JP2016034823A - 回転翼航空機におけるマルチブレードロータのロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システム - Google Patents

回転翼航空機におけるマルチブレードロータのロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016034823A
JP2016034823A JP2015088733A JP2015088733A JP2016034823A JP 2016034823 A JP2016034823 A JP 2016034823A JP 2015088733 A JP2015088733 A JP 2015088733A JP 2015088733 A JP2015088733 A JP 2015088733A JP 2016034823 A JP2016034823 A JP 2016034823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating
rotating plate
sliding sleeve
control system
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015088733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6067775B2 (ja
Inventor
バンマー,ベネディクト
Bammer Benedikt
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Airbus Helicopters Deutschland GmbH
Original Assignee
Airbus Helicopters Deutschland GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Airbus Helicopters Deutschland GmbH filed Critical Airbus Helicopters Deutschland GmbH
Publication of JP2016034823A publication Critical patent/JP2016034823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6067775B2 publication Critical patent/JP6067775B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/54Mechanisms for controlling blade adjustment or movement relative to rotor head, e.g. lag-lead movement
    • B64C27/58Transmitting means, e.g. interrelated with initiating means or means acting on blades
    • B64C27/59Transmitting means, e.g. interrelated with initiating means or means acting on blades mechanical
    • B64C27/605Transmitting means, e.g. interrelated with initiating means or means acting on blades mechanical including swash plate, spider or cam mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C11/00Propellers, e.g. of ducted type; Features common to propellers and rotors for rotorcraft
    • B64C11/30Blade pitch-changing mechanisms
    • B64C11/32Blade pitch-changing mechanisms mechanical
    • B64C11/325Blade pitch-changing mechanisms mechanical comprising feathering, braking or stopping systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】球面ベアリングを有する従来の制御システムに比べて重量が低減されている新規な制御システムを提供する。
【解決手段】回転翼航空機1においてマルチブレードロータ1aのロータブレード1b、1cのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システム10に関する。制御システム10は、少なくとも1つの非回転板12aと、少なくとも1つの非回転板12aに回転可能に搭載された少なくとも1つの回転板12bと、を有する斜板アセンブリ11を備え、少なくとも1つの回転板12b及び少なくとも1つの非回転板12aは、非回転摺動スリーブ13に搭載されている。非回転摺動スリーブ13上に球面ベアリング14が設けられ、少なくとも1つの非回転板12aを非回転摺動スリーブ13に回転不可能に接続するために、少なくとも1つの非回転ストップアーム21が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転翼航空機におけるマルチブレードロータのロータブレード(rotor blade)のコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システムに関する。制御システムは、斜板アセンブリを有し、請求項1の特徴を備えている。
回転翼航空機におけるマルチブレードロータのロータブレード、特にヘリコプターのメインロータのロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システムは、動作において、ロータブレードに関連付けた適切なピッチレバーによって、関連付けられたブレードピッチ制御長手方向軸を中心として一体的にロータブレードを回転させるために用いられる。ロータブレードは、対応するピッチ制御ロッドにより動作される。従って各ピッチ制御ロッドは、動作においてロータと共にロータ軸を中心として回転する回転板に接続されている。この回転板は、非回転板上で回転するように搭載される。非回転板は、回転翼航空機の機体又はメインギアボックス等の回転不可能な下部構造にこの非回転板を接続する接続部によって、ロータのロータ軸を中心としたあらゆる回転が抑制される。
回転板及び非回転板は、いわゆる斜板アセンブリを規定し、通常は環状であり、ロータ軸を取り囲んでいる。この斜板アセンブリは、ロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチをそれぞれ制御するために関連付けられた制御アクチュエータを介して、適切な制御入力ユニットによって作動させることができる。更に具体的には、斜板アセンブリは、適切な制御入力ユニットと非回転板とを含む非回転システムから、回転板と、回転翼航空機に搭載されている場合のマルチブレードロータすなわち回転可能ロータのロータブレードと、を含む回転システムに、制御入力を伝達するように適合されている。
