JP2016034465A - 洗髪ボウル及び納棺方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遺体や人が敷物上に仰臥している状態のままでその洗髪を簡易且つ確実に行うことのできる洗髪ボウルを提供する。
【解決手段】遺体や人が仰臥している敷物3上に設置される洗髪ボウル1であり、上端開放で有底の洗髪用空所9が設けられてなるボウル本体10を具える。ボウル本体10は、壁部16aに首部収容凹部22が設けられ、洗髪用空所9の底面23に、頭部25を水平状態で支持する枕部26を有する。頭部25と底面23との間に、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所が設けられ、首部20と首部収容凹部22の側面部との間に、洗髪のために手を挿入させ得る横挿入空所が設けられる。洗髪用空所9に設けられている吸引式の排水部27aの吸引部72が底面23に近接した状態で底面23上の洗髪廃液を吸引する。
【選択図】図7

Description

本発明は、遺体や人の洗髪を簡易且つ確実に行うことを可能とする洗髪ボウルに関するものであり、又、遺体を棺内に納めるに先立って遺体の洗髪を行う納棺方法に関するものである。
遺体を棺内に納める納棺方法の一例が特許文献1で開示されている。この納棺方法は、遺体の状態に応じて、遺体の損傷を修復すること、及び、遺体の損傷が進行するのを抑制することの少なくともいずれかを施す納棺準備工程と、遺体を棺内に寝かせる工程と、棺内にドライアイスを収容する工程を具えるものであり、これによって、遺体の状態に応じて納棺前の損傷を修復したり遺体の損傷が進行するのを抑制し仏衣を着せることで、遺族らが故人を見送る際、遺体を見たり遺体に触れたりしやすくせんとするものであった。
しかしながら、特許文献1が開示する納棺方法は、その納棺準備工程が、遺体の損傷を修復することと遺体の損傷が進行するのを抑制することだけの準備工程であって、納棺に先立って洗髪することについては記載がない。僅かに、段落0024に「髪を整える」と記載されているだけである。そのため特許文献1記載の納棺方法によるときは、遺体の頭皮や毛髪の清潔を保ち難い問題があった。
ところで、特許文献2は湯灌槽を開示しており、該湯灌槽は、遺体の頭部を洗い清めるための洗髪槽を有している。そのため、該湯灌槽を利用すれば、遺体を棺内に納めるに先立って洗髪を行うことができる。かかる湯灌槽を用いる湯灌は、遺体を網目状の担架に安置した状態で該担架を湯灌槽の頂部に懸架し、この状態で、貯湯タンクから供給される湯水を遺体に浴びせ遺体全体を洗い清め、この際に、遺体の頭部を洗い清めた湯水を洗髪槽で受けるものであった。
かかる構成の湯灌槽を用いれば洗髪を行うことが可能であり、このように頭部を洗い清めることにより、遺体の頭皮や毛髪の清潔を保つことができた。しかしそのためには、前記のように、網目状の担架に遺体を安置した後、該担架を湯灌槽の頂部に懸架し、この状態で湯水を遺体に浴びせて遺体全体の洗い清めを行うという大掛かりな作業を必要としたため、湯灌コストが高くつく問題があった。又湯灌槽が大きいために、作業を行うに必要な広いスペ−スを確保しなければならないが、このスペース確保ができないために該湯灌槽を用いて所要の湯灌を行うことができない場合もあり、加えて、かかる湯灌は長時間を要する問題もあった。
特開2009−114203号公報 特開2011−251002号公報
本発明は、主として前記従来の問題点に鑑み、湯灌を行うほどのコストを掛けることなく遺体の清潔を保持せんとして、又、湯灌におけるような広いスペ−スを要することなく遺体の清潔を保持せんとして、加えて、湯灌に比して作業時間を短縮しつつも遺体の清潔を保持せんとして開発されたものである。
そのために本発明は、外部に露出する遺体の頭部の清潔に着眼し、洗髪工程を含む納棺方法の提供を課題とするものであり、又、遺体や人が敷物上に仰臥している状態のままでその洗髪を簡易且つ確実に行うことを可能とする洗髪ボウルの提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る洗髪ボウルは、遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、上端開放で有底の洗髪用空所が設けられてなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、前記洗髪用空所に、頭部を支持する枕部が設けられており、又、前記洗髪用空所に、洗髪廃液を排水するための排水部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る洗髪ボウルのより好ましい態様は、遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、上端開放で有底の洗髪用空所が設けられてなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、該底面に、頭部を支持する枕部が設けられている。そして、該頭部と前記底面との間に、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所が設けられる如くなされると共に、前記首部と前記首部収容凹部の側面部との間に、洗髪のために手を挿入させ得る横挿入空所が設けられる如くなされている。又、前記洗髪用空所に吸引式の排水部が設けられ、該吸引式の排水部の先端をなし且つ前記底面上にある洗髪廃液を吸引する吸引部が、前記底面に近接状態にあり、乃至近接可能に設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る洗髪ボウルのより好ましい他の態様は、遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、上端開放で有底の洗髪用空所が設けられてなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、該底面に、頭部を支持する枕部が設けられている。そして、該頭部と前記底面との間に、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所が設けられる如くなされると共に、前記首部と前記首部収容凹部の側面部との間に、洗髪のために手を挿入させ得る横挿入空所が設けられる如くなされている。又、前記洗髪用空所に吸引式の排水部が設けられると共に前記底面に、該底面を流下した洗髪廃液を流入させる窪み部が設けられ、該吸引式の排水部の先端側部分が該窪み部に収容されており、乃至収容可能となされており、該吸引式の排水部の先端をなす吸引部が該窪み部内の洗髪廃液を吸引することを特徴とするものである。
