、サンバイザの在庫数を減らすことができる。
本発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法で使用するインクジェットプリンタのヘッド部を説明する図である。 本発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法で使用するマルチパス印刷を説明する図である。
以下、図1〜図3を参照して、本発明に係る紫外線硬化インクの印刷方法を説明する。
(実施例1)
図1は、本実施例の紫外線硬化インクの印刷方法を説明するフローチャートである。又、図2は、本実施例の紫外線硬化インクの印刷方法で使用するインクジェットプリンタのヘッド部を説明する図であり、図3は、本実施例の紫外線硬化インクの印刷方法で使用するマルチパス印刷を説明する図である。
本実施例では、UV硬化インクを用いて被印刷物に印刷を行うと共に、印刷したUV硬化インクにUVを照射するインクジェットプリンタ10と、インクジェットプリンタ10での印刷及びUV照射の終了後に、被印刷物に更にUV照射を追加するUV照射器20(第2の紫外線光源)とを用いている。
インクジェットプリンタ10は、図2に示すヘッド部40を有しており、このヘッド部40は、ベース色となるホワイト(白)のUV硬化インクを噴射する第1のホワイトヘッド41(第1ヘッド)と、ブラック(黒)のUV硬化インクを噴射するブラックヘッド42(第3ヘッド)と、イエロー(黄)のUV硬化インクを噴射するイエローヘッド43(他の第3ヘッド)と、ホワイト(白)のUV硬化インクを噴射する第2のホワイトヘッド44(第2ヘッド)と、マゼンダ(赤)のUV硬化インクを噴射するマゼンダヘッド45(他の第3ヘッド)と、印刷したこれらのUV硬化インクにUVを照射するUVランプ46(第1の紫外線光源)とを有している。
このように、ヘッド部40は、多色のUV硬化インクを噴射可能な構成となっており、ヘッド部40の移動方向Dh(副走査方向)に沿って、第1のホワイトヘッド41、ブラックヘッド42、イエローヘッド43、第2のホワイトヘッド44及びマゼンダヘッド45が順次配置されると共に、それらの端部にUVランプ46が配置されている。
第1のホワイトヘッド41はベース色となるホワイトのUV硬化インクを噴射するので、ブラックヘッド42、イエローヘッド43、第2のホワイトヘッド44及びマゼンダヘッド45より手前側(後述の送り方向Dfの先頭側)に配置されており、常に、ベース色となるホワイトのUV硬化インクを噴射した後、ベースとなるホワイト上に、他の色のUV硬化インクを噴射して、多色の印刷を行うようにしている。
又、インクジェットプリンタ10は、マルチパス方式の印刷を実施可能な構成となっている。但し、通常、UV硬化インクを用いたインクジェットプリンタでは、その硬化に必要なパス数として、8パス以上で印刷が行われているが、本実施例では、それより少ないパス数で印刷を行っている。
ここでは、図3に示すように、通常の半分の4パスで印刷を行っており、ヘッド40の印刷幅Wを4つに分割し、被印刷物であるサンバイザ30をW/4ずつ送り方向Df(主走査方向)にずらしながら、4回の印刷走査及びUV照射を繰り返すことにより、W/4ずつ、印刷を順次完成させている。ここで、実線で示すヘッド40は、現在のヘッド位置であり、点線で示すヘッド40は、前回のヘッド位置である。なお、ここでは、サンバイザ30を主走査方向に移動するようにしているが、逆に、サンバイザ30の位置を固定し、ヘッド40を主走査方向に移動するようにしても良い。
このように、通常より少ないパス数で印刷を行うことにより、UV硬化インクの印刷時間を短くすることができる。
しかしながら、通常より少ないパス数で印刷を行う場合には、UVの照射回数もパス数の減少と共に少なくなるので、UVランプ46から照射するUVの積算光量が足りなくなっている。つまり、UVランプ46でのUV照射の積算光量が、UV硬化インクの硬化を完了するために要求される積算光量として予め定められた要求閾値より少なくなっている。そのため、UV硬化インクが未硬化となり、印刷付着性を確保できないおそれがある。
そこで、本実施例では、下記表1に示す組成のベース色(ホワイト)のUV硬化インクのインク濃度を落として、実質的に噴射されるインク量(噴射量)を減らすことにより、UVの積算光量が少ない状態でも、そのUV硬化インクの硬化性を落とさないようにして、印刷付着性を維持している。この際、ベース色(ホワイト)のUV硬化インクのインク濃度を、インクジェットプリンタ10での濃度設定により、ソフトウェア的に濃度を75%〜85%へ落とすことにより、実質的な噴射量を減らしている。
Figure 2016036933
但し、ベース色(ホワイト)のUV硬化インクのインク濃度(噴射量)を落とすと、ベース色(ホワイト)が薄くなり、サンバイザ30の表皮の色が透けて見えるおそれがある。