大型の回転翼航空機においては、関連する制御アクチュエータは多くの場合、斜板と回転翼航空機の回転不可能な下部構造との間に配置された3つのサーボ制御ジャック又は同様のアクチュエータによって具現化される。これらのサーボ制御ジャック又は同様のアクチュエータはそれぞれ、この回転不可能な下部構造上において及び非回転板のU字形金具において、下端及び上端が玉継手により関節接続されている。従って、非回転板の空間的な向きは制御可能であり、非回転板は回転板を傾斜する動きに引っ張っていく、すなわち回転板の空間的な向きを決定するように適合されている。回転板は、ピッチ制御ロッドによってロータブレードのピッチレバーに接続されている。これらのピッチ制御ロッドは、回転板とピッチレバーとの間に延出し、それぞれ、ピッチレバー上において及び回転板の外周に分散させたU字形金具において、下端及び上端が玉継手により関節接続されている。
回転板及び非回転板は通常、軸方向に変位可能な中央の球面ベアリングによって、コレクティブピッチを制御するためにロータ軸に対して平行に軸方向に変位可能であると共に、サイクリックピッチを制御するためにロータ軸を中心としていかなる方向にも傾斜させることができる。非回転板が振動するように搭載された球面ベアリングは、ロータ軸を概ね中心としている。
文献US3,508,841Aは、斜板アセンブリの非回転板が搭載された中央球面ベアリングを有するそのような制御システムを記載している。球面ベアリングは非回転摺動スリーブに搭載され、ここには関連付けられたロータのロータ軸が回転可能に受容されている。この非回転摺動スリーブは、コレクティブピッチを制御するためにロータのロータ軸に対して平行に軸方向に変位させることができ、一方で、この制御システムの回転板及び非回転板は、サイクリックピッチを制御するためにロータ軸を中心としていかなる方向にも傾斜させることができる。
他の既知である制御システムにおいては、球面ベアリングは、円筒形ガイドの周りでロータ軸に対して平行に軸方向に変位可能に搭載されている。円筒形ガイドは、ロータ軸に対して同軸かつ回転不可能に配置され、回転翼航空機の回転不可能な下部構造に対して概ね固定されている。最もよく見られることであるが、回転板及び非回転板がロータ軸を取り囲んでいる場合、円筒形ガイドは管状であり、ロータ軸を取り囲み、回転翼航空機の回転不可能な下部構造に固着された筐体に堅固に固定されている。
回転板は通常、1つ以上の回転アームの形態の適切なトルクリンクによってロータに接続されることで、動作時に回転アームが回転板を引っ張ってロータ軸を中心として回転させるようになっている。非回転板は、非回転板と回転翼航空機の回転不可能な下部構造との間の相対的な回転運動を阻止する適切なストップアームによって、上述のように回転翼航空機の回転不可能な下部構造に対して回転不可能に接続されている。
文献US5,599,167Aは、いわゆる回転ハサミ金具(rotating scissors fittings)として具現化された1つ以上のトルクリンクを利用して、関連付けられたメインロータのロータシャフトによって回転駆動される回転板を有するそのような制御システムを記載している。これらのトルクリンクは、一端がロータ軸に、他端が回転板に関節接続されている。回転板は更に、ボールベアリングを利用して、ロータシャフトのロータ軸を中心としてあらゆる方向に傾斜させることができる非回転板上で同軸に回転可能であるように搭載されると共に、中央球面ベアリングに搭載されている。この中央球面ベアリングは、円筒形の管状ガイドの周りで軸方向に摺動させることでロータ軸に対して平行に変位させることができる。このガイドは、回転不可能な下部構造の静止点に回転不可能に固定されているので回転することができない。制御システムの非回転板は、いわゆる非回転ハサミ金具によって回転軸を中心とした回転が抑制されている。この金具は、一端が非回転板に、他端が円筒形管状ガイドのベースに関節接続されている。
また、文献US6,033,182Aも、回転板を有するそのような制御システムを記載している。しかしながら、回転板は、ハサミ関節接続回転アームとして具現化された2つのトルクリンクによって関連するロータに接続されている。これらのトルクリンクの各々は、相互に枢動するようにヒンジで留められた上部アーム及び下部アームを有し、下部アームは玉継手によって回転板に接続され、上部アームは関連するロータのロータシャフト上に設けられたトルクリンクドライバのU字形金具に対して枢動可能に搭載されている。制御システムの非回転板は、適切なストップアームによって回転不可能な下部構造に回転不可能に接続されている。このストップアームは、回転不可能な下部構造に回転不可能に取り付けられた円錐形の筐体と一体的に設けられた半径方向外側の支持体上に固定された剛性アームとして具現化されている。ストップアームは、回転不可能な下部構造と一体であり、「U」字形の断面を有する軸方向のアーム部を備え、これが、非回転板と一体になったストップピンの剛性回転ストップ進路を形成する溝を画定する。
しかしながら、上述の制御システムのストップアームは、非回転板を回転翼航空機の回転不可能な下部構造に対して接続可能とするため、比較的長く構成しなければならない。この比較的長い構成では、ストップアームの比較的高い剛性が必要であり、従って重量が比較的重くなる。別の欠点として、動作において生じる空力抵抗があり、これは上述のような大型のストップアームを用いる場合は必然的に大きくなる。
大型の回転翼航空機の制御システムは上述したような球面ベアリングを用いることが多いが、小型及び中型の回転翼航空機の制御システムでは、制御システムの斜板アセンブリの少なくとも非回転板を振動させるように搭載するために、例えばカルダン継手又は自在継手リングを備えたジンバルが用いられる。ジンバルは、関連するロータのロータシャフトを取り囲む円筒形管状ガイド上に滑るように(glidingly)に配置された、関連付けられた摺動スリーブ上に搭載することができる。
そのような制御システムにおいて、斜板アセンブリに対する対応した制御入力は、例えばいわゆるミキシングレバーギアユニットとして具現化されて斜板アセンブリの下に配置された制御入力ユニットによってミキシングすることができる。コレクティブピッチを制御するため、摺動スリーブは、ミキシングレバーギアユニットのミキシングレバーギアユニットフォークによって、関連するロータのロータ軸に対して平行に軸方向に変位させることができる。この場合、制御システムの非回転板と回転翼航空機の回転不可能な下部構造との間のストップアーム又はハサミは必要ない。これは、非回転板をジンバルリングによって摺動スリーブに堅固に固定することができ、摺動スリーブはミキシングレバーギアユニットフォークと結合されるからである。
文献US7,037,072B2は、関連付けられたロータのロータシャフトのロータ軸を中心とした中央ジンバルを備える制御システムを記載している。関連する斜板アセンブリの回転板及び非回転板が振動するように搭載された中央ジンバルは、ロータ軸と同軸に配置されて回転不可能な下部構造に堅固にかつ回転不可能に取り付けられたカラーに対して、堅固にすなわち軸方向に動けないように固定されている。従って、回転板及び非回転板は、ジンバルによって、サイクリックピッチを制御するためにロータ軸を中心としてあらゆる方向に傾斜させることができるだけである。やはり、この制御システムはコレクティブピッチ制御を可能とするのに適していない。
しかしながら、そのようなジンバルは比較的重いので、所与の回転翼航空機の全体的な重量が増大する。特に、ジンバルは類似の球面ベアリングよりもはるかに重い。これは、例えばカルダン継手が複数の固定ボルトを有する4つのベアリングを必要とするからである。
従って、本発明の目的は、回転翼航空機におけるマルチブレードロータのロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための新規な制御システムであって、斜板アセンブリが振動するように球面ベアリングに搭載されたものを提供することである。新規な制御システムは、球面ベアリングを有する従来の制御システムに比べて重量が低減されている。