吸引式の排水部を有する前記の各洗髪ボウルにおいて、該吸引式の排水部を、その先端をなす吸引部が、前記底面に近接した下向き状態と、該吸引部が上を向いた上向き状態との間で回動可能となすのがよい。
前記吸引部を、前記首部収容凹部が設けられている前側の壁部と対向する後側の壁部の下端部分に設けると共に、前記底面を、その前側からその後側に向けて下方に傾斜する如く構成するのがよい。
窪み部が設けられている前記洗髪ボウルにおいて、前記吸引部による吸引は、前記窪み部における水深が基準水深以上の時に水位検知器のオン検知信号を受けてポンプが稼動することにより開始される一方、該基準水深よりも低い状態にあっては、該水位検知器のオフ検知信号を受けて該ポンプの稼働が停止し、該吸引が停止状態となる如く構成するのがよい。
本発明に係る洗髪ボウルのその他の態様は、遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、上端開放で有底の洗髪用空所が設けられてなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、前記洗髪用空所に、頭部を支持する枕部が設けられている。又、前記壁部の下端部分及び/又は前記枕部の下端部分に、排水路が横向きに設けられており、該排水路が廃液収容タンクに連設される如くなされていることを特徴とするものである。
本発明に係る洗髪ボウルのその他の態様は、遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、上端開放で有底の洗髪用空所が設けられなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、前記洗髪用空所に、頭部を支持する枕部が設けられている。又、前記底面に設けられた排水孔に横向きの排水路が設けられており、該排水路が廃液収容タンクに連設される如くなされていることを特徴とするものである。
前記の各洗髪ボウルにおいて、前記ボウル本体の上縁部分の上面の、前記首部収容凹部を除いた部分が、洗髪時において前腕を支持する前腕支持部となる如く構成するのがよい。
前記の各洗髪ボウルにおいて、前記洗髪用空所を構成する前記ボウル本体を、前記洗髪用空所を構成する容体部と、該容体部を構成する内壁部の上端で外方に向けて屈曲する上端張出し部と、該上端張出し部の先端で下方に向けて屈曲して前記内壁部を取り囲む外壁部とを具え、該外壁部の下端は前記容体部の底部の下面よりも稍下方に突出したものとし、該突出した下方突出部分が前記敷物の上面部に食い込み状態となる如く構成するのがよい。
前記の各洗髪ボウルにおいて、前記首部収容凹部の前記下部と前記枕部の上面をクッション性を有する樹脂素材で構成するのがよい。
前記の各洗髪ボウルにおいて、前記首部収容凹部の前記下部の上面と前記枕部の上面が、クッション性を有する樹脂素材からなるカバー部材でカバーされる如く構成するのがよい。
本発明に係る洗髪ボウルのより好ましい態様は、遺体や人が仰臥している敷物上に設置される遺体用洗髪ボウルであって、上端が開放され且つ有底の洗髪用空所が設けられてなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が、該壁部をその上端から下方に向けて円弧状乃至U字状に凹ませて設けられると共に、前記洗髪用空所の底面に、頭部を支持する枕部が設けられている。そして、前記ボウル本体は、前記洗髪用空所を構成する容体部と、該容体部を構成する内壁部の上端で外方に向けて屈曲する上端張出し部と、該上端張出し部の先端で下方に向けて屈曲して前記内壁部を取り囲む外壁部とを具え、該外壁部の下端は前記容体部の底部の下面よりも稍下方に突出しており、該突出した下方突出部分が前記敷物の上面部に食い込み状態となる如く構成されている。又、前記外壁部の外面部の周方向で見た形状は、平面視で角丸の正方形状を呈しており、前記首部収容凹部は、前記ボウル本体の壁部の正方形状の一辺をなす前側の壁部において、前記上端張出し部と前記内壁部と前記外壁部とを下方に向けて円弧状乃至U字状に凹ませて設けられており、前記頭部と前記底面との間に、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所が設けられる如くなされると共に、前記首部と前記首部収容凹部の側面部との間に、洗髪のために手を挿入させ得る横挿入空所が設けられる如くなされている。又、前記ボウル本体の上縁部分の上面の、前記首部収容凹部を除いた部分が、洗髪時において前腕を支持する前腕支持部となる如く構成されており、又、前記洗髪用空所の、前記前側の壁部と対向する後側の壁部寄りの下端部分の左右方向中央部位に吸引式の排水部が設けられており、該吸引式の排水部は、その先端をなす吸引部が前記底面に近接した下向き状態と、該吸引部が上を向いた上向き状態との間で回動可能となされ、該下向き状態で、該吸引部が前記底面上にある洗髪廃液を吸引することを特徴とするものである。
本発明に係る納棺方法は、遺体を棺内に納めるに先立って、該遺体が敷物上に仰臥したままの状態で該遺体の洗髪を行うことを特徴とするものである。
本発明に係る納棺方法のより好ましい態様は、遺体を棺内に納めるに先立って、前記した洗髪ボウルの何れかを用いて、該遺体が敷物上に仰臥したままの状態で該遺体の洗髪を行うことを特徴とするものである。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明によるときは、遺体や人を極力動かすことなく、仰臥状態のままで洗髪できる利点がある。これによって、遺体や人に極力負担を掛けることなく、その洗髪を簡易且つ確実に行うことができる。特に遺体を対象とする場合は、納棺の作業性向上と納棺費用の低減を期し得ると共に、省スペ−スを図って洗髪でき、しかも作業時間の短縮にも寄与し得る。