そのため、本実施例では、通常はシアンが配置されているヘッドに、上述した第2のホワイトヘッド44を設け、ブラックヘッド42、イエローヘッド43、第2のホワイトヘッド44及びマゼンダヘッド45による通常の濃度(噴射量)のブラック、イエロー、ホワイト及びマゼンダを、ベース色(ホワイト)上に重ねて印刷するようにしている。このようにすることにより、サンバイザ30の表皮の色が透けて見えないようにしている。
加えて、インクジェットプリンタ10での印刷及びUV照射後に、UVランプ46とは異なるUV照射器20により、サンバイザ30にUV照射を追加するようにしている。このUV照射器20でのUV照射の積算光量は、インクジェットプリンタ10のUVランプ46でのUV照射の積算光量より多くするようにしており、これにより、UV硬化インクの硬化性を向上させている。
8パス(720×600dpi)での積算光量は552mj/cm2であり、8パス以上の場合には、要求閾値(UV硬化インクの硬化を完了するために要求される積算光量)を超えており、UV硬化インクは十分に硬化する。一方、上述した4パス(720×600dpi)での積算光量は276mj/cm2であり、この積算光量は、要求閾値より少なく、不十分である。UV照射器20での積算光量は、その5.5倍の1518mj/cm2を超えることが望ましく、ここでは、2000mj/cm2としている。これは、UVランプ46でのUV照射がパス毎(印刷毎)に行われるのに対して、UV照射器20でのUV照射は、UV硬化インクが複数積層された後に行われるためであり、積層されたUV硬化インクを硬化させるため、より多くの積算光量が必要となっている。
この際、表2に示す試験結果に基づいて、UV照射器20でのUVの波長を395nm以上としている。このように395nm以上の波長のUVを照射することにより、UV硬化インクの硬化性を更に向上させている。
Figure 2016036933
表2に示す試験では、3種類の加工(加工A、B、C)を施した表皮に対して、所定のUV硬化インクを用い、2種類の印刷ラベル(種類A、B)をインクジェットプリンタ10で印刷及びUV照射を行った後、積算光量を全て同一とし、波長のみの条件を変えて、UV照射器20でUV照射を行ったテストピースの付着性を評価している。付着性評価は、「JIS K 5600−5−6」に基づいて、はく離の程度を分類1〜6で評価した。表2から分かるように、波長365、385nmでは、分類2が多く、クロスカット部分に若干のはがれが認められるが、波長395、405nmでは、分類1が増えており、はがれの程度が小さくなっており、UV硬化インクの硬化性を向上させていることがわかる。
以上のことを踏まえた本実施例での印刷方法を、図1のフローチャートを参照して説明する。ここでは、一例として、サンバイザ30にラベルを印刷する場合を例示する。
インクジェットプリンタ10では、印刷前に以下の準備が行われている。
具体的には、ヘッド部40の複数のヘッドにおいて、第1のホワイトヘッド41から印刷領域の下地となるベース色(ホワイト)の紫外線硬化インクを噴射するように、当該インクを第1のホワイトヘッド41にセットし(第1インクセット工程)、第1のホワイトヘッド41とは異なる第2のホワイトヘッド44からベース色(ホワイト)と同じ色の紫外線硬化インクを噴射するように、当該インクを第2のホワイトヘッド44にセットし(第2インクセット工程)、第1のホワイトヘッド41及び第2のホワイトヘッド44とは異なるブラックヘッド42、イエローヘッド43及びマゼンダヘッド45の各々からベース色(ホワイト)とは異なる色の紫外線硬化インクを噴射するように、対応するインクをブラックヘッド42、イエローヘッド43及びマゼンダヘッド45に各々セットしている(第3インクセット工程)。
(ステップS1〜S2;下塗り工程)
印刷時には、最初に、サンバイザ30の表皮上に、第1のホワイトヘッド41からベース色となるホワイトのUV硬化インクが噴射されて印刷が行われる。この際、4パスで印刷が行われており、印刷毎(パス毎)にUV照射が行われて、UV硬化インクが硬化されることになるが、インク濃度75%〜85%のUV硬化インクを用いることで、印刷付着性を向上させている。
(ステップS3〜S4;上塗り工程)
次に、ベース色となるホワイト上に、第2のホワイトヘッド44からのベース色(ホワイト)と同じ色のホワイトの紫外線硬化インクと共に、ブラックヘッド42、イエローヘッド43及びマゼンダヘッド45の各々からのベース色(ホワイト)とは異なる色のブラック、イエロー及びマゼンダのUV硬化インクが、通常のインク濃度で噴射されて、これらのインクが同時に印刷される。この際も、4パスで印刷が行われており、印刷毎(パス毎)にUV照射が行われて、UV硬化インクが硬化されることになるが、ベース色(ホワイト)上に通常のインク濃度のブラック、イエロー、マゼンダ及びホワイトを重ねて印刷することで、サンバイザ30の表皮の色が透けて見えないようにしている。