この目的は、回転翼航空機におけるマルチブレードロータのロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システムによって解決される。制御システムは、請求項1の特徴を備えている。
更に具体的には、本発明によると、回転翼航空機においてマルチブレードロータのロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システムは、少なくとも1つの非回転板と、少なくとも1つの非回転板に回転可能に搭載された少なくとも1つの回転板と、を有する斜板アセンブリを備えている。マルチブレードロータは、関連付けられたロータ軸を規定するロータシャフトを備えている。少なくとも1つの回転板及び少なくとも1つの非回転板は、ロータシャフト上の関連付けられたロータ軸に対して平行に軸方向に変位可能に搭載されるように適合された非回転摺動スリーブに搭載されている。非回転摺動スリーブ上に球面ベアリングが設けられ、少なくとも1つの回転板は、関連付けられた摺動スリーブ軸を中心として回転可能であり、少なくとも1つの回転板及び少なくとも1つの非回転板が球面ベアリングによって関連付けられた摺動スリーブ軸を中心としていかなる方向にも傾斜可能であるように少なくとも1つの非回転板と共に球面ベアリングに搭載されている。少なくとも1つの非回転板を非回転摺動スリーブに回転不可能に接続して、少なくとも1つの非回転板と非回転摺動スリーブとの間の関連付けられた摺動スリーブ軸を中心とした相対的な回転運動を阻止するための少なくとも1つの非回転ストップアームが設けられ、少なくとも1つの非回転ストップアームが、少なくとも1つの非回転板及び非回転摺動スリーブに搭載されている。
本発明の制御システムは、非回転摺動スリーブ上に配置されたボールを有する球面ベアリングに搭載された斜板アセンブリを備えている。このような球面ベアリングは、ジンバルすなわちカルダン継手又は自在継手に比べて極めてシンプルで、部品数が少なく、軽量である。
好ましくは、斜板アセンブリの非回転板は、非回転摺動スリーブの関連する摺動スリーブ軸を中心としていかなる方向にも傾斜可能であるように、球面ベアリングのボールに搭載される。この搭載により、ボールすなわち球面ベアリングを中心とした回転について1自由度が非回転板に与えられるので、そのような回転を阻止するために少なくとも1つの非回転ストップアームが設けられる。
しかしながら、この非回転ストップアームは、回転翼航空機の機体に堅固に取り付けられたメインギアボックス又は円筒形管状ガイド等、所与の回転翼航空機の回転不可能な下部構造に固定されるように適合されていない。その代わりに非回転ストップアームは、制御システムの非回転システムに配置され、好ましくはここで非回転摺動スリーブ及び非回転板に回転不可能に取り付けられる。従って、非回転ストップアームの動きすなわち伸長又は後退は、サイクリックピッチ制御においてのみ発生し、コレクティブピッチ制御では発生せず、非回転ストップアームは全体的に非回転摺動スリーブ及び非回転板と共に動く。この結果、非回転ストップアームは動作においてサイクリックな動きのみを行えばよいので、その耐用寿命を伸ばすことができる。
更に、対応するサイクリックな動きは一般に非回転板の比較的小さい傾斜角に対して行われるので、比較的短く小型で軽量の非回転ストップアームを提供することが可能となる。従って、非回転ストップアームの製造に必要な材料を節約して、非回転ストップアームの全体的な製造コストを削減可能であるという利点がある。
また、こういった比較的小さい傾斜角のため、1つの態様によると、非回転ストップアームを可撓性リンクによって実施することができる。このような可撓性リンクは複合材料を用いて製造可能であり、結果としてシンプルで軽量の安価な非回転ストップアームが得られるという利点がある。
更に別の好適な実施形態によれば、少なくとも1つの非回転ストップアームは少なくとも第1及び第2のストップアーム部を備え、第1のストップアーム部が、関連付けられたストップアームヒンジによって第2のストップアーム部に接続されている。
更に別の好適な実施形態によれば、第1のストップアーム部は、関連付けられたストップアーム球面ベアリングによって少なくとも1つの非回転板に搭載されている。
更に別の好適な実施形態によれば、第2のストップアーム部は、関連付けられたストップアーム枢動ベアリングによって非回転摺動スリーブに搭載されている。
更に別の好適な実施形態によれば、非回転摺動スリーブガイドが設けられ、非回転摺動スリーブが非回転摺動スリーブガイド上に滑るように配置されている。
更に別の好適な実施形態によれば、マルチブレードロータのロータシャフトは非回転摺動スリーブガイドを通って延出する。
更に別の好適な実施形態によれば、非回転摺動スリーブガイドは、回転翼航空機の非回転部に、特に回転翼航空機のメインギアボックスに、堅固に固定されるように適合されている。
更に別の好適な実施形態によれば、動作において非回転摺動スリーブの軸方向の変位を制御するために少なくとも1つのフォークユニットが設けられ、少なくとも1つのフォークユニットが、関連付けられたフォーク枢動ベアリングによって、非回転摺動スリーブの搭載部に枢動接続により回転可能に接続されている。
更に別の好適な実施形態によれば、少なくとも1つの非回転ストップアームは、少なくとも1つの非回転板及びフォーク搭載位置又は関連付けられたフォーク枢動ベアリングに搭載されている。
更に別の好適な実施形態によれば、少なくとも1つの非回転ストップアームは、少なくとも1つの非回転板及び搭載部に搭載されている。
更に別の好適な実施形態によれば、動作において少なくとも1つの回転板及び少なくとも1つの非回転板の傾斜を制御するために少なくとも1つのアクチュエータアームが設けられ、少なくとも1つのアクチュエータアームが、関連付けられたアクチュエータアーム枢動ベアリングによって少なくとも1つのフォークユニットに枢動可能に接続されている。
更に別の好適な実施形態によれば、少なくとも1つのアクチュエータアームは、関連付けられた斜板制御ロッドによって少なくとも1つの非回転板に接続されている。
更に別の好適な実施形態によれば、少なくとも1つのアクチュエータアーム及び少なくとも1つのフォークユニットは、制御入力ユニット、特にミキシングレバーギアユニットを規定する。
このようなミキシングレバーギアユニットを用いると、制御システムの全体的な高さを縮小可能であるという利点がある。従って、このようなマルチブレードロータの全体的な高さが縮小され、これによって材料、重量、及び製造コストの節約を図ることができる。また、このようなミキシングレバーギアユニットを用いると、制御システムの全体的な構成要素数を減らすことができる。これは、例えば従来用いられているアクチュエータの駆動に必要な油圧ホースが余分になるからである。従って、制御システムの複雑さが軽減し、製造コストを更に削減可能であるという利点がある。
更に、そのようなミキシングレバーギアユニットを用いることで、斜板アセンブリの非回転板の直接作動のために必須であった回転翼航空機の機体の上部デッキ上のミキシングユニットを省略することができる。このため、上部デッキ上の空間が空くので、他の技術機器のために利用可能となる。
更に、そのようなミキシングギアユニットを用いると、対応する制御のミキシングがアクチュエータの後でのみ起こるので、回転翼航空機のパイロットによって加える必要のある制御力を低減することができる。これとは異なり、斜板アセンブリの非回転板の直接作動のために具現化されたミキシングユニットにおけるミキシングはアクチュエータの前に発生するので、大きな制御力が必要である。
更に別の好適な実施形態によれば、少なくとも1つの回転板は、関連付けられたピッチ制御ロッドによってロータブレードの各1つに接続されている。
更に別の好適な実施形態によれば、少なくとも1つの回転板は、少なくとも1つの関連付けられた回転アームによってマルチブレードロータのロータシャフトに回転可能に接続され、少なくとも1つの回転板がロータシャフトと共に回転運動することを可能とする。