(2) 本発明に係る洗髪ボウルを、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所と横挿入空所が設けられる如く構成する場合は、頭部の下側部分や頭部の側面部分を洗髪する際、ドライヤーを掛ける際、タオルで頭髪の水分を拭き取る際等において、頭部を持ち上げたり頭部を横向きにしたりする作業を極力行わないで済む。これによって、遺体の場合は、その損傷を極力生じさせることなくこれらの作業を容易且つ確実に行うことができる。
(3) 前記吸引式の排水部の先端をなす吸引部を前記洗髪用空所の底面に近接状態にして洗髪廃液を吸引除去する構成を採用する場合は、該底面に洗髪廃液が極力残らないようにしかも効率的に排水できる。
このように該底面に洗髪廃液が極力残らないように排水できることから、前記枕部の高さを極力低く設定できることとなり、従って、洗髪時における頭部を水平状態乃至それに近い状態に保持できることとなり、遺体や人を、自然な寝ている状態に保持しながら洗髪できることとなる。かかることから、特に遺体の場合は、頭部を上向きの傾斜状態に不自然に屈曲させて見栄えを悪化させることがなく、又、遺体の損傷を招きにくい。
(4) 前記洗髪用空所の底面に、該底面を流下した洗髪廃液を流入させる窪み部を設け、前記吸引式の排水部の先端側部分を該窪み部に収容可能とするときは、前記吸引部と前記底面との間の水深も無くすことが可能となる。
この際、前記吸引部による廃液吸引を、前記窪み部における水深が基準水深以上の時に水位検知器のオン検知信号を受けてポンプが稼働することにより開始できる一方、基準水深よりも低い状態にあっては、該水位検知器のオフ検知信号を受け該ポンプの稼働が停止、該吸引が停止状態となる如く構成するときは、ポンプのオン・オフを自動制御できることとなる。
(5) 前記吸引式の排水部を、その先端をなす吸引部が前記底面に近接した下向き状態と、該吸引部が上を向いた上向き状態との間で回動可能とするときは、該吸引式の排水部を下向き状態とすることにより、前記のように洗髪廃液を吸引できる。そして、該下向き状態で前記吸引部が前記底面に近接状態となることから、該底面に洗髪廃液が殆ど残らない状態にして洗髪を行うことができる。又、該上向き状態とすることにより、該吸引部を覆うフィルター部の掃除やフィルターの交換を容易に行うことができる。
前記排水部を、前記首部収容凹部が設けられている前側の壁部と対向する後側の壁部寄りの下端部分に設けると共に、該底面が、その前側からその後側に向けて下方に若干傾斜する如く構成するときは、前記底面に近接状態にある吸引部の下側近傍にはある程度の水位があったとしても、前側の底面部分には水位がほとんどない状態となすことが可能となる。これによって、洗髪された髪の毛が洗髪廃液に漬かるのを防止でき、ドライヤ−掛けも確実に行うことができる等、洗髪が不良となるのを防止できる。
(6) 前記ボウル本体の壁部の下端部分及び/又は前記枕部の下端部分に、排水路を横向きに設け、該排水路が廃液収容タンクに連設される如く構成するときは、前記底面上の洗髪廃液を自然流下により該廃液収容タンクに流入させることができる。
(7) 前記ボウル本体の上縁部分の上面の、前記首部収容凹部を除いた部分を前腕支持部とする場合は、頭髪に対するシャンプー掛けやシャワー洗髪、頭部の持ち上げ、タオルによる頭部の水分の拭き取り、髪の毛の乾燥等の各種作業時において、洗髪を行う作業者がその前腕を該前腕支持部に支持させることによって、作業を安定的に楽に行うことができる。
(8) 前記ボウル本体の容体部を構成する内壁部を外壁部で取り囲むように構成し、該外壁部の下端を該容体部の底部の下面よりも稍下方に突出させ、該突出した下方突出部分が前記敷物の上面部に食い込み状態となるように構成する場合は、該食い込み状態となることによって洗髪ボウルを敷物上でより安定化させることができる。
(9) 前記首部収容凹部の下部と前記枕部の上面をクッション性樹脂素材で構成し、或いは、該下部の上面と該枕部の上面を、クッション性樹脂素材からなるカバー部材でカバーする如く構成する場合は、前記首部収容凹部の下部で首部の下面部が支持される場合において該下部で首部が支持されている状態や、前記枕部で頭部が支持されている状態に極力無理を掛けない利点がある。
(10)前記ボウル本体の外壁部の外面部の周方向で見た外形を、平面視で正方形状を呈する左右対称の形態に構成する場合は、部屋における、遺体や人の仰臥している場所によらず、作業者が、洗髪ボウルの右側或いは左側の適切な場所にて簡易且つ確実に洗髪できる利点がある。
本発明に係る洗髪ボウルを示す斜視図である。 それに設けられている吸引式の排水部と、これに連結される吸引管を示す斜視図である。 吸引式の排水部が設けられていない状態の洗髪ボウルを前側から見た斜視図である。 その後側から見た斜視図である。 その下側から見た斜視図である。 敷物上において仰臥状態にある遺体の頭部が洗髪ボウルに収容されている状態を示す斜視図である。 その断面図である。 敷物に仰臥状態にある遺体の頭部が枕で支持されている状態を示す斜視図である。 処理装置を示す斜視図である。 頭部にシャワ−洗髪を施している状態を示す斜視図である。 下挿入空所と横挿入空所を説明する説明図である。 底面が傾斜状態にある場合における洗髪廃液の吸引状態を示す説明図である。 頭髪にシャンプ−掛けをしている状態を示す斜視図である。 両前腕を前腕支持部に支持させて頭部を持ち上げる場合を示す説明図である。 頭髪の水分を拭き取っている状態を示す斜視図である。 頭髪にドライヤー掛けをしている状態を示す斜視図である。 吸引式の排水部の上向き状態を示す断面図である。 水平管状の吸引式の排水部の先端の吸引部で洗髪廃液を吸引する場合の問題点を説明する説明図である。 洗髪用空所の底面に、洗髪廃液を流入させる窪み部を設けた場合を示す断面図である。 洗髪用空所の底面上の洗髪廃液を自然流下により廃液収容タンクに流入させるように構成した場合の一例を示す断面図である。 洗髪用空所の底面上の洗髪廃液を自然流下により廃液収容タンクに流入させるように構成した場合の他の例を示す断面図と平面図である。 洗髪用空所の底面上の洗髪廃液を自然流下により廃液収容タンクに流入させるように構成した場合のその他の例を示す断面図である。