このようにして、インクジェットプリンタ10において、印刷及びUV照射が行われることになるが、ベース色のUV硬化インクを下塗り工程と上塗り工程に分けて印刷するので、硬化性、付着性を損なうことなく、UV硬化インクの印刷時間を短くすることができる。
(ステップS5;追照射工程)
最後に、上塗り工程の後、インクジェットプリンタ10で印刷及びUV照射が行われたサンバイザ30上のUV硬化インクに対して、UVランプ46とは異なるUV照射器20により、上述した2000mj/cm2の積算光量で395nm以上の波長のUVが追加照射され、UV硬化インクが更に硬化されることになる。このようにして、硬化性、付着性を損なうことなく、硬化時間を含めたUV硬化インクの印刷時間を短くすることができる。
サンバイザ30にラベル印刷を行う場合には、このような印刷方法を行うことにより、製造ラインのラインタクトに合わせて、印刷時間を所望の工程作業時間内に入れることができ、必要なとき、必要な数を製造ラインへ提供できるので、サンバイザ30の在庫数を減らすことができる。
なお、インクジェットプリンタ10としては、ピエゾ方式、サーマル方式などのどのようなタイプでも使用可能である。又、インクジェットプリンタ10のUVランプ46及びUV照射器20としては、共に、UVランプやUV−LED等が使用可能である。
本発明は、例えば、車両のサンバイザのコーションラベル等の印刷に好適なものであるが、他の被印刷物へも適用可能である。
10 インクジェットプリンタ
20 UV照射器
30 サンバイザ
40 ヘッド部

Claims (6)

  1. 複数色の紫外線硬化インクを噴射するヘッドをそれぞれ備えたマルチパス方式のインクジェットプリンタを用いた紫外線硬化インクの印刷方法であって、
    前記複数のヘッドの内、第1ヘッドから印刷領域の下地となるベース色の紫外線硬化インクを噴射するようインクをセットする第1インクセット工程と、
    前記複数のヘッドの内、前記第1ヘッドとは異なる第2ヘッドから前記ベース色と同じ色の紫外線硬化インクを噴射するようインクをセットする第2インクセット工程と、
    前記複数のヘッドの内、前記第1及び第2ヘッドとは異なる第3ヘッドから前記ベース色とは異なる色の紫外線硬化インクを噴射するようインクをセットする第3インクセット工程と、
    パス毎に、前記第1ヘッドから前記ベース色の紫外線硬化インクを噴射すると共に前記インクジェットプリンタに組み込んだ第1の紫外線光源を用いて、印刷した前記ベース色の紫外線硬化インクに紫外線を照射する下塗り工程と、
    パス毎に、前記第2ヘッドからの前記ベース色と同じ色の紫外線硬化インクと前記第3ヘッドからの前記ベース色とは異なる色の紫外線硬化インクとを、印刷した前記ベース色の紫外線硬化インク上に噴射すると共に、前記第1の紫外線光源を用いて、印刷した前記複数色の紫外線硬化インクに紫外線を照射する上塗り工程とを有する
    ことを特徴とする紫外線硬化インクの印刷方法。
  2. 請求項1に記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
    前記上塗り工程の後、前記第1の紫外線光源とは異なる第2の紫外線光源を用いて、印刷した前記複数色の紫外線硬化インクへ紫外線照射を追加する追照射工程を更に有する
    ことを特徴とする紫外線硬化インクの印刷方法。
  3. 請求項2に記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
    前記第2の紫外線光源による紫外線照射の積算光量を、前記第1の紫外線光源による紫外線照射の積算光量より大きくする
    ことを特徴とする紫外線硬化インクの印刷方法。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
    前記第2の紫外線光源での紫外線の波長を395nm以上とする
    ことを特徴とする紫外線硬化インクの印刷方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
    前記第1の紫外線光源による紫外線照射の積算光量は、前記紫外線硬化インクの硬化を完了するために要求される積算光量として予め定められた要求閾値より少ない
    ことを特徴とする紫外線硬化インクの印刷方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の紫外線硬化インクの印刷方法において、
    被印刷物は、車両のサンバイザである
    ことを特徴とする紫外線硬化インクの印刷方法。
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