更に別の好適な実施形態によれば、少なくとも1つの回転板は斜板アセンブリの上部斜板を画定し、少なくとも1つの非回転板は下部斜板を画定する。
更に別の好適な実施形態によれば、少なくとも1つの非回転ストップアームは複合材料を含む。
本発明は更に、複数のロータブレードと、関連付けられたロータ軸を規定するロータシャフトと、を有するマルチブレードロータを有する回転翼航空機を提供する。回転翼航空機は、複数のロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システムを備えている。制御システムは、少なくとも1つの非回転板と、少なくとも1つの非回転板に回転可能に搭載された少なくとも1つの回転板と、を有する斜板アセンブリを備えている。少なくとも1つの回転板及び少なくとも1つの非回転板は、マルチブレードロータのロータ軸に対して平行に軸方向に変位可能である非回転摺動スリーブに搭載されている。非回転摺動スリーブ上に球面ベアリングが設けられ、少なくとも1つの回転板は、ロータ軸を中心として回転可能であり、少なくとも1つの回転板及び少なくとも1つの非回転板が球面ベアリングによってロータ軸を中心としていかなる方向にも傾斜可能であるように少なくとも1つの非回転板と共に球面ベアリングに搭載されている。少なくとも1つの非回転板を非回転摺動スリーブに回転不可能に接続して、少なくとも1つの非回転板と非回転摺動スリーブとの間の関連付けられた摺動スリーブ軸を中心とした相対的な回転運動を阻止するための少なくとも1つの非回転ストップアームが設けられ、少なくとも1つの非回転ストップアームが、少なくとも1つの非回転板及び非回転摺動スリーブに搭載されている。
以下の記載において、添付図面を参照して、一例として本発明の好適な実施形態を概説する。これらの添付図面において、同一の又は同一の機能を持つ構成要素及び要素は同一の参照番号及び符号で示し、従って以下の記載では1度のみ記載する。
本発明の制御システムを有する回転翼航空機の側面図及び本発明による制御システムの拡大斜視図を示す。 異なる角度から見た、図1の制御システムの斜視図を示す。 図1の制御システムの簡略化バージョンの概略側面図を示す。
図1は、着陸装置6に接続された機体2を有する回転翼航空機1を示す。機体2は尾部支材2a及びキャビン2bを画定する。回転翼航空機1は、動作中に揚力及び前方又は後方の推力を与えるための少なくとも1つのマルチブレードロータ1aを備えている。少なくとも1つのマルチブレードロータ1aは複数のロータブレード1b、1cを備え、これらは関連付けられたロータヘッド1dにおいてロータシャフト1eに搭載されている。このロータは、回転翼航空機1の動作中に関連するロータ軸1fを中心に回転する。
一例として、回転翼航空機1はヘリコプターとして具現化され、少なくとも1つの選択的に(preferentially)シュラウドが装着された反トルクデバイス3を備えている。このデバイス3は、回転翼航空機1のヨー(yaw)に関してバランスを取る目的で、動作中に反トルクを与えるように、すなわち少なくとも1つのマルチブレードロータ1aの回転により生成されるトルクを打ち消すように構成されている。少なくとも1つの反トルクデバイス3は、例示として尾部支材2aの後部に設けられ、好ましくは、バンパ4、尾翼5a、及びフィン5を備えている。尾翼5aは好ましくは傾きが調節可能であり、従って水平安定板の機能に対応することができる。この代わりに又はこれに加えて、回転翼航空機1には適切な水平安定板が設けられている。
しかしながら、尾部支材2aの後部に設けられた少なくとも1つの反トルクデバイス3、尾翼5a、フィン5、及びバンパ4は、単に回転翼航空機1の1つの例示的な実施形態を示すために記載しており、従って本発明を限定するものではないことに留意すべきである。以下に記載するような本発明は、その後部の構造とは無関係に、いかなる回転翼航空機にも、具体的にはいかなるヘリコプターにも同様に適用することができる。
1つの態様によれば、回転翼航空機1は、少なくとも1つのマルチブレードロータ1aのロータブレード1b、1cのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システム10を備えている。拡大した詳細な斜視図に更に詳しく示す制御システム10は、少なくとも1つのマルチブレードロータ1aのロータヘッド1dと回転翼航空機1のメインギアボックス7との間に選択的に配置されている。
好ましくは、制御システム10は、少なくとも1つの非回転板12aと、この少なくとも1つの非回転板12aに回転可能に搭載された少なくとも1つの回転板12bと、を有する斜板アセンブリ11を備えている。例示的に、少なくとも1つの回転板12bはこの斜板アセンブリ11の上部斜板を画定し、少なくとも1つの非回転板12aはその下部斜板を画定する。
少なくとも1つの非回転板12a及び少なくとも1つの回転板12bは、好ましくは、少なくとも部分的にディスク状であり、これらの板12a、12bの相対的な回転運動を可能とする関連付けられたローラ又はボールベアリングによって相互に接続されている。この構成において、少なくとも1つの非回転板12a及び少なくとも1つの回転板12bは、概ね重ね合っていることが好ましい。しかしながら、これに加えて又はこの代わりに、それらを少なくとも部分的にリング状とすることも可能である。そのような構成では、少なくとも1つの回転板12bは少なくとも1つの非回転板12aの周りを概ね取り囲んでいる。
1つの態様によれば、少なくとも1つの回転板12b及び少なくとも1つの非回転板12aは、関連する摺動スリーブ軸13aを有する非回転摺動スリーブ13に搭載されている。この非回転摺動スリーブ13は、ロータシャフト1e上のロータ軸1fに対して平行に軸方向に変位可能に搭載されるように適合されることが好ましく、ここでは例示的にそうなっている。
好ましくは、非回転摺動スリーブ13は、非回転摺動スリーブガイド15上に滑るように配置されている。この非回転摺動スリーブガイド15は、少なくとも1つのマルチブレードロータ1aのロータシャフト1eを少なくとも部分的に収容するように適合されている。このロータシャフトは例示的に、長手方向において非回転摺動スリーブガイド15を通って延出する。更に、非回転摺動スリーブガイド15は、回転翼航空機1の非回転部に堅固に固定されるように適合されている。例示的に、非回転摺動スリーブガイド15は、例えばねじ留め、ボルト締め、又は接着によって、回転翼航空機1のメインギアボックス7に堅固に取り付けられている。
1つの態様によれば、少なくとも1つの回転板12bは、非回転摺動スリーブ13の関連した摺動スリーブ軸13aを中心として回転可能であり、少なくとも1つの非回転板12aと共に、非回転摺動スリーブ13上に設けられた球面ベアリング14に取り付けられている。例えば球面ベアリングは、ボールを有する玉継手として具現化され、非回転摺動スリーブ13に堅固に取り付けられているか、又はこのスリーブと一体的に形成されている。
好ましくは、少なくとも1つの回転板12b及び少なくとも1つの非回転板12aは、球面ベアリング14によって関連する摺動スリーブ軸13aを中心としていかなる方向にも傾斜可能であるように、球面ベアリング14に搭載されている。関連する摺動スリーブ軸13aと少なくとも1つの非回転板12a及び少なくとも1つの回転板12bとの間の可能な傾斜角は、選択的に20度以下である。
少なくとも1つの回転板12bは、関連するピッチ制御ロッド16によってロータブレード1b、1cの各々に接続可能であることが好ましく、ここでは例示的にそのように接続されている。従って、ロータブレード1b、1cと等しい数の半径方向外側のU字形金具17が、少なくとも1つの回転板12bの外周において選択的に均等に分散している。そのような半径方向外側のU字形金具17の各々では、関連するピッチ制御ロッド16の下端を関節接続する玉継手18が保持されている。このロッドの上端は、ロータブレード1b、1cのうち関連付けられたもののピッチレバーにおいて、この場合も選択的に玉継手により関節接続することができ、ここでは例示的にそのように関節接続されている。更に、少なくとも1つの回転板12bは、一例として回転アーム19として具現化される少なくとも1つの関連する回転トルクリンクによって、マルチブレードロータ1aのロータシャフト1eに対して少なくとも間接的に回転可能に接続可能であり、ここでは例示的にそのように接続されている。