図1〜5は、遺体用に応用された洗髪ボウル1を示すものであり、該洗髪ボウル1は、遺体2が敷布団やマットレス等の敷物(例えば敷布団3a)3上に仰臥したままの状態(図6〜7に示す状態)でも遺体の洗髪を簡易且つ確実に行うことを可能とする。
該遺体用の洗髪ボウル1は、図6に示すように、遺体2が仰臥している敷布団3a上において、図8に示すように頭部25を支えている枕5に替えて設置される。この際、図6〜7に示すように、該敷布団3a上の該頭部25側に防水シ−ト6を敷き、該防水シ−ト6上に洗髪ボウル1を設置するのがよい。
該洗髪ボウル1の具体的な構成は図1〜5に示すように、上端7が開放され且つ有底の洗髪用空所9が設けられてなるボウル本体10を具え、該ボウル本体10には、図9に示す処理装置13に組み込まれたポンプ(図示せず)の吸引作用によって洗髪廃液を吸引する吸引管11の端部12(図1〜2)が連結される。該処理装置13には、ポンプの稼動によってシャワーヘッド14(図9〜10)に湯水を供給するシャワー装置と、前記洗髪用空所9内の洗髪廃液をポンプで吸引排水する吸引排水装置とが組み込まれている。本実施例においては、該処理装置13の高さは400mm程度と低く設定されており、該シャワー装置は節水型のものであり、シャワーヘッド14からは細い湯水が噴出する如くなされ、シャワー噴出面15を図10に示すように頭皮に接近状態にして湯水を噴出させ、髪の毛や頭皮の汚れを洗い流すようになされている。そして本実施例においては図10に示すように、該シャワ−ヘッド14に設けられている把手部18を片手で持つように構成されており、該把手部18に、前記シャワ−装置をオン・オフさせるためのスイッチ24a(図9)が設けられている。該シャワーヘッド14は、その不使用時においては図9に一点鎖線で示すように、処理装置13の掛具28に掛けられた状態に収容されると共に、洗髪時には、該シャワーヘッド14に連結されている送水管8を所要長さに引出し可能となされている。
そして前記ボウル本体10は、図1、図3〜5、図6〜7に示すように、その壁部16の所要部位に、上端17が開放し且つ下部19で遺体2の首部20の下面部21(図6〜7)を支持し得る首部収容凹部22が設けられている。該下部19が該下面部21を必ず支持するとは限らず、該下面部21が該下部19から浮き上がることもあるが、以下の実施例においては、該下部19が該下面部21を支持する場合について説明する。該首部収容凹部22は、該壁部16を、その上端から下方に向けて円弧状乃至U字状に凹ませて設けられており、該首部収容凹部22の底面23よりも上側に位置させて設けられている。従って該下部19は、該底面23の上方に位置されている。又、図1、図3〜4に示すように、前記洗髪用空所9の底面23に、該下部19で首部20(図6〜7)の下面部21が支持されてなる遺体の頭部25を水平状態で支持する枕部26が突出状態に設けられている。ここに水平状態とは、見た目で水平を呈する状態を言い、厳密な水平を意味するものではなく、若干上向き状態で支持されたり、若干下向き状態で支持される場合を含む。なお、前記下部19や前記枕部26上に適宜タオル等を載せて頭部25を水平状態に支持する場合も、枕部26が頭部25を水平状態で支持することに該当する。そして前記洗髪用空所9に、図1で示すように、排水部27が設けられている。該排水部27は、本実施例においては吸引式の排水部27aとして構成されている。
これをより具体的に説明すれば、図1、図7において、前記ボウル本体10は、前記洗髪用空所9を構成する容体部29と、該容体部29を構成する内壁部30の上端31で外方に向けて屈曲する上端張出し部32と、該上端張出し部32の先端34で下方に向けて屈曲し且つ前記内壁部30を取り囲む外壁部33とを具えている。該ボウル本体10の前記洗髪用空所9の深さは、洗髪時にシャンプ−の泡や水が飛散しにくく、又、ヘアドライ時に髪の毛が周辺に飛散しにくいように設定される。
そして本実施例においては、図5、図7、図11に示すように、該外壁部33の下端35は前記容体部29の底部36の下面37よりも稍下方に突出しており(例えば3〜10mm程度、好ましくは5mm程度突出しており)、該突出した下方突出部分39が、図7に示すように、前記防水シ−ト6と前記敷布団3aからなる敷物3の上面部40に食い込み状態となる如く構成され、本実施例においては、この状態で、該下面37が敷物3の上面部40に接した状態となるように構成されている。このように該下方突出部分39が該上面部40に食い込み状態となることによって、洗髪ボウル1を敷物3上でより安定化させ得る。
かかる構成を有する外壁部33の外面部41の周方向で見た形状は、本実施例においては図1に示すように、平面視で角丸(角丸部分を図1において符号42で示す)の正方形状を呈しており、前記首部収容凹部22は、前記ボウル本体10の壁部16の正方形状の一辺をなす前側の壁部16aにおいて、前記上端張出し部32と前記内壁部30と前記外壁部33とを下方に向けて円弧状に凹ませて設けられている。そして、前記内壁部30の内面部43も角張った部分を有していない。
又、かかる構成を有するボウル本体10は、本実施例においては、一枚板状の合成樹脂シ−ト(軽量で、ある程度の強度を有する樹脂素材を用いるのがよい)を例えば真空成形により屈曲させて構成されている。そのため該ボウル本体10は、汚れが付着し易い繋ぎ目がなく、洗髪ボウル1の清潔を保てる。又、外壁部33の外面部41にも内壁部30の内面部43にも角張った部分がないことから、洗髪時において、該内面部43で怪我をする恐れがない。そして、用いる樹脂の色としては、付着した髪の毛や血液、体液が目立ちにくいように茶系色等の適宜色を選択する。特に光沢を持たせることで、付着した白髪を目立ちにくくなし得る。
そして、前記頭部25と前記底面23との間に、例えば図11、図7、図10に示すように、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所45が設けられる如くなされると共に、例えば図10〜11に示すように、前記首部20と前記首部収容凹部22の側面部46との間に、洗髪のために手を挿入させ得る横挿入空所47が設けられる如くなされている。
本実施例においては図1、図3〜4、図7、図11に示すように、前記ボウル本体10の内壁部30の内面部43には、前記首部収容凹部22と前記枕部26とが存する前部分49(図4)を除いて、上下2段に段差部50が設けられており、該段差部50のリブ作用によって前記内壁部30が補強されている。なお、該段差部50は、該段差部50における水切りを良好とするために、内方に向けて下方に稍傾斜した傾斜面として形成するのがよい。
又、前記枕部26の上面51は、図4、図11に示すように、左右方向線を含む垂直面内で円弧状に湾曲されており、前記頭部25を安定的に支持できるように、又、頭部25を左右に傾けた場合にも安定しやすいようになされている。そして該枕部26は、図4に示すように、前記前側の壁部16aの内面部54に一連に連なって設けられており、その上面の前側部分52は、前方に向けて上方に円弧状に傾斜する円弧状面として構成されている。
又、前記洗髪用空所9の底面23は略水平面状を呈しており本実施例においては図12に示すように、後方に向けて下方に若干傾斜している。そして該洗髪用空所9は、下端から上端に向けて稍拡大するように構成されている。
又図1に示すように、前記ボウル本体10の上縁部分の上面(本実施例においては、前記上端張出し部32の上面)59の、前記首部収容凹部22を除いた部分60が、洗髪時において前腕61を支持する前腕支持部62となるように構成されている。例えば図10、図13〜16に示すように、頭髪に対するシャンプ−掛け(図13)やシャワ−洗髪(図10)、頭部の持ち上げ(図14)、タオルによる頭髪の水分の拭き取り(図15)、頭髪の乾燥(図16)等の各種作業時において、正座姿勢や立膝姿勢、膝立姿勢等の適当姿勢で洗髪を行う作業者がその前腕61を該前腕支持部62に支持させることによって、作業を安定的に楽に行うことができる。
又、図1〜2、図7、図12に示すように、前記洗髪用空所9の、前記前側の壁部16aと対向する後側の壁部16b寄りの下端部分の左右方向中央部位に、前記吸引式の排水部27aが設けられている。本実施例においては図1に示すように、前記後側の壁部16b寄りの下端部分の左右方向中央部位に設けられた取付け孔63(図3)に固定される水平管部65の内端部66に、垂直面内で回転可能の前記吸引式の排水部27aが設けられている。そして該水平管部65は、図2、図7に示すように、前記外壁部33の後側壁部67の下端部分に設けた欠切部69(図4〜5)を通して、その外端連結部70が該外壁部33から後方に稍突出しており、該突出した外端連結部70に、前記処理装置13(図9)から延びる前記吸引管11の端部12(図2)が着脱可能に連結されている。
かかる構成を有する吸引式の排水部27aは、図7、図12に示すような、その先端をなす吸引部72が前記底面23に近接した下向き状態73と、図17に示すような、該吸引部72が上を向いた上向き状態75との間で回動可能となされている。該下向き状態73を呈したとき、本実施例においては図7、図12に示すように、該吸引部72と前記底面23との間に1〜5mm程度の間隔、例えば3mm程度、好ましくは2mm程度の間隙が生ずるようになされている。
そして該下向き状態73(図7)で、前記シャワーヘッド14に設けられているスイッチ24b(図9)がオンされて前記ポンプが稼働することにより、前記底面23上にある洗髪廃液が順次吸引され、従って、該底面23上に水深が殆どない状態となし得る。本実施例においては図12に示すように、前記底面23が、その前側からその後側に向けて下方に若干傾斜しているため、前記吸引部72の下側近傍には1〜5mm程度の水位があったとしても(例えば3mm程度の水位があったとしても)、前側の底面部分23aには水位が殆どない状態となすことが可能となる。これによって、洗髪された髪の毛が洗髪廃液に漬かるのを防止でき、後述のドライヤ−掛けも確実に行うことができ、洗髪が不良となるのを防止できる。
本発明においては、前記吸引式の排水部27aの先端をなす吸引部72を前記底面23に近接状態に設けることとしているため、前記枕部26の高さを低くしても洗髪後の髪の毛が、底面23に残留する洗髪廃液に漬かりにくい。そして、このように枕部26を低くできる結果、遺体の頭部25を、図7で示すように、枕で支持されているのと略同様の自然な水平状態に保持できることとなる。即ち、頭部25が枕部26で水平状態に支持されている図7に示す状態は、頭部25が枕5で水平状態に支持されている図8に示す状態と略同様である。
そして本実施例においては、前記吸引式の排水部27aを、下向き状態73(図7、図12)と上向き状態75(図17)との間で回動可能としているため、これを図7、図12に示すように下向き状態73とすることにより洗髪廃液の吸引が可能である。該下向き状態で、前記吸引部72が前記底面23に近接状態となることから、前記のように、該底面23に洗髪廃液が殆ど残らない状態にして洗髪を行うことができる。又、前記上向き状態75(図17)とすることにより、該吸引部72が上を向くため、該吸引部72を覆うフィルタ−部の掃除やフィルタ−の交換を容易に行うことができる。
ここで、前記吸引式の排水部27aを下向き状態73にして前記吸引部72を前記底面23に近接状態として洗髪廃液を吸引することの利点をより詳しく説明する。本発明に係る洗髪ボウル1は図7に示すように、敷物3上に設置されるものであるため、理美容用の洗髪台のように、ボウル本体10の底部36に排水口を設けて下方に向けて洗髪廃液を排水するということができない。そのために本実施例においては図7に示すように、吸引式の排水部27aの先端をなす吸引部72を前記底面23に近接状態にして洗髪廃液を吸引除去することとしている。このように吸引部72を底面23に近接状態にして吸引するため、ボウル本体10の底部36に排水口を設けて下方に向けて排水することができないといった問題点を解決できながら、該底面23に洗髪廃液が極力残らないように排水できる。これによって、前記枕部26の高さを極力低く設定でき、従って、洗髪時における遺体の頭部を水平状態に支持でき、遺体を、仰臥している自然な状態に維持しながら洗髪できることとなる。かかることから、頭部25を上向きの傾斜状態に不自然に屈曲させて見栄えを悪化させることがなく、又、遺体の損傷を招きにくい。