動作において、少なくとも1つの回転板12b及び少なくとも1つの非回転板12aの傾き及び/又は軸方向の変位を制御するために、制御入力ユニット20が設けられている。この制御入力ユニット20は、選択的に、2つのアクチュエータアーム20a及び少なくとも1つのフォークユニット20bを備え、いわゆるミキシングレバーギアユニットとして具現化されることが好ましい。各アクチュエータアーム20aは、例示的に制御入力ユニット20の側方又は外側のアームとして具現化され、好ましくは、関連するアクチュエータアーム枢動ベアリング30aによって、例示的に内側フォークとして具現化された少なくとも1つのフォークユニット20bに枢動可能に接続されている。
少なくとも1つのアクチュエータアーム20aは、関連する斜板制御ロッド24によって少なくとも1つの非回転板12aに接続されて、少なくとも1つの非回転板12aの、従って少なくとも1つの回転板12bの、回転軸1fを中心とするいずれかの必要な傾斜方向22cの傾斜を制御し、これによってロータブレード1b、1cのサイクリックピッチ制御を実行する。このため、関連する斜板制御ロッド24と等しい数の半径方向外側のU字形金具25が、少なくとも1つの非回転板12aの外周に設けられている。そのような半径方向外側のU字形金具25の各々では、関連する斜板ロッド24の上端を関節接続する玉継手26が保持されている。このロッドの下端は、関連するアクチュエータアーム20aの先端部に設けられたU字形金具27に保持された対応する玉継手28により関節接続されている。
少なくとも1つのフォークユニット20bは、動作において非回転摺動スリーブ13の軸方向の変位を制御するために設けられている。従って、少なくとも1つのフォークユニット20bは、関連するフォーク枢動ベアリング(図2の29b)によって、対応する搭載位置29aにおいて、非回転摺動スリーブ13の搭載部23に回転可能に接続されている。搭載部23は、例示的に、非回転摺動スリーブ13の全長の3分の1を占めることが好ましい非回転摺動スリーブ13の下部において形成されるか、又はこの下部によって形成される。
1つの態様によれば、非回転摺動スリーブ13を少なくとも1つの非回転板12aに回転不可能に接続するために、少なくとも1つの非回転ストップアーム21が設けられている。この少なくとも1つの非回転ストップアーム21は、少なくとも1つの非回転板12aと非回転摺動スリーブ13との間の、関連する摺動スリーブ軸13aを中心とした相対的な回転運動を阻止するように適合されている。従って、少なくとも1つの非回転ストップアーム21は、少なくとも1つの非回転板12aに搭載され、選択的に、非回転摺動スリーブ13に直接搭載されている。例えば、少なくとも1つの非回転ストップアーム21は、非回転摺動スリーブ13の搭載部23に搭載されている。
しかしながら、少なくとも1つの非回転ストップアーム21は必ずしも非回転摺動スリーブ13に直接搭載されるわけではなく、代替的に、制御システム10の他のいずれかの回転不可能な部分に搭載することができることに留意すべきである。例えば少なくとも1つの非回転ストップアーム21は、関連するフォーク枢動ベアリング(図2の29b)、少なくとも1つのフォークユニット20b、対応するフォーク搭載位置29a等に搭載することも可能である。
好ましくは、少なくとも1つの非回転ストップアーム21は、少なくとも第1及び第2のストップアーム部21a、21bを備えている。例示的に、少なくとも1つの第1のストップアーム部21aは、少なくとも1つの非回転ストップアーム21の上部アームとして具現化され、少なくとも1つの第2のストップアーム部21bは、その下部アームとして具現化されている。
1つの態様によれば、上部アーム21aは、例えば関連するストップアームヒンジ22のような第1の関連するベアリングによって、下部アーム21bに接続されている。上部アーム21aは更に、例えば関連する球面ベアリング22aのような第2の関連するベアリングによって、少なくとも1つの非回転板12aに搭載されている。下部アーム21bは更に、例えば関連する枢動ベアリング22bのような第3の関連するベアリングによって、非回転摺動スリーブ13に搭載されている。
少なくとも1つの非回転ストップアーム21の上述の構成及び固定は、単に例示のために記載しており、本発明をこれのみに限定するために記載したのではないことに留意すべきである。様々な変形及び変形が当業者には容易に利用可能であると共に認識可能であるので、それらも本発明の一部として見なされる。例えば1つの例示的な構成において、ヒンジ22の代わりにボールベアリングを用いてもよい。別の構成では、球面ベアリング22aの代わりにヒンジを使用可能であり、枢動ベアリング22bの代わりに球面又はボールベアリングを使用可能である等である。
図2は、図1の制御システム10示し、関連付けられたフォーク枢動ベアリング29bによる、対応する搭載位置29aにおける少なくとも1つのフォークユニット20bと非回転摺動スリーブ13の搭載部23との間の枢動接続、並びに、関連付けられたアクチュエータアーム枢動ベアリング30aによる、少なくとも1つのアクチュエータアーム20aと少なくとも1つのフォークユニット20bとの間の枢動接続を更に示している。
制御システム10の動作において、少なくとも1つのフォークユニット20bが、関連付けられたフォーク枢動ベアリング29bを中心として枢動方向31aに枢動すると、この動きは、非回転摺動スリーブ13の、従って斜板アセンブリ11の、関連付けられた摺動スリーブ13aに沿った軸方向の変位方向32aにおける軸方向の変位へと変換される。これにより、図1のロータブレード1b、1cのコレクティブピッチを制御することができる。
少なくとも1つのアクチュエータアーム20aが、関連付けられたアクチュエータアーム枢動ベアリング30aを中心として枢動方向31aに枢動すると、この動きは、関連付けられた斜板制御ロッド24を介して、斜板アセンブリ11の、関連付けられた摺動スリーブ軸13aを中心とした斜板傾斜方向22cの傾斜へと変換される。これにより、図1のロータブレード1b、1cのサイクリックピッチを制御することができる。
図3は、図1及び図2の制御システム10の簡略化した概略図を示し、制御入力ユニット20の予想される枢動方向31a、非回転摺動スリーブ13の予想される軸方向の変位方向32a、及び斜板アセンブリ11の予想される斜板傾斜方向22cを更に示している。また、図3は、少なくとも1つの非回転ストップアーム21の比較的短く小さい構成も示す。図3は更に、斜板アセンブリ11の少なくとも1つの非回転板12aにおいて、特にボールベアリングのようなローラベアリング33による、少なくとも1つの回転板12bの例示的なベアリングを示す。
上述の実施形態に対する変更は当業者の一般的な知識内であり、従って本発明の一部であると見なされることに留意すべきである。例えば、少なくとも1つの非回転ストップアーム21の様々な異なる実施が考えられる。更に具体的には、動作において斜板アセンブリ11の傾斜角は比較的小さいため、複合材料を用いて、簡略化した非回転ストップアーム21を実施することができる。複合材料を含むそのような非回転ストップアームは、上述のようなヒンジ付きの非回転ストップアームに比べ、軽量化して材料を節約するように、従って高い費用効率で設計することができる。
1 回転翼航空機
1a マルチブレードロータ
1b、1c ロータブレード
1d ロータヘッド
1e ロータシャフト
1f ロータ軸
2 機体