なお、前記吸引部72を前記底面23に近接状態とするのではなく、該吸引部72の高さを前記底面23からより高く設定したとすれば、次のような問題が生ずることとなる。例えば図18に示すように、前記吸引式の排水部27aを水平管状に構成し、その先端の吸引部72が洗髪廃液を吸引する如く構成したとすれば、前記底面23における水深が高くならざるを得ないために、洗髪された髪の毛が洗髪廃液に漬からないようにするためには、前記枕部26の高さをより高くしなければならなくなる。前記のように本発明に係る洗髪ボウル1は、遺体2が仰臥している敷物3上において、枕に替えて設置されるものであるため、前記枕部26の高さがこのように高くなると、図18に示すように、遺体の頭部25がその先端側が高くなる屈曲状態になってしまい、洗髪状態の見栄えが悪くなってしまうために好ましくない。又、遺体に負担を掛けることにもなるために好ましくない。但し本発明には、図18に示すような態様となる場合も含まれる。
又、前記洗髪ボウル1によるときは、前記のように下挿入空所45や横挿入空所47が設けられるため(図11)、該下挿入空所45と該横挿入空所47に手を挿入させることにより、頭部の下面部分25a(図11)や頭部の側面部分25b(図11)を洗髪する際、ドライヤーを掛ける際、タオルで頭髪の水分を拭き取る際等において、頭部を持ち上げたり頭部を横向きにしたりする作業を極力行わないで済む。これによって、遺体の損傷を極力生じさせることなく、これらの作業を容易且つ確実に行うことができる。
なお本実施例においては、図1等に示すように、前記ボウル本体10の外壁部33の外面部41の周方向で見た形状が平面視で正方形状を呈しており、左右対称の形態を有している。そのため、部屋における、遺体や人の仰臥している場所によらず、作業者が、洗髪ボウルの右側或いは左側の適切な場所にて簡易且つ確実に洗髪できる利点がある。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 本発明に係る洗髪ボウル1は、前記した遺体用としての他、介護用途等、人の洗髪に用いることも可能である。
(2) 図19(A)は、前記底面23を流下した洗髪廃液を流入させる窪み部79を設け、前記吸引式の排水部27aの先端側部分80を該窪み部(例えば10mm程度の深さを有する)79に収容させた状態を示している。このように構成すれば、図12において示す前記吸引部72と前記底面23との間の水深も無くすことが可能となる利点がある。特に図19(B)は、該吸引式の排水部27aを前記した下向き状態73(図12)と前記上向き状態75(図17)との間で回動可能とした場合を示している。
このように吸引排水部27の先端側部分80を窪み部79に収容させる場合は、吸引部72による廃液吸引を、該窪み部79における水深が基準水深以上の時に、水位検知器のオン検知信号を受けてポンプが稼動することにより開始できるように構成する一方、基準水深よりも低い状態にあっては、該水位検知器のオフ検知信号を受けて該ポンプの稼働が停止することにより該吸引が停止状態となる如く構成することができる。これにより、ポンプのオン・オフを自動制御できることとなる。
(3) 本発明において、遺体や人が敷物上に仰臥しているとは、床面や畳面に敷いた敷物上に仰臥している場合の他、ベッドの上面やストレッチャ−の上面等のある程度の高さを有する面に設置された敷物上に仰臥している場合を含むものである。
(4) 図20は、前記壁部16の下端部分に排水路27b(本発明に係る排水部27の一種)を横向きに設け、該排水路27bを、廃液収容タンク83の上端開口84又は側部開口に連設した状態を示している。該廃液収容タンク83は、前記敷物3から外れた畳面や床面等の下の段の上面85に設置することができ、該上面85と敷物3の上面部40との間の落差で、前記底面23上の洗髪廃液を自然流下により該廃液収容タンク83に流入させるようになされている。該排水路27bは、該自然流下に支障がなければ、前記壁部16の下端部分の適宜部位に設けてよく、又、前記横向きとは、水平状態の横向きの他、斜め下方向きの横向きであってもよい。
図21は、前記枕部26の下端部分に排水路27c(本発明に係る排水部27の一種)を横向きに設けた場合を示すものであり、該排水路27cを、前記内壁部30と外壁部33との間の空間部87(図21(B)、図5)に這わせたホ−ス89に連結し、該ホ−スの端部を、前記と同様の廃液収容タンク83(図20)に連設した状態を示している。これによって、図20における場合と同様にして、前記下の段の上面85と敷物3の上面部40との間の落差で、前記底面23上の洗髪廃液を自然流下により該廃液収容タンク83に流入させることができる。該排水路82は、前記自然流下に支障がなければ、前記枕部26の下端部分の適宜部位に設けてよく、又、前記横向きとは、水平状態の横向きの他、斜め下方向きの横向きであってもよい。
図22は、前記洗髪用空所9の前記底面23の所要部位(例えば、後側の壁部寄りの下側部分の左右方向中央部位)に設けられた排水孔27d(本発明の排水部27の一種)に横向きの排水路92を設け、該排水路92を、図20に示すと同様の廃液収容タンク83の上端開口又は側部開口に連設した状態を示している。これによって、図20における場合と同様にして、前記下の段の上面85と敷物3の上面部40との間の落差で、前記底面23上の洗髪廃液を自然流下により該廃液収容タンク83に流入させることができる。なお、この場合も、前記ボウル本体10の容体部29を構成する内壁部30を外壁部33で取り囲むように構成し、該外壁部33の下端を該容体部29の底部36の下面37よりも稍下方に突出させ、該突出した下方突出部分39が前記敷物3の上面部40に食い込み状態となるように構成しているため、該下方突出部分39が該上面部40に食い込み状態となることによって、前記下面37が該上面部40に当接しなくても、洗髪ボウル1を敷物3上で安定化させることができる。
図20〜22に係る洗髪ボウルにおいては、前記と同様にして、前記頭部25と前記底面23との間に、例えば図11、図7、図10に示すと同様に、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所45が設けられる如くなされると共に、例えば図10〜11に示すように、前記首部20と前記首部収容凹部22の側面部46との間に、洗髪のために手を挿入させ得る横挿入空所47が設けられる如くなされている。
なお前記排水路27b,27cは、前記壁部16の下端部分及び前記枕部26の下端部分の双方に設けることもできる。特に、遺体や人がベッド上やストレッチャー上等の高い位置で仰臥状態にあるときは、前記廃液収容タンク83の容積を大きくすることができる。又、前記排水孔27dが設けられる前記底面23には、例えば図19に示されている窪み部79の底面23aも該当する。
(5) 前記排水部27、前記吸引式の排水部27aを設ける部位や前記排水路27b,27c,前記排水孔27dを設ける部位は、前記底面23上の洗髪廃液を良好に排水できる限り、制約はない。
(6) 前記首部収容凹部22の前記下部19で首部が支持されている状態や前記枕部26の上面51で頭部が支持されている状態に極力無理がかからないようにするため、前記首部収容凹部22の前記下部19と前記枕部26の前記上面51を、ウレタン樹脂等のクッション性を有する樹脂素材で構成することもできる。或いは、該首部収容凹部22の前記下部19と前記枕部26の前記上面51を、ウレタン樹脂等のクッション性を有する樹脂素材からなるカバ−部材で同時に又は個別にカバ−するように構成することもできる。
(7) 前記ボウル本体10は、前記外壁部33を具えない一重壁構造に構成されることもある。
(8) 前記ボウル本体10の前記壁部16の外面部の周方向で見た形状は、これが前記敷物3上に設置されて頭部25を洗髪するに支障のないものであれば、前記した平面視で角丸の正方形状を呈するものには特定されず、平面視で円形状や楕円形状、長方形状等の他の形態を呈するものであってもよい。ここにボウル本体10の前記壁部16の外面部とは、該ボウル本体10の前記壁部16が前記内壁部30と前記外壁部33とからなる二重壁構造である場合は、前記したように該外壁部33の外面部41が該当するが、該壁部16が前記一重壁構造である場合はその外面部が該当する。
(9) 前記首部収容凹部22の形態は、首部20を無理なく収容でき且つ頭部25の洗髪に支障を生じさせないものであれば、前記した円弧状やU字状を呈するものの他、台形状等の他の形態を呈するものであってもよい。
(10)遺体や人がベッド上やストレッチャー上等の高い位置で仰臥状態にあるときも、頭部25の洗髪を行う作業者が、前屈姿勢等でその前腕61を前記前腕支持部62に支持させることにより、その洗髪を安定的に楽に行うことができる。
(11)前記外壁部33に設けられている前記下方突出部分39は省略してもよい。
(12)前記枕部26は、前記ボウル本体10の前記前側の壁部16aの内面部54等の前記内面部43に設けられて、前記底面23から浮き上がった状態とされることもある。
(13)前記枕部26で頭部25が支持された状態で、首部20が前記首部収容凹部22の下部19から浮き上がった状態となることもある。
1 洗髪ボウル
2 遺体
3 敷物
5 枕
6 防水シ−ト
9 洗髪用空所
10 ボウル本体
11 吸引管
16 壁部
16a 前側の壁部
16b 後側の壁部
19 下部
20 首部
22 首部収容凹部
23 底面
25 頭部
26 枕部
27 排水部
27a 吸引式の排水部
27b 排水路
27c 排水路
27d 排水孔
29 容体部
30 内壁部
32 上端張出し部
33 外壁部
39 下方突出部分
41 外面部
45 下挿入空所
47 横挿入空所
62 前腕支持部
79 窪み部
83 廃液収容タンク

Claims (16)

  1. 遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、
    上端開放で有底の洗髪用空所が設けられてなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、前記洗髪用空所に、頭部を支持する枕部が設けられており、
    又、前記洗髪用空所に、洗髪廃液を排水するための排水部が設けられていることを特徴とする洗髪ボウル。
  2. 遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、
    上端開放で有底の洗髪用空所が設けられてなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、該底面に、頭部を支持する枕部が設けられており、
    該頭部と前記底面との間に、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所が設けられる如くなされると共に、前記首部と前記首部収容凹部の側面部との間に、洗髪のために手を挿入させ得る横挿入空所が設けられる如くなされており、
    又、前記洗髪用空所に吸引式の排水部が設けられ、該吸引式の排水部の先端をなし且つ前記底面上にある洗髪廃液を吸引する吸引部が、前記底面に近接状態にあり、乃至近接可能に設けられていることを特徴とする洗髪ボウル。
  3. 遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、
    上端開放で有底の洗髪用空所が設けられてなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、該底面に、頭部を支持する枕部が設けられており、
    該頭部と前記底面との間に、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所が設けられる如くなされると共に、前記首部と前記首部収容凹部の側面部との間に、洗髪のために手を挿入させ得る横挿入空所が設けられる如くなされており、
    又、前記洗髪用空所に吸引式の排水部が設けられると共に前記底面に、該底面を流下した洗髪廃液を流入させる窪み部が設けられ、該吸引式の排水部の先端側部分が該窪み部に収容されており、乃至収容可能となされており、該吸引式の排水部の先端をなす吸引部が該窪み部内の洗髪廃液を吸引することを特徴とする洗髪ボウル。