2a 尾部支材
2b キャビン
3 反トルクデバイス
4 バンパ
5 フィン
5a 尾翼
6 着陸装置
7 メインギアボックス
10 制御システム
11 斜板アセンブリ
12a 非回転板
12b 回転板
13 非回転摺動スリーブ
13a 摺動スリーブ軸
14 球面ベアリング
15 非回転摺動スリーブガイド
16 ピッチ制御ロッド
17 回転板U字形金具
18 回転板玉継手
19 回転アーム
20 制御入力ユニット
20a 外側アクチュエータアーム
20b 内側フォーク
21 非回転ストップアーム
21a 上部アーム
21b 下部アーム
22 ストップアームヒンジ
22a 上部アーム球面ベアリング
22b 下部アーム枢動ベアリング
22c 斜板傾斜方向
23 摺動スリーブ搭載部
24 斜板制御ロッド
25 非回転板U字形金具
26 非回転板玉継手
27 アクチュエータアームU字形金具
28 アクチュエータアーム玉継手
29a 内側フォーク搭載位置
29b 内側フォーク枢動ベアリング
30a アクチュエータアーム枢動ベアリング
31a 制御入力ユニット枢動移動方向
32a 摺動スリーブ移動方向
33 ローラベアリング

Claims (18)

  1. 回転翼航空機(1)においてマルチブレードロータ(1a)のロータブレード(1b、1c)のコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システム(10)であって、前記マルチブレードロータ(1a)は、関連付けられたロータ軸(1f)を規定するロータシャフト(1e)を備え、前記制御システム(10)は、少なくとも1つの非回転板(12a)と、前記少なくとも1つの非回転板(12a)に回転可能に搭載された少なくとも1つの回転板(12b)と、を有する斜板アセンブリ(11)を備え、前記少なくとも1つの回転板(12b)及び前記少なくとも1つの非回転板(12a)は、前記ロータシャフト(1e)上の前記関連付けられたロータ軸(1f)に対して平行に軸方向に変位可能に搭載されるように適合された非回転摺動スリーブ(13)に搭載され、前記非回転摺動スリーブ(13)上に球面ベアリング(14)が設けられ、前記少なくとも1つの回転板(12b)は、関連付けられた摺動スリーブ軸(13a)を中心として回転可能であり、前記少なくとも1つの回転板(12b)及び前記少なくとも1つの非回転板(12a)は、前記球面ベアリング(14)によって前記関連付けられた摺動スリーブ軸(13a)を中心としていかなる方向にも傾斜可能であるように前記少なくとも1つの非回転板(12a)と共に前記球面ベアリング(14)に搭載されている、制御システムにおいて、
    前記少なくとも1つの非回転板(12a)を前記非回転摺動スリーブ(13)に回転不可能に接続して、前記少なくとも1つの非回転板(12a)と前記非回転摺動スリーブ(13)との間の前記関連付けられた摺動スリーブ軸(13a)を中心とした相対的な回転運動を阻止するための少なくとも1つの非回転ストップアーム(21)が設けられ、
    前記少なくとも1つの非回転ストップアーム(21)は、前記少なくとも1つの非回転板(12a)及び前記非回転摺動スリーブ(13)に搭載されていることを特徴とする、制御システム。
  2. 前記少なくとも1つの非回転ストップアーム(21)は、少なくとも第1及び第2のストップアーム部(21a、21b)を備え、
    前記第1のストップアーム部(21a)は、関連付けられたストップアームヒンジ(22)によって前記第2のストップアーム部(21b)に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の制御システム(10)。
  3. 前記第1のストップアーム部(21a)は、関連付けられたストップアーム球面ベアリング(22a)によって前記少なくとも1つの非回転板(12a)に搭載されていることを特徴とする、請求項2に記載の制御システム(10)。
  4. 前記第2のストップアーム部(21b)は、関連付けられたストップアーム枢動ベアリング(22b)によって前記非回転摺動スリーブ(13)に搭載されていることを特徴とする、請求項2に記載の制御システム(10)。
  5. 非回転摺動スリーブガイド(15)が設けられ、
    前記非回転摺動スリーブ(13)は、前記非回転摺動スリーブガイド(15)上に滑るように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の制御システム(10)。
  6. 前記マルチブレードロータ(1a)の前記ロータシャフト(1e)は、前記非回転摺動スリーブガイド(15)を通って延出することを特徴とする、請求項5に記載の制御システム(10)。
  7. 前記非回転摺動スリーブガイド(15)は、前記回転翼航空機(1)の非回転部(7)に、特に前記回転翼航空機(1)のメインギアボックス(7)に、堅固に固定されるように適合されていることを特徴とする、請求項5に記載の制御システム(10)。
  8. 動作において前記非回転摺動スリーブ(13)の軸方向の変位を制御するために少なくとも1つのフォークユニット(20b)が設けられ、
    前記少なくとも1つのフォークユニット(20b)は、関連付けられたフォーク枢動ベアリング(29b)によって、前記非回転摺動スリーブ(13)の搭載部(23)に枢動接続により回転可能に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の制御システム(10)。
  9. 前記少なくとも1つの非回転ストップアーム(21)は、前記少なくとも1つの非回転板(12a)及びフォーク搭載位置(29a)又は前記関連付けられたフォーク枢動ベアリング(29b)に搭載されていることを特徴とする、請求項8に記載の制御システム(10)。
  10. 前記少なくとも1つの非回転ストップアーム(21)は、前記少なくとも1つの非回転板(12a)及び前記搭載部(23)に搭載されていることを特徴とする、請求項8に記載の制御システム(10)。
  11. 動作において前記少なくとも1つの回転板(12b)及び前記少なくとも1つの非回転板(12a)の傾斜を制御するために少なくとも1つのアクチュエータアーム(20a)が設けられ、
    前記少なくとも1つのアクチュエータアーム(20a)は、関連付けられたアクチュエータアーム枢動ベアリング(30a)によって前記少なくとも1つのフォークユニット(20b)に枢動可能に接続されていることを特徴とする、請求項8に記載の制御システム(10)。
  12. 前記少なくとも1つのアクチュエータアーム(20a)は、関連付けられた斜板制御ロッド(24)によって前記少なくとも1つの非回転板(12a)に接続されていることを特徴とする、請求項11に記載の制御システム(10)。
  13. 前記少なくとも1つのアクチュエータアーム(20a)及び前記少なくとも1つのフォークユニット(20b)は、制御入力ユニット(20)、特にミキシングレバーギアユニット(20)を規定することを特徴とする、請求項11に記載の制御システム(10)。
  14. 前記少なくとも1つの回転板(12b)は、関連付けられたピッチ制御ロッド(16)によって前記ロータブレード(1b、1c)の各1つに接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の制御システム(10)。
  15. 前記少なくとも1つの回転板(12b)は、少なくとも1つの関連付けられた回転アーム(19)によって前記マルチブレードロータ(1a)の前記ロータシャフト(1e)に回転可能に接続され、
    前記少なくとも1つの回転板(12b)は、前記ロータシャフト(1e)と共に回転運動することを可能とすることを特徴とする、請求項1に記載の制御システム(10)。
  16. 前記少なくとも1つの回転板(12b)は、前記斜板アセンブリ(11)の上部斜板を画定し、