  4. 前記吸引式の排水部は、その先端をなす吸引部が、前記底面に近接した下向き状態と、該吸引部が上を向いた上向き状態との間で回動可能となされていることを特徴とする請求項2記載の洗髪ボウル。
  5. 前記吸引式の排水部は、その先端をなす吸引部が、前記底面に近接した下向き状態と、該吸引部が上を向いた上向き状態との間で回動可能となされていることを特徴とする請求項3記載の洗髪ボウル。
  6. 前記排水部が、前記首部収容凹部が設けられている前側の壁部と対向する後側の壁部寄りの下端部分に設けられると共に、前記底面が、その前側からその後側に向けて下方に傾斜していることを特徴とする請求項1、2又は4記載の洗髪ボウル。
  7. 前記吸引部による吸引は、前記窪み部における水深が基準水深以上の時に水位検知器のオン検知信号を受けてポンプが稼動することにより開始される一方、該基準水深よりも低い状態にあっては該水位検知器のオフ検知信号を受けて該ポンプの稼働が停止し、該吸引が停止状態となる如く構成されていることを特徴とする請求項3又は5記載の洗髪ボウル。
  8. 遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、
    上端開放で有底の洗髪用空所が設けられなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、前記洗髪用空所に、頭部を支持する枕部が設けられており、
    又、前記壁部の下端部分及び/又は前記枕部の下端部分に、排水路が横向きに設けられており、該排水路が廃液収容タンクに連設される如くなされていることを特徴とする洗髪ボウル。
  9. 遺体や人が仰臥している敷物上に設置される洗髪ボウルであって、
    上端開放で有底の洗髪用空所が設けられなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が設けられると共に、前記洗髪用空所に、頭部を支持する枕部が設けられており、
    前記底面に設けられた排水孔に横向きの排水路が設けられており、該排水路が廃液収容タンクに連設される如くなされていることを特徴とする洗髪ボウル。
  10. 前記ボウル本体の上縁部分の上面の、前記首部収容凹部を除いた部分が、洗髪時において前腕を支持する前腕支持部となることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の洗髪ボウル。
  11. 前記洗髪用空所を構成する前記ボウル本体は、前記洗髪用空所を構成する容体部と、該容体部を構成する内壁部の上端で外方に向けて屈曲する上端張出し部と、該上端張出し部の先端で下方に向けて屈曲して前記内壁部を取り囲む外壁部とを具え、該外壁部の下端は前記容体部の底部の下面よりも稍下方に突出しており、該突出した下方突出部分が前記敷物の上面部に食い込み状態となることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の洗髪ボウル。
  12. 前記首部収容凹部の下部と前記枕部の上面がクッション性を有する樹脂素材で構成されていることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の洗髪ボウル。
  13. 前記首部収容凹部の下部の上面と前記枕部の上面が、クッション性を有する樹脂素材からなるカバー部材でカバーされることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の洗髪ボウル。
  14. 遺体や人が仰臥している敷物上に設置される遺体用洗髪ボウルであって、
    上端が開放され且つ有底の洗髪用空所が設けられてなるボウル本体を具え、該ボウル本体は、その壁部の所要部位において且つ該洗髪用空所の底面よりも上側に位置させて、上端が開放して首部を収容させる首部収容凹部が、該壁部をその上端から下方に向けて円弧状乃至U字状に凹ませて設けられると共に、前記洗髪用空所の底面に、頭部を支持する枕部が設けられており、
    前記ボウル本体は、前記洗髪用空所を構成する容体部と、該容体部を構成する内壁部の上端で外方に向けて屈曲する上端張出し部と、該上端張出し部の先端で下方に向けて屈曲して前記内壁部を取り囲む外壁部とを具え、該外壁部の下端は前記容体部の底部の下面よりも稍下方に突出しており、該突出した下方突出部分が前記敷物の上面部に食い込み状態となる如く構成されており、
    前記外壁部の外面部の周方向で見た形状は、平面視で角丸の正方形状を呈しており、前記首部収容凹部は、前記ボウル本体の壁部の正方形状の一辺をなす前側の壁部において、前記上端張出し部と前記内壁部と前記外壁部とを下方に向けて円弧状乃至U字状に凹ませて設けられており、
    前記頭部と前記底面との間に、洗髪のために手を挿入させ得る下挿入空所が設けられる如くなされると共に、前記首部と前記首部収容凹部の側面部との間に、洗髪のために手を挿入させ得る横挿入空所が設けられる如くなされており、
    又、前記ボウル本体の上縁部分の上面の、前記首部収容凹部を除いた部分が、洗髪時において前腕を支持する前腕支持部となる如く構成されており、
    又、前記洗髪用空所の、前記前側の壁部と対向する後側の壁部寄りの下端部分の左右方向中央部位に吸引式の排水部が設けられており、該吸引式の排水部は、その先端をなす吸引部が前記底面に近接した下向き状態と、該吸引部が上を向いた上向き状態との間で回動可能となされ、該下向き状態で、該吸引部が前記底面上にある洗髪廃液を吸引することを特徴とする洗髪ボウル。
  15. 遺体を棺内に納めるに先立って、該遺体が敷物上に仰臥したままの状態で該遺体の洗髪を行うことを特徴とする納棺方法。
  16. 遺体を棺内に納めるに先立って、請求項1〜14の何れかに記載の洗髪ボウルを用いて、該遺体が敷物上に仰臥したままの状態で該遺体の洗髪を行うことを特徴とする納棺方法。
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