    前記少なくとも1つの非回転板(12a)は、下部斜板を画定することを特徴とする、請求項1に記載の制御システム(10)。
  17. 前記少なくとも1つの非回転ストップアーム(21)は、複合材料を含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御システム(10)。
  18. 複数のロータブレード(1b、1c)と、関連付けられたロータ軸(1f)を規定するロータシャフト(1e)と、を有するマルチブレードロータ(1a)を有する回転翼航空機(1)であって、前記複数のロータブレード(1b、1c)のコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システム(10)が設けられ、前記制御システム(10)は、少なくとも1つの非回転板(12a)と、前記少なくとも1つの非回転板(12a)に回転可能に搭載された少なくとも1つの回転板(12b)と、を有する斜板アセンブリ(11)を備え、前記少なくとも1つの回転板(12b)及び前記少なくとも1つの非回転板(12a)は、前記マルチブレードロータ(1a)の前記ロータ軸(1f)に対して平行に軸方向に変位可能である非回転摺動スリーブ(13)に搭載され、前記非回転摺動スリーブ(13)上に球面ベアリング(14)が設けられ、前記少なくとも1つの回転板(12b)は、前記ロータ軸(1f)を中心として回転可能であり、前記少なくとも1つの回転板(12b)及び前記少なくとも1つの非回転板(12a)は、前記球面ベアリング(14)によって前記ロータ軸(1f)を中心としていかなる方向にも傾斜可能であるように前記少なくとも1つの非回転板(12a)と共に前記球面ベアリング(14)に搭載されている、回転翼航空機において、
    前記少なくとも1つの非回転板(12a)を前記非回転摺動スリーブ(13)に回転不可能に接続して、前記少なくとも1つの非回転板(12a)と前記非回転摺動スリーブ(13)との間の前記関連付けられた摺動スリーブ軸(13a)を中心とした相対的な回転運動を阻止するための少なくとも1つの非回転ストップアーム(21)が設けられ、
    前記少なくとも1つの非回転ストップアーム(21)は、前記少なくとも1つの非回転板(12a)及び前記非回転摺動スリーブ(13)に搭載されていることを特徴とする、回転翼航空機。
JP2015088733A 2014-07-31 2015-04-23 回転翼航空機におけるマルチブレードロータのロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システム Active JP6067775B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14400042.9A EP2979978B1 (en) 2014-07-31 2014-07-31 A control system for controlling collective and cyclic pitch of rotor blades of a multi-blade rotor in a rotary-wing aircraft
EP14400042.9 2014-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016034823A true JP2016034823A (ja) 2016-03-17
JP6067775B2 JP6067775B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=51662035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015088733A Active JP6067775B2 (ja) 2014-07-31 2015-04-23 回転翼航空機におけるマルチブレードロータのロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9950787B2 (ja)
EP (1) EP2979978B1 (ja)
JP (1) JP6067775B2 (ja)
KR (1) KR101714730B1 (ja)
CN (1) CN105292469B (ja)
CA (1) CA2889319C (ja)
PL (1) PL2979978T3 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6006452B1 (ja) * 2016-04-07 2016-10-12 ヒロボー株式会社 ヘリコプタのロータヘッド、マルチロータ型ヘリコプタ及びヘリコプタ
JP2022173053A (ja) * 2021-05-05 2022-11-17 エアバス ヘリコプターズ ドイチェランド ゲーエムベーハー 周期的ピッチ角調整装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3281869B1 (en) * 2016-08-11 2019-04-17 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH A control system for controlling at least collective pitch of rotor blades of a multi-blade rotor in a rotary-wing aircraft
US10161441B2 (en) * 2016-11-01 2018-12-25 Sikorsky Aircraft Corporation Self-lubricated bearings
CN206384149U (zh) * 2016-11-25 2017-08-08 深圳光启空间技术有限公司 变桨距传动机构
FR3059297B1 (fr) * 2016-11-30 2018-11-09 Airbus Helicopters Organe de commande, aeronef a voilure tournante et procede
JP2018096387A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 アイシン精機株式会社 歯車伝動機構
EP3366584B1 (en) * 2017-02-27 2019-04-17 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH Pitch control device for a ducted tail rotor of a rotorcraft
US10994840B1 (en) 2017-08-16 2021-05-04 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Thrust vectoring control of a cyclorotor
EP3590832B1 (en) 2018-07-05 2021-10-06 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH A control system for controlling the pitch of rotor blades
EP3590833B1 (en) 2018-07-05 2021-04-21 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH Composite materials in control elements for controlling the pitch of rotor blades
EP4039587A1 (en) * 2021-02-03 2022-08-10 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH A swashplate assembly with integrated electric motor
KR102539628B1 (ko) * 2022-02-25 2023-06-05 연세대학교 산학협력단 비행체

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3007530A (en) * 1958-07-29 1961-11-07 Doman Helicopters Inc Helicopter rotor head
US5599167A (en) * 1994-10-13 1997-02-04 Eurocopter France Device for controlling the pitch of the blades of a rotorcraft rotor

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2670804A (en) * 1946-11-22 1954-03-02 Autogiro Co Of America Aircraft having rotative sustaining blades and control mechanism for such aircraft
DE1481524A1 (de) 1967-02-25 1969-07-17 Messerschmitt Boelkow Blohm Stabilisierungseinrichtung fuer schnellfliegenden,entlasteten Drehfluegel-Rotor
FR2564057B1 (fr) 1984-05-14 1986-10-31 Aerospatiale Dispositif a plateaux cycliques montes sur articulations lamifiees pour la commande du pas des pales d'un rotor
DE8514910U1 (ja) * 1985-05-21 1986-11-27 Messerschmitt-Boelkow-Blohm Gmbh, 8012 Ottobrunn, De
FR2768997B1 (fr) 1997-09-30 1999-12-03 Eurocopter France Dispositif a plateaux cycliques de commande du pas des pales d'un rotor avec piste et doigt d'arret du plateau non tournant
FR2768996B1 (fr) * 1997-09-30 1999-12-03 Eurocopter France Dispositif a plateaux cycliques de commande du pas des pales d'un rotor avec entraineur de plateau tournant
US7037072B2 (en) 2004-03-03 2006-05-02 Carson Franklin D Rotor head for a rotary-wing aircraft
US8142158B2 (en) * 2005-12-02 2012-03-27 Sikorsky Aircraft Corporation Compact load path swashplate assembly

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3007530A (en) * 1958-07-29 1961-11-07 Doman Helicopters Inc Helicopter rotor head
US5599167A (en) * 1994-10-13 1997-02-04 Eurocopter France Device for controlling the pitch of the blades of a rotorcraft rotor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6006452B1 (ja) * 2016-04-07 2016-10-12 ヒロボー株式会社 ヘリコプタのロータヘッド、マルチロータ型ヘリコプタ及びヘリコプタ
JP2022173053A (ja) * 2021-05-05 2022-11-17 エアバス ヘリコプターズ ドイチェランド ゲーエムベーハー 周期的ピッチ角調整装置
JP7200410B2 (ja) 2021-05-05 2023-01-06 エアバス ヘリコプターズ ドイチェランド ゲーエムベーハー 周期的ピッチ角調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN105292469B (zh) 2017-07-11
CA2889319A1 (en) 2016-01-31
US9950787B2 (en) 2018-04-24
KR101714730B1 (ko) 2017-03-09
JP6067775B2 (ja) 2017-01-25
US20160031557A1 (en) 2016-02-04
CA2889319C (en) 2016-12-06
EP2979978A1 (en) 2016-02-03
CN105292469A (zh) 2016-02-03
KR20160016573A (ko) 2016-02-15
PL2979978T3 (pl) 2017-02-28
EP2979978B1 (en) 2016-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6067775B2 (ja) 回転翼航空機におけるマルチブレードロータのロータブレードのコレクティブピッチ及びサイクリックピッチを制御するための制御システム
US8142158B2 (en) Compact load path swashplate assembly
EP2778061B1 (en) Tiltrotor control system with two rise/fall actuators
US10654568B2 (en) Control system for controlling at least collective pitch of rotor blades of a multi-blade rotor in a rotary-wing aircraft
EP2778060B1 (en) Swashplateless active blade pitch control with a mechanical delta-3 restraint having an instantaneous blade pitch-flap coupling response
EP2679488B1 (en) Semi-levered articulated landing gear system
US9169735B2 (en) Blade-pitch control system with feedback swashplate
EP3286080B1 (en) Connector assembly for rotor head swashplate
US11447241B2 (en) Scissorless swashplate uniball
RU2533374C1 (ru) Вертолёт
RU2363620C2 (ru) Втулка несущего винта вертолета
JP2009051467A (ja) テールロータ装置およびヘリコプタ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6067775

